ガヴリール「そうそうこの天使の輪っかには色々機能があるんだ」
ヴィーネ「機能？天使力とかそういうこと？」
ガヴリール「それもあるんだけどもっと実用的なんだ」
ヴィーネ「天使力ほど実用的なものもないと思うけど……」
ガヴリール「取り敢えずこの輪っかを外すだろ」
ヴィーネ「外れるの……」
元スレ
ガヴリール「この輪っかすごい便利なんだ」ヴィーネ「輪っかって天使の輪？」
http://viper.2ch.sc/test/read.cgi/news4vip/1492434800/
ガヴリール「で、これを持って公園に行くだろ」
ヴィーネ「出るの？」
ガヴリール「行った体で」
ヴィーネ「そう……」
ガヴリール「であとはこれを円盤投げのようになげる」
ヴィーネ「そうすると？」
ガヴリール「フリスビー」
ヴィーネ「……」
ガヴリール「揚力？みたいなのは天使力で補っている」
ヴィーネ「それだけ？」
ガヴリール「いやいや例えば何処かにいったり木に引っかかっても天使力で手元に戻すことができる」
ヴィーネ「す、すごいわね……？」
ガヴリール「まあこれはほんの一部だけどな」
ヴィーネ「他にもあるの？」
ガヴリール「他にもあるぞ」
ガヴリール「まず小物を少し離れた場所において……」
ヴィーネ「ふむふむ」
ガヴリール「で、輪っかを小物に向かってなげる」
ヴィーネ「……もしかして」
ガヴリール「輪投げ」
ヴィーネ「……」
ガヴリール「これであと一個で取れるのに！というときに大活躍」
ヴィーネ「いや輪投げ屋さんでやったら駄目でしょ」
ガヴリール「あと少しコントロールできるから絶対はいる！」
ヴィーネ「もっと駄目でしょ」
ガヴリール「まだあるんだよ」
ヴィーネ「……」
ガヴリール「見たくない？」
ヴィーネ「一応見るわよ」
ガヴリール「やった」
ガヴリール「これ伸縮自在なんだよ」
ヴィーネ「伸びるの？」
ガヴリール「こうやって……」ｸﾞｲｰ
ヴィーネ「……大きい輪っかね」
ガヴリール「それでまた公園とかに行くだろ」
ヴィーネ「出るの？」
ガヴリール「出ないよ」
ガヴリール「こう輪っかの中に入って」
ヴィーネ「……あ、それここでやっていいの？」
ガヴリール「腰に当てて……」
ヴィーネ「離れよ」
ガヴリール「勢いをつけて腰を振る！」
ｶﾞｯｼｬｰﾝ
ガヴリール「……」
ヴィーネ「下手くそね」
ガヴリール「……」
ヴィーネ「ほ、ほかはないの？」
ガヴリール「ほか！？いいよ見せてあげる！」
ヴィーネ「や、やったー……？」
ガヴリール「熱々の湯呑みがあるでしょ？」
ヴィーネ「うん」
ガヴリール「このまま持つとすごく熱い」
ヴィーネ「そうでもないけどね」
ガヴリール「……」
ヴィーネ「そ、そうね！熱いわね！」
ガヴリール「で、湯呑みを適当な場所まで通して」
ヴィーネ「浮かすの！？」
ガヴリール「……で輪っかを縮める」
ヴィーネ「湯呑みにピッタリ輪っかが……」
ガヴリール「で、このまま湯呑みを持っても熱くない！」
ヴィーネ「そ、そう……」
ガヴリール「……」
ヴィーネ「……」
ガヴリール「まだあるよ？」
ヴィーネ「も、もういいわよ……」
ガヴリール「よかった！」
ヴィーネ「え？あ、違っ……」
ガヴリール「輪っかをもっと小さくします！」
ヴィーネ「続けるの……」
ガヴリール「はい、手を出して」
ヴィーネ「手？はい」
ガヴリール「違う違う左手」
ヴィーネ「左？はい」
ガヴリール「ちゃーんちゃーちゃちゃーんちゃーん♪」
ヴィーネ「結婚式？」
ガヴリール「ちゃちゃちゃちゃちゃんちゃんちゃーん♪」
ヴィーネ「あぁ……」
ガヴリール「じゃあつけるね」
ヴィーネ「いやいらないわよ」
ガヴリール「え……」
ヴィーネ「え？」
おわり
