ガヴリール「ん?今更何言ってるんだ?取れるぞ」フキフキ
サターニャ「(輪っかを拭いてる…)」
ガヴリール「よし、綺麗になった」モドシ
サターニャ「知らなかったわ、ちょっと貸しなさいよ」
ガヴリール「は?やだよ」
元スレ
サターニャ「ガヴリールの輪っかって取れるの!?」
http://viper.2ch.sc/test/read.cgi/news4vip/1492267825/
サターニャ「いいじゃない少しくらい!減るもんじゃないんだから!」
ガヴリール「はぁー、仕方ないな。少しだけだぞ」ヒョイ
サターニャ「………クックック…んなーっはっはっは!!かかったわねガヴリール!大悪魔である私に簡単に輪っかを渡すだなんて!」
ガヴリール「え、なに」
サターニャ「覚悟しなさい!!」
ガヴリール「おい扱いには気をつけ」
サターニャ「」パリーン
ガヴリール「あああああああっ!!」
サターニャ「んなーっはっはっは!輪っかが真っ二つになったわ!!」
ガヴリール「あ…、あ、おい!何てことするんだよ!」
サターニャ「クックック、輪っかが割れてる天使だなんて格好つかないでしょうね!!」
ガヴリール「そういう、こと、じゃ………」パタン
サターニャ「あれ?ガヴリール?」
ガヴリール「…………」
サターニャ「ガヴリール?ちょっと?どうしたの?」
ガヴリール「…………」
サターニャ「ガヴリール!」ユサユサ
ガヴリール「…………」
サターニャ「そ、そうよ!割れてるけど輪っかを戻せば………あれ?輪っかの光が消えてる…」
ガヴリール「…………」
サターニャ「う、嘘でしょ?まさか……」
ヴィーネ「ガヴー、サターニャー」
サターニャ「ぎゃあああ!!ヴィネット!」
ヴィーネ「何をそんなに驚いてるのよ。あれ?ガヴは寝てるの?」
サターニャ「えっと……」
ヴィーネ「ん?」
ヴィーネ「天使の輪っかを割ったぁ!?」
サターニャ「ちょ、ちょっと悪戯のつもりだったのよ!!それが…」
ヴィーネ「ガヴ!」ユサユサ
ガヴリール「…………」
ヴィーネ「…………」
ガヴリール「…………」
ヴィーネ「死んでる…」
ヴィーネ「何してるのよ!!こんなの悪戯で済まされるわけないでしょ!?」
サターニャ「あ……」ガクガク
ヴィーネ「と、とにかく、天使のことは天使に聞くのが早いわ!ラフィを呼んでくるから!」
サターニャ「う、うん…」ガクガク
ラフィエル「輪っかを割ったんですか!?」
サターニャ「ご、ごめんなさい…」ガクガク
ラフィエル「天使は輪っかがないと死んでしまうんですよ?サターニャさんのしたことは殺人と変わりません」
サターニャ「そ、そんなこと知らないわよぉ…」
ラフィエル「ガヴちゃんもそんな大事なものを人に触らせたりはしないと思うんですが」
ヴィーネ「あんた、ガヴの輪っかを無理矢理取ったんじゃないでしょうね?」
サターニャ「ち、違うわよ!!最初は嫌がってたけど、ガヴリールは触らせてくれたわ」
ラフィエル「そうですか……。ではきっとサターニャさんのことを信頼してたんでしょうね」
サターニャ「!?」
ラフィエル「でなければ、自分の命に繋がる輪っかを触らせたりはしません」
サターニャ「そんな……ガヴリール……」
サターニャ「教えてラフィエル!!どうしたら輪っかは元通りになるの!?私、ガヴリールに謝らなきゃ……!!」
ラフィエル「そうですね。ではこれを」スッ
サターニャ「これは、ガムテープ?」
ヴィーネ「待って!こんなのでくっつけてガヴは生き返るの!?」
ラフィエル「一時的に繋げれば、あとはガヴちゃんの天使力次第で輪っかは繋がると思いますよ」
サターニャ「よ、良かった……!!」
サターニャ「」バリバリィ
サターニャ「」ペタペタ
サターニャ「できたわ!!」
サターニャ「これをガヴリールの頭に……」スッ
ガヴリール「…………」ピカァ
サターニャ「光ったわ……!!」
ガヴリール「ん……」
ヴィーネ「ガヴ!目が覚めた!?」
ラフィエル「ガヴちゃん、気分はどうですか?」
ガヴリール「あー…」
サターニャ「ガヴリール……!」ウルウル
ガヴリール「サターニャ、お前」
ガヴリール「ふざけんなあ!!」バシッ
サターニャ「いたあああ!!」
ガヴリール「くそー、魂だけ天界に帰っちゃってたよ」
サターニャ「ガヴリール……」
ガヴリール「んだよ」
サターニャ「ご、ごめん、なさい……」
ガヴリール「…………」
サターニャ「私知らなかったわ、輪っかが割れると死んじゃうなんて……」
ガヴリール「……ふん。知らないだろうな。知らない奴に触らせた私も悪かったよ」
サターニャ「ガヴリール……!!」パアア
サターニャ「もう大丈夫よ!次触る時は気をつけるわ!!」
ガヴリール「また触る気かよ」
おわり