ガヴリール(やべ、まさか全員乗るとは思わなかったぞ……実はルールわからんなんて言えないぞ……)
サターニャ(まさかやることになるなんて……)
ヴィーネ(ルールわかんないんだけど大丈夫かな……)
ラフィエル(ルールわかりませんがサターニャさんに敗けることはないでしょう)
サターニャ「まあ、早く初めましょ」
ガヴリール「待て。まずは場決めってもんをやるはずだ」
サターニャ「……!そ、そうね」
ラフィエル(ガヴちゃん……知っているようですね))
ヴィーネ(ここは出しゃばらずにガヴについてったほうが良さそうね)
元スレ
ガヴリール「脱衣麻雀しようぜ(ルールよく知らんが)」 サターニャ「いいわよ(ルールわからないけど)」
http://viper.2ch.sc/test/read.cgi/news4vip/1494058920/
ガヴリール「……」
サターニャ「……」
ラフィエル「……」
ヴィーネ「……」
ガヴリール(くそ、場決めのやり方もわからないんだがな……でしゃばった以上ここは)
ガヴリール「さて、サターニャはどこに座るのかなー」
サターニャ「!?」
ラフィエル(やりますねぇ)
サターニャ「え、ええとぉ……」
ガヴリール「なんだぁ?場決めがわからないわけじゃあないだろうな」
サターニャ「あ、当たり前じゃない!!」
サターニャ(ええいままよ!!)
バッ
ヴィーネ(牌を拾った……?)
サターニャ「私は9……さああなた達も引きなさい!」
ガヴリール(た、たしかに場決めでは牌を引いてたような気がする……なるほど、こうするのか)
ガヴリール「ふーん9かぁ……私は8か」
ヴィーネ(数字の大小で決まる……!?)
ヴィーネ「私は……これは……棒が7本あるから……7かしら?」
ラフィエル「私は……○が1つ……1ですね」
ガヴリール「おいサターニャ。さっさと座れ」
サターニャ「え、ええ!」
サターニャ(多分これは……数字が大きい人順!)
ガヴリール「じゃあ私はここだ」
ヴィーネ(二人共特に考えてないように思える……これは好きに座って良さそう)
ラフィエル(私は空いてるここですね)
ガヴリール(この後どうすればいいんだ……)
ガヴリール「おいサターニャ。なにしてるんだ?」
サターニャ「え!?」
ガヴリール「お前が一番大きい数字だったんだから親ってやつをやるんだろうが」
サターニャ(親……!聞いたことある……でも親だから何を……)
ヴィーネ(さすがガヴね……サターニャを利用してる……)
ラフィエル(やりますねぇ)
サターニャ(そういえばこれを並べてたわね……)
サターニャ「ええいままよ!!」
シュババババババババッ
ガヴリール(な、なんだこのぐちゃぐちゃな……何かは!)
サターニャ「ステージは……魔界の湖……!」
ガヴリール(ステージ!?)
ヴィーネ(ステージ!?)
ラフィエル(ステージですか!?)
サターニャ「そして私の手札は……これ!」
ガヴリール(9枚取った……これは……さっき引いた数字の枚数ってことか!?)
ガヴリール「じゃあ私は……これだ」
ヴィーネ(なるほど……さっきの……)
ヴィーネ「じゃあ私はこれ」
ラフィエル(これは数が多いほうが有利な気もしますが……とりあえず1枚……)
サターニャ(そして多分親とかいうのが最初に行動するはず……)
サターニャ(多分ここから持ってくる……はず)チャ
サターニャ「……」
ガヴリール(ただ拾うだけ……?でもそれじゃあ山札?にあたるなにかがなくなって終わりだろ……)
ガヴリール(拾うだけじゃないはずだ!)
ガヴリール「で、どうするんだ?」
サターニャ「!?」
サターニャ(この後何かしなきゃいけないのね……!何を……!)
サターニャ「この123をオープン!……ターンエンドよ」
ガヴリール(……誰も何も言わない。確かに3枚で1つの組を作るってのは聞いたことがある。間違ってはいないようだな)
ガヴリール(じゃあ私も)
ガヴリール(しかし……私にはない……。どうするんだ……)
サターニャ「あら?どうしたのかしらガヴリール……早くしなさい」
ガヴリール(いや!そういえば相手の出したものを取れるルールを聞いたことがある!!)
ガヴリール(賭けに出るか!)
ガヴリール「その3もらい!そして私が345をオープンでターンエンドだ」
サターニャ(そんなことが!)
ヴィーネ(次は……私……)
ヴィーネ(とりあえずみんなに続いて……冒険はしちゃ駄目……ここは大人しくいきましょう……)
ヴィーネ(3つの……これは連番だけじゃなくてもいいはず……)
ヴィーネ「じゃあ私はこれ(888m)で……終わり。次はラフィよ」
ラフィエル「私は1枚しかないので自ずと……これを拾って終わりで……」
ラフィエル(……いえ。ずっとむかしに見た動画では……牌を持ってきた後捨てていたような気もします!)
ラフィエル「これはいりません」ポイッ東
ガヴリール(そういうこともできるのか!)
サターニャ(さすがラフィエル……やるわね……。あの様子を見ると……持ってる数が少なければ少ないほうが良さそうな雰囲気……)
チャッ
サターニャ(くっ……何も揃ってない……)
サターニャ「じゃ、じゃあこれはいらないから捨てるわ」
ガヴリール(なるほど、いらなければ捨てることもできる……おそらく……ルールは……先に手札を全部晒したほうの勝ち……!)
ガヴリール(だとしたらラフィエルが有利だ……今回は諦めたほうがいいかもしれないな……)
ガヴリール「次はヴィーネだ」
ヴィーネ「ええ……」
ヴィーネ「ラフィ、いいわよ」
ラフィエル「……あ」
サターニャ「?」
ラフィエル「リーチです!」
サターニャ(リーチ!?き、聞いたことがあるわ!)
ガヴリール(確かにリーチっていうのが麻雀用語だってどこかで聞いたことがある!)
ヴィーネ(あと一歩であがれるときには宣言しないといけないのね!)
サターニャ「むむ……私だって……」
サターニャ(いらない……)ポイッ
ラフィエル「それです!!」
ガヴリール「出和了りか」
ラフィエル「そ、そうです。出和了りというものです!」
サターニャ「ぐっ……!?」
ラフィエル「どうしました?負けたんですから」
サターニャ(ま、負けたら何かするはず……ええと……これは脱衣麻雀……)
パサッ
サターニャ「じゃあ……まずはネクタイ……!」
ヴィーネ(出したものであがられたら1枚脱ぐ……!!!!)
ラフィエル(なるほどなるほど……調子がつかめてきました。このゲームの本質……見えました!)
ガヴリール(さて……サターニャが親だったが……どうなるんだ?)
ラフィエル「……」
ラフィエル(順当に考えれば……隣に流れてガヴちゃん、あるいは今あがった私……それかあがられたサターニャさん)
ラフィエル(……いえ、自分で引いてあがる場合もあります。それを考慮すればサターニャさんはない……)
ラフィエル(……そういえばさっきは場決めとやらで引いた数で手札の枚数を決めました。次は……?)
ラフィエル(不確定要素が多すぎます……ここは)
ガヴリール「ラフ
ラフィエル「ガヴちゃん?どうかしましたか?」
ガヴリール(っ!!!)
ガヴリール(くそ……ま、まずはフィールドを選ばないと……)
ガヴリール(まてよ……たしかこの牌ってやつは重ねてなかったか!?)
ガヴリール(ならば……)
ガガガガガガガガガガガガガッ
サターニャ「こ、これは……」
ガヴリール「今回のステージは……ピラミッドだ!」
ガヴリール「ピラミッドステージ……崩せばもちろん……チョンボだ!」
サターニャ(チョンボ!聞いたことある……ちょっとした凡ミス!!!!)
ラフィエル(やりますねぇ。ですが……それでも状況は変わりませんよ)
ラフィエル(さあ手札の枚数問題……どう処理します?)
ガヴリール「……」
ガヴリール「サイコロ……っ!」
ヴィーネ(サイコロ!た、たしかにっ!サイコロを使ってたような気がする!)
ガヴリール「7か……じゃあ私は7枚だ」
ヴィーネ「つ、次は私ね……枚数は……4!」
ラフィエル「私は……10……!」
サターニャ「私は……2!!!!!」
ガヴリール(俄然有利なサターニャ……!ピンチだな……!)
ガヴリール(もし……もしもだ……あれがあがり一歩手前だとしたら……?)
ガヴリール(い、いや……そんなわけあるか!そんな確率……っ)
ガヴリール「いけっ!」
サターニャ「……ニヤリ」
ガヴリール「あがらないならおとなしくしてろ!!」
ヴィーネ「次は私……」
ヴィーネ「ラフィ、どうぞ」
ラフィエル「はい」
ラフィエル(サターニャさんの手……気味が悪いですね……)
ラフィエル「ん、234ができました」
サターニャ「次は私ね……」
サターニャ「クク……ッ!!」
サターニャ「……スーパーリーチ!!」
ガヴリール(スーパーリーチ!?最初からリーチのときはそうなるのか!?)
ヴィーネ(リーチの強化版みたいなの……そんなのがあったような気がする!)
ラフィエル(なんという豪運!!)
サターニャ「きたわ……ぬるりと!」
サターニャ「あがりよ!!」
ガヴリール「一発目で!?」
サターニャ「ふふ……ほらどうしたの?脱ぎなさい?」
ラフィエル(おそらく脱ぐのは……私達全員……)ヌギヌギ
ヴィーネ(確か自分で引いた時はみんなが減点になってたような気もするし……)ヌギヌギ
ガヴリール「くっ……私の親が……」
ヴィーネ(次は……私が親!ステージ選択をしないと……)
カチャカチャ...
ヴィーネ「ステージは……スクエア!!」
ガヴリール(おおっ!?なんか……それっぽいぞ!?)
ヴィーネ「そしてダイスロール!」
サターニャ(ヴィネット……やるわね!!)
ヴィーネ「7……」
ラフィエル「8……」
サターニャ「12……こ、これは!?」
ガヴリール「10……」
ガヴリール(……なんだあのサターニャの反応は……気になるな……)
4巡目
サターニャ「ククク……」
ガヴリール(サターニャのやつ……一度も捨てずに何をやってんだ……?)
サターニャ「この10枚を生贄にし……この棒を10本召喚!更にこの6枚を特殊召喚!!」
東!南!西!北!白!中!
サターニャ「セブンヘッドドラゴンリーチ!!!」
ラフィエル(10本の棒に6枚の牌……リーチということはあと一つで牌は7つに……)
ラフィエル(こっこれは……!!)
サターニャ「震えよ怯えよ!!みよ!火のように赤い大きな竜であるっ!!」
ラフィエル(十本の角に七つの頭!これは……!!!!!!!)
ガヴリール(黙示録の獣!!!!!!!!!!!!)
ラフィエル(た、たしかに……1枚ずつの形のあがりを見たことがあります……!まさかサターニャさん……!)
ヴィーネ(なになになにこれは……!!ラフィやガヴの反応を見るとすんごい手っていうのはわかる……!!)
ガヴリール(くっ……中国発祥のゲームだと思っていたがまさか黙示録が絡んでいたとは……!!)
ラフィエル(あんなものあがられたら……服1枚だけでは済まないような気がします……!)
サターニャ「なーっはっはっはっ!」
ガヴリール「!?」
サターニャ「いーらない」
ガヴリール「びびらせんな!!」
ガヴリール(なあに。ビビる必要はない。おそらく当たりは發だろう。それを出さなきゃいいだけの話だ)
ガヴリール(数字の連番か同じ数字を3つ重ねるゲーム……パズルみたいなもの……!)
ガヴリール(サターニャが引く前に私が上がればいい!効率だ……効率を重視しろ!)
ヴィーネ(うー……ばらばら……あがれる気がしない……でもサターニャにあがられたら……)
ヴィーネ(ラフィ……これならラフィに上がってもらったほうが……1枚で済むなら安い方じゃないかしら……)
ヴィーネ(このゲームにおいて5という数字はとても有用……でもラフィはそれを序盤に捨ててる……)
ヴィーネ(5の利用価値はラフィもわかってるはず……なのに捨てたってことは……23や78の形で持ってるってことじゃない!?)
ヴィーネ(なら……1を出せば……!)
ラフィエル「それもらいます!!」
ラフィエル「これで私も……リーチです!」
ガヴリール「ナイス!!」
サターニャ「ぐっ……」
ラフィエル「さ、どうぞサターニャさん」
サターニャ「ちっ……いらないっ」ポイッ
ラフィエル「ふふ……」
サターニャ「なっ」
ラフィエル「それです!あがりです!!」
サターニャ「な゛ぁああああっ!!」
ラフィエル「さ、脱いでもらいましょうか♪」
サターニャ(これで私はネクタイと靴下を失った……私以外はネクタイだけ……くっ)
ラフィエル「さて……私の親ですね……」
ラフィエル「ステージは……神殿……!!」
ガヴリール(神殿!!!!中央に捲られた牌は……白……なんだ!?)
ラフィエル「奉られたのは白ですか……ふふ」
サターニャ(たっ奉る!?で、でも……確かに1枚だけ最初からめくれてるの見たことある!!)
ラフィエル「はい、サターニャさんの番ですよ」
サターニャ(う……白が2枚……あの白ほしいぃ……!)
サターニャ(で、でもあれを動かしたらチョンボになるかも……それだけはごめんだわ)
サターニャ(それにこれは1種につき4枚ずつある……幸いあと1枚あるわ……焦らない焦らない……)
サターニャ「はい、ガヴリール」
ガヴリール「ああ……」
ガヴリール(しかし……ただ組を揃えるだけかと思ったらまさか黙示録まで出てくるとは……このゲーム奥が深いぞ……)
ガヴリール(それにこのステージ……奉られた白が気味悪い……様子見だな)
ヴィーネ(白……いらない……)
サターニャ「それもらうわっ!!」
ガヴリール(おっ!白が4枚見えた!これで黙示録の獣はなくなった!)
ラフィエル(さて……ブラフをかけてみたもののどうしましょうか。幸い私はもとから4枚でしたし軽くあがりに向かいましょうか)
ラフィエル「777sができました。リーチです。はいサターニャさん」
サターニャ「その7sをもらうわ……はい789s」
ガヴリール(こいつら手が早そうだ……私は降りたほうがいいな。確か自分で捨ててるものではあがっちゃいけないっていうルールがある)
ガヴリール(それを現物という……。その現物を捨て続ければ私が脱ぐことはない)
10巡目
サターニャ「あ!ガヴリールそれ――」
ガヴリール「ん?これはサターニャの現物だぞ?」
サターニャ「え?あ、そ、そうね!そうだったわー」
サターニャ(な、なに!?あがれないの!?なんで……現物ってなに……!?)
ヴィーネ(あれは……サターニャが捨てている牌……なるほど。聞いたことがあるかも)
ラフィエル「うふふ……あがりでーす。全員脱いでくださーい」
サターニャ「ちょっと!スーパーリーチでもないのに全員脱がせられるの!?」
ラフィエル(……言われてみれば。ただの手と1巡目でリーチをかけたスーパーリーチ……差ができて当然ともいえば……)
ラフィエル「私としたことが……そうでした。ではサターニャさんだけに脱いでもらいましょうか」
サターニャ「あ」
ガヴリール(ばーか。そんなこと言ったらそうなるに決まってんだろ)
サターニャ(ぐっぐぐぐ……まあブラウスよね……ブラジャーぐらい見られてもいいし……)
サターニャ(でもこれで親は……)
ラフィエル「えっと……親の連チャン、ですよね」
サターニャ(連チャン!!聞いたことある!!連続チャレンジ……!!親は連続でできる!!)
一方その頃 天界
ハニエル「んーカン!」
タプリス「うー私の海底牌が……!」
ハニエル「これで流局……やったートップだー!」
マルティエル「強いですね」
ゼルエル「私の自慢の妹だからな」
タプリス「もう一半荘やりましょう!」
タプリス(天真家の方々ははとても強い……きっと天真先輩もとても強いはず!)
タプリス(待っていてください!このタプリス!修行して天真先輩にふさわしい相手になります!)
ラフィエル「さーて……次のステージは……」
チャッチャッチャッ
ラフィエル「サークルです!!」
ガヴリール(円!!)
ヴィーネ(歪みない円だけど……)
サターニャ(中心に伏せられた牌が怖い……!!)
ラフィエル「父と子と精霊の御名において……」
ガヴリール(三位一体!?白發中は繋げて出せるのか!?)
ラフィエル「更に……333もできています」
ガヴリール(エンジェルナンバーか!!!いよいよわからなくなってきたぞ!!!)
ヴィーネ(黙示録に三位一体……なんてスピリチュアルなの……!!
サターニャ(どういうこと……!?こわい……!!)
ガヴリール(3の数字がもつ意味は……アセンデッドマスターが近くにいるということ……)
ガヴリール(333はより強力に働いている……父と子と精霊の御名において……まさか……まさか……!!)
ガヴリール(あの中央に伏せられた牌は……イエス・キリスト!!!!!!!これはまたとんでもないのがおいでなすった!!!)
ヴィーネ(ガヴの怯えよう……ラフィはまたすごいことをやろうとしてるのね……!!)
ラフィエル(イエス様が見ています……必ずや……このあがりを決めてみせます!!)
サターニャ(でも……こっちだってすごいんだから!!!)
サターニャ「オープン!」つ12346789m
ガヴリール「おいおい3つずつじゃないと……はっ!?」
サターニャ「ふっ……気がついたわね」
ガヴリール(何も気づいてないけど……いや、あるとすれば……1から9まで続く数になりかけているということ!!)
ガヴリール(そのキーとなるのは……5!いつもならまだしも……このスピリチュアルな気が満ちている場では見過ごせん!!)
ガヴリール(5のエンジェルナンバーは……変化……五角形や☆……しかしこの卓は四角形だ。その力は弱いんじゃないか?)
ガヴリール(……否!!この四角形を底面とし……真上に頂点をとれば……四角錐!!!!!!!!!!)
ガヴリール(くそっ!!キリストはすでに囚われていたのか!!!!!!)
サターニャ「さあ……来なさいッ!!)
ガヴリール(こいつ!キリストを持っていきやがった!!)
サターニャ「きたきたきたぁああああああっ!!!!ストレートフラッシュ!!!」
サターニャ「さあ、みんな脱ぎなさい!!」
ガヴリール(くっ……これは見事なあがりだ……全員脱がせるのも納得だ)
サターニャ「さあ!私の親よ!」
サターニャ(これで私は残りはブラとスカートとパンツだけ……)
サターニャ(それ以外はまだネクタイと靴下を失っただけ……)
サターニャ(ピンチであることには変わりない……でも……やるしかない!)
サターニャ「ステージは……ウロボロス!!!!」
ガヴリール(ウロボロス!!!!!!!!!!!!!!)
ヴィーネ(一見するとさっきのラフィのサークルと変わらない……ただこっちは中央の不気味な牌はない……)
ヴィーネ(でも……なにこのプレッシャー……!)
ラフィエル(環状の蛇はありとあらゆる宗教で関わっています……この流れでウロボロス……なにかおぞましいものを感じます……!)
サターニャ「さあ……闇に飲まれなさい!!!!!」
ガヴリール(くっ……下手に動いたら食われそうだ……だが……引くわけにはいかない……!)
ガヴリール(いや……待てよ。そうだ……考えてみればサターニャの服はあと3枚しかないじゃないか。三回脱いだらおしまいだ)
ヴィーネ(ガヴリールがとたんに落ち着いた…………なるほど。わけのわからない勢いに飲まれかけていたわ)
ヴィーネ(これはサターニャの精一杯の虚勢!あと少しで敗北してしまうという現状、私達の目をそこからそらすための!)
ヴィーネ(なんて強い子……!この子……勝つためならなんでもする気だわ!)
ラフィエル(なんとしても……サターニャさんより先にあがります!!!)
サターニャ(なーんて強気に振る舞ってみたはいいけど……みんな意外と焦りを見せてないわね……)
サターニャ(まずわ……何か……何かないの……!?)
サターニャ(!!!!666を捨てているところに更に6を引いた!!4つあるとなにかあったはず!!)
サターニャ「4つ目の6がきたわ!!」
ガヴリール「なんだと!?」
ガヴリール(なにがあるんだ!?)
ガヴリール(4つ目……なんなんだ!)
ヴィーネ(なんだっけ!)
ラフィエル(思い出せません!)
サターニャ「それにより……私はもう一度自分の番を続行できる……!」
ガヴリール(もう一回引く……確かにそんな感じだった……!)
ヴィーネ(くっ……)
ラフィエル(私達全員一回休みにされたようなもの……!)
サターニャ「ふふふ……闇の力が満ちてきたわね……」
ガヴリール(手が重い……)
ガヴリール(これが闇の力なのか……!?光と闇は表裏一体……同じ形だがだからこそ闇の力が満ちるのも説得力がある!)
ヴィーネ(手が進んだ!)
ガヴリール(そうだ!ヴィーネがいるじゃないか!悪魔のヴィーネは闇に強い!!)
ラフィエル(ここはヴィーネさんに任せましょう!)
サターニャ(なるほど……ヴィネットに託したわね。いいわヴィネット!かかってきなさい!!)
ヴィーネ(勝負よサターニャ!!!)
サターニャ「きたぁきたぁっ!リーチ!!」
ガヴリール(くっ……ヴィーネの手札は15枚……終わりか……!)
ガヴリール(ん!?15だと……?と、いうことは……まさか……!!!)
ガヴリール「ヴィーネ!こいつを使え!!」
ヴィーネ「西!!!!!!!!!」
ラフィエル(ガヴちゃんが……西の聖牌を託した!!!!!!!!)
ヴィーネ「ありがとう!!10枚を生贄にして―――――」
サターニャ「な!!!ま、まさか―――――――!!!!!」
ヴィーネ「特殊召喚!!」
東!南!西!北!白!發!
ラフィエル(黙示録の獣再び――――――――――――!!!!!!)
ラフィエル「リーチしているからサターニャさんは中を掴んでもあがれないのなら出すしかない!!」
サターニャ(そうなの!?!!)
ヴィーネ「サターニャ……この生贄はなにかわかる?」
ドン!!!!
サターニャ「三種類の4と5!?」
サターニャ「ま、まさか……」
ヴィーネ「そう……私は序列45番の偉大なる王にして伯爵……ヴィネを生贄にしたの!!」
サターニャ「!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
サターニャ(不屈!それは何が何でもあがるという意志の表れ!!!!!!!!!!!)
ガヴリール「ウロボロスが……鳴いている―――――――――!!!!!」
サターニャ「あっ……あっ……!!」
ラフィエル「闇に飲まれたのは……サターニャさんの方でしたね」
サターニャ「あぁぁっ……!!」ポロッ
ヴィーネ「それよ!!!!」
ヴィーネ「セブンヘッドドラゴン!!!!!!!」
サターニャ「ぎゃあああああああああああああああああああ!!!!」
ガヴリール「き、決まったあああああああああああああああああ!!!!!」
ラフィエル「ウロボロスステージで黙示録の獣……いいものを見ました」
サターニャ(七首竜直撃……これはきっと……1枚じゃ済まないっ……)
ガヴリール「終わりだな」
ラフィエル「ですね」
ヴィーネ「そうね」
サターニャ「くっ……!!!」
サターニャ「大悪魔は約束を違えない……ルールはルールよ……!!!!」
ドン!!
ラフィエル「なんと見事な脱ぎっぷり……!!!!!!」
サターニャ「でもまあ……楽しかったわ――――――――」
サターニャ「また打ちましょう!」
数日後...
サターニャ「くるわよ~……くるわよぉ……!」
サターニャ「来たッ!デーモンズゲートォ!」
ラフィエル「あーやられましたぁ……私も……もう少しでナインゲートオブヘブンだったんですけどねぇ……」パラッ
サターニャ「ひぃ~!あっぶないあぶっない!」
ラフィエル「ほら~七萬が奉られているところからの……ほらっほらほらほら!!」
ガヴィーネ「うーわっ!あっぶな!」
サターニャ「でもほら、ステージがヨルムンガンドで闇のオーラが強かったからね~」
ガヴリール「くそー私も四大天使を降臨させようとしたんだがなーあとウリエルだけだったわー」
サターニャ「もう紙一重!ほんと神一重!!」
ヴィーネ「すっごい接戦ねー……私は場を抑えるので精一杯だったわーやっぱりヨルムンガンドはキツイわよー」
ガヴリール「うおっミョルニルじゃん!!こりゃ誰が勝ってもおかしくなかったな!」
わいわい わいわい
タプリス(なんですかこれ)
ヴィーネ「さて……負けちゃったからタプちゃんと交代ね」
タプリス「え、いや、あの」
ガヴリール「もしかして麻雀は初めてか?安心しろ手加減してやるからさ」
ラフィエル「あまり油断しないほうがいいですよ。ビギナーズラックで初手モンサンミッシェル来るかもしれません……!」
サターニャ「ふっ……誰が相手だろうが常に全力をぶつけるのみよ。覚悟しなさいタプリス!」
タプリス「あっじゃあいいです」
カン☆