あやめ速報-SSまとめ-

ガヴリール「まぁ暇つぶしったら一人しかいないか」

ﾃｸﾃｸﾃｸﾃｸ

ガヴリール「おーいサターニャ！いるかー？」

……

ガヴリール「なんだよいないのかよ。折角限定メロンパン買ってきてやったのに」

サターニャ「よく来たわねガヴリール！私に手土産とはよくわかってるじゃない！」ｶﾞﾁｬﾘ

ガヴリール「やっぱりいるじゃねぇか。メロンパンなんて買ってないぞ」

サターニャ「はぁ！？だ、騙したわね！」

ガヴリール「まぁまぁ落ち着けって。お邪魔しまーす」

サターニャ「ちょ、ちょっと勝手に入るんじゃないわよ！」

ガヴリール「んだようるさいなー。別に減るもんじゃな……」

ヴィーネ「え……ガブ……？」

ガヴリール「ヴィ……ヴィーネ……？」

ガヴリール（なんでヴィーネが？そしてなんで裸……？）

>>12
1.ツッコむ
2.あえて触れない
3.帰る

ガヴリール（これは……さすがに茶化していいようなことではない……よな）

ガヴリール（かといって帰るのもなんかおかしいし……）

ガヴリール「あ、ああーこのチョコ食べたかったんだよなー」ﾋｮｲ

ヴィーネ「あっガヴダメ！そのチョコは……」

ガヴリール「え？」ｳﾏｳﾏ

サターニャ「フハハハハゥ！引っかかったわねガヴリールゥ！！！！！」

サターニャ「そのチョコは魔界通販で取り寄せた『絶対服従チョコ』よ。ヴィーネに呼び出させるつもりがまさかあんたからやってくるとはラッキーだったわ」

ガヴリール「は？何言ってんだお前」

サターニャ「ふっふっふーん。あんたのその態度、いつまで続くか楽しみでしょうがないわ」

ヴィーネ「ちょ、ちょっと！さすがにこれはやりすぎよ」

サターニャ「うるさい、あんたは犬の真似でもしてなさい！」

ヴィーネ「ﾊｯﾊｯﾊ」ﾌﾘﾌﾘ

サターニャ「さてガヴリール、今まで私をバカにしてきたことを後悔するがいいわ」

サターニャ「さあガヴリール！>>20をするのよ」

サターニャ「さあガヴリール！あんたは今から町内一周してくるのよ！」

ガヴリール「ちょ……町内一周！！！？？？こんなバカ暑い中町内一周なんてしてたら死んじゃうだろ」

ヴィーネ（あれ……私の時と難易度が全然違う……）

サターニャ「うっさいわね！さっさと行ってきなさいよ」ﾑｷｰ

ガヴリール「はいはい、町内一周してこればいいんだろ」

ガヴリール（何だか知らんが、この変な場から逃げれるのはラッキーだな）

サターニャ「や、やったわ！とうとう私はガヴリールに……」

ガヴリール「……」ｼﾞｰ

ガヴリール「じゃあな」ｶﾞﾁｬﾘ

ガヴリール「にしてもいったい何だったんだ？ヴィーネは裸だったし……」

ガヴリール「裸……」

ガヴリール「///」ｶｧｰ

ガヴリール「い、いかんいかん……何を考えてるんだ私は」

ガヴリール「にしてもネトゲがないとやっぱ暇だな。ここから近い場所といえば……」

>>30
1.学校
2.エンジェル珈琲
3.帰る。

ガヴリール「やっぱタダで涼めてなおかつ甘いものが食べれそうなマスターのところしかないか」

ﾃｸﾃｸﾃｸﾘﾝｺ

マスター「いらっしゃいませー」

ガヴリール「ちーっすマスター」

マスター「おや、確か今日はバイトの日ではなかったような」

ガヴリール「んー。暑いから涼みに来た。あとお腹空いたから何か食べさせて」

マスター「……」ﾋﾟｸﾋﾟｸ

マスター（いや、怒ってはダメだ。きっと彼女は日本に来たばかりでお金がない、だからお腹を空かせて……）

マスター「分かった、ちょっと待っててくれるかい？」

ガヴリール（ラッキー☆）

マスター「とはいえ、高校生くらいの女の子が好みそうな食べ物か……。パフェ……ワッフル……材料はあるが、どれも作ったことが……」ｶﾞｻｺﾞｿ

マスター「こっ……これは！？」

マスター「確か5年前ガボンに行ったときに現地の女の子に貰った美味しそうなお菓子。まさかこんなところにしまってあったとは」

マスター「いや、しかしあの子も確かガヴリール君と同じくらいの年齢だったはず。となるとこれなら口に合うのでは……」

ガヴリール「マスターマダー？」

マスター「遅くなってすまないね、これなんてどうだい？」

ガヴリール「おっ美味しそうじゃん！いっただっきまーす」

ガヴリール「ｳﾏｳﾏ♡」

マスター（ほっ……口に合ってよかった）

マスター「ところでガヴリール君、次はいつ入って……あれ？」

マスター「ガヴリール君？どこだい？」

マスター「……」

マスター「いない……。消えてしまった」

？？？「……パイ」ﾕｻﾕｻ

？？？「真……パイ！」ﾕｻﾕｻ

ガヴリール「ん……なっ？」

タプリス「天真先輩……目が覚めて……」ｳﾜｰﾝ

ガヴリール「タ、タプリス！？それにここは……？」

タプリス「天真先輩覚えてないんですか？」

ガヴリール「？」

タプリス「天馬先輩頭の上についてるものが何かわかりますか？」

ガヴリール「頭の上？……輪っかくらいだけど」

タプリス「……」ﾅﾐﾀﾞﾎﾟﾛﾘﾝｺ

ガヴリール「えっ！？嘘……もしかして私……死んだ！！！？？？」

ガヴリール「嘘……なんで？」

タプリス「人間界で食べたものに毒があったみたいで」

ガヴリール「うわぁ……マジか」

タプリス（天馬先輩……きっと悲しんで）

ガヴリール「まぁいいか。どうせネトゲにも飽きてたところだし」

タプリス「え！？」

ガヴリール「えっ！？」

タプリス「>>50」

1.そんなのダメですよっ！
2.まぁ先輩がそれでいいのなら……
3.……

タプリス「そんなのダメですよっ！」

ガヴリール「え……」

タプリス「天馬先輩がいなくなっちゃったら……私悲しいです。寂しいです……」

ガヴリール「タプリス……」

タプリス「それに月乃瀬先輩や白羽先輩や……」

タプリス「先輩たちだってきっと寂しいに決まってます」

ガヴリール「でも死んじゃったものはしょうがないだろ。いくら天使だからって生き返れるわけじゃ――」

タプリス「戻りましょう」

ガヴリール「え……戻るって」

タプリス「時を……戻すんです」

ガヴリール「もしかして時空絵巻のことか？」

タプリス「……」ｺｸﾘ

ガヴリール「でもあれは禁忌……もしばれたらそれこそ死ぬのとは比べ物にならないほどの苦痛を」

タプリス「大丈夫です。きっとうまくいきます」

ガヴリール「いや、仮に時空絵巻がうまくいったとして、一人死んだという記録は天使長の記憶には残るはず。それがある限り絶対に」

タプリス「……せばいいんです」

ガヴリール「……」ﾀﾗｰ

タプリス「代わりに誰か……殺せばいいんです」

ガヴリール「タプリス……お前……」

タプリス「だって先輩は私の大事な人ですから」ｼﾞﾛｯ

ガヴリール「……」

タプリス「じゃあ準備しますね。戻るのは先輩が死ぬ1週間前」ﾏﾎｳｼﾞﾝﾄﾞﾊﾞｰ

ガヴリール「……」

ガヴリール（ヤバい……タプリスは本気だ）

タプリス「さあ先輩、行きましょう」

ガヴリール「……」

>>65
1.腹をくくる
2.逃げる
3.タプリスを魔法陣に突き飛ばす

ガヴリール「わ……分かった……」

タプリス「じゃあ先輩、行きますよ」

ガヴリール「あ、ああっ……」

ｼｭｲｰﾝ

タプリス「またあ……まし……」ﾆｺｯ

ガヴリール「？」

ﾁｭﾝﾁｭﾝ(・8・)

ガヴリール「んっ……ここは人間界？」

ガヴリール「ｐｃにネトゲ……1週間前ってことはまだネトゲやってたのか」

ﾋﾟｰﾝﾎﾟｰﾝ

ガヴリール「誰だよこんな朝早くに」

ヴィーネ「ガヴー？遅刻するわよー？」

ガヴリール「え……ヴィーネ？遅刻って学校！？」

ガヴリール（いやでもこんな状況で学校なんて……）

ガヴリール「悪いヴィーネ、今日はちょっと調子がわるｋ――」

ヴィーネ「ダメよ！そう言っていつも休んでるじゃない。どうせまた徹夜でゲームでもしてたんでしょ」

ガヴリール「ちょっ……お前勝手に入ってくるなよ」ｱｾｱｾ

ヴィーネ「ほら、準備手伝ってあげるからさっさと行くわよ」

ガヴリール（う、嘘だろ……この状況で学校って。それにまだタプリスにもあってないし）

>>78
1.学校に行く
2.仮病を使う

ガヴリール（いや、でもこういう時だからこそむしろいつも通りにふるまわないといけないのか）

ヴィーネ「ほらガヴ！」

ガヴリール「わかったわかった」

ガヴリール（まぁ外に出た方がタプリスも見つけやすいだろ）

ガヴリール「よし、行くか……あんまり気は乗らないけど」

ヴィーネ「何言ってるのよ。急ぐわよ」

ｽﾃﾃﾃﾃ



ﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ

ﾋﾟﾝﾎﾟﾝﾋﾟﾝﾎﾟﾝﾋﾟﾝﾎﾟﾝﾋﾟﾝﾎﾟﾝﾋﾟﾝﾎﾟﾝﾋﾟﾝﾎﾟﾝﾋﾟﾝﾎﾟﾝﾋﾟﾝﾎﾟﾝﾋﾟﾝﾎﾟﾝﾋﾟﾝﾎﾟﾝﾋﾟﾝﾎﾟﾝﾋﾟﾝﾎﾟﾝﾋﾟﾝﾎﾟﾝﾋﾟﾝﾎﾟﾝﾋﾟﾝﾎﾟﾝﾋﾟﾝﾎﾟﾝﾋﾟﾝﾎﾟﾝﾋﾟﾝﾎﾟﾝﾋﾟﾝﾎﾟﾝﾋﾟﾝﾎﾟﾝﾋﾟﾝﾎﾟﾝﾋﾟﾝﾎﾟﾝﾋﾟﾝﾎﾟﾝ

タプリス「……」

ｼﾞｭｷﾞｮｳﾁｭｳ

ガヴリール（ひま……タプリス来ないし）

サターニャ「くっくっく、魔界通販で買ったこの光線銃で今日こそガヴリールをあっと言わせてやるんだから」

ラフィエル「……」ﾆﾔﾆﾔ

サターニャ「くらえっ！！」

ラフィエル「あ、先生！」

先生「ん？なんだ白は――胡桃沢、俺の授業中におもちゃで遊ぶとはいい度胸だな」

サターニャ「え？え？ちが……だいたいなんでアンタがここに……ぎゃあああああっ！！！」

ガヴリール（あいつホント楽しそうだな……）

ｷｰﾝｺｰﾝｶｰﾝｺｰﾝ

ガヴリール（結局何一つ頭に入ってこなかった）

ヴィーネ「ガヴ帰りましょ」

ガヴリール「ん？ああ……」

ヴィーネ「あのさ、良かったらマスターさんのところによっていきたいんだけど」

ガヴリール「ん……まぁいいんじゃね？」

ヴィーネ「……」ｼﾞｰ

ガヴリール「な、なんだよ……」

ヴィーネ「ガヴがネトゲしたいって言わないのが意外だなーって」

ガヴリール「た……たまにはいいかなって思ただけだし」

ｶﾗﾝｶﾗﾝ

マスター「いらっしゃいませ」

ヴィーネ「今日はマスター。いつもの2つ」

マスター「はい」

ヴィーネ「♪～」

ガヴリール（そういえば記憶に残ってる最後ってここで何か食べさせてもらって……）

ガヴリール（もしかしてあれに毒が入ってたんじゃ……）

ガヴリール「……」

ガヴリール「まさか……ね」ﾌｯｗｗ

ヴィーネ「なんかご機嫌ね？」

ガヴリール「そ、そうか？」

ガヴリール「あれ……？」

ヴィーネ「どうしたのよ？」

ガヴリール（私が死んだのって確か土曜日だよな……？サターニャとヴィーネも学校に行ってなかったし、朝に曜日クエストやった記憶があるし……）

ガヴリール（なのになんで私は今日学校に行ってるんだ？確か死ぬ1週間前に戻ったんじゃ……）

ヴィーネ「ガヴ？」

ガヴリール（もしかして何か大きな勘違いをしてるんじゃ……）

ガヴリール「な、なぁ……今日って何曜日だったっけ？」

ヴィーネ「え……>>95（曜日）に決まってるじゃない」

ヴィーネ「日曜日に決まってるじゃない」

ガヴリール「え……日曜日に学校！？」

ヴィーネ「この前の学校爆破声明で休みになった分今日学校って連絡あったでしょ。もしかして知らなくて学校行ってたわけ？」

ガヴリール「爆破……声明？そんなのあったのか？」

ヴィーネ「そんなのって、今週の月曜日の話じゃない」

ガヴリール「……」

ヴィーネ「嘘？ほんとに覚えてないわけ？」

ガヴリール「ち……ちなみになんだけど……今日って何月何日だっけ？」

ヴィーネ「4月9日よ。ネトゲのやりすぎで日付まで忘れちゃったわけ？」

ガヴリール（あれ……私が死んだのって4月8日の昼くらいじゃ……）

ヴィーネ「ガヴ？」

ガヴリール（あ……もしかして夢か！）

マスター「お待たせしましたこだわりコーヒーです」

ヴィーネ「あ、ありがとうございます。ん～っいい匂い！」

ガヴリール（なんか安心したら急に疲れが……）

ヴィーネ「さ、飲みましょ」

ガヴリール「そうだな」

ガヴリール・ヴィーネ「いただきまーす」♡



～fin～

マスター「ありがとうございましたー」

ヴィーネ「じゃあねガヴ。また明日」ﾌﾘﾌﾘ

ガヴリール「んー」

ガヴリール「あー久しぶりにゆっくり寝るかなー。明日は学校休もう」

ガヴリール「フンフーン」ﾃｸﾃｸ

ｹﾞﾝｶﾝﾏｴｰ

タプリス「あ……天馬先輩お帰り……なさい……」

ガヴリール「た、タプリス！？どうしたんだよその傷……」

タプリス「良かった……先輩がご無事で……」

ガヴリール「いいから喋るな……とりあえず部屋に……」ﾖｯｺﾗｾ

ｶﾞﾁｬ

タプリス「はぁ……はぁ……」

ガヴリール「ひどい傷だな……天使にここまでの傷を負わせるなんて一体誰が……」

タプリス「ごめんなさい先輩……」

ガヴリール「なんでタプリスが謝るんだよ」

タプリス「私が……失敗したから……。私のせいで……」

ガヴリール「……いったい何が」

ガヴリール「もしかして私が死んだのって……」

タプリス「はい……事実です」

ガヴリール「……っ！」

ガヴリール「じゃあなんで私は今ここに」

タプリス「ほんとは……時空絵巻なんて嘘なんです。ただ先輩を生き返らせちゃっただけで……」

タプリス「だって先輩まで時を遡ったら……先輩も死神に追われちゃうじゃないですか……」

ガヴリール「じゃあお前は……」

タプリス「一人の命を作った分、一人の命は消さないといけない。だから先輩が死んだのと同じ時間に誰かを殺そうと……」

ガヴリール「だから自分だけ時空絵巻を……」

タプリス「でもダメでした……」

タプリス「爆破予告をしても……ナイフを突きつけても……誰も殺せなかったです」

ガヴリール「タプリス……」

タプリス「だってこの世界先輩の好きな世界で……みんないい人だから……私には殺せなくて……」

ガヴリール「分かった。もう喋らなくていい」

タプリス「でも大丈夫です……これで私が死んだらちょうどプラマイ0……」

ガヴリール「おい！タプリス！」

タプリス「私……先輩のこと大す……」ｸﾀｯ

ガヴリール「おい……タプリス？タプリス……？」ﾕｻﾕｻ

ｻﾗｻﾗｰ

ガヴリール「お……おい、嘘だろ？」

ガヴリール「タプ……リス……？」

ｻﾗｻﾗ･･････

ガヴリール「……」

ガヴリール「私の……せい……」

ガヴリール「ああああああああああああああああああああああっ！！！」

ﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ

ｶﾞﾁｬ

ヴィーネ「ガヴー……」

ラフィエル「ガヴちゃん……」

ガヴリール「ﾋｰﾙﾋｰﾙﾋｰﾙﾋｰﾙ」ｶﾀｶﾀｶﾀｶﾀ

ガヴリール「ﾜﾀｼｶﾞﾀｽｹﾅｲﾄ」ｶﾀｶﾀｶﾀｶﾀ

ヴィーネ「ガヴ……学校、行ってくるね」

ガヴリール「……」ｶﾀｶﾀｶﾀｶﾀ

ラフィエル「……」

パタン

ヴィーネ「……」

ラフィエル「……」

ヴィーネ「もう1か月もあの状態ね……」

ラフィエル「タプちゃんがいなくなってからずっとあの調子で……」

ヴィーネ「……」

ヴィーネ「何か元気を出せれたらいいんだけど……」

ラフィエル「うーん……>>127ならガヴちゃんに効果があるのでは？」

ラフィエル「うーん……タプちゃんのコスプレなんてガヴちゃんに効果があるのでは？」

ヴィーネ「それ誰がするのよ」

ラフィエル「それは勿論……サターニャさん」

ヴィーネ「ガヴがああなってからサターニャも変な調子だし、そんなのできるわけわけないじゃない」

ラフィエル「ですよね～……」

ヴィーネ「……」

ヴィーネ「でも……ガヴには確かに効果あるかも……」

ラフィエル「え……でもいったい誰が……」

ヴィーネ「ラフィお願い！これ以上今のガヴは見てられないの」ﾑｷﾞｭｳ

ラフィエル（ええぇ～……）ｱｾ

ラフィエル「ほ……ほんとにやるんですか？」

ヴィーネ「もう準備もしちゃったし……」

ラフィエル「……」

ラフィエル「お邪魔しまぁす」ｷｨ

ガヴリール「……」ｶﾀｶﾀｶﾀｶﾀ

ラフィエル「て……天真先輩……」

ガヴリール「……」ﾋﾟｸｯ

ヴィーネ「ガヴの手が一瞬……ラフィあともうひと押しよ！」

ラフィエル「え……えっと……天真先輩タプリスですよぉ～」

ラフィエル（恥ずかしい……死にたい泣）

ヴィーネ「ほらもうひと押し！」

ラフィエル「え……えぇ～……」

ラフィエル「タ……タップタップ……」

ガヴリール「……」ｷﾞﾛｯ

ラフィエル（ひえぇ……ガヴちゃんが睨んでますよヴィーネさん……）

>>135-140までにコンマ.410以下が出れば成功

ガヴリール「ふっざけんなよお前らっ！！！」ｶﾞｼｬｰﾝ

ラフィエル「ヒィッ！！！」

ガヴリール「なんだよ……こんな私を見て面白いのかよ……」

ガヴリール「やっと……やっとタプリスのことを忘れかけようとしてたのに……」

ガヴリール「タプリス……」ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ

ラフィエル（あっら～……）

ヴィーネ「ごめんガヴ……そんなつもりじゃ……」

ガヴリール「出てけよ！」

ヴィーネ「お願いガヴ、話を――」

ガヴリール「出てけって言ってるだろ」ｶﾞｯｼｬｰﾝ

ガヴリール「はぁっ……はぁっ……」

ヴィーネ「行きましょラフィ」

ラフィエル「……」

ヴィーネ「ごめんねガヴ……」

ラフィエル「ごめんなさいガヴちゃん……」

ﾊﾟﾀﾝ

ガヴリール「あっ……」

ガヴリール「……」

ガヴリール「何してんだよ私……」

ヴィーネ「……」

ラフィエル「失敗しちゃいましたね～」

ヴィーネ「そうね……」

ヴィーネ「でもガヴはやっぱりタプちゃんがいなくなって寂しいだけなのかも。それがわかっただけでも十分だわ」

ラフィエル（私にとっては全然釣り合ってないんですけどね～）ﾆｺﾆｺ

ヴィーネ「そういえばタプちゃんってどうしていなくなったのかしら？ラフィ何か聞いてない？」

ラフィエル「何も聞いてませんが、調べたらそれなりには……」

ヴィーネ「じゃあお願いしてもいいかしら？」

ラフィエル「分かりました～。そういえばサターニャさんも何かあったそうで……」

ヴィーネ「そうみたいね。じゃあサターニャの方は私がどうにかするわ」

主人公>>160
1.ラフィエル
2.ヴィーネ

ラフィエル「とは言っても誰に聞いたらいいのやら……」

ｶｼｬｶｼｬ

ラフィエル「さすがにマルティエルさんは知らなさそうですし……」

ｶｼｬｶｼｬ

ラフィエル「やめなさい怒」ﾆｺﾆｺ

ラフィエル「困りましたね～」ﾇｷﾞﾇｷﾞ

ｻﾞﾊﾟｰﾝ

ラフィエル「ふ～……」

ラフィエル「ま、そのうち分かりますよね……」

ラフィエル「そういえば下界では明日からGW。この機会に展開に変えるのも一つの手段かもしれませんね」

ラフィエル「と決まればそうしましょう」

ラフィエル「ということでマルティエルさん、少々天界へ戻りますね」

マルティエル「承知しました！」

ラフィエル「……」

ラフィエル「ところで、どうしてそんなところにいるのかしら」ﾊｼｺﾞｵｼｰ

マルティエル「あーーーーーー」

ラフィエル「天界……半年ぶりくらいですね」

ラフィエル「とりあえず学長さんのところに行きましょう。それが一番手っ取り早いはず」

ﾌﾖﾌﾖｰ

ラフィエル「失礼しますお久しぶりです学長少々お伺いしたいことがあるのですがお時間大丈夫ですか？」

学長「久しぶりだねラフィエル君。相変わらず話が手早で何よりです」ﾍﾟｶｰｯ

ラフィエル「実はタプちゃんについてお伺いしたいのですが」

学長「ほう……まさか君まで知っていたとは……」

ラフィエル「詳しく……聞かせてもらえませんか？」

学長「タプリス君か……彼女は禁忌を犯してしまってね」

ラフィエル「禁忌……ですか」

学長「そう。それも一つではなかった。もし一つだけなら我々天使が助けることもできたが……2つともなれば彼らもさすがに見逃してはくれなかったよ」

ラフィエル「死神……ですか？」

学長「……」ｺｸﾘ

学長「ゼルエル君たちも助けに入ってるが、つかまっている場所は魔界の最奥……なかなかことが進まないのが現状だよ」

ラフィエル「そうですか……」

学長「私としてはガヴリール君も心配だが、まぁ君がいるから大丈夫か。すまないね、あまり役に立てなくて」

ラフィエル「いえ、十分です。ありがとうございました」

ﾆﾝｹﾞﾝｶｰｲ

ラフィエル「タプちゃんが禁忌を……」

ヴィーネ「ラフィ。どう？何か分かった？」

ラフィエル「ええ。実はｶｸｶｸｼｶｼﾞｶで」

ヴィーネ「なるほど……それで死神の墓場に捕らわれてるわけね」

ラフィエル「とはいえ魔界なので私たち天使ではどうしようもできなくて」

ヴィーネ「うーん……魔界とはいえ死神相手じゃ悪魔もほとんどね……」

ラフィエル「あら～」

ヴィーネ「やっぱり死神相手じゃ天使も悪魔も手も足も出ないわね」

ラフィエル「ですね～」

ヴィーネ「死神が怖くない人がいればいいんだけど……」

ラフィエル「死神が怖くない人……人……？」ﾋﾟｺｰﾝ

ラフィエル「そういえば死神が怖くない人……いますね？」

ヴィーネ「え？嘘！？」

ラフィエル「いるじゃないですか！ほら>>175さんですよ」

1.委員長
2.マスター
3.サターニャ

再安価>>177

ラフィエル「サターニャさんですよ」ﾆｺﾆｺ

ヴィーネ「えっ！！！？？？」

ラフィエル「だってサターニャさんいつも自分のことを大魔王って言いてるじゃないですか」

ヴィーネ「いや……言ってるけども……さすがに死神相手には」

ヴィーネ「それにサターニャは今……」

ラフィエル「とりあえずサターニャさんの家に行ってみましょう」

ﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ

ラフィエル「サターニャさーん。入りますね～」ﾒｷﾒｷ

ヴィーネ「えっ……ちょっと……」

ラフィエル「お邪魔してます～」

ラフィエル「サターニャさん」

サターニャ「！？」

ラフィエル「……」ｼﾞｰ

サターニャ「……」ｼﾞｰ

サターニャ「な、何よ……私今ネトゲで忙しいんだけど」

ラフィエル「ﾆｺﾆｺ」ﾊﾟｿｺﾝﾌﾐﾂﾌﾞｼｰ

サターニャ「ああああああああああああああああああああああっ！！！」

サターニャ「ちょっとあんた何すんのよ！」

ラフィエル「サターニャさんお暇ですか？」

サターニャ「暇なわけないじゃない！ああもう折角限定クエ――ﾝﾆｭ」

ラフィエル「お・ひ・ま・で・す・か？」ﾑｷﾞｭｳｳｳ

サターニャ「ひゃい……」

ラフィエル「では一緒に魔界にバカンスに行きませんか？」ﾆｺﾆｺ

サターニャ「ひゃい……」ﾅｷ

ヴィーネ（最近なんだかラフィエルがおかしい気がする……）

ﾏｶｰｲ

サターニャ「で、いったいどこに向かってるのよ」

ラフィエル「それはついてからのお楽しみです」

サターニャ「まぁ別にいいけど……」

ラフィエル「ヴィーネさん、この穴で間違いないですか？」

ヴィーネ「ええ……」

サターニャ「ちょっと……まさかとは思うけどこの穴に落ちろなんて言わないでしょうね」

ラフィエル「まさか～」ﾆｺﾆｺ

サターニャ「ﾎｯ……」

ラフィエル「サターニャさんが正解するなんて」ｾﾅｶｵｼｰ

サターニャ「ぎゃああああああああああああああああああああああっ」

サターニャ「ぐはっ」

ヴィーネ「……」ﾄﾞｽﾝ

サターニャ「ぐへっ！」

ラフィエル「……」ﾄﾞｽﾝ

サターニャ「うぐぇ……」

ラフィエル「さて、行きましょうか」

サターニャ「あんた……覚えてなさいよ……」ｶﾞｸﾝ

ラフィエル「サターニャさんも行くんですよ。先陣切ってもらわないといけないんですから」ﾆｺﾆｺ

ヴィーネ（サターニャごめん……）

ラフィエル「ここが死神の墓場……ですか」

ヴィーネ「何もない……すごい不気味ね」

サターニャ「なによ二人ともビビっちゃってるわけ？この大魔王サタニキア様がいる限り何も怖くないわよ」

ラフィエル「あ、死神」

サターニャ「ひぃ！」

ラフィエル「嘘です」ﾆｺﾆｺ

サターニャ「ちょっと！驚かせるんじゃないわよ！」

ラフィエル「あ……死神……」

サターニャ「今度は騙されないわよ……ってぎゃああああああああっ！」

>>190-195まででこのレスのコンマ以下よりも大きい数字が出たら勝ち

サターニャ「はぁ…はぁ…びっくりした」

ヴィーネ「嘘……死神を倒した！？」

ラフィエル「……」

サターニャ「まさか魔界通販で買った光線銃がこんなところで役に立つとは」

ヴィーネ「す、すごいじゃないサターニャ！！！」

サターニャ「と、当然よ！なんたって私は大魔王サタニキアなんだから！」

ラフィエル「……」

ヴィーネ「どうしたのよラフィ」

ラフィエル「いえ……」

ラフィエル「進みましょうか……」

サターニャ「何よ折角死神を倒したっていうのに喜びが少ないじゃない」

ラフィエル「この先に……タプちゃんがいます」

ヴィーネ「すぐそこなの？」

ラフィエル「はい」

ヴィーネ「やったぁ！サターニャのおかげね。これでガブも元気に」

ラフィエル「だといいんですけど……」

ﾃｸﾃｸ

―死神の墓場最奥―

ラフィエル「……」

ヴィーネ「……」

サターニャ「……」

タプリス「ウあｊｒぎあにりｒｒみ」

ヴィーネ「ひどい……あれがタプちゃん……？」

サターニャ「羽がもげて……眼も……」ｳｴｯ

ラフィエル「タプちゃんみたいな幼い天使にここの空気は毒が強すぎたみたいです……」

ヴィーネ「そんな……これじゃガヴが。それにタプちゃんも辛そう……」

たぷりｒｂｒｂ「っづああ？づぎぜぜぱああああ……」

ヴィーネ「……っ」

ラフィエル「タプちゃんからはもうほとんど天使のオーラが感じられません……」

ヴィーネ「じゃあ早く助けないと！」

ラフィエル「助けたとして……タプちゃんはほんとに幸せなんですかね」

ヴィーネ「どういうことよ」

ラフィエル「もしここから助けれたとしても……タプちゃんはあの体のまま生きていく……ことに……」

ヴィーネ「そ、そんな……」

サターニャ「ならいっそ……私たちで楽にしてあげるのも……」

ヴィーネ「何言ってるのよ！いくらサターニャでもそれ以上言ったら怒るわよ！」

ラフィエル「ですがサターニャさんのいうことも一理あるかもしれません」

ヴィーネ「ラフィエルまで……」

サターニャ「……」

ラフィエル「……」

ヴィーネ「決めましょう。天使として、先輩として、ラフィの決断に……従うわ」ﾌﾟﾙﾌﾟﾙ

ラフィエル「タプちゃん……」

>>205
1.助ける
2.倒す
3.ほって帰る

ラフィエル「助けましょう」

ヴィーネ「ラフィ……」ｸﾞｽｯ

ラフィエル「ですが……楽に終わらせてはくれないようです」

>>220までに『ﾀﾌﾟﾘｽ』完成で捕獲成功

ヴィーネ「えっ」

ﾄﾞｺﾞｫｰﾝ!!!

サターニャ「……強い」

ラフィエル「死神が一体だけしかいないのがおかしいとは思ってましたが……」

ヴィーネ「まさか死神を……」

ラフィエル「みたいです」

タプリスだったもの「うあｆｒｇんヴぁｊ！！」

ラフィエル「行きます！！！」

タプリスだったもの「あんｇｋんｒｇｂｋ！！！」

ヴィーネ「……っ」ｸﾞﾀ

ラフィエル「……」

サターニャ「」ｼﾎﾞｰ

ヴィーネ「こんなの……勝てるわけない」

ラフィエル「光線銃も聞かない……さすがに勝ち目ですね」

ヴィーネ「サターニャ……逃げて……」

タプリスだったもの「うあああっ」ﾖﾀﾞﾚﾀﾞﾗｰ

サターニャ「んあああああっ」

サターニャ「ムリ」ﾊﾟﾀﾘ

ｺﾛｺﾛ

ヴィーネ（ん？あれは……）

タプリスだったもの「？」ﾊﾟｸﾘ

ヴィーネ（食べた……何か見覚えがあるような……）

ヴィーネ「！？」

ヴィーネ「サタうっゲホゲホ……」

ヴィーネ「サターニャ！！！タプリスに何か命令しなさい！」

サターニャ「へっ？」

ヴィーネ「いいからっ！」

タプリスだったもの「あああああ」ｱｰﾝ

サターニャ「お……お座りいいいいいっ」

タプリスだったもの「……」

サターニャ「タ……たすかった？」ｼﾞｮﾊﾞｧ

ラフィエル「……」

ヴィーネ「やっぱりあのチョコだった……忘れもしない、あのチョコにまさか助けられるとは」ﾑｸﾘ

ラフィエル「よくわかりませんが……タプちゃんが落ち着いてくれたみたいですね」ﾑｸﾘ

サターニャ「と……当然じゃないこのサタニキア様にかかればちょちょいのチョイよ」ﾑｸﾘ

ヴィーネ「でもこの姿じゃ……」

ラフィエル「そうですね……毒素だけならガブちゃんがなとかできるかもしれませんが、死神を食べてるとなると吐き出しでもしない限り」

ヴィーネ「え!?死神さえ吐き出せば大丈夫なの？」

ラフィエル「え……まぁ……」

ヴィーネ「サターニャ！タプちゃんに死神を吐き出すように言って！」

サターニャ「え？なんで私！？」

ヴィーネ「いいから」

サターニャ「えっと……死神を吐き出しなさい？」

タプリス「ぷえっ」

タプリス「あれ……ここは？」

ヴィーネ「タプ……ちゃん」ﾌﾞﾜｯ

タプリス「え？月乃瀬先輩？ｱｲﾀﾀﾀﾀﾀ……」

ヴィーネ「あ、ごめんなさい」

ラフィエル「あとはガヴちゃんのところに行くだけですが……それまでタプちゃんの身体が持つかどうか……」

サターニャ「何よ?ガヴリールを呼べば言い訳？」

ヴィーネ「そういえばガブもあのチョコを……」

サターニャ「ガヴリールー！ちょっと来なさいよーっ」

ラフィエル（そんなんでガヴちゃんが来るわけないじゃないですかー）

ガヴリール「なんだよサターニャ……ってヴィーネにラフィエル……それにタプ……リス？」

ラフィエル（来ちゃいました～）

サターニャ「遅かったじゃない。罰としてあとでレアアイテムよこしなさいよね」

ガヴリール「なんだよそれ……てかその子はほんとに……タプリスなのか？」

タプリス「天真先輩……お久しぶりです……」

ガヴリール「なんだよ……そんなボロボロになって」ｸﾞｼｸﾞｼ

ラフィエル「ガヴちゃん、早く治してあげてください」

ガヴリール「……」ﾎﾟｩ

ヴィーネ「すごい……傷がドンドンふさがって」

タプリス「天真先輩！」ｷﾞｭ

タプリス「それに皆さんも……私のためにボロボロになって……」

ヴィーネ「いいのよタプちゃん」

ラフィエル「そうですよ。後胚を見るのも先輩の役目ですから」

サターニャ「ふ、ふんっ」///

タプリス「月乃瀬先輩……白羽先輩……」

タプリス「……」

サターニャ「サタニキアよ！覚えときなさい！」

タプリス「はい！サタニキア先輩」ﾆﾊﾟｯ

ヴィーネ「まぁ……これにて一件落着ってところかしら」

ラフィエル「そうですね」ﾆｺﾆｺ

ラフィエル（できればもう少し面白い方向の方が個人的にはよかったんですが）

ガヴリール「帰るか……」

タプリス「はいっ！」

サターニャ「なんか濃い数週間だった気がするわ。いったい誰のせいよ」

ヴィーネ「ほんと、誰のせいだったのかしらね」




マスター「ｸｼｭﾝ」

～fin～