ガヴリール「七味唐辛子はその名の通り七回かけると丁度いい辛さになる辛子のことだよ」
サターニャ「なにそれすごい!」
ヴィーネ「ちょっガヴ!それはちがっ」
ガヴリール「サターニャためしてみたらー?」
ガヴリール「……」
ガヴリール(あ、あれ?これよく考えたらヴィーネの唇に触ってね?)
元スレ
ガヴリール「ヴィーネの唇に触れちゃった」
http://viper.2ch.sc/test/read.cgi/news4vip/1496258946/
ガヴリール(……)
ガヴリール(ヴィーネの唇柔らかかったな)
ガヴリール(ちょっとてかってる……。これ……ヴィーネの……)
ザッザッザッ...
サターニャ「いち、にーさん……」
ガヴリール「ぷぷぷっ……」
ヴィーネ「あーあ」
ガヴリール(思わず舐めちゃったけど……これなら怪しまれないよな?思わず口を塞いでるようにみえるよな)
ガヴリール(ヴィーネ……ヴィーネと間接キス……❤️)
サターニャ「おいしいっ!!」
ガヴリール(不思議な味……味というか……なんだろうこの感覚……)
サターニャ「この辛さがうどんの味を引き立てているわ……」
ガヴリール(やばい、間接キスしたと思ったらヴィーネのことが頭から離れないっ……!)
サターニャ「やるわね……ガヴリール」
ガヴリール「えっ?あ、そ、そうでしょ?」
ヴィーネ「サターニャが味音痴であてが外れたわね」
ガヴリール「そ、そうだな」
ガヴリール(サターニャの奴大した反応しなかったのか)
ガヴリール(気が付かなかった……それだけヴィーネのことしか見てなかったってことか……)
ガヴリール「私も伸びな内に食べ……あれ?私のうどん……」
サターニャ「ガヴリールのにも掛けてあげるわ!いち、にー……」ザッザッザッ
ガヴリール「ちょっ私は……ひぃいいいいい!!!」
別の日
ガヴリール「……エアコン壊れてるじゃん」
ガヴリール「いや、うそうそうそ。壊れてるとかうそ」
ガヴリール「ちょっと時間置けばつくから」
ガヴリール「……」
ガヴリール(ヴィーネなにしてるかな。ヴィーネも汗かいてるかな……ヴィーネの汗……)
ガヴリール(いやでもあいつの家はエアコンあるだろうし)
ガヴリール「……はっ!?しまった1時間くらい妄想してた。おらっ付けエアコン!」
エアコン「」スン
ガヴリール「クソがーッ!!」
略(ガヴリールと蚊の熾烈な戦い)
略(エンジェルシールド)
略(ガヴリールによるサターニャへの無慈悲な一撃)
ガヴリール「私は出かけるから戻るまでにドア直しておけよ」
サターニャ「」
ヴィーネ宅
ガヴリール「……」
ヴィーネ「すみません勧誘はお断りしてますので……」
ガヴリール(えっ……拒否された……ちょっとショック……)
ガヴリール「宗教じゃないから。いーから中いれてっ!」
ヴィーネ「わーっ!!あんたベトベトじゃないっ!!」
ガヴリール「はーっ……生けとし生ける者に祝福あれー❤️」
ヴィーネ「つまり、エアコンが壊れて蚊がでたから家にきた、と」
ガヴリール「イエース」
ガヴリール(まあヴィーネに会いたかったっていうのがめちゃくちゃ大きいけど)
ガヴリール「避暑地がここしかなくてね」
ヴィーネ「言い方気をつけろ?」
ヴィーネ「でも家に帰ったら蚊がいるんでしょ?」
ガヴリール「あーそれは大丈夫。もう天に召されてるだろ」
ヴィーネ「とりあえずお風呂にはいってきなさいよ」
ガヴリール「めんどくせー……特別に背中を流せる権利をあたえよう」
ガヴリール(ヴィーネと一緒にお風呂はいりたいな……)
ヴィーネ「いらないわよ」
ガヴリール(残念……)
ガヴリール「ちぇーせっかく洗わせてあげようと思ったのに」
ガヴリール(こうなったら……)ヌギヌギ
ヴィーネ「ちょっなんでここで脱ぐのよ!?脱衣所あるから!!」
ガヴリール「別に女同士だしいいでしょ」
ガヴリール(みてっ……みてっ❤️)
ガヴリール「それに聖なる光でガードもされるし」
ヴィーネ(急に不自然な光が!?)
ガヴリール(ヴィーネに見られてるっ❤️見られてるっ❤️)
ガヴリール「お風呂どこよー」ノッシノッシ
ガヴリール「……これヴィーネが使ってるシャンプーとボディーソープ」
ガヴリール「……ヴィーネとお揃い❤️」
ガヴリール「いい匂い……ヴィーネの匂いだ」
ガヴリール「これは……ヴィーネのボディタオルか」
ガヴリール「これでヴィーネは身体を洗ってるんだよな」
ガヴリール「❤️」ゴシゴシ
ガヴリール「あーさっぱり……いい湯だった❤️」テカテカ
ヴィーネ「Tシャツ大きいわね。私のだし」
ガヴリール「別にいいけど」
ガヴリール(むしろいい❤️)
ガヴリール「家だといつもこんくらいだし」
ガヴリール「……」
スンスンッ
ヴィーネ「ちょっなんで匂い嗅いだ!?」
ガヴリール(ヴィーネの匂い❤️)
ガヴリール「いやーヴィーネちゃんはいい匂いですなー❤️」
ヴィーネ「やめろ!」
ヴィーネ「もう……ほらそこ座って!虫に刺されたところ出しなさい」
ガヴリール「なんで?」
ヴィーネ「薬塗ってあげるから」
ガヴリール「おー至れり尽くせりだな」
ガヴリール(優しいヴィーネ好き❤️)
ガヴリール「さっきから背中がちょー痒くてさー」
ヴィーネ「器用なところ刺されたわね……」
ヴィーネ「じゃあ服まくって」
ガヴリール「はいはい」
ピトッ
ガヴリール「きゃあっ!!」
ヴィーネ「……」
ガヴリール「……」
ヴィーネ「あらあらーガヴもそんな可愛い声だすんだー♪」
ガヴリール「ちがっ急に塗るからびっくりしたんだって!」
ガヴリール(ヴィーネが塗るから……❤️)
ガヴリール「こっ……このバカタレが!❤️」
ヴィーネ(バカタレ!?)
ヴィーネ「じゃあ塗るわよ」
ガヴリール「こいっ!」
ピトッ
ガヴリール「ひゃんっ!!」
別の日
ガヴリール「いつも遅刻するなって言ってるヴィーネが遅刻してるじゃん……」
ガヴリール(ヴィーネいないのか……)
ピロリンッ
ガヴリール「……」
ガヴリール「悪魔が風邪とか」
ガヴリール(ヴィーネ……)
略(ケルベロスの数え歌)
ヴィーネ(全然眠れない……ケルベロスじゃないわね)
ヴィーネ(もっと小さくてふわふわでかわいかったような……)
ヴィーネ(ガヴリール!?小さい、ふわふわ、見た目はかわいい……)
ヴィーネ「……ガヴリールが一人。ガヴリールが二人。ガヴリールが三人……」
ヴィーネ(……眠いの?)
ヴィーネ(あー先の二人寝ちゃった!つられて3人目も寝ちゃったし!)
ヴィーネ「ガヴ……」
ガヴリール(さっきから私の名前を……ど、どんな夢を見てるんだ……)ドキドキ
ガヴリール「……」
ガヴリール「夢の中にまで私が出てくるって……❤️」
ガヴリール「……」
カキカキ
ガヴリール「うん、かわいい❤️」
ヴィーネ(結局大渋滞に!!)
ヴィーネ「もう起きなさいよガヴリール!!」
ガヴリール「!」
ガヴリール「お、おはよう」
ヴィーネ「え、あれ……?ここ私の部屋よね……?なんでガヴが?」
ガヴリール「プリント持ってきた」
ヴィーネ「あ、ありがと……」
ヴィーネ「私寝てたんだ……」
ガヴリール「それでどんな夢見てたか知らないけどさ」
ガヴリール「私は一人しかいないから」
ヴィーネ「!!」
ガヴリール「あと……薬も買ってきた」
ヴィーネ「えっ」
ガヴリール「風邪薬とかよくわかんないから適当に買ってきたけど」
ヴィーネ「……あんた、風邪薬のとこに辿り着く前に諦めたでしょ」
ガヴリール「薬局デカすぎ」
ガヴリール「じゃあおかゆかうどん作るけど。どっち食べたい?」
ヴィーネ「えっいいわよ面倒でしょ?」
ガヴリール「どっちも茹でるだけ」
ヴィーネ「あっ、じゃあおかゆでおねがいしまーす」
ヴィーネ「今日のガヴやたら優しいわね……なにをたくらんでるの?」
ガヴリール「失敬な。ただプリントを持ってきた。そのついでだよ」
ガヴリール「こんなの優しいとかじゃないでしょ」
ヴィーネ「ガヴ……」
ガヴリール(ヴィーネが風邪で休んでじっとしてられるかっての……)
ヴィーネ「……プリント確認しておこう」
ヴィーネ「……あのーガヴさん?同じプリントが二枚見えるんだけど」
ガヴリール「あーそれ私のプリント」
ヴィーネ「なんで!?」
ガヴリール「ついでに私のもやってもらおうと思って」
ヴィーネ「私病人なんだけど!?」
ガヴリール「だからこれ食べて元気になってね」
ガヴリール「私のために❤️」
ヴィーネ「!!」
別の日
バァァァァァァァァン!!
略(まち子、サターニャにカリスマポーズを強いられる)
ヴィーネ「委員長大丈夫かしら……」
ガヴリール「サターニャの相手とか運がなかったな」
ガヴリール(ヴィーネを合法的にじっくり観察できる❤️)
ヴィーネ「迷惑かけてなきゃいいけど……」
ガヴリール「もう掛けてるけどな」
ヴィーネ「そういえば絵の方はどう?」
ガヴリール「もうちょいかな。なかなかうまくかけてるよ」
ヴィーネ「どれどれ?」
ガヴリール(あー私に絵の才能があればヴィーネを絵の中に閉じ込められたのにな❤️)
ヴィーネ「なーんでそこにスポットあてた?」
ヴィーネ「……じゃあ次私がガヴを書くわね」
ガヴリール「よろしく」
ヴィーネ「……」カキカキ
ガヴリール(ヴィーネに見られてるっ❤️)
ガヴリール(顔を描くってことは私の顔をまじまじと見る必要があるわけで……❤️)
ガヴリール(ヴィーネに事細かく観察されてるっ❤️)
ガヴリール(見てっ❤️もっと見てっ❤️)
ヴィーネ「ふぅ。こんなところかしら」
ガヴリール「っ❤️っ❤️」
ヴィーネ「ガヴ?どうしたの?」
ガヴリール「い、いや……座りっぱなしで疲れちゃった」
ヴィーネ「そう。ちょっとサターニャと委員長が心配だし見に行かない?」
ガヴリール「ん」
ヴィーネ「委員長ーサターニャが迷惑かけてない?」
まち子「じゃあ脱ぐわ!今度こそ本当に脱ぐわ!!」
ヴィーネ「!?だ、だめよ委員長!!」
まち子「離して月乃瀬さん!私には委員長としてのプライドがあああ!!!」
ガヴリール(委員長め……私のヴィーネに抱きつかれやがって……)
サターニャ「そのポーズよ!フリーズ!!」
チーン
別の日
天界
ガヴリール(はあ……ヴィーネに会いたい……)
ガヴリール(かといって私から電話をかけるのも……)
ガヴリール「はぁ……暇だな……」
ラフィエル「ですねー」
ガヴリール「……」
ラフィエル「……」
ガヴリール(ヴィーネ……)
ガヴリール「……」
ラフィエル「ドーナツ」
ガヴリール「は?」
ラフィエル「あ、すみません。ドーナツあったらいいなーって……」
ガヴリール(ヴィーネの手作りのお菓子のほうがいい……)
ラフィエル「近くにドーナツ屋さんありましたよね。いってみますか?」
ガヴリール「今日定休日」
ラフィエル「……」
ガヴリール「……」
ガヴリール(ヴィーネ……会いたい……)
ラフィエル「スクワット……」
ラフィエル「スクワットでもしますか?」
ガヴリール「しない」
ラフィエル「ですよね」
prrr
ラフィエル「あっすみません」
ラフィエル「……!サターニャさんからです!」
ガヴリール「サターニャ?」
ラフィエル「もしもしサターニャさん?」
ガヴリール(サターニャ絡みなら……もしかしたらヴィーネも絡んでるかも)
ガヴリール(ヴィーネに会えるかも……!)
ラフィエル「え?どうやったら天界に潜り込めるか教えて欲しい、ですか?」
ラフィエル「さー私にもわかりかねますね」
ガヴリール「……」
ガヴリール(サターニャがこっちに来ようとしている。ヴィーネも来るかもしれない)
ラフィエル「そうですねーでは一緒に方法を考えてみるのはどうでしょう」
ガヴリール「……」
ラフィエル「はい、ではこのあとゲートで待ち合わせで」
ガヴリール(ゲートにいけばヴィーネに会えるかも)
ラフィエル「と、いうことなんですが」
ガヴリール「ふぅ……悪魔に知恵を貸すのは不本意だが仕方ない」
ガヴリール(ヴィーネのために……)
ガヴリール「私も一肌ぬいでやるか!」
巨匠動く!
完