シンジ「ねえアスカ聞いて聞いて! 僕とうとうバイク買ったんだよ!」
アスカ「バイクぅ? バイクってあんた、あれ16歳からじゃないと乗れないんじゃないの?」
シンジ「普通のバイクはね。でも僕が手に入れたのは特別なやつだから14歳でも大丈夫なんだ」
アスカ「特別ね~。どんな奴よ? ちょっと見せてみて」
シンジ「いいよ! ジャジャーン!」
アスカ「・・・・・・なにこれ」
シンジ「何って、最新型のゲンドウ機付自転車だよ!」
ゲンドウ「」
元スレ
ゲンドウ「ぶん! ぶん! ぶぶぶん!」
http://viper.2ch.sc/test/read.cgi/news4vip/1496059675/
2 : 以下、\... - 2017/05/29(月) 21:08:45.269 vucGTLub0NIKU 2/20
※写真はイメージです
アスカ「・・・・・・へぇ~」
シンジ「すごいだろ?」
アスカ「確かにすごいわね」
シンジ「でしょでしょ? このボディーに最新の機能が盛りだくさんなんだ!」
シンジ「まずは音声認識! キーレスで僕の声に反応してエンジンがかかるんだよ」
シンジ「出撃!」
ゲンドウ「ぶん! ぶん! ぶぶぶん!」
シンジ「ね?」
アスカ「・・・・・・」
シンジ「そしてご近所に迷惑にならない静音設計」
ゲンドウ「ぶんぶんぶぶぶん」
シンジ「これなら集合住宅の多い第3新東京市でも安心だよね」
シンジ「さらに地球環境に配慮した徹底エコ設計!」
シンジ「ガソリンは使わないで水だけで走るんだよ! このペットボトルの水を給水口に当てて・・・」
ゲンドウ「」グビッ グビッ
アスカ「うわぁ」
シンジ「それにカーナビや自動運転機能までついてるんだ!」
シンジ「どう? すごいでしょ?」
アスカ「・・・・・・そうね。すごいわね」
シンジ「僕これから綾波にも見せてこようと思うんだけど、アスカも一緒に来る?」
アスカ「え? いや、あたしはいいわ。宿題あるし」
シンジ「そう? 残念だなあ。まあいいや帰ってきたらアスカにも乗らせてあげるよ!」
アスカ「そんな別にいいわよ! せっかくの新車でしょ!」
シンジ「遠慮しなくていいよ! それじゃ行ってくるから。晩御飯までには帰るからね」
アスカ「うん・・・・・・」
シンジ「出撃!」
ゲンドウ「ぶん! ぶん! ぶぶぶん!」
シンジ「それじゃ行ってきま~~~す!!!」
アスカ「・・・・・・なんなのよ」
――綾波のマンション――
シンジ「綾波ー? 碇だけど、いる?」コンコン
レイ「何か用、碇君」ガチャ
シンジ「実は綾波に見てもらいたいものがあって。今暇かな?」
レイ「ええ、大丈夫」
シンジ「じゃあ悪いんだけどマンションの下まで来てもらえる?」
レイ「わかったわ」
レイ「碇君、私に見せたいものって、何?」
シンジ「これさ!」
ゲンドウ「」ジャジャーン
レイ「これは?」
シンジ「最新型のゲンドウ機付自転車だよ!」
シンジ「やっと手に入れてさ、綾波さえよければこれから一緒にどこか行かない?」
シンジ「一応二人乗りもできるしさ」
レイ「そう、でも大丈夫」
シンジ「え」
シンジ「もしかして都合悪かった?」
レイ「いいえ、そんなことはないわ」
レイ「実は私も持ってるの。こっち」
シンジ「えっ綾波もゲンドウ機付自転車を!?」
レイ「碇君のとは少し違うけど。これ」
レイ「最新型のフユツ機付自転車よ」
冬月「」ジャジャーン
シンジ「うわー! すごいや!」
レイ「私も最近手に入れて」
シンジ「へぇ~。僕のはフルカウルだけど、綾波のフユツ機付自転車はネイキッドなんだね」
レイ「ネイキッド?」
シンジ「うん。僕のゲン付はボディーを守る服がついてるけど、綾波のフユ付は生身だろ?」
シンジ「綾波って意外とハードな趣味だなぁ」
レイ「そう? わからないわ」
シンジ「ちょっと跨らせてもらってもいい?」
レイ「ええ。どうぞ」
シンジ「ありがとう! よっと」
シンジ「ネイキッドだとやっぱり座り心地も違うなあ」
レイ「エンジンをかけるわ。出撃」
冬月「ぶん! ぶん! ぶぶぶん!」
シンジ「パワーはゲン付の方が強いけど、フユ付は繊細な動きも伝わるテクニック型って感じだね」
レイ「そういうわけだから、二人乗りはしなくて大丈夫」
シンジ「よかったぁ、僕綾波に断られたかと思ってショックだったよ」
レイ「私は碇君の誘いを断ったりしないわ」
シンジ「ありがとう、じゃあ早速行こうか! 海の近くのカフェなんてどうかな?」
レイ「ええ、そうしましょう」
シンジ・レイ「出撃!」
ゲンドウ・冬月「ぶん! ぶん! ぶぶぶん!」
――海の見えるカフェ――
シンジ「いや~、やっと着いたね」
レイ「二人で走ると、一人で走るのとは少し違う」
シンジ「綾波もそう思う? やっぱり綾波と二人だと楽しいな」
レイ「な、なにを言うの」///
シンジ「せっかく来たし、中でお茶でも飲んでいこうか」
レイ「そうね」///
――――――
――――
――
ゲンドウ「オイ」
ゲンドウ「オイ」
冬月「」
ゲンドウ「おい、フユ付!」
冬月「・・・・・・」
ゲンドウ「聞こえてるだろう!」
冬月「なんだ碇」
ゲンドウ「碇って言うな! ゲン付と言え!!」
ゲンドウ「貴様一体何のつもりだ」
冬月「何がとはなんだ」
ゲンドウ「何故貴様がレイの乗機になっているのかと聞いているのだ!」
冬月「別に構わんだろう、お前は息子の乗機、俺はレイの乗機。何が問題なんだ」
ゲンドウ「レイはユイの分身、いわば私の嫁も同然だ! それを貴様ぬけぬけと・・・!」
冬月「それを言うならユイ君は俺の教え子。教え子の分身ならば放ってはおけまいよ」
ゲンドウ「なんだと貴様! それにその格好はなんだ、ネイキッドだと!? やりたい放題やりおって!」
冬月「だからどうしたというんだ。ネイキッドバイクが違法だとでもいうのか? そんな法律はないぞ」
冬月「それにシンジ君もレイも足がいる。家だって違うんだ、それぞれ1台ずつ持っていた方が理にかなっているだろう」
冬月「お前1台で2人の乗機になろうなど傲慢なのだよ」
ゲンドウ「ぐぬぬ・・・・・・」
カランコロンカラーン
シンジ「ここのケーキ、おいしかったね」
レイ「紅茶もおいしかったわ」
ゲンドウ「」
冬月「」
シンジ「あっ、もうこんな時間だ。そろそろ帰らなきゃ」
レイ「そうね。あの、碇君・・・・・・」
シンジ「ん? 何?」
レイ「今日は、ありがとう。また一緒に来てほしい」
シンジ「僕の方こそありがとう! 絶対また一緒に行こう!」
レイ「うん」///
シンジ「じゃあ行こうか。綾波のマンションまで送るよ」
シンジ・レイ「出撃!」
ゲンドウ・冬月「ぶん! ぶん! ぶぶぶん!」
――一週間後――
ケンスケ「よう、シンジ」
トウジ「おはようさーん」
シンジ「あれ? どうしたのその自転車?」
トウジ「ナハハ! ええやろこのチャリンコ!」
ケンスケ「チャリンコじゃなくてロードバイクだよ。トウジと一緒に小遣い貯めて買ったんだ」
シンジ「へぇ~、かっこいいなあ」
トウジ「シンジもどうや? やっぱチャリはええで~」
シンジ「そうだなぁ・・・・・・」
ケンスケ「今日訓練ないんだろう? 放課後一緒に行こうぜ」
トウジ「せやせや、シンジも一緒に風になろうや!」
シンジ「じゃあ、ちょっと行ってみようかな!」
シンジ「見て見てアスカ、僕のロードバイク!」
アスカ「こないだ見たわよ・・・・・・」
アスカ「・・・あれ? これ自転車じゃない」
シンジ「自転車じゃなくてロードバイクだよ! アスカもどう?」
シンジ「あたしパス。自転車なんてダッサいの乗ってらんないわ」
シンジ「そう? じゃあまた綾波のところへ行ってくるから!」
アスカ「いってらっしゃい」
アスカ「まあ、こないだの変なバイクに乗ってるよりはマシか」
――綾波のマンション――
シンジ「綾波ー? 碇だけど、いる?」コンコン
レイ「何か用、碇君」ガチャ
シンジ「実は綾波に見てもらいたいものがあって」
レイ「これのこと?」
シンジ「あっ! ロードバイク!」
シンジ「綾波も買ってたんだね」
レイ「碇君、もしよかったら・・・」
シンジ「うん、こないだのカフェまで、また一緒に行こう!」
レイ「うん」///
――とある駐輪場――
ゲンドウ「フユ付・・・・・・ 生きているか」
冬月「・・・・・・」カサカサ
ゲンドウ「フユ付」
冬月「・・・・・・碇、俺はもう駄目だ」
冬月「年中真夏の第3新東京市でネイキッドは無謀だった・・・・・・」
冬月「碇、レイをたのん、だ・・・ぞ・・・・・・」ガクッ
ゲンドウ「フユ付・・・・・・」
ゲンドウ「冬月先生ーーーーーッ!!」
このあと普通にミサトに見つけられて無事保護されました
おしまい


