一つの話は短めで、いろいろな設定や安価で何本か書きたいです
名前をつけるとややこしくなりそうなので、キャラ名は「女」や「幼馴染」や「元気っ子」などの属性で表現します
まず最初の主人公は「女」でいきます
女の特徴を三つ
髪型などの外見の特徴、性格などの内面の特徴でもどちらでも有りです
出来る限り拾いますが、余りに正反対な特徴の場合はコンマが大きい方を優先して使います
安価↓
安価↓↓
安価↓↓↓
元スレ
安価でオリジナル百合SS【短編】
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1491065331/
2 : 以下、名... - 2017/04/02 01:50:56.06 QTqQF/Pt0 2/802銀髪で瞳は金色
3 : 以下、名... - 2017/04/02 01:51:19.87 I5hltgYZO 3/802ロリ
4 : 以下、名... - 2017/04/02 01:51:20.95 O05bmbCco 4/802身長195cm
精神ロリの銀髪金眼高身長娘でやってみようと思います
もし技量が追いつかないと感じた場合どこかで修正を入れます
では次にヒロインの属性を一つ
名前も属性で表記するので、あまり長い名前の場合はこちらで短くさせていただきます
安価↓
6 : 以下、名... - 2017/04/02 01:57:00.72 0ns0LvsJO 6/802ドМ
ドMちゃんの特徴を三つ
安価↓
安価↓↓
安価↓↓↓
8 : 以下、名... - 2017/04/02 02:00:02.04 QTqQF/Pt0 8/802虐げられるのが何よりの喜びだが放置プレイは無理
9 : 以下、名... - 2017/04/02 02:00:47.24 3hm6/i7SO 9/802身長125cm
10 : 以下、名... - 2017/04/02 02:01:36.93 U0fKZ221O 10/802典型的な天才人間
ドMちゃんは低身長で放置プレイは無理なドM、かつ天才
上記の設定で始めようと思います
起きてから書き始めていきます
参考程度に「70cm差」で検索したところ、120cmと190cmのカップルの写真が出てきてビックリしました
シュー……シュー……
ドM「……ふう」
ドM「ついに完成させてしまった……」
女「…………」
ドM「私専用のドSアンドロイド……!」
ドM「背高いのが好みだからってさすがに大きく作りすぎたかな……」
ドM「まあいい! さあ、目覚めよ!」カチッ
ウイーン……
女「……!」パチッ
女「んん……」ノビー
ドM「おお、人間さながらの動きだな」
女「あ、おはようございます! マスター!」
ドM「ああ、おはよう。体の調子はどうだ?」
女「すこぶる良好です!」
ドM「そうかそうか、それは良かった」
ドM(起動に関しては問題無し、私をちゃんと主人と認識しているし、言語によるコミュニケーションも取れてる。さすが私)
ドM(思考と発言はまだ幼い子供のレベルだが、AIによる自動学習をしっかりとしていけば……ふふっ)ゾクゾク
女「ところでマスター」
ドM「ん、何かな」
女「私ってなんのために作られたのかな?」
ドM(む、しまった。ゆっくりと私好みのドSになってもらおうと明確な目的の設定をしていないのがアダになってしまったか)
ドM(正直に言うべきか否か……)
ドM「>>安価↓」
14 : 以下、名... - 2017/04/02 09:10:13.97 LGMpuPIW0 14/802俺のハーレムにはSも欲しいが、Mも欲しかったんだよそれだけの事だ
15 : 以下、名... - 2017/04/02 09:19:25.83 LGMpuPIW0 15/802あ、失礼主人公女性でしたね一人称俺じゃなくて私に変更でお願いします
ドM「私のハーレムにはSも欲しいが、Mも欲しかったんだよそれだけの事だ」
女「えす……えむ……?」
ドM(しまった……私が欲しいのはドSだと言うのに、これではMなアンドロイドを作ろうとしていることに……)
女「えすとかえむっていうのがよく分かりません!」
ドM(分かってないみたいだしいいか……)ホッ
女「あ、でもでも! ハーレム、について該当する情報を知ってますよ!」
女「えっと、一人の人間の周囲に、その人間に好意を持った別の人間が複数いる状態……。あれ??」
女「私以外には姿が見えませんけど、別の子がいるんですか?」
ドM「ん、ああ……おいで、お前たち」
ドMがそう呼びかけると、奥からさらに二体のアンドロイドが出てきた
二体のアンドロイドの特徴などを二つずつ(主人公とヒロイン以外は登場キャラの性別が男性でもいいです)
一体目安価↓
一体目安価↓↓
二体目安価↓3
二体目安価↓4
17 : 以下、名... - 2017/04/02 09:39:07.74 QTqQF/Pt0 17/802気の強い幼女
18 : 以下、名... - 2017/04/02 09:39:45.99 LGMpuPIW0 18/802魔法少女
19 : 以下、名... - 2017/04/02 09:41:15.67 FNh8O5uPO 19/802じゃあこっちも幼女
20 : 以下、名... - 2017/04/02 09:43:21.50 WXfygfApO 20/802放置プレイ大好き
魔法幼女「よっ! 魔法幼女だ!」
放置幼女「どうも……放置幼女です」
ドM(魔法幼女は魔法が使える……という設定だ。マジカルステッキから電流が流れるようになっていて、時々虐めてもらっている)
ドM(放置幼女は私の性癖開発用だ。放置されればされるほど性感が高まる設定にしてある。……いつか私も彼女を参考に放置プレイをされてみたいものだ)
女「魔法幼女ちゃんに放置幼女ちゃんかー。これからよろしくね!」
魔法幼女「おう!」
放置幼女「…………うん」
ドM(女も活動できるみたいだし、ここらでちょっと心機一転してみるのもいいかもな)
ドM(何をしようか)
アンドロイドたちと何をする?(題材がドMとドSになりそうなのである程度は書いてみますが、明らかにR-18一直線な安価や無茶な安価は最安価します)
安価↓
22 : 以下、名... - 2017/04/02 11:13:43.68 8BefUV5/0 22/802まずは親睦会を開いて仲を深めよう
ドM「まずは親睦会を開いて仲を深めよう」
女「シンボクカイ?」
ドM「仲良くなるためのパーティーだよ。魔法幼女や放置幼女ともっと仲良くしてもらいたいからね」
魔法幼女「パーティーだー! わーい!」
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
放置幼女「準備完了……」
魔法幼女「女ちゃんすごいよ! 高いところにあったお菓子持ってきてくれた!」
ドM「おお、偉いぞー女」ナデナデ(←背伸び)
女「わわっ」ペタンッ(←しゃがんだ)
女「えへへ、マスターに褒められると胸のあたりが暖かくなるよー」ニヘラ
ドM「……っ」ドキッ
放置幼女「パーティー……始めないの? それとも私だけ放置されてるの……? そういう放置は嬉しくない……」
魔法幼女「そーだよー! 始めようよー!」ブーブー
ドM「あっ、ああ……そうだな。早速始めようか」
女「えへへー」ニコニコ
親睦会を始めます
何を行いますか?
①おしゃべり
②ポッキーゲーム
③王様ゲーム
④その他(自由安価)
安価↓
25 : 以下、名... - 2017/04/02 11:41:04.11 y7mtiTuSO 25/8022
魔法幼女「ポッキーゲーム!」
女「ぽ、ぽっきーげーむ? 分かんないよ……」
魔法幼女「簡単だよー。ポッキーを二人が両端から食べていって、先に離した方が負け。負けたら対戦相手の言うことを一つ聞くこと!」
女「なるほど。それで仲良くなれるんだね?」
魔法幼女「もち! 女ちゃんのためのパーティーだし、女ちゃん対全員だからね!」
女「みんなとしていいんだね! 楽しみ!」
魔法幼女「まずはあたしが相手だよ」パクッ
女「負けないよー!」パクッ
女「!」
女(ち、近い……!)
サクッ……サクッ……
女「も、もう無理ーっ!」バッ
魔法幼女「ふふーん♪ あたしの勝ちだね」モグモグ
女「うう……」
魔法幼女「罰ゲームはねー、あたしを抱っこすること!」
女「抱っこ? これでいいの?」ヒョイッ
魔法幼女「うわー! 高い、すごーい!」キャーキャー
女「魔法幼女ちゃん軽いねー」
魔法幼女「まあねー。あ、おろしていいよ」ストッ
放置幼女「次は私と……」パクッ
女「次は勝つよ!」パクッ
サクサクサクッ
女「は、早い早い早ーい!!」バッ
放置幼女「作戦勝ち……」モグモグ
女「あんなスピードで来られたら誰でもビックリするよぅ」
放置幼女「罰ゲーム……足開いて体育座りして……」
女「こ、こう?」
ボスッ
女「わわっ、足の間に……」
放置幼女「しばらく私を後ろから抱きしめること」
女「うん、いいよー」ギュー
放置幼女(あったかい……)
女「あの、そろそろ……」
放置幼女「仕方ない……」スクッ
ドM「最後は私とだな」パクッ
女「こ、今度こそ……」パクッ
サクッ……サクッ……
女(ち、近い……でも!)
サクッサクッ
ドM(こ、このままじゃ……いや、こいつらの主人として負ける訳には……!)
サク……
チュッ
魔法幼女放置幼女「!!!」
女(!!!)
魔法幼女『簡単だよー。ポッキーを二人が両端から食べていって、先に離した方が負け。負けたら対戦相手の言うことを一つ聞くこと!』
女(このゲーム、引き分けは……ないっ!)
ヌルっ
ドM(ひっ! 舌……が……)
チュ……レロ……
ドM(あ……すご……無理やりキスされてる……)ゾクゾクッ
女「ん……んちゅ……」
ドM「ぷはっ! はあっ……はあっ……」ゾクゾクッ
女「か、勝った!? 勝ったよね!?」
魔法幼女「え、あ……///」
放置幼女「すごすぎて、分かんなかった……///」
ドM「負けです……私の負けですう……!」ダキッ
女「わっ、マスターどうしたの!?」
ドM「もっとめちゃくちゃにしてください……! ご主人様ぁ……!」
魔法幼女「ていっ」ビリビリッ
ドM「んひっ!!?」ビクンッ
ドM「はっ……!?」
魔法幼女「正気に戻った?」
女「えっと、マスター?」
ドM(ゆっくり時間をかけてドSにする作戦がーー!)
ドM「あ、あのな女……さっきのはその……」
女「マスターもやる気満々なんだね! そしたら罰ゲームはねー……」
ドM(負けて罰ゲーム受ける気満々だと思われてる! 間違ってないけど!)
女「>>安価↓だよ!」
32 : 以下、名... - 2017/04/02 13:55:15.66 O8fIDn05o 32/802紫色にはれ上がるまで利き手をしばく
女「紫色にはれ上がるまで利き手をしばくよ!」
ドM「!?」ビクッ
女「ちょっと分かってきたよー、Mっていうのは痛いのが好きな人のことなんだね」
つねりっ
ペシペシ
ガジガジ
ドM「お、女……?」
ドM(そんなんじゃ足りない……! 足りないよ……!!)
女「あれ。全然紫色にならない……」
ドM「も、もっと痛くしていいんだぞ……?」
女「そ、そうなの!?」
女はどうする?
①痛くする
②どうしてほしいか詳しく言わせる
③道具がないか聞いてみる
④その他(自由安価)
あ、安価↓です
35 : 以下、名... - 2017/04/02 14:12:00.69 k1cPWOKm0 35/8024 もう飽きたので次は魔法少女をいじめる
女「飽きた」パッ
ドM「へ?」キョトン
女「魔法幼女ちゃーん」キラーン
魔法幼女「あ、あたし!? あたし勝ったじゃん!」
女「なんでか分かんないけど、私にイジメられて苦しそうな顔してるの見ると胸がぽかぽかするの」
女「だから……ね?」ニッコリ
ドM(おお……しっかりとサディスティックプログラムが働いている……! 私は物足りないけど……)ウズウズ
魔法幼女「ひ……ひぃ!」アトズサリ-
女「逃げても無駄だよー」ニジリヨリー
ドンッ
魔法幼女「か、壁……!」
女「逃げちゃうような悪い子には……」
女「おしおき、しなきゃね?」ニッコリ
女「さっきマスターに攻撃したイケない魔法のステッキはこれかな?」パシッ
魔法幼女「あ……あっ」ゾクッ
女「えいっ」ビリビリッ
魔法幼女「ああっ!///」ビクッ
女「あれあれ、魔法使いが自分のステッキで攻撃されて気持ちいいの? そんなわけないよね?」ビリビリッ
魔法幼女「きもちい……きもちいいです! あぅっ!」ビクンッ
女「あはは、情けないね? でも私も気持ちいいよ♪」ビリビリッ
魔法幼女「んっ、ふああっ!!」ビクビクンッ
魔法幼女「あっ……ん」ピクン
ドM「……っ」ウズウズ
ドM(くっ、魔法幼女め……羨ましい)ウズウズ
ドM「な、なあ女……」
女「んー?」
ドM「わ、私も……魔法幼女みたいにしてくれ……!」プルプル
女「へえ……自分からおねだりしちゃうんだ、マスター」
女「仕方ないなあ……♪」スッ…
ドM(く……くるっ)ギュッ
ドM(…………)
ドM「……?」パチッ
女「あはっ♪ 期待しちゃった? 残念ながらお預けーっ♪」
ドM「そん……なあ……っ!」ゾクゾクッ
女「分かってきたよ! マスターはこういうのが好きなんだね? だからこういうことをするために私を作ったんだ!」
ドM「あ、ああ……」
ドM(すごい……ほんとにすごいよ……女。まさかこんなに早く学習するなんて……)ゾクゾク
女「嬉しいなあ。みんなと仲良くなって、自分の作られた理由も分かって……」
女「これはマスターの期待に応えないとね!」ニコッ
ドM「!」ドキッ
放置幼女「…………いい雰囲気のところ悪いけど、そろそろ別のことしようよ」
魔法幼女「そ、そうだよ! あたし達のこと忘れないでよね!」
ドM「わ、忘れてなんかないよ」
ドM(次か……思ったより女のドS化が進んだけど、どうしようか)
ドM(このままパーティーを続けてもいいし、買い物に出かけてみたり、別のことをしてもいいけど……)
ドM「じゃあ>>安価↓しようか」
40 : 以下、名... - 2017/04/03 07:32:52.71 DKwVAgON0 40/802王様ゲーム
ドM「じゃあ王様ゲームしようか」
放置幼女「する……」
女「おーさまげーむ……また分からないゲームだ」
放置幼女「クジ引きで王様と番号を割り振って、王様が好きな命令をさせるゲーム。『何番と何番が何々する』みたいな感じで……」
魔法幼女「とりあえずやってみようよ!」
ドM「よし、クジはあるぞ。赤い印がついてるのが王様だ」
放置幼女「じゃあみんなクジ掴んで……」
魔法幼女「王様だーれだ!」
パッ
王様は誰だった?
クジ引き要素を入れるため、コンマで判定します
安価↓コンマ二桁
01~25:女
26~50:ドM
51~75:魔法幼女
76~00:放置幼女
42 : 以下、名... - 2017/04/03 11:58:57.33 jCJsna8qo 42/802いよっ
ドM「私だな」
ドM「最初の命令は……」
誰が
安価↓コンマ二桁
01~33:女
34~66:魔法幼女
67~00:放置幼女
誰に
安価↓↓コンマ二桁(『誰が』と被った場合下のレスにずらす)
01~33:女
34~66:魔法幼女
67~00:放置幼女
ゾロ目:ドM(王様)
何をする?
安価↓3(自由安価)
44 : 以下、名... - 2017/04/03 12:32:07.76 FAV3j6SfO 44/802それ
45 : 以下、名... - 2017/04/03 12:35:53.64 jCJsna8qo 45/802はあっ
46 : 以下、名... - 2017/04/03 12:39:45.04 FAV3j6SfO 46/802体のどこかにキス
ドM「3番が2番の体のどこかにキス!」
放置幼女「3番は私……」
魔法幼女「2番はあたしかー。よし、こい!」
女「ほ、ほんとにするんだ……」ドキドキ
放置幼女「じゃあ、手の甲にするから手出して」
魔法幼女「はい」
チュッ
放置幼女「…………」プイッ
魔法幼女「わ、わー……変な気分……」ドキドキ
放置幼女「は、早く次……」
女「2回戦だね! せーの、王様だーれだ!」
安価↓コンマ二桁
01~25:女
26~50:ドM
51~75:魔法幼女
76~00:放置幼女
48 : 以下、名... - 2017/04/03 14:03:08.67 DKwVAgON0 48/802ほ
魔法幼女「あたしだー!」
魔法幼女「じゃあ命令はねー……」
誰が
安価↓コンマ二桁
01~33:放置幼女
34~66:女
67~00:ドM
誰に
安価↓↓コンマ二桁(『誰が』と被った場合下のレスにずらす)
01~25:放置幼女
26~50:女
51~75:ドM
76~00:魔法幼女(王様)
何をする?
安価↓3(自由安価)
50 : 以下、名... - 2017/04/03 17:57:20.21 ivbS4Nm+o 50/802か
51 : 以下、名... - 2017/04/03 18:00:41.39 FAV3j6SfO 51/802き
52 : 以下、名... - 2017/04/04 13:37:46.00 gMXl/XTl0 52/802お化け屋敷に行く、
魔法幼女「1番と2番がお化け屋敷に行く!」
放置幼女「また私……」1バン
女「お、お化け屋敷……私も行くのかー」2バン
ドM「一気に範囲が広くなったな。まあいいか」
ドM「じゃあ近くのテーマパークのお化け屋敷にでも行ってもらおう」
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
女「やっぱ入んなきゃダメ?」
魔法幼女「命令は絶対! さっきあたしにビリビリやった罰だと思っていってらっしゃーい!」
放置幼女「いってきます……」
ホラー耐性(高いほど怖いものが平気)
女のホラー耐性安価↓コンマ二桁
放置幼女のホラー耐性安価↓↓コンマ二桁
54 : 以下、名... - 2017/04/04 15:00:47.75 IywwE+/x0 54/802えい
55 : 以下、名... - 2017/04/04 15:03:51.39 LFV7a2uOO 55/802やあ
女「暗いねえー。何が出てくるんだろう」(75:かなり平気)
カタンッ
放置幼女「ひ……っ!!」ビクッ(39:ちょっと怖がり)
女「怖いけど案外平気かもー♪」
放置幼女「も、もう無理……」ガクガク
女「んー……」
女「放置幼女ちゃん、目、つぶろっか」
放置幼女「え……」
放置幼女「む、無理……怖いよ、そんなの……」
女「いーからいーから♪ 見えなきゃ怖くないよー」
放置幼女「それもそう……かも?」ギュッ
女「ほら、大丈夫でしょ?」
放置幼女「うん……」
女「よし、手握って出口まで連れてってあげる!」
放置幼女「うん……助かる」
スカッ
放置幼女「…………?」
スカッ スカッ
放置幼女「お、女……どこ?」オロオロ
放置幼女「そこにいるよね? いるんだよね……?」
女「…………!」ゾクゾク
放置幼女「お、おんなぁ……」
ギュッ
放置幼女「!」
女「ここにいるよー。さ、いこっか♪」
女「出口ー!」ワーイ
魔法幼女「おかえりー!」
放置幼女「怖かった……」
ドM「さてと、女と放置幼女が戻ってきたが……。次はどうする?」
魔法幼女「どうするって?」
ドM「せっかくテーマパークまで来たんだし、王様ゲームはやめて遊んでもいいんじゃないかと」
ドM「お前たちはどうしたい?」
女「多数決とろうよ! 私は>>安価↓」
魔法幼女「あたしは>>安価↓↓!」
放置幼女「>>安価↓3……」
①か②で答えてください
①戻って王様ゲームを再開
②このままテーマパークを満喫
59 : 以下、名... - 2017/04/05 01:33:29.90 Hwl67fsz0 59/8021
60 : 以下、名... - 2017/04/05 18:35:45.64 kuFrQEwto 60/8021
61 : 以下、名... - 2017/04/05 19:15:39.55 bL7ohIKyO 61/8021
女「私は戻って王様ゲームしたい!」
魔法幼女「あたしは王様ゲームやりたい!」
放置幼女「戻って王様ゲームの続きがいい……まだ王様になってないし……」
ドM「全員一致か、じゃあ戻ろう」
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
放置幼女「戻ってきた……早く続きやろう」
ドM「乗り気だな、放置幼女。よし、クジ引いて……」
放置幼女「王様だーれだ……!」
安価↓コンマ二桁
01~40:女
41~50:ドM
51~60:魔法幼女
61~00:放置幼女
終わりどころが見えなくなってきたので、100レスまでを目処に区切りがいいところで女とドMの話は終わろうと思います
63 : 以下、名... - 2017/04/06 00:18:46.33 verlwvNlO 63/802ほれ
女「私だ!!」バッ
放置幼女「くっ……」
魔法幼女「わー、どんな命令かなー?」
女「んー……じゃあねー……」
誰が
安価↓コンマ二桁
01~25:魔法幼女
26~75:ドM
76~00:放置幼女
誰に
安価↓↓コンマ二桁(『誰が』と被った場合下のレスにずらす)
01~22:魔法幼女
23~44:ドM
45~66:放置幼女
67~00:女(王様)
何をする?
安価↓3(自由安価)
65 : 以下、名... - 2017/04/06 12:25:16.37 m8BCEFXOo 65/802な
66 : 以下、名... - 2017/04/06 12:36:02.95 verlwvNlO 66/802に
67 : 以下、名... - 2017/04/07 21:00:26.87 23IwNowI0 67/802ドMが女に命令、女騎士のコスプレして魔法幼女に魔法で触手モンスター出してもらう
そして触手で女騎士絡めて、女騎士「くっ、、殺せ、」敗北した女騎士のと有名な台詞を言ってもらう
>>67
王様は女で「ドMが」「女(王様)に」する命令を出すので、そこの順序は変えさせていただきます
それと、魔法幼女のはそういう設定のアンドロイドなだけで実際に魔法が使える訳ではないので、ちょっとこじつけですが別の方法で触手を生み出すことにしました
ではどうぞ
女「魔法幼女ちゃん」
魔法幼女「ん?」
女「触手って出せる?」
魔法幼女「ん??」
女「だから~触手! タコみたいな触手出せる? あ、植物系でもいいんだけど」
魔法幼女「無理だよ! あたしの魔法はあくまで設定なの! 魔法のステッキだってちょっとした電気を流すだけのおもちゃなんだから!」
女「え~」ブーブー
ドM「触手か……」
放置幼女「出せる……の?」
ドM「私は天才だからな。みんな、温室に来てくれ」
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
女「うわ~お、草がいっぱいある!」
ドM「実験では何かと植物の世話になるからね。さて……」
ピチョン
魔法幼女「その薬は?」
ドM「『植物自立進化対話薬』……簡単に言えば植物に意識を持たせる薬だよ。ほんとは会話までできるようにしたかったんだけど、植物に声帯を持たせるのは難しくてさ……」
うぞぞぞぞぞ……
ドM「でもま、こっちの言葉を理解して反応を返してくれるレベルまではできたから、一応及第点だよね」
放置幼女「あっさり言うけど、ほんとマスターって天才だよね……」
女「私の言葉分かるかなー」
触手「♪」ウゾウゾ
女「おおー! これならいけるね!」
放置幼女「そういえば命令まだだったね……命令はなに……?」
女「命令! 2番が女騎士のコスプレをして、王様と女騎士ごっこをすること! もちろんシメは『くっ! 殺せ!』だよ♪」
ドM「!!! に、2番! 2番は私だ!!」
魔法幼女「女騎士のコスチュームなんてあったっけ?」
放置幼女「なくても作る勢いだよ……マスターすっごい乗り気だ……」
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
ドM女騎士「くっ殺せ!!」
女サキュバス「早いよー。そのセリフはもうちょっとあとで」
魔法幼女「女が触手を操るサキュバス系モンスター……っていう設定」
放置幼女「マスターはそれを狩るために森へやってきた女騎士……という設定……」
ドM女騎士「さあやろう! すぐやろう!」ハアハア
女サキュバス「ふふ……ずいぶん可愛い騎士様ね」
ドM女騎士「ふん、見てくれだけで舐めてくれるなよ。お前はこの私に倒されるんだ!」
女サキュバス「やーんこわーい♪ 助けて触手ちゃーん♪」
触手「!」ウゾウゾ
ドM女騎士「なっ!!?」
シュルシュル!
ドM女騎士「くっ……! 卑怯な!」ギシギシ
女サキュバス「モンスターに正々堂々を求められてもねー。さ、触手ちゃん。もちょっと絞めてみよっか」
触手「♪」ウゾウゾ
ギュウギュウ
ドM女騎士「あ……っ! ぐう……!!」
ドM(だ、駄目だ……! 女がノリノリすぎてこのままじゃあ……)
ドM(ほ、本当に身も心も堕とされてしまうぅ……♥)ビクビクッ
ドM女騎士「やめ……っ! はな……せえ……!」ジタバタ
女サキュバス「あはっ♪ 動いちゃダメ♪ この触手ちゃんトゲがあるからあまり動くとケガしちゃうよ?」
女サキュバス「ドM女騎士に……ううん」
女「マスターに傷をつけていいのは……」
女「私だけなんだから……ね?」ボソッ
ドM「~~~~~~~ッ!!!!」ビクビクビクッ
ドM「あ……女……おんな……これ、これ外してっ!」
ドM「私、女以外に傷つけられたくない……っ!」ウルッ
女サキュバス「だめー♪ 触手ちゃーん」
ドM女騎士「なっ……!?」
ドM(また……モンスターの役に……)
女サキュバス「もう少し苦しくしてみよっか」
触手「!」ギュッ
ドM女騎士「はぐぅ……っ!」ゾクゾク
ドM(やだ! やだやだやだ! 女、女の手で痛くしてほしいのに……! こんな触手なんかに……)
ドM女騎士「……ッ!!」ギリッ
ドM(それなら……もういっそ……)
ドM女騎士「くっ……殺せぇ……!!」
女「はい、おしまーい♪」
ドM「え?」
シュルシュル……
触手「♪」バイバーイ
ドM「え、え?」
女「『くっ殺せ』が出たので終了でーす♪」
ドM「ああ、そういえばそんなこと言ってたな……」
魔法幼女「す、すご……♥」ドキドキ
放置幼女「女とマスター相性よすぎだね……」ドキドキ
ドM(役になりきってる女もすごかったけど……)
女『マスターに傷をつけていいのは……』
女『私だけなんだから……ね?』
ドM「~~っ!」ゾクゾク
ドM(思いだしただけで……もう……♥)
女「マスター? おーい?」
ドM「はっ!? なに?」
女「放置幼女ちゃんが王様ゲームの続きしようって」
放置幼女「まだ王様になれてない……」
魔法幼女「放置幼女はついてないなー」
ドM「そ、そうだったな。戻ろうか」
女「マースター♥」ギュッ
ドM「ん?」
女「だーい好き……♥」ボソッ
ドM「ーーーっ♥」キュンキュンッ
ドM(天才故に好みド直球なアンドロイドを作ったーーいや、作れたのは失敗だったかな……)
ドM(まだ半日しか過ごしてないのに、もう女のことばかり考えてる……)
ドM(女の一挙一動、一言一行が私の脳みそを溶かしていくようだ)
ドM「女……」ボソボソ
ドM「私も、お前のことが大好きだぞ……!」
女「……うん!」
女とドM編 おしまい!
いかがだったでしょうか
だいぶ女とドMが仲良くなれたので、ひとまずこの二人の話はおわりとなります
中途半端なエンドですが、放置幼女が王様でゲームを続けた場合、全然関係ない魔法幼女達とのフラグも立ちかねないのでこのような終わりとなってしまいました
不完全燃焼に感じた方には申し訳ありません
次はまた別の二人を書いていきます
女とドMはなんか百合じゃなくてもいい感じになってしまったので、次からは百合度高めていきたいです
日付またいだので次いきます
世界観は今のところ現代で固定します
何度かやって別の話を書きたくなった際は世界観の安価を取ります
異世界ファンタジー、近未来SF、異能力現代…まあそれはおいおいですね
次の主人公の属性安価↓
使用不可属性
女、ドM、幼女
79 : 以下、名... - 2017/04/08 00:13:54.94 HpA9/0hmO 79/802耳年増
百合で女使用不可と言われてもですね……
>>79
あ、名前としての女が使用不可なだけで、もちろん主人公ヒロインどっちも女ですよ
何回も「女」を名前で使うと前の話の性格に引っ張られそうなので、名前で区別をつけようと思って
耳年増の特徴3つ
安価↓
安価↓↓
安価↓3
81 : 以下、名... - 2017/04/08 00:18:40.44 NGQs1JDZO 81/802スク水
82 : 以下、名... - 2017/04/08 00:21:35.75 zPavd/tdO 82/802妄想癖
83 : 以下、名... - 2017/04/08 00:27:09.93 V7XC9DXzO 83/802ボクっ娘ボーイッシュ
耳年増は水泳部に所属し、なおかつ妄想癖のあるボーイッシュなボクっ娘となりました
つぎに、ヒロインの属性を1つ安価↓
使用不可属性
女、ドM、幼女、耳年増
85 : 以下、名... - 2017/04/08 01:10:23.22 8B1m6aCgO 85/802委員長
委員長の特徴を3つ
安価↓
安価↓↓
安価↓3
87 : 以下、名... - 2017/04/08 01:52:23.13 wWWsKZZMO 87/802ドジ
88 : 以下、名... - 2017/04/08 11:51:22.96 X+PZ8D4I0 88/802正義感が強い
89 : 以下、名... - 2017/04/08 13:03:28.56 R+YGoQXE0 89/802エロ小説書く事が得意、最近は魔法少女ような変身ヒロインが敵に敗北してエロイ事させて調教されるssにこっており
暇な時間があれば書いている
委員長は正義感が強いがドジで、みんなに隠れてエロ小説を書いている
という設定でいきます
エロ小説の中身については、必要があれば>>89の内容で書いていきます
ただここはR板ではないのでこの設定はあまり活かせないかもしれません
それではやっていきます
マネージャー(以下マネジ)「つぎー! 50の記録取るよー!」
耳年増「はいよー」ペタペタ
ファンA「きゃー! また耳年増さんが泳ぐわ!」
ファンB「ああ……かっこいい……」
マネジ「はい、よーいー……」
ピッ!
耳年増「ふっ!」ザボン
耳年増(新生水泳部1年……期待のエースで学校の王子様)
耳年増(まさかボクがそんなポジションになるとはねー)
耳年増(中学は共学だったからむしろ「男女」なんて呼ばれてバカにされてたけど、ここは女子校だから皆男に飢えてるんだろうか)
耳年増「!」グンッ
ファンC「またペースが上がった! 本物のイルカみたい……!」
ファンD「耳年増さんは人魚だって言ってるでしょ!? 変なあだ名つけないでよ!」
耳年増(王子様キャラなんて少女漫画でしか見たことないからムズムズする……。王子様ねえ……)
耳年増(『ボクだけを見てなよ』キリッ)
耳年増(……なーんて! やっぱボクには王子様なんて合わないよな!)タッチ
マネジ「……25.72。やっぱ早いねー王子様は」
耳年増「だから王子様なんかじゃないって。その呼び方恥ずかしいよ」
マネジ「はいはい。じゃあ次、50を4本。サークル40秒でやるから用意して」
耳年増「聞いてないし……」
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
マネジ「はい、今日の練習ここまでー」
部員A「つっかれたー!」
部員B「Aちゃん寝っ転がらないでよー。ほら、クールダウン手伝うから足を伸ばして」
耳年増「ふー……」
ファンA「あ、あのっ!」
耳年増「は、はい?」
ファンA「さっき委員長っていう人が来て、耳年増さんを呼んできてくれって……」
耳年増「委員長が?」キョロキョロ
ファンA「あ、教室に戻るって言ってました! 確か1-Aですよね?」
耳年増「そっか、ありがとね。それとさ……」
ファンA「は、はい……?」
耳年増「君もボクと同じ1年だよね? 敬語はやめてくれると嬉しいな」ニコッ
ファンA「あっ……」クラッ
耳年増「おっと、だ、大丈夫ですかー?」
ファンA「ふぁい……」トローン
ファンB「いた! Aこの野郎! 抜け駆けしやがってー!」
耳年増「あ、Aさんの友達かな? この子頼める?」
ファンB「もちろん! おまかせあれー!」
耳年増「行っちゃった……。ボクも行かないとな」
ガラッ
委員長「やっと来ましたか……」
耳年増「委員長から呼び出されるなんて、ボクなんかしたっけ?」
委員長「明日提出期限のプリント、あなただけ出てませんよ」
耳年増「? それって来月の文化祭のプリントだったよね?」
委員長「そうです。いいから早く出してください」
耳年増「ボク出したはずだけど……」
委員長「そんなわけないでしょう。だったらなんで私の手元にないんですか」
耳年増「見してよ」
ペラッ……ペラッ……
耳年増「あるじゃん」
委員長「そ、そんなはず……」
耳年増「ほれ」
委員長「名前、耳年増……あ、ある……?」
耳年増「帰ってもいい……かな?」
委員長「う……はい。ていうかもう日が沈んでる……」
耳年増「こんな時間まで待つからだよ。ドジだなー」
委員長「う、うるさいです。部活が遅いせいですよ」
耳年増「それはボクにはどうにもできないよ……。だったらさ、よかったらだけど送ってく?」
耳年増「委員長みたいな女の子一人だと変な人に襲われるかもしれないしさ」
委員長「……お、お願いします」
耳年増「あは、委員長怖がり? 変な人なんてそうそう出てくるわけないじゃんか」
委員長「へ、変なこと言うからですよ! 私は怖いの無理なんです! 変な人じゃなくても、暗かったら幽霊とか出てくるかもしれないし……」モジモジ
耳年増「おーい、そんなとこでモジモジしてないで自転車置き場行くよー」テクテク
委員長「ま、待ってくださいよ! 一人は怖いんですからー!」タタッ
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
ガションッ
耳年増「よし、じゃあ委員長さんしっかり捕まっててね」
委員長「はい」ギュッ
耳年増「肩じゃなくてさ、こう……」
ギュウッ
委員長「!」
耳年増「腰のあたりで掴んどいてよ」
委員長「は、はい……」
耳年増「じゃ、いっくよー!」
帰り道で何があった?
①暴漢に襲われてる生徒を発見
②ブレーキが壊れる
③その他(自由安価)
96 : 以下、名... - 2017/04/09 00:11:10.57 uYmOWAe6O 96/8022
委員長「ちょっと、スピード落としてくださいよ」
耳年増「えー。仕方ないなあ……」
スカッ
耳年増「……?」
スカッ
耳年増(ブレーキが効かない!!)
委員長「ちょっと、何して……」
耳年増「ブレーキ壊れた! あはは!」
委員長「は、はあ!?」
耳年増「今から『1、2の3』で左側に倒れるよ! ちゃんと掴まって!」
委員長「えっ、えっ!?」ギューッ
耳年増「1……2の……」
耳年増「さあーん!」
ガシャーンッ!
モニュン♥
耳年増「つっ……い、委員長! 大丈夫!?」
委員長「……っ」ギューッ
耳年増(こ、これは……)ゴクリ
委員長『私の体を傷ものにしてくれたわね……責任、取ってくれるわよね?』
耳年増(みたいな展開に!?)
委員長「はあ……ビックリしました……」ギューッ
耳年増「あれ、ケガとかしてない?」
委員長「私は大丈夫です。地面が柔らかかったので。それより耳年増さんはケガしてませんか?」ギューッ
委員長「部活動をしてる以上ケガなんてしたら大変ですよね」ギューッ
耳年増「あ、うん。ボクもケガはないみたい。結構派手に転んだけどね」
委員長「そうですか……」ギューッ
耳年増「ただ、そろそろ委員長が離れてくれないと苦しいかなーって」
委員長「あっ……すみません」パッ
耳年増「委員長ってあれだね……」
委員長「な、なんですか」
耳年増「意外とおっぱいあるんだね。おっぱいクッションだ」
委員長「~~~! バカ!」
耳年増「あーごめんごめん。ちゃんと家まで送るから許してー」
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
委員長の家
耳年増「それじゃ、また明日学校で」
委員長「はい。気をつけて帰ってくださいね」
耳年増「うん、ありがと。じゃね!」テクテク
バタン
委員長「おっぱいクッション! このネタを忘れないうちに小説に加えなければ!」
委員長「筆が進みます! ありがとう耳年増さん!」カキカキ
委員長「魔法少女がやられて敵のサキュバスのおっぱいクッションで敵から離れられなくなる……! これです!」カキカキ
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
耳年増の家
耳年増「…………」ニギニギ
耳年増『1……2の……』
耳年増『さあーん!』
ガシャーンッ!
モニュン♥
耳年増(柔らかかったな……おっぱい)
耳年増(ボクはぺったんこだし……)ペタペタ
耳年増(ああいうおっぱいが……)モヤンモヤーン
委員長『大丈夫? おっぱい揉む?』
耳年増(とかやるんだろうなあ……)
耳年増(もっかい触ってみ……)
耳年増(いやいや! 何を考えてるんだボクは! 相手は女の子だぞ! そんな変態みたいなこと……)
耳年増(変態……みたいな……こと)ドキドキ
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
翌日
耳年増「!」
委員長「あ、おはようございます」
耳年増「お、おはよう!」ドキドキ
ファンC「王子様が赤くなってる……! か、かわいい……!!」
ファンD「委員長となんかあったのかな?」
耳年増(くそー……あの後も結局委員長のおっぱいが頭から離れなくて寝不足だ……)
委員長「な、なんです。ジロジロと……」
耳年増「あ、いやごめん……なんでもない」
耳年増(制服の上からだと目立たないけど……あの下には……)ゴクリ
耳年増(ダメだダメだ! こんなこと同級生で考えちゃいけない!)
耳年増(できるだけ平常心で……)
学校内でアクシデント発生
①パソコン実習で身体接触
②告白現場に遭遇
③その他(自由安価)
安価↓です
102 : 以下、名... - 2017/04/09 09:29:27.29 ++8pfE090 102/8023、委員長暇になったので魔法少女のエロ小説書く、今回は敵は幽霊屋敷に住む女の悪霊
戦いの最初は魔法少女が有利、止めを刺す瞬間まで追い詰めるが、ふとした油断からまさかの敗北をしてしまう
委員長(昼休みって暇ですね……)
委員長(図書室に本を返却に来たものの、もうすることがなくなりました)
委員長(うーん、図書室なら誰も来ないし……)
委員長「……書きますか」
委員長「後でパソコンで打ち直しますし、紙は図書室のコピー用紙でいいですね」
(下まで飛ばしても大丈夫です)
【バーサス魔法少女 幽霊編】
【作·委員長】
さっきから寒気が止まらない。まるで得体のしれないものが体を通り抜けて遊んでいるようだ。
本能が拒否反応を起こしているのかもしれない。だが、魔法少女は目の前に建つ館に気丈にも睨みを効かせる。
まるで悪魔が口を開けて待っているかのような、鳥肌が立つほど恐ろしい風貌の洋館。
「ここが……」
手に持っている杖を強く握り直し、魔法少女はその洋館へと入り込んでいった。
中に入ると、不気味な寒気は途端に消えた。
いや、寒気が消えたのではなく、それを気にするどころではなくなったのだ。
魔法少女が探索を進めていると、館のいたるところで奇怪な現象が起きていた。
ねじれてちぎれたウサギのぬいぐるみ、猛烈な勢いで逆回転し続ける壁掛け時計、目が合うと表情を変える肖像画、時折聞こえる笑い声……。
もはや魔法少女の心は折れかけていた。
「ねえ、おねえちゃん」
その時、背後からゾッとするほど冷たい声で喋りかけられた。
恐る恐る振り向くと、そこには愛らしい人形のような少女が笑顔で立っていた。ほっと胸をなでおろすと同時に、保護しなければと思い立つ。
「あなたはどうやってここに……いや、それよりもここは危険よ。帰った方がいい……」
「やだ、遊びたい! おねえちゃん、遊ぼ?」
「わがまま言っちゃダメ。あなたの両親も心配していると思うし、帰りましょう?」
「いないよ、そんなの」
「え?」
「だって、パパもママも私が殺しちゃったもん」
少女から笑みが消え、一気に魔法少女に迫る。
「だからおねえちゃん、アソボ?」
「ぐっ!」
少女が近づいてきた正面からではなく、真横から燭台が魔法少女の頭を目掛けて飛ぶ。それをなんとかかわすと、胴体だけのウサギのぬいぐるみが殴り掛かってきた。
「このっ! 邪魔!」
魔法少女の魔法で、ウサギは無様に綿を撒き散らし床にくずおれた。
弱い、勝てる。そう確信した魔法少女は飛んでくるナイフを打ち落とし、一気に間合いを詰める。あと一歩、その距離まで詰めた魔法少女の後頭部に分厚い本が迫っていた。
「バレバレ……よっ!」
一瞬で転身し、本を魔法で燃やす。そしてその回転の勢いのまま少女に杖を突きつけた。
「私の勝ちね」
「すごいね、おねえちゃん! でも私の勝ちだよ!」
瞬間、みぞおちに強い衝撃を感じた魔法少女は意識を失った。
次に目が覚めた魔法少女はまず、自分の手首が拘束されていることに気がついた。
「くっ……ロープで縛られてる。不意打ちでやられるとは私も未熟だな……。へきしっ」
ついで、肌寒さを感じた魔法少女は自分の体に目をやって驚愕した。
「は、裸っ!? なんで!?」
「あ、起きた? おねえちゃん」
「! お化けの女の子……! ……え?」
声の主もまた、一糸まとわぬ姿だった。
突然の出来事に魔法少女は混乱する。
「せっかくだからおねえちゃんで遊ぼうと思って。おねえちゃんが寝てる間にいろいろ道具も用意してみたんだよ」
「わ、私で遊ぶってどういう……」
「やっぱさ、気持ちよさで壊れるのは男の人より女の人の方が見てて気持ちいいよね。男の人なんて豚みたいな声出して気持ち悪いもん」
「ひ……っ! やだ、やだ……!」
「やだじゃないよ、気持ちよくしてあげるからさ」
少女がその手に液体を垂らし、手で伸ばす。粘度の高いその液体は開いた手から糸を引いて床にポタポタと流れ落ちる。
「女の子にしか分からない、女の子の気持ちいいところ。たっぷり教えてあげる」
そういうとやや控えめな魔法少女の胸を
耳年増「委員長何書いてんのー?」
委員長「う゜わ゛あ゛あ゛あ゛あああああああああぁぁぁぁぁぁあああああ!!!!!??」
委員長「み、耳年増さんでしたか……驚かせないでください」
耳年増「ごめんごめん。すっごい熱中してたからさ。で、何書いてたの?」
委員長「個人的な趣味です。あまり口を出さないでもらえるとありがたいのですが」
耳年増「そっか。じゃあ見なかったことにするよ」
委員長「そうしてもらえると嬉しいです。……で、耳年増さんは何を探しに?」
耳年増「スポーツの本なんだけどさ、ストレッチとか食生活とかそういうマネジメント系の本を探しに」
委員長「なるほど。でしたらスポーツの棚にあると思いますが……。よかったら一緒に探しますよ」
耳年増「まじ? やったー♪」
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
耳年増「けっこうあるんだね……」ズッシリ
委員長「スポーツ医学というのは進化が進んでますから、新しい本を重点的に残して5冊程まで減らしてみてはどうでしょうか」
耳年増「そうする……ありがとねーいいんちょー」
委員長「いえ、さっきの口封じのために手伝ったようなものですから気にしないでください」
キーン コーン カーン コーン
耳年増「やばっ、予鈴だ」
委員長「なんとか絞り込めましたし、これだけ借りて戻りましょう」
耳年増「うん! 先生! これ貸出お願い!」
先生「ギリギリだな。……うし、完了。早く戻れよー」
耳年増「早い! ありがとう、先生!」
委員長「終わりました?」
耳年増「うん、戻ろう!」
タッタッタッタッ
委員長「くっ……なんで図書室が1階で私達の教室は3階なんですか……」ゼーゼー
グリッ
委員長「え」
耳年増「委員長危ないっ!!」
バサバサッ! ドサッ……
委員長(えっと? え、あれ?)
委員長(私が足を滑らせて、落ちて)
委員長(耳年増さんが本を投げてまでこっちに来てくれて)
委員長(抱きしめられたまま落ちた……?)
委員長(耳年増さんが下敷きになるように回転してくれたから、今私が四つん這いで覆いかぶさってるんですね……)
キーン コーン カーン コーン
耳年増(委員長……まつ毛長いな……ていうか顔が近い……)
耳年増「ケガ……してない?」
委員長(息がかかる……近すぎて……)
委員長「私は大丈夫……です。でも、耳年増さんと本が……」
耳年増(あー委員長をケガさせないよう必死だったからぶん投げちゃったな……どうでもいっか)
耳年増「本より委員長のが大事だよ」
委員長「…………っ!」キュンッ
委員長(なんでこの人はそういうことをさらっと言うんでしょうか。……さすが王子様、ですね)
委員長「ありがとう……ございます。いまどきますから」スクッ
耳年増「ぁっ……」シュン
耳年増(!? な、なんだ今のシュンって!)
耳年増「と、とりあえず教室戻ろうか。本鈴もう鳴っちゃったけど……」スクッ
委員長「はい……痛っ!」ズキッ
耳年増「! やっぱケガしてるじゃんか! 足首ひねったんだ……」
委員長「だ、大丈夫です、このくらい……っ!」
耳年増「ダメだよ! ごめん、ちょっと我慢してね!」
ヒョイっ
耳年増「今から保健室連れてくから!」
委員長(お、お姫様だっこで!?)
タッタッタッタッ
保健室に先生が
①いた
②いない
安価↓です
また忘れてた…
何度も安価し忘れすみません
109 : 以下、名... - 2017/04/09 13:47:24.31 ++8pfE090 109/8022
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
ガラガラ
耳年増「失礼します……って先生いないし……」
耳年増「メモだ。えっと……『昼休み中にけが人がでたので外にいます。体調の悪い人は自由にベッドを使ってください。』……だってさ」
耳年増「とりあえずベッド借りようか……」
ボフっ
耳年増「あれ、委員長顔隠してどうしたの? どっか別のところ痛い?」
委員長「違います! 恥ずかしくて死にそうなんです!」カアアァ
委員長「なんでお姫様だっこなんですか! もー!」
耳年増「おんぶでもよかったんだけど、足首ひねってる状態で立たせるのは良くないからさ。そしたらお姫様だっこぐらいしかなくて」
委員長「肩を貸してくれるだけで良かったのでは?」
耳年増「あー。その発想はなかった」
委員長「まったく……いつっ」ズキッ
耳年増「わわっ。えっと、どうしよう。とりあえず保冷剤タオルにくるんで……」
耳年増「はい、これで冷やしといて。ちょっともの取ってくるから!」
バタン
委員長「行ってしまいました……」
テクテク
耳年増(さっき委員長が書いてたのって……)
『女の子にしか分からない、女の子の気持ちいいところ。たっぷり教えてあげる』
耳年増(な、なんであんなもの……! 見る気はなかったけど、あれってえっちな小説だよね……しかも女の子同士の……)ドキドキ
耳年増(ぼ、ボクが知らないだけで女の子同士でも「そういう事」ってするのかな……)
耳年増(興味があって今まで調べたことはあったけど、ほんとに……?)
耳年増「あ、あった」ヒョイヒョイ
耳年増(戻ったら……お、襲われたりしないよね……)ドキドキ
耳年増(いや、あの小説は何かの間違いだ。それかボクの見間違いか気のせいだ、うん)
耳年増(とりあえず早く戻ろう……)
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
ガチャ……
耳年増「戻ってきたよー……あっ」
委員長「すー……すー……」
耳年増「寝てる。……失礼しまーす……」ヌガセヌガセ
耳年増「えっと、足首のテーピングは……36p……」ペラッ
耳年増「あった。んーっと……こうして、こうして……こうか」グルグル ペタペタ
委員長「……ん」パチッ
委員長「な……!」
耳年増「あ、起きた? 委員長」
委員長(耳年増さんがわ、私の足を撫で……撫でて……!? なにこれ、なにこれ!?)
耳年増「テーピングしてみたんだけど、どう? 苦しくない?」
委員長「と、取りに行ったものって、放り投げた本のことだったんですね……。苦しくないですよ、ありがとうございます」
耳年増「『先生へ、テーピングのためにいくつかテープを借りました。1-A 耳年増』……メモはこれでよし。さ、戻ろうか。立てる?」
委員長「はい。……よいしょ」
耳年増「肩貸そうか?」
委員長「ふふ。今更ですよ、それ」
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
先生「これがAかつBの集合、これが……」
ガラガラ
先生「お、耳年増に委員長。二人してどうした」
耳年増「すみませーん、ボクのわがままに付き合わせて委員長さんまで遅れちゃいました」
委員長「!」
先生「そうかー。ま、座れ。授業の続きするぞー」
委員長「違います! 私がケガして、耳年増さんはそれの処置をしてくれただけです!」
先生「ん、ああ。そうなのか。ケガは大丈夫なのか?」
委員長「はい。耳年増さんのおかげで」
先生「そりゃよかった。じゃ、続けるぞー」
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
耳年増「委員長はいい子だなー。あんなのボクのせいにしておけばよかったのに」
委員長「そうはいきませんよ。私がドジったせいなんですから」
耳年増「ほんと真面目ちゃんだね。もう足は大丈夫?」
委員長「はい。大丈夫です」
耳年増「そっか、良かった。じゃあボクはそろそろ部活行くね。また明日」
委員長「はい。また明日」
後日何があった?
①耳年増が大会のメンバーに選ばれる
②委員長が風邪を引く
③その他(自由安価)
安価↓
114 : 以下、名... - 2017/04/09 18:53:48.28 exWINnHkO 114/802委員長がクラスメートに耳年増との件で冷やかされる
115 : 以下、名... - 2017/04/09 19:05:52.71 tFyVtwes0 115/8023家に帰った委員長はエロ小説の続きを書く、今度の魔法少女は誇り高い性格でお嬢様言葉を喋る女の子
内容はさっきと逆、幽霊屋敷の少女の悪霊が魔法少女に敗北、そしてお仕置きと言う名の性的な罰を受ける
3日後ーーー
ヒソヒソ…… ヒソヒソ……
耳年増「……?」
ファンA「A組の委員長が……」
ファンB「やっぱり? あたしも聞いたんだけど……」
耳年増「ねえ」
ファンB「は、はいっ!?」
耳年増「委員長って聞こえたけど、何かあったの?」
ファンB「あ、えっと……」
ファンA「あのっ、耳年増さんと委員長がデキてるってマジですか!?」
ファンB「ば、ばか! 何聞いてんの!」
耳年増「え……っと、そんなことはないんだけどな」
ファンA「よ、良かったぁ~……あたしの王子様ぁ~……」
耳年増(君のでもないけどね)アハハ
ファンB「でも、勘違いしてる人はたくさんいますよ」
耳年増「な、なんで!?」
ファンB「数日前に保健室でイチャイチャしてた、とか。階段で委員長が耳年増さんを押し倒してた、とか。原っぱで寝転がって抱き合ってた、とか。いろんな目撃証言があるらしく……」
耳年増(全部見られてた!?)
ファンB「委員長も美人さんなので、なんかお似合いだって皆で冷やかしてるみたいです」
耳年増「そっか……。教えてくれてありがとう」
ファンA「いえいえ! こんなのなんともありませんよ!」
ファンB「あんたは耳年増さん困らせてただけでしょ! まったく……」
ガラガラッ
委員長「……おはようございます」
耳年増「……おはよう」
ファンC「あいさつしてるわ! 学校一の美女カップル……ああ!」
ファンD「二人ともお綺麗……!」
耳年増(ど、どうしてこうなった……)
委員長(耳年増さんと私が……なんて、ありえるはずないのに!)
耳年増委員長「「あの……」」
耳年増「な、なに!? そっちから先に言ってよ」
委員長「いえ、そっちから先に! ……いや、やっぱり私が言います」
委員長「放課後になったら、図書室に来てください。そこで話しましょう」
耳年増「うん……わかった」
休み時間ーーー
モブA「委員長、あんた耳年増と付き合ってるってマジ?」
委員長「根も葉もない噂話ですよ」
モブB「ってか女同士ってキモくね? ありえないっしょww」
モブA「えっ……」
委員長「ですから、そんなのは嘘っぱちです。だいたい、あの『王子様』が私なんかを気に入る訳がありませんしね」
モブC「あ、デキてる委員長さんだ」
委員長「ですから冷やかしはやめてくださいって……」
委員長(これはできるだけ早く誤解を解かないといけませんね……)
放課後ーーー
耳年増「すー……はー……」
ガチャッ
……バタン
委員長「やっと来ましたか」
耳年増「や、それなりにデリケートな話だし、心の準備がさ……」
委員長「そうですね。では言いづらくなる前に、単刀直入にいいます……」
委員長「>>安価↓!」
120 : 以下、名... - 2017/04/09 21:12:44.10 tFyVtwes0 120/802私の書いた小説何ですけど見てください、内容は安価115
つまり私は百合の趣味を持ってるんですよ耳年増さん
委員長「これ」バサッ
耳年増「前書いてた……小説?」
委員長「はい。……この際言わせてもらいます」
委員長「私は女の子が好きです!!」
耳年増「!!」
委員長「この小説だってそう! 女の子が女の子にえっちなことをされる小説です!」
委員長「だ、だから私に近づかない方がいいですよ! もうどうなるか分からないんですからね! お、お、襲いますよー!?」グルグル
耳年増「お、落ち着いて委員長! 目がグルングルンしてるから!」
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
耳年増「はい吸って……」
委員長「すー……」
耳年増「吐いてー……ゆっくりね……」
委員長「はー……」
耳年増「落ち着いた?」
委員長「はい、なんとか……」
耳年増「それでさ、その……」
耳年増「ボク、誤解を解くつもりで来たんだ。迷惑ならこれから近づかないようにして、普通に過ごそうかなって」
耳年増「でも今ので委員長が女の子好きっていうのは分かったんだ」
耳年増「それで、今はボクのことが好きだったり……する? それともやっぱり、ボクとのことが誤解されるのって嫌かな?」
委員長「…………」
委員長「>>安価↓」
122 : 以下、名... - 2017/04/09 21:40:37.01 ONM5FBy0O 122/802こんな気もちになったの初めてでどうしたらいいか分からない
委員長「こ……」
委員長「こんな気もちになったの初めてで、どうしたらいいか分からないです……」
耳年増「な……っ」
耳年増(なにそのセリフ!? か、可愛い……!)キュウウウンッ
委員長「お、女の子が好きなのはほんとです。でも、周りの人に誤解されて、それが嫌なのか嫌じゃないのか自分でも分からなくて……!」ジワッ
耳年増「わっ、わー! 落ち着いて! ごめんね、ボクの言い方意地悪だったよね」アワアワ
耳年増「委員長に言わせて、責任を全部委員長に被せようとして……ごめん。代わりに、じゃないけどボクの気持ちも伝えるから、聞いてほしい」
耳年増「……>>安価↓」
124 : 以下、名... - 2017/04/09 22:33:00.24 tFyVtwes0 124/802キスする、安心して私も実は百合なの
耳年増「実は……ボクも女の子が好きなんだ!」
委員長「それは嘘です!」
耳年増「ぬぁ!? なんでバレた!?」
委員長「ほらやっぱり! だって反応が普通の女の子ですもん! ファンの子に好き好き言われても困った感じだし、そういうの私見てるんですからね!」
耳年増「じゃ、じゃあさ……」
耳年増「確かめてみてもいい?」
委員長「えっ」ドキッ
耳年増「今からキスするから……それで、どっちも嫌じゃなかったら……」
委員長「嫌じゃなかったら……?」
耳年増「後出しみたいになるけど……」
耳年増「つ、付き合おう」
委員長「…………っ」ギュッ
チュッ……
耳年増「…………」
耳年増「ど、どうだった?」
耳年増「あ、あのね、ボクは嫌じゃ……」
委員長「ぃっかい……」
耳年増「え?」
委員長「わ、わかんなかったから、もういっかい……してください」カアアァ
耳年増「っ! ……うん」ドキドキ
チュッ…… チュッ
委員長「……はっ……んっ」
耳年増「んっ……ちゅっ」
委員長耳年増「「…………」」
……チュウッ
耳年増「委員長……」
委員長「耳年増さん……私、嫌じゃないです。もっと、もっと耳年増さんとキスしたいです……!」
耳年増「うん、ボクも……ボクももっとキスしたい」
委員長「んっ」チュッ
耳年増「好きだよ……委員長」
委員長「私も、好き……です。耳年増さん……」
耳年増「あはは……付き合ってるって誤解解くためにきたのに、本当に付き合うことになっちゃったね」
委員長「嫌……ですか?」
耳年増「嫌じゃないよ。むしろ委員長が彼女だなんてすごい自慢だ」
委員長「私こそ、王子様が彼女なんて……夢みたいです」
耳年増「そういえばボク王子様なんて言われてたな……。ファンのAさんとかBさんになんて言おう」
委員長「うう……嬉しいけど、ファンの人たちからの嫉妬で殺されそうです……」
耳年増「大丈夫だよ。ボクなんて大したことないしさ。きっと皆飽きて別の人を好きになるよ」
委員長「それならいいんですけど……」
耳年増「それより、委員長こそ他の人に目移りしちゃ嫌だからね」
耳年増「委員長はボクだけを見てなよ」
委員長「っ!」キュンッ
委員長「ずるい……」
耳年増「え、何が?」
委員長「やっぱり王子様はかっこいいです! ずるいですー!」
耳年増「ええー!?」
耳年増と委員長編 おしまい!
いかがだったでしょうか
耳年増と委員長が付き合うまでいったので終わりとします
レス数は前回の女とドMよりだいぶ少なくなってしまいましたがどうでしょうか
次はまた別の二人を書いていきます
129 : 以下、名... - 2017/04/10 00:35:43.11 0fT9CSbyO 129/802乙乙。長さは展開しだいだししょうがないんじゃね
あとは耳年増っぶりをもっと発揮して欲しかったかな
>>129
耳年増っていう名前なのにボクっ娘ボーイッシュの方が前面に出てしまいましたね
次はもっとキャラ立ちに気をつけます
そろそろ次にいきます
次の主人公の属性安価↓
使用不可属性
女、ドM、幼女、耳年増、委員長
(名前としての使用ができないだけで、主人公もヒロインも女性です)
131 : 以下、名... - 2017/04/10 01:17:35.47 KMgKv+3I0 131/802女騎士
ごめんなさい、次も世界観は現代でやるので、ファンタジー系の役職はなしです
次か、さらにその次くらいに世界観も変えて書くので、その際に女騎士などをお願いします
改めて次の主人公の属性安価↓
使用不可属性
女、ドM、幼女、耳年増、委員長、その他ファンタジー·SF関連の現代ではありえない属性
133 : 以下、名... - 2017/04/10 01:33:26.14 KMgKv+3I0 133/802小説家
小説家の特徴を3つ
安価↓
安価↓↓
安価↓3
135 : 以下、名... - 2017/04/10 02:09:47.71 0fT9CSbyO 135/802巨乳
136 : 以下、名... - 2017/04/10 02:15:38.12 X9TM8q0+0 136/802がさつ
137 : 以下、名... - 2017/04/10 02:16:20.05 iRuqGkYgO 137/802裸族ボトラー
小説家は巨乳だが、がさつでしかも裸族ボトラーとなりました
ボトラーについて詳しくないので、あまりこの設定は活かせないかもしれません
ついでヒロインの人数
1人か2人のどちらかでお願いします
2人の場合、どちらからの好感度もすごく高い場合のみハーレムエンドが可能です
通常は最終的にどちらか1人を選ぶことになります
では人数を安価↓
139 : 以下、名... - 2017/04/10 11:18:32.20 0fT9CSbyO 139/8021
ヒロインは1人でいきます
ではヒロインの属性安価↓
141 : 以下、名... - 2017/04/10 12:44:10.88 SR0aQ/6gO 141/802病弱少女
病弱の特徴を3つ
安価↓
安価↓↓
安価↓3
143 : 以下、名... - 2017/04/10 13:41:18.12 lkPdSeHZO 143/802愛情が殺人衝動に直結する
144 : 以下、名... - 2017/04/10 13:57:30.95 4+0XCQ6LO 144/802銀髪金眼のロリっ娘
145 : 以下、名... - 2017/04/10 14:10:27.55 QVEuJeCPO 145/802興奮すると鼻息が荒くなる
小説家(お·で·ん……お·で……ん?)
病弱「…………」ペラペラ
小説家(え、銀髪? 外人? ってか子供じゃん。なんでこんな深夜のコンビニに……)
病弱「…………」ペラペラ
病弱「……はあ」パタン
小説家(ぶ、文藝春秋!? なんであんなもの立ち読みしてんの!?)
病弱「…………?」チラッ
小説家(やべっ、こっち見た。ガン見しすぎたか……)
病弱「あの……」
小説家「は、はい!?」
病弱「おねえさん、これ読みますか?」
小説家「え……文藝春秋?」
病弱「……」コクコク
小説家「いや、私は読まないかな……」
小説家(雑誌より文庫本派だし、雑誌って他の情報多いし……)
病弱「そう……ですか。見られてたので私、邪魔なのかと」
小説家「いやいや、邪魔なんてこたないのよ」
病弱「……あ、あの……」
小説家「ん?」
病弱「よ、読んでみませんか? 小説……」
小説家「え……あー……」
小説家「あのね、こういうことはあまり言わないけど、私こう見えて小説書きなのよ」
小説家「それで、色々読む本はあるからこの雑誌は読まないわ」
病弱「そうですか……」ショボーン
病弱「って、小説書きさんなんですか!?」
小説家「まあね」フフン
小説家「本名は小説家、作家としてのペンネームは左方茶房(さほうさぼう)。……なーんて、君みたいなちっちゃい子が聞いたことないか」
病弱「あ、えっと。私は病弱って言います。ちっちゃい子、じゃなくて名前で呼んでください」
小説家「病弱ちゃん……か」
小説家「病弱ちゃん、もう夜中近いけどこんな時間に1人でコンビニなんて来て大丈夫なの?」
病弱「大丈夫ですよ。この時間ほとんどここのコンビニに人は来ませんし、店員さんも仲良くしてくれるので」
小説家「ふーん……まあ、あんまり遅くなんない内に帰んなさいよ。子供は早く寝ないといけないんだから」
病弱「わ、分かりました。今日はもう行きます」
病弱「それで……今日はもう行くので、代わりに明日も来てくれませんか?」
病弱「私、友達いなくて……お話できる人が欲しいんです」
小説家「えー……」ボリボリ
小説家「早く帰れって言った手前だけど……まあいっか。でも、私大した話できないからね。明日来たってすぐ帰ることになるわよ」
病弱「はい、それで構いません」ニコッ
小説家(おーおー……こんな可愛いのに友達がいないって……。小学……五年か六年かそこらなのに、クラスの男の子達は何やってんだか)
小説家「そんじゃ、帰りなさい」
病弱「はい、また明日」
ウイーン
小説家「あ、店員さんすみませーん。おでんくださーい」
小説家「大根2つと、牛すじ1つと、卵1つ。あ、からしつけてもらえます?」
小説家「はい、これちょうどで。どうもー」
翌日病弱は来た?
①来た
②来なかった
安価↓
149 : 以下、名... - 2017/04/10 17:12:29.55 0fT9CSbyO 149/8021
151 : 以下、名... - 2017/04/10 17:20:33.52 zIo2nR32O 150/802猟奇的なオチしか見えねぇ
ウイーン
小説家(ほんとにいた……)
病弱「あ、こんばんは。小説家さん」ニコッ
小説家「どうもこんばんはー」
病弱「左方さん」
小説家「…………あ、私のことか。なに?」
病弱「私、左方さんの小説読んだことがあるんです」
小説家「へえ、意外だなあ。見かけによらず難しい本読んだりするんだね」
病弱「むっ、バカにしないでください!」
病弱「それより! 今は小説書いてないんですか!?」
病弱「私あなたの小説を読んで、すごく惹かれたのに! あれから1回も文藝春秋に載せてないじゃないですか!」
病弱「あの思春期の女の子の恋のときめき、揺れ動く繊細な心理描写、恋の相手はまさかの同性の女の子! どれをとっても素晴らしかったのに……!」ハーハー!
小説家「ちょ、落ち着いて! 鼻息がすごいよ病弱ちゃん!」
病弱「こ……こほん。失礼しました。……それで、なんでですか? 小説書きっていうのは嘘だったんですか?」
小説家「それさ、直木賞取ったときの小説だよね? 私それから一回も文藝春秋には載せてないよ」
病弱「……?」
小説家「だから、文藝春秋に乗るような小説はそもそも書いてないの。直木賞取ったから載せてもらっただけだよ」
病弱「え、えええええぇぇぇぇ……」ガックリ
小説家「そんな落ち込まなくても……」
病弱「だって、だって私あの小説を読んでからずっと探してたんですよ? なのに2年間見つからなくて……」
小説家「2年!? 2年って……そうだわ、私の小説が文藝春秋に載ったのも2年前だもの」
病弱「……他に小説書いてるんですよね?」
小説家「も、もちろん。私、小説書きにしては稼ぎがいいのよ」
病弱「それならいいです。私、ちゃんと探してあなたの小説読みますから」
小説家「わー……」
病弱「なんですか?」
小説家「いやー、ファンの人と一対一で面と向かって本買うなんて言われたの初めてで嬉しくって……。サイン会とかは友達との話題づくりのために来る人も多いしさ……」
病弱「……何度でも言いますよ。私はあなたの書く文章が好きです。表現が好きです。言葉選びが好きです」
小説家「わー! やめてやめて! 恥ずかしくて死ぬー!」カアアァ
小説家「……病弱ちゃんはちっちゃいのに発言というか、気が強いね」
病弱「小説家さんは胸がびっくりするほど大きいのに気が小さいですね」
小説家「む、胸は関係ないでしょー!?」ワーン
病弱「あ、ごめんなさい。泣かないでください」
小説家「うう……ぐすっ」
病弱「き、今日はこの辺にしときましょうか! また明日会いましょう!」
小説家「うん……」グスッ
病弱「あーもー……よしよし」
病弱「直木賞作家の左方先生がこんなだなんて、私ぐらいしか知らないんでしょうね……」ナデナデ
翌日病弱は
①来た
②来なかった
③むしろ小説家が来なかった
安価↓
155 : 以下、名... - 2017/04/10 17:50:04.25 zIo2nR32O 154/8022
ウイーン
小説家「…………」
小説家「…………」
小説家「…………ふあ……」
小説家「…………」
小説家(こねー……)
小説家「…………」
小説家「…………」
小説家(私もなに律儀に待ってんだか……)
小説家「…………」
小説家「……すみませーん」
店員「はい、どうしました?」
小説家「えっと、病弱ちゃん……あ、銀髪のちっちゃい子って今日来ないんですか?」
店員「そうですね、毎日来れる訳ではないみたいです」
店員「基本的に毎日来てくれますけどね。夜時間の妖精さん、なんて呼んでみんなで見守ってるんですよ」
小説家「ふーん……。このくらいの時間になるともう来ませんか?」
店員「そうですね。もうそろそろで日付も変わりますし、今日は来ないと思います」
小説家「そう。じゃ、帰ります」
小説家「もし後で来たら『あんたが遅すぎるから帰った』って伝えておいてください」
小説家「あ……何も買わないのに長くいてすみませんでした。それじゃ、また明日」
店員「いえ、お気をつけて」
店員(『また明日』……ですか。あの人も妖精さんに会いたいんですね)フフッ
翌日病弱は
①来た
②来なかった
安価↓
158 : 以下、名... - 2017/04/10 18:26:38.19 ypDKCOvAO 156/8021
ウイーン
小説家「お」
病弱「あ」
小説家「……昨日はなんで来なかったの? 私バカみたいにずっと待ってたんだけど」
病弱「……言わないとダメですか?」
小説家「ダメ。また私のことコンビニで店員さんと二人きりにさせる気?」
病弱「……分かりました。言います」
病弱「>>安価↓」
あまりに脈絡のない安価の場合再安価します
160 : 以下、名... - 2017/04/10 19:01:48.21 zc49q/IyO 158/802病院に行ってました
病弱「病院に行ってました……」
小説家「は……? び、病院!?」
小説家「大丈夫なの!? てか、どこが悪いの!? 1人で出歩いて怒られないの!?」
病弱「落ち着いてくださいー!」
病弱「大丈夫ですから! 悪いのは心臓です! コンビニまでなら出歩いても怒られません!」
病弱「はーっ……はーっ……」
小説家「…………」
小説家「私、なんも知らなかった……」
小説家「こんなちっちゃい子が夜のコンビニ来てる時点で察するべきだった……っ」ペタン
病弱「ていっ」ピンッ
小説家「いてっ!?」
小説家(で、デコピンされた……?)ジンジン
病弱「私の体が弱いのは小説家さんのせいじゃないです。それに、私の体は私が一番わかります。勝手に責任感じて暗くならないでください」
病弱「あと、コンビニの床なんかに座り込まないでください。汚いですよ」
小説家「ご、ごめん……」スクッ
病弱「小説家さんにどうにかしてほしいとは思ってません。ただ、ここで私とおしゃべりしてください」
小説家「それでいいの? それだけで……いいの?」
病弱「小説家さんが来なくても、私はここに来ますからね。だって、私ここぐらいしか来る場所ないんですから」
小説家「分かった……。だったら、病弱がここにいる間は私がちゃんと見守るから……守るから……!」ギュッ
病弱「っ!」ドキッ
病弱「まだ会って4日ですよ……そんな本気になることないじゃないですか……」ギュッ
小説家「ぅるっさい……大人が守るって言ってんだから、黙って頷いときなさいよ……」
病弱「分かりました……約束ですよ、ちゃんと守ってください」
小説家「うん……だから、明日は絶対来なさいよ」
翌日病弱は
①来た
②来なかった
安価↓
163 : 以下、名... - 2017/04/10 20:39:10.26 pwfAObWrO 161/8021
165 : 以下、名... - 2017/04/10 21:45:26.72 UhSHB/Xl0 162/802そろそろエッチシーンが見たいです、
166 : 以下、名... - 2017/04/10 21:52:55.64 fl4lBG/cO 163/802Rじゃなくてこっちで立てたってことはつまりそういうことだろ
ウイーン
小説家「いたいた」
病弱「いますよ」
小説家「…………」ジロジロ
病弱「な、なんですか……」
小説家「いや、見た限り体が悪いようには見えないからさ……」
病弱「まあ、悪いのは中の方ですからね。激しい運動したり、突然驚かされたりしなければ大丈夫です」
小説家「でも病院には行くんだ?」
病弱「む……。言いたくありませんが、正直入院ギリギリなんですよ、私」
小説家「え? そ、それって大丈夫なの?」
病弱「もうじき入院することになるとは思いますが……その時は教えます。まだ大丈夫なのは私がよく分かりますから」
小説家「でもギリギリよりは早く手術した方が……」
病弱「そりゃ、そうですけど……」
小説家「やっぱり怖い?」
病弱「……はい。怖いです」
病弱「心室中隔欠損っていう先天的な欠陥なんですが、かかる人はそこそこいるんです。簡単に言えば心臓の真ん中の壁に穴が開く病気ですね」
病弱「でも、大体1年もせずに自然と塞がるんです。塞がらなくても治療すればすぐに良くなります」
病弱「私も一度は塞がりました。でも、最近になってまた穴が開いたみたいで……」
病弱「小さい頃の内に治療して完治するのが一番いいんです。でも、再発すると手術も難しくて体にも影響があるって……」ポロポロ
病弱「わたっ……私怖くって……! お医者さんがわざと失敗する訳ないのに、変なことされるんじゃないかって考えたりして……っ! ひくっ……でも、手術はいつか受けなきゃダメだって言われて……っく」グスグス
ギュッ……
小説家「だいじょうぶ、だいじょうぶ。えらいえらい……」ナデナデ
小説家「怖いのに逃げられないのはヤだよね……。それもこんな小さい内から……」ポンポン
病弱「うっ……ううううぅぅぅぅ~~~~っ!!」グスグス
小説家「ほら、泣き止んで。いいもの見せてあげるから」ポンポン
病弱「……?」グスッ
小説家「あっ……店員さん」
店員「はい?」
小説家「今からこの子うちに連れて行っていいですか? 家族には黙っててくれると嬉しいんですけど……」
店員「……まあ、あなたなら変なことはしなさそうですしね」
店員「さーってと、バックヤードの方に仕事あったなー。品出しの用意とかしないとなー。あーあ、今ならお客様がドアくぐっても声かけられないと気づけないなー」
小説家「……ふふっ。ありがと! 店員さん!」
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
小説家「はい、到着ー」カチッ
ヌギヌギ
病弱「ちょっ! な、なに脱いでるんですか!?」
小説家「おっと、つい癖で」
小説家「家の中だと服着るのも面倒くさくてさー」アハハ
病弱「カップ麺容器でお茶飲んでるし……服畳んでないし……」
病弱「これが世間を賑わせた左方茶房先生の実態……」ハア
小説家「はい、これ」
病弱「これは……原稿?」
小説家「ええ。左方茶房の生原稿」
小説家「それもデビュー作のよ」
病弱「え……! こ、これが……!」
病弱「す、すごい! すごいです!!」ハーハー
病弱「ああ……すごすぎて原稿が光ってるような気がしてきた……」ハー…ハー…
小説家「おーい、帰ってこーい、鼻息さーん」
病弱「鼻息さんって呼ばないでください! 興奮したら鼻息荒くなっちゃうんですよ!」
小説家「ふふん、元気は取り戻せたようね」
小説家「ほら、それ持ってっていいから。また明日、元気にコンビニ来なさいよ」
病弱「……はい!」
翌日病弱は
①来た
②来なかった
安価↓
171 : 以下、名... - 2017/04/10 22:17:18.40 pVhtUzRfO 168/8021
ウイーン
病弱「せんせー!」ガバッ
小説家「うおっ!?」
病弱「せんせー……惚れ直しました……」
病弱「昨日の生原稿からは言い知れぬ力を感じましたよ……」
小説家「そ、そう……元気出たなら良かったわ……」ヨシヨシ
病弱「それで、私決めました」
小説家「ん、何を?」
病弱「手術、受けます」
小説家「え、ええ!? ほんとに!?」
病弱「本当です。先生から力をもらった今ならいける気がします!」
小説家「おお!」
小説家「じゃあさ、心配いらないとは思うけどもう1つ」
小説家「無事に手術が成功したら何でも1つだけお願い聞いてあげる」
小説家「これでもっと頑張れる?」
病弱「……! はい!」
小説家「いつ手術とかってもう決まってるの?」
病弱「詳しい日取りはまだ……。ただ、明後日入院の準備が整うので、その日から手術の話し合いとかをするみたいです」
小説家「そっか……」
小説家「じゃあ、明日も会える?」
病弱「はい、会えますよ」
小説家「そっか」
小説家(ああーくそっ、自分から会えるか聞くのって恥ずかしいな……。これじゃ私が寂しがってるみたいじゃんか)
病弱「あの……」
小説家「ん、何?」
病弱「お願い、先に聞いてもらってもいいですか?」
小説家「いいけど……あ、私ができる範囲でね!」
病弱「分かってますよ……」
病弱「>>安価↓」
あまりに変なお願いの場合は再安価します
「やっぱり秘密です」っていうのももちろんありです
174 : 以下、名... - 2017/04/10 23:27:15.62 eAT0VaBl0 171/802私だけに小説を書いて欲しい
病弱「私だけに小説を書いて欲しい……です」
小説家「……さすがに私のファンなだけはあるわね。任せて、最高の作品を書くから」
病弱「あ、ありがとうございます……!」
病弱「でも、なんで……なんでここまでしてくれるんですか……?」
病弱「私にとってのあなたは憧れでした。そして勇気をくれた恩人です。……私にできることならなんでもして恩返ししたいって思えます!」
病弱「でもあなたにとっての私は……ただおしゃべりに付き合わせる迷惑な人で、縁もゆかりもない偶然出会ったコンビニの人で、会う約束をしたのに突然来なかったりする人で……」
病弱「なのに、なんで私にここまでしてくれるんですか!?」
小説家「え、そうだなぁ……」
小説家「……>>安価↓……かな?」
176 : 以下、名... - 2017/04/10 23:43:44.38 fl4lBG/cO 173/802どことなく今描いてる小説の主人公に似てたから
小説家「……どことなく今描いてる小説の主人公に似てたから……かな?」
病弱「それは、どういう……?」
小説家「んーと……んーと……」ウーン
小説家「外見とかの設定はさすがに違うんだけどさ」
小説家「まだまだ小さい女の子なんだけど、小説を読むのが好きな女の子なんだ。そういう、友達もいないような内向的な子が唯一本の趣味が合う人と出会って日常を過ごす……みたいな」
病弱「その小説のモデルにするために一週間近くも付き合ってくれたんですか? お願いを聞いてくれたんですか?」
小説家(あれ、不機嫌になっちゃった?)
小説家「似てた、って言ったじゃん。今は違うよ」
小説家「そりゃ最初は似てると思ったけど、私の小説の主人公と違って病気だったり、意外と気が強かったりさ。そういう違いに……」
小説家(違いに……なんだ? 興味が湧いた? 同情した?)
小説家(……惹かれた?)
小説家「……? 何が言いたいんだ私は……」
小説家「あー! なんかよく分かんなくなっちゃった! 多分どんな理由でも『~~かな?』のレベルを越えないと思う。ごめん!」
病弱「……まあ、いいです」
病弱「小説家さんが深く考えないがさつな性格だっていうのはなんとなく分かってきましたから」
小説家「ひ、ひどいな……」
病弱「事実です。結局小説家さんが私より先にコンビニにいたことないですし、約束忘れるほどがさつで無頓着な性格なんじゃないですか?」
小説家「む……事実なだけに言い返せない……」
病弱「……明日、また来ますからね」
病弱「来なかったりしたら、怒りますから」
小説家「うん。行くよ」
小説家「明日はきっと病弱より先に来るから」
病弱「期待してます」ニコッ
病弱「それじゃあ……また明日」
翌日病弱は
①来た
②来なかった
③小説家より先に来た
安価↓
179 : 以下、名... - 2017/04/11 00:11:40.03 Dv+nL4p30 176/8023
ウイーン
病弱「…………」キョロキョロ
病弱「…………」ウロウロ
病弱「…………」ウズウズ
店員「作家さんならまだ来てませんよ」
病弱「み、見たら分かりますよ! そんなこと!」
病弱「…………」ソワソワ
病弱「…………」テクテク
ウイーン
病弱「!」パアアッ
店員「いらっしゃいませー」
病弱「…………」プイッ
客「タバコくれ。ラークマイルドのロング1つ」
店員「はい。こちらの画面をタッチしていただけますか。……ありがとうございます。420円になります。……30円のお返しです。ありがとうございましたー」
ウイーン
病弱「…………」ショボーン
ウイーン
小説家「はあっ……はあっ……」
病弱「!!」
小説家「店員さん! 病弱は……」
店員「そちらに」
小説家「はあっ……はー……っ」
小説家「ごめん! 小説が調子よくってやめ時見つかんなくて……」
病弱「……ふんだ」
店員「作家さん」
小説家「はい?」
店員「病弱さん、すごく待ってましたよ。別のお客様が来た時なんて……」
病弱「わーわー! な、なんてことを言うんですか! 嘘ですよ、待ってなんかないですよ!」
小説家「え……待ってなかったの……?」シュン
病弱「うぐっ……いや……待ってなくもない、です……」
小説家「そっかそっか。私も会いたかったわよ」ニコニコ
病弱「あ、会いたかったなんて言ってません!」カアアァ
小説家「……あのさ、明日入院しちゃうのよね」
病弱「そうですよ。明日の昼頃に病院に行くそうです」
小説家「私ってお見舞いに行ったらダメかな」
病弱「来てくれるん……ですか?」
小説家「うん。行きたい」
病弱「…………」
病弱「でも、入院する部屋番も分かりませんし……私、ケータイとかも持ってませんし……」
小説家「そっか……じゃあ無理かな」
病弱「しばらく、会えませんね」
小説家「……うん」
小説家「……退院の予定とか……」
病弱「…………」フルフル
小説家「分かんない、か……。それもそっか。手術の予定もまだ確定してないんだもんね」
病弱「はい……すみません……」
小説家「やだなー。病弱が謝ることじゃないわよ」ナデナデ
病弱「少なくとも2週間……長かったら1ヶ月近く入院することになると思います」
病弱「だから……最後に」
病弱「ぎゅうって……してください」
ギュッ
小説家「最後なんて……言わないでよ」
ギュウッ
病弱「すこし……苦しいですよ」
小説家「病弱がバカなこと言うからよ……バカ……」ギュウッ
病弱「…………」ギュウッ
店員(お熱いね~)
翌日小説家はどうする?
①早速病弱のために小説を書く
②近所を散歩する
③その他(自由安価)
185 : 以下、名... - 2017/04/11 01:58:13.74 Dv+nL4p30 181/8021
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
翌日
小説家「よし」
小説家「早速病弱のための小説を書こう」
小説家「どんな内容なら喜んでくれるかな……」
小説家(でも多分病弱が読んだことあるのって私のデビュー作だけよね……)
小説家「えっと……」ゴソゴソ
小説家「あっ」
小説家(そうか、原稿はもう病弱に渡したからないんだ……)
小説家(じゃあパソコンの……)カチカチッ
小説家(あっ、あった)
小説家「桜舞う4月、新しい学年、最後の中体連。ああ、こんなだったな」
小説家「バスケ部に新入部員と転校とが来て、しかも先生まで巻き込んで大恋愛」
小説家「ストーリー性のあるミステリーもバランスよく盛り込んだ、今読んでも我ながら名作だと思えるデキの作品」
小説家(…………)
小説家(これの続きを書いてみよう)
小説家(一度終わったストーリーをもう一度動かすんだ)
小説家(病弱だって一度死んだと思った身。それでもまた動けるんだってメッセージを込めて……)
小説家「よし! 書くぞー!!」
小説家「空ペットボトル用意オッケー! ドリンク用意オッケー! 暖房は最適温度! そして脱ぐ!」バッ
小説家「究極の小説家サークルの完成よ……! ここから1歩も動かず書き続けるわ!」
小説家「で、できた……!」
小説家「もちろん流石に完璧にとは言わない……でも大まかなストーリーと多少の肉付けはできたわ」
小説家「はっきりいってこのスピードは異常よ。でも病弱が頑張ってると思えばとてつもないスピードで筆が進むもの……」
小説家「……ふう」
小説家「一息ついたところで改めて読み直してみましょう」
病弱のための小説、出来栄えは?(1/7)
安価↓コンマ2桁
90以上で良い作品の完成
89以下で欠点発見(次回の出来栄えにコンマ+10のボーナス)
チャンスは1日1回の7日分
188 : 以下、名... - 2017/04/11 12:33:54.42 32Ksm6fEO 184/802お
小説家「…………」
小説家「うーん……極端に悪い訳ではないわ……」
小説家「でも、誤字脱字のカーニバルね。これはひどい」
小説家「つ、次はもっと校正をしっかりしましょう」
翌日小説家はどうする?
①病弱のための小説を書く
②気分転換のため近所を散歩する
③コンビニにおでんを買いに行く
安価↓
191 : 以下、名... - 2017/04/11 13:43:10.80 Rb1oDHUS0 186/8021+2 (散歩がてら公園のベンチで小説を書いてみる)
小説家「さて……」
小説家「近くの公園に来てみたけれど」
小説家「……うーん」
小説家「こんなに小さかったかしら?」
小説家「遊具なんて私が乗ったら潰れそうなくらいボロいし……」
小説家「でも昔は楽しかったわね……」
小説家(ブランコでどこまで高くこげるか競争して、立ち漕ぎしたせいで足滑らせて大ケガしたり)
小説家(友達と喧嘩別れしたあと滑り台の裏で仲直りできたり)
小説家(砂場でどれだけピカピカの泥団子作れるか夢中になって、門限破って怒られたりもした)
小説家「……ふふっ」クスッ
小説家(こういうセンチメンタルな情景も混ぜて小説を書き直してみましょうか)
小説の成功判定コンマがさらに+5されます
病弱のための小説、出来栄えは?(2/7)
安価↓コンマ2桁+ボーナス15
90以上で良い作品の完成
89以下で欠点発見(次回の出来栄えにコンマ+10のボーナス)
193 : 以下、名... - 2017/04/11 14:38:53.49 /UrsJZDE0 188/802ほい
小説家「前よりはよくなったかな」
小説家「でももうひと押しほしいところ」
小説家「もっと場面ごとにメリハリが付くように書き直してみましょう」
小説家「静かに盛り上がっていって、ヤマで……ドカーン! みたいな感じになるように」
小説の成功判定コンマがさらに+10されます(現在+25)
翌日小説家はどうする?
①病弱のための小説を書く
②気分転換のため外食する
③コンビニにおでんを買いに行く
安価↓
195 : 以下、名... - 2017/04/11 16:06:52.89 /UrsJZDE0 190/8022
小説家「んぐ……んぐ……」モグモグ
小説家(お、美味しい!)ゴクン
小説家(店の雰囲気はシックに落ち着いてるし、お客さんの入りもちょうどよくて賑やかになりすぎない)
小説家(なおかつ料理が美味しい!)
小説家(スパゲッティの麺も程よい固さで、噛むたびにシーフードの風味が口一杯に広がる。スープも熱すぎず、それでいて本菜の味を損なうことのない完璧な塩梅!)
小説家(……オムライスとかなら病弱でも食べられるかしら……)モグモグ
小説家(退院できたら一緒に来ましょう♪)
病弱と来たいお店が見つかりました
1日が経過します
翌日小説家はどうする?
①病弱のための小説を書く
②気分転換のため山に登る
③コンビニにおでんを買いに行く
安価↓
197 : 以下、名... - 2017/04/11 17:44:05.71 XmXzUvpPO 192/8021
小説家「今までの反省を踏まえて……」
小説家「食事風景も細かく……」
小説家「いや、それはいいか」
小説家「メインじゃない文が多いとあべこべな小説になっちゃうし」
小説家「よし、書こう!」
病弱のための小説、出来栄えは?(4/7)
安価↓コンマ2桁+ボーナス25
90以上で良い作品の完成
89以下で欠点発見(次回の出来栄えにコンマ+10のボーナス)
199 : 以下、名... - 2017/04/11 17:55:55.49 9miZZoTeo 194/802はあっ
小説家「!!!!」
小説家「し、しまった……」
小説家「致命的な設定の矛盾を見つけたわ……」
小説家「これで完成にしなくてよかった……」ホッ
小説家「次書き直すときはちゃんとストーリーを練らないと……」
小説家「…………」
小説家「むしろなんで今まで気づかなかったのかしら」
小説の成功判定コンマがさらに+10されます(現在+35)
翌日小説家はどうする?
①病弱のための小説を書く
②気分転換のため山に登る
③コンビニにおでんを買いに行く
安価↓
202 : 以下、名... - 2017/04/11 18:34:37.62 6hIe84/YO 196/8021
小説家「書いていきますかー」ノビー
小説家「しかし、私もやればできる子だな」
小説家「こんなに連続して小説を書いていられるなんてさ」
小説家「さあって……そろそろ文句なしの完成作を書かないとね」
病弱のための小説、出来栄えは?(5/7)
安価↓コンマ2桁+ボーナス35
90以上で良い作品の完成
89以下で欠点発見(次回の出来栄えにコンマ+10のボーナス)
204 : 以下、名... - 2017/04/11 18:55:51.10 6hIe84/YO 198/802たん
小説家「悪化したーーー!!」
小説家「設定を重視しすぎて展開がのっぺりしたのね……」
小説家「やっぱり勢いっていうのも多少ないと面白みのない文に落ち着いちゃうか……」
小説家「よし……反省点は見えた!」
小説の成功判定コンマがさらに+10されます(現在+45)
翌日小説家はどうする?
①病弱のための小説を書く
②気分転換のため山に登る
③コンビニにおでんを買いに行く
安価↓
206 : 以下、名... - 2017/04/11 19:25:54.55 XmXzUvpPO 200/8021
小説家「いい加減完成させないと……」
小説家「病弱が私の小説を待ってるんだから……!」
小説家「あの子は今もっと苦しいんだから!」
小説家「よし、書くぞー!!」
病弱のための小説、出来栄えは?(6/7)
安価↓コンマ2桁+ボーナス45
90以上で良い作品の完成
89以下で欠点発見(次回の出来栄えにコンマ+10のボーナス)
208 : 以下、名... - 2017/04/11 20:01:14.63 6hIe84/YO 202/802よっ
小説家「できっ…………たあ~~~~…………!!」ノビー
小説家「結構迷走したかもしれないけど、完成度は今までで随一!」
小説家「これならきっと病弱も喜んでくれるはず。……ふふっ、読んでくれるかな~」ウキウキ
小説家「……病弱がいるハズはないけど、コンビニでも行こうかな……それともどこか散歩に行こうかな」
翌日小説家はどうする?
①山に登ってみる
②コンビニにおでんを買いに行く
③その他(自由安価)
安価↓
210 : 以下、名... - 2017/04/11 20:24:57.66 XmXzUvpPO 204/802神社にお参り
小説家「……」ペコペコ
小説家「……」パンパン
小説家(病弱の手術が絶対に成功しますように……!)
小説家「……」ペコッ
小説家「……」キョロキョロ
小説家(おみくじ……は違うか)
小説家(お守りを買おう)
小説家「すみませーん」
巫女「はい、どうなさいました?」
小説家「えっと、健康祈願のお守りください」
巫女「はい。どうぞ」
小説家「…………」ジロジロ
巫女「巫女が珍しいですか?」
小説家「あっ、すみませんジロジロ見て……」
巫女「いえ、平気ですよ。それよりもこんな時期に本気で参拝する方も珍しいので」
小説家「わ、私のことですか」
巫女「見たところ貴女はお体を悪くしてるようには見えませんが……」
小説家「あ、私じゃなくて知り合いが胸の病気で。早く治ってもらいたくて」
巫女「なるほど、とても大事な方なんですね」
小説家「まあ……大事、ですかね」ニコッ
巫女「ふふっ、羨ましいなあ。その人とはご家族ですか? それともお付き合いしてたりするんですか?」
小説家「いや、ただの知り合いですよ」
巫女「またまた~。恋愛成就のお守りとか買っていきません? 今は知り合いでもいずれ……」
小説家「ど、同性ですよ! 知り合いの女の子なんです!」
巫女「あらら、そうだったんですか。失礼しました」アハハ
巫女(ずいぶん優しい顔をされるのでてっきり……)
小説家「…………」
恋愛成就のお守りを…
①買う
②買わない
安価↓
213 : 以下、名... - 2017/04/11 23:16:12.81 /jG+c3UwO 207/8021
小説家「あの……」
巫女「はい?」
小説家「やっぱり、その……。くだ……さぃ」ボソボソ
巫女「え? すみません、もう少し大きい声でお願いします」
小説家「だ、だから! 恋愛成就のお守りっ! くっ、くだ……さい……」
巫女「あらあら、別の好きな男性がいらっしゃるんですね♪ はい、どうぞ♪」
小説家「これは、そういうんじゃなくて……! そう! その女の子もこれから恋愛するだろうし、その子についでにあげるため……」
巫女「嘘はイケませんよ、神様は全てお見通しです」
小説家「~~~~っ! か、帰ります!」
巫女「よければ次はその好きな方と来てくださいね~」
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
小説家(か……)
小説家(買っちゃった……)
小説家(その場の雰囲気に流されたのもあるけど、そういう事……なのかしら)
小説家(でも病弱は同性だし、子供だし、出会ったばっかりだし……)
小説家(うう~……自分でもよく分からなくなってきたわ……)
キラッ
小説家「わ、眩し……!」
小説家(街中に夕陽が沈んでく……)
小説家(綺麗……)
小説家(いつか病弱にも見せてあげたいな)
翌日小説家はどうする?
①自宅で過ごす
②コンビニにおでんを買いに行く
③その他(自由安価)
安価↓
216 : 以下、名... - 2017/04/12 00:01:03.37 OMYztBNz0 210/8022
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
小説家「っあ゛ぁ~~」
小説家「つかれたー……ここ一週間小説家書きまくったり神社に参拝したりで自分のこと後回しだったし……」
小説家「おでん食べたい……久々に買いに行こう」モゾモゾ
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
ウイーン
店員「いらっしゃいませー」
小説家「おでんくださーい」
小説家「大根とはんぺんとがんも……あと巾着。あ、つゆ多めでお願いします」
店員「400円になります」
小説家「ほい、ちょうど」
小説家「…………」キョロキョロ
店員「いませんよ、病弱さんは」
小説家「分かってますよ。……分かっちゃいますけど……ここに来たら毎日おしゃべりしてた訳だし、やっぱいないと違和感ありますね」
店員「ふふっ。随分気に入ったんですね」
小説家「そうですねー」
店員「会いたいですか?」
小説家「ま、まさか来てるの!?」ガバッ
店員「いえ、ここじゃ会えませんけど」
小説家「なによー……期待させないでよー……」ズーン
店員「そんなに、会いたいんですね……」
小説家「……うん。会いたい」
小説家「誰かにこんなに会いたいって思ったのなんて生まれて初めてよ」
小説家「確か十日前か」テクテク
小説家「このあたりで抱きしめて」
小説家「守る、って約束して……」
小説家「一週間前も……」
小説家「病弱が最後だなんて言うから……」ポロポロ
小説家「思いっきり抱きしめてやって……っ!」ポロポロ
小説家「……ぐすっ、あいたいよ……っ。あってまた、抱きしめてやりたい……っ!」ポロポロ
店員「お好きに、なられたんですね」
小説家「好き…………?」グスッ
小説家「………………」
小説家「…………っ!?」ボッ
店員「その反応……どうやら図星ですね」
小説家「い、いや! ありえないわよ!」
小説家「だって、同性で、子供で、会ってまだニ週間で……」
店員「だからなんですか?」
店員「『桜舞う4月、私は同性の新入部員に一目惚れをしたーー』」
店員「あなたの作品と似たようなものじゃないですか、左方先生」
小説家「な、なあ……っ!」
小説家「なんであなたが私の小説を……」
店員「私もファンの一人なんですよ」
店員「そもそも普通はコンビニに文藝春秋なんて置きません。私の個人的な趣味を店長にゴリ押しして頼んで置いてるだけです」
小説家「いやでも同性愛なんて小説の中の話で」
店員「事実は小説よりも奇なりと言います」
小説家「同性、子供、一目惚れって性犯罪のオンパレードみたいな相手だし」
店員「パレードだったら、踊る阿呆に見る阿呆、同じ阿呆なら……ですよ」
小説家「ていうかそもそも告白とかして引かれて嫌われたくない……」
店員「あなたの同性愛の作品を呼んでファンになった人が同性の告白程度で引くわけないでしょう」
店員(嫌われたくない、ですか。ずいぶん好きになってたようですね)フフッ
店員「……会いに行きますか?」
小説家「あ、会えないってさっき……」
店員「『ここじゃ』会えないだけですよ」
店員「『夜のコンビニで最近話し相手になってくれる人がいる』。『その人にお見舞いにきてほしい』と病弱さんが親御さんに言ったそうで。それで、店員である私のことではないかと親御さんが教えに来てくれました」
店員「百合が原総合病院。その806号室、そこに病弱さんはいるそうです」
小説家「……!!」
店員「ちなみに入院した日にすぐ教えに来てくれたんですよ」
店員「あなたにも都合があるのは分かりますが……もう少し早く来てくれてもよかったのに」
小説家「だって、約束の小説書いてて……いや、それよりお見舞いに来てほしいって病弱が……?」
店員「ええ、そう聞きました」
店員「同世代の友達もいなくて、お見舞いに来るような人がいない。ただの話し相手でも、どんな大人でも会いに来てほしい、と」
店員「まあ半分くらい親御さんのおせっかいも混ざってるみたいですけどね」
小説家「…………」グッ
①会いにいく
②まだ会いにいかない(代わりに何をするかも安価で指定)
221 : 以下、名... - 2017/04/12 01:13:42.29 OMYztBNz0 215/8021
小説家「会いに……行くわ」
店員「なら、これを」
小説家「?」
店員「私からのお見舞いの品です。私もこう見えて心配してるので」
小説家「……ええ、渡しておくわ」
店員「今日は流石に遅いですし、明日にでも行ってあげてください」
小説家「そうするわ。ありがとう」
小説家「……手術の日取りとかって聞いた?」
店員「えっと確か……」
店員「来た日に『ちょうど十日後』と言ってましたね」
小説家「つまり?」
店員「明後日に手術です」
小説家「明日がラストチャンスじゃないの! あーもー……!」
小説家「なんで私すぐ来なかったのよ、バカ!」
店員「過ぎたことを悔やむより、これ以上遅くならなかったことを喜んでください」
店員「そして、今まで会えなかった分、言いたいこと全部言ってあげてください」
店員「そうしてあげるのが今一番病弱さんの病気に効くはずですから」
小説家「……カッコイイわね」
店員「いえ。それと……」
店員「私にもタメ口で話してくれてありがとうございます。少し、あなたと仲良くなれた気がします」ニコッ
小説家「……どういたしまして」フフッ
小説家(ほんと、感謝してもしきれないのはこっちなのに)
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
百合が原総合病院、806号室前
小説家「ここに病弱が……」ゴクリ
小説家「すー……はー……」
小説家「よしっ」
ガラガラッ
小説家「……久しぶり」
病弱「……遅いですよ、小説家さん」
小説家「ごめん……また、待たせちゃったね」
病弱「待つのはもう慣れました」
病弱「それより、こっちの椅子に来てください」
小説家「うん。……はい、これ」
病弱「フルーツじゃないですか。いただいても?」
小説家「もちろん。それは店員さんからのお見舞いの品ね」
小説家「それでこれが……」ガサガサ
小説家「あなたのためだけの小説。私からのお見舞いの品」ニコッ
病弱「……出すのが早いです。それ手術成功したら、って言ってたじゃないですか」
小説家「うぐ。でも、完成したから早く読んでもらいたくて……」
病弱「……はあ」
小説家「ため息ついた! ひどい!」
病弱「……バカ」ギュッ
病弱「あなたの書いた小説を読むよりも、あなたに会いたかったのに……」
病弱「入院してすぐお母さんに言って、コンビニの店員さんに部屋番も伝えてもらったのに……」
病弱「一週間前からずっと怒ってたんです。ついさっきまで怒る内容だって考えてたんですよ」
病弱「でも、あなたの笑顔を見ただけで怒れなくなりました。待ってた間のモヤモヤもムカムカも一気に吹き飛びました」
病弱「でも、これだけは言わせてください」
病弱「早く会いたかった……小説家さんの、バカ」
小説家「私も……会いたかった」
小説家「あのコンビニに行ったらいやでも病弱のことを思い出すから無意識で避けてたのかもしれない」
小説家「だけど、一週間過ごして分かった」
小説家「病弱がいないと寂しくて……。何をしてても病弱のことが浮かんで……。なにより、病弱に会いたかった」
小説家「病弱とおしゃべりしたかった。一緒に笑いたかった。それに、一緒に食べたいものだってあるし、一緒に行きたいところだってある」
小説家「でも、それよりも……」
ギュッ
小説家「抱きしめたかった」
病弱「……はい」
病弱「もっと強く抱きしめてください」ギュッ
病弱「あなたの温もりを忘れなくなるくらいに」
ガラガラッ
バッ
小説家(あ、危な~。抱きしめてるの見られるとこだった……)
???「あらっ!」
病弱「あ、お母さん」
病弱母「店員さん……じゃないわね?」
小説家「私、コンビニで病弱と友達になりました、小説家といいます」
病弱母「あら、話し相手ってあなたのことだったのね。わたし店員さんに失礼なこと言っちゃったかしら」
小説家「そんなコトありません、店員さんも心配してましたよ。あの人も友達なので」
病弱母「そう……二人もお友達ができたのね」
病弱母「コンビニまでの距離でも不安だったけど、杞憂だったみたいね」
病弱母「うちの娘と仲良くしてくれて、本当にありがとうございます」ペコッ
小説家「いえ、病弱さんはいい子ですから。きっとすぐに同級生の友達もできると思います」
病弱母「そう言ってもらえると嬉しいです」
病弱母「さ、病弱の替えの下着とかいろいろ持ってきたからね」
病弱母「わたしはもう行くけど、明日の手術は絶対に終わるまでに来るから」
病弱母「それじゃ、小説家さん。よかったら今日もこの子と話してやってください」
小説家「はい、私でよければ」
病弱「ありがとう、お母さん。お仕事頑張ってね」
病弱母「頑張るわよ~」バイバーイ
ガラガラッ
小説家「いい人そうだね」
病弱「うん。優しいし、ご飯も美味しくて大好き。この間も『1人で寂しくないように』っておまじないをかけたぬいぐるみもくれたし」
小説家「あ」
病弱「?」
小説家「おまじないで思い出した。これも渡しておかないと」ゴソゴソポロッ
小説家「はい、お守り!」
病弱「恋愛成就……?」
小説家「!? あ、そっちのベッドに落ちたやつじゃなくてこっち! 健康祈願!」
病弱「ありがとうございます。……心強いです」
病弱(そっか……普通は大人の女の人なら付き合ってる人くらいいるよね……恋愛成就のお守りもそういう事……だよね)モヤモヤ
小説家「よし、プレゼントはすんだし、あとは好きなだけ話そうか!」
小説家(それからいろいろな話をした)
小説家(退院できたら一緒にオムライスを食べたいとか)
小説家(夕陽が綺麗なところへ行きたいとか)
小説家(ときどき、ぎゅってしながら話したり)
小説家(腕枕をしてあげたり)
小説家(時間はあっという間に過ぎていった)
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
小説家「……あ、そろそろ面会時間終わりか……」
病弱「!」
病弱「帰っちゃうん……ですか?」
小説家「帰らないとダメだけど……病弱ともっとお話もしたいな」
小説家「だって明日になったら手術でしょ? それまでできるだけ勇気づけてあげたいし」
小説家「一週間も会えなかった分もたくさん話したい」
病弱「隠れてみます?」
小説家「か、隠れる?」
病弱「はい。ベッドの下に隠れれば多分見つかりません」
病弱「面会時間終了後は1回だけ見回りに来たあとは消灯まで来ませんし、消灯後はもっと見回りのペースが落ちます」
小説家「……やるだけやってみる」
コツ コツ コツ
ガラガラッ
ナース「病弱ちゃん、気分悪くなったりしてない? 明日は手術があるからできるだけ早く寝るのよ」
病弱「はい。ありがとうございます、ナースさん」
ガラガラッバタン
コツ コツ コツ……
病弱「……行きましたよ」
小説家「こんなにあっさり上手くいくとはね……よいしょ」
病弱「…………」
小説家「大丈夫? 暗いの怖い?」
病弱「夜は……怖いです……。怖いことを考えてしまいます……」カタカタ
小説家「今日は大丈夫よ。私がついててあげるから」ナデナデ
病弱「……」ギュッ
小説家「ねえ」
病弱「は、はい」
ギュッ
病弱(うっ……)ドキッ
病弱(く、悔しいけど抱きしめられると落ち着く……)
病弱(それに……)
小説家「私に我慢することなんてないのよ」
小説家「今からでもできることがあったら言ってちょうだい」
小説家「私にできることならなんでもするから」
病弱(この人は本当にバカだ……)
病弱(恋愛成就のお守りを見て、この気持ちはもう封印しようと思ったのに……)
病弱(なんでもしてくれる、なんて甘すぎる言葉……)
病弱(そんなこと言われたら……)
病弱「じゃあ……添い寝してください」
小説家「そんなことでいいの? もっと別のことでもいいのに」モゾモゾ
病弱(そんなこと言われたら本当に……)
病弱(殺してしまいたくなる……)
ガッ!
ギシッ……
小説家「あ、ぐ……ぅ!? 何……を……」
小説家(ベ、ベッドに入った瞬間に首を掴まれて……そのまま馬乗り状態で首を締められてる……!?)
小説家(まだ本気じゃないのが救いだけど……どうしたら)
病弱「……好きです、大好きです。小説家さん」
病弱「だから、殺されてください」
グッ!
小説家「ぐっ……! はぁ……っ!」ヒュー…ヒュー…
病弱「私の病気が治ってしまったら、この関係もなくなってしまう!」
病弱「そんなの耐えられない!」
病弱「そうなってしまうなら、今ここで小説家さんを殺して……私も自殺する」
小説家(この子は……そうか)
小説家(私のことが好きで好きでたまらないんだ)
小説家(でも、偶然出会っただけのコンビニで会話を交わすだけの関係……)
小説家(ははっ、こうしてみると確かに変かもね。……だから歪んでしまった。病気が治ればそれも終わってしまうんだと……)
小説家(それを終わらせたくないっていう歪んだ愛情を殺すことでしか表現できないんだ)
小説家「びょぅ……じゃ……く……」フルフル
小説家「……>>安価↓……!」
説得に失敗、もしくは弱気な発言により小説家は死ぬ可能性があります
233 : 以下、名... - 2017/04/12 10:15:42.26 e6W0p9XpO 225/802私達の物語はまだ始まったばかりよ?序章とかその程度で終わっちゃっていいわけ?これからもっと面白い話になりそうだと思ってたけど
ガシッ
小説家「私たちのっ……げほっ! 私達の物語はまだ……っ……始まったばっかりよ……」
ググっ
病弱「!」
小説家「出会いなんていうのは……小説でいえば……序章……っ」
小説家「はぁ……っ! はぁ……っ! 序章とか……その程度で終わっちゃっていいわけ……?」
病弱「でも……でも……!」フッ
小説家(力が緩んだ……)
小説家「げほっげほっ……! ……序章だけで終わる小説なんて駄作よ……」
小説家「あなたとなら、これからもっと面白い話になりそうだと思ってたけど」
病弱「これから……?」
病弱「私、これからも小説家さんに会っていいの……?」ポロポロ
小説家「当然じゃない」
小説家「あなたに会えなかったらそれこそ寂しさで死んじゃいそうだわ」ナデナデ
病弱「ご褒美のオムライスと夕焼けだけで終わりじゃないの?」
小説家「終わりじゃないの」
小説家「世の中まだまだたくさん美味しいものも綺麗なものもあるんだから」
小説家「あなたと一緒にそれを見つけていきたいと思ってる」
病弱「ほんとに……なんで、そこまで……」
小説家「してあげたいからするの」
小説家「それとも、もっと分かりやすい理由を言ってあげましょうか」
病弱「分かりやすい理由……?」
小説家「まあこれは巫女さんにそれとなく言われたり、店員さんにズバッと言ってもらえてやっと気づけたんだけどね……」
小説家「あなたのことが好きだから。ね、分かりやすいでしょ」ニコッ
病弱「へ?」
病弱「好き、なんですか? 私のことが……?」
小説家「うん。もう好き好きー! って感じ」
病弱「……なんですかその好き好きって……。頭の悪い言葉ですね」
病弱「小説家さんが本当に小説を書いてるのか不安になりますよ」
病弱「小説書きなら『月が綺麗ですね』くらい言ったらどうなんですか」
小説家「むっ、失礼な」
ポフッ
病弱「でも……私も、小説家さんのこと好き好きー……です」
小説家「うわはー……照れるなー……」
小説家「さっき首締められたときにも言われたけど、改めて言われるとドキドキするね」
病弱「そ、それは忘れてくださいっ」
病弱「さっきはどうかしてただけですから……」
小説家「……ね」
病弱「……はい」
小説家「キス……しよっか」
病弱「……はい」
クイッ
小説家(ああ……窓から差し込む月明かりに銀髪が照らされて……本当に綺麗だ)
小説家(『吸い込まれるほどの美しさ』だとか『まるで人形のような愛らしさ』だとかそういう言葉では到底届かない表現できない綺麗さ)
小説家(涙をためて閉じた目元も、小さくて形の整った唇も……今は私だけのもの)
病弱「……」プルプル
小説家(首を伸ばして震えてる……待ちわびてるんだ……私のキスを)
小説家(何か言ったほうがいいのかな。『綺麗』とか『可愛い』とか。ああ、でもダメだ……。この子にそんなちっぽけな言葉は似合わない。私は小説書きとして今まで何を……)
チュッ…
病弱「……遅いんですよ、小説家さんは」
小説家「ご、ごめん……」
病弱「待たされるのはもう慣れました」
病弱「でも、あんまり遅いとまたこっちから行きますからね」
小説家「う……次は待たせないようにするから」
病弱「期待しないで待ってます」
小説家「し、辛辣だ……」
病弱「ほら、もう寝ますよ」
病弱「あんまりうるさくすると見回りの人来ちゃいますから」
小説家「じゃ、椅子でベッド作って……」ガタガタ
病弱「……はあ」
病弱「こっち」ポンポン
病弱「隣で寝てください」
小説家「は、はいっ!」ドキドキ
病弱「なんで敬語なんですか……」
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
チュンチュン
小説家「ん……」モゾ
小説家(あ、朝の見回りの前にベッドの下に隠れなきゃ……)クイッ
小説家(袖掴んでる……やっぱまだまだ子供だなあ……)クスッ
ゴソゴソ
コツ コツ コツ
ガラガラッ
ナース「おはよう、病弱ちゃん」
病弱「ん……」モゾ
病弱「あっ……あれ……」
ナース「? どうかした?」
病弱「あ、いえ。なんでもありません……」
病弱(小説家さんがいない……)
ナース「そう? 今日のお昼に手術が始まるから、それまで安静にね」
病弱「はい」
ガラガラッバタン
コツ コツ コツ…
ゴソゴソ
小説家「ふう」
病弱「!」パアッ
小説家「ほんとに今日手術なのね……」
小説家(私にできること、何かあるかしら……)
病弱「もうここまできたらなるようになりますよ」
小説家「あら、吹っ切れた?」
病弱「あなたが待っていてくれるなら、どんなに怖くたって耐えられるだけです」
小説家「!」キュンッ
小説家(まずいまずい……こんな子供にキュンとさせられるなんて)
病弱「……朝の検診がきたら、さすがに隠れられません。シーツ交換とかで多分バレちゃいます」
小説家「そっか。なら、今の内に一度家に帰るわね」
小説家「ちゃんと着替えてさっぱりしてから、あなたの手術が終わるところに立ち会いたいし」
病弱「はい」
病弱「でもその前にもう1回だけ……」
小説家「欲しがりさんね……」
チュッ
小説家「じゃ、後でね!」バイバーイ
病弱の手術完了までに小説家がすること
安価↓
240 : 以下、名... - 2017/04/12 19:02:16.51 +mUsHRzm0 232/802病弱少女の無事を願ってお祈りする
小説家(ありきたりだけどやっぱり……お参りよね)
巫女「あっ!」
巫女「お久しぶりですね!」キョロキョロ
小説家「見回したって彼氏なんていませんよ」
巫女「まさか振られて……!? かわいそうに、うちでお祓いしていきますか?」
小説家「いえ、その必要もないです」
小説家「もう大切な人ができたので」ニコッ
巫女(あら、振られてすぐに他の男に乗り換えたんですかね……)
巫女(大人しそうな見た目してやりますね、この人)
小説家「じゃあ、お参りしてきますので」
巫女「あ、はい。どうぞ」
小説家「…………」ペコペコ
小説家「…………」パンパン
小説家(病弱が無事に元気になって、私と過ごしてくれますように……!)
小説家「…………」ペコッ
巫女「お済みになりましたか? よかったらお守りもう一つくらい……」
小説家「いえ、恋愛成就のお守りの効果があったのでもう大丈夫ですよ」
巫女「えっ? あ、そうですか……」
巫女(お守りを買ったときの好きな人と結ばれたの? いやでも彼氏なんていないってさっき……あれ、大切な人ができたってどういう意味だ? 恋愛成就ってことは恋人だと思うけど……)ブツブツ
小説家の次の行動↓
病院に戻った場合、ストーリーが進行します
残り2回行動できます
2 回の行動後は強制的に病院へ行きます
242 : 以下、名... - 2017/04/12 19:31:27.51 siFk1JhJo 234/802物語の仕上げをする
小説家(念のために病院から原稿は持ってきておいたし、最後に見直しておきましょう)
小説家(といっても、何度も書き直した結果の作品だし特に直すところは見つからないとは思うけど)
小説家(まあ、最後の仕上げを完璧にするつもりでやりましょうか)
小説家(時間もないし、ささっとね)
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
小説家(よし)
小説家(こんなところでいいわね)
小説家(登場人物の口調も揃えたし、文法がおかしいところも直した)
小説家(やっぱり改めて仕上げてよかった……)ホッ
小説の完成度がさらに上昇しました
小説家の次の行動安価↓
病院に戻った場合、ストーリーが進行します
残り1回行動できます
次の行動後は強制的に病院へ行きます
244 : 以下、名... - 2017/04/12 20:51:43.49 +mUsHRzm0 236/802小説の最後が女同士で愛し合う百合のような結末に書いておく
元の小説がそもそも女性同性愛の小説で、それを小説家がセルフアレンジして続きを書いています
>>244を拾っても大した変更にならなさそうなので、申し訳ありませんが再安価します
小説家の次の行動安価↓
246 : 以下、名... - 2017/04/12 21:17:31.99 7WR5rB2Po 238/802扇子に一首の短歌を書いて病弱娘にプレゼント
小説家(天啓っ!!)ピキーンッ
小説家(扇子を買って、短歌を書いてプレゼントしましょう!)
小説家(ふふ……これで病弱に『本当に小説書きなんですか?』なんて言われないわ)
小説家(この上なく、おしゃれ、かつ気持ちも伝わるはず!)
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
小説家(よ、よし)
小説家(藤原義孝の『君がため』の歌を書いたわ)
小説家(……意味は確か)
小説家(『あなたのために捨ててもいいと思っていた命だけど、あなたに会ってからは、あなたに会うためにもっと長くありたいと思うようになった』……みたいな感じ)
小説家(死にかけた私達にはなんとなくお似合いの歌……だと思う)
小説家(よし。お昼も過ぎたしそろそろ病院に向かいましょう)
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
小説家「あ、お母さん」
病弱母「あ、小説家さん……来てくれたんですね」
小説家「ええ。ご迷惑でなければ病弱さんの手術が終わるまで私も待っていていいでしょうか」
病弱母「ぜひ、待ってあげてください。私1人で待っているよりも友達がいてくれた方があの子も心強いでしょうから」
小説家「お昼ごはん食べられましたか? まだなら、私が待っているので食べに行ってください」
病弱母「あら、いいんですか? 実は焦ってお昼抜いてたんですよ」
小説家「はい。もし手術が終わったら私が責任を持って見守っておきます」
病弱母「じゃあお言葉に甘えさせていただきます。病弱のこと、よろしくお願いしますね」
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
小説家「…………」センスパタパタ
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
小説家「…………」ショウセツヨミナオシ
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
小説家「…………」
病弱母「お待たせしました」
小説家「あ、お帰りなさい」
病弱母「まだ……なんですね」
小説家「はい。やっぱり心臓の手術って難しいんでしょうか」
病弱母「だと、思います……」
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
病弱母「…………」ペラペラ
小説家「…………」オマモリニギニギ
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
病弱母「あの、これ読みませんか?」
小説家「小説……ですか?」
小説家(私が書いたやつだ……)
病弱母「あの子が入院する前に『左方先生の小説がもっと読みたい』って言ってたので買いに行ったんですよ」
病弱母「この、左方先生という方の作品って不思議なんですよ。ほとんどが同性愛をテーマにしてるんですが、変に美化もされず、醜悪に書かれる訳でもなくて……思春期の等身大のストーリーって言ったらいいんでしょうか」
病弱母「透明感のあって綺麗な文章で……私、小説を読むのって苦手なんですけどこの方の小説はどんどん読めるんです」
病弱母「そういうわけで……良かったら」
小説家「ありがとうございます……。でも、遠慮しておきます」
小説家「その小説だって、私が読むよりも先に病弱に読まれたいでしょうし」
病弱母「……詩的なことを言われるんですね。素敵です」
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
パッ
小説家「あっ」
病弱母「明かりが消えた……」
小説家「それじゃあ、私は部屋に戻って待機してますね。家族じゃない人がいてもお医者さんも困るでしょうし」
病弱母「分かりました。話は私がしっかり聞いておきます」
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
病弱「すー……すー……」
病弱母「手術は成功だそうです」
病弱母「あとは目が覚めるのを待って、何度か検査をしたら退院してもいいと」
病弱「もちろん何度か通院は必要になりますが……」
小説家「成功したんだ……」
小説家「よかったね……病弱」
病弱母「麻酔が切れて目が覚めるのは明日になるそうなので、私は一度帰りますね」
小説家「そうですか……。では、私も帰りますね」
小説家「……また会いに来てもいいでしょうか」
病弱母「ええ。……でも、お仕事とか大丈夫なの?」
小説家「自営業なので融通が効くんですよ。また明日にでも病弱の話し相手になります」
病弱母「あら本当に? じゃあ病弱のこと、明日もよろしくお願いしますね」
小説家「はい」
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
翌日
病弱「ん……」ピク
小説家「……!」
病弱「…………」パチ
小説家「おはよう、病弱」ナデナデ
病弱「ぁ……ぉはょぅ……ござぃます……」ゴシゴシ
小説家「♪」ナデナデ
病弱「…………んぅ」ポケー
小説家(意外と朝に弱いのかしら)
病弱に何をする?安価↓
まだ病弱は病室から出られません
何かをプレゼントしたり、話題を提供したりということが可能です
252 : 以下、名... - 2017/04/12 23:47:32.96 +mUsHRzm0 244/802小説家の為に朝食を作ってあげる
253 : 以下、名... - 2017/04/12 23:51:44.56 +mUsHRzm0 245/802あ、すいません間違いました、安価下にしてくれるなら、出来た小説を病弱に見せて感想を聞いてみる
>>253でいきます
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パサッ
小説家「今度こそ……これ、読んで」
病弱「ん……」
病弱「……あっ」ゴシゴシ
病弱「こ、これ……! 読んでいいんですか!」ハーハー
小説家「もちろん」
小説家「お母さんが持ってきてくれた私の別の小説もあるけど……」
小説家「あなたのための小説だから、こっちを早く読んでほしいな」
病弱「よ、読みます読みますっ!」
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
病弱「~~~~~っっはあ………!!!」
病弱「素晴らしいです! 文句のつけようがありません!」
病弱「勢いがあって、なおかつ懐かしさを感じる表現、それにこの盛り上がりも秀逸です!」
病弱「仕上げまで丁寧で、誤字も全くなくて……」
病弱「これが……世界で私だけが読める小説……」
病弱「幸せです……!!」
小説家「よ……」
小説家「よかったぁ~……!」
ギュウウウウッ
病弱「な、なんで小説家さんがそんなに喜んでるんですか」
病弱(く、苦しい……けど突き放せない……)
小説家「やっぱり読んでくれるまで感想って分からないじゃない? でも、喜んでくれたからこっちも安心して……」
病弱「…………」
病弱「私があなたの作品をけなしたりする訳ないじゃないですか……」ナデナデ
病弱「まあ、本当にファンならダメなところはダメって言ったほうがいいんでしょうけどね」
病弱「でも、本当にいい作品でした。ありがとうございます、左方茶房先生……いや、小説家さん」
小説家「退院っていつになりそう?」
病弱「検査で異常が見つからなければ、一週間くらいで退院できると思います」
小説家「そっか……心臓の手術したんだし、検査に何日もかかるのかしら」
小説家「退院したら、またコンビニで会いましょうね」
小説家「それで、ゆっくり計画をたてていろんなところに行きましょう」
病弱「はい。楽しみにしてますよ」
小説家「入院中もまだまだお見舞いに来てあげる」
小説家「だから早く元気になってね」
病弱「よく効くお守りがありますからね。きっとすぐ良くなりますよ」
小説家(それから毎日のように病弱のお見舞いにいった)
小説家(日に日に快復に向かっているようで、病弱の体調はどんどん良くなっていった)
小説家(隠れてこっそり抱き合ったり、キスしたり……それが病弱に元気を与えていたのかもしれない)
小説家(そして退院の日……)
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
病弱「もちろん異常なしで退院……と」
病弱母「小説家さん、今日は来なかったわね……あんなに毎日来てくれたのに」
病弱「私が言ったからかな」
病弱「今日はいつものコンビニで会いましょうって」
病弱(退院でテンションあがったら、小説家さんもそうだけど私も歯止め効かなくてみんなの前で抱き合ったりしそうだし……)
病弱母「あら、今日早速行くの?」
病弱「うん。最近ほとんど歩いてなかったからリハビリも兼ねてね」
病弱母「小説家さんと店員さんにちゃんとお礼言うのよ」
病弱「分かってるよ」
小説家はコンビニに
①病弱より先についた
②病弱より後についた
安価↓
257 : 以下、名... - 2017/04/13 00:46:56.25 ZCQS0xTu0 249/8021
病弱(ま、どうせ小説家さんは遅れて来るでしょう)テクテク
病弱(でもまあ待ってる時間も悪くないというか……)テクテク
病弱(うーん……思ったより私小説家さんのことを好きになったみたいですね)テクテク
ウイーン
小説家「や、遅かったわね」
病弱「し、小説家さん!? なんで!?」
小説家「なんでってひどいなあ……。今日はコンビニで会おうって言ったのそっちじゃない」
病弱「そ、そうですけど……でも今まで毎回遅く来てたのに」
小説家「次は待たせないって言ったでしょ? どう、惚れ直した?」
病弱「そ、そんなことで惚れ直したりしませんっ!」
小説家「そりゃ残念……」
病弱「…………そ、それより」チラッチラッ
病弱「何か言ってくれてもいいんじゃないですか……?」
小説家「うん……ほら、おいで」
病弱(小説家さんが両手を軽く広げて待ってる……)
病弱(あの腕に抱かれたら、きっと耳元で私の聞きたい言葉を囁いてくれるんだろうな……)
病弱(もう小説家さんに抱きしめられるのが全然嫌じゃなくなってる……いや、最初から抱きしめられるのは好きだったけど……)
病弱(というか、むしろ抱きしめてほしいって思ってる私がいる……)タタッ
ギュウッ
小説家「退院おめでとう、よく頑張ったわね」ギュッ
病弱「はい……!」ギュッ
小説家「ほら、店員さんも」
店員「急にその雰囲気の中に私を混ぜるのやめてください」
店員「でもまあ……退院おめでとうございます、病弱さん」
病弱「ありがとうございます、店員さん」
小説家「よし、じゃあ早速行くところの計画たててみましょうか!」
病弱「私、はやくオムライス食べてみたいです」
小説家「オッケー。じゃあ食事を優先的にして……夕陽が綺麗に見えるポイントもいくつか調べてあるから、そこにも行きましょう」
小説家「あとは……神社で巫女さんにも会った方がいいかしら」
病弱「……本当に、これからも一緒にいてくれるんですね」
小説家「もちろん。これを一通り巡ったら、次は新規開拓からやるのよ」
小説家「当然、病弱と一緒にね」
病弱「はい。あなたとならこの先何が待っていても大丈夫です」
小説家「ええ、病弱とならこれからもっと面白い物語になりそう」
病弱「私のこと、しっかり守ってくださいね」
小説家「もちろん! 約束したものね」
病弱「それなら安心です。……それじゃあいきましょうか。私達の物語の続きに」
小説家「ふふっ……そうね」
小説家「……私達の物語はまだまだこれからよーっ!」オーッ
小説家と病弱編 おしまい!
いかがだったでしょうか
小説家と病弱が互いに好きあって、一段落ついたのでここでおわりとなります
最後が打ち切り漫画みたいな終わり方になってしまいましたね
今までの2作と比べると格段に長くなってしまいましたが、このくらいの長さでも大丈夫でしたでしょうか
次はまた別の二人を書いていきます
安価でオリジナル百合SS【短編】(2)