サターニャ「ほら、はやくドア開けなさいよほらー!」ピンポーンピンポーン!
しーん
サターニャ「あれ、いないのかしら……ん?」
『ちょ、ヴィー……さ、サター…来たからっ…も、もう…ヴぃ、ヴぃ…もう…これいじょう…あ、』
『……しかた…いわねえ…』
サターニャ「ん?なんか声聞こえるし、いや、やっぱいるわね……けど、なんか…ガヴリール以外の声も聞こえるような」
元スレ
サターニャ「ガヴリールゥー!サタニキア様が遊びにきてあげたわよー!」ガヴ・ヴィーネ「!?」
http://viper.2ch.sc/test/read.cgi/news4vip/1490520566/
がちゃ
ヴィーネ「あら、いらっしゃいサターニャ」
サターニャ「あれ、ヴィネット。なんだ、あんたもガヴリールの家に来てたの」
ヴィーネ「うん、ちょっとね…」
サターニャ「ふーん……、ま、いいわ、ガヴリールもいるんでしょ?おじゃまするわよ」
ヴィーネ「あ、う、うん」
サターニャ「おじゃまするわよ、ガヴリール」
ガヴ「……あ、うん…なんだよ…あほ悪魔…急に」
サターニャ「何いってんのよ、せっかくこの大悪魔、サタニキア様が遊びにきてあげたって…いうのに」
ガヴ「あ、うん…まあ、……よかったけど」
サターニャ「はい?」
ヴィーネ「サターニャも来たし、わたしちょっと、お茶いれるわね。お茶でいいわよねサターニャ」
サターニャ「……、あ、うん………、あのさガヴリール」
ガヴ「な、なんだよ」
サターニャ「なんかアンタ顔赤くない?」
ガヴ「…っ!?は、はああ!?い、いや、べ、別に赤くないし、な、何言ってんのサターニャ!?はあ!?ば、ばっかじゃないの!」
サターニャ「はああ、なによそのいいかた…!?、カゼひいたのかなって、ちょっと聞いただけなのに…ヴィネットもそう思わない?」
ヴィーネ「さあ、赤いかしら…わたしは、そんなに思わないけど…」
ガヴ「う、うん…あ、赤くなって…なんか…ない…よ…うん」
サターニャ「……?」
ヴィーネ「はい、2人とも。お茶いれたわよ」
サターニャ「すまないわね」
ガヴ「あ、うん」
サターニャ「ずずず…」
ガヴ「な、なんだよ…サターニャ…なんか…ず、ずっとさっきの私のほう、みてない…?
なんだよ、お前、別にわたし、変なところなんて…ないだろ」
サターニャ「え、いや、べつに…なんてことないけどさあ…、ただ、なんかあんた…
その首のあたり、ところどころ赤くなってんだけど、虫にでも刺されたの?」
ガヴ「っっ!!???!?」
ガヴ「は、はあああ!?な、何言ってんのサターニャ!べ、別に赤くなってないだろ、ば、ば、ばっかじゃないの!?ばかなんじゃないの!?」
サターニャ「はああ?普通に赤くなってるわよ、首のあたり。そこを否定すんのはおかしくない?」
ガヴ「え、…あ、い、いや、そ、そうだけど…い、や、だ、だから…こ、これは」
ヴィーネ「蚊にさされたのよね」
ガヴ「っえ」
ヴィーネ「さっきまで寝てて、蚊にさされたのよねガヴ」
ガヴ「あ、う、うううん、そ、そう…蚊に、蚊にさされたんだよっ」
サターニャ「あっそ…いや、だからわたしの、言ったとおりじゃないの…虫にさされた、ってことなんでしょ」
ガヴ「う、うん…そ、そーだよ…そう……だよ」
サターニャ「あれ、けど、いま冬なのに、蚊なんて」
ヴィーネ「ほら、サターニャ、お茶さめちゃうから。早く、飲んじゃって、余計なこと考えなくていいから、ほら、はやく」
サターニャ「あ、うん」
ガヴ「………」
サターニャ「…ずずず」
ガヴ「………」
サターニャ「全然、話は変わるんだけどさあガヴリール」
ガヴ「な、なんだよ…あ、あほ悪魔」
サターニャ「あんたなんか汗かいてない?なんか”運動”でもしてたわけ?」
ガヴ「っっっ……!!??」
ガヴ「な、な、ななな、何言ってんのサターニャ、ば、ばかなの!?ばかなんじゃあないの!?運動、って、は、はあああああ!?お、おま…ば、」
サターニャ「はあ?いや、なんでそんな大声でぎゃんぎゃんいうのよ…だって、あんた、最初顔赤かったし…ちょっとだけ息も荒かったから聞いただけで」
ガヴ「っそ、そそそそんなこと…な、ないし…っていうか…わ、わたし…そもそも……だ、だって、わた…わたし…そ、そんなつもりなかっ…」
サターニャ「は?」
だんっ!!
ガヴ「ひっ」
サターニャ「なによヴィネット…急にテーブル叩かないでよ…びっくりするでしょ」
ヴィーネ「あ、うん…ごめんね…っていうか、そのガヴの運動の話なんだけど…、そうなのよ、部屋でちょっとガヴに運動させてたの」
ガヴ「っは、ヴぃ、ヴぃーネ!?」
サターニャ「はーん、運動、ってなんの??」
ヴィーネ「だってガヴったら、ネトゲばっかで全然、運動不足だったから…、ちょっと室内でできるストレッチ的なものをね、させてたのよ」
サターニャ「あー、そういうこと。合点いったわ」
サターニャ「あれ、けど、ヴィネット…アンタもよくみたら、汗かいてるけど」
ヴィーネ「だからわたしもしてたのよその運動、ガヴと一緒に…だってガヴ、わたしが教えないと全然へたくそだから、一緒にシてあげてたのよ」
ガヴ「……っ、ひっ、ヴぃ、や、」
サターニャ「はん、なるほどだめねえ…ガヴリールは…体力0だものねえ…」
ヴィーネ「そうなの…もっともっと、鍛えてあげないとね…ほら、もういいでしょこの話題は、ていうかサターニャわざとなの?
アンタわざとなのかしら?ほんとわたし、もうキレそう」
サターニャ「え、なに、なんの話?あれ、ていうか、ガヴリール、なんでさっきから顔真っ赤にして、うつむいたまま、もじもじしてんの?アンタらしくもない」
ガヴ「う、ううう…うっさい…あほ、悪魔…」
サターニャ「あれ、なんかベットのすみに落ちてる黒いの…あれって何、下着かしら?なんかすごい面積小さそうな感じだけど、あんたの下着ってあんなのだっけ?」
ガヴ「ぶふううううう!!!」
サターニャ「な、なによガヴリール、き、汚いわね、はかないでよ、急に!?」
ガヴ「も、もう、あ、あほかああ!!ぜ、全部、お前のせいじゃん!ば、ばかあ!あほお!」
サターニャ「はあ、もう何よ何よ、何なのよホント、ヴィネット、今日のガヴリール、一体」
ヴィーネ「ねえサターニャ。サターニャは、今日、いつ帰るの?」にっこり
サターニャ「え!??な、何、今来たばっかなんだけどっ!?」
ヴィーネ「正直にいうと、ガヴにはこの後、宿題教えなきゃいけないから、遊んでる暇はないのよね」
ガヴ「…え、ちょっ……」
サターニャ「はああ、何よそれ、宿題なんかしてんじゃないわよ…まあ、いいわ…それだったら、帰るわよ」
ガヴ「…っえ!?」
サターニャ「お邪魔したわね……ん?」きゅ
ガヴ「………」
サターニャのすそをつかむガヴリール
サターニャ「なによ、ガヴリール」
ガヴ「あ、いや、…サターニャ……、も、もうちょっと…私んち、いたら…?」
サターニャ「はあ?」
ヴィーネ「」びきっ
サターニャ「なに言ってんのよアンタは、ヴィネットに宿題、教えてもらうんでしょ、お邪魔だから帰るわよ」
ガヴ「い、いやいや…だから、お、お前も宿題やってけよ…どーせしてないんだろ」
サターニャ「大悪魔は宿題なんかしないのよ…そんじゃ、わたしは犬の世話があるから」
ガヴ「ちょ、おね…お願い…サターニャ、い、いかないでっ!」ぎゅう
サターニャ「はあ、ちょ、なによ、ガヴリール、腰にしがみつかないでよ、あ、あんた一体!?」
ガヴ「だ、だって、さ、サターニャ!ふ、ふたりになったら、
ま、またずっとずっと…ちゅ…ちゅう…とかい、いっぱい……!!
く、首とかいっぱい…ちゅーされて……し、舌…とかいれら……わ、わたし…と、友達なのに…、友達とや、やっちゃいけないこと…た、たくさん……!!
だ、だからお願いサターニャ、きょ、今日は、帰らないで、そ、そばに…」
サターニャ「は、はああ!?ガヴリールアンタなにいって」
ヴィーネ「そうよ、ガヴリール」
ガヴ「ひっ」
ヴィーネ「何言ってんの……?サターニャが迷惑してるでしょ、さ…ほら、サターニャから離れて、はやく」
ガヴ「あうう…」
サターニャ「ま、なんかよくわかんないけど、わたし帰るからね」
ガヴ「!??」
ガヴ「ちょ、ちょっとまってサターニャ…ちょ、サターニャ!お願いだから、さ…」
ばたん
サターニャ「ったく、きょうのガヴリール…一体どーしたのよ、あいつらしくもない…ん?」
ドア越しに聞こえてくる声
『ふーん、サター…呼び止…て、続き…んの…いやなの…ガ……?、これ……お仕…き、しなきゃ、』
『だ、だって…ヴィー…、もう…昨日からずっ……、いい加…、あ、そこ…や……、…あ……』
『えー、けど、…ヴだって…、ここ…すごく…こんなに…るくせに…』
『あ、…あん……や……めえ……ヴィー…、もう…や…』
………
サターニャ「え……、こ、この声は……、」
サターニャ「……なにしてるのかしら」
サターニャ「…なんかいつもの2人とは違う、すごい変な声が聞こえる気がするけど…」
サターニャ「………」
サターニャ「ま、どーでもいいか…、それより、帰りにイヌのためにメロンパンを買って…」
………
次の日の朝
サターニャ「…てなことがあったのよねえ…」
ラフィ「………」
サターニャ「あのガヴリールがなんかよそよそしい感じでなんか不思議だったわ。それに冬に蚊がいるなんて…ぷぷ…アイツんちどーかしてるわ、呪われてんじゃないのかしら」
ラフィ「………」
サターニャ「それに心なしかヴィネットも様子がおかしくて…あ、部屋の臭いもいつもと違ったけど、これはさすがに言わなかったわ。
ほかにも不思議なことがあって、ベットのうえに大きな赤いしみが…」
ラフィ「あの……、サターニャさん」
サターニャ「なによ」
ラフィ「今後は、ガヴちゃん家に遊びに行くときは、ぜっったいに私を誘ってくださいね。それで、細心の注意を払って遊びに行きましょう。単独で行くのはもうやめてくださいね。邪魔になりますから」
サターニャ「は、はあああ!?なに、なによそれ、一体、どういうことなのよお!?」
おしまい
44 : 以下、\... - 2017/03/26 19:46:57.062 175tsflix.net 20/20ガヴィーネで相思相愛だけど、ガヴはウブで極度の恥ずかしがりやみたいな設定で
読むとよいかと思われます じゃ