ヴィーネ「誰のおかげでご飯が食べられると思ってるのよ!」バシンバシン
ガヴリール「ヴィーネのおかげですヴィーネのおかげです」
ヴィーネ「まったく……洗濯物くらい私が帰る前に片付けておきなさいよ」イライラ
ガヴリール「き……今日はヴィーネのためにご飯作ってたんだよ!それで洗濯物は遅れて……」
ヴィーネ「へえ、あんたにしては気が利くじゃない」
元スレ
ヴィーネ「どうして言うことが聞けないのよ!」バシンバシン ガヴリール「ごめんなさいごめんなさい」
http://viper.2ch.sc/test/read.cgi/news4vip/1490102749/
ガヴリール「そろそろ出来るだろうから座っててよ」
ヴィーネ「洗濯物も早くしまいなさいよ」
ガヴリール「う、うん。それよりとりあえずご飯にしよっ」
ヴィーネ「いただきます」
ガヴリール「どうかな……?」
ヴィーネ「……まっず」ペッ
ガヴリール「え……」
ヴィーネ「よくも私にこんなもの食べさせようとしたわね!」バシャア
ガヴリール「熱っ」
ヴィーネ「もう今日は外で食べてくるわ。帰って来る前に全部片付けておきなさいよね」スタスタバタン
ガヴリール「うっ……うう……どうして……私はヴィーネのためにやってるのに……」グスッ
ガヴリール「とりあえず片付けよう……」
ガヴリール(その日結局ヴィーネは帰って来なかった)
ヴィーネ「ただいまー」ヘトヘト
ガヴリール「どうしたの!?ヴィーネ大丈夫!?」ドタドタ
ヴィーネ「昨日飲み過ぎちゃって……お水持ってきてちょうだい……」
ガヴリール「う、うん!」
ガヴリール「はいどうぞ!」
ヴィーネ「ありがとう。私は今日は寝てるわ……だから起きるまでに家事は済ませとくのよ」
ガヴリール「……わかったよ」
ヴィーネ「それじゃおやすみなさい」
ガヴリール(いつからだろう、ヴィーネがこうなってしまったのは)
────
ヴィーネ「いい加減バイトくらい探してよ。うちはそんなに家計に余裕が無いんだし」
ヴィーネ「それに結婚するならお金もたくさん必要でしょ……」ゴニョゴニョ
ガヴリール「うっさいなあ、なんでもいいから早くご飯作ってよ!」ネトゲポチポチ
ヴィーネ「」ブチッ
ヴィーネ「あんた誰のおかげでご飯が食べられると思ってるの!?私が稼いだお金でしょ!?」バチ-ン!
ガヴリール「いった!なにすんだよ!」ヒリヒリ
ヴィーネ「そのくせ家事も何もせずに毎日毎日ネトゲネトゲ!ちょっとは何かしなさいよ!」バチン!バチン!
ガヴリール「いたっ……ホントに痛いからやめてっ……」
ヴィーネ「私が!誰のために!ここまでやってると!思ってるのよ!」ボコッボコッバキッ
ガヴリール「ごべっ……ごべんなさいっ……私も家事手伝うから許してっ……」グスグス
ヴィーネ「……その言葉本当でしょうね」
ガヴリール「うんっうんっ!」コクコク
ヴィーネ「じゃあとりあえずこれで許してあげるわ。とりあえず今日のご飯は私が作るから後片付けはあんたがやりなさい」
ガヴリール「ええー……」
ヴィーネ「」ブチッ
ヴィーネ「あんたが家事手伝うから許してって言ったんでしょうが!」バキッ
ガヴリール「……!分かった、ちゃんとやるから殴らないで!」
ガヴリール(それからは地獄の様な日々だった)
ガヴリール(事あるごとに怒られ殴られ嫌味を言われゲームする時間も大分少なくなり夜の方もほとんど無くなってしまった)
ガヴリール「このままじゃいけない!よし!」
ガヴリール「久しぶりにあいつらに会いに行くか!」
ガヴリール「そうと決まれば書き置きを残して……っと。それじゃあいってきまーす」コソコソ
ガヴリール「うーん、ラフィは来れないのか……サターニャだけだけどたまにはこういうのもいいか!……お、きたきた」テフリフリ
サターニャ「ひっさしぶりねー!ガヴリール元気してた?」テフリフリ
ガヴリール「あー、うん、それなりにな」
サターニャ「……そう。そうだ!ヴィネットとは上手くいってるかしら?あんたらのことだから毎日吐きそうになるくらい甘ったるい毎日なんでしょうけど!」
ガヴリール「んあ、ああ!そりゃあ毎日毎日イチャイチャしまくりよ!」
サターニャ「……嘘ね」
ガヴリール「!?なに言ってんだよ!嘘なわけ無いだろ!なんでそんな……」
サターニャ「分かるわよ。そのくらいしばらく会って無かったとはいえ私とあんたは親友なんだから」
ガヴリール「サターニャ……うう……」グスッ
サターニャ「何があったの?話してくれないかしら?私に協力出来そうな事ならなんでもするから」
ガヴリール「実は……」
サターニャ「嘘でしょ……!?あのヴィネットが!?」
ガヴリール「どうしようサターニャ……」
サターニャ「もしかして昨日のは……いやまさかね……」
ガヴリール「……!昨日どうしたんだ!?」バンッ
サターニャ「言いにくいんだけど……実は昨日の夜ヴィネットを見かけたのよ。しかも1人じゃなかったわ」
ガヴリール「嘘だろ……?誰と居たんだよ!」
サターニャ「ラフィエルよ。あの時は何とも思わなかったけど今の話を聞く限り……」
ガヴリール「ううっ……うううあああああん」ボロボロ
サターニャ「ちょ、ちょっと泣きやみなさいよ。うーん、仕方ないわね。緊急事態だし私の城に招待してあげましょう」
ガヴリール「うわあああああん」ボロボロ
ガヴリール「グスッ」チ-ン
サターニャ「落ち着いた……?」
ガヴリール「うん。でも悪いな泣きわめいた挙句家にまでお邪魔しちゃって……」
サターニャ「気にする事無いわ。私とあんたの仲じゃない」ナデナデ
ガヴリール「……っ!急に撫でるな!でもありがとう。ヴィーネが浮気してると考えたら頭が真っ白になって……」
サターニャ「まだ浮気と決まった訳じゃないじゃない!」
ガヴリール「でも……」
サターニャ「そうだ!今度尾けてみましょう!それでハッキリするわ!」
ガヴリール「……そうだな。そうしよう……!」
サターニャ「とりあえず今日は帰った方がいいんじゃないかしら?近くまで送るわよ」
ガヴリール「ありがとうサターニャ。今日はいい気分転換になったよ」
ガヴリール「ただいまーっと」
ヴィーネ「ちょっとガヴリールどこ行ってたのよ!」ダンッ
ガヴリール「ヴィーネ……起きてたのか」
ヴィーネ「起きてたのかじゃないわよ!こんな時間までどこほっつき歩いてたのよ!」
ガヴリール「こんな時間って……まだ18時じゃないか」
ヴィーネ「口答えするな!私はお腹が空いてるのよ!」バシッ
ガヴリール「っ!わ、わかったよ!今すぐ作るから!」
ヴィーネ「早くしなさいよね」イライラ
────数日後
ヴィーネ「フンフンフーン♪」
ガヴリール「ご機嫌だな。お洒落して、どこか行くのか?」
ヴィーネ「今日はラフィとサターニャと会ってくるのよ♪」ルンルン
ガヴリール「えっ……私は……?」
ヴィーネ「あんたは昨日のお仕置きで居残りよ」
ガヴリール「……分かったよ」
ヴィーネ「今日はずいぶん物わかりがいいのね!ご褒美のちゅっ♡」
ガヴリール「/////いっ、いってらしゃい!」
ヴィーネ「いってきまーす!」
ガヴリール「そうだ一応サターニャに……」
サターニャ『え?私は今日はなんにも予定ないわよ?』
ガヴリール「……は?」
サターニャ『だからなんにも……もしかしてそれ』
ガヴリール「なんだよ……」
サターニャ『ラフィエルと……』
ガヴリール「……!」
サターニャ『どうする?尾ける?』
ガヴリール「ああ……!」
サターニャ「待たせたわね。会社との交渉に手間取ってしまってね」
ガヴリール「え……お前今日日曜だぞ……」
サターニャ「何言ってんのよガヴリール。日曜だからって会社が休みになる訳ないでしょ」クスクス
ガヴリール「ならなんでここに来れたんだよ……」
サターニャ「20時から明日まで出勤すれば休みにしてくれるって言うのよ。今回は課長に感謝しないとね!」
ガヴリール「お、おう……」ヒキッ
サターニャ「それじゃあいきましょう!」
ガヴリール「ああ!」
ガヴリール「とは言ったもののどこに行けばいいやら……」
サターニャ「ふっふっふ……そんな時はこれ!魔界通販で頼んだ、たずね悪魔ステッキ~!」テッテレテッテ-テ-テ-
ガヴリール「なんだそりゃ」
サターニャ「これを地面に立てて倒れた方向にたずね悪魔がいるのよ!ちなみに成功率は70%らしいわ!」
ガヴリール「70%……大丈夫なのか?」
サターニャ「ま、なんとかなるでしょ!なんてったってこの胡桃沢=サタニキア=マクドウェルが使ってあげてるんだしね~」
ガヴリール「大丈夫かそれ……」
サターニャ「それじゃさっそくやりましょう!」
ステッキ「」パタン
サターニャ「あっちね!」
サターニャ「おかしいわね全然いないじゃない……」ゼェゼェ
ガヴリール「っざけんなよ……」ゼェゼェハァハァ
ガヴリール「……そうだ!貸してみろ!」
サターニャ「え、ちょっと!」
ガヴリール「私だって天使の端くれなんだ!70%を100%にする事だって出来るはず……!」
ガヴリール「うおおおおお!!!」キラキラ
ステッキ「」パタリ
サターニャ「あっちね。いきましょうガヴリール……って」
ガヴリール「もう無理……動けん……」パタリ
サターニャ「もうっ!しょうがないわねえ!」オンブ
サターニャ「本当にいたわ。なんとか追いつけたみたいね」
ガヴリール「そうだな。けど1人みたいだな」
サターニャ「ちょっと降りなさいよ」
ガヴリール「もうちょい頼むわ」
サターニャ「仕方ないわねぇ……っと誰か来たわね」コソコソ
ガヴリール「あれは……!」
ラフィエル「お待たせしました。それじゃあいきましょうか」
ヴィーネ「うん!もう待ちきれないわ!」
ラフィエル「今日はどうして欲しいですか~? 」
ヴィーネ「もうっ!まだ街中よ!」/////
ラフィエル「でもそっちの方が興奮するんじゃないですか~?」
ヴィーネ「はっ、早く行くわよラフィ!」
ラフィエル「は~い♪」
ガヴリール「うっ……うう……」ボロボロ
サターニャ「まさかホントに……帰りましょうガヴリール」
ガヴリール「うっ、うん。ひぐっ、えぐっ」ボロボロ
サターニャ「とりあえず私の家に連れていきましょう」
ガヴリール「耐えられた……」
サターニャ「え?」
ガヴリール「どんな暴力も嫌味も心の底ではヴィーネの愛から来るものだって思ってたら耐えられたんだ……」
サターニャ「……」
ガヴリール「でももう無理だよ……!ヴィーネのあんな顔見ちゃったら……」
サターニャ「大丈夫よ」
ガヴリール「ぅえ?」
サターニャ「ヴィーネの分まで私があんたを……その、あぃ……い、いや、ま、ま、守ってあげるわ!」ダキッ
ガヴリール「!?」
サターニャ「だから安心してガヴリール。贅沢はできないけど私がずっと守ってあげる」ナデナデ
ガヴリール「う、うえええええん」ボロボロ
サターニャ「ちょ、ちょっと!そんなに嫌なの!?」
ガヴリール「違うわボケ!……嬉しかったんだよ!言わせんなよ恥ずかしい……」/////
サターニャ「じゃあ……!」
ガヴリール「でも良いのか?私はめんどくさいぞ。仕事もしてないし家事もそんなに出来ないし、あっでも最近はちょっとずつ料理も上手くなってるんだけどな!」
サターニャ「良いに決まってるでしょ……!あんたのそんな所が昔から……」/////
ガヴリール「昔からって……まさか!?」
サターニャ「ち、違うわよ!そんなわけないじゃない!」
ガヴリール「でも今たしかに」ニヤニヤ
サターニャ「もうそんな事言うのはこの口ね!」チュッ
ガヴリール「……!……んちゅ、レロォ」
サターニャ「ちょちょちょちょっとなに舌入れてきてんのよ!」
ガヴリール「ははーん、お前まさか初めてだったな?」
サターニャ「う、うぅ……わ、悪かったわね!初めてで!」/////
ガヴリール「いいや、嬉しいよ。私がサターニャの初めてになれて」
サターニャ「私もガヴリールが初めてで嬉しいわ」/////
ガヴリール「じゃあ経験者としてこっちの方もリードしてあげないとな!」サワサワ
サターニャ「んひゃ!ちょっと……あうぅ……」/////
ガヴリール「どうだった?」
サターニャ「な……中々悪く無かったわねえええって!」
ガヴリール「まだまだ余裕そうじゃないか!ほれほれ!」
サターニャ「うそうそ!死ぬほど気持ちよかったからぁああ!!!ギブギブ!!!」
サタニキアフォン「PM.21:00」プルルル
課長『お前、会社クビ』
サターニャ「え、ちょ!……切れてる……」
ガヴリール「どうすんだよ……」
サターニャ「ま、まあすぐなんとかなるわよ!」
ガヴリール「……私も働くよ」
サターニャ「え?嘘でしょ……?」
ガヴリール「本当だよ!働くのは嫌だけどせっかくお前と一緒になれたのにまたすぐ離ればなれなんてそっちの方が何百倍も嫌だ」
サターニャ「ガヴリール……!それじゃあさっそく明日から職探しね!」
ガヴリール「え、ええー明日はゆっくりしてようぜ~」
サターニャ「ダメよ!一刻も早く仕事しないと禁断症状が……!」
ガヴリール「ふーん、そっかー明日は一日かけて今日よりもっとすごいことしてあげようと思ったのになー?」
サターニャ「……!し、しょうがないわねえ!明日くらいはゆっくり休みましょうか!」
────
ガヴリール(あれからもう一年か……今日はお祝いしないとな!)
ガヴリール「ただいま!サターニャ!」
「おかえりなさい、ガヴリール!」
おわり
69 : 以下、\... - 2017/03/22 00:44:41.665 XcC8COfP0.net 31/36終わり?
70 : 以下、\... - 2017/03/22 00:45:02.301 QkfNa90P0.net 32/36ヴィーネとはなんだったのか
74 : 以下、\... - 2017/03/22 00:50:28.127 u26hiLrLa.net 33/36最後はサターニャとの平和な生活が続くってのと気が狂ったヴィーネが侵入したってのとどちらとも取れる感じにしたかった
76 : 以下、\... - 2017/03/22 00:51:17.882 ln8j4fU30.net 34/36>>74
こえーよ
79 : 以下、\... - 2017/03/22 00:52:16.283 STs9yCtAp.net 35/36!がつくとヴィーネのセリフには見えない
おつ
85 : 以下、\... - 2017/03/22 02:27:09.186 Jrb2vArAd.net 36/36「」付いてなかったり『』だったら怖くて漏らしてたな