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暑さから逃れるためにベランダに出てワインを片手に空を眺めていると
「何時から?」
突然の問いかけに驚いた
声をした方を向くと蛇がいた
「何時からなんて知らないわ!」
蛇はあきれながらに落ちていく
ベランダに置いていた百合が話しかけてきた
「ワインの味は如何かな?」
元スレ
サターニャ「こんな夢を見た。」
http://viper.2ch.sc/test/read.cgi/news4vip/1489420567/
「これは持っているだけで飲んでないわよ」
すると百合は笑い出す
声を聴いているとだんだん腹が立ってきた
ベランダから百合を落とすことにする
落ちながらに百合は笑い続ける
気分が悪い
私は部屋に戻るとする
部屋には魚を持った人がいた
そいつが私に問いかける
「魚を一匹頂けないか」
私は不審に思い返す
「魚はさっきの晩餐で食べてしまったわ」
魚を持った人は悲しそうに
「なぜ私を誘わなかったのですか」
と言う
私は胸を張って返す
「あなたが魚をくれないからよ」
魚を持った人は肩を落とし
「そうですか。それは残念」
と帰っていった
私は冷蔵庫を開けながら思い出す
そう今日の晩餐は肉料理だった
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暑さを紛らわすためにベランダに出る
ベランダに百合などもちろんない
声が聞こえる
「おい、サターニャ!」
誰かが私の名前を呼ぶ
怖くなって私は部屋に帰った
部屋には人影はなく寂しく思う
すると勝手に電気ついた
何が起きたのか不安に思っていると声がする
「サターニャさん、開けてください」
よかった人が来たみたいだ
私は嬉しくなって窓を開ける
しかし何も入ってこない
私は悲しくなって寝ることにした
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誰かに呼ばれてベランダに出る
ベランダには植木鉢からガヴリールが一人なっていた
「おいサターニャ!」
ガヴリールが呼んでいたみたいだ
私は嬉しくなって植木鉢を持ち上げる
「ガヴリール小さくなってどうしたのよ?」
するとガヴリールは怒りながらに返す
「早く水をくれ!腹が減って死にそうだ!」
どうやら水が欲しいらしい
私は水を持ってくると言い植木鉢を手放した
植木鉢はベランダから落ちていく
しまったと思い下を見るとヴィネットと一本の棒がいた
「へぇ、途中まですり減っているのに途中からはきれいね」
「きっとこれは落ちぶれた人ね」
とヴィネットが言った
私は不思議に思い大声を出す
「ヴィネット!それは人じゃなくて天使よ!」
ヴィネットは目を丸めながら
「天使って棒になるのね」
と返した
訳が分からない
私はそう思い部屋に戻った
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雨が降っているのでベランダには出ないとする
「サターニャさん、開けてください?」
どこかで聞いたようなセリフだ
私は立ち上がり冷蔵庫を開ける
冷蔵庫には何も入っていなかった
冷蔵庫を閉じた
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ベランダに出ると棒が一本立てかけられていた
棒に向かって問いかける
「ガヴリール、今日は水はいらないの?」
棒は何も返さない
どうやらただの棒らしい
悲しくなって部屋に戻った
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冷蔵庫を開けてみるとラフィエルが入っていた
「冷蔵庫は涼しいかしら?」
気になったから聞いてみた
「やっと開けてくれましたね、サターニャさん!」
キャッチボールができていない
冷蔵庫を閉じることにした
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棒がなくなっていた
不思議に思いベランダに出る
そこには百合が一輪咲いていた
特にやることもないので部屋に戻った
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冷蔵庫を開けると魚が一匹入っていた
今は特に魚の気分じゃない
冷蔵庫を閉じることにした
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ベランダに出てみると百合が咲いていた場所にワインが置いてあった
私はまだ未成年だ
ワインは飲めない
だけど私は悪魔なのだから一口飲んでみた
「味がしないわね」
冷蔵庫に直すことにした
最近誰も来なくて寂しいものだ
そうだ次はみんなを呼んでパーティーを開こう
楽しみに思いつつ部屋に戻った
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冷蔵庫には一匹の魚とワインが一瓶
楽しい晩餐会にしよう
ラフィエルを誘うことにした
「私の家でパーティーよ」
ヴィネットが訪ねてきた
「何時から開始なの?」
「みんなが集まれば開始よ!」
ガヴリールがワインを持って訪ねてくる
「ワインっておいしいのか?」
「ワインには味がないの!」
ラフィエルが魚を持って訪ねてきた
「サターニャさん差し入れです」
「ありがとう」
「さあ!パーティーを始めましょう!」
終わり