【AM1時】
ガヴリール「……………暇だ…」
ガヴリール(ネトゲも定期メンテだし、寝ようと思っても眠くないし)
ガヴリール「どうしたもんかなぁ…」ポリポリ
ガヴリール「……………」グゥー
ガヴリール「…小腹減ったな…」
ガヴリール(面倒だけどコンビニでもいくか、どーせ暇だし…)
ガヴリール「あー、着替えるのめんどくせ…」ゴソゴソ
元スレ
ガヴリール「暇だ……」
http://viper.2ch.sc/test/read.cgi/news4vip/1489390275/
………
サターニャ(ふふふ、夜更かししてその上外出までしてしまったわ!なんという悪魔的行為!)
サターニャ(流石に我がライバルガヴリールもここまでの悪魔的行為を実行することは不可能なはずよ!)
サターニャ(月曜日になったら学校で自慢してるわ!恐怖しなさいガヴリール!!)
ガヴリール「げっ」
サターニャ「ん?」
サターニャ「って、ガヴリールッ!?」
ガヴリール「うるせぇよ、夜中なんだからもう少し静かにしろ」
…
ガヴリール「あーめんどくせ、なんでこいつがいるかなぁ…」スタスタ
サターニャ「それはこっちの台詞よガヴリール!天使がこんな時間に起きてちゃダメでしょうが!」
ガヴリール「天使だって夜更かしくらいするよ」
ガヴリール(まぁ、暇だったしたまにはこいつの相手してやるのもいいか)
サターニャ「ところでガヴリール、こんな時間からどこにいくのよ」
ガヴリール「あぁ、小腹が減ったからコンビニに行こうと思ってな」
サターニャ「あらぁ、こんな時間に食べると太っちゃうわよ?」ニヤニヤ
ガヴリール「腹立つからその顔やめろ!」
ウィーン…
店員「しゃっせー…」
ガヴリール「なんでお前までついてくるんだよ…」
サターニャ「愛想の無い店員ね、私を誰だと思ってるのかしら…」
ガヴリール「話を聞け」
サターニャ「あ、あれ美味しそう」スタスタ
ガヴリール「おい、コンビニではしゃいでんじゃねーよ、恥ずかしい」
サターニャ「ガヴリール!いちご!おっきいいちごが乗ってるわよこれ!」
ガヴリール「お前ほんと元気だな!」
ガヴリール(さてさて、おにぎりかパンかで悩むところだが…)チラッ
ガヴリール(肉まんやおでんといった変化球もありだな…)ムムム
サターニャ「い、いつになく真剣な顔をしてるわね…」
ガヴリール「夜食に関しては私はうるさいぞ、深夜に食べる物によって私のやる気が変わるからな」
サターニャ「この時間から一体何をするつもりなのよ…」
ガヴリール「しかしながら残念なことに今日はネトゲができない、大人しくおにぎりだな…」シュン
サターニャ「深夜のあんたってなんか口数が多いわね…」
…
ガヴリール「さぁ夜食も買ったしサターニャ、今からなにする!?」ワクワク
サターニャ「な、何を言ってるのよあんたは…この時間なら大人しく家に帰って寝るところでしょうが!」
ガヴリール「おっけ、サターニャの家な」
サターニャ「なんであんたも来る気満々なのよ!」
ガヴリール「おいおいサターニャ、夜はまだ始まったばかりだぞ?」
サターニャ「もう2時なんだけど…」
…
ガチャッ
ガヴリール「おじゃましまーす」
サターニャ「言っとくけど私はすぐ寝るわよ?」
ガヴリール「ふぅん、大悪魔であるお前がまさか睡魔に負けるのか?」
サターニャ「なっ…」
ガヴリール「私なら7時くらいまでは余裕だけどな…」ニヤニヤ
サターニャ「ぐ、ぐぬぬぬ…」ギリツ
サターニャ「やってやろうじゃない、夜更かし!!!」
サターニャ(それにしても深夜のガヴリールは昼間よりもイキイキしてるわね…)
ガヴリール「なぁサターニャ、お前と私ってあんまり二人で遊んだりしないほうじゃん?」
サターニャ「そ、そうね…」
ガヴリール「せっかくだしさ、お前の事色々聞かせてくれよ」
サターニャ「ふん、私は天使と馴れ合うつもりはないわ!」
ガヴリール「そんなこと言いながらも家には上げてくれるもんなぁ」
サターニャ「うっさいわね!!」
ガヴリール「まずは無難に好きな食べ物なんてどうだ?」
サターニャ「ふん、やっぱり私の大好物といえばメロンパンよ!」
サターニャ「あのサクッとした皮にふわふわの生地、たまらないわね…」ジュルッ
ガヴリール「うん、まぁ知ってた」
サターニャ「なんで聞いたのよ!!」
ガヴリール「いや、こういう質問ってテンプレじゃん?」
サターニャ「て、天ぷら?私はメロンパンの話をしてるんだけど」
ガヴリール「…お前ほんとバカだよな…」
サターニャ「バカって言うなー!」ムキー
サターニャ「じゃあ私からの質問よガヴリール」
ガヴリール「おう、なんでもこい」
サターニャ「休日は何をして過ごしてるのかしら?」
ガヴリール「……お前私の休日なんて知ってたどうするつもりだよ…」
サターニャ「どうもしないわよ!いいから答えなさい!」
ガヴリール「まぁ、基本ネトゲかな」
サターニャ「なんの面白味もない解答ね…」
ガヴリール「お前が聞いたんだろうが…」
…
ガヴリール「質問形式はやめるか、ただの自己紹介になってきたし」
サターニャ「そうね、あんたを理解するのは私には難しいみたい」
ガヴリール「………」チラッ
【AM3時】
ガヴリール「まだこんな時間かよ、お前もっと面白いこと言えよな…」ハァ
サターニャ「悪かったわね!!」
ガヴリール「あーくそ、暇だ」
サターニャ「なら大人しく寝ればいいじゃない…」
ガヴリール「私が寝たらお前が寂しいだろ?」
サターニャ「そんなわけないでしょうが!私は眠たいのよ!」
ガヴリール「さっき夜更かしする!とか宣言しておいてこれだもんな、やっぱりサターニャにはまだ早かったか…」フッ
サターニャ「なんですって…?」ピクッ
ガヴリール「お前は私にはまだまだ及ばないって事だよ」
サターニャ「言ったわねガヴリール!どっちが長いこと起きれるか勝負よガヴリール!」
【AM4時】
ガヴリール「なぁサターニャ、この時間まで起きてるとなんか変な気分になってこない?」
サターニャ「そ、そうかしら…?」ウトウト
ガヴリール「あー、サターニャ今寝ようとしてたろ?そんなやつにはー…」
ガシッ
サターニャ「…ふぇ?」
ガヴリール「くすぐりの刑だぁー!」コチョコチョ
サターニャ「っ!?……あはははっ!!ちょ、やめなさいよガヴリール…っ」ビクビク
ガヴリール「おらおらー、今夜は寝かさないぞー?」コチョコチョ
サターニャ「あ、あんた何かおかしいわよっ!?…くふふふっ…」ジタバタ
…
サターニャ「ぜぇ……ぜぇ……」
ガヴリール「へへへ、汗でビショビショだな」
サターニャ「誰のせいだと思ってんのよ!!」
ガヴリール「まぁまぁ、いいじゃんか、私は楽しかったぞ」
サターニャ「私は苦しかったわよ!」ベッチョリ
サターニャ「ていうか、これじゃまたお風呂に入らないといけないじゃない!」
ガヴリール「おお、早朝風呂か!私も付き合うぞ!」ワクワク
サターニャ「お風呂くらい一人で入るわよ!」
ガヴリール「いいじゃんかーグイグイ、待ちぼうけは退屈なんだって…」
サターニャ「暑苦しいわよ!離れなさい!」
【風呂場】
カポーーーン
サターニャ「結局一緒に入ることになってしまったわ…」グッタリ
ガヴリール「まぁいいじゃんか、こんな機会めったにないぞ?」
サターニャ「望んでないわよ…」
サターニャ(深夜のガヴリールは侮れないわね、何をしてくるかわかったもんじゃないわ…)
ガヴリール「サターニャ」
サターニャ「…何よ」
ガヴリール「…なんでもなーい」
サターニャ「…」イラッ
……
サターニャ「なんかお風呂入ったら眠くなってきたわね、ガヴリールもそう思わない…?」
ガヴリール「……むにゃ」スヤスヤ
サターニャ「って寝てるし!?」
サターニャ(私の事を散々バカにしておいて自分が一番に寝るなんて…)ギリッ
ガヴリール「……サターニャぁ…」スヤスヤ
サターニャ「………」
バサッ
サターニャ「布団くらいかけて寝なさいよね、ばか…」ボソッ
【AM6時】
ガヴリール「……」スヤスヤ
サターニャ「んむぅ……」スピー
ラフィエル(サターニャさんの家に忍び込んで見たら面白いものが見れました)
ラフィエル(ふたりで抱き合って寝ちゃって、ふふふ……微笑ましいです)
ガヴリール「んぅ……サターニャ……」ギュウウウ
サターニャ「ぐ……ぐるじ……」
ラフィエル「……あらあら」クスッ
完