ガヴリール「イエエエーーーイ!!」
サターニャ「え…なによ朝からこのテンション…」
ヴィーネ「どうやらどっかで甘酒を飲んでから登校してきたみたいね。意図はわからないけど」
ガヴリール「サターニャ……」
サターニャ「ん?何よ?」
ガヴリール「サターニャ!」ギュー
サターニャ「ちょ、ちょっと急に何よ?」
ガヴリール「大好きー。ちゅー。ちゅーしてーちゅーしてー」
サターニャ「うわああ!近い!ちょっと!なんなのよ!」
ラフィエル「あら~」
元スレ
ガヴリール「甘酒サイコー!!」
http://viper.2ch.sc/test/read.cgi/news4vip/1489407555/
ガヴリール「ねえちゅー!ちゅー!」チュ
サターニャ「ああああああああ私のファーストキスがあああ!!どうしてくれるのよガヴリール!!」
ガヴリール「えへへー、サターニャの初めて奪っちゃった♡」
サターニャ「奪っちゃった♡じゃないわよ!」
──放課後
ガヴリール「サターニャー!」ギュー
サターニャ「ねぇ」
サターニャ「いい加減酔いが醒めてもいいころだと思うんだけど」
ヴィーネ「そうね…これは私にも手に追えないレベルだわ…」
ラフィエル「あら~」
ガヴリール「ねえ!サターニャ!一緒に手繋いで帰ろー!」
サターニャ「え、えぇ…なんで私がガヴリールと手を繋いでなんて」
ガヴリール「やだやだやだーー!!手を繋いでサターニャと帰りたいのーー!!手を繋いでくれないと私ここから動かないからー!」
ヴィーネ「ま、頑張って、さよなら」
サターニャ「ちょ、ヴィネット!?」
ラフィエル「私もこれにはちょっと手を負えませんね~」スタスタ
サターニャ「ラフィエルまで!?」
サターニャ「みんな放置なのね…」
ガヴリール「ねー!サターニャってばー!」
サターニャ「しょうがないわね、手繋いであげるから帰るわよ、ガヴリール」ギュ
ガヴリール「うん!」ギュ
ガヴリール「ぴーぽーも でーぼーも えんじょーも ひっくるめてはい ハッピー♪」
サターニャ(どうしてこうなった……)
サターニャ「はい、着いたわよ」
ガヴリール「むー」クチフクラマセ
サターニャ「な、なんでちょっと不機嫌そうなのよ…」
ガヴリール「私、今日サターニャんち泊まる!!」
サターニャ「え、えぇ!?」
ガヴリール「やだやだーあのゴミ屋敷に帰りたくないー!!サターニャの家に泊まるーー!!」
サターニャ「あーわかったわよ!わかったから大声で叫ばれると恥ずかしいからやめて!」
ガヴリール「うえええええーーーんんサターニャが怒ったーーーー!!」
サターニャ「え、えぇ!?」
サターニャ「ちょ、ちょっと泣きやみなさいよ!わかったわよ!いくらでもうちに泊まってきなさいよ!だから泣かないでよ!おーよしよし」
ガヴリール「やったーー!!」
サターニャ「じゃ行くわよ」
ガヴリール「」手スッ
サターニャ「い、行くわよ//」ギュ
ガヴリール「えへへー」ギュ
──家
サターニャ(─ったく…いつになったら酔いが覚めるのかしら…)
サターニャ(でも…今のガヴリールもこれはこれで可愛くて//)
サターニャ(ちょっとあのガヴリールに戻ってほしくないっていう気持ちもあって…)
サターニャ(わ、私としたことがなんでこと考えてるのよ!)
ガヴリール「サターニャー、ねむいー」ウトウト
ガヴリール「もうだめ…」ストン
サターニャ(私の膝で寝るガヴリール…)
サターニャ(な、なんか非日常すぎて私までおかしくなっちゃいそう…//)
サターニャ「─ったくしょうがないわね、ベッドまで運んであげるわ…っほんとに…」
ガヴリール「むにゃむにゃ……サターニャー……」
サターニャ「……ほんとに酔ってるだけなのかしら……明日になったら戻る……のよね……」
サターニャ「」モゾモゾ
サターニャ「さすがに一つのベッドに二人はキツいわね……」
ガヴリール「……zzz」
サターニャ(ガヴリールが近い……)
サターニャ(どうせ明日になったら酔いが覚めて全部忘れてるなら……どうせならいつもならできない悪魔的行為(デビルズアクション)を……しても大丈夫よね……)
サターニャ「」チュ
ガヴリール「んっ……むにゃ……」
サターニャ「クチュ……クチュ……」
ガヴリール「んっ……んふっ……」
サターニャ「さ、流石に起きちゃうかしら……?」
ガヴリール「すやすや……」
サターニャ(さすがガヴリールね……これでも起きないなんて……)
サターニャ「ガヴリール、おやすみ……そしてさよなら、今のガヴリール……」
──翌日
チュンチュン
ガヴリール「………ん?」
ガヴリール「え?なんだこれ?何で私がサターニャと同じベッドで!?」
サターニャ「あぁ…むにゃ…おはようガヴリー…ふぎゃ!」
ガヴリール「お、おい…サターニャ!私が酔ってる間何があった!?全然思い出せないぞ…どうなってやがる…」
ガヴリール「くそ……朝テンションが上がらないから甘酒飲んでしまったのが大きな失態だ…」
サターニャ「かんっぜんに戻ったようね!ガヴリール!ふんっ!それでこそ!ガヴリールね!」
サターニャ(そう…これでいいのよ…これでまたあの日常が戻ってくる…)
といいつつも実は私も酔ってる間何をしてたのか覚えてた。
そんな記憶が消えるほど飲んでないからね。
まさか私がサターニャにあんなことを…今思い出すと恥ずかしいけど…たまにはああいうのもありだな……
ガヴリール「サターニャ、ジュース買ってきてー」
サターニャ「な、何よ!この大悪魔に命令なんてでかい度胸ね!」
ヴィーネ「いつも通りになったわね」
ラフィエル「ええ~♪」
サターニャ「もうーこうなったらじゃんけんで勝負よ!」
こうしてまた日常が戻ってきた。
ガヴリールとサターニャの日常。
───1週間後
ガヴリール「いええーい!!甘酒サイコー!!」
ガヴリール「サターニャだいすきーー!!!」ギュー
ヴィーネ「ガヴリール、そんなに甘酒好きだったっけ?」
ラフィエル「まぁ、仲良しであることはいいことですよ~♪」
サターニャ「ま、またこのパターン!?ちょっとー!?ガヴリール!?」
サターニャ(ま、たまにはこういうのもいいかもしれないわね……)
おわり