みほ「大学選抜戦も勝ったし、学園艦も無事廃校にはならず....」
みほ「それはいい、すごくいいことなんだけど....」
みほ「なんだか最近みんなの気が緩みがちな気がする....」
みほ「こういう時ってどうすればいいんだろ....」
みほ「うーん....」
みほ「やっぱり危機感って大事だよね....」
みほ「....」
みほ「....泣かす」
みほ「泣かす!!!」
みほ「そうだ!泣かそう!」
みほ「隊長である私に泣かされたらきっと気も引き締まるはず!」
みほ「もちろん終わったらドッキリだってバラすけどそれでも今の状況は改善されるよね!」
みほ「よし!それじゃあ早速!」
元スレ
【ガルパン安価】みほ「泣かす」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1474203994/
2 : ◆bL5b7ovQmQ - 2016/09/18 22:08:42.74 P/fc5L9F0 2/492・何番煎じかわからない安価スレです
・みほがガルパンキャラを泣かします
・おそらくキャラが泣きます、大丈夫な方はおいでください
みほ「よーしじゃあ>>5を泣かせよう!」
みほ「あ、言い忘れてたけど別に大洗の人じゃなくてもいいの」
みほ「そっちの方が面白そうだし」
6 : 以下、名... - 2016/09/18 22:10:52.17 bx43jpNk0 4/492紗希ちゃん
みほ「自分で取っちゃった....安価は下で行きます!」
みほ「うーん紗希ちゃんかぁ....」
みほ「紗希ちゃん....」
みほ「紗希ちゃんに関しては前からずっとたるんでるような....」
みほ「でもいきなり活躍したり良く分からないんだよね....」
みほ「少なくとも泣いてる姿は想像できないなぁ....」
みほ「どうしよう....」
みほ「ま、精神的にクることやればきっと泣くでしょ!」
みほ「いつも無表情に見えるけどまだまだか弱い高校一年生だし!」
みほ「せっかくだし今日の練習の時に作戦決行しよう!」
~放課後~
みほ「じゃあ今度から安価は直下にしよう!」
みほ「あと、連続で取るのはできるだけ自重してください!ジチョジチョ作戦です!」
沙織「みぽりんなにブツブツ言ってるの?」
みほ「いや、こっちの話」
みほ「じゃあみなさん、今日も練習頑張りましょう!」
全員「おー」
みほ「(やっぱりみんなどこか上の空というか....)」
みほ「(戦車のことしか考えてなかったあのころと比べるとどうしても....)」
みほ「(今回の作戦が大洗女子の今後を左右するのかもしれない....!!!)」
みほ「(なんとしてでも....)」
みほ「(紗希ちゃんを....)」
みほ「(泣かす!!!!)」
~練習後~
みほ「ねえねえ桂利奈ちゃん、ちょっといい?」
桂利奈「ほえ?どうしたんですか隊長?」ポカーン
みほ「うん、あのね....」
みほ「最近ウサギさんチームはどんな感じかなって....」
桂利奈「ほえ?私たちですか?」
みほ「うん、何か変わったこととかある?」
桂利奈「うーん....特にはないでーす!」
みほ「そっかー....」
みほ「誰か集中してない人がいるー、とか、」
みほ「誰か戦車に乗ってる最中にあらぬ方向を見てるー、とか、」
みほ「誰かほとんどしゃべらない人がいるー、とか、」
桂利奈「あっ!集中してないかはわからないけど紗希
みほ「丸山さんちょっと来て」
紗希「?」コクリ
桂利奈「へ?」
みほ「あ、桂利奈ちゃんはもう行っていいよ」ニコ
桂利奈「は、はい....」
みほ「ごめんね、練習終わりに引き留めちゃって....」
桂利奈「大丈夫です!!隊長が
みほ「丸山さん早く来てくれる?」
桂利奈「!?」ビクッ
紗希「....」コクリ
みほ「じゃあまた明日ね」ニコ
桂利奈「あ、あの紗希が何か....」
みほ「ううん、さっきみたいにちょっと話を聞くだけだよ?」ニコ
桂利奈「なぁんだよかったー!!!!」
桂利奈「じゃあまた明日ですね!!!さよなら!!!!」タッタッタッ
みほ「ふぅ....」チラッ
みほ「あ、やっときた」
紗希「....」コクリ
みほ「丸山さん、戦場では迅速な行動が求められるから、呼ばれた時はもう少し急いで来てくれるとうれしいかな」ニコ
紗希「....」コクリ
みほ「返事は」
紗希「....」コクリ
みほ「返 事」
紗希「....はい」
みほ「ねえ丸山さん、何で自分が呼ばれたかわかる?」
紗希「....」フルフル
みほ「はぁ....」
紗希「....」
みほ「丸山さんはさ、戦車道やってて楽しい?」
紗希「....」コクリ
みほ「ふーん....」
みほ「さっき桂利奈ちゃんに聞いてみたの」
みほ「ウサギさんチームどう?って」
紗希「....」
みほ「そしたらね」
みほ「五人ともすごく真面目だし楽しいけど」
みほ「一人だけ違う子がいるんだって」
みほ「そうなの、丸山さん?」
紗希「!?」
紗希「!!」フルフル
みほ「そっかー、じゃあこれも全部桂利奈ちゃんの思い違いってことかぁ」
みほ「『一人だけ戦車に乗っているときに別の方を向いている』」
みほ「『一人だけ戦車をに集中していない』」
紗希「....」
みほ「『一人だけほとんどチームメイトと口をきいてくれない』」
紗希「!!!」
みほ「丸山さん、戦車を動かすにはたくさんの人が同じ心をもって臨まなきゃいけないの」
みほ「それなのに、そんな調子じゃほかのみんなも迷惑なんじゃないかな?」
紗希「....」
みほ「というか実際、迷惑だって言ってたよ?」
みほ「『何を考えてるかわからないから面倒だ』って」
紗希「!!!」
紗希「....」
紗希「....」ギュッ
みほ「(あとちょっとかな)」ニタァ
みほ「うーん、どうする?」
紗希「?」
みほ「ウサギさんチームは人数も多いから...」
みほ「丸山さんが一人抜けても大丈夫だよ?」
紗希「!!!!」
紗希「....」 ウルウル
みほ「(決まった)」
紗希「....」 ウルウル
紗希「....」 ギュッ
紗希「....い、いやです」フルフル
みほ「!?」
みほ「....」
みほ「そう?でもほとんど喋れないくらいだから馴染めてないんじゃない?」
みほ「そっちの方がお互いのためになるんじゃ
紗希「いやです!!!!」ギュッ
みほ「そう....」
みほ「じゃあチーム編成は今までと同じってことにするね」ニコ
紗希「....」パァッ
みほ「じゃあ今後はトラブルはできるだけないようにね?」
紗希「....」 コクコク
みほ「じゃあ私はこれで」
みほ「ごめんね?遅くまで引き留めちゃって」
紗希「....」 フルフル
みほ「じゃあまた明日、練習でね」ニコ
紗希「....」 ペコリ
テクテクテクテク
紗希「....」ポツン
『何を考えてるかわからないから面倒だ』って
紗希「....」
紗希「....」ウルウル
紗希「....」ウル
紗希「....」フルフル
紗希「....」
紗希「....明日、みんなに謝らなきゃ」
紗希「迷惑かけてごめんなさいって」
紗希「そしてもっとみんなとお喋りしよう」
紗希「うん、そうしよう」
紗希「....」
紗希「....遅くなっちゃった」
紗希「....お父さん帰ってるかな」
テクテクテクテク
紗希「....あ」
みほ「うん、そう、さっき終わったところだよ」
紗希「(西住隊長、まだ残ってたんだ)」
みほ「そうそう、さっきまでちょっとね」
紗希「(電話してる)」
みほ「そう、丸山さん、うん、いろいろね~」
紗希「(....私のことだ)」
紗希「....」
紗希「(....早く帰ろう)」
みほ「あんまりうまく行ってないみたいでね....」
紗希「....」
みほ「そうそう、やっぱり」
紗希「....」
みほ「片 親 だ か ら か な」
紗希「!!!!」
紗希「....」ワナワナ
紗希「....」ドサッ
みほ「!?」クルリ
みほ「あっ、丸山さん」
紗希「!!!!」ダッ
みほ「待って!!」
タッタッタッタッタッタッ
タッタッタッタッタッタッ
タッタッ
テクテクテクテク
紗希「....」テクテク
紗希「....」テク
紗希「....」ピタ
紗希「....」
紗希「(....私は)」
紗希「(口があまりうまくないから)」
紗希「(私が喋るとみんな迷惑だと思って)」
紗希「(いつも黙ってた)」
紗希「(でもそれは)」
紗希「(みんなに....)」
紗希「(ウサギさんチームのみんなにも....)」ワナワナ
紗希「(そのせいで....)」ワナワナ
紗希「お父さっ....」ポロ
紗希「ぅっ....」ポロポロ
紗希「み、みんなっ....いやだったんだ....」ポロポロ
紗希「ごめんなさいっ....ぅ....」ポロポロ
??「紗希ちゃん」
紗希「うぅっ....」ポロポロ
??「紗希ちゃん」ギュッ
紗希「ぇ....?」クルリ
??「泣かないで」ギュッ
紗希「ぁ....」
紗希「た、隊長....」
みほ「ごめんね」ニコ
紗希「ぅ....」
紗希「うわぁーーーーーーっ!!!!!!」ガシッ
紗希「みんながっ!!みんなにっ!!うぅっ!!ごめんっ、ごめんなさいっ」ポロポロ
みほ「うん、うん、」ナデナデ
紗希「うっ.....ぅぁ........」ポロポロ
みほ「辛かったね....」ナデナデ
紗希「ぅ..............」ポロポロ
みほ「はい、これ」スッ
紗希「....?」
みほ「コーヒー、あったかいよ」ニコ
紗希「....」
紗希「....」ペコリ
紗希「....」プシュ
紗希「....」クピクピ
みほ「....」
みほ「落ち着いた?」
紗希「....」
紗希「....」コクリ
みほ「....」
みほ「....紗希ちゃん」
紗希「?」
みほ「あのね....」
みほ「さっきまでの話」
みほ「全部嘘」
紗希「....」
紗希「!?!??!??!?!?!?!?」
紗希「う、嘘?」
みほ「うん、嘘!」ニッコリ
紗希「え?あ?ん?え?」
みほ「う」
みほ「そ」
紗希「....」
紗希「....」
紗希「」パタリ
みほ「あれ!?紗希ちゃん!?!?」ユサユサ
みほ「疲れて寝ちゃったんだ....かわいいなぁ....」クスクス
紗希「」ブクブク
みほ「ってことなの♪」
紗希「....」
紗希「....よかった」ポロポロ
みほ「おほー!眼福眼福!」
紗希「....」ムッ
みほ「ごめんごめん」アハハ
みほ「でも、私が言ってることもわかるでしょ?」
紗希「....」
紗希「....」コクリ
みほ「だからね、これは必要なことなの!」
みほ「必要悪なの!!!」
紗希「....」ジトー
みほ「だから私はこれを続けなきゃいけないの!!!」
みほ「決して美少女の泣き顔が見たいとか、そういうやましい理由では断じてないの!!!」
紗希「....」ジトー
みほ「....」
みほ「....それに」
みほ「紗希ちゃんも泣かされたままでは」
みほ「終わりたくないんじゃない?」ニタァ
紗希「....」
紗希「....」ニタァ
紗希「....」コクリ
みほ「ね?だから、もしかしたら協力を頼むかもしれないけど....」
みほ「その時はお願いできる?」
紗希「....」コクリ
みほ「よし!じゃあこれに判押して?あっ、拇印でいいよ?」
紗希「....」
紗希「....」ギュッ
みほ「これでよし、契約締結だね!」
みほ「もし誰かにバラしたり、非協力的な行動をしたらさっきの動画をね♪」
紗希「」
みほ「って感じでこれから進めていきます!」
みほ「もう一度言っておくけど」
みほ「決して美少女の泣き顔が見たいとか、そういうやましい理由ではないからね?」
みほ「ね?」ニタァ
みほ「『クズ』とか『鬼畜』とか」
みほ「謂れのない中傷は私も傷ついちゃうから....」
みほ「ね?」ニタァ
みほ「まぁそういうことでよろしくお願いします!」
みほ「じゃあ今日はもうこれでおしまいだけど次のターゲットの安価だけ取っておくね!」
みほ「次のターゲットは>>36」
36 : 以下、名... - 2016/09/18 23:33:03.12 vyfPv5Opo 21/492桂利奈
みほ「次のターゲットは桂利奈に決定!おめでとう!」
みほ「桂利奈ってことはやっぱり紗希ちゃんの件を使うべきだよね♪」
みほ「となると紗希ちゃんに協力してもらうべきだよね♪」
みほ「どうする?紗希ちゃん?」
紗希「....」ジー
みほ「....」
みほ「....その眼差し」
紗希「....」コクリ
みほ「わかった、今回は紗希ちゃんを中心にいこう」ニコ
紗希「....」ニコ
みほ「でも、大丈夫?」
紗希「....」
紗希「....」ボソボソ
みほ「シナリオは既に完成している?」
紗希「....」ボソボソ
みほ「そもそも桂利奈ちゃんだからすぐに泣く?」
紗希「....」コクリ
みほ「それもそうか」アハハ
みほ「じゃあ私はドローン飛ばして鑑賞させてもらうからどこでやるかだけ教えてくれる?」
紗希「....」コクリ
みほ「もう遅い時間だけど今からやる?」
紗希「....」ボソボソ
みほ「私だけ泣かされたままじゃ寝つきが悪い?」
みほ「....意外と熱いものを内に秘めてるんだね」
紗希「....」コクリ
みほ「それで、私は何かすることあるかな?」
紗希「....」コクリ
みほ「何をすれば?」
紗希「....」ボソボソ
みほ「ふんふん」ウンウン
紗希「....」ボソボソ
みほ「....なるほど」ニタァ
紗希「....」ニタァ
みほ「紗希ちゃん、お主もなかなか」ニタァ
紗希「....」ニタァ
~桂利奈宅~
桂利奈「ただいまー」ガチャ
シーン
桂利奈「あれ?」
桂利奈「ただいまー」テクテク
桂利奈「誰もいない?」
桂利奈「ん?」ペラ
桂利奈「お母さん町内会かぁ~」
桂利奈「他のみんなはいつもこの時間いないし....」
桂利奈「ってことは....」
ポチッ
桂利奈「テレビ独占だぁ!!」
桂利奈「なにみよっかなあ~!!!」
桂利奈「録画貯まってたしちょうどよかったぁ~」
桂利奈「うーんと....」
桂利奈「じゃあ魔装学園H×Hを....」
プルルルルル
桂利奈「電話だ、も~早くみたいのに~」
桂利奈「西住隊長から?なんだろ~?」ピッ
桂利奈「もしもし?」
みほ『もしもし桂利奈ちゃん?』
桂利奈「隊長、どうしたんですか?」
みほ『うん、ちょっとさっきのことで....』
桂利奈「さっき?紗希ですか?」
みほ『そうなの、さっき桂利奈ちゃんから聞いたことが気になって』
みほ『あの後紗希ちゃんをちょっと叱ったの』
桂利奈「ほえ!?なんで!?」
みほ『それは、桂利奈ちゃんが紗希ちゃんのことちょっと戦車に乗るのはふさわしくないみたいに言ってたから....』
桂利奈「えぇっ!?私そんなこと言ってないですよ!??!??」
みほ『そしたら紗希ちゃん、その....』
桂利奈「どうしたんですか?」
みほ『....』
みほ『....泣いちゃって』
桂利奈「紗希が!?」
みほ『そのままどこかに走って行っちゃったの....』
桂利奈「!?!??!?」
みほ『私も必死に探してるんだけど見つからなくて....』
桂利奈「....」
みほ『よければ
桂利奈「わかりました!!!紗希はどのへんにいると思いますか?」
みほ『....』
みほ『まだそんなに時間は経ってないから学校からそんなに離れてないと思う』
桂利奈「よーし!!!任せてください!!!!」
みほ『....』
みほ『....ごめんね』
桂利奈「大丈夫ですよ!!!早く紗希を見つけて仲直りしましょう!!!」
みほ『うん、ありがとう』
みほ『それじゃあ見つかったら教えてね、私も見つけたら連絡するから』
桂利奈「あいー!!」ピッ
桂利奈「....」
桂利奈「....紗希」ダッ
みほ「ふぅ....」
みほ「これでいい?」
紗希「....」グッ
みほ「おっけ~♪」
みほ「それと....」
みほ「私ちゃんと謝ったよね?ごめんねって」
紗希「....」コクリ
みほ「そしたら桂利奈ちゃん、許してくれたよね?」
紗希「....」コクリ
みほ「よし!言質も取れたしこれで安心だね♪」
紗希「....」コクリ
みほ「じゃ、主役の登場といこうか!」
紗希「....」コクリ
みほ「....健闘を」ニタァ
紗希「....」コクリ
桂利奈「はぁっ、はぁっ」ダッダッ
桂利奈「紗希ぃー!!!」ダッダッ
桂利奈「はぁっ....はぁっ....」ダッダッ
桂利奈「紗希ぃー!!!」ダッダッ
桂利奈「ちょうちょいるよー!!!」
桂利奈「....」
桂利奈「....はぁ」
桂利奈「いない....」
桂利奈「紗希....どこに....」
桂利奈「....」
桂利奈「あっ....」
桂利奈「....」
桂利奈「もしかして....」
桂利奈「....」
桂利奈「うん、きっとあそこだ....!!!」ダッ
桂利奈「待ってて!!!紗希!!!!」ダッダッ
~とある公園~
桂利奈「紗希!!!!」ダッ
紗希「....」ポツン
桂利奈「紗希!!!!!」
紗希「....」
桂利奈「紗希!大丈夫!?」
紗希「....」
桂利奈「こんなところいたら風邪ひいちゃうよ、送るからおうち帰ろ?」
紗希「...」ギロッ
桂利奈「?」
桂利奈「どうしたの?」
紗希「....」
桂利奈「ね?帰ろ?」ギュッ
紗希「....」パシッ
桂利奈「えっ....」
紗希「....」ギロッ
桂利奈「も、も~そんなに落ち込んでるのぉ~?」ニコニコ
紗希「....」
桂利奈「紗希の意外な一面知っちゃった!!!」ニコニコ
紗希「....」
桂利奈「私ね、紗希は絶対ここにいると思ったんだ~」
桂利奈「ここ、昔お父さんとよく来たって言ってたもんね」
紗希「....」
桂利奈「じゃあちょっとだけ遊んでから帰る?」
桂利奈「私ブランコ!」
桂利奈「おりゃぁ!」キコキコ
桂利奈「あはは!紗希~!久しぶりに乗ると案外楽しいよ!」キコキコ
紗希「....」
桂利奈「そりゃ!」ピュー
桂利奈「着地も完璧!」ビシッ
紗希「....」
桂利奈「あ、あはは....」
桂利奈「....」
桂利奈「....紗希、怒ってる?」
紗希「....」
桂利奈「私のせいで西住隊長に怒られちゃったから....」
紗希「....」
桂利奈「ほんっとうにごめんね!!!」
紗希「!!!」
桂利奈「私、そんなつもりなかった!!」
桂利奈「紗希はいつも私たちと違うところを見てるようだけど」
桂利奈「私はわかるよ!!!」
桂利奈「紗希は誰よりも戦車を楽しんでて!!」
桂利奈「誰よりも真面目に取り組んでるって!!!」
桂利奈「でも隊長と話す時にちょっと間違っちゃったみたいで....」
桂利奈「そのせいで紗希が怒られちゃった....」
桂利奈「ごめんなさい!!!」ペコリ
紗希「....」ジー
桂利奈「....」アタフタ
桂利奈「た、隊長にはこの後説明するから大丈夫だよ!」アセアセ
紗希「....」
紗希「....うそ」
桂利奈「え....?」
紗希「....」ポチ
みほ『さっき桂利奈ちゃんに聞いてみたの』
みほ『ウサギさんチームどう?って』
みほ『そしたらね』
みほ『五人ともすごく真面目だし楽しいけど』
みほ『一人だけ違う子がいるんだって』
桂利奈「!?」
みほ『一人だけ戦車に乗っているときに別の方を向いている』
みほ『一人だけ戦車をに集中していない』
みほ『一人だけほとんどチームメイトと口をきいてくれない』
みほ『というか実際、迷惑だって言ってたよ?』
みほ『何を考えてるかわからないから面倒だ、って』
桂利奈「わ、私こんなこと言ってないよ!?」
紗希「....」ギロリ
桂利奈「嘘じゃないよ!!!私紗希のこと大好きだよ!?」
紗希「....」
桂利奈「こんなこと言うわけないよ!!!!」
紗希「....」
桂利奈「あっ、そう!誤解!西住隊長はちょっと誤解してるんだよ!!!」
桂利奈「ほら、私バカだから!」アハハ
紗希「....」
桂利奈「....」
桂利奈「ね、ねえ、帰ろ?」ギュッ
紗希「....」パシッ
桂利奈「....」
桂利奈「わかった!この話は明日またしよ?」
桂利奈「でも外は寒いよ?とりあえず家に帰って」ギュッ
紗希「触らないで」パシッ
桂利奈「あ....」
紗希「....」テクテク
テクテクテクテクテクテク
桂利奈「....」ポツン
桂利奈「....」
桂利奈「なんでこうなっちゃうんだろ....」アハハ
桂利奈「あはは....」
桂利奈「....」ワナワナ
桂利奈「私が....バカだからかな....」ポロ
桂利奈「紗希を....傷つけちゃった....」ポロポロ
桂利奈「ぅぅっ....」ポロポロ
桂利奈「こんなバカな友達嫌だよね....」ポロポロ
桂利奈「....」ポロポロ
桂利奈「もう....」
桂利奈「友達じゃないのかな....」ポロポロ
??「そんなことない」
桂利奈「あぃ....?」クルリ
??「桂利奈ちゃん....私の....一番の友達....」ニコ
桂利奈「紗希!!!!」
紗希「....」コクリ
桂利奈「さ、紗希ぃ~~~~~~~!!!!!!!」ギュー
桂利奈「ご め゛ん゛ね゛ぇ~~~~~~~~」ポロポロポロ
紗希「うん....私もごめんね....」
桂利奈「ゔぁ~~~~~~~~~~~よ゛がっだぁ~~~~~~~~~~!!!!!」
みほ「うんうん、友情って素晴らしいね」ニコ
みほ「乙女の涙がそれに加わるともっと素晴らしいね」ニッコリ
みほ「なんだかいい雰囲気だしバラしはやめておこうかな」ニッコリ
みほ「試練を超えて二人の絆はより強くなったみたいだし」
みほ「紗希ちゃんなら適当につじつまを合わせてくれるでしょ」
みほ「西住みほはクールに去るよ」テクテク
桂利奈「ひっく....ひっく....」ギュー
紗希「....」ナデナデ
桂利奈「紗希ぃ....紗希ぃ....」ギュー
桂利奈「紗希ぃ....」スウ
桂利奈「zzz....」スウスウ
紗希「(寒いから風邪ひくって言ってたのは自分なのに....)」ニコニコ
紗希「(やっぱり桂利奈ちゃんはちょっとだけバカかも....)」ニコニコ
紗希「(それはそうと....)」
紗希「(ネタバラシしないのかな....)」キョロキョロ
紗希「(....いない)」
紗希「(まぁ、今やってもややこしくなるだけだし....)」
紗希「(明日でいいのかな....)」ヨイショ
桂利奈「zzz....」
紗希「(....重い)」テクテク
桂利奈「紗希ぃ....」ムニャムニャ
桂利奈「大好き....」ムニャムニャ
紗希「....ふふっ」ニコニコ
桂利奈「zzz....」
桂利奈「....愛してる」ボソッ
みほ「あの後どうなったかは私にはわからないな~」
みほ「プライベートだしね!」
みほ「試練を乗り越えた二人の絆は強くなり」
みほ「桂利奈ちゃんの愛も....」
みほ「ってそんなわけないよね!」
みほ「あの快活な桂利奈ちゃんがヤンデレズになんてなるわけないよね!!」
みほ「ネタバラシしなかったことで後々紗希ちゃんが....」
みほ「なーんてありえないか!!!」
みほ「....」
みほ「ま、どうでもいいや!」
みほ「ささ、次のターゲットを決めなきゃ!」
みほ「もっとたくさんの美少女の涙をみたい!」
みほ「じゃなくてたるんだこの空気を引き締めなきゃ!」
みほ「ということで次のターゲットは>>69で!」
69 : 以下、名... - 2016/09/19 23:52:35.32 9qfyAvF+0 37/492忍
みほ「河西さんかぁ....」
みほ「熱血脳筋バレー部の中じゃ比較的冷静な方だし....」
みほ「どうやって泣かせようかなぁ....」
みほ「うーん....」
みほ「バレー部をターゲットにするのは一人目だから部内の協力者も不可能....」
みほ「うーん....」
みほ「とりあえず同じ1年生の紗希ちゃんに聞いてみよ」ピッ
みほ「もしもし?」
紗希『....』
みほ「次のターゲット、河西さんに決まったんだけど」
紗希『....』
みほ「何か攻められたら弱いところとか知ってる?」
紗希『....』ボソボソ
みほ「いや、体の部位のことじゃなくて精神的なウィークポイントのことなんだけど....」
紗希『////』
みほ「知らない?」
紗希『....』ボソボソ
みほ「ふむふむ....」
みほ「へーそれはいいね!」
紗希『....』コクリ
みほ「よし!ありがとう!」ピッ
みほ「いつも凛としていて大人っぽく見える河西さんにそんな一面があったなんてね」ニタァ
みほ「この方針でいこう!」
~翌日~
忍「....」テクテク
みほ「あっ、おはよう」ニコ
忍「おはようございます、西住隊長」ペコリ
みほ「うん、おはよう、かさいさん」ニコ
忍「あ....」
みほ「うん?どうかした?」ニコ
忍「い、いえ、あの....」
みほ「?」
忍「....私、かさいじゃなくてかわにしって読むんです」アハハ
みほ「あっ!!ご、ごめんね!!」ペコリ
忍「大丈夫ですよ、よく間違われますから」ニコ
みほ「そうなんだぁ~」
みほ「これから気を付けるね!」
忍「はい」
みほ「それじゃあ」バイバイ
テクテクテクテク
みほ「....」
みほ「....さすがに一度間違われただけじゃ何も思わないのが普通だよね」ニコ
みほ「....でも」
みほ「....それがずっと続くとしたら?」
~その後~
みほ「えーっとじゃあこれは、かさいさん!」
忍「....」
忍「....はい」
~ことあるごとに~
忍「隊長!少しいいですか!」
みほ「うん、いいよかさいさん!」
忍「....」
~名前を間違えられ続け~
みほ「つまりかさいさん!」
~忍の心は~
みほ「その心はかさいさん!」
~ストレスを抱えていった~
みほ「なんだかスキージャンプが得意そうなかさいさん!」
忍「....」
みほ「ヒントはもちろん紗希ちゃんとの会話の中にあったの」
~回想~
みほ『知らない?』
紗希『....』ボソボソ
みほ『河西さんはいつも冷静に見えて?』
紗希『....』ボソボソ
みほ『実は意外とメンタルが弱い?』
みほ『なんでそんなこと知ってるの?』
紗希『....』ボソボソ
みほ『よく一緒に公園に行って景色を眺めてるときに?』
紗希『....』ボソボソ
みほ『たまに悩み事を話してくれるからわかった?』
紗希『....』コクリ
みほ『へーそんなことが....』
~回想終~
みほ「普段から冷静で大人っぽく見えたのは」
みほ「弱い自分を隠すための偽りの姿だったの」
みほ「そういう人は総じて」
みほ「打たれ弱い」ニッコリ
みほ「隊長である私にいつまでも名前を覚えてもらえないと」
みほ「下級生は大きな不安を抱えるはず」ニコ
みほ「しかもそれがスポ根脳筋で上下関係が体に染みついてる河西さんならなおさらのこと!」
~1週間後~
忍「....はぁ」ショボン
あけび「どうしたの?」
妙子「なんだか元気ないけど?」
忍「いや、なんでもないの」
忍「(いつまでたっても隊長に名前を覚えてもらえないなんて恥ずかしくて言えない....)」
みほ「佐々木さん!近藤さん!ちょっと来てください!」
二人「はーい」タッタッ
忍「(ほら....私だけだもの....)」
忍「(私ってそんなに頼りないのかな....)」
忍「(名前を覚えてもらえないってことはたぶんそういうこと....)」
忍「はぁ....」
忍「もっと頑張らなきゃ....」トボトボ
みほ「次、かさいさん!」
忍「....」
忍「....はい」トボトボ
みほ「さっきのところ、もうちょっと早めに移動してください」
忍「....はい」
忍「....」
忍「(また訂正した方がいいのかな....)」
忍「(でもこの前も何回か言ったし....)」
忍「....」
忍「(いや、めげずに言ってみよう!)」
みほ「それで
忍「隊長!」
みほ「何?」
忍「私の名前、かさいじゃなくてかわにしです!」
みほ「あっ、そうだった....」
みほ「また間違っちゃった....ごめんなさい....」シュン
忍「いえ、私がもっと活躍すれば隊長の頭にも自ずと残るはずなので!」
みほ「ごめんね....」
みほ「どうしても名前じゃなくて」
みほ「バレー部で一番胸の小さい人って覚えちゃってて....」
忍「....」
忍「....」プツン
みほ「どうかした?」
忍「ふ」
みほ「ふ?」
忍「ふぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!」ボロボロ
みほ「!?」
忍「ぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!」ボロボロ
みほ「え、あの、ちょっと!?」
忍「私貧乳じゃないもんんんんんんんんんん!!!!!!!!」ボロボロ
みほ「」
忍「それに私の名前はかわにしぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!!!!!!!」ボロボロ
みほ「ご、ごめ
忍「あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!」ボロボロ
??「あれ?どうしたんですか?」
忍「あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!」ボロボロ
みほ「あ、磯辺さん....」
忍「あーーーーーーーーーーーーんあんあんあんあん」ビエーン
典子「うわっ!?えっ!?河西!?」
みほ「ちょっといろいろありまして....」
典子「おいおいどうした....」
典子「ほーらよいしょっと」ヒョイ
忍「うっうっぅぅ....ママ.....」ポロポロ
典子「はいはいよーしよしよしどうちたんでちゅか~」ヨチヨチ
忍「うぁ....ぁ....」ポロポロ
忍「ぅ....」ポロ
忍「zzz...」
みほ「えぇ....」
みほ「(磯辺さんのこれはもはやキャプテンシーというより母性....)」
典子「西住隊長、これはいったい?」
みほ「....」
みほ「ちょっと戦車について指導してたら泣きだしてしまって....」
みほ「私も強く言い過ぎてしまったのかも....」シュン
典子「いえ、西住隊長の言葉に不備なんてないと思います!」
典子「きっと河西も疲れてたんです!」
みほ「そう....かな....」シュン
典子「はい!隊長は隊長!自信を持ってください!」
みほ「ありがとうございます」ニコ
典子「いえいえ!」
典子「じゃあ私は河西を保健室に寝かせてきます!」タッタッ
みほ「....」
みほ「泣かせようと思ってはいたけどあんな風になるなんて....」
みほ「さすがに予想できなかったよ....」
みほ「でもミッションは成功、磯辺さんにもばれなかったから一件落着だね!」
みほ「....」
みほ「なんだかただ泣いてるって感じじゃなかったけど....」
みほ「....」
みほ「気のせいかな!」
~翌朝~
みほ「今日は誰を泣かせようかなぁ~♪」テクテク
典子「....あの、河西」
忍「なぁに?」ニコニコ
典子「お、重い」
みほ「!?」
みほ「(河西さんが磯辺さんにだっこされて登校してる!?)」
みほ「お、おはようございます」
典子「隊長....おはようございます....」
忍「....」サッ
典子「ほら河西!ちゃんと挨拶して!」
忍「....」
忍「....おはようございます」
典子「うんうんよくできたね~偉い偉い!」
みほ「....」
みほ「....あの、これは?」
典子「私にもわからないんですが....」
典子「なんだか少し心が幼くなってしまったようで....」
みほ「(指をしゃぶりながら自分より小さい人にだっこさせてるのが少しなのかな....)」
典子「まあすぐに元に戻ると思いますよ!!」アッハッハ
みほ「そ、そうですね....」
典子「それでは朝練があるので!」タッタッタッ
みほ「....」
みほ「なんだか....」
みほ「泣かせることでそれ以外のところにも影響が出てるような....」
みほ「....」
みほ「磯辺さんもなんだか楽しそうだったしいっか!」
みほ「よーし、今日も一日泣かすぞい!」
みほ「次のターゲットは....」
みほ「>>90で!」
90 : 以下、名... - 2016/09/20 01:29:25.63 WOJ+nW1FO 49/492ありす
みほ「栄えある4人目の被害者....ゲフンゲフン」
みほ「4人目のターゲットは愛里寿ちゃんに決定!」
みほ「....」
みほ「待望の大洗外の生徒が来ちゃったね」
みほ「....」
みほ「....うん」
みほ「うちの生徒がたるんでるのは」
みほ「大学選抜戦という大きな危機を乗り越えたから」
みほ「つまり」
みほ「私たちに負けた愛里寿ちゃんにも責任がある!!!」
みほ「よし!そうしよう!」
みほ「これで泣かせる大義名分ができたね!」
みほ「やったねみほちゃん!泣き顔増えるよ!」
みほ「今すぐにでもここを発ちたいところだけど....」
みほ「台風が凄くて出発できないからまた明日!」
みほ「安価を取っておいてすみません!」
みほ「よーし早速」ピッ
みほ「もしもーし?」
愛里寿『はい』
みほ「愛里寿ちゃん?私」
愛里寿『みほさん?どうしたの?』
みほ「実はね、うちの学園艦に新しいボコショップができたの、遊びに来ない?」
愛里寿『いく』
愛里寿『40秒で支度する』
みほ「待ってるね!」
~数十分後~
愛里寿「久しぶり」
みほ「は、はやいね....」
愛里寿「ボコのためならたとえ火の中水の中....」
愛里寿「それにみほさんからの誘いだから....///」ゴニョゴニョ
みほ「えっ?なんだって?」
愛里寿「....」
愛里寿「....なんでもない」
愛里寿「うわぁ!みほさん見て!」
みほ「....」
愛里寿「新発売のご当地ボコストラップ」
愛里寿「ボコミュージアムじゃ各国のバージョンは手に入らないからありがたい」
みほ「これはどこ?」
愛里寿「コソボ」
みほ「これは?」
愛里寿「リヒテンシュタイン」
みほ「....」
みほ「すごいねー」
愛里寿「どれを買おうかな....たくさんありすぎて迷う....」
愛里寿「うーん....うーん....」
愛里寿「あ、みほさんはどれにする?」
みほ「私は....」
みほ「今日はいいかな、お金もないし」
愛里寿「そ、そう....」
愛里寿「....」
愛里寿「私はこれにする」
みほ「あれ?外国のバージョンじゃなくていいの?」
愛里寿「せっかく来たし大洗バージョンがいい」
愛里寿「これを見るとみほさんとのことを思いだせるから....///」
みほ「....」
みほ「そろそろ、次にいこっか」テクテクテク
愛里寿「待ってみほさん!」タッタッタッ
みほ「さすがに疲れたね」ニコ
愛里寿「うん、ちょっとだけ」
みほ「どこかで休憩する?」
愛里寿「うーん....」
愛里寿「このあたり、みほさんの部屋のそばだよね」
みほ「え、う、うんそうだけど....」
愛里寿「じゃあまたみほさんの家でボコ鑑賞会がしたいな」ニコ
みほ「....」
みほ「....そうしよっか」
愛里寿「やった」ピョン
みほ「....」テクテク
愛里寿「....」テクテク
愛里寿「....」チラ
みほ「....」テクテク
愛里寿「....」テクテク
愛里寿「みほさん」
みほ「どうしたの?」
愛里寿「なんだか今日元気がないみたい」
みほ「そうかな」
愛里寿「ボコショップでもあんまり楽しそうじゃなかった」
みほ「いつも通りだったよ」
愛里寿「そうかな....」
みほ「そうだよ」テクテク
愛里寿「....」テクテク
愛里寿「....あの
みほ「ねえ愛里寿ちゃん」
愛里寿「え、何?」
みほ「やっぱり大洗に転校してくれないかな」ニコ
愛里寿「?」
愛里寿「それは断ったはず」
みほ「でも私、愛里寿ちゃんと一緒に戦車道がしたいの」ニコ
愛里寿「....」
愛里寿「....それは私も同じ」
愛里寿「でもそれ以上に、みほさんとは真剣勝負のできる間柄でありたい」
愛里寿「だからごめんなさい」
愛里寿「私の気持ちはこの前話した通り」
みほ「....」
みほ「そっか」
テクテクテクテク
愛里寿「....」
愛里寿「....」
愛里寿「....」
愛里寿「....みほさ
みほ「着いたよ」
みほ「上がって」
愛里寿「あ....うん....」
テクテクテクテク
愛里寿「あれ....?」
愛里寿「みほさん、ボコがいないよ?」
みほ「....」
愛里寿「あんなにたくさんあったボコがいない!」
愛里寿「どうしよう!泥棒が入ったのかも!」
みほ「....」
愛里寿「早く探さなきゃ!」
みほ「....」
愛里寿「みほさん?」
みほ「....」
みほ「....はぁ」
みほ「愛里寿ちゃん、別にいいよ探さなくて」
愛里寿「え?なんで?ボコの一大事だよ!?」
みほ「捨てた」
愛里寿「....え?」
みほ「捨てたの、全部」
愛里寿「....」
愛里寿「....捨てた?」
愛里寿「なんで!?」
愛里寿「意味が分からない!!どうして!?」
みほ「....」
愛里寿「もしかして....」
愛里寿「何か嫌なことでもあったの?」
愛里寿「もしそうなら私に相談して!力になれるかはわからないけどみほさんのためなら私
みほ「嫌なこと?そんなの決まってるよ」
みほ「別に好きでもないキャラクターのことを好きなフリするの」
みほ「あれが一番嫌だったよ」ニコ
愛里寿「....?」
みほ「私ね、別にボコ好きじゃないの」
愛里寿「!?」
みほ「むしろ気持ち悪いよ、あんなに包帯ぐるぐる巻きのクマ」
愛里寿「な、なんでそんなこと....」
愛里寿「みほさん、あんなに好きだって
みほ「だから嫌いだってば」
愛里寿「....」
愛里寿「....どうしてフリなんてしたの?」
みほ「そりゃあ愛里寿ちゃんが好きだからだよ」
愛里寿「私....?」
みほ「私が愛里寿ちゃんと共通の趣味を持ってたらきっと仲良くなれるかなって」
みほ「そしたら」
みほ「うちの学校に来てくれるかなって」ニコ
愛里寿「え....」
みほ「正直言ってうちの学校、私のワンマンチームだから」
みほ「私の卒業後が不安でね」
みほ「そこに愛里寿ちゃんが入ってきてくれれば未来は明るいと思ったんだけどなぁ~」
愛里寿「....」
愛里寿「....全部」
愛里寿「....私を転校させるため?」
みほ「うん」ニッコリ
みほ「でも愛里寿ちゃんの意思は固いみたいだからもう諦めるね」ニッコリ
みほ「今までありがとう」ニッコリ
愛里寿「....」
愛里寿「わかった、みほさん悪趣味だよ」
愛里寿「わ、私が年下だからからかおうと思って....」
愛里寿「残念ながらこんなことでは私は騙されない」ニコ
愛里寿「でもちょっと驚いちゃったからご褒美あげる」ニコ
愛里寿「実は今日ボコストラップ二つ買ってたから、ひとつあげる」スッ
愛里寿「ほら、これでお揃い」ニコ
みほ「....」
愛里寿「だからこんな悪戯はもう
みほ「いらないよ」ポイ
愛里寿「....」
みほ「本当に好きなら、嘘でも冗談でもこんなことしないって」
みほ「賢い愛里寿ちゃんならわかるよね」ニッコリ
愛里寿「....」
愛里寿「....うん」
愛里寿「わかった」
愛里寿「みほさん、今までありがとう」
愛里寿「私、今までずっと年上の人と対等に過ごしてきたから」
愛里寿「初めて....」
愛里寿「同じ趣味の友達がっ」
愛里寿「っ....」ワナワナ
愛里寿「いやっ!」ワナワナ
愛里寿「お姉ちゃんが出来たみたいで嬉しかったっ!」ポロポロ
みほ「....」
愛里寿「....」ポロポロ
愛里寿「それが嘘でも....ぅ....ぁ....」ポロポロ
愛里寿「ひぐ....」ポロポロ
愛里寿「で、でも大丈夫....」ポロポロ
愛里寿「今の関係はなくなっても....」ポロポロ
愛里寿「戦車に乗ればまた会えるから....」ポロポロ
みほ「....」
愛里寿「ぅ....」ポロポロ
愛里寿「寂しく、ないよ(ニコ)」ボロボロ
みほ「....」
愛里寿「ぁ....」ポロポロ
愛里寿「っ....」ポロポロ
愛里寿「....」スーハー
愛里寿「じゃあ、」
愛里寿「またね(ニコ)」ボロボロ
みほ「愛里寿ちゃん!」
愛里寿「....」ピタ
愛里寿「何」クルリ
みほ「これを見て」ペラ
愛里寿「....ボコ」
みほ「私は!」
みほ「ボコも!」
みほ「愛里寿ちゃんも!」
みほ「大好きだよ!」
愛里寿「....」
愛里寿「み、」ダッ
愛里寿「みほさんっ!!!!!」ギューッ
みほ「ごめんね、ごめんね....」
愛里寿「みほさん....みほさん....」ギューッ
愛里寿「私、帰る」プンスカ
みほ「うん、また来てね!」
愛里寿「....」
愛里寿「....あんなことした後なのによくそんなこと」プクー
みほ「言ったでしょ?私は愛里寿ちゃんが大好きだって」ニコ
愛里寿「だ、大好き....///」ニヘラ
みほ「ね?許してくれる?」
愛里寿「しょ、しょうがない、でももう二度とこんなことしないでほしい」
みほ「当り前だよ」ニッコリ
愛里寿「だったらいい」
愛里寿「それじゃあ....」
愛里寿「....」
愛里寿「....また来るから」プイ
みほ「うん♪」
ブーン
みほ「....」
みほ「あんなこと二度としないよ」
みほ「愛里寿ちゃんには、ね♪」ニタァ
みほ「いやぁ~普段年に似合わない冷静で落ち着いた態度だから」
みほ「その子の乱れた姿はかなり価値が高いよね!」
みほ「ナイス安価!そしてナイス私!」
みほ「もうお腹いっぱい食べられないよ~」
みほ「今日はね♪」
みほ「ってことで今日はもうおしまいだけど明日のターゲット」
みほ「決めちゃいます!」
みほ「次は....」
みほ「>>126です!」
126 : 以下、名... - 2016/09/20 23:14:26.05 5NWYDTIh0 65/492カチューシャ
みほ「カチューシャさんかぁ....」
みほ「私の気のせいかもしれないけど....」
みほ「なんだかターゲットの容姿に偏りがあるような....」
みほ「これじゃあ私が小さい女の子が大好きみたい....」
みほ「べ、別に小さい女の子の涙が見たいとか」
みほ「小さい女の子の苦悶の表情が見たいとか」
みほ「小さい女の子のおもらしがみたいとか」
みほ「小さい女の子をボコボコにしたいとか」
みほ「そんなことは決してないんです!」
みほ「ロリロリ作戦ではないです!」
みほ「....」
みほ「....明日が楽しみだな」ボソ
みほ「はい!本日のターゲットはカチューシャさんです!」
みほ「やはり相手は強敵!ということで研究のために」
みほ「カラオケで『カチューシャ』を歌ってきました!」
みほ「そしたら....」
みほ「とても疲れました....」
みほ「本当にすみません....昨日」
みほ『....明日が楽しみだな』ボソ
みほ「なんて言っていたのに約束を破ってしまいました....」
みほ「明日こそ必ず更新します....」
みほ「皆さんに何かお詫びを....」
【ガルパン安価】みほ「闇鍋式料理大会?」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1472872238/
http://ayamevip.com/archives/48638014.html
みほ「あ!こんなところに一つのSSが!!」
みほ「....」
みほ「明日の更新までこれでも読んで暇を潰してください!(宣伝)」
~プラウダ高校学園艦~
みほ「無事復活です!」
みほ「あといろいろご意見がありましたが」
みほ「今回ももちろん単独による作戦決行です!」
みほ「多少ターゲット以外のキャラが出ることあっても本筋に思いっきり絡んでくることは今後もないと思います!」
みほ「....たぶん」
みほ「....まぁ昨日大嘘こいてるので信用皆無だと思いますが今のところそのつもりです」
みほ「ということでやってきましたプラウダ高校!」
みほ「よろしくお願いしますカチューシャさん」ペコリ
カチューシャ「あぁ、よろしく....」
みほ「なにか?」
カチューシャ「い、いや!?なんでもないわ!」アタフタ
カチューシャ「(いきなり私に会いにプラウダまで来たと思ったら独り言まで....)」
カチューシャ「(疲れてるのかしら....)」
カチューシャ「それで今日は何しに来たの?」
みほ「先日の大学選抜戦、覚えていますか?」
カチューシャ「もちろんよ!」
カチューシャ「結果的に大洗連合は勝ったけど....」
カチューシャ「私としてはすっごく屈辱的だったわ!」
カチューシャ「うちの戦車をあんなに失うなんて!」キー
みほ「副隊長をそれぞれ置いていたとはいえ、あの時指揮していたのは私でした....」
みほ「私も自分の力不足を思い知らされたんです....」
カチューシャ「ミホーシャ....」
みほ「ですから、今日は合同で特訓をしましょう!」
カチューシャ「とっくん?」
みほ「はい!」
みほ「お互いのよいところ、悪いところを共有してさらなるレベルアップを目指します!」
カチューシャ「へぇ....」
みほ「そして今よりももっと強くなって....」
みほ「大学ではまた戦いましょう!」
カチューシャ「ミホーシャ....なかなかやるじゃない!」
カチューシャ「乗ったわ!」
みほ「そう言ってくれると思いました!」
カチューシャ「それで、何をするの?」
みほ「やっぱり実戦形式でやってみようかと」
みほ「なので....」
みほ「戦車と生徒、お借りしたいんですけど....」
カチューシャ「しょうがないわね!」
カチューシャ「だったらすぐに準備を....ノンナ!」
シーン
カチューシャ「あら?ノンナ!ノンナ!」
カチューシャ「おかしいわね....何してるのかしら....」
カチューシャ「仕方ないわ、クラーラ!クラーラ!」
シーン
カチューシャ「クラーラまで?まったく!」
カチューシャ「あの二人はシベリア送り決定よ!」
みほ「....」
カチューシャ「じゃあ私が準備するからちょっと待ってなさい」
みほ「お願いします」ペコリ
~演習場~
みほ「もう一度ルールの確認をしておきますね」
みほ「各チーム戦車はT-34/76を5輌ずつ」
みほ「フラッグ戦の形式で行います」
カチューシャ「はいはい、でもミホーシャ?」
みほ「はい?」
カチューシャ「人数や戦車が同じでも即席チームで私に勝てるなんて思ってないわよね?」ニヤニヤ
みほ「....」
みほ「それはどうでしょうか」ニコ
カチューシャ「ふん!コテンパンにやっつけてあげるわ!」
みほ「望むところです!」
~試合開始~
みほ「A車、B車は右の林を迂回してカチューシャ隊の後ろに回り込んでください」
みほ「他の2輌は私に着いてそのままこの平原を直進します!」
カチューシャ「ミホーシャは今まで相手に劣る戦力を戦略で勝たせてきた....」
カチューシャ「その癖は体に染みついて居るはず....」
カチューシャ「....」
カチューシャ「全車、右の林を突っ切るわよ!」
カチューシャ「でもあんまり飛ばさないで、林の端に沿ってゆっくりいくの」ニヤ
みほ「そろそろ、かな」
A車『西住隊長!』
みほ「どうしました!」
A車『林の中より突如敵車輌から砲撃を受け、A・B車ともに撃破されました!』
みほ「....」
みほ「了解しました、けがはありませんか?」
A車『大丈夫です!』
みほ「わかりました」
みほ「....」
みほ「やっぱりそうきたか」ニタァ
カチューシャ「これで5対3」
カチューシャ「おそらくミホーシャはこの平原を前進してるはず....」
カチューシャ「だったら私たちは後ろから数の多さを利用して叩く....」
カチューシャ「のはミホーシャもわかってる....」
カチューシャ「だったら....」
カチューシャ「全車....」
みほ「おそらくカチューシャさんはいつものように数で正面から叩いてくる」
みほ「ことはせず、今回は....」
みほ「....」
みほ「全車、林の中へ!」ニタァ
キュラキュラキュラキュラ
カチューシャ「ミホーシャならそうするとおもったわ」ニヤニヤ
カチューシャ「ここに待機で大正解ね!」ニヤニヤ
みほ「....」
みほ「くる」
ドカーン
みほ「....」
D車『すみません!撃破されました!』
みほ「....わかりました」
みほ「C車、同時にフラッグ車へ突撃をします」
C車『了解!』
ブオーン
カチューシャ「この数まで追い込まれたらそうするしかないでしょうね」
カチューシャ「でも....」
ドカーン ドカーン
パシュッ パシュッ
カチューシャ「奇襲でもなければ対処は簡単よ」
みほ「....」
みほ「....」ニタァ
カチューシャ「お疲れさま!」ニヤニヤ
みほ「お疲れ様です....」
カチューシャ「全国大会での借り、少しは返せたかしら?」ニヤニヤ
みほ「はい....見事な戦術でした....」
カチューシャ「いやいやー運よ、う・ん!」ニヤニヤ
みほ「....」
カチューシャ「今日はたまたま!たまたまミホーシャの戦法に気が付いてたまたま私の戦法がうまくいっただけよ~」ニヤニヤ
みほ「....」
カチューシャ「ミホーシャにアドバイスするなら、もっと柔軟に戦法を決めることね!」
カチューシャ「今日は相手と全く同じチーム編成だったんだからもっと大胆に攻めるべきだわ!」
カチューシャ「まぁ大洗は戦車もアレだしいつもそれを率いてるならしょうがないのかしら?」ニヤニヤ
みほ「....はい」
カチューシャ「まあ大丈夫よ!今回は練習試合だしね!」ニヤニヤ
カチューシャ「私もちょっとやりすぎちゃったわ!フラッグ戦なのに結局殲滅戦みたいになっちゃった!」ケラケラ
みほ「....」
カチューシャ「この後大丈夫よね?私の部屋でもうちょっと詳細な反省会をしましょ!」バシバシ
みほ「....はい」
カチューシャ「じゃあ行きましょ!ノンナっと....」
カチューシャ「そうだわ、今日はなぜかいないんだった....」
カチューシャ「....そうだ」ニヤ
カチューシャ「ミホーシャ!肩車してくれない?」ニヤ
みほ「....」
カチューシャ「私、疲れちゃったの」ニヤニヤ
みほ「....」
みほ「....」シャガミ
カチューシャ「あらいいの?ありがとう」ニヤニヤ
みほ「....」スッ
カチューシャ「ノンナほどじゃないけど高
みほ「....」ポイッ
カチューシャ「うわっ!?」ドスン
カチューシャ「いったた....」
カチューシャ「ちょっと!?危ないじゃない!!!」キー
みほ「調子に乗らないでください」
カチューシャ「え?」
みほ「調子に乗るなと言っているんです」
カチューシャ「ちょ、調子になんて
みほ「たかだか練習試合で」
みほ「しかも自分のホームで」
みほ「私に勝てたことがそんなに嬉しいんですか?」
カチューシャ「べ、別にそんなことないわ!」
みほ「あなたは全国大会で私に負けたんですよ」
みほ「なのにこんなところで勝ったくらいで喜んでいていいんですか?」
カチューシャ「な、なによ!負け惜しみ?ミホーシャだって私に負けたのが悔しかったんじゃない!」
みほ「....」
みほ「あなたのせいで」
みほ「プラウダの連覇は断たれたというのに呑気なものですね」
カチューシャ「な....」
みほ「一回勝利しただけでこの喜びよう」
みほ「すっかり負け犬根性が染みついてしまったのでは?」クスクス
カチューシャ「....」
みほ「そんなことだから大学選抜戦でもあの体たらくだったんじゃないですか?」クスクス
カチューシャ「あれはミホーシャが....」
みほ「ほらそうやって人のせいにして」
カチューシャ「ぐっ....」
みほ「はぁ....」
みほ「プラウダ高校も気の毒ですね」
みほ「無能でお子様なトップがいつまでも居座っていて」
カチューシャ「....」
カチューシャ「....」ウルウル
みほ「きっとみんな思ってますよ」
みほ「早く大学に進学してくれって」ニコニコ
カチューシャ「!!!」ウルウル
カチューシャ「.....ぅっ」ポロ
カチューシャ「うわぁ~~~~~~~~~~ん!!!!!!!ノンナぁ~~~~~~~~~~!!!!!!」ボロボロ
みほ「ノンナさんは来ませんよ?」
みほ「いつもいつもノンナノンナノンナノンナ....」
みほ「いい加減有能なノンナさんを無能に縛り付けるのはやめたらどうですか?」ニコ
カチューシャ「う、う、うぁ、」ボロボロ
カチューシャ「うぁ~~~~~~~~~~~~~~ん!!!!!!」ボロボロ
カチューシャ「なっ、なっ、なんでそんなこと言うのぉ~~~~~~~~~~!!!!!」ボロボロ
カチューシャ「わたしっ、ひぐっ、い、今まで頑張って
みほ「働き者の無能が一番迷惑だって言いますし」
カチューシャ「わぁ~~~~~~~~~~~~~~~!!!!!!!」ボロボロ
みほ「変に背伸びしてるよりそうやって泣き喚いていた方が似合ってますよ」クスクス
カチューシャ「ふぐ.....」ボロボロ
カチューシャ「あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁん!!!!!!!!」ボロボロ
カチューシャ「私はっ、私はっ....」ボロボロ
カチューシャ「うぅっ、ひっ、ぁっ....ぁぅ....」ボロボロ
みほ「....」
みほ「よし!」
カチューシャ「えぅっ....ひぐっ....」ボロボロ
みほ「カチューシャさん!」
カチューシャ「ぅっ....ぅぅ....」ボロボロ
みほ「すみませんでした!」ペコリ
カチューシャ「な゛に゛よ゛ぉ....」ズルズル
みほ「さっきまでの言葉、全部真っ赤な嘘です!」
カチューシャ「ぇ....?」ポロポロ
みほ「カチューシャさんが無能だなんて、そんなこと思ってるわけないです!」
みほ「そもそも私、あれくらいで逆ギレしないですよ~」
カチューシャ「ぁぇ....?ぇ?じゃ、じゃあさっきまでのは?」ズルズル
みほ「カチューシャさんを泣かせるためのお芝居です!」
カチューシャ「....」
カチューシャ「は?」
カチューシャ「はあああああああああああああああああああ!?」
みほ「ノンナさんクラーラさんがいなくなったのも私の作戦です!」
カチューシャ「じゃあミホーシャ、私を泣かせるためだけに今日
みほ「その通りです!!!!」
カチューシャ「そ、そうなの....さっきまでの全部....」ヘナヘナ
カチューシャ「ぅぇ....よ、よかったぁ....」ポロポロ
みほ「ちなみに練習試合なんですが」
カチューシャ「?」ポロポロ
みほ「全部読んだうえでわざとカチューシャさんに撃破されてました!」
カチューシャ「なによそれ....ぅぅ....」ポロポロ
みほ「さ!お部屋に行って今日の練習試合の反省会でしたっけ?それをしましょう!」
カチューシャ「」
~数時間後~
みほ「じゃあ私は目的も果たせましたし帰りますね」
カチューシャ「....うん」
みほ「どうかしました?」
カチューシャ「あっ....」ビク
カチューシャ「ううん....なんでも....」ビクビク
みほ「そうですか?」
カチューシャ「ええ....」
カチューシャ「も、もうこんなことは
みほ「はい?」
カチューシャ「!」ビク
カチューシャ「あの....うん....」
カチューシャ「来年も戦車道頑張ってね....」
みほ「ありがとうございます!」
みほ「カチューシャさんも大学に推薦で入学が決まってるんですよね!頑張ってください!」
カチューシャ「....」ビク
カチューシャ「うん....そうね....」
みほ「それじゃあ!」
カチューシャ「....」
カチューシャ「....」テクテク
カチューシャ「....」テクテク
ノンナ「カチューシャ?」
カチューシャ「....」テクテク
ノンナ「カチューシャ?どうしたんですか?」
ノンナ「あの、カチューシャ?」トントン
カチューシャ「....」ポロポロ
ノンナ「!?」
ノンナ「カチューシャ!?どうしたんですか!?」
カチューシャ「....」グイッ
カチューシャ「....なんでもないわ」テクテク
ノンナ「なんでもないわけありません!!」
カチューシャ「....」ピタ
カチューシャ「....ノンナは」
カチューシャ「なんで私に着いて来てくれてるの?」
ノンナ「え?」
カチューシャ「私が着いて来いって言ったから?」
ノンナ「....」
カチューシャ「....」
カチューシャ「....わかった」
カチューシャ「大学まで私に着いて来なくても ヒョイ
カチューシャ「ちょっ!?ノンナ!?」
ノンナ「カチューシャ、高いでしょう?」
カチューシャ「あのねぇ、私今大事な話を
ノンナ「私が着いていく理由」
ノンナ「カチューシャをこうやって肩車したいから」
ノンナ「それじゃあいけませんか?」ニコ
カチューシャ「!」
カチューシャ「....」ウルウル
カチューシャ「も、もう!ノンナはとんだ変態さんね!」
ノンナ「こんな変態が一生ついて来てもかまいませんか?」ニコニコ
カチューシャ「しっ....」ポロポロ
カチューシャ「....」ポロポロ
カチューシャ「....」グッ
カチューシャ「仕方ないわね!あんたの面倒見れるのなんて私ぐらいだもの!」
ノンナ「ええ、その通りです」ニコ
カチューシャ「....」
カチューシャ「そろそろ帰りましょ」ポンポン
ノンナ「はい」
テクテクテクテク
カチューシャ「....」
カチューシャ「....きょ、今日は一緒に寝ても構わないわ」
ノンナ「....」
ノンナ「はい」ニコ
みほ「ふぅ....まさか第二部があるとは思わなかったなぁ....」
みほ「念のためドローンだけ飛ばしといてよかったぁ」
みほ「うんうん、ノンナさんがフォローするってわかってたから特にフォローはしなかったんだよね!」
みほ「さすが私!」
みほ「....」
みほ「ほ、ホントですよ....?全部お見通しだったんですよ....?」
みほ「....」
みほ「ただノンナさんの」
ノンナ『カチューシャをこうやって肩車したいから』
みほ「これって....」
みほ「....」
みほ「いやいやいやいや!さっきまでのはきっと美談です!そうに違いありません!」
みほ「そういうことにしましょう!」
みほ「はいこの話は終わり!次のターゲットを決めましょう!」
みほ「次のターゲットは>>165」
165 : 以下、名... - 2016/09/22 20:27:03.79 j60+zF23o 83/492梓
166 : 以下、名... - 2016/09/22 20:27:06.16 EOfvioi5O 84/492ハードル上げて、ベクトルも変えてみよう
辻廉太
みほ「澤さんかぁ....」
みほ「あんなに真面目でいい子を泣かせるのは心が痛みます!」
みほ「今夜はあまりにも辛すぎてきっと眠れません!」
みほ「眠れないので本日はここまでです」
みほ「明日はあまり余裕がないので明後日に計画実行の予定です!」
みほ「澤さんの泣き顔を想像しながらお待ちください」ペコリ
みほ「....」
みほ「それはそうと....」
みほ「安価先を>>166にしてたらこの企画打ち切りになってたかもしれません....」
みほ「さすがに文科省の役人を泣かせるのは厳しいです....」
みほ「こ、これはフリじゃありませんよ!?」
みほ「本気です本気!!」
170 : 以下、名... - 2016/09/22 20:43:53.69 yckdS02l0 86/492おk
ワイも野郎の涙なんざ見たかねぇ
みほ「今日アイスクリームを食べていたらあたりが出た西住みほです」
みほ「みなさんおまちかね、澤梓さんを泣かせます」
みほ「澤さんといいますと」
みほ「へっぽこ揃いのウサギさんチームの中でも群を抜くしっかりさんで」
みほ「私の後継者になれるんじゃないか、なんて言われています」
みほ「かくいう私も澤さんには期待しているんですよ!」
みほ「そう、期待してるんです」
みほ「私は別に澤さんが憎くて泣かせるんじゃないです」
みほ「期待の裏返しなんです....」
みほ「澤さんの泣き顔がみたいとかそんなんじゃないんです....」
みほ「信じてください....」
みほ「....」
みほ「さぁ!計画開始です!」
~練習前~
梓「....」チラ
みほ「うーん....」
沙織「どうしたの?みぽりん?」
みほ「え?いや、なんでもないよ....」
沙織「本当に?」
みほ「うん、大丈夫」ニコ
沙織「ふーん....」
梓「....」チラ
みほ「みなさん、今日の練習を始めます!」
梓「(全国大会で優勝して、大学選抜にも勝った、もちろん学園艦は存続)」
梓「(それなのにここ数日、西住隊長の表情は暗い....)」
梓「(どうしたんだろう....)」
あや「あーずさ!」ガシッ
梓「うわぁっ!?」
あや「なにぼーっとしてるの?」
桂利奈「あ!もしかして....」
桂利奈「憧れの西住隊長見てたの~?」
梓「ちっ、ちがうから!」
あや「はいはい、なんか理由があるのかと思ったらまた西住隊長か」フン
あや「それだったらいつもの梓よ、平常運転平常運転」フフン
梓「も~!!!違うってば!!!」
みほ「ウサギさんチーム、どうかしましたか?」
梓「いえっ!?なんでも!」
梓「ほら、早く行くよ!」
あや「はいは~い」
みほ「....」
~練習後~
みほ「じゃあ今日はここまでにします、お疲れさまでした」
全員「お疲れさまでしたー」
あや「あーあまた眼鏡割れちゃった~」
あゆみ「今月何個目?」
あや「え~わかんないけど確実に週一より多いよ?」
桂利奈「へ~やっぱり戦車ってすごいね!」
紗希「....」コクリ
優季「桂利奈ちゃんそこぉ~?」
梓「ほら、そろそろ帰ろう?」
あゆみ「あんまり長い時間だベっててもここ閉められないしね」
桂利奈「はぁ~い」
テクテクテクテク
みほ「....」
みほ「....よし」
みほ「澤さん!」
梓「西住隊長?」
みほ「この後、時間取れるかな」ニコ
梓「え、えぇっ!?時間って....」
みほ「あのね、ちょっと相談したいことがあるんだけど....」
みほ「ダメかな?」
梓「いっ、いえ、この後は帰るだけなので問題ありません!」
みほ「そっかぁ~よかった~」
梓「それで、相談って何ですか?」
みほ「うん、そこに座って」ニコ
梓「はい....」ポス
梓「....」
みほ「....」
梓「....」
みほ「....」
みほ「....澤さんは今の大洗女子のこと、どう思う?」
梓「今の、ですか?」
梓「....」
梓「西住隊長を中心に、みなさんとても優秀だと思います」
梓「戦車はほかと比べると劣るけど、今後も十分に全国で戦っていけると」
みほ「うん....」
梓「....」
梓「西住隊長は、どう思ってるんですか」
みほ「....」
みほ「....私は」
みほ「今のままじゃダメだと思ってる」
梓「な....なんでですか!?」
みほ「さっき澤さんも言った通り、大洗女子は隊長である私を中心にまとまってる」
みほ「でも私が出られるのも来年まで」
梓「....」
みほ「だからそれまでに」
みほ「次の隊長を決めておきたくて」
梓「!!!」
梓「それはさすがにまだ早すぎるんじゃ....」
みほ「私が引退する直前になって決めるんじゃ間に合わないと思う」
みほ「だから、それまでに隊長として必要なことを教えておきたいの」
みほ「澤さん、どう?」
梓「....」
梓「へ?」
みほ「私は、次の隊長は澤さんがふさわしいと思ってる」
梓「へぇっ!?」
梓「いやいやいやいやいや!!!!私、まだ一年生ですし!!!!」
みほ「私の一つ下だから学年的にはぴったりだよ?」
梓「いや、でも....私そんなタイプじゃ....」
みほ「....」
梓「や、やっぱり早すぎますよ!まだあと1年もあるんですから」
みほ「大洗女子の廃校はなくなった」
みほ「でもそれは戦車道で今後も活躍できたらの話だと私は思ってる」
梓「....」
みほ「澤さんも見たよね、文科省のあの強引なやり方」
梓「....はい」
みほ「もし世代交代に失敗して、大洗女子がまた弱小に戻ったら」
みほ「またすぐに廃校の話が復活するって確信してるの」
梓「それは....確かに....」
みほ「....」
みほ「....自信がない?」
梓「....はい」
みほ「....」
みほ「....じゃあ一つ提案があるの」
梓「はい?」
みほ「明日から一週間、私は澤さんをずーっと見ます!見続けます!」
梓「!?」
みほ「もしそれで私が、やっぱり澤さんこそ次の隊長にふさわしいと感じたら」
みほ「この話、受けてくれるかな」
梓「....」
梓「....」
梓「....分かりました」
梓「私も」
梓「隊長にそんなこと言われたら....」
梓「頑張るしかないです!」
みほ「ありがとう」ニコ
梓「よろしくお願いします」ペコリ
みほ「うん」ニコ
テクテクテクテク
梓「....」
梓「(....私が隊長)」
梓「(そんなこと考えたことなかった)」
梓「....」
梓「(でも)」
梓「(嬉しかった)」
梓「(一番尊敬する隊長にあんなこと言ってもらえて)」
梓「....」
梓「(いきなりのことで全然わからないけど)」
梓「(明日から気合い入れなきゃ)」
梓「....頑張ろ」タッタッタッタッ
みほ「....」
みほ「....頑張ってね澤さん」
みほ「頑張れば頑張るほど....」
みほ「....」ニタァ
梓「頑張らなきゃ」
梓「努力しなきゃ」
梓「止まっちゃダメだ」
梓「走り続けなきゃ」
梓「隊長が見てる」
梓「こんなことじゃ隊長にはなれない」
梓「もっと高く」
梓「もっと高く」
梓「もっと」
梓「もっと」
梓「もっと」
梓「隊長が見てる」
梓「もっと」
梓「もっと」
梓「もっと」
梓「もっともっともっともっともっともっともっともっともっともっともっともっともっともっともっともっともっと」
梓「もっと.........」
梓「(今日で1週間....)」
梓「(もうすぐ練習が終わる....)」
梓「(きっとその後だ....)」
みほ「....」チラ
みほ「....うん」
みほ「みなさん、そろそろ終わりにします」
みほ「お疲れさまでした」
梓「....」
梓「....」チラ
みほ「澤さん」トントン
梓「はい」
みほ「今から、いいかな?」
梓「もちろんです」ニコ
みほ「わかった、ちょっとそこに座ってて」ニコ
梓「はい」ポス
梓「....」
梓「ふー....」
梓「....」
梓「(今までで一番戦車に真摯に取り組んだ1週間だったと思う)」
梓「(もしこれで隊長に認めてもらえないならそれまでだったってことだ)」
梓「....」
みほ「澤さん」
梓「はい」
みほ「1週間前に言ったこと、覚えてるよね」
梓「はい」
みほ「....」
みほ「率直に言うと」
梓「....」
みほ「澤さんを次期隊長にするのはまだ早いかなと感じました」
梓「あ....」
みほ「私から一方的に声をかけたのに申し訳ありません」
梓「....」
みほ「それでその理由なんですが
梓「いえ、聞かなくていいです」ニコ
みほ「いやここはキチンと
梓「結構です!!!」ドン
みほ「....」
梓「私にはそれだけの器がなかったことに隊長も気が付いたんですよね?」
梓「大丈夫ですわかってましたから」
みほ「あの、違うの!」
梓「何が違うんですか!?」
梓「べ、別に隊長のこと恨んでなんかないですよ!」
梓「私は最初からわかってましたから」ニコ
梓「私みたいな凡人が一生懸命頑張ったところで足りないんですよね」ワナワナ
みほ「....」
梓「しっ、知ってましたから!」ポロ
梓「でも一応頑張っては見たんですけどっ」ポロ
梓「やっぱりダメだったかぁ~って感じですよ、あはは」ポロポロ
梓「隊長にああ言ってもらえただけでも私、私はっ....ぅっ....」ポロポロ
梓「ぅぇ....」ポロポロ
梓「ひぅ....」ポロポロ
梓「....」グイッ
梓「大丈夫です、大丈夫ですから!」ウルウル
梓「別にこれくらい....」
梓「そ、そもそもそんなに期待をしてたわけじゃなかったので!」
梓「今まで通り頑張るだけ....」ワナワナ
梓「今まで通りっっ....」ポロポロ
梓「ぇぅっ....」ポロポロ
みほ「....」
みほ「澤さん」
梓「ずびばせんっ....こっ、困りますよねっ....ひっく」ポロポロ
みほ「梓ちゃん....」ギュー
梓「ぅぅぅぅ....」ポロポロ
みほ「梓ちゃん聞いて」
みほ「梓ちゃんを次の隊長にはしないよ」
みほ「まだ、ね」ニコ
梓「まだ?」
みほ「私の中では梓ちゃんが次の隊長にふさわしいって言うのは変わってないの」
梓「へ?」
みほ「でもね、まだ早いかなって」ニコ
梓「それはどういう....」
みほ「やっぱり一年生の間から私がいろいろ教えちゃったら」
みほ「梓ちゃんの戦車道が消えちゃうと思ったから」ギュー
梓「あっ....」
みほ「だからね、もう少しだけ梓ちゃんには一人で成長してもらって」
みほ「自分の戦車道を見つけてもらってから」
みほ「私も次の隊長になるお手伝いをさせてもらおうかなって思ったんだけど」
みほ「どうかな?」ニコ
梓「それが....理由....?」
みほ「うん!」ニッコリ
梓「....」
梓「うぅっっ.......隊長ぅ~~~!!!!!」ガバッ
みほ「も~だからちゃんと最後まで聞いてって言ったのに~」ギューッ
梓「ずびばせん~ぅぁ~~」ポロポロ
みほ「も~それじゃあ次期隊長にはなれないよ~」
梓「ずびばせん~」ポロポロ
みほ「梓ちゃんを泣かせる....」
みほ「なおかつ誰も悲しませない....」
みほ「....」
みほ「今回ってもしかして完璧な作戦だったんじゃないですか!?」
みほ「すごい!すごいです私!」
みほ「これでもうみなさんもゲスだのロリコンだのという事実無根の暴言は吐けませんね!!!」
みほ「自分たちがどれだけ間違っていたかを理解し、猛省してください!」
みほ「....」
みほ「まぁ平たく言うとまぐれです」
みほ「....」
みほ「まぐれです!」
みほ「正直この路線を期待されても困るので先に言っておきますね」
みほ「感動SSではなく泣かせるSSなのでそこは注意していてください!」
みほ「ということで次のターゲットを決めましょう!」
みほ「感動系の後プレッシャーのかかる次のターゲットは」
みほ「>>195」
195 : 以下、名... - 2016/09/25 01:11:35.88 cdKPd7Njo 101/492エリカわに
みほ「次のターゲットは逸見エリカわに」
みほ「わに....」
みほ「最近スピンオフも始まってますます調子に乗ってそうわに」
みほ「上でも書かれてるようになにやっても泣きそうで逆に難しいわに」
みほ「でも....」
みほ「それだけ泣かせ甲斐があるってことわに!!」
みほ「わにわに!!!」
みほ「いったいどんな泣かされ方をするのか!!」
みほ「そして久々にロリコンじゃないターゲット!!」
みほ「気になる(気にならない)エリカさんのお話は明日へ続くわに!!!」
みほ「わにわに!!!」
ワニノコ「ワニワニ!!!」
みほ「おはようございます!」
みほ「ラブライブサンシャイン最終話がいまいちだったので今日は早めです....」
みほ「....様々なご意見がありますが」
みほ「昨日の梓ちゃん編は....」
みほ「らしくなかったと思います....」
みほ「私は....」
みほ「女の子の、美少女の!」
みほ「悲しむ表情が見たい!」
みほ「その綺麗な顔をグシャグシャに歪ませて!!」
みほ「大粒の涙を次から次へとこぼす!!!」
みほ「そんな顔が見たいんです!!!!」
みほ「いや、梓ちゃんもそんな顔を見せてくれたんですけど」
みほ「やっぱり最後にフォローしちゃったから絶望感がちょっと足りないかなと....」
みほ「絶望感という名の、少しばかりのスパイス」
みほ「これ、とっても重要です!」
みほ「でも大洗の生徒ですから....」
みほ「それに私も梓ちゃんには期待してますし、フォローしないわけにもいかなかったんです....すみません....」
みほ「(あと、もう一つのSSで梓ちゃんに好き放題やらせたからっていうのもゲフンゲフン....)」
みほ「私は大洗のみんなが大好きですから、傷つけるなんてことできないんです!!」
みほ「だから今後も....」
みほ「あれ?そういえば次のターゲットって....」
みほ「ふむふむ....」
みほ「エリカさん....」
みほ「大洗生じゃない....私と因縁がある....」
みほ「これはもしかしてフォローの必要....」
みほ「....」
みほ「....」ニタァ
みほ「今回は....」
みほ「激辛ハバネロデスソースで行きます!」ニタァ
~黒森峰学園艦~
みほ「....」
みほ「ここに来るのも久しぶり....」
みほ「....」
みほ「....行こう」
テクテクテクテク
テクテクテクテク
逸見エリカ
みほ「....」
みほ「....」コンコン
ガチャ
エリカ「....」
エリカ「....なによ」
みほ「こんにちは逸見さん」
エリカ「....」
みほ「久しぶりに二人で出掛けない?」ニコ
エリカ「....はぁ?」
エリカ「突然こんなところまで来て、何考えてるのあんた」
みほ「ダメ....かな....」シュン
エリカ「....」
エリカ「....しょうがないわね」
エリカ「出掛けるっていっても近場よ?」
みほ「うん!私もそれがいいな♪」
エリカ「....」
テクテクテクテク
エリカ「....」
エリカ「(わけがわからないわ)」
エリカ「(あの子が転校して)」
エリカ「(大会で再会して)」
エリカ「(大学選抜の時もまた会って)」
エリカ「(でもそれだけ)」
エリカ「(いくら再会しても)」
エリカ「(あの子と私は、ずっと離れたまま)」
エリカ「(それなのになんでいきなり....)」
エリカ「....」チラ
みほ「♪~」ヒョコヒョコ
エリカ「....」
テクテクテクテク
みほ「わぁ~ここ、よく来たよね!」ピョンピョン
エリカ「....そうね」
エリカ「(....二人で)」
みほ「どうする?寄っていく?」
エリカ「あんたはどうなの」
みほ「う~ん....」
みほ「....じゃあちょっとだけ」
エリカ「....はいはい」
みほ「ごめんね、時間かかっちゃって....」
エリカ「別にいいわよ」
エリカ「(好きなところに入るとすみずみまで見て回る性格、何も変わってない)」
エリカ「....ふふ」
みほ「あれ?何で笑ってるの?」
エリカ「....笑ってないわよ」フン
みほ「も~エリ....」
みほ「....」
みほ「逸見さん....」
エリカ「....」
エリカ「別に、昔と同じでいいわ、名前を呼ばれたくらいで怒るほど心は狭くないから」
みほ「....」
みほ「....エリカさん」
エリカ「なによ....」
エリカ「....」
エリカ「....みほ」
みほ「!」
エリカ「なっ、なによ!なにかおかしい!?」
みほ「ううん、なんでも♪」
エリカ「ふん!早く行くわよ!!!」テクテク
みほ「は~い」テクテク
エリカ「疲れた....」
みほ「エリカさん、体鍛えてるんじゃないの?」
エリカ「それとこれとは別よ....」
エリカ「こうやって人混みを歩き回ることもないし....」
みほ「そっか....」
エリカ「....」
みほ「....」
エリカ「....」
みほ「....今日」
みほ「どうだった?」
エリカ「....どうって?」
みほ「楽しかったかなって....」
エリカ「....」
エリカ「....そうね」
エリカ「楽しかったわ、昔みたいで」
みほ「....よかった」ニコ
エリカ「....」
エリカ「ねぇみほ」
みほ「なに?」
エリカ「なんでいきなり、来たの」
みほ「....」
みほ「....あのね」
エリカ「....」
みほ「あんな別れ方をして、エリカさんを怒らせちゃって」
みほ「ずっと後悔してたの」
みほ「もっとほかにやり方があったんじゃないかって」
エリカ「....」
エリカ「私だって!」
みほ「!?」
エリカ「私だって....」
エリカ「みほを一人にしなかったら....」
エリカ「きっとあんな....」
みほ「ありがとうエリカさん」
みほ「....」
みほ「だからね、もう一回」
みほ「エリカさんと仲良くなれたらって思ったの」ニコ
エリカ「みほ....」ウルウル
みほ「今日、楽しかったって言ってくれて私もうれしかったよ」ニコ
エリカ「うん....」ウルウル
みほ「私たち、前みたいに
エリカ「あだりまえじゃない!!!!」ポロポロ
みほ「....」
みほ「そうかな....」
エリカ「ぞうよっ!!!!」ポロポロ
エリカ「あんなことくらいでっ!!!私たちがっ!!!!」ポロポロ
みほ「そっか....そうだよね....」ギュー
エリカ「そうよっ!!!!」ポロポロ
みほ「ごめんね....ずっと待たせちゃって....」ギュー
エリカ「私もっ、ひっく、あんなこと言ってごめんなさいっ!!!」ポロポロ
みほ「あんなこと?」
エリカ「戦車喫茶で....嫌味な言い方しちゃって....」ポロポロ
みほ「あはは、エリカさんそんなことまだ気にしてたの?」ウフフ
エリカ「その後会った時は毎回気まずかったのぉ~ふぇ....」ポロポロ
みほ「やっぱりエリカさんって優しいね、普段もそうならもっと友達できると思うよ?」クスクス
エリカ「みほがいるからいいのぉ~」ポロポロ
みほ「も~しょうがないなぁ~」ギュー
エリカ「よかったぁ....よかったぁ....」ポロポロ
みほ「うん....そうだね....」ギュー
エリカ「黙っていなくなるとか....なしだから....」ポロ
みほ「....もうしない」ギュー
エリカ「....」ギュー
みほ「....」ギュー
みほ「....」ギュー
エリカ「....」ギュー
みほ「あのエリカさん....そろそろ....」ギュー
エリカ「私の部屋、広いから一人くらい泊まっても....」ギュー
みほ「私明日学校があるから泊まりはちょっと....」ギュー
エリカ「そう....」ウルウル
みほ「あっ!そう!また来るから!また!」アタフタ
エリカ「いつ?」ウルウル
みほ「いっ!?」
エリカ「明日?明後日?明々後日?」ウルウル
みほ「(黙っていなくなればよかった....)」
みほ「えーっと....」
みほ「あ、そろそろフェリーが出ちゃう!!!」
エリカ「次!次はいつ来るの!!」
みほ「それじゃあまたね!!!」タッタッタッ
エリカ「行っちゃった....」
エリカ「....」
エリカ「でもみほは忙しいからしょうがないわ....」
エリカ「....」
エリカ「私が行けば関係ないし♪」
エリカ「ヘリの燃料の残り、確かめとかないとね♪」ピョンピョン
みほ「おかしい....」
みほ「どうしてこうなった....」
みほ『今回は....』
みほ『激辛ハバネロデスソースで行きます!』ニタァ
みほ「これじゃ激甘生クリームチョコレートソースだよ!?」
みほ「なんで!?どこで間違ったの!?」
みほ『絶望感という名の、少しばかりのスパイス』
みほ『これ、とっても重要です!』
みほ「エリカさんに希望を与えちゃったよ!?」
みほ「重要とか言っといて何一つスパイスなかったよ!?」
みほ「なぜ....なぜ....」
みほ「....」
みほ「次こそ....」
みほ「次こそはきっと素晴らしい泣き顔をみなさんにお届けします....」
みほ「たぶん....」
みほ「....」
みほ「気を取り直して次のターゲットは....」
みほ「>>220です!」
220 : 以下、名... - 2016/09/25 16:45:42.91 M5+Gl5+HO 113/492>>170
わかった、女の涙ならいいのね
和解の結果ということで>>125
125 : 以下、名... - 2016/09/20 23:14:22.70 cmQL9o9QO 114/492しほ
みほ「うぇ....」
みほ「えぇ....」
みほ「なんてことを....」
みほ「作中でもあったと思うんですが、一応和解とまでは行かなくともそれなりに関係は改善してるんです....」
みほ「それなのに泣かせる....」
みほ「お母さんを....」
みほ「賢明なみなさんならお分かりかと思います」
みほ「また、敷居を跨がせてもらえなくなりそうです....」
みほ「でも、安価は絶対....」
みほ「ちょうど実家も近くですから行きましょう!」
みほ「西住流さようなら!」
~西住家~
みほ「....」
みほ「....黒森峰の時もあんまり気は乗らなかったけど」
みほ「この家に入るのはもっと....」
みほ「....はぁ」
みほ「この前はお姉ちゃんと一緒に来たからまだよかったけど....」
みほ「今日はお姉ちゃんもいないし....」
みほ「....」
みほ「....でもしょうがないよね」
みほ「....」ガラガラ
みほ「た、ただいま~」
しほ「みほ?」
みほ「あっ、お母さん....ただいま....」
しほ「みほ、なぜここにいるの?」
みほ「あの、近くまで来たから挨拶をしようと思って....」
しほ「そう....」
しほ「入りなさい」
みほ「はい....」
みほ「....」
しほ「久しぶりね」
みほ「そうだね....」
しほ「....」
みほ「....」
しほ「(何?なんなの!?)」
しほ「(なんでみほが帰ってきてるの!?)」
しほ「(私何かしたかしら!?)」
しほ「(それとも毎晩星に願っていたことが叶ったのかしら!?)」
しほ「(あっ!」
しほ「(もしかして大学選抜戦の時に私が奔走したことを知って!)」
しほ「(それについてのお礼を言いに来たのかしら!?)」
しほ「(そして感謝の気持ちを込めてうちへ帰ってくることを決めたのかしら!!!)」
しほ「(きっとそうだわ!じゃなきゃこの子が自分から帰ってなんてこないもの!!)」
しほ「(嬉しい!これでついに和解だわ!!)」
しほ「(今日の夕飯はカレーにしましょう!!!)」
みほ「お母さん?」
しほ「みほの部屋はそのままだから今日からでも暮らせるわ」キリ
みほ「?」
みほ「それよりお母さん」
しほ「なんです」
みほ「実はちょっと話しておきたいことがあって....」
しほ「?」
しほ「それはみほの引っ越しより重要な話なの?」
みほ「(引っ越し?)」
みほ「はい....おそらく....」
しほ「(もう一度ここで暮らすということを言うのに緊張してるのかしら)」
しほ「....」
しほ「(半ば勘当みたいな追いだし方だったから仕方ないのかもしれないわ....)」
しほ「みほ、大丈夫よ」
しほ「何も恐れることはないわ」
しほ「私は、あなたが何を言っても受け入れる」
しほ「あなたは私の大切な娘だもの」ニコ
みほ「お母さん....」
みほ「わかった....」
みほ「あのね....」
みほ「私....」
しほ「はい」コクリ
みほ「妊娠してるみたいなの」
しほ「....」
しほ「....」
しほ「今何を
みほ「お腹の中に赤ちゃんがいるみたいなの」
しほ「....」
しほ「....」
しほ「にんしん....?」
しほ「にんしんってあの....?」
みほ「....」コクリ
しほ「....」ワナワナ
しほ「あっ、相手はだだ誰なの!!!!!」
みほ「それが....」
みほ「わからないの」
しほ「わっ!?わからないですって!!??」ワナワナ
みほ「ごめんなさい....」
しほ「なぜ!?なぜそんなことになったの....」ワナワナ
みほ「....」
みほ「転校のこととかでお母さんたちにはいろいろ迷惑をかけちゃって....」
みほ「だからできるだけ向こうに行ってからは頼らないようにしようと....」
しほ「....」
みほ「一応仕送りはもらってたけど....やっぱり足りなくなっちゃうことも多くて....」
みほ「でもアルバイトなんかをしてる暇もなかったから....」
みほ「その....」
しほ「....」ワナワナ
しほ「....」スッ
みほ「....」
しほ「....」スタスタ
みほ「おかあさ
バシィッ!!
みほ「ぅ....」ジンジン
しほ「....私はそこまでしろなんて一言も言ってないわ!」
みほ「....」
しほ「どうして!!どうして相談してくれなかったの....」ワナワナ
みほ「....」
しほ「....」
しほ「....そうね」ワナワナ
しほ「私が....みほをそこまで追いつめてしまったのね....」ポロポロ
みほ「そんな....」
しほ「つまらない意地を張っている場合じゃないことくらいわかっていたのに....」ポロポロ
しほ「ごめんなさい....」ポロポロ
しほ「ごめんなさいみほ....あなたに辛い思いばかりさせて....」ポロポロ
みほ「お母さん....」
しほ「これからは私もあなたの母として、精一杯支えていくわ....」ポロポロ
みほ「ありがとう....」
しほ「だからもうそんなことはしちゃダメよ....」ポロポロ
しほ「困ったことがあったらなんでもいいなさい....」ポロポロ
みほ「ありがとう....」
しほ「お腹の中の子供は大切に育てましょう」ポロポロ
しほ「あなたと、そして私で....」ポロポロ
みほ「お母さん....」
みほ「....」スッ
しほ「....?」
しほ「妊娠検査薬....?」
『妊娠反応なし』
しほ「?」
みほ「ごめん、嘘」
しほ「....」
しほ「....」
しほ「」パタリ
みほ「うわっ!?お母さん!?」ユサユサ
しほ「」
しほ「ん....」パチリ
みほ「....」
しほ「....」
みほ「すみませんでした!」ドゲザ
しほ「....」
しほ「....もういいわ」
しほ「あなたがなんでそんな嘘をついたのかわからないけど」
しほ「たまにはそういう子供らしいことをしてもいいんじゃないかしら」クスクス
みほ「お母さん....!」
しほ「なによりあなたが体を売ったりしてないならそれでいいわ」ニコ
みほ「今の仕送りで十分足りてるから大丈夫」
しほ「そう....それなら安心ね」ニコニコ
しほ「ただ、今日のことには何か罰を与えるわ」
みほ「」
しほ「何がいいかしら....」
みほ「」ガクガク
しほ「そうね....」
しほ「これからは定期的にここへ顔を出すこと」
みほ「え....?」
しほ「それでいいかしら?」ニコ
みほ「....」
みほ「うん!!!!」
みほ「ふわぁ~死ぬかと思いました....」
みほ「でも結果的にはいい方向に転がったのでよかったです....」
みほ「下手したら二度と西住の敷居は跨がせてもらえず」
みほ「西住の名を捨てることまで覚悟してましたから....」
みほ「はぁ....」
みほ「VSお母さんで体力を使ったので今日はここまでにしますね....」
みほ「また次回にお会いしましょう....」
みほ「それでは次回のターゲットを決めます....」
みほ「できれば楽そうな人をお願いします....」
みほ「次のターゲットは....」
みほ「>>236」
236 : 以下、名... - 2016/09/25 18:08:39.95 SgI93WDgo 124/492優花里
みほ「優花里さん!」
みほ「楽そう!!」
みほ「前回との落差が激しいですね」
みほ「正直優花里さんなんて一言嫌いって言えば泣きそうな気がします....」
みほ「でもそれじゃつまらないような....」
みほ「なにやっても泣く相手なら....」
みほ「あえて攻めてみるというのも一興ですね!」
みほ「今回はより、アグレッシブにいきましょう!」
~朝~
優花里「zzz....」グーグー
ピンポーン
優花里「zzz....」グーグー
好子「優花里!起きなさい!」ユサユサ
優花里「zzzんぅ....?」
好子「コラ優花里!」
優花里「まだ起きる時間には....」
好子「西住さんが来てるわよ!」
優花里「はぁ....」
優花里「....」
優花里「にっ!?」ビクッ
ドタドタ
好子「朝ごはんは?」
優花里「いらないっ!!」
ガラガラ
みほ「あ、おはよう優花里さん」ニコ
優花里「お、おはようございます西住殿....」ビシッ
優花里「じゃなくて!!」
優花里「どうしたんですかこんな朝早くから!!」
みほ「その....」
みほ「優花里さんと一緒に登校したくて....」
優花里「な!?え!?」
優花里「....」スーハー
優花里「....すみません、聞こえなかったのでもう一度お願いします」
みほ「だから....」
みほ「優花里さんと一緒に登校したくて....」
優花里「!?!??!?」
優花里「それはありがたいことです!!!」ウルウル
優花里「不肖、秋山優花里!西住殿と一緒に登校させていただきます!!!!」
みほ「ありがとう、いこっか♪」ニコ
優花里「はいっ!!!」
テクテクテクテク
みほ「ねぇ優花里さん」
優花里「はい?」
みほ「これからも毎日一緒に登校してもいいかな?」
優花里「もちろんですよ!!」
みほ「そっかー、うれしいな」ニコ
優花里「////」
優花里「(西住殿と毎日一緒に登校出来るなんて夢みたいです!!)」
みほ「....」ニッコリ
~昼休み~
キーンコーン
優花里「(お腹がすきました....)」
優花里「(今日は学食に....)」
みほ「あ、優花里さんいた!」
優花里「あれ?西住殿?」
優花里「ちょうど私も学食に向かうところだったんです!」
みほ「....」
みほ「....ねえ」
みほ「今日は屋上に行かない?」
優花里「屋上ですか?でもみなさんが学食に
みほ「みんなにはもう言っておいたから大丈夫、ほら、いこ?」ニコ
優花里「了解しました!」
テクテクテクテク
みほ「あんまり人いないね」
優花里「うちの学食は立派ですから....」
みほ「じゃあ食べよっか♪」
優花里「そうしま....あっ!」
みほ「どうかした?」
優花里「いえ、私今日は学食で食べるつもりだったのでお弁当が....」
みほ「はい!」スッ
優花里「?」
優花里「あの、これは?」
みほ「優花里さんのお弁当♪」
優花里「私の?」
優花里「これはどうしたんですか?」
みほ「今朝作ってきたんだけど....食べてくれない?」
優花里「西住殿の手作りぃ!?」
みほ「そうだよ?」
優花里「ほほほ本当に食べてもよろしいんでしょうか!?」
みほ「もちろん!優花里さんのために作ったんだから当り前だよ♪」
優花里「わかりました!私、一口100回は噛んで味わいます!!!」
みほ「いや、そんなことしてたら昼休み終わっちゃうよ....?」
優花里「では!」パカッ
優花里「ふわぁぁぁぁぁぁぁ......」
優花里「食べるのがもったいないですぅ!!!!」
優花里「....」
優花里「....本当にいいんですよね?」
みほ「もーいいっていってるのにー」プンスカ
優花里「すみません!!!いただきます!!!!」
優花里「....」パクッ
優花里「....ん」
優花里「んまい!!!!!!!」
みほ「本当!」パァ
優花里「おいしい!おいしいですよ西住殿!!!」
みほ「よかったぁ~早起きした甲斐があったよ~」
優花里「....」ウルウル
優花里「私なんかのためにこんなに立派なものを....」ウルウル
みほ「コラ!」
みほ「私なんかのために、なんて絶対言っちゃダメだよ!」
みほ「優花里さんはこんなに素敵な女の子なんだから....」
優花里「西住殿....」ウルウル
みほ「ほら、こんなに綺麗な顔に涙は似合わないよ?」ニコ
優花里「す、すみません....」
みほ「いいから、早く食べよ?」
優花里「はい!」
~練習後~
優花里「....」テクテク
みほ「優花里さんっ」ギュッ
優花里「うわぁ!?」クルリ
みほ「ばぁ♪」
優花里「西住殿!」
みほ「一緒に帰ろ?」ニコ
優花里「了解です!」
テクテクテクテク
優花里「....」
優花里「(西住殿とこんなに一緒にいられるなんて....)」
優花里「....」チラ
みほ「....?」
みほ「....」ニコ
優花里「....////」
みほ「....」
みほ「優花里さん」
優花里「はい?」
みほ「今からうちに来ない?」
優花里「今からですかぁ!?でももう遅いですしご迷惑じゃ....」
みほ「私一人暮らしだしそんなの気にしなくていいよ」ニコ
優花里「わかりました、では少しだけ....」
みほ「はーい♪」ニコ
みほ「どうぞ」ガチャリ
優花里「おじゃましまーす....」ソロリ
テクテクテク
ストン
優花里「....」
みほ「どうしたの?」
優花里「い、いえ、なんだか緊張してしまって....」
みほ「いつも来てるのに~変な優花里さん」クスクス
優花里「えへへ....」
優花里「....」
優花里「(突然どうしたんでしょうか....)」
優花里「(それに、ここに私一人で来るのは初めてです....)」
優花里「(というか、他の人もここに一人で来たという話はあまり聞かないような....)」
みほ「....」
優花里「....」
みほ「優花里さん」
優花里「?」
みほ「質問があるの」
優花里「はい?」
みほ「優花里さんはあたしのことどう思ってる?」ジー
優花里「どう....とは....?」
みほ「....」
みほ「私はね、こんな感じ」スッ
優花里「?」
優花里「西住殿、どこんむっ....」チュッ
みほ「んっ....」チュッ
優花里「んんっ....っ!!!!」プハ
優花里「にっ、西住殿!!??!?!?なにを
みほ「....」
みほ「優花里さん....私は優花里さんとこんなことしたいの....」
優花里「え?」
みほ「優花里さんも私のこと好きだよね?」
優花里「私は西住殿のことを尊敬しています、もっとも誇れる親友の一人だと....」
みほ「じゃあ私とこういうことしたい?」チュッ
優花里「んっ!?」チュッ
優花里「ん....」プハ
みほ「どうかな?」ニコ
優花里「わ、私は....西住殿と....」
優花里「....」
優花里「ご、ごめんなさい....」
優花里「いっ、いきなりすぎてなにがなんだか....」
みほ「そっか....」プチ
みほ「じゃあ...」プチ
みほ「もっといろんな事やってみれば....」プチ
みほ「わかるかな....」プチ
優花里「!!!」ビク
みほ「大丈夫だよ優花里さん、怖がらなくても」ニコ
優花里「ぃ....」ビク
みほ「ほら、私が優しく教えてあげるから」ピタ
優花里「....ゃ」ワナワナ
みほ「どうしたの?優花里さんも脱いで
優花里「やっやめてください!!!!」ポロッ
みほ「....」
優花里「に、に、西住殿はそんなことしません!!!」ポロポロ
みほ「どうして優花里さん」
みほ「私のこと、好きじゃないの?」
優花里「大好きですぅ....」ポロポロ
優花里「戦車に乗ってる西住殿、すごくかっこよくて....」ポロポロ
優花里「いつも強くて....」ポロポロ
優花里「凛々しくて....」ポロポロ
優花里「ぅぅ....」ポロポロ
みほ「....」
みほ「わからないなぁ....」
みほ「私のことそんなに思ってるならなにもためらうこと....」
みほ「ないのに!!!!」ブチブチ
優花里「ひぃっ!」ポロポロ
みほ「うん、優花里さん、すごく綺麗だよ」ニコ
優花里「やめてください....西住殿はそんなことしないんです....」ポロポロ
みほ「するよぉ」ペロ
優花里「違います、違うんですぅ....」ポロポロ
みほ「何が違うの?」
優花里「勘違いさせてごめんなさい....私は女の子は違うんです....」ポロポロ
優花里「....」ポロポロ
みほ「そっか....」
みほ「でももう遅いから」ニコ
優花里「ごめんなさい....ごめんなさい....」ポロポロ
みほ「....」
みほ「さっき私のこと好きって言ってくれたよね?」チュッ
優花里「....」
優花里「うぇ....違います....そうじゃないんですぅ....」ポロポロ
みほ「....」
優花里「西住殿はこんな酷いことしません....」ポロポロ
みほ「私は私だよぉ」ニッコリ
優花里「西住殿は、いつもかっこよくて、強くて、凛々しくて....」ポロポロ
優花里「私はただ....」ポロポロ
優花里「憧れていただけで....」ポロポロ
みほ「....」
みほ「....ふーん」
みほ「じゃあ優花里さんこれから」
みほ「憧れの人とセッ○スができるんだぁ~、よかったね♪」ニコ
優花里「やめてください....ぅぅ....」ポロポロ
優花里「ひっく....ぅぁ....まだ初めてなのに....」ポロポロ
みほ「....」ピタ
みほ「へぇ....優花里さん初めてなんだ....」
優花里「は、はい....」ポロポロ
みほ「わかった!帰っていいよ!」イソイソ
優花里「え?」
みほ「あ、さっきまでの全部嘘、私普通に男の人が好きだから」
優花里「は?」
みほ「はい制服、もう遅いから早く帰らないとおうちの人心配するよ?」
優花里「そ、そうですね」
優花里「....」
みほ「着た?」
優花里「はぁ....」
みほ「うん、よし、じゃあまた明日ね」ニコ
優花里「あ、はい、おやすみなさい」ペコリ
テクテクテクテク
優花里「....」
優花里「....」
優花里「え?」
みほ「優花里さん、やっぱり泣かせるの簡単でした!」
みほ「でも、いつも私に満面の笑みを向けてくれる優花里さんの」
みほ「怯えきった表情....」
みほ「....」
みほ「そう、あの顔なんですあの顔!」
みほ「あぁいう顔が私の心を潤してくれる....」
みほ「....」
みほ「じゃなくてこれで大洗の気の緩みがまた一つ解消されましたね!」
みほ「作戦、好調です!」
みほ「あ、あとプチプチって音はボタンを外している音のつもりです」
みほ「わかりにくくて申し訳ないです....ほかに思いつきませんでした....」ペコリ
みほ「さぁ、気を取り直して次のターゲットを決めましょう!」
みほ「できるだけ擬音が分かりやすそうな人にしてほしいです....」
みほ「次のターゲットは....」
みほ「>>261です!」
261 : 以下、名... - 2016/09/27 19:22:24.18 KwQz2xvto 139/492ローズヒップ
みほ「ローズヒップさん....」
みほ「うーん....」
みほ「常日頃ハイテンションでプラス思考っぽい彼女を泣かせることは可能なんでしょうか....」
みほ「そして擬音はわかりやすそうですね、安心しました」
みほ「....」
みほ「まぁ、優花里さんが簡単すぎたのでいい肩慣らしになりそうです!」
みほ「それでは本日はここまでです」
みほ「いろいろあって次は少し遅れるかもしれません....」
みほ「気長にお待ちください....」
みほ「遅くても1週間以内には必ず....」
270 : 以下、名... - 2016/09/27 20:01:26.95 OPTkK/F4O 141/492乙です。
ちなみに、ゆかりんの名前は「優花里」ですね。
みほ「はっ!?」
みほ「なんだか違和感があると思っていたらそんな初歩的なところを....」
みほ「ごめんなさい優花里さん....」
みほ「みなさんも申し訳ありません」
みほ「....」
みほ「罪滅ぼしにローズヒップさんを泣かせに行って来ます!」
みほ「遅くても1週間後ということは早い分には特に問題ありませんよね....」
みほ「ということで罪滅ぼしのローズヒップ編スタートです!」
みほ「さて、それでは準備を」ピッ
プルルル
??『もしもし?』
みほ「こんにちは、西住みほです」
みほ「お忙しいところすみません....」
~次の日~
みほ「優花里さん、起きて!!」
優花里「うわあっ!?西住殿!?夜這いですか!?」
みほ「違うよ、はいこれ、着がえて」
優花里「も~いきなりなんなんですか....」
優花里「ってこれって、グロリアーナの制服....?」
みほ「うん、じゃあいってらっしゃい」
バラバラバラバラ
優花里「あの、これってもしかして....」
みほ「うん、ヘリでグロリアーナに行って来て」
優花里「なんでですかぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ......」ピューン
バラバラバラバラ
みほ「これでよし」
みほ「っと、そろそろかな?」
ローズヒップ「いったいどういうことですの?」
ローズヒップ「朝起きたら突然ヘリに乗せられて....」
ローズヒップ「気が付いたらこんなところまで....」
ローズヒップ「しかもいつの間にか大洗の制服を着てますわ....」
みほ「あ、おーい」フリフリ
ローズヒップ「あれは大洗の....」
みほ「おはようございますローズヒップさん」ニコ
ローズヒップ「お、おはようございますですの」ペコリ
みほ「今日からよろしくね」ニコ
ローズヒップ「は、はいですの」ペコリ
みほ「じゃあ今日は、学園艦を案内するね」
ローズヒップ「お願いしますの」ペコリ
みほ「うん!じゃあいこっか!」
ローズヒップ「オッケーですの!」
みほ「ふぅ....うちの学園艦はこんな感じかな」
ローズヒップ「....」
みほ「どうかな?気にいってくれた?」
ローズヒップ「グロリアーナと比べると全体的に小さくてボロイですの!」
みほ「あ、確かにそうかもね....」
ローズヒップ「でも楽しかったですの!」
ローズヒップ「あそこはいろいろと堅っ苦しくて息が詰まるんですの!」
みほ「そうなんだ....」
みほ「あっ、そうだ!」
ローズヒップ「?」
みほ「ローズヒップさん、学園艦の紹介も終わったし....」
みほ「せっかくだから早めに戦車道の練習に参加しておかない?」
ローズヒップ「いいんですの?」
みほ「うん、ただうちにはあんまり足の速い戦車はないけど....」
ローズヒップ「私あれがいいですの!大学選抜の時にアホほど飛ばしてたやつ!」
みほ「あぁ、レオポンさんチームかな?」
ローズヒップ「そうそうそれ!」
みほ「わかった、もうすぐ始まるから待っててね」
ローズヒップ「はいですの!」
ローズヒップ「あぁ~楽しみですの!あの火を噴くエンジン!戦車らしからぬスピード!」
ローズヒップ「クルセイダーとまでは言いませんけど、とっても素晴らしい戦車ですわ!!」
ローズヒップ「早く乗りたい!!」ピョンピョン
ローズヒップ「あら、そういえば私、なんで大洗に連れてこられたのかしら?」
ローズヒップ「しかも戦車の練習にも参加させていただけるなんて....」
ローズヒップ「私一応大洗の敵ですのに....」
ローズヒップ「....」
ローズヒップ「きっと西住隊長は心が広いんですわ!!!!」
ローズヒップ「うちのダージリン様とは大違いですの!!!!」ケラケラ
~練習後~
ローズヒップ「ぷはぁ~っ!!!」
ローズヒップ「試合後の水分はさいっこうですの!!!」
ローズヒップ「それに、たまには緑茶もうめえですの!!!!」
みほ「どうだった?」
ローズヒップ「クッソ楽しかったですわ!!」
みほ「それはよかった♪」
ローズヒップ「軽くて速いクルセイダーとは違った、ずっしり重みのある車体!」
ローズヒップ「それなのにあの速さ!というかあれ大丈夫なんですの?」
ローズヒップ「エンジンやらモーターやら完全にイッちまってたように見えましたわ?」
みほ「あー、そこは自動車部のみなさんの手にかかれば小一時間で元通りになるから」
ローズヒップ「ハンパねえですわ....」
みほ「大洗の練習はどうだった?」
ローズヒップ「そうですわね....」
ローズヒップ「さっきも言いましたけど、やっぱりグロリアーナと比べると自由というか緩いというか....」
ローズヒップ「バンバン飛ばしても叱られないからこっちのほうが好きですわ!!!」ケラケラ
みほ「そっかぁ~それならよかったぁ~」
みほ「じゃあそろそろ帰ろっか、寮に案内するね」ニコ
ローズヒップ「了解ですわ!」
みほ「ここがローズヒップさんに住んでもらう部屋だよ」
ローズヒップ「あぁ....と、とってもいい部屋ですわ....」
みほ「(そりゃグロリアーナと比べたらそうなるよね....)」
ローズヒップ「....」
みほ「....」チラ
みほ「どうかした?」
ローズヒップ「あ、いえ」
ローズヒップ「その、ずっと気になってましたの」
ローズヒップ「私はいつまでここにいることになってるんですの?」
みほ「え?」
ローズヒップ「え?」
みほ「....」
みほ「あー、そういうことか....」
ローズヒップ「?」
みほ「もしかして、ダージリンさんから聞いてないの?」
ローズヒップ「何をですの?」
みほ「....」
みほ「ローズヒップさん、あなたは今日をもって大洗女子学園の生徒になりました」
ローズヒップ「へ?」
みほ「ダージリンさんが、ローズヒップさんにはグロリアーナより大洗があっていると判断されたみたいです」
みほ「荷物は近日中に届くので心配しないでください」
みほ「もしそれまでに何か必要なものがあったら言ってください」
みほ「その....ショックかもしれませんけどダージリンさんもあなたのことを考えてのことだと思います」
みほ「これからは大洗女子の一員として一緒に頑張りましょう」ニコ
ローズヒップ「....」
みほ「....」
みほ「それでは、また明日」
ガチャリ
ローズヒップ「....」
ローズヒップ「....」
ローズヒップ「....え?」
ローズヒップ「い、い、い、意味が分かりませんわ?」
ローズヒップ「私が大洗の生徒に?」
ローズヒップ「どういうことですの?」
ローズヒップ「....」
ローズヒップ「....もしかして私は
プルルルルル
ローズヒップ「....」
ローズヒップ「....」ピッ
ダージリン『もしもしローズヒップ』
ダージリン『大洗はどうかしら?』
ローズヒップ「....」
ダージリン『ローズヒップ?』
ローズヒップ「....」
ローズヒップ「....とっても楽しいですわ」
ダージリン『あら、それはよかったわ』
ダージリン『みほさんたちに迷惑をかけちゃダメよ?』
ローズヒップ「....はい」
ダージリン『あ、それからね、あなたと交換でうちに来た秋山さん』
ダージリン『紅茶の淹れ方をお教えしたらすぐにコツをつかんだのよ』
ダージリン『今はもうあなたより上手いかもしれないわ』クスクス
ダージリン『あなたも早くそれくらいはできるようになりなさい?』クスクス
ローズヒップ「....」
ダージリン『それじゃあ、頑張るのよ』ピッ
ローズヒップ「....」
ローズヒップ「....私」
ローズヒップ「やっぱりグロリアーナにはいらなかったんですわ」
ローズヒップ「当り前ですわ」
ローズヒップ「私全然おしとやかじゃありませんもの」
ローズヒップ「....」
ローズヒップ「でも大洗は楽でいいですわ」
ローズヒップ「紅茶以外も飲んでいいし」
ローズヒップ「爆走しても叱られないし」
ローズヒップ「丁寧な言葉を使わなくても怒られないし」
ローズヒップ「それにこの恥ずかしい名前も名乗らなくていいんですわ」
ローズヒップ「本当、こっちにきて....」
ローズヒップ「こっちにきて....」ワナワナ
ローズヒップ「よがっだっ....」ツー
ローズヒップ「ぅぁぁ....」ポロポロ
ローズヒップ「そんなわけありませんわ....」ポロポロ
ローズヒップ「私はグロリアーナのローズヒップですの....」ポロポロ
ローズヒップ「私はっ....」ポロポロ
ローズヒップ「ぅっ....ぅぇぇ....」ポロポロ
ローズヒップ「そんなに私はダメだったんですのね....」ポロポロ
ローズヒップ「庶民出身でもどうにかついていけてるつもりでしたわ....」ポロポロ
ローズヒップ「....ダージリン様っ、」ポロポロ
ローズヒップ「ご、ごめんなさい....」ポロポロ
ローズヒップ「私これからはいい子にしますわ....」ポロポロ
ローズヒップ「ナイフとフォークの使い方、ちゃんと覚えます....」ポロポロ
ローズヒップ「スープは音をたてずに飲みます....」ポロポロ
ローズヒップ「大洗の方が好きだなんて二度といいませんわ....」ポロポロ
ローズヒップ「だからっ、どうかもう一度....」ポロポロ
ローズヒップ「うぅ....」ポロポロ
ローズヒップ「ひぐぅ....ダージリン様ぁ.....アッサム様ぁ....」ポロポロ
ローズヒップ「ぇぅ....」ポロ
ローズヒップ「ぅ....zzz....」ツー
ローズヒップ「zzz...」
~翌朝~
みほ「ローズヒップさん、起きて!!」
ローズヒップ「うわあっ!?隊長さん!?夜這いですの!?」
みほ「違うよ、はいこれ、着がえて」
ローズヒップ「も~いきなりなんなんですの....」
ローズヒップ「ってこれって、グロリアーナの制服....?」
みほ「うん、短い間だったけど楽しかったよ」ニコ
ローズヒップ「は?あの私大洗に転校するんじゃ」
みほ「え?違うよ?」
バラバラバラバラ
ローズヒップ「あの、これってもしかして....」
みほ「うん、グロリアーナにお帰りだよ」
みほ「よかったね、ダージリンさんにもアッサムさんにもまた会えるよ♪」
ローズヒップ「わけがわかりませんのぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ......」ピューン
バラバラバラバラ
みほ「これでよし!」
みほ「めちゃくちゃな計画だけど全部うまくいってよかったぁ....」
~回想~
みほ『ということで罪滅ぼしのローズヒップ編スタートです!』
みほ『さて、それでは準備を』ピッ
プルルル
??『もしもし?』
みほ『こんにちは、西住みほです』
みほ『お忙しいところすみません、ダージリンさん』
ダージリン『あらみほさん、どうしたんですの?』
みほ『はい、実は折り入ってご相談が....』
ダージリン『相談?』
みほ『我が校とグロリアーナはかねてから親しくさせてもらっています』
みほ『ここでさらに交流を深めるべく、交換留学を実施したいと思いまして』
ダージリン『交換留学?』
みほ『そうです、ただ、いきなり始めてもあれですから』
みほ『試しにお互い一人の生徒を1日だけ体験入学という形で、という計画でして』
ダージリン『ふぅん....』
みほ『どうでしょうか?』
ダージリン『よく分かりませんけど何か目的がおありなのでは?』
みほ『(鋭い)』
みほ『ですから、我が校とグロリアーナのさらなる交流を、と』
ダージリン『....』
ダージリン『かまいませんわ、なんだか面白いことが起こりそうですし』クスクス
みほ『ありがとうございます』
ダージリン『いいのよ、みほさんの頼みですもの』
みほ『それとですね、もう一つお願いがありまして....』
みほ『できればそちらからはローズヒップさんをお願いできませんか?』
ダージリン『ローズヒップ?』
みほ『交流試合、大学選抜戦での彼女の働き、とても興味深かったです』
みほ『ぜひもっと近くでお会いしたいと思いまして』
ダージリン『へぇ....みほさんがローズヒップを....』
ダージリン『わかりましたわ』
みほ『ありがとうございます!!!』
~回想終~
みほ「っと....」
みほ「あれ?」
みほ「そういえば優花里さん、遅いなぁ」
みほ「なにしてるんだろ....」
みほ「....」
みほ「ま、いいか」
~聖グロリアーナ学園艦~
ダージリン「グリーンティー!早く紅茶を入れなさい!」
優花里「あのぅ....グリーンティーは紅茶の名前ではないと思うんですが....」
ダージリン「細かいことはどうでもいいの!目覚めの紅茶を早く!」
優花里「いや、私もう帰る時間なんですが....」
ダージリン「....」
ダージリン「仕方ないわね」
ダージリン「ペコ」
オレンジペコ「はい」ガチャリ
優花里「うぇっ!?いやこんなのはめられたら紅茶も淹れられませんよ!?」
ダージリン「あなたが言うことを聞かないんだもの、仕方ないわ」クスクス
優花里「ちょっとぉっ!?」
ダージリン「そんなに引っ張っても外れないんじゃないかしら?ねえペコ」
オレンジペコ「その通りです、ダージリン様」
優花里「助けてください西住殿ぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!!」
みほ「はぁ~疲れました....」
みほ「無茶はするものじゃないですね....」
みほ「でも名前間違いも3回目ですしスリーアウトのペナルティということにしてください」
みほ「はい!ということで今日はここまでですよ!」
みほ「さすがにここまでです!もうこれ以上はやりませんからね!」
みほ「さぁ、今日はここまでですが次回のターゲットを決めましょう!」
みほ「次回のターゲットは....」
みほ「>>289」
289 : 以下、名... - 2016/09/27 22:03:22.53 PUyFX/vDO 157/492杏
みほ「みなさんこんにちは、現場の西住みほです」
みほ「前回からかなり時間が空いてしまいました」
みほ「すみません....いろいろと忙しくて....」
みほ「今後はできるだけお待たせしないように努力します....」ペコリ
みほ「あと、別にストックが尽きたから遅くなったというわけではありません」
みほ「基本、暇な時に美少女を泣かせているだけなので!」
みほ「さぁ!私も一週間お預けを食らってしまったので体が疼いてます!」
みほ「早く!早く!極上のロリ会長の涙と鼻水を舐めたい!」
みほ「舐めたい!」
みほ「ではなく泣かせに行きましょう」
みほ「あ、泣かせたときに出た副産物ももちろん有効活用します、安心してください!」
みほ「楽しみですね!」
みほ「さて、それで会長をどうやって泣かせるか....」
みほ「会長って魅惑のおでこをお持ちなんですけど中身はかなりしたたかなんですよね....」
みほ「あの人を泣かせるのは一筋縄ではいきません....」
みほ「....」
みほ「....そういえば会長、大学選抜戦で勝った時に私に思いっきり抱き着いてきたんですが」
みほ「それ以来、たがが外れたように抱き着いてくるんです....」
みほ「前から距離は近い人でしたけど、最近はさらに....」
みほ「....」
みほ「会長自身もあの小さな体で大きすぎる重圧と戦っていたからでしょうか....」
みほ「....」
みほ「ならばこれを利用しない手は....」
みほ「なし!!!」ニヤリ
~休み時間~
みほ「ふんふ~ん」ピョコピョコ
杏「にっしずみちゃぁ~ん!!!」ガシィ
みほ「うわぷっ!?」
杏「どうよ調子わぁ~?」
みほ「か、会長!?ビックリしました!」
杏「ごめんごめんー」ナハハ
杏「なんだか西住ちゃん見ると、抱き着きたくなっちゃうんだよね~」
みほ「も~、いきなりは驚くのでやめてください....」ハァ
杏「はぁ~い」
みほ「....」
~放課後~
キーンコーン
みほ「....」テクテク
杏「にっしずみちゃぁ~ん!!!」ガシィ
みほ「うわぁっ!?」
杏「今から練習?」
みほ「会長....」
杏「私はまだまだ引退しないから安心してね~」
みほ「は、はぁ....」
杏「じゃ、練習いこ~う!」
みほ「....」
杏「どしたの?」
みほ「い、いえ、なんでもありません」
みほ「行きましょうか」ニコ
杏「うん!」
みほ「....」
~練習後~
みほ「ふぅ....」
杏「西住ちゃ~ん」ガバッ
みほ「....」
杏「どう?みんなは?」
みほ「....」
みほ「大学選抜との試合が終わってから、多少緊張感が抜けたというか....」
みほ「少し気が抜けているかもしれませんがおそらく大
杏「も~西住ちゃぁん!頼むよ~」バシバシ
みほ「....」
杏「来年からは私もいないし、大洗の隊長なんだから頑張って
みほ「会長、お願いがあるんです」
杏「な~に?」
みほ「できれば、その....」
みほ「いきなり抱き着くの、やめてくれませんか?」
杏「え?」
みほ「聞こえませんでしたか?いきなり抱き着くのをやめて欲しいんです」
杏「あ、あー、聞こえてる聞こえてる!」
杏「うんうんわかった、これからは気を付けるからさ~」アハハ
みほ「....」
みほ「....会長って」
みほ「いつもそうやって笑ってますよね」
杏「うん?まぁね~」
みほ「私会長のそういうところ」
みほ「大っ嫌いです」
杏「....」
杏「は....?」
みほ「最近会長、やけに馴れ馴れしいんですけどどうしたんですか?」
杏「な、馴れ馴れしいって....」
杏「私と西住ちゃんは前からこんな感じじゃ....」
みほ「もしかして」
みほ「私が会長のこと許したなんて都合のいいこと考えてるんじゃありませんよね」ニコ
杏「え、えぇっ!?」
杏「許してもらわなきゃいけないようなこと私したかな~?」アハハ
みほ「私を再び戦車に乗せたこと」
みほ「オンボロ戦車とポンコツ部員たちを押し付けたこと」
みほ「挙句の果てに、全国制覇しないと廃校なんていって責任まで押し付けて」
杏「ちょちょっちょっと待ってよ西住ちゃん!私別に責任なんて....」
みほ「戦車道の家元の娘で唯一の戦車道経験者で大洗女子の隊長ですよ?」
みほ「もし私たちが負けていたら、会長は私をスケープゴートにするつもりだったんじゃないんですか?」
杏「そんなことっ!!!」
杏「そんなことは....」
みほ「会長って賢いですから」
みほ「どちらに転んでもいいように、シナリオを用意してたと思うんですけど」
みほ「違いますか?」ギロ
杏「....」
杏「....ごめん」
杏「私も必死でさ....そんなつもりは全くなかったんだ」
杏「でも、西住ちゃんの言う通りだよ」
杏「結果的に、西住ちゃんには大きな責任を負わせてしまった」
杏「それは本来一般生徒に負わせるべきものじゃない、当り前だよね」
杏「私たちは西住ちゃんのおかげで勝てたけど、もし負けてたらそうなってたかもしれない」
杏「キチンと謝っておくべきだった、遅くなっちゃったけど」
杏「申し訳ありませんでした」ペコリ
みほ「....」
みほ「わかっていただけたならいいんです」
杏「....」
みほ「それと、これを」スッ
杏「?」
杏「これは?」
みほ「退学届けです」
杏「!?」
杏「え、え?何これ?」
みほ「私の役目って大洗女子を全国優勝させて廃校を取り消させるためですよね」
みほ「だからもういいかなって」
杏「ダメだよ!!!西住ちゃんがいないとうちはっ!!!」
みほ「あの時はほかに行く当てがなかったので会長の脅しに従いましたけど」
みほ「全国優勝に大学選抜戦での勝利、この実績があればどこにでも行けますから」
みほ「実際ここよりもよっぽどいい条件のお誘いもいくつかあります」
杏「....」
杏「....」スーハー
杏「西住ちゃん、今年度中の廃校はなくなったけどその先はまだわからない」
杏「だから西住ちゃんには来年も大洗女子を率いてもらいたいんだ!!」
杏「お願いだよ!!大洗を見捨てないで欲しい!!!」ペコリ
みほ「....」
杏「他校の方が条件がいいって言うなら私が交渉してうちからもっといい条件を出させる!!!」ペコリ
杏「もしなにか要望があるんなら可能な限り対応する!!!」ペコリ
杏「だからお願い!!!」ペコリ
杏「私はもう母校が大変な目にあうのは嫌なんだ!!!!」ペコリ
みほ「ふぅ~ん....」
みほ「....」
みほ「わかりました、会長がそこまで言うなら私は」
みほ「来年も大洗に残って、必ず全国優勝をさせます」ニコ
杏「本当!!」
みほ「はい、なので一つだけ要望を聞いていただけますか?」
杏「おっけぇ~い!!!西住ちゃんのお願いならなんでも聞いちゃうよ!!!」
みほ「そうですか、それなら、この紙に角谷杏って書いてもらえますか?」ニッコリ
杏「うんうんいいよいいよ!!!紙ってこれ....」
杏「いやいや西住ちゃぁ~ん!これさっきの退学届けじゃん!」
みほ「はい」
みほ「早く書いてください」ニッコリ
杏「?」
杏「どういうこと」
みほ「私が大洗に残る条件は」
みほ「会長の退学です」ニッコリ
杏「....」
みほ「言いましたよね、私、許してないって」
杏「....」
杏「なぁ~んだそんなこと~」
杏「私の退学だけで西住ちゃんが残ってくれるなら安いもんだよ~」カキカキ
みほ「....」
杏「はいどうぞ」ニヒヒ
みほ「私に言われたなんて誰にも
杏「当り前じゃん?そんなことしたらまた大洗女子の評判下がっちゃうしさ~」
みほ「....」
みほ「そうですか」
杏「私は会長だからね」ニコ
みほ「....」
杏「....」
杏「それじゃあみんなには西住ちゃんからうまく言っておいて」ニコ
みほ「....」
杏「西住ちゃん」
みほ「....」
杏「お願いね」
みほ「....」
杏「....」
杏「....」クルリ
杏「そっれじゃあ~がんばってね~」テクテク
みほ「....」
テクテクテクテク
テクテクテクテク
杏「....」
杏「う~ん終わったぁ~!!!」ノビ
杏「なんだかやっと肩の荷が下りたな~」
杏「西住ちゃんには感謝しなきゃね~」
杏「....」
杏「でも高卒じゃマズいし早く転入先探さなきゃな~」
杏「グロリアーナに行けば卒業まで紅茶三昧かな~」
杏「サンダースでおケイと一緒に卒業でも悪くないね~」
杏「プラウダのちびっ子弄って遊ぶのも楽しそ~」
杏「アンツィオにいったらおいしいご飯食べ過ぎて太っちゃうかもな~」
杏「黒森峰は....」ガサッ
杏「....」チラ
杏「....」ジー
杏「....」
杏「これ、他の学園艦には売ってるのかなぁ....」
杏「干し芋の中でも別格の美味しさなんだけどなぁ....」ウルウル
杏「これさえあればどこでも...」ウルウル
杏「....」ウルウル
杏「ないよなぁ....」ポロポロ
杏「大洗の名産だし当り前かぁ~」アハハ
杏「あはは....」ポロポロ
杏「....ぅっ」ポロポロ
杏「....」ポロポロ
杏「でも私間違ってないよねっ....」ポロポロ
杏「ひぐっ....来年も結果を残せばしばらくは大丈夫なはずなんだっ....」ポロポロ
杏「だから西住ちゃんには絶対にっ....」ポロポロ
杏「絶対に残ってもらわなきゃいけないんだ....」ポロポロ
杏「私よりずっと大事なことなんだ....」ポロポロ
杏「だから....」ポロポロ
杏「....」グイッ
杏「私は会長、大洗女子のためなら別にこれくらいどうってことないね~」アハハ
杏「あ....」
杏「そっかぁ....私もう....」
杏「会長じゃないか....ポロポロ
杏「ごめんな河嶋ぁ....小山ぁ....」ポロポロ
杏「廃校を止めて一緒に卒業しようって約束したのにっ」ポロポロ
杏「ぅっ....ぅぇっ....」ポロポロ
杏「ぁ....ぁぁ....」ポロポロ
杏「よかった....これで大洗は安心だ....」ポロポロ
杏「きっと正しいんだっ....」ポロポロ
??「それは違うよ!!!」ビシッ
杏「へ....」クルリ
みほ「それは違うよ!!!」ビシッ
みほ「大洗の廃校阻止のために一番頑張ったのは」
みほ「会長です!!!」ビシッ
みほ「そんな人の退学が正しいわけありません!!!」ビシッ
杏「は....」
みほ「会長!!!!」
みほ「全部嘘です!!!!」
みほ「私、会長を恨んでません!!!!むしろ戦車道の世界に戻してくれたこと」
みほ「感謝しています!!!!」ビシッ
杏「ほぇ....」
杏「に....」ウルウル
杏「西住ちゃぁ~ん!!!!!」ガバッ
みほ「会長はいつも私をビックリさせますから」
みほ「ちょっとだけ仕返ししてみました♪」
杏「ほんどやべでよぉ~~~~」グシャグシャ
みほ「会長の泣き顔、可愛いですね」ペロッ
杏「うぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇん」ポロポロ
みほ「あらもったいない」ペロペロ
みほ「あぁ^~ミネラル補給出来たんじゃぁ^~」
みほ「熱中症になりかけてたところをたまたま!たまたま会長が体内から水分を放出していたんです!」
みほ「本当にあと1分遅かったら大変なところでした....」
みほ「会長の体内から放出された水分を補給することができてよかったぁ~」
みほ「....」
みほ「美少女の涙の舐め過ぎで高血圧になって死にたい」
みほ「....」
みほ「....>>320の涙が欲しい」
320 : 以下、名... - 2016/10/05 21:01:39.57 BNFB1XbQo 171/492カルパッチョ
322 : 以下、名... - 2016/10/05 21:03:04.74 tndRw72b0 172/492たかちゃん寝取るん?
みほ「カルパッチョさんですか....」
みほ「あんまりかかわりがないので方法があまり思いつきません....」
みほ「すでに言われているようにたかちゃんを寝取るくらいしかないような....」
みほ「でも私レズじゃないし....」
みほ「どうしよう....」
みほ「うーん....」
みほ「ちょっと考えてきますね、1週間ほど!」
みほ「....」
みほ「嘘です嘘!」
みほ「数日中にはアンツィオについているころだと思います!」
みほ「たびたびすみませんが、しばらくお待ちください」ペコリ
みほ「以上、現場の西住みほでした!」
みほ「突然ですがみなさん、質問です」
みほ「美少女を泣かせるためにもっとも簡単な方法って何だと思いますか?」
みほ「ふむふむ....」
みほ「その通り」
みほ「正解は『ぶん殴る』です」
みほ「しかし私は今のところ、暴力に訴えるという手段は使っていないんですよ」
みほ「なぜだかわかりますか?」
みほ「それは、簡単すぎるからです」
みほ「顔を殴る」
みほ「腹を蹴る」
みほ「そんなことをすればか弱い女子高生なんてすぐに泣いてしまうのかもしれません」
みほ「でも、泣いて当然の方法で泣かせてもつまらないんですよ」
みほ「これは私だけではなく、これを見ている皆さんも同じだと思います」
みほ「だから今のところ全て、」
みほ「心を痛めつけるという方法を取っているんです」
みほ「上の方に『もっと鬼畜で絶望的なのが好き』というコメントがありました」
みほ「このコメント、とても考えさせられたんです」
みほ「なぜなら」
みほ「私、リョナも大好きだから!」
みほ「私だってもっと鬼畜で絶望的なやつやりたいんです!」
みほ「でも私がやりたい事やっちゃうとおそらく」
みほ「SS速報から一発退場になってしまうんです!」
みほ「だからすみません!」
みほ「今後も『もっと鬼畜で絶望的なやつ』の展開にはならないと思います!」
みほ「そりゃあ私だって会長を....」
みほ「....」
みほ「というわけで今日は予定はありませんでしたが急遽更新です」
みほ「パンツァー・フォー!」
~アンツィオ学園艦~
カルパッチョ「はぁ~たかちゃんに会いたい」
カルパッチョ「初っ端からたかちゃんに会いたい」
ピコン
カルパッチョ「たかちゃん!?」ギロ
<西住みほ>
カルパッチョ「たかちゃんじゃない....」
カルパッチョ「っじゃなくて大洗の西住隊長!?」
カルパッチョ「たかちゃんのことで何かあったのかも....」
カルパッチョ「えーっと....」
みほ『突然すみません!あの、カルパッチョさんに相談があるんです!』
カルパッチョ「相談....?」
カルパッチョ「私に?今までそんなに喋ったこともないのになにかしら....」
カルパッチョ『どうしたんですか?』
カルパッチョ「っと....これでいいかな....」
ピコン
カルパッチョ「はやっ!?」
みほ『カルパッチョさんは私の知っている人の中で一番大人っぽいと思うんです』
カルパッチョ「?」
みほ『今回の相談というのは....』
みほ『恋愛のことについてなんです....』
カルパッチョ「!?!??!??!?!?」ブーッ
カルパッチョ「恋愛!?西住さんが!?」
カルパッチョ「しかもそれを私に!?」
カルパッチョ「どうしよう....」
カルパッチョ「私、男の人とお付き合いしたことなんか....」
カルパッチョ「そもそも私の好きな人....」
ピコン
カルパッチョ「悩んでるうちにまた来ちゃった!?」
みほ『実は私....』
みほ『女の子のことを好きになってしまったみたいで....』
カルパッチョ「!?!?!?!??!?!?」ブーッ
カルパッチョ「えぇっ!?」
カルパッチョ「こんな偶然あるのかしら!?」
カルパッチョ「....」
カルパッチョ「....でも」
カルパッチョ「西住さんもたくさん悩んだはずです....私みたいに....」
カルパッチョ「そして覚悟を決めて、その気持ちを打ち明けてくれた....」
カルパッチョ「だったら私も、それに応えなければいけません!」
カルパッチョ『実は私も、女の子に片想いをしています』
カルパッチョ『そんな私でよければ、いくらでも相談に乗ります』
カルパッチョ「....」ドキドキ
カルパッチョ「このことを人に言う日が来るなんて....」
ピコン
~大洗~
みほ「『そうなんですか!?それなら私も心強いです』っと」ポチ
みほ「....」
みほ「カルパッチョさんの想いはとっくの昔に知ってますけど」
みほ「というかあれだけイチャチャしてたら誰でもわかるような....」
みほ「でも予想通り乗ってきてくれました」
みほ「ここからはもうノンストップで行きます!」
みほ「覚悟していてくださいカルパッチョさん!」
みほ「気が立っている私は強いです!」
カルパッチョ『それで、相談というのは?』
みほ『私が好きになってしまった人というのは、同じ学年の人なんです』
カルパッチョ『そうなんですか』
みほ『はい、しかも同じ戦車道を受講している人なんです』
カルパッチョ『えっ!?』
みほ『やっぱり、驚きますよね....』
カルパッチョ『少しだけ....』
みほ『その人は』
みほ『カルパッチョさんと親しい人なんです』
カルパッチョ「うぇぇっ!?」
カルパッチョ「え?どういうこと?」
カルパッチョ『どどどどういうことですか』
みほ『私が好きになった人、それは』
みほ『カエサルさんなんです』
カルパッチョ「」
カルパッチョ「嘘でしょ....」
カルパッチョ「同性の、しかも同じ人を好きになるなんてどんな確率なんですか....」
カルパッチョ「どうしようどうしよう....」
カルパッチョ「あっ、そうだ、とりあえず....」
カルパッチョ『西住さんはたかちゃんのどんなところを好きになったんですか?』
カルパッチョ「これで様子を見ましょう」
みほ『先日、戦車道に役立つ資料を借りにカエサルさんたちの住んでいる家へ伺ったんです』
みほ『そこで資料を借りたんですが、それがラテン語で書かれていて私には読めなかったんです』
みほ『そしたら、近くにいたカエサルさんがスラスラとそれを読んで私に教えてくださって....』
みほ『それで....』
カルパッチョ「」
カルパッチョ「うらやましい!!!!」
カルパッチョ「私もたかちゃんと一緒にラテン語のご本読みたい!!!!」
みほ『改めて考えると、カエサルさんって背が高くて、顔も可愛らしくて』
みほ『それなのに真っ赤なマフラーを巻いてカッコいいしゃべり方をしていて』
みほ『とっても魅力的に見えてきてしまって....』
みほ『気が付いたらいつも目で追ってしまっているんです....』
カルパッチョ「....」
カルパッチョ『違っていたら申し訳ないんですが、もしかして私に相談した理由って....』
みほ『はい、さっきのは口実で』
みほ『本当はカルパッチョさんが一番カエサルさんのことを知っていると思ったからです....』
みほ『私はカルパッチョさんを利用しようとしていました、すみません』
カルパッチョ「西住さん....」
カルパッチョ「どうしましょう....」
カルパッチョ「私もたかちゃんのことが好き....」
カルパッチョ「絶対に、西住さんよりも好き」
カルパッチョ「西住さんよりもずっと昔から....」
カルパッチョ「....」
カルパッチョ「....でも」
カルパッチョ「西住さんも真剣なはずです....」
カルパッチョ「女の子に恋してしまうことの辛さはよく分かります....」
カルパッチョ「そのためにわざわざ私を頼ってくれた....」
カルパッチョ「....」
カルパッチョ「....」
カルパッチョ「....よし」
カルパッチョ『西住さん、女の子に恋をすることがどういうことかわかっていますか?』
みほ『はい』
カルパッチョ『その気持ちを、永遠に心にとどめておくことはできませんか?』
みほ『できません』
カルパッチョ「....」
カルパッチョ「....はぁ」
カルパッチョ『何もかも、壊れてしまうかもしれません』
カルパッチョ『その覚悟は、ありますか?』
みほ『はい』
カルパッチョ「....うん」ニコ
カルパッチョ『西住さんのその想い、よく分かりました』
カルパッチョ『私も、精一杯協力させていただきます』
みほ『ありがとうございます!!!』
カルパッチョ『どういたしまして』
カルパッチョ『夜も遅いですし、詳しい話は明日でもいいですか?』
みほ『はい!』
カルパッチョ『明日は一日空いてます、たくさんお話を聞かせてください』
みほ『ありがとうございます、それではおやすみなさい!』
カルパッチョ「....」ポチ
カルパッチョ「うん」
カルパッチョ「私も頑張らなきゃいけません」
カルパッチョ「それからというもの、私と西住さんの恋愛相談は毎日遅くまで続きました」
カルパッチョ「西住さんと話していると、彼女がどれだけたかちゃんのことを想っているか」
カルパッチョ「わかってしまいました」
カルパッチョ「きっと彼女から想いを伝えられても」
カルパッチョ「たかちゃんは、大洗のみなさんは大丈夫だろうということも」
カルパッチョ「だから私は、西住さんの背中を」
カルパッチョ「ほんの少しだけ、押してあげました」
カルパッチョ「....」
カルパッチョ「きっと....」
カルパッチョ「これでよかったんだと思います」
カルパッチョ「そうだよね」
カルパッチョ「....」
カルパッチョ「たかちゃん」ニコ
カルパッチョ「西住さんの告白はもうそろそろでしょうか....」
カルパッチョ「....」
カルパッチョ「....止めるなら」
カルパッチョ「....」
カルパッチョ「....ふふ」
カルパッチョ「なーんて」
カルパッチョ「....」
カルパッチョ「頑張ってください、西住さん」ギュッ
ピコン
カルパッチョ「!」
カルパッチョ「....西住さんから」
カルパッチョ「....」
カルパッチョ「....怖い」
カルパッチョ「割り切ったつもりでいたけどやっぱり私まだ....」
カルパッチョ「はぁ....」
カルパッチョ「応援するって決めたはずなんですけど....」
カルパッチョ「ダメですね私」
カルパッチョ「....」
カルパッチョ「早く見ましょう」
みほ『さっき想いを伝えてきました』
カルパッチョ「....」ドキドキ
みほ『カエサルさんは』
カルパッチョ「....」ドキドキ
みほ『ほかに好きな人がいらっしゃるみたいで』
みほ『私の想いには答えられないということでした』
カルパッチョ「え....?」
カルパッチョ「たかちゃんにほかに好きな人が....?」
みほ『ずっと相談に乗っていただいてありがとうございました』
みほ『カルパッチョさんのおかげで自分の気持ちに区切りがつけられました』
カルパッチョ「ちょっと待って、それよりもたかちゃんの好きな人っていうのは....」
みほ『それと』
みほ『どうやらカエサルさんがカルパッチョさんに伝えたいことがあるらしいんです』
みほ『今、うちの学園艦がそう遠くないところにいるんですが』
みほ『そちらに行っても大丈夫ですか?』
カルパッチョ「私に?」
カルパッチョ「どういうことかしら....」
カルパッチョ「私は別に....」
カルパッチョ『かまいませんよ』
カルパッチョ『でも、たかちゃんは何の用があるんですか?』
みほ『それは着いてからのお楽しみです♪』
カルパッチョ「?」
カルパッチョ「....」
カルパッチョ「今からたかちゃんが会いに来る....?」
カルパッチョ「....」
カルパッチョ「それはいつものことですが....」
カルパッチョ「私に伝えたいこと....」
カルパッチョ「みほさんの告白の直後....」
カルパッチョ「....」
カルパッチョ「このタイミングってまさか....」
カルパッチョ「....」
カルパッチョ「い、いやっ、そんなことあるわけ....」
カルパッチョ「....///」
カルパッチョ「でもタイミング的にはピッタリ....」
カルパッチョ「////」
カルパッチョ「も~たかちゃん早く来て!!」
~数時間後~
ピンポーン
カルパッチョ「!!」ビクッ
カルパッチョ「....」
カルパッチョ「はーい」
ガチャ
みほ「こんにちはぁ」ニコ
カルパッチョ「西住さん?」
カルパッチョ「(大きな荷物....それになんだか赤いしみが....)」
みほ「上がってもいいですか?」
カルパッチョ「あ、はい、どうぞ」
みほ「おじゃましま~す」
カルパッチョ「....」
カルパッチョ「あの....」
みほ「はい?」
カルパッチョ「たかちゃんが来るって聞いていたんですけど....」
みほ「あぁ、カエサルさんならいますよ」
カルパッチョ「?」
カルパッチョ「あ、あぁ~!たかちゃんは後から来るんですか?」
みほ「いえ、もう来ていますよ」
カルパッチョ「?」
カルパッチョ「すみません、よく意味が....」
みほ「ほら、カエサルさん、着きましたよ」
みほ「さっき言ってたこと、早くカルパッチョさんに伝えないと!」
ゴロン
カルパッチョ「....?」
カルパッチョ「あの、それは?」
みほ「?」
みほ「何言ってるんですか?これは」クルリ
みほ「カエサルさんですよ」ニッコリ
カエサル「....」
カルパッチョ「あ」
カエサル「....」ドロ
カルパッチョ「きゃあああああああああ!!!!!!!」
みほ「どうしたんですか。そんなに大きな声出して」
みほ「感動の再会じゃないですか」ニッコリ
カルパッチョ「たかちゃんのっ!顔がっ!!!!」
みほ「はい、愛しのたかちゃんです♪」
みほ「カエサルさんがどうしても伝えたいことがあるらしいので連れてきました」ニッコリ
カルパッチョ「ひっ....」
カルパッチョ「うっ....おぇぇ....」ビチャア
みほ「あ、ダメじゃないですかカルパッチョさん....」
みほ「せっかく今から感動の告白なんですから....」
カルパッチョ「おっぇえ....うぇ....」ビチャビチャ
カルパッチョ「ぅぇ....たかちゃん....ぅぇ....」ポロポロ
みほ「もう....まだ涙を流すのは早いんですが....」
みほ「ほらカエサルさん、早く想いを伝えましょう!」
カエサル「....」
みほ「....」
みほ「あ、そうか」
みほ「『わ・た・し・は・ひ・な・ち・ゃ・ん・の・こ・と・が・す・き・で・す』」
カエサル「....」パクパク
カルパッチョ「ぅぇぇ....おえっ....」ポロポロ
みほ「『わ・た・し・と・つ・き・あ・っ・て・く・だ・さ・い』」
カエサル「....」パクパク
カルパッチョ「おえぇ....」ビチャビチャ
みほ「もう....」
みほ「せっかく感動の告白シーンなんですから、流すのは涙だけにしてください」ニッコリ
カルパッチョ「うっっ....たかちゃん....」ポロポロ
カルパッチョ「ぅぇっ....おえっ....おえっ....」ビチャビチャ
みほ「それで、どうします?」
みほ「カルパッチョさんはカエサルさんのこの想いに応えるんですか?」ニッコリ
カルパッチョ「たかちゃん....たかちゃん....」ポロポロ
カルパッチョ「おぇぇっ....」ビチャビチャ
みほ「....」
みほ「聞こえてないんですか?」
カルパッチョ「たかちゃん....」ポロポロ
みほ「仕方ないですね....」
みほ「私もフラれてしまいましたから....」
みほ「お二人が結ばれるお手伝いをしますね」ニッコリ
みほ「ほら、これ」スッ
みほ「と~っても切れ味がいいんです」ニッコリ
カルパッチョ「たかちゃん....」ポロポロ
みほ「一回使ったくらいじゃまったく切れ味、落ちないんですよ、すごいですよね!」
カルパッチョ「ぅぇ....た...ちゃん....」ポロポロ
みほ「安心してください、すぐに終わりますよ」ニッコリ
カルパッチョ「ぅぅ....ぇ....」ポロポロ
みほ「それでは、たかちゃんと末永くお幸せに」
カルパッチョ「....たかちゃ
ブスリ
みほ「....」
みほ「なぁ~んちゃって!!!!ドッキリ大成こ....」
カルパッチョ「」
みほ「あれ?気絶しちゃってる!?」
みほ「もしかして、本当に殺されたと思って自分から意識を切っちゃったの!?」
みほ「どうしよう....これじゃネタバラシできないよ....」
みほ「....」
みほ「....よし」
みほ「片づけだけして帰ろう!」
みほ「カルパッチョさんはこのまま寝かせておけばいいよね!」
みほ「起きたときに何もなかったらきっと夢だったと勘違いするはず!」
みほ「うん!完璧!」
みほ「しかしこの生首....」
カエサル「....」ドロ
みほ「よくできてるなあ....」
みほ「紗希ちゃんってなんでもできるんだなぁ....」
みほ「まるで本物みたい....」
みほ「これは誰でも騙されるよ....」
カエサル「....」ドロ
みほ「髪の毛もとても人工物とは思えないし....」
カエサル「....」ドロ
みほ「時間が経って固まった血もすっごくリアル....」
カエサル「....」ドロ
みほ「....」ジー
カエサル「....」ドロ
みほ「あっ、こんなことしてる場合じゃない!早く帰らなきゃ!」
カエサル「....」ドロ
カエサル「....」ドロ
みほ「いやー今回もとってもマイルドでしたね!」
みほ「うんうんマイルドマイルド!」
みほ「....」
みほ「えっ?PTSD?」
みほ「う~ん大丈夫だと思いますが....」
みほ「もしかしたらお肉は食べられなくなったかもしれません!」
みほ「でも、カルパッチョさんは強い方なのできっと大丈夫ですよ!」
みほ「うんうんきっとそうですね!」
みほ「....」
みほ「きっと次回からはまた普通の泣かせ芸に戻ると思います!」
みほ「今回は私の別SSがボロクソ言われてイライラしていたのでこんな感じに....」
みほ「っと雑談はこのあたりで....」
みほ「さあ!カルパッチョさんもPTSDになったことですし次のターゲットを決めましょう!」
みほ「次は....」
みほ「>>360」
360 : 以下、名... - 2016/10/08 13:41:52.70 Y1oti8loo 193/492華
362 : 以下、名... - 2016/10/08 14:31:12.08 xy5bh1wMo 194/492本当に作り物なんですかね…
363 : 以下、名... - 2016/10/08 14:42:58.44 1itNpJ7Vo 195/492安価取ればどうだったか判明すると思われ
「もう居ないので安価下」とかになったら本物
みほ「お久しぶりです!」
みほ「またもや1週間近く空いてしまいました!」
みほ「謝罪します!」ペコリ
みほ「実際、華さんを号泣させるためのシナリオは先週安価を取った時点で完成していたいんですが」
みほ「いろいろと忙しくて....」
みほ「お待たせしてしまいました」
みほ「私もこの計画を早く実行に移したくて移したくて毎日震えが止まりませんでした....」
みほ「前回はほんの少しだけショッキングなものになってしまいましたが」
みほ「今回はほんわか系です!」
みほ「ほんわか泣かします!」
みほ「あと、前回の時に少し口を滑らせてしまったのですが」
みほ「基本的に感想、指摘、批判など大歓迎です!」
みほ「いつかのように名前間違いなんてこともよくありますし」
みほ「内容も皆さんの意見を参考にしているところもあります」
みほ「このスレ内では何を言っても構わないので安心してください!」
みほ「話が逸れましたが....」
みほ「それでは、本編突入です!!」
~昼休み~
華「....」ジー
沙織「私は今日はお弁当~」
麻子「....」ポチッ
沙織「麻子、そんなに食べられるの?」
麻子「食べきれなかったら五十鈴さんにあげればいい」
優花里「残飯処理要員は失礼ですよ~」アハハ
みほ「言ってないよねそんなこと!?」
華「はぁっ!!!」ポチポチポチ
優花里「相変わらず食券を買う速さは大洗一ですよ....」
沙織「5種類の食券を目にもとまらぬ速さで....」
麻子「16連打できそうだ」
みほ「....」
優花里「私はこれで~」ポチ
みほ「....」ポチ
華「はふっはふっ!!」
沙織「がっつき方はグルメ漫画レベルだね....」
華「(もぐもぐ)」
華「....」ゴクン
華「おいしいです」ニッコリ
麻子「食べた後のあの気持ち悪い大げさなリアクションはしないんだな」
優花里「最近やたら流行ってるんですからそんなこと言わないでください!!」
華「?」
みほ「ほら華さん、あーん」
華「いただいても?」
みほ「うん!だって....」
みほ「華さんのおいしそうに食べる姿....」
みほ「私も見ていて気持ちいいから!」
華「それは、うれしいです!」
華「(パク)」
華「(もぐもぐ)」
華「....」ゴクリ
華「おいしいです」ニッコリ
みほ「....」ニタァ
華「ふぅ....」
沙織「腹何分くらい?」
華「そうですね....」
華「3分?」
麻子「あまりにも予想された答えだ....」
優花里「事実なんですから仕方ありませんよ....」
みほ「ねぇみんな!」
沙織「どうしたの?」
みほ「今日練習が終わったら久しぶりにみんなでご飯会しない?」
華「賛成です!」
優花里「なんという反応速度!」
沙織「私もかまわないけど....どうしたの突然?」
みほ「理由なんてないよ....」
みほ「またみんなで一緒にごはんを作って食べたいと思って////」
優花里「西住殿....////」
沙織「よ~しじゃあ決定!」
みほ「よかったぁ~....」
みほ「....よかった」ニヤリ
華「とっても楽しみです!」
~みほ宅~
みほ「どうぞあがって」ニコ
三人「おじゃましまーす」
優花里「(うぅ....ここに入るのはまだ怖いです....)」
沙織「ここでご飯会するのずいぶん久しぶりな気がするけど....」
華「なんだかつい最近みなさんと料理をしたような....」
みほ「(リーリングシュタイナーかな?)」
麻子「それで今日は何を作るんだ?」
沙織「なにがいいのみぽりん?」
みほ「なんでもいいよ!」
みほ「(何の料理でも計画は遂行できるし)」
沙織「じゃあハンバーグでいっか~」
優花里「安価で決めないんですね」
みほ「(こいつもか)」
みほ「じゃあ久しぶりのご飯会を祝って....」
みほ「かんぱ~い!!!」
四人「かんぱ~い!!!!」カチ
華「....」ゴクゴク
みほ「....」ジー
華「?」
華「みほさん、どうかしましたか?」
みほ「なんでもないよ?それよりジュースどう?」
華「おいしいですよ?」
みほ「それならよかった~」
華「?」
沙織「も~ジュースはいいから早く食べよ!」
優花里「そうですよ!武部殿の料理、結構久しぶりなんですよね~」
沙織「作ったのは私だけじゃないから~」
麻子「ほぼおまえだろ」
沙織「えへへ///」
みほ「いただきま~す」パク
みほ「ん~おいしい~」
優花里「安定のクオリティです!」モグモグ
麻子「....」コクコク
沙織「やだも~」エヘヘ
華「いただきますっ!」パクパクパク
華「....」モグモグ
華「....?」
華「....」パク
華「....」モグモグ
沙織「どう?華!」
華「は、はい、いつも通りとってもおいしいです」ニコ
沙織「よかったぁ~」
みほ「....」ジー
華「....」モグモグ
華「....」
麻子「....」
麻子「どうかしたのか五十鈴さん」
華「えっ!?いえなにも....」
沙織「あぁっ!もしかして華....」
華「!?」ドキッ
沙織「ハンバーグ2個じゃ足りないって思ってるんじゃない?」
華「!?!?!?!?」
華「いえ、そんなことは!」
沙織「しょうがないなぁ~華は!」
沙織「ちゃんともう1個あるから大丈夫だよ♪」
沙織「はいこれ♪」ヒョイ
華「あ....」
華「ありがとうございます....」ニコ
沙織「どういたしまして~」
華「....」
華「....」パク
華「....」モグモグ
華「....」
華「....」パク
華「....」モグ
華「....」
みほ「....」ニヤ
沙織「それじゃあまた明日ね、みぽりん!」
優花里「失礼します!」
麻子「....また明日」
みほ「また明日~」フリフリ
華「....」ペコリ
みほ「....」ニタァ
テクテクテクテク
テクテクテクテク
華「....」ピタ
華「....うぷ」
華「ぉぇっ....」ドボドボ
華「ぉぇっっ....ぅぇっっ....」ビシャビシャ
華「はぁ....はぁ....」
華「....」
華「なぜ、味がしないんでしょう....」
華「沙織さんの料理に限って味がないはずはありません....」
華「そもそもみなさんとてもおいしそうに食べていました....」
華「....」
華「味が薄いだけならわかりますが、先ほど食べたハンバーグもご飯も」
華「素材の味すらしませんでした....」
華「....」
華「私の体がおかしくなってしまったのでしょうか....」
華「....」
華「....」フルフル
華「....そんなわけ」
華「ありません!」ダッ
ウィン
店員「しゃっせー」
華「....」ジー
華「ピザまんと肉まんとカレーまんとフライドチキンとフランクフルトとポテトをください」
店員「あの、申し訳ありませんがもう一度
華「ピザまんと肉まんとカレーまんとフライドチキンとフランクフルトとポテトをください」
店員「....少々お待ちください」
華「....」
華「....」
華「....」
店員「お待たせいたしました」
華「....」スッ
店員「こちら、おつりになります」
華「....」ペコリ
ウィン
店員「したー」
華「....」テクテク
~公園~
華「....」ポス
華「....」ガサゴソ
華「....」ドキドキ
華「....」ドキドキ
華「....」パクッ
華「....」モグ
華「....」モグ
華「....」
華「ぉぇぇっ....」ベチャ
華「....」
華「味がしないだけでこんなに食べるのが苦痛だなんて....」
華「全く味がしない食事はあまりにも....」
華「微妙な温かさが、食感が、すべてが気持ち悪いです....」
華「....」
華「私は一生このままなのでしょうか....」
華「おいしい食事はもう....」グス
華「....」ポロ
華「そんなの耐えられません....」ポロポロ
華「なぜこんなことに....」ポロポロ
華「たった数時間前までっ....なんともっ....」ポロポロ
華「ぅぅっ....」ポロポロ
華「ぅ....」ポロポロ
華「....」ポロポロ
華「どうしてっ!!!!」ポロポロ
華「私が何か悪いことをしましたかっ!!!!」ポロポロ
華「うぅっ....」ポロポロ
華「こんな....」ポロポロ
華「食べものなんて....」ポロポロ
華「もういりませんっ!!!!」ポイッ
パシッ
??「食べ物を粗末にしたらダメだよ」
華「私にはもういらないんですっ!!!!」ポロポロ
??「大丈夫だよ」
みほ「きっと一晩寝たら治ってるはずだから」ニコ
華「なぜそんなことが」クルリ
みほ「私ね」ニコ
みほ「華さんのおいしそうに食べる姿、また見たいよ」ニコ
華「みほさん....」ポロポロ
華「みほさんっ!」ギュッ
みほ「も~華さんったら....」
みほ「(まぁ味覚を一時的に麻痺させる薬の効果は明日の朝には切れるし)」
みほ「ほら、明日の朝ごはんは何が出るのか考えよ?」
華「ふふ、そうですね....」ギュー
みほ「翌日、そこにはいつもの三倍ほどの量を食べる華さんの姿がありました」
みほ「そして華さんの希望で二日連続のご飯会が開催され」
みほ「昨日の五倍ほどの量を食べる華さんでした」
みほ「つられていつもよりたくさん食べてしまった沙織さんは」
みほ「既定の体重をオーバーしてしまったと嘆いていたので」
みほ「飲み物にこっそり薬を盛っておきました」
みほ「おそらく一か月は味を感じなくなるはずです」ニッコリ
みほ「ターゲットが華さんと決まった時点でだいたい予想はついていたと思いますが」
みほ「華さんを泣かせるのはこれしか思いつきませんでした」
みほ「というかこれ以外はあんまり泣く姿が思い浮かびません....」
みほ「そのため宣言通りほのぼの系になりました....」
みほ「泣きはスリル、ショック、サスペンスを望んでいた方、申し訳ありません!」ペコリ
みほ「キャラの選択によってはそういうルートもありますのでどうかご容赦ください!」
みほ「それでは、就寝前に次のターゲットを決めておきましょう!」
みほ「次のターゲットは....」
みほ「>>402です!」
402 : 以下、名... - 2016/10/17 01:59:30.46 aW4fbM/Do 209/492ミカ
みほ「ミカさんです!」
みほ「ミカさん....」
みほ「ミカさんって掴みどころがないんですよね....」
みほ「なんだか私とは違う世界を生きているような気がします....」
みほ「だから並みの仕掛けではきっと涙を流さないはず....」
みほ「私一人の力では打ち勝つことができないかもしれない....」
みほ「それなら....」
みほ「今まで泣かせた人に頼れば今後の作戦遂行に支障はないはずです....」
みほ「ミカさんと少なからず因縁があり....」
みほ「私が泣かせた人物....」
みほ「この人しかいません!」
<カチューシャ> チンマリ
カチューシャ「ちっちゃくないわよ!」
みほ「WWW.WORKING!、絶賛放送中です!」
カチューシャ「他作品の紹介してるんじゃないわよ!」
みほ「意外とすんなり来てくれましたね?」
カチューシャ「そりゃあミホーシャには弱みを握られてるし....」
カチューシャ「なによりあのいけ好かない女の泣き顔、見てみたいもの....!」ニタァ
みほ「同感です....!」ニタァ
カチューシャ「にしても....」
カチューシャ「私がミホーシャに....その....」
みほ「脱糞させられた?」
カチューシャ「してないわよ!!!」
カチューシャ「泣かされた日!」
カチューシャ「あれからかなり経ったはずよね?」
みほ「今上を見て来たらカチューシャさん回が9月の22日でした」
カチューシャ「上?」
みほ「ですからほぼ1か月ですね」
カチューシャ「そんなに前なのになんで今更私なの?」
カチューシャ「私三年生なのよ....」
みほ「小学?」
カチューシャ「ちっちゃくないわよ!」
みほ「カチューシャさんを協力者に選んだ理由はさっき言ったじゃないですか~」
みほ「ミカさんとの因縁です!」
カチューシャ「うちから鹵獲したKV1のこと?確かにあの件はまだ許してないけど....」
みほ「あと、今回の計画ではカチューシャさんのプライドの高さも必要になります!」
みほ「カチューシャさんは人として
カチューシャ「ちっちゃくないわよ!」
みほ「といった感じですね、シナリオは頭に叩き込んでおいてください」
カチューシャ「バカにしてるの?私は
みほ「さぁ、継続高校へ向かいましょう!」
カチューシャ「とことんバカにしてるわね....」ムキ
みほ「私がボタンを押せば世界中が火の海に包まれカチューシャさんの号泣動画が流出しますよ?」ニコ
カチューシャ「えぇ....」
みほ「(それと理由はもう一つ)」
みほ「(割といい感じでカチューシャさん回は終わってるのでタダ働きさせてやりたいです!)」
みほ「(ちなみにカチューシャさん回は>>147からとなっています)」
みほ「(未読の方は是非カチューシャさんの雄姿をご覧ください!)」
みほ「ってそんなことより早く行かなきゃ!」
みほ「キャラが一人増えるだけでこの始末です....」
みほ「すみません、ようやく本編スタートです!」
~継続高校~
カチューシャ「なによこのボロっちぃ校舎!?これが本当に高校なの!?」
みほ「まぁまぁカチューシャさん、この貧乏っぷりがシナリオの軸になるんですから」ニコ
カチューシャ「....それもそうね」
みほ「ミカさんは事前に呼んでいるのでそろそろ来られると思いますよ」
カチューシャ「そう....」
~2時間後~
カチューシャ「....」イライラ
カチューシャ「....」イライラ
みほ「....」
カチューシャ「....」イライラ
カチューシャ「....遅い!!」イライラ
カチューシャ「変なやつだとは思ってたけど時間も守れないの!?」イライラ
みほ「今日は私が来るということしか伝えていませんから....」
カチューシャ「にしても遅すぎるわよ!!!!」イライラ
カチューシャ「もう2時間近く経つのよ!?信じられない!!!!」イライラ
みほ「まあまあカチューシャさん....」
みほ「あっ」
ミカ「いやー危ないところだったね」ポロロン
カチューシャ「何が危ないところよ!!!!」ムキー
ミカ「あれ?今日は君もいるのかい?」
カチューシャ「あんたねぇ、遅刻しといてその余裕は何よ!!!」プツリ
ミカ「え?遅刻?いや私は西住さんに言われた時間に来たつもり
カチューシャ「言い訳なんかどうでもいいのよ!!!!」
みほ「カチューシャさん、どうどう」ポンポン
カチューシャ「....大丈夫よ」
カチューシャ「....」スウ
カチューシャ「....」ハァ
カチューシャ「....私を怒らせたってことは覚悟はできてるんでしょうね」
ミカ「?」
ミカ「それで西住さん、わざわざこんなところまで来たというのはどういう目的で?」
みほ「はい、実は今日は私ではなくカチューシャさんから話があるということなんです」
ミカ「君から?」
カチューシャ「そうよ」
ミカ「へぇ~、珍しいこともあるんだね」ポロロン
カチューシャ「....」
カチューシャ「うちの学校は、あんたたちが使ってるKV1について」
カチューシャ「ずっと異議申し立てをしていたの」
ミカ「異議申し立てだなんて、そんなにあれがうらやましいのかい」ポロロン
カチューシャ「あんたたちが勝手にうちのを盗んだから言ってるのよ!!!」
ミカ「盗んだだなんて、心外だよ」ポロロン
カチューシャ「....」イラァ
カチューシャ「それで昨日....」
カチューシャ「それが受理されたのよ」ニッコリ
ミカ「!!!」
カチューシャ「正式に、あんたたちが盗んだってことが認められたの」ニッコリ
ミカ「な....」
カチューシャ「どうしてくれるのかしら?今までの態度」ニッコリ
ミカ「....」
ミカ「本当に申し訳ない」ペコリ
ミカ「KV1は速やかにそちらにお返しして
カチューシャ「何言ってるの?」
カチューシャ「盗みよ?窃盗よ?」
カチューシャ「盗みがばれたからはい返します」
カチューシャ「なんて」
カチューシャ「それで済むわけないじゃない!!!!!」バシィ
ミカ「....」ビク
カチューシャ「普通の万引きだったらまだしも戦車だとやっぱり....」
カチューシャ「警察に頼るしかないわね....」
ミカ「警察!?」
カチューシャ「どうしたの?あんたが怖がることはないのよ?」
カチューシャ「これは学校同士の問題なんだから」
カチューシャ「あんたが罰を受けることはないわ」ニッコリ
カチューシャ「でも、そうなるとやっぱり....」
カチューシャ「賠償金かしら....」
ミカ「賠償金って....」
カチューシャ「ミホーシャ、弁護士に頼んで見積もってもらった額、いくらだったかしら?」
みほ「ええっと確か....」
みほ「5億くらいだったと....」
ミカ「5億!?!?!?!??!!?」
ミカ「い、いやそんなわけはないだろう?」
ミカ「いくら戦車っていってもそれはさすがに....」
カチューシャ「単純に戦車自体の額のこともあるけど」
カチューシャ「私たちKV1があったらきっと全国優勝してたのよ?」
カチューシャ「全国優勝を逃した経済的損失、」
カチューシャ「本当は5億でも足りないくらいよ」ニッコリ
ミカ「そんなの言いがかりじゃないか!!!」
カチューシャ「だーかーらー」
カチューシャ「それは、裁判官に決めてもらいましょ♪」ニッコリ
ミカ「そんな....」
カチューシャ「まぁそういうことだから」
ミカ「....」アオザメ
カチューシャ「そんなに怯えることないじゃない?」
カチューシャ「さっきも言ったけどあんたが責任を取るわけじゃないんだし」
ミカ「....」
カチューシャ「のちのち学校側にも正式に通達が行くと思うけど」
カチューシャ「隊長のあんたには先に伝えておこうと思ってね♪」ニッコリ
カチューシャ「もしかしたら法廷で会うかもしれないわ」クスクス
カチューシャ「それじゃあ
ミカ「待ってくれ」
カチューシャ「?」
カチューシャ「どうかしたの?」ニタァ
ミカ「....」
ミカ「見ての通りうちの学校は貧乏なんだ」
ミカ「プラウダと裁判をやっても勝てそうにないし」
ミカ「多額の賠償金を払うことも出来ない」
カチューシャ「ふーん、それで?」
ミカ「....」
ミカ「KV1の鹵獲、それの実行犯は私なんだ」
ミカ「だからお願いだ、私が責任を取るから大事にはしないで欲しい!!!」ペコリ
カチューシャ「今更そんな出まかせ行ったところで何も変わらないわよ」
カチューシャ「それに」
カチューシャ「あんた一人でどうにかなるとでも思ってるの?」
ミカ「私はどうなってもいい....!あまりにも虫のよすぎる頼みだ....!」
ミカ「でもそれを承知でお願いしたい、私一人が悪いということにしてくれないか!!!」ドゲザ
カチューシャ「....」
カチューシャ「あんた....」
カチューシャ「意外と熱いやつなのね」クスクス
ミカ「知らなかったかい?」ニヤ
カチューシャ「普段のキャラよりそっちの方がいいわよ」クスクス
ミカ「それはどうも」ニヤ
カチューシャ「....」
カチューシャ「あんたの覚悟、受け取ったわ」
カチューシャ「私から学校側に頼んであげる」
ミカ「!!!」パァッ
ミカ「本当に!?」
カチューシャ「ええ」
カチューシャ「うちの学校お金には困ってないし」
カチューシャ「私から頼めばきっと聞いてくれるはずよ」ニコ
ミカ「....」
ミカ「よかったぁ....」ウルウル
カチューシャ「ちょっと!まだ泣かないでよ!!」
ミカ「あぁ、本当にありがとう....」
カチューシャ「それで、責任をどうやってとってもらうかなんだけど」
カチューシャ「私も同じ隊長として、学校のために自分の身を差し出すその姿勢」
カチューシャ「とっても感動したの!」
ミカ「そうか....」
カチューシャ「だからあんたには何もしないことにしたわ!」
ミカ「ありがとう....」
カチューシャ「だから....」
カチューシャ「それ」
ミカ「それって?」
カチューシャ「カンテレ」
カチューシャ「壊しなさい」
カチューシャ「滅茶苦茶に」ニッコリ
ミカ「え....?」
ミカ「じ、冗談だろう?」
カチューシャ「....」フルフル
ミカ「第一こんな楽器一つ壊すだけで責任なんて
カチューシャ「私がそうして欲しいの」ニッコリ
ミカ「で、でも....」
カチューシャ「あんたのさっきの言葉」
カチューシャ「嘘だったの?」
カチューシャ「それなら別にいいけど、その時は私のさっきの言葉もなしになるわね....」
ミカ「....」
カチューシャ「残念だわ....」
ミカ「....」
ミカ「....」
ミカ「....わ」
ミカ「わかった....」
カチューシャ「そうよね!」
カチューシャ「正しい選択だと思うわ!ミホーシャ!」
みほ「これをどうぞ」スッ
ミカ「これで....」
カチューシャ「ええ!それでギコギコやっちゃって!」
ミカ「....」ブルブル
ミカ「....」ブルブル
ミカ「....ごめんね」
ミカ「....」ギコ
ミカ「....」ギコ
ミカ「....ぅぅっ」ウルウル
ギコ
ミカ「ふぐっ....」ポロ
ギコ
ミカ「ごめんね....ぁぁ....」ポロポロ
ギコ
ミカ「うぁぁ....」ポロポロ
ギコ
ミカ「ママ....ぁ....」ポロポロ
ギコ
ミカ「うぅっ....」ピタ
ミカ「ごめん....」ポロポロ
カチューシャ「....」ポン
ミカ「すっ....すまない....これ以上は....」ポロポロ
カチューシャ「うん、わかったわ」ニッコリ
カチューシャ「それっ!」
グシャア
ミカ「あ....」ポロポロ
カチューシャ「えいっ!」
グシャア
ミカ「うっ....」ポロポロ
ミカ「わぁぁぁぁぁ!!!!!」ボロボロ
ミカ「ぁぁぁぁぁ.....」ポロポロ
カチューシャ「うん、満足!」ニッコリ
みほ「ミッションコンプリートですね!」ニッコリ
みほ「それじゃあ今度こそ私たち帰りますね」
ミカ「....」ポロポロ
ミカ「....私の学校は」ポロポロ
カチューシャ「もちろん大丈夫よ!」
カチューシャ「だって嘘だもの!」ペカー
ミカ「....」ポロポロ
カチューシャ「よかったわね!」ポロロン
ミカ「あれ....?」
カチューシャ「こんなに良い音色が出るのに壊すなんてもったいないわ!」ポロロン
ミカ「」
カチューシャ「はいどうぞ」
ミカ「」
カチューシャ「あら?」
みほ「聞こえてないみたいですよ?」
カチューシャ「もう....」
カチューシャ「ま、もう用も済んだし帰りましょ!」
みほ「私から誘ったのにずいぶんノリノリでしたね」ニコ
カチューシャ「1か月前の借りは返せたわ、別人にだけど」
みほ「それってただの八つ当たりじゃ....」
カチューシャ「いいじゃない別に!」
みほ「そうですね」アハハ
ミカ「」
みほ「それにしても....」
みほ「かなりのガバガバシナリオだったような....」
カチューシャ「しょ、しょうがないでしょ!?」
カチューシャ「ミホーシャが最初に言ってた、あいつの言動をバカにするじゃ....」
カチューシャ「明らかに緩すぎるでしょ!?」
カチューシャ「私が受けた精神的苦痛なんかよりよっぽど楽じゃない!?」
みほ「だからってカチューシャさん自らシナリオ考えなくても....」
カチューシャ「あいつは気取ったことばっかり言ってるけど」
カチューシャ「じつは中身空っぽのバカなのよ!」
カチューシャ「だからこれでも通じるってわかってたの!」
みほ「本当ですか....?」ジー
カチューシャ「ほっ、本当に決まってるでしょ!!!」
みほ「....」ジー
カチューシャ「なによっ!」
みほ「いやカチューシャさんってやっぱり....」
カチューシャ「ちっちゃくないわよ!」
みほ「天丼オチは3回までですよ?」
カチューシャ「うるさい!!!」
カチューシャ「そ、それはそうとミホーシャ!!」
みほ「なんですか?」
カチューシャ「あなたの言動調べてみたら以前こんなこと言ってたらしいじゃない!」ビシィ
みほ『多少ターゲット以外のキャラが出ることあっても本筋に思いっきり絡んでくることは今後もないと思います!』
みほ「あー、さっき紹介した>>147ですね」
カチューシャ「あたし思いっきり絡んでるじゃない!!!!」
みほ「というか今回は完全にカチューシャさん主人公でしたね」
カチューシャ「え?主人公!?そんなぁ....////」エヘヘ
カチューシャ「っじゃなくて!!!」
カチューシャ「いいの?大々的に宣言しちゃってるのにこんなことして?」
みほ「うーん....」
みほ「逆にレス数400近くまで私がほぼ一人でやってきたこと自体異常なんですよ....」
カチューシャ「レス数?」
みほ「どれだけ選択肢狭かったと思ってるんですか!!!!」
カチューシャ「なんで私が怒られてるのよ....」
みほ「ということで今後は普通にほかのキャラも計画に加わることがあるかもしれません」
みほ「一応まだターゲットになっていないキャラは省くつもりですがご了承ください」
カチューシャ「誰に言ってるの?」ポケー
みほ「ということで次のターゲットを発表します!」
みほ「次は....」
みほ「>>431」
431 : 以下、名... - 2016/10/19 20:01:02.31 EseQMYXPo 225/492ケイ
みほ「ケイさんです!」
カチューシャ「あー....」
みほ「どうかしましたか?」
カチューシャ「いや、なかなかの強敵じゃない?」
みほ「まぁそうかもしれませんね....」
カチューシャ「何やっても『オー!エクセレント!!アッハッハッハー!!!』」
カチューシャ「こんな感じになるんじゃない?」
みほ「うぅ....光景が目に浮かびます....」
カチューシャ「じゃあ頑張ってね」ヒラヒラ
みほ「はい、こちらこそわざわざ来ていただいてありがとうございました」ペコリ
カチューシャ「面白いものも見れたし許してあげる」ニコ
みほ「展開次第ではまた呼ぶかもしれませんから」ニッコリ
カチューシャ「勘弁してよ....」
みほ「それじゃあ私も今日はこのあたりで失礼します」ペコリ
カチューシャ「次はいつやるの?」
みほ「はっきり決めるとめんどくさいことになるかもしれないので明言しません!」
カチューシャ「....しっかりしてるわね」
みほ「ネタが....」
みほ「ネタが思いつきません....」
みほ「だってケイさんの泣く姿がそもそも思いつかないから....」
みほ「どうしよう....」
みほ「正直ここまでネタに詰まったのはこの計画始まって以来です....」
みほ「はぁ....」
みほ「....」
杏「それで?」
みほ「はい?」
杏「なんで私がここに呼ばれてるわけ?」
みほ「共犯です」
杏「お、おぉ~ストレートだねぇ....」
みほ「嫌だというなら会長の可愛い可愛い号泣シーンを
杏「いやいや別に嫌ってわけじゃないよ」
杏「むしろおケイの泣き顔なんて私も見たことないからね」ニヒヒ
みほ「でもその顔を拝むための計画がまだ....」
杏「だから私にねぇ....」
みほ「そういう方面で一番頭が回るのって会長ですから」ニコ
杏「褒められてるんだか....」
杏「まぁでも今回は難しそうだし」
杏「オーソドックスなのでいいんじゃない?」
みほ「そうですね....」
みほ「今まではできるだけターゲットの個性を生かした泣かせ方をしてきたんですけど」
みほ「正直ネタがもうないんですよね....」
杏「良いじゃんたまにはさ!」
みほ「そうですね、たまには他人の手垢がベッタベタについたネタにしましょう!」
杏「そうそう!」
みほ「それで、どんな計画にするんですか?」
杏「ずばり....」
みほ「ずばり....?」ゴクリ
杏「逆ドッキリだ!!!」ビシィ
みほ「逆ドッキリですか....確かにオーソドックスですね....」
みほ「でもそれで大丈夫なんですか?相手はあのケイさんですよ?」
杏「おケイは人情味のある仲間想いのいいやつだからね」
杏「そこをつけば可能性はあるよ」ニヤ
みほ「ふむふむ....それではくわしい計画を....」ニヤ
杏「うんうん、計画はね....」ニヤ
~サンダース学園艦~
ケイ「アリサの反省会も終わったし今日はもうすることないわねー」
ケイ「何か面白いことないかしら?」
プルルル
ケイ「Oh!アンジーからだわ!」ポチ
ケイ「Hey!アンジー!休みの日にどうしたの?」
杏『おケイ元気~?』
ケイ「もちろんよ!アンジーこそどうなの?」
杏『私が元気じゃない日なんてないよ』
ケイ「失礼!それで何?」
杏『おケイ今暇?』
ケイ「もう暇で暇で困っちゃうくらいよ!」
杏『それならちょうど面白いことがあるんだけど』
ケイ「面白いこと!?やるやる!!!Good Timing!! 」
杏『ノリノリだねえ~』
ケイ「早速だけど何をするの?」
杏『うん、とある人物にドッキリを仕掛けようと思ってさ』
ケイ「ドッキリ!?」
杏『おケイにはそれの仕掛け人になってほしいんだよね~』
ケイ「Wow!!!それはVery楽しそうね!!!」
杏『でしょでしょ~』
ケイ「肝心のターゲットって言うのは?」
杏『なんとね....』
杏『西住ちゃんだよ』
ケイ「Why!?みほは強敵よ!?」
杏『実はね、西住ちゃん、今日が誕生日なんだよね~』
ケイ「知らなかったわ!?」
杏『でもただ祝ってあげるってのもつまんないしさ~』
杏『だったらサプライズパーティーにしてあげようと思ってね~』
ケイ「とってもいいじゃない!!!」
杏『でもサプライズ担当の人が急遽来れなくなっちゃってさ~』
ケイ「そこで私の出番ってわけね!!!」
杏『ごめんね突然』
ケイ「No problem!!!!」
杏『じゃあ今から大洗に来てくれる?』
ケイ「OK!!!スーパーギャラクシーですぐ行くわ!!!」
杏『それはやめてね~』ピッ
杏「....」
みほ「....」
杏「ね、いいやつでしょ?」
みほ「本当に....」
みほ「そんな人の泣き顔なんて....」
みほ「....」
みほ「きっと極上の物になりますね!」ニッコリ
杏「早く来ないかなぁ~!!」ワクワク
~大洗学園艦~
ブオー
ケイ「このあたりでいいわ!」
ナオミ「イエス!マム!」
パカッ
ケイ「Foooooooooooooooooooooooooo!!!!!」ヒュー
ナオミ「なんでわざわざ空から....」
ナオミ「しかしいきなり大洗まで送ってくれだなんて何の用だったんだろう」
ケイ「さいっこ~~~~~~~~!!!!!」ヒュー
パシュッ
フワフワ
ケイ「あ~楽しい」アハハハ
スタッ
ケイ「さてと....」
杏「お~い」ヒラヒラ
ケイ「Oh!アンジー!」
杏「悪いね~こんなところまで」
ケイ「ううん!こちらこそ素敵なお誘いありがとう!」
杏「そう言ってもらえるとこっちも誘った甲斐があるよ~」
杏「っと忘れてた」ガサゴソ
杏「はいこれ」ヒョイ
ケイ「?」
ケイ「これって!?」
杏「うん、ピストル」
ケイ「ちょっと!!ただのサプライズにこれは大げさすぎない!?」
ケイ「そもそも銃刀法違反でしょ!?」
杏「あ~それすっごくリアルにできてるけどピストル風のクラッカーだからさ」アハハ
ケイ「これが?へ~すごいわね!」
ケイ「うちの学園艦ではよく触る機会があるけど全然わからなかったわ!」アハハ
杏「(そっちこそ銃刀法大丈夫なのかな)」
杏「で、計画なんだけどね」
杏「今日は日曜日だし、西住ちゃんは部屋でくつろいでると思うから」
杏「変装したおケイがいきなり押し入って銃を突きつけ」
杏「目隠しをして会場に連れてく」
杏「こういう流れでお願いできる?」
ケイ「Very Nice 計画ね!!!」
杏「できるだけ怖そうに頼むよ~、ばれちゃったら元も子もないからね~」
ケイ「OK!!!ギャングの真似なら得意よ!!!!」
杏「だったら安心だ、会場への車はマンションの下に待たせとくから~」
ケイ「じゃあ行ってくるわ!!!!」
杏「あいあ~い」ヒラヒラ
テクテクテクテク
杏「....」
杏「....」ニヤァ
杏「....」ピッ
杏「もしもし、うん、今行ったよ」
杏「あと20分くらいで着くんじゃないかな?」
杏「こっからは西住ちゃんの担当だからね、よろしく~」ピッ
杏「....さて」
杏「おケイの生泣き顔みなきゃいけないし私も早く行こ」テクテクテク
ケイ「....」
ケイ「この格好....」
クロヅクメー
ケイ「どこからどう見てもメンインブラックね....」
ケイ「部屋から車までの間に職質されないかしら....」
ケイ「....」
ケイ「ま、大丈夫ね!!!」
ケイ「ここがみほの部屋ね....」
ケイ「....」
ケイ「....意外と緊張するわね」
ケイ「....」
ケイ「よし!」
ピンポーン
ケイ「....」
ハーイ
ガチャ
みほ「どなたですか?」スチャ
ケイ「動くな」
みほ「え?」
ケイ「これが見えないのか、動くな、動くと撃つぞ」
みほ「あ....じ、銃....」ガクガク
みほ「あ、あ、あの....どなたでしょうか....」
ケイ「(ビックリしてるわ!)」
ケイ「何もしゃべるな」
みほ「....」
みほ「....だ」
みほ「誰か助けて!!!!!」グイグイ
ケイ「ちょっ、動くな!動かないで!」
みほ「いや!!!!助けて!!!!」グイグイ
ケイ「強い!強いから!!動いちゃダメだって」
パァン
ケイ「あ!」
ケイ「も~クラッカー鳴っちゃったじゃない~」
ケイ「みほが暴れるからよ?」チラ
みほ「あ....」ドクドク
ケイ「え?」
みほ「ぅ....」ドクドク
ケイ「嘘でしょ....だってこれクラッカーだって....」
みほ「ケイさん....どうして....」ドクドク
ケイ「違うの!!!!これは!!!!」
みほ「痛い....痛いよう....」ドクドク
ケイ「動いちゃダメ!!!!今救急車を呼ぶから!!!!」
みほ「ぁ....」ドクドク
ケイ「どうしようどうしよう....」
みほ「ケイさん....」ドクドク
みほ「許さない....」ドクドク
ケイ「ごめんなさい、でも今は何も言わないで....」ギュッ
みほ「許さない....」ドクドク
ケイ「ごめんなさい....」ギュッ
みほ「....」ドクドク
ケイ「....みほ?」ギュッ
みほ「....」
ケイ「そんな....嘘....」
みほ「....」
ケイ「みほ!みほ!!!」ウルウル
みほ「....」ドクドク
ケイ「みほ!!!!お願い!!!!」ポロポロ
ケイ「目を開けて!!!」ポロポロ
みほ「....」
ケイ「みほ!!!うっ....」ポロポロ
ケイ「お願いだからっ!!!!みほぉ....」ポロポロ
ケイ「なんでぇ....」ポロポロ
ケイ「こんな....」ポロポロ
みほ「....」
ケイ「ごめんなさい....うぅっ....」ポロポロ
杏「どうしたのおケイ?」
ケイ「アンジー!!!みほがっ!!!みほがぁ....」ポロポロ
杏「西住ちゃん、お腹震えてるよ?」
みほ「....」プルプル
みほ「ふぐっ....会長言わないでくださいよっ....ふふっ....」
ケイ「みほぉ....」ポロポロ
ケイ「みほ?」ポロポロ
みほ「ケイさん、これただのクラッカーですよ?」クフフ
ケイ「え、だってさっき....」ポロポロ
杏「はいこれ」ヒョイ
ケイ「血が....」ポロポロ
みほ「最近の血糊はすごいですね~、思わず血の気が引いちゃいますよ~」アハハ
杏「おぉ、うまいね西住ちゃん~」
みほ「それほどでも~」アハハ
ケイ「....」
ケイ「これってもしかして....」
みほ「西住みほ誕生日記念、逆ドッキリです!!!」
杏「ケイの泣き顔、いいプレゼントになったんじゃない?」
みほ「ふふっ....そっ、そうですね....あははははは!!!!」
ケイ「....」
ケイ「完敗ね!!」
杏「おぉ~切り替え早いね~」
ケイ「だって誕生日って言うのは嘘じゃないんでしょ?」
ケイ「私のこれでみほが楽しんでくれたならそれが一番よ!!!」
みほ「さすがケイさんです....」
杏「んじゃいこっか!」
ケイ「そうね!」
みほ「?どこに....?」ガバッ
みほ「え!?ちょっと....何も見えないんですけど....」
みほ「あの!?これどこに!?」
みほ「もー真っ暗って怖いんですよ?」
みほ「結構長い時間走りましたけどどこに」ガバッ
パン パン パン パン パン パン パン
みほ「うわぁっ!?!??!??!?!?」
紗希「....」
桂利奈「西住隊長!!」
忍「ばぶぅ~」
愛里寿「おめでとう....!!」
カチューシャ「もーなんでわざわざ....というかつい最近来たんだけど....」
梓「まぁいいじゃないですか....」
エリカ「そうよ!みほの誕生日を祝えるなんて幸せなことなんだから!」
しほ「そうですよ」
優花里「なんでお母様まで....」
ローズヒップ「それだけ愛されているということですわ!!!」
杏「西住ちゃん、これ全部泣かせてきたのか....」
カルパッチョ「たかちゃん....たかちゃん....」
華「この方、大丈夫なんでしょうか....」
ミカ「きっと大丈夫さ」ポロロン
ケイ「長い!!!!というかほぼ雑談じゃない!!!!」
みほ「これって....」
杏「大変だったよ~みんな集めるのはさ~」
杏「あれだけ滅茶苦茶やってもみんなこうやって来てくれるんだから」
杏「やっぱり西住ちゃん愛されてるね~」
みほ「み、みなさん....」
杏「(来るか....)」
カチューシャ「(泣け!泣け!)」
優花里「(仕返しですよ!)」
華「(感動の涙なだけまだ優しいです!)」
みほ「ありがとうございます!」ペコリ
杏「あ、うん....」
杏「....」チッ
みほ「泣きませんよ?」ニッコリ
梓「やっぱり.....」
エリカ「みほがこれくらいで泣くわけないじゃない!」
しほ「そうですよ!」
ローズヒップ「えぇっ!?これってそういう目的だったんですの!?」
愛里寿「いや、あくまでメインは誕生会」
桂利奈「なんだかんだみんな隊長のこと祝いたいんですね!」
紗希「....」コクリ
忍「ばぶぅ~」
カルパッチョ「たかちゃん....たかちゃん....」
ケイ「ラスト二人....」
みほ「でも嬉しいのは本当ですよ?」ニッコリ
杏「ちぇ~これで終わりかと思ったのにさ~」
みほ「私の邪心がこの程度で尽きると思ったら大間違いです!」
杏「邪心って言っちゃってるよもう....」
みほ「私たちの旅は、これからです!!!」
【完】
みほ「なんて展開にはさせませんよ?」
みほ「まだまだこの企画は続くんですから!」
杏「さっきまでネタがない~とか言ってたのに~」
みほ「ネタがないなら、ベタなネタをやればいいじゃない!」
杏「こりゃあ当分は終わらないね....」
みほ「私の夢は、美少女の涙の海で泳ぐことです!!!」
全員「....」
杏「ま、気を取り直して続けよっか!」
みほ「そうですね!」
みほ「それじゃあみなさん、いきますよー!」
みほ「せーの!!!!」
全員「かんぱ~~~~~~~~~~~~~~~~い!!!!!!!!!!」
みほ「いやーこんなに盛大なパーティー、最高です!!!!」
みほ「これも私の今までの活動が実を結んだということですね!!!!」
みほ「美少女の涙は拝めるし誕生日は祝ってもらえるし言いことづくめです!」
みほ「さて、私はパーティーに戻りますね!今日はここまでです!!!」
みほ「それではみなさん、さようなら~!」
続き
【ガルパン安価】みほ「泣かす」【後編】