不良女「いいから四の五の言わずについてこいってんだよ!」
不良女「ちょっと二人きりになりてぇんだよ……」
元スレ
不良女「ちょっとこっち来いや」
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不良女「やっぱり屋上は落ち着くよな、な?」
不良女「だろ?授業なんてサボって、ここで寝るに限るだろ?」
不良女「あー、うっさいうっさい!今更サボんなとか言われても、もうチャイムも鳴ってるし戻れないっての」
不良女「……それとも何か?アタシと二人きりになるのが嫌ってのか?」
不良女「そ、そうか……。ならいいじゃんか、一緒にサボっちゃえよ」
不良女「……屋上は失敗だったな、あっちい」
不良女「ちょっと上脱ぐか……。んしょっと」
不良女「あ、お前今ちょっと期待しただろ?」
不良女「残念だったな、体操服……ってあれ!?」
不良女「ちょっ……み、見んなコラァ!早く向こう向かないと殴るぞ!?」
不良女「あー、あっづ……」
不良女「誰かさんのせいで更に熱くなっちまったよ、クソッ……」
不良女「ち、ちょっと殴られただけでメソメソしてんじゃねえよ!それでも男か!」
不良女「……あーもう、ちょっとこっち来い!」
不良女「あ?な、殴んねえよ!良いからこっち来いっての!」
不良女「お詫びと言っちゃ何だけどよ……ひ、膝枕してやるから」
不良女「ほら、早く来いよ」
不良女「……ど、どうなんだよ、気持ち良いのか?」
不良女「そ、そうか……」
不良女「……フフッ」なでなで
不良女「は、はぁ!?別に撫でてなんかねぇし!何言ってんのお前!死ね!!」
不良女「……あ、寝ちまったのか」
不良女「おい、ずるいぞ!お前だけ先に寝るなんて!」
不良女「ったく、可愛い寝顔しやがって」
不良女「……悪戯してやるか」
不良女「うわっ、白目だ!アハハ!」
不良女「……」なでなで
不良女「何だかんだ言って、いつもアタシに付き合ってくれるよな、お前」
不良女「……ありがとな」
不良女「意外と、悪くないな……これ」
不良女「フフッ……」なでなで
不良女「大口開けて寝やがって……アタシだって寝たいんだぞ、おい」
不良女「なんて憎らしい……その口に、唾落としてやろうか」
不良女「ってオイ!何考えてんだよアタシは!変態か!?」
不良女「……でも、起きない方が悪いよな?自業自得、だよな……」
不良女「……ぇ」
不良女「ヤバ、何これ……何かヤバい……」
不良女「も、もう一回……」
不良女「……あぁ、ヤバい……ヤバいこれ……」
不良女「こ、こんだけされても起きないなら……直接、流し込んでやろうかな……」
不良女「ふっ!……と、届かない……ふっ!」
不良女「……チッ!」
不良女「おい、もう昼だぞ!起きろ!」
不良女「ほら、早くどけよ!殴るぞ!?」
不良女「別に怒ってねぇし!良いからパンと牛乳買ってこいよ、ダッシュで」
不良女「はぁ!?アタシは誰かさんがずっと寝てたせいで足が痺れてんだよ!」
不良女「う、うっせ!お前をどけようがどけまいがアタシの勝手だろ!?」
不良女「ほら、早く行けよ!分かってるだろうけど、あんパンだからな!」
不良女「ああ、あんがと」
不良女「うっせーな、このあんパンが無いと一日が始まった感じがしねぇんだよ」
不良女「そういうお前は今日も焼きそばパンか」
不良女「いつも食ってるけど、美味いのか?それ」
不良女「へぇ……じゃあ一口食わせてくれよ」
不良女「うん、なかなかだな……って、何赤くなってんだ?」
不良女「ばっ……!べ、別にそんなんじゃ……」
不良女「う、うううっせ!別に赤くなんかねえよ、バカ!」
不良女「……お、思い出しちまった……クソッ……」
不良女「さて、午後からはお昼寝タイムにするか」
不良女「うっせ、お前がずっと寝てたせいで、アタシは寝られなかったんだよ」
不良女「というわけで、寝る。おやすみ」
不良女「……寝てる間に教室戻るなよ?絶対だぞ?」
不良女「……もし居なくなってたら、殺すからな」
不良女「んが……?ん、んん?」
不良女「!?ん、んんー!」
不良女「……んっ……」
不良女「はっ……お、お前っ……今の……!」
不良女「ど、どういう……つもり、だよ……」
不良女「か、可愛いとか言うな!!」
不良女「じ、じゃあお前は寝顔が可愛い女なら誰にでもキスすんのか!?」
不良女「……あ、アタシだけ?」
不良女「そ、そう……か……」
不良女「じゃあ、何だよ……アタシのこと、き、キスするくらい……好き……だっての……?」
不良女「は、はっきりしろよ、男だろ!?」
不良女「そうか、好き……なのか」
不良女「……あ、あのさ……実は、アタシも……」
不良女「す、好きだってんだよ!言わせんな、恥ずかしい……」
不良女「……ほら、手」
不良女「こ、これから付き合うってんだろ!?じゃあ手ぐらい男から繋げよ!」
不良女「ったく、相変わらず頼りない奴だよ、お前は」
不良女「……そんなところが、アタシは好きなんだけどな」
不良女「何でもねぇよ、バカ!」
おわり