1 : ◆UaO2oQStPs - 2016/12/10 00:22:24.55 ceSULhXk0 1/21スレを立てるのもSSを投稿するのも初めてです。
拙い文章ですが、アドバイスなどを貰えたら嬉しいです。
※エログロ描写はないです
※提督は出ません
※百合です
スレがたてられてたら投下します
元スレ
【艦これ】鳳翔「…ずるいです」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1481296944/
鳳翔「ん…ふわぁ…」
龍驤「おっ!目覚ましたか。おはよう」ニコッ
鳳翔「おはようございます龍驤…あれ?」
鳳翔(なんだか体が重い…それに頭も痛い…)
龍驤「…なんや覚えてないんか?鳳翔、キミ昨日店で倒れとったんやで?」
龍驤「店にはもう誰もいいひんかったし、運んだうちに感謝しぃや!」
鳳翔(ああそういえば…居酒屋の方で軽空母の皆さんの飲み会の片付けを……した記憶がないわね…)
鳳翔「ありがとうございます龍驤…でもあの後帰ったんじゃなかったんですか?」
龍驤「一回帰ったんやけど、忘れ物しとってな。戻ったらキミが倒れとったんや。どうせ休まずにずっと働いとったんちゃうの?」
鳳翔(そういえばここ最近休みといった休みをとった覚えが…)
鳳翔「さすが龍驤ですね…でも私はもう大丈夫ですから」
龍驤「なーに言っとんねん。鳳翔は今日休みや、司令官に報告しといたから」
鳳翔「でも…」
龍驤「なら熱計ってみるか?」ピトッ
鳳翔「りゅ、龍驤!?」カァァ
鳳翔(りゅりゅりゅ龍ちゃん!!)
鳳翔(お、おでことおでこ!顔が近いです!)
龍驤「なんや恥ずかしいんか?乙女やん!」ケラケラ
鳳翔「か、からかわないでください!」
龍驤「ごめんごめん…普通に計るからはいこれ」っ体温計
鳳翔(いつか絶対に仕返しします…)プンプン
ピピピピ…
龍驤「あー…38.1℃。熱やん。病人は熱を治すことに専念し!」
龍驤「うちもついとるから、な?」ニカッ
鳳翔「…わかりました」
鳳翔(その笑顔はずるいです…)
鳳翔「でも龍驤は今日用事ないんですか?」
龍驤「鳳翔が1人やと悲しいかなと思って、うちもお仕事休みにしてもらったんや」
鳳翔「私はもう子どもではないんですよ?」
龍驤「まあまあそう言わずに。いつも艦娘の相談相手とか居酒屋とかで大変やろ?」
鳳翔「私は好きでやっているので…」
龍驤「そうやなくて…頼られるのもええんやけど、頼るのもええもんやと思うんよね。そやから、今日はうちに頼ってほしいなって…だめかな?」
鳳翔(龍ちゃん…可愛いです)
鳳翔「じゃ、じゃあ、今日はお言葉に甘えさせていただきますね」
龍驤「もちろんや!龍驤姉さんになんでも言い!」パァァ
龍驤「あっ、そうや。鳳翔昨夜から何も食べてないやろ?ちょっと待っとってな!」ドタドタ
鳳翔(龍ちゃんはいつも元気ですね…まるで駆t…龍ちゃんにバレたら怒られちゃいますね)クス
龍驤「お待たせ!龍驤特製のお粥や!って何笑っとるん?」
鳳翔「いえ、なんでもありませんよ」クス
龍驤「熱でおかしなったんか…?まあ口開けてみ」
鳳翔「え?自分で食べれますよ」
龍驤「うちが食べさせたるから」
鳳翔「いや…さすがにそれは、恥ずかしいというか」
龍驤「鳳翔は普段凛としてるぶん、こういうとこが乙女やとなんか可愛いなぁ」ニヤニヤ
鳳翔「だから!からかうのはやめてくださいよ!」カァァ
龍驤「ごめんって。ほら、あーん」ケラケラ
鳳翔「どうしてもですか…?」
龍驤「どうしてもや」
鳳翔「あ、あーん(鳳翔…いきます…!)」パクッ
龍驤「しっかりできとる…?」
鳳翔「…はい。食べやすいですし、この…生姜も効いていて美味しいです」モグモグ
龍驤「よかったぁ~。うち、人に何か作ることなんてないから心配だったんよ…」
龍驤「でも、鳳翔に認められたから自信ついたわ!ありがとう!」ニコッ
鳳翔「お礼なんて…こちらこそ美味しいものをありがとうございます」
鳳翔(笑顔が可愛くてつらいです…)
鳳翔「ご馳走様でした」
龍驤「はい、お粗末様でした~」
龍驤「…こうやって2人で話してると、昔を思い出すなぁ」
鳳翔「そうですね…まだ私たちが駆逐艦の子達と同じくらいの背でしたよね」
龍驤「うちは今も同じくらいの背なんやけどな!!」
鳳翔「ご、ごめんなさい」
龍驤「ええよ…懐かしいなぁ、あん時は…」
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りゅうじょう「ううう…」
ほうしょう「りゅうちゃんどうしたの?」
りゅうじょう「かがが…わたしのサンバイザーとった…」ナミダメ
かが「やりました」キリッ
ほうしょう「か、かがちゃん、だめですよ。そんなことしたら」
かが「ほ、ほうしょうさん…でも、わたしもこれほしいわ…」
ほうしょう「でもひとからものをうばうのはよくないですよ?」
かが「ごめんなさい…」
ほうしょう「あやまるのはわたしじゃなくて、りゅうちゃんにあやまってください」
かが「りゅうじょう…その、ごめんなさい…」
りゅうじょう「…うん…えっと、これかしてあげてもいいよ?」
かが「…ほんとうですか!」パァァ
ほうしょう「かがちゃんよかったですね」ニコッ
ほうしょう「りゅうちゃんもえらいですね」ナデナデ
りゅうじょう「えへへ…」
ほうしょう(りゅうちゃんはてんしですね)
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龍驤「うち弱虫やったもんなぁ」
龍驤「あの仲直り術…さすが鳳翔と言ったところやで!」
鳳翔「懐かしいですね」ウフフ
鳳翔(昔は普通に龍ちゃんと呼んでいたのに…いつの間にか恥ずかしくて口にすることもなくなってましたね)
龍驤「そういえば昔は鳳翔に龍ちゃんって呼ばれとったなぁ。今はもう呼んでくれんの?」
鳳翔「え!?いや…私は…」
龍驤「呼んでくれんの…?」ウワメヅカイ
鳳翔(ずるいです)
鳳翔「うぅ…わ、わかりましたよ」
龍驤「やった!ほら!はよはよ!」ワクワク
鳳翔「りゅ…!」
龍驤「うん!」ワクワク
鳳翔「りゅう…!」
龍驤「うんうん!」ワクワク
鳳翔「りゅうう…!」
龍驤「うんうんうん!」ワクワク
鳳翔「りゅうじょう!!無理です!!」ナミダメ
龍驤「そんな恥ずかしいんか!?」
鳳翔(心の中で思うのと口に出すのではこんなに違うんですね…)
龍驤「ま、まあ、涙目の鳳翔も可愛いからええもん見せてもらったわ~、あはは」
鳳翔「それフォローになってません…」カァァ
龍驤「すっかり忘れとったけど病人やもんな…ごめんな?無理させて」ナデナデ
鳳翔「…龍驤の手は温かいです。落ち着きます」
龍驤「お、そうか。それは嬉しいな~。喋ってたら疲れたやろ?寝てもええで?」
鳳翔「はい…手、握ってもらえますか…?」ウトウト
龍驤「もちろんや、ほれ」ギュッ
鳳翔「やっぱり、龍驤の手は…温かいです…」ウトウト
鳳翔(やっぱり龍ちゃんは優しいですね…)
龍驤「ありがとうな。おやすみ」
鳳翔「…」スースー
鳳翔「んー…ふわぁ」
鳳翔(あれ?布団の中になにか…)
鳳翔「…なんでしょう」フトンメクリ
龍驤「んん…」スースー
鳳翔「あら…ずっと手握ってくれのね。龍ちゃん」ナデナデ
鳳翔(寝てる時くらい龍ちゃんって呼んでもいいわよね)
龍驤「…ふっふ~ん。聞いとったで~?」ニヤニヤ
鳳翔「龍ちゃ…龍驤!?寝てたんじゃないんですか!」
龍驤「鳳翔がなでなでしてくれたから目覚めたで」ニヤニヤ
鳳翔「もう、言わなくてもいいですよ…」カァァ
龍驤「ごめんって~、でももう元気になったんちゃう?」
鳳翔「あら、確かに…ありがとうございました、龍驤」ニッコリ
龍驤「き、気にすんなや。同じ鎮守府の仲やん」カァァ
龍驤「まあそんなことはいいんよ!少し肌寒いけど、散歩でもする?」
鳳翔「いいですね、しましょうか」
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鳳翔「ずっと部屋の中にいたので外の空気が新鮮です」スゥー
鳳翔「でも少し寒いですね」
龍驤「なら、ん」テサシダシ
鳳翔「え?」
龍驤「ん!手貸したる言うとんねん!」カァァ
鳳翔(やっぱり龍ちゃんは可愛いです)
鳳翔「恥ずかしがるならやらなければいいのに」ギュッ
龍驤「別にええやん」ムスー
鳳翔「でも、嬉しいです。ありがとうございますね、龍ちゃん」ニコッ
龍驤「お!?鳳翔!ついに…」
深雪「おーい!鳳翔さんに龍驤!こんばんわー!」
白雪「お二人ともこんばんわ!」
初雪「…こんばんわ…」
吹雪「こんばんわー!」
龍驤「こんばんわー…って、深雪ぃ!さんをつけんかい!」
鳳翔「こんばんわ、皆さん」
深雪「なら~、龍ちゃ~ん!」ケラケラ
龍驤「もっとダメや!それは鳳翔の特権や!って聞いてたんか!」
鳳翔(特権だなんて…龍ちゃんにたらし疑惑をかけそうになります)
白雪「鳳翔さんと龍驤さんは本当に仲良いですよね」
吹雪「今も手繋いでます!」
龍驤「これはやなぁ、寒いからであって!」
鳳翔「うふふ、バレちゃいました?私たち本当に仲がいいんですよ。ね?龍ちゃん」
初雪「…これが大人の余裕…?」
龍驤「まーそうやそうや…うちら仲が良いんや!だからキミらはどっか行き!」
白雪「それじゃあ、また明日」
吹雪「また明日!」
初雪「…また明日…」
深雪「じゃあなー!鳳翔さんに龍ちゃーん!」フリフリ
龍驤「ほなな~!あと深雪ぃ、さんをつけろ!」
鳳翔「また明日~」フリフリ
龍驤「ふぅ、まるで嵐やな…特に深雪」ハァ
鳳翔(龍ちゃんもあんま変わんないと思いますが…)
鳳翔「でもその元気があるからこの冬も乗り越えられるんでしょうね」
龍驤「まあ、それもそうやな」ハハ
鳳翔「私には龍ちゃんの手があるから大丈夫ですけどね」ウフフ
龍驤「な、なんやえらい積極的やなぁ」
鳳翔「はい、吹っ切れちゃいました」
龍驤「なんやそれ…ってそうやぁ!すっかり忘れとった!」
鳳翔「なにかあるんですか?」
龍驤「えーっと、ちょっと待ってな」ガサゴサ
龍驤「ほら!これ!」
鳳翔「これは…ピンクのヘアピン?」
龍驤「そうや!店に忘れ物したって言うたやん?これうっかり忘れとってな~」アハハ
龍驤「でも見られんでよかった…って言っちゃあれやけど、こればかりは感謝かもしれへんな…」
鳳翔「龍ちゃん…」
龍驤「鳳翔はいつもポニーテールやからな!たまには下ろしてヘアピンつけてる鳳翔も見て見たいな~って…たはは」
鳳翔「今つけてもいいですか?」
龍驤「もちろん!」
鳳翔「ちょっと待ってくださいね」カミホドキ
鳳翔「ど、どうでしょうか…」
龍驤「…おお!やっぱり思った通りや!鳳翔は美人やし似合うと思ったんや!」
龍驤「綺麗やで、鳳翔」ニコッ
鳳翔「はい、ありがとうございます」ニコッ
鳳翔(やっぱり龍ちゃんは…ずるいです)
鳳翔「でも…そんな龍ちゃんが大好きです」ボソッ
龍驤「なんやぁ?」
鳳翔「なんでもないですよ」ニコッ
~終わり~
22 : ◆UaO2oQStPs - 2016/12/10 00:51:30.92 ceSULhXk0 21/21見てくれている方がいるのかわかりませんが、本当に短いSSでした。
とあるまとめに影響されて書いてしまいました。
ありがとうございました。