あやめ速報-SSまとめ-

女騎士「なるわけねーだろ？これでアタシを生かして帰したら、一生アンタら恨むに決まってんだろ！」

女騎士「自分で言うのもナンだけどさ、アタシにゃ統率力もあるし、頭だって回るよ、知ってるだろ？」

将軍「確かにな、お陰で我らも随分と苦労させられたわ」

女騎士「こんなの放っておいたら、国内に禍根の種を残すだけだよ」

将軍「む、むう・・・確かに・・・」

女騎士「今までの反乱は権力争いだったから、国を滅ぼしちゃ意味ないし、色々加減してたけどさ」

女騎士「次はもう国が滅びようが民がどんだけ死のうが関係ないよね、隣国と組んでこの国滅ぼしに来るぐらいするよ？」

将軍「ぬ、それもそうだな、ならば・・・女を斬るのはしのびないが、ここで・・・」ﾁｬｷｯ

女騎士「えええええ、いや、そこでどうしてそうなるかなあ」

将軍「ふん、やはり口ではそんな事を言いながら命は惜しいか」

女騎士「そうじゃねえよ、バカだなあ」

女騎士「あのさ、なんでアタシが今回のクーデター、ここまで持ってこれたと思う？」

将軍「それは決まっておる、貴様の狡知に長けた策略の・・・・」

女騎士「ブー、不正解、０点」

将軍「なっ！？」

女騎士「そりゃね、策も練ったし頭も使ったけどね、一番デカいのは、アタシの存在そのものなんだよ」

将軍「・・・・？」

女騎士「軍の名家で育って、美貌を持つ女騎士、ね？反乱のシンボルにはもう最適なのよ」

女騎士「そんでもってアタシの首切って城門にでも晒してみ？アタシは見事な殉教者として神格化されるよ？」

将軍「む、むう・・・」

女騎士「そもそも今回のクーデター、なんとか防いだって言ったってアンタたちが制圧したのは王都だけ」

女騎士「地方には手付かずのウチらの同士がゾロゾロ居るわけだ、もうコレ内戦待ったナシでしょ」

女騎士「隣国との小競り合いが続いてるこの時期にアンタたちそんな事してる余裕あんの？」

将軍「確かに・・・今内戦ともなれば我が国は存亡の危機だ」

女騎士「だぁろー？だからアタシらも隣国につけこまれないように反乱のやり方にも随分神経使ったんだよ？」

将軍「感謝でもして欲しいのか」

女騎士「バッカ、じょ～～だん！アンタらに感謝してもらう筋合いはねーよ」

女騎士「つーか話がそれたわ、要するに今アタシを処刑したって良いこといっこもねーんだよ」

将軍「ふん、命惜しさの戯れ言ではないのか？」

女騎士「じゃあ実際にやってみたら良いよ、アタシの見立てじゃ3年でこの国は隣国にのまれるね」

将軍「ならばどうせいと言うのだ」

女騎士「アホか！！なんでアタシが教えてやんなきゃいけないんだよ！！」

女騎士「・・・・・と言いたいトコだけど、まあ特別に教えてやるよ」

将軍「・・・・・意外と気前が良いな」

女騎士「さっきも言ったけど、要は今、アタシは反乱勢力のシンボルなワケ」

女騎士「だから、まずはこの神格化されてるアタシのイメージを貶すのが先決」

女騎士「"民衆の味方"、"騎士道の体現者"、"神に愛された戦乙女"、こういう評判をどうにかすりゃいいんだよ」

将軍「ふむ、ならば例えば貴様を魔女として・・・」

女騎士「ばぁ～～か！！！お前のオツムにはスライムでも詰まってんのかよ！！」

女騎士「大体よ、今回の反乱の大本は教会権力が好き勝手やり過ぎた事が原因だろ！」

女騎士「教会と王家の一部が結託して私腹は肥やすわ女は攫うわ、それに呆れた民衆と一部の騎士がブチ切れたんだよ」

女騎士「そこで魔女裁判ですか？もうね、火に油を注いでウチワで扇いでるようなモンだね」

将軍「ぬ、ぬう・・・・」

女騎士「そういう時はね、個人の人格を攻撃するのが一番手っ取り早いんだよ」

将軍「人格攻撃・・・・とな？」

女騎士「そうそう、お前らだって政争でよくやるだろ？清廉な大臣とかをホモショタ野郎として陥れたりさ」

将軍「そ、そのような事は・・・・」

女騎士「ああ、まあアンタはそういうの苦手だから軍に篭ってるんだろうけどさ」

女騎士「要はさ、アタシは今、反乱勢力の連中からこう思われてるわけ」

女騎士「清く正しく、強く挫けず、真の信仰を持った処女、って」

将軍「ふ・・・・む・・・・」

女騎士「だから、そのイメージを地の底まで堕としちまえばいいのよ」

女騎士「『な～んだ、俺たちあんな女を拝んでたのか、アホくさ』ってなるようにさ」

将軍「なるほど・・・・つまり？」

女騎士「ああああああああああ！！！もうなんでアタシこんなニブい奴に反乱阻止されたかなあああああ」

女騎士「アンタの脳ミソには戦いの事しか詰まってないのかよ！！！」

女騎士「もうわかった！全部教えてやっから耳かせ！！！」

将軍「すまんな、面倒をかけるのう」

女騎士「いいか？ｺﾞﾆｮｺﾞﾆｮｺﾞﾆｮ・・・・」

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庶民A「おい！聞いたか！！あの女騎士が城門前に裸で繋がれてるらしいぞ！！」

庶民B「マジかよ・・・国王のやり方もえげつねぇな・・・」

庶民A「いや、それがさ、女騎士が自分でわざわざそれを希望したって話だ！！」

庶民B「ええっ！？」

庶民A「行ってみようぜ？」

庶民B「そ、そうだな・・・ｼﾞｭﾙ」

女騎士「んほぉぉぉしゅごいいいいい！！」

庶民C「おいおい、なんてヤラしい身体だよ、絡みついてきやがる」ｽﾞｯﾎﾟｽﾞｯﾎﾟ

庶民D「おい、一人で楽しんで無いでこっちにも回せや」

庶民C「お、わりぃな、ケツが空いてるぜ？」ｽﾞｯｺﾝﾊﾞｯｺﾝ

庶民D「おっしゃ、おじゃましますよ、っと」ｽﾞﾌﾞｯ

女騎士「ひぎぃ、お尻ぃっ！中でこすれるぅぅううう」ﾋﾞｸﾝﾋﾞｸﾝ

庶民E「おい、口がお留守だぜ？」

女騎士「んぶぅ！？」ｼﾞｭｯﾎﾟｼﾞｭｯﾎﾟ

庶民C「おいおい、楽しんでないでしっかり腰ふんな」ｽﾞﾎﾟｯｽﾞﾎﾟｯ

庶民D「まだまだ待ってる奴らは沢山いるんだ、しっかり楽しみなよ」ﾊﾟﾝｯﾊﾟﾝｯｯ

女騎士「ん～～～っ！！！」ﾋﾞｸﾝﾋﾞｸﾝ

女騎士「（やっぱコレだよなぁ・・・こりゃあ最高・・・・・だぜ・・・・）」


-　こうしてくにはへいわになり、おんなきしはすえながくしあわせにくらしました、とさ。