櫻子「明日は待ちにまったエイプリルフール!」
櫻子「待っていろよ!向日葵!!今年も騙してやるからな!!」
向日葵「明日は待ちに待ったエイプリルフール!!」
向日葵「待ってなさい!櫻子!今年も騙しまくって差し上げますわ!」
元スレ
櫻子「エイプリルフール」向日葵「10個の嘘ですわー」【ゆるゆり】
http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1333206011/
1 朝の嘘
櫻子「ひっまわりー、あーそーべー」
向日葵「はいはい、まだ朝ごはん中ですから、勝手にあがってなさい」
櫻子「私も食べるー」
向日葵「味噌汁しかないですが、いいですか?」
向日葵(ふふふ、櫻子が日曜日に朝ごはんを食べに来るのはリサーチ済みですわ!)
向日葵(ちなみに味噌汁というのは嘘!!)
向日葵(私の味噌汁が食べれなくて残念がりなさい!!)
櫻子「うぉぉ!和牛ステーキ!!」
向日葵「味噌汁は、楓の分でなくなってしまいましたわ、それで我慢なさい」
櫻子「もぐしっ!うめぇ!!」
向日葵「あ、朝からよく食べますわね・・・」
櫻子「さすが!向日葵!私の事わかってる!!」
向日葵「え?いや・・・あ、当たり前ですわ、幼馴染なんですもの//」
櫻子「うめぇ!」モグモグ
向日葵「ふふふ//・・・卵焼きもいります?」
櫻子「向日葵のなら、いる!!」
向日葵「仕方ありませんわね、今から焼いてきてあげますわ//」
楓「向日葵おねえちゃんが嬉しそうで良かったの」
2 ご飯中の嘘
楓「朝はニュースが面白いの」もぐもぐ
櫻子「えー、プリキュアがいいのに・・・」もぐしっ
朝のニュース「今日はエイプリルフールなので間違えても誰も文句言えませんねww」
向日葵「そういえば、今日はエイプリルフールだったんですわねー、ちっとも知りませんでしたわー」
楓「おねえちゃん?台本が棒読みなの」
櫻子(忘れてた!!)
櫻子「そ、そういえば、船見先輩と歳納先輩が付き合い始めたんだってー」
向日葵「わかりやすい嘘ですわね・・・」
櫻子「ちがうもん!本当!!・・・やっぱり幼馴染のカップルっていいよねー」
向日葵「はぁ!?///」
向日葵「なななな何言ってるんですの!?あなたバカなんじゃなくって!?//」
櫻子「バカとは何だよ!せっかく教えてやったのに!!」
向日葵「いえ、そうではなくて・・・その・・・//」
向日葵「幼馴染のカップルが良いって・・・まるで・・・//」
櫻子「・・・」
櫻子「・・・!!」
櫻子「ちげーーーーし!変なこと考えてんじゃねー!バーーーーカ////」
3 姉妹の嘘
櫻子「ぐぬぬぬぬ//」
櫻子「ぐはーーー!どうやったら向日葵を驚かす嘘をつけるんだ!?」
向日葵「うるさい!!作戦会議なら、よそでやってくれません!?」
櫻子「向日葵の家のソファーが気持ちいいのがイケないんだぞ!」ダラー
向日葵「はぁ~・・・宿題でもやりましょうか・・・」
櫻子「あっ、そういえばさー」
向日葵「はいはい、何ですの?」
櫻子「この前、楓が告白して花子と付き合い始めたんだってー」
向日葵「へぇ~、そんなの知ってましたわー」
櫻子「何で棒読みなんだよ!」
向日葵「そんなくだらない嘘を付いている暇があるなら、宿題しますわよ!」
楓「」バリーン
>>13 どんまい
>>10の続き
向日葵「楓!」
櫻子「コップ割った!?楓!動いちゃダメ!怪我する!」
楓「櫻子おねえちゃん!」
櫻子「?」
楓「何で知ってるの!?」
櫻子「え?そりゃ、踏んだら怪我するくらい知ってるよ?」
楓「違うの!私が告白して、花子お姉ちゃんと付き合ってること!」
向日葵「え?」
櫻子「え?」
楓「え?」
ひまさく「え?」
楓「・・・あっ、ううん、嘘なの・・・今日はエイプリルフールだから、嘘ついちゃった・・・」えへへ
向日葵「∵」
櫻子「∵」
4 宿題中の嘘
櫻子「えーと・・・ここが・・・」
向日葵「ねえ、櫻子?」
櫻子「なに?」
向日葵「その・・・船見先輩達って本当なの?」
櫻子「ああ、あれは嘘だよ。付き合ってるかどうか私は知らない」
向日葵「・・・そうなんですのね」
櫻子「ぷっ、向日葵騙されてやんのー」
向日葵「なっ、そもそも嘘なら嘘と最後に言わないと、嘘ついた意味がないでしょ?」
櫻子「・・・確かに!!」
向日葵「まったく」
櫻子「ねえ?ここ・・・」
向日葵「ここは・・・」
櫻子「向日葵は教えるのがうまいね、あかりちゃんに教えてもらってもよくわからなかったし」
向日葵「・・・付き合い長いですからね」
櫻子「あっ、うん、そうだね」
向日葵「?」
向日葵「ほら手を止めてないで次の問題に行きますわよ」
櫻子(せっかく褒めてやったのに!!)
向日葵(褒められましたわ・・・嘘でしょうけど、それでも嬉しい//)
5 先輩の嘘
櫻子「やったー終わったー」
向日葵「・・・今日はいつも以上に疲れましたわ」
櫻子「向日葵!買い物に行こう!」
向日葵「そうですわね、お昼の買い出しもしたいですし」
櫻子「商店街がいいなー」
向日葵「そういえば、あなた春物が欲しいって言ってましたわね。行きましょうか」
櫻子「おー」
京子「あっ、ちっぱいちゃんとひまっちゃん」
櫻子「歳納先輩と船見先輩!こんにちはー」
結衣「こんにちは」
向日葵「あっ、春物を買ったんですか?」
結衣「うん、ちょっと遅くなったけどね」
京子「安くなるの狙ってたら遅くなっちゃってさー」
櫻子「実は私達も行くんですよ」
京子「そうなんだ、じゃあ私は○○って店がオススメかなー」
結衣「私はあっちの店かな」
向日葵「ありがとうございます」
京子「・・・そういえば、向こうの店でケーキが100円キャンペーンやってたよ?」
結衣「・・・」
櫻子「ケーキ!?向日葵!ケーキ食べよう!!」
向日葵「たまにはケーキもいいですわね、行きましょう!」
結衣「・・・うん、がんばってね」
向日葵「それでは失礼します」
京子「うん、バイバイ」
櫻子「さよなら~」
結衣「京子・・・まったく・・・」
京子「へへーん、あの2人って昔の私達を見ているみたいでさ~」
結衣「だからって、あの喫茶店を紹介しなくてもいいだろ?」
京子「いやー、あの子達も結衣並に奥手っぽいからさ~」
京子「それにあの喫茶店に行かなかったら、結衣ってば自分の気持に気づかなかったでしょ~」
結衣「う・・・そうだけど//」
京子「ほら、後はお若い二人に任せて帰ろう」ギュ
結衣「おいこら、人前では手をつながない約束だろ//」
京子「いいじゃん、いいじゃん//」
結衣「仕方ないなー京子は//」
向日葵「確かに一人一個まででケーキが安いですわね」
櫻子「うん、だから早く入ろう!」
向日葵「しかし、ここは・・・//」
櫻子「ペコイし!早く!!」
向日葵「わ、わかりましたわ//」
定員「いらっしゃいませー、お二人ですか?」
櫻子「はい!」
定員「では、こちらにどうぞー」
向日葵「あ、あの私達、普通なんで、普通で」
定員「ああ、はい大丈夫ですよー」
櫻子「??」
櫻子「へぇ~、珍しい喫茶店だねー」
櫻子「2人専用の個室なんて・・・」
向日葵(ここは俗に言うカップルシートってやつですわ。・・・歳納先輩、私どうしたら)
櫻子「音楽もいいし、大人~って感じでオシャレだねー」
向日葵(それに、このケーキはカップル限定で100円じゃないですか!)
櫻子「無視すんな!!」
向日葵「ひゃ、ひゃい//そうですわよねー」
櫻子「くっ、聞いてなかったな・・・まぁいいや、ケーキ注文って!向日葵近い!//」
向日葵「仕方ないでしょう!狭いんだから隣に座るしかないでしょう!//」
櫻子「お、落ち着かない//」
向日葵「それより、早くメニュー取ってくださらない?私から取りにくくて」
櫻子「はいこれ・・・ってこのケーキ美味しそう!」
向日葵「私はこれにしようかしら・・・あと紅茶で」
櫻子「あっ、それいいなー」
向日葵「じゃあ、一緒のケーキにします?」
櫻子「向日葵と同じのは嫌!あっこれも美味しそう・・・」
向日葵「・・・早くしてくれません?」
櫻子「よし!シンプルにショートケーキにしよう!」
店員「ご注文はお決まりでしょうか?」
向日葵「私はこれ・・・あとショートケーキで」
店員「畏まりました。あっ、こちらはカップル限定割引キャンペーンをやっているのですが・・・」
櫻子「か、か、かかか//」
向日葵「あっ、はい、そうです。そのキャンペーンで」
店員「畏まりました。ではすぐお持ちします」
櫻子「かかか//」
向日葵「・・・//」
櫻子「・・・//」
向日葵「やっぱり、知らなかったんですね?」
櫻子「え?向日葵知ってたの!?」
向日葵「だって、メニューに大きく書いてあるでしょ?」
櫻子「・・・ケーキしか見てなかった//」
向日葵「やっぱり・・・」
櫻子「ねぇ、やっぱり、カップルに見えるのかな?」
向日葵「え?//」
櫻子「ほら、こういう席に座ってるしさ」
向日葵「・・・見えるのかもしれませんわね。さっきの店員さんも・・・その・・・信じてましたし//」
櫻子「そっか・・・ねぇ?向日葵はその・・・//」
店員「お持ちしましたー」
櫻子「ケーキ美味しかったねー」
向日葵「紅茶も最高でしたわー」
櫻子「また来ようねー」
向日葵「ええ、今度は吉川さんたちも連れてきましょうか?」
櫻子「え?」
向日葵「ん?どうかしましたの?」
櫻子「・・・ううん・・・そうだね、今度はちなつちゃんと来ようか」
向日葵「そういえば、ケーキが来る前に何を言おうとしてましたの?」
櫻子「えーと、何だったかなー?ケーキ楽しみだーって言おうと思ってた気がする」
向日葵「・・・まぁ、いいですわ。ほらお昼ごはんの買い出しに行って帰りますわよ」
櫻子「あいあい」
6 幼馴染の嘘
櫻子「ねもい!」
向日葵「ふわぁぁ・・・いい天気ですし、お昼食べたら眠くなりましたわ・・・」
櫻子「」Zzzz
向日葵「はやっ!」
櫻子「」
向日葵「まったく・・・こう静かにしていると可愛い物ですわね・・・」ナデナデ
櫻子「んっ・・・」
向日葵「知ってました?櫻子・・・今日の喫茶店では私ドキドキしてましたのよ?」
櫻子「」
向日葵「あんなに櫻子を近くにいて、一緒にケーキ食べたのは久しぶりでしたわ」
櫻子「」
向日葵「ふふ//・・・最後にまた来ようって言ってくれた時は嬉しかったんですのよ?」
櫻子「」
向日葵「ごめんなさいね・・・素直じゃなくて・・・」
櫻子「」
向日葵「私も眠くなって来ましたわ・・・もう寝ぼけて何を言ってるかもわからなく・・・」Zzzz
櫻子「」
向日葵「」Zzzz
櫻子「向日葵のバカ」ボソッ
櫻子「向日葵ー起きろー!」
向日葵「ふぇ・・・」
櫻子「向日葵!起きた?」
向日葵「なんで、さーちゃんが家にいるの?」
櫻子「ぐぅ//向日葵!朝だぞ起きろ!!顔洗え!!ほら一緒に洗面所に行こう」
向日葵「うん、さーちゃんと一緒ならどこでも行く」
櫻子「ほら行くよ//」
向日葵「うぅ・・・頭が痛い・・・」
櫻子「もう4時!寝過ぎ!起きた?」
向日葵「って、櫻子!?あれ?何で櫻子が家にいますの?」
櫻子「お昼食べて気づいてたら寝てたんでしょ?」
向日葵「そうでしたっけ?・・・まだ頭がズキズキ・・・」
櫻子「低血圧って大変だね」
向日葵「それより起こしてくれてありがとうございますわ」
櫻子「うんうん、敬え敬え」
向日葵「ちなみに私って何かしました?洗面台に来る前の記憶がないんでけど・・・」
櫻子「ううん、何もなかったよ」
向日葵「それならよかったですわ、ベットから連れてくるのは大変だったでしょ?」
櫻子「うん・・・ベッドで寝てたのと、私が起こしたのは覚えてるんだね・・・」
向日葵「え?」
櫻子「嘘つき」ボソッ
向日葵「え?あっい、いや違うの、櫻子?」
櫻子「お腹ペコイし!早くご飯ご飯!!」
向日葵「わかりましたわ、それより櫻子!」
櫻子「ん?」
向日葵「ごめんなさいね、櫻子・・・」
櫻子「うん、いいから早く作れーーー!」
7 もう一人の嘘
櫻子「うまかったー」
向日葵「なんで普通にウチで食べてますの・・・」
櫻子「いいじゃん、いいじゃん!それより」
ピンポーン
向日葵「はいはいー」
向日葵「あら?吉川さん?」
櫻子「」ピクッ
向日葵「はい、また~、さようなら~」
櫻子「・・・ちなつちゃん来てたんだ」
向日葵「ええ、前にマフラーの作り方を教えたでしょ?」
櫻子「・・・うん」
向日葵「その後、船見先輩にお礼を貰えて嬉しくて、私にまたお礼がしたいって」
櫻子「・・・へぇ~」
向日葵「ほら、このヘアゴムいいでしょ?小さいひまわりが付いてて」
櫻子「・・・」
向日葵「櫻子?」
櫻子「に、似合ってねーし!!」
向日葵「!!」
櫻子「似合ってねーし!似合ってねーし!!」
向日葵「さ、櫻子?」
櫻子「帰る!!」
向日葵「・・・帰ってしまいましたわ・・・」
向日葵「・・・櫻子泣いてましたわ・・・」
8 自分への嘘
櫻子「ちげーし!全部向日葵が悪いんだ!」
櫻子「あんなにニコニコしやがって!」
櫻子「・・・」
櫻子「・・・さーちゃんって呼んでくれくせに」
櫻子「吉川さん吉川さん吉川さんっって、そんなにちなつちゃんがいいのかよ!」
櫻子「私はあんな奴!あんな奴・・・」
櫻子「わ、私は・・・あんな奴!!」ポロポロ
櫻子「もう訳わかんないよー向日葵・・・」
櫻子「向日葵はあの喫茶店に今度は『吉川さんと来たい』って言ってたし・・・」
櫻子「それを聞いて私はズキズキしてたんだよ・・・」
櫻子「寝ているときに可愛いって言ってくれて嬉し・・・くなかった・・・」
櫻子「ナデナデしてくれた時は嬉しくない!」
櫻子「あんなに近くで一緒にケーキ食べた時・・・ケーキの味はわからなくなるくらい・・・楽し・・・くない!」
櫻子「さーちゃんって呼んでくれた時は・・・もう訳わかんないよー」
櫻子「ちなつちゃんのヘアゴム・・・似合ってた・・・似合ってたけど・・・イライラして・・・」
櫻子「どーして、私はあんなにひどいこと言ったんだろう・・・」
櫻子「やっぱり、向日葵の事が憎いのかな?向日葵のことが・・・嫌い?」
櫻子「普段はケンカばかりしてるし・・・でも一緒にいると楽し・・・くない?」
櫻子「わからない・・・わからない・・・楽しいって何?」
櫻子「・・・好きって何?・・・ねえ・・・向日葵・・・」ポロポロ
向日葵「どうして・・・泣いてましたの?櫻子?」
向日葵「私は・・・たぶん、櫻子の事が好きなんでしょう・・・たぶん」
向日葵「でも、自分の心を知られるのが怖い、もし今の関係が壊れてしまったら・・・」
向日葵「いえ、これ以上の関係になったらもっと楽しくなるんでしょうけど・・・」
向日葵「櫻子と今いれるだけでも十分楽しい・・・普段迷惑なあの子ですが・・・」
向日葵「私は『今』を大切に崩したくなかった・・・」
向日葵「やっぱり、私が寝ぼけてしまったこと」
向日葵「今度は吉川さんと来たいと言ったこと・・・」
向日葵「櫻子の前ではこれ以上の関係にならないように、線を引いていたこと・・・」
向日葵「・・・・・・・・・・・・・・」
向日葵「ううん、私はもっと楽しくなりたいようですわ、櫻子」
向日葵「今まで自分に嘘をついていたのかも・・・」
向日葵「櫻子は敏感な子ですから、それに気づいて、気分を害させてしまった・・・」
向日葵「私って最低ですわね・・・櫻子は一緒に遊びに来てご飯食べに来て」
向日葵「一緒に買物に言ってくれて、お昼寝してくれて」
向日葵「低血圧のせいで、若干寝ぼけている私を見張る為に、夜ご飯を食べる時まで一緒にいてくれて・・・」
向日葵「・・・夜ご飯は違うかもしれませんが・・・」
向日葵「櫻子は一歩引いている私に手を出してきてくれた・・・小さい頃からずっと」
向日葵「小さい頃私が転んだ時も・・・小学校に入って、クラスのみんなが最初怖かった時・・・中学に入って友達がいなかった時!」
向日葵「私は櫻子に頼りっきりでしたのね・・・」
向日葵「決めましたわ!!私はもっと櫻子と一緒にいたい!」
向日葵「これは絶対の本当!」
向日葵「櫻子!櫻子はどこ!?櫻子の所に行かないと!」
9 嘘と嘘
向日葵「櫻子!!」バーン
櫻子「ひ、向日葵!?ノ、ノックくらいしろよ!」
向日葵「櫻子・・・泣いてましたの?」
櫻子「ち、ちがうもん・・・泣いてなんかないよ!」
向日葵「櫻子・・・ちょっと座りますわね」
櫻子「・・・帰って」
向日葵「嫌ですわ!それよりあなたが心配ですの」
櫻子「・・・私よりちなつちゃんの方が心配なんだろ!?」
向日葵「っ!何でそこで吉川さんの名前がでますの!?」
櫻子「だって、さっきちなつちゃんからプレゼント貰ったらスゲー嬉しそうだったじゃん!」
向日葵「・・・はぁ~」
櫻子「何だよ!もう帰れよ!一人にさせて!」
向日葵「櫻子?今日はエイプリルフールですわね?」
櫻子「・・・だから何?」
向日葵「もう、11時・・・私の決意が遅くなって悪かったですわ」
櫻子「もう帰ってよ!寝るから!」
向日葵「あなたいつも12時に寝るでしょ?・・・ってこのままでは平行線ですわね!櫻子!!!!」
櫻子「はい!?」
向日葵「まだ、エイプリルフールだから、今から私は大嘘を言いますわ、ええ大嘘ですわよ?」
櫻子「・・・」
向日葵「私は櫻子のことが大好きですわ!!!!!」
櫻子「・・・え?」
向日葵「私は・・・櫻子と・・・今以上の関係になりたくなかったんですの・・・」
櫻子「・・・?」
向日葵「だって・・・今以上の関係になろうとして、櫻子に拒絶されたら・・・」
向日葵「もう死ぬしか無いじゃないって・・・」
櫻子「え?何で・・・?」
向日葵「簡単ですわ」
向日葵「櫻子と一緒にいると、この世で一番楽しいんですもの!!」
櫻子「!!」
向日葵「クッキーを作るのは楽しいですわ・・・だって櫻子が笑顔で食べてくれるんですもの」
向日葵「マフラーを編むのは楽しいですわ・・・だって櫻子がぶつくさ言いながらも使ってくれるんですもの」
向日葵「勉強をするのは楽しいですわ・・・だって櫻子と一緒にいれる時間が作れるんですもの」
向日葵「赤座さんや吉川さんといると楽しいですわ・・・だって櫻子が私のために紹介しれくれた友達ですもの」
向日葵「外にお出かけするのは楽しいですわ・・・だって櫻子と色んな発見を共有できるんですもの」
櫻子「ぁぁぁ」ポロポロ
向日葵「さ、櫻子!?・・・何で泣いてますの?やっぱり嫌でした?」
櫻子「ち、ちがうの!ちがうの!!」ギュウウ
向日葵「え?」
櫻子「私わからなかったの!好きって何?」
櫻子「何で楽しそうな向日葵を見るとドキドキするの?」
櫻子「何でちなつちゃんと仲良さそうだと、ズキズキするの!?」
櫻子「何で・・・何で・・・って」ポロポロ
櫻子「でも、向日葵のお陰でわかった!」ギュウウ
向日葵「櫻子//」
櫻子「まだ、エイプリルフールだね?」
向日葵「そうですわね・・・」
櫻子「じゃあ、私も大嘘を言うね」
向日葵「・・・はい」
櫻子「私も向日葵のことが向日葵のことが・・・・」
櫻子「大好きーーーーーーーーーー」
向日葵「櫻子ーーー//」
櫻子「向日葵//」
向日葵「櫻子!ごめんなさいね、ごめんなさいね、ずっと近くにいてくれたのに」
櫻子「えへへへ、本当だよ向日葵・・・まぁ、私も自分の気持がわからなかったんだけどさ//」
向日葵「いいえ、私が悪かったんですわ・・・自分の気持に気づいていたのに」
櫻子「もう!謝るの禁止!・・・それより、もっとぎゅっとして?//」
向日葵「ええ、いくらでも・・・」ギュウウウウ
櫻子「い、痛い!痛い!強すぎ!向日葵!強すぎ!」
向日葵「あっ、ごめんなさい、加減が難しくて・・・」
櫻子「えへへへ、これから覚えていってよね//」ギュウウ
向日葵「まったく、櫻子には敵いませんわね//」
10 最後の嘘
櫻子「ねえ?向日葵?」
向日葵「なに?櫻子」
櫻子「もう一回、さっきの嘘言って?」
向日葵「またですか・・・」
櫻子「ねえ?お願い・・・//」
向日葵「ま、まぁ、減るものではないですしね・・・」スゥー
向日葵「私は櫻子無しでは生きていけませんわ!!」
向日葵「櫻子!!一生!一番大好きですわーーー!!」
櫻子「えへへへへ//」
向日葵「ふふ//」
櫻子「ねえ?向日葵?」
向日葵「なに?櫻子?」
櫻子「今何時か知ってる?」
向日葵「そういえば、結構立ちましたね・・・・・・・・・・・・」
櫻子「えへへ//」
向日葵「あぁぁぁぁぁ!!」
櫻子「もう4月2日だよ?」
向日葵「0時5分・・・・櫻子!騙しましたわね!」
櫻子「だって、向日葵は4月2日になったら、なかったことにするつもりだったんでしょ?」
向日葵「いや、それはあの・・・」
櫻子「向日葵は一生誰にも渡さないもんね!」
櫻子「一生私の物なんだから!!」
終
こんな時間に見てくださった方ありがとうございました!
次も書くことがあったら、よろしくおねがいします!
おまけ
「櫻子?私は本当の事聞いてませんわよ?」
「?」ハテ?
「私は4月2日に告白しましたけど、櫻子は?//」
「え?」
「え?じゃありませんわよ!櫻子の率直な気持ちが欲しいですわ//」
「あっ、えーと・・・」
「き」
「き?」
「きらいじゃないもーーーーん!!」
「さ、櫻子ーーーーー!?」