1 : 以下、名... - 2013/04/12(金) 22:37:26.08 o4sxXm3E0 1/33

みほ「World of Tanks、やります!」



みほ 「明日の訓練、中止ですか?」

「西住ちゃん、ほんっとーにゴメン!燃料が無いらしーんだわ」

柚子 「燃料を頼んでる業者さんと連絡が取れなくなってしまって……ごめんなさい」

「自動車部も殆ど備蓄が無いらしい、全く、まるでアルデンヌだ!」



「それで、次の訓練はいつになるんでしょうか?」

柚子 「ごめんなさい、今別の業者さんの手配をしてるんだけど……」

「戦車の燃費は悪いからな、訓練の度にガソリンスタンドで入れるわけにもいかん」

「やー、参った参った。まっさかドラム缶一本残ってないとはねー」



沙織 「間隔空いちゃうとやりづらくなっちゃうね、恋愛と同じで」

麻子 「沙織の場合、空ける相手もいないだろうが」

沙織 「う、うるさい!」

優花里 「予備の燃料が無いんじゃ機動訓練は出来ませんし、砲撃場まで行って戻ってこれませんね」

「何か、代わりにできる事があれば……」



「そだ、西住ちゃん。いーもんがあるんだよ」



元スレ
みほ「World of Tanks、やります!」
http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1365773846/

2 : 以下、名... - 2013/04/12(金) 22:38:17.72 o4sxXm3E0 2/33

みほ 「いいもの、ですか?」

「うん、パソコンでちょっと面白いのがあってさ」

「かーしま、ノーパソ出して」

「はい」

 

http://www.youtube.com/watch?v=0jAnEOMwtA0


「実際とはちょっと違うんだけど、こんな感じ」

みほ 「World of Tanks……秋山さん知ってる?」

優花里 「ええ、ベラルーシ製のネットゲームですね。戦車のリアルさとゲーム性がウリで、月刊戦車道でもよく特集をやってます」

沙織 「……ベラルーシってどこ?」

麻子 「最近のゲームはすごいな」

「実物そっくりのシミュレーターだと一年とかついてけないけど、こういうゲームならやりやすいっしょ?」

「放課後に電算室の使用許可出しとくから、燃料のメドつくまでこれやっててくんないかな」

みほ 「いいんですか、学校でゲームなんて……」

「いーのいーの、練習の一環ってことにしとくからさ。結構バカにできないよこれ」



みほ 「……ということで来てみたけど」

沙織 「戦車道って、授業だよね?そのためにゲームって……」

優花里 「ま、まあまあ。コレだと全員が戦車に乗れますから、戦術の説明なんかにはいいかもしれませんよ」

「私、パソコンでゲームをするのは初めてです」

麻子 「マインスイーパーなら得意だ」



3 : 以下、名... - 2013/04/12(金) 22:38:54.36 o4sxXm3E0 3/33

あや 「ネトゲなら自信あるよ!モンスターでもテロリストでもやっつけちゃうんだから!」

優季 「戦車ゲームって、私たちの戦車もあるかなー?」

桂利奈 「ゲームでも戦車操縦するのー?」

あゆみ 「コントローラーとか使えないかな?」

「ボタンが足りないんじゃない?」

紗希 「……」



あけび 「バレーのゲームって無いのかな……」

典子 「プレステとかで出てるけど、コレってのはあんまり無かった」

「ゲームで再現できるほどバレーは甘くないわよ」

妙子 「そういえばプリズムコートってゲームもありましたね」



カエサル  「ゲームでも戦車に乗るのか……」

エルヴィン 「World of Tanksか、前に少しやったな」

左衛門佐  「経験者か、皆にも色々教えてくれ」

エルヴィン 「ああ勿論。そういえば、皆はCiviliz……」

カエサル  「やめろ、その名前を出すな!」

おりょう  「あの頃は成績がだだ下がりだったぜよ……」



4 : 以下、名... - 2013/04/12(金) 22:40:07.54 o4sxXm3E0 4/33

みほ 「こういうのは詳しくないんだけど……何から始めようかな」

優花里 「遊ぶ前には当然、アカウント作成なんですが……一から作るんですかね?」

「公式サイトで登録して、メール認証して……全員分のメールアドレスが無いとダメです」

       http://worldoftanks.com/

沙織 「ケータイ用のじゃダメだよね、全員分やってるだけで日が暮れちゃうよ……」

「アカウント……そういえば先ほど、小山先輩からこの紙を頂いたのですが」

麻子 「……これはアカウントリストだな。チーム名と番号の組み合わせ、パスワードとセットだ」

沙織 「Angler、Hippo、Duck、Rabbit、Turtle……英語だとコードネームみたい」

優花里 「なんかNATOのフォネティックコードみたいですね」

みほ  「じゃあ、まずはこれを皆に教えようか」

優花里 「パソコンにもちゃんとクライアントが入ってます……いいんですか、学校なのに」

麻子  「……いいんだろう、きっと」



沙織  「それにしてもゆかりん、なんだか詳しいね。戦車だから?」

優花里 「このゲームは前々から興味がありまして、プレイ動画や解説サイトを見てましたから」

みほ  「やった事はないの?」

優花里 「うちのパソコンだと動かないんです、このゲームは結構スペックが必要なんですよ」

沙織  「あー、そういえばこのパソコン、結構大きいよね」

優花里 「これなら大丈夫ですね。……持って帰りたいです、分解すれば、梱包材込みでもギリギリリュックに……」

みほ  「あ、秋山さん…?」

優花里 「じょ、冗談ですよ!流石にそんな気はないです!」

麻子  「やりかねん」



5 : 以下、名... - 2013/04/12(金) 22:40:42.86 o4sxXm3E0 5/33

沙織  「起動したね、アップデート始まった」

麻子  「ファイルサイズがでかいな」

優花里 「暫く待ちましょう」



……



みほ  「終わった。それじゃあPlayボタンを押して……」

優花里 「あ、ちょっと待ってください、確かここに……あった」

麻子  「またアップデートか」

優花里 「言語ファイルをダウンロードしてるんです、これで日本語で遊べます」

   「やはり普段使っている言葉のほうがしっくり来ますね」

優花里 「プレイヤーの殆どが海外の方なので英語力は多少は必要になるんですが、わからなくてもとりあえずは大丈夫です」

沙織  「あ、"Play"が"プレイ"になった」

みほ  「他にもフランス語、ブラジル語……いろんな国の人が遊んでるんだね。優花里さん、他のチームにも教えてあげて」

優花里 「了解しました!」



6 : 以下、名... - 2013/04/12(金) 22:41:19.88 o4sxXm3E0 6/33

※番号はガルパンWikiの記述順 敵ネームは架空の物です



みほ(Angler1) 「起動した。まずはアカウントとパスワードを入れて……」

沙織(Angler2) 「タイトルからして戦車だね。私たちのより強そう」

優花里(Angler4) 「ティーガー、ISにシャーマン……ワクワクします」

(Angler3) 「ログイン、と……これはガレージですか?」

麻子(Angler5) 「小さい戦車が写ってるな、これで戦うのか」

優花里 「最初はこの軽戦車からですが、ゲームを進めれば色んな戦車に乗れるようになりますよ」



あや(Rabbit6) 「戦ってお金と経験値を貯めて、パーツを変えたり別の戦車にしたりって感じみたい。……いかにもネトゲ」

(Rabbit1) 「へー、たくさん種類がある……どれにしよう」

優季(Rabbit5) 「あ、M3中戦車もあるよ!……最初からは使えないかあ」

桂利奈(Rabbit4) 「どれが一番強いのかな?」

あゆみ(Rabbit2) 「最初は色々試してみようよ」

紗希(Rabbit3) 「……」カチカチ



典子(Duck1) 「八九式は無いのかー……何にしよう」

あけび(Duck4) 「戦車道の出席名簿に書いたのはアメリカ戦車でしたね」

(Duck3) 「ソビエトは?昔のバレー強豪国だし」

妙子(Duck2) 「二つともやってみるってのはどう?」



エルヴィン(Hippo2)「国ごとに戦車の特性が違ってくるんだが、最初はさほど変わらないぞ」

おりょう(Hippo3) 「私は使いたい戦車のある国を贔屓にするぜよ」

左衛門佐(Hippo4) 「三突もいいが、シャーマンも捨てがたし……むう」

カエサル(Hippo1) 「中国戦車とはマイナーな………こいつは九七式か?」



7 : 以下、名... - 2013/04/12(金) 22:45:08.18 o4sxXm3E0 7/33

優花里 「普通にやると皆バラバラになってしまうので、小隊を組みましょう。最大3人チームなので2つに別れちゃうんですが」

沙織 「5人はムリ?」

優花里 「ちょっと難しいですね、中隊戦は初心者向けじゃないですし」

みほ 「3人と2人に別れちゃうね、どうやって組もうかな?」

「同じチームの人が近くの方がよろしいかと、隣同士はいかがでしょう?」

沙織 「すると私は麻子と一緒だね、やってる最中に寝ないでよ?」

麻子 「がんばる」



みほ 「いよいよ試合開始、かな?」

優花里 「ロード中は対戦者リストとマップ名等が表示されます。ルールは数種類あるんですが、今回は占領戦ですね」

みほ 「15対15、敵陣地を占領するか、敵戦車の全滅……殲滅戦に近いね」

「ええと、操作方法は……」

優花里 「基本的にはWASDで移動、クリックで射撃、ホイールで視点切り替えです。F1キーで操作方法が出てきますので詳しくはそちらを」



サア、イクゾ!



8 : 以下、名... - 2013/04/12(金) 22:45:40.20 o4sxXm3E0 8/33

沙織 「ゲーム開始……あれ、敵がいないよ?」

優花里 「実戦と同じで、自分か味方の戦車の視界に入らないと敵を捕捉できないんです。とりあえず味方についてきましょう」

みほ 「うーん、視界の位置が慣れないな……いつもは車長ハッチから見てるからかな」

「Wで前進、AとDで左右、Sで後進……レバーやハンドルで回さなくても動くのは、なんだか新鮮です」

ピピン!

みほ 「あ、敵を見つけたみたい」

優花里 「こちらの射程内です、視点を切り替えて、照準サークルに敵を捉えて絞って……Feuer!」



PAM! BAOM! PAM! BAOM! PAM! BAOM!



「中々当たりません……照準が難しいです」

優花里 「右クリックで自動照準が使えるので、慣れない内はそれを使ってみてください。敵砲塔を狙ってくれます」



シャゲキヨーイ PAM! BAGOM!ソウコウ、カンツウ!



優花里 「お見事、命中です」



9 : 以下、名... - 2013/04/12(金) 22:46:41.09 o4sxXm3E0 9/33

みほ 「一発貫通させただけじゃダメなんだね……ヒットポイント制?」

優花里 「はい、戦闘能力が完全に奪われるまでは戦闘可能です」

「戦車道とは少しルールが違うんですね」

優花里 「でも避弾経始や装甲厚の概念はありますから、狙う箇所や砲の性能によっては」



BAM! CAN!



優花里 「こうやって弾が逸れたり貫通しない、って場合があったりします」

みほ 「車体を斜めに向けたりすれば貫かれないのかな。軽戦車だと難しそうだけど」

優花里 「それに履帯やエンジンが被弾、損傷すれば動けなくなりますし、弾薬庫や燃料タンクを撃てば火災、下手すれば即刻大爆発です」

みほ 「爆発……怖いなあ。でも、それは敵の戦車も同じだよね?」

優花里 「そうです、敵戦車の燃料タンクや弾薬庫を撃ち抜けば、大ダメージを与えられるかもしれません」



リタイガヤラレタ!



「履帯が損傷……あら、治りました。修理は自動なんですね」

優花里 「そこはまあ、ゲームですから。ただ、砲撃を受け続けたりすると修理できませんし、一度壊れた箇所の能力は下がります」



10 : 以下、名... - 2013/04/12(金) 22:47:17.03 o4sxXm3E0 10/33

BTOOM! ダメダ! ソウイン ダシュツ!



沙織 「やられちゃった……麻子の戦ってるとこ、みてよ」



BAM! BAGOM!ヤッタゾ!

Angler5(T1)がHetzerHetz(Medium I)を撃破しました。

BAM! BAGOM!テキシャリョウ ゲキハ!

Angler5(T1)がCheapVodka(MS-1)を撃破しました。



麻子 「次だ」

沙織 「すごい、あっという間に2両やっつけちゃった」

麻子 「沙織が弱らせた敵だ、手柄横取りだな」

沙織 「もうちょっと長生きしてたらやっつけれたのにー……次はがんばる!」



…………



優花里 「勝ちました。わたしはやられちゃいましたが」

沙織 「負けちゃったぁ……麻子も最後までがんばったのに」

麻子 「孤立無援では勝てん」

みほ 「経験値と賞金と……詳しいスコアも見れるんだ」

「初回勝利は経験値が二倍だそうです、たくさん頂きました」

沙織 「負けちゃうとそれほど経験値もらえないね……もう一回!」

麻子 「今度は突っ込むなよ」



11 : 以下、名... - 2013/04/12(金) 22:47:58.42 o4sxXm3E0 11/33

左衛門佐 「経験値を使ってパーツ変更が出来るんだったな?先刻そんな話が」

エルヴィン「研究ツリーから装備の開発ができるんだ。何か変えてみるといい」

カエサル 「装備一覧は、っと……やはり大砲は重要そうだ。他は無線機、エンジンに……」

エルヴィン「砲塔は視界や搭載できる大砲、履帯は旋回性能や積載能力、エンジンは速度、無線は敵の発見情報を伝えられる長さに影響する。伝達距離が短いと情報が味方に届かんのだ」

おりょう 「むぅ、とりあえず良い物に変えておくぜよ」

カエサル 「もっと経験値を稼げば一ランク上の戦車に乗り換えれるみたいだな」

エルヴィン「そういうことだ」



DODODO! タマガハジカレター! DODODO! シャゲキ、ムコウ!

典子 「この戦車、機関砲が貫通しない!」

DOM!BAGOM!ジュウダイナ ヒガイヲ アタエタゾ!

妙子 「側面に回りこみます、そっちは履帯を撃ってください」



テキセンシャヲ ヤッチマッタゾ!

Duck3(MS-1)がRadioJammeR(T2 Medium)を撃破しました。



「やった、一両撃破!」

あけび 「後一発で撃破だったのに……返り討ちにされちゃった」



13 : 以下、名... - 2013/04/12(金) 22:49:21.94 o4sxXm3E0 12/33

あや 「秋山せんぱーい、中の人がケガした時ってどうするんですか?」

優季 「無線手負傷、とかって聞こえると、私がやられちゃった気分になるんですけど……」

優花里 「えーと、戦車の部品と違って、乗員は医療キットを使わないと回復しないんです」

あや 「医療キット?」

優花里 「戦車には医療キットや修理キットのようなアイテムを3つ積み込めるんです。それを使えば一度だけ部品や乗員を回復出来るんですよ」

優季 「あ、これかな。ガソリンとか消火器とかもある」

優花里 「とりあえず修理キット、消火器、医療キットの3つを積んでおくと、イザという時安心ですよ」

あや 「わかりましたー、とりあえず積んどきまーす」



……



「少し操作に慣れて来ました、やはり自力で狙ったほうが良さそうですね」

沙織 「経験値も結構溜まったね、そろそろ次の戦車に乗り換えれるかも?」

みほ 「軽戦車、中戦車、重戦車、駆逐戦車……いろいろあるね」

麻子 「多いな、全く聞いたこともない戦車もあるぞ」

優花里 「少数生産の試作車両なんかもたくさん出てきますからね、私でも解説できるか怪しいです」

「それぞれルートが分かれているんですね。四号戦車を使うためには、まず35(t)戦車に乗るべきなんでしょうか」

沙織 「そこから38(t)、38(t)nAと乗り換えていって……生徒会と同じ戦車かぁ」

麻子 「もう一つ、見慣れん種類があるな」

優花里 「自走砲は戦車道では規定外ですからね。丁度開発したので、次の試合で使ってみます」

麻子 「私は35(t)にするか」

みほ 「二号戦車も使ってみたいな、こっちも色んな戦車に繋がるみたいだし」

沙織 「どーしようかな、どっちも良さそう……」

優花里 「初期戦車を売れば数台分余裕ができるので、色々乗ってみるのも手ですよ」

沙織 「よし、ひっかえとっかえしてみる!」

「ひっかえとっかえ、って男の人じゃないんですから……」



14 : 以下、名... - 2013/04/12(金) 22:50:19.23 o4sxXm3E0 13/33

優花里 「今回のマップは砂漠ですね」

「そういえば私達、戦車道でも砂漠戦はやった事がありませんね」

沙織 「やだよー、暑いとノド乾くし、汗かくし」

優花里 「戦車も鉄ですから熱されちゃいますね、ヘタすると装甲板でタマゴ焼けちゃいます」

麻子 「やめろ、そんなの乗りたくない」

みほ 「私も、暑いのは苦手かな……今回の大会では無いと思うけど」

優花里 「あ、始まりました。今回は自走砲でそちらを援護しますね」

麻子 「……なんだその画面は」

みほ 「狙う視点が真上からなんだね」

優花里 「この車両は後方に腰を据えて、このように味方戦車が見つけた敵に砲撃を加えるのがお仕事です」

沙織 「遠くから撃てるなら、反撃されないね」

麻子 「スナイパーか……いいかもしれん」

優花里 「射撃位置について、味方の進む先を狙って……ビンゴです、敵戦車が現れました」

沙織 「チャンスだよ、ちょうど射線に入ってるし」

優花里 「狙いを定めて…定めて……огонь!」



………DOM!



15 : 以下、名... - 2013/04/12(金) 22:52:49.31 o4sxXm3E0 14/33

沙織 「……外れちゃった」

「狙い通り飛ぶわけではないんですね」

優花里 「ええ、着弾点が一定ではないので、今みたいにズレた所に当たったりするんです」

みほ 「次弾装填終わった、敵もまだ動いてない」

優花里 「速度を出されると厄介ですね、逃げられる前に撃ちます」



………BAGOM!ゲキハカクニン! モクヒョウノシジヲ!

Angler4(SU-18)が74_Icecream(T-26)を撃破しました。



沙織 「うわ、一撃。強いねこれ」

優花里 「このように射程、威力共に飛び抜けているんですが、機動力がないので接近戦には全く向いていません」

「確かに旋回速度が遅めですね、近づかれたら苦戦しそうです」

みほ 「そこは味方がカバー、だね。秋山さん、C5地点に行くから援護お願い」

優花里 「了解しました!」



……



みほ 「やられちゃった……やっぱり、地形を把握しないとダメかな」

優花里 「すみません、こちらも敵戦車に接近されて……軽戦車が突っ込んでくるのは怖いです」

「やはり障害物に隠れたりして、狙いづらい位置を保つべきですね」



17 : 以下、名... - 2013/04/12(金) 22:58:22.82 o4sxXm3E0 15/33

あや 「H35、おそーい……大砲もそんなに強くならないし」

桂利奈 「でもカチンカチンだね、全然ヒットポイント減ってない」

優季 「次はどんな戦車が使えるようになるのかなー」

「敵の大部隊と鉢合わせ……って私達以外向こう行ってるじゃない!こっち来てよー!」

あゆみ 「6対3じゃ勝てないよ、どうする?」

紗希 「……」

PAM! BAGOM! テキシャリョウ、ゲキハカクニン!

Rabbit3(M2 Light)がDarkest_Hour_45(T18)を撃破しました。



おりょう 「KVに狙われたぜよ!」

エルヴィン「少し耐えてくれ……よし!」



BAM! BAGOM! ヤッタゾ!

Hippo2(Marder2)が152mm_FTW(KV-1)を撃破しました。



おりょう 「助かったぜよ」

エルヴィン「駆逐戦車はバレにくいんだ、茂みに隠れたりすれば一方的に撃てたりもするぞ」

左衛門佐 「ぬぅ、シャーマンの前にリーにも乗らなければならんのか……うさぎチームとカブってしまう」

カエサル 「ローマは一日にして成らず、だな。私は自走砲で援護に回る」

おりょう 「やはり装備を変えんと、どんな戦車も扱いづらいぜよ……」



18 : 以下、名... - 2013/04/12(金) 22:59:47.86 o4sxXm3E0 16/33

エルヴィン「グデーリアンも大分進んでるんじゃないか?」

優花里  「あ、エルヴィン殿。まだまだこれからですよ。とりあえずドイツルートを進めようかと」

エルヴィン「私もだ、ヤークトパンターを目指す」

優花里  「別名ロンメル戦車ですね、ピッタリです」

エルヴィン「韋駄天グデーリアンはやはり四号か」

優花里  「ですね、その後はまだ決めかねてます。重戦車もいいですが、速度や火力も欲しいですし……何より色んな戦車が気になります」

エルヴィン「国が変われば戦車も変わる、自分に合った戦車を探すのがいいぞ」



19 : 以下、名... - 2013/04/12(金) 23:00:56.70 o4sxXm3E0 17/33

「桂利奈ちゃん、一旦隠れたほうが良くない?」「大丈夫!優希ちゃん援護お願い!」

「視界外から撃たれてます、敵が見えない!」「こんじょぉー!」

「来た、見えた、撃った……外した!」「池田屋、いや池に落ちたぜよ!」



みほ 「皆も楽しそう、たまにはこういうのもいいかな」

麻子 「盛り上がりすぎだろう」

沙織 「そう言いつつ、麻子も結構楽しんでるじゃん。えーと……なんて読めばいいんだろコレ」

優花里 「Tier(ティアー)ですね、戦車のランクみたいなものです」

沙織 「そうそれ、一番進んでるの麻子だよ。もうTier4の戦車とか乗ってる」

麻子 「次で四号だ、その後は別ルートでパンターを目指す」

沙織 「ちょっとやる気になってる……どうしたの麻子」

麻子 「そんなに変か、眠気が覚めてるだけだ」

優花里 「冷泉殿、流石です。私も四号目指して38(t)戦車に乗っているんですが……」

麻子 「格上の戦車と出くわしたら味方に任せろ、軽戦車じゃ太刀打ち出来ん」

優花里 「なるほど、あくまで偵察に徹する訳ですね!」

沙織 「あれ、このPzKpfwIII/IVって、私たちの乗ってる四号戦車とは違うの?」

優花里 「三号戦車と四号戦車の合いの子ですね、ちょっと違います」

沙織 「三号の次だから四号だと思ったのに……ルート間違えた」

「皆さんも色んな戦車に乗り始めてるみたいですね、私もMarderIIを開発してみました」



20 : 以下、名... - 2013/04/12(金) 23:03:11.35 o4sxXm3E0 18/33

典子 「敵が固い、45mm砲じゃいくら撃ってもブロックされる!」

妙子 「一旦引いてください、SU-76なら貫けます」

BAGOM!テキエンジョウチュウ

妙子 「やった、燃えてる!」

あけび 「BT-7じゃ火力が足りない……足は早いんだけど」

「T-28にしたら?速度もいいし、強い大砲が積めて……うそ、一撃でやられた?!」



あや 「結局、私達はみんなアメリカだねー」

「M3中戦車、上の大砲が使えない!これじゃ前しか撃てないよー!」

あゆみ 「後ろに下がって!射角狭いから前に出たら撃てないの!」

あや 「……本音出てない?普段撃ってる人だし……」

桂利奈 「このT82って戦車強いよ優季ちゃん!一撃必殺!」

優季 「いいなあ……私のやつ、まだ37mm砲しか積めないや」



左衛門佐 「M3もそうだが、所々にくせっ毛のある戦車があるな」

カエサル 「Tier4あたりから必要な経験値が増えるな、敵も中々手強いぞ」

おりょう 「な、なんぜよこのぼのぼのみたいな戦車は!」

エルヴィン「AMX40……よくそこまでたどり着いたな」



沙織 「戦車ごとに特徴っていうか、役割があるんだね」

「軽戦車が機動性を生かして敵を見つけて、中戦車や重戦車が足止めしている所を駆逐戦車や自走砲で援護、と言った感じでしょうか」



21 : 以下、名... - 2013/04/12(金) 23:03:59.13 o4sxXm3E0 19/33

キーンコーンカーンコーン



みほ 「あ、もうこんな時間かぁ……あっという間」

優花里 「うーん……肩がこりました」

沙織 「あたしもちょっと……ゲームは一日一時間……」

「もう晩御飯も近いですわね」

麻子 「つかれた」

みほ 「とりあえず、今日は解散しよっか」

沙織 「なんか飲みに行かない?下に自販機あるし」



「お疲れ様でしたー……って言っていいの?」「自走砲あたんないよー」「駆逐戦車いいかも……前出ちゃうとやられるけど」

「家でもやるか?アカウントは控えてあるぞ」「あの戦車は一人だと苦行ぜよ……」



ゴク ゴク ゴク

みほ 「……ふう」

優花里 「いやー、やっぱり喉乾きますねえ。電算室、結構乾燥してましたし」

沙織 「戦車ってコンピュータごしでも動かすの難しいんだね……あたし達結構すごいのかも」ゴクリ

「戦車の事を全て一人やる、というのも中々難しいんですね」

麻子 「沙織は前に出過ぎだ、恋愛でも無闇に動けばやられる」

沙織 「うぅぅ、麻子にすら恋愛を説かれるなんて………やだもー」

麻子 「すらとは何だ」



22 : 以下、名... - 2013/04/12(金) 23:04:38.08 o4sxXm3E0 20/33

翌日



沙織  「授業終わったから早めに来たけど、もう結構人いるね」

優花里  「そうですね。あ、エルヴィン殿」

エルヴィン「おいグデーリアン、ログインしてみろ」

優花里  「どうしたんですか………どういう事なんでしょうコレ」

麻子  「何がだ」

優花里  「なぜかGoldが500あるんです、昨日は0でしたよ」

沙織  「Goldって?」

優花里  「あ、Goldってのは課金して手に入るゲーム内のお金です。コレでしか出来ないことが結構あるんですよ」

 「コレでしか出来ないこと、ですか?」



23 : 以下、名... - 2013/04/12(金) 23:05:31.94 o4sxXm3E0 21/33

優花里  「例えば、装備を全部開発しきった戦車。これで稼いだ経験値はダブついてしまいます」

優花里  「ですがGoldを使えば、どんな戦車でも使えるフリー経験値に変換できるんです」

エルヴィン 「他にも戦車やアイテムを購入したり、戦車の保有上限を増やしたり、通常のクレジットに変換したり……用途は様々だ」

優花里  「プレミアムアカウントの購入も、本来はコレで行うんですよ」

沙織  「へー、なんか便利そう」

みほ  「みんなのアカウントに追加されてるみたい、会長がくれたのかな」

 「そういえば溜まったのに使えない経験値が沢山あるんです、コレのことでしょうか」

麻子  「新しく買った戦車の経験値を、別の戦車でも稼げるのか」

優花里  「それとお金に余裕ができるので、乗員を再訓練するのも良さそうですね」

沙織  「乗員って、この中の人の事?」

優花里  「はい、戦車の乗員は戦っているうちに能力が上がっていくんですが、お金やGoldを使えばある程度まで訓練できるんです」

エルヴィン「通常のクレジットなら75%、Goldなら一気に100%だ。射撃精度なんかがだいぶ違ってくる」

 「100%……ちょっとそれはズルいですね」

優花里  「その分高いですから、500ゴールドだと二人訓練して終わりです。別の戦車に乗っていた乗員を再訓練して他の戦車に乗せる、って事もできるんですよ」

沙織  「私は75%までにしとこっかな、Goldって大事みたいだし」

麻子  「それでも全員訓練するとなれば大分かかるな」



24 : 以下、名... - 2013/04/12(金) 23:08:28.03 o4sxXm3E0 22/33

………



優花里 「これで経験値は十分ですね」

沙織 「ついに四号戦車が使えるよ!長かった……」

優花里 「いやー、フリー経験値が使えてよかったです、38(t)nAは速度はともかく、火力が足りないですから」

麻子 「あんなデカブツと戦わされては、偵察どころか身動きもとれん」

優花里 「偵察車両扱いにされて、上位Tierの重戦車と戦うんですからね……IS-3にやられるとは思いませんでした」

「なんだか、生徒会チームの苦労が分かった気がします」

みほ 「でもマップや動き方を覚えたりも出来たから……初心者卒業だね」

沙織 「んー、やっぱり短砲身だと厳しいかな?」

優花里 「KV重戦車とかも相手にしますからね、長砲身砲が欲しいところです」

麻子 「やはり貫通力が足りん、HEAT弾を積んでおくか」

沙織 「経験値あんまり残ってないなあ。あ、エンジンはアップグレードできそう」

「実物との違いが気になります、とりあえず一度乗ってみましょう」



26 : 以下、名... - 2013/04/12(金) 23:09:24.38 o4sxXm3E0 23/33

沙織 「普段乗ってる戦車だから、何だかうまくいきそうな感じ」

みほ 「そうだね、ようやく本調子が出せそう」

優花里 「西住殿、今でも結構強いのにそれ以上ですか」

「あら、私だって負けませんわ」

麻子 「私だって普段操縦してるんだ、やるぞ」



シュツゲキ カイシ! ミナニ ブウンヲイノル



「今回は市街戦ですね」

優花里 「敵発見、チャーチルです。西住殿の正面に向かってます」

みほ 「あれは57mm砲かな、貫通力は高いはず……」

   「対して四号の前面装甲は80mm、でも車体を傾ければ……」

BAM!CAN!

みほ 「弾いた、けどちょっと危ないかな……」



27 : 以下、名... - 2013/04/12(金) 23:10:20.59 o4sxXm3E0 24/33

BAM!CAN!タマガ ハネカエサレタ!

優花里 「正面からだと分が悪いですね」

BAM!BAGOM!ジュウダイナ ヒガイヲ アタエタゾ!

みほ 「あっちのほうが射撃速度は上だね、単独だと撃ち負けちゃう」

「私達もこちらから狙います、火力を集中させましょう」



Angler3:Commissar_86(Churchill III)に対し射撃を乞う!

Angler4:了解!

BAM! ヤッタゾ!

Angler1:了解!

BAM! ソウコウ カンツウ!



みほ 「一時的にでも数で優位に立てば、重戦車相手でも勝てるはず」

「戦車は一度に一回しか撃てませんが、それは敵も同じですね」



28 : 以下、名... - 2013/04/12(金) 23:16:26.16 o4sxXm3E0 25/33

優花里 「しまった、こっちを狙ってます!」

みほ    「優花里さん、急いで正面向けて!」

優花里 「ダメです、間に合いません!」



BAGOM!ダンヤクコソンショウ! ユウバクセンデヨカッタナ! リタイガー!



優花里 「すみません、弾薬庫と履帯やられました! 装填間に合いません!」



「私が撃ちます、側面のハッチをよく狙って……」



BAM! BTOOM!イッチョアガリ!

Angler3(PzIV)がCommissar_86(Churchill III)を撃破しました。



「やりました!」

優花里 「助かりました、ありがとうございます」

みほ 「優花里さん、まだ修理キットある?」

優花里 「はい、吹き飛ばなくて幸いでした」

「重戦車はもういないようです、これなら後は徹甲弾でも対処可能ですね」

優花里 「あとは駆逐戦車に気をつけましょう、いきなり出てきたりしますから」



29 : 以下、名... - 2013/04/12(金) 23:16:59.08 o4sxXm3E0 26/33

麻子 「こっちの敵はヘッツァーか、うまく側面に回りこんで……」

BAM!ジュウダイナ ヒガイヲ アタエタゾ!

麻子 「……履帯破損、これで反撃できまい」



BAM!BTOOM!ヤッタゾ!

Angler4(PzIV)がVostok1991(Hetzer)を撃破しました!



BAM!BTOOM!ヤッタゾ!

Angler2(PzIV)がBarkmann_Corner(SAu-40)を撃破しました!



沙織 「私だってやるんだからね!車長やったこともあるし!」

   「次来た、一旦引こう!」

Angler5:了解!



30 : 以下、名... - 2013/04/12(金) 23:17:39.91 o4sxXm3E0 27/33

……



みほ 「勝ったね」

麻子 「勝った」



優花里 「理想的なウルフパック戦術でした、同じ車両での連携攻撃は強力です」

「経験値もたくさんもらえました、これで長砲身に載せ替えれますね」

沙織 「味方の人もけっこう強かったね、やられた戦車も少なかったし」

麻子 「ひどい試合だと開始後1分で消えるからな」



BAMM! BTOOM!ヤッタゾ!

Duck3(KV-1)がCombat_Quack(PzIII)を撃破しました。



「さすが重戦車、火力も装甲も一気に良くなった」

あけび 「このT-34もいいサーブ打てる感じ」

妙子 「こっちはもうすぐSU-85、うちの八九式にも85mm砲がほしい……」

典子 「T-50があったらフラッグ車も務まるのに……どこまでも逃げきれる気がする」



おりょう 「時速64Km……まさに夜明けぜよ……今までの遅さがウソのようぜよ……」

エルヴィン「ELC AMXは主砲に強力な90mm砲が積めるんだ、砲塔は回らんが立ち回り次第では大活躍できるぞ」

カエサル 「アヒルが白鳥になったな、自走砲乗りからすれば恐ろしいが」

左衛門佐 「そのELC、戦車道でも使えないか?私達なら2台コンビで」

エルヴィン「残念だがレギュレーション外だ、あきらめろ」

左衛門佐 「……無念」



31 : 以下、名... - 2013/04/12(金) 23:18:11.56 o4sxXm3E0 28/33

あゆみ 「みんな経験値どのくらいたまったー?M3使いづらいよー……」

「が、がんばれば大活躍できるよ?ほら」

紗希 「……♪」



BAGOM!テキシャリョウ ゲキハカクニン!

Rabbit3(M3 Lee)がJoin_Duty(Type T-34)を撃破しました!



あゆみ 「え、6両も撃破してる……ちょっとやってるとこ見せて」

あや 「次はどうしようかな。進む先が3つもある」

優季 「私はT1 Heavyかなー。ヘビーってなんだか強そうだし」

桂利奈 「私シャーマンにする!こないだと違って今度は追っかけまわす番だよ!」

「全部開発するとなると……うーん」



32 : 以下、名... - 2013/04/12(金) 23:18:41.44 o4sxXm3E0 29/33

  「おー、盛り上がってんねー」

みほ 「あれ、会長?」

  「やっほー、西住ちゃん。燃料のメドついたから教えに来たよ」

みほ 「本当ですか、ありがとうございます」

  「明後日ぐらいには全車両分届くってさ。かーしまがうまくやってくれたんだ」

   「普段の仕事じゃ百発百中なんだけどなー、かーしま」ガサリ モグモグ

みほ 「そういえば、お二人とも一緒じゃないんですね」

  「そ、今ヒマなのあたしだけなのさ。にしてもみんな楽しそーだ」



「占領妨害成功!」「まだ敵残ってるぜよ」「こっち側も主力は片付いた」「残りは駆逐戦車ばかりだ、厄介だな」

「あ、味方にあんこうさんチームがいますよ」「私達は右から占領エリアに向かいますから、そっちは左から攻めてくださーい」「わかりましたー」

「うりゃあ!」「桂利奈ちゃん、体当たりでやっつけちゃった」



みほ 「そうですね、皆でこうやって遊んでみるのも結構楽しいです」

  「んじゃ、週一ぐらいで電算室開放させとくか。たまに来て遊んでもいーよ?」

みほ 「い、いいんですか?」

  「いーのいーの、モノはいいのに全然使ってないんだもん。今度はあたしもやっかな」

沙織 「そういえばカメさんチームのアカウントもあったね」

  「あたしのヘッツァーは強いよー」



33 : 以下、名... - 2013/04/12(金) 23:19:30.96 o4sxXm3E0 30/33

優花里 「これからも遊べるんですね。エルヴィン殿、今度は一緒に小隊を組みましょう」

エルヴィン「勿論だとも、後ろは任せてくれ」

 「今度は他の戦車も色々使ってみたいですね」

麻子  「英国戦車が気になるな」

あゆみ  「これさ、実戦でどう動いたらいいか、とか応用が効きそうじゃない?」

桂利奈  「あ、そうかも!」

左衛門佐 「聞けばクランなるものがあるらしいな」

おりょう 「一度ココの全員でも戦ってみたいぜよ」

妙子  「私達の戦車もこうやってパワーアップできたらいいのに…」

典子  「うーん、戦う度にお金がもらえたらねー……」



34 : 以下、名... - 2013/04/12(金) 23:20:21.19 o4sxXm3E0 31/33

―後日



カチューシャ「いーい? 負けたらシベリア送り25ルーブルよ!」

ノンナ   「……? 隊長、陽動部隊から報告です、敵戦車見当たらず」

カチューシャ「何の間違い?作戦じゃもう接敵して、そのあと村までまっすぐ……」



BAM!BAGOM!KTOTOTOTONK!DOGOM!

無線「こちら4号車、やられました!」「側面に回りこまれました!両側からです!」「履帯損傷!動けねぇだよー!」ザザーッ



カチューシャ「! かーべーたん、援護に……」

無線「ダメです、エンジン出火!旗上がっちゃいます!」「やめろ!同士討ちだ!」「やられたー!」ザザ、ザー……



36 : 以下、名... - 2013/04/12(金) 23:21:50.94 o4sxXm3E0 32/33

………



ノンナ   「……逆に私達が追い込まれるとは」

伝令子   「猶予は3時間だそうです」

カチューシャ「ぜっ、絶対に降伏なんかしないわよ!みんな、逃げたら後で怖いからね!……へっくし!」



「ゲームでも訓練でもM3ばっかり乗ってた甲斐があったよ、私……」

優季 「まさか75mm砲でKV-2やっつけれちゃうなんて!」

あゆみ 「主砲がすっごく狙いやすくなった、桂利奈ちゃんさすが!」

桂利奈 「まかせて!どこにだって撃てるようにしちゃうよ!」

あや 「なんだか自走砲に狙われてる気がする……いないよね?」

紗希 「……」コクリ



典子 「あのT-34……うちのと交換できないかな」

妙子 「中の人に聞いてみようかな、スープ持って」

「い、いくらなんでもそれはフェアじゃ……」

あけび 「57mm砲積んでるタイプはありませんか?」



左衛門佐 「うまく行ったな、視界外から撃てればこっちのものだ」

カエサル 「やはり偵察と連携が要だな。カモさんチームはやられてしまったが、今や我々が優勢だぞ」

おりょう 「しかしISが残っとるのはマズイぜよ、Tierが2つも上ぜよ」

エルヴィン「ISもT-34-85も視界が悪い、側面さえ突ければ……」



優花里  「なんだか皆、一気に頼もしくなりましたね」

    「頼もしいとは、少し違うような……」

みほ   「ゲーム感覚って……怖い」



おわり



39 : 以下、名... - 2013/04/12(金) 23:28:45.95 o4sxXm3E0 33/33

あちこちで公開していたものを微修正してこちらに公開してみました。
初投稿につき至らない点が多々ありますがご容赦ください。

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