◆艦娘が出て殺す!シリーズ◆
◆ウェルカムトゥ・ネオサイタマ・チンジフ
http://ayamevip.com/archives/44516722.html
◆ラスト・クチクカン・ガール・スタンディング
http://ayamevip.com/archives/48089635.html
元スレ
【艦殺(艦これ)】ラスト・クチクカン・ガール・スタンディング
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1434927358/
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
【キックアウト・ザ・ニンジャ・テイトクファッカー】#1
「アーッ!」ハツカゼは自分の悲鳴で目覚めた。無事だ!ここは自室であり仕事場だ。正面の壁に貼られた「!すでのな」のショドーが彼女に確かな実在感を取り戻させる。
「現実よね!?」そして棚の上のフクスケを指差す。「フクスケ良し!」さらに小さなベッドで寝息を立てている二匹のクローン医療妖精を指差す。「助手良し!」さらに寝巻きのズボンを下ろす。「下着良し!(漏らしてない!)」
ハツカゼは慌ただしく装束を着込み、洗面所に飛び込むと、激しい勢いで歯磨きを始めた。「ふがふが、バカバカバカッ!!」鏡の向こうから血走った目で自分が睨んでくる。「なんだってのよ!spit!」シリコン歯磨き粉を洗面台に吐き捨て、蛇口から出る水で荒っぽく顔を洗う。
だが……「アーッ!?」飛沫の中で目を閉じるや、ハツカゼはまた悲鳴を上げて後ろへ飛び退いた。そして自室に駆け戻る。「フクスケ良し!助手良し!下着………良くなし、勘弁してよちくしょう…!」
しかし「!すでのな」のショドーをじっと見る内にハツカゼの心は再び落ち着いた。「……フーッ。慣れろ。慣れるのよ私。もう、見えちゃうものはしょうがないのよ、大丈夫。フーッ」とりあえず彼女は下着を変える事にした。
彼女を苛むのは正体不明のイメージ。目を閉じるたびに彼女は深海の闇の中に放り込まれる。つい昨日の夜からだ。こんなことはチンジフに着任してからただの一度もない。
1年ほど前のあの日、ハツカゼはニュービー時代の任務中にとある味方の艦娘に激突し、そのまま大破した。なぜか激突された方の艦娘も大破した、極めてダイナミックな姿勢で。それ以来自分はカラテがからきしであるということを理解したのだ。
それ以来怠惰で任務や遠征を過ごすうち、ハツカゼはあることに興味を持ち始める。それが今の仕事である鍼灸治療だった。最初こそ何気なく手に取った本に従っておそるおそる友人たちに試す程度だったがこれが実際良く効くとたちまち評判になり、その腕を磨くうちに医療ケア長の肩書を授かったのだ。
ハツカゼは艦娘たちの治療を行う際、何らかの「イメージ」が頭に入り込んでくるのを感じる。その内容は砂漠であったり、テンプルであったりするが。いずれもその世界にわだかまる淀みをハツカゼが意識の中で振り払うようにしながら治療すると患者たちは皆、癒された。
(これってサイキックみたいなものなのかな?んなわけないか、アニメじゃあるまいし…所詮イメージよね)業務開始にはまだまだ早い時間だ。チンジフの艦娘たちも全員が寝ている時間である。ハツカゼは思い立って床の間の畳に正座し、目を閉じた。たちまち彼女は深海の闇に放り込まれる。望むところだ。
深海の闇はどこにまでも続いているようにも思える。こんなイメージは仲間たちの中でも見たことがない。彼女は深く考えないことにした。この闇そのものには慣れてきた。そのまま底を覗き込む。
よく見ると底には人影が映っている、女性か?ハツカゼは少し不安を覚え、慎重に意識を飛ばした。(((……ホシイ)))「え?」(((ホシイ、カレガ…ホシイ)))「え?」ハツカゼは微かに聞こえてくる声に集中した。(((アノヒトガ、ホシイノ)))「え?欲しい?」
(((ホシイ!アノヒトガ!ホシイ!アノヒトヲ、アタシノモノニ!)))
「アイエエエエ!?」ハツカゼは目を見開いて飛び上がった。「アイエエエエ!」寝室へ転がり込みフクスケを指差す。「フクスケ良し!」未だ寝ているクローン医療妖精たちを指差す。「助手良し!」そして「!すでのな」のショドー。「下着は…そういえば履いてなかった!セーフで現実!よしちくしょうッ!!」さらに彼女は違和感に気づく。もう業務開始時間だ!なんたる時間経過!
「だめよ…もうダメだわ…」ハツカゼは虚脱して、敷いたままのフートンに突っ伏した。「もう今日は仕事休もう…何よアレ?オオイ=サンなの?また提督がマッサージに来ないかな…あのごつごつした身体が…エヘヘ…でもアレ何なのよ?コワイ…」彼女はうつ伏せのまま沈黙した。チンジフに、また朝が来た。
【KANMUSLAYER】
◆どこかで見たような登場人物だがげんさくとげんさくが合わさりオリジナルになる。これがSS計算式なのだなあ◆
◆◆朝だ、もう始まる◆◆
【KANMUSLAYER】
ネオサイタマ・チンジフとキョート・チンジフ、この二つのチンジフからほぼ等距離に広がる海域がある。それがトコロザワ海。広さとしてはそれほどでもないがその深さは約8020mにも達する、この国において最も深い海域なのだ。
無論これほどの深さを誇るということは人間の踏み込める領域ではない、人の力を超える艦娘さえも。しかし暗黒メガチンジフ・シンカイセイカンヤの本拠地はここにある、それがトコロザワ・ピラー。この634m超のビルはトコロザワ海の底にそびえ立っているのだ。
その最上階の会議室、そこには整列するヤクザスーツ姿のクローン軽巡洋艦、謎めいた表情を浮かべる一人の深海凄艦娘、長テーブルに座るものが6人。彼女達はシンカイ・シックスゲイツ、セイカンヤの最高戦力であり支配者である。
「ファハハハハ…あのコは上手くやったみたいネ?」口火を切ったのはシックスゲイツの一人の港湾セイキ、「姫」級のひとりであり豊満である。「でもまだあの子は赤子同然です、自分の使命さえはっきりしていないでしょう」それに返答したのは離島セイキ、「鬼」級のひとり。「ファハハハ!アカチャン!」港湾セイキはコロコロと笑った。
「いいのよあの子は、いずれ完全に目覚める時がくる…それにその時は遠くないわ」蠱惑的な声でそうつぶやくのはツインテールの「鬼」、南方セイキだ。彼女は5人を見渡すように視線を巡らせる。「キャハハハ!なんせアタシの妹なのね?そりゃあスゴイに決まってる!」胸をそらして自慢気に語るのは飛行場キ、その目には人外の如き赤い光が灯っている。他の5人にもだ。
「まああのチビッコはいいとしてよぉ〜囚われの「あの方」はどうすんだよ?」「姫様…わたしたちの…心配…アア、どこかへ飛んでいきたい」残りの2人、装甲空母キと泊地セイキは誰かを案ずるような口調である。「それも大丈夫、こちらにもあの方に相当する「人質」はいる。ネオサイタマのやつらもウカツに手出しはできないわ」南方セイキの語る言葉は謎めいた響きを帯びている。その真実は揚々として窺い知れない。
「キョートのことはあの子に任せておけばいい…私たちはできることを、やるだけよ」おお、ナムアミダブツ!彼女の話す「あの方」とは!?「人質」とは!?そして「あの子」とは一体なんなのであろうか!?しかしこの暗い海の底で邪悪なる意識が蠢いていることは確かである!その意識がもたらす災いはマッポーの世にほかならぬであろう。
「そうですわね…そのためにも、ヲ級=サン?あなたの活躍に期待させてもらきますわ」離島セイキがテーブルの近くに立つ深海凄艦娘に目配せする。その声を聞いた彼女はゆっくりと顔を向ける、その薄く開いた眼の青い光の底には深海の闇めいた黒目が輝いている。シックスゲイツたちの表情が僅かに強張るほどのアトモスフィアである!そして彼女は…静かに口を開いた。
「…ヲッ?ゴメン、チョット…ネテタ。ナンテイッタノ?」
【KANMUSLAYER】
◆艦◆カンムス名鑑#25【雷巡チ級】非艦娘、セイカンヤ所属。強力なカラテ魚雷を使用する深海凄艦娘。しかしその実力を発揮する前に大爆発四散してしまった。無機質なメンポをつけている理由は童顔が恥ずかしいから◆艦◆
◆◆◆◆◆◆◆
【KANMUSLAYER】
草木も眠るウシミツ・アワー、ここは南西諸島海域、バシー島沖駐屯基地。セイカンヤとのイクサに勝利制圧したこの海域は夜も相まってか静寂に包まれている。
そしてこの駐屯基地に到着した5人の艦娘たちはネオサイタマ・チンジフの艦娘たち、小柄な五人の艦娘はイナヅマ、イカズチ、アカツキ、ヒビキの暁型姉妹である。この部隊を束ねるのは赤黒の装束の艦娘、センダイだ。彼女は何かを思案するような顔つきである。
「あ〜っ!やっと着いた。けっこう遠いなぁ」「ふわぁあ…ふだんはもう寝るじかんなのです…」「あんた達キアイ入れなさいよ!こんどこそ任務をちゃんとやって提督にほめられ…ふわぁあ」「とにかく一度仮眠をとりましょうセンダイ=サン」この四人の姉妹は一斉に喋る癖があり実際聞き分け辛い、しかし付き合いの長いセンダイにとっては聞き分けることなどベイビー・サブミッションに過ぎない。
「…………」しかしセンダイは無言である。無視しているという訳ではなさそうだ。「センダイ=サン…?」「…あっ!うんうんオツカレサマ!休む前に順番を決めて入り口の警備をしてね」ヒビキに改めて話しかけられ、センダイは慌てて返答した。
「分かりました、センダイ=サンはどうするんですか?」「わたしは…そうだな、ちょっとこのあたりを見回してくるかな一時間以内には帰ってくるよ」そう言うとセンダイは踵を返した。
「えっ!でも長距離航海をしたばっかりですよ?」「ヘーキヘーキ!ダイジョブダッテ!あたしって夜は得意なんだ、何かあったらIRCに連絡するからね!」そう言うとセンダイは夜の闇に消えていった、ヒビキは一瞬心配したがその心配はいらぬ事だと気付いた。なぜか?センダイは憲兵でありニンジャだからだ。
「センダイ=サンどうしたんでしょう…?」「何だか落ち着かないみたいね、やっぱりキョートにいる妹さんが心配なのかしら」「でもセンダイ=サンなら大丈夫だよ、ニンジャだし」「そりゃあそうだけど…」四姉妹は駐屯基地内にエントリーした。今回の彼女たちの任務はこの海域の警備だ、この基地でしばらくの間は過ごすことになる。
そして公正なるジャンケンの結果、最初の基地周囲の警備はイナズマが担当することになった。ウシミツ・アワーの海はそこはかとなく不気味だが四姉妹にとっては慣れたものである。「それじゃあ最初は私が行ってくるね。あんまりお菓子とか食べ過ぎちゃダメだよ!」「「「ハーイ!」」」
20分後、四姉妹のうちイナヅマを除いた3人は仮眠もとらずに自らの趣味に没頭していた。アカツキは子供向けのアニメ・カトゥーンに夢中、ヒビキは基地に備え付けのコミックを読みあさっている。根は真面目なイカズチでさえも持ってきた携帯ゲーム機をいじっている。いくら艦娘といえど彼女たちは見た目相応の精神年齢でありまだ子供なのだ。
「バケツボーイ、バケツボーイ!空を飛ぶ!!」「ワーッ!バケツボーイガンバレー!」はしゃぐアカツキを横目で見るヒビキは静かにしてよとでも言いたげな目をしている。「30分になったら交代だっけ?そろそろイナヅマに連絡しようかな」イカズチが携帯ゲーム機の時計機能を見て呟いた。
「そうだね、そろそろ連絡しようかな…」ヒビキが基地のIRC電話に向かおうとした時、来客を知らせるマイコ音声が鳴り響いた。「イヨォーッ!来客ドスエ。でも知らない人は中に入れちゃ駄目ドスエ!」来客?こんな時間に?ヒビキは訝しんだが受話器をとった。
「えーっと…ドーモ、ここはネオサイタマ・チンジフの駐屯基地です。何かご用ですか?」ヒビキが通話しながら監視カメラの映像を表示させるとそこに立っていたのは1人の艦娘であった。緑色の和服めいた装束を着る、ツインテールの艦娘である。
そして監視カメラに気づいたように顔を向けるその艦娘の表情は…にこやかであるが何かがおかしい、細かく痙攣しているようにも見え、その笑顔は愉悦に歪んでいるようにも見える。ヒビキは身体を強張らせた。
そして彼女は受話器に向かってアイサツした。「ドーモ、ハジメマシテ、アアー…近くを通りましたので…ご挨拶をと…キョート・チンジフの者です」キョト・チンジフ!?陥落したと伝えられたはずのキョート・チンジフの所属だとこの艦娘は言ったのである!
「えっ!?キョートから!?わ、私はヒビキです!あなたの名前は…!」慌てるヒビキをよそにその艦娘はカメラに向かってゆっくりとオジギした。「アー…ソウリュウです、ドーモ…イイ…」そのカメラ越しからでも分かる禍々しいアトモスフィアにヒビキは小さく失禁した。
【KANMUSLAYER】
(お知らせ : >>417においてキョト・チンジフというなぞの組織をうみだしてしまったので作者はケジメしました。それと先に言っておきますがげんさくの蒼龍=サン、ゴメンナサイメント重点)
◆艦◆カンムス名鑑#26【軽巡洋艦ダークカンムス】キョート・チンジフ所属、本名不明。妖刀「ベッピン」を操る恐怖の艦娘。組織に所属していながら素性、出生すべてが不明。ロードに忠誠を誓っているがその思惑さえも不明である。何故か装束の形状はセンダイやナカに似ている。バストはやや有情である◆艦◆
◆ちょっと間が空いてしまったが明日は更新すると思われる、備えよう◆
◆更新メント開始、今ならアニメイシヨンも全部観れるので同時再生、しよう!◆
【KANMUSLAYER】
「こちらです」「あ…ありがとうございます。アアー…」ヒビキは自称、キョート・チンジフ所属の艦娘のソウリュウを基地内に案内する。アカツキとイカズチとミニIRCで話し合い、とりあえずは中に招き入れる事にしたのだ。
シツレイと思いつつもヒビキは横目でソウリュウを見る。その佇まいは空母娘らしく、和風の装束に包まれている。しかし彼女の表情はどうだ?あからさまにおかしい。口の端からは微かに涎を垂らし、歩き方もふらついている。だがその速度は不自然に速いのだ。
ソウリュウはヒビキの後を自らの豊満なを揉みながらついてくる。「アー…この胸は気にしないでください。生まれつきですので…」「はあ」センダイが聞いたら血の涙を流しながら即座にゼロセンを投擲しそうな言葉である。キョートには色んな趣味の人がいるのかな?ヒビキはそう考える事にした。
……………………
「ドーゾ、チャです」「いえ…そんな」「ご遠慮なさらずに」「でも…アア…」「ぜひ飲んでください」「なら…イタダキマス」イカズチが差し出したチャをソウリュウは二回断ってから受け取り、飲み始めた。完璧な礼儀作法である。
(さすがキョート・チンジフ…見た目で判断しちゃダメだな)ヒビキはキョートについてあまり知っている方では無い。しかしキョートの艦娘たちは様々な礼儀作法にも通じていると聞く。ソウリュウのような特殊な性癖を持つ艦娘でもそのプロトコルはわきまえているのだろう。
応接室にいる艦娘は3人ヒビキとイカズチ、そしてソウリュウ。アカツキは中々戻ってこないイナヅマを呼びに行った。「それでソウリュウ=サン、お聞きしたい事があるのですが…」「何ですか…?アア…私に答えられる事なら何でも言いますよ?」
「私たちはキョート・チンジフは陥落したと聞いたんです」「陥落?キョートが?」イカズチの言葉にソウリュウは頭を45度傾けた。「陥落などしていませんよ?チンジフは変わらず動いています。ロードのご意思で…」「えっ!?じゃああの情報は誤報だってこと?」「なあ~んだ!…え?ロード?」ヒビキは安心しかけたがソウリュウの言葉に引っかかった。ロード?誰のことだろう。キョートのコドモ提督=サンのことかな?
キョート・チンジフにはネオサイタマと同じく「提督」がその指揮権を握っている。こちらの提督も二十代前半とかなり若いがキョートのコドモ提督は
さらに若い、ヒビキたち暁型姉妹と見た目の年齢がほとんど変わらないくらいに。しかし若いといえどもその指揮能力は非凡、ネオサイタマの提督にも勝るとも劣らないと聞く。気が弱いのが玉にキズらしいが組織の団結は深くムーホンもあり得ないとヒビキは思っていた。
「アアー…実はですね。通りがかったと言いましたが…本当は目的がありまして」「目的…?なんですか?」当然こちらが質問した後は相手の言葉を聞く順番である、ヒビキとイカズチはソウリュウの言葉に耳を傾けた。「その…この基地をですね…」ソウリュウが何かを呟こうとしたその時!ドタドタと廊下を走る音が聞こえたかと思うとアカツキがノックもせずに応接室にエントリーした!これは若干シツレイにあたる行為である。
「アイエッ!?どうしたのアカツキ!」「接客中だよ!」二人は一応は姉であるアカツキを叱責するが当の本人の息は荒く、その顔に浮かぶ僅かな恐怖の色に二人はただならぬアトモスフィアを感じとった。「ハァーッ…ハァーッ…!イナヅマが…イナヅマが…!」「イ…イナヅマがどうしたの?」警備中のイナヅマに何かあったのだろうか。
「とにかくヤバイ!ヤバイのよ!ほら見て!」アカツキが真横の暗がりから何かを引き寄せた。その「何か」は思っていたよりも大きい、その背丈は…自分たちと同じくらいの大きさで、その顔は何か恐ろしいものを見たかの様に恐怖に包まれそのまま固まっていた。
そう、そのオブジェか何かだったと思っていたそれは…立ったまま気絶しているイナヅマであった!「アイエエエエ!?イナヅマ!?」「ちょ、ちょっと!これって一体何が!?」アカツキは息も絶え絶えに語り始めた。「ヤバイのよ!何か海に立ってるって気づいて近づいたらイナヅマで!気絶してるし!白目むいてるし!しかも失禁…アイエエエエエエエエエエエエエエ!!」
「…え?」「え?」アカツキの言葉は最後まで続かなかった。アカツキはドカリとそのままオブジェと化したイナヅマの横に白目をむいて倒れた。その額には何かがくっついている、それはセンタクバサミであった。
「センタクバサミ?センタクバサミナンデ?」それはセンタクバサミ以外の何物でもない。チンジフで起こる日常的な失禁において装束や下着を干すために使うなじみの深い生活用品である。それがなぜ?なぜセンタクバサミがアカツキに?よく見るとそれはイナヅマにもくっついている。
センタクバサミが飛んできた方向はヒビキの対面、つまりソウリュウ側から飛んできたものだ、二人はゆっくりとソウリュウの方を振り向いた。「仕方ないですね…ひとりづつ…ひとりづつオブジェを作るつもりだったんですが…オ、オブジェ!!」いつの間にか立ち上がっていたソウリュウはビクビクと身体を震わせると装束の胸元をはだけ、ハカマ・スカートをたくしあげたのである!
おお、ナムアミダブツ!心臓の弱い読者はこのレスをご覧にならないで頂きたい!ソウリュウのさらけだしたあられもない身体には下着らしい下着は着けておらず、代わりにおびただしい量のセンタクバサミが身体のいたるところに挟まっているのだ!常人が見れば発狂死の可能性すらある恐ろしく冒涜的な姿である!コワイ!
「「アイエエエエエエエエエエ!?狂人!?」」イカズチは座ったままの姿勢で10㎝飛び上がり、ソウリュウの正面に座っていたヒビキは完全に失禁した!!ソウリュウはセンタクバサミの痛みに身を震わせながら表情を愉悦に歪ませた。「そうです…目的は、この基地をキョート・チンジフの所有するためなのです。だからあなたたちが次のオブジェですね?」
【KANMUSLAYER】
◆げんさく通りのタタミ針だと実際痛そうなので洗濯バサミにしました。これで青少年のなんかにも安心だ。以上です◆
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【KANMUSLAYER】
「「アイエエエエエエエエエエ!?狂人!?」」イカズチは座ったままの姿勢で10㎝飛び上がり、ソウリュウの正面に座っていたヒビキは完全に失禁した!!ソウリュウはセンタクバサミの痛みに身を震わせながら表情を愉悦に歪ませた。「そうです…目的は、この基地をキョート・チンジフの所有するためなのです。だからあなたたちが次のオブジェですね?」
(アイエエエ!何がどうなってるの!?とにかくセンダイ=サンに連絡を…!)失禁しながらもヒビキは小型IRCを取り出しセンダイに連絡しようとした。だが!「イヤーッ!イイーッ!」「ンアーッ!?」ソウリュウが射出したセンタクバサミがヒビキの手に挟まりヒビキは小型IRCを取り落とした!
射出した、そう、射出したのである。腕を使う事なくセンタクバサミを!ソウリュウは全身の筋肉を高速振動させることにより身体に挟まっているセンタクバサミを射出したのだ!
「ヒ、ヒビキ!待ってて!今私がやっつけ」イカズチがヒビキの前に躍り出る。「アア…何でですか?」「エ?あれ?」バカ!何をしているのだイカズチ!?ここは基地内である、そもそもイカズチたちはカラテ艤装を着けていないのだ!
「あ、そういえば装備つけてなかった…」「イヤーッ!イイーッ!」「アイエエエ!?」イカズチの脳天にセンタクバサミが命中!そのままヒビキの横にドカリと倒れた。無残!
(み、みんなヤラレチャッタ!?逃げなきゃ!)ヒビキはこの凄惨な状況に混乱し、逃げ出そうとする!だが!「アッ!アッアッアッ!!」ソウリュウがセンタクバサミを4連続射出!すべてがヒビキの足首に挟まった!「ンアーッ!」もんどりうって倒れるヒビキ!
「アイエ…アイエエエ…」ヒビキは失禁の跡を描きながらなんとか這いずり、逃げようとする。とにかくセンダイ=サンを呼ばなくては!さもないと姉妹全員で大爆発四散マッタナシである。「イヤーッ!」しかしソウリュウは無情にも回転ジャンプで這いずるヒビキの頭側に降り立った!
「残念ですが逃げられませんね?あなたたちにはこの基地のオブジェになってもらいますので…アア…」「アイエエエ!モウダメダー!」自分の目前にしゃがみ込んだソウリュウのハカマ・スカートの中の狂気の空間を見たヒビキは絶叫する!絶望感が彼女を包み込んだ。
「でも…折角ですから。みんな一緒にしましょうか」「アイエエエ…エッ?」そう言うとソウリュウはヒビキの額にセンタクバサミを挟みつけた!「イヤーッ!」「アッ!」ヒビキの意識はそのままブラックアウトした。
今やこの応接室は白眼をむいて倒れる姉妹たちや失禁の跡によりマッポー空間と化していた。しかしその中心にいるソウリュウは喜びに身を震わせている。「とてもイイ事なんです…アッ!だから楽しみにしていてください!アヘ…アヘ…」
【KANMUSLAYER】
◆艦◆カンムス名鑑#26【正規空母ソウリュウ】キョート・チンジフ所属、グランドマスター・トネ派閥の艦娘。少なめの搭載数を補うために生み出したセンタクバサミ・ジツを操る。小柄だが正規空母娘の例に漏れず豊満。なお異常な性癖は生まれつきである◆艦◆
◆ソウリュウ=サンにはセンタクバサミを挟めるところがリュウジョウ=サンやタイホウ=サンなどと違って面積がひろいのであることだなあ、更新は明日なのです◆
◆◆◆◆◆◆◆◆
【KANMUSLAYER】
(これまでのあらすじ : ここはネオサイタマ・チンジフの駐屯基地。そこにひとりの艦娘が来訪した、彼女の名前はソウリュウ。キョート・チンジフに所属する変態である)
(このあからさまに様子のおかしい来訪者をウカツにも招き入れてしまった暁型四姉妹は彼女のセンタクバサミ・ジツによるアンブッシュで全滅、気絶昏倒してしまったのだ…)
(この危機を救うことができるのは旗艦であるセンダイただひとり!しかし今彼女はここにはいないのだ。このままでは四姉妹が辱めを受けた上に大爆発四散するのは確実!急げ!センダイ、急げ!)
「ン…アッ?」イナヅマは身体の端々のチクチクとした痛みに目を覚ました。私は基地の周りを警備巡洋していたはず…いつの間にか寝ちゃったの?
イナヅマは身体を起こそうとする、だが動かない。「あれ…?」そもそも身体は寝ていない、立っているのだ。十字形の板に括り付けられて。
(あれ…?あれ…?)イナヅマはぎしぎしと身体を動かすが拘束はビクともしない。徐々にイナヅマは理解してきていた、この非常事態を。
(ナンデ…拘束ナンデ?確か…私は…)イナヅマが記憶を辿ろうと顔を上げたとき、ワン・インチ距離に顔があった。その狂気の笑みを見た瞬間にイナヅマはすべてを思い出したのであった。
「ドーモ…アア…オハヨウゴザイマス」「ア……」思い出した。この人だ。なぜか海に立っていたこの人に近づいたらいきなり服をはだけて、そこにあったのはセンタクバサミだった。センタクバサミが飛んできて…私に…
「アッ…アイエエエエエエエエエエエエエエエエエ狂人!!」ナムアミダブツ!すべてを思い出した瞬間イナヅマは号泣し失禁した!その無残なさまを見てソウリュウはさらにその顔を愉悦に歪ませる!「アーッ!イイ!タマラナイ…!その顔です。その顔をもっと見せてください!」(まず彼女はここで達した)
「「「アイエエエエエエエエエエエエエエ!?」」」イナヅマが意識を取り戻したのと同時に残りの三人も目を覚ます。当然3人とも拘束されたまま号泣し失禁した!一瞬にして応接室は阿鼻叫喚のジゴクと化したのである。おお、運営よ寝ているのですか!?
◆読者の皆さんのずのうへの重篤なダメージをけねんして一旦休憩します。夜食とか食べなさい◆
◆よく寝た?再開する◆
「「「アイエエエエエエエエエエエエエエ!?」」」イナヅマが意識を取り戻したのと同時に残りの三人も目を覚ます。当然3人とも拘束されたまま号泣し失禁した!一瞬にして応接室は阿鼻叫喚のジゴクと化したのである。おお、運営よ寝ているのですか!?
「おや?皆さん全員起きたようですね」一度達したおかげかソウリュウはやや冷静に呟いた。「アイエエエ…私たちをどうするつもりなの!?」アカツキが拘束から脱しようと試みるが叶わぬ、完全に板に固定されている!
「先ほど申し上げたとおりです…あなたたちはオブジェなのですよ?」そう言うとソウリュウは部屋の中を歩き始めた。「ゴリラ、タコ、ドラゴン、そしてイーグル…この四つの方角にオブジェを配置しマヨケするのです…あなたたちの痴態で…アアッ!アアイイーッ!!」」
((((アイエッ…!))))喜びに身を震わせるソウリュウを見た四姉妹から悲鳴は出なかった。もはや声は出ず、失禁も止まった。狂っている、そう分かった瞬間四姉妹はシンクロめいて絶句した。
しかし部屋の中を奇妙なムーンウォークで歩き回っていたソウリュウは絶句するアカツキの前でピタリと止まった。「でも…オブジェにしてはちょっとさみしいかもしれません」「エッ…」そう言うとソウリュウはアカツキの学生服めいた装束に手をかけ…一気に引き剥がした!
「イヤーッ!」「ンアーッ!?」アカツキは瞬時に下着一枚に靴下の格好にされてしまった。ヨイデワ・ナイカ重点!上の下着はつけていない、子供ゆえのウカツである!「アイエエエエ!!」「イイーッ!次です!」そう言うとソウリュウはバク転でイナヅマの前に移動し、学生服めいた装束に手をかけ…一気に引き剥がした!
「イヤーッ!」「ンアーッ!?」イナヅマは瞬時に下着一枚に靴下の格好にされてしまった。ヨイデワ・ナイカ2重点!上の下着はつけていない、子供ゆえのウカツである!「アイエエエエ!!」「イイーッ!次です!」そう言うとソウリュウはバク転でイカズチの前に移動し、学生服めいた装束に手をかけ…一気に引き剥がした!
「イヤーッ!」「ンアーッ!?」イカズチは瞬時に下着一枚に靴下の格好にされてしまった。ヨイデワ・ナイカ3重点!上の下着はつけていない、子供ゆえのウカツである!「アイエエエエ!!」「イイーッ!次です!」そう言うとソウリュウはバク転でヒビキの前に移動し、学生服めいた装束に手をかけ…一気に引き剥がした!
「イヤーッ!」「ンアーッ!?」ヒビキは瞬時に下着一枚に靴下の格好にされてしまった。ヨイデワ・ナイカ4重点!上の下着はつけていない、子供ゆえのウカツである!「アイエエエエ!!」「イイーッ!タマラナーイ!!」そう言うとソウリュウはなぜか自分の装束に手をかけ…一気に引き裂いた!キャバァーン!ヨイデワ・ナイカ5重点!もはや測定不可能だ!
そしてソウリュウはいつの間にか手にしていた小型ビデオカメラで四姉妹を嘗め回すように撮影し始める。「今から…アアッ!皆さんの身体に余すところなくセンタクバサミをつけて、私とおそろいになりましょう!そしてこのビデオはあなた方の提督にお送りします!だからごあんしんください」ナ、ナムアミダブツ!なんたる狡猾な精神の蹂躙か!もはや四姉妹はあまりにもの恥辱と屈辱に声もなくべそをかくことしかできぬ!
「Wasshoi!」
しかしソウリュウがセンタクバサミをアカツキの平坦な胸にセンタクバサミを挟もうとした時、応接室に決断的なカラテシャウトが響き渡った。どこから?それは応接室の中央からだ!おお、見よ!そこには応接室中央のタタミがパカリと開き、中から赤黒の艦娘が飛び出してきたのであった!敵艦を殺すニンジャが!
「イヤーッ!」「な…グワーッ!?」その赤黒の投擲したゼロセンはソウリュウの小型ビデオカメラを粉々に爆砕!「イヤーッ!」「グワーッ!イイーッ!」さらに追撃のカラテキックでソウリュウは壁際まで吹き飛ばされる!
彼女はキックの反動でクルクルと回転しタタミに降り立ち、壁に打ち付けられたソウリュウに向きなおる。「ドーモ、ソウリュウ=サン。センダイです。悪趣味なオブジェが余程好きと見える、ならばオヌシがなってみればよい」死神がジゴクめいた声でアイサツした。
【KANMUSLAYER】
◆ひどいエピソードンが始まると予告しておいたので作者にケジメの責任はありませんがとりあえずケジメしておきました。なおまだ続く。備えよう◆
◆明日な〜◆
◆◆◆◆◆◆◆◆◆
【KANMUSLAYER】
彼女はキックの反動でクルクルと回転しタタミに降り立ち、壁に打ち付けられたソウリュウに向きなおる。「ドーモ、ソウリュウ=サン。センダイです。悪趣味なオブジェが余程好きと見える、ならばオヌシがなってみればよい」死神がジゴクめいた声でアイサツした。
センダイがエントリーした応接室は仮にここに狂乱状態の提督がいれば、即座に四姉妹を同じ回数前後するであろうほどの凄惨たる状況である。しかしセンダイは眉ひとつも動かさず、その瞳に静かに怒りの炎を湛えている。
「「「「アイエエエエ!ニンジャ!ニンジャナンデ!?」」」」極度の混乱状態にあった四姉妹は唐突なニンジャの登場に驚愕し四方向同時失禁!さながら観光地のマーライオンの如しである!
ナムアミダブツ…!いかな味方とはいえカンムスソウルの奥底に刻み込まれたニンジャ存在への恐怖はそう簡単に拭えぬものではない。しかしセンダイは立っている、四姉妹を救うために!
「落ち着け、今助け出す。敵を倒してからだが」センダイは倒れ伏せるソウリュウを凝視したまま答える。「………アーッ!!」しかし突然ソウリュウは身体をびくんと震わせたかと思うと腕を使わずに足の力だけで勢いよく立ち上がった!コワイ!
「アハー…ドーモセンダイ=サン、ソウリュウです。この痛み!イイッ!こんな痛みはダークカンムス=サンとクミテしてから久しぶりです…アア」ナムサン!あれほど見事なアンブッシュでもソウリュウにはダメージを殆ど与えられておらぬ!逆に彼女の目は快感にとろけんばかりである。
(ヌウッ…今の一撃は中爆発四散してもおかしくなかった筈。もしや此奴はイタミ・カンムスクランの?)センダイはじりじりと距離を詰めてゆく。「しかし喜ばしいことです…またひとつオブジェが増えるのですから。しかもその平坦なお身体…この四人と良く合」
「イヤーッ!」ソウリュウが何か憚られることを言う前にセンダイの右手がムチのようにしなりゼロセンが投擲される!「グワーッ!イイーッ!」ゼロセンはソウリュウの顔面に吸い込まれるように着弾!しかしのけぞるソウリュウの顔にはさらなる愉悦が溢れた!鼻血を垂らしてもなおである!
「イヤーッ!」センダイは間髪入れずにゼロセンを四連続投擲!「アッ!アッアッアッアッ!!」しかしソウリュウの射出したセンタクバサミよってすべて相殺破壊!なお撃ち出されるセンタクバサミがセンダイに襲いかかった!「イヤーッ!」センダイは側転で回避!
しかしこの応接室はさほど広くはない。一度側転をしただけでも壁がすぐ近くにある。回避行動を取るのは困難だ!「アアー…あなたは室内でカラテ砲は使えない。無論私もコウクウキは使えません…」ソウリュウはカクカクと動きセンダイに向き直る。
この変態の言うことは実際図星である。センダイがカラテ砲を1発撃つ間にソウリュウはセンタクバサミを3発を射出することができるであろう、カラテ砲発射のスキをわざわざ晒すことになる。なによりもまずこの狭い室内には拘束された四姉妹がいる!フレンドリーファイアの危険性があるからだ。
「なのでここでは私にフーリンカザンがあるのです…だからあなたは勝てません。早くオブジェになりましょう!」「断る」いセンダイは油断なくジュー・ジツの構えを取る。カラテ砲が使えないのならばゼロセンと素手のカラテあるのみ。ただそれだけだ!
◆一度寝る◆
◆四姉妹はこんらんしていたので急性NRSに陥っても仕方のないことですね?なお失禁は本物の戦艦でいえばただのオイル漏れとかなのでごあんしんください、再開な◆
「アー…残念です………イヤーッ!!」ソウリュウはセンタクバサミを連続発射!センダイのとった行動は…「イヤーッ!」おもむろに足下のタタミを殴りつけた!
ニンジャ筋力による衝撃を受けたタタミは跳ね上がり、盾めいてセンダイの前に立ちはだかった!センタクバサミはタタミにすべて防がれる。おお、ゴウランガ!センダイは不利な状況下であろうとフーリンカザンを己のものとしたのである!
「あ…あれはカラテ奥義、タタミ・ケン!!」「知っているのヒビキ!?」半裸のまま拘束され失禁したままヒビキは文献でしか読んだことのないカラテ技の名を語った。
カラテ奥義タタミ・ケン、この技の出自は明確ではないが一説には己のチンジフの執務室にタタミを敷いたカラテマニアの提督がトレーニング中に偶然生み出したといわれている。そしてこの技を使うことができる艦娘は限りなく少ないのだ。
己のカラテセンスにより、即興で編み出したカラテ技が偶然にも失われつつある奥義と重なったのである!何たるセンダイのフーリンカザンにおけるカラテ化学反応の偶然の産物か!
「アッ!アッアッアッアッ!!」ソウリュウは間髪入れずセンタクバサミを連続発射!「イヤーッ!」センダイはタタミを跳ね上げる!センタクバサミがタタミにすべて防がれる!
「アッ!アッアッアッアッ!!」ソウリュウは間髪入れずセンタクバサミを連続発射!「イヤーッ!」センダイはタタミを跳ね上げる!センタクバサミがタタミにすべて防がれる!
「アッ!アッアッアッアッ!!」ソウリュウは間髪入れずセンタクバサミを連続発射!「イヤーッ!」センダイはタタミを跳ね上げる!センタクバサミがタタミにすべて防がれる!
「アッ!アッアッアッアッ!!」ソウリュウは間髪入れずセンタクバサミを連続発射!「イヤーッ!」センダイはタタミを跳ね上げる!センタクバサミがタタミにすべて防がれる!
「アッ!アッアッアッアッ!!」ソウリュウは間髪入れずセンタクバサミを連続発射!「イヤーッ!」センダイはタタミを跳ね上げる!センタクバサミがタタミにすべて防がれる!
「アッ!アッアッアッアッ!!」ソウリュウは間髪入れずセンタクバサミを連続発射!「イ……ヌウッ!?」センダイはタタミを跳ね上げ…られない!?その答えは残酷なまでにシンプルだ。跳ね上げられるタタミがアウト・オブ・アモーしたのだ!
センタクバサミが眼前にまで迫る!「イヤーッ!」センダイは何とかバク転で回避しようとする。しかしすべては躱しきれず、はためいたスカートの中にひとつのセンタクバサミが着弾した!「ンアーッ!」センダイのたわわな尻にセンタクバサミが挟まった!センダイは苦悶!
仮にセンダイのニューロンに同居者がおれば彼女のことを「バカ!ウカツ!」と罵ったことであろう。しかしセンダイの判断が遅れてしまうのには理由があったのだ。
センダイはキョートにいる妹を心配するあまり、制圧したばかりの海域に無意識に立ち入ってしまった。そこに現れた3ダースのクローン駆逐艦をスレイしてからこの基地まで戻ってきたのだ。クローン駆逐艦などセンダイの敵ではないが連戦により彼女はほんの僅かだが憔悴している、そのツケがこのイクサで回ってきたということなのだ!
ひるむセンダイに向けソウリュウはすかさず攻撃せんとす…だが!「イイ…アッ!?」こちらもセンタクバサミがアウト・オブ・アモーした!センタクバサミの無い彼女はただの実際全裸の変態である。この機を逃すセンダイではない!「イヤーッ!」瞬時にソウリュウのワン・インチ距離までダッシュした!
そして床ギリギリまで姿勢を低くしたまま…斜め45度ポムポム・パンチ!「イヤーッ!」「グワーッ!イイーッ!」ソウリュウはキリモミ回転しながら壁に叩きつけられた!「アバッ…こ…この痛みッ!イイッ!イイすぎるッ!!」しかし当の本人にはそれほどダメージがあると思えない!なんたるイタミ・カンムスクランの艦娘のカンムス耐久力とカンムス被被虐性か!
センダイはバックフリップで距離をとると臀部に挟まったセンタクバサミを取ろうと試みた。しかしセンタクバサミはガッチリと挟まりセンダイの尻を離そうとしない!そのチクチクとした痛みはセンダイであろうと薄っすらと涙目になる程である。
「アイエエ…駄目です。取れないんですぅ…」イナヅマが弱々しく呟いた。「センダイ=サン!このセンタクバサミは何らかのジツによりエンハンスメントされています!だから…取れ…イタイ!」イカズチも身体をばたつかせるが取れる気配無し!
「スイマセン…センダイ=サン。アタシが…姉なのにしっかりしてないから」アカツキが無念とばかりに涙をぽろぽろとこぼす。しかしセンダイがアカツキに向けた目はジゴクめいた目ではなく、普段どおりの優しげで人懐こいセンダイの目であった。「ううん、アカツキ=サンは悪くない。」「エ…?」
姉妹を心配するあまり近しい仲間たちを疎かにしてしまった己のウカツを律しながらセンダイは改めてソウリュウに向き直った。その目にはセンコめいた光が灯っている!「だから…私が、絶対に助けてみせる」今は目の前の敵艦を倒すべし!後悔は死んでからすればよい!
【KANMUSLAYER】
◆艦◆カンムス名鑑#27【駆逐艦ハツカゼ】ネオサイタマ・チンジフ所属、医療ケア長を務める駆逐艦娘。カラテはからきしでありやや臆病な性格。他人の精神に干渉する何らかのジツを使うが本人も理解していない正体不明の能力を持つ。実は10人姉妹でユキカゼは妹のひとり。二匹の助手クローン妖精の名前はネコチャンとカワイイコというらしい◆艦◆
◆明日な◆
◆◆◆◆◆◆◆◆◆
【KANMUSLAYER】
「イ…イイ…こんなに痛いのはあまりありません…アッ!ンアッ!!」いつの間にかソウリュウは胸の谷間に挟んでいたバイオ巾着袋からセンタクバサミを取り出し『再装填』を終えていた。
「イイんですが…あなたの痛みが足りません、だから…お願いします」そう言うとソウリュウの体は突如不可解な痙攣を開始!センダイはニンジャ第六感により相手艦娘のカラテの高まりを感じ取った!
その一瞬の後、四姉妹全員も「何か」が来ることを感じ取った。「あれって….まさか!!」「センダイ=サン!相手のヒサツ・ワザがきます!!」ヒビキが言う終わる前にすでにセンダイは四姉妹を守るように立ちはだかり、決断的なジュー・ジツの構えを取っていた!
ソウリュウの痙攣が一際大きくなり…「アッアッ………アァアアアアアアアーッ!!!」ナ、ナムアミダブツ!体に装填したセンタクバサミをセンダイに向かって全弾発射!そして彼女は発射と同時に達した。センダイに野鳥の群れめいた大量のセンタクバサミが凄まじい勢いで襲いかかる!
「あ、あんな数のセンタクバサミがっ!!」「避けて!センダイ=サン!!」しかしセンダイは動かぬ!このコンマ数秒の時間の中でセンダイのニューロンは泥のように鈍化し、この恐るべき攻撃に対する最善手を導き出そうとしていたのだ!
ゼロセンでセンタクバサミを相殺破壊するか?不可能だ、全ては破壊しきれぬ。防御するべきか?否!そのままジツによって拘束されてしまうだけだ!数々のカラテ・イマジネーションからセンダイのとった手は…
「…イヤーッ!!」
「アアッ!これであなたもオブジェに…え?」センダイを確実に変態オブジェに改造したと確信したソウリュウは愉悦に歪む表情を向けるがその表情は固まった。なぜか?センダイが立っているからだ、両手を正面に突き出した姿勢で。
ソウリュウが呆気にとられる中、センダイは静かに握った両の拳を開いた。そこにあったのは全弾のセンタクバサミであった。最も近くにいたイカズチでさえ「見え」なかった。センダイの腕が爆発的な速度で動き、全てのセンタクバサミをつまみ取ったことを!
「な…何ィイイイイイーーッ!?」ソウリュウは驚愕!センダイはあのわずか数コンマの時間の間に反撃の最適解を導き出し攻略して見せたのだ!おお、ゴウランガ!何たるニンジャ器用さとカンムス器用さの相乗作用か!!
「イヤーッ!センダイはつまみ取ったセンタクバサミを投げ返した。センタクバサミはソウリュウの左足首を壁に縫い付けた!「イイーッ!」
「イヤーッ!」センダイはつまみ取ったセンタクバサミを投げ返した。センタクバサミはソウリュウの左手首を壁に縫い付けた!「イイーッ!」
「イヤーッ!」センダイはつまみ取ったセンタクバサミを投げ返した。センタクバサミはソウリュウの右足首を壁に縫い付けた!「イイーッ!」
「イヤーッ!」センダイはつまみ取ったセンタクバサミを投げ返した。センタクバサミはソウリュウの右手首を壁に縫い付けた!「イイーッ!」ナムアミダブツ!瞬く間に、全裸の艦娘が壁面に大の字になってハリツケにされていた!
「ンアーッ!動けません」ソウリュウがはぁはぁと息を吐いた。逃れようともがくが、己のジツによって強化されてしまったセンタクバサミはガッチリと応接室の壁に縫い付けていた!何たるインガオホーか!
ソウリュウが苦難して顔をもたげるとワン・インチ距離にセンダイの顔があった。殺艦衝動に満ちたセンコめいた光を放つ瞳を見た瞬間、ソウリュウはしめやかに失禁した。「アイエエエ…!あなたは…何なんですか?」「苦痛がオヌシのカラテの源、ならばこの一撃はどうだ?」
そう言うとセンダイは右手を掲げ、「イヤーッ!」研ぎ澄まされたチョップをソウリュウの首筋に放った!「…アバッ」その恐るべきチョップを食らった瞬間ソウリュウの意識は遥か向こうに消し飛び、白眼をむいて失神した。
いかなイタミ・カンムスクランの艦娘であろうと急所への研ぎ澄まされた一撃は並大抵のダメージではない。仮に同じ軽空母の艦娘であれば首が250度回転していてもおかしくないほどのダメージである。そしてソウリュウが失神した途端、四姉妹に挟まっていたセンタクバサミが力を失いパラパラとタタミに落ちていった。
「セ、センタクバサミがとれたっ!」「アイエエ…助かった…」センダイに拘束をといて貰った四姉妹はへなへなと床に座り込んだ。応接室内はカラテによる破壊の跡と跳ねあげられたタタミと引き裂かれた服と失禁の跡で惨憺たる有様である。
一方ソウリュウは失神さえしてはいるが大爆発四散してはいない、恐るべき耐久力だ。「とりあえず此奴はチンジフへ持ち帰りインタビューする」そしてセンダイはメンポを外して大きく息を吐く。「まあ、とりあえずみんな服を着ようか」センダイは挟まれた尻をさすりながら呟いた。
……………………………
ネオサイタマ・チンジフの地下深く、ここは牢獄と拷問室のある階層。その階層にある部屋のひとつの特別室に天井から下がる鎖と足元の鎖に全裸のまま拘束された艦娘がいる。センダイが持ち帰ったソウリュウだ。
ソウリュウの前にはひとりのにこやかな表情を浮かべた艦娘が立っている。その艦娘はおもむろに拘束されたソウリュウに近づき、無言で平手打ちした。「グワーッ!?」今まで気を失っていたソウリュウは頬に走る鋭い痛みに思わず目を覚ます。
ソウリュウが目を覚ました事を確認するとその艦娘はにこやかにアイサツした。「ウフフ、おはようございます。タツタです。ごきげんはいかがですか?」「イ…イイです…起き抜けにイイ…私はソウリュウです」ソウリュウもアイサツを返すがその身体に力が入る様子はない、センダイの一撃がまだ響いているのだ。
タツタはニッコリと笑うと無言で拘束されたソウリュウを平手打ちした。「グワーッ!イイーッ!」「あらら、確かにこれはイタミ・ジツですね。」タツタはチンジフにおいてもっとも拷問術に精通した艦娘であり、電信を用いた100種の拷問方法を提案した時は重要な役職に着く艦娘や提督を戦慄させたことがある程のワザマエである。
「アア…タツタ=サンは拷問のプロと聞いたことがありますがそんなことをしても私を喜ばすだけです。だから私から情報を聞き出そうとしても無駄なのです…」ソウリュウは息こそ荒いがその目は快楽に爛々と輝いている。部屋内の火が灯ったロウソクや壁にかけられた鞭や鼻フック、三角木馬に何かを期待する視線を巡らせている。
「そうねえ、でも貴方には聞かなければならないことが多いのよ?だからなんとかするわ〜」そういうとタツタは無言で拘束されたソウリュウを平手打ちした。「グワーッ!イイーッ!」
そしてタツタは一旦ソウリュウから離れると、手元の小型IRCを操作し始めた。「だからこんな方法を考えてみたのよ〜。たくさん喜んでねぇ?」タツタはあくまでにこやかだ。「む、無駄です…そんなことをしても新たに私の性癖が増えるだけで」
ソウリュウが言葉を続けようとすると目の前の天井がパカリと開き、「何か」がドサリと落ちてきた。「すよ…え?」ソウリュウはその落ちてきた「何か」に怪訝な表情を向けた。何が落ちてきたのだ?タツタのいう考えとはこれの事なのか?
「ア…アノ…これは一体…?」困惑するソウリュウの元にタツタは再び近づくと無言で平手打ちした。「グワーッ!?」「あららあ?質問していいって言ったかしら?ほら、起きてください。目の前にイイものがありますよ〜」タツタがその「何か」を優しくさすると「何か」はビクリと震えたのち、ゆっくりと起き上がった。
そう、立ち上がったのだ。その立ち上がった「何か」の大きさは6フィートはある。読者諸氏の中にその乱れた服装の衣装に見覚えはある方はおられるだろうか?胸につけられた勲章、床に転がっている軍帽、その白い軍服に。
その「何か」はまず、自分を起こしたタツタの身体に指を這わせ始める。「あん!私が相手してあげてもいいのですけど…ほらぁ〜もっとイイのがありますよ?あなたの目の前に…」タツタが「何か」の耳元で囁く。するとその「何か」は絶句するソウリュウの方を向くと、壊れたジョルリ人形めいてオジギめいた動作をした後に何か言葉らしきものを発した。
「…ド0101011ーモモモモ0110101私は提01100101011001督で01す』
【KANMUSLAYER】
◆おそらくソウリュウ=サンは01されます。更新な◆
【KANMUSLAYER】
その「何か」…いや、ネオサイタマ・チンジフの「提督」と目があった瞬間にソウリュウの目からは痛みへの愉悦はどこか向こうへ消し飛び、彼女をただの「恐怖」が支配した。
「ねえねえソウリュウ=サン?貴方は身体や精神の痛みは好きなのでしょう?でも…これを体験したことはあるかしらぁ?」獣めいた吐息を漏らす提督を優しく愛撫しながらタツタはうっとりと呟いた。「アッ…アイエッ…!まさか…わ、私を…?」「そう、この人が貴方を本当のオンナノコにしてくれるわ〜」
自分の貞操の絶体絶命の危機を察知したソウリュウのニューロンは電撃的に加速した!「まっ…待ってくださいッ!言う言う!すべて喋ります!だからヤメテ!」しかしタツタは再びソウリュウに近づくと無言で平手打ちした。「ンアーッ!?」
「グ…グワ…ま、待って下さい…そのお方はヒュウガ=サンという仲睦まじいお方がいたはずです!それを訳の分からぬ変態とさせるなどいけません!」彼女は思わず道徳を解いてしまうほど追い詰められていた!しかしタツタは拘束されたままのソウリュウを無言で平手打ちした。「ンアーッ!?」
「最近貴方達の組織のせいで提督=サンは大忙し…三日間寝なかったせいでこうなっちゃったのよぉ」タツタは提案の首元に息を吹きかける。「GRRRRRR…!」肝心のストッパーとなる秘書艦のヒュウガも任務に出てしまい数日は戻ってこない。だからセンダイが止めぬ限り提督はこの状態のままである。
「それに…」タツタがソウリュウの方を向いた、ソウリュウはその「目」に確かな見覚えがあった。同じなのだ。痛みに愉悦する自分の「目」と。「私が見たいからなのよぉ?貴方の恐怖に…望まぬ快楽に歪む顔がね〜」タツタは愉悦に顔を歪ませてにっこりと笑った。
察しの良い読者諸氏にはもう検討がついておられるであろう。タツタもイタミ・カンムスクランの艦娘なのだ。彼女は他人のイタミから快楽を得、己のカラテにする特殊なイタミ・ジツの使い手である!「だ・か・ら、提督=サン?可愛がってあげてね〜?」タツタが耳元で優しく囁くと提督はゆっくりと歩き始めた、「ヨメ…ヨメ…」ソウリュウへ向かって。
「アッ…アッ…!」ソウリュウは絶望の叫び声をあげかける。しかし目の前の提督の姿が陽炎のように揺らいだかと思うと彼女の目の前から提督が消え去った。「え…ンアッ!?」ソウリュウが訝しむ間も無く一瞬で拘束されたソウリュウの後ろに回り込んだ提督が掴んだのだ、ソウリュウの尻をがっちりと。「ヨメ…下半身の…ヨメ…」ソウリュウの尻に「何か」が触れた。
「では、ファックします」「ヤ…ヤメテ!ヤメテくだ…アッ…アイエーエエエ!アイエエーエエ!!ンアッ!?ンアァアアアーッ!!!」
………………………………………
◆どんどん描きたい。今日は多分まだやります◆
◆再開な◆
「…う」彼は目を覚ました。寝てしまったのか?確か本部の会議に召集され、チンジフに戻ってきた筈。しかしそこからの記憶が無い。それに何やら身体が重いのだ。
自分に誰かがのしかかっている。そう分かると彼はその主を見ようと試みた。「あっ!提督起きたよー!」その駆逐艦娘は大きな目をぱちくりと動かし提督を覗き込んでいる。この顔は暁型四姉妹のひとり、イカズチである。
その男、提督は首だけを動かし室内を見回した。寝そべった自分の周りにはセンダイ、タツタ、四姉妹の残りの3人が座っている。「…どけ、重い」「ンアーッ!」未だのしかかっているイカズチを横に転がすと彼は身を起こした。
どうやら自分は疲労のあまり寝てしまったようだ、三日間寝ていないとはいえ記憶もあやふやだとは情けないと心の中で自重した。「おはよう提督!目が覚めたんだね」そう言って人懐こい笑みを浮かべるのはセンダイだ。「アー…ここはどこだ?」提督は一度あくびをしてから誰ともなく質問した。
「ここは駆逐艦=サンたちの居住スペースですよ〜提督=サンったらチンジフに帰ってくるなり倒れるように寝ちゃったんだからびっくりしたわぁ」タツタがにこやかに答えた。「そうか、まぁ…面倒かけたな」提督は大きく伸びをした。不思議と身体が軽く気分が良い、まるで抑制していたものがすべて発散されたかのようである。
「重点!入渠重点!」廊下から声が聞こえると提督の目線はそちら注がれた。クローン医療妖精が誰かを担架で運んでいる。担架で運ばれるツインテールの艦娘の瞳に光はなく、なぜか静かに涙を流している。見覚えの無い艦娘だ。「おい…アイツは誰だ?ウチのじゃないだろう」
「そう、あの人はキョート・チンジフの人なの」「何…!?」センダイの返した答えに提督は軍帽をかぶり直す。「何があったか詳しく聞かせろ、インタビューは済んだか?」「ええ、もちろんですよ。しっ〜かりと…入念に…執拗に聞き出せましたからねぇ?」タツタはにっこりと笑った。
……………………………
同時刻、時刻は再びウシミツ・アワー。ここはキョート・チンジフの領海の端、その海上を巡行する艦娘がひとり。「ハァーッ…ハァーッ…」その艦娘の息は荒く、装束はところどこが綻びている。彼女は手負いだった。
もう少しだ、もう少しでキョート・チンジフの領海を脱することができる。その先はネオサイタマ・チンジフの領海だ、入ってしまえさえすれば治外法権となりキョート・チンジフには手出しができない。「伝え…なければならないわ。今起こっている異常事態を…!」
彼女の名はムツ、キョート・チンジフのグランドマスター位階、ナガトの妹にしてマスター位階の艦娘である。彼女はチンジフからの追っ手を振り切り、ネオサイタマ・チンジフの領海数百メートル手前までたどり着いていた。
傷ついた身体をもたげながらもムツはこの数ヶ月間に起こった事態を思い返した。あの日…私たちの司令官は提督ではなくなった。得体の知れぬ子供が自分たちの主となったのだ、ロードと呼ばれる娘が。
不可思議な事だがその異常事態に異議を唱える者は誰ひとり居なかった。グランドマスターの面々も、自分の姉も、そして自分自身も。「でも気づいたのよ。フト思った、何かがおかしいってね…」彼女は思わず独りごちる。なぜ今まで疑問を持たなかったのか?それは彼女自身にも分からない。だが伝えなければならないのだ、ネオサイタマの提督に。
【KANMUSLAYER】
(親愛なる読者の皆さんへ : >>416で一旦#1を区切り、>>644では#2で区切ろうと思いましたが忘れたので作者はケジメの後、正しく研修されました。なお提督に襲われた艦娘の多くは記憶のうりょくへのダメージで覚えていないのが多いので数はしりません、以上です。)
◆艦◆カンムス名鑑#28【戦艦ムツ】キョート・チンジフ所属、グランドマスターナガト派閥のマスター艦娘にしてナガトの妹。カラテのみに特化した姉とは違い、特大剣ツーハンデット・カタナブレードツルギを操る組織内トップクラスの剣士のひとり。常人の3倍の脚力を生かした戦闘は得物の重さを感じさせないほど。なお姉と同じく豊満である◆艦◆
◆なお今日もやる◆
◆なおこれは#3に当たるということでよろしいですね?始まります◆
◆◆◆◆◆◆◆◆◆
【KANMUSLAYER】
ムツは小型IRCのマップ機能を確認する、ネオサイタマの領海まではおよそ1km。彼女にとっては些細な距離だ。「もう少しか…待っていてみんな。必ず目を覚まさせて」ムツが巡航速度を速めようとした瞬間、彼女は不穏なアトモスフィアを突如として感じ取った。
「…ッ!?」ムツはその場に急ブレーキ!立っているのだ、20メートルも離れていない場所にオブシディアン色の装束を身につけた艦娘が!ムツの優れたカンムス知覚力を持ってしてもこの距離に近づくまでソウルの存在に気づく事はできなかった。それほどまでにその艦娘はよ静かに、ひとつの波風も立てず夜の海上に立っていたのである。
ムツはもはや目の前に佇んでいる艦娘を思い出そうとした。知っている、しかし全く違う。自分が知っている「彼女」とは何もかもが違うのだ!その艦娘は目元を覆うメンポごしにムツを見ている、ぞっとするような冷たさで。「…ドーモ、ムツ=サン」彼女は静かに口を開いた。
「あなた…は」ムツは彼女に見つめられただけで首筋にカタナを当てられたような感触を味わった。グランドマスターナガトの妹にしてマスター位階のムツでさえも威圧する彼女は両の拳を打ち付け、オジギした。「…ダークカンムスです」
彼女、ダークカンムスが声を発しただけで気温が5℃下がったと感じさせるほどそのアトモスフィアは冷え切っている。「…ドーモ、貴方が最後の追っ手というわけね」ニュービー艦娘なら失禁して許しを請うほどのアトモスフィアであるがムツは怯まない。落ち着いてアイサツを返した。
◆アイッフォンーがばくはつしたので一度休みます。明日の朝な◆
◆朝がずれた、再開します◆
「ムツ=サン、貴方のしようとしていることはチンジフへの重大な背信行為です」ダークカンムスは無感情に警告した。「私は懲罰騎士の役職ゆえに貴方を罰さねばなりません。抵抗しなければ一週間のケジメ(飯抜きのこと)、2ヶ月の減給で済みます。投降して下さい」
ムツはしめやかに冷や汗を流す、下手に動けば即座にキリステされんばかりだ。ダークカンムス自身のアトモスフィアも相当だが何よりは禍々しいのは腰に下げているカタナ、ロードがもたらした妖刀ベッピンを手にしてから彼女は何もかもが変わってしまったのだ。
「悪いわね、投降するつもりはないわ」ムツは背負っている得物に手をかけた。いくら彼女が元味方であろうとダークカンムスを打ち破り、ネオサイタマの提督や艦娘達に伝えなければならない!姉を、キョートの仲間たちを、コドモ提督を救うために!
「…そうですか、残念です」ダークカンムスもカタナに手をかける。一触即発のアトモスフィアが場を支配した!しかし両者は動かない、剣士同士のイクサは下手な初撃が命取りになるからだ。
その時、そのアトモスフィアを打ち破るかのように静かな海面に一匹のバイオイワシが跳ねた。それを合図とばかりに両者は同タイミングでそれぞれの得物を振り抜き、同時に仕掛けた!「「イヤーッ!!」」
SMAAAAAAASH!!お互いのカタナが凄まじい火花を発して交差した!ムツの持つ6フィートを超える特大剣にはルーンカタカナで「ツーハンデット・カタナブレードツルギ」と刻印されている。その質量、破壊力において振るうことができる艦娘は数少ない大業物だ!
対するダークカンムスの持つカタナ、ベッピンは短くも長くもない至って普通のカタナのように見える。しかし月の光を不気味に反射するこのカタナは質量で圧倒的に勝るムツのツーハンデット・カタナブレードツルギを受け止めたのだ!微かな刃こぼれもなく!
「イヤーッ!」ムツは再び長大なカタナを打ち振るう!一斬りでクローン駆逐艦10体を斬り飛ばす程の破壊力だ!「イヤーッ!」しかしダークカンムスはこれを巧みにベッピンでいなす。カタナの重さゆえに出来た隙をつきダークカンムスはムツを斜めに斬りつけた!「イヤーッ!」
「イヤーッ!」しかしムツは巧みな体重移動を行いこれをガード!「イヤーッ!」反撃とばかりに横薙ぎの斬撃を繰り出す…しかし!「イヤーッ!」「グワーッ!」刃が達する前にムツの腹部にダークカンムスのコンパクトな掌底が叩き込まれた!ムツは数メートル後ろに吹き飛ばされる。
「ぐうう…!」ムツは体勢を立て直し、己のカラテがやや精彩を欠いていることを自覚する。「手負いの身ということは分かっています」ダークカンムスはカタナを構えたままムツに歩を進める。「しかし安心して下さい。あなたは大爆発四散した後、目覚めた時には再びロードに忠誠を誓っているでしょう」彼女の歩みは処刑人めいて厳かであった。
【KANMUSLAYER】
◆今日も朝がずれて今起きた。なお今日は更新する、備えよう◆
◆◆◆◆◆◆◆◆◆
【KANMUSLAYER】
「おあいにく様だけど、忠誠を誓ったのはコドモ提督=サンだけよ…!」ムツは手負いの身体に鞭打ち、カラテを構えなおした。もはやダークカンムスは何も答えない、ただ確定的殺意を持ってムツに迫るだけである。
「それに思い出して!ネオサイタマには貴方の姉妹がいる!チンジフどうしでイクサを起こすなんてどうかしてると思わないの!?」その言葉を聞いた途端ダークカンムスは歩みを止めた。とくに「姉妹」という部分で。「私たちのチンジフでは何かが起こっている!何かとんでもないことが…だから思い出して!ジンツ…」
「イヤーッ!」しかしダークカンムスの投じたものは返答ではなく三機のゼロセンであった!「イヤーッ!」ムツはツーハンデット・カタナブレードツルギで防ぐ!ムツは奥歯を噛んだ、イクサにおいては舌戦でも優位に立つことが必要である。しかしダークカンムスは揺さぶられたような様子はない!ただ確定的殺意がムツに迫っているのだ!
ムツはもはや元仲間へのセンチメントを拭い去る。やらなければやられてしまう、ならばやるしかないのだ!「イヤーッ!」ムツは三門の砲塔から大口径のカラテ弾を発射!残り一門の砲塔は先の追っ手の陽炎姉妹との戦いでひしゃげ、使い物にならぬ。しかし3発ならば軽巡洋艦娘であるダークカンムスに直撃さえすれば大爆発四散するには十分な威力である!
「イヤーッ!」対するダークカンムスはその場から動かずベッピンを3回振り抜き全ての大口径カラテ砲弾を切り裂いた。なんたる反射神経か!「イヤーッ!」そして間髪いれず左手に装備された小型カラテ砲を連続発射!「イヤーッ!」ムツはツーハンデット・カタナブレードツルギでカラテ砲弾を防ぎながら前ブースト加速!ダークカンムスに肉薄する!
「イヤーッ!」ワン・インチ距離まで迫ったムツにダークカンムスは素早く斬りつける!「イヤーッ!」ムツはダークカンムスの攻撃を得物の重さを感じさせない軽やかなステップでかわし縦斬りを放つ!対するダークカンムスもこの攻撃を横ステップ回避しカウンター斬撃を繰り出す!「イヤーッ!」
「イヤーッ!」ムツはこれを左ブレーサーでガード!彼女の重厚なブレーサーにベッピンが深々と食い込んだ。しかしこれは作戦だ!「イヤーッ!れ刃を引き抜こうとするダークカンムスめがけ、ムツは足元を薙ぎはらう斬撃を繰り出した!ワザマエ!
しかしダークカンムスは瞬時の判断で小ジャンプ回避!そして空中で電撃的速度の横薙ぎの斬撃を繰り出した!「イヤーッ!」「グワーッ!」これぞイアイド奥義ムーン・シャドウ!ムツはとっさに後ろに引いたが腹部を浅く切り裂かれた。「ぐっ!ううう…!」少なくないダメージである!
ムツは傷口を押さえながら自分の残存するカラテが残り少ないことを自覚せざるを得ない!「…イヤーッ!」しかしムツは再びダークカンムスに踏み込むと得物の重さを感じさせない速度の連撃を繰り出した!
「イヤーッ!」ダークカンムスもこれに応じるように連続の斬撃を繰り出す!耳をつんざくような金属どうしのぶつかる音が静かな海に響き渡った。「イヤーッイヤーッ!」「イヤーッイヤーッ!」ハヤイ!二者の斬撃は霞むように見えるほどまで速度が上昇する。ゴウランガ!なんたるタツジン同士の剣によるイクサか!
◆寝休憩◆
◆朝はマンゴーを食べました、始まります◆
ダークカンムスはムツの連打をベッピンでいなしながら戦況を冷静に分析する。スピードではこちらが勝るがパワーにはあちらに分がある。そしてムツには決断的な意思が見て取れるのだ!「イヤーッ!」「イヤーッ!」ダークカンムスは後方へ押され始めた!
このままではジリー・プアー(徐々に不利)だ!ダークカンムスは数あるイマジナリー・カラテの選択肢の中からバックフリップで一度離れ、体制を立て直すことを選択した。だが…「!」ダークカンムスは動けぬ!なぜか?その答えは彼女の左足にあった!
「ハアーッ…!かかったわね!」おお、見よ!ダークカンムスの左足には鎖に繋がれた小ぶりの錨が巻きついている。ムツは壮絶な打ち合いをする中、細かなダメージを食らいながらも密かに錨でダークカンムスを拘束していたのだ!
「イヤーッ!」ダークカンムスはベッピンで鎖を断ち切る。しかしムツはこの隙を見逃さぬ!「イヤァアアアーッ!!」「グワーッ!!」ムツはダークカンムスをツーハンデット・カタナブレードツルギの側面で強かに殴打した!ダークカンムスは即座に左手でガードするが装備していた小型カラテ砲が根こそぎ破壊された!「グワーッ!」そしてそのままワイヤーアクションめいて吹き飛ばされる!
ナムサン!この剣士同士のイクサはムツが制するのか!?だが!「イヤーッ!」ダークカンムスは吹き飛ばされながらも巧みに空中姿勢制御!SPLAAAAAASH!水飛沫を上げながらも海面にウケミをとり着地!海面叩きつけられるのを回避した。
しかも彼女は攻撃を食らう瞬間、みずから真横に跳ぶことでダメージを軽減していたのだ!なんたる沈着冷静なカンムス判断力か!ダークカンムスは姿勢を立て直すと破壊された小型カラテ砲が搭載された左ブレーサーを投棄した。これ以上は役に立たない、余計な手枷となるだけだからだ。
しかし一方のムツもこれでトドメが刺せるとは思っていない。「スゥーッ…ハァーッ…!」ダークカンムスから10メートル離れたムツの身体にカラテが漲る!残されたカラテをすべてこの一撃に込めるのだ!(これで…終わりよ!)三機のカラテ砲のうち一つを取り外し左手に装備する。砲身部分が赤熱し始める!
「テッコー・ダン・ジツ!イヤーッ!!」その砲塔から超高密圧縮されたカラテ砲弾が爆発的な速度で撃ちだされる!ゴウランガ…!これは戦艦娘たちのヒサツ・ワザのひとつ、テッコー・ダン・ジツである!鋼の4倍の硬度を誇るバイオバンブーでさえもやすやすと貫通する致命的な攻撃がダークカンムスに迫る!
この攻撃に対しダークカンムスは…おお、ナムアミダブツ!彼女はベッピンを鞘に、戻し姿勢を低く構えムツのテッコー・ダン・ジツに真っ向から向き合っているのだ!避ける素振りすら見せない、ただ静かに、冷酷にベッピンに手をかけた。
「…イヤーッ!」そしてカラテ砲弾がダークカンムスの目前まで迫った瞬間、ダークカンムスの腕が閃いた。カタナを振り抜いた動作は優れたカンムス視力を持つムツでさえも見ることができない程の速度であった。ただ彼女が見ることができたのは真二つに分断され遥か後方へ飛んでいく己のカラテ砲弾だった。
「そん…な…アバーッ!」ムツは突如として吐血した!この一撃は残りの力をほぼ全て注ぎ込んだ一撃であった。ムツの身体から急速にカラテが失われていく!蓄積していたダメージがムツの身体を支配した。しかしダークカンムスはカタナを構えたまま無慈悲にムツに歩を進める。
(姉さん…みんな!私に…もう少し力を!!)ムツは血を流しながらもツーハンデット・カタナブレードツルギを構え、ダークカンムスに向かってブースト突撃した!「イヤァアアアアアアーッ!!」最後のヒサツ・ワザ、ダトツ・ヅキである!「キリステ・ゴーメン」ダークカンムスがベッピンを水平に構えた。刃が小刻みに揺れる…
消えた。ダークカンムスが。
直後、ムツの胸は装束ごと斜めに切り裂かれていた。数秒遅れて、ツーハンデット・カタナブレードツルギが半ばからへし折れ、彼女の傷口からは血が迸り出た!「グワーッ!」「これがデス・キリです」ダークカンムスは振り返り、カタナを納めた。
ムツはよろめいた。なんとか倒れずに堪えようとした。だが、無理だ。流れる血とともに力が抜けてゆく。彼女は海面にガクリと膝をつき、ツーハンデット・カタナブレードツルギを取り落とした。それは折れた刃と共に海に沈んでゆく。
「これで終わりです、ハイクを詠んで下さい」ダークカンムスはムツの背後でベッピンを構えた。彼女はムツからのダメージにより息こそ荒いがただ無感情に冷たい眼は寸分も変わっていなかった。「ハァーッ…ハァーッ…」ムツはもはや抵抗できない。彼女のカラテは完全に尽きた。
「イクサで沈む/何でだろう/あまり悔しく…悔し…く」ムツはハイクを詠もうとした、しかし姉や親友たち…コドモ提督たちの顔がソーマト・リコールめいて浮かぶとハイクは最後まで詠めなかった。「…ハイクは要らないわ」ダークカンムスは無言でベッピンを振り上げた。
(ごめんね…みんな、許して。私は…)ムツの眼から一筋の涙がこぼれた。ダークカンムスはベッピンを振り下ろした。「イヤーッ!」カイシャク!「サヨナラ!」ムツは大爆発四散した。
ダークカンムスはしばしザンシンした後、ムツが確かに大爆発四散した事を確認する。「任務が完了しました。至急回収チームを送って下さい」懐から小型IRC端末を取り出し短い通信を終える。そして大破したムツの身体を担ぎ上げ近くの岩場に寝かせると自分の傷を応急修理キットで治療し始める。
彼女は応急治療を続けながらムツと対峙した時の事を思い返す。仲間へのセンチメントなどダークカンムスは元々持っていない、ムーホン者を罰する懲罰騎士には必要ないからだ。しかしなぜ自分は歩みを止めてしまったのだろう?「姉妹」という言葉を聞いた瞬間に。
姉妹、それは自分と同じネームシップの事、ただそれだけだ。しかしなぜ自分はあの時止まってしまったのか?姉と妹がいるのは覚えている。しかしどんな艦娘だったかは霞がかかったように思い出せない。
いや、思い出す必要もないのだろう。ただ自分はロードのためにある。自分はロードのカタナなのだ。カタナは持ち主の意思により振るわれ、血を流す、それが使命なのだから。「…全てはロードのご意思のままに」ダークカンムスは静かに呟いた。
そして治療を終えるとダークカンムスはダメージの回復のためにアグラ・メディテーションを行う。「…激しく資材を消費する。ほとんど違法行為で解体行為…」しばらくすると彼女は完全に無意識のうちに名前も知らぬ歌を口ずさんでいた。まるで記憶のノイズめいて。
【キックアウト・ザ・ニンジャ・テイトクファッカー】終わり
◆提督がソウリュウをなんかしたのでタイトル通りということですね?続きをやるまでは備えよう。質問とかすればいいと思う◆
◆艦◆カンムス名鑑#29【軽巡洋艦クマ】ネオサイタマ・チンジフ所属、レクリエーション長を務める艦娘。組織内におけるイベントや温泉旅行の企画には非常に熱心だが他の日常業務には熱意が感じられない。よく提督にチョップされる。なお妙な口調はソウル由来のものでこのような妙な口調の艦娘は割と多い。なおカラテは意外と優秀であり、ベア・カラテの油断ならぬ使い手◆艦◆
( 一)<ドーモ、ザ・ヴァーティゴです!俺もコミックマーケットっていうのに行ってみたんだが凄かったぜ!特にスキャッター=サンのコスプレ、あれは実際本人だね。
>>340
クローン駆逐艦のコピー元が気になる
レジェンド駆逐艦とかいるのかな?
( 一)<クローン駆逐艦やクローン軽巡洋艦ってのは機械化されたバイオ生物らしいぞ。その生物の遺伝子を利用して生産しているらしいしオリジナルとかはいないんじゃないかな?このクローン技術はヨロシサンが関係してるらしいけど…
>>536
センダイ=サンがニンジャだと知っていても失禁してしまうのか
( 一)<どうやらカンムスソウルには潜在的なニンジャへという概念への恐怖心が刻まれているらしい。ヒュウガ=サンなどの凄腕ならともかくニュービーや混乱している子達がNRSを起こしてもしょうがないんじゃないかな?ちなみに失禁は作者=サンの趣味ではないぞ。たぶん。
>>260
処女に強制前後は提督のカラテ魚雷ケジメ案件では?
( 一)<うーん…彼自身も襲われた子も覚えていない事が殆どだし、むしろ逆に考えるんだ、一夜の過ちなんてロマンチックだ…と。それにアタゴ=サンだってある意味幸せそうな…ん?待てよ!?あれはまさかミーミーじゃないか!?俺は本物じゃないのに!とにかく次の話は来週中にはやるみたいだ。それじゃあこれにてアディオス!
◆艦◆カンムス名鑑#30【重巡洋艦ミョウコウ】ネオサイタマ・チンジフ所属、四人姉妹の長女。礼儀正しく丁寧な物腰でありボーを用いたカラテにも長ける。優れた任務成功数を誇るが、なぜか帰還するといつも中爆発四散している。その姿は極めて躍動的。激突事故においてハツカゼのトラウマ◆艦◆
◆艦◆カンムス名鑑#31【重巡洋艦アシガラ】ネオサイタマ・チンジフ所属、通常任務だけでなくニュービー艦娘の座学指導のメンターを務める事も多い。聡明な艦娘だが自分の若さを主張して惜しまない。その姿は極めてキャリアウーマンめいている。◆艦◆