1 : へっぽこ... - 2016/05/14 00:29:47.01 CjBEUu5eO 1/19

ぼくの名前は岸辺露伴、漫画家だ。
これからぼくが話す体験談は、ぼくが実際に体験した物語だ。ネットのウワサや、そんじゃそこらの都市伝説なんかとはワケが違う。
本当に、ぼくが体験したことなんだ…皮肉なことにね…

その日は、雑誌の取材があった。
新人記者で名前は、天野海空…海の空とかいてみそらと読むらしい、スリーサイズは…っと話が脱線してしまったな。本題に戻ろう

天野「本日は、よろしくお願いしますね露伴先生!」

露伴「あぁ、よろしくたのむよ。それにしても君はあれだな、なんというか…随分と地味だな。」

天野「そんなに地味?ですか…?」

露伴「あぁ、海の空でみそら。いいとは思うけど…名前ほど、清純そうには見えないね。自然というよりも、都会の雑居ビルみたいな感じだ。」

天野「えーと…もしかして私、悪口言われてます?」

露伴「悪口?違う違う!これは、ぼくの率直な感想だよ。」

天野「感想…ですか。私には悪口にしか」

露伴「そんなことは、どうでもいい。ぼくのことを取材したいんだろ?だったら早くしてくれ」

天野「そ、そうですね…そうでした…では、取材させていただきます。」

元スレ
【岸辺露伴の奇妙な体験】
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1463153387/

2 : へっぽこ... - 2016/05/14 00:42:39.00 CjBEUu5eO 2/19

天野「先生は、読者に何を伝えたいと思っていますか?」

露伴「何を伝えたいか?そうだな、簡潔に言えば、読者が共感できるリアリティだ。とういうか、むしろそれ以外に思いつかない。」

天野「はぁ…そういうものなんですか?」

露伴「あくまで、ぼく自身としてはね…というか、そんなこと聞くまでもないだろ。ぼくの作品を読んでいれば、わかることだと思うが?」

天野「もちろん読んでいますよ!ピンクダークの少年!正直最初は、絵が苦手だとか、グロテスクな表現が苦手だとかで、あまり読んでなかったんです…」

露伴「本人を目の前に、随分と大胆な告白だな。」

天野「す、すみません!つい…私、思ったことをすぐ口に出してしまうので」

露伴「別に構わないさ、君はあくまで雑誌記者だ。もし君がぼくの担当だったら、もう二度と外に出られないようにしているかな。」

3 : へっぽこ... - 2016/05/14 01:03:00.29 CjBEUu5eO 3/19

天野「そ、外に出られないのは、困りますねぇ〜あはははは…」

露伴「ま、冗談はさておき、取材の続きだ。他にも聞くことを用意してきたんだろ?」

天野「あ、はいそうなんですけども。私個人的にしてみたくなった質問ができました」

露伴「君個人の?」

天野「はい、先ほど露伴先生はリアリティを伝えたいと、おっしゃいましたよね?」

露伴「あぁ、そうだけど」

天野「そこで、露伴先生は都市伝説とか迷信とかを信じたりはしますか?」

露伴「愚問だな、ウワサ話ならまだしも都市伝説だなんてこれまで一度も信じたことないね」

天野「口裂け女とか、てけてけとかもですか?」

露伴「当たり前だ、あまりにも非現実的だ、それに…どうして恐怖体験をして死んだり、それに関わったやつらも行方不明になったりしてるのにそんな話が世の中に出回ってるんだ?大体、その時点で誰かが作った話だとわかるだろ?」

天野「はい、先生の言うことはごもっともです。私も、そこには疑問を抱く人間です。ですが…実際に都市伝説を体験して、生きて帰ってきた人の話だとしたら、どうです?」

4 : へっぽこ... - 2016/05/14 01:11:50.73 CjBEUu5eO 4/19

露伴「生還した人物の話だとしたらか?」

天野「はい、そうです」

露伴「それも信じられないね。実際に起きた第二次世界大戦の生還者で、今も戦時中の状況を語り部として活躍してる人物ならともかく、ありもしない体験談を語られて、信じるヤツはそういないよ。」

天野「露伴先生はとことん、現実主義なんですね。」

露伴「まぁな、(いつもいつも、非現実的なことばかりだから、現実に逃げたくもなるのさ。)」

天野「何か、言いましたか?現実がどうとか…」

露伴「エスパーか君は!いや、別に…何も言ってはないが…(もしかして口に出してたか?)」

天野「エスパーではないですけども…そうですか、私の空耳ですかね?」

露伴「あぁ、そうだきっとそうに違いない」

5 : へっぽこ... - 2016/05/14 01:20:01.22 CjBEUu5eO 5/19

天野「話、逸れちゃいましたね。」

露伴「あぁ、そうだな…」

天野「コホン、では、改めて…その、生きて帰ってきたって言うのは、ある親子の話なんです。」

露伴「ほう、因みにその親子ってのはどういう親子なんだ?」

天野「はい、父親と娘さんです。ある日二人はこのM県の県境にある山にドライブしにいったらしいんです。」

露伴「ドライブ?なんでまた山なんかに」

天野「当初の予定は、娘さんと普通に、街中をドライブするつもりだったらしいんですよ。けれど、運転するうちにいつの間にか、その山に入っていたそうなんです。」

6 : へっぽこ... - 2016/05/14 01:31:51.32 CjBEUu5eO 6/19

露伴「いつの間にか?はぁー…なんというか、あまりにも唐突だな。作り話のニオイがプンプンしてきたぞ。」

天野「そ、そうおっしゃらずにしっかりと聴いてくださいよ!」

露伴「それで、いつの間にか山に入ってたその親子はどうなったんだ?」

天野「はい、しばらくは山道を道なりに進んでいたんです…娘さんはひどく怖がって、父親に戻ろう、戻ろうって、必死に制止してたそうなんです。ですが、父親はそんな娘の反応を面白がってどんどん先に進んでいったんです。」

露伴「それから?」

天野「車は、整備された道を抜けて、本当の山の道を走っていました。すると、突然エンジンが止まったんです。山に入る前に道の駅があったんですが、車を置いていくわけにもいかないし、そのまま車内で一泊することに決めたらしいんです。」

露伴「おい、待て道の駅があったっていう記憶があるんだろ?だったらなんで『いつの間にか山に入ってた』なんていう現象が起きるんだ?」

天野「はい、私もそれを本人に訪ねたんですが…本当にわからないらしくて」

露伴「おいおいおいおいおいおいおいおいおいおいおいおいおいおいおいおいおいおいおいそれじゃあ、本当に信ぴょう性が薄くなってくるぞ?ますます作り話だという確信ができてきた」

9 : へっぽこ... - 2016/05/15 02:05:03.18 WlSoI3UjO 7/19

天野「そうですが、これは事実です。実際に起こったことなんです」

露伴「嘘臭いが、まぁ、いい…今回は漫画の打ち合わせじゃあなくて、雑誌の取材なんだ…大目に見て…いや、聴いてやる」

天野「しばらく寒さに耐えていると、次第に日もくれて、夜になりました。夜中の山は静かで、たまに風で木が揺れる音ぐらいしかしなかったらしいんです。でも…」

ケン…ソウ…メツ…ケン…ソウ…メツ…

天野「といった不気味な声が、呪詛のように聞こえはじめたんです…車内から外の様子を伺っても真っ暗で何も見えなくて…でも次第にその声は近づいて来ていたそうです」

露伴「随分と妙な声だな…真っ暗闇で、そんな声が近づいて来るだなんて、考えたくもないね。」

天野「話は、これだけじゃあないんです。」

露伴「そんなことは、言われなくてもわかる…近づいて来たやつが、何なのかわからないって言うんじゃあ話にならない」

天野「えぇ、その『近づいて来たもの』なんですがね…声が近づくと、その辺りが光り初めて、そいつの姿を映し出したんです。」

露伴「一体どんなやつだったんだ?その不気味な声の主は」

天野「髪は長くて、顔が大きく、そして口は横一線にニタァっと、笑っているように裂けていて、その目はまるで、何も見ていないようで、しっかりと、こちらを見ているような、そんな横に大きな目をしていて、なんでも足が…太く、一本だけ生えていた化け物だったそうなんです…」

露伴「ふむ…」

天野「あれ、今度は嘘だと否定しないんですね?」

露伴「それは父親だけが見たのか?」

天野「はい、見たのは父親だけです…」

露伴「その父親、ここ最近何か、変なことを言ったり、不思議なことを起こしたりはしていないか?例えば…スタンド…だとか、何もないのに突然物が動いたりとか…」

天野「スタンド?いえ、特にそんなことはなかったですよ?」

露伴「そうか…すまない、話の腰を折ったな…続きを話してくれないか」

天野「は、はい…(さっきから散々折っていたくせに!謝ってもないくせに!)それを見た父親は、なぜか叫ぶよりも先に『娘さんが起きないか』ということに、気を回して叫んだり悲鳴を上げたり、なんてことはしなかったそうです」

11 : へっぽこ... - 2016/05/18 03:13:44.12 tJNffm5JO 8/19

天野「父親が声を抑えていると、その化け物は車の脇を通り過ぎて、山の奥に行くようでした…ホッとして娘の方を見ると、そこに『いた』んです。窓の外に、ソイツが」

露伴「まるでホラー映画のような話だな。それで?娘と父親はどうなったんだ?ソイツに食われでもしたのか?」

天野「父親は…間近でみたそれに、恐怖ではなく怒りを覚えたんです…娘に近づかれたという怒りを」

露伴「恐怖よりも怒りを感じるとは…だが、逆に『その感情こそリアリティがあってイイ』」

天野「実際の出来事だと信じてくれるんですか?」

露伴「信じてるわけではない、ただ、ウソのままだと否定しているわけでもない。ウソかホントかは君の話を全部聞き終わってから決めることにした」

天野「では、信じていただくために続きを、ありのまま起こったことをお話します。」

12 : へっぽこ... - 2016/05/18 03:22:17.29 tJNffm5JO 9/19

天野「父親は怒りにまかせて、その化け物を罵倒しました…それも、怒鳴り声を上げてです…もちろん、その声で娘さんも目を覚ましました。目を覚ましたのを知って、父親は我に返りました…でも」

露伴「なんだ?娘が起きないようにしてたから、ちょっと申し訳ない気分にでもなったのか?」

天野「いいえ、違います…その逆です。娘さんを見た父親は…娘さんに恐怖を覚えたんです。」

露伴「何だって…?」

天野「娘さんは目を覚ました。でも、娘さんは目が覚めた瞬間ケタケタ笑いながらつぶやき始めたんです…ハイレタ…って何度も笑うように」

露伴「ハイレタ…?もしかして、中に入る入らないの入れた…か?」

天野「そうかもしれませんし、そうじゃないかもしれません…でも、娘さんが異常なのはわかります…目つきや表情がどんどん、ソイツに似てきたんです…そして、ハイレタってつぶやきもどんどん、ケン…ソウ…メツ…っていうのに変わっていったんです…」

露伴「そのとき、ヤツはそばにいたのか?」

天野「それが、消えていたんです車の外を見回しても、いなかったそうなんです。」

16 : へっぽこ... - 2016/05/24 06:22:14.82 +LkejgksO 10/19

露伴「消えていた…?」

天野「はい、まるで煙みたいに…それでですね、娘さんをこのままにはしておけないと思った父親は、車のエンジンをダメ元でかけたんです。そしたら、急にかかったんです、エンジンが」

露伴「車を動かしてどこへ行こうってんだ?まさか、病院じゃあないだろうな?」

天野「いえいえ、山の入口付近にある小さなお寺なんですけども、そこの住職さんに駆け込んだそうなんです。」

露伴「普通の住職なら、こんな状況の娘さんを見てさぞ驚くだろうな、驚くよりも恐怖の方が出てきそうだけどな」

天野「でも、その住職さんはそのどちらでもなかったんです…父親から話を聞くと呆れたようにこう言いました」

住職『気休めにしかならないが…お祓いをして、四十九日間様子を見よう…もし四十九日以内に元の様子に戻らなかったら…諦めるかない』

露伴「無責任な住職もいたもんだな。だが治せるからそんな対応をしたんだろ?」

天野「いえ、その住職はこの症状…いや、現象を知ってはいても治し方は知りませんでした。本当にただの気休め程度なんです。」

露伴「おいおい、それ本当かよ…だったらなおさら無責任じゃあないか…それで、なんでこんな話をぼくにしたんだ?」

天野「はい、その…ですね」

露伴「大体察しはついた。つまり今日、この日が」

天野「お察しのとおり四十九日目なんです」

父親の名前は天野敏夫、娘の名前は天野茉莉(まり)
つまりは、この天野海空の旦那と娘の話だったのだ…天野海空は自分の娘を救ってほしいのだ。だが謎がある。なぜ彼女は医者でもなくましてや霊媒師でもないこのぼくにこの話をもちかけたのかなぜ、娘を救えると確信していたのか。

17 : へっぽこ... - 2016/05/24 06:32:03.79 +LkejgksO 11/19

それから僕達は、その山の入口付近にある小さな寺に着いた。住職に会って話をするとあっさり通してくれた。廊下を渡って襖を開けると。そこには信じられない後継が目に飛び込んできた。
畳が引っぺ返されていて、壁も何ヶ所か抉られて穴だらけだ。そして何より、その部屋の真ん中にたっている…一人の、いや、一体の化け物だった

露伴「なんだ…あれは…」

敏夫「あれが、私たちの娘…だったものです。もう今日で四十九日目です。今日中に元の娘の姿に戻すなんて、もう無理なんです。私はもう…諦めてしまっているのです」

父親のあなたがそんな弱気になってどうする。という言葉はかけるべきではない。なぜならぼくには彼の苦労も、彼の思いも何も察することができないからだ何も知らないやつがそんな上からの言葉をかけることなんでできるだろうか

露伴「その、娘さん…と二人きりにさせていただけませんか…話をしてみたいのです」

敏夫「無駄ですよ…話しかけたってずっとブツブツブツブツと呪文みたいにケンソウメツって…それしかつぶやかないんです」

露伴「…なるほど、では、なおさら、あなた方にはこの部屋から出ていってもらいたい…ただし、天野海空…さん、あんたはここに残るんだ」

海空「は、はい…」

19 : へっぽこ... - 2016/05/24 06:41:25.45 +LkejgksO 12/19

露伴「生き物なら…『ヘブンズ・ドアー(天国への扉)』!!!!!!」

天野「……」

露伴「見えて…いるな…天野…海空…」

天野「はい…ハッキリと、見えます」

露伴「だが、君はこれが一体何なのかわからない…そうだろ?」

天野「はい…先程の露伴先生との会話から察するに…スタンド…と呼ばれるものなんですね?」

露伴「あぁ、そうだ…そして、君に僕の『ヘブンズ・ドアー』が見えているということは…君も、何らかのスタンド能力を持っているんだろ?」

天野「はい…露伴先生みたいに、そこまでハッキリと姿を現せませんが…私には生まれつき不思議な力…というようなものがありました」

露伴「君のその能力では、君の娘さんは治せなかった…そうだね?」

天野「はい」

21 : へっぽこ... - 2016/05/24 07:04:40.21 +LkejgksO 13/19

露伴「君の能力は、君と最初に会ったときにすでに読ませてもらった…だが、今はそれよりも…君の娘さんのことだ」

ヘブンズ・ドアーでもはや人ではなくなっている天野茉莉を本にしていく

露伴「……なんだ、これは…文字が混濁しているぞ…!天野茉莉の記憶とこの化け物の記憶が!」

わた…増やす…しの…殺す…名…滅する…前は…楽しい…天野茉莉…消す…コイツノ中二入ッテ…入レタ…生マレタ…死ンダ…マダ…わたしの中に…居る…生キテイル…

露伴「……なるほどな…コイツは、人に取り憑くことで生まれ変わり、寿命を伸ばし繁栄してきたんだろうな…ん?」

コのムスめハ…もうダメダ……生キテラレナイ…目の前ノコの岸辺露伴二…

22 : へっぽこ... - 2016/05/24 07:05:34.81 +LkejgksO 14/19

露伴「なんだって…!こいつッ!このぼくにッ!取り憑こうっていうのかッ!そうはさせるかッ!!!!」

もう誰にも取り憑くことは出来ない
この娘からも離れなくてはいけない

露伴「勝った!お前はもう死を待つだけだッ!」

天野茉莉の口が大きく開かれ、中から泥のようなものが出てきた。
その泥からはイヤな臭いがした。ヤバイ臭いだった…天野茉莉の顔を見るとさっきまでの化け物のような顔ではなく人間の顔をしていた。

露伴「念のため…もう一度『ヘブンズ・ドアー』で読んでみるか…」

わたしの名前は天野茉莉 お父さんと一緒にドライブにいった お父さんは面白がって山の奥に入っていったけど…とても怖かった…なんだか変な化け物がいた…お化けかな?
次のページをめくるとそこには

露伴「!」

23 : へっぽこ... - 2016/05/24 07:06:42.46 +LkejgksO 15/19

ミタナミタナミタナミタナミタナミタナミタナミタナミタナミタナミタナミタナミタナミタナミタナミタナミタナミタナミタナミタナミタナミタナミタナミタナミタナミタナミタナミタナミタナミタナミタナミタナミタナミタナミタナミタナミタナミタナミタナミタナミタナミタナミタナミタナミタナミタナミタナミタナ
わたしは何も知らない

露伴「…このページは消しておこう…」

天野茉莉は二三週間でもとの生活が送れるようになった
天野海空と天野敏夫からは何度もお礼を言われた。
だが、ぼくのなかで腑に落ちないのは
なぜ天野海空はスタンドを知らないのに僕がスタンド使いだとわかったのか…だ
まぁ、それはまた今度彼女にきくことにしよう

24 : へっぽこ... - 2016/05/24 07:11:37.92 +LkejgksO 16/19

以上で終わりです!お待たせして大変申し訳ございません…ご期待に添えない内容だったらさらに申し訳ないです…

26 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします - 2016/05/24 08:37:04.61 Tt+r+ljNo 17/19



海空は何者なの?どんな能力使えるの?

28 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします - 2016/05/24 10:24:19.05 r3S9XbXs0 18/19

説明するべき事がちっとも説明されていない

29 : へっぽこ... - 2016/05/24 10:48:48.47 +LkejgksO 19/19

解説
このssの元ネタは、ヤマノケです。
2chにあるので知らない人はぜひ※このssとは内容はかなり異なります。
海空の能力は、単純にスタンド使いやスタンド能力を把握するという能力です。
娘の茉莉に憑いていたヤマノケは、スタンドでもなんでもないただの怪異なので海空には解決できませんでした。
自分の中で、ヤマノケは山や土地などの土の妖怪だと思っているので、一応描写で泥として茉莉の口から出させています。
余談ですが。
茉莉は、マリンからとってます。母子揃って海関係です(特に意味はないです)

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