わたくしは見てしまいました。
あのときの光景はおそらく一生わすれることはできないでしょう。
幸村「……これは……一体……?」
いつも通りぶしつに行って、ドアを開ける前わたくし何かを叩くような音がしたのに気がつきました。
ふしんに思い少しだけドアを開けてすきまから中を覗いてみると
星奈「~~~っ♡」バァン!!バァン!! ビクッ!ビクッ!
あにきに叩かれて悦ぶせなのあねごの姿がありました。
元スレ
幸村「あにきとせなのあねごの関係」
http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1366990023/
これは一体どういうことなのでしょう。
理解がおいつきません。
幸村「………」
せなのあねごはよだれをたらしているみたいです。
痛くは、ないのでしょうか………
幸村「……あ」
あにきがせなのあねごを叩くのをやめました。
せなのあねごは少し残念そうにしながらパソコンの前に座りました。
幸村「………し、失礼します。あにき」
へ、へんではなかったでしょうか……?
星奈「………」カチカチ
………いえ、大丈夫だったようです。
幸村「………」
いまのは、一体なんだったのでしょうか………。
お二人はさっきまでの行為がなかったかのようにそれぞれの事をおこなっています。
幸村「……せなのあねご。少しよろしいでしょうか」
星奈「………ん?なによ」
わたくしはちょっとだけ、踏み込んで見る事にしました。
幸村「いえ、あの頬が少し赤くなっているのですが……どうなされたのですか?」
星奈「ぅぇっ!?うそっ」
せなのあねごは咄嗟に先ほど叩かれていた方の頬を触りました。
そして、
星奈「あ、ああちょっとね……ね、寝てたのよ!そう、昼寝してたの」
幸村「……そう、でしたか。すみませんですぎた事をいってしまいました」
せなのあねごは嘘をつきました……
なぜせなのあねごは嘘をついたのでしょうか。
知られたくなかった?
叩かれて悦ぶ事をさとられたくなかったのでしょうか。
幸村「………」
先ほどの光景を思い出すとなぜかわたくしの胸の奥がちりちりと痛み出しました
次の日
幸村「………」
今、ぶしつにはわたくしとあにきしかいません。
あにきはずっと読書をしています。
昨日のことを聞くのには少しだけゆうきがいりましたが
幸村「あのさ……あにき……」
幸村「その……昨日、あにきがせなのあねごの頬を……、その叩いているのを……みてしまって……」
幸村「ですから、あにき」
幸村「勝手に覗いてしまったわたくしに罰を、折檻をしてください」
………どうでしょうか。たたいて、くれるでしょうか。
スッ
幸村「っ!」ビクッ!
……なでなで
幸村「………え?」
しかしあにきは叩くのではなく、頭を撫でてきました。
まるで、駄々をこねる子供をあやすみたいに
幸村「………っ」
わかっていました。わたくしではせなのあねごと同じ場所にたつことができないことくらい。
それでも、
悔しかった。
それから
幸村「おねがいしますあにき。わたくしを折檻してください」
あにきに折檻を頼む日々が続きました。
しかしそれはわたくしとあにき、二人だけの時だけ。どう考えても時間が少なすぎました。
幸村「…………今日も……」
わたくしがダメだった時もせなのあねごはあにきに叩かれているのでしょうか。
あの時みたいに叩かれて、よだれをたらし、虚ろな目で身体を震わせながら悦んでいるのでしょうか。
そう思うと、胸の奥が締め付けられるようにいたみました。
幸村「………っ」
わたくしは最近、早くにぶしにつ来て、あにきにとせなのあねごの待ち伏せをする時が増えてきました。
がしんしょうたんを、わたくしは実践していました。
星奈「こらk」バァン!! ビクッ!
今日もせなのあねごはあにきに平手打ちをされていました。
痛いはずなのに、それを悦びに変えて。
幸村「…………」
いつか、わたくしもあのばしょにたてるのでしょうか………?
そんな考えが、浮かんできました。
考えて見れば、わたくしのこの行動はせなのあねごに対する裏切りなのではないでしょうか。
わたくしは例えあにきがどんなことをやっていてもそれをサポートする。
それが本当の、あにきという漢の舎弟のわたくしの仕事なのではないでしょうか、と。
幸村「………終わりに」
今日で、終わりにしましょう。
今日断られたらもう頼まない。今まで通りあにきのそばにいる楠幸村となりましょう。
こっそりぶしつを覗くかもしれませんが……
幸村「………あにき」
今日もあにきの前に立つ。これが最後の機会です。
幸村「………わたくしをどうか、折檻してください」
そう言ってあたまをさげます。………が、
幸村「……………」
しばらくの沈黙。誰もびどうだにしません。
幸村「……」
そしてあにきは今日、頭を撫でてもくれませんでした。
嫌われたのかもしれない。もしかしたら舎弟に戻れなくなるかもしれない。
そう考えれば考えるほど、涙が溢れてくる。
幸村「…………っ」
でも、泣いてはいけないた、と自分を律します。
駄目だ、と判断したわたくしは頭を上げ、背をあにきのほうへ向けました。
でていって、静かに泣こうと思ったのです。
しかし、
とんとん
幸村「………ぇ?」
あにきに背中を叩かれました。
幸村「何でしょうかあにk」ドゴッ!
そして
おもむろに
わたくしは
顔面を
殴られました
いきなりのことでした。
予想だにしない事態です。
理解がぜんぜんおいつきません。
幸村「あ……あにk」ドゴッ!
また、顔面をなぐられます。
幸村(………ようやく)
ようやく。わたくしの努力が実ったということでしょうか。
そのことが嬉しくて嬉しくて。
幸村(……………あにき)
あにきに殴られるのが嬉しくて嬉しくてたまりませんでした。
しゃべっても、途中で殴られて言葉が続きません。
それもまた嬉しさにかわります。
幸村「ああ………あa………」ドゴッ!
そういえば、せなのあねごの折檻はビンタでした。
でも、こちらはゲンコツ。こちらの方が痛いことは決まっています。
幸村(……………ということは)ドゴッ!
せなのあねごよりも痛い折檻を受けているというだけでわたくしは喜びに包まれます。
たったそれだけで、わたくしは涙が流れ、嬉しさをかみしめます。
その時でした。
星奈「~~♪………ってうぇっ?」
ぶしつにせなのあねごが入ってきたのです。
星奈「ちょ、ちょっと小鷹!なに幸村に手ぇ出してんのよ!!」
せなのあねごが怒っています。これは、しっとというやつなのでしょうか。
まさか、わたくしがせなのあねごにしっとを抱かせることができただなんて。
幸村「っ♡」ドゴッ!
嬉しくて死んでしまいそうです
そんな事を考えていると、いつの間にかわたくしは殴られていませんでした。
幸村「………」
口の中にどことなく鉄の味がします。口の中を切ってしまったのでしょうか。
スッ
幸村「っ」なでなで
幸村「あっ……」なでなで
そしてあにきはわたくしの頬を撫でました。
慈しむように、ゆっくりと撫でました。
星奈「……ねぇ、小鷹。これは一体どういう事よ?」
せなのあねごがあにきに質問します。ですが、あにきはそれに答えずずっとわたくしの頬を撫でています。
星奈「ちょっと小鷹!きいt」バァン!! ビクッ!
そして、せなのあねごがあにきに近づいたその時、思いっきりせなのあねごの頬を叩きました。
星奈「~~~っ♡」ビクッ!
ですが、少しだけ様子がおかしいです。
せなのあねごか震えている時間が長いような気がするのです。
………もしかして
幸村「せなのあねご。もしかして、わたくしに見られて……こうふんしていませんか?」
そう聞くと、せなのあねごはきっ、とこちらを睨みつけ
星奈「そっ、そんなわけないでしょっ!いいかg」バァン!! ビクッ!
すかさずあにきがせなのあねごの頬を叩きます。
ですが、やはり震えている時間が長いです。
幸村「せなのあねご」
星奈「や、やぁぁ。みがうのぉ……みりゃれてこうふんn」バァン!! ビクッ!
星奈「ちがうt」バァン!! ビクッ!
星奈「ちg」バァン!! ビクッ!
そしてしばらくしてせなのあねごは静かになりました。
何かを決意するような時間が流れ、
星奈「えっ、ええそうよ!あたしは感じているところをあんたに見られて興奮するマゾ豚なのよ!!」
幸村「べ、別にそこまでは……」
少々せなのあねごはぶっとびすぎたようです。
星奈「そ、そういうあんたはどうなのよ!」
幸村「わたくしですか?」
わたくしの今の気持ち……?
…………それは、
幸村「嬉しい、です」
星奈「う、嬉しい?」
幸村「はい」
何故なら
幸村「あにきがわたくしを折檻してくれるという事はわたくしを必要としてくれているということですかr」ドゴッ! ビクッ!
終わり
43 : 以下、名... - 2013/04/27(土) 10:28:31.71 8Ht+CjLvI 18/18途中で寝落ちとかしてしまったけど。
何とか完結する事ができた。
これは、星奈「ちょっと小鷹!なんでいきなりぶつのよ!!」の後の話です。
興味がある人はぜひ読んでください。
星奈「ちよっと小鷹!なんでいきなりぶつのよ!!」
http://ayamevip.com/archives/47515651.html
では、また何処かで

