小鷹「あぁ、下校途中にバイクとぶつかったらしい・・・」
星奈「そ、そんな・・・」
幸村「星奈のあねご大丈夫ですか?」
星奈「夜空!!」ガラッ
理科「星奈先輩、病室に勝手に入っちゃだめです!!」
夜空「?」
星奈「よぞらぁ・・・うっうっ、ひっく・・・」ぎゅっ
夜空「どちら様ですか?」
星奈「え?」
夜空「あの、私、何も覚えてないんです。私のなんなのですか?」
星奈「な、なにって・・・」
小鷹「星奈、行くぞ」
元スレ
星奈「夜空が記憶喪失?」
http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1366547285/
星奈の部屋
天馬「どうしたんだ、部屋にとじ込もって」
星奈「なんでもない」
天馬「ならいいが・・・」
星奈「・・・よぞらぁ」ぐすっ
~~~~~~~~~~~
部室
理科「星奈先輩、今日部活休みですか?」
小鷹「あぁ、部活休むって言ってたぞ。なんかぼんやりしていた」
幸村「夜空のあねごがあの状況のいま、我々がしっかりしなければならいないのです。星奈のあねごも元気になって欲しいです」
小鷹「星奈、大丈夫なんだろうか・・・」
病院
星奈「(夜空のお見舞いに来ちゃった・・・手ぶらだけどいいかな?)」
星奈「(シャキッとしないと!!こんなの私らしくない!!)」
星奈「よーぞーら!!」ガラッ
夜空「あ、昨日の・・・」
星奈「来ちゃった、迷惑なら帰るけど」
夜空「いえ、ちょうど暇していたので歓迎しますよ」ニコッ
星奈「(夜空、可愛い・・・)」
夜空「すみませんが、あなたは?」
星奈「柏崎星奈です。夜空とは、えっと、友達・・・かな?」
夜空「お友だちですか!?こんな可愛いお友達私にはもったいないぐらいですね」
星奈「夜空も可愛いよ、あたしには少し劣るけど」
夜空「ありがとございます、星奈さん」
星奈「タメ口でいいよ。星奈って呼んで」
夜空「星奈?」
星奈「・・・///」カァァ
夜空「どうしたの?星奈?」
星奈「な、なんでもない///」プイッ
部室
小鷹「星奈は今日も夜空の見舞いか?」
理科「最近、毎日お見舞いに行ってるみたいですね」
幸村「部活に全然来ませんし、少し寂しいです・・・」
ガチャ
星奈「さしぶりー」
小鷹「おお、星奈今日は夜空のとこ行かないのか?」
星奈「最近、部活に顔出してないから来たの。すぐにお見舞いに行くけど」
小鷹「俺もお見舞い行きたいだけど駄目か?」
理科「理科も夜空先輩心配です」
幸村「わたくしもお見舞い行きたいです」
星奈「んー・・・(夜空、記憶がないし、急に大人数で押し掛けたら怖がるかも・・・?)」
星奈「今日聞いてみるから今度にしない?」
小鷹「あぁ、頼んだぞ」
病院
夜空「同じ部活の方々がお見舞いに?」
星奈「どうかな?」
夜空「申し訳ないけど、お断りしたいな・・・」
星奈「(やっぱり・・・)」
夜空「記憶がないし、お友達に会うのは少し不安で・・・」
星奈「そうよね、ごめん」
夜空「ううん、私の方こそごめんね・・・私のこと心配してくれている人がいるんだし、記憶戻して、リハビリも頑張らなくっちゃ」
部室
ガチャ
星奈「あれ?小鷹しかいないの?小鳩ちゃんに会いに来たのに・・・」
小鷹「今日はみんな用事があって来れないって言ってた。俺は暇だからなんとなく来ただけだし。お前は夜空のとこ行かないのか?」
星奈「夜空は今日検査なの。小鷹、暇なら相談にのってくれない?」
小鷹「いいけど、なんの相談?」
星奈「夜空のことなんだけど・・・」
星奈「あたしね、夜空にあたしと夜空は友達だって嘘ついちゃったの。夜空、記憶が戻ったら怒るよね」
小鷹「(こいつ何言ってんだ?星奈と夜空はとっくに友達だろ・・・)」
小鷹「夜空の記憶が戻るかはわからないけど、お前今までのことよく思い出してみろよ」
星奈「(夜空、いつもウザがってたよね・・・)」
小鷹「俺が言いたいことわかったか?」
星奈「うん、小鷹ありがとう・・・」
小鷹「(よかった、ようやく友達だって気づいたか・・・)」
星奈「(夜空に本当のこと言わないと)」
病室
夜空「どうかした、星奈?元気ないよ?」
星奈「う、うん」
夜空「よかったら、私に相談して?」
星奈「・・・あのね、夜空。実はあたし夜空に嘘ついてたの」
夜空「嘘?」
星奈「あたしね、夜空の友達じゃないの。いつも、夜空にウザがられてて・・・」
星奈「ごめんね、嘘ついてて」
夜空「星奈、何いってるの?私は星奈のこと大好きだよ?」
星奈「でも・・・」
夜空「前は前、今は今。今は私たち友達でしょ?」
星奈「友達・・・?」
夜空「それに、前だって星奈のこと本当は好きだったに違いないよ」
星奈「それなら、嬉しいな」
夜空「記憶が戻っても、星奈のこと嫌いにならないって約束する。ゆびきりしよっ?」
星奈「うん、あたしはじめて友達とゆびきりする」
夜空星奈『ゆーびきーり(ry』
星奈「夜空大好きだよ」ぎゅっ
部室
星奈「ということで、夜空と友達になったよー!!」
理科「なーんだ、ユニバァァァースな展開じゃないんですか・・・」
星奈「そんな展開になるはずないでしょ」
小鷹「でも、星奈は夜空のこと好きだよな」
星奈「えっ?///」
幸村「星奈のあねごは夜空のあねごに友達以上の感情を持っていると思っていました」
星奈「そ、そんなこと・・・」
理科「やはり、図星ですか?」
星奈「うー・・・///」
小鷹「マジかよ・・・変態だと思っていたがそこまでとは・・・」
理科「小鷹先輩、偏見は良くないですよ。星奈先輩、思いきって告白してしまいましょう!!」
星奈「えぇ!?無理よ、そんなの」
理科「そんなの言ってみなきゃ分からないじゃないですか」
星奈「そうだけど・・・」
理科「そうです、ガツンと!!」
星奈「考えてみる・・・」
病院
星奈「夜空ー、また来たよー」
夜空「・・・」
星奈「どうかしたの、夜空?」
夜空「記憶が戻ったんだ・・・」
夜空「本当に突然で、よくわからないけど・・・記憶が急に押し寄せてきて・・・」
星奈「夜空ぁ、よかったね」ぐすっ
夜空「それで、肉。いや、星奈。伝えたいことがある。聞いてくれないか?」
星奈「(まさか、怒られる・・・)」
夜空「星奈、好きだ。友達じゃなくて、それ以上に」
星奈「え・・・?」
夜空「前からずっと星奈のこと好きだった。記憶がなくなったときもずっと一緒にいてくれて・・・」
夜空「今までひどい扱いをしてきたし、許してもらえないとは思う。でも、この気持ちを今どうしても伝えたかったんだ・・・」
星奈「夜空・・・」
夜空「伝えたいことはそれだけだ。引いただろ」
星奈「すっごく、嬉しい・・・私もずっと夜空のこと大好きだった」
夜空「え・・・?本当か?」
星奈「うん、本当だよ。だから、一緒にいてもいい?」
夜空「もちろんだ」
星奈「ありがとう、夜空大好きだよ」
学校
理科「ユニバァァァース!!」
小鷹「なんか、理科が倒れた」
幸村「なにやら機械をいじっていたようですが・・・」
小鷹「どうせ、自業自得だろ」
終わり