あやめ速報-SSまとめ-

星奈「」ﾋﾞｸｯ

夜空「いたか、一人とは都合が良い」

星奈「何だ夜空か……ビックリしたぁ」

夜空「安心するには早いぞ」

星奈「えっ」

夜空「頼まれてな、代わりに貴様を叱りに来たのだ」

星奈（こ、これってパパに怒られるより不味いんじゃ……）ｻｰｯ

星奈「ごっごめんなさいっ！！」

夜空「私に謝られてもな、もっと他に謝るべき人がいるのではないか？」

星奈「あっ、そっか」

星奈「パパごめんなさいっ！！」

夜空「いや間違ってはいないけども」

夜空「それにそれなら小鷹に謝っておけ」

星奈（は？夜空に謝るのに小鷹？？幼馴染なだけでしょ？？）

星奈「何よその小鷹と深い関係ですみたいな言い方は」

夜空「兄妹だから深い関係に決まっているだろうが」

星奈「えっ！？あっ、ごめん……」

星奈（何それ何それ何それ衝撃的な事実聞いちゃった……！！）

星奈（でもこれ以上掘下げるのはやめた方がよさそうね……人にはそれぞれ事情があるもの）

夜空「―――で、何故付きまとうんだ？」

星奈「それは……（最初はムカついてやってたけど最近は……）」

夜空「確かに可愛いとは思うが」

星奈「えっ」

夜空「いや『えっ』ってなんだ」

星奈「あんたそんなキャラだっけと思って……」

星奈「大体、そう思うならあの服装（ジャージ）はOKなわけ？」

夜空「（ゴスロリは）全然OKだろ、残念感は否めんがとても似合っていて可愛らしいではないか」

夜空「というか貴様も気に入っていたはずじゃなかったのか？」

星奈「いや全然。しかも黒って地味すぎよ」

夜空「きゅ、急にドライになったな……」

夜空（あれが地味ってこいつはどういう感性をしているのだ……！？）

夜空「そういえば髪の毛の匂いも嗅いでいたらしいな」

星奈「げっ……まさか（カツラ使って××××してたの）見られてたの……！？」

夜空「当たり前だろ、むしろ見つからずに済んでいたと思っていたのか？？」

夜空「下品に嗅いで……」

夜空「いいか？……あの髪の毛はな、母親の形見なんだぞ！？」

星奈（あっあぁぁぁぁぁぁああああああ！！！！！！！！！！！！）

星奈（何で兄妹なのに夜空だけ黒髪なのかと思ったら！！）

星奈（抜けたんだ！！金髪の部分だけ！！絶対にそうだ！！）

星奈「ごっ、ごめんねっ！返すから！髪の毛返すから！！」

夜空「やめろ！もうどうせ戻らないんだから！」

夜空（うぇっ、他人の妹の髪の毛を保管していたのかこいつ……）

星奈（お金で形見を奪い取るなんて……あたし最低……！！）

夜空（この馬鹿は……泊まりに行ったときは裸で襲いかかったらしいし……）

夜空（何とか小鷹の妹は逃げ切れたらしいが……）

夜空「ったく、一歩間違えれば犯罪だぞ？」

星奈「えっ（盗撮ってセーフなんだ……）」

星奈「（盗撮なんて）初めてヤったけど（日本の法が）案外ゆるくて助かったわ……」ﾎｯ

夜空「はっ！？///」

夜空（年下とセシボーンしただと！？逃げ切れてなかったのか！！）

夜空「き、貴様っそそっそれは犯罪だぞ……！？」

星奈「あんたどっちなのよ！？」

夜空「知るかアホッ！！やめろ近づくな！！」

星奈「何でよ！はっきりしなさいよ！あたしのこれからが懸かっているのよ！？」ｷﾞｭｯ

夜空「知らん！！私をそっちの世界に巻き込むなッ！！」ﾊﾅﾚﾛｯ!

ｶﾞﾁｬ

天馬「……」

星奈「あ」夜空「あ」

天馬（星奈……ここまで本気だったとは……）

天馬「三日月夜空さん……だったかね？」

夜空「はい……」

天馬「娘をよろしく頼む」

ﾊﾞﾀﾝ

星奈「えっ///」

夜空「なっなっ……」

夜空「何故だぁぁぁぁぁぁああああああ！！！！！！！！！！！！」



おわり