夜空「うん、このAngelBeats!という糞アニメは全く心に響かない」
理科「えーそうですか? 音無×日向いいじゃないですか。絶対そそられますよグヘヘ」
幸村「直井殿には何か通じるものを感じずにはいられません」
星奈「天使ちゃん可愛いよね!うんうん」
夜空「だまれこの腐れ肉!そもそもこのような絵に描いた友情物語などあるか!」
小鷹「確かに美化しすぎだよな。そもそも野球になんか誘われた事が無いぜ……今はな」
元スレ
小鷹「結婚してやんよ」星奈「!?」
http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1362395997/
夜空「だが待て、私達は友達がいない青春を送ってるのではないか?」
小鷹「まあな」
理科「確かにそういう考えだと、私達は今死んじゃったらあの世界に行くことになりますね……」
星奈「し、死ぬなんてごめんよ!まだ今日は小鳩ちゃんに会ってないんだから!!」
夜空「うるさい肉!」ペチッ
幸村「私もあの天使殿と一戦交えてみたいものです」
小鷹「死ぬ前提で話をしてるんだぞ」
理科「だったらいいものがありますよ小鷹せんぱい!」
小鷹「いいものって別に俺は死にたくもないし、あんなぶっそうな死後の世界なんてごめんだぜ」
星奈「天使ちゃんに会えるの!?」
夜空「ち、ちょっとくらいなら、興味はあるな」
-二日後-
理科「じゃーん!!名付けて仮死状態体験機です!これはですね……」ペラペラ
小鷹「まさかとは思うが仮死状態になってあっちに行こうとか言うんじゃないよな?」
理科「さすが小鷹先輩、ご明察です」
マリア「うわー、なんかスゴイ重そうなヘルメットだなー。この色なんかウンコみたいだなー」
星奈「これなら死なずに天使ちゃんに会えるのねゲヘヘ」
夜空(これならタカともう一度友情を深めれるかも……)
夜空「で、でかしたぞ理科」
幸村「私も興味があります」
理科「ということでこのヘルメットを被ると、あっちの世界にいけるということです」
夜空「物は試しだな。肉、やれ」
星奈「ふっふーん、やれというなら仕方ないわね。それじゃ行ってくるわ」
理科「30分で戻ってくるのでがんばってきてくださいねー」
星奈「まってなさい天使ちゅわん」ドビュッ
夜空「肉?」
星奈「……」
マリア「なんかわけわからんがすごいのだー」
理科「多分成功ですね」
-30分後-
夜空「まだ戻ってこないのか?」
理科「おかしいですね。もうタイマー切れてるんですけどね」
マリア「ワハハ、肉が腐ってウンコになってるけー」
小鷹「大丈夫なのか?」
-1時間後-
小鷹「流石にちょっとじゃなくまずいだろ」
理科「無理に起こそうとすると、あとで障害が残るかもです」
夜空「おい!起きろ肉!!」
幸村「星奈の姉御……」
-1時間半後-
小鷹「どうにかならのか?」
理科「うーん、誰かが行ってきて帰ってくるよう誘導すればいいんですが」
夜空「だったら全員で行くか」
理科「いいですけど皆さん大丈夫ですか?」
マリア「えへへー、ウンコすくいに行くのか? 汚いぞ」
幸村「私がいれば心強いかと」
夜空「じゃあいくぞ」ドビュ
理科「皆さん気をつけてくださいね。意識は強く保ってくださいよ」ドビュッ
-死後の世界-
「おい!起きろ」
小鷹「寝かせてくれよもう少し」
夜空「起きろって言ってるんだ!!」
小鷹「!?」
小鷹「まさか?」
夜空「そうだ」
小鷹「ここって……なんだ、いつもの部室じゃないか」
夜空「どうやら失敗したようだ」
小鷹「他のメンツは?」
夜空「カバンが無い。それにもう夕方だ。どうやら帰ったらしい」
小鷹「そうか、じゃあ俺らも帰るか」
夜空「だな」
-校門-
夜空「うっ!」
小鷹「何があったんだ?」
夜空「ここに見えない壁がある。それにぶつかった」
小鷹「なんだよ、そんなパントマイム面白くないぞ」
夜空「じゃ、じゃあ触ってみろ!!」
小鷹「えっと……ファッ!?」ボヨン
夜空「あるだろ?」
小鷹「……ああ」
夜空「それに誰もいないように思う。ここまでくる時に誰かと会ったか?」
小鷹「確かにそうだな。じゃあここはひょっとすると」
夜空「死後の世界ということになるな」
小鷹「じゃあ他の奴らは?」
夜空「し、知らん!」
夜空(これはひょっとするとチャンスなのかもしれないな)
星奈「あんたたちここで何してるのよ?」
夜空「とりあえず、肉よ。収穫はあったのか?」
星奈「うーんと、誰もいなかったわ」
小鷹「結局何しに俺らはこんなことしてるんだか」
夜空「そうか。では理科とマリアと幸村は?」
星奈「えっ?あいつらもここにいるわけ?」
夜空「ああ、一緒に来た筈なんだが」
小鷹「じゃ、探して帰るとするか」
小鷹「と言っても、帰り方を知ってそうなのは理科だとは思うんだが」
夜空「全く肉が帰ってこないからこうなったのだ」
星奈「あんたが行けって言ったからでしょ」
夜空「に、肉が一番行きたがってたじゃないか!」
小鷹「おいおい、喧嘩はやめろって……」
\ズギューン/
夜空「な、なんだ?」
星奈「あっちからだわ。行ってみましょう」
-中庭-
幸村「不覚であった。日本男児の恥なり……」コテンパーン
理科「隠れて作ってたAK47が効かないだなんて……もうこれまで」
マリア「うわー、幸村がウンコになったぞ!」
夜空「な、何があったんだ!?」
マリア「ゲゲッ、ウンコ夜空が来やがった」
小鷹「ゆ、幸村!?」
星奈「お!小鳩ちゃんもいるじゃない!小鳩ちゅわーん」
幸村「星奈のあねご……危険です」
小鳩「ガードスキル」ギュイン
星奈「小鳩ちゃーん」
小鳩「……」
星奈「こ、小鳩ちゃん!?」ゲホッ
小鷹「星奈ー!!」
小鷹「う、嘘だろ?」
マリア「ワハハー、肉がミンチになりおった」ウェヘヘ
夜空「やかましい」ペチッ
理科「星奈先輩が……」
幸村「星奈のあねご……」
小鷹「おい小鳩!!何したんだ!?」
小鳩「もうこんな遅い時間に学校にいるから」
夜空「様子が変だな」
理科「あれ? あれは小鳩さんじゃないですね。ひょっとすると天使かもしれませんよ」
小鷹「おい!」
小鳩「なに?」
小鷹「お前は誰だ?」
小鳩「私は羽瀬川小鳩、生徒会長よ」
理科「みなさんとりあえず逃げましょう。私は幸村くん、幸村さんをみますので」
小鷹「星奈? 立てるか?」
星奈「へ、平気よこれくらい」
夜空「早く逃げるぞ!」
マリア「ウンコ吸血鬼からか?」
夜空「当たり前だ、急げ!」
小鳩「まってー」テクテク
-部室-
理科「とりあえず撒きましたね。大丈夫でしたか?」
夜空「ああ、なんとか」
幸村「私は大丈夫です」
小鷹「星奈、大丈夫か!?」
星奈「ううっ」
夜空「どうやったら戻れるんだ理科!」
理科「寝ればいいですよ、寝れば」
夜空「なんだ、簡単なことじゃないか」
幸村「早く戻りましょう」
マリア「スヤスヤ」
小鷹「だな、じゃあ寝るか」
星奈「待って小鷹」
星奈「いや、大丈夫。さぁ寝ましょう」
夜空「肉のせいでぶつぶつ……」
小鷹「じゃあおやすみ」
-部室-
「……先輩、……先輩」
小鷹「もう少し寝させろよ」
理科「起きてください小鷹先輩!」
小鷹「うん……戻ってきたのか?」
理科「そのようですね」
幸村「怪我がないようです」
マリア「腹減ったのだ……」
夜空「肉よ、さっさと起きろ」
星奈「……」
夜空「起きろ肉!!」
星奈「……うっ」
夜空「肉起きたか」
理科「おはようございます。まぁ何はともあれ帰ってこれて良かったです」
小鷹「だな」
マリア「お腹すいたのだー」
小鷹「さぁて帰るとするか」
星奈「待って小鷹、待ちなさいよ」
小鷹「待てって、ずっと隣にいるんだが」
星奈「何なのよ……」
夜空「どうした肉?」
星奈「足が……足が動かないのよ!」
夜空「ど、どういうことだ!?」
理科「まさか、そんなことありえませんよ……」
小鷹「な、何が……」
星奈「足が動かない……なんでよっ!」
夜空「冗談はよせ肉」
星奈「冗談じゃないわよ……」
小鷹「立てるか? なんなら手伝うが」
理科「まさか……こんなはずじゃ……」
星奈「……ううん」
幸村「……」
-一週間後-
小鷹(あれから一週間が経った。星奈は原因不明の下半身不随と診断され、学校には来なくなった)
小鷹「今日も誰も来なかったな……」
幸村「……ですね」
小鷹(理科は責任を重く感じたのだろうか、謝り続けたと聞くが、一度も顔を見せなかった)
小鷹(夜空も体調を悪くしたとかで学校を休み続けている)
小鷹「マリアまで来ないなんて……」
幸村「あにきは星奈の姉御とはお会いになられたのですか?」
小鷹「ああ、今日も見舞いに行くつもりだが……一度も顔を合わせてくれない」
幸村「もし良かったら星奈の姉御にこれを」
小鷹「これは……?」
幸村「お守りです。これはあにきに渡してもらいたいです」
小鷹「わかった。じゃあそろそろ行くよ」
-病院-
星奈「……」
小鷹「あのさ、星奈……これ幸村がな」
星奈「……」
小鷹「小鳩も心配してるんだ。早く学校に顔出してくれよな」
星奈「……こんな足じゃ……笑われるわ」
小鷹「夜空にか?」
星奈「夜空じゃない……他の奴らよ」
小鷹「そんなの気にするようなお前じゃないだろ」
星奈「私はね、自分で言うのはなんだけど勉強もスポーツも出来るのよ。スタイルだっていいし、その……ちょっとはモテるじゃない?」
小鷹(自画自賛しすぎだろ)
星奈「そんな奴が一生車椅子生活よ。みんなから憐れまれるのよ……」
小鷹「んなこと気にしなくていいじゃん」
星奈「私はもっとあの学校でやりたいことがあったのよ。体育祭でまた一番取ったり、生徒会選挙に出てみたり。……誰かと付き合ってみたり」
小鷹「……」
星奈「もう、ほとんどができるわけないじゃない。結局全部誰かの羨望ではなく、憐れみでしかないのよ」
小鷹「そんな事ないだろ」
星奈「……もう今まで通りには無理よ。これからはお父様に、ステラに面倒をかける一方的な生き方になる。耐えられないわ」
小鷹「じゃあ、どうしろっていうんだ。お前の足はもう動かねえ。それでいいじゃないか、足が動かないだけなんだから」
星奈「こんな私と……ずっと一緒にいてくれる人には負担になるだけだわ…・」
星奈「もう、ずっとこれからも私は他人の重荷でしかないのよ。こんな私を貰ってくれるような人なんて……いるわけない」
小鷹「いるよ!ここに!!」
星奈「……?」
小鷹「俺がずっと支えてやる。やりたいことあるなら、それをやれるようずっとサポートしてやるよ。け、結婚してやんよ!」
星奈「!?」
小鷹「だからもう、自分で自分に塞ぎ込まなくていいんだよ……」
星奈「……ありがと」
小鷹「ああ……」
星奈「本当に私を……貰ってくれるの?」
小鷹「貰うだなんていうのはよせよ……。一緒に居てやるだけなんだからさ」
星奈「じゃあさ……お父様に挨拶してくれる?」
小鷹「してやるよ」
星奈「小鷹……ありがと」
終わり

