HP「ゲームで一番重要な数字はオレだろ!」
攻撃力「なんで?」
HP「だってオレがゼロになったら、そのキャラは死亡するか戦闘不能になるんだぞ」
HP「つまりゲームのプレイヤーに一番気にかけてもらってるのはオレなんだからな!」
攻撃力「いやいや、そんなことねえよ」
元スレ
HP「ゲームで一番重要な数字はオレだろ!」攻撃力「なんで?」
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攻撃力「ゲームの戦闘中、一番盛り上がるのはなんたって攻撃する時よ!」
攻撃力「与えるダメージがでかければでかいほど、プレイヤーのテンションも高まる!」
攻撃力「オレ様に比べりゃ、HPなんてのはオマケみたいなもんにすぎねえよ」
HP「なんだと!?」
攻撃力「だいたいHPってのが、ホームページの略みてえでややこしいんだよ」
HP「ホームページっていうな!」
攻撃力「ってわけで、攻撃力が一番重要ってことで決まりだな」
防御力「その言葉、聞き捨てならんな」
攻撃力「防御力じゃねえか。聞き捨てならないってのはどういう意味だ?」
防御力「そのままの意味だ」
防御力「プレイヤーの精神が最も高揚するのは、攻撃時ではなく防御の時!」
防御力「敵の攻撃を軽微なダメージで受け止めた時こそが!」
防御力「プレイヤーが『自分は強くなった』と感じる場面なのだよ!」
防御力「防御力が高いキャラというのは、初心者でも安心して使えるしな」
防御力「吾輩に比べれば、攻撃力など派手なだけの要素に過ぎん」
防御力「すぐダメージの数値がカンストしてしまうことも多いしな」
攻撃力「ぐっ……!」
防御力「言葉も出ぬか。出るわけがない! 吾輩こそが一番重要なのだから!」
速度「ハッハッハ、防御力ったら面白いこといってるね!」
HP「速度!」
攻撃力「まーた面倒なのがきやがった……」
速度「まあまあ、そう邪険にしないでよ」
防御力「速度よ、吾輩が面白いことをいっているといったな? どういうことだ?」
速度「分かんないの? 防御力なんか全然重要じゃないってことさ」
防御力「なにっ!」
速度「だってさ、攻撃が当たらなきゃ――つまりボクの管轄である回避率が高ければ」
速度「防御力なんてゼロでもかまわないんだからさ」
速度「それにさ、速さがあれば、先手を取れたりより多く攻撃できたりして有利だしね」
速度「防御力なんかいくら高くても、速さがなきゃいいサンドバッグにされるだけさ」
防御力「お、おのれ……!」
速度「アハハ、おっかない顔! やっぱりボクがナンバーワンだね!」
知力「これはこれは……妙なことを口走ってますねえ」
速度「知力! なにしに来たんだよ!」
知力「あなたがたの誤りを正しに来たのですよ」
速度「誤り?」
知力「あなたがたは前提からして間違っているのです」
攻撃力「前提から……? おい、気取ってないでちゃんと説明しやがれ!」
知力「ゲームにおける“花形”とは、一体なんであるかということですよ」
防御力「それはもちろん、斬り合いや殴り合いに決まっておろう」
知力「ノンノンノン、そんなわけないでしょう?」
知力「ゲームの花形――それすなわち、“魔法”です!」
HP&攻撃力&防御力&速度「!!!!」
知力「プレイヤーが一番ゲームを楽しむ時というのは、魔法を使う時なのです!」
知力「つまり、魔法の威力に影響を与える私こそが――」
MP「つまり、魔法の燃料ともいえるこのミーが一番重要ということになるねぇ~」
知力「な……MP! なぜあなたがここで出てくるのです!」
MP「だってほらキミたち、ゲームで一番重要な数字を決めてるんでしょ?」
MP「だったらミーしかいないわけじゃない?」
MP「だってミーがゼロになったら、魔法撃てなくなっちゃうもんねぇ~」
知力「う、ぐぐ……」
HP「そうだそうだ! だったらオレだって操作キャラの燃料といえるんだ!」
HP「つまりオレが一番重要――」
MP「ホームページは黙ってろ」
HP「ホームページっていうなぁぁぁ!」
幸運「ったく、あんたたち低レベルな言い争いしてんじゃないわよ」
攻撃力「幸運! じゃあお前は誰が一番重要だと思うんだよ!」
速度「そうだよ!」
幸運「そんなもん、あたしに決まってんでしょ!」
攻撃力「ハァ? なんでお前なんだよ!」
幸運「だってあたしって回避率とか、財宝の発見率とか、色々な要素に絡んでるんだもん」
幸運「一芸しか能のないあんたらとはわけが違うのよ」
防御力「実質死にステになってることも多いがな」ボソッ
幸運「なんですってぇ! なんてこというのよ! このカッチン野郎!」
防御力「カッチン野郎……!」ガーン
HP「やっぱりオレが一番だって! ……だからホームページっていうな!」
攻撃力「オレ様に決まってるぜ! 大ダメージを与える時が一番楽しいんだ!」
防御力「吾輩に決まっておる! 高い防御力で敵を威圧する瞬間こそ至高!」
速度「ボクだってば! ボクが高ければ、先手取れるし、敵の攻撃当たらないし……」
知力「いやいや私です! 魔法の攻撃力がアップすれば、プレイヤーは大喜びです!」
MP「だけどミーがなきゃ魔法撃てないから、ミーの方が重要だよねぇ~」
幸運「あーもう、あたしだっていってんじゃない! 分かんない奴らね!」
「待て待て待てぇぇぇぇぇい!!!」
魅力「私だっているのよぉん」
指揮能力「小生もおるぞ!」
好感度「私だって……います」
クリティカル率「……斬る!」
達成率「達成率こそゲームの醍醐味!」
ドドドドドド……
HP「うわぁぁぁ、なんかいっぱいきたぁっ!」
ワーワー……! ギャーギャー……!
ギャーギャー……! ワーワー……!
「いでっ!」 「やりやがったな!」 「この野郎!」
「痛いわねっ!」 「オラァッ!」 「ホームページっていうな!」
「貴様ら、いい加減にせんかァッ!!!」
HP「いだだ……」
攻撃力「誰だ、今のデカイ声は……!?」
防御力「あっ……」
「ゲームで一番重要な数字? 下らん争いをしおって……そんなものは――」
売上「ワシに決まってるだろう!!!」
シーン……
売上「分かったら、みんな仲良く協力して、より売れるようなゲームバランスを目指せ!」
売上「――以上!」
パラメータ達「はい……」
おわり

