唯 「そ、そんな…こんなはずじゃあ…。」
唯 「うわぁ~ん、持って行かれちゃった~。」
唯 「嘘…!?こんな、こんなのを望んだわけじゃないのに…!」
唯 「返してよ 妹なんだよ。
唯 「・・・・・・・足でも!両腕でも!・・・・心臓でもあげるから!」
唯 「だから!!!返して!!たった一人の妹なんだから!」
続きよろしく!
元スレ
唯 「憂!?憂!?返事して!?」
http://yutori7.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1277023877/
4 : 以下、名... - 2010/06/20(日) 18:33:37.13 IM0pBeCbO 2/80一体何を錬成したかったんだよ
6 : 以下、名... - 2010/06/20(日) 18:41:16.89 DKxmFQAV0 3/80>>4
あずにゃんを事故で亡くして、それから一年間錬金術の練成を勉強。
人体練成にのぞんだけど…。
という導入でしゅ
唯 「憂をギー太に練成できたけど…、もうダメ…」ドサッ
憂 「ん…、ここは…!?お姉ちゃん、しっかりして!!」
憂 「お姉ちゃんの左足と右腕がない!?」
憂 「とにかく誰か呼ばなきゃ!」
ジャジャジャジャジャジャガガガガガガガガガガガガ
ギー太「駄目!何度やっても音しかでないよ!
お姉ちゃんが!誰か!誰か!」
ガガガジャジャガガガガガガガガガガガガガガガジャジャ゙
ギー太「うわあああああん!うわああああああああああっ!」
ギー太「……っ!」
お婆ちゃん「……ょっと唯ちゃーん!楽器の音が少し大きいわよー
ご近所さんの迷惑になるからもう少し小さくしなさい。唯ちゃーん!」
ギー太「お婆ちゃん!き、気づいてっ!」
ガガガガガガ
お婆ちゃん「唯ちゃーん?憂ちゃーん?
……入るわよー?」
お婆ちゃん「こ、これは!人体錬成陣!」
18 : 以下、名... - 2010/06/20(日) 22:01:06.79 DKxmFQAV0 7/80>>17
おお、書いてくれてる!
期待age
――――――――――――
律「唯っ!」
唯「あっ……りっちゃん
みんなも来てくれてありがと……」
澪「唯が入院したってさわ子先生が……うっ」
紬「澪ちゃん!
……唯ちゃん、その腕……」
唯「えへへ、ごめんねー失敗しちゃったー」
律「バカっ!
そんなこと……人体錬成なんて絶対しないって…………ひっく……」
唯「……ごめんねりっちゃん」
律「みんなで、みんなで決めたじゃないか!
そんなことしても梓は……ううっ……ああああ!ばかぁ!ばかぁ!」
唯「…………ほんとに、馬鹿だよねぇ」
紬「澪ちゃん?」
澪「ありがとうムギ。もう大丈夫だ
とにかく今は私たちも混乱してる。また明日おちついてから話そう。色々と。」
紬「そうね、今唯ちゃんを責めても何にもならないわ
……りっちゃん」
澪「唯……変な気を起こすなよ
唯も梓と同じ仲間なんだから、私はもう、そんなのは嫌だ……」
唯「うん……」
澪「じゃあ、おやすみ
ほら、帰るぞ律」
律「唯の……ひっく……ばかぁ……」
ガチャ
澪「でも……私たちに相談してくれなかったのは…………」
澪「恨むよ。唯」
バタン
唯「……………………」
ガチャ
紬「唯ちゃん、いい?」
唯「……なに?」
紬「アレの後始末はお父様に任せたから、ご近所に知られることはないわ。安心して」
唯「ありがとう……でいいのかな」
紬「でもね、唯ちゃん
憂ちゃんはどこにいったのかしら」
唯「…………」
紬「部屋からは憂ちゃんの服も見つかったわ
まるで脱け殻のような、ね」
唯「……ういぃ……
ごめんね、ごめん……ひっく、うあああん」
パシン
紬「あなたは……憂ちゃんまで犠牲にしたのね」
唯「ごめん……なさい……」
ガガガガガガガガガガガガ!
紬「えっ!?」
唯「だ、だめだよ憂!あっ!」
紬「憂ちゃん!?
これ……唯ちゃんのギー太?」
紬「血印が描いてある……」
唯「ムギちゃん!それはギー太だよ!」
紬「魂の定着に成功したというの……?
唯ちゃん……全部話して」
唯「それはギー太だってば!」
紬「唯ちゃん、なんで話さないの?私たちは頼りない?
澪ちゃんの言葉は聞こえてなかった?
それでも話さないのなら、私もあなたを許せないわ」
唯「…………ムギちゃん」
紬「話して。唯ちゃん」
――――――――――――
紬「つまり人体錬成には失敗したけどそのかわりに真理?を見て
このギー太に憂ちゃんの魂を乗せる構築式も理解できたと」
唯「私もよくわかんないんだけどね」
ギー太「お姉ちゃん凄い!」
唯「でもういの体を犠牲にしちゃったんだよ?」
ギー太「こうして魂は帰ってこれただけでも凄いよー!」
紬「ちょっとまって!ギー太……憂ちゃん喋れるの!?」
ギー太「ええっ!そういえば!」
唯「憂はさすがだねぇ」
紬「そういうことじゃないと思うわ……
とにかく今後は憂ちゃんのことも考えないと……世間に知られたらどうなるか……」
唯「そうだね……」
紬「話してくれてありがとう、唯ちゃん。私もできるだけ協力するわ
澪ちゃんとりっちゃんにもちゃんと話してあげてね」
唯「……はーい」
紬「それじゃ、今日はもう遅いし帰ります
一応ここはうちの関わりの病院だけど……憂ちゃんのことはばれないようにね」
唯「うん……ありがとうムギちゃん」
紬「……これからは頼ってね」
唯「………………
あ、そうだムギちゃん。お婆ちゃんは大丈夫?私を最初に見つけてくれたのってお婆ちゃんなんでしょ?」
紬「事情が事情だからまだ説明してないんだけど……一応唯ちゃんが助かったことは伝えたわ
お婆ちゃんも錬金術、知ってたみたいでね。唯ちゃんのこと凄く心配してたわ」
唯「お婆ちゃんが錬金術を……?」
紬「そうみたい。でも今はそれどころじゃないわね
それじゃ、おやすみなさい」
――――――――――――
斎藤「お嬢様、こちらへ」
紬「ありがとう斎藤」
バタン
ブロロロ・・・
お婆ちゃん『あんたたち唯ちゃんに何をやらせたんだい!』
お婆ちゃん『あれは……あれは人間なんかじゃなかった!』
紬「人間じゃないとしたら……
唯ちゃんが造ったモノはいったい、なんなのかしら……」
――――――――――――
パチンゴチン
唯「いたい……」
律「当然だばか唯!」
澪「それじゃこれが憂ちゃんなのか?」
ギー太「お姉ちゃんをぶたないで!」
澪「うわ喋った!」
唯「そうなんです」
紬「です」
律「おっそろしいな……」
唯「それでね、みんな。私、真理を見てわかったんだ
人体錬成は不可能じゃない、って」
律「おい……唯」
唯「大丈夫、もうあずにゃんを造るなんてしないよ
でも、私は憂を元に戻したい。憂の身体を取り戻したい。私は私の妹に対して責任をとりたい」
ギー太「お姉ちゃんそれって……!」
唯「自分を犠牲になんてしないよ憂
でも、憂をこのままにもできないよ。大事な、たった一人の妹だもん」
ギー太「お姉ちゃあああん……」
律「真理を見たんだろ?じゃ、方法はわかるのか?」
唯「それなんだけど……錬成に必要な最後の一要素だけはわからなかったんだよー
対価が足りなかったみたい」
澪「それでもまだ足りないのか……」
唯「あーっ!」
律「おおぅ!どした?」
唯「新歓ライブ!」
澪「いや無理だろ……」
唯「頑張る!あずにゃんのためにも!」
澪「だって……腕がないじゃないか」
唯「…………あ」
紬「その……それなんだけど
唯ちゃん、腕と足、必要じゃないかしら」
唯「ムギちゃん隊員!なにか方法が!」
紬「機械鎧(オートメイル)っていってね。いわゆる義手なんだけど、凄く精密に動かせるものをうちの技術班が開発したの」
唯「おおぅ……よくわかんない!」
澪「真理ってなんなんだ……?」
紬「まだテスターがいないんだけど……唯ちゃん試してみない?」
唯「やるよー!ムギちゃん!これで新歓もバッチリだねー!」
紬「し、新歓はさすがに無理じゃないかな、リハビリを一年はしなきゃいけないの
新歓まであと一ヶ月しかないわけだし」
唯「一ヶ月でやるよ!」
律「……血反吐見ることになるよ」
澪「なんでおまえが言うんだ」
ゴチン
――――――――――――
唯「あああっ!あっ!あっ!」
唯「痛い!やっ!やだっやだっ!ああああっ!」
唯「やっ嫌じゃないよ!嘘っ!こ、こんなの!憂に比べたらああああっ!」
唯「だめぇ!痛い痛い痛いやぁやっ!ああああああああ!」
紬「唯ちゃん……がんばって!」
斎藤「お嬢様、鼻血が」
紬「ありがとう斎藤」
――――――――――――
唯「ずいぶん動かせるようになったよー」
紬「まだ半月しか経ってないのに……」
律「真理効果か?」
澪「違う、素直に唯を褒めるべきだよ
……がんばったな、唯」
唯「えへへ……脚はまだうまく立てないんだけどね
それじゃ早速練習するよ!憂!」
ギー太「うん!わかったよお姉ちゃん!」
澪「う、憂ちゃんを弾くのか!?」
律「なんかエロい響きだな」
澪「うるさい」
ゴチン
律「あいたー!」
唯「平沢姉妹のコンビネーションを持ってすればあと半月で完成させることなどたやすいのだー!」
ギー太「お姉ちゃん恥ずかしいよ……」///
澪「つまりあわよくば憂ちゃんに譜面を覚えて貰おうと」
唯「ぎくっ……
と、とにかく練習だー」
ギー太「おー!」
ジャジャーン
ギー太「!んああっ!」
唯「へ?」
唯「………………」
ジャジャジャーン
ギー太「ひゃああっ!」
唯「ういー?」
紬「こ、これは」
澪「もしや……」
律「真理恐るべし」
ギー太「な、なんでもないよお姉ちゃん!」
唯「そう?それじゃ手始めに翼をくださいやるよー?」
ギー太「う、うん!
ひあ!あっああっ!」
律「新歓の曲ってさ……」
澪「うん。盛り上がるようにアップテンポの曲にした」
律「壊れるかもね」
澪「うん
ムギ、鼻血」
紬「ありがとう澪ちゃん」
――――――――――――
ンデンデンテッンデンデンテッ
唯「ヤバイ止ま(ry
ギー太「んああっああああっひあ!やぁ!お姉っゃあああん!」
澪「ス、ストップストップ!
やっぱりやめた方がいいんじゃないか……」
唯「うーいー?」
ギー太「はあっ……はいっ……お姉ちゃん……」
唯「くすぐったいのはわかったよ
でももう合わせに入ってるんだよ?憂のせいで曲が止まったらみんなに迷惑がかかるんだよ?」
ギー太「ごめん……なさい……」
律「ゆ、唯!」
唯「それにライブ中に声を出したら大変だよ?
喋るギターなんてみんなどんな目で見るかな?ムギちゃんのお父さんにも迷惑かけるよね」
ギー太「……ひっく……ごめんなさい」
紬「唯ちゃん!」
唯「だからね?私も憂を見せ物にしたくないんだ
だからさ、一緒にがんばろ?憂」
ギー太「うん……お姉ちゃん」
律「いや……なんか違う気がする」
――――――――――――
唯「憂もだいぶ静かになったねー!」
澪「演奏中以外でも静かになってきたな」
紬「魂に負担をかけるのってまずいんじゃないかしら」
律「ん?憂ちゃんなんか言ってないか?」
ギー太「イ……セテ、イカセテ……クダサイイカセテ……」
律「まずいな」
澪「…………」
律「生殺しだったんだ」
澪「はっきり言わないでくれ……」
――――――――――――
唯「お婆ちゃん!」
お婆ちゃん「ゆ、唯ちゃん!無事だったんだね!」
唯「えへへ……」
お婆ちゃん「その腕……と、脚もか。どうしたんだい?」
唯「そっか、お婆ちゃんが最初に見つけてくれたんだよね
お婆ちゃん、ありがとうございました」
お婆ちゃん「唯ちゃんが無事ならいいんだよ
で、どうしたんだい」
唯「友達にもらったのー!機械の腕なんだよ!
普段はこーして、ジンコーヒフで隠してるんだよ」
お婆ちゃん「そうかいそうかい
それで、憂ちゃんは元気かい?」
唯「あ……それは」
お婆ちゃん「唯ちゃん、隠さなくてもいいんだよ
背中のギター、憂ちゃんなんでしょう?」
唯「ええっ!どうして!?」
お婆ちゃん「お婆ちゃん唯ちゃんを助けたとき、唯ちゃんのギターが喋ってるのを聞いちゃったのよ」
唯「そっかー
それじゃういーお婆ちゃんに挨拶しよー」
ギー太「…………ヤア」
お婆ちゃん「なんだか元気がないみたいね」
唯「あ!お婆ちゃん!お婆ちゃんは錬金術って知ってる!?」
お婆ちゃん「……知らないねぇ
学校のお勉強?難しいことはわからないのよ」
唯「お婆ちゃん、私、憂を元の姿に戻したいの
憂と一緒に、ご飯を食べたい。お風呂に入りたい。一緒に寝たい。
だからお願いお婆ちゃん!なにか知ってたら教えて下さい!」
お婆ちゃん「そうねぇ……唯ちゃん、私のお腹、触ってみなさい」
唯「えっ……うん
うわっ、ベコベコだ……」
お婆ちゃん「私もね、持ってかれちゃったのよ」
唯「…………」
唯「ええー!!」
お婆ちゃん「むかしむかしの話よ……
お婆ちゃんにもね、妹がいたの」
唯「お婆ちゃん……」
お婆ちゃん「唯ちゃん、唯ちゃんには今、すべきことがあるんじゃないかしら」
唯「で、でも……」
お婆ちゃん「それが終わったら、全部話してあげるから」
唯「……うん!約束!指切りだよ!」
お婆ちゃん「はいはい、ふふ」
お婆ちゃん「つらいだろうけど、責任はとらなくちゃ、ね」
――――――――――――
唯「うーきんちょーするよー」
ギー太「お姉ちゃん!がんばろ!」
澪「憂ちゃん急に元気になったな」
律「今日で一応最後だからなー
どーせこれからも唯は憂ちゃんを使うんだろうけど」
紬「そろそろ始まりね」
――――――――――――
唯「新入生のみなさん!御入学おめでとうございます!けいおん部です!
私たちは現在部員が三年生しかいません!でも、私たちはこの部を絶対に潰したくありません!
初めての人でも大丈夫です!ぜひぜひけいおん部に入部してください!」
唯「……じゃあ、みんな!憂!」
律「よし!」
――――――――――――
ギー太「うん……ひぁあ……ひあ」
唯「次で最後だよ……憂」
ジャジャジャジャジャ ジャジャジャジャジャ
唯「君を(ry
唯「ふわふわターイム!」
澪「ふわふわターイム!」
唯「ふ!ふわああああああっ!」
澪律「唯っ!」
紬「唯ちゃんっ!」
唯「……あれ?手がおかしいな……あああっ!」
紬「機械鎧!やっぱり半月なんて無理だったのよ!」
ギー太「お姉ちゃん!」
唯「えへへー!ごめんなさい!失敗しちゃいましたー」
ザワ・・・・ザワ・・・・
唯「それじゃもーいっかい」
澪「唯!」
律「駄目だ唯!」
唯「駄目なのはそっちだよ!あずにゃんのために、あずにゃんの居たけいおん部を守るために、やらなきゃ!」
唯「……みんな、迷惑ばっかりかけて、ごめん……
ごめんなさい…………」
紬「唯ちゃん……」
ギー太「……お姉ちゃん、聞いて?
これからお姉ちゃんはボーカルだけがんばって欲しいの」
唯「憂?」
ギー太「私は一人でも音を出せるし、パートも今までの練習で覚えてる
だからね、お姉ちゃんは歌うのに集中して、あとは私を弾いてるふりだけして?」
澪「でもそれって……自分で自分を、その……」
唯「憂、私は私で」
ギー太「梓ちゃんは私にとっても大事な友達!
私はこの体になったことを恨んでない!
梓ちゃんを大切に思う気持ちは同じなんだよ!お姉ちゃん!」
唯「憂……」
紬「………………」
ジャジャジャジャジャジャ
律「…………」
澪「…………」
ジャジャガガジャジャガガ
唯「みんな……」
唯「……おねがい、憂」
憂「うん!」
ジャジャジャジャジャジャジャジャ
唯「いくぞー!!」
ワアアアアア・・・・
――――――――――――
ガチャリ
トコ・・・・トコ・・・・
唯「みんな!ありがとー!」
ワアアアアア!
唯「ういー……ありがとね」
唯「……憂?」
ギー太「お姉ちゃん……あの人……」
紬「…………梓ちゃん?」
――――――――――――
梓「唯……先輩……」
斎藤「お嬢様!避難してください!そいつは……」
梓「うるさい」
フッ
ドゴォオオオン!
斎藤「ぐぁ……」
ガラララ・・・・
生徒「…………っ嫌ああああああ!!」
生徒「な、なによあれ!!」
生徒「助けてええ!!」
紬「あれは……梓ちゃんなの!?」
律「今の……体当たりか?壁が崩れて……」
澪「というか今の梓、見えなかった……あれは梓なのか!?」
唯「違うよ」
唯「あの子は……あずにゃんじゃない、誰でもない」
生徒「いやあああ!」
澪「と、とにかくみんなを逃がさないと!」
律「でも入り口には今あいつがいるんだぞ!」
バチバチバチ!
律「扉ができた!?」
お婆ちゃん「唯ちゃん!さあみんな、早くここからお逃げ!」
唯「お婆ちゃん!」
お婆ちゃん「唯ちゃん、憂ちゃん、あなたたちには責任があるのよ!」
唯「…………うん!やるよ!憂!」
ギー太「うん!お姉ちゃん!」
澪「ゆ、唯!あれはいったい誰なんだ?」
唯「あの人は近所のお婆ちゃんだよ」
澪「違う!そっちじゃなくて!そっちも気になるけど!」
唯「あの子は私たちの人体錬成で生まれたんだよ」
紬「人体錬成は成功してたの!?」
唯「ううん、あの子はあずにゃんじゃないよ
誰でもない、名前もない、造られた命
……きっと、あずにゃんの記憶を頼りに学校に来たんだね」
ギー太「だから、助けてあげないと」
唯「いっけぇー!」
ジャジャジャジャ
ドドドドドッ!!
梓「ぎにゃ!」
澪「トゲトゲを錬成した!?錬成陣もなしに!」
唯「私自身が錬成陣で構築式って感じ、かな」
律「お、おい唯!?あいつは梓……じゃないけど梓の姿で、記憶を持ってるんだろ?いったい何が違うんだ?」
ギー太「見てください、律さん」
梓「くあああっ!」
律「トゲが刺さったところが修復してる……!」
唯「あの子は人間じゃないんだよ……
でも、人間に、あずにゃんになろうとする
あの子は永遠に満たされない。だから……」
ギー太「私たちがあの子を救うんです」
律「そんなことどうしてわかるんだ!」
唯「わかるよ……だって
私たちがあの子を造ったんだから!」
梓「うわああっ!」
唯「危ない!」
ジャジャン
ドゴォオオオン!!
唯「みんな!この壁の裏から脱出して!」
紬「唯ちゃんは!?」
唯「責任をとらなきゃ」
梓「ゆい……あああっ!」
お婆ちゃん「唯ちゃん!」
バチバチバチ
梓「にゃあっ!」
唯「ありがとお婆ちゃん!」
斎藤「お嬢様こちらへ!」
紬「斎藤!無事だったのね!
これはいったいどういうこと!?」
斎藤「私たちが初めて見つけたとき、奴は死体そのものでした
アシがつかないよう準備が出来てから内密に埋葬する予定でしたが……」
紬「息を吹き返し逃亡したのね」
斎藤「はい……。奴の能力について現在判明していることは
致命傷でも回復するということと、初速300km/h超で動くことが出来る、ということのみです
桜ヶ丘高校に来た理由は不明」
紬「それについてはわかったわ
唯ちゃん、憂ちゃん……」
――――――――――――
唯「まずは動きを止めないと、足場を崩して……」
ジャジャジャジャ
梓「うやっ!」
ギー太「お姉ちゃん!このコード!」
唯「よーし!うぉりゃっ!」
グルングルン
梓「にいいい!」
唯「縛った!次!トゲトゲ!」
ジャキジャキジャキジャキ
梓「ぎにゃあああっ!」
律「や、やった!」
唯「りっちゃん!澪ちゃんも!危ないよ!」
律「おまえだけの責任じゃないだろ!」
唯「でも!」
お婆ちゃん「唯ちゃん!気をつけて!」
梓「ごおおおおっ!」
唯「コードを巻き込んで再生してる……!いけない、壁を!」
ガガガガガガ
斎藤「だ、駄目だ!今の奴は
表面積が広い!!」
梓「うにゃあああ!」
ドガガガガガガ!!
唯「うわああ!」
澪「唯いいいいいいっ!」
唯「……う、機械鎧が、今ので……
憂は……あんなところに飛ばされちゃった……」
梓「唯……先輩……」
唯「……まずいねー」
――――――――――――
ギー太「お、お姉ちゃん!
動け!動け!この!」
ジャジャジャジャジャジャジャジャ
ギー太「どうして!お姉ちゃんが大変なときに私は何もできないの!?」
ジャジャジャジャガガガガガガ
ギー太「私は……!
……っ!?」
ギー太「これって……」
――――――――――――
梓「唯先輩……」
お婆ちゃん「唯ちゃん危ない!」
梓「うるさいなぁ」
フッ
ドゴォオオオン!!
お婆ちゃん「…………こふっ!」
唯「お婆ちゃん!!
よくも、よくも……」
梓「ゆい先輩」
ジャジャジャジャジャジャジャジャ
梓「!?」
ジャキジャキジャキジャキジャキジャキジャキジャキ
梓「あ、がが」
グルングルン
梓「むっ……!」
律「あれは……憂ちゃんが鳴ってるのか……?
憂ちゃんが錬金術を……?」
唯「……そうだよね
憂も、見たはずだもんね……」
ギー太「うわああああああっ!」
ボンッ!ジリリリリ!サアアアア・・・・
澪「スプリンクラーが……」
ジャジャジャジャ
ボフッ
唯「!!みんな伏せて!」
澪「ええと……今、水を分解して……」
律「ばか澪!伏せろよ!」
澪「むぎゅ」
ギー太「くらえええっ!」
ジャン
ドゴォオオオオオオオオオオオオ
紬「ううううっ!やったの!?」
梓「……かひゅー……おおお……」
斎藤「これでも死なないのか……!」
紬「…………いいえ、再生が遅い。あと少しよ」
唯「よいしょっと……
ういームチャしちゃダメだよ」
ギー太「お姉ちゃんが危なかったから……」
唯「うん……ありがとう憂
それでさ、もう一曲頼んでいいかな」
ギー太「もちろん!」
――――――――――――
律「唯?ステージの上に立ってなにを……」
唯「……………………」
ジャジャジャジャジャジャジャジャン
澪「この音……なんだかヒリヒリする」
紬「音に錬成エネルギーを乗せてるのかしら……
でもこんな微量じゃダメージなんて望めない……」
唯「……あずにゃん」
唯「おいで。前みたいに抱きしめてあげる」
律「ば、ばか唯!なに言ってるんだ!
そんな距離じゃ壁も張れないだろ!」
唯「おいで、あずにゃん」
ジャジャジャジャジャジャジャジャジャジャジャジャ
梓「………………」
梓「えへへ……はい。唯先輩」
フッ
ドパァアアアアン!!
唯「ごめんね。嘘なんだよ。」
唯「キミは、あずにゃんじゃないから。」
唯「ごめんね……。」
律「お、終わったのか……?」
澪「もう再生しないのか……?」
紬「……やったのよ!」
斎藤「エネルギーを加えた何重もの音波の壁に、超高速でぶつかることで破裂したのか……」
律「う、う、う、うわあああい!やったなー唯!!」
唯「……ふあああああん!ふああ!ふあああああん!」
ギー太「うえええん……ごめんね……ごめんね…………」
律「ばかっ!二人とも泣くなよ!
あいつはあれで救われたんだろ!?おまえらが責任持って楽にしてやったんだろ!?
ならそれでいいじゃないかよっ!
おまえらが泣いてると私まで悲しくなって……うう……」
唯「うんっ、うんっ、りっちゃあああん」
律「ゆーいー!!」
紬「唯ちゃん!お婆ちゃんが!」
唯「お婆ちゃん!」
お婆ちゃん「唯ちゃん……そこにいるのかい?」
唯「待って!今すぐけがを治すから!」
お婆ちゃん「いいんだよ……寿命なんだから……」
唯「お婆ちゃん……」
お婆ちゃん「憂ちゃんはそこにいるかい?」
唯「うん……憂」
ギー太「お婆ちゃああん……」
お婆ちゃん「憂ちゃん……もっと近くによって……
ねぇ憂ちゃん、お姉ちゃんと仲良くね……」
ギー太「うん……うん……お婆ちゃん」
お婆ちゃん「唯ちゃん……手を握ってくれるかい?」
唯「ずびっ……うん。お婆ちゃん、これでいい?」
パアアアアア
唯「……!?なにこれ、錬成陣!?」
お婆ちゃん「みなさん、すみませんが唯ちゃんを円の外へ出してもらえますか」
紬「はい。唯ちゃん」
唯「ムギちゃん、離して!」
紬「唯ちゃん、お婆ちゃんの最後の願いよ」
お婆ちゃん「残り短い命だけど、魂まで入れれば、憂ちゃんの身体を取り戻すくらい出来るかしら」
唯「…………!」
ギー太「お婆ちゃん、そんな……!」
お婆ちゃん「ああ……私もようやく、人を救えるのね
憂ちゃん、ムチャは駄目よ?」
ギー太「お婆ちゃ……」
――――――――――――
ギー太「ここは……真理の扉だ……」
「おかえりなさい」
ギー太「……!」
憂「…………我が魂よ」
――――――――――――
憂「お姉ちゃーん、夕飯の準備できたよー!」
唯「うーいー」
唯「いやー憂のご飯を食べれるしあわせ!うれしーなー!」
憂「もう、お姉ちゃんったら!ふふふ……」
ピンポーン
和「おじゃまします……と」
唯「和ちゃん、いらっしゃ……」
和「ばか唯!なんで私に何も言わないのよ!」
唯「う、ごめんね」
憂「お姉ちゃんほんとに誰にも言わないんだね……」
和「一週間前の梓ちゃんのことと、それに関わること、全部話すまでアイス抜きだから!」
唯「ええっ!アイスとどんな関係が!」
和「問題無用よ!」
唯「……うーいー」
憂「自分で話した方がいいよお姉ちゃん」
唯「えーと、どこから……」
和「全部!」
――――――――――――
和「……信じられないわ」
唯「ですよねー……」
和「唯がその錬金術を使えるって時点で嘘としか思えないもの
でも、憂が嘘をついてるとは思えないし、憂を信じてあげる」
唯「和ちゃんいろいろひどい!」
和「それで、どうして私を仲間はずれにしたのかしら」
唯「だって和ちゃんは私を止めないから……」
和「……逆じゃない?それ」
唯「ううん、和ちゃんは私がほんとにやりたい!って言ったら私を止めないよ
……それで私があぶなくなったらかばってくれるんだよ」
和「……買いかぶり過ぎ」
和「それじゃ、庇っても傷がつかないような頼りになる人にならないとね……」
ピンポーン
唯「またお客さんだ」
憂「私出てくるね」
和「……そういえばムギが」
紬『今回は目撃者が多すぎる……
これでは隠しきれないわ……』
和「それで、ムギにあなたたちに怪しい人間に気をつけるよう忠告を頼まれたのよ」
憂「今開けまーす」
唯「怪しい人物?」
和「そう、でもテレビや新聞ではあの一件はガス爆発ということになってるわ
それだけでも充分隠せてると思うんだけど……」
唯「ふぅん……」
「平沢、憂さんですね」
「……錬金術と貴女の御姉様が失った手足を取り戻す方法について、協力できるかもしれません」
憂「…………話を聞かせて貰えますか」
おしまい!


即席にしては悪くはなかった