ゲンドウ「総員、第1種戦闘配置」
ミサト「市民の避難は!?」
シゲル「間も無く完了します!」
マヤ「敵の進攻速度がMAGIの予想よりも早いです!第3新東京市到達まであと45秒!!」
元スレ
マヤ「パターン青!使徒です!!」冬月「連邦の白い悪魔か…」
http://viper.2ch.sc/test/read.cgi/news4vip/1452915860/
ミサト「だいぶ後手に回ってしまったわね…」
リツコ「どうするのミサト?EVAの発進準備は既に完了してるわ」
ミサト「ん~…エヴァーを今から展開するにも目標を足止めする必要があるわ。確か…戦自研から徴収していた新兵器があったわね?」
マヤ「アレを使うんですか!?あの兵器は市街戦を想定していません!!危険です!」
リツコ「それにあれはまだ試験段階の兵器だった筈よ。技術者としては到底容認できません」
ミサト「現責任者は私です」
ゲンドウ「いや…私が居るんだが…?」
ミサト「あ、司令。いらしてたんですか?」
ゲンドウ「」
冬月「葛城君。……もっと言ってやっても良いぞ」
マヤ「目標、第3新東京市に到達!!」
ミサト「このように状況は切迫していますので、名ばかりの司令は口を挟まないでください」
ゲンドウ「……では、君の好きなようにやりt」
ミサト「バリアント照準急いで!目に物を見せてやるわ!市民の避難はどうなってる!?」
冬月「……良かったのか?」
ゲンドウ「構わんさ。恐らくあのセリフが言いたいだけだろう…」
シゲル「市民の避難、完了しました!!」
マヤ「バリアント照準よろし!」
ミサト「ならば結構。てぇーッ!!」
冬月「……楽しそうだな」
ゲンドウ「あぁ…」
マコト「全弾目標に着弾!目標は…未だ健在!」
ミサト「そうこなくっちゃね♪…ゴットフリート照準!!」
マヤ「照準よろし!」
ミサト「てぇーッ!!!」
マコト「ダメです!!目標は未だ健在!!」
シゲル「傷一つつかないとは…」
冬月「やはり硬いか…」
ゲンドウ「……ガンダリウム合金の装甲の上にATフィールドを展開している。EVAに対抗してロシア連邦が産み出した兵器は伊達ではない」
ミサト「かくなる上は…ローエングリンを使うわ!!照準急げ!」
リツコ「ミサト、ローエングリンは圧倒的な威力と引き換えに、耐久性は限りなく脆いわ。1発で使用不能になると思ってちょうだい」
ミサト「1発でも撃てれば構わないわ。一撃でカタをつけてやる…」
マヤ「ローエングリン照準よろし!いつでも撃てます!!」
ミサト「てぇーッ!!!」
マコト「直撃です!!」
リツコ「……想定以上の破壊力ね」
ミサト「使徒の背後の山ごと吹き飛ばすとは…恐れいったわ」
マヤ「砲身損傷率75%…2射目は不可能です」
ミサト「もとより1発勝負のつもりよ。これで少しは大人しくなってくれたら良いのだけど…」
冬月「やったか…?」
ゲンドウ「……いや」
マコト「目標の拡大映像出ます!」
ざわっ
ミサト「今の一撃でも傷一つないなんて…」
リツコ「……敵の硬さも想定以上ね」
シゲル「目標に高エネルギー反応!」
ミサト「マズイッ!?」
ズズゥン…
ミサト「ぐっ…」プルンッ
リツコ「ッ…」プルンッ
マコト(今、葛城一佐のおっぱいがプルンって…!)ゴクリ
マヤ(今、先輩のおっぱいがプルンって…!)ゴクリ
ミサト「被害状況を報告して!」
マコト「は、はいっ!…なっ!?そんな…まさか…!」
ミサト「どうしたの!?」
マコト「24層の装甲板…全てが破られています!」
シゲル「24層の装甲板全てを貫通とは…」
マヤ「目標、ジオフロントに降下中!50秒後にここに来ます!!」
ミサト「……覚悟を決めるしかないわね。エヴァーをネルフ本部前に集結!!…ここでケリをつけるわ」
リツコ「まさに…最後の砦ね」
ミサト「シンジ君達、準備はいい?」
アスカ『もう待ちくたびれてるわよ!!』
シンジ『いつでも大丈夫ですミサトさん!』
綾波『……』コクッ
ミサト「あなた達に全てを賭けるわ…。エヴァー全機、発進!」
マヤ「目標、ジオフロントに到達!!」
冬月「いよいよだな…」
ゲンドウ「あぁ…」ニヤリ
ズン…ズン…ズン…ズン…
シンジ「これが…目標…?」
ゲンドウ『そうだ。……使徒だ』
シンジ「これが…使徒…?」
アスカ「ロボットじゃない!?」
ゲンドウ『ロボットではない…モビルスーツだ』
シンジ「そんなことはどうでもいいよ!!…ねぇ、父さん…もしかして…これには人が乗ってるんじゃないの…?」
ゲンドウ『無人だ。無人の機体を使徒が乗っ取り、操っている』
リツコ『今回の敵はロシア連邦が秘密裏に開発していたモビルスーツと呼ばれる新兵器を乗っ取った使徒…ということになるわね』
アスカ「なんだかよくわからないけど、とにかくアレをやっつければいーんでしょ?」
綾波「……目標の性能は?」
ミサト『エヴァーに対抗する為に生み出された、第二の汎用人型決戦兵器である以上、性能はエヴァーと同等かあるいはそれ以上…ってことで良いのよねリツコ?』
リツコ『えぇ。ちなみに目標の正式名称はRX-78-2 【ガンダム】よ。しかし…今回はその性能以上に厄介な問題があるわ』
シンジ「どういうことですか…?」
ガンダム「……シャアの気配…?」ボソッ
シンジ「しゃ、喋った!?」
アスカ「うっそ!?信じらない!」
綾波「……びっくり」
リツコ『そう。その機体には、私達の住む世界ではない…別の世界の歴戦のパイロット達の思念が宿っているのよ』
シンジ「ど、どういうことですかミサトさん!?」
ミサト『ん~…詳しくは知らないんだけど、ロシア連邦は別の世界の思念をサルベージする方法を確立したみたいね』
マヤ『私達技術部も実際にこの目で確認するまでは半信半疑でした…』
リツコ『とにかく、戦闘経験という面であなた達より遥かに上であると推測されるわ。それともう一つ…』
シンジ「まだ何かあるんですか?」
リツコ『相手が思念である以上、精神汚染の類の攻撃をしてくる可能性があるわ。その点についても十分注意しなさい』
綾波「……つまり、接触は避けるべき?」
ミサト『そゆこと。なるべく近づかないようにしたほうがいいわね』
アスカ「あ~もう!面倒くさいわねぇ!!とにかく、今のうちに仕掛けるわよ!!」
シンジ「ア、アスカ…もう少し慎重に…」
アスカ「うるさいのよバカシンジ!!私のやり方に文句付けないで!!」
ガンダム「……ん?赤い機体…それにこのプレッシャー…お前がシャアか!?」ダダッ
アスカ「は?シャアってなんのこと…?」
シンジ「アスカ危ない!?」
ドンッ!!
アスカ「くっ!い、いつの間に背後に…!なんてスピード…!?」
シンジ「もう…言わんこっちゃない…」
アスカ「私のせいにしないでよ!?敵がわけわかんないこと言って突っ込んで来たんじゃない!!」
綾波「……また、来る!」
ガンダム「シャアー!!」
アスカ「だから何なんなのよあんたはー!?」
ガキィーンッ!
綾波「…くっ…!」
アスカ「エコひいき!?」
ガンダム「くっ…君は…もしかして、ララァか!?」
ラ・ラ
綾波「…ッ…お前…は…シャアを虐める悪い人だ!!」
シンジ「綾波!?」
アスカ「エコひいき…?あんた…どうしちゃったの…?」
シンジ「父さん!?一体何が起こってるんだ!!」
ゲンドウ『それが奴の精神汚染だ。接触すると別の世界の思念を植え付けられる』
マヤ『零号機の精神汚染が危険域に達します!』
冬月『いかん…!神経接続を解除しろ!』
マヤ『出来ません!!完全にブロックされています!!』
ガンダム「ララァを戦場に立たせるなんて…シャア!!これがお前のやり方かぁー!!」
ブォン…
アスカ「ひっ!何よあの光る剣!?」
リツコ『それはビームサーベルと呼ばれる装備よ。プログレッシブナイフのビーム版ね』
アスカ「プログレッシブナイフよりもずっと長いじゃないの!?あんなの喰らったらひとたまりもないわ!?」
ガンダム「見損なったぞシャア!!」ブンッ
アスカ「だから何なんなのよシャアって!?」
シンジ「アスカ、危ない!?」
ザンッ!
シンジ「ぐあっ…」
アスカ「バカシンジ!?」
シンジ「ッ…痛い!…痛いよ父さん!!」
マヤ『初号機、左腕喪失!!』
ゲンドウ『……左腕の神経接続を解除だ』
マヤ『は、はいっ!』
シンジ「はぁ…はぁ…。もう嫌だ…!痛いのはもう嫌だよ…!」グスン
アスカ「シンジ…。くっ…ガンダムだかなんだか知らないけど、これ以上好き勝手にやらせないわ!!」ダダッ
ミサト『アスカ!?闇雲に突っ込んでも自殺行為よ!?』
アスカ「どのみち反撃しないと全滅するだけよ!その前に一矢報いてやるわ!!どぉーりゃぁぁああ!!」
ガンダム「シャアァァアア!!」
綾波「大佐!?いけません!!」
ガキィーン!!!
ガンダム「ララァ!?」
綾波「キャァァァァー!!」
アスカ「エコひいき!!」
マヤ『零号機…完全に沈黙…。パイロットの生死不明…』
ガンダム「なぜララァを巻き込んだんだ!ララァは戦いをするような人ではなかった!!」
アスカ「アンタが攻めて来たんでしょうが!!」
ガンダム「馬鹿にして…!そうやって貴様は永遠に人を見下し続けるんだ!!」
アスカ「意味わかんないわよ!!アタマおかしいんじゃないの!?」
ガンダム「もじゃもじゃ頭を馬鹿にするなァー!?」
ザンッ!
アスカ「くっ…ッ…バカシンジ…後は頼んだわよ…」
シンジ「アスカ…?そんな…1人に…しないでよ…」
アスカ「情けない…顔…しないで…私は信じてる…シンジ…アンタなら…コイツを…」
ガンダム「まだ口を開くかシャア!僕が貴様に罰を与えてやる!!」
パクッ
シンジ「へ?…アスカ…?アスカァァァアア!!」
ガンダム「もぐもぐ…む!?コイツ…美味いぞ!!」ムシャムシャ
リツコ『そんな…!?使徒がEVAを捕食するなんて…信じられないわ…!』
マヤ『目標の識別信号が弐号機のものに切り替わります!!』
ミサト『やられたわ…これで奴はターミナルドグマに進入することができる!!』
シンジ「アスカを………返せ!!!!」カッ
マヤ『EVA初号機、左腕復元!!シンクロ率…400%!?』
ミサト『まさか…暴走?』
冬月『勝ったな…』
ゲンドウ『あぁ…』
マヤ『プラグ深度180をオーバー!!もう危険です!』
リツコ『止めなさいシンジ君!人に戻れなくなる!!』
シンジ「僕はどうなってもいい…だけどアスカだけは…絶対助ける!!!」
ミサト『焼き払いなさい!!シンジ君!』
リツコ『ミサト…』
ミサト『誰かの為じゃない…あなた自身の為に!!』
シンジ「うぉぉぉおぉおおおお!!!」キュイーン
パゥッ
ガンダム「へ?」
ドドドドドドドドォォ!!!
ゴゴゴゴゴゴゴゴ……
ゲンドウ『……正に神の火だな』
冬月『世界が燃えてしまうのも頷ける…』
加持『あ~俺のスイカ畑が…』
マヤ『目標、頭部及び、左腕消失!!』
ミサト『やったの…?』
ゲンドウ『葛城一佐、油断するな。目標はまだ沈黙していない』
ミサト『シンジ君!もう一度よ!!』
シンジ「うぉぉぉおぉおおお!!!」キュイーン
ガンダム「ぐっ…殴ったな…たかがメインカメラがやられたくらいで…!!」
ミサト『焼き払えッ!!!!』
パゥッ!
ガンダム「ちょっ…まっ」
ドドドドドドドドォォ!!!!
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…
加持『俺の…スイカ畑…』グスン
マヤ『目標のコア露出!!』
ガンダム「ぐっ…ッ…2度もぶった…親父にもぶたれたことないのに…!」
シンジ「アスカを返してもらうぞ!!うぉぉぉおぉおおおお!!」グググッ
くぱぁっ!
コアの中
シンジ「アスカ…!!」
アスカ「…?…シン…ジ…?」
シンジ「アスカ…手を…ッ…!」
アスカ「バカシンジ…本当にコイツを倒してくれたのね…。考えてみれば…私…あんたに助けられてばっかりね…」
シンジ「アスカ!!早く手を!!」
アスカ「私…今まであんたに酷いことばっかり言って来て…こんな私に価値なんて…あるのかしら…?」
シンジ「いいからッ………来いッ!!!」
アスカ「シンジ…」
ギュッ
シンジ「うぉぉぉおぉおおおお!!!」グググッ
スポーン!
アスカ「ありがとう…シンジ。私…こんな時にどんな顔すればいいか…わかんない」
シンジ「笑えば…いいと思うよ」ドヤァ
ギュオオオオオオオ…
ミサト『使徒のコアが…初号機と融合していく!?』
リツコ『この世の理を超えた、新たな生命の誕生よ。代償として…古の生命は滅びる…』
冬月『サードインパクトか…ようやくここまで辿り着いたな…碇』
ゲンドウ『あぁ…。全てはここから始まるのだ』ニヤリ
マヤ『先輩!空から何か来ます!!』
リツコ『あれは…Mark.6…?』
カヲル「さぁ…約束の時だ…碇シンジ君」
ミサト『確変大当たり確定キター!って…ちょっと早くない?』
カヲル「今度こそ君だけは…!」
ヒュッ
リツコ『ロンギヌスの槍!?』
カヲル「幸せにしてみせるよ♡」ニッコリ
ガキィーン!
カヲル「なっ!?あれを防いだ…?そんなシナリオは聞いてないぞ!?」
シンジ「このターンX凄いよぉ!!さすが∀のお兄さん!!」
ミサト『あちゃー…やっぱりダメだったか…』
マヤ『そんな…シンジ君まで精神汚染されてしまったなんて…!?』
リツコ『コアを融合させた後でも汚染が続くなんて…よっぽど強烈な思念だったのね…』
カヲル「くっ…認めない!こんなの認めないぞ!!ユニヴァァァアアアス!!!!」
カキンッ
カヲル「なっ!?」
シンジ「月光蝶である!!!!」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…
ミサト『翼…!15年前と同じ…あの翼だわ!』
冬月『これで我々の黒歴史も…』
ゲンドウ『あぁ…全ては闇に葬られる』ニヤリ
To be continued
次回予告
月光蝶によって文明が滅んだ世界。ネルフ関係者は悪ふざけが過ぎたという理由で『ブルーコスモス』と名乗る機関に幽閉される。その背後で暗躍するゼーレとは、アースノイドなのかスペースノイドなのか…。
はたまたナチュラルなのかコーディネーターなのか。謎が謎を呼びこの世であなたの愛を手に入れるもの、踊るヘッドライト見つめて…Ah…謎がとけてゆく。
というわけで次回!
『名探偵風の谷の新世紀ガンダムゲリヲンSEEDの逆襲』
もちろん次の回も~サービスサービスゥ♡
おまけ
『名探偵風の谷の新世紀ガンダムゲリヲンSEEDの逆襲』冒頭6分38秒。
シンジ「僕は…どうして…こんなところへ…来てしまったんだろう…僕達の…世界は…」
シゲル『追跡班、両機の現在位置を報告』
追跡班女『弐号機は作戦高度に到達したよん』
追跡班男『マリちゃんは全然高度たらん』
シゲル『確認した。以後は弐号機単独でのオペレーションに切り替える』
追跡班男『把握。マリちゃんは直援にまわってね』
リツコ『弐号機、不帰投点を通過』
ミサト『了解。これよりUS作戦を開始』
オペ女『はいよ。弐号機は作戦最終起動に投入っと。減速行動に移るよ~』
オペ男『第1段燃焼開始』
オペ女『減速確認おっけー!』
オペ男『第1段、ブースターユニットをジェットソン!』
オペ男『第2段点火』
オペ女『燃焼終わり!』
オペ男『第2段、ブースターユニットをジェットソン!』
オペ女『減速行動終了~!お疲れ様でした♪』
オペ男『よーし!面舵いっぱいだ!!回頭させろ!!』
オペ女『全て問題無し。軌道最終修正完了!』
マコト『これより作戦行動に移る!』キリッ
シゲル『現時点で全てのリモート誘導を切る。以後の制御はローカル』
マコト『グッドラック』キリッ
マリ「あんな~に一緒だったのにぃ~♪」
????「………」
オペ女『目標まであと80』
マリ「答えは~もお~違う色~♪」
ミサト『弐号機はランデブー用意。マリは高度不足の為、ちょっとの間しか援護出来ないからそれまでにケリをつけて』
ピー!ピー!ピー!ピー!
????「!?」
マコト『目標宙域に妨害が入った!!』キリッ
シゲル『自動防衛システムの質量兵器だ。問題ない』
オペ男『爆砕流発生!!到達まで3・2・1…』
ドドドドドォォ!!!
????「……ッ………ぅ…!!」
マリ「あんな~に一緒だったのぃ~♪」
シゲル『続いて第二波!パターン青!厄介な連中だ…』
オペ男『接近中の物体を識別。【コード4A】と確認』
マリ「夕暮れは~もお~違う色~♪」
コード4A「チョゲップリィィイィイィイ!!」
ガンッ!!
ギチギチギチギチ
????「……アンチ…AT…!」
くぱぁっ!
ガガガガガンッ!
????「………くっ……」ギリッ
マリ「せめてこの~月明かりの下で~♪」
????「…やっぱり…ヘルメット…邪魔…!」ヌギヌギ
マリ「静かな眠りを~♪」
綾波「……メガネの人…歌ってないで援護を」
ガンッ!
ガキンッ!
ドォーン!!!
綾波「……援護射撃…2秒遅い…」
マリ「そっちの位置…10秒早い~!」
綾波「あっ…ごめん…なさい…」
マリ「気にしなーい気にしなーい♪囚われの王子様を助けにいくんだから、そりゃ焦っても仕方ないよ☆せいぜい臨機応変に援護させて貰いますよっと!」
ドンッ!!
ドン!ドン!ドン!
綾波「……最終防衛エリア…89を突破…。!?……目標物が…移動してる…!」
綾波「……このまま…強行する…!」
ドン!ドン!ドン!
ガガガンッ!
ビンッ!
綾波「くっ…ッ…!」
マリ「うはぁ~!すっごいワイヤーアクション!!やっぱり恋する乙女は違うなぁ~!」
綾波「…よ、余計なこと…言わないで…!減…速…ッ!!」
ゴォォォォォ!!
綾波「…8・7・6・5・4・3・2・1…」
ゴゴゴゴゴゴォォ!!
綾波「……燃焼終了」
マリ「わぁお!お見事!」パチパチパチ
オペ女『弐号機、最終ブースターをジェットソン!再突入保安距離を確保』
綾波「はぁ…はぁ…はぁ…強奪…成功。…帰投します」
ミサト『了解。回収地点のソロモン諸島沖にて待つ』
ピー!ピー!ピー!ピー!
綾波「!?…パターン…青!…一体…どこに?」キョロキョロ
バンッ!
パタパタパタパタパタパタ!
マリ「うひゃあー!初号機の裏に張り付いてる~!?しかもめっちゃ折りたたんであるし、めっちゃ良いBGMキター!」
オペ女『当該物は【コード4B】。フィールド反射幕を展開中!』
綾波「……再突入直前なのに…。メガネの人…BGMはいいから…援護を…」
ドンッ!
マリ「ごめぇーん!!高度不足でお先に~!後はセルフサービスでヨロピク~♡ハーッハッハッハッ!!ソロモンよっ!!私は帰ってきた!!」
綾波「……そのまま星屑になればいいのに…」
ガン!ガン!ガン!
綾波「お願い…!だから…!碇君を…返して!!」
キュイィィィイィイン…
綾波「!?」
ピカッ
綾波「熱ッ…くっ…光を収束させて…焼き殺す気…?」
ジュンジュワー!
綾波「何…?この光…ATフィールドが中和してない…!!」
綾波「コアブロックを壊さないと…!」
コード4B「やべっ!逃げろ!」チョロチョロ
綾波「あっ…逃げ…られる…!」
綾波「…降下角度が維持できない…!このままだと…機体が分解する…!」
ミサト『作戦遂行を最優先。機体を捨てても、目標物を離さないで!』
綾波「…わかってる…だから…壊れても良いように…弐号機に乗って来た…!」
ドカーン!!
綾波「ぐっ…左腕…喪失…!!」
キュイィィィイン!
ピカッ!
ドンドンドンドンッ!
綾波「…ッ…くっ…ぅ…機体の損傷が激しい…!碇君…助けて…!助けてくれたら…私、なんでも…なんでもするから!!」
シンジ「えっ!マジで!?」
綾波「碇…君?」キョトン
シンジ「ほい!ほい!ほい!」
ザクッ!ザクッ!ザクッ!
コード4B「うはwwwチートかよwwww」
シンジ「ほいっ!これで終わりっと!」
ザクッ!!
コード4B「チョゲップリィイィイイィイイ!!」
ドカーン!!!!
シンジ「汚ねえ花火だぜ…」
綾波「あの…碇君…ありがとう…////」
シンジ「綾波、約束は絶対!…守って貰うからね!!」ニッコリ
綾波「…え?」
シンジ「んじゃ、もう一眠りするから…着いたら起こしてね~…Zzz」
綾波「……え?」
カヲル「おかえり…碇シンジ君。……浮気はダメだぞ♡」
FIN