1 : 以下、名... - 2015/12/24 02:19:48.50 oa5tELpz0 1/573
何番煎じか分からないクリスマスネタです。
短めですがよければお付き合いください。
次から始まります。
元スレ
あかり「プレゼントはあかりだよぉ」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1450891188/
~パターン1~
「…なんだって?」
私は自分の耳を疑った。
目の前の少女…赤座あかりはいつもと変わらない笑顔でこちらを見ている。
「だから、プレゼントはあかりだよぉ」
どうやら聞き間違いではないらしい。
なぜあかりがいきなりこんな事を言いだしたのか分からなかった。
「えっと…よく分からないから教えてくれるかな?」
「うんっ。まず今日はクリスマスだよね?」
「うん、クリスマスだね」
「それで、クリスマスはプレゼントが貰えるよね?」
「そうだね、あかりがプレゼントを渡すから家まで来て欲しいって言ったんだよね」
「そして今年のあかりから結衣ちゃんへのプレゼントはあかりです!」
「どうしてそうなったんだ…」
「うーん…は、恥ずかしいんだけどね…」
恥ずかしいとは何なのか。
「えっとね、結衣ちゃんのプレゼント何がいいかなぁって京子ちゃんに相談したの。そしたら…」
「結衣はあかりが好きだからあかりをプレゼントすればいい、って…」
全身の血の気が引くのが分かった。
なぜ京子にバレたのか、そもそもなぜあかりは京子に相談してしまったのか。
様々な思考が脳内を駆け巡るが何一つまともな答えは出てこない。
「え!?いや、京子!?違う!え!?」
私自身何を言っているのか分からない。
言葉が断片的にしか出て来ず、恥ずかしさであかりの顔が見れない。
「ゆ、結衣ちゃん落ち着いてぇ!大丈夫だから!」
「うわあああああ!!京子の奴ぅぅううう!!」
あかりの声がかき消されるぐらい、この場にいないトラブルメーカーの名を叫ぶ。
ひとしきり叫び回ると大きな深呼吸をし、気持ちを落ち着けた。
「ごめん、あかり。取り乱しちゃって…」
「大丈夫だよぉ。それよりあんなに叫んで喉痛くない?」
言われてみれば少し痛むような気がする。
「あかりお茶入れてくるね」
大丈夫だよこのくらい、と伝える前にお湯を沸かしに行ってしまった。
あかりの部屋にぽつんと残された私は、過去を思い返してみることにした。
幼い頃、京子とあかりの三人で夕暮れまで遊んだ事。
小学校へ入学し、すぐ後を追うようにあかりも入学、また三人で一緒に遊んだ事。
小学校を卒業する時、置いていかないでとあかりに泣きつかれた事。
思い出の至るところにあかりがいた。
今思えば私がこの想いに気付くずっと前から、私はあかりに恋をしていたのかもしれない。
「お待たせ、はいどうぞっ」
「あ、ありがとう」
本人が現れたので思い出を遡るのをやめ、ふと湧いた疑問について聞いてみた。
「ねえ、あかり」
「ん?なぁに結衣ちゃん」
「プレゼントって事は私にくれるって事だよね」
「うんっ。そうだよぉ」
「あかりを、私にくれるの?」
「…うん」
時間が止まった。
いや、そう感じただけだったがその返事を聞いた瞬間から物音一つ聞こえなくなった。
あかりの顔は真剣そのものだ。
私はどんな顔をしているだろうか。
時間が止まった。
いや、そう感じただけだったがその返事を聞いた瞬間から物音一つ聞こえなくなった。
あかりの顔は真剣そのものだ。
私はどんな顔をしているだろうか。
「ねえ、あかり。あかりはクリスマスプレゼント何が欲しい?」
「…結衣…ちゃん…」
「そっか。メリークリスマス、あかり…」
「メリークリスマス、結衣ちゃん…」
その言葉でどちらともなく近づき、私達は聖なる夜にプレゼントを交換した。
甘く、雪のようにふわりと柔らかく儚い、そんなプレゼントだった。
~パターン1 終~
~パターン 2~
「あかりも冗談が上手くなったなー」
「もうっ京子ちゃんてば!あかりは真剣なんだよぉ!」
「どっちかってとあかりは銃だよね。お団子発射ー!的な?」
「あかりは武器じゃないよぉ!」
「まぁまぁいいじゃん、あかりは強いってことで」
「えへへ…ってちがーうっ!!」
「ねえ、京子ちゃん」
「ん?なにあかり?」
「…どうしてお話を逸らすの?」
「やっぱり、あかりなんていらなかったんだよね……」
「ご、ごめんね京子ちゃん!ちゃんとプレゼント持ってくるから…」
「あかり」
「ごめん!!」
「え…?」
「…私ね、怖いんだ」
「あかりの事は好きだよ。でも多分結衣もあかりの事好きだと思う」
「もちろん、ラブの方で。だからこそ、怖かったんだ」
「もしあかりと私が付き合って、結衣とギクシャクして…ごらく部みんなで居られなくなるって思ったら…」
「そんな私の勝手な想像であかりを泣かせちゃって…ごめんねあかり」
「う、ううん、あかりは平気だよぉ!」
「それで、プレゼントは受け取ってくれる?」
「え?だからあかりと付き合うと結衣と」
「でもさっき、勝手な想像って言ったよね?」
「実際どうなるかなんて分からないんじゃないかなぁ?」
「で、でも!」
「じゃあ、あかりは結衣ちゃんと付き合った方がいいの?」
「ダメ!絶対ダメ!!あかりは私のだから!!!」
「あ…」
「今のが本音だよね、京子ちゃんっ」
「あ、あかりに出し抜かれる日が来るとは…」
「えへへ、ごめんね京子ちゃん。だって京子ちゃんってばあかりや結衣ちゃんの事ばっかりなんだもん」
「だ、だからあれは…ええーい!!もうどうにでもなれ!!」
「うわあっ!京子ちゃん急に抱きついてきたら危ないよぉ!?」
「知らん知らん知らーん!!私のプレゼントなんだからどう使おうが私の勝手だろ!?」
「き、京子ちゃんっ!お胸触っちゃダメ…ちょっ…」
\アッカリ―ン/
~パターン 2 終~
ちなつ「裸でリボン巻いてなにやってんのあかりちゃん!?」
あかり「ちなつちゃんへのクリスマスプレゼントだよぉ」
ちなつ「えーっと…ありがとう…?」
あかり「えへへ、どういたしまして!」
ちなつ「でもどうせなら結衣先輩がよかったなぁ」
あかり「ちなつちゃんっ!」
ちなつ「ひゃあ!?どうしたのあかりちゃん、いきなり大きい声出して…」
あかり「あかりがプレゼントだよぉ!」
ちなつ「さっきも聞いたけど?」
あかり「あかりの事好きにしてもいいんだよぉ!?」
ちなつ「本当に今日どうしたのあかりちゃん!?」
ちなつ(ん?あかりちゃんのお団子が三つ……ってたんこぶ!?)
ちなつ(なるほど、あれのせいであかりちゃんが変になってるってわけね)
ちなつ「あかりちゃん、こっち来て?」
あかり「なぁに?」
ちなつ「えいっ」ゴスッ
あかり「」
ちなつ「ふっ計画通り…」
ちなつ「それにしても大胆ね、あかりちゃん…」
ちなつ「…あかりちゃんって綺麗な身体してるわね」
ちなつ「はっ!?結衣先輩と言う人がありながら私は何を考えてるの!?ダメよチーナ…」
あかり「うーん…」
ちなつ「あ、気が付いた?」
あかり「……」
ちなつ「あかりちゃん…?」
あかり「…ちーなぁ」
ちなつ「!?///」
あかり「んっ」
チュッ
ちなつ「」プツン
………………………………
…………………………
…………………
あかり「いたた…頭が痛いよぉ…」
あかり「うーん、昨日の記憶が…何してたんだろう?」
ちなつ「んぅ、おはようあかりちゃん…」
あかり「あ、おはようちなつちゃん…ちなつちゃん!?」
ちなつ「あ、そうそう。ちゃんと責任取ってね、あかりちゃん?」
あかり「ええ!?何の!?」
ちなつ「私のハートにプレゼントを置いていった責任よっ」
チュッ
~パターン 3 終~
19 : 以下、名... - 2015/12/24 03:05:33.33 oa5tELpz0 17/573とりあえず溜めてた分は終わりです。
年始まで書き続けたいのでよかったらあかりと誰かでリクエストお願いします。
(パターン1風に、等書いて頂けると助かります。)
書いて頂いたリクエストは、本日14時頃に再開するのでその時に上から順に消化させて頂きます。
それではまた。
「ごめんなさい、赤座さん。ちょっと状況が整理できないわ…」
私は生徒会室で書類の整理をしていた。
本日12月24日は終業式だったので古谷さんや大室さんはもちろん、千歳も先に帰らせた。
そしてお昼を済ませ、生徒会室に足を運び書類整理をしていた。
すると、扉からノックの音が響き、私が扉を開けると大きなプレゼント箱があった。
中を開けると一年生の赤座あかりさんが出てきて今に至る、と言うわけなのだが全くもって理解不能だ。
「そもそもなんで私に?あまり関わりは無かったと思うのだけど…」
「だからこそ、この機会に仲良くなりたいんですよぉ」
「それに杉浦先輩はあかりの憧れですから…」
「え…?」
彼女の意外な言葉に、私の目頭が熱くなった。
と言うのも生徒会副会長という役名のもと、風紀を正し学校をより良いものにするために尽力しているが、やはり中には私を良く思わない学生もいる。
いじめ、なんてそんな大それたものではないが陰口を言われたり、時には陰湿な悪戯をされた事もあった。
そんな事が積み重なり、私は本当に正しい事をしているのか、と不安に飲み込まれそうな今日この頃。
今の彼女の言葉に、かつてない程の救いを感じた。
「そうだったの…ありがとう、赤座さん…っ」
「杉浦先輩…?どうしたんですか?」
「な、なんでもないわ!だから心配はノンノンノートルダムよ」
「でも…少しだけ、いいかしら?」
ぽつりと呟くと返事も待たず彼女を抱きしめていた。
少し力を入れると壊れてしまいそうな、とても小さな身体。
しかし、不思議と心が穏やかになっていくのが分かる。
「杉浦先輩…いつもお疲れ様です」
「あかりはずっと杉浦先輩のこと、見てますからっ」
腕の中で彼女の優しい体温を感じながら、私は惚れやすいのかもしれない、と密かに思った。
「あ、赤座さん…」
「はい、なんですか?」
「最高のプレゼントを、ありがとう」
「えへへ…メリークリスマス、杉浦先輩っ」
~杉浦綾乃 終~
「お姉さん、何してるんだし」
「花子ちゃんのプレゼントだよぉ。いい子にしてたからサンタさんが置いて行ってくれたんだぁ」
「…サンタさんはいないし」
「そんなことないよぉ、じゃあ花子ちゃんはプレゼントを誰から貰ってるの?」
「撫子お姉ちゃんだし」
「花子ちゃんは櫻子ちゃんのお姉ちゃんがプレゼントを置いていくのを見たことある?」
「そ、それは見たことないし…でもサンタさんは本当はいないってみんな言ってるし」
「ふふ、花子ちゃん。サンタさんはとっても恥ずかしがり屋さんで、子ども達に見られないようにプレゼントを置いていくんだよぉ」
「だからみんな見たことないって言うんじゃないかな?」
「…でも花子クリスマスプレゼントなんて頼んでないし」
「頼まれてなくてもいい子にはプレゼントを置いていくんだね、きっと」
「でもプレゼントがお姉さんってことは、お姉さんはサンタさんに連れてこられたのかし?」
「そうだよぉ、いい子にしてた花子ちゃんとたくさん遊んであげて欲しいって言われたからね!」
「お、お姉さんはサンタさんと話したのかし?」
「うん、とっても素敵な人だったよ!」
「花子もっとサンタさんの事聞きたいし!」
「じゃあたくさん聞かせてあげるね!」
……………………………
…………………………
………………………
「ありがとうだし、お姉さん」
「どういたしまして、花子ちゃん!」
「お姉さん…もう帰っちゃうのかし?」
「そうだね…お姉ちゃんが心配しちゃうから」
「うち、電話あるから…連絡すればいいし…」
「え?」
「花子、お姉さんともっとお話したいし」
「と言うかもう暗いから泊まればいいし!」
「ね、寝る場所は花子の部屋で一緒に…」
「…うん、分かったよぉ!あかりは花子のプレゼントだしね。じゃあ電話借りるね!」
「電話、こっちだし」
……………………………
………………………
…………………
「ほらね、あかりちゃんに頼んで正解だっただろ!」
「今回ばっかりは櫻子の言う通りだわ、あの子すごいね」
「あの後もずっと花子がくっついて帰り際なんて次の予定何回も聞いてたもんね」
「なんたってあかりちゃんだからね!」
「て言うかそもそもねーちゃんが花子のプレゼントを冷蔵庫なんかに隠しておくから!」
「自分でもなんであんな所に置いたか分からないわ…」
「まあ何はともあれ、花子にサンタクロースを信じ込ませよう作戦は大成功」
「あかりちゃんは毎日家に来て私も花子も楽しい!」
「私も出来のいい妹が一人増えたみたいで楽しいしね」
「大室家の怪進破は止まらねー!!」
「快進撃、ね」
~大室花子 終~
あかね(神様ありがとう…)
あかり「えへへ、お姉ちゃん驚いた?」
あかね「ふふ、とってもビックリしたわ」
あかね「それでプレゼントってことはあかりはお姉ちゃんのものよね?」
あかり「うんっ毎日お世話になってるから今日はあかりがお姉ちゃんのお世話をするんだよぉ!」
あかね(ここがシャングリラだったのね…)
あかり「そして…じゃじゃーん!お夕飯はあかりが作ったよぉ!」
あかね「あらあら、じゃあ早速…」
あかり&あかね「「いただきます」」
あかり「お姉ちゃん、あーんっ」
あかね「!?」
あかね(これは…私は明日死んでしまうのかしら…)
あかり「食べないの…?」
あかね「た、食べるわ!!あーんっ!」
あかり「はいっどうかな…?」
あかね「うん、バッチリよあかり。味付けもお姉ちゃん好みで100点満点よ!」
あかり「やったぁ!お姉ちゃんに褒めてもらえると嬉しいよぉ」
あかね(あかねはあかりが喜んでくれるのが一番幸せだよぉ…なんてね、うふふっ)
あかね「じゃあお返し、あーんしてあかり?」
あかり「わぁい!あーんっ」
あかね「はい、どう?自分で作ったご飯は?」
あかり「お姉ちゃんがあーんってしてくれたからとっても美味しいよぉ!」
あかね(もう恋人よね私達そう恋人あかりと恋人うふふふふ)
………………………………
……………………………
…………………………
あかり&あかね「「ごちそうさまでした」」
あかり「ご飯の次はお風呂だよぉ!」
あかり「お姉ちゃん、あかりと一緒に入ろ?」
あかね「あらあら、じゃあ入りましょうか」
あかね(もう色々と限界ね…)
あかね(私が本能に従うのはとても簡単な事…でもそんな事をするとあかりを傷つけてしまう…)
あかね(ここは何としてでも耐えるのよ…!)
あかり「お姉ちゃんの肌ってすっごく綺麗だね!」
あかね「ありがとう、あかり。あかりも綺麗よ?」
あかり「そ、そんなことないよぉ…//お姉ちゃんみたいにお胸も大きくないし…//」
あかり「さ、触ってもいい……?」
あかね(あ、これ耐えられないわ)
あかね「いいわよ、おいで…あかり」
あかり「っ!」ドキッ
あかり「えいっ//」
あかね「ん…どう?」
あかり「ふわふわしてるよぉ…///」
あかね「うふふ、あかりも大きくなればこんなふうになるわよ」
あかり「だといいなぁ…//」
………………………………
……………………………
…………………………
あかり「お風呂から出たら湯冷めしないうちにお布団に入るよぉ!」
あかね「もう入ってるけどね、ふふ」
あかり「あったかいよぉー…えへへ」
あかね(……)
あかね「あかり、よく聞いてね」
あかり「?うんっ」
あかね「お姉ちゃんはね、あかりの事が大好きなの」
あかね「愛してる、と言っても過言じゃないわ」
あかり「あかりもお姉ちゃんの事大好きだよぉ!」
あかね「うーん…家族愛じゃないのよね」
あかね「一人の女性として、あかりの事を愛してしまったのよ」
あかね「とても罪深いことだけどね」
あかね「それで、今日のプレゼントはあかりよね?」
あかね「先に言うけど、お姉ちゃんはあかりにキスしようと思ってるわ」
あかね「さっきの事全てを受け入れて、お姉ちゃんのキスを受けるのならこっちを向いて?」
あかね「嫌なら反対に向いて欲しいの。あ、反対に向いたからって言ってその後の態度が変わる訳じゃないから安心してね?」
あかね「…お姉ちゃんの話はこれでおしまいよ」
あかね(これでいいのよ、あかりが反対に向いて私の愛は届かない。でも、これでいいの)
モソモソ
あかり「お姉ちゃん」
あかね「え…?」
あかり「あかり、知ってたよ。お姉ちゃんの気持ち」
あかり「知ってたから今日のプレゼントをあかりにしたんだよぉ」
あかり「あかりのことで喜んでくれたり悲しんでくれたりするお姉ちゃんが、あかねさんがあかりは大好きだよぉ」
あかね「あか…り……」
あかね「いいの…?本当に私で…」
あかり「あかりはお姉ちゃんじゃなきゃやだなぁ」
あかね「ありがとう……あかり…っ」
あかり「えへへ、あかりの方こそありがとうだよぉ。あかりの事をこんなに愛してくれて」
あかね「ええ…大好きよ…愛してるわ、あかり…」
チュッ
~赤座あかね 終~
「これは驚いたな」
爆発音と共にプレゼント箱が現れたら誰だって驚くだろう。
私も、この西垣奈々も例外ではない。
さらにそこから同じ学校の下級生が自分がプレゼントだと言いながら飛び出してくるのだから展開の早さについていけなかった。
彼女の名前は赤座あかり。
学校の玄関口になぜか彼女のノートが落ちていたのを拾い、届けた事がきっかけでたまに話すようになった。
話すと言っても一対一で会話した事は一度もなく、翻訳者の西垣も交えての雑談だったり、メールを送りあったりする程度だった。
「ふむ…私は用事を思い出したからここらで失礼するよ」
「…!」
それはとても困る。
私の声が彼女に聞こえないのは知っているはずだ。
「松本、赤座なら大丈夫だ」
なにが大丈夫なのか、と口が動くほんの数秒前に彼女が控えめにこう言った。
「あのぅ…松本先輩」
「あかりにはちゃんと聞こえてますよ…?」
「…!?」
予想外の言葉だった。
西垣を横目で見ると納得したように頷いていた。
「…?」
「最初にノートを届けてもらってからずっと、です」
西垣はいたずらっぽく笑っている
まるで意味がわからない。
「…?」
「それはいつも私が言ってるだろう?」
「愛の力だよ、松本」
…一目惚れと言うやつなのだろうか、経験のない私には分からなかった。
ただ一つ分かったことは。
「…」
「なんですか、松本先輩?」
「…?」
「ええ!?いいんですか!?」
「…」
「はいっじゃあまたメールしますねっ」
「…!」
「…そうですね、電話の方が松本先輩とちゃんと
お話できますもんね!」
「それじゃあ今晩電話しますね、じゃあメリークリスマスですよぉ!」
彼女がプレゼントで良かった。
今年のクリスマスはきっと、私にとって初めてがたくさん訪れるだろう。
そんな未来を想像しながら、携帯電話のディスプレイに赤座あかりの文字が映し出されるのを待ちきれずにいる。
~松本りせ 終~
「えっと…赤座さん?何してますの?」
「向日葵ちゃんのプレゼントだよぉ」
「それは見てわかりますわ」
「えへへ、あかりは今日一日向日葵ちゃんのプレゼントだよぉ」
「と言われましても…」
「向日葵ちゃんは普段何してるの?」
「家で本を読んだり楓と遊んだりしてますわ」
「じゃああかりも本を読もうかな」
「私は構いませんけど…」
「向日葵ちゃんのお勧めとかある?」
「オススメ…これかしら」
「ありがとう!さっそく読んでみるよぉ」
「ええ、ごゆっくりどうぞ」
「向日葵ちゃんって難しい本読んでるんだね…」
「そ、そうですか?そんなつもりではないんですが…」
「あ、そうですわ!これなんか面白いと…きゃっ!」
「うわあ!向日葵ちゃん大丈夫!?」
「だ、大丈夫ですわ。少し足が縺れただけ…っ」
「向日葵ちゃん足痛むの…?」
「少し捻ったみたいですわ…」
「ちょっとごめんね、向日葵ちゃん」
「あ、赤座さん…?」
「確かに腫れちゃってるね…えーっと…あった」
「うん、これで大丈夫だよぉ。でもしばらく動いちゃダメだからね?」
「ありがとうございます…。赤座さん、いつもこんな事を…?」
「うんっ。誰かが困った時にあかりが助けられたらいいなって思ってるからね」
「…とても素敵ですわ、赤座さん」
「そ、そんな事ないよぉ!」
「いえ、そんな事ありますわ。赤座さんの優しさはクラスの皆さんがご存知だと思います」
「赤座さん」
「な、なに…?」
「私、今日は足が痛くて動けなくなってしまいました」
「で、ですから…その…」
「付きっきりで、看病してくださいません…?」
「うん、もちろんっ。あかりは今日一日向日葵ちゃんのプレゼントだからね!」
「あと、向日葵ちゃん」
「何ですの?」
「そろそろ赤座さんじゃなくって、あかりって呼んでほしいな…えへへ」
「なっ!は、恥ずかしいので無理ですわ!」
「お願い!一回だけでいいから!」
「うぅ…一回だけですわよ…?」
「あ…あかり…」
「えへへ、なあに向日葵っ」
「な、ななな!?」
「どうしたの?」
「い、今向日葵って…!」
「あ、ごめんね、嫌だった…?」
「いえ!むしろそのまま呼び続けてもらっても…!」
「ええ!?じゃあ…向日葵…?」
「もう一回!」
「向日葵っ」
「…あかりっ」
「えへへ…なんだかくすぐったいね」
「ですが、とても幸せな気分ですわ」
「ねえ向日葵、学校でもこうやって呼んでいい?」
「…もちろんですわ、あかり」
「今日は向日葵とすっごく仲良くなれた気がするよぉ」
「私もですわ、あかり」
「プレゼントをあげるつもりだったのに、あかりがプレゼントを貰っちゃった」
「私は生涯忘れられないプレゼントを頂きましたわ」
「「メリークリスマス、あかり」向日葵」
~古谷向日葵 終~
千鶴「いや訳わかんねえよ」
あかり「ですよね…あはは…」
千鶴「お前歳納なんとかの腰巾着の…なんだったかな」
あかり「赤座あかりです…」
千鶴「そうだ思い出した、赤座だ。それでプレゼントってどう言うことだ?」
あかり「えっと、池田先輩から前に双子の妹さんがいるって聞いて…その、会ってみたいなと思いまして!」
千鶴「ファーストコンタクトが人間ビックリ箱の奴の事お前ならどう思う?」
あかり「面白い人だなぁって思います!」
千鶴「そうか…」
千鶴(変な奴…)
千鶴「それで、プレゼントなんだよな?」
あかり「はい!」
千鶴「なんかしてくれるのか?」
あかり「え?あかりにできる事ならやりますよぉ」
千鶴「へえ…」
千鶴(…言ってみるか?)
千鶴「じゃあ私と…と、友達にだな…」
千鶴「なって欲しいんだが…どうだ……?」
あかり「もちろん!友達になれるなんてあかりも嬉しいですよぉ」
千鶴「そ、そうか…えっと、なんて言えばいいんだ…」
あかり「千鶴先輩らしく、でいいんじゃないですか?」
千鶴「私らしく…か」
千鶴(赤座も同じ事言うんだな…)
千鶴「…よろしく、赤座」
ニコッ
あかり「あ…今の笑顔、すっごく可愛かったですよぉ!あかりこそよろしくお願いします!」
千鶴「か、可愛いっ!?」
千鶴「それにさっき千鶴先輩って…!」
あかり「池田先輩だとどっちも同じだから…ダメでした?」
千鶴「いや…別にダメとかじゃないから…」
あかり「えへへ、千鶴先輩も良かったらあかりって呼んで下さいっ」
千鶴「考えとく…//」
千鶴「…さてせっかく友達になったんだし、手始めに一緒にどこか行くか」
あかり「わぁいお出かけ!あかりお出かけ大好きです!」
千鶴「そ、そっか。じゃあ適当にそこら辺散歩するか」
あかり「はいっ」
トコトコトコ…
千鶴「…この公園でさ、小さい女の子に出会ったんだ」
あかり「小さい女の子?」
千鶴「ああ。その子にも笑顔が可愛いって言われた」
千鶴「それからもっと笑うようにとも言われた。そしたら…友達ができた」
千鶴「二人だけどな」
あかり「へぇー、そんな事があったんですね…」
千鶴「ああ。…なあ赤座」
あかり「なんですか?」
千鶴「私が猫の本とか読んでたらキャラじゃないとか思うか…?」
あかり「うーん、あかりは思いませんよぉ」
あかり「あかりだってこう見えて芋チップスのうすしおが好きなんですよぉ」
千鶴「それはまあ何となく分かる気がする」
あかり「ええ!?」
千鶴「…ふふっ、面白いな赤座は」
あかり「笑ってくれて嬉しいような悲しいような…えへへ」
千鶴「ふふ、なんだそれ…喉乾いてないか?なんか買ってくるから座ってな」
あかり「あ、あかりが行きますよぉ」
千鶴「ダメだ、私に奢らせてくれ。ちょっと待ってろよ」
タタタッ…
あかり「行っちゃった…なんだか申し訳ないなぁ」
「あれ?あかりじゃん、なにしてんの?」
あかり「京子ちゃん?」
京子「おっすおっす!ぼっちクリスマスか?」
あかり「そんな事無いもんっ」
京子「まあまあそう言わずに。今から私の家でパーティーでもしようと思うんだけどあかりも来る?」
千鶴「悪いな歳納、あかりは私と散歩中なんだ」
あかり「千鶴先輩!」
京子「およ、千鶴と一緒だったんだ。なんか珍しい組み合わせだね」
千鶴「お前に関係ないだろ。ほらあかり、おしるこ」
京子「…あかり?」
あかり「わぁ、千鶴先輩ありがとうございます!」
千鶴「じゃあ行くぞ」
グイッ
あかり「あ…//」
千鶴「じゃあな歳納」
スタスタ…
京子「…千鶴、あかりのこと呼び捨てにしてなかったか?」
千鶴「……」
あかり(ずっと無言は流石に怖いよぉ!)
あかり(しかもずっとあかりの手を握ったままだし…//)
千鶴「…」
ピタッ
あかり「千鶴先輩…?」
千鶴「ごめん、赤座…」
あかり「え?」
千鶴「お前の友達に酷い言い方しちゃったし…こんな強引な引っ張り方で…」
千鶴「しかも呼び捨てまで…ごめん」
あかり「あ、謝らないでください!確かにちょっとビックリしちゃったけど…」
千鶴「…私は友達と呼べる人がとても少ないんだ」
千鶴「今日だって本当は一人で過ごしてたと思う」
千鶴「そんな時に赤座が来てくれて、私と友達になってくれて…すごく嬉しかった」
千鶴「だから…私のプレゼントを歳納には取られたくなかった」
あかり「千鶴先輩…」
千鶴「迷惑だよな、ただの友達にこんな独占欲向けられて…」
あかり「そんな事無いです!」
あかり「あかりの手を引っ張ってる時の千鶴先輩の顔、とってもかっこよかったです!」
あかり「それに今日知り合ったばっかりのあかりの事をそんなに大切に思ってくれてて…嬉しいですよぉ…//」
千鶴「ふん…///」
あかり「千鶴先輩っ」
千鶴「なんだ?」
あかり「あかり、千鶴先輩のことだぁいすき!」
~池田千鶴 終~
「なんや大きい箱があるとおもたら赤座さんが入っとったんやなー」
「はいっメリークリスマスですよぉ!」
「メリークリスマス、赤座さん」
「でもなんでうちのとこに来たん?」
「歳納さんとか船見さんのとこには行かんでええの?」
「京子ちゃん達とは昨日のうちにパーティーしたから大丈夫ですよぉ」
「ならええんやけどな。ほなせっかく赤座さんもろた事やしうちと遊ぼか」
「わぁい!ありがとうございます池田先輩!」
「気にせんでええよー。ほなどっか行こか」
「赤座さんどっか行きたいところある?」
「んー、あかりは池田先輩と一緒ならどこでもいいですよ」
「ほなうちのオススメのお店いこか」
「はいっ」
「ここのお饅頭美味しいんやでー」
「あかりお饅頭大好きです!」
「赤座さん頭の上にお饅頭付いとるよ?」
「ええ!?…ってこれはお団子ですよぉ」
「あはは、冗談やで」
「もう、池田先輩ってばー」
「ところで、池田先輩って杉浦先輩のことが好きなんですか?」
「うーん、好きやといえば好きやけどなんか…難しいなぁ」
「うちは綾乃ちゃんの幸せな顔が好きなんよ」
「せやから、綾乃ちゃんの幸せはうちの幸せや」
「でもあかりが杉浦先輩の立場だったら、本当の幸せを追いかけて欲しいかなぁ」
「ホンマの幸せ?」
「はい。もし池田先輩は杉浦先輩に友達やめるって言われたらどうします?」
「…考えたこともなかったわ。そら嫌やけど綾乃ちゃんの為やったら…」
「嫌ってことは、その時点で池田先輩は幸せじゃないですよぉ」
「なるほどなぁ…うちの幸せかぁ…」
「どこに落ちとるんやろなぁ…」
「じゃああかりと一緒に探しませんか?」
「…ホンマにええの?」
「もちろんですよぉ」
「ほんなら、お願いしよかな」
「こちらこそお願いします、池田先輩」
(これは一本とられてもーたなぁ…ふふ)
(あかちともありやなぁ…)
「い、池田先輩!鼻血がすごいことになってますよぉ!」
~池田千歳 終~
90 : 以下、名... - 2015/12/26 20:06:32.87 0i0zRbtO0 64/573クリスマスネタじゃなくなったけど大室家あかり行きます。
「…今日はあかりお姉ちゃんこないのかし?」
「どうなの櫻子」
「私に聞くなよ!でも多分来ないんじゃね?学校休んでたし」
「花子お見舞いに行ってくるし!」
「私も行くよ。なんか作って持って行ってあげようか」
「私も行きたい!てか行く!」
「櫻子が行くと風邪が悪化するから留守番してろし」
「なにをぉ!私だって看病の一つや二つ!見てろよ!」
「見てるけどそのフライパンでなに作る気?」
「おかゆ!」
「やめろし!」
「……」
「ねーちゃんは誰にメール送ってんの?」
「秘密、いいから準備するよ」
「ケホッケホッ…うぅ…学校休んじゃったよぉ…」
「櫻子ちゃんのお家にも行けなかったし…ケホッ」
「花子ちゃん怒ってるかなぁ…」
「ん?携帯が震えてる…」
「あ、撫子さんだぁ…ふふっ」
「櫻子ちゃんも心配してくれてるんだね…あかりは幸せ者だよぉ…」
「よし、早く治して櫻子ちゃんのお家に行かなきゃ!」
「とうちゃーく!」
「たまには櫻子も役に立つし」
「たまにはってなんだよ!」
「すみません、赤座さんのお宅ですか?大室ですが…」
「あら、いらっしゃい。最近あかりがお世話になってるみたいで、うふふ」
「上がって頂戴。あかりなら二階の部屋で寝てるわ」
「あ、ありがとうございます。お邪魔します」
「お邪魔しますだし」
「お邪魔しまーす!あかりちゃーん!」
「こら櫻子!花子が先に行くんだし!」
「すみません、みんなあかりちゃんが大好きで…」
「あなたもでしょう?早く行きたいって顔してるわ」
「早く行ってあげて。あかりが待ってるわ」
「…失礼します」
「あらあら、照れちゃったかしら…うふふ」
「あかりちゃん!大丈夫!?」
「あかりお姉ちゃん!花子だし!」
「うわあ!?ビックリしたよぉ…お見舞いに来てくれたの?」
「花子がいても立ってもいられないって感じだったからねー」
「うるさいし。櫻子だって泣きそうな顔してたし」
「そんな顔してねーよ!多分!」
「はいはい、二人ともあかりちゃんが困ってるからその辺にしときな」
「あ、撫子さん!メールありがとうございました!」
「とっても嬉しかったですよぉ…えへへ…」
「ちょ…」
「ほっほーう?ねーちゃんあのメールはあかりちゃんに送ってたんだなー?」
「うるさい櫻子」
「うるさいし櫻子…よいしょ」
「花子があかりちゃんの横に座るのはもう当たり前になってんな」
「えへへ…あかりは花子ちゃんが居てくれるとあったかくて助かるよぉ」
「もっと褒めていいし!」
「なんかズルイぞ!私もあかりちゃんをあっためる!」
「わあ!あかり汗かいてるから櫻子ちゃん抱きついちゃダメだよぉ!」
「離れろし櫻子!あかりお姉ちゃんは花子だけで充分だし!」
「花子じゃちっさすぎて全然あったまらねーよ!」
「じゃあ私が温めるから」
「な、撫子さん!?」
「お姉ちゃんって呼んでいいよ、あかり」
「ええ!?撫子お姉ちゃん…?」
「…くせになりそう」
「ねーちゃん離れろー!」
ギャーギャー……
……
…
「ケホッ」
「ゲホッゲホッ」
「ゴホッ」
「あかりの風邪が移っちゃったのかなぁ…」
「まあアレだけベタベタしてたらね…ゴホッ」
「じゃあ今度はあかりが看病するよぉ!」
「ありがとうあかりちゃん…ゲホッ」
「当然だよぉ」
「だってあかりは、大室家の一員だもんっ」
~大室あかり 終~
櫻子「おおっ!マジでか!」
櫻子「いやー頼んだものがホントに来るとは思わなかったよ」
あかり「え?」
櫻子「丁度あかりちゃんが欲しいなーって思ってて頼んでたんだ!」
櫻子「まあ無理かなーって思ったけどどうしても欲しかったからね」
あかり「ど、どう言うことかな!?///」
櫻子「そのまんまの意味だけど?」
あかり「さ、櫻子ちゃんどうしちゃったのぉ!?///」
櫻子「別にどうもしてないよ、ただあかりちゃんが欲しいってだけ!」
櫻子「とりあえずキスしよっか!」
あかり「うえええええ!?///」
あかり(これってデジャヴ!?)
あかり「あ、も、もしかして向日葵ちゃんとキスするからあかりで練習するってことなのかな!?///」
櫻子「…今向日葵は関係ないじゃん」
トサッ
あかり「さ、櫻子ちゃん!?お顔が近いよぉ!?///」
櫻子「キスするんだから当たり前じゃん」
あかり「…櫻子ちゃん」
あかり「なんでそんなに苦しそうな顔してるの…?」
櫻子「…っ」
櫻子「あかりちゃんが…」
櫻子「あかりちゃんが悪い!!」
櫻子「みんなに優しくて、自分から少し距離を置いて!」
櫻子「なんでみんなに意地悪されてもすぐに許しちゃうんだよ!」
櫻子「あかりちゃんが許しても私が許せないんだよ!」
櫻子「なんでみんなに優しいの!?」
櫻子「私だけでいいじゃんか!!!!」
櫻子「私にだけ優しくしてよ!!」
櫻子「私だけ見ててよ!!」
櫻子「私にだけ…割り箸頂戴よ……」
櫻子「グスッ……うあああああ!!あがりぢゃんんん!!」
櫻子「好きなんだよぉおおおおおお!!うあああああん!」
あかり「櫻子ちゃん…」
櫻子「グス…ごめんねあかりちゃん…」
あかり「ううん、櫻子ちゃんの気持ち、嬉しいよぉ」
あかり「あかりのこと、そんなふうに思っててくれたんだね」
あかり「ありがとう、櫻子ちゃん」
櫻子「あかりちゃんは優しいなぁ…グスッ」
あかり「櫻子ちゃんだけに優しくするのはできないけど…」
チュ…
あかり「こ、これは櫻子ちゃんだけにしかしないから!///」
櫻子「…あかりちゃあああああああん!!」
ドサッ
あかり「さ、櫻子ちゃん!飛びついてきたら危ないよぉ!」
櫻子「聞こえなーい!大好き!」
~大室櫻子 終~
107 : 以下、名... - 2015/12/27 03:43:22.42 3jNF2v4H0 78/573千鶴続編投下します。
私にとって忘れることのできないクリスマスプレゼントを貰ったあの日以来、少しずつ私の生活にも変化が出始めていた。
「最近千鶴はよう笑うようになったなぁ」
彼女の影響だろうか。
ここのところずっと彼女と一緒に行動しているせいか、あの独特な柔らかい雰囲気が多少なりと移ったのかもしれない。
「赤座さんのおかげやね」
「そうかも。じゃあ行ってくるね、姉さん」
「赤座さんによろしゅうなー」
私は足早に家から出た。
何せ今日はさっき話題になっていた彼女と遊ぶのだ。
誰かと遊びに出掛けるなんて事は今まで一度もなかった私は勝手が分からず、昨晩姉を質問攻めにしてしまった。
服はどれがいいか、待ち合わせは何分前に着いていればいいか、髪型は、持ち物は。
どんなに些細な質問も嬉しそうな笑顔で答えてくれたので、とても感謝している。
「この辺のはずだよな…」
「千鶴先輩!」
胸がドキッと分かりやすい音を立てる。
この柔らかく安心感のある声は間違いない。
「あかり、いつからここにいたんだ?」
赤座あかり。
私の今年のクリスマスプレゼントだ。
彼女は特徴的な髪の毛を跳ねさせながら、こちらに駆けてきた。
「千鶴先輩が来るちょっと前ですよぉ」
最近分かってきたが、彼女はとても気遣いができる人間だ。
手を後ろに隠し、さっき着いたばかりだという彼女の鼻は赤くなっていた。
「知ってるかあかり、人間は寒い所で長い時間立ってると鼻が赤くなるんだ」
「え!?」
慌てて鼻を隠すところを見ると、自分でも気付いていなかったようだ。
「本当はいつからいたんだ?怒らないから言ってみろ」
「い、一時間前から…」
この寒さの中で一時間も私を待っていたのか。
そう考えると嬉しさと申し訳なさを感じた。
「もう少し早く来れば良かったな…ごめん、あかり」
「い、いえ!約束の時間よりまだ三十分も早いですしあかりが勝手に待ってただけですから!」
「じゃあ私も勝手に温めるから」
ぶっきらぼうにそう言うと、鞄の中からマフラーを取り出し、硝子細工を扱うかのように優しく彼女の首に巻いた。
「わあ、これすっごくあったかいです!」
「やるよ、それ」
「ええ!?でもこれ千鶴先輩のマフラーじゃ…」
「裏に名前書いてあるから見てみな」
「ええっと…あ、か、り…?」
「その…私だけプレゼント貰ったから…お返し」
そう、あの日以来こっそり彼女の為に編んでいたものだ。
姉に教わりながら、なんとか着けて表を歩いても恥ずかしくない物が出来上がった。
マフラーの端を大事そうに手で包む彼女の姿を見るのが少し恥ずかしくなって、顔をそらす。
「千鶴先輩…あかり嬉しいです」
「今までで一番嬉しいですっ」
そう言った彼女の紫色の瞳は、吸い込まれてしまいそうなぐらい艶やかに潤んでいた。
「お、大げさだな」
緊張で少し声が上擦った。
「大げさじゃないですよぉ」
「千鶴先輩からのプレゼントだからこそです」
「そっか…」
やはり面と向かって言われると、とても恥しい。
とても恥しいが、それ以上に胸の奥が温かくなった。
「わあ、雪だぁ…」
「これだけ寒かったら降ってもおかしくはないな」
「そうですね。寒くなりますしどこかに入りましょうか」
「ああ。じゃあ行くか」
そう言うとどちらともなく手を伸ばし、指を絡めて歩き出した。
~池田千鶴 雪とマフラー 終~
115 : 以下、名... - 2015/12/27 03:57:09.74 3jNF2v4H0 86/573それぞれの続きが見たいと希望して頂いたので結衣ちゃんから順に書いてきます!
次の投下は少し遅れますが少々お待ちください…
117 : 以下、名... - 2015/12/27 06:52:29.64 3jNF2v4H0 87/573遅れると言ったな、あれは嘘だ。
結衣ちゃんだけ投下していきます。
結衣「ねえ、あかり」
あかり「なぁに、結衣ちゃん」
結衣「年も開けたし初詣に行こうか」
あかり「そうだね、行こっか!」
テクテクテク…
結衣「よかったの?クリスマスからずっと私の家に居て…」
あかり「うん、お姉ちゃんに許可はとってるから平気だよぉ」
結衣(お母さんじゃなくてお姉さんに許可とるんだ…)
結衣「そっか、ならいいんだ。年明けの瞬間もあかりと一緒に居られてその…すごく嬉しかったよ」
あかり「あかりもだよぉ。あけましておめでとうって一番に結衣ちゃんに言いたかったからね」
結衣「ふふ、私もだよ」
あかり「えへへ、結衣ちゃんとお揃いだよぉ」
結衣「…かわいいなぁ、あかりは」
あかり「き、急に変なこと言っちゃダメって言ったよねぇ!?///」
結衣「変な事じゃないよ、あかりが可愛いのは事実だし」
あかり「もぅ…結衣ちゃんのばか…///」
結衣「ごめんごめん、ほら着いたよ」
あかり「人がいっぱいだねぇ…」
結衣「あかり、はぐれないように手繋ごうか」
あかり「うんっ」
ギュッ
あかり「階段、長いね、ふぅ…」
結衣「大丈夫?もっとゆっくり行こうか」
あかり「大丈夫だよぉ、ありがとう。結衣ちゃんは流石だね!」
結衣「あかりの為に体力付けたからね」
あかり「そうなの?」
結衣「嘘、冗談だよ」
あかり「もう、結衣ってば。ふふっ」
結衣(でも、もしもの時にあかりを守る為に少しトレーニングした方がいいのかな?)
あかり「あ、見えてきたよ、結衣ちゃん」
結衣「ホントだ、もう少しだよあかり」
あかり「結衣ちゃんは何をお願いしたの?」
結衣「あとで教えてあげる。あかりは?」
あかり「じゃああかりも後で教えるよぉ」
結衣「真似するなよ」
ツンツン
あかり「わ、ほっぺつんつんしたらダメだよぉ…えへへ」
結衣「ダメって顔には見えないよ?」
あかり「だって嬉しいんだもんっ」
結衣(幸せだなぁ…)
あかり「あ、見て結衣ちゃん!おみくじだよぉ!」
結衣「本当だ…引いていく?」
あかり「うんっ」
チャリンチャリン
ゴソゴソ…
結衣「あ、大吉だ」
あかり「あかりは…あかりも大吉だよぉ!結衣ちゃん!」
結衣「ふふ、まるで運命だね…なんて」
あかり「う、うん…///」
結衣「…さて、おみくじも引いたし、帰ろうか」
あかり「うんっ///」
テクテク
あかり「結局結衣ちゃんのお願いは何なの?」
結衣「…大丈夫だよな?よし、あかり。教えてあげるね」
チュッ…
結衣「あ、あかりとずっと一緒にいられますようにって…///」
あかり「…あかりも結衣ちゃんと一緒だよぉ///」
結衣「あかり…///」
あかり「結衣ちゃん…///」
結衣「ダメ、今は結衣って呼んで欲しいな…///」
あかり「ゆ、ゆい…?///」
結衣「……ちょっと色々我慢できそうにないから早く帰ろうか…///」
あかり「うん…///」
~結衣ちゃんと初詣 終~
124 : 以下、名... - 2015/12/27 07:05:05.94 3jNF2v4H0 94/573今度こそ遅くなります。
それでは。
129 : 以下、名... - 2015/12/27 19:10:52.19 3jNF2v4H0 95/573お待たせました、三人分いきます。
「あかりー遊ぼうよー」
「ダメだよぉ京子ちゃん、宿題終わってからって言ったでしょ?」
「いいじゃん宿題なんて…私は宿題よりあかりの方が大事なんだよ!」
「あかりの事を大事に思ってくれてるのは嬉しいけど宿題やらなくていい理由にはならないよねっ」
「うぅ…付き合い始めてからあかりが結衣と綾乃を足して二で割ったような子になった…」
「そんなことないよぉ、でも杉浦先輩からはよろしく頼むって言われてるからちゃんと京子ちゃんを見ないといけないんだよぉ」
「結衣ちゃんは……」
『そ、そっか…。でも私は諦めないからな、京子』
『絶対あかりを振り向かせてみせるから…っ』
「結衣…」
「私に宣言した日から結衣の奴引くぐらいあかりにアタック仕掛けてるよな」
「うん、その度にちなつちゃんは寂しそうなお顔してるけどね…」
「寂しいと言うかあれは絶望だな」
「…なあ、あかり」
「んん?」
「お茶、飲みたいな」
「今入れてくるよぉ」
「…いい嫁だなぁ」
「褒めてもお菓子しか出ないよぉ、はい」
「イモチじゃん、いいの?」
「うん、あかり一人で食べるより京子ちゃんと一緒に食べた方が美味しいって思うから」
「へへっ、あかりのそういう所、昔から好きだよ」
「あかりも京子ちゃんの事昔から好きだよ?」
「ホントに?」
「うん。あかりが守らなきゃって思ってた」
「今は?」
「京子ちゃんをしっかり見てなきゃって思ってるよぉ」
「十年後とかに京子ちゃんの部分が結衣ちゃんに変わってない?」
「それは京子ちゃん次第だよぉ」
「…あかり、宿題やる」
「うん、頑張ってね」
「あかりはずっと、ずぅっと京子ちゃんの事、側で見てるからね」
「…うん、見ててよあかり」
「いつか必ずあかりにドレスを着せてやるからな」
「ふふ、京子ちゃんカッコイイよぉ」
「でもドレスを着るのは京子ちゃんじゃないかなぁ?」
「なんで?」
「覚えてないの?」
『お、大きくなったらあかりちゃんのお嫁さんになる!』
『何言ってるんだ京子、あかりは私のお嫁さんになるんだぞ!』
『あ、あかりは一人しかいないよぉ!?』
『じゃあ勝負だ京子!』
『うぅ…ま、負けないもん!』
『あかりちゃんのお嫁さんになるんだもん!』
~小さな婚約者 終~
ちなつ「あかりちゃん、おはよっ」
あかり「おはよう、ちなつちゃん!」
ちなつ「今日は特に寒いねー」
あかり「ホントだよぉ、手が凍っちゃいそうだね」
ちなつ「私は身体が凍りそう…」
あかり「そこまで寒いかなぁ…?」
ちなつ「うん、寒すぎる」
ちなつ「だからさ、いいでしょ?」
あかり「うぅ…ここ教室だよ…?//」
ちなつ「いいじゃん、見せつけてあげようよ」
あかり「誰に!?///」
ちなつ「あかりちゃんの事狙ってる女共」
あかり「わーちなつちゃんすごい顔になってるよー」
ちなつ「なにその棒読み…」
ちなつ「ね、いいでしょ?少しだけだから…///」
あかり「うぅ…少しだけだよ…?///」
ちなつ「うん、じゃあ頂きます!///」
チュッ
あかり「…///」
ちなつ「はぁー、身体が温まる…///」
あかり「むしろ熱いよぉ…///」
ちなつ「嫌だった?」
あかり「ううん、ちなつちゃんのキスは優しいから好きだよぉ///」
ちなつ「じゃあ続きしよ」
あかり「ちなつちゃんの目が本気だよぉ!?」
ちなつ「冗談だよ」
あかり「冗談ならせめて笑って言って欲しいなぁ」
ちなつ「あかりちゃんは注文が多いなぁ」
あかり「えぇー…あ、授業始まるよぉ」
ちなつ「先生!教科書全部なくなったので赤座さんに見せてもらいます!いいですよね!?」
ちなつ「よし決まり、お邪魔します。あかりちゃんっ」
あかり「ちなつちゃん強引すぎるよぉ!?」
ちなつ「だってあかりちゃんのすぐ傍に居たいもん」
ちなつ「あとチーナって呼んでくれないとヤダ」
あかり「あ、あかりだって傍にいたいよ…チーナ///」
ちなつ「ふふっ、今日は学校でもずっとイチャイチャできるよ?///」
あかり「もぅ…///」
ちなつ「それで、学校が終わったら家で…ね?///」
あかり「ダ、ダメだよぉ学校でそんな事言ったら…///」
櫻子「爆発しろよ」
向日葵「爆発しろですわ」
~放課後の秘事 終~
「杉浦ってさ、なんかうざいよね」
「あー、分かる。私もこの前注意されたけどアレはうざいわ」
「評価気にしてるのバレバレって感じ、アハハッ」
「ね、今度はなにしてやろうか……」
「綾乃ちゃん…気にしたらあかんよ…?」
「ええ…大丈夫よ、千歳……」
今日もまた、自分の陰口を言われているのを聞いた。
曰く、注意されたのが腹立たしいので仕返しをしてやるとの事だ。
あの日、生徒会室で赤座さんに勇気と救いをもらった。
こんな自分でも慕ってくれる子がいる、ならばその子の為にも情けない姿を見せる訳にはいかない。
その思いだけで楽しくない学校へ登校し、陰口や悪戯にも耐えてきた。
だがもう、本当に限界だった。
「綾乃ちゃん…っ!?」
「ごめん千歳…ッ!」
涙が止まらなくなり、教室を飛び出していた。
無我夢中で廊下を走り、気付いた時には一年生の教室の前にいた。
そして悟る、今自分に必要なヒト…私を認めてくれたヒト…。
彼女に会いたかった。
会ってどうなるかなんて分からないうえに、彼女にはどうにもできないだろうが、とにかく会いたかった。
扉を開け、彼女の姿を探す。
窓際の席に居ると聞いたが、彼女の姿は見当たらなかった。
「杉浦先輩?どうしたんですか?」
ふと後ろから声が聞こえた。
それは探し求めていた彼女の声だと分かると、腕を掴んでまた走り出した。
「え!?杉浦先輩!?」
声が出なかった。
今声を出すと泣いてしまいそうで。
壊れてしまいそうで。
校内を駆け抜け、屋上に辿り着くと息も絶え絶えの彼女の腕を離し扉の鍵を閉めた。
「はぁ…はぁ…す、杉浦先輩…?」
「ごめんね、赤座さん…ッ」
「私…私…ッ」
言葉が出てこない。
口が動く度に涙が流れる。
「…杉浦先輩、いいんですよ」
「辛い時は泣いていいんですよ」
「あかりが全部聞きますから…」
まるで天使の羽に包まれたようだった。
優しさと柔らかさ、温かさを持った彼女の腕に抱かれ、声を上げて泣いた。
我慢していたものが全て溢れ出し、決壊したダムのように涙が流れる。
「うわああああああ!!赤座さあああん!」
「私だって…私だって…うわあああああ!!」
私の心の悲鳴を聞く彼女は、とても悲しい顔をしていた。
明るい紫色の瞳は徐々に光を無くしていき、とても深い紫色へと変化した。
私を抱きしめる腕にも力が篭っていくのが分かる。
きっと今彼女は怒っているだろう。
本来ならば止めなければいけないが、私の事で悲しみ、私と共に怒ってくれる彼女にそんな事が出来るはずもなかった。
私が落ち着いたと同時に千歳が扉を開けて駆けてきた。
その目には先程までの私と同じように涙が溜まっている
「綾乃ちゃん!!赤座さん!!」
「ち、千歳…私はもう大丈夫よ」
「大丈夫じゃありません、杉浦先輩」
彼女の口から出た声とは思えない、低く怒りに満ちた声が発せられた。
千歳も異常な空気に気付いたのか驚いた目で彼女を見ている。
「あかり、小さい時お姉ちゃんから聞いたことがあります」
「自分の大事な人を守る為なら」
「人は鬼にもなれるって…」
「池田先輩、杉浦先輩の事をお願いします」
「あかりは」
「あかりは用事ができました」
それだけ言うと扉を開け、静かに消えていった。
私達はしばらくその場から動けず、先に立ち上がった千歳の手を借りながら彼女の姿を探していると、私を助けてくれていたクラスメイト…船見さんが慌てた顔で駆けてきた。
「綾乃!あかりが大変なんだ!」
「ど、どうしたの船見さん?」
「あんなに怒ったあかりは見たことがないんだ!私達じゃどうにもできない!!」
「早く来てくれ!今京子が時間稼ぎしてるから!!」
「わ、分かったわ!今赤座さんはどこに?」
「私達の教室だ!…綾乃にイタズラしてた奴らと一緒にいる」
嫌な予感がした。
この予感が杞憂で終わることを祈って私と千歳は船見さんと教室へ入った。
そこには、怯えた様子のクラスメイト達と、赤座さんにしがみつく歳納京子の姿。
そして、今にも襲いかかりそうな状態の赤座さんと、壁に追い込まれ震えているイタズラの主犯格三人の姿があった。
「やめろあかり!落ち着け!!」
「離して、京子ちゃん。あかりはこの人達とお話がしたいんだよぉ」
「今の状態で話し合いなんてできないだろ!!あかりが何したか解ってるのか!?」
「机が邪魔だったから退けただけだよぉ?」
「退けただけで机が粉々になるわけないだろ!!頼むから落ち着いてくれ!!」
「あかりは落ち着いてるよぉ」
確かによく見れば壁に追い込まれた三人のすぐ横に机だったものがある。
中学一年生の女の子の力でこの机をバラバラに出来るものなのか。
「あかり!!」
「結衣ちゃん、どうしたの?」
「ホントにやめろ!もし一歩間違えたらその三人が死ぬぞ!!」
「あかりはなにもしないよぉ、お話がしたいだけだからね」
そう言いながら彼女はゆっくり歩を進める。
その姿はまさに魔王と言う言葉が相応しいだろう。
「綾乃ぉ!頼むあかりを止めてくれぇ!!」
船見さんのその一言に体を動かされ、気付いた時私は彼女を抱きしめていた。
「杉浦先輩……?」
「ありがとう、赤座さん」
「私の事でこんなに怒ってくれて」
「私の事を大切な人って言ってくれて」
「もういいのよ、ありがとう」
思いの丈を伝えるとあかざさんは満足したような笑みを浮かべ、力尽きたように脱力した。
そんな彼女を優しく抱き上げ、軽く額に口づけをした。
「あかり!」
「大丈夫、眠ってるだけよ」
「ありがとう、千歳。船見さん。歳納京子」
「…貴女達」
私に声を掛けられると震えていた三人はビクッと過剰なまでの反応を見せた。
「これに懲りたらもう風紀を乱すような事はしないで欲しいわね」
「は…はい……」
「よろしい」
そこまで確認すると、微笑みを浮かべたまま眠る彼女を保健室へ連れていくべく、教室を後にした。
「杉浦先輩…」
「寝言かしら…なぁに、赤座さん?」
「杉浦先輩は…あかりが…守るから……スゥ」
「…赤座さん」
「ありがとう、大好きよ…」
「んへへ…スゥ」
その後、私への悪戯が問題となり三人は謹慎処分、彼女は厳重注意となった。
机は特に弁償と言う話にもならずに終わった。
彼女が校内へ向かった後の事を歳納京子から詳しく聞くと、私のクラスへ入ってくるなり杉浦先輩をいじめるのは誰ですか、と怒鳴ったらしい。
そこであの三人が名乗り出て、彼女を囲んで机を蹴って脅した。
歳納京子と船見さんが止めに入ろうとした時、彼女が机を掴んで壁に向かって投げつけたそうだ。
その時の衝撃で机は粉々に砕け散り、それを見ていたクラスメイトは怯え、三人は逃げようとしたが壁へ追い込まれ、歳納京子が彼女にしがみつき静止を促していたという訳だ。
当の本人はと言うと
「何も覚えてないです…えへへ」
この状態である。
そしてその事件から数日後、私にとって一番大事な日がやってきた。
「あ、杉浦先輩っ」
「え、赤座さん!?まだ十分前よ!?」
「杉浦先輩を待たせるわけにはいかないので…えへへ」
「全く…寒かったでしょ?はい、これ」
「わぁ、おしるこだぁ!ありがとうございます!」
「いいのよ、私が呼び出したんだから」
「それで、話なんだけどね……」
「はいっ」
「赤座さん…私と…!」
~赤鬼 終~
154 : 以下、名... - 2015/12/28 00:02:58.29 3+AICxtM0 118/573ちびっこ組了解です!
二人分投下していきます。
「うぅん…ふわぁ…」
「おはよう、あかり」
「あ、お姉ちゃん…おはよう」
「こら、二人っきりの時はなんて呼ぶんだったかしら?」
「…あかねさん、えへへ」
「ハナマルよ、あかり」
「あかねさんって呼ぶの、なんだか恥ずかしいなぁ…くしゅんっ」
「ほら、寒いんだからちゃんと布団の中に入ってなさい?」
「はーいっ…あったかいよぉ…」
「ふふ、あかりったらコアラみたいに抱きついてるわね」
「あかねさんが温かいから抱きつきたくなっちゃうんだよぉ」
「あらあら、じゃあ服着る?」
「んー、もうちょっとこのままがいいなぁ」
「そんな事言ってると昨日みたいにしちゃうわよ?」
「も、もうダメだよぉ!やめてって言っても止めてくれなかったのはあかねさんだもん!」
「でもシーツを濡らしたのはあかりよ?」
「わーわー!!聞こえないもん!」
「ふふ、焦るあかりも可愛いわ」
「うぅ、昨日からずっと意地悪だよぉ…」
「そう?そんなこと無いわよ?」
「意地悪ならこうやって抱きしめたりしないでしょ?」
「う、うん…えへへ」
「ねえ、あかねさん」
「なぁに、あかり」
「昨日ね、本当は少し怖かったんだよぉ」
「やっぱり…無理しないでって言ったのに」
「ごめんね、でも…」
「優しくしてくれたし、ずっとあかりを抱きしめてくれてたから途中から怖くなくなっちゃった」
「…気持ちよかったかしら?」
「……うん」
「ごめんなさい、あかり。もう私大変な事になってるから二回戦といきましょう」
「ええ!?あ、あかねさ…っん……」
~初めての朝 終~
りせ「…」
あかり「はい、お茶ですよぉ」
りせ「…」
あかり「そ、そうですか?あかりなんてまだまだですよぉ//」
りせ「…」
あかり「あかりは飲んだから大丈夫ですよぉ。お茶請け持ってきますね」
りせ「…」
あかり「ありますよぉ、西垣先生と買ってきましたから!」
りせ「…?」
あかり「うーんと、この前の火曜日かなぁ?冷蔵庫の中身の補充にって言ってました」
りせ「…?」
あかり「はい、一人じゃ大変かなって思ったので」
りせ「…」
りせ「…」
あかり「なんですか、松本先輩?」
りせ「…」
あかり「え?」
りせ「…」
りせ「…」
りせ「…!」
あかり「松本先輩…」
あかり「分かりました、これからはなるべく松本先輩と一緒に行動しますねっ」
りせ「…」
りせ「…?」
あかり「ええ!?それはちょっとハードルが高いような…」
りせ「…」
あかり「わ、分かりました、りせ先輩…?///」
りせ「…!」
あかり「えへへ…照れますね…///」
りせ「…」
あかり「はいっ」
りせ「…」
りせ「すきよ」
あかり「あかりもだぁいすきですよぉ!」
りせ「…」
あかり「えへへ…またお買い物行きませんか?///」
りせ「…!」
あかり「り、りせ先輩落ち着いてください!」
りせ「…」
あかり「さすが生徒会長ですね!」
りせ「…?」
あかり「あかりはりせ先輩みたいにはできないですよぉ」
りせ「…」
りせ「…?」
あかり「生徒会って兼部オッケーなんですか?」
りせ「…」
あかり「そうなんですね!じゃああかりも入ろうかなぁ」
りせ「…!」
あかり「分かりました、京子ちゃんに相談してみますね!」
りせ「…」
りせ「ねえ、あかりちゃん」
あかり「はいっ」
りせ「ありがとう」
りせ「大好き」
~二人の世界 終~
「向日葵」
「あかり」
もうこの呼び方にも慣れた頃、私は彼女と親密な関係になっていました。
「向日葵、今日は何作るの?」
「今日は楓もいませんし、あかりの好きな物を作って差し上げますわ」
「本当!?じゃああかりはオムライスがいいなぁ」
親密な関係とは、このようにお互いの家に泊まることがもはや当たり前となった間柄の事。
私も何度かあかりの家にお邪魔しましたし、お風呂だって一緒に入りました。
ですが。
「ええ、では材料を買いに行きましょうか」
「うんっ」
私は今の関係で満足できるほど大人ではありません。
私はもっとあかりと仲良くなりたいと思っていますし、恋仲になりたいとも思っています。
ですがそれを伝えた時、あかりに拒否されたら。
と考えると恐ろしくなり、私は言う事が出来ずにいます。
「わあ、人が沢山いるねぇ」
「ちょうど混み合う時間になったのでしょうか…」
「あかり、手を繋ぎません?」
「うん、繋ごうかっ」
今の私の状況で許されるのはこの手を繋ぐ、という事だけです。
この幸せを噛みしめながら歩いていると女性同士の会話が聞こえました。
「ねえ、あそこの二人可愛いね」
「ね、恋人みたいだよね」
「三つ編みの子がリードしてる感じかな?」
「お団子の子じゃないの?」
「ひ、向日葵…あれってあかりたちの事だよね…?」
「ですわね…ふふっ」
「なんで笑ってるの?」
「あかりと恋人みたい、と言われたからですわ」
私にはとても嬉しい言葉です。
後はこの気持ちを素直に伝えることが出来れば言う事は無いのですが。
「そっかぁ、確かにあかりも向日葵が恋人だったら嬉しいなぁ」
その言葉に思わず足が止まり、あかりの顔をじっと見つめました。
「向日葵?」
「今なんて…?」
「向日葵が恋人なら嬉しいなぁって…」
ああ、夢でしょうか。
あかりから言ってくれる日がくるなんて。
とにかく、私も返事をしませんと。
「…あかりは私の事、どんな風に思ってますの?」
スーパーのお肉コーナーで私は一体何を言ってるのでしょう。
ですがやはり気になります。
「どんな風にって…素敵な……人かな?」
「お、お友達ではありませんの?」
格下げでしょうか、それともそもそもお友達とは思って頂けてなかったのでしょうか。
「お友達って感じじゃないかなぁ…」
「もうあかりにとって向日葵はあかりの一部みたいなものだからね」
「あかりの一部…?」
「うん。向日葵ちゃんは心臓やお耳が無かったらどうなる?」
「耳はともかく、心臓がなければ生きていけませんわね」
「あかりにとって向日葵は、それぐらい大切なんだよぉ」
全く予想外の答えで、考えがまとまりません。
「あかりはあの日からずぅっと向日葵の近くにいたよね?」
確かに、24日以降は冬休みなのでずっとあかりと過ごしていました。
「ええ、そうですわね」
「それでね、あかりの横に向日葵がいるのが当たり前になっちゃったんだよぉ」
「恥ずかしいけど、向日葵がいない生活は考えられないなぁ」
「あ、あかり…」
「だから、お友達じゃなくてあかりの一部なんだよぉ」
お客さんはこちらを気にしていないように歩いていきます。
ですがそれでも不安なので、なるべく聞かれないようにあかりの耳元で囁くことにしましょう。
「あかり」
「私はあの日以来、ずっと貴女の横顔を見てきましたわ」
「そして、当たり前のように側にいる貴女に恋をしました」
「私は向日葵の名に恥じぬよう、貴女の側で貴女の為に咲きましょう」
「ですから、貴女は私の隣で」
「向日葵が咲く事の出来るよう、ずっと笑って頂けませんか?」
「私と、共に生きてくれませんか?」
「…返事は聞かなくても分かるよね?」
「え?」
「こちらこそ、よろしくお願いします」
「向日葵の隣で、ずっと一緒にいるからね」
こうして、私とあかりはスーパーのお肉コーナーで結ばれました。
今でもあのスーパーに行くと思い出して、少しむず痒くなりますが。
あかりと私の気持ちが一つになった今、あのお肉コーナーを通る度に幸せな気持ちになります。
~おっぱいの魔法 終~
175 : 以下、名... - 2015/12/28 01:21:12.44 3+AICxtM0 137/573また2時頃に大室あかり続編投下します。
それでは。
177 : 以下、名... - 2015/12/28 02:24:26.45 3+AICxtM0 138/573お待たせました、大室あかりいきます。
撫子「あかりー、櫻子は宿題終わった?」
あかり「うーん、まだ結構かかりそうだよぉ」
撫子「花子は?」
あかり「花子はあかりがいなくても全部自分で出来たって言ってたよぉ」
花子「だからご褒美に一緒に買い物に行くんだし」
撫子「そっか、今日の当番はあかりだから好きな物買ってきていいからね」
あかり「じゃあオムライスにしようかなぁ」
花子「花子あかりお姉ちゃんのオムライス大好きだし!」
花子「あ、あかりお姉ちゃんも大好きだし…///」
あかり「ありがとう、あかりも大好きだよぉ」
撫子「私の事は?」
花あかり「「大好きだよぉ」だし」
撫子(あー幸せ…)
あかり「じゃあいってきまーす、撫子お姉ちゃん!」
花子「いってきますだし」
撫子「ん、気をつけてね」
あかり「花子、小学校楽しい?」
花子「楽しいし。今度友達にあかりお姉ちゃんの事紹介するし」
あかり「ええ!?なんだか緊張しちゃうなぁ…///」
花子「いつも通りのあかりお姉ちゃんで大丈夫だし」
あかり「そっか、ありがとう!」
花子「どういたしましてし」
あかり「あ、着いたね」
花子「お話しながらだとあっという間だし」
あかり「そうだねぇ、じゃああかりがカート押すから材料取ってくれるかな?」
花子「了解だし!」
花子「たまご…鶏肉…バター……」
あかり「あ、花子。プリン取って貰える?」
花子「プリン?」
あかり「そうだよぉ、そこ四つ入ってるのがいいなぁ」
花子「…もしかして櫻子の為かし?」
あかり「うんっ。櫻子ちゃんも宿題頑張ってるからね!」
花子「あかりお姉ちゃんは櫻子に甘いし…」
あかり「そうかな?」
花子「そうだし。花子の事ももっと甘やかして欲しいし…」
あかり「ふふ、いいよぉ。じゃあ櫻子ちゃんと撫子お姉ちゃんに内緒で二人でケーキ食べよっか」
花子「やったし!」
あかり「えへへ、じゃあ残りの材料とケーキ買って帰ろうね!」
花子「了解だし!」
あかり「ただいまぁ」
花子「ただいまだし」
撫子「二人ともおかえり、どうだった?」
あかり「材料は全部揃ったよぉ、あとこのプリンだね」
撫子「…あかりは本当にいい子だね」
あかり「そんなこと無いよぉ、早速櫻子ちゃん呼んでくるね」
撫子「うん、お願いね」
花子「…」コソコソ
撫子(花子がなんか隠してる…まあ見なかったことにしとこ)
あかり「櫻子ちゃーん、宿題進んだ?」
櫻子「あかり!!全然わかんねーよおおおお!!」
あかり「ご飯食べた後にあかりと一緒にやろっか!それよりおやつ買ったんだけど食べる?」
櫻子「食べる!!」
あかり「じゃあ行こ!」
櫻子「うんっ!」
櫻子「うおおお!?プリンじゃん!!食べていいんだよね!?」
花子「一人一個だし」
撫子「あかりにちゃんとお礼言うんだよ?」
櫻子「ありがとうあかり!!頂きます!」
櫻子「うめえ!」
花子「相変わらずうるさいし…」
あかり「えへへ、喜んでくれてよかったよぉ」
撫子「この子やっぱり天使だわ…」
櫻子「なんたって大天使アカリエルだぞ!」
あかり「あかりいつから人間やめちゃったの!?」
櫻子「さーてプリンも食べたしご飯できるまで暇だなー」
撫子「宿題」
花子「宿題」
あかり「櫻子ちゃん…」
櫻子「さ、三人から同時攻撃なんてズルイぞ!」
櫻子「宿題はあかりとやるから今はいいんだよ!」
撫子「またそんな事言って…あかりがいなくなったらどうするの?」
櫻子「何言ってんの?あかりがいなくなるわけないじゃん」
花子「もしもの話だし」
櫻子「うーん…生きていけないかもなぁ…」
あかり「そこまでなの!?」
撫子「あ、冷静に考えたら私も無理かも」
あかり「撫子お姉ちゃん!?」
花子「花子も無理だし」
あかり「ええ!?」
あかり「な、なんだか嬉しいような…えへへ…」
撫子(この家から天使が減るとか考えられない)
櫻子(あかりがいなくなったら起きられないし着替えられないし学校いけない)
花子(多分櫻子が一番危ないし)
撫子「あかり、今晩私と寝よっか」
櫻子「あ、ズルイ!あかりはいつも私と寝てるんだぞ!」
花子「櫻子の方がズルイし!たまには花子もあかりお姉ちゃんと寝たいし!」
あかり「えへへ…幸せだよぉ…」
~大室さんちのあかりちゃん 終~
「…もしもし?」
「出るの遅かったから本当に寝ちゃったのかと思った」
「ありがとう、私もだよ」
「櫻子?もう寝てるよ」
「そっちは?」
「…そっか。近いうちに挨拶とか行った方がいいのかな」
「別に早くなんてないでしょ、あっという間だよ」
「ねぇ、今日はどうだった?」
「そう、そんな事があったんだね」
「…え、大丈夫だったの?」
「そう、大丈夫ならいいけど」
「なに?」
「…そんなこと無い」
「案外日常的になると気付かないもんだよ」
「大丈夫、自信もって」
「どういたしまして」
「…うん、こっちは大丈夫」
「勉強?」
「別に…まあ分かるから大丈夫」
「私の心配より自分の心配は?」
「…ふふ、いいよ。また次会うとき見てあげる」
「…それ、他の子には言ってないよね?」
「誰?」
「へぇ…好きな人いっぱい居るんだ…そう…」
「違うって何が?」
「…ふふ、分ってる。その好きとさっきの好きは意味が違うってことでしょ?」
「ちょっといじわるしただけ、ごめんね」
「……そんなの言われなくても知ってるわよ」
「私?聞かなくても知ってるでしょ…」
「…好きだよ、ばか」
「もう寝るの…?」
「明日も電話できるかな?」
「ん、分かった。じゃあまたこの時間にね」
「おやすみ、あかり」
~大室撫子 終~
194 : 以下、名... - 2015/12/28 06:16:17.60 3+AICxtM0 153/573撫あか楽しいです(小声)
次からリクエストに戻ります。
「あかり」
「はい、お茶ですよぉ」
「ありがとう。…あかり」
「今日のお茶は玄米ですよぉ。お茶請けは千鶴先輩手作りの沢庵です」
「ん、うまくできてるな。なぁあかり」
「糠床はいつもの場所に置いておきましたよぉ。そう言えば千鶴先輩」
「そこに入ってるよ」
「ありがとうございます。アレはどうなりました?」
「ああ、買い換えた。もうボロボロだったからな」
「あかり気に入ってたんですけどね…」
「そう言うと思って、ほら」
「わあ、ありがとうございます!ふふっ」
「あかりは本当にクマが好きだな」
「だって可愛いじゃないですかぁ」
「実物見ると気絶するんじゃないか?」
「さすがにしませんよぉ」
「じゃあ今度動物園行くか」
「いいんですか?」
「もちろん。あかりとデートだよ」
「嬉しいです、ふふっ」
「あかり」
「そっち行きますね」
「ん」
「千鶴先輩」
「頭か」
「えへへ…千鶴先輩の手、だぁいすき…」
「そうか、あかり…」
「え…」
「ほら、早く」
「……んっ」
「ん……上手くなったな、あかり」
「千鶴先輩も……」
「あかり」
「千鶴先輩」
「「愛してる」」
「…ふふ」
「えへへ…」
「布団、行く?」
「お任せします…」
「じゃ行こう」
「あ…」
「あかり」
「や、優しくしてくださいね…」
「私が無理矢理したことあったか?」
「ないです…」
「だろ?」
「んっ……」
今夜は、寝かさないからな
~阿吽 終~
202 : 以下、名... - 2015/12/28 21:46:52.43 3+AICxtM0 159/573ミラクるん了解です!
次元越させません(白目)
203 : 以下、名... - 2015/12/28 22:33:26.30 gdOXAw9tO 160/573ええ話や乙!
ミラクるんときたらライバるんも宜しく!
204 : 以下、名... - 2015/12/28 23:25:14.77 3+AICxtM0 161/573ライバるん了解です!
千歳、櫻子、みさきちの三人分いきます。
「なあ赤座さん」
「なんですか、池田先輩?」
「うちら恋人やんな?」
「は、はい…」
「いつまでも赤座さんと池田先輩やったらなんやただの先輩後輩みたいでな」
「ここらへんで恋人らしい呼び方に変えてみぃへん?」
「いいですよぉ、えへへ」
「あ、二人っきりの時は敬語もなしやで?」
「はいっ…じゃなかった、うん!」
「可愛いなぁ…うちの癒しやわ…」
「それで呼び方やけど、あかりーとか千歳ーやったら他の子と被ってまうやんか」
「そうだねぇ…」
「せやから、うちらだけの特別な呼び方を考えよ!」
「うんっ」
「ほなまず赤座さんからや」
「赤座…あかり……うーん……」
「みんなからはどんな風に呼ばれてるん?」
「あかりとか、赤座さんかなぁ」
「あかりんとかどやろか?」
「可愛いねぇ」
「せやろー?」
「あかり気に入っちゃった!」
「ほんならあかりんで決定やな」
「次は池田先輩だね」
「うーん…あかりとお揃いでちとせりん!」
「可愛いんやけど言いにくくない?」
「じゃあ短くしてちとりん」
「ええんちゃう?」
「ちとりん」
「なに?」
「えへへ、呼んだだけだよぉ」
「ほなうちも、あかりん」
「なぁに?」
…
「ちゅーしてもーたっ」
「絶対わざとだよぉ…」
「あかりんが可愛いからあかんのやで?」
「そんな事ないやで!」
「ふふ、イントネーション違うし無茶苦茶になっとるよ?」
「うーん、難しいよぉ」
「なあ、あかりん」
「なぁに?」
「今、うち幸せやで」
~幸せ 終~
櫻子「あかりちゃーんっ」
あかり「櫻子ちゃんってば、そんなに引っ付くと歩きづらいよぉ」
櫻子「いいじゃん、新婚なんだからさ!」
あかり「あかりたち昨日付き合い始めたばっかりだよね…?」
櫻子「新婚じゃん!」
あかり「…新婚さんなの?」
櫻子「うん!」
あかり「じゃあ新婚さんなんだね!」
櫻子「へへ…あかりちゃんと新婚なんて嬉しいな///」
あかり「あかりもだよぉ///」
櫻子「そうだ、ダチョウ食べようよ!」
あかり「ダチョウ!?」
櫻子「ほら、アメリカとかでダチョウの丸焼き食べてるじゃん!」
あかり「あれは七面鳥だよぉ。でもあかりも食べてみたかったし、買ってみようか!」
櫻子「よっしゃー!で、アレどこに売ってるかな?」
あかり「スーパーとかに売ってるんじゃない?」
櫻子「じゃ、スーパーまで新婚旅行だ!」
あかり「お財布に優しい旅行だね…ふふっ」
櫻子「到着!」
あかり「お肉コーナーとかにあると思うから見てみよっか」
櫻子「おう!」
櫻子「えーと鳥…鳥……」
あかり「あかりはあっちの方探してくるね」
櫻子「あ、うん!」
櫻子「愛の共同作業って奴だよな…へへ…///」
櫻子「お、これかな?」
櫻子「あかりちゃんの所に持っていって褒めてもらおーっと!あかりちゃーん!!」
櫻子「あかり…ちゃん……」
あかり「こっちの方がいいんじゃないかな?」
向日葵「そうですわね…、ありがとうございます」
櫻子「…」
あかり「どういたしまして、そのカゴ重くない?」
向日葵「少し重たいですが大丈夫ですわ…よっと」
あかり「でもペットボトルたくさん入ってるし…あかりカート持ってくるよぉ」
向日葵「あ、赤座さん…行ってしまわれましたわ」
櫻子「……」
あかり「お待たせ、向日葵ちゃん!」
向日葵「何から何まで…ありがとうございます、赤座さん」
あかり「どういたしましてだよぉ」
櫻子「!」
ガシッ
あかり「わぁ!櫻子ちゃん!?」
向日葵「あら、櫻子。いたんですの?」
櫻子「……」
向日葵「櫻子?」
ダッ
あかり「え!?ちょ、ちょっと櫻子ちゃん!?」
あかり「転んじゃうよぉ!わぁああ!!」
向日葵「何だったのかしら…」
あかり「はぁ、はぁ、櫻子ちゃん…どうしたの…?」
櫻子「買い物かごそこに置いて」
あかり「え?いいけど…」
櫻子「一回店出よ」
あかり「具合悪くなっちゃったの…?」
櫻子「気分が悪い」
グイッ
あかり「わっ、急に引っ張ったらダメだよぉ!」
櫻子「…」
あかり「ね、ねぇ櫻子ちゃん…こんな暗いところに何か用があるのかなぁ…?」
櫻子「あるよ」
ドンッ
あかり「わぁ!」
あかり(こ、これが京子ちゃんの言ってた壁ドン…!?)
櫻子「ねえ、なんで向日葵がいたの?」
あかり「ク、クリスマスの料理の材料を買いに来てたみたいだよぉ…?」
あかり「ね、ねぇ櫻子ちゃん…こんな暗いところに何か用があるのかなぁ…?」
櫻子「あるよ」
ドンッ
あかり「わぁ!」
あかり(こ、これが京子ちゃんの言ってた壁ドン…!?)
櫻子「ねえ、なんで向日葵がいたの?」
あかり「ク、クリスマスの料理の材料を買いに来てたみたいだよぉ…?」
櫻子「へー、じゃあなんで話してたの?」
あかり「向日葵ちゃんが声掛けてきたから…嫌だった…?」
櫻子「ヤだよ」
櫻子「あかりちゃんは多分知らないから教えてあげるね」
櫻子「向日葵はね、よくあかりちゃんのこと話すんだよ」
あかり「そうなの…?」
櫻子「うん、顔真っ赤にしながらね」
あかり「それって…」
櫻子「好きなんじゃない?あかりちゃんの事」
あかり「ええ!?」
櫻子「それに向日葵は私達の関係知らないからね」
あかり「言ってないんだ…」
櫻子「言ってない」
櫻子「見せてやろうと思って」
あかり「何を?」
櫻子「あかりちゃんは私のだって事」
カプッ
あかり「んっ…!噛んじゃダメだよ櫻子ちゃん…」
櫻子「なんで?」
あかり「あ、跡になっちゃうから…」
櫻子「別にいいじゃん、私のだって分かるし」
櫻子「それとも見られたら不味い子でもいるの?」
あかり「いないけど…」
櫻子「じゃあ続けるね」
カプッ
あかり「ん…//」
チュッ…
あかり「あ…櫻子ちゃん…それって…//」
櫻子「キスマークって言うんだって。ねーちゃんに教えてもらった」
櫻子「取られたくない人に付けるんだってさ」
チュッ…
あかり「んん…っ//」
あかり「強く吸いすぎて痛いよぉ…//」
櫻子「ぷは…ねえあかりちゃん」
あかり「なに…?//」
櫻子「私にも付けて」
あかり「うん…//」
チュッ…
櫻子「ん…//」
櫻子(なんか変な気分になってきたなぁ…///)
櫻子「あかりちゃん…///」
あかり「櫻子ちゃん…///」
………………
……………
…………
撫子「櫻子」
あかね「あかり」
「「その首どうしたの?」」
~キスマーク 終~
みさき「なに!?」
みさき「お姉さんだれ!?」
あかり「あかりはサンタさんに頼まれてみさきちゃんのプレゼントになったんだよぉ」
みさき「えー…サンタさんが思ってたより適当なんだけど…」
あかり「サンタさんも忙しいんだよぉ」
みさき「なんか納得できないけど…」
あかり「じゃあみさきちゃん、何して遊ぼうか!」
みさき「お姉さん何かできるの?」
あかり「もちろん!こう見えてもあかり足早いんだよぉ」
みさき「へー…でも二人で鬼ごっこやったら走りっぱなしなんだけど?」
あかり「それもそうだねぇ…。あ、じゃあお散歩しようよ!」
みさき「ん…まあいいけど…」
トコトコ
あかり「最近は冬でもあったかいね」
みさき「お姉さんがみさきくらいの時はもっと寒かったの?」
あかり「そうだよぉ、これくらい雪が積もっててかまくらなんかも作ったね」
みさき「かまくらってみさきが入れるぐらい大きいやつ?」
あかり「うん、お友達と協力して作ったんだよぉ」
みさき「いいなぁ、雪降らないかな…」
あかり「みさきちゃんはいい子にしてたからサンタさんが降らせてくれるよぉ」
みさき「みさきいい子だった…?」
あかり「うんっ。ひとりで髪型作れたんだよね?」
みさき「…うんっ」
あかり「ちゃんとサンタさんは見てたからね、偉いよって褒めてたよぉ」
みさき「むふー…あれぐらい当然なんだけど」
あかり「当然って言えるのがすごいよ、みさきちゃん!」
みさき「むふふ…」
みさき「まあ黒板消しの粉にも耐えられるのはみさきの学校でみさきだけだけど!」
あかり「あかりだったらむせちゃうなぁ、みさきちゃんすごいよ!さすみさ!みさすご!」
みさき「むふん!」
……………
…………
………
あかり「たくさんお話してたらいつの間にか夕方だね…」
みさき「うん…」
みさき「…お姉さん、ありがとう」
みさき「本当はお母さんに頼まれたんでしょ?」
みさき「忙しくて一緒にクリスマスを過ごせないからって…」
あかり「みさきちゃん…」
みさき「でも、お母さんがいなくてもすごく楽しいクリスマスだったよ」
みさき「だから……冷たっ!」
あかり「みさきちゃん!雪だよぉ!」
みさき「え…?」
あかり「ほら、みさきちゃんがいい子にしてたからサンタさんが本当に降らせてくれたんだよぉ!」
みさき「うそ…ホントに…?」
あかり「すごぉい!たくさん降ってきたよぉ!」
あかり「サンタさーん!ありがとー!」
みさき「…あ、ありがとうなんだけどー!」
「みさき、公園にいたのね」
みさき「お母さん…!?」
あかり「…」
\アッカリ-ン/
みさき「どうして…お仕事は?」
「急に雪が降ってきたじゃない?あれで帰れなくなったら困るからってみんなを帰らせてくれたのよ」
みさき「…お姉さん!」
みさき「あれ…いないんだけど…」
「さ、帰りましょ、みさき。今日はハンバークよ」
みさき「やったー!」
あかり「ふふ…メリークリスマス、みさきちゃん」
~高崎みさき 終~
233 : 以下、名... - 2015/12/29 03:06:43.51 4ttns+Xc0 185/573とりあえず三人分終了です。
まりちゃんは起きてから書くので少々遅れます…
唐突ですがR18とか需要ありますか?
234 : 以下、名... - 2015/12/29 07:42:00.23 Ers68HpKO 186/573需要ありまくりんぐ
乙乙~
236 : 以下、名... - 2015/12/29 16:51:42.67 4ttns+Xc0 187/573うーん、とりあえずまりちゃんと楓貼りながら書くかどうか決めますね。
ご協力感謝です!
まり「あれ、本物のミラクるんはー?」
あかり「ごめんね、まりちゃん。ミラクるんはギガギガ団のクリスマスツリーに藁人形を引っ掛けるいたずらを止めに行かなきゃいけないんだぁ…」
あかり「だから、ほらっ」
まり「うにーっ!」
あかり「お姉ちゃんが代わりにウニ持ってきたよぉ!」
まり「ありがとーおねーちゃん!」
あかり「どういたしまして!」
まり「うめー」
あかり「ふふっ、美味しいかなぁ?」
まり「うんっ」
まり「おねーちゃん」
あかり「なぁに?」
まり「まりね、大きくなったらウニになるのー」
あかり「へえ、そうなんだ!まりちゃんなら美味しいウニになれそうだね!」
まり「えへへー」
まり「おねーちゃんにも食べてもらうー」
あかり「ほ、他に誰か食べる予定の人がいるのかなぁ?」
まり「ゆいおねーちゃん」
あかり(結衣ちゃん…)
まり「ねーねー」
まり「いっこあげる」
あかり「いいの?ありがとう、まりちゃん」
まり「えへへー」
あかり「うん、おいしいね!」
まり「おねーちゃんもうに好き?」
あかり「大好きだよぉ」
まり「おそろいー」
あかり「お揃いだね!」
まり「うんー…」
あかり「眠くなっちゃったかな?」
まり「ねむいー…」
あかり「うーん…そうだ」
あかり「よいしょっと…どうかな、まりちゃん?」
まり「おねーちゃんのひざの上あったかい…ぐぅ…」
あかり「寝ちゃった…もういいよぉ」
キィ…
結衣「言っとくけど別に変な意味じゃないからね…」
あかり「分かってるよ、それより見て?」
結衣「ふふ、すごく嬉しそうな寝顔だね」
結衣「あかり、今日はありがとう。クリスマスなのに来てもらっちゃって…」
あかり「大丈夫だよぉ、ケーキを食べるのはお姉ちゃんが帰ってきてからだしね」
まり「うにぃ…」
あかり「可愛いねぇ、きっとウニに囲まれてるんだね」
結衣「生臭そう…」
結衣「あー…な、なんかこうしてるとさ…夫婦みたいじゃないかな!?///」
結衣「あかりは子どもとか欲しいなって思う?最近は女性同士でも子どもが産めるようになったらしいんだけど…///」
結衣「あ、もちろん私が産むから!でもあかりの遺伝子が強い方が可愛い子になるのかな…?///」
あかり「結衣ちゃんちょっと声が大きいよぉ?」
あかり「そもそもあかりたち結婚どころか付き合ってもないよねぇ?」
結衣「じゃあ結婚して付き合おうか」
あかり「結衣ちゃんはいつからこうなっちゃったのかなぁ…」
~船見まりwith壊れた結衣 終~
楓「わあ、ありがとうサンタさん!」
あかり「えへへ、喜んでくれてあかりも嬉しいなぁ。楓ちゃん何して遊ぼっか?」
楓「うーんとね、本読んで欲しいな」
あかり「本?いいよぉ」
楓「ありがとう、じゃあこれ!」
あかり「フランダッシュの犬…これあかりもよく読んでたなぁ…」
楓「楓はまだ読んだことないの」
あかり「とっても感動するお話だよぉ、じゃあ読むね」
あかり「ある所にネロンガという少年とハトフラッシュという大きな犬がいました…」
…………………
………………
……………
…………
………
……
…
あかり「うぅ…グスッ…ネロンガは…こう言いました……」
あかり「ハトフラッシュ…僕もう疲れたんだ…と…グスッ」
楓「ネロンガ…グスッ」
あかり「うわああああん!ネロンガとハトフラッシュが死んじゃうよおおおお!」
楓「死んじゃやだああああ!」
…………………
………………
……………
…………
………
……
…
あかり「グスッ…楓ちゃんもう大丈夫…?」
楓「うん…グスッ」
あかり「あ、そうだ。気分転換にお散歩しようよ」
楓「お散歩?」
あかり「うん、楓ちゃんに見て欲しいものがあるんだぁ」
楓「わぁ、楽しみなの!」
あかり「じゃあ行こうか!」
トコトコ
あかり「じゃーん、公園だよぉ」
楓「見せたいものって公園のこと?」
あかり「ううん、見てて!」
あかり「鳥さーん、いつものビスケットだよぉ!」
バサバサバサッ
楓「わぁ…!」
楓「とっても綺麗なの…」
楓(あかりおねーちゃん、まるで天使みたい…!)
あかり「楓ちゃんもあげてみる?」
楓「いいの!?」
あかり「うん!はい、どうぞっ」
バサバサバサッ
楓「わっ、いっぱい来た!」
楓「あははっ!楽しいねっ!」
あかり(可愛いなぁ…あかりも妹がいたら楓ちゃんみたいな子だったら嬉しいなぁ)
楓「あ、無くなっちゃった…ばいばい鳥さん!」
楓「ありがとう、あかりおねーちゃん!」
あかり「えへへ、どういたしましてだよぉ」
楓「鳥さんに囲まれてる時のあかりおねーちゃん、天使みたいだったの!」
あかり「楓ちゃんもとっても可愛かったよぉ?」
楓「えへへ…嬉しいのっ」
あかり「そろそろ夕方だし、お家に帰ろっか」
楓「うんっ」
トコトコ
楓「今日はありがとう、あかりおねーちゃん!」
あかり「あかりの方こそ楽しかったよ、ありがとね楓ちゃん!」
楓「また会える…?」
あかり「もちろんっ」
楓「約束なの!」
あかり「うん、約束だよぉ」
楓「じゃあね、ばいばいっ!」
あかり「ばいばーいっ」
あかり「あかりも妹欲しいなぁ…」
あかね「!?」
楓「あかりおねーちゃんも楓のおねーちゃんにならないかな…」
向日葵「ええ!?」
あかり&楓「「えへへっ」」
~古谷楓 終~
248 : 以下、名... - 2015/12/29 17:24:20.85 4ttns+Xc0 199/573とりあえず↓二人分お試しでエロパート書いてみようと思います。
ではまた19時頃に来ます!
249 : 以下、名... - 2015/12/29 17:31:10.27 wEQ7f32B0 200/573幼女でエロって難しいかもしれないけど、花子で
251 : 以下、名... - 2015/12/29 17:35:28.10 jeD85882O 201/573相手決めていいのか?
なら向日葵&楓で
252 : 以下、名... - 2015/12/29 17:38:35.66 4ttns+Xc0 202/573花子了解です。
>>251
できればあかりと絡めてくれたら嬉しいなぁ…申し訳ない。
253 : 以下、名... - 2015/12/29 18:34:17.68 Dv2FMW0mO 203/573おk
あかりを襲う古谷姉妹ってことで一つ
257 : 以下、名... - 2015/12/29 19:47:16.94 FSNYlce6O 204/573お待たせしました、ミラクるん次元越えないVer.行きます。
古谷姉妹了解です!
「はぁ…何?あなた誰?」
「プ、プレゼントです!」
「訳わかんないわよ…警察呼べばいいのかしら…」
「たまにいるのよ、貴女みたいな過激なファンがね」
「わーミラクるんだー」
「変身してー」
「とかね」
「私だって人間よ、プライベートだってある」
「なのに休みの日でさえもミラクるんミラクるん…はぁ…」
「あ、あの…」
「なに?今から電話するから黙ってて」
「お仕事は好きじゃないんですか…?」
「仕事ね…」
「好きよ、当たり前じゃない」
「声優なんてね、言っちゃえば国家資格より難しいのよ」
「例えばミラクるんの声が私じゃなくてそこら辺のオバサンだったらどう?」
「ちょっと受け入れ難いですね…」
「そういう事よ。どんなにガラガラ声でどんなにオバサンでも国家資格は勉強して合格ラインを超えれば受かる」
「でもね、声優って言うのはその人一人一人が生まれ持った物で大体決まるの」
「私の同期にもね、演技力では誰にも負けないような子がいたわ」
「でもその子、卒業した後脇役の仕事も貰えなかったの、どうしてだかわかる?」
「いえ…」
「私も聞いた話なんだけどさ」
「その子、あんまり可愛くなかったから仕事が貰えないんだったさ」
「そんな…」
「酷いって思う?私も未だに納得出来ないもの」
「でもね、ファンの人はそれで許してくれない事の方が多いの」
「可愛い声だから可愛い人に違いないって思う人、かなり多いよ」
「私の事どう思う?」
「可愛いと思いますよぉ」
「ありがとう。でも私は髪の毛がピンク色でもなければ魔法が使えたりもしないわ」
「これがリアルって奴よ」
「難しいのよ、声優も」
「あの…」
「なに?」
「…あかりに出来ること、何かありますか?」
「何も無いわよ、残念ながらね」
「でも…ミラクるんの声優さんがこんなに困ってるのに…」
「貴女、何年生?」
「中学生一年生です…」
「純粋なのね、とっても」
「ありがとう、私の心配してくれて」
「大人になると分かると思うけど、プレッシャーなんて仕事の忙しさのせいで忘れられるの」
「だから平気よ」
「でもそれって良くないですよね…?」
「あら、どうして?」
「だってちゃんとストレス解消できてないじゃないですか…」
「いつか倒れちゃいますよぉ…」
「…不思議な子ね、貴女」
「え?」
「貴女にならなんでも話せるの、私の溜まってた毒みたいなものも」
「…バレちゃマズいから誰にも言わないでよ?」
「え、は、はいっ」
「携帯持ってるわよね?」
「私と連絡先交換してほしいの」
「ええ!?いいんですか!?」
「バレなきゃいいの。それでさ、話し相手になってくれる?」
「あ、あかりでよかったら!」
「ありがとう。あかりちゃんって言うのね」
「よろしくおねがいします!」
「うん、よろしく。私は…胡桃よ」
「え…それって……」
「笑っちゃうでしょ?キャラクターと同じ名前よ?」
「なんだか運命ですねぇ」
「あ、それ面白いね。今度のラジオで使わせてもらおっと」
「ええ!?」
「ふふっ、冗談よ。はい、交換完了」
「わあ…あかり嬉しいです!」
「じゃあも一つおまけに…ほい、サインだよ」
「わぁい!本当に貰っていいんですか!?」
「うん、遠慮なく貰っちゃって」
「えへへ…」
「お家はどこ?送ってくよ」
「七森町です」
「……は?どうやってここまで来たの……?」
「そのぉ…気付いたらプレゼント箱の中に入ってて…」
「それ犯罪じゃない…?」
「本当に警察行かなくていいの?」
「はい、何も盗られてないみたいですし」
「そっか…でも気をつけてね?」
「はーいっ、ありがとうございました胡桃さん!」
「じゃあまたメールするね、ばいばい」
「あかりちゃん、か…」
「…もう少し頑張ってみるかな」
~ミラクるん 終~
267 : 以下、名... - 2015/12/30 00:20:24.80 XRphwdd4O 213/573ライバるん投下していきます。
西垣先生了解です!
ガンボー「ボボボボボ!?」
ライバるん「これは一体どういうことなの…」
あかり「あれぇ!?たしかあかりは京子ちゃんのお家にいたはず…」
あかり「え!?ライバるん!?ガンボーもいるよぉ!?」
ガンボー「我々の事を知っているようだボ」
ライバるん「えーと…とりあえずどこから来た?」
あかり「あかりはこことは違う場所から来たんだよぉ…多分」
ガンボー「多分?」
あかり「実はお友達のお家にいて、このプレゼント箱の中に隠れてたらいつの間にか…」
ライバるん「なるほど…」
ガンボー「見たところ魔女っ娘と言う訳でもなさそうだし、一般人には世界征服なぞできないだろう」
ライバるん「ではこの子が元の世界に帰ることができるよう作戦会議といきますか」
あかり「あ、ありがとうございます!」
ガンボー「そう言えばお前の名前を聞いてないボ」
あかり「赤座あかり、中学生一年生ですっ」
ライバるん「年上か…」
ライバるん「とりあえず今は基地の部屋が空いてないから私の部屋にいてくれ」
あかり「うんっ」
ライバるん「戻った」
あかり「お疲れ様っ」
ライバるん「結論から言うと今のところ帰る手段が全く思い浮かばない」
ライバるん「私の魔法でも次元を超えることは不可能だと思うし…」
あかり「そうだよね…」
ライバるん「あ、安心してくれ、必ず見つけ出してみせるから!」
あかり「雷香ちゃん…ありがとう!」
ライバるん「そ、その名前で呼ばれるのは少し恥ずかしいな…//」
あかり「可愛いと思うけどなぁ…あれ、着替えたの?」
ライバるん「ああ、あの格好はなんだかんだ言って恥ずかしいからな」
あかり「お腹も冷えちゃいそうだしね」
ライバるん「そうなんだよ、冬場がキツくてな…」
ワイワイ…
ガンボー「早速馴染んでるボ…」
ライバるん「なあ、あかりの世界のことも聞かせて欲しいな」
あかり「いいよぉ。信じられないかもしれないけど、あかり達の世界にもテレビがあってね」
ライバるん「ほう」
あかり「魔女っ娘ミラクるんって番組があるんだけど、その番組は雷香ちゃん達の日常とかを放送してるんだよぉ」
ライバるん「私達を題材にした番組があるんだな…」
ライバるん「という事はさっきの服装も……」
あかり「うん、みんな見てるね…あはは…」
ライバるん「もうやだ明日から外出歩けない…」
あかり「だ、大丈夫だよぉ!コムケに行くとみんなライバるんみたいな格好してるから!」
ライバるん「そっちの世界は随分と世紀末ね…」
ライバるん「あ、そうだ」
あかり「?」
ライバるん「これ、あげる」
あかり「ライバるんの服!?でもこれ無くなったら雷香ちゃんが困っちゃうんじゃ…」
ライバるん「平気、魔法で作れるから」
ライバるん「まあ、せっかく仲良くなれたし友情の証みたいな物よ」
あかり「そっか…えへへっ」
あかり「じゃああかりも…」
シュルッ
あかり「はい、あかりの中学校の制服だよぉ」
ライバるん「え!?」
あかり「友情の証だよぉ。あかりだけ貰っちゃうのも嫌だったからね」
ライバるん「そ、そう…///」
あかり「ねえ、せっかくだからここで着えてみよっか!」
ライバるん「…そうね、ちょっと着てみようかしら」
あかり「じゃーん!似合うかなぁ?」
ライバるん「ふふ、似合ってるわよ」
あかり「雷香ちゃんもすっごく似合ってるよぉ!」
ライバるん「あ、ありがとう…///」
ガンボー「赤座あかり、帰る方法が見つかったボ」
ガンボー「…って何してるんだボ?」
あかり「制服交換だよぉ、ガンボーもする?」
ガンボー「脱ぐものがないボ」
ライバるん「それより帰る方法が見つかったって…」
ガンボー「ああ、調べてみたら簡単だったボ」
ガンボー「ライバるんの魔法を赤座あかりの入っていた箱に掛けて、赤座あかりが入ればいいボ」
あかり「そんな簡単に帰れるんだね…」
ガンボー「ただこちらに来る方法はまだ解明されていない…この意味が分かるな?」
ライバるん「もう会えないかもしれない、と言うことですか…」
ガンボー「その通りだボ」
あかり「大丈夫、会えるよ」
ガンボー「ボ?」
ライバるん「え…?」
あかり「だってもう雷香ちゃんとあかりは友達でしょ?」
ライバるん「ああ…そうだな」
あかり「友達はまた今度って言ってお別れするんだよぉ」
ガンボー「なるほど…確かにその通りかもしれないボ」
ライバるん「どういう事ですか?」
ガンボー「また今度、とは次がある、と言う意味だボ」
ガンボー「魔法を掛けるとき、また会いたいと強く想えばもしかすると…」
ライバるん「…分かりました、やってみます」
ライバるん「…はっ!」
ピカッ
あかり「わあ、プレゼント箱が光ってるよぉ…」
あかり「ガンボー、ありがとうね」
ガンボー「気にするな、次に会うときはギガギガ団に勧誘させてもらうボ」
あかり「あはは、じゃあ入団を考えておくよぉ」
あかり「雷香ちゃん…」
ライバるん「あかり…」
あかり「また来るね?」
ライバるん「…ああ、またな」
あかり「…よいしょっと」
ピカッ
ガンボー「…行ったボ」
ライバるん「ええ…」
ガンボー「また会えるボ」
ライバるん「知ってますよ」
あかり「うーん…」
京子「あかりー、寝ちゃってたのか…ってなんでライバるんの服着てんの!?」
あかり「京子ちゃん…?」
京子「ちょっと触らせて!…なにこれ、何で出来てんだ…!?」
あかり(夢じゃなかったんだねぇ…ふふ)
あかり「京子ちゃん、ミラクるん始まっちゃうんじゃない?」
京子「あ!そうだった!ミラクるんミラクるんっと…」
京子「…あれ、ライバるんの服なんか見覚えが……」
あかり「!」
あかり(雷香ちゃん…)
京子「え、嘘待ってアレってうちの学校の制服じゃん!!」
あかり(また、会えるよね)
~ライバるん 終~
279 : 以下、名... - 2015/12/31 21:30:52.56 sakkw/Wy0 224/573お待たせしました、花あかR18いきます。
「……」
「えっと……花子ちゃん…?」
私は大室花子、8歳の小学生。
そして私の下で狼狽えた様子の彼女は赤座あかり、13歳の中学生。
「ど、どうしてあかりの上に乗ってるのかなぁ…?あはは…」
「そんなのこうする為だし」
言うが早いか、自分の唇を彼女の唇に押し当てる。
キスと言うものはこれで合っているのか分からないが、見様見真似でキスの真似事を続ける。
「ーっ!ーっ!」
私は知っている。
中学生と小学生の力を差を。
だから本気になればきっと私なんかはすぐに引き剥がされてしまう。
それをしないのは優しさなのか、それとも嫌がってはいないのか…。
顔を真っ赤にして手足をばたつかせている彼女の唇から離れる。
「ぷはっ…あかりお姉さん…」
「は、花子ちゃん…どうして…」
彼女は目に涙を浮かべ、困惑した表情で私に訊ねてきた。
「そんなの決まってるし」
「花子があかりお姉さんの事好きだからだし」
「あ、あかりも好きだよぉ…?」
「違う!」
苛立ちからつい言葉が荒くなる。
私の"好き"はそんな"好き"などでは無い。
「花子の好きは結婚の方の好きだし!」
「え…?」
そう、初めて出会った時から。
私の届かないボタンを押してくれたあの日から。
平気だと言いながらマゾソーダを飲んでくれたあの瞬間から。
ずっと好きだった。
でも、届かないと思った。
年齢の事、性別の事。
なにより、彼女の同級生であり私の姉、櫻子の存在。
それらの壁に邪魔されて届かないと思った。
その事で毎晩枕を濡らしていると、姉の撫子が気を利かせて彼女をよく家に呼ぶようになった。
そんな計らいも全て無駄にしてしまったが。
私は叫び続ける。
「あかりお姉さんはそんな風に見てないかもしれないけど!」
「花子はボタン押してくれた時からずっと!」
「ずっと好きだったし!」
「キスも…ちょっと大人なことも、全部撫子お姉ちゃんの本で勉強したし!」
「だから…!」
「花子のお嫁さんになって欲しいし!」
「今すぐは無理だけど…」
「絶対幸せにするから!」
とにかく思いついた事を言葉にした。
彼女は目を白黒させて話を聞いていたが、私が話終わるのを確認すると雪のように白い手で私の頬を包み込んだ。
「花子ちゃん」
「あかりのせいでいっぱい苦しい想いをしちゃったんだね」
「ごめんね、花子ちゃん」
「それと、ありがとう」
「あかりの事をそんなに好きになってくれて」
「あかり、花子ちゃんが大人になるまでまってるよぉ」
「どこにも行かないで待ってるからね」
「本当に…?」
「本当だよ」
そう言うと私のキスとは全く正反対の優しいキスをした。
二度目の彼女の唇は、柔らかくとても甘かった。
「ん…っ」
「んぅ…」
確かこんな時は舌を入れるのだったか。
付け焼刃の知識を振り絞って、私の舌で彼女の唇をノックする。
「んっ…」
彼女の声が高くなり、頬に当たっている手が少し震えているのが分かる。
きっと手を握ってあげるのが正しいのだろう。
しかし私はあえて手を握らず、彼女の唇が私を受け入れるのを待つ。
「ぷぁ…はなこひゃん……」
観念したのか、口を開き私の舌を招き入れる。
呂律が回らず、幼い子どものような喋り方になる彼女に更なる興奮を覚えながら彼女の口内を舐め回す。
舌を絡め、唇を舐め、内頬の唾液をからめとる。
「ひひゃないよぉ…」
汚い訳がない。
この口内のひとつひとつが、私にとっては愛おしかった。
一通り堪能すると一度舌を引っ込める。
「ふあ……」
蕩けた顔の彼女は、舌が離れた事で寂しそうに呟いた。
「あかりお姉さん…」
その顔に堪らず愛おしい彼女の名前を呼ぶ。
きっと、今までで誰にも聞かせたことの無いような優しい声が出ていたはずだ。
「花子ちゃん…」
今にも泣き出しそうな声で私の名前を呼ぶ。
頬は紅潮し、口はゆるみ、服ははだけて赤らんだ肌が見えている。
そのあられもない姿が私の理性を崩壊させる。
「あかりお姉さん」
訊ねるように彼女の名前を呼ぶ。
それに答えるように彼女は首を縦に振る。
「いいよぉ…ちょっと恥ずかしいけど…」
その言葉で火がついた私ははだけた上着を脱がし、スカートのホックを外す。
下着姿になった彼女は恥ずかしそうに身をねじって胸と秘部を被う下着を隠す。
「隠すと見えないし…」
「で、でもぉ…」
「隙ありっ」
「わああっ!?」
私の目に飛び込んできたのは蟹だった。
いや、蟹のプリントだった。
「か、蟹…」
「だから恥ずかしいっていったのにぃぃ!」
なるほど、確かにこれは年下の女の子に見られるのは恥ずかしい。
「うぅー…もうお嫁にいけない…」
「花子が貰うから安心して欲しいし」
「続き、していい?」
とにかくこの空気を変えるべく、多少強引だが詰め寄ってみた。
「いいけど…子どもっぽいって思った…?」
「う、うん…」
「うぅ…次はちゃんとしたやつ履こう…」
そう言うと彼女は自ら下着を降ろす。
これで今の彼女は、正真正銘布一枚。
「あかりお姉ちゃん、これは花子が外すから」
するりと背中へ腕を回し、ホックを外す。
すると解放された小ぶりな胸が待ちわびたと言わんとするかのようにプルンと揺れる。
「ご、ごめんね花子ちゃん…あかりあんまり大きくなくて」
「別に気にしてないし。そもそも花子の家系も胸が小さい人間ばっかりだし」
「た、確かに…」
彼女が小さく吹き出す。
すこしリラックス出来ただろうか、そんな事を考えながら私の手で包むには少し大きい胸を優しく撫でる。
「んっ…」
悪くない反応だと思う。
姉の本の反応とは少し違うが概ね同じなので間違ってはいないのだろう。
次は少し力を入れて揉んでみる。
「あ…っ」
乳房と言うのは不思議な物で、揉んでいると力加減を忘れそうになるほど夢中にさせる何かがある。
「は、花子ちゃ…んっ…」
次第に手のひらに硬い豆のような感触が現れる。
「あかりお姉さん、気持ちいいの…?」
「…うん、とっても気持ちいい……」
その言葉が嬉しく、乳頭を軽く摘んでみる。
「ひゃっ!?」
刺激が強かったのか、大袈裟なぐらいの反応を見せる反応。
普段の私ならここで止めているだろうが、今の私は本能だけで動いている獣だ。
引っ張ってみたり、強く摘んでみたり摘んでみたり玩具のように指先で弄んだ。
「は、はなこちゃ…あっ!」
「んんっ!」
「や、もうちょっと…っやさしく…んっ!」
「無理だし…頂きますっ」
ぷっくりと膨らんだ桜色の乳頭、控えめな双丘。
私は我慢できず欲望のままに吸い付いた。
「んぅ…っ」
直接弄られるよりは刺激が少ないようだ。
ならば、と思い切って赤子のように吸い上げてみる。
「ぁ…っ」
「花子ちゃん…」
「おいしいかな…?えへへ…」
どうやら彼女は私の理性を微塵も残さず消すつもりらしい。
甘い吐息を吐きながら胸を上下させ、いつもとは違う笑顔で私の頭を撫でる。
もちろんそんな事をされた私が暴走するまでにそう時間はかからなかった。
「あかりお姉さん」
「花子、ちゃんとできるから」
「たくさん気持ちよくなって欲しいし」
そう告げるとまだ薄くしか生えていない茂みを見ながら、胸から足のつけ根までゆっくり舌を這わせる。
胸、腹、臍。
その全てを私の唾液でマーキングするように濡らしてきた。
そして、彼女の秘部へ舌をのばす。
「は、花子ちゃん…あのね…」
「あかり初めてだから…えっと……」
「よ、よろしくおねがいします…」
手で顔を隠し恐る恐る足を開くその仕草が堪らなく愛らしかった。
「大丈夫、花子に任せるし」
言い切ったからには彼女を不安にさせる訳にはいかない。
粉々にされていた理性が甦り、私の行動を制御していく。
「でもあかりお姉さん…もう準備OKって感じだし…」
真赤になった乙女の入口からは、彼女の愛液が絶えず溢れている。
「もうホントに恥ずかしいよぉ…」
「大丈夫だし。…花子もちょっとだけ準備するし」
恥ずかしさを押し殺し衣類をすべて脱ぎ、ほぼ準備完了と言っても過言ではない自分の秘部へ指を伸ばそうとした時。
「花子ちゃん、今度はあかりがやってあげるね」
後ろから彼女に抱きつかれ、手を重ねられる。
あっという間に攻勢が逆転してしまった。
「え、で、でも…」
「あかり達、もう恋人さんでしょ?」
その言葉は卑怯だ。
恋人同士という言葉が私の感情を浮つかせ、挙句身体を委ねることにした。
「で、でもちょっとでいいから…」
「分かってるよぉ」
見上げた彼女の顔はまるで悪戯を企む子どものような顔をしていた。
そしてこの時、彼女に身体を委ねたことを少し後悔し、やんちゃな一面が見れた事に嬉しく思った。
「んっ…」
「花子ちゃんスベスベだねぇ…」
成長が遅いとかではなく、この年齢では生えていないのが普通だと思う。
そして彼女の指は徐々に私の身体をなぞるように下へと下がっていった。
「あっ」
我慢していた声が出てしまう。
その原因は彼女の指が私の赤く膨張した陰核に触れたからだ。
「ふふ、女の子なら誰でも気持ちいいところだよね」
「っー!」
声を出すまいと口を固く結ぶ。
だが下半身からこみ上げてくる快楽に勝てるわけもなく、行き場のない手を彼女の背中へ回し、しがみつく。
「んーっ!っー!」
「声出してもいいんだよぉ?」
耳元で囁かれ背筋に甘い電撃が入る。
そして私の口を開かせるべく彼女は耳を舐め始めた。
上と下、快楽の挟み撃ちに合っている私が絶頂を迎えるまでそう時間はかからなかった。
「や…お姉さ…っ!」
「どうしたの花子ちゃん…?」
「きちゃうから…っ!」
「いいよぉ、気持ち良くなって…ね?」
「んっ!も…だめ…!」
「あかりお姉さん……っ!」
「ーっ!」
彼女の名を呼び、背中に爪を立てしがみつく。
達すると同時に下半身が痙攣し何度も腰を反り、脳内まで快楽に支配される。
絶頂の余韻をゆっくりと味わっていたかったがそれよりも身体はまだ彼女を求めていた。
「はぁ…はぁ……あかり、お姉さん…」
「どうしたの、花子ちゃん?」
うまく力が入らない下半身を無理矢理彼女の下半身に重ねる。
いやらしくひくつく入口を彼女の入口へとあてがい、お互いの愛液を塗り合う。
「ん…はぁ……っ」
「ぁ…音が……」
「大丈夫だし…聞こえないはず……ん…」
ぬめりのある液体が奏でる独特の音が興奮を掻き立てる。
「動いていい…?」
「うん……いいよぉ…」
短く言葉を交わし、啄むように何度も軽く唇を重ねる。
最後のキスの終了を合図に、ゆっくり秘部を擦り合わせる。
思ったより動きにくいが、想像していたよりも興奮する。
私は女の子を卒業し、女性となる。
愛する彼女と共に階段を上ったような気がして、これ以上ない喜びに震えながら腰をくねらせる。
「花子ちゃん…ん…っ」
「はぁ…っ……なに…?」
「すきだよ…えへへ……んっ」
考える力がもう殆ど残っていない私は、彼女の愛情にたった一言、呂律の回らない口で答えた。
「はぁ…っ…はなこの、方が……ぁっ……すき…だし…っ」
「えへへ……っ…花子ちゃん……っ」
唯一、身長や体位のせいでキスができないのが口惜しい。
それでも彼女からの愛情は十分過ぎるほど感じられた。
「あ、あかりもうダメ……っ」
「だ、だめ……花子と一緒に……っ」
行為自体は短い時間だが、限界を超えた興奮状態の身体が絶頂に至るまでの時間としては十分なようだ。
「花子ちゃん…っ!」
「あかりお姉さん…っ」
「んんっ!や、ぁああっ!」
「ーっ!」
彼女の甘い悲鳴が絶頂の時を知らせる。
布団を掴み涙を流しながら腰を震わせる彼女は、ある種の美しさを感じた。
力無く横たわった彼女の方まで這うように移動し、彼女の起伏の少ない胸に頭を乗せ腕を背中へと回し抱きしめる。
彼女の落ち着きのない心音を聴いていると、彼女の腕がこちらへ伸びてきて私の身体を抱きしめた。
「お姉さんの心臓…すごく早い……」
「えへへ…花子ちゃんもじゃない…?」
確かに人の事は言えないぐらいうるさく鳴っている。
しかしそれを悟られるのも恥ずかしいので彼女の胸で顔を隠した。
「花子ちゃん…」
優しい彼女の手のひらが私の頭に置かれた。
そして頭から頬へと撫でるように滑らせて、また背中へと戻り抱き寄せられた。
「先の事はまだ分からないけど」
「あかり、花子ちゃんのこと待ってるから」
「それで、ちゃんと時が来たら」
「その時は、結婚しようね」
確認するように、そして自分に言い聞かすかのように彼女は言った。
「…当たり前だし」
「その代わり約束して」
「花子はお姉さんの婚約者だから」
「他の人と付き合っちゃダメだし」
顔を伏せたままそう言うと、また手が頭を撫でる。
「うん、分かったよ」
「約束だし」
「うん」
その後は裸のままお互いの髪をいじったり、抱き合ったまま頬を摺り寄せあったり。
櫻子が入ってきた時は比喩ではなく心臓が止まりそうになった。
そして16歳となった私の横には。
あの時婚約した彼女が、あの時と変わらない笑顔で私を抱きしめている。
~花あかいちゃラブ 終~
309 : 以下、名... - 2015/12/31 22:06:04.22 sakkw/Wy0 254/573すごく長くなってしまった…。
古谷サンドinあかり書いてきます。
>>278
現あか幼京了解です!
312 : 以下、2016年まであと402秒。。。 - 2015/12/31 23:53:18.68 sakkw/Wy0 255/573今年中に投下できそうに無いのでとりあえず報告とお知らせを。
リクエストは7日くらいまで受け付けようかと思います。
エロパートも一応考えてあるので気長にお待ちください。
>>1の過去作
結衣「明日があるさ」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1448628272/
http://ayamevip.com/archives/46135068.html
結衣「あかりに死にたいと思わせてやる」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1449061647/
http://ayamevip.com/archives/46185744.html
待ってる間の暇潰しになれば幸いです。
では、良いお年を。
続き
あかり「プレゼントはあかりだよぉ」【後編】


人間はどこまでも罪深いな