マミ「代わりにこんなものが出るようになったわ」ヌルヌルッ…
QB「うわっ…なんだい?これは」
マミ「ウナギよ」
QB「君の魔力はついに生物を生み出すレベルに達したというのかい⁉」
マミ「でもリボンを出すよりずっと疲れるわ…」グッタリ…
QB「ウナギを生み出す魔法少女は過去に例が無い…史上初だよ」
マミ「史上初ですって⁉ 悪くない響きね♪」
元スレ
マミ「リボンを出せなくなってしまったわ…」
http://viper.2ch.sc/test/read.cgi/news4vip/1452517401/
マミ「せっかくウナギを出せるようになったんだもの!みんなに御馳走してあげなきゃ!」
~翌日~
まどさや「マミさんこんにちは!」
杏子「よう!ウナギ食べ放題って本当か⁉」
ほむら(ウナギ食べ放題…夢のようね…)
マミ「みんないらっしゃい!どうぞ上がって♪」
ほむら「早速だけど、ウナギ食べ放題ってどういう風の吹き回しかしら?」
杏子「商店街の福引でも当たったのか?」
マミ「まぁ見ててなさいな…佐倉さん、そのバケツを持っててね」ヌルヌルッ…
まどか「わっ!手の平からウナギ⁉」
さやか「気持ち悪っ!」
マミ「ぬぬぬぬぬっ…」ズルズルッ…
杏子「おっと!」チャポン!
ほむら(なんだか食欲が一気に無くなったわ…)
杏子「マミ!凄ぇよ!これ本物のウナギじゃねぇか!」
さやか「つい気持ち悪いなんて言っちゃってすみませんでした…」
マミ「いいのよ美樹さん、気持ちは分かるわ」
マミ「さぁ、みんなの分を一気に出すわよっ!」ヌルッ…ヌルヌルヌルッ!
まどか(何匹もいっぺんに出せるんだ…)ウェヒィ…
ほむら(今からでも帰る口実は無いものかしら…)
杏子「凄ぇよマミ!大漁だ!」チャポンチャポン!
マミ「5匹いっぺんは流石にキツいわね…」バテバテ…
ほむら「あの…ところでこれ、誰が捌くのかしら?」
マミ「あっ」
ほむら「まさか考えてなかったのかしら?」
マミ「そそそそんなわけないじゃない!もちろん私が捌くわよ!」
さやか「マミさん、私ウナギ捌けますよ」
マミ「えっ⁉」
さやか「親戚にウナギ屋がいて、土用の丑の日には毎年手伝いに行ってるんですよ」
マミ「あら!じゃあ折角だからお願いしちゃおうかしら!」
さやか「任せて下さい!」グッ!
ほむら(誰にでも取り柄はあるものね)
さやか「まずバケツに氷を山ほど入れて…」
ほむら「ウナギを冷やすの?」
さやか「こうしないとウナギが暴れるからね」
杏子「へぇ…知らなかったな」
さやか「頭を固定して…」
まどか「あ!これテレビでみたことある!」
さやか「背中から開いて骨を取って…」
ほむら「手慣れたものね…」
さやか「マミさん、竹串ってありますか?」
マミ「串⁉ ええ!持ってくるわ!」
さやか「こうやって串を刺して…」
さやか「はい!一丁あがり!」
マミ(これは素人にはムリね…本当に助かったわ…)
杏子「で、これをどう焼くんだ?」
マミ「本当は炭火で焼きたいところだけど…」
マミ「今日は台所のグリルで妥協するしかないわね」
杏子「焼けりゃあ何でもいいよ!早くしようぜ!」
まどか「美味しく焼けるか楽しみだね☆」
~~~~~~~~~~
マミ「さぁ!焼けたわよ!」
杏子「タレの匂いがたまらないな!」
まどか「焼きたてのうちに食べようよ!」
マミ「それじゃあ…」
マミまどさやほむ杏子「いただきまーす!」パクッ
杏子「おっ…」
まどか「あっ…」
ほむら「これは…」
さやか「うん…」
まどさやほむ杏子「すっごく美味しい!」
マミ(ちゃんと食べれるウナギで良かった…)ホッ
杏子「マミ!ご飯お代わり!」
マミ「はいはい♪」
さやか「いや~まさかマミさんからこんなに美味しいウナギが出てくるとは思いませんでしたw」
マミ「もし変な味だったらどうしようって正直すごく不安だったわよ!」
QB「僕が贔屓にしているウナギ屋さんと同じくらい美味しいよ!」
ほむら「あら?貴方ウナギ屋なんて行ったことあるの?」
QB「冗談に決まってるじゃないか」
ほむら「一瞬でも信じた私が馬鹿だったわね」ハァ…
マミ(キュゥべえと暁美さんがあんなに仲良く話してる…ウナギの力は偉大ね♪)フフッ!
杏子「あぁ食った食った!」
さやか「脂も乗ってて最高のウナギだったね!」
ほむら「そりゃあ巴マミから生まれたウナギだもの、脂の乗りは最高よ」
マミ「ちょっと!何言ってるの!」
まどか「こんなに美味しいウナギなら毎日でも食べたいな~」
マミ「さすがに毎日となると身体が持たないわね…」ゲッソリ
マミ(少し疲れたけど、みんな喜んでくれて良かったわ!)ヤッタネ☆
~後日~
さやか「あれ?前の方歩いてるのマミさんだよね?」
まどか「あっ!魔女に襲われてるよ!」
さやか「マミさんリボンもマスケット銃も出せないんでしょ⁉ 助けなきゃ!」
まどか「あれ?ちょっと待って!マミさんウナギ出し始めたよ!」
さやか「何あのウナギ!3mはあるんじゃない⁉」
まどか「ムチみたいにブンブン振り回してる!」
さやか「うわぁ酷い…これは魔女の方が可哀想になってくるわ…」
まどか「今まで以上に強くなっちゃったね」
さやか「うん、そうだね」
~完~