鈴羽「う……ううー」
Prrrrr Prrrrr
ピッ
岡部「……俺だ」
未来岡部「……俺だ」
岡部「!?どこの俺だ!!」
未来岡部「俺は俺だ!!お前こそ俺だろ!!」
岡部「は!?」
未来岡部「はあ!?」
紅莉栖「ちょっと何騒いでるの?」
元スレ
鈴羽「岡部倫太郎の近くにいると何故か動悸が激しくなるんだよ…」
http://hibari.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1315070371/
未来岡部「ええい煩わしい!俺は未来のお前だ。今2036年から電話している」
未来岡部「いいかよく聞け。鈴羽には近寄るな」
岡部「なっ!?」
未来岡部「奴の阿万音鈴羽であり、またの名を未来ガジェット1800号──『時を駆ける爆弾』だ」
岡部「なん……だと……!?」
未来岡部「なんかもうどうしようも無いからとりあえず鈴羽に爆弾埋め込んでSERNに突っ込ませようと思ったら勝手にタイムマシン使って過去に戻りやがったアイツ」
岡部「」
未来岡部「要するに奴は今人間爆弾だ。起爆のフラグはただ一つ、『異常な感情の昂ぶり』」
未来岡部「鈴羽がお前というか俺に少なからぬ好意を持っているのはわかっているな?」
未来岡部「早いところ意識を失わせるか何かして無力化しないと鈴羽の爆弾で秋葉原がヤバい」
未来岡部「『動悸が激しい』などと言い出したら赤信号だが──今どうなってる」
岡部「うおっおおおおおおおおおおおおおおおおおッ!!!!」
ガッツン
鈴羽「きゅう」
ダル「オカリン何してんのオカリーーーーーーン!!」
岡部「ク……ククク……危ないところだったな……」ハァハァ
紅莉栖「ちょっと!ちゃんと説明しなさいよ岡部……アンタ一体何してんの!?」
岡部「カクカクシカジカ」
紅ダ「「なん……だと……!?」」
岡部「とにかく!どうにかして鈴羽を処分しなければ……アキバがヤバい」
紅莉栖「ふむん。ここは製造者責任法に基づいて、未来に送り返すのがいいんじゃないかしら」
岡部「流石クリスティーナ……ラボメンに引き入れた俺の目に狂いは無かったようだな!!」
岡部「よし。ドゥゥァアアアルウ!今すぐにタイムマシンの修復作業にかかるのだ!多分ラジ館屋上のアレがソレだろう!!」
ダル「オーキードーキー」
まゆり「鈴さん起きないねー」
紅莉栖「起きなくていいのよ」
こうしてダルはタイムマシンの修復を始めた。
俺達にできることは周りで裸踊りをするぐらいしか何もないようかに思われたが──一つだけ残っていた。
──────
鈴羽「ハッ──ここはいった」ガバッ
岡部「おおおおりゃあああっ!!」ガッツン
────
鈴羽「あれっ何で寝て」ガバッ
紅莉栖「ふんっ」ガッツン
────
鈴羽「うぐ……頭痛g」ガバッ
まゆり「トゥットゥルー☆」ボゴッシャア
紅莉栖「まゆりちょっとやりすぎー!!」
岡部「鼻から血じゃないものが出てきたではないか」
────
だいぶ金槌の扱いもうまくなってきた頃だろうか──ダルから、タイムマシンの修復が完了したとの連絡が入った。
ダル「僕にかかればこんなもんチョロいもんだお」
岡部「マイフェイバリット・ライトアーム……スーパー・ハカーダルよ……」
岡部「やはり俺にはお前しか……いないようだな!」
ダル「オカリン」///
まゆり「おお~♪眼福眼福なのです~」
紅莉栖「いつまでたってもまゆりが岡部に手を出さない理由も最近やっとわかったわ」
岡部「おーい鈴羽。おーい。起きろー」ペチペチ
鈴羽「ん……ハッ!?お、岡部倫太郎!!」///
岡部「はっはっはーやっとおきたかーつかれてたみたいでよくねてたぞーふーっはっはっは」
紅莉栖「ほんとほんとー」
ダル「いきびまでかいてたおー」
岡部「さて鈴羽よ……未来の俺から先ほど電話があってな。『今すぐにお前が必要』だそう……なんだ」
鈴羽「えっ!ひ、必要って……何か事件でもあったの!?」
岡部「いや。そういうわけではない。もっと個人的な……クク、この俺が嫉妬とはな!!」
岡部「……ほら。はやく戻って……奴の気持ちに答えてやれ。俺の分まで、受け取ってやってくれ」
鈴羽「えっえっそれってえっ」///
岡部「いいから!早く、早く行くんだ──俺が俺の気持ちを我慢できているうちに、な」
ダル(いやーお上手っすわー)
紅莉栖(ほんとほんとー)
ダル(僕もこんな感じで落とされたんだお)
まゆり(メモメモ)
鈴羽「なんだか……胸が苦しくなってきたよ……」
岡部「えっそれはまずいはやくいったほうがいいいっこくもはやく」
鈴羽「岡部……倫太郎……」
岡部「うんうんなになに」
鈴羽「あたし、あたし向こうでもがんばるから!」
岡部「うんうんはいはいはいがんばって」
鈴羽「だから……あたしのこと、忘れないd」
岡部「はいドアしまりまーす」ガッシャン
岡部「いやああやうく爆発されるところだったな」
まゆり「鈴さん顔真っ赤だったよー?」
ダル「オカリン盛り上げすぎだお」
岡部「こうでもしておけば、未来の俺を見た瞬間に爆発させられるだろう! ククク……この俺の策士っぷりが……恐ろしいわ!!」
紅莉栖「でも中々跳ばないわね」
岡部「!?」
ヴーンヴーン
差出人:バイト戦士
件名:ありがと
本文:さよなら
岡部「メ……メールなんかしてないで……さっさと……」ガタガタガタ
岡部「さっさと跳べよおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!」
数瞬後、タイムマシンは放電を起こしたのちに跡形も無く消え去った。
こうして世界は救われた──。
かと思ったらすぐ戻ってきた。
岡部「なんっ!?」
Prrrr Prrrr
岡部「俺だ!!」
未来岡部「俺だって俺だ」
岡部「きっさまああああああ!!どういうつもりだ!!そちらで爆発させればすむ話だろう!!」
未来岡部「貴様こそどういうつもりだ!!出てきた瞬間もう爆発寸前みたいな顔してたではないか!! いらんことをするな!!」
未来岡部「『やはり俺の気持ちは過去の俺から伝える。年も同じ程だし、ちょうどお似合いだろう!?』──そう言っておいたからな!!では、よろしく。エル・プサイ・コングルゥ」プピッ
岡部「な……なんだよこれ……」
ガシューン
鈴羽「……岡部……倫太郎……」///
岡部「なんだよこれえええええええええええ!!!」
61 : 以下、名... - 2011/09/04(日) 10:01:40.66 dimuC1bOO 12/13過去消したら未来の自分やばいじゃん
62 : 以下、名... - 2011/09/04(日) 10:07:20.53 29JtYv2G0 13/13>>61
未来岡部「どうせ死ぬなら爆発に巻き込まれるよりかはマシ」
ほ