男「なんかどっかで聞いたね」
女「ほんとかな」
男「どうだろ」
女「確かめたい」
男「行動的だね」
元スレ
女「桜の下には死体が埋まってるらしいじゃん」
http://hayabusa3.2ch.sc/test/read.cgi/news4viptasu/1432763435/
女「どれが桜の木だろ」
男「この季節だしわからないね」
女「えーどれだどれだ」
男「桜の木の特徴とかわかるの」
女「女の勘」
男「女ってのは便利だね」
女「これでいいや」
男「すごい妥協したね」
女「よし掘ろう」
男「何で掘るの」
女「あーどうしよ」
男「スコップとか買いに行こうか」
女「君、掘ってよ」
男「おっと」
女「掘れないの?」
男「なんで掘れると思ったの」
女「友達から君がモグラだって聞いた」
男「とりあえずその友達が誰が教えてほしい」
女「大丈夫。誰にも言わないから」
男「そういう問題じゃない」
女「おっきい石とかで掘ろう」
男「そうだね」
女「縄文人になった気分なう」
男「マンモスとか近づいてくるかもね」
女「えーダックスフンドがいい」
男「僕もそっちの方がいい」
女「出てこないよ」
男「だね」
女「埋めた人も頑張ったね」
男「埋まってる前提なんだ」
女「ほんとに出てきたらどうしよ」
男「僕は一目散に逃げるよ」
女「じゃあ追いかける」
男「一緒に逃げるんじゃないんだね」
女「ニガサナイ」
男「捕まったら埋められてしまいそうだ」
女「結構掘ったよ」
男「結構掘ったね」
女「制服が土だらけだ」
男「ほんとだ」
女「新しいの買わなきゃ」
男「お姫様もびっくりな贅沢ぶりだね」
女「暑いねー」
男「喉乾いたね」
女「奢って」
男「誰が飲み物買うと言った」
女「買わないの?」
男「買う」
男「何飲もうかな」
女「それ私に聞いてるの」
男「いや、自分に聞いてる」
女「何この人キモい」
男「奢るからキモいって言わないで」
女「自販機ってすごいね」
男「なんでそう思ったの」
女「お金を入れればいくらでも飲み物出してくれる」
男「もしかして自販機を永久機関だと思ってるの」
女「え、違うの」
男「自販機に飲み物を入れる仕事の人がいるよ」
女「飲み物盗む犯罪者だと思ってた」
男「あんな大胆な犯罪者いないよ」
女「掘るの疲れた」
男「もう帰ろうか」
女「やだ」
男「帰らないから砂をかけないでほしいな」
女「埋まってないのかな…」
男「埋まってなさそうだね」
女「うーん、悔しい」
男「また明日掘ろうか」
女「明日はもうちょっとモグラらしいとこ見せてよね」
男「ものすごく困る注文だ」
女「君は死体が埋まってて欲しい?」
男「君が埋まってて欲しいと思うなら僕も埋まってて欲しい」
女「ありがとう」
男「なんか感謝されちゃったね」
女「バイバイしよう」
男「そうだね」
女「あ、制服の汚れを落とすにはどうしたらいいのかな。擦っても取れそうにないの」
男「ポイントは水を使うことだ」
女「その発想はなかった」
男「僕はその発想以外なかったよ」
女「バイバイ」
男「バイバイ、また明日。」
男「来ないな」
男「集合場所は集合する場所だってわかってるかな」
男「先に行って掘り進めとこう」
男「あれ、土が戻ってる」
男「まさかね」
女「モグラらしいとこ出たじゃん」
男「桜の下には君が埋まってたよ」
女「死体になるつもりだったんだけどなぁ」
男「おしかったね」
女「君のせいだよ」
男「なんで責められてるんだろう」
女「君に死ぬのを止められるのは14回目だ」
男「相変わらず君は死ぬのが本当に下手くそだ」
女「褒められた」
男「褒めてないよ」
女「ありがとう」
男「なんか感謝されちゃったね」
女「やぁ」
男「こんにちは」
女「噂によるとすっごい速い電車に向かって走って行くと凄い事になるらしい」
男「一体どこの噂だろうか」
女「やってみよう」
男「行動的だね」
おわり