紅莉栖「…冗談?」
岡部「本気だ」
紅莉栖「ネタ?」
岡部「本気だっ」
紅莉栖「安価?」
岡部「本気だと言っておろうが!」
紅莉栖「……HENTAIであるとは思ってたけど私の想像を遥かに超えていたわ…」
岡部「なんだその目は。異論があるなら言えば良い」
紅莉栖「…ひとまず理由を聞かせてちょうだい」
岡部「理由?愚問だな。単純明快ではないかっ!」
岡部「断言しよう!ルカ子ほど素晴らしき存在はこの世には無い!!」
ルカ「……えっ?」
元スレ
岡部「ルカ子と結婚したい」紅莉栖「は?」
http://hibari.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1314020136/
紅莉栖「……」
岡部「まず一つ目に外見だ。男性さを感じさせない可憐な表情。弱々しくも完璧に完成したその華奢な体」
紅莉栖「……」
岡部「なにより、それら全てを生かしたその振る舞い。これはもうギネスに載るべき賜物だ」
紅莉栖「……」
岡部「近年、日本女性の誰しもが持っていたはずの大和撫子魂。三歩後ろを歩く、その気遣い。それら全てが失いつつある」
紅莉栖「……」
岡部「そんな世の中で!ただ一人!日本女性を名乗れる存在がいた!」
紅莉栖「……」
岡部「それが……ルカ子だ……」
ルカ「えぇ……ええぇっ……??///」
紅莉栖「はぁ…」
紅莉栖「あんた前は『だが男だ』の一点押しだったじゃないの…あれは嘘だって?」
岡部「ふぅ…」
岡部「助手ぅうう…だ~から貴様は万年脳内助手なのだよ」
紅莉栖「助手じゃないっ!何だよ万年脳内助手って!」
岡部「良いか!人間誰もは過去を顧みて生きる。それは人間として生まれてしまったが故の罪とも言えるだろう」
岡部「だが!ずっとその過去で躓き進むのを止める人間はそこまでなのだ!」
岡部「ほんの少し勇気を出せば良い。たかがそれだけのことに人間は右往左往している!!」
岡部「俺は……そんな愚鈍な人間とは違う!選ばれし者なのだからなっ!」
紅莉栖「つまりは、『最近になって漆原さんに惹かれる自分に気付いた』と。回りくどいのよアンタは」
岡部「ば、馬鹿者!そういう意味では無いっ!断じてそんな軽薄な理由ではないぞ!」
ルカ「(お……岡部さんが……ボクのことを…?/////)」
紅莉栖「あ~はいはい。そういうことにしましょうか。はいはい」
岡部「ぐぬぬ…。ハッ!そういえばドクペ切れていたのを思い出した!俺は少し退出する!」
紅莉栖「……ここに2、3本あるけど?」
岡部「それは機関の攻撃だっ!気をつけるのだぞ助手!」バンッ
紅莉栖「…あーゆう所は可愛いんだけどねぇ…」
紅莉栖「……」
紅莉栖「っと……もう良いと思うわよ。漆原さん」
ルカ「っ!」
紅莉栖「あの馬鹿は焦ってたのか気付かなかったようだけど。そんな隠れ方じゃバレバレよ?」
ルカ「あうぅ……」
紅莉栖「(リアル頭隠して尻隠さずだなんて、ホント男かしらこの子)」
紅莉栖「……」
ルカ「えと…その…あの…うぅ…」
紅莉栖「……これからどうするの?」
ルカ「…え?」
紅莉栖「だってあなた、岡部のこと好きなんでしょ?」
ルカ「えっ!えええっ!?//// そ、そんなっ、ボクが岡部さんをだなんて、そんな、そんな…////」
紅莉栖「今時そんな反応する女いないわよ。男は知らないけど」
ルカ「あううぅ…////」
紅莉栖「…ふーむ」
紅莉栖「漆原さん。今から5つの質問をしますので、それに全て『いいえ』で答えて下さい」
ルカ「え…?は、はい」
紅莉栖「1つ目。あなたは好きな人がいる」
ルカ「い…いいえっ」
紅莉栖「…2つ目。好きな人はあなたの身近にいる」
ルカ「いい…え…」
紅莉栖「3つ目。好きな人の為ならどんなことでもしてみせる」
ルカ「…い、いいえ…」
紅莉栖「4つ目。その人に自分を好きになって欲しい」
ルカ「…ぃぃえ」
紅莉栖「最後。その人は自分が好きだと思う」
ルカ「……………ぃぃ……え……」
紅莉栖「……」
ルカ「………うっ…うぅ…」
紅莉栖「(なんて分かり易すぎる……)」
紅莉栖「ああっ泣かないでっ!そんなつもりで言ったわけじゃ無いんです!」
ルカ「す…すいませっ…うっ…ぐすっ」
紅莉栖「…はぁ……」
スッ
ルカ「、っ」
紅莉栖「良い子。あなたは本当に良い子よ」ナデナデ
ルカ「う…あぅ…////」
紅莉栖「ごめんなさい、少し意地悪っぽくなっちゃって。でもそんな気はなかったの。これはホント」ナデナデ
ルカ「ん……うぅ……////」
紅莉栖「落ち着くまでこうしてあげる」ナデナデ
ルカ「……」
紅莉栖「落ち着いた?」
ルカ「は、はい。もう大丈夫です…」
紅莉栖「それは良かった」
ルカ「………」
紅莉栖「………」
ルカ「………あの」
紅莉栖「…何?」
ルカ「牧瀬さんは…どう思ってるんですか?」
紅莉栖「……岡部のこと?」
ルカ「……はい」
紅莉栖「……」
ルカ「……」
紅莉栖「(岡部のこと、ねぇ……)」
紅莉栖「決まってるわよっ」
ルカ「、っ」ビクッ
紅莉栖「あんな奴、HENTAI以外のなんでもないわ。そんなのに私は興味は無い」
ルカ「…そう、ですかぁ…」パァ
紅莉栖「……」
紅莉栖「(……うれしそうにしちゃって…フフ)」
紅莉栖「……漆原さん」
ルカ「は、はいっ」
紅莉栖「…神社に行くと良いわ」
ルカ「神社って…ボクの…ですか?」
紅莉栖「ええ、アイツのことだし。コンビニついでに涼みにでも行ってるでしょ」
ルカ「わ、わかりましたっ。ありがとうございますっ」ガチャ
紅莉栖「フフ……いってらっしゃい」
紅莉栖「……はぁ………」
紅莉栖「岡部のこと…ね…」
『おい助手っ!また勝手にドクペを飲んだな!!』
『クリスティーナ!こっちに来い!これを見ろ!』
『いいだろうセレセブゥ。貴様にだけ特別に教えてやってもいいぞぉ?んん?』
紅莉栖「………」
『4つ目。その人に自分を好きになって欲しい』
『…ぃぃえ…』
紅莉栖「……」
『最後。…その人は自分が好きだと思う』
『……………ぃぃ……え……』
紅莉栖「………」
紅莉栖「敵わないなァ………こりゃ」
岡部「…く、くそっ。これでは恥ずかしくて逃げたようなものでは無いか…」
岡部「(……実際その通りだが)」
岡部「………」
『岡部さんっ。今日は素振り20回もできましたっ』
『ボクも……岡部さんと過ごせて…幸せでした…////』
『まゆりちゃんが危なくなる…その日まででいいですから……』
岡部「………」
『ボクと……付き合って…下さい…////』
岡部「………」
岡部「………」
岡部「………」
岡部「いかん、にやけが止まらん」
ルカパパ「おや?そこにいるのは鳳凰院さんではありませんか」
岡部「こ、これはこれは漆原氏。ご機嫌麗しゅう」
ルカパパ「?どうしたんですか?頬など引っ張って」
岡部「気合いです。気合いを入れていたのです」
ルカパパ「? はぁ……」
ルカパパ「隣、よろしいですかね?」
岡部「あ、どうぞ」
ルカパパ「ふぅ……この歳となると、もう仕事やら悩み事やらなんやらで大変でしてね。一息つけたかった所なんですよ」
岡部「…何か悩み事が?」
ルカパパ「ええ、それはもう。日々私の精神を浸食するかのような悩み事でして」
岡部「差し支えなければ、自分にもお話いただけないだろうか」
ルカパパ「そうですねぇ…。あながちあなたも無関係ではないわけですし」
岡部「……というと?」
ルカパパ「勿論、ルカのことです」
ルカパパ「なんせあの顔であの身形ですからね。そろそろ恋の1つや2つをしても良い年頃なのにそんな気配が全くない」
岡部「……」
ルカパパ「……あなたに会うまでは、ですがね。鳳凰院さん」
岡部「っ、」
ルカパパ「育て方も悪かったのかもしれません。あの子が異性でなく、同性に興味を持つだなんて」
岡部「……」
ルカパパ「…こう言っては何ですが、あの子は女として生まれてくるべきだと思いましたよ」
岡部「……」
ルカパパ「…すいません、愚痴みたいになってしまいましたね…」
岡部「……」
ルカパパ「別に今のあの子を否定するわけじゃありません。ただ、もう少し別の人生があったのではないかと、最近思ってしまうのです」
岡部「……」
ルカパパ「あの子が成長するにつれ、私の中ではますますあの子を甘やかしてしまう教育をし続けてしまいました」
岡部「……」
ルカパパ「……私は…間違ってしまったのでしょうか……」
ルカパパ「すいません。…こんなことを鳳凰院さんに話しても何の意味もありませんでしたね」
岡部「…そんなことは」
ルカパパ「それでも…。私はあの子に幸せになって欲しい」
岡部「……」
ルカパパ「お願いできますか?……鳳凰院さん」
岡部「……」
岡部「1つ言わせていただきたい」
ルカパパ「…はい?」
岡部「あなたはルカ子のことを女として産みたかったと仰いましたね」
岡部「ああ確かに、ルカ子はとても女らしい。外見だけでなく内面も、そこらの女性なんぞ凌駕するほどでしょう」
岡部「事実、ルカ子はその見た目ゆえに、何度かオタクどもと接触してしまったのも確かだ」
ルカパパ「……」
岡部「……だが」
岡部「そんなことはどうでも良い」
ルカパパ「 、」
岡部「男がなんだ女がなんだとグジグジと。それがなんだと言うのだ」
岡部「あなたがなんと言おうがっ!周りがなんと言おうがっ!ルカ子自身がなんと言おうがっ!」
岡部「ルカ子がルカ子であることに……間違いは無いだろうっ!!」
ルカパパ「…鳳凰院さん……」
岡部「ソレを否定されるのは……ルカ子自身が一番辛いことだろうっ……」
ルカパパ「……」
岡部「……」
ルカパパ「………」
岡部「………」
ルカパパ「…………」
岡部「……若輩の身でありながら、このような発言、失礼した」
ルカパパ「……」
ルカパパ「いいえ」
岡部「……」
ルカパパ「…あなたは正しい」
ルカパパ「…ルカのことをと思っていたはずが、いつの間にか自分のことを中心にしていたようです」
岡部「……」
ルカパパ「ありがとう……鳳凰院さん」
岡部「……」
ルカパパ「その通りだ。私はどうであろうと関係ない」
岡部「………」
ルカパパ「あの子が幸せならば、そんなことはどうでもいい」
ルカパパ「…さて、それではそろそろ境内のほうに戻ります」
岡部「…はい」
ルカパパ「今日はありがとうございました。……私もまだまだ甘い人間のようです」
岡部「いえ、そんなことはっ」
ルカパパ「ご謙遜なさらなくても」
岡部「や、やめていただきたいっ!自分はそんな人間ではないっ!」
ルカパパ「はははっ」
ルカパパ「……鳳凰院さん」
岡部「……な、なんだろうか」
ルカパパ「………改めて言いましょう」
ルカパパ「あの子のことを…お願いできますか?」
>>65
1:承る
2:任される
3:引き受ける
65 : 以下、名... - 2011/08/23(火) 00:49:13.84 PGYoMi4Q0 18/23安価かよ
67 : 以下、名... - 2011/08/23(火) 00:49:59.40 Oy/Z0Ye5O 19/23だが無意味だ
岡部「…どれも同じではないか……」
ルカパパ「はい?」
岡部「いや、こっちの話です」
岡部「…承りましょう。ルカ子は自分が、必ずや幸せにしてみせます」
ルカパパ「………」
岡部「………」
ルカパパ「………」
岡部「あの、何か言ってもらえないだろうか」
ルカパパ「あ、ああ。いや、かなり面食らうほどのプロポーズだったなと」
岡部「ぷ、ぷろ、プロポーズという意味で言ったわけでは」
ルカパパ「はっはっ。残念ながらもう手遅れのようですね」
岡部「な、なにを」
岡部「 」
ルカ「……岡部……さん…!!/////」
岡部「るるるるるる、ルカ子おおおっ!!!?」
ルカ「岡部…さん…っ!」
岡部「い、いつからだっ!?いつからっ!?」
ルカパパ「いやぁ、グッドタイミングようで。はっはっは」
岡部「漆原氏…最初から気付いて……」
ルカパパ「いやいや、本当に偶然ですよ。20分ほど前に来ていただけです」
岡部「ほぼ最初からでは無いかっ!!ぬぐぉおおおおおお……」
ルカ「お、岡部…さん…。今のは…」
岡部「…うぐっ…」
ルカ「………///」
岡部「うぐぐ……////」
ルカ「………////」
岡部「…る、ルカ子よ…」
岡部「……俺と、……結婚しよう」
ルカ「……////」
ルカ「……はぃっ!」
完
85 : 以下、名... - 2011/08/23(火) 01:06:46.12 cZ+LTb1L0 23/23ノリでSSを書くものではないですね。お陰でgdgdなうえにあまり長く続けることができませんでした。
途中安価をとってしまって申し訳ありませんでした。もう二度としません。
こんなチラ裏でも読んでいただきありがとうございました。
後日談も書きたいとは思っていますがこのまま落としていただいてもかまいません。
改めて、ありがとうございました。

