アスカ「そうえば、もうすぐクリスマスよね」
ミサト「あら、らしくないこと言うじゃない」
アスカ「日本のクリスマスってどんな感じなのかしら」
アスカ「ドイツだとお店がいっぱい出てシュトレンの臭いとか」
アスカ「とってもロマンチックなのよ!で、日本はどうなの?」
ミサト「そうねぇ、なにもないかな。特に」
アスカ「はぁあ!?」
元スレ
アスカ「クリスマスパーティーよ♪」シンジ「死んでよ……アスカ」」
http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1354198798/
アスカ「ツリーは!?サンタクロースは!?」
ミサト「そんな風習はぜ~んぶ、セカンドインパクトが消し去って行ったわ」
アスカ「あ……」
ミサト「小さい頃は今の時期がすごく待ち遠しかったわ」
ミサト「父は研究ばかりであまりかまってはくれなかったけれど」
ミサト「街中がイルミネーションでキラキラしてて、それを見てるだけでもずっとワクワクしてた」
アスカ「その点はドイツと一緒ね」
ミサト「それに、今よりずぅっと寒かった。だから、かわいいコートとか着てはしゃいでたわ」
アスカ「日本でコート?ありえない!」
ミサト「そうねぇ。でも、昔はそうだったのよ」
ミサト「そういえば、どうしてクリスマスのことなんか聞くの?」
アスカ「え……それは」
ミサト「ふふ♪わかった。クリスマスパーティーがしたいんでしょ」
アスカ「なっ///ち、違うわよ!そんな子どもじゃあるまいし!!」
ミサト「私にはお見通しよ」
アスカ「うぅ……」
ミサト「そうだ!24日に家でクリスマスパーティーしましょう!」
ミサト「学校のみんなも誘ってあげてね」
アスカ「え!?ほんと!?いいの!?こんな狭い部屋なのに!?」キラキラ
ミサト「狭いは余計よ。私もなんだか久しぶりにクリスマスを楽しみたいなって思って♪」
アスカ「ま、まぁ。ミサトが楽しみたいって言うんなら//しょうがないわ」
ミサト(ふふ、やっぱりアスカも女の子なのね)
アスカ「フンフンフーン♪」
シンジ「どうしたの?今日は凄く機嫌がいいみたいだけど」
アスカ「秘密よ♪」(シンジには当日まで黙っておいて驚かせてやるんだから!)
シンジ「そう」
ミサト「そろそろ、シンクロテスト始めるわよ。みんな準備して」
アスカ「はーい!」
ミサト「みんな、まずまずの結果ね」
ミサト「もうちょっと、頑張れるんじゃない?」
シンジ「僕はこれが限界ですよ」
アスカ「これだから、バカシンジは…向上心ってもんないの?」
レイ「」
アスカ「へーん、次は一番とってやる」
ミサト「期待してるわよ。アスカ」
シンジ「僕、先に帰ります」
ミサト「シンちゃん、お風呂いれておいてね♪」
シンジ「はい」スタスタ
アスカ(バカシンジ…行ったわね)
アスカ「はいこれ」
レイ「なに?」
アスカ「クリスマスパーティーの招待状。まぁ、一応エコヒイキにも渡しておく」
レイ「そう」
アスカ「あ、あのバカシンジには内緒だからね」
レイ「どうして?」
アスカ「どうしてもよ♪」
リツコ「最近のシンジくんのシンクロ率。ほかの二人に比べてかなり落ち込んでるわ」
リツコ「どうしたのかしら」
ミサト「なんでかしらね……ちと、気になるわね」
リツコ「あの子の保護者はあなたなんだから。任せたわよミサト」
ミサト「問題はないと思うんだけどね……」
アスカ「ただいま」
シンジ「おかえり、ご飯、もうちょっと待ってね」
アスカ「えぇ、お腹すいた~」
シンジ「ごめん」
アスカ「って今のは謝るところじゃないでしょーよ」
シンジ「あ、うん」
アスカ「早くしてね~♪」
シンジ「うん」
シンジ「ご飯、できたよ」
アスカ「もうちょい待って~」
シンジ「」
アスカ「よっと!やっぱりこのテレビつまらないわ~」
シンジ「さぁ、食べよ」
イタダキマース
アスカ「ミサトは今日も残業?」
シンジ「そうみたいだね」
夜
シンジ「アスカ、もう?寝た」
アスカ「」スースー
シンジ「みさとさーん」ボソ
ミサト「むにゃむにゃ」スースー
シンジ「さて、と。ちょっと散歩に行ってきます」ガチャッ
シンジ「星が綺麗だ。あんな星に比べたら僕の存在なんて」
シンジ「埃みたいなものなのかな」トボトボ
シンジ「……吐き気がする」
シンジ「嫌いだ。嫌いだ嫌いだ嫌いだ嫌いだ!!!」
シンジ「僕はアスカが嫌いだ!!!!!」
カベドンッ!!!
シンジ「急げって言うから早くご飯を作ったのに!!」
シンジ「何がちょっと待ってだ!!」ドンッ
シンジ「向上心?アスカと競い合って何になるっていうんだ!」
シンジ「勝っても負けても嫌味を言われるだけじゃないか!!」ドンッ
シンジ「ただいま」ボソッ
ソー
アスカ「?」
シンジ「あ、アスカ。起きてたの?」
アスカ「のどが渇いてたから。バカシンジこそどこ行ってたのよ」
シンジ「あはは……ちょっと散歩」
アスカ「散歩?ぷふ、なにそれ」クスクス
シンジ「」イライラ
アスカ「今度、私も起こしてよ」
シンジ「え?」
アスカ「私も夜の散歩してみたいなって」
シンジ「」(は?)イライラ
シンジ「そうだね。とっても星が綺麗なんだ。今度、起こすよ」
次の日
学校
ヒカリ「え?クリスマスパーティー?」
ケンスケ「式波の家で?」
トウジ「そんなもん行くに決まってるやろ!!うまいもん食わしてくれよ~」
アスカ「シー!声がでかい!」
ヒカリ「?」
アスカ「バカシンジには内緒なの♪みんなで驚かせるのよ」
ケンスケ「なんだか、おもしろそう!」
パーティー当日
ミサト「これで、テストは終わりよ。お疲れ様」
リツコ「シンジくんだけちょっと残って」
ミサト「え?」
リツコ「あなたは帰っていいわ。ミサト」
ミサト「でも、」
アスカ「シンジだけ居残りなんて好都合じゃない!」ヒソヒソ
ミサト「そうね♪シンジくんのためにも早く帰って準備しましょ♪」ヒソヒソ
シンジ「……」
シンジ(きっと、僕のことで笑ってるんだ。アスカもミサトさんも…バカシンジって…)
リツコ「どうして、残されたかわかる?」
シンジ「わかりません」
リツコ「あなたのシンクロ率。今日の結果は過去最低よ」
リツコ「このままではエヴァを動かせなくなるわ。一体どうしたのかしら」
シンジ「わかりません」(きっと、アスカのせいだ。アスカのせいで僕のストレスが溜まってるんだ)
シンジ(お弁当だって毎朝アスカの分まで作ってるし、晩御飯だってそうさ)
リツコ「これはあなたの内面の問題なのよ。ちゃんと答えて、何か原因があるはずよ」
シンジ「わからないっていってるでしょ!?原因は僕じゃないですよ!!僕は何も悪くないですよ!!」
シンジ(悪いのはアスカなんだ!全部なにもかも!!)
ゲンドウ「シンジ」
リツコ「司令!?」
ゲンドウ「これ以上のシンクロ率の低下は許されないぞ」
シンジ「しりませんよ。そんなの」
ゲンドウ「そうか、次のテストで今回の結果を上回ることができなければ」
ゲンドウ「その時はここから出ていってもらう」
シンジ「いいでしょ。なんなら、今すぐにでもここから出ていきますよ」
リツコ「シンジくん!?」
シンジ「エヴァに乗って使徒と戦うことは僕にしかできないことだと思ってた!!」
シンジ「だから、今までエヴァに乗ってきたんですよ……エヴァに乗っても何もいいことなんかなかった」
シンジ「だけど、僕にしかできないことならそれでいいって思ってたんだ!!」
シンジ「なのに…なのになんだよ。あいつは…」
リツコ「シンジくん……」
シンジ「アスカさえネルフにいてくれれば僕なんてただの用なしなんでしょ」
シンジ「だったら!今すぐにでもここから出ていくよ!!」
ゲンドウ「言いたいことはそれだけか」
シンジ「」
ゲンドウ「では、ここから出ていけ。お前の居場所はもうここにはない」
シンジ「」クルッ
スタスタ
リツコ「シンジくん!?」
ミサト宅
トウジ「おぉ!!クリスマスらしくなってきたでぇ!」
アスカ「ちょっと、味が濃すぎるかなぁ?」
ヒカリ「大丈夫。あとはこれとそれと」
アスカ「え?え?」アセアセ
ミサト「レイ、そこの飾り取って」
レイ「はい」
ミサト「よし、これで、ツリーは完成!」
ミサト「後はシンジくんを待つだけね♪」
シンジ(荷物……取りに帰らなくちゃ)トボトボ
シンジ「」スーハー
シンジ「」ガチャッ
全員「メリークリスマース!!!!!!」
パン!!! パーン!!!
シンジ「……」
トウジ「なんや、全然おどろかんやないかい」
ケンスケ「いかり~、少しは空気読めよ~」
ヒカリ「折角、アスカちゃんの考えてくれたサプライズなのに~」
アスカ「ちょっ!ヒカリ!/////」
シンジ「アスカが?」ボソ
ミサト「え?」
シンジ「」ボソボソ
アスカ「何?聞こえないわよ」
シンジ「―ん――でよ」
アスカ「だから、何?」
シンジ「死んでよ……アスカ」
アスカ「……え?」
シンジ「なんだよ……何なんだよ……」ワナワナ
ミサト「ちょ、ちょっとシンジくん?」
シンジ「こんなことして何が楽しいっていうんだよ!!!!!!!!!」
シンジ「アスカが悪いんだ!アスカがここにきたから!!!アスカがエヴァに乗るから!!」
シンジ「僕は嫌な思いをしなくちゃいけないんだ!!!!」
シンジ「消えてよ!!お願いだから死んでよ!!アスカ!!!」ヒッグヒッグ
アスカ「……」ウルウル
ミサト「シンジくん!!あなたなんて事を!」
数日前
ミサト「どうして、シンジくんには内緒にするの?」
アスカ「どうせ、バカシンジはクリスマスパーティーとかしたことなさそうじゃない?」
アスカ「だったら!私があいつの初めてのクリスマスパーティーを大成功さえてあげなくちゃ!」
ミサト「ふふ、優しいのね♪アスカ」
アスカ「あ……ちがう!///ちがう!!く、クリスマスの良さを知らないなんていくらバカシンジでも」
アスカ「その//可哀想だなって///」
ミサト「アスカはね……シンジくんのために今まで」ワナワナ
シンジ「知らないよ!!そんなの!!!アスカが僕のことを想ってくれるはずなんかないんだ!」
シンジ「だから、死んでよ!!!」
ミサト「どうしてわかってあげられないのよ!!アスカはシンジくんのことが誰よりも!!」
アスカ「やめて!!!!」ピシャリッ
アスカ「もうやめてよぉ!!」シクシク
アスカ「お願いよぉ…」シクシク
アスカ「みんな、私を捨てたの!」シクシク
アスカ「パパもママも!みんな!!」シクシク
アスカ「だから、もう!!失いたくないの!!」
アスカ「死ねなんて言わないで……お願い」シクシク
ヒカリ「アスカちゃん…」ウルウル
シンジ「死ねよ」
トウジ「もう、見てられへんぞ!センセ!」グイッ
シンジ「なに?」
ミサト「鈴原君!乱暴はやめなさい!」
トウジ「せやけどこいつわ!!」
ミサト「シンジくんを殴ったところで何も解決しないでしょ?」
シンジ「」
ミサト「シンジくん、アスカはね。シンジくんを喜ばせるためにこれを企画したのよ?」
ミサト「料理もツリーも部屋の飾りつけも全部、あなたを喜ばせるためのものだったのよ」
シンジ「知りませんよ。そんなのアスカの勝手でしたことじゃないか」
ミサト「あなたねぇ……なんとも思わないの?」
ミサト「アスカにとってシンジくんがどれほど大切なものなのかわかってるの!?」
シンジ「知らないって言ってるでしょ!!!!!!」
アスカ「……」ヒッグヒッグ
シンジ「荷物はもういいや……」クルッ
ミサト「どこ行くのよ!シンジくん!」
シンジ「父さんにここから出ていけって言われたんですよ。お前の居場所はないって」
シンジ「だから、出ていくんですよ。この街から……」
ミサト「待ちなさい!シンジくん!」
アスカ「シンジぃ……」ヒッグヒグ
シンジ「」トボトボ
『シンジくん、アスカはね。シンジくんを喜ばせるためにこれを企画したのよ?』
シンジ「違う!」ブンブン
シンジ「あいつは!アスカは僕のことなんか!」
『アスカにとってシンジくんがどれほど大切なものなのかわかってるの!?』
シンジ「うわぁああああ!!違う!!違う違う!!!」ブンブン
シンジ「はぁはぁ……星だ……そうだよ、アスカなんか僕のこと埃程度でしか」
『今度、私も起こしてよ』
シンジ「」
『私も夜の散歩してみたいなって』
シンジ「なんてことしたんだよ……僕は…」
シンジ「何してんだよ!!!!」
シンジ「いたんじゃないか……」ポロポロ
シンジ「エヴァに乗らなくても僕を必要としてくれる人がすぐそばに……」ポロポロ
シンジ「どうして、気づけなかったんだよ……」ポロポロ
シンジ「うわああっぁぁぁぁぁああああああああああ!!」
数日後
ミサト宅
ミサト「おかえり、シンジくん」
シンジ「アスカは?」
ミサト「シンジくんとアスカは離れて暮らすことになったの……」
ミサト「任務以外は会えないように手配してあるわ」
ミサト「次にアスカと合うときは使徒が襲撃したときになるわね」
シンジ「そうですか……」
ミサト「これで、満足したかしら?」
シンジ「はい」
数日後
松代で爆発事故が発生
爆心地はエヴァ参号機であった
同日、エヴァ参号機は使徒として初号機により処理された。
シンジ「こんなのないよ……」
シンジ「やっと、会えたのに……」
シンジ「アスカ」ウルウル
その夜
シンジ(ミサトさんは入院中か……)
シンジ「散歩にでも行くか」
外
『私も夜の散歩してみたいなって』
シンジ「アスカも見てるのかな。この星空」
終劇
99 : 以下、名... - 2012/11/30(金) 01:32:43.54 QxY2q5aR0 33/46第二部を!
>>99
松代爆発までの数時間前
ミサト「テストパイロット、引き受けてくれてありがと」
アスカ「まぁ、どうせ私はエヴァに乗るしかないし」
アスカ「それより、シンジ……元気?」
ミサト「相変わらずって言いたいところだけど…元気ないみたい」
ミサト「やっぱり、あの時のこと悔やんでるのかしら」
アスカ「……ねぇ、ミサト。また三人で暮らすことできるかな?」
ミサト「アスカ……、えぇ。また、みんなで暮らしましょ。きっと叶うわ」ニコッ
第二部 終劇
108 : 以下、名... - 2012/11/30(金) 01:42:51.98 Z4xzYrpl0 35/46いちゃいちゃ系おおいから
たまにはこういう苦いのもいいじゃない
14年後
サクラ「あきませんて!まだ!起きたばっかりなんですから!」
アスカ「いいからそこどきなさい!!」
シュンッ
シンジ「え?」
アスカ「」
シンジ「アスカなの!?生きてんだ!!!良かった!」
ドンッ
アスカ「一度は望み通りに死んでやったのに、なによ。バカシンジ」
シンジ「アスカ……ねぇどうなってるんだよ!!14年も経ってるってどういうことなんだよ!」
サクラ「ちょっと!落ち着いてください!!」
アスカ「」クルッ
スタスタ シュンッ!!
シンジ「ちょっと!アスカ!!ねぇ!」
アスカ「ふぅ……」
アスカ「何してんのよ……もっと言いたいことあったのに…」ウルッ
シンジ「アスカ……そうだよな。あんなにひどいことしたんだ」
シンジ「もう、僕のことなんか」
ミサト「何かしら」
アスカ「明日は何の日かわかる?」
ミサト「さぁね」
アスカ「クリスマスよ!!」
ミサト「……なんとなく言いたいことはわかったけど」
ミサト「もう、あの時のような余裕はないのよ。時間も心も…」
アスカ「もう一度やり直したいのよ!」
アスカ「14年前、できなかったことを!!!」
ミサト「アスカ……」
サクラ「えぇ!?ここで、パーティーするんですか!?」
サクラ「まぁ、楽しそうやから……ええかなって駄目ですよ!艦長の許」
アスカ「許可はとってある!」
マリ「お姫様も可愛らしいこと考えるにゃ~」
アスカ「うるさい!」
アスカ「とにかく!さっさと準備するわよ!」
サクラ マリ「おー!」
シンジ「なんですか?」
マヤ「これ、ここに書かれてる部屋へ向かいなさい」
シンジ「え?ここから出てもいいんですか?」
マヤ「いいから行け!!」
シンジ「はいっ!」ビクッ
シンジ「なんだろ……また、誰かに怒られるのかな……」トボトボ
シンジ「ここか」
ガチャリッ
全員「メリークリスマース!!」
パンパーン
シンジ「これって……」
アスカ「ほら!バカシンジのために料理作ったんだから!冷めないうちに食べる!」グイッ
シンジ「あ、うん」
マリ「プレゼント交換にゃ~」
サクラ「うわぁ、やっぱりクリスマスツリーって乙女の憧れやわぁ」
アスカ「ミサト!」
ミサト「……ちょっと!まだ、心の準備が!」
アスカ「今日くらい!あの時のミサトでいてよ!」
ミサト「はぁ…」
シンジ「あ、ミサトさん……」
ミサト「クリスマスだってのにテンションひっくいわねぇ!パーっとしなさいよぉ!」
シンジ「え、ミサトさん?」
ミサト「メリークリスマス。シンちゃん」
アスカ「さぁ!!お待ちかねのケーキよ!」
ミサト「美味しいそうだわ!」
サクラ「ケーキ大好き!!」
マリ「お腹すいたね!!早く!早く!」
イタダキマース!!
アスカ「やっぱり、甘いモノは最高ね!」
シンジ「あはは、アスカ。クリームがほっぺについてる」
アスカ「え/////ちょっと!みないでよ!」
ミサト「やだー。顔赤くしちゃって~♪」
アスカ「もう!ミサトまで~」
アハハハハハ
その夜
シンジ(よかった……艦内からでも空は見ることができるんだ)
『今度、私も起こしてよ』
シンジ(そうだ。アスカを起こしに行こう。)
トボトボ
シンジ(どこだろ?もしかして、まだあの部屋にいるのかな?)
ガチャリッ
アスカ「」スースー
シンジ(片付けの途中で寝ちゃったんだ)
シンジ「今日はありがとう、アスカ」
アスカ「ん?バカ…シンジ?」ウトウト
シンジ「アスカ、散歩しよ」ニコッ
アスカ「散歩?」
シンジ「今度行くときはアスカが起こしてって言ったんだよ」
アスカ「そういえば……ふふ、そんなこともあったかな」
シンジ「行こ」
アスカ「うん」
シンジ「14年前と変わってなくてよかった。星がいっぱいだよ」
アスカ「本当はもっと前からこうしていたかったな~」
シンジ「え?」
アスカ「ううん。なんでもない」
アスカ(それでも、こうして今、シンジの隣に居られるのならそれでいいかな)
リツコ「あら、あの二人。14年ぶりなのにもう仲良くなっちゃって」
ミサト「14年間もずっと待ち続けたんですもの。あの日からずっと」
リツコ「シンジくんとアスカが離れ離れになった日」
ミサト「そう、そして再び出会った日。14年越しのクリスマス」
終劇
147 : 以下、名... - 2012/11/30(金) 02:27:20.21 Z4xzYrpl0 46/46あくまで、僕の中の完結は
>>95だよ
最後までみてくれてありがとー!!