1 : 以下、名... - 2011/08/16(火) 14:12:21.74 37sUmA5hO 1/150

萌郁「ねえ、岡部君……どうして……?」

岡部「俺に聞くな」

萌郁「私も、岡部君と……」

岡部「な、何を言っている!」

萌郁「キス、したくせに……」

岡部「なっ!あ、あれはだな!!」

萌郁「言い訳、するの……?」

岡部「あ、あれは……近所のおばさんがっ!!」

萌郁「必要、あった……?」

岡部「し、仕方なかろう!貴様の口を塞ぐためだ!」

萌郁「キス……」

岡部「えぇい!!何度も言うでない!!」



みたいな感じでおなしゃす!!

元スレ
萌郁「私のルートが無い……」岡部「……」
http://hibari.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1313471541/

6 : 以下、名... - 2011/08/16(火) 14:24:42.50 37sUmA5hO 2/150

萌郁「岡部君……」

岡部「な、なんだ……?」

萌郁「……」

岡部「よ、呼んでおいて黙るでない!」

萌郁「で、デート……してほしい……///」

岡部「…………は?」

萌郁「……」

岡部「いや、待て待て待て……意味が解らんぞ?」

萌郁「キス……したから……」

岡部「だからあれは……」

萌郁「責任……、とってほしい……」

岡部「なぁっ!せ、責任、だと……?」

萌郁「……///」コク

岡部「いや、しかしだな……」

萌郁「1日だけ……。ダメ……かな?」

8 : 以下、名... - 2011/08/16(火) 14:29:10.40 37sUmA5hO 3/150

岡部「い、1日だけと言うなら……よかろう」

萌郁「本当……?」

岡部「し、仕方なかったとはいえ、き、キスした事は事実だしな……///」

萌郁「嬉しい……」

岡部「い、1日だけだぞ!1日だけ……」

萌郁「うん……、ありがとう……」

岡部「お、おう……」

萌郁「じゃあ、明日……」

岡部「あ、明日だな……よし……」

萌郁「楽しみ……」

岡部「そ、そうか……」

萌郁「……」コクコク

12 : 以下、名... - 2011/08/16(火) 14:35:00.31 37sUmA5hO 4/150

~翌日~


岡部「待ち合わせ時間までまだ10分あるな……」

岡部「しかし、なぜ上野なのだ」

萌郁「ま、待ったー……?」

岡部「……?」

萌郁「お、遅れて、ごめーん……」

岡部「お前は何をしているんだ?」

萌郁「あ……えと……」

岡部「そもそも待ち合わせ時間にはまだ早いぞ」

萌郁「あの……か、書いてあった……から……」

岡部「……? 良く解らん奴だな。まぁ良い行こうではないか」

萌郁「うん…………」

23 : 以下、名... - 2011/08/16(火) 15:06:36.21 37sUmA5hO 5/150

岡部「まずは何処に行くんだ?」

萌郁「あの……動物……園」

岡部「まぁ上野でデートと言えばそこか」

萌郁「イヤ……だった……?」

岡部「そんな事は無いぞ、定番であることが悪だなどという考えこそが悪だと俺は……」

萌郁「良かった……//」

岡部「……、ほら、行くぞ」

萌郁「……」コク


~園内~

キーキー!キーキー!

岡部「ぬぅあーはっはっは!!愚かな猿共め!!」

萌郁「……」

岡部「どうだ?この知性の詰まった脳みそが羨ましくて仕方がなかろう!!」

萌郁「サル……」

27 : 以下、名... - 2011/08/16(火) 15:12:44.94 37sUmA5hO 6/150

岡部「はっ!?つい浮かれて良く解らない事を口走ってしまった……」

萌郁「楽しそう……」

岡部「あ、ああ、そう言う貴様はどうなのだ?」

萌郁「私は……岡部君が居れば……それで良い……」

岡部「なっ!!何をバカな事をっ!///」

萌郁「ごめんなさい……///」

岡部「つ、次の動物を見に行くぞ///」

萌郁「……」コク


………………

岡部「ん?ヤマアラシ?」

萌郁「……?」

岡部「ヤマアラシと書いてあるが、ただの木ではないか」

萌郁「あ……あそこ……」

岡部「ん?」

28 : 以下、名... - 2011/08/16(火) 15:16:53.14 37sUmA5hO 7/150

萌郁「あそこに、何か……居る……」

岡部「ん?どこだ?」

萌郁「!!」

萌郁(ちちち近い!!岡部君がすっごく近い!!かかかか顔が!!顔が!!!)

岡部「おお!!あれか!ヤマアラシっ!!」

萌郁「……」

岡部「ん?どうした?」

萌郁「はっ!?な、なんでも……ない……」

岡部「それにしても、普通の木で動物を展示するとは……なかなか考えたな……」

萌郁「……」コクコク

岡部「ふむ、なかなかエキサイトしてしまったな」

31 : 以下、名... - 2011/08/16(火) 15:25:04.45 37sUmA5hO 8/150

萌郁「そろそろ、お昼……」

岡部「む、そうだな……では売店にでも行って……」

萌郁「作ってきた……」

岡部「ん?」

萌郁「お弁当……、作ってきた……」

岡部「なんと!なかなか気が利くではないか!」

萌郁「そんなこと、ない……で、デート……だから……///」

岡部「む……そ、そうか……/// で、ではさっそく食べようではないか!」

萌郁「……」コク

岡部「め、メニューはなにか……」パカッ

萌郁「……」

岡部「シャイニングフィンガーよ……」

萌郁「?」

岡部「これは…………何だ?」

33 : 以下、名... - 2011/08/16(火) 15:33:32.42 37sUmA5hO 9/150

萌郁「まだ……ケバブは作れないから……」

岡部「いや、意味が解らんが……なんで牛丼なんだ……?」

萌郁「岡部君が……好きそう、だったから……」

岡部「いや、嫌いでは無いが……弁当箱に牛丼とは……」

萌郁「ダメ……だったかな……?」

岡部「あ、いや、少し驚いただけだ」

萌郁「そう……」シュン

岡部「あ!いやいや!本当に驚いただけだぞ!?弁当箱の中身が茶色一色だったから驚いただけだ!!」

萌郁「紅生姜も、ある……」

岡部「あ、あぁ……準備がいいのだな」

萌郁「食べて……」

岡部「うむ……」

35 : 以下、名... - 2011/08/16(火) 15:41:34.78 37sUmA5hO 10/150

岡部「む、これは……」

萌郁「どう……かな……?」

岡部「美味いじゃないか!」

萌郁「良かった……///」

岡部「うむ、色合いに驚きはしたが、これはなかなかの物だぞ!!」

萌郁「……///」

岡部「ん?どうした?」

萌郁「……嬉しい」

岡部「お、おう……///」


……………………

37 : 以下、名... - 2011/08/16(火) 15:46:47.97 37sUmA5hO 11/150

岡部「さて、腹も膨れたし、次は何を見ようか」

萌郁「あっちに、ペンギンが居る……」

岡部「ん?あぁ、そうだな」

萌郁「……」コク

岡部「ペンギンが好きなのか?」

萌郁「別に……特に好きな訳じゃ……ない」

岡部「…………、ぺ、ペンギンは水族館にも居るよな」

萌郁「……」コク

岡部「水辺の生き物だからというのは解るが、どちらか一方で統一しても良いと思うがな……」

萌郁「そう……かな……?」

岡部「いや、どうでも良いか……」

萌郁「?」

岡部(えぇい!何を話せば良いのだ!!昼飯を食ったら話す内容が無くなってしまったぞ!?)

萌郁「……」

岡部「……」

40 : 以下、名... - 2011/08/16(火) 15:54:44.21 37sUmA5hO 12/150

萌郁「あの……岡部……君……」

岡部「な、なんだ!?シャイニングフィンガーよ!!」

萌郁「あの…………その…………」

岡部「?」

萌郁「な、名前……」

岡部「名前?」

萌郁「名前で……呼んで欲しい……」

岡部「なっ!!」

萌郁「ダメ……かな……?」

岡部「あああ、いや……その……」

萌郁「……」シュン

岡部「あっ、と……もも……、萌郁……///」

萌郁「!! …………はい……///」

岡部「きょ、今日は……で、デートだからな……///」

萌郁「ありがとう……///」

43 : 以下、名... - 2011/08/16(火) 16:01:56.74 37sUmA5hO 13/150

岡部「れ、礼など要らん……///」

萌郁「……」コク

岡部「い、行くぞ……萌郁……///」

萌郁「……///」コク

……………………

岡部「さて、一通り回ったようだな……」

萌郁「……」コク

岡部「この後の予定は決まっているのか?」

萌郁「あの……」

岡部「ん?」

萌郁「私の……ああ、あぱ……」

岡部「どうした?」

萌郁(いいい、言えない!言えないよ~!恥ずかしいし、はしたない娘だと思われちゃうかも知れないし……)

萌郁(あ~でもでも、今日は一日デートなんだし思い切って……きゃーでもやっぱり言えない~///)

岡部「ど、どうしたのだ?」

44 : 以下、名... - 2011/08/16(火) 16:08:09.82 37sUmA5hO 14/150

萌郁「!!」

岡部「ん?」

萌郁「あ、あの……わ、私の……」

岡部「私の?」

萌郁「……!!」カタカタ

岡部「え?いやいや!言いかけて途中からメールだと!?」

ブーンブーン

岡部「……、仕方ない……」


件名:次の予定をお知らせします☆
「動物園楽しかったね♪
この後の予定なんだけど……
実は何も決まってないの~(´Д`)
そ・こ・で♪
岡部君を私のお家にご招待しちゃおうと思いま~すo(≧∇≦o)
はしたない娘だと思わないでね?
これでもドキドキなんだから~(≧∇……

岡部「……」

萌郁「……」

47 : 以下、名... - 2011/08/16(火) 16:14:50.18 37sUmA5hO 15/150

岡部「シャイニン……いや、萌郁よ」

萌郁「!!」

岡部「お前の家に遊びに行くと言うのは解ったがしかしな……」

萌郁「あ、あの……」

岡部「なんなんだこのメールは!?あまりにもキャラが違いすぎるぞ!?」

萌郁「あ、えと……」ビクビク

岡部「なんだ?これが本心なのか?お前は今日一日、心の中ではずっとこんなテンションだったのか?」

萌郁「あ、の……だっ、だって…………」

岡部「?」

萌郁「だって……嬉しかったから…………///」

岡部「なっ!!」

岡部「ったく///」

萌郁「……///」


岡部「ほら、行くぞ……萌郁……///」

萌郁「!!」コクコク

49 : 以下、名... - 2011/08/16(火) 16:20:30.05 37sUmA5hO 16/150

~萌郁宅~

萌郁「あがって……」

岡部「お、おう……」

萌郁「今……お茶淹れるから……」

岡部「ああ……」(この部屋は相変わらずだな……)

萌郁「はい……」コト

岡部「ああ……」

萌郁「……」

岡部「……」

萌郁「……」

岡部「……」ズズ

萌郁「……」フーフー

岡部「な、なあ……」

萌郁「……」ビクッ!

萌郁「な、なに……?」

50 : 以下、名... - 2011/08/16(火) 16:24:26.81 37sUmA5hO 17/150

岡部「あ、いや……」

萌郁「……?」

岡部「その……」

萌郁「……」

岡部「あの時は…………悪かったな…………」

萌郁「……」

岡部「お、俺も……焦っていたとはいえ……その……き、キスなどして……しまって……」

萌郁「……」

岡部「い、イヤだっただろ……?」

萌郁「…………」

岡部「すまなかった……」

萌郁「別に……良い…………少し、驚いたけど…………」

岡部「……」

萌郁「平気…………だから…………」

岡部「…………」

51 : 以下、名... - 2011/08/16(火) 16:30:20.60 37sUmA5hO 18/150

岡部「そ、そうか…………それなら……良いんだが……」

萌郁「……」コク

岡部「……」

萌郁「……」

岡部(き、気まずい……気まずいぞ……)

萌郁「あ……お茶……」

岡部「ん?」

萌郁「お茶のおかわり……淹れるね…………」

岡部「あ、ああ……頼む……」

萌郁(どどどど~しよう……!!岡部君からキスの話されちゃったよ~///きゃー///思い出しちゃって顔見れないよ~)

萌郁(それにそれに岡部君が「悪かったな」だなんて///あんな真剣な顔で謝られたら怒れる訳ないじゃない!!あ~も~恥ずかし~><)

岡部「……」

萌郁「…………」

54 : 以下、名... - 2011/08/16(火) 16:37:52.05 37sUmA5hO 19/150

岡部「ん?」

萌郁「はい……お茶……」

岡部「あぁ、ありがとう……所でこれは……」

萌郁「……?…………っ!!」

岡部「何やら色々書いてあるが……」

萌郁「あ、あの!!それだ……!!っダメ……!!」

岡部「?」

萌郁「見ちゃっ……!!」


「明日のデートプラン♪

明日は上野でデート♪
待ち合わせ時間には少し早く行って
岡部君を待ち伏せしちゃうんだから♪
本にも書いてあったテクニックで岡部君をメロメロにしちゃうぞ♪
岡部君が来たら「も~遅~い」って可愛く拗ねてみちゃったりして☆
恥ずかしいけど頑張るぞ~」

岡部「…………これは…………」

萌郁「……」オドオド

57 : 以下、名... - 2011/08/16(火) 16:44:22.16 37sUmA5hO 20/150

岡部「……」

萌郁「……」

岡部「えっと……」

萌郁「……」ビクッ

岡部「待ち伏せ……出来なかったのか……?」

萌郁「……」

萌郁(見られちゃった!見ちゃった~!!言えない……言えないよ!!)

萌郁(実は三十分前には到着してたけど、恥ずかしくてなかなか出ていけなかったなんて言えない!!)

萌郁(そればかりか、遅れて到着した場合の可愛い出方に途中から切り替えただなんて、死んでも言えない!!)

岡部「あ、すまん……見てはいけなかったようだな……」

萌郁「…………」

岡部「すまん……」

萌郁「いろいろ……失敗した……」

岡部「そ、そうか……」

59 : 以下、名... - 2011/08/16(火) 16:50:26.88 37sUmA5hO 21/150

萌郁「……」

岡部「……」

萌郁(ど~しよ~、何だか気まずい雰囲気になっちゃったよ~!)

萌郁(どうにかして話を盛り上げなきゃ!せっかく掴んだチャンスなんだから!!岡部君を誘い込んだ意味が無くなっちゃう!!)

萌郁「お、岡部君……」

岡部「な、なんだ?」

萌郁「その……そろそろ、遅いから……」

岡部「ん?あぁそうだな、すっかり長居してしまったそろそろ」

萌郁(て、バカ~違う違うの!!そうじゃなくて!!そう言う意味じゃなくて!!)

萌郁「あ、あの……夕御飯……食べて行って……」

岡部「ん?あぁ、そういうことか……じゃあ、頂いていこう」

萌郁(よ~し、なんとかなった!!なんとかなった~!!)

萌郁「じゃあ、作る……」

61 : 以下、名... - 2011/08/16(火) 16:58:09.31 37sUmA5hO 22/150

萌郁「岡部君は……何か食べたいもの……ある……?」

岡部「いや、何でも構わないぞ、気にするな」

萌郁「そう……」

萌郁(よし!!ここで岡部君をメロメロに!!)

岡部「何か手伝おうか?」

萌郁「!!」

萌郁(これは……!!新婚さんイベント!!)

岡部「……」

萌郁「に、ニンジンの皮……剥いてほしい……」

岡部「あぁ、ニンジンだな……」

萌郁(キター!!隣!!と・な・り!!言うぞ!!言ってやるぞ!!)

萌郁「な、何だか新婚さ……」岡部「痛っ」

萌郁「あ……」

岡部「俺とした事が指を切ってしまった……」

萌郁(orz)

63 : 以下、名... - 2011/08/16(火) 17:07:05.01 37sUmA5hO 23/150

岡部「しまったな……」

萌郁「あ、まって……絆創膏……」

岡部「ああ、頼む……」

萌郁(新婚さんイベントが……新婚さんイベントがぁぁぁ!!)

萌郁(いや、待てよ?指を切ったって事は……はっ!!これは!!)

萌郁「あれ……な、無い……(棒)」

岡部「ん?無いか?ならティッシュでも……」

萌郁「な、無いから……仕方ない……」

岡部「おう、ティッシュを……って!」

萌郁「消毒……しなきゃ……」ドキドキ

岡部「お、お前は何をして……」

萌郁「ち、血を……止めて……」ハァハァ

岡部「いやいや!待て待て待て!!」

岡部「はう!!」

64 : 以下、名... - 2011/08/16(火) 17:09:07.01 37sUmA5hO 24/150

萌郁「……」ペロペロ

岡部「うあ!!」

萌郁「……あむっ」チューチュー

岡部「な、やめっ……」

萌郁「……」レロレロ

岡部「や、やめ……あ……!」



萌郁「……止まった……?」

岡部「あ、あぁ……」

岡部(ど、ドキドキして余計に……)

萌郁「良かった……」ドキドキ

岡部「あ、あぁ……ありがとう…………」

66 : 以下、名... - 2011/08/16(火) 17:13:13.73 37sUmA5hO 25/150

萌郁「あ、絆創膏……あった……」

岡部「あ、ああ……」

萌郁「ま、巻いて……あげる……」

岡部「え、ああ……頼む……」ドキドキ

萌郁(これは完璧!!完璧だった!!)

萌郁「後は私がやるから……岡部君は……休んでて……」

岡部「あ、あぁ……すまんな……」

萌郁「平気……」

岡部(な、なんなんだこの感覚は……頭が痺れるような……体の奥から何かが沸き上がるような……)

萌郁「……」

岡部「……」

69 : 以下、名... - 2011/08/16(火) 17:19:00.92 37sUmA5hO 26/150

萌郁「できた……」

岡部「あぁ……」

萌郁「……」

岡部「……」

萌郁「…………美味しい……?」

岡部「あ!?あぁ……」ビクッ!

萌郁「良かった……」

岡部「料理……するんだな……」

萌郁「練習…………した…………」

岡部「そ、そうか……」

萌郁「お、岡部君の……ために…………///」

岡部「なっ!!なにを!!」

萌郁「……///」

岡部(何なのだこの状況は!?頭が沸騰しそうだ!!くそ!!)

萌郁(きゃー///私ってば!私ってば~!!)

70 : 以下、名... - 2011/08/16(火) 17:23:28.90 37sUmA5hO 27/150

岡部「さ、さて……もう遅いし流石に……」

萌郁「あ……」

岡部「ん?」

萌郁「…………」

岡部「どうした?」

萌郁「…………送って、行く…………」

岡部「いや、流石にそれは悪いだろ。もう暗いし……」

萌郁「で、デート……だから……」

岡部「しかしな……」

萌郁「送らせて……ほしい……」

岡部「仕方ない……」

萌郁「……」コク

……………………

72 : 以下、名... - 2011/08/16(火) 17:31:19.47 37sUmA5hO 28/150

岡部「ここまでで良いぞ」

萌郁「…………」

岡部「どうした?随分と暗いな……」

萌郁「…………」

岡部「今日はずっと一緒に居たんだ、それくらい解るぞ。どうした?」

萌郁「あ、あの……」

岡部「ん?」

萌郁「今日は……楽しかった……?」

岡部「なんだ、そんな事か……楽しかったぞ」

萌郁「……それなら、良かった……」

岡部「あぁ、そうだな」

萌郁「あの……」

岡部「ん?」

萌郁「できれば…………また…………」

73 : 以下、名... - 2011/08/16(火) 17:35:15.77 37sUmA5hO 29/150

岡部「そうだな……た、たまにならな……///」

萌郁「……」コク

岡部「じゃあ……俺は帰るぞ」

萌郁「あ…………」

岡部「ん?まだ何かあるか?」

萌郁「……………………」

岡部「どうした?」

萌郁「キス…………」

岡部「なっ!!何を!!」

萌郁「あ……ちが……くて……」

岡部「?」

萌郁「その…………あの時の、キスは……」

萌郁「あの時キスは…………少しイヤだった…………から…………」

岡部「あ…………、すまん」

萌郁「……そうじゃ……なくて……」

74 : 以下、名... - 2011/08/16(火) 17:37:39.94 37sUmA5hO 30/150

岡部「??」

萌郁「ちゃんと…………」

岡部「……」

萌郁「ちゃんと、してほしい…………」

岡部「…………」

萌郁「あ……、ごめん……なさい…………」

岡部「……まったく…………」

萌郁「!!」

岡部「良く解らん奴だな……///」ナデナデ

萌郁「///!!!」

76 : 以下、名... - 2011/08/16(火) 17:43:36.80 37sUmA5hO 31/150

岡部「だがダメだ!!」

萌郁「?」

岡部「あんなどさくさ紛れのキスなどキスでは無い!!お前も気にするな……」

萌郁「あ……」

岡部「すまないことをしてしまったけどな……あんな事を理由に好きでもない男とキスなんてするものじゃない」

萌郁「…………」

岡部「じゃあ、俺は帰るぞ」

萌郁「……」コク

萌郁(行っちゃった……。岡部君の…………バカ…………)

萌郁「……」


萌郁「…………」


萌郁「……、」カタカタ

77 : 以下、名... - 2011/08/16(火) 17:45:52.75 37sUmA5hO 32/150

ブーンブーン

岡部「ん?」

岡部「シャイニ……萌郁からか…………」


件名:








      後ろ」

岡部「ん?後ろ?……!!」



萌郁「……」チュ

81 : 以下、名... - 2011/08/16(火) 17:48:41.71 37sUmA5hO 33/150

岡部「なっ!!何を!!」

萌郁「私は…………岡部君が……好き…………」

岡部「は、はぁ?な、何を!!言ってっ!!」

萌郁「二回目のキスは……私から…………」

岡部「ななな、何を訳の解らない事を!!」ドキドキ

萌郁「じゃあ……ね」


岡部「………………」ドキドキ

岡部「なんだと言うのだ…………」

83 : 以下、名... - 2011/08/16(火) 17:55:50.25 37sUmA5hO 34/150

…………………………
次の日から、まゆりと紅莉栖がラボに来なくなった。


~三日後~

萌郁「……♪」

岡部「な、なあダル」

ダル「ん~?」

岡部「まゆりと紅莉栖は、今日は来ないのか?」

ダル「僕が知るわけないっしょ。オカリンの方が何か知ってるんじゃないん?」

岡部「いや、何も聞いてない……」

萌郁「…………♪」

岡部「…………」

ダル「それより桐生氏は何しに来たん?」

萌郁「…………岡部君に……用事…………」

ダル「あ、そうですか……はいはい、リア充爆発爆発っと」

岡部(なんだ……?なんだこの状況は…………)

87 : 以下、名... - 2011/08/16(火) 18:00:46.03 37sUmA5hO 35/150

更に三日後、ダルまでも居なくなった。


岡部「どう……なっているんだ……?」

萌郁「……」♪

岡部「お、おい、萌郁よ!お前、なにか……」

萌郁「……?」

岡部「知らない……よな……」

岡部(いったい何が起こっている……?)

岡部(そうだ!ダルに電話!!)

岡部「……」プルルルルプルルルル

岡部「出ない……まゆりは……」プルルルルプルルルル

岡部「まゆりも……じょ、助手!!」プルルルルプルルルル

岡部「どうなって…………」

93 : 以下、名... - 2011/08/16(火) 18:05:41.85 37sUmA5hO 36/150

萌郁「岡部……君……」

岡部「!!」

岡部「あ、ああ……なんだ、どうした?」

萌郁「あの……顔色……悪いから……」

岡部「あ、ああ、いや、何でもない。考えすぎだろう……」

萌郁「そう……」

岡部(普段居るはずの奴らが居なくて、普段あまり居ないはずの萌郁が居る……)

岡部(まさか世界線が移動して……? いや、リーディングシュタイナーは発動していない……だとすると……)

萌郁「岡部君……大丈夫……?」

岡部(あいつ等に何か、何かがあったのか……?)

94 : 以下、名... - 2011/08/16(火) 18:14:00.79 37sUmA5hO 37/150

岡部(何が……何があったというのだ…………)

萌郁「岡部君……?」

岡部(何かの事故……いや、三人同時なんてあり得ないだろう……)

萌郁「ねえ……岡部……君……?」

岡部(何かがおかしい……何かが、俺の知らない何かが起こっている……?)

萌郁「岡部君!!」

岡部「!!」ビクッ

萌郁「あ……ごめんなさい……」

岡部「あ、あぁ、こっちこそすまん……考え事をしていた……」

萌郁「ううん……大丈夫……?」

岡部「あ、ああ……、お前も大きな声が出るんだな……」ハハハ

萌郁「…………」

96 : 以下、名... - 2011/08/16(火) 18:18:07.74 37sUmA5hO 38/150

岡部「な、なぁ萌郁よ……」

萌郁「……?」

岡部「俺は少し出掛けようと思うのだが……」

萌郁「どこ……行くの……?」

岡部「あ、あぁ、他の奴等がどうしているか、気になってな……」

萌郁「私も……行く……」

岡部「あ、いや、わざわざそんな……」

萌郁「私も……気に……なるから……」

岡部「そ、そうか……あぁ、そうだな…………」

萌郁「……」コク

岡部「じゃ、じゃあ、行こうか……」

97 : 以下、名... - 2011/08/16(火) 18:25:23.86 37sUmA5hO 39/150

~メイクイーン+ニャン2~

フェイリス「凶真~!久しぶりだにゃ!」

岡部「あ、あぁ、久しぶりだ」

フェイリス「なかなか来てくれなくて寂しかったにゃ~。にゃにゃにゃ?そちらのお方は……」

萌郁「……」

岡部「あ、あぁ、着いてくると言うのでな……」

フェイリス「ナイスバディーにゃ~」

岡部「そんな事はどうでもいい、聞きたい事がある……」

フェイリス「にゃにゃ?なにかにゃ?」

岡部「まゆりは……最近バイトに来ているか?」

フェイリス「ん~そう言えば来てないにゃ~」

岡部「ダルは?」

フェイリス「ダルにゃんも最近見ないにゃ~、にゃにゃ!まさか凶真!機関がついに二人を!!」

岡部「いや、そうか。ありがとう……」

100 : 以下、名... - 2011/08/16(火) 18:30:31.53 37sUmA5hO 40/150

岡部(メイクイーン+ニャン2にも来ていない……フェイリスも何も知らないと言う……)

岡部(まさか事故?ダルとまゆりの二人が同時にと言うのはあり得る……しかし紅莉栖は……?)

岡部(紅莉栖までもが同時に事故と言うのは……そもそも先に姿を見なくなったのはまゆりと紅莉栖だ……)

萌郁「岡部君……」

岡部「ん?なんだ?」

萌郁「あの……さっきの人……」

岡部「ん?フェイリスの事か?」

萌郁「……」コク

岡部「あれはダルのお気に入りでな、俺もまゆりとの関係上仲良くさせてもらってる」

萌郁「そう……」

岡部「どうした?」

萌郁「ううん……平気みたい……」

岡部「?? そうか……」

104 : 以下、名... - 2011/08/16(火) 18:42:59.48 37sUmA5hO 41/150

三人が消えて二週間が経った……


~ラボ~

岡部(いったいどこに行ったというんだ……既に警察も動いているらしいが、まだ発見はおろか、手掛かりすら……)

萌郁「岡部君……」

岡部「ん?」

萌郁「ドクペ……」

岡部「あぁ、ありがとう……お前は今日もここに居るな……」

萌郁「……岡部君が……居るから…………」

岡部「な、何を言っている///」

萌郁「……///」

岡部「それより三人の事が心配だ……何かがあったのは確実……いったい何が……」

萌郁「…………」

岡部(鈴羽やルカ子にも聞いてみたが、何も知らないと言う……)

岡部(まるで三人共、世界から突然消えてしまったかのように、まったく手掛かりが掴めていない……)

105 : 以下、名... - 2011/08/16(火) 18:44:03.63 37sUmA5hO 42/150

萌郁「……岡部君……」

岡部(なんだ……何かがひっかかる……何か……)

萌郁「岡部……君……」

岡部「え?あ、あぁ、すまん、また考え込んでしまっていたな……」

萌郁「…………」

萌郁「……ちゃんと……」

岡部「ん?」

萌郁「……ちゃんと……私を見て…………」

岡部「は?いや、見てはいるが……」

萌郁「ちゃんと…………私を……私を…………」

108 : 以下、名... - 2011/08/16(火) 18:50:21.10 37sUmA5hO 43/150

岡部「どど、どうしたと言うのだ?いったい何を……」

萌郁「岡部君は……」

岡部「な、なにを?」

萌郁「岡部君…………」

岡部「ちょ、ちょっと待て!!突然なんだと言うのだ!!」

萌郁「……」

岡部「ややや、やめろ!落ち着け!!ちちち近い!かかか顔が近いから!!」

萌郁「岡部君……」

岡部「ぅむっ……!!」

萌郁「岡……岡部君……」チュッチュッ

岡部「や、やめっ!」

萌郁「岡部君……岡部君……!!」チュッチュー

岡部「やめろ!!」ドガッ!



萌郁「岡部……君…………痛い……痛いよ……?」

岡部「な、なんなんだ一体!!何を……何がしたいんだお前は!!」

109 : 以下、名... - 2011/08/16(火) 18:55:02.39 37sUmA5hO 44/150

萌郁「何で……?何で私を…………岡部君……?」

岡部「いっ!!近寄るな!!」

萌郁「何で……何で……何で何で何で何でっ!!」

岡部「ひっ!!」

萌郁「どうして!?何で見てくれないの!?どうして!?何で私を!!」

岡部「お、落ち着け……な……?落ち着いて……」

萌郁「もういや……何で…………もう…………」

岡部「…………」

萌郁「私を……見てよ…………」

岡部「萌郁……?」

萌郁「……………………」

萌郁「………………」

萌郁「…………」

114 : 以下、名... - 2011/08/16(火) 19:02:19.76 37sUmA5hO 45/150

萌郁「ちゃんと……したんだよ……?」

岡部「は……?」

萌郁「ちゃんと岡部君の言う通りに……全部……全部やったのに……」

岡部「は、は?な、何を……」

萌郁「全部全部全部……!!なんで私をそんな目で見るの!?全部やったのに!!なんで頭を撫でてくれないの!?」

岡部「な、何を言っているんだ……?」

萌郁「全部岡部君の言った通りにやったよ!?椎名まゆりも!牧瀬紅莉栖も!!橋田至だってやったよ!?なのに……なんで……?」

萌郁「岡部君……」



岡部「お前は……何を…………」

萌郁「……岡部君が……メールしてくれたんじゃない…………あいつ等を殺せって……」

萌郁「邪魔だから殺せって…………二人の邪魔だって…………」

岡部「な、俺はそんな事……」

萌郁「全部……岡部君が…………」

117 : 以下、名... - 2011/08/16(火) 19:09:22.24 37sUmA5hO 46/150

岡部「な、何を……おお、俺はそんな事、そんなメール送ってない!!何を言って…………」

萌郁「……何で?……何で?岡部君……何で?」

萌郁「だって……メールで……ほ、ほら、メール、ちゃんとここに…………」カタカタ

萌郁「ほ、ほら!メール!!沢山!!ね!?」



萌郁の差し出す携帯電話の画面には、何も書かれていなかった。
そこにはただ、黒い画面と、それを覗き込む俺の顔が反射しているだけだった。


岡部「萌郁……」

萌郁「ね?ちゃんと……だから……頭……撫でて欲しいな……岡部君……岡部君……ね?」

岡部「あぁ、もう、もう良いから……良いから……」ナデ

萌郁「あ……///」

岡部「もう、休んで良いから…………」

萌郁「うん……岡部……君…………」

121 : 以下、名... - 2011/08/16(火) 19:22:03.13 37sUmA5hO 47/150

萌郁に見えていたらしいメールは俺から送られたもので、そのメールには二人の邪魔をする者は殺せと書かれていたらしい。
けれど、俺はそんなメールを送ってはいないし、萌郁の携帯電話は電源すら入って居なかった。

「殺せ」と言われていた三人は萌郁の部屋で発見された。
全員酷く衰弱していたものの命に別状は無く、ダルにいたっては少し体重が減った程度だった。
「餓死させる」という事で架空のメールでの命令を完遂させようとしたのだろう。



岡部「萌郁……差し入れ持ってきたぞ……」

萌郁「…………」

岡部「何が良いか解らなくてな……とりあえず桃とバナナ」

萌郁「……」

岡部「もう夏も終わるな……」

萌郁「……」

岡部「そうだ、この前まゆりがな…………」

岡部「ダルの奴……助手に殴られてな…………」

124 : 以下、名... - 2011/08/16(火) 19:27:02.04 37sUmA5hO 48/150

岡部「みんな……元気だよ…………」

萌郁「……」

岡部「お前だけだぞ……足りないのは…………お前だけだ……」

萌郁「……」



萌郁は何も喋らなくなった。
真っ白な部屋で。ただ携帯電話を握りしめて、来るはずもない俺からのメールを待っている……
そんな彼女を見ていると、どこかから聴こえてくる気がする。
低く耳につくブーンというメールが届く音が。

125 : 以下、名... - 2011/08/16(火) 19:28:04.26 37sUmA5hO 49/150

こんな感じでおなしゃす!!

126 : 以下、名... - 2011/08/16(火) 19:30:06.05 1xKWQsvA0 50/150

なげーよwww
終わりか?乙乙

132 : 以下、名... - 2011/08/16(火) 19:38:13.79 ndxkcynp0 51/150

なるほどこれは前書きか
本編も楽しみにしてるぞ>>1

140 : 以下、名... - 2011/08/16(火) 19:56:43.89 37sUmA5hO 52/150

萌郁「岡部……君……ん……」ピチャピチャ

岡部「ふん……」

萌郁「岡部君の……熱い……///」レロレロ

岡部「下手くそ!!」ドゴッ!

萌郁「あうっ!!」

岡部「もっと上手くやれ!」

萌郁「ごめん……なさい……」ハァハァ

岡部「ふん……」

萌郁「あぅ……ん……ぁむ……」

岡部「もっと上手くだ……」

萌郁「ん……ふぁい……」ピチャピチャ

141 : 以下、名... - 2011/08/16(火) 19:57:51.67 37sUmA5hO 53/150

岡部「ふん……」

ブーンブーン

岡部「ん?電話か……?」

岡部「……!!」


0.0135289


岡部「は!!」

萌郁「ん……ふぁ……」ムグムグ

岡部「なっ!桐生萌郁!!何を!!」

萌郁「?……ムグムグぁん……」レロレロ

岡部「な!おい!や、やめろ!!」

143 : 以下、名... - 2011/08/16(火) 20:01:13.36 37sUmA5hO 54/150

萌郁「岡部……君……?」

岡部「や、やめろ!近寄るな!!な、なんでお前が……!!」

萌郁「岡部君……?ごめんなさい……私……下手だった……?」

岡部「な、何をやって……?下手……だと……?」

萌郁「ごめんなさい……ごめんなさいごめんなさい……」

岡部「やめろ……あ、謝るんじゃない!何なんだお前は!!」

萌郁「あ……いや……ごめんなさい……もっと上手くやるから……ごめんなさい……」

岡部「何を……言って…………」

145 : 以下、名... - 2011/08/16(火) 20:06:59.17 37sUmA5hO 55/150

岡部「い、いいから胸を!胸を!!」

萌郁「胸?あ……ぱ……パイズリ……する……?」

岡部「ぱ!?ななな何を言って……!?」

萌郁「胸……使うから……使う……」

岡部「や、やめろ!!待て!!」

萌郁「!! はい……」

岡部「!?」

萌郁「……」

岡部「あ……、メール……そうだ!メールを!!メールを覚えているか!?」

萌郁「……?」

岡部「どうした?答えられないのか?」

萌郁「…………」

岡部「裏切れないって事か……よし……」

萌郁「はい……岡部……君……」ヌギヌギ

岡部「な!?何故脱ぐ!?お前は何を……!?」

148 : 以下、名... - 2011/08/16(火) 20:12:31.18 37sUmA5hO 56/150

萌郁「……ワン」

岡部「……?」

萌郁「……ワンワン」

岡部「な、何を……」

萌郁「ご主人様……」

岡部「な、ご主……」

萌郁「な、何をしますか……?」

岡部「な、何をって……」

萌郁「何でも……何でもしますから…………」

岡部「何でも……だと……?」

萌郁「岡部……君……?」

岡部「お前が……お前が俺に何でもするだと!?」

萌郁「はい…………」

岡部「ふざけるな!!お前が!!お前なんかが!!」

萌郁「!!」ビクッ!

149 : 以下、名... - 2011/08/16(火) 20:15:54.86 37sUmA5hO 57/150

岡部「まゆりを殺したお前が!!俺に何をするってんだ!!」

萌郁「私が……殺した……?」

岡部「あぁ、そうか……そうだよな……お前は何も知らない……だけどなぁ!!」

萌郁「」ビクッ!

岡部「お前は人を殺すんだよ!!まゆりを!!まゆりを殺すんだよ!!FBとか言う奴の命令で!!お前がっ!!」

萌郁「F……B……?」

岡部「な、知らないとでも言うのか?」

萌郁「……」コク

岡部「な、どういうことだ……、なんだ?何が起こっている?」

萌郁「……?」

152 : 以下、名... - 2011/08/16(火) 20:20:36.46 37sUmA5hO 58/150

岡部(まさかDメールが?いや、おかしい……タイムリープする前は何も……)

萌郁「岡部……君……?」

岡部「お前は……ラウンダーじゃ無いのか?」

萌郁「ラウン……なに?」

岡部(ラウンダーを知らない!?なんだこの世界線は……いったい何が……)

萌郁「岡部……君……」

岡部「なんだこれ……何なんだこれは……!」

萌郁「岡……」岡部「ラボ!!そうだラボに行けば紅莉栖達が!!」ダッ

萌郁「……部君…………」

154 : 以下、名... - 2011/08/16(火) 20:25:22.58 37sUmA5hO 59/150

~ラボ~

岡部「紅莉栖!!」ハァハァ

助手「なっ!岡部?」

岡部「っく……紅莉栖!世界線が!!世界線がおかしい!!」

助手「は?何を言って……ってさっきからアンタ私の事……」

岡部「Dメールだ!誰かがDメールを!!」

助手「は?」

岡部(あ……そうか……紅莉栖は世界線の移動を認知できない……だからDメールが送られた事も……)

岡部「あ、いや……良いんだ……すまなかった……」

助手「はぁ……、それよりアンタ、桐生さんは良いの?」

岡部「は?」

158 : 以下、名... - 2011/08/16(火) 20:29:59.53 37sUmA5hO 60/150

助手「は?じゃ無いわよ、桐生さんに会いに行くって出ていったんでしょーが」

岡部「俺が……?」

助手「まーたどうせイヤらしい事してたんでしょ、あーやだやだ」

岡部(なんだこの世界線は……俺はタイムリープしたんじゃ無いのか?)

岡部(タイムリープしたと思ったら桐生萌郁に……フェ……フェラチオされていた……)

岡部(どうして……?一体何故世界線が移動した……?)

ブーンブーン

岡部「!?」

岡部「桐生萌郁か……」

160 : 以下、名... - 2011/08/16(火) 20:33:28.93 37sUmA5hO 61/150

件名:さっきはごめんなさい

「私が下手だったから岡部君を怒らせてしまいました
ごめんなさいごめんなさいごめんなさいご
めんなさいごめんなさいごめんなさい
ごめんなさいごめんなさいごめんなさいご
めんなさいごめんなさいごめんなさいごめ
んなさいごめんなさいごめんなさいごめん
なさい」

岡部「ひっ!!」

助手「んー?何かあったの?桐生さんと……」

岡部「いや……良いんだ……それよりも……」

…………………………

助手「世界線が変わってる?」

岡部「あぁ、俺はタイムリープしたはずなんだが……気付いた時には既に世界線が変わっていた……」

161 : 以下、名... - 2011/08/16(火) 20:39:16.28 37sUmA5hO 62/150

助手「そんなはず……だってアンタはタイムリープしただけなんでしょ?」

岡部「あぁ、そのはずだった……そのはずだったのだが……」

助手「じゃあ何で……」

岡部「それが解らんのだ……タイムリープした瞬間にリーディングシュタイナーが発動した……」

助手「そんな……そんな事って……」

岡部「俺にも訳が解らん……いったいどうして……」

助手「そうね、考えられる事は二つ」

助手「まず、一つめは、タイムリープマシンの故障、若しくは理論の間違い。まぁこれは信じたくないけど」

助手「そして二つめ、アンタがタイムリープした瞬間に、何者かがDメールを送った……」

岡部「何者か……」

助手「今のところはこんな感じかしら」

162 : 以下、名... - 2011/08/16(火) 20:44:30.94 37sUmA5hO 63/150

岡部「その何者かとは……」

助手「何者かってのはあくまでも仮説よ?」

岡部「いや、しかしお前の作ったタイムリープマシンは完璧だった、そう考えると……」

助手「そ、そう///」

岡部「ん?何を赤くなっているのだ?」

助手「赤くなってない!うるさい!!バカ岡部!!」

岡部「まぁよい……とにかく今は誰がDメールを送ったかだ……」

岡部(くそ……またしても不明なDメールが出てきてしまった……)

165 : 以下、名... - 2011/08/16(火) 20:51:49.93 37sUmA5hO 64/150

岡部(何者か……いったい誰が……)

ブーンブーン

岡部「えぇいうるさい!!」

ブーンブーン
ブーンブーン
ブーンブーン

岡部「また桐生萌郁か!!」

件名:ごめんなさい
件名:ごめんなさい
件名:ごめんなさい
件名:ごめんなさい

岡部「なっ!なんなのだアイツは……」

助手「ほら、やっぱり桐生さんと何かあったんでしょ?この世界ではアンタと桐生さんは恋人なんだから、行ってあげなさいよ……」

岡部「は?こ、恋人!?」

助手「あぁ、そうか……解らないのよね…………」

166 : 以下、名... - 2011/08/16(火) 20:52:52.84 37sUmA5hO 65/150


助手「あ、アンタは……桐生さんと付き合ってるの!」

岡部(俺が……桐生萌郁と……?)

ブーンブーン

件名:ごめんなさい

「もっと上手くやれるように頑張るから……
だから……お願い……戻ってきて……
岡部君が居ないと……私……
死んでしまいそうなの…………」

岡部「な、なんなのだ……これは……?」

ブーンブーン
ブーンブーン
ブーンブーン
ブーンブーン
ブーンブーン

168 : サルった - 2011/08/16(火) 21:00:13.44 37sUmA5hO 66/150

助手「ほら……早く行ってあげなさいよ……」

岡部「へ?あ、ああ……」

岡部(桐生萌郁が恋人……ラウンダーではなく……FBも知らない?)

岡部「とにかく考えるのは後だ……助手よ!お前はタイムリープマシンを調べておいてくれ!俺はDメールを調べる!!」

助手「はいはーい」

…………………………

萌郁「岡部君……岡部君……岡部君……岡部君……岡部君……
岡部君……岡部君……岡部君……岡部君……
岡部君……岡部君……岡部君……」

萌郁「岡部君……どうして…………返事……して……岡部君……」

萌郁「メール……返して……岡部君……岡部君……」

175 : 以下、名... - 2011/08/16(火) 21:09:33.04 37sUmA5hO 67/150

岡部「とりあえずタイムリープの直前の行動を検証するか……」

岡部(俺は桐生萌郁のDメールを調べるために桐生萌郁の家に行った)

岡部(そして桐生萌郁と争ったすえ、携帯電話を奪取……そしてDメールを送り失敗……)

岡部(そしてなんやかんやあってタイムリープして現在へ……ん?失敗……?)

岡部(いや、確かにあの時は失敗した……リーディングシュタイナーも発動しなかった……)

岡部(しかし、もしあれが失敗していなかったなら…………)

岡部(まさか…………)

岡部(成功していたのか?あのDメールが?そんな……まさか……な)

岡部(Dメールによる書き換えが失敗していたとして……その事に俺が気付いたとしたら……)

岡部(まさか!桐生萌郁のDメール取り消しの失敗に気付いた別の世界線の俺がDメールを……?)

180 : 以下、名... - 2011/08/16(火) 21:15:49.05 37sUmA5hO 68/150

岡部(リーディングシュタイナーは俺の主観だ……)

岡部(ならば別の世界線での……未来での俺がDメールを送り、その結果、現在の主観と統合され今の世界線になっていたと考えれば……)

岡部「まさか……Dメールを送ったのは……未来の俺なのか……?」

岡部「あり得なくは……無い……未来の俺が桐生萌郁のDメールを消そうとして……その結果が今の世界線だとしたら……」

ブーンブーン

件名:岡部君、返事をしてほしい

「岡部君……ごめんなさい
何度もメールするのは禁止されてるけど……
私はもう……岡部君無しでは居られないから……
どうか、返事を下さい
返事をして下さい……
返事を下さい……」


岡部「桐生……萌郁……」

182 : オチくらい考えてから書けば良かった…… - 2011/08/16(火) 21:19:23.75 37sUmA5hO 69/150

岡部「俺だ……」

萌郁『岡部君!!』

岡部「今からそっちに行く……」

萌郁『メール!!メール見てくれたの!!』

岡部「あぁ……」

萌郁『あ……えっと……ごめんなさい……何回も、メールして……』

岡部「いや……いいんだ……」

萌郁『待ってる……から……』

岡部「あぁ……」

186 : 以下、名... - 2011/08/16(火) 21:25:43.73 37sUmA5hO 70/150

岡部(未来の俺がDメールを送ったとしたら……この世界線では……まゆりは……?)

岡部(それになぜ俺はタイムリープをした瞬間合わせてDメールを……)


~萌郁宅~

岡部「桐生萌郁……聞きたい事がある」

萌郁「岡部君……!!」ダッ

岡部「えぇい!抱きつくでない!!」

萌郁「岡部君……岡部君……ごめんなさい……岡部君……」スリスリ

岡部「桐生萌郁……お前、メールを受け取らなかったか?」

萌郁「メール……?メールなら……いつも……」

岡部「違う!未来からのメールだ!!」

萌郁「」ビクッ!

萌郁「ご、ごめんなさい……未来から……未来から……ごめんなさい……」

岡部「解らない……か……」

188 : 以下、名... - 2011/08/16(火) 21:30:03.32 37sUmA5hO 71/150

萌郁「私は……岡部君からしか……メール……来ないから……」

岡部「なに?そうなのか?」

萌郁「それだけで……良いから……」

岡部「あ、いや……」(なんだこれは……)

萌郁「岡部君からのメールで……救われたから…………」

岡部「なに!?」

萌郁「」ビクッ!

萌郁「わ、私が……屋上……から…………メール……岡部君が…………」

岡部「なんだ?なんの事だ!?」

191 : 以下、名... - 2011/08/16(火) 21:32:48.75 37sUmA5hO 72/150

萌郁「岡部君からの……間違いメールで…………」

岡部(間違いメール……Dメールの事か……?)

萌郁「と、友達に……なりませんかって…………」

岡部「俺が……?」

萌郁「」コクコク

岡部「そんなメールだけで……この世界線を……」

萌郁「?」スリスリ

岡部「えぇい!スリスリするな!!」

萌郁「」ビクッ!

196 : 以下、名... - 2011/08/16(火) 21:38:52.92 37sUmA5hO 73/150

岡部(なぜ俺はそんなメールを……?まゆりを助けるためか……?)

岡部(まゆり!?そうだ、まゆりは……?)

岡部「すこし電話をしてくる……」

萌郁「……はい」


岡部「……」プルルルルプルルルル

まゆり『もしもし』

岡部「まゆりか?今どうしてる?どこにいる?」

まゆり『あ、オカリン、トゥットゥルー』

まゆり『まゆしぃは今ジムに来てるのです』

岡部「ジム……?」

まゆり『今日の腹筋ちゃんはぴちぴちだよ~』

岡部「まゆ……?は……?」

まゆり『あ、次のメニューの時間だから切るね、じゃ~ね~』

岡部「え?は?」

203 : 以下、名... - 2011/08/16(火) 21:42:43.90 37sUmA5hO 74/150

岡部「」プルルルルプルルルル

助手『ハロー』

岡部「くくく紅莉栖!!大変だ!!まゆまゆ、まゆりがジムに!!」

助手『は?当たり前でしょ?まゆりなんだから……』

岡部「当たり前ってお前!!まゆりはだって……もうすぐ死んで……」

助手『は?まゆりが死ぬわけないじゃない……核でも使わなきゃ死なないわよ……』

岡部「あ?へ?あの……」

助手『もう……しっかりしてよね、じゃーね……』

岡部「あ、ああ……」

207 : 以下、名... - 2011/08/16(火) 21:46:40.82 37sUmA5hO 75/150

岡部(まゆりが……死なない?なんだこれは……核でも使わなきゃ死なないだと?)

岡部(これが……まゆりを生かす方法だとでも言うのか?)

岡部(俺が……俺がDメールで……?まゆりをマッチョに?)

萌郁「岡部……君……電話……終わった……?」

岡部「あ、ああ……」

萌郁「あの……する……?」

岡部「は?何を……?」

萌郁「続き……私は……したい…………」

岡部「は?つ、続き……?」

萌郁「……」コク

岡部「なんの……?」

萌郁「せ、セッ○ス……///」

岡部「は?」

212 : 以下、名... - 2011/08/16(火) 21:51:16.40 37sUmA5hO 76/150

萌郁「岡部……君……」ピチャピチャ

岡部「……」

萌郁「今度は……ちゃんと……」レロレロ

岡部「これが……誰も死なない世界……」

萌郁「む、胸も……使うね……」ムニムニ

岡部「良いのか?こんなので……」


~一方その頃~

まっちょしぃ「私の拳が世界線を超えた!!」

まっちょしぃ「光などカトンボのように遅く感じるわ!!」

219 : 以下、名... - 2011/08/16(火) 21:56:59.65 37sUmA5hO 77/150

岡部「そうか……これが誰もが幸せな世界か……」

萌郁「ハァハァ……んっ……い、いれて……いいよね……?」

岡部「あぁ……世界は幸福に満ちているんだな……」

萌郁「あ、あぁっ!!岡部くっ岡部君のがっ!!」

萌郁「はいって……あっ!岡部君っ!!岡部君っ!!」

岡部「桐生萌郁……」

萌郁「殴っても……良いよ……?く、首……絞める……?」ハァハァ

萌郁「んんっ!ああっ!!いつもみたいに!!私を……っ!!」ニチャニチャ


~一方その頃~

助手「……」カタカタ

助手「ふっwww ワ・ロ・タっと……」カタカタ

助手「はぁ……岡部……か……」カタカタ

227 : 以下、名... - 2011/08/16(火) 22:04:56.41 37sUmA5hO 78/150

萌郁「岡部君っ!!も、もうっ!!あっ!ダメっ!イッちゃ……イッちゃうっ!!」

岡部「あぁ……存分にイクが良い……俺の上で幸せになるが良い……」

萌郁「あ゛ぁ!!だめ゛ぇ!優し、優しすぎる゛ぅぅぅあ!ぁあ゛ぁ!!」ビクビク

萌郁「あ゛っあぁ……」

岡部「そうか……イッたか……」

萌郁「あ゛……おかべくん……ごめん……なさい……私……だけ……先に…………」

萌郁「頑張るがらぁっ頑張るからぁ……」

岡部「桐生萌郁……良いよ……十分だ……今日はもう……寝よう……」

~一方その頃ラボでは~

ダル「これスゲー超絶興奮しちゃうだろこれは!!」

まっちょしぃ「私の筋肉並みに興奮する?」

助手「別の所でやれ!変態!!」

229 : 以下、名... - 2011/08/16(火) 22:10:13.54 37sUmA5hO 79/150

萌郁「スゥスゥ」

岡部「これが……セッ○スか……」

萌郁「ん……」ダキッ

岡部「体は慣れたものだなな……」

萌郁「スゥスゥ」

岡部「セッ○スによる肉体的快感よりも、こうして安らかな気持でいる方が、圧倒的に気持ちいい……」

岡部「これが……俺の求めた世界……か……」

萌郁「岡部……君……」

岡部「ん?なんだ……寝言か……」ナデ

岡部「これは……いいものだな……」

231 : 以下、名... - 2011/08/16(火) 22:17:47.87 37sUmA5hO 80/150

~翌朝~

岡部「ん……」

萌郁「」ピチャピチャ

岡部「なっ!!」

萌郁「あ……岡部……君……」レロレロ

岡部「なにをっ!!」

萌郁「? おはおう……ん……」ヌポヌポ

岡部「ぬぁっ!あっ!!ああっ!!」ビクビク!

萌郁「はひ……ん」ッコク

岡部「な……飲ん……」

萌郁「……ちゃんと……溢さず、飲めた……///」

岡部「あ……あぁ」ナデナデ

萌郁「……///」

萌郁「おはよう……岡部君……///」

岡部「あぁ……おはよう……」

233 : 以下、名... - 2011/08/16(火) 22:18:45.30 37sUmA5hO 81/150

萌郁「///」スリスリ

岡部(あっ、む胸が……ムニムニ胸胸で)ムクムク

萌郁「!?」

岡部「あ……///」

萌郁「もっと……する……?」

岡部「あ……あぁ……///」



こんな感じでおなしゃす!!

237 : 以下、名... - 2011/08/16(火) 22:21:03.85 ORNz703Q0 82/150

>>233
おう、こんな感じで続き早くしろや

239 : 以下、名... - 2011/08/16(火) 22:24:05.92 37sUmA5hO 83/150

でもだって!俺の親指はもう限界なんですよっ!!
それに萌郁さんのえっちな画像が全然無いじゃないですか!
そんなの無理ですよ!!

249 : 以下、名... - 2011/08/16(火) 22:30:53.53 1xKWQsvA0 84/150

RS発動前のクズリンも読みたかった
どんなプレイしてたんだよ

252 : 以下、名... - 2011/08/16(火) 22:38:11.10 37sUmA5hO 85/150

>>249
最初は普通だったけど、萌郁があまりにも依存してくるので
途中でうざく感じたオカリンが萌郁を殴打
しかし萌郁はそれさえも受け入れ依存する
そんな萌郁を見てオカリンにSが目覚める
その後セッ○スをする度に言葉責め・暴力といったプレイを超えたプレイが行われる
みたいな設定はあった

257 : 以下、名... - 2011/08/16(火) 22:44:23.19 37sUmA5hO 86/150

~ラボ~

助手「」カタカタ

岡部「……」

まっちょしぃ「ふんっ」ブォン!

ダル「ふぃーあつー」

助手「」カタカタ

岡部「……」

ブーンブーン

岡部「?」

262 : 以下、名... - 2011/08/16(火) 22:49:34.28 37sUmA5hO 87/150

件名:今日は来る?

「岡部君、昨日は忙しくて来てくれなかったけど
今日は来てくれるかな?
私、寂しくて……
岡部君が居ないと、上手く眠れないの(´・ω・`)」

岡部「あいつ……」ニヤニヤ

助手「……」カタカタ カタ

岡部「」カタカタ

件名:一昨日は行っただろ

「昨日はごめんな
今日は少し遅くなるけど行けるよ
ケバブでも用意して待っていてくれ」


岡部「」ニヤニヤ

268 : 以下、名... - 2011/08/16(火) 22:56:06.76 37sUmA5hO 88/150

ブーンブーン

岡部「……ぷっ、あいつは……」ニヤニヤ

助手「」イライラ

ブーンブーン

岡部「……」カタカタ

ブーンブーン

助手「」イライラ

ブーンブーン

岡部「……解ってるよ」ニヤニヤ

助手「」ブチッ!

助手「だーぁもー!さっきからブツブツブツブツ言いやがって!!メールでいちゃつくんじゃない!鬱陶しい!!」

岡部「ん?あぁ、すまん……」カタカタ

助手「謝りながらメールを打つな!!」

ダル「牧瀬氏、今更だろ……」

まっちょしぃ「幸せなのは良いことなのです」ムキィ!

273 : 以下、名... - 2011/08/16(火) 23:01:25.89 37sUmA5hO 89/150

助手「あぁーもームカつく!!」

ダル「こうして助手はヤンデレとなるのであった」

助手「うっさい!!」

岡部「なんだぁお前ら、仲良いな」

助手「うっさい!別に普通よ!」

岡部「ふーん」カタカタ

助手「……」フンッ!

岡部「あ、そろそろ帰るわ」

まっちょしぃ「じゃあまゆしぃも帰ります」

ダル「あーじゃあ僕もそろそろ……」

助手「え?あ、わた、私は……もう少し残るわ……」

岡部「そっかーじゃあまた明日なー」

ダル「じゃあ、また明日なんだお」

まっちょしぃ「うむ」

279 : 以下、名... - 2011/08/16(火) 23:07:52.29 37sUmA5hO 90/150

岡部「……」トコトコ

ブーンブーン

件名:もう着く?
添付:ケバブ

「早く岡部君に会いたいな♪
ちゃんとケバブも用意してあるよ(^_^)
二人で食べようねChu!(^3^)」

岡部「萌郁め……」ニヤニヤ

ブーンブーン

件名:

「バカ岡部」

岡部「ん?助手か、なんだアイツ、最近機嫌悪いな……」

岡部「お前も早く帰れよっと」カタカタ

ブーンブーン

件名:
「はいはい」

285 : 以下、名... - 2011/08/16(火) 23:12:21.64 37sUmA5hO 91/150

岡部「おーす、来たぞー」

萌郁「岡部君!!」ダキッ

岡部「こらこら、まずは靴を脱がせろ……」

萌郁「ごめんなさい……寂しかったから…………」

岡部「よしよし」ナデナデ

萌郁「……///」

岡部「昨日はごめんなー、いろいろと予定が込み入ってて……」

萌郁「ううん……平気…………」スリスリ

岡部「なんだよー俺は寂しかったんだぞー」ウリウリ

萌郁「私も……いっぱい、我慢した…………」スリスリ

岡部「萌郁」

萌郁「岡部君……」

チュッチュ

288 : 以下、名... - 2011/08/16(火) 23:16:23.72 37sUmA5hO 92/150

ブーンブーン

萌郁「?」

岡部「ん?またメールか……」

件名:ごめん

「なんか、八つ当たりしちゃった
ごめん
もう桐生さんの家に着いた?」

岡部「なんだ助手か……」

萌郁「牧瀬さん……?」スリスリ

岡部「あぁ、なんかアイツ最近機嫌悪いんだよ」

萌郁「大変……だね……」

岡部「まぁ、一時的なものだろ」カタカタ

件名:
「何だか知らないが、ダルやまゆりに気を使わせるなよ
萌郁の家には今着いた所だ」

…………………………ブーンブーン

助手「…………そっか……」

293 : 以下、名... - 2011/08/16(火) 23:18:49.40 37sUmA5hO 93/150

萌郁「岡部君……はい……ドクペ……」

岡部「おぉ、さんきゅー」

萌郁「えへへ……」スリスリ

岡部「萌郁は相変わらず甘えん坊だなぁ」ナデナデ

萌郁「岡部君……大好き、だから…………」

岡部「俺も好きだぞー」ナデナデ

萌郁「……///」スリスリ


ブーンブーン

岡部「ん?また助手か……」

295 : 以下、名... - 2011/08/16(火) 23:21:52.79 37sUmA5hO 94/150

件名:
「」

岡部「ん?間違いメールか?」

萌郁「どうしたの……?」

岡部「いや、助手から間違いメールみたいだ」ナデナデ

萌郁「そっか……」スリスリ

ブーンブーン

岡部「ん?」

件名:
「ごめん、手違い」

岡部「ったく、解ってるっての……」カタカタ

件名:
「気をつけろよ」

…………………………
助手「私、嫌な娘だな……」

302 : 以下、名... - 2011/08/16(火) 23:26:21.12 37sUmA5hO 95/150

萌郁「ケバブ……食べる……?」

岡部「あぁ、そうだな」

萌郁「温めるね……」

岡部「あぁ、頼む」

萌郁「」コク

ブーンブーン

件名:そろそろ帰るね

「ラボの鍵、いつもの場所に置いとくから」

岡部「ん?……なんだ、まったく、律儀な奴だな」

萌郁「また牧瀬さん、から……?」

岡部「あぁ、鍵を置いとくとさ、律儀な奴だよ、まったく」

萌郁「いい、人…………」

岡部「そうだな」


……………………

助手「自己嫌悪だ……」

307 : 以下、名... - 2011/08/16(火) 23:31:31.06 37sUmA5hO 96/150

萌郁「はい、ケバブ……」

岡部「おぉ、ありがと」

萌郁「いただきます……」

岡部「いただきまーす」

萌郁「美味しい?」

岡部「あぁ、美味しいぞ」

萌郁「良かった///」

岡部「ん?」

萌郁「実はそれ……作ってみた……」

岡部「え!そうなのか?すごいじゃないか萌郁」ナデナデ

萌郁「……///」

岡部「萌郁はやれば何でもできるな」ナデナデ

萌郁「岡部君が……喜ぶなら……やる……」スリスリ

岡部「嬉しいぞ萌郁」ナデナデ

萌郁「……///」

311 : 以下、名... - 2011/08/16(火) 23:35:26.70 37sUmA5hO 97/150

岡部「ふぅ、ごちそうさま」

萌郁「ごちそうさま……」

岡部「美味しかったぞ」

萌郁「また、作るね……///」

岡部「おう」

萌郁「ん」スリスリ

岡部「さてさて、美味しいケバブも食べたし……」

萌郁「?」

岡部「次は旨そうな萌郁を食べようかなー」ガオー

萌郁「……///」キャー


…………………………

助手「桐生さん……可愛い人……私じゃ、敵わないよな…………」

313 : 以下、名... - 2011/08/16(火) 23:40:21.39 37sUmA5hO 98/150

萌郁「シャワー……浴びよう……」

岡部「あぁ、一緒に入るか」

萌郁「……///」コク

……………………

助手「はぁ……」

……………………
シャワシャワシャーワー

萌郁「きゃっ…………くすぐったい…………」

岡部「萌郁はここが弱いもんなー」コチョコチョ

萌郁「岡部君は……ここ…………」コチョコチョ

岡部「あ!やめ、ずるいぞ!」

萌郁「岡部君も……弱い…………」

岡部「なにをー」コチョコチョ

萌郁「あ、だめ……ぁん…………」

ラブチュッチュ

315 : 以下、名... - 2011/08/16(火) 23:47:08.65 37sUmA5hO 99/150

岡部「萌郁……」

萌郁「岡部……君……んっ……」チュッチュ

岡部「大好きだよ、萌郁……」チュッチュ

萌郁「ふぁ…………私も……岡部君…………んっ……」

岡部「萌郁……もう……」

萌郁「んっ……」コク

萌郁「はむっ……」ムグムグ

岡部「あぁ、良いよ……」

萌郁「んっ……」チュパチュパ

岡部「あぁ、もえっ……あ」

萌郁「おはへくん…………んっ」レロレロ

岡部「あ、最高だ……もう……うっ!!」ドクドク

萌郁「……んんっ!」コクコク

萌郁「けほっ」

岡部「大丈夫か萌郁!?」

317 : 以下、名... - 2011/08/16(火) 23:52:49.70 37sUmA5hO 100/150

萌郁「ん……平気……昨日の分も……出たね……///」ペロ

岡部「萌郁……///」ダキッ

萌郁「岡部君の……大好き…………だから……」

岡部「萌郁はえっちだな……///」

萌郁「岡部君だから……えっちに…………なる…………///」

岡部「萌郁……///おいで……」

萌郁「んっ…………」スリスリ

萌郁「入れても……いい……?」

岡部「あぁ、良いぞ」

萌郁「んっ……///あはっ……岡部君の……はいってっ……きたぁ……///」

岡部「萌郁っ!!一気に……そんなっ……!!」

萌郁「岡部君っ……!!岡部君のが……!!んんんっ!!」ビクビク

岡部「挿れただけでイッたのか?」

萌郁「だ、だって……昨日……できなかった、から……んっ……」

320 : 以下、名... - 2011/08/16(火) 23:59:20.86 37sUmA5hO 101/150

萌郁「あ゛!!岡部君っ!!岡部君っ!!」ガクガク

岡部「萌郁っ!!激しっ!!う、ぁ、!!」

萌郁「岡部君っ!!岡部、君っ!!」ニチャニチャ

岡部「あぁ、最高だっ……萌郁っ!萌郁もうっく!!」

萌郁「だひてっ!!膣内にっ!!だひてぇっ!!」ガクガク

岡部「うっ……出るぞ!!萌郁っ!!膣内に!!膣内にっうぁぁ!!」ビュクヒュ゙ク

萌郁「あ゛ぁあ゛ぁっ…………」

岡部「萌郁……」

萌郁「岡部君……」

チュッ

321 : 以下、名... - 2011/08/17(水) 00:03:02.54 4ckACHJPO 102/150

岡部「すっかり長風呂してしまったな……」

萌郁「少し……寒い……」

岡部「だな……ほら……」ギュ

萌郁「暖かい…………」スリスリ

岡部「そろそろ寝るか……ん?」

萌郁「?」

岡部「風呂に入ってるうちにメールが来てたみたいだな……」カタカタ

件名:
「桐生さんに迷惑かけるんじゃないわよ」

岡部「なんだ、今更……」

萌郁「?」

…………………………

助手「返事、来ないな……」

324 : 以下、名... - 2011/08/17(水) 00:10:23.97 4ckACHJPO 103/150

~翌日ラボ~

助手「」カタカタ

助手「プギャー……」カタカタ

岡部「…………」

助手「」カタカタ

岡部「また@ちゃんねるか……?」

助手「おかっ!!」

助手「うう、後ろから突然現れるな!!」

岡部「隙だらけの貴様が悪い」

まっちょしぃ「うむ……」

助手「まゆりまでっ!?」

岡部「まったく、お前はヒマになるとすぐに@ちゃんねるなのだな」

助手「うう、うるさいバカ岡部///」

岡部「まぁ良い、それより何なのだ?昨日のメールは」

328 : 以下、名... - 2011/08/17(水) 00:13:04.56 4ckACHJPO 104/150

助手「はぁ?メール?何が?」

岡部「昨日の貴様のメールだ、何通も送りおって」

助手「あ、あぁ、メールね、うん……ごめん……」

岡部「まったく、お前は萌郁か!!」

助手「なっ!!違うわよっ!! 違う、わよ……」

まっちょしぃ「むむ?」

岡部「まぁ、貴様は平坦だからな……」

助手「……?……なっ!!変態!!バカ岡部!!」

329 : 以下、名... - 2011/08/17(水) 00:16:04.58 4ckACHJPO 105/150

助手「……」

岡部「……」カタカタ

まっちょしぃ「じゃあ私はジムに行ってくるよ☆」

岡部「おう……」カタカタ

助手「…………」

岡部「……」

助手「……ね、ねえ」

岡部「ん?」

助手「今日って橋田は?」

岡部「あぁ、なんか、ライネットがなんとかって言ってたな」

助手「そ、そうなんだ……」

岡部「?」

332 : 以下、名... - 2011/08/17(水) 00:19:09.84 4ckACHJPO 106/150

助手「あ、あのさ岡部……」

岡部「なんださっきから?」

助手「あ……えっと……なんでもない……」

岡部「変なやつだな……」

助手「……」

岡部「……」



助手「……桐生さんとは……どんことしてるの……?」ボソッ


岡部「はぁ!?な、何を急に!!」

助手「あ、いや、何でもない!!何でもないから!!」ジタバタ

岡部「……」

助手「……」

336 : 以下、名... - 2011/08/17(水) 00:24:06.03 4ckACHJPO 107/150

助手「もう……え、えっちとか、した?」ボソッ

岡部「……///」

助手「そっか……したんだ……」ボソボソ

岡部「さささ、さっきから何なのだ貴様は!?発情期か!?」

助手「あ!いや、何でもない!!ちょーっと気になったから……」

岡部「……ふんっ、よく解らん奴め!!」

助手「ごめん……」

岡部「いつもしている……」

助手「へ……?」

岡部「会うたびにしていると言ったのだ」

助手「へっ?はっ?ひへっ?///」

岡部「ふん、むっつり女め」ニヤニヤ

助手「なっ!うるさい!!変態岡部!!」

340 : 以下、名... - 2011/08/17(水) 00:29:30.27 4ckACHJPO 108/150

岡部「なんだ、聞いてきたのはそっちだろう」

助手「ううるさい!!バカ!変態!!」

岡部「ふん、どっちが変態かっ!!他人の性生活に興味を持ちおって」

助手「……///」

岡部「そんなに気になるなら彼氏の一人でも作れば良いだろう」

助手「!! ……バカ」シュン

岡部「なぁ!?」

岡部「何なのだいったい……」

ブーンブーン

助手「メール……」

岡部「解ってる!!」

助手「……」

360 : 以下、名... - 2011/08/17(水) 00:53:00.94 4ckACHJPO 109/150

件名:今日も来てくれるんだよね?

「昨日はすっごく幸せだったよ(>_<)
今日も来てくれるって言うから今からドキドキ♪
早く帰ってきてねダーリン
なんだか新婚さんみたいで恥ずかしいー(ノ>д<)ノ」


岡部「」ニヤニヤ

助手「……」

岡部「」カタカタ

助手「……ねぇ」

岡部「ん?」カタカタ

助手「桐生さんの、どこが好きなの?」

岡部「は?」

363 : 以下、名... - 2011/08/17(水) 00:56:16.31 4ckACHJPO 110/150

助手「あ、ごめん……」

岡部「いや、構わんが……そうだな……」

助手「あ、いや、良い聞きたくない」

岡部「なんだ、訳の解らん奴だな」

助手「他人のノロケなんて聞きたくないの」

岡部「ふん、ならば言わん」

助手「はいはい、変なこと聞いて悪かったですね」

岡部「なんなのだ……」ボソッ

助手「……」

岡部「……」カタカタ

助手「…………」

367 : 以下、名... - 2011/08/17(水) 01:00:24.43 4ckACHJPO 111/150

岡部「さて、と」

助手「あ、帰るの?」

岡部「ん?まぁそんな所だ……」

助手「また桐生さんの家?」

岡部「そうだが?」

助手「そう……なんだ……」

岡部「?」

助手「……あーあ、私も帰ろっと」

岡部「おう ……?」

助手「あ!ねぇ、途中まで一緒に帰って良い?」

岡部「別に構わんが……」

助手「ん……」

岡部「?」

371 : 以下、名... - 2011/08/17(水) 01:03:49.46 4ckACHJPO 112/150

岡部「……」トコトコ

助手「」トコトコ

岡部「……」トコトコ

助手「」トコトコ

岡部「助手よ……」

助手「!!」

岡部「何かあったのか?」

助手「へ?あ、いや……特にないわよ……?」

岡部「そうか……ならいいんだが……」

助手「……」



岡部「じゃあ、俺はこっちだから」

助手「あ、うん……じゃあね……」

岡部「あぁ、また明日な」

助手「……」

373 : 以下、名... - 2011/08/17(水) 01:06:30.93 4ckACHJPO 113/150

萌郁「おかえり……岡部君……」

岡部「あ、あぁ、ただいま……///」

萌郁「あ、あの…………」

岡部「ん?」

萌郁「おかえりの……ちゅー…………」

岡部「なっ!」

萌郁「ダメ……?」

岡部「……ただいま」チュ

萌郁「うん……///」

377 : 以下、名... - 2011/08/17(水) 01:11:08.54 4ckACHJPO 114/150

萌郁「今日も……泊まっていける……?」

岡部「あぁ、いや……今日は流石に帰ろうかと……着替えも無くなったしな……」

萌郁「そう、なんだ……」シュン

岡部「あ、いや、でもな、ギリギリまで居るつもりだぞ?」

萌郁「……うん///」

岡部「まったく……///」

萌郁「岡部君……」

岡部「ん?」

萌郁「大好き……」ギュー

岡部「こらこら、突然どうした?」ナデナデ

萌郁「いつも……大好き……」スリスリ

岡部「まったく……」ナデナデ

381 : 以下、名... - 2011/08/17(水) 01:15:18.10 4ckACHJPO 115/150

萌郁「えっち……する……?」

岡部「お前は突然何を言ってるんだ」

萌郁「だって……岡部君……喜ぶから…………」

岡部「いや、確かに嬉しいが……今日はやめておこう……」

萌郁「……そう…………」

岡部「今日はのんびり一緒に居よう……」

萌郁「ん……///」



岡部「……」

萌郁「……」

岡部「……」ナデナデ

萌郁「……///」スリスリ

岡部「萌郁……」チュッ

萌郁「……んっ」チュッチュ

386 : 以下、名... - 2011/08/17(水) 01:18:41.59 4ckACHJPO 116/150

萌郁「岡部君……大好き…………」

岡部「あぁ、俺も……」

ブーンブーン

萌郁「?」

岡部「ん?メールか?」

萌郁「私じゃ……ない……」

岡部「知ってる」チュッチュ

萌郁「……んっ……見なくて……良いの……?」

岡部「あぁ、今は良い……」

…………………………

助手「メール……返ってこないな……」

助手「やっぱり……迷惑、だよね……」

391 : 以下、名... - 2011/08/17(水) 01:21:24.06 4ckACHJPO 117/150

助手「ホテルに一人……」

助手「岡部は……桐生さんと……」

助手「…………」

助手「胸とか、触るのかな……?」

助手「…………」

助手「って!私は何を考えとるんだ!!」ブンブン

助手「まったく、発情期じゃあるまいし……!!」

助手「…………」

助手「はぁ……シャワー浴びてこよう……」

394 : 以下、名... - 2011/08/17(水) 01:25:18.14 4ckACHJPO 118/150

岡部「そろそろ寝るかな……」

萌郁「帰っ、ちゃうの……?」

岡部「そんなに悲しい顔するな……」ナデナデ

萌郁「ん……」

岡部「明日もまた来るから……」

萌郁「本当に……?」

岡部「あぁ」

萌郁「岡部君……」ギュ

岡部「ほら、そろそろ寝るぞ」

萌郁「……」コク

岡部「じゃあな」

萌郁「また……明日……」

岡部「あぁ、また明日な」

395 : 以下、名... - 2011/08/17(水) 01:28:58.56 4ckACHJPO 119/150

岡部「やれやれ、萌郁のデレデレにも参ったものだな」トコトコ

岡部「そういえば、メール来てたな……ってまたクリスティーナか」

件名:お腹空いた

「お腹空いたから何か買ってきて~」

岡部「?」

岡部「誤爆か?」カタカタ

件名:Re:お腹空いた

「どうした空腹少女よ
空腹のあまり誤爆したか?」

399 : 以下、名... - 2011/08/17(水) 01:34:15.49 4ckACHJPO 120/150

助手「……」

ブーンブーン

助手「!!」

助手「」カタカタ



助手「空腹少女ってなによ」クスッ

助手「良いから何か買ってこいっと」カタカタ

…………………………
ブーンブーン

岡部「ん?クリスティーナか?」

件名:今日はありがとう

「今日も来てくれてありがとう♪
沢山撫でて貰って頭が幸せ(^^)
明日も来てくれるって言ってけど、泊まっていってくれると嬉しいな……///
なんて♪わがままは言いませんよヽ(´ー`)ノ
ずっと大好きだよ。おやすみ♪」

岡部「萌郁め……///」

401 : >>394間違えた「そろそろ帰るかな……」 - 2011/08/17(水) 01:38:41.95 4ckACHJPO 121/150

助手「……♪」カタカタ

助手「…………」

助手「……」

助手「」

助手「返信こない……」

…………………………

岡部「……」カタカタ

件名:おやすみ

「明日も沢山可愛がってやるから覚悟しておけよ」

岡部「まったく……可愛い奴め」

…………………………
ブーンブーン

萌郁「岡部……君……///」

402 : 以下、名... - 2011/08/17(水) 01:43:04.41 4ckACHJPO 122/150

助手「……」チラッ

助手「……」ウロウロ

助手「……」チラッ

助手「あぁ!もう!気にしない!寝る!!」

…………………………

岡部「さて、寝るかな……」

ブーンブーン

岡部「ん?」


件名:バカ岡部!!

「寝るからな!!」

岡部「なんなのだ?」

404 : 以下、名... - 2011/08/17(水) 01:49:42.81 4ckACHJPO 123/150

~翌日~

ダル「オカリ~ン、フェイリスたんがたまには来いだってさ~」

岡部「ん?あぁ、そう言えばしばらく行ってないな……」

ダル「まったく、彼女なんていう謎の生物に浮かれすぎだお」

岡部「いや、謎ではないだろ」

ダル「フェイリスたんと彼女、どっちが大切なんだお!!」

岡部「いや、質問がおかしいだろ……」

助手「橋田、いくら言っても無意味よ、そいつは年中浮かれてるんだから……」

ダル「まったく、リア充はこれだから困るお!!」

まっちょしぃ「たまにはまゆしぃにも会いにきて欲しいのです☆」

ダル「そうだお!まったく!!」

406 : 以下、名... - 2011/08/17(水) 01:53:02.91 4ckACHJPO 124/150

岡部「まぁ、そのうちな」

ダル「絶対だお!?」

岡部「あぁ」

まっちょしぃ「待ってるよ~☆」

助手「……」

ダル「あれ?牧瀬氏どったの?」

助手「え?なにが?」

ダル「何だか暗い顔でオカリンを見てたけど」

助手「べ、別にそんな事!!」

ガチャ

ダル「ん?」

412 : 以下、名... - 2011/08/17(水) 01:57:51.59 4ckACHJPO 125/150

まっちょしぃ「あ、萌郁さん!」

助手「え……?」

岡部「ん?」

萌郁「……」

岡部「おぉ、どうした萌郁よ」

萌郁「岡部君が……忘れていった……」

岡部「ん?おぉ!我が財布ではないか!お前が持っててくれたのか!!」

萌郁「……」コク

岡部「いやー助かった!!」

助手「……」

まっちょしぃ「萌郁さんは出来た女房だねぇ」

萌郁「……恥ずか、しい……///」

まっちょしぃ「このこのぉ♪」

岡部「ちょ、まゆり止めろって危ないから……///」

416 : 以下、名... - 2011/08/17(水) 02:01:44.21 4ckACHJPO 126/150

ダル「そうだよまゆしぃ、力入れすぎたら危ないお」

まっちょしぃ「は~い☆」

助手「あ、今飲み物出すから、ソファにでも座ってて」

萌郁「……ありがとう」

助手「いいえ~♪」

岡部「萌郁よ、わざわざすまんな」

萌郁「いい……、私も……会いたかったから……」

ガシャーン

助手「あわわっ!!」

ダル「もー牧瀬氏ドジっ子属性かお?」

助手「うっさい!!」

まっちょしぃ「片付け手伝うよ~」

424 : 以下、名... - 2011/08/17(水) 02:18:31.42 4ckACHJPO 127/150

萌郁「……私も……手伝う……」

助手「あ、平気だから、座ってて」

まっちょしぃ「危ないから紅莉栖ちゃんも座ってて」

助手「え……?」

まっちょしぃ「邪ッ!!」

ダル「相変わらず一瞬だね、凄いね、まゆしぃは~」

まっちょしぃ「えへへぇ~」

助手「……」

萌郁「……」

岡部「まったく、なにをやっとるんだクリスティーナよ」

助手「ごめん……」

岡部「……」

426 : 以下、名... - 2011/08/17(水) 02:31:35.36 4ckACHJPO 128/150

助手「……」

岡部「……」

萌郁「……」

助手「今日は帰る……」

岡部「え、あぁ」

助手「じゃ……」

岡部「あぁ……」

萌郁「さようなら……」

助手「……」

ガチャ

岡部「……」

ダル「あれ、牧瀬氏帰ったん?」

岡部「あぁ」

まっちょしぃ「えー今日こそはコスプレ着てもらおうと思ってたのにー」

427 : 以下、名... - 2011/08/17(水) 02:36:22.14 4ckACHJPO 129/150

萌郁「私も……帰る……」

岡部「あ、あぁ、じゃあ、後でな……」

萌郁「うん……」

ガチャ

ダル「何だか一気に静かになってしまったお」

まっちょしぃ「そうだねー」ムキィッ

ダル「ちょ、まゆしぃ筋肉鳴ってるおwww」

まっちょしぃ「えへへぇ」

岡部「……」

ブーンブーン
ブーンブーン

件名:お家で待ってるね♪

「お届け物終了です☆
私はちゃんとお家で良い子にしてるから
早く帰ってきてね♪」
岡部(萌郁……///)

430 : 以下、名... - 2011/08/17(水) 02:39:56.58 4ckACHJPO 130/150

…………………………

萌郁「……」カタカタ


ブーンブーン

萌郁「……」

件名:すぐ行くよ

「財布ありがとうな
今日はすぐに行くから、良い子にしてろよ」

萌郁「……///」

…………………………

助手「」カタカタ

助手「……」

助手「……」

助手「……」

助手「……」カタカタ



432 : 以下、名... - 2011/08/17(水) 02:41:40.69 4ckACHJPO 131/150

…………………………
ブーンブーン
ブーンブーン

岡部「……」カタカタ

件名:は~い(^-^)/

「待ってるね♪」

件名:公園に来て

「待ってるから」

件名:

「必ず、来て」

434 : 以下、名... - 2011/08/17(水) 02:44:34.04 4ckACHJPO 132/150

岡部(ん?クリスティーナから?)

岡部(何だ?待ってるって……)

岡部「悪い、ちょっと出掛ける」

ダル「なんだオカリンもか~」

まっちょしぃ「なんだか寂しいのです」

岡部「悪いな」

ダル「いってらっしゃーい」

まっちょしぃ「気を付けてね~」

岡部「ああ」

437 : 以下、名... - 2011/08/17(水) 02:49:13.66 4ckACHJPO 133/150

助手「……」

助手「……はぁ」

助手「返信くらい、しろよな、バカ岡部」

…………………………

ブーンブーン


件名:今日の晩御飯は何が良い?

「肉じゃがか麻婆豆腐にしようかと思ってるんだけど
岡部君はどっちがいいかな?」


岡部「」カタカタ

ブーンブーン

件名:了解!

「じゃあ麻婆豆腐にするね♪」

…………………………

助手「…………なにやってんだろ」

助手「バカは私だ……」

438 : 以下、名... - 2011/08/17(水) 02:53:59.60 4ckACHJPO 134/150

岡部「おい、バカよ」

助手「!!」

助手「なな、なんでここに!!」

岡部「いや、お前が呼んだのだろう」

助手「あ、そ、そうね。そうだったわね……」

岡部「で、何の用だ?」

助手「あ、えっと……」

岡部「ん?熱でもあるのか?顔が赤いぞ?」

助手「ない!ないから!!覗き込むなぁ!!」

岡部「あ、ああ、すまん」

助手「…………」

岡部「?」

助手「あ、あの……」
岡部「何だ?」

助手(どどどどうしよう、寂しくてなんとなく呼んだなんて言えないどどどど)

岡部「なんなのだ?」

440 : 以下、名... - 2011/08/17(水) 02:57:08.75 4ckACHJPO 135/150

助手「そそそその、えっと……ごめん……」

岡部「は?」

助手「あ、いや、さっきは、空気悪くして、ごめん」

岡部「悪くなったのか?」

助手「え!いや、だって……」

岡部「お前は何が言いたいのだ?」

助手「だ、だから……その、桐生さんが……」

岡部「萌郁が……?」

助手「私が桐生さんに……嫌な態度だったかなぁって…………」

岡部「そう……なのか?」

444 : 以下、名... - 2011/08/17(水) 03:02:34.45 4ckACHJPO 136/150

助手「……………………うん」

岡部「そうか……しかし、なぜそんな態度を……?」

助手「え!!あっえっと……」

岡部「別に仲が悪いって訳でもなかろう?萌郁が何かしたか?」

助手「ちが……私が……その……」

岡部「お前が萌郁に何かしたのか?」

助手「だから!違うの!!」

助手「私が!」

助手「私が岡部の事、好きだから……」

岡部「え?」

助手「だから、桐生さんだって……気付いてるから…………」

岡部「は……?」




ブーンブーン

447 : 以下、名... - 2011/08/17(水) 03:06:08.88 4ckACHJPO 137/150

岡部「お前が……?」

助手「…………」

ブーンブーン

岡部「俺を?」

助手「…………見ないで…………」

岡部「は?」

助手「今は顔!見ないで!!」

岡部「あ、いや、しかしだな……」

助手「いいから!!あっち向いてて!」グスッ

ブーンブーン

助手「ほら!さっきからメール!!」

岡部「え?あぁ」

萌郁「…………」

453 : 以下、名... - 2011/08/17(水) 03:13:37.14 4ckACHJPO 138/150

岡部「!!」

萌郁「岡部君……」

助手「……」グスッ

岡部「萌……郁……」

助手「え?」

萌郁「牧瀬紅莉栖……」

岡部「萌郁……なんでここに……」

助手「桐生さん……どうして……」

萌郁「メール…………返事……無かったから……」

岡部「え、あぁ、すまん」カタカタ

454 : 以下、名... - 2011/08/17(水) 03:15:28.79 4ckACHJPO 139/150

件名:忘れ物しちゃった(´・ω・`)

「今から取りに行くね」

件名:まだ居るよね?

「今から行くよ♪」

件名:どこに居るの?

「返事くれないとわかんないよ~(>_<)」

萌郁「牧瀬氏、紅莉栖……」

助手「え、あの、違うの桐生さん……私は……」

萌郁「……」

萌郁「岡部君は……私の……恋人……」

助手「え?あ、うん解ってる、解ってるよ?」

457 : 以下、名... - 2011/08/17(水) 03:18:43.40 4ckACHJPO 140/150

萌郁「だめ…………取らないで…………」

助手「うん、解ってるから…………」

萌郁「岡部……君……」

岡部「も、萌郁?」

萌郁「いや…………取らないで…………取らないで………………」

萌郁「だめ……だから…………」

助手「…………」

岡部「萌郁?」

萌郁「岡部……君…………」

萌郁「岡部君…………」

萌郁「岡部君……岡部君…………」

助手「桐生さん、違うの、落ち着いて……」

460 : 以下、名... - 2011/08/17(水) 03:22:10.61 4ckACHJPO 141/150

岡部「そ、そうだぞ萌郁、俺はこんな助手に……」

助手「こんなって何よ!!」

岡部「あ、いや、すまん……」

助手「何よ!バカ岡部!!」ポカポカ!

萌郁「いや……岡部君に……岡部君に……」

助手「え?」

萌郁「岡部君に…………触らないで…………岡部君に…………」

萌郁「岡部君…………こっち…………きて……?」

萌郁「岡部君……?こっち……ね……?」

岡部「萌郁?何を……」

萌郁「早く、その女から……離れて…………離れて!!」

466 : 以下、名... - 2011/08/17(水) 03:26:08.38 4ckACHJPO 142/150

萌郁「なんで?なんで取るの?」

萌郁「私の恋人なのに!!なんで?どうして!!」

萌郁「私には岡部君しか居ないのに!!取ろうとしないで!!」

萌郁「岡部君……?ほら……見て……?これ……大切な写真…………」

萌郁「岡部君と初めて会った時の……写真……メールだって」

萌郁「沢山、沢山沢山沢山!!岡部君……ね?好き……大好きなの……」

萌郁「岡部君……あ、ほら、えっちしよう?私なんだって上手にやるよ?ね?」

萌郁「岡部君……ほら、早く行こうよ……ね……?」

萌郁「岡部君……岡部君……岡部君……!!」

470 : 以下、名... - 2011/08/17(水) 03:30:11.21 4ckACHJPO 143/150

岡部「萌郁……落ち着け、俺は何もコイツとは」

助手「……」

萌郁「牧瀬氏紅莉栖……消えて……消えて……よ……ね……?」

萌郁「牧瀬氏紅莉栖……邪魔……しないでよ…………」

助手「なんで……」

岡部「!?」

助手「なんでアンタみたいなのにそんな事!!」

助手「私の事なんて何も知らないくせに!!」

助手「なんでそんな事言われなきゃならないのよ!!」

助手「私がだって岡部が好きなの!!」

助手「でも、アンタが居たから……だから友達でいようとしたのに…………なんで…………」

476 : 以下、名... - 2011/08/17(水) 03:34:47.70 4ckACHJPO 144/150

萌郁「もう…………いい…………」

萌郁「牧瀬、紅莉栖は……邪魔…………っ!!」

岡部「萌郁!!」

ガッ

萌郁「あ……」

助手「ひっ!!」

萌郁「……岡部……君……?」

萌郁「岡部君……どうして…………頭……血が…………」

萌郁「岡部君……ごめんなさい、私、そんなつもりじゃ……石…………血が…………」

助手「岡……部……?」

助手「岡部……?ねぇ岡部!?」ユサユサ

萌郁「いや、ダメ……やめて!触らないで!!私の岡部君に触らないでよ!!」

479 : 以下、名... - 2011/08/17(水) 03:38:28.33 4ckACHJPO 145/150

助手「アンタまだそんなっ!今はそれどころじゃ!!」

萌郁「だめ!やめてよ!!岡部君に触るな!!触るな!!触るな!!触るなっ!!」

助手「は、早く救急車……」

萌郁「やめて……触ら……ないで……」

萌郁「やめて……よ…………」



…………………………

岡部「ん……?」

岡部「あれ……」

483 : 以下、名... - 2011/08/17(水) 03:46:01.31 4ckACHJPO 146/150

岡部「俺は……」

助手「気付いた!?」

岡部「クリスティーナ……ここは……」

助手「病院だよ……岡部、石で頭を殴られて……」

岡部「え?あぁ、そうか……萌郁……は?」

助手「桐生さんは向こうで手当受けてる……爪が割れた程度だから、平気」

岡部「そうか……良かった……」

助手「うん……」

…………………………

萌郁「岡部君!!」

岡部「あぁ、萌郁……」

萌郁「岡部君ごめんなさい!!私、私が!!」

岡部「バカ……良い子にしてろって……言っただろ……」ナデナデ

萌郁「岡部君……」グスッ

岡部「バカだな……」

485 : 以下、名... - 2011/08/17(水) 03:49:29.04 4ckACHJPO 147/150

岡部「あれ、紅莉栖は……?」

萌郁「さっきまで……居たけど……」

岡部「俺がまた眠ってる間に、帰ったか……薄情な奴だ」ハハハ

萌郁「岡部君……」

岡部「萌郁……俺が好きなのは……萌郁だけだぞ……」

萌郁「うん……」





助手「………………バイバイ」

489 : 以下、名... - 2011/08/17(水) 03:55:18.11 4ckACHJPO 148/150

最初から、敵う訳も無かった
アイツは目を覚ました時に、真っ先に桐生さんを心配して……
それがアイツの本心なんだって、知ってたけれど……
やっぱり、少し悲しかった……

そもそも無理があったのよ
桐生さんは年上だし、胸も大きいし……
物静かで、男ってああいうの好きだから……

でも、やっぱり悔しい……

負けるのは、悔しい……

アイツを好きだって気持ちは……
負けてないんだけどな……


…………………………

岡部「で、お前は何処へ行こうと言うのだ?」

助手「岡部……!」

岡部「まったく、薄情者め、俺を置いてさっさと帰りおってからに」

助手「桐生さんがいるんだから良いじゃない」

490 : 以下、名... - 2011/08/17(水) 04:00:03.72 4ckACHJPO 149/150

岡部「萌郁が居るのは嬉しいし助かるがな!!お前は俺の助手なのだ!!勝手に帰るんじゃない!!」

助手「う、うっさいわね、良いでしょ、元々長居する予定、無かったし……」

岡部「だがしかーし!!お前にはまだまだやってもらう事があるのだ!!」

岡部「失恋なんぞに現を抜かしている場合では無いぞ!!」

助手「なっ!!誰が失恋だ!!」

岡部「それにな……アメリカ行きの飛行機は当分飛ばないぞ……」

助手「え?」

岡部「滑走路にまゆりが居るからな…………」


           おわり

500 : 以下、名... - 2011/08/17(水) 04:10:26.37 4ckACHJPO 150/150

皆さんお疲れさまでした
まっちょしいが居なければこんなに長く書けませんでした

普段は早朝からマミさんにティロティロしてもらってるくせに
慣れない事はするもんじゃないね
14時間って……

そんな感じで

誰かおなしゃっす!!

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