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【R-18】川内と夜戦の日々【艦これ】【前編】
…鎮守府、トレーニング施設
川内「前々から気になってたんだけど」タッタッタッタッ
神通「何でしょうか?」ギッタン バッタン
川内「四半期に一回くらいのペースで、提督行方不明になるんだよね」タッタッタッタッ
神通「そうなのですか? の割には、騒がれている様子はありませんが…」ギッタン バッタン
川内「ああ、行方不明って言っても、終業後に姿が見えなくなるくらいで…次の日には帰ってきてるみたい」タッタッタッタッ
神通「その程度では、そもそも姉さんくらいしか気にしないかと…」ギッタン バッタン
川内「でもさ、気になるじゃん。もし他の娘とデートなんかしてたらと思うと」タッタッタッタッ
神通「提督に限って、そんなこと…」スクッ
ナガラサン、オモリオカリシマスネ イイヨー…ッテ、ツイニ120キロ!?
神通「よいしょっと」ガキン ガキン
川内「それでさ、去年の今日が丁度その日だったんだよね」ピ タタタタタタ
神通「はあ」ギッタン バッタン
川内「一応、毎年同じ日に姿くらましてるからさ。多分今日もいなくなるかなって」タタタタタタ
神通「…言わんとすることは分かりました」ギッタン バッタン
神通「ですが、提督にも私生活があります。あまり干渉するのはいかがなものかと」ギッタン バッタン
川内「夫婦なのに」タタタタタタ
神通「夫婦だからこそ、です。…ですから」ギィ・・・
神通「…私が行きます」
川内「えっ、何か私騙された気がする」タタタタタタ
神通「私はケッコンしていませんので、もし見つかっても姉さんほど失望されることは無いかと」
川内「そんなことは無いと思うけどなあ…」ピョン クルッ
川内「よっと。…まあ、意外と乗り気で話が早い。じゃあ今日の夜ね」スタッ
神通「ええ。では、私は哨戒任務がありますので」クルッ
神通「失礼します」スタスタ…
川内「いってらっしゃーい」ヒラヒラ
川内「…じゃ、秘書艦の手伝いでもしてくるか。…あ、勿体無いから電源つけたままにしとくよ。誰か好きに使ってね」
スタスタ…
ルームランナー『40km/h』ウィィィィィィン
…
神通「…すみません、遅くなりました」タッタッタッ
川内「ん。今、仕事終わったところ」
神通「提督は?」
川内「ご飯も食べずに外行っちゃった」
神通「どちらへ向かわれたのでしょうか…?」
川内「鈴谷に頼んで、飛行訓練にかこつけて水禎飛ばしてもらってる。ずっと付けてる訳にはいかないから、急がないと」
ソロリ
神通「倉庫街…ですね」
川内「しかも、この辺は使われてないのばっかりだ。取り壊そうにも、いつ必要になるか分からないからって…」
神通「! 提督です」
提督「」スタスタ
提督「」キョロキョロ
川内「何か探してるね…」
神通「待ち合わせでしょうか? だとしたら…」
提督「!」
川内「! バレた?」
神通「いえ、倉庫の中から誰かが」
那珂「」ヒョコ
川内「那珂ぁ!?」
神通「那珂ちゃん!?」
那珂「」クイクイ
提督「」スタスタ
神通「二人で、空き倉庫の中に…」
川内「えっ、何それ、ヤバくない?」
神通「ですが…那珂ちゃんに限って、そんなこと…」
川内「…」グッ
川内「…とにかく、中を覗いてみよう」
ソロリ ソロリ
神通「鍵は…掛かっていませんね」ギィ…
チラ
川内・神通「「!?」」
提督「…」キョロキョロ
那珂「どうしたの?」
提督「…? 誰か居るのか?」
川内「気づかれた?」
神通「…もう、隠れることもないでしょう」サッ
川内「あ、ちょっと!」サッ
那珂「せ、川内ちゃんに、神通ちゃん…?」
提督「何してるんだ、そんなコソコソと」
川内「それはこっちの台詞だよ! 行き先も言わずに、どっか行っちゃうんだから…」
川内「浮気なんてしてたらどうしようって、私…グスッ」
提督「ああ、それは済まなかったな」
神通「それで、結局何をなさっていたかというと…」チラ
那珂・提督「「新しいブロマイド用の写真を撮ってました」」
那珂「3ヶ月に一度、季節ごとのファッションで写真を撮ってもらってたの」
川内「まさか、空き倉庫の一つをスタジオに改装してたなんてね…」キョロキョロ
提督「どうやら、前の提督の時に用意してもらったらしい」
神通「しかし、どうして提督が写真を? 鎮守府で写真と言えば、青葉さんが浮かびますが…」
提督「それはだな」
那珂「…那珂ちゃんからお願いしたの。どうせ提督には、ブロマイドタダであげちゃうし、それなら最初から提督に撮ってもらった方がいいかなーって」
川内「ふぅん…」ジッ
提督「最初に頼まれた時は、流石に断ろうと思ったんだがな。カメラの知識なんて全然無かったし。だが、あんまり熱心なものだから、無碍にするのも忍びないと思って、それこそ青葉に習ったりして、どうにか見るに耐える写真を撮れるようになった」
神通「私達も全部持っていますが…てっきり、プロの方にお願いしたのかと」
那珂「提督、すっごい頑張ってくれたんだよ!」
提督「そう言ってもらえると、勉強した甲斐があったな」テレッ
川内「…」
提督「川内?」
川内「ん? …ああ、何でもないよ。とにかく、心配したようなことが無くて良かった。撮影には興味あるけど、新作のネタバレは厳禁だからね」クルッ
川内「帰ろうか、神通」
神通「えっ、あ、はい」
川内「っと、その前に」スタスタ
川内「…頑張ってね」ボソッ
那珂「!」ドキッ
川内「じゃあ、また後でね」
神通「失礼します」ペコリ
…
パシャ パシャ
那珂「うん、秋のはこれで全部だね」
提督「これで終わりだな。お疲れ様」ガシャン
那珂「あっ、まだカメラ片付けないで。まだ撮りたいのがあるから」
提督「ん? ああ、分かった」
那珂「じゃあ、着替えてくるね」
提督「我ながら上達したもんだなぁ…」ピ ピ ピ
提督「この間のサマーライブも、可愛く写ってるな。うんうん」ピ ピ
提督「…と、メモリがギリギリだな。キリが良いからここで替えとこうか」ゴソゴソ
提督「…? ポケットに入れた覚えの無いものが…」スッ
提督「いっ!?」
那珂「おまたせー!」トタトタ
提督「!」サッ
提督「き、着替え終わったか。…って、その格好は」
那珂「じゃーん」ミズギ
提督「この時期に水着は季節外れじゃないか? それに、もうこの前撮ったろ」
那珂「あれは皆向け。これは、いつもお世話になってる人にあげる用なの」
提督「へえ。非売品って訳だ」
那珂「うん。…えーっと、箱は…」
那珂が、美術置き場で何か探している。僕は照明を調節しながら彼女の方をちらりと見た。
今年の夏は、暑かった。あまりの暑さに、制服を脱ぎ棄てて水着で鎮守府をうろつく艦娘が続出した。流行に敏感な明石や大淀、イベント大好きな夕立とそれに付き合う時雨までは予想していたが、今年はそれに白露、村雨が加わった。おまけに天龍と龍田に第七駆逐隊、挙句の果てに先日来たばかりのリットリオまでもがあられもない姿でくつろぐ始末だ。
かくいう僕も、龍田(と川内)に迫られて、いつの間にか用意されていたサーフパンツで執務する羽目になったのだが…
那珂「あったあった」
目当ての物を見つけたのか、那珂がこっちを向いた。
彼女の水着は当然のごとくビキニで、色は制服と同じ橙色。デザインは意外にシンプルで、ボトムの上から白い薄手のパレオを巻いている。最も、彼女の体つきを考えると、このくらいで丁度良いのかもしれない。神通は姉より大人びた体をしているが、那珂の方は相応に幼い体つきをしている。あまり派手なのは似合わないだろう。
那珂「よいしょ」
那珂が、持ってきたものをセットの中に置いた。それは樹脂板でできた白の立方体だった。一辺が50cmほどのそれは、小物を置いたり、手を突いてポーズをとったりするのに丁度良い代物で、撮影に比較的よく使われる。
その箱の後ろに立ち、両手を突いてこちらを見た。
那珂「じゃ、始めるよー」
両腕を寄せ、胸を強調するような姿勢でまず一枚。手を腰に当て、上体をそらした姿勢を横から一枚。箱に腰掛け、膝に肘を突いて、両手でピース。そのまま笑顔で一枚…
次々にシャッターを切っていると、不意に那珂が言った。
那珂「ここからは、ちょっとイメージ変えていっちゃうよ」
それから彼女は、お団子に結った髪を解いた。
提督「髪型変えるのか。思い切ったな」
どんな格好をしても髪型だけは変えなかった彼女が、髪を解いた。思った以上に長い髪が頬に掛かるのが、妙に新鮮で、不思議に色っぽく見えた。
那珂「…ここからは、『私』だよ」
提督「!?」
そう言うと彼女は、おもむろにトップの紐に指を掛け、そしてゆっくりと引っ張った。はらり。落ちそうになる布を片腕で押さえると、静かに言った。
那珂「ほら、撮って」
提督「! …」
パシャリ。シャッターを切ると、ファインダー越しに彼女が妖しい笑みを浮かべた。
あの表情を、僕は知っている。とびきりの悪戯を思い付いた時の川内と、そっくりだ。
那珂「…もう、良いかな。…良いよね」
ふと、那珂がそう呟いた。それから
那珂「ねえ。提督、見て」
胸元の腕を、下ろした。
ビキニのトップが落ち、彼女の膨らみかけの乳房が露わになる。
慌てて、目を逸らした。
提督「な、何のつもりだ」
那珂「もちろん、撮影だよ」
提督「撮影って…とうとうヌードまでやるのか? 路線変更はしないって、いつも言ってるじゃないか」
那珂「『那珂ちゃん』はしないよ。でも、『私』は…」
いつの間にか彼女は僕の目の前に来て、両手で僕の頬を挟むと、顔を自分の方に向けた。
提督「…なあ」
『細すぎるくらいじゃないと、写真映えしないの』普段からそう言う彼女の体は、見ていて不安になるほど痩せている。
僕は艦娘たちには、不必要に自らを痛めつけるようなことはしてほしくないと思っている。そういう意味では、那珂の『アイドル活動』も同じだ。しかし、彼女は…艦娘として生まれ、暗い過去を抱えながらも、健気に『ヒト』として振る舞い、アイドルとして皆を元気にしたいという願いを持っていた。だからこそ、僕は出来る限り彼女の力になろうと思った。
提督「こんな裸の写真、一体誰に渡すんだ? もしかしてお前、誰かに脅されてるんじゃないのか?」
那珂「そんなこと無いよ」
提督「我慢しなくていいんだ。私には、お前達を守る責任がある。正直に言ってくれ。陸の上でなら、私は力になれるんだ。だから」
那珂「あのね」
那珂が、人差し指を立てて僕の口に押し当てた。
那珂「あれね、嘘。私、嘘ついちゃった」
提督「…?」
那珂「本当はね、貴方に見て欲しかったの」
そう言うと彼女は数歩下がり、ビキニのボトムを下ろした。薄いパレオ越しに、彼女の秘部が透けて見える。
提督「那珂…」
那珂「勇気が無くて、今までカメラ越しに見てもらうだけで満足してた。でも、川内お姉ちゃんが励ましてくれたから。私、覚悟を決めたよ」
提督「!」
去り際、川内が那珂に何かを囁いていた。あれは、そういうことだったのか。
…ならば、僕がすべきことは。
カメラを置き、両手を差し伸べた。
那珂「提督…」
軽やかに駆け寄ってくる那珂。腰布一枚のその姿は、どこか妖精めいた神秘的な雰囲気を感じさせた。
抱き止められて、腕の中で言う。
那珂「ありがとう。ごめんね、私の我儘聞かせちゃって」
提督「良いんだ。お前のことは、出来る限り応援するって決めてたから。こんな形でいいのなら」
那珂「それと…もう一つ、謝らないといけないの」
…
神通「…姉さん、良かったのですか?」
川内「何が?」
神通「那珂ちゃんと、提督のこと…あの娘、きっと」
川内「うん、知ってるよ。ああでもしないと、あいつ踏み出せないから」
神通「…姉さんは」
川内「…」
神通「姉さんは、本当に提督を愛しているのですか」
川内「…どうして、そんなこと言うの?」
神通「だって…姉さんは、提督に執着していないように見えます。私の時も、那珂ちゃんにも…浮気を恐れていながら、どうして背中を押すような真似を」
川内「…訳分かんないよね。ぶっちゃけ自分でも分かんない」
川内「理由を付けるなら…相手が那珂じゃなかったら、間違いなく怒ってた。提督は大好きだけど、同じくらいお前達も大切だから。後は…何だろ。『見栄』?」
神通「見栄、ですか?」
川内「綺麗な指輪とか、新しい装備とか、誰かに自慢したいじゃん。それと同じで、こんないい男と好き合ってるんだぞって。嘘だと思うなら一回抱かれてみろって、そんな感じで」
神通「えぇ…」
川内「ああ、ごめんごめん。変な話しちゃったね。まあいずれにせよ、他人に提督を明け渡していいなんて、これっぽっちも思ってないから。…でも、それ以上に、那珂は」
神通「…?」
川内「……那珂は…あいつは、愛されなきゃいけない。愛されないと、駄目なの」
…
那珂「このスタジオ、前の提督の時に用意してもらったのは知ってるよね」
砂浜をイメージした白い布の敷かれたセット。先ほど置いた白い箱に腰掛けて、那珂は言った。
提督「ああ。お前が本格的にアイドルとして活動し始めたのもその頃だったな」
前任の提督については、引き継ぎの時に顔を合わせたくらいで、その為人について詳しいことは知らない。ただ、有能な人物であったとだけ聞いている。
那珂「公式に活動を認めるように偉い人に掛け合ってもらったり、色々良くしてくれたの」
提督「へえ…」
兵器として艦娘を使うことに対する、世間の風当たりは強い。それは当然のことで、軍としてはいかに外部に向けて、艦娘の運用が節度と倫理に基づいたものであるかを発信するかに頭を悩ませていた。
那珂は、そんな場面で活躍している。艦娘でありながら一番民間人に近い所で、軍の内外の架け橋としての役割を果たしているのだ。
那珂「…まあ、タダで、とはいかなかったけど」
提督「?」
那珂「あのね…」
俯いて、両腕で自分の身を抱いた。
那珂「…『枕』しろって言われたの」
提督「! まさか、お前」
那珂「初めては、その時に提督と。横須賀に行って、広報部の人と。3人くらいだったかな。それから、最後に海軍大臣さんと」
真っ白な世界の中で、彼女は淡々と語る。
那珂「それでやっとデビューしたの。でも、安定して使ってもらえるようになるまでは、テレビ局の人ともシた」
提督「そんな、どうして」
那珂「何でなのかな。その時は必死だったから。…誤解しないでね。『那珂ちゃん』は、ちっとも後悔してないから。あの時の提督には感謝してるの。おかげで、夢にまで見たアイドルになれたんだから」
おもむろに彼女は立ち上がり、パレオの結び目に手をかけた。
那珂「知っておいて欲しいの。那珂ちゃんは、汚いオンナ。自分の体だって平気で売っちゃう。そのために」
それから、パレオを解いた。
露わになった下腹部に、数ヶ所の傷跡。…メスの痕。
那珂「えへへ…『切っちゃった』」
…
神通「!! そんな…そんな、酷いことを」
川内「神通は、今の提督になってから来たんだよね。前の人は…悪い人じゃあ、なかった。指揮も上手かったし、慕われてもいた。ただ、どこか抜けていて…たまに抑えの効かなくなる人だった」
川内「多分、言い出した時はあの人も本気じゃなかったんだと思う。ただ、それを笑って流すには、那珂は真っ直ぐ過ぎたんだ。結局、お互いお互いをが引きずり合うように進んで、最後には戻れない所まで来ちゃったんだろうね」
神通「でも…それで残念でしたでは、あの娘があまりにも可哀想です! 姉さん、教えてください。その方は今、どうしているのですか。会って、謝罪させてやります」
川内「止めときな」
神通「どうして!?」
川内「だって、その人は…」
…
彼女の肩を掴んで、まくし立てた。
提督「どうして今まで黙ってたんだ! そんな、深い傷を負うまで……すぐに憲兵に言おう。それから当時の関係者に談判する。全員だ! 少なくとも、前任の奴は一発ぶん殴ってやらないと、腹の虫が収まらん!」
那珂「落ち着いて、提督。無理なの」
提督「どうして!」
那珂「できないの。だって、前の提督はもう…」
提督「もう…どうしたんだ?」
那珂「…もう、あの人は死んだの。ピストルで頭を撃って、自決したの」
そこまで言って、彼女は僕の方へ歩み寄った。
那珂「ねえ、もう昔話は良いでしょ? 早く抱いてよ。ゴムなんて要らないから」
提督「…」
無意識にポケットに突っ込んだ指先が、尖ったものに触れた。
いつの間にか入っていたそれは、一枚の鉄兜だった。きっと、すれ違いざまに川内が差し込んだのだろう。
…川内は、知っているのだろうか。那珂が、自らの身体を売っていたこと。不妊手術までしていたことを。
それとも…
那珂は、僕を箱の上に座らせると、まず軽く唇にキスした。それからベルトを外してペニスを取り出した。右手で竿を扱き、左手で玉を刺激しながら、舌先で亀頭をぺろぺろと舐める。実に慣れた手つきだった。
やがて勃起したのを見て、こっちを見た。
那珂「提督、どんなことしたい? 自慢じゃないけど、川内ちゃんや神通ちゃんよりも上手に、色々できるよ」
提督「…」
那珂「…ま、最初は普通がいっか。汚れるから、服脱がしちゃうよ」
そう言って、軍服のボタンに手をかける。
その手を、掴んだ。
提督「普通に、しようか。ちゃんと付けて」
ポケットから、鉄兜を取り出した。那珂は、顔をしかめた。
那珂「だからぁ、そんなの要らないって言ってるじゃん」
提督「ごっこ遊びみたいのものだ。…僕らは、恋人同士。これから初めてのエッチをする。ところが、女の子には辛い過去があって、まだ男が怖い。愛する人だと分かっていながら、本能で彼の手を避けてしまう。それを乗り越えて…」
提督「…できるか?」
那珂「提督、そういうのが好きなんだ。うん、頑張るよ。那珂ちゃんは演技派だからねっ!」
提督「ああ、それと一つ」
那珂「?」
提督「『那珂ちゃん』じゃなくて、『那珂』だ。アイドルではなく、一人の艦娘…女として」
それだけ言うと、僕は立ち上がった。照明を弱め、箱をどかし、カメラに布を掛けて隠した。
それから服を全て脱いで、言った。
提督「じゃあ、始めようか」
那珂「…うん」
まず、彼女の頬に手を伸ばした。すると、彼女は反射的にその身を引いた。
提督「まだ、怖いか」
那珂「うん…」
提督「そうだよなぁ…好きでもない男に、無理矢理抱かれたんじゃあ、な」
那珂「っ…」
那珂が微かにたじろぐのを、僕は見逃さなかった。
那珂「あ、あのね…顔がずっと見えるようにして欲しいの。貴方だって分かったら、安心するから」
提督「分かった」
僕は彼女の目を見つめたまま、そっとその手に触れた。肩が一瞬跳ねた。だが、拒まない。
そのまま目を逸らさず、腕を伝ってゆっくりと手を動かしてゆく。指先から掌へ、掌から手首へ。腕へ。
やがて肩に触れた所で、そっとその手に力を込めた。
那珂の体が、ビクリと震えた。
那珂「て、提督…」
提督「那珂」
那珂「提督…怖いよ…」
提督「ああ。怖かったろう。分かってる」
那珂の目に、涙が浮かんだ。
提督「お前の努力を否定するつもりはない。お前は、自分の夢のために頑張った。だが…」
もう片方の手を、彼女の首に回した。彼女の身が、ふるふると震えだした。
提督「夢を叶えるために、自分自身を殺すことはない。そうだろう?」
那珂「…『那珂ちゃん』は、後悔してないもん」
提督「『お前』の言葉が、聞きたいんだ」
那珂「あ…」
その目から、涙が零れた。
僕は、そっとその身を抱き寄せた。
那珂「…何で」
腕の中で、彼女は呟いた。
那珂「好きだったのに…初めてをあげられて、本当は嬉しかったのに…何で、私を売り飛ばしたの。何で…何であんな人達にまで、体を捧げないといけないの…何で……何でなの!」
彼女は泣き叫ぶ。
那珂「ふしだらな女? あんた達の『教育』の賜物! 汚い枕アイドル? それを求めたのは何処のどいつなの? ヒトじゃないから孕みもしない? 脳味噌腐ってんじゃないの? あんた達の好き勝手叶えるために、私がどれだけの…どれだけの、犠牲を…」
そこから先は、言葉にならなかった。ただ幼い少女のように、僕に縋り付き、声を上げて泣き続けた。
やがて彼女が落ち着いた頃合いを見計らって、僕は静かに言った。
提督「…もう、大丈夫か」
那珂は無言で頷いた。
提督「どうする、今日はもう止めとくか」
すると彼女は、首を横に振った。
提督「義務感とか、そういうのは要らないからな?」
那珂「ううん。そうじゃなくてね、私、提督に恋人みたいに抱かれたいの。こんなこと言うのは何だけど…川内お姉ちゃんにしてるみたいに、私を抱いて」
提督「分かった。ただ…恋人『みたい』じゃなくて、本当の恋人じゃ駄目か?」
那珂「提督…」
涙でぐしゃぐしゃの顔のまま、彼女は笑った。
那珂「うん!」
唇にキスをした。啄むような淡いキスを、何度も、何度も。やがて痺れを切らしたのか、那珂が舌を挿れてきた。
舌と舌を絡ませながら、僕は片手を彼女の首に回して、もう片方の手で胸に触った。揉むほどの膨らみはないので、撫でるように指を動かす。
那珂を愛撫していると、彼女も僕のイチモツに手を伸ばした。両手で包み込み、優しく上下に扱く。
僕は胸を弄る手を下に伸ばし、彼女の秘部に触れた。彼女は陰毛を綺麗に剃っている。幼い体つきも相まって、仄かな犯罪臭を感じた。
那珂「はぁっ、提督…」
そっと中指を指を差し込むと、彼女は切なげな声を漏らした。
そのまま、膣内を探るように指を動かすと、気持ちいい所に触れたのか、その身が竦み上がった。
那珂「そこ…もっと」
提督「ここか?」
触れた部分をくすぐる。もう一本指を挿れてみると、彼女の膣はすんなり受け入れた。内壁を引っ掻くように指を動かす。
那珂「あっ、あっ、ん…」
ペニスから手を離して、那珂が僕に抱きついてきた。
提督「イキそうか?」
那珂「多分…」
提督「?」
言い方は悪いが、経験の割に反応がらしくない。一瞬、首を傾げたが、すぐに合点がいった。
きっと、これまで一方的なセッ○スばかりで、自分が快楽を感じることが無かったのだろう…
僕は、指を抜いた。
那珂「やめちゃうの…?」
淋しげな瞳でこちらを見る。僕はその頭を撫でて、言った。
提督「手だけじゃ、勿体無いだろう」
鉄兜を開封し、いきり立ったペニスに被せた。それから那珂の体を横たえた。
那珂「やっぱり、付けてするんだ」
提督「最初はな。示しておきたいんだ。自己満足に過ぎないとしても…お前を、傷つけることはしないって」
那珂「…うん。ありがとう」
もう一度キスをして、挿入した。
那珂の膣内は正に柔肉といった感じで、緩くペニスを包み込む。
那珂「ごめんね、おま○こユルユルで」
提督「そんなこと言うんじゃない」
抽送を始めた。先ほど指で触れた部分を雁首で擦るように、腰を動かす。と言っても指とは勝手が違うので、実際に当たったのはしばらくピストンを続けた後だった。
那珂「ひあっ!?」
嬌声と共に、那珂の膣内が一瞬締まった。
提督「ここだな…」
姿勢を維持したまま、繰り返し肉棒を突き込む。
那珂「ひゃっ、あっ、提督っ! 何か、クるっ、キちゃうっ!」
提督「そのまま、感じるんだ…委ねて…」
那珂「んんっ、あっ、イ…イッちゃう、イッちゃう! …ああっ!」
那珂が、腕と脚できつく抱きついてきた。それと同時に、その体がビクビクと震えた。
那珂「…ああ、イッちゃった…男の人に、イかされちゃった」
提督「気持ちよかったか」
那珂「うん…こんな気持ち、初めて…」
熱に浮かされたように、呟く。僕はもう一度キスすると、ペニスを引き抜いた。
提督「…ああ、ゴムが取れた」
那珂「あー、提督、まだイッてないじゃん」
目ざとく見つけ、那珂が言った。
那珂「ねえ、もう一回しよ」
提督「ゴム、もう無いぞ」
那珂「大丈夫。提督の気持ちは、ちゃんと伝わったから。…今度は、提督の番だよ。ありのままで…私を、愛して」
提督「…分かった」
興奮冷めやらぬ愚息を、再び那珂の膣内に沈ませた。
一番奥まで辿り着いた所で、那珂が言った。
那珂「ねえ、私、こんなこともできるよ」
そう言うと、何やら息を吸った。
次の瞬間、彼女の膣が、別の生き物のように動き、壁だけで僕の肉棒を扱き始めた。
提督「うあっ…」
那珂「どう? 凄いでしょ」
無邪気に攻める那珂。気持ち良い。確かに、男の扱いを心得ている。だが…
提督「ちょっ、待って、出る」
さっきは那珂が少し早かっただけで、こちらも射精寸前だった。このままだと、あっという間に果てる。
那珂「良いよ。出して」
提督「いや、それは…くあっ! もう」
呆気無く、僕は彼女の膣内に射精した。
那珂「きゃはっ、出た出た」
ペニスを抜いて屈みこむと、彼女は手際よくそれを口に含んだ。
那珂「む…んっ」
提督「ああ…」
尿道から直接精液を吸い出される。いわゆるお掃除フェラというやつだ。僕は腰が抜けそうになった。
当然のように残渣を飲み下すと、そのままちゅぱちゅぱと音を立てて肉棒をしゃぶった。唇で、舌で、喉で、僕を嬲ってゆく。
やがて元通りに勃起した所で、彼女は口を離した。
那珂「フェラも、上手でしょ」
提督「ああ、そうだな…」
ため息混じりに言いながら、彼女の頭に手を置いた。
提督「…お前はな、まず自分が気持ち良くなることを考えた方がいい。今まで他人に尽くしてきた分、今度は自分が受ける番なんだ。やらされるんじゃなくて、自分から楽しめるように…そうすれば、僕も嬉しいから」
那珂「…うん」
彼女は、小さく頷いた。
那珂「でも…私も、提督のために尽くしたいの。今まで覚えた、たくさんのこと…提督のために使えるのが、私、とっても嬉しいの」
提督「…」
僕は何も言わず、彼女を抱きしめた。
…
提督「当時の人事名簿…これか」コト
パラパラ
提督「広報部…そして、海軍大臣は…こいつらか。今、どこで何してる…?」
提督「……!?」
提督「どういうことだ…」
提督「…一人残らず、死んでる…だと?」
カツン カツン
提督「!」
ギィ…
川内「…提督。やっぱり、ここにいたんだ」
提督「川内…」
川内「那珂のこと、上手くやってくれたみたいだね。あいつ、前よりいい顔してたよ」
提督「お前…どこまで知ってたんだ?」
川内「大筋だけ、って感じかな。那珂のカラダについては、あんまり詮索しなかったから。まさか…あんなことになってたなんて」
提督「もう少し、早く出会えていたなら…」パタン
提督「…『接待』を受けた人間…那珂を抱いた海軍の連中は、もう全員この世にいないんだと」
川内「知ってる」
提督「ん? ああ、そうか…僕が無頓着過ぎたんだな」
川内「海軍だけじゃないよ。民間の…局の人間、メディア関係…一人残らず、死んだ」
川内「那珂を民間に出す便宜を図ってもらう、その見返りにあいつは抱かれたの。ところが後になって、那珂を抱いた人間が片っ端から死んだ。あっちは戦々恐々。艦娘に手を出すと呪われるんじゃないかとまで噂された。元々、後ろ暗い所もあったしね。結局、それっきり那珂の性接待は無くなった」
提督「軍の連中は全部自殺らしいが、民間のもそうなのか?」
川内「ううん、あっちは事故。煙草の火で家ごと焼け死んだり、階段から転げ落ちて頭を打ったり」
川内「…何かから逃れるように車で暴走して、挙句電信柱に突っ込んだり」ニッ
提督「まさか、お前」
川内「…車なんかで、逃げられるとでも思ったのかな」フッ
提督「どうして…」
川内「提督なら、分かるんじゃないかな。…愛はね、ただそれだけで、人を殺す理由になるんだよ。きっかけも、経過も、本心も…まるで意味が無い。愛する者を傷つけたという事実があるのなら、私はそいつを許さない。塀も、銃も、権力も、何も私を阻むことはできないの」
提督「…どうして、独りでそこまで抱え込むんだ」
川内「そりゃ、皆が抱え込まないで良いようにだよ」
提督「そんなもの、僕は望まない! そんな気遣いは…」
川内「気遣いじゃないよ。愛だよ。とびきり自分勝手な。それに」
川内「…これは全部、過ぎた話なんだから。本当なら提督には、全然関係ない話だったんだけど…」
提督「関係有るだろう。皆、僕の大切な艦娘だ」
川内「うん、ありがとう。そんな提督だから、安心して那珂を任せられるの」
川内「…私の我儘は、全部おしまい。後は、提督の仕事。…那珂を、癒してあげて。それができるのは、提督だけだから」
提督「…」
提督「…分かった」
提督「珍しく神通が秘書艦を申し出てきたが…」スタスタ
提督「良いのかな、夕方からは鎮守府の秋祭りがあるのに」
ガチャ ギィ
提督「入るぞー」
神通「あっ、おはようございます」
提督「おお、早いな…ぁあっ!?」
朝の執務室。秋雨続きでご無沙汰だった太陽の、光の差し込む窓の傍に立っていたのは…百合の花を纏った、天女だった。
…
提督「いやあ、助かったよ。おかげで仕事が早く片付いた」
鎮守府の敷地を、神通と並んで歩き回る。
今日は、鎮守府の秋祭り。一般の人々も基地に入れる、一大イベントだ。一部の艦娘たちや鎮守府の職員たちは、出店などの設営のために早朝から準備に追われていた。そんな中、一応の責任者にあたる僕はいっそ執務室を動くまいと、わざと溜め込んだ書類を一人で一日掛けてやるつもりだった。ところが…
隣を歩く神通。百合の花が一面に描かれた桃色の浴衣を身に纏い、髪を緑のリボンで一つに結いあげている。ほつれ髪に白いうなじが眩しい。
彼女は、僕の目論見を行動で却下した。一週間分はあった筈の進撃、哨戒、遠征報告は瞬く間に消え、出店営業開始の一七◯◯には、僕まで紺の着流しに着替えていた。そうして彼女は僕の手を引いて、外へと繰り出したのだった。
神通「…提督」
不意に、神通が僕の袖を引いた。
提督「ん、どうした?」
神通「あれ…」
指差す先にあったのは、鳳翔の営む焼き鳥の屋台だった。同じテントでは、大和がラムネを売っている。
鳳翔「あら、提督。お疲れ様です」
提督「やあ、鳳翔さん。売れてるかい」
鳳翔「まだまだです。先ほど火を入れたばかりですから…ですが、大和ラムネはたいへん好評ですよ」
大和「ええ、子供たちに受けて、もう一箱空けちゃいました」
氷水を張った水槽にラムネを補充しながら、大和が言った。
大和「ところで、お仕事はもう済まされたのですね。随分溜め込んでいたそうですが…」
提督「ああ、こいつが絶対に終わらせろと言って聞かなくてな」
冗談めかして笑い、神通の肩を叩いた。彼女はぷいと顔を背けた。
提督「どれ、空いてる内に…鶏もも、砂ズリ、豚バラと…神通、何が良い?」
神通「…同じので結構です」
提督「じゃあ、それを二本ずつ。あと、ラムネを二本貰おうか」
鳳翔「ありがとうございます。焼きたてをお出ししますね」
大和「冷えるまで、少し待っててください」
水槽に氷を足す大和。僕はふと気になって、鳳翔に尋ねた。
提督「他の空母たちは? 鳳翔さんの手伝いでもしてるかと思ってましたが…」
すると鳳翔は、ふっと微笑んで特設ステージの方を見た。
鳳翔「皆さん、加賀の応援に行っていますよ」
提督「ああ、なるほど…」
去り際、鳳翔は言った。
鳳翔「神通さん、その浴衣、とても似合っていますよ」
神通「ありがとうございます」
大和「色も、提督の着流しと映えますね」
大和の言葉に、神通はそっと頬を赤らめた。
神通「…はい」
焼き鳥とラムネを手にステージ近くまで来た所で、丁度前奏が始まった。
飛龍「一度翼を執ったなら、後には退けぬ修羅の路。たとえ火の中荒波の中、この戦いは譲れない。魅せるは、一航戦の誇り! 加賀で『加賀岬』です」
飛龍による前口上と共に、青い着物姿の加賀がしずしずと階段を登る。ステージの麓では赤城を中心に、空母総出で加賀に声援を送っていた。普段は反骨精神に満ちた瑞鶴までもが、両腕を振り回して応援している。
僕は砂ズリを齧りながらステージを観た。
提督「加賀が演歌に造詣が深かったとはなあ…」
神通「でも、何だか似合っていますね」
提督「そうだな。本人さえ良ければ、海軍のPRに使えるかもな。それこそ…」
那珂みたいに。そう言いかけて、口を噤んだ。そこに至るまでに那珂の歩んだ道が如何なるものであったか、思い出したからだ。
神通も同じことを考えたらしい。静かに首を横に振った。
神通「加賀さんは…そこまでの露出は望まないでしょう」
提督「…そうだな」
一番のサビが終わった所で、不意に後ろから肩を叩かれた。
「提督さん、楽しんどるかな?」
提督「その声は…」
振り返ると、濃紺の浴衣を纏った浦風がにこにこしながら立っていた。隣には、これまた白い浴衣姿の浜風。
浦風「提督さん、お仕事済んだんじゃね。さては、そこの神通姐さんにお尻をシバかれたかな?」
提督「ははは、目ざとい」
神通「提督っ! …二人共、加賀さんの歌を聴きに?」
浜風「ええ。我が主力空母の晴れ舞台ですから」
提督「…お前、楽しんでるな」
浜風「お祭りで浮かれるほど甘くはありません」キリッ
焼きとうもろこしと綿あめを手に澄まし顔の浜風。口元にはイカ焼きか何かのタレが付いている。
浦風「それよりも、ねえ」
浦風は僕の腕を引っ張っると、一つの屋台に向かった。神通が慌てて追いかけてくる。
浦風「うち、あれがやりたいんじゃけど…奢ってくれん?」
看板に、射的の文字。他の屋台に比べても、一際盛況を誇っている。
神通「きゅ、急に走りだすと、見失ってしまいます…それで、射的ですか?」
提督「浦風がどうしてもやりたいそうだ。折角だし、一緒に並ぼうか」
神通「…あれ? この屋台、確か…」
提督「?」
神通は、無言で浦風と浜風に目配せした。二人は頭を下げた。
浜風「すみません、どうしても気になってしまって…」
彼女らのやりとりの意味は、順番が近づいてきてやっと分かった。
川内「まいどありー、さあよく狙ってね。真ん中の的に当てたら間宮券が貰えちゃうよ!」
天龍「倒した人形も貰えるぜ。くぅ~、オレもやりたかったぜ!」
川内「…はい、残念。また今度ね。さて次…って、提督! いらっしゃい!」
提督「今朝から姿が見えないと思ってたら、射的屋やってたのか」
川内「うん。縁日の屋台だって夜戦だからね、気は抜けないよ。…あ、一回500円ね」
僕は財布から1000円札を二枚出した。
提督「四人分、頼む」
川内「はーい」
天龍「一人5発だぜ」
コルク玉を入れた紙皿が、僕達の前に置かれる。
浦風「ありがとうね。さーて、間宮券はうちのものや!」
浜風「ありがとうございます、提督」
神通「あの…私まで、よろしいのでしょうか…?」
提督「構わんよ。そんなことより間宮券だ。私のポケットマネーを無駄にしてくれるなよ…」
…
カランカラン。川内がベルを鳴らした。
川内「流石、二水戦旗艦。意地を見せたね」
天龍「神通に間宮券一枚進呈だ。後は…提督が妖精人形一つに、浜風がミニ間宮羊羹一個だな」
浜風「やりました」
浦風「あちゃー、一発も当てられんかったわ…」
提督「じゃあ、行こうか」
浦風「ちょい待ち。提督さんは集合じゃ」
そう言うと浦風は、川内の方を見た。川内は肩を竦めた。
川内「…後が詰まってるから、裏で話そうか」
屋台の裏に僕と川内を引っ張ると、浦風は口を開いた。
浦風「提督さん…川内姐さんのこと、嫌いになってしまったん?」
提督「ど、どうしてそんなこと言うんだ」
浦風「だって、今朝から川内姐さん放っぽって、神通姐さんとばっかり一緒に…」
浦風「川内姐さんは、提督さんのお嫁さんなんじゃろ? だのに」
提督「それはだな、神通が今朝から秘書艦として…」
川内「だって、今日は神通の番だもん」
僕の言葉を、川内が遮った。
浦風「神通姐さんの、番? それって…提督さん、もしかして」
僕は、渋々頷いた。
提督「…まあ、そういうことだ」
浦風「そんな、だって、それじゃあ」
川内「気持ちは分かるよ。傍から見たら普通じゃないことくらい、分かってる。でもね、提督は凄いんだよ。皆、一緒に愛してくれるから」
浦風「『皆』? それじゃまるで、他にも」
川内「うん。那珂もだよ」
浦風は、信じられないといった目で僕と川内を見た。
川内「訳分かんないって? でも、好きになるとか、愛することって、そもそも訳が分からないものだと思わない? …少なくとも私と提督の馴れ初め聞いたら、間違いなくそう思うよ」
提督「よせ、人に聞かせられるものじゃない」
川内「そう? …まあ、とにかく。私は提督が好きで、提督は私を愛してくれてる。だけど、それは神通や那珂も同じ。そして、私がそれを許してるのは、私も神通と那珂が好きだから。それだけだよ。他に、理由なんて無い」
浦風「でも…今日は、お祭りで、特別な日じゃ」
川内「そう。特別な日。この日のために、神通は気合入れておめかししたんだよ。だから、私は今日はお休み。邪魔しちゃ悪いからね。それに…」
川内は、浦風の肩に腕を回し、囁いた。
川内「…普段、何でもない日の提督を独り占めしてるから。何でもない日を独り占めできるって、実は凄い贅沢だと思わない? だから、特別な日くらいは譲ってあげなきゃ」
…憑き物が落ちたような顔で、浦風は去っていった。
その背中を見送った後、思い出したように川内は言った。
川内「あ、そうだ。神通もあの薬飲み始めたよ。だから、心置きなく中出しして良いからね」
提督「なっ!? ……わ、分かった…」
今の発言を聞かれちゃいないかと冷や冷やしながら、僕も往来に戻った。
提督「悪い悪い、待たせたな」
神通「いえ、大丈夫です」
浜風は、既に浦風と共に縁日の喧騒の中に戻っていったようだ。
提督「じゃあ、行こうか」
先ほども述べたが、このお祭りは一般開放になっている。普段、軍に関わりのない人々からすれば、艦娘という得体の知れない存在と直に接する貴重な機会だ。実際、彼女らには積極的に民間人と交流するように指示してあるし、ざっと見ただけでもう駆逐艦と仲良くなった子供もいた。
そんな中、僕らはただのカップルに見えるようだ。神通が制服でなくて浴衣姿なのも大きい。
提督(これなら、面倒なことも無くて済むかな…)
金魚掬いに勤しむ神通を眺めながら、ぼんやりそんなことを考えていると、不意に向こうの方がざわついた。
…どうやら、酔った客が誰かに絡んでいるらしい。
僕は、溜め息を吐いた。
神通「提督…」
一匹も掬えずにポイを破いてしまった神通が、立ち上がって不安げに僕を見る。
提督「憲兵を呼んでくれ。ちょっと行って、止めてくる」
「お嬢ちゃ~ん、いいから一緒に遊ぼうよ~」「お金の心配とか要らないからさァ」「スゲエ、生の艦娘だよ!」
羽黒「こ、困ります…」
行ってみると、羽黒が酔った男たちに絡まれていた。妙高達は近くにはいないようだ。
彼女の名誉のために言っておくが、羽黒は決して弱くない。その気になればこれくらいの相手が何人来ようと、一方的にねじ伏せることもできるだろう。それでも心優しい彼女にはそれができず、今まさに腕を掴まれても反撃もできすにいた。
僕は、腕を掴んだ男の肩を叩いた。
提督「君。その辺にしときなさい」
「…あ? 何の用だよ」
羽黒「あっ、て、提督!」
「提督ゥ?」
掴んだ手を離すと、男は舌打ちした。
「ンだよ、つまんねえの」
提督「まあそう言いなさんな。せめて、この後の花火くらいは」
言いかけたその時、誰かが後ろから僕の背中を蹴った。
提督「…どうやら、お連れさんは思った以上に酔っておいでだ」
首を後ろに回しかけた次の瞬間
「ナメんじゃねえ!」
男が、僕の顔面にストレートを放った。これが、実に良い所に入った。
言い訳させてもらうと、もし相手が手を出そうとしてきた場合、僕は最初から一発は殴られるつもりだった。その上で、正当防衛の口実で実力行使に出るつもりだった。ところが、破れかぶれに放った男の拳は、無防備に晒した僕の下顎に綺麗に命中し、脳を揺らした。長いデスクワークで体がすっかり鈍っていたのもあるだろう。
僕は、無様にひっくり返った。
羽黒「提督!!」
羽黒が悲鳴を上げる。薄れゆく視界の端に、神通が駆け寄ってくるのが見えた。彼女は僕の様子を確認すると、おもむろに髪のリボンを解いた。
よく見るとそれは、いつも彼女が身につけている鉢金だった。
彼女はそれを額に締め直すと、僕を殴った男の方を向き、そして構えた。
羽黒「神通さん! 駄目!」
…僕は、意識を失った。
…
ふと目を覚ますと、知らない天井が目の前に広がっていた。
…いや、知ってる。これは医務室だ。どうやら、気絶してる間にここまで運ばれてきたらしい。
神通「! 提督、気が付かれましたか」
ベッドの脇に、神通が座っていた。僕は、身を起こそうとして頭痛に顔をしかめた。
神通「無理はなさらないで…」
提督「いや、大丈夫だ。情けないところを見せてしまったな」
神通「そんな…」
電灯の下、神通が涙を浮かべて僕を見る。その右手の人差し指の先に、赤い跡が付いていた。
提督「お前…やったのか」
神通は、黙って頷いた。
僕は、ふうと息を吐いた。
提督「お前は…憲兵に、任せるべきだった。お前が手を汚す必要は、無かったんだ」
神通「分かっています。ですが…提督を傷付けられて黙っているなんて、私にはできません」
真っ直ぐに僕を見て、きっぱりと言った。僕は何か言おうとして、黙って首を振った。
提督「…過ぎたことは仕方ないか。それよりも、花火は? もう終わったか?」
神通「まだです。もうそろそろだと思いますが…」
言いかけた丁度その時、沖合の方からドンと音がした。人々の歓声が聞こえてくる。
提督「始まったか。窓を開けてくれないか」
神通「はい」
彼女が立ち上がると同時に、夜空に大輪の花が咲いた。
僕はベッドから降りると、二人並んで窓から花火を眺めた。
神通「…今日は、ありがとうございました」
提督「僕も楽しかったよ。浴衣姿も素敵だった」
神通「ここに来る前に作っていただいていたのですが、私には華やか過ぎると思って、ずっと仕舞い込んでいて…こうして、提督の前で着ることができて、良かったです」
提督「そうか…」
色とりどりの炎の花が、鎮守府の夜空を彩っていく。いろんなことがあったが、辺りは幸せの声に満ちていた。
窓枠に置いた僕の手に、そっと神通が自らの手を重ねた。
神通「提督…」
じっと、僕の顔を見つめる神通。一際大きな花火が、その瞳の中で咲いた。
そのまま、唇を重ねた。
二人でベッドに倒れ込んだ。それから、もう一度キスした。
神通「んあ…む…」
舌を絡めながら彼女の浴衣の胸元をはだけると、豊かな乳房が零れた。
提督「お前、下着着けてないのか」
神通「着物の下は何も着ないものですよ?」
口を離し、きょとんとする神通。
…まあ、いいか。
再び唇を重ねながら、強く掴むように胸を揉むと、微かに身じろぎした。乳首を抓ると、彼女は口を離した。
神通「っ…提督、私も…」
もぞもぞと体を移動させる。
神通「お顔を跨ぐ無礼を、お許し下さい…」
そのまま、僕を下に69の体勢になった。
神通「失礼します」
彼女は僕の下着を脱がせると、亀頭を舐め始めた。ある程度ペニスに血が上ってくると、今度は奥まで咥えて舌で撫でるようになった。
居ても立ってもいられず、僕は彼女の浴衣の裾をまくり上げた。
目の前に現れたのは、彼女の秘部。毛は濃いが、きちんと手入れされている。
見ていると、閉じた入り口にだんだんと愛液が滲んでくるのが分かった。
提督「どれ…」
頭を持ち上げると、膣口を舌で舐めた。途端に神通の背筋が強張り、息を呑もうとしたのかペニスが一瞬吸い込まれた。
口を離し、こっちを見る。
神通「そ、そんなところ、汚いですから…」
提督「そんなことは無いぞ」
両手で尻を掴んで引き寄せ、茂みの中に顔を埋めた。膣内に舌を差し込んでねぶり回していると、困惑気味に喘いでいた神通もフェラを再開した。
鼻先で探っていると、前歯がクリトリスに触れた。一旦舌を抜き、前歯で噛んでみた。
神通「っっ!?」
電流を流されたかのように、その体が震えた。それと同時に、透明な液体が噴き出した。潮を噴いた、というヤツか。
しかし神通はすぐに持ち直し、負けじとペニスを咥え込んだ。
提督「っ、あ…そろそろ出すぞ…」
ところが、肉棒が限界まで怒張し、射精寸前まで行った所で、神通は口を離してしまった。
再び頭をこちらに向けると、腰の上に跨った。ずり落ちた裾を持ち上げ、秘裂を指で広げる。
神通「お情けは、私の中に…」
提督「大丈夫なのか? 付けなくて」
言いかけて、思い出した。
神通「ええ。姉さんと同じお薬を飲んでいますので」
そう言うと彼女は、ゆっくりと腰を下ろした。
神通「んっ…」
濡れた肉壷が、僕のペニスを呑み込んでゆく。相変わらず狭い膣内だが、だいぶ慣れてきたようで、ぴったりと肉棒を包み込んだ。
騎乗位のまま、神通が腰を動かし始めた。ぱちゃんぱちゃんと淫靡な水音が響き、鍛えあげられた彼女の躰が激しく揺れる。
両手を伸ばすと、彼女は乳房を差し出すように身を屈めた。両手で、乳房を揉みしだいた。
神通「はあっ、ああっ、んっ…んあっ…」
上半身を起こし、乳首を口に含んだ。歯を立てながら、乱暴に舌で弄る。
赤ん坊のように乳房に吸い付きながら、僕は射精した。
神通「ああ…提督のが、私の中に…」
うっとりと呟く神通。僕は乳首から口を離すと、彼女の体を抱き寄せた。
繋がったまま、重なり横たわる。僕は、ふと思ったことを言った。
提督「結局あの後、あいつらはどうなったんだ?」
神通「…」
今聞くか、といった顔。それでも渋々話しだした。
神通「軽く気絶させただけです。起きた時に頭が痛みはするでしょうが、後遺症は残らないようにしたつもりです」
提督「…本当に? それだけで始末書書かされたのか?」
神通「…えっと、その」
彼女は気まずそうに言った。
神通「…加減を間違えたかも、知れません」
提督「悪い娘だ」
掌で、彼女の尻を叩いた。
神通「ひっ!? ごめんなさい…」
提督「尻拭いするっ、僕の身にも、なってみろっ!」
詰りながら、繰り返し尻を叩く。ぱしんぱしんと音がなる度、彼女の膣は痛いくらいに僕のモノを締め付ける。
神通「ごめんなさいっ…神通は、抑えの効かない、愚か者ですっ…ですから、もっと…もっと、お仕置きを」
提督「このっ、打たれて喜ぶか、変態めっ! 仕置に、ならないだろっ」
一際力を込めて、尻を打つ。絶頂に達したのか、彼女の体がにわかに震え、膣内がきゅっと締まった。
たまらず僕も射精した。
提督「ハァ、ハァ…ああ」
神通「んっ、はあ…」
一息ついて、僕は彼女の頭を撫でた。
提督「…済まなかった。僕が不甲斐ないばかりに、お前の手を汚させてしまった」
神通「とんでもないです…自分勝手な行動で、提督にご迷惑を」
提督「これくらいの迷惑、幾らでも被ってやるさ。命懸けで戦うお前達のためだ」
そこまで言って、僕は思わず苦笑した。
提督「しかし、腐っても軍人の端くれが、素人相手に一発KOか…世が世なら、腹を切らなきゃならんな」
神通「絶対に、しないでくださいね?」
提督「しないさ。それは逃げだ。…まあ、良い教訓になった。今度から、できるだけ時間を見つけて運動することにしよう」
窓の外で、最後の花火が上がった。
夏が終わり、秋がやって来た。
提督「ここがトレーニング室か」
ガチャ
長良「あっ、提督! お疲れ様!」
提督「おお、夕方まで熱心だな」
長良「訓練は裏切りませんからね。それにしても、珍しいですね。提督がいらっしゃるなんて」
提督「ああ、たまには体を動かさないと。この前みたいな失態は二度とごめんだからな」
長良「ああ…まあ、あんなこともありますよ。これで、初弾で大破しちゃう気持ちが分かったでしょ?」
提督「言われてみれば、そうだな」グッグッ
長良「準備運動はきちんとしてくださいね」
提督「ああ、分かってる」グイッグイッ
提督「…よし。まずは軽く歩くか」ピ ヴーン…
長良「じゃあ、お隣失礼しますね」ピ
タッタッタッタ…
提督「のっけから飛ばすなあ。大丈夫なのか?」タッ タッ タッ
長良「クールダウンですよ。これから落としていきます」タッタッタッ
提督「そうか、じゃあ今日は切り上げるんだな」タッ タッ タッ
長良「はい、切り上げて、提督をサポートします!」タッタッタッ
提督「ええっ、そんなに気を遣わなくても良いのに」タッ タッ タッ
長良「いえ、誰かが付いてないと。ここの器具、普通のとは勝手が違うので」タッタッ タッ
長良「現に、そのルームランナーは最大40kmまで出ます」
提督「はあっ?」ピ タッタッタッ
長良「だから、人間のとは違うんですって。最も、艤装無しでそこまで出せるのは川内ちゃんと島風ちゃんくらいだけど…」
提督「ちょっ、ちょっと待て」ピ タッタッ タッ…
提督「ハァ、ハァ…何だって? 島風は分かるが、川内もそんなに走るのか?」
長良「川内型の上二人って、ちょっとおかしいんですよ。川内ちゃんは凄い走るし、神通ちゃんは重巡の皆さんより力持ちだし…この間なんて、バタフライマシンで120kg上げてましたよ」
提督「ひゃくにじゅう…」
長良「まあ、長門さんや武蔵さんは200の大台に挑戦してるらしいですけど」
提督「か、かんむすってすごい…」
長良「…まあそんな訳で、そういうのを相手にしてるから、ここの器具も物凄い重りに対応してるんです。知らずに触って怪我したら大変です!」
提督「うん、よく分かった。済まないが、補助を頼むぞ」
長良「はい、任せてください!」
…
川内「それで、トレーニングの結果、全身筋肉痛になったって?」ペタ
提督「あーっ! ふ、不甲斐ない…」ズキズキ
川内「大体、長良も長良だよ。運動不足の解消なんだから、自重のトレーニングくらいで済ませとけば良かったのに」ペタ
提督「うぐあっ…僕もはしゃぎ過ぎた。あいつばっかり責めないでやってくれ」
川内「はいはい…」ペタ
提督「ひぎぃ…」
川内「はい、これでおしまい」パシパシ
提督「あ゛ーっ!?」ビクンビクン
川内「大の男が喚かない! ほら、湿布貼ったから、さっさと服着て行くよ。翌朝に来るだけ、まだ若い証拠なんだから」
提督「今日の秘書艦は…」
ガチャ
羽黒「あっ、提督…」
提督「羽黒か。おはよう」
羽黒「その、提督…ご、ごめんなさいっ!」
提督「ちょっ、いきなりどうしたんだ?」
羽黒「だって、私のせいで提督が大怪我を…」
提督「…ああ、秋祭りの時のことか。お前は何も悪くないさ。むしろ、よく手を出さずにいてくれた。おかげで騒ぎが大きくならずに済んだ」
羽黒「でも、提督が」
提督「大したことじゃない。ちょっとクラっと来ただけだ。運動不足が祟ったんだな」スタスタ
提督「…ううっ」ギシ
羽黒「やっぱり、痛そうじゃないですか!」
提督「いや、これは昨日のトレーニングのせいだ…」
羽黒「…?」
提督「過ぎたことはもういい。それより書類の確認だ。…おっ、入渠ドックの改善案が通ったか。早速工事の日取りを決めないと」
提督「ごちそうさまでした」カチャ
提督「…さて、腹ごなしに運動するか」スクッ
羽黒「えっ、体が痛いんじゃなかったんですか?」
提督「だいぶマシになった。それに、体力作りはここが踏ん張りどころだからな」
羽黒「えっと…が、頑張ってくださいね」
…
川内「…で、筋肉痛と疲労の結果、帰り道で足首捻挫したって?」
提督「」ギプス
川内「あのね、確かに昔はもっと動けたかもしれないよ? でも、いくら体ができてても、動かしてなきゃ錆びつくんだからね? 提督、こっちに来てから机仕事ばっかりなんでしょ? 分かってる?」クドクド
提督「返す言葉もございません…」
川内「…まあ、私達を守りたいって気持ちは分かるから、あんまり責めはしないけどさ」
提督「川内ぃ…」
川内「でも!」ズイッ
川内「私、もう三日も提督とエッチしてない!」
提督「」
川内「秋祭りの日は神通とだったし、次の日は片付けで忙しかったし…しかもそれ、治るまで一ヶ月はかかるんでしょ? その間どうするのさ!?」
提督「と、とりあえず二週間は安静だ。落ち着いてきたら、激しい動きさえしなければある程度はできるだろう」
川内「…」
彼女は恨めしげな表情で僕を見ていたが、ふと溜め息を吐いた。
川内「…いいもん。独りでするから」
そう言うと彼女はスカートに手を入れ、ショーツを脱いだ。それから脚を広げると、自らの秘部に手を伸ばした。
川内「んっ…」
提督「おい…」
僕の目の前で膣内に指を差し入れ、掻き回し、よがり声を上げた。
川内「んっ…あっ、はあっ…んあっ…」
指を動かす度、嬌声と水音は大きさを増していく。
川内「んあ…提督…提督っ…」
提督「川内…川内…」
気が付くと僕は、ズボンもパンツも下ろし、いきり立つペニスを握りしめていた。
指の隙間から見え隠れする秘部を凝視しながら、夢中で手を動かした。
川内「提督、提督っ…!」
提督「せ、川内…ああ…」
川内「あんっ、あっ、あ…イ、イくっ、イくっ…」
やがて指を膣に挿れたまま、彼女は身を震わせた。達しながら彼女は指を抜くと、脈打つ秘部を僕の目の前に晒した。
提督「川内、川内っ! …ああっ」
目の前の川内に向けて、僕は射精した。粘ついた精液が、彼女の入り口と脚と、少しだけ服を汚した。
彼女は立ち上がった。
川内「じゃ、おやすみなさい。…そうだ。そのパンツはあげるよ。好きに使って」
そう言うと彼女は、僕の部屋を去っていった。
今夜はここまで。
現状、タイトル詐欺もいいところだなあ
今の目標が1000まで書き続けることだから、上手くいって次スレに漕ぎ着けたら『川内型と~』に変えると思います
提督「よっ、ほっ、とっ」カツン カツン カツン
提督「何度やっても松葉杖は慣れないな…」
叢雲「情けないわねえ」ヒョコ
提督「うわっ、居たのか」
叢雲「居たのか、じゃないわよ。失礼ね…工廠行くんでしょ? 書類持ってあげるわ」パシ
提督「ああ、ありがとう」
…
明石「…あっ、お疲れ様です!」
提督「ご苦労。ところで、あいつはまだ来てないのか?」
明石「ちゃんと時間通りに来るよう言ったんですけどね…」ポリポリ
叢雲「あいつ?」
ドタドタ
阿賀野「ごめんなさ~い、寝坊しちゃいました~」ゼエゼエ
提督「あ、来た」
叢雲「阿賀野。てことは」
明石「はい、15.2cm連装砲の改修です。さ、阿賀野さんはこちらに」クイクイ
阿賀野「は~い」トタトタ
提督「並行して砲の開発も頼むぞ。報告はいつも通り紙面上に。叢雲」
叢雲「ん、これね」スッ
明石「承りました! では、午後に報告に伺いますね」
提督「よろしく。…じゃあ、行こうか。叢雲」
叢雲「…」
提督「…叢雲?」
叢雲「…阿賀野」
阿賀野「何かしら?」クルッ
叢雲「司令官はね、足怪我して杖突いてるのに定刻通りにここに来たのよ? それが、何なの? 寝坊したって…アンタふざけてるの?」
阿賀野「っ…」ビクッ
提督「おい、叢雲…」
叢雲「こいつは昔っから情けないヤツで、しょっちゅう怪我したり風邪引いたりしてたわ。でも、そのために普段の仕事を疎かにするような真似は絶対にしなかった。それに比べてアンタは!」
提督「よせ、その辺にしとけ」グッ
叢雲「っ」キッ
提督「…そうだな、午後の報告は阿賀野にお願いしようか。その時に、少しだけ話すとしよう」
…
コンコン
提督「入れ」
阿賀野「失礼します…」ガチャ
提督「まずは報告を」
阿賀野「は、はい…」パラ
阿賀野「えっと、デイリー開発を4回、指定の材料で行い、15.2cm連装砲一門、12cm単装砲1門、残りが開発失敗です」
提督「改修は?」
阿賀野「4段階まで…」
提督「ん、ご苦労。これで命中が更に向上するといいのだが。書類を貰うぞ」
阿賀野「はい、どうぞ」スッ
提督「…よし、不備はないな」パラパラ
提督「…朝のこと。びっくりしただろう」
阿賀野「! …えっと」
提督「知ってると思うが、叢雲は私が艦隊指揮の任に就いた頃からの仲でな。あの頃からずっと、あいつには尻を叩かれっぱなしだ」
提督「だからこそ…あいつは、ずっと世話を焼いてきた私を一つの物差しにして、それを満たせないことが我慢ならないんだろう」
阿賀野「…」
提督「こんなことを言うのは何だが…必要以上に気に病むことは無い。あいつも、お前が嫌いで言ったんじゃないんだ。次から気をつければ良い」
阿賀野「提督ぅ…」ウルウル
提督「さ、もういいだろう。午後の演習が始まるぞ」
…
提督「さてと、今日はこの辺にしとくか」トントン
提督「よっと」スクッ
ガチャ
提督「…ああ」
叢雲「…」
提督「叢雲。どうしたんだ? 一応今日の執務は終わったが」
叢雲「…に……も」ボソボソ
提督「何だって?」
叢雲「…月に叢雲、花に風」
提督「それがどうかしたのか?」
叢雲「…何でもないわ。それよりも、お迎えよ」
スタスタ
川内「提督、お疲れ様」
提督「おお、川内か。お疲れ」
川内「今日は結構早かったね。折角だし、一緒に食堂行こうよ」
提督「そうだな。…叢雲。じゃあ、また明日な」
川内「じゃあね」ヒラヒラ
叢雲「ええ、また」クルリ
タッタッタッ…
提督「…?」
川内「…」
提督「久しぶりに叢雲が本気で怒ってるのを見たよ」
川内「へえ。何かやらかしたの?」
提督「僕じゃなくて阿賀野が、工廠に遅刻してな。そしたら、足怪我してる僕が時間通り来てるのに、お前が遅れるとは何事だって」
川内「あはは、手厳しい」
提督「まあな。僕も散々扱かれたもんだ。…ただ、今は」
川内「今は?」
提督「何だか、あいつに憎まれ役を押し付けてしまってる気がしてな。今日のも、叱られた阿賀野をフォローしたのは僕だし、結果的に叢雲に損な役回りをさせてしまった」
川内「でも、バランスが取れてていいんじゃないの?」
提督「本当なら、憎まれ役は司令官の仕事の筈なんだがな。もっとしっかりしないと…」
川内「…そうしたら、きっと」
ドタドタ
ガチャ
那珂「提督!」バン
川内「あ、那珂」
提督「おかえり。そう言えば今日はトーク番組の収録だったな」
那珂「うん。それよりも提督、足怪我したって…きゃーっ! とっても痛そう!」
提督「大袈裟だな。ちょっと挫いただけだ」
川内「一月は激しい運動できないけどね」
那珂「全然ちょっとじゃないじゃん! お風呂とかどうするの? 足がちがちだけど」
提督「骨折った訳じゃないし、少しの間くらいは外しても大丈夫だ。そんなに」
那珂「そうだ、那珂ちゃんがお世話してあげるね」
提督「心配することは…って、だから介護も必要ないって」
川内「あ、いいね。那珂、任せていい?」
那珂「うん! 大船に乗った気でいてね。実際船だし」
提督「おい、聞け!」
川内「じゃ、私は寮に戻るね。後はよろしく」スクッ
川内「おやすみ。提督、那珂」
那珂「おやすみなさーい」パタパタ
ガチャ タッタッタッ…
提督「行ってしまった…」
那珂「じゃあ、まずはお風呂入ろっか」
そう言うと彼女は返事も聞かず、僕の服のボタンに指をかけた。
提督「お前も収録帰りで疲れてるだろう。僕のことはいいから、帰ってゆっくり…」
那珂「…いいの。あれから提督といられなくて、寂しかったんだから」
提督「…そうか」
僕は、彼女のやりたいようにやらせることにした。
まず上の服とズボンを脱がせると、躊躇なくギプスの包帯を解いた。
提督「巻き直せるのか? それ」
那珂「こんななりでも兵士だからね。包帯巻きとか、ある程度できるよ」
言いながら彼女は僕の下着を下ろした。
那珂「立てる? 先にお風呂場に行っててね」
風呂場の椅子に座って待っていると、那珂が入ってきた。素っ裸にエプロンという、こう、クるものがあるファッションで、この前のように髪を解いている。
那珂はぺこりと頭を下げた。
那珂「では、那珂ちゃんが提督のお体を洗わせていただきます」
提督「そのエプロン、いつの間に買ったんだ?」
那珂「…えっとね、こういうのが好きな人もいてね」
提督「あっ…す、済まん」
那珂「気にしなーいの」
僕の後ろに座って、ボディソープを手に出し、泡立てる。それから、僕の背中に触れた。
那珂「じゃ、いっくよー!」
威勢のいい声とは裏腹に、素手で丁寧に背中を擦る。少しくすぐったいが、慣れると気持ちの良い、丁度良い力加減だ。肩から腰まで丹念に洗うと、椅子との隙間に手を突っ込んで尻まで洗われた。
後ろが終わると、那珂はその位置に座ったまま前に手を伸ばした。
那珂「前失礼しまーす」
首元から、先程までと同じ力加減で洗っていく。那珂の手は、川内や神通に似て指が長く、掌も広く見える。
那珂「那珂ちゃんの手、可愛くないでしょ」
提督「まあ、可愛いというよりは綺麗な手だな」
那珂「可愛いのがいいの」
すらりと伸びた指を肌に這わせ、泡を広げていく。臍の辺りまで辿り着いたところで、今度は腕に移った。腕が終わると、今度は足。挫いたところはまだ腫れており、触るとじわりと痛んだ。
そして…今まで、敢えて触れないようにしていた所に手が伸びた。
那珂「じゃ、いよいよお待ちかねの」
全身を撫で回されて既に半勃ちのペニスに、泡だらけの指を絡める。両手で優しく擦られると、肉棒は忽ち硬く勃ち上がった。
しかし彼女は強く扱くことはせず、片手で竿に泡を擦り付けながら片手で玉を包み込むようにして洗った。
提督「くっ…ああ…」
那珂「イキそう?」
頷くと、彼女は手を止めた。それから立ち上がって前に回ると、僕の両膝を跨ぐように脚を広げた。
那珂「じゃあ、那珂ちゃんの中に、頂戴」
笑顔でエプロンの端を摘んで、持ち上げる。毛の無い、つるりとした割れ目が露わになった。
提督「僕は動けないぞ?」
那珂「大丈夫、提督は動かなくていいよ」
そう言うと指先で秘部を押し広げ、僕の膝の上にゆっくりと腰を下ろした。
那珂「んんっ…」
ペニスが、根本まで那珂の膣内に沈んだ。膝の上に慎重に腰を置くと、彼女は両腕を僕の首に回した。
那珂「危ないから動かないでね」
それから彼女は息を吸った。
…ああ、これは
次の瞬間、那珂の膣内が意思を持ったかのようにうねりだした。
那珂「ほらほら、イッちゃえ、イッちゃえ!」
提督「あ、くっ…ああっ、うあっ」
手淫で竿の根本までせり上がっていた精液は、堪える間もなく那珂の膣内へと吐き出されていった。
那珂「いっぱい出たね。…怪我が治るまでは、私がこうやって毎日ヌいてあげる」
提督「お、お手柔らかに…」
体を流し、湯船に浸かった。洗い場では那珂がエプロンを外し、自分の体を洗っている。その裸体をぼんやり眺めていると、不意に彼女は口を開いた。
那珂「…貧相なカラダでしょ」
提督「そんなこと」
那珂「これでも、提督よりずっと力持ちだからね」
提督「まあ、それは確かに」
トレーニング室にずらりと並んだ器具を思い出す。どれも見たこと無い大きさの重りがくっついており、試しに持ち上げようとしても、うんともすんとも言わなかった。長良に重りを外してもらって、やっと動かすことができた。
那珂「だからね、提督まで力を求めないで。提督は提督の仕事に専念すればいいの。戦ったり、力仕事は私達に任せていいから」
提督「…でも」
那珂「大丈夫。提督の命と身体は、私達が守ってあげる。提督は」
那珂が、こっちを向いた。驚くほど真剣な顔をしていた。
那珂「…提督は、私達の心を守って。私もお姉ちゃん達も皆も、そういう意味では提督に守ってもらってるから」
提督「…ああ」
那珂の言葉を聞きながら、ふと頭に浮かんだのは、不埒にも全く別の艦娘のことだった。
あいつは…僕は、本当にあいつを守っているのだろうか。或いは、あいつは守りを欲するのだろうか。
風呂から上がってギプスを付け直し、那珂と二人で布団に入った後も、問いは頭の中から消えなかった。
那珂「独り占め〜今日も提督独り占め〜しちゃうの〜♪」ルンルン
川内「那珂」
川内はひかった。
川内「長期間の独占は奥ゆかしくない」
那珂「アッハイ」
那珂は失禁した。
426 : 以下、名... - 2015/09/15 23:34:30.46 RVPDgN5GO 258/554>>425
なんだこれ
437 : ◆eXipHdytqM - 2015/09/16 01:41:25.66 mjWTxJVZ0 259/554>>425は出先から携帯使って即興で書いたのでスペースの取り方やなんかが違っている
要は>>417で言ってた那珂ちゃんの目論見は川内によって防がれたということですね
大鯨「では、行って参ります!」
提督「よろしく頼む。こんな足で、下まで見送りに行けなくて済まないな」
大鯨「いえいえ。早く治してくださいね」
伊8「私達が帰ってくる頃には、きっと良くなっていますよ」
提督「うむ、長丁場になる。心して掛かってくれ。そして、全員で帰って来い」
「「「はい!」」」
提督「吉報を待っている。…神通。旗艦護衛を頼んだぞ」
神通「お任せください、提督」
…
提督「ひとまずは南方からの報告待ちだな」
大淀「いよいよ、戦線拡大ですね」
提督「ああ。『前』は防衛戦だったが、今度はこっちが攻め入る番だ」
提督「敵戦力を漸減、制海権に穴を開ける。ある程度まで進めたら、後は全力で叩き潰す。そのためにも、まずは制空権だ。飛行機を飛ばさないことには砲撃どころじゃないからな」
叢雲「上手くいくといいけど」
提督「上手くやるさ。今は潜水艦たちを信じよう」
…
「一同、礼!」
「「「ありがとうございました!」」」
提督「演習にも身が入るな。…ん、もう昼時か。今日の日替わり定食は何かなっと…」スクッ
タタタタタタ…
雷「司令官! 助けるわ!」バーン
提督「お、雷か。資源輸送ご苦労だった」
電「ま、待って~」トタトタ
電「…あ、司令官。第六駆逐隊、遠征から帰投したのです!」ビシッ
提督「ご苦労。補給して、休むといい」
雷「はーい。じゃなくて! 司令官、足怪我してるじゃない。荷物とか持ってあげるわ」
提督「昼ご飯食べるだけだから、持って行くものは無いぞ?」
雷「えー…何か無いの? 食事の補助とか…」
提督「手は至って正常だからな?」
叢雲「ちょっと、あんまりコイツを甘やかさないでよ」ヒョコ
電「! 叢雲ちゃん、いたのです?」
叢雲「ずっといたわよ」
雷「叢雲、最近ずっと司令官と一緒にいない? ズルいわよ!」
提督「私が怪我してから、よく世話を焼いてくれるんだよな。なー」ポンポン
叢雲「ふん、いつまで経ってもあたしがいなきゃ駄目なのよ」
提督「…そうだな。よし、皆で食堂に行こうか」
…
川内「首尾はどんな感じかな?」
提督「まだ分からないさ。大鯨達が南方に着くのを待つしかない」
川内「そう、だね」
提督「ゆくゆくは、お前にも出張ってもらうかもしれない。いっそ、僕も前線で指揮を執るかな」
川内「フットワークが軽いのは良いことだけど、提督はどっしり構えてないと」
提督「ああ、よく言われる」
川内「それは……ううん、何でもない」
…数日後。
大淀「ラバウルより入電です。大鯨率いる潜水艦隊が、無事到着したそうです」
提督「よし、体勢が整い次第作戦を決行する。同時に、第一航空戦隊と金剛・筑摩に後を追わせよう。護衛は…秋月と、潮を付けよう。制空権の奪還に備える」
大淀「ええ。…ところで、ようやくギプスが外れたようですね」
提督「ああ。これで松葉杖ともおさらばだ。まだまだ無茶はできないがな」
大淀「…これで、川内さんに『お預け』しなくて済みますね」ボソッ
提督「っ…ま、まあ…」
ジリリリリ…
大淀「!」ガチャ
大淀「こちら提督執務室…はい、はい…何ですって?」
提督「!?」
大淀「はい…了解しました。直ちにお伝えし、指示を仰ぎます」ガチャ
提督「どうした」
大淀「神通の索敵機が、大型の深海棲艦を補足したそうです。艦種は正規空母。クラスは…鬼です」
提督「やはり、敵陣ど真ん中なだけあるか…よし、後発隊の出発を遅らせろ。私も行く」
大淀「いつまで向こうに?」
提督「ある程度戦線を押したら、大鯨達と戻ってこよう。そう長くはならないようにする。私がいない間は…そうだな、叢雲に任せる。彼女が一番勝手を知っている筈だ。それと、怒らないで聞いて欲しいのだが」
大淀「何です?」
提督「…川内を連れて行く」
…ラバウル基地
大鯨「提督自らいらっしゃるなんて、びっくりしました」
提督「電話越しに指示してる状況じゃなさそうだからな。だが、航空戦力をかなり後方まで下げてくれたようだな。助かる」
大鯨「ですが、これ以上は潜水艦だけでは厳しそうです…明らかに、敵の対潜能力が増しています」
提督「そうだ。きっと、こちらの潜水艦を蹴散らして再び空母を前に押し出す気だろう。敵は今、足元に気を取られている。今がチャンスだ」
ガチャ
赤城「提督、出撃準備整いました」
加賀「久々の戦闘ね。肩慣らしにはなるかしら」
大鯨「赤城さんに、加賀さん!」
提督「よし。では後発隊の編成のまま出撃してもらう。もし空母と会敵しても、深追いはするな。あくまで潜水艦隊の露払いだ。その他は…」
提督「…草木一本、生えないようにしろ」ニヤ
…
川内「さっきの指示、カッコ良かったよ。提督」
提督「そうか? まあ、久々の前線で気分が高揚してるのかもな。やっぱり、こっちが性に合ってる」
伊58「てーとく、ゴーヤ達はしばらくお休みでちか?」
提督「赤城達がひと暴れしてからだな。きっと、向こうの空母が慌てて飛んでくる筈だ。そうなれば、いよいよお待ちかねの夜戦だ」
川内「夜戦っ!?」バンッ
提督「空母・潜水艦・巡洋艦の混合編成を組む。航空戦で敵の手足をもぎ、そのまま夜戦でケリをつける」
川内「」キラキラ
提督「…まあ、赤城達が帰ってきてからだな」
川内「(´・ω・`)」
…
川内「ただいまー、艦隊が帰投したよー」
加賀「…想像以上に粘られたわ」ボロッ
金剛「Umm…装備も身体もボロボロデース…」ボロッ
提督「ご苦労だった。もうすぐゴーヤとイクが上がるから、順次入渠してくれ。報告は川内から聞く」
提督「…結局、空母棲鬼はあれから引っ込んだきりか」
川内「うん。ヲ級倒したら、飛行機もいなくなっちゃった…」キョロキョロ
提督「後は最低限の哨戒で制海権を維持できるか…おい」
川内「何?」キョロキョロ
提督「さっきから、何か気になるのか?」
川内「ん…金剛さんたち、もうドックに入ったかなって」
提督「多分、もう入渠してると思うが…それがどうかしたのか?」
川内「なら、大丈夫だね」
提督「?」
川内「えっと、報告はこれでおしまいだね。それじゃあ…」
突然、彼女は僕をカーペットの上に押し倒した。
提督「うわっ、何をする…」
川内「何って、決まってるでしょ。もう一ヶ月はシてないんだから」
目をぎらつかせながら僕の服を剥がしてゆく。息が荒い。夜戦帰りなこともあって、相当気が立っているようだ。
提督「おい、ここ執務室だぞ。誰か入ってきたら」
川内「知らないよ。追い返せばいいじゃん。そんなことより股が疼いて仕方ないんだけど」
返答に余裕が無い。脱がせる手を止めると、おもむろにスカートに手を入れてショーツを下ろした。そのまま、僕の顔に跨った。
提督「むっ…!」
川内「ほら、舐めて」
べちゃ。鼻先に触れた彼女の秘部は、触るまでもなく濡れていた。
腕で脚を抱え込み、舌を伸ばした。じっとりと湿った粘膜を舐めると、汗と潮の味がした。
川内「んっ…ああ…ふぁ、あん……」
いつも以上に声を上げ、よがる川内。
川内「んああっ…はあ、はあ…あっ、提督…私、またやっちゃった…」
提督「?」
何のことだろう。内心で首を傾げていると、急に彼女が太腿をぎゅっと締めた。舌に触れた膣口が、ぷるぷると震えだす。いや、それよりも上の方か…?
川内「また、我慢して、出撃しちゃった…んあっ、で、でも、被弾しなかったし、あっ、にゅ、入渠もしてないし…っ」
じゅっ。塩辛い液体が、一滴垂れた。
川内「ねえ、前みたいにさ、飲んでよ。わ、私のっ…」
提督「!」
咄嗟に頭を動かし、膣の上の方を口で覆った。丁度、尿道が開く場所を。
川内「おしっこ…あっ、出るっ」
一瞬、温かい液体が噴き出した。
次の瞬間、彼女の身体から力が抜けた。それと同時に、今度はその液体が止めどなく僕の口に流れ込んできた。
川内「ふぁぁぁ…」
恍惚の吐息とともに、僕の口に放尿する川内。温いおしっこを噴き出す尿道は、舌先が入りそうなほど緩んでいる。
それにしても、よほど我慢したのか量が多い。飲み切れず、口の端から少し零れた。
川内「はああ…まだ、出てる…いっぱい出るよぉ…」
勢いが弱まってきた。反対に今度は、別の液体が溢れてきた。
やがて…尿を出し切ると、彼女はふるりと身を震わせ、ほっと息をついた。
川内「ふう。スッキリした」
それから立ち上がり、僕の脚の間に移動してしゃがみ込むと、言った。
川内「ごめんね、苦しかったでしょ。お返ししたげる」
飲尿の最中に萎びてしまった陰茎を両手で持つと、川内はそれを口に入れた。
川内「あむ…」
提督「い、良いのか? 苦手なんじゃ」
川内「むー…」
口を離すと、こっちを見た。
川内「ただの食わず嫌いだよ。こうやって実際にやってみると…」
ぺろりと亀頭を舐め、一言。
川内「…うん、悪くないね」
先端を咥えながら、両手で竿を扱く。亀頭や尿道を、たどたどしく舌が攻める。
ペニスが硬さを取り戻すのに、時間はかからなかった。
川内「あ…む、ちゅ」
ストローか何かのように、僕のペニスをちゅうちゅうと吸う。
提督「吸うだけじゃ、イけないぞ?」
川内「むう。じゃあどうすれば良いのさ」
提督「ええと…」
例えば、那珂はどうしていただろうか。ギプスを付けている間は、毎日とは言わないまでもちょくちょく来ては手や口や膣で精液を絞り取っていった。あの時は…
その時、不意に誰かが執務室の扉をノックした。
川内・提督「「!」」
二人で黙っていると、廊下から声がした。
「あの…提督、いらっしゃいませんか…?」
提督「神通…?」
川内「! 入っていいよー」
提督「ちょっ」
神通「失礼します…っ!?」
扉を空けて入ってきた神通は、まず下半身丸出しの僕を見て息を呑み、続いて床に落ちた女物のショーツを見て更に息を呑んだ。
神通「ちょっと…こんな所で、何をやっているんですか!?」
川内「何って、見ての通りだけど」
神通「ですが、ここは執務室ですよ?! せめてお部屋で」
川内「もう我慢の限界。見られたらその時だよ。まあ、見たのが神通で良かった」
提督「あー、神通は何の用で来たんだ?」
神通「それは…」
不意に、神通は顔を赤らめて俯いた。
神通「…その、私も、ずっとご無沙汰でしたので…もし良かったらと」
川内の顔が輝いた。
川内「なら丁度良いね。このまま三人でしようよ」
神通「さ、三人って、そんなこと、その」
目を丸くしてもごもご言う神通を尻目に、川内は僕の腰に跨った。
川内「とりあえず、神通も準備しといてね。悪いけど、最初は私が貰うから」
そう言うとベニスを自分の膣口にあてがい、一気に腰を沈めた。
川内「んっ、ああ…」
粘る水をたっぷり含んだスポンジのように、彼女の膣は僕の肉棒をねっとりと包み込んだ。
川内「おち○ちん…提督のっ、久しぶり…」
提督「まだ足が完全じゃないからな、気をつけてくれよ」
聞いているのかいないのか、彼女は蕩けた顔で腰を振り始めた。
川内「んあっ、んっ、ああっ、あっ…」
肉ひだの一つ一つに至るまでが蕩け切って、僕を苛む。溢れだした愛液は膣口から零れ落ち、二人の身体を濡らした。
提督「くっ…ふっ…」
川内「あっ、はあっ…んあっ……ねえ、もうっ…い、イっても、いい?」
提督「もうちょっと、我慢しろっ」
上半身を起こし、彼女の尻を掴んだ。それから、腰の上下に合わせて体を揺すった。
川内「ああ、もうっ、駄目……イくっ!」
提督「っ、だ、出すぞっ」
彼女の子宮目掛けて、思い切り射精した。同時に彼女はきつく僕に抱きつき、声を上げて絶頂した。
川内「んっ…ああ……」
ほっと息をつくと、彼女はふと神通の方を見た。
川内「…どう、準備できた?」
神通「! ええと」
首を回すと、いつの間にか神通は衣服を全て脱ぎ棄てており、所在なさげにこちらを見ていた。
川内「おいで。ほら」
膝を立ててペニスを抜きながら、川内が神通を手招きした。
神通「お、お邪魔します…」
おずおずと、僕の足元に座り込む。
川内「あ、そうだ。お願いがあるんだけど」
服を脱ぎながら言う。
神通「何でしょうか?」
川内「フェラのやり方教えてよ」
神通「ふぇっ…な、何てことを言うのですか!?」
川内「なかなか上手くできなくてさ…」
一糸纏わぬ姿で、神通の隣に腰を下ろす。
川内「お手本見せてよ。ここで見てるから」
神通はジトッとした目で姉を睨んだが、やがて溜め息を吐くと、僕の膝の間に移動した。それから肉棒を手に取った。
神通「いただきます」
半勃ちのペニスを、口に咥えた。器用に舌を動かしながら、頭を上下させて唇で竿を扱く。
川内「おお…」
男性器をしゃぶる妹の口元を、目を輝かせて凝視する。
不意に、神通が僕に向けて一瞬目を細めた。
提督「!?」
思わずドキッとした。それは、今まで見たことのない、神通の悪戯っぽい微笑みだった。
一旦顔を上げると、口を大きく開け、そして肉棒を一気に根本まで咥え込んだ。
神通「ぐっ…」
川内「えっ、うそ?」
川内がうろたえる。
僕は両手で彼女の頭を押さえた。
神通「っ…っっ…!」
真空の口内が、僕のペニスを締め上げる。手の動きに合わせて頭を上下させる様は、女というよりも肉でできたオナホールのように見えた。
川内「ちょっと…何、これ…」
不安げな声。構わず続けていると、やがて精液が上ってくる感覚を覚えた。
わざと乱暴に頭を掴み、咥えたペニスを引き抜いた。それから彼女の体を仰向けに押し倒すと、亀頭を膣口に当てた。
提督「挿れるぞ」
神通「はい、下さい…っ!」
挿し込んでから、しまったと思った。まだ十分に濡れておらず、壁と擦りむく感触がした。
神通「っ…」
神通が息を呑む。
しかし…痛みは、彼女にとっての快感に他ならなかった。忽ち液が染み出し、柔肉を濡らした。
神通「ああっ…提督…」
唇を重ねた。舌を絡めながら、腰を振る。
川内「あっ、ズルい! 私まだキスしてない…」
久々の性交に彼女の膣内は再び硬くなっていて、初めてした時のように、痛いくらいに肉棒を締めつけた。
キスする口を離し、肩に噛み付いた。
神通「んああっ!」
彼女の体がびくんと震えた。柔肌に歯を食い込ませると、膣が痙攣した。
神通「あっ…ああっ…」
提督「うっ、…出る」
震える膣内に、精を放った。
すっかり草臥れた愚息を抜いて、カーペットの上にごろりと横になった。
川内が神通に話しかけているのが聞こえる。
川内「ねえ…フェラって、あんな苦しそうなものなの?」
神通「…ごめんなさい。私、姉さんに意地悪しちゃいました」
提督「流石にあれは普通じゃない。神通の好みが変わってるだけだ」
川内「そ、そうなんだ…」
ほっと胸を撫で下ろす。それからふと、僕に向かって言った。
川内「提督、もう一回。まだキスもしてないよ」
提督「ちょっ、ちょっと休憩…」
川内「えー…」
不満気な声。しかしすぐに何か思いついたようで、ぽんと手を打った。
川内「そうだ。神通、おいで」
神通「はい、何でしょう……むぐっ!?」
提督「!?」
妙な声に起き上がってみると、何と川内と神通が熱い口づけを交わしていた。
川内「ふぁ…む、ちゅ、はっ」
神通「んあっ…ね、姉さん…」
激しく絡み合う姉妹を、呆然と眺める。最初は川内が一方的に神通を愛撫していたが、すぐに神通も負けじと手や舌で川内の体を触り出した。
川内「んっ…流石、夜戦の火力は高い」
やがて二人は、脚を広げてお互いの秘部を擦り合わせ始めた。
川内「んっ、そこ…」
神通「ああっ…姉さん…んあっ」
じゅる、じゅるん。腰がくねる度、淫靡な音が響く。息をするのも忘れて凝視していると、ふと川内と目が合った。
川内は、動きを止めた。
神通「姉さん…?」
物足りなさそうな顔の神通に軽くキスすると、彼女は言った。
川内「提督、もう復活した?」
提督「ああ…その、お前達、『ソッチ』もいけるクチ…?」
川内「んー、そこまで本気でもないけどね。じゃれてるみたいなものだよ」
女の子って、そういうものなのだろうか? 川内を自分に置き換えて想像してみる。
提督「…うぇ」
川内「何想像したのさ。ほら、早く来て」
そう言うと彼女は神通を仰向けに寝かせ、自分はその上に覆いかぶさるように横たわった。
大陰唇同士を、ぴったりくっ付ける。
神通「んっ…」
その肉と肉の隙間を指して、言った。
川内「ここに、ソレ突っ込んで、二人とも気持良くしてよ」
硬さを取り戻したペニスを、二つの茂みの間に沈めた。濡れそぼった肉と肉が、僕の肉棒を優しく包み込む。膣とは違い締め付けるのではなく、挟み込む感触だ。
抽送を繰り返すと、雁首が二人の陰核を擦った。
川内「あっ、や、んんっ…」
神通「んっ…んあっ、あ…」
嬌声の二重奏に、いつも以上の昂ぶりを覚えた。抽送が速まる。呼吸が荒くなる。川内と神通が唇を重ねる。その体が、強張る。そして
提督「…出すぞっ」
二人の腹の間に、射精した。
艦娘のいない隙を見計らって、三人で大浴場の湯船に浸かった。
川内「ここには、いつまでいるつもり?」
提督「制海権が安定するまでかな。これで中部海域で一本取った形だが、まだ十分とは言えない。もっと敵の戦力を削がないと」
神通「MS諸島へは?」
提督「そこまで攻め入るなら、鎮守府からもっと戦力を移してからだ。ここから遠すぎるし、まだ足掛かりになる所が無い」
川内「こっちに増援も来るだろうしね」
神通「あまり鎮守府を留守にするのは良くないと思いますが…」
提督「あっちは叢雲が上手くやってくれるだろう」
川内「…」
提督「…ただ、まあ、あいつに任せっきりは悪いからな。クリスマスまでには帰るとしよう」
神通「その言葉はちょっといけない気がします…」
大井「…これでも、提督には感謝してるんですよ?」サラサラ
提督「いや、それでもだな」
大井「あの大所帯をよく纏めてますし、何より夜中に騒ぐあの馬鹿を黙らせてくれましたし」カチャカチャ
大井「…ですから、こんな急に、このラバウルくんだりまで、しかも北上さんを置いて一人で来いと言われたことなんて、これっっっぽっちも根に持ってませんから」ズズ…
提督「本当に悪かったと思ってる。と言うか、やっぱり根に持ってるじゃないか」
大井「根ェ~に、持ってませんってば」ジロ
提督「ぐぬぬ…」
スタスタ
金剛「スコーンが焼けたヨー!」ゴトッ
大井「ありがとうございます」ニコッ
提督「私も頂こうか」ヒョイ パク
大井「…で、呼ばれて飛んできた雷巡が、こんな所で呑気にお茶会なんてしてて良いんですか?」
提督「潜水部隊がまだ帰ってきてないんだ。お前を出す前に、お前を通す道を開けておかないと」モグモグ
大井「じれったいわねぇ…で、空母棲鬼ですか」サク
金剛「いなくなったと思ったら、急に戻ってきたネ」コク
提督「やはりアレがいる限り、制海権は獲れないようだ。一航戦を残しておいて良かった」
大井「それを倒せば良いんですね?」
提督「ああ。その後で一旦ここを引き上ようと思う」
大井「是非そうしてください」
提督「? 向こうで何かあったか」
大井「…私、実はここに呼ばれてホッとしてるんです。何が、と言うほどでもありませんが…どうも最近、ピリピリしてて」
提督「…叢雲か」
大井「…」コクリ
金剛「やっぱり、あの娘にはa little bit hardだったみたいデース…」
提督「だが、目立った問題が無いのなら、そちらにばかり気を割く訳にもいかないだろう。少なくとも、敵空母を破るまで私はここにいる。それは変わらない」
川内「鎮守府が心配?」
提督「藪から棒に…」
大井たちを見送った日の夜。夜戦前提の作戦で留守番をさせたお返しにと、彼女は体を求めてきた。お互いにイッたりイかせたりの後、一息ついた時に不意に川内がそう切り出したのだった。
提督「叢雲は上手くやってくれているさ」
川内「でも、大井はそうは思ってないみたいだよ」
提督「…」
川内「提督はさ、あの娘を信用してるんだよね」
提督「当然だ。言ってみれば、あいつは僕の先生だからな」
川内「でも、提督だっていつまでも生徒でいるわけにはいかないでしょ」
提督「それは…そうだ」
川内「たった一人の生徒を見送った後、先生はどうなるんだろ」
提督「…」
いつまで経っても、自分がいないと駄目だ。叢雲がそう言った時、きっとそうなのだろうという想いと、いつかは彼女の手を煩わせないようにしたいという想いを抱いた。じゃあ、一体叢雲は、どのような想いでああ言ったのだろう?
黙り込んでいると、おもむろに川内はごろりとうつ伏せになり、こちらに尻を向けた。
川内「ねえ、もうこっちでシて良いよ」
提督「今、考え事を」
川内「考えて解決しないなら、何も考えないのがマシ。それに、エッチの最中に他の女のこと考えるなんて論外」
提督「振ってきたのはそっちだろう」
川内「知ーらない。それよりもほら、折角綺麗にしておいたからさ。こっちにも頂戴よ」
引き締まった尻に、手を置いた。肛門を親指で広げると、確かによくほぐれているようで、程よい抵抗とともにぱっくりと口を開けた。
中指を挿し込んだ。
川内「ふうっ…」
背筋がぴんと張り、指を咥える穴がきゅっと縮んだ。
指先を探るように動かした。
川内「うぅ…ゆ、指はもういいから…」
提督「そうか」
指を引き抜くと、ペニスを肛門にあてがった。
提督「今まで、ずっと一人でさせて、悪かったな。…挿れるぞ」
腰を前に押し出した。
川内「ふぁああっ…」
震えながら、川内のアナルが僕のペニスを飲み込んでいく。膣とはまた違った締め付けを感じる。キツく、それでいて柔らかい感触だ。
肉棒が根本まで沈んだ。
提督「挿入った…ぞ」
直腸の筋肉が、侵入してきたモノを吐き出そうと蠢いているのが分かる。動きに逆らって抽送を始めると、川内はいきむような声を漏らした。
提督「どんな、感じだ」
川内「くっ、あっ、だ、出す時が、気持ち良い、かも」
提督「イけそう、かっ?」
川内「わ、分かんない…」
手を伸ばし、後ろから彼女の胸を揉んだ。そのまま腰を振り続けてようやく、聞き慣れた嬌声が混じり始めた。
川内「んあっ、はあっ…あっ、ん」
腰を打ち付ける度、ぱしんぱしんと音が鳴る。
提督「うっ…先に、イくぞ」
川内「うんっ、良いよっ」
ペニスを根本まで挿し込んで、射精した。
提督「ハァ、ハァ…どうだ、気持良かったか?」
川内「うん…でも、お尻でイくのはもうちょっと先かも」
提督「焦らず、じっくりやっていこうか」
川内「そうだね…」
…
金剛「…それで、◯三◯七に大井の酸素魚雷で空母棲鬼をdestroyネ!」
提督「うむ。思ったほど損害も無くて良かった。とりあえず後二日は様子を見るが、新たに空襲も無いなら最低限の潜水艦を残して、我々は引き上げるとしよう」
金剛「ここも暖かくて良いところでしたネ。ちょっとfeel reluctantデース」
提督「ああ。きっと、向こうはもう寒くなっているだろうしな」
金剛「…でも、皆が提督を待ってマース」
提督「そうだな。なるべく早く着くようにしよう」
…艦娘による護衛の下、高速輸送船で日本へ帰った。殆ど休みなしの強行軍であったが、それでも一週間掛かった。
着いたのは、もう紅葉も散り始めた頃だった。
提督「…久々の日本だなぁ」
タタタタタタ…
吹雪「司令官! おかえりなさい!」
提督「おお、吹雪。長い間留守にして済まなかったな。何か変わったことは?」
吹雪「大丈夫です」
提督「そうか。…ところで、叢雲は?」
吹雪「…えっと」
提督「…何か、あった…」
ツカツカ
叢雲「あら、司令官じゃない。帰ってたのね」
提督「! 叢雲…」
叢雲「アンタがいない間の日誌、机の上に置いといたわ。目を通しときなさい。じゃ、あたしはこれで」クルッ
スタスタ…
提督「見たところ、いつも通りのようだったが…」
吹雪「叢雲ちゃん…司令官が南方に行かれてから、殆ど休み無しで働いてるんです。ご飯もあんまり食べてないし…」
提督「何だって?」
吹雪「見かねて長門さんや妙高さん達が声をかけたんですけど、その度に『自分しかいないんだ』って…」
提督「あいつ…」
提督「…分かった。一度叢雲とは私が話してみる。僚艦だし、心配だとは思うが…私に、任せてくれないか」
吹雪「もちろんです。司令官には、着任した頃からお世話になっていますから…」
…
叢雲「…こんな夜中に呼び出して、何のつもりかしら」
灯台の麓。冷たいコンクリートに腰掛けて月を眺めていると、彼女はやって来た。晩秋の寒さが堪えるようで、部屋着の上から半纏を羽織っている。
提督「遅い月見をと思ってな。まあ座るといい」
隣に置いた座布団を指すと、彼女は無表情で僕を見て、それから腰を下ろした。
提督「団子、好きに食べてくれ。甘酒もあるぞ」
叢雲「感傷に浸りたいなら、嫁とでもすればいいじゃない」
提督「そういうわけにはいかないさ」
みたらし団子を一本、手に取る。叢雲は草団子を齧った。
提督「…僕がいない間、苦労をかけたな」
叢雲「別に。これも秘書艦の務めだから」
提督「…」
甘酒を、二つの湯呑みに注いだ。その一方を彼女に差し出しながら、僕は言った。
提督「…ずっと、独りで頑張ってたんだってな」
叢雲「…」
黙って湯呑みを受け取ると、中身を一口含んだ。
叢雲「…そうね」
提督「なあ。僕が着任して最初のクリスマス、憶えてるか」
叢雲「…」
提督「あの頃、お前は仕事だ戦闘だって、ろくに休みもせずに働いてたよな。食事もカロリー菓子ばっかりで。自分はあくまで兵器なんだって…」
叢雲「そんなこともあったわね」
提督「十一駆の連中とささやかなパーティしようってなった時も、お前は一人だけ書類仕事を続けてて…」
甘酒を呷り、そして続ける。
提督「…執務室でぶっ倒れたんだよな」
叢雲「…」
叢雲は、黙って団子を咀嚼した。
提督「軍医からは極度の疲労だって言われたから、医務室で目を覚ましたお前に、まずケーキ刺したフォークを突っ込んでやったよ。疲れた時は甘い物に限るからな。あの時の顔ったら…」
叢雲「う、うるさい」
提督「目を丸くしてさ。『何これ、おいしい』って…それから、急にボロボロ泣きだして…泣きながらケーキ頬張って、何故だか僕まで泣きながらケーキ食べさして…傍から見たら、ひどい光景だったよ」
提督「今まで、艦娘がヒトなのか兵器なのか、決めかねてたんだ。涼しい顔して無茶するお前を見てて、やっぱりヒトじゃないのかと思ったりもした。だが、あの時僕は、お前達艦娘が、僕らと変わらない人間なんだって、確信したんだ」
叢雲「だからって、食べ物攻めにすることは無いじゃない」
提督「仕方ないだろ。お前、明らかに痩せすぎてたんだから。それに、あれから食べることに楽しみを覚えてくれたようだしな」
叢雲「…まあ、そうね」
餡団子に手を伸ばしながら、叢雲が喉の奥で笑った。そして、僕の視線に気づいてすっと笑みを消した。
叢雲「…何が言いたいの」
提督「お前…何があったんだ」
叢雲「別に、何も無いわよ」
提督「大井が言ってたぞ。鎮守府の空気がピリピリしてるって…それに、前みたいな無茶はもうしないと思っていたのに」
叢雲「何でもないの。強いて言うなら、大淀や明石と少し諍いになったくらい」
提督「諍いだと? どうして…!」
大淀は、普段は所属する艦娘の名簿を管理している。指揮官の人事は大本営の領分だが、艦娘の人事は彼女が担っているのだ。そして、明石は工廠の責任者。兵器開発、廃棄。艦娘の建造、…解体。
叢雲は、長い息を吐いた。
叢雲「…黙ってお別れ、とはいかないようね」
提督「まさか、艦娘を辞めるのか」
叢雲「二人に止められたけどね。仕方ないから、もう少し上に掛け合ってみるわ」
提督「そんなこと…僕が許さない」
叢雲は、悲しげな目で僕を見た。そして、小さく呟いた。
叢雲「…月に、叢雲」
提督「それが、どういう…」
叢雲「アンタは月。あたしは…叢雲だから」
提督「!」
彼女の言わんとすることを理解した時、僕は無意識に彼女の手を握っていた。
提督「…誰が、お前を邪魔者扱いするもんか」
叢雲「どうしても、世話を焼きたくなってしまうのよ。もう、あたしがいなくても大丈夫だって分かっているのに…きっと、これ以上はアンタの枷になるだけ。アンタにも、他の娘たちにも、良くないわ」
提督「馬鹿なことを言うな。僕には、お前が必要なんだ」
叢雲「中部では、一人でよく頑張ってたじゃない。もう、あたしは必要ないわ」
提督「だったら!」
握った手に、力が篭もる。
提督「お前には、僕がいないと駄目なんだ」
叢雲「えっ?」
湯呑みを持つ手が、止まった。
提督「目を離すとすぐに無茶するし、他の艦娘を怖がらせるし…昔から、ちっとも変わってないじゃないか。いつまで経っても…」
叢雲「…随分とまあ、大きく出たものね」
呆れたように、叢雲は言った。
提督「大袈裟じゃないさ。…お互い様なんだ。お互い、助けあってきたんだ。それが、ヒトなんだ」
彼女は、じっと僕の目を見つめた。それから、団子を一つ口に入れ、もぐもぐと咀嚼した。
やがて、甘酒でそれを飲み下すと、言った。
叢雲「ヒトって、面倒臭いものね」
提督「だが、ヒトだからこそできることもあるさ。それこそ美味いもの食べたり、会話したり、笑ったり…」
叢雲「…愛し合ったり」
提督「!? …そ、それもそうだな」
予想外の返答にどぎまぎしていると、不意に彼女が体を寄せてきた。
叢雲「…ねえ。川内だけじゃないんでしょ」
提督「な、何がだ」
叢雲「とぼけないで。神通とも付き合ってるんでしょ。それに那珂も。あたしの目は誤魔化せないわ」
提督「お前…」
何と返そうか考えたが、諦めた。
提督「…そうだ」
叢雲「あたしも、仲間に入れてよ」
提督「っ!?」
冗談めかした口調とは裏腹に、彼女の目つきは真剣だった。
提督「仲間って、だって、それは」
叢雲「ええ、アンタの思う通りよ」
そっと、首筋に手を触れた。
叢雲「馬鹿の癖に出たがりだった男が、よくここまで成長したわね。ずっと、アンタのこと見てたもの。…好きよ、司令官」
ダダダダダダ…
大井「き!た!か!み! さぁ~ん!!」
北上「あ、大井っち。おかえあっぶぁ」ギュッ
大井「ただいま帰りましたぁ~。長い間独りぼっちにさせて本当にごめんなさいぃ~」スリスリ
大井「…これもあのクソ行き当たりばったりの提督のせいよ」ボソッ
北上「うん、アタシも寂しかったよ。でも、無事に帰ってきてくれて嬉しいよ」
大井「北上さぁ~ん…」ウルウル
大井「良かったら…これから一緒に」
ウーーーウーーー…
『鎮守府近海に、小規模の敵艦隊を発見。迎撃B班は直ちに出撃、哨戒部隊と合流されたし。繰り返す。鎮守府近海に…』
北上「B班? …げ、アタシじゃん」スッ
北上「ごめんね、行ってくるよ」クルッ
スタスタ…
大井「一緒にパフェ食べて、お散歩して、それから…」チラ
モヌケノカラ
大井「…AAAAAAGHHHHH!! 何でいっつもこうなるよの!?」
川内「私、これでも怒ってるんだからね」
提督「…そうか」
川内「神通と那珂には、提督への想いで負けるつもりはないよ。不本意だけど、二人もきっとそれを自覚してる。でも…」
川内「…叢雲には、私、勝てる自信がない」
提督「珍しく弱気なことを言うんだな」
川内「だって…叢雲は、誰よりも提督と一緒にいたから。誰よりも近くで提督を見てきて、その上で愛するって決めたから」
提督「言い逃れするつもりは無い。あいつは僕に好きだといった。そして僕は、自分の意志でそれに応えた。だが…もちろん、お前を疎かにするつもりはない。神通も、那珂もだ」
川内「当たり前だよ。自信はあんまりないけど、諦める気はさらさらないからね」
提督「ああ」
川内「…最後に、聞かせてよ」
提督「何だ?」
川内「あの娘の気持ちに応えたのは、情け? それとも気遣い?」
提督「まさか。…愛だよ。それも、とびきり自分勝手な」
川内「…愛、か」フッ
川内「うん、許す。…さあ」ポン
スタスタ…
叢雲「…」
提督「叢雲…」
川内「行ってきな」グッ
叢雲「…川内、その」
川内「何も言わないの。それとも、告白をここで取り下げる?」
叢雲「まさか。そんなことは絶対にしないわ」
川内「なら、ビクビクしないで、堂々としなよ」
叢雲「…そうね。ありがとう」
提督「じゃあ、行こうか。…おやすみ、川内」
川内「おやすみ。また明日ね」
人気のない廊下を、私室に向かって二人で歩いた。
あの夜、僕は彼女の想いに応えた。彼女もまた、愛すると決めた。だが、あの場では彼女を抱くことはしなかった。彼女は『その気』でいたようだが、その場、その雰囲気に任せることはお互いを傷つけるだけだと、身を以て知っていたからだ。
代わりに、その次の夜、すなわち今夜、僕は彼女を抱くと約束した。
その日は、川内を秘書艦にした。終業後、昨夜のことを打ち明けた時、彼女は黙って僕の顔を見つめた。そして、先程のように言ったのだった。
私室のドアが近づいてくる。いつの間にか叢雲は、僕の服の裾を掴んでいた。彼女は、いつもの制服のままだった。歩きながら、風呂に入って着替えたらどうかと提案したが、彼女は決心が鈍るからと断った。
やがて…鍵を開け、部屋に入った。
提督「…着いたぞ」
叢雲「分かってるわよ」
靴を脱ぎ、畳の上に上がる。
提督「えーと…何か飲むか? 酒しか無いが…」
叢雲「結構。酔って、何がなんだか分からなくなるのは嫌」
提督「そうか」
ちゃぶ台を部屋の隅に寄せ、布団を敷いた。
彼女は黙って紺色の布団を見つめていたが、不意に
叢雲「それっ」
と、掛け布団の上にダイブした。そして、枕に顔を埋めたまま言った。
叢雲「…ほら、来なさいよ」
提督「ああ」
叢雲の隣にうつ伏せになり、その肩に腕を回した。
もそもそと体を動かし、叢雲がこちらを向いた。
叢雲「…ドキドキしてるの。分かる?」
僕の手を掴み、自分の胸に押し当てる。
提督「…ああ」
叢雲「アンタと、こんなことになる日が来るなんて」
提督「僕も、思ってなかった」
叢雲「…ねえ、キスして」
囁くように言うと、彼女は目を閉じた。
そっと、その唇にキスをした。
叢雲「ん…はあっ、む、んっ…」
長い、それでいてぎこちない接吻。唇を通して、彼女の心音が聞こえてくるようだった。
やがて、唇を離して僕は言った。
提督「…触っても良いか?」
叢雲「好きにして。そのために、ここにいるんだから」
体を起こして胡座をかき、後ろから抱くように彼女を足の上に座らせた。
ワンピースの中に片手を差し込むと、びくりと身を震わせた。そのまま、服の中を伝って上へと手を伸ばし…
叢雲「…な、何よ。いつまでお腹触ってるのよ」
提督「いや、肉付き良くなったなって」
叢雲「」ガッ
提督「痛゛っ!? け、健康的になって良かったじゃないか」
叢雲「余計なお世話よ! …ほら、さっさと触りなさいよ。もっと上の方…」
インナー越しに、彼女の乳房に触れた。痩せぎすだった以前と比べると、随分と肉もついて身体自体成長したが、ここはあまり成長していないようだ。
…まあ、黙っておこう。今度は頭突きでは済むまい。
叢雲「はあっ、はあっ…」
息が荒い。体がかたかたと震えている。そっと胸を掴むと、心臓が早鐘を打っているのが分かった。
提督「大丈夫か?」
叢雲「ええ、平気…」
絞りだすように答える。僕は空いた手で彼女の頭を撫でると、インナーをブラごとぐいと持ち上げた。
叢雲「っ…!」
叢雲が息を呑む。改までの制服なら、まだ良かっただろう。しかし改二の制服は彼女の体型に合わせてタックやスリットが入っていた。
その、スリットの位置が良くなかった。
彼女は、慌てて両腕で胸元を押さえた。
叢雲「うう…誰よ、こんなデザインにしたの…」
提督「さあ、どこかの偉い人だろう」
服の中に入れた手を抜くと、そっと彼女の腕に添えた。
提督「…見せてくれないか」
叢雲「…」
彼女は俯いたまま黙り込んでいたが、やがて消え入りそうな声で言った。
叢雲「…その前に、もう一度キスして…」
頬に手を当て、唇を重ねた。先程よりは慣れた様子で、彼女から舌を絡めてきた。
叢雲「む、ちゅ…う、あ、はあっ」
唇を重ねたまま、彼女はゆっくりと腕を下ろした。
口を離し、頭を撫でる。
提督「…ありがとう」
スリットから覗く乳頭は、色素の薄い彼女らしく、綺麗な桜色をしていた。
叢雲「は、恥ずかしいわよ、こんなの…」
提督「大丈夫、綺麗だ」
後ろから、そっとその身体を抱きしめた。それから、胸元に手を伸ばした。
震えるその先端を、優しく摘む。
叢雲「ひっ…」
提督「大丈夫、大丈夫だ…」
囁きながら、指先で乳首を撫で回す。怯えたような声は、やがてくすぐったそうなものに変わっていった。
叢雲「んんっ…く、ふぁっ、んっ…」
もう片方の手で、内腿に触れた。
叢雲「ひゃっ…さ、触るのね…」
提督「ああ。良いか?」
叢雲「訊かないでよ…」
すべすべしたタイツ越しに、彼女の太腿を撫でる。前よりもむっちりしたが、その主成分は筋肉だ。甘いものにハマったとは言っても、元のストイックさは失われていないようだ。
そして…布越しに、彼女の秘部に触れた。
叢雲「っ!!」
彼女の体が跳ね、両腿がぎゅっと締まった。手を挟まれながらも、指先でクロッチ部分を愛撫した。
叢雲「くうっ…ふうっ…」
噛み殺したように吐息を漏らす叢雲。その耳に、ふっと息を吹きかけてみた。
叢雲「ひゃあっ!?」
脚が、一瞬開いた。その隙に手を抜くと、今度はタイツの中に差し込んだ。
叢雲「!!」
ショーツの中に手を入れると、薄く柔らかい毛の感触がした。そして、その下の小さな秘裂…
叢雲「んぅ…司令官…」
提督「叢雲…」
もう一度、キスした。それから、秘裂を指でなぞった。
叢雲「ああっ…あん…」
よがり声をあげる叢雲。
提督「ここ、敏感なのか」
叢雲「っ…んっ…な、何よ…」
提督「ひょっとして…よく、独りでシてるのか」
叢雲「う、うるさいっ!」
顔を真赤にして怒鳴る。が、すぐに顔から怒りを消すと、震える声で言った。
叢雲「アンタのこと考えて…もう、アンタには川内がいるって、分かってるのに。どうしても、諦めきれなくて…」
その頬を、一筋の涙が伝った。
提督「叢雲…」
タイツから手を抜いた。それから、彼女の体を布団に横たえた。
叢雲「とうとう、するのね」
静かに言うと、ふと不安げな顔になった。
叢雲「ねえ…あたしも、アンタに何かしなくていいの? その…ち、ちんちん触ったりとか」
提督「今は、その気持だけで十分だ」
タイツに手をかける。と、再び叢雲が口を開いた。
叢雲「ねえ、何度も止めて悪いけど…その、は、恥ずかしいのよ…」
提督「ああ、分かる。でも、脱がないと」
叢雲「そうじゃなくてね? あんまり脱ぎたくないから…それ、もう破いていいから…穿いたままでシて欲しい」
タイツのクロッチ部分を小さく引き裂いた。露わになった白いショーツに指をかけ、ふと叢雲の顔を見ると、彼女は固く目を瞑り、敷き布団を掴んで震えていた。
提督「…いくぞ」
そっと股布をずらした。電灯の下に晒されたそこは、小陰唇も見えぬほどに閉じた、幼い蕾のようだった。
叢雲「…ッ…グスッ…」
提督「泣かなくていい。おかしい所なんて無い。だから」
叢雲「だって…ッ…こ、こんな、子供っぽいの…」
背伸びしている、とは思わない。艦娘の歩んできた時を思えば、寧ろ彼女たちは不本意に幼い身体に押し込められていると言った方が正しい。特に、叢雲のような駆逐艦は。
だから。
提督「大丈夫だ。どんな姿をしていても、お前はお前だ」
叢雲「…」
恐る恐る、叢雲が目を開けた。目が合った。
僕は微笑んだ。叢雲は一瞬、歯を見せた。
ズボンと下着を下ろし、ペニスを取り出した。
提督「っと、忘れるところだった」
慌てて抽斗を探り、鉄兜の袋を手に取った。袋を開封しようとして、ふと彼女の視線に気付いた。
提督「これか?」
勃ちかけのペニスを摘んで、軽く振ってみせる。
叢雲「き、気色悪いことしないでよ!」
そう言いながらも、興味津々の様子で僕の愚息を見つめた。先ほどの緊張は、幾分和らいだようだ。
叢雲「ふうん…これが嫁をモノにして、かつその妹達まで手篭めにしたケダモノなのね…」
提督「フフ、怖いか」
叢雲「思ったほどじゃないわ」
提督「ぐっ…」
ここで、彼女は息を吐いた。
叢雲「…嘘。こんなのがあたしの中に挿入るなんて、考えただけで泣き出しそう」
提督「…そうか。そうだな」
袋を破る前に、もう一度彼女の膣口に触れてみた。
…うん、よく濡れている。よくオ○ニーをするせいか、比較的敏感になっているようだ。
肉棒を扱いて十分な硬さを持たせると、袋を破って中身を被せた。それから、亀頭を膣口に当てた。
提督「挿れるぞ」
叢雲「うん…っ」
ゆっくりと、腰を前に進めた。
叢雲「い゛っ、だっ」
叢雲の顔が歪む。僕は動きを止めた。まだ、やっと亀頭が沈みきったくらいだ。
提督「大丈夫か?」
叢雲「はぁーっ、はぁーっ…問題、無いわ」
両腕を僕の背中に回した。再び、腰を前に突き出した。
叢雲「っ…くぅっ……」
みちみちと、何かの千切れる感触がした。叢雲は歯を食いしばって痛みに耐えている。
恐らく指より太いものを通したことがないと思われる彼女の膣内は、まだ硬く、僕の肉棒を受け入れきれずにいた。
半分ほど入った所で、一度腰を止めた。
提督「くっ、あ…はあ…痛むか」
叢雲「痛くない…痛くなんか、ない…!」
僕は、彼女の頭を撫でた。
提督「強がらなくていい。痛かったら、そう言ってくれ」
叢雲「痛くないっ! 痛くないったら! 痛く…」
提督「叢雲。弱い所を見せたくないなんて、そんなこと考えなくていいんだ」
叢雲「痛くなんか…っ…」
固く閉じた目から、涙が零れた。
僕は、一度ペニスを引き抜いた。
叢雲「グスッ…何で…何でやめちゃうの…」
提督「もっと、リラックスしないとな」
微かに開いた秘裂を、そっと指で開く。口には既に、少量の血がこびりついている。
小陰唇の縁に付いた傷を、舌先で舐めた。
叢雲「!! 駄目…」
提督「力を抜け。でないと意味無いぞ」
叢雲「駄目よ、そんな汚い所…」
提督「汚くない」
膣周囲を一舐め。そこまでは毛も生えていないようで、つるりとした大陰唇を舌でなぞると、ぷにっと柔らかい弾力を感じた。
叢雲「あ…ああ……」
クリトリス、尿道と舌でくすぐった後、膣内に舌をねじ込んだ。
叢雲「にゃああっ! 駄目っ、こんなの…」
浅い所を舐め回すと、舌の動きに従って彼女の体が震えた。
叢雲「やっ、駄目、止めて、お願い…このままじゃ、漏れっ」
口を離す。本当に止められると思っていなかったのか、叢雲はきょとんとした。
提督「言い忘れてた」
叢雲「な、何よ…」
提督「小便したくなったら、我慢せずに出していいからな。…心配するな、川内に散々飲まされてる」
そしてクンニを再開した。
叢雲「嫌あっ! む、無理よ! そんな、ああっ…駄目っ、漏れる、漏れっ…」
次の瞬間、彼女は両脚で僕の頭をきつく挟み込んだ。そのまま声にならない声を上げ、体を震わせた。
叢雲「…ああ…」
提督「よいしょっと…」
脚を解いて身を起こす。
提督「良かったな、漏らしてないぞ」
叢雲「う、うるさいっ!」
顔を真赤にして、枕を投げつけてきた。
提督「痛」
叢雲「は…恥ずかしかったんだから! どうしてくれるのよ、こんな…」
涙声でまくし立てる彼女の体を抱きしめ、頭を撫でた。
提督「よしよし、悪かったな」
叢雲「本当に、恥ずかしかったんだから…」
もう一度、唇を重ねた。それから、布団にその身を横たえた。
新しいゴムに付け替えると、再びショーツのクロッチをずらしてペニスをあてがった。
提督「もう、大丈夫か」
黙って頷く叢雲。
その小さな入口に、ペニスを押し込んだ。
叢雲「くうっ…」
先程よりはすんなりと入っていく。痛いだけだった締め付けも、今は快感として感じられる。
やがて…亀頭が、彼女の最奥に辿り着いた。
提督「奥まで…入ったぞ…」
叢雲「ほ、本当に? 全部、入ったの?」
提督「ああ」
本当は若干ペニスが余っているが、それを言うのは野暮というものだ。
叢雲「あたし…司令官と、一つになれたのね…」
独り事のように呟くと、ふとこちらを見た。
叢雲「…ふぅん」
提督「?」
叢雲「間近で見ると、アンタってこんな顔してるのね」
提督「お前も、その…意外と可愛い顔してると思うぞ」
叢雲「意外とってなによ、失礼ね。…」
じっと、僕の顔を見つめる。そして、ふっと口元を綻ばせた。
叢雲「顔の造りだってよく知らなかったもの。…きっと、お別れにはまだ早いのね」
提督「ああ、その通りだ。お別れなんて、しないさ」
提督「…動くぞ。痛かったら言うんだ」
叢雲「ええ、来て」
ゆっくりと腰を引き、そして突き出す。未だ緊張の解けない柔肉に、僕のカタチを刻みつけるように。何度も、何度も。
叢雲「んっ…あっ、ん…」
提督「痛く、ないか」
叢雲「ええ、平気…傷も痛みも、痺れてしまって、感じないわ」
抽送のペースを速める。肉棒が子宮の入り口を打つ度、叢雲は押し殺したような声を漏らした。
服のスリットを開き、薄桃色の乳首に吸い付いた。
叢雲「にゃっ…何するのっ?!」
彼女の動揺を他所に、舌でいじくり回すと、すぐにぴんと硬くなった。
前歯で、甘噛する。
叢雲「んああっ…くあっ…」
ただでさえ狭い膣内が、またわずかに狭まった。それと同時に、精巣から竿の裏を熱が伝った。
乳首から口を離す。
提督「イキそうだ…っ」
叢雲「イくの? …出して、私の中に、射精してっ」
腰の動きを速める。叢雲の息も速くなる。水音が響く。
提督「…出すぞっ」
最後に、ペニスを一番奥に突き込んだ。
その勢いのまま、キスをした。
舌を絡め合いながら、僕は彼女の膣に射精した。
ペニスを引き抜き、ゴムを剥がした。口を縛っていると、おもむろに叢雲が身を乗り出してきた。
精液の溜まった袋を見て、一言。
叢雲「これが、アンタの子種か」
提督「子種。ま、まあ、そうなるな」
叢雲「つまりこれがあれば、アンタの子を孕めるのね」
提督「! …しないからな?」
叢雲「あら、どうして? アンタは世帯が持てて、あたしは艦娘を辞められる。一石二鳥じゃない」
提督「艦娘、辞めないんじゃなかったのか」
叢雲「アンタと別れる口実にするならね。でも、アンタの妻として引退できるなら、本望だわ」
提督「本気で言ってるのか?」
叢雲「ええ。…あたしは、譲らないわ。相手が誰でも…それこそ、川内でも」
数時間前、川内の零した言葉。
『叢雲には、私、勝てる自信がない』
そして、叢雲は本気だ。
いずれ、彼女たちが戦いから離れ、人間としての日常に戻る時…僕は、誰を選ぶのか。当然のように川内と添い遂げる気でいたが、それでは神通や那珂は? 彼女らは、いつか裏切られるために、僕を愛するのか?
黙りこんでいると、叢雲が這い寄り、そっと僕に抱きついた。
叢雲「もう、怖くないわ。だから、もう一回。しましょ」
提督「…ああ」
締めっぱなしだった彼女のタイを解いた。乱れて皺だらけの制服を脱がせながら、今は目の前にいる最初の相方を、精一杯愛しようと決めた。
長門「…」
陸奥「んっ…」ムク
陸奥「…あら長門、まだ寝ないの?」
長門「む、起きたか。提督はまだ寝ていないだろうと思ってな」
陸奥「提督? …ああ、川内ちゃんね。でも、それと何の関係が」
ルルルルル…
長門「!」ガチャ
長門「こちら戦艦寮、長門だ。…いや、気にするな。そろそろ来る頃だと思っていた。…うん、分かった。任せろ」
ガチャ
陸奥「提督は何と?」
長門「明日の遠征隊の管理を頼まれた。暫く…独りになりたいそうだ」
陸奥「あらあら…」ウフフ
…
暁「じゃあ、行ってくるわ」
長門「ああ、よろしく頼む」
ガチャ
長門「…これで、一通り送り出したか」
陸奥「暫く暇になるわね」
長門「ああ。しかし…提督は、一体どこに行ったのだろう? 内線だったから、昨夜の時点では少なくともこの建物内にはいたようだが…」
陸奥「確かに行き先も言わずに一日空けるなんて、今まで無かったわね」
長門「私室にいるかと思ったが、神通に訊いたらいなかったと言っていたな」
陸奥(何で神通ちゃんが知ってるのかしら…?)
長門「詮索するつもりは無いが…何か、厄介事に巻き込まれてはいないか…」
陸奥「心配性ねぇ…」
陸奥「じゃあ、駄目元で管理室に行ってみましょうか。カメラにある程度は映っているかも知れないわ」
長門「む…そうしよう」
…
大淀「では、鍵は預けていきますね。何かあったら、私は資材庫におりますので」
長門「ああ。手間をかけて済まないな」
長門「…画面がたくさんあるな。これは、今の様子か」
陸奥「ええ。…あら、出撃ゲートは丁度六駆の娘達が出たところね。工廠には相変わらず明石と夕張。入渠ドック…流石にまだ終わってない娘が…って、ええっ?!」
長門「どうした陸奥!?」
陸奥「あー…えっと、もう探す必要なくなっちゃったみたい」
長門「見つかったのか? どこに」チラ
川内・提督『『Zzz…』』
長門「」
長門「待て待て待て、何故提督が入渠ドックにいるのだ? それも、川内のドックに。どうやって入ったんだ。そもそも何故一緒に修復槽に浸かっているのだ」
陸奥「ま、巻き戻してみましょう…」ピ
キュルキュルキュル…
陸奥「丁度、川内ちゃんが運び込まれたところね」
長門「右腕を失っていたか…水雷戦隊旗艦は、これがあるからな…」
陸奥「…飛ばしましょ」ピ
キュルキュル
長門「…む、内線を取ったぞ。どこに掛けるんだ?」
陸奥「…あら、ドック前に提督が来てる。…あ、内線を取ったわ」
長門「示し合わせていたのだろうか?」
陸奥「まさか。偶然か…はたまた愛のなせる業か」フッ
長門「ドックのシャッターが開いた…外から開けたというのか」
陸奥「入ってったわね。川内ちゃんの方が誘ったみたい。…ほら、提督も服を脱いで」
長門「っ!」メソラシ
陸奥「何か話してる。音が拾えないのが残念ね…」
長門「な、なあ陸奥。もう提督の行方はわかったことだし、もう」
陸奥「! ああ…凄い…」マジマジ
長門「…」チラ
長門「~~~!!」カァァァ
陸奥「ああん…川内ちゃん、とっても気持ちよさそう…羨ましいわ…」
長門「…な、何か手に取って…っっっ!?」ビクッ
陸奥「! お尻!? お尻でもしちゃうの!? もう…素敵」
長門「…陸奥。もう行こう。これは見なかったことに」
クチュ…クチュ…
長門「陸奥?」
陸奥「ハァ…ハァ…」モジモジ
陸奥「私…我慢できない」
長門「! よせ、まだ執務は」
ガシッ
長門「っ」チュ
陸奥「む…ちゅ…レロッ、ぷあ」
ムニ
長門「んっ…」ピク
陸奥「長門…頂戴?」
長門「くっ…」パシッ
陸奥「長門ぉ…」ウルウル
長門「…」スタスタ
ガチャン
陸奥「?」
長門「…30分で止める。それ以上はナシだ。あと…できるだけ、声は抑えろ」
陸奥「! ええ…ありがとう」
563 : ◆eXipHdytqM - 2015/10/01 00:16:11.51 JHfgr06c0 345/554>>55~72の裏話でした
おやすみなさい
続き
【R-18】川内と夜戦の日々【艦これ】【後編】

