屋上
恒一「ごめん、遅くなった」
鳴「気にしないで」
恒一「じゃあお昼にしようか」
鳴「ええ」
綾野「熱いねー」パシャッパシャッパシャッパシャッパシャッパシャッ
元スレ
綾野「こういっちゃんはモテモテだなあ」
http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1333982372/
綾野「こういっちゃん、見崎ちゃんと仲いいよね」パシャッパシャッ
綾野「家に行ったこともあるらしいし」モグモグ
綾野「うーむ」モグモグ
綾野「・・・」モグモグ
綾野「あ、これおいし」
綾野「もぐもぐ」パシャッパシャッパシャッパシャッ
恒一「ははは」
鳴「ふふふ」
赤沢「恒一くん。ちょっといいかしら」
恒一「あ、うん」
鳴「・・・じゃあ私は外すね」
赤沢「お気遣いありがとう」
鳴「・・・」
ガチャ バタン
恒一「それで、話って?」
赤沢「対策のことよ」
綾野「修羅場かと思ったよ」パシャッパシャッパシャッパシャッ
綾野「泉美もこういっちゃんにベタ惚れだよね」パシャッパシャッ
綾野「あんな泉美はじめてだよ」パシャッパシャッパシャッ
綾野「しかし・・・」パシャッパシャッ
綾野「わざわざ『対策』なんて嘘つかずに普通に誘えばいいのに」パシャッパシャッ
綾野「奥手なのか積極的なのかわかんないよ」パシャッ
綾野「・・・フィルムなくなっちった」
綾野「予備、予備」ゴソゴソ
恒一「そうだなぁ・・・策として・・・」
赤沢「・・・///」モジモジ
キーンコーンカーンコーン
恒一「予鈴だ」
赤沢「チッ」
恒一「?」
赤沢「なんでもないわ。さ、教室に戻りましょ」
恒一「う、うん」
綾野「なんでそこで『急ぎましょ』って手を握らないかなー」パシャッパシャッ
放課後
風見「帰りのあいさつをーしましょう」
全員「「「さよーなら」」」
ワイワイ
三神「榊原くん。ちょっと」
恒一「?」
三神「生徒指導室まで来て。まだ進路面談をしてないから」
恒一「あ、はい」
綾野「ふむ」パシャッパシャッ
生徒指導室
恒一「美術系の学校に・・・」
三神「ふむふむ」
恒一「県外も視野に・・・」
三神「わかったわ。それより、叔母と担任を同時に満たせる人物って魅力的だと思わない?」
恒一「え」
三神「どう?」
恒一「はあ・・・まあ」
三神「///」
綾野「職権濫用だなあ」パシャッパシャッ
綾野「なんだかんだで」
綾野「一番先生がこういっちゃんと付き合い長いんだよね」
綾野「しかも一つ屋根の下・・・」
綾野「あれ?泉美勝ち目あるの、これ?」
三神「やっぱり最期にものを言うのはお得感・・・」
恒一「もう帰っていいかな怜子さん」
廊下
恒一「遅くなっちゃった」
多々良「きゃっ」
ドンッ
恒一「いたた・・・あ、多々良さん!ごめん!」
多々良「だ、大丈夫だから」
恒一「駄目だよ、ちょっと擦りむいてる。洗いに行こう」グイッ
多々良「あっ、ちょっ・・・」
綾野「次はめぐめぐかー」パシャッパシャッパシャッ
綾野「三組の巫女枠だねー」パシャッパシャッ
綾野「キレーな髪で清楚っぽい。いや間違いなく清楚だねアレは」
綾野「しかも吹奏楽部ってのがまたいいよね」
綾野「中尾とかに楽器舐められないか心配だよ」
綾野「・・・」
綾野「私も伸ばそっかなー、髪」
恒一「よし、できた。はい絆創膏」
多々良「あ、ありがとう・・・///」
恒一「はぁ・・・忘れ物忘れ物」
ガラッ
有田「!?」ビクッ
恒一「あ、有田さん。まだ残ってたの?」
有田「うううううううううん!」
恒一「? あれ、そこ僕の席・・・」
有田「う」ギクッ
恒一「なんで僕のリコーダーを・・・?」
有田「さ、さあ・・・?」ピューピュー
綾野「舐めてたのはこの子だったか」パシャッパシャッ
綾野「まっちんかー」
綾野「度々こういっちゃんの私物を堪能してるみたいだねー」
綾野「普通に話し掛ければいいのに」
綾野「もったいないなあ」
綾野「・・・」
綾野「・・・そういえば、この前泉美もこういっちゃんの下駄箱漁ってたなあ」
恒一「床に落ちたのを直してくれてたんだ・・・。ありがとう有田さん」
有田「う、ううん。別に大丈夫だよ」
ガラッ
望月「あ、いたいた。榊原くん」
有田「じゃ、じゃあ私はこれで!バイバイ!」
タッタッタッ
恒一「?」
望月「邪魔しちゃった?」
恒一「いや、特に」
綾野「まさか男までは・・・ないよね」パシャッパシャッ
柿沼「●REC」
綾野「もっちーは確かにかわいいよね」パシャッパシャッ
綾野「でも性別の壁は・・・」
綾野「・・・」
綾野「!」
綾野「まさか・・・実はオナベだったり?」
綾野「不自然な高めのストライクゾーンもまさかフェイク・・・」
綾野「謎は深まるばかり・・・」パシャッパシャッパシャッ
望月「・・・てことで、今度家に行っていいかな」
恒一「いいよ。本当に怜子さん好きだね」
望月「どうかな・・・?」ニタァ
望月「じゃあ僕は部活に行くね」
恒一「また明日」
ガラッ バタン
恒一「さて、僕も」
ガラッ
恒一「!」
藤巻「チィ・・・しくじっちまったぜ」
恒一「ふ、藤巻さん!?大丈夫その怪我!?」
綾野「意外な組み合わせ・・・」パシャッパシャッパシャッパシャッ
綾野「マッキーかー」
綾野「ちょっと怖い感じだけど、すごくいい子なんだよね」パシャッパシャッ
綾野「真面目な男子×破天荒な女子・・・」
綾野「・・・」
綾野「あれ?これ定番な気がするぞ?」
綾野「まあ、フラグが立つとは限らないし・・・」
藤巻「治療なんていらねえ!なんたってアタイは『夜見山の毒蛇』だからな!」
恒一「はいはい。ちょっと濡れティッシュで消毒するよ」チョン
藤巻「ひっ!」
藤巻「世話になったな」
恒一「もう小学生相手に見栄張って乗れもしない一輪車に挑戦しちゃ駄目だよー」
藤巻「う、うるせー!///誰かに言ったら泣かすからな!カキバラ!」
ガラッ バタン
恒一「カキバラって・・・変なあだ名・・・」
タッタッタッ
恒一「・・・ん?」
ガラッ
小椋「うわぁ~ん!!!恒一く~ん!!!」ギュッ
恒一「わっ!///」
綾野「効いてる効いてる」パシャシャシャシャシャシャシャ
綾野「由美か」パシャッパシャッ
綾野「あの小動物的なかわいさに加えて、おまけにブラコン属性」
綾野「面倒見のいいこういっちゃんのツボかもねー」
綾野「・・・」
綾野「かわいいなあ畜生」パシャッパシャッパシャッ
小椋「兄貴と喧嘩しちゃって・・・」ポロポロ
恒一「・・・よしよし」
小椋「うう・・・」ポロポロ
小椋「・・・ありがとう、恒一くん」
恒一「ははは。僕は何もしてないよ」
小椋「・・・ねえ。お願いがあるんだけど、いいかな」
恒一「? できる範囲なら」
小椋「あ、あのね?二人っきりのときは・・・『お兄ちゃん』って、呼んでもいい・・・?」
恒一「え、ええ!?///」
小椋「い、嫌なら別に」
恒一「だ、大丈夫!好きに呼んでよ」
小椋「わーい!やったー!恒一お兄ちゃん大好き!」
恒一「///」
綾野「小悪魔すなあ」パシャッパシャッパシャッ
綾野「・・・さて。帰ろうかな」
綾野「演劇部サボっちったよ」
綾野「まあいいや。写真の現像もあるし」
綾野「泉美はどうせ妄想小説でも書いてるだろうしねー」
綾野「・・・」
綾野「あれ?よく考えたら由美もサボってね?」
綾野「ふふんふふーん」
恒一「あ、綾野さん今帰り?」
綾野「!?」
恒一「?」
綾野「あれ!?教室にいたんじゃないの!?」
恒一「え?小椋さんが部活に行ったから帰ろうかなって」
綾野「ふ、ふーん」
恒一「それよりなんで僕が教室にいたことを」
綾野「あーっ!!!外が暗いなー!!!早く帰らないとー!!!」
恒一「え?まだ夕焼けが」
綾野「まだ話したいのに残念だなー!!!」
恒一「・・・」
恒一「じゃあ、一緒に帰る?」
綾野「・・・」
恒一「ね?」
綾野「い、一緒!?///」
恒一「い、嫌だった?」
綾野「う、ううん!そんなことないよこういっちゃん!!むしろ大歓迎だよ!!!」
恒一「ははは・・・あれ、そういえば演劇部」
綾野「さあ!帰ろうこういっちゃん!帰ろう!!」グイグイ
恒一「演劇部・・・」
帰り道
恒一「・・・」
綾野「・・・///」
恒一(気まずい・・・)
綾野「・・・///」チラッ
恒一(いつも元気な人が喋らないとこうも気まずくなるのか・・・)
綾野「・・・///」チラッチラッ
綾野(落ち着け彩・・・)
綾野(緊張する必要はない!なぜならこういっちゃんだから!)
綾野(・・・)
綾野(うわああああ!余計緊張しちゃったよおおおおおおおお!!)
恒一「・・・」
綾野(ああ、こういっちゃんが気まずそう・・・なにか喋らないと)
綾野「あ、あのさ!こういっちゃん!」
恒一「え?」
綾野「こういっちゃんは、どんな女の子がタイプなの?」
恒一「・・・・・・え?」
綾野(やっちゃったああああああああああああ)
綾野(いきなりこんな話・・・)
綾野(絶対気があると思われちゃったよお・・・)
綾野(もうだめだ・・・)
恒一「綾野さん?大丈夫?」
綾野「は、はいっ!!なんでしょうか!」
恒一「げ、元気そうだね。よかったよ」
綾野「あう・・・」
恒一「で、さっきの答えなんだけど」
綾野「!!」
恒一「正直、自分でもよくわからないんだよね」
綾野「・・・・・・え?」
恒一「へ、変かな?」
綾野「あ、いや・・・ちょっと意外というか」
恒一「意外?」
綾野「てっきり三神先生みたいなお姉さんがいいのかと」
恒一「ははは。怜子さんは好きだけど、そういう風に見ないなあ」
綾野(先生・・・)
恒一「あ、でも」
綾野「?」
恒一「綾野さんみたいな女の子、僕は魅力的だと思うな」
綾野「!?///」
恒一「いるだけで元気になるっていうか・・・」
綾野「あうあう・・・///」
恒一「あっ、ご、ごめんね?変なこと言って」
綾野「だ、大丈夫れす・・・///」
恒一「そう。よかった」
綾野「・・・///」
恒一「あ。じゃあ僕はここで」
綾野「あっ・・・」
恒一「また明日、綾野さん」
綾野「・・・」
恒一「・・・」テクテク
綾野「あ、あの!!」
恒一「え?」
綾野「しゃ、写真・・・撮ってもいいかな?」
恒一「え?いいけど、どうし」
綾野「な、なんでもいいの!!」
恒一「は、はい」
綾野「じゃー撮るよ!」
恒一「・・・あ、綾野さん。近すぎない?///」
綾野「自分らで自分らを撮るんだからしょうがないよね!うん!しょうがないよこういっちゃん!!」
恒一「・・・///」
綾野「はい、チーズ!!!」
恒一「え、ちょっ」
パシャッ
翌日 生徒指導室
恒一「話ってなんですか、れ・・・三神先生」
三神「なんだかね、恒一くんの教育が足りない気がしてきたの」
恒一「?」
三神「だから、反省文ね」ドサッ
恒一「えっ」
三神「原稿用紙50枚を『怜子さん大好き結婚したい』で埋めるまで飯抜きだからね」
恒一「そ、そんな」
綾野「スパルタだなあ」パシャッパシャッパシャッパシャッ
綾野「なんだかんだで先生が有利だよねー」パシャッパシャッ
綾野「泉美や見崎ちんも頑張らないと・・・」
ポトッ
綾野「おっと、いけね・・・」
綾野「宝物が・・・」ヒョイ
綾野「・・・」
綾野「ふふっ」
綾野「よく撮れてるなあ」
おわり

