ニャル子「さあ、真尋さん!今日こそ私たちの愛を!」
真尋「おっ、おい!服を脱ぐな!!」
クー子「ニャル子…私と…一つになろう…」
ニャル子「なんであんたなんかと!私には真尋さんという人がいるんです!!」
ハス太「真尋くん…僕でもいいんだよ?」
ニャル子「ハスター君まで!真尋さんは私のものですよ!」
真尋「(……あれ?)」
元スレ
真尋「丁寧語じゃないニャル子か…」
http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1341761896/
真尋「なあ、ニャル子」
ニャル子「なんですか、もしかしてやる気になったんですか!?」
クー子「抜け駆けはダメ」
真尋「そんなわけないだろ!ちょっと気になることがあるんだ」
ニャル子「私のスリーサイズなr
真尋「とりあえず黙りなさい」
ニャル子「…はい」
クー子「ニャル子、早く…ハァハァ」
真尋「お前もだよ!!」
ニャル子「それで、気になることってなんですか?」
真尋「ああ、それは…」
ニャル子「……」ドキドキ
真尋「ニャル子ってなんでいつも丁寧語なんだ?」
ニャル子「…は?」
真尋「いや、だってお前が丁寧語で喋ってないところは見たことないし」
クー子「それは気づかなかった…不覚」
ハス太「僕も聞いたことないなあ」
真尋「で、なんでいつも丁寧語なんだよ」
ニャル子「え~、それはですね…」
ニャル子「…職業病?」ペロッ
クー子「ニャル子可愛い…抱きしめたい」
真尋「だから、お前は黙ってろよ!!」ザクッ!
クー子「エマージェンシー、エマージェンシー…」
真尋「ったく…」
クー子「痛い…少年は鬼という名の鬼畜」
真尋「いや、それは違いが分からん」
ハス太「それよりニャル子ちゃんのことは…」
真尋「話がずれたけど、じゃあ本題n
クー子「修正してやるっ!」
真尋「……」
クー子「これは定番だから…大丈夫、問題ない」
真尋「…でさ、職業病ってどういうことだよ?」
ニャル子「えっと、それはですね…」
クー子「(放置プレイ…イイ)」
ニャル子「課長とかと話してると、自然に丁寧語になったんですよ!」
真尋「嘘だろ」
ニャル子「……答えはWEBで!」
ハス太「無理しなくていいよ、ニャル子ちゃん…」
真尋「言いたくないんならまあいい」
ニャル子「ホッ…」
真尋「その代わりしばらく丁寧語を使うな、ニャル子!」
ニャル子「ええっ!?」
ニャル子「いやいや、状況が掴めないんですが」
真尋「だから、丁寧語じゃないニャル子を見たいんだよ!」
ニャル子「!!」
真尋「もし、やってくれたら添い寝してやるよ」
ハス太「そ、添い寝!?ずるいよニャル子ちゃん!」
真尋「まあ、嫌ならいいんだけど」
ニャル子「分かりました、やります!」
真尋「じゃあ、どんな感じのキャラでするんだ?」
ニャル子「そこまでは決めてませんよ…」
クー子「もうすぐ新しい世界が見える…」
真尋「さあ、どんな感じにするかな…」
真尋「とりあえず、普通でいいか…」
ニャル子「普通って言われても、これが普通ですよ…」
真尋「お前はやたらとテンションが高いから、元気なキャラでいいや」
ハス太「真尋くんを呼ぶときはどうするの?」
真尋「じゃあ、真尋くん、でいいか…単純に」
ニャル子「いつから始めるんでしょうか…?」
真尋「明日の朝からかな…そっから寝るまで」
ニャル子「えっ!?学校でもするんですか!?」
真尋「当たり前だろ」
ニャル子「うう…私のキャラが崩壊しますよお…」
真尋「そんなことを気にするなよ」
クー子「気にしたら負け」
ニャル子「あう…」
翌朝
ガチャ
ニャル子「おはようございます!真尋s…じゃない、真尋くん!」
真尋「ああ、おはよう、ニャル子」
ニャル子「さあさあ、一緒に学校行きまs…行こうよ!」
真尋「あ、うん(かなり無理してるな…)」
クー子「ニャル子…イイ」
ニャル子「ね、手を繋いで行きm…行こう?」
真尋「え?」
ニャル子「ダメ…かな…?」
真尋「いや、いいよ(ヤバい、可愛い)」
ニャル子「えへへへ…真尋くん大好き!!」
クー子「ニャル子…私にも言って」
ニャル子「やだ」
クー子「意外と傷つく…くすん」
真尋「そこは変わらないのか」
ニャル子「もちろん!口調変えてるだけだから!」
ハス太「口調変えただけでこんなに変わるんだね…」
真尋「それだけ定着してたんだろうな」
教室
真尋「(ニャル子にとってはここからが大変だな…)」
余市「おはよう、八坂君」
真尋「おはよう、余市」
余市「ところで、彼女はどうしたんだい?かなり変わった気がするけど」
真尋「ニャル子のことか?…ああ、あれは…」
真尋「なんというか…ゲームみたいな?」
余市「丁寧語を使わないニャル子さんって新鮮だね」
真尋「まあな」
珠緒「ねえ、八坂君!ニャル子ちゃんどうしたの!?」
真尋「次はお前か…」
珠緒「いや、だってなんかキャラが違うじゃん!」
真尋「ただの気分転換だから気にするな」
珠緒「?…でもそれはそれで楽しそうだね~!」
真尋「…だろうな(お前と同じようなタイプの口調だし)」
屋上
真尋「ここで食べるのも定番化したな…」
ニャル子「真尋くん!あーん」
真尋「ちょっと待てニャル子。変な食材使ってないよな?」
ニャル子「当たり前だよ、真尋くんには美味しいもの食べてほしいもん!」
真尋「あ、うん、それならいいんだ(なんなんだこのドキドキは!?)」
クー子「ニャル子、私にもあーんして…」
ニャル子「うん、それ無理♪」
クー子「」
帰り道
真尋「やっと帰れるな(なんで僕がこんなに疲れてるんだ?)」
ニャル子「手…繋いで?」
真尋「分かった」ギュッ
ニャル子「えへへへ…真尋くんの手、あったかい…」
ハス太「ニャル子ちゃんばっかりずるいよ、僕もキャラ変えようかな…」
真尋「お前が変えると混沌(カオス)になりそうだからやめろ」
クー子「ああ、もうすぐ一日が終わる…」
ガチャ
真尋「ただいま~」
ニャル子「じゃあ、私は晩ご飯作るね」
真尋「ありがとう、助かるよ」
ニャル子「愛する真尋くんの為ならなんでもするよ!」
真尋「(やっぱり変わらないな、これだけは)」
真尋「晩ご飯も食べたし、風呂に入ってくるよ」
ニャル子「行ってらっしゃーい」
真尋「…手は振らなくてもいいぞ」
ニャル子「体が勝手に動いちゃうんだよ」
真尋「はいはい(こんな仕草、今まであったか?)」
真尋「やれやれ…」
真尋「口調を変えただけであんなにキャラって変わるんだな…なんか行動も変わったし」
真尋「ニャル子のやつ、なんか可愛くなったし…」
真尋「って、何を考えてるんだ僕は!!」
ガラッ
ニャル子「やっほ~」
真尋「なんで入ってきたんだよお前!」
ニャル子「その……ね?」モジモジ
真尋「(ニャル子が照れた…だと……)」
ニャル子「一緒に入りたかったんだよ、真尋くんと」
真尋「……」
ニャル子「どうせ結婚するんだからいいでしょ?」
真尋「いや、まだそれは…」
ニャル子「私は真尋くんのこと大好きなんだけどな…」
真尋「(どうすればいいんだよ!?いつものニャル子ならフォーク刺すけどさ!)」
真尋「(なんというか、刺そうにも刺せないし…)」
真尋「(…今更だけど、丁寧語のニャル子も可愛いのかもしれないな…)」
ニャル子「ゴメンね、無理ならいいんだよ」
真尋「いや、いいよ。お前が居たいんなら」
ニャル子「お~、真尋くんがデレた~!」
真尋「デレてないっ!!」
ニャル子「可愛いなあ、真尋くんは」
真尋「(くそっ!こういうところは変わってねえ!!)」
居間
真尋「うん、もう丁寧語に戻っていいぞ」
ニャル子「え~、もう終わり?」
クー子「そんな…新しい扉が消えてゆく…」
真尋「ニャル子、いろいろ付き合わせて悪かったな。もう元に戻れよ」
ニャル子「……」
ニャル子「はいっ!這いよる混沌、ニャルラトホテプだよっ!!」
真尋「……え?」
ハス太「あれ?ニャル子ちゃん?」
真尋「おーい、ニャル子~?もういいんだよ」
ニャル子「え?これが素じゃないの?」
真尋「え?」
ニャル子「え?」
真尋「おい、ちょっと待てよ。もしかして…」
クー子「ニャル子は元のキャラを忘れた…」
ハス太「ギャップがすごすぎたのかな…」
真尋「おい、マジかよ…」
ニャル子「ね、なんでみんな難しい顔してるの?」
ルーヒー「あなたたち、困っているみたいね」
真尋「ルーヒー!?なんであんたが?」
ルーヒー「なんか説明役らしいわ、だからわざわざ来たのよ」
真尋「何の説明だよっ!?」
クー子「少年…亀の甲は歳の功…ふふっ」
ルーヒー「どういう意味かしら、それ?」
ルーヒー「まあ、いいわ。それより彼女を治す方法だけど…」
真尋「あるのか!?」
ルーヒー「一応あるわよ」
真尋「教えてくれよ!僕は元のニャル子に戻したいんだ!」
ハス太「真尋くん…かっこいい…」
ルーヒー「どうやって白雪姫が眠りから覚めたか…分かるわよね」
真尋「つまり、どういうことなんだよ!」
ルーヒー「それと同じことをすればいいだけよ。これで私の役目は終わったわ、後はあなた次第ね」
クー子「なんという出落ち…」
ハス太「それ、言っちゃダメ!」
真尋「……」
ニャル子「難しい顔してるけど、大丈夫?真尋くん」
真尋「…なあ、ハス太。つまり…キスしろってこと…だよな」
ハス太「ぼ、僕は知らないよっ!」
クー子「私がニャル子の初めてをもらう…」
真尋「お前はキスだけじゃ済まないだろ」
真尋「まあ、そういうことだから…部屋に行くよ」
ニャル子「行こう、まっひろくん!」
真尋「やれやれ…」
バタンッ
クー子「……」
ハス太「……僕たちも出落ちっぽいね…」
クー子「気にしたら負け」
部屋
真尋「ニャル子…」
ニャル子「なあに?真尋くん」
真尋「僕は元のお前が好きだ、だから…」
ニャル子「……」
真尋「目を…瞑っててくれないか?」
ニャル子「……うん」
真尋「ごめんな…僕の勝手で」
真尋「……」
チュッ
ニャル子「……」
真尋「ニャル…子?」
ニャル子「…真尋さん?」
真尋「元の…ニャル子なのか?」
ニャル子「はい、私は這いよる混沌、ニャルラトホテプです」
真尋「それなら…いいんだ」
ニャル子「それにしても…真尋さんとやっとキスできて…死にそうです…」
真尋「…はあ?」
真尋「おい、お前。どういうことなんだよ?」
ニャル子「今日の朝から寝るまで、って真尋さんが言ったでしょう?まだ寝てませんよ?」
真尋「はあっ!?」
ニャル子「それにしても…真尋さんからしてくれるなんて…私、嬉しいです」
真尋「つまり、全部演技だったと…」
ニャル子「そりゃあもちろん、私は無貌の神ですから」
真尋「ニャル子ぉぉ…」スッ
ニャル子「ご、ごめんなさい!フォークはやめてください!」
真尋「…分かったよ、その代わり条件がある」
ニャル子「条件…?」
真尋「今夜は僕と一緒に寝よう」
ニャル子「……はいっ」
終わり
85 : 以下、名... - 2012/07/09(月) 03:08:04.73 O9SDsX+sI 45/45これで終わりです
ニャル子の声の脳内再生って難しいな
見てくれた人ありがとう