真尋(ある朝のこと。普通の少年がベッドから目覚めると猫に変身していた)
真尋(という冗談は置いといて、これは一体どういう状況だ?またニャル子がなんかやったのか?)
ニャル子「まっひろさーん!朝ですよー!……あれ?」
真尋(ニャル子が来た、とりあえず布団に潜っておくか)
ニャル子「あれ?真尋さん?隠れてるんですか?」
真尋(……ニャル子がなんかしたにしては様子がおかしいな)
ニャル子「あ、あれ?真尋さん、どこ行っちゃったんですか?まさか布団に潜ってるわけじゃ」バサッ
真尋「ふにゃん」
ニャル子「うわわっ!なんでしょう、この黒毛玉は」
元スレ
ニャル子「なんでしょうか、この黒猫……?」
http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1340540101/
真尋(この様子だと、本当に何もしてないのか?)
クー子「……ニャル子、少年。朝ご飯がもうできてる、早くしないと私が……ニャル子?」
ニャル子「く、クー子!この黒い生き物は何なんですか!」
クー子「……ネコ。直接的な戦闘力は高くないものの、そのかわいらしい見た目とツンデレなしぐさで見る者の多くを骨抜きにする恐ろしい生き物」
クー子「……こちらから危害を加えない限り、基本的には無害だが、耐性の無い者が見ると悩殺される」
ニャル子「なんですか、その胡散臭い説明は」
クー子「『うちゅうどうぶつずかん 地球編』に書いてあった」
真尋(だから何でも宇宙付けりゃいいってもんじゃないって)
ニャル子「じゃ、じゃあとりあえずこの生き物は無害なんですね」
真尋(せっかくだからニャル子をからかってみるか)ニャー
ニャル子「それにしても、真尋さんは一体どこに行ってしまったんでしょうか?」
クー子「……この家からはまだ誰も出ていないはず。少年はいったい」
真尋「んにゃー」
クー子「……可愛い」ダキッ
真尋(……普段は熱いだけなんだけど、なんだか温かくて気持ちいいな。猫ってこういう生き物なのか?」
ニャル子「なるほど、近くで見ると私ほどじゃないにしろ可愛いですね、ネコ」
クー子「……可愛い。ニャル子には敵わないけど」
真尋(さて、ここからニャル子にしがみ付いてみるか)スルッ
クー子「……あっ」
ニャル子「わっ、こっちに飛んで来ちゃいましたよ」
クー子「そのまま抱っこしてあげて」
真尋(ここぞとばかりに全身の毛と尻尾をなすりつける)
ニャル子「ちょ、落ち着いてくださいよ、息できませんよこれじゃ」
クー子「可愛いものに飛びつかれてるさらに可愛いニャル子、これはいい絵になる」
真尋(もふもふ……あれ?僕ってこの場合もふもふされる側じゃないのか?)
ニャル子「負けませんよ!そっちがそうするならこっちも全身撫でまわしてやります!うりうりうりうり!」
真尋(くすぐったいな、尻尾とか触られると)
クー子「……猫が気持ちいいと思うのは耳の後ろと顎の下、らしい」
ニャル子「へえ、そうなんですか。どれ……」
真尋(あ、ほんとだ。肩もみとかに匹敵する気持ち良さがあるな)ゴロゴロ
ニャル子「クー子、このネコごろごろ言い始めましたよ」
クー子「……それは猫が気持ちいいと思ってる証拠。自信持っていい」
真尋「うにゃー……」ゴロゴロ
ニャル子「なんか癒されますね」
クー子「……この地球上において猫はもう一つの宗派であるとある生き物と人気を二分する」
真尋(宗派って大げさな。犬派と猫派がいるだけだろ)
ニャル子「もう一つのほうも見てみたいですね」
クー子「……あれはやめた方がいい。あれは恐ろしい生き物」
ニャル子「でも地球で人気なんでしょう?」
クー子「……ニャル子。大きな声で吠えかかられる覚悟、ある?」
真尋(犬は幽霊とかに敏感とかいう話もあるから、クー子は邪神だと気付いたのかもな)
ニャル子「それにしても、これは何時間でも撫でさすりたくなりますね。今日が休日で良かったです)
真尋(それについては僕も同感だ。……なんだか撫でられてるうちに眠くなってきたぞ)
ニャル子「……あ、寝ちゃいました」
クー子「……そっとしておいてあげて。猫はよく眠る生き物。語源が寝子という説もあるくらい。うろ覚えだけど」
ニャル子「そーいうもんですか」
バタッ
ハス太「ニャル子ちゃん、クー子ちゃん、真尋くん?起きてる?」
ハス太「どうしたの?朝ご飯、冷めちゃうよ?」
ニャル子「それが……」
~説明中~
ハス太「そんな……真尋くん、どこ行っちゃんたんだろう?」
ニャル子「そーですよ、こんな事してる場合じゃありませんでした」
ハス太「ところで、ニャル子ちゃん。その猫、どうしたの?」
ニャル子「真尋さんのベッドで丸くなって寝ていました」
ハス太「可愛い黒猫だね。僕にも抱っこさせてよ」
ニャル子「いいですよ。はい……と行きたいところなのですが、現在この猫はお休み中で、起こすには忍びないんですよ」
ハス太(……猫って、知らない人には結構警戒心強い生き物だと思ってたんだけどな)
クー子「……でも、いい加減ご飯を食べて少年を探すべき」
ニャル子「そうですねえ。早いとこ真尋さんを探さないと」
ニャル子(雰囲気がどことなく似てるんですよね、この猫と真尋さん)
真尋「zzz……」
クー子「……じゃあ、猫にはわるいけどこのクッションに移ってもらって」
ニャル子「そうですね、ちょっとごめんなさい」
真尋(……ん、寝ちゃってたな。この体だと、習性も猫っぽくなっちゃうんだろうな)
ニャル子「さ、朝ご飯食べに行きましょう」
ハス太「あ、ちょっと先に行ってて」
ニャル子「ハス太君も、猫と戯れたいんですか?」
ハス太「まあ、そんなとこかな」
ニャル子「じゃあ、先に行ってますね」
バタン
ハス太「さて、猫ちゃん……ううん、真尋くん?真尋くんでしょ?」
真尋(ハス太に見抜かれた!?)
ハス太「もし本当にそうだったら、尻尾を立てて振ってみて?」
真尋(バレてちゃしょうがないな)フリフリ
ハス太「やっぱり。おかしいと思ったんだ」
ハス太「猫って知らない人に対しては、結構警戒心が強いでしょ?たぶん、ニャル子ちゃんたちは知らないと思うけど」
真尋(まあ、確かにそういう面もあるな)
ハス太「でも知ってる人で、危害を加えないってわかってる人に対しては、猫は甘える」
真尋(だな)ニャーン
ハス太「僕が猫を真尋くんだと思ったのはそこなんだ」
真尋(知らない人の膝の上で寝たりする猫は居ない、ってことか)
ハス太「安心して。今すぐニャル子ちゃんたちに言ったりしないから」
真尋(いや、むしろ言ってくれた方が助かるんだけど)フニャン
ハス太「とりあえず、よく見たら机の上に『今日一日出かけます。探さないでください』って手紙があったことにしておくよ」
真尋(お、おい……ニャル子たちなら元に戻る方法知ってるかもしれないのに)
ハス太「~説明中~」
ニャル子「……そういうことなら、仕方ないんですかね。真尋さんにも、一人になりたいときがあるんでしょう」
クー子「……じゃあ、私が少年の分を埋めてあげる」
ニャル子「あんたじゃ真尋さんの穴の10000分の1も埋まりませんよ!」
クー子「……ニャル子、酷い……」
真尋「にゃ」
クー子「……猫、慰めてくれるの?」
真尋「……」スリスリ
クー子「……ありがとう」
25 : 以下、名... - 2012/06/24(日) 22:10:01.97 VDMfcXPf0 13/33こんな感じで続けてくれたまへ
28 : 以下、名... - 2012/06/24(日) 22:12:54.20 VDMfcXPf0 14/33じゃあ>>33に今後の方向性を決めてもらう
33 : 以下、名... - 2012/06/24(日) 22:16:37.97 g1+4lHpt0 15/33ハス太先生の獣姦教室
36 : 以下、名... - 2012/06/24(日) 22:17:06.24 VDMfcXPf0 16/33なんてこった
ハス太「じゃあ僕はちょっと上に行くね」
ニャル子「あんまり真尋さんの部屋で変なことするんじゃありませんよ?」
ハス太「うん、分かってるよ」
ハス太「ねえ、真尋くん?」
真尋「?」
ハス太「やっぱり、ニャル子ちゃんたちに正直に言わなくて良かったと思うんだ」
ハス太「きっと、この猫が真尋くんってわかったら……悪戯どころじゃ、すまないよ?」
真尋(……!そこに気付いていなかった、確かに今の僕を見たら、みんな徹底的にいじりに来るよな)
ハス太「だから、僕にご褒美……今の姿のままで、一つになって?」
真尋「」
真尋(そんな、大きさも全然違うし、僕は猫になったって雄猫だぞ?)
ハス太「ほら、そんなに怯えないで?まずは指だけだから」
真尋(やめろ、尻の穴に指なんか入れるな)
ハス太「大丈夫だから、ね?」
真尋「ふにゃっ!」サクッ
ハス太「!……引っ掻かれちゃった。真尋くん、血が出ちゃったから、舐めて?」
真尋(思わず手を出してしまった)
ハス太「ほら、真尋くんに引っ掻かれちゃったから血が出ちゃったんだよ?」
真尋(舐めたらもっとひどいことになると思うんだがな)ペロペロ
ハス太「あっ……ざらざらしてて気持ちいいな……エンチャント付いちゃいそう」
真尋(何を言ってるんだハス太は)
47 : 以下、名... - 2012/06/24(日) 22:27:47.01 VDMfcXPf0 19/33最安価でもいいかな
50 : 以下、名... - 2012/06/24(日) 22:30:22.90 VDMfcXPf0 20/33ホモと獣は無理
出来ればエロ方面もない方がいいということで>>55
55 : 以下、名... - 2012/06/24(日) 22:33:21.07 /wPOroRs0 21/33ksk
56 : 以下、名... - 2012/06/24(日) 22:33:21.46 U1qefFNT0 22/33>>34
34 : 以下、名... - 2012/06/24(日) 22:16:39.72 U1qefFNT0 23/33癒して愛でられにゃんにゃんしつつときどきぺろぺろ
ニャル子「まあ、誰にでも一人になりたいときはありますよね。私は一人より真尋さんと居たいんですけどね」
クー子「……じゃあ今日は、黒猫をみんなで愛でる日に」
ハス太(それは実は真尋くんを愛でてることになるんだけどね)
ニャル子「いい加減猫じゃ呼びづらいですよ、名前を考えましょう」
クー子「……ミー」
ニャル子「却下です、なんかありきたりすぎる気がします」
ハス太「……ニャル子ちゃんなら、なんてつける?」
ニャル子「……どうしましょうね。真尋さんのベッドから出てきましたし真尋mk2とか」
ニャル子「我ながらセンスがないですね」
クー子「……じゃあ、省略してヒロくんで」
ニャル子「なんかお義母さまからの真尋さんの呼び方と被りますが、クー子としてはセンス良い方でしょう」
真尋(突拍子もない名前で呼ばれるよりましだな)
真尋「にゃーん」
クー子「……ほら、猫も賛成してる」
ニャル子「ただ鳴いただけじゃないですか?」
クー子「……ロマンがない」
ニャル子「うっせーですよ。ほらヒロ、こっち来なさいな」
真尋(ニャル子の体温が心地いいんだよな、エロくない意味で)
ニャル子「可愛いですね、この子は」
クー子「……同意する」
ハス太「毛並みがきれいでもふもふだね」
ニャル子「あんたら触り過ぎですよ!最初に見つけたのは私ですよ!」
真尋(頼むから取り合いなんかしないでくれ……)
ハス太「でもヒロちゃん、お腹すかせてないかなあ……?」
クー子「……にんじん、食べる?」
真尋(猫がそんなもの食べるわけないだろ)プイ
クー子「……しゅん」
真尋「……」
ハス太「猫って何食べるんだろう?」
ニャル子「こういう時は私の勘で」
真尋(マズイ、このままいくとなんか妙なもの食べさせられそうだ)
真尋(うまく誘導して、猫缶くらい買ってもらおう)スルッ
ニャル子「あっ、どこ行くんですかヒロちゃん!」
真尋(このままペットショップへ誘導しよう)
ニャル子「……捕まえましたよ」
真尋「……」カリカリ
ニャル子「……?ドア引っ掻いてどうしたんですかね」
クー子「……たぶん、外に出たい」
ニャル子「もしかして、ヒロちゃんは自分の食べたいものがある場所を知ってるんですかね?」
真尋「……にゃー」
ハス太「そうみたいだね」
ニャル子「じゃあここは道案内を任せて、ヒロちゃんについていきましょうか」
クー子「……それがいい」
――ペットショップ――
真尋「にゃうん」
ハス太「ペットショップかあ……どんな生き物がいるんだろう」
クー子「……」ガクガクブルブル
ニャル子「クー子、どうかしたんですか?」
クー子「ここには奴がいる、猫と人気を二分する……」
ニャル子「それは楽しみですね、じゃあ私はそれを見ますからクー子とハスター君はヒロちゃんの食べ物を」
クー子「……了解した」
ハス太「分かったよニャル子ちゃん」
ニャル子「どれどれ、どんな可愛い生き物が」
犬「ばうっ!がうがうっ!」
ニャル子「ひゃっ!な、なんなんですか一体」
犬「グルルルルルルル……」
ニャル子「なんで威嚇されてるんですか……まだ何もしてないじゃないですか」
客「あ、この犬可愛い……」
犬「わん♪」
ニャル子(私だけ咆えられてるんですか)ガーン
ハス太「猫って何食べるんだろ?」
クー子「……たぶん、こんなの」
真尋(至って普通の猫缶だな)ニャーオ
クー子「……これを何個か買っておく」ドサドサッ
真尋「♪」
ハス太「なんか嬉しそう」
クー子「……空腹が満たされれば、幸せを感じる……全宇宙共通の法則」
ニャル子「クー子!なんか私だけ咆えられたんですけど!」
真尋(やっぱり、邪神部分に反応してるのか?)
――自宅――
ニャル子「ご飯食べて、寝ちゃいましたね」
クー子「……本能に忠実」
ハス太(真尋くん、可愛い……)
ニャル子「……なんか私も眠くなってきちゃいましたよ」
ハス太「僕も……」
クー子「……私も。猫の催眠能力、恐るべし」
真尋「zzz」
ニャル子「おやすみなさい……」
真尋「で、昼過ぎまで寝た後、さんざん弄繰り回されて」
真尋「次目が覚めたら、元に戻っていた」
真尋「ところで、ニャル子たちは……」
銀猫「にゃー」
赤猫「にゃー」
金猫「にゃー」
真尋「酷いオチだ」
84 : 以下、名... - 2012/06/24(日) 23:12:52.59 VDMfcXPf0 33/33あとは各自で妄想完結ということで