オナ兄「その上両親は俺と幼い妹、万子(まんこ)を捨てて出て行きやがった」
万子「オナ兄ちゃん、お腹減ったよぅ」
オナ兄「俺は両親をゆるさねぇ…いつかぜってー復讐してやる…!!」
第一話 オナ兄と万子
元スレ
オナ兄「俺の名前はオナ兄(おなにい)。両親が名前で遊んだ結果だ」
http://viper.2ch.sc/test/read.cgi/news4vip/1444111782/
万子「オナ兄ちゃん、お腹減ったよぅ」
オナ兄「お、おう…そうか…すまん」ガサゴソ
オナ兄(今月分の食糧はもはや喰いつくした…)
オナ兄(しかしこんな幼子に飯抜きは酷…どうすればいいのか…)
そこに一枚のチラシが
オナ兄「ん?なになに?アルバイト?」
オナ兄「これだッ!!」
オナ兄「俺は早速面接を受けることにした」
店長「えーっと君がさっき電話してきた…?」
オナ兄「おなにいです!!」
万子「まんこです!!」
オナ兄「こ、こら。万子はおりこうにしてろって言っただろ」
万子「ごめんちゃい」
店長「君ねぇ…」
オナ兄「なにか?」
店長「そんな幼子になんて言葉言わせてるの?自覚してる?」
オナ兄「あ、そ、それは…私が付けたのではなくてですね…両親が…」
店長「うるさいよ!!!」バンッ
オナ兄「ヒッ…」
店長「給料は払ってやる、万子ちゃんはここに置いてお前は散歩にでも行ってろ」
オナ兄「え…?たしかバイトはレジ打ちでは…?」
店長「うるせえなぁ、良いからけよセンズリ小次郎!!」ドスッ
オナ兄「ぐぇっ!?」
閉めだされた俺は仕方なくその辺をブラブラした
30分後、散歩から帰ってくると万個が泣いていた
万子「おおおおんおおおおん」
オナ兄「ど、どうした万子?」
万子「おおおおんおおおおん」
オナ兄「泣いてちゃわかんないぞ、ちゃんと説明しろ」
ヌルッ
オナ兄「な…なんじゃこりゃあ…」
そこには首を切断された店長と大量の血が辺り一面に広がっていたのである
第一話 オナ兄と万子 終わり
オナ兄「な…なんじゃこりゃあ…」
万子「おおおおんおおおおおん」
オナ兄「一体何があったんだい万子?」
万子「この涙は私のために流しているんじゃないの」
万子「私をオモチャのように扱おうとして扱いを誤り」
万子「家畜のように私に殺された哀れなその男のために流しているのよ」
オナ兄「なんだって!?」
第二話 殺戮の万子
万子から聞いた話はにわかには信じ難かった
なんと店長が万子のまんこの取り扱いを誤ったことが原因で死んだというのだ
オナ兄「その話が本当なら…店長はお前を…?」
万子「ええ、乱暴に膣に指を入れ、口に陰茎を入れ」
万子「その上で膣に陰茎を入れようとするからこうなるのよフフ」
オナ兄「…」ゾクッ
実を言うと俺は両親がこっそり話しているのを聞いたことがあった
両親「まんこヤバイ、まんこヤバイ…イキそ…あ…!!」
なるほどつまり万子がヤバイってことだ
オナ兄「…」
万子「もしかしてオナ兄ちゃん…私のこと嫌いになった?フフ」
オナ兄「…いや、そんなわけないだろ」
そうそんなわけない
なぜなら俺は両親に復讐するための最強の道具を得たのだから
オナ兄「なあ万子…」
万子「なんだい?オナ兄ちゃん?」
オナ兄「俺達二人で街の掃除をしよう。あらゆる汚物を消毒するんだククッ」
万子「そいつぁ良い、その話、のったァッ!!」
ブレにブレた
設定もキャラもストーリーも
そして…俺達の運命すらも…
第二話 殺戮の万子 終わり
それから三カ月後
街は突然のゾンビ襲来で壊滅状態となっていた
ゾンビ「のあぁぁぁ」ムシャムシャ
一般人「ぎゃああああ」
俺達は…
オナ兄「いくぜ万子、狩りの時間だ」
万子「下品な言い方はやめて。私はただ生きるために戦っているだけ…」ナイフスッ
スパスパスパッ
ゾンビ「のぁぁぁぁ」ドサッ
オナ兄「へっ…相変わらず見事にかっさばきやがるぜ…」
俺達は…まだ生きている
第三話 死にゆく街で
万子「はいこれ。オナ兄さんの取り分」チャリーン
オナ兄「えっ!?これだけ!?」
万子「今日の戦果、オナ兄さん0体、私126体」
万子「どう考えても私のほうが多く貰うべきだと思うけど…?」
オナ兄「くぅ~…」
万子「…」
オナ兄「お前…そんなに金貯めてどうするつもりなんだい?」
万子「…笑わない?」
オナ兄「ああ、笑わない」
万子「私ね…ブロードウェイの舞台に立つのが夢なの…」
第三話 死にゆく街で 終わり
万子「私ね…ブロードウェイの舞台に立つのが夢なの…」
オナ兄「お、お前が?ブロードウェイ?プッ…」
万子「…笑ったら殺すから」
オナ兄「ヒッ…」
万子「オナ兄さんだから…教えたんだから…」
オナ兄「…応援してるよ」
万子「…!!」
万子「うん…」ニッコリ
第四話 ブロードウェイ
それから数カ月が経った
突然万子から手紙が届いた
オナ兄「ん?なんだこれ?」ピラッ
オナ兄「ブロードウェイ招待状?」
招待状と共に
オナ兄「俺はさっそく渡米した」
万子「オナ兄さん、お久しぶりです」
オナ兄「万子!!」
万子「来て…くれたんだ」
オナ兄「当たり前だろ!!お前の初舞台だからな!!」
万子「もうすぐカイエンよ」
オナ兄「おう!!」
ドカドカドカ ババババッ
テロリスト「手を挙げろ!!動くな!!」
オナ兄「チッ…こんな時に…!!」
万子「…」ナイフスッ
オナ兄「やめろ。お前またあの時の殺戮兵器になりたいのか…?」
万子「…!!」
オナ兄「お前はもう人間だ。そしてブロードウェイの女優だ」
オナ兄「だからこいつらは…俺が片付ける!!」クワッ
テロリスト「HAHAHAHAHA!!お前が?一人で?我々を?HAHAHAHA」
オナ兄「笑いすぎだぁ」
ツカツカ
両親「久しいな、オナ兄、万子」
オナ兄「両親!!」
万子「両親!!」
第四話 ブロードウェイ 終わり
両親「久しいな、オナ兄、万子」
オナ兄「両親!!」
万子「両親!!」
怯えてる?
NOだ
感動の再会?
悪いがそいつもNOだ
俺達は喜んでいた
ついに念願の復讐の機会を得られたことを――
最終話 復讐の果てに
オナ兄「…いくぜ、万子」
万子「オナ兄ちゃん…私怖いよぅ…」
オナ兄「…!!」
計算外だった
いくら場数を踏んでいるとはいえ万子はまだ6歳
俺の考えが甘かったか――
両親「死ね!!」バスーン
オナ兄「うあああああ心臓が貫かれたァッ!!」ドサッ
万子「オナ兄ちゃんの心臓がァッ!!」
さすがだわ…両親
万子「オナ兄ちゃん!!オナ兄ちゃん!!」ユサユサ
オナ兄「逃げろ…ま…ん…こ…」ガクッ
万子「う…うお…」ギンッ
万子「うおおおおおおおおんうおおおおおおおおおん」
両親「泣くな万子、お前もすぐにオナ兄と同じ場所へ送ってやる」
万子「勘違いするな…この涙は私の哀れな境遇のために流しているのではない」
両親「なにっ!?」
万子「愚かにも勝ったと思いこんでいる、これから殺される家畜のために流しているのだ」
両親「か、家畜ゥゥゥ!?」
万子「…さあ、終わりにしよう」ナイフスッ
オナ兄、オナ兄…私の声が聞こえるか…?
オナ兄「う、うーん…俺は死んだはずじゃ…」
店長「私だ。店長だ」
オナ兄「店長!!」
店長「寝ている場合ではない。このままではお前の妹、万子は大変なことになる」
オナ兄「大変なこと…?」
店長「いずれ…死ぬ…」
オナ兄「…い、いずれ…し…ぬ…?」
店長「急げ、時間がない。目覚めるのだ…我が…息子よ…」
実は俺が…店長の息子…?
そうなのかい父さん?父さあああああああああん!!!!!
万子「おおおおおおんうおおおおおおん」
目が覚めると両親だった物、そしてその身を流れていた血が辺り一面に散らばっていた
オナ兄「ま、まん…こ…」ヨロヨロ
万子「おおおおおおんうおおおおおおん」
オナ兄「俺は…お前だけは許せねぇ…」
オナ兄「俺の親父を殺したその罪…身を持って思い知れぇぇぇ!!!」
それから数カ月が経った
この数カ月、本当に色々なことがあった
だけど俺は…
オナ兄「生きていくよ、この非情な世界で。それでも人間として…」
俺の心を表すかのように、青空が澄み渡った
最終話 復讐の果てに 終わり