お嬢様「あの男は中学生時代には大層な問題児だったそうね」
執事「はい、数多の暴力事件を起こし少年院に入ってた時期もあるとかですね」
お嬢様「容赦の無い暴行により障害を残した相手もいるとか」
執事「意識のなくなった相手をも執拗に殴る残忍性をもっていたとかですね」
お嬢様「…それが、なんなんですかコレは」
男「…本当にお恥ずかしい限りで、あの頃の私はどうかしていました。これからは過去の過ちを気づかせてくれたお嬢様に一生尽くして生きていきます」
お嬢様「何故このように温厚になっているのですか!!!!!!!!!!!!」
元スレ
お嬢様「念願のS奴隷を手に入れました」
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お嬢様「何故ですの・・・何故ですの・・・」
メイド「あの、お嬢様・・・」
お嬢様「なんですの?私は今考え事を」
メイド「彼を更生させたのはお嬢様なのですが・・・」
お嬢様「はい?」
メイド「お嬢様は、難病であった彼のお母様に考えうる最高の医療環境を提供したではないですか?」
お嬢様「そうですね。あの男を手に入れるために、そういった手回しはしました」
男「本当に感謝しています」
メイド「彼が当時荒れていたのは、そのお母様が原因だったと思いますので・・・つまりお嬢様は」
お嬢様「え?え?」
お嬢様「そんなはずありません!!!!!!現にこの屋敷に来た当初はまだ荒れていましたわ!!!!」
男「はい、これまたお恥ずかしい限りで・・・当時の私は突然のご厚意に心の折り合いがついていなかったのでしょう」
お嬢様「それに、結局お母様も・・・・その・・・・」
男「いえ!母は安らかに眠っていけたともいます。最後もお嬢様絵の感謝の言葉を残していました」
お嬢様「そ、そうですか」
男「お嬢様の慈愛に満ちたご厚意。私は完全に目を覚ましました。一生を尽くしても返させていただきます」
お嬢様「・・・・・あ、はい」
お嬢様「・・・残念でなりませんわ」
メイド「あの、お嬢様」
お嬢様「なんですの?」
メイド「彼が気に入らないのでしたら屋敷で働かせる必要はないのではないでしょうか?」
お嬢様「そうしたいのはやまやまなのですが、頼まれてしまいましたので」
メイド「はい?」
執事「息子を頼みますと、彼のお母上に頼まれたのですよ」
お嬢様「そうです、だから仕方ありません」
メイド「ああ、それは仕方ありませんね」
お嬢様「何故わらっているのですか?」
お嬢様「それにですね。私はまだ諦めていません」
メイド「はい?」
お嬢様「仮に残忍性の原因がお母様の病が原因だとして・・・」
メイド「はぁ」
お嬢様「それが人を失明するまで暴行するほどのものになるでしょうか?」
メイド「それは、わかりませんね・・・」
お嬢様「私は確信しています。彼のサディズムは天性のものだと思うのです」
メイド「・・・・はぁ」
メイド「お嬢様、私はその性癖についてはよくわからないのですが。お嬢様が真に願うのであれば彼は手をあげてくれるのではないでしょうか?」
お嬢様「マゾヒストといってもただ被虐をうければいいのではないのですよ」
メイド「そうなのですか?」
お嬢様「例えば、相互の信頼関係が無ければダメという人もいます」
メイド「それでしたら、今の彼は十分に信頼のおける人物かと」
お嬢様「私の場合は違うのです。真に怒りや憎しみの感情をぶつけられないと」
メイド「そうですか」
お嬢様「ですからプレイやごっこにならないように私の性癖をあの男に隠しているのです」
メイド「そうですか」
お嬢様「先ほどから返事が投げやりではないですか?」
メイド「正直興味がないので」
お嬢様「あっ、その蔑んだ眼と口調ちょっといいですね」
メイド「お嬢様がドMだと自覚したのっていつ頃ですか?」
お嬢様「それはですね、私がまだ幼いころお父様の書斎で悪戯などをしていた頃の話です」
メイド「私がここに来る前の話ですね」
お嬢様「私はお父様が大切にしていた懐中時計を壊してしまったのです。お母様の形見ですね」
メイド「まぁ」
お嬢様「お父様からお叱りを受けたこと何度かありましたが・・・本当の怒りをぶつけられたのは、あの一回のみ・・・お父様から叱りではなく怒りをぶつけられたその時の私、大変興奮していました」
メイド(うわっ、涎たらして気持悪っ)
お嬢様「あっ、あなたも中々のサディスト体質ですね。その目素敵です」
お嬢様「そうです、大切なものを壊されたら、あの男も本性を現すに違いませんわ」
メイド「大切なものですか」
お嬢様「例えばお母様の遺品とか」
メイド「んー、彼はお母様がお亡くなりになった後に殆どのものを供養整理なされたので残ってないでしょうね」
お嬢様「他にはあの男が大切にしているものは無いのでしょうか?」
メイド「しいて言うならお嬢様かと」
お嬢様「はい?」
メイド「今の彼が一番に大切に想っているのがお嬢様かと」
お嬢様「つまり私が私に非道の限りを尽くせばあの男は本性を現すと」
メイド「・・・・・」
お嬢様「フフッ、その頭大丈夫か?って感じの目素敵です。流石にわかっていますよ私も」
メイド「わざとですか、そうですか」
お嬢様「呆れても構いませんがどこかに行くのはおやめください。私真剣に悩んでいますので」
メイド「人間の本性とはそう簡単に変わるものではありません。仮りの彼の本性がお嬢様のいう通りのドSなら、ボッコボコにぶん殴られたらムカついて殴り返すかと」
お嬢様「私は暴力を受けるのは得意ですが振るうのは苦手ですので」
メイド「きっかけさえ作ればいいのです。一度短気な切れたナイフに戻せば、後はお嬢様でも簡単に彼をイラつかせることができるようになるでしょう」
お嬢様「そうですか、ではSPに頼みましょう」
メイド「それではだめなのです。こういうことにもムードやシチュエーションが大事なのですよ」
お嬢様「そうなのですか。では、どうすれば」
メイド「お嬢様は頭が足らな・・・純粋なの方なのでこういったことは苦手でしょう。彼にばれてしまっては元も子もありません」
お嬢様「ふふふっ、あなたを雇ってよかったわ。初めて見た時からピンときてたの、本当に私の心に響く言葉をなげてくれる」
メイド「・・・・・ホント気持悪っ」ボソッ
お嬢様(ちゃんと聞こえる程度につぶやいてくれて・・・ふふふっ)
お嬢様(あとは任せておけと言われましたが、どうなさるつもりなんでしょうか?)
男「お嬢様、一日お暇をもらえませんか?」
お嬢様「あら、あなた達のスケジュールでしたら執事に任せているじゃないですか」
男「はい、その許可はもういただいているのですがお嬢様から許可もいただくようにと」
お嬢様「はて、なんででしょうか」
男「私が数年前に暴行事件を犯しているのはご存知ですね?」
お嬢様「はい!勿論存じていますわ」
男「私が暴力を振るった相手は一生残る障害を負ってしまいました・・・」
お嬢様「片目を失明したんですってね!さぞ無慈悲な暴行をなさったんでしょうね!」
男「・・・はい、その彼に謝罪をして来ようと思います」
お嬢様「ですが、何故急に?」
男「前々からいつかはきちんとした形で謝罪をしなくてはならないとは思っていましたが、中々勇気がでず実行にうつせなっかったのですが」
お嬢様「ですが?」
男「とある方に指摘されましてね、わだかまりを残したままでお嬢様に仕えて本当に恩を返せるのかと」
お嬢様「あっ、わかりました!それって」
男「はい、おそらくお嬢様のご想像通り」
お嬢様「でしたら、そうとうきつく攻められたのではないですか!」
男「仰る通りで、若干心折れかけました・・・」
お嬢様「その話詳しく聞かせていただけませんか?」
男「あ、あの、もう時間がありませんので、それでは失礼します
男「お嬢さま・・・」
お嬢様「どうしました?」
男「どうしても付いてこられるのですか?」
お嬢様「もちろんです」
男「わかりました・・・ですがこの問題は私のけじめです」
お嬢様「わかってます。私は手も口もだしません」
男「申訳ありませんで、済む問題ではないのはわかってるです。ですが、謝罪をさせてもらいたい」
被害者「うん、まぁ、それはいいけどよ」
お嬢様「・・・・・」
被害者「こちらの育ちの良さそうな方はだれなんだ?」
男「私が現在仕えている方です。彼女のおかげて私は立ちなおることが」
被害者「あーうん、なんで若干ニヤついてるのか気になるんだよね」
お嬢様「えっ、私そんな・・・申し訳ございません」
被害者「・・・・・ああ、もういいよ。うん・・・・・」
被害者「ああ、もう面倒くせぇ!ぶん殴らせろ!」
男「わかりました」
お嬢様「・・・・・・」
被害者「何発殴られたか、俺覚えてないんだけどな」
男「気のすむまでどうぞ」
お嬢様「・・・・・・」
被害者「えっと、今からコイツ殴りますからね」
お嬢様「はい、どうぞお気の済むまで」
被害者「はぁ、はぁ・・・・これで何発かね?」
男「・・・・・」
被害者「もう・・・」
お嬢様「あのっ!よろしいですか?」
被害者「え?なんですか」
お嬢様「あのですね!ソレは今、私の所有物のようなものなんです!」
被害者「え?殴る許可はいただいてますよね」
お嬢様「そういうことではなく、ソレの犯した罪は私にも責任があるということです!ですから私も殴りなさい!」
男「お嬢様!?」
被害者「え?え?いや、もう終わり・・・」
お嬢様「いいのです、片目を失うという一生に関わる遺恨です。これで終わりなわけないでしょう」
被害者「いや、その」
お嬢様「憎き相手を良くしている主人です。少なからず憎いとは思うでしょう。思う存分殴りなさい」
男「お嬢様・・・そこまで私のことを、ですがお嬢様にそんなことはさせられません私が」
被害者「もう、俺の負けです。降参っす」
お嬢様「え?なにがですの?早く私を・・・」
被害者「正直お前のこと恨んでたりしないんだよ実際」
男「はい?」
被害者「あの頃は俺もろくでもない奴だったしな」
男「いや、でも」
被害者「いや、むしろそのお嬢様のお家からかなりのお金貰ってるんだよね俺」
男「そうなのですか?」
お嬢様「え?私は存じてませんが」
被害者「その金でまた学校行ってるんだよ俺。多分片目になるまえよりまともな人生送れそうな気がするんだよな実際」
男「はぁ」
被害者「だからお前を殴ろうとか今更思ってないし、すごくまじめになったお前見て笑いそうになったわ」
お嬢様「え?では私は殴られないのですか?」
被害者「いや、すごいお嬢様だよびっくりした」
男「はい、私も」
メイド「私もお嬢様がこんなにこらえ性がないとは思いませんでした」
男「え?」
お嬢様「あら?」
被害者「いやぁ、いくらアンタの頼みでももう無理だわ」
メイド「仕方ないですよこんなアクシデントあるとは思いませんから」
お嬢様「とりあえず病院にいきましょうか?」
男「そうですね、大事をたらせてもらいます」
被害者「おう、じゃあ頑張れよ」
男「はい」
男「あ、そうだ。何のためかよくわからないんですが。あれだけボコボコにされてチョッとイラッときたんですよね」
メイド「あら、そうですか」
男「帰ってきたらお話ししましょうか?」
メイド「え?」
お嬢様「大丈夫ですよ。何かあったら私もご一緒しますから」
メイド「え?」
お嬢様「サディズムをもった人間は同時にマゾヒズム携えていたりしますから大丈夫ですって」
メイド「え?」
終わり

