兄「と言うわけで、友には案を出してほしい」
友「そんな下らないことで俺を呼んだのか……もう帰っていいかな?」
兄「へー、じゃあこの写真いらないんだな?」
友「なっ……!妹ちゃんが、アイスを食べている写真だと……」
兄「協力してくれたら、これをやるよ。勿論、作戦が成功したら追加報酬はあるぜ?」
友「くっ、くそっ!そんなの断れるわけないだろ!」
兄「交渉成立だな。ほらよ」
友「っと、乱暴に扱うなよ。汚れるだろ」
兄「……そうかい。じゃあ早速作戦を考えようか」
兄「んじゃ、第一回妹を驚かせる会議を始めまーす」
友「わー!」パチパチ
兄「最初の議題はこれです」
議題①:どうやって驚かせるか
友「お前……これ、わざわざ用意してたの?」
兄「当たり前だろ?口で言うのめんどくさいし」
友「フリップボード用意する方がめんどくさいと思うんだけど……」
兄「うるさいなぁ。てか、それよりも議題について話そうぜ?」
友「それなんだけど……夏だしお化け屋敷的なのでいいんじゃないか?」
兄「言っとくが遊園地に連れていく金はないぞ」
友「いや、そんなんじゃなくてさ……お前の両親って今海外旅行でいないんだろ?」
兄「そうだけど?……てか何で知ってるんだよ、怖っ」
友「今朝お前が言ったことだろーが」
兄「あ、そうだっけ?忘れてたわ」
友「……話を続けるぞ。親がいないってことはつまり……何でもできるってことだ」
兄「何でもできる?」
友「ああ、いくら汚そうと痕跡を消せば怒られない。つまり散らかし放題ってことだ」
兄「片付けするのは俺だぞ?」
友「それくらい我慢しろ。驚かせれるんだからさ」
兄「はあ……仕方ないな。じゃあ、方法はお化け屋敷で確定ってことで」
議題②:何を使うか
兄「これは簡単だよな。まずはこんにゃくだろ?氷、芋虫、蛇、友……」
友「ちょっと待て!俺も参加するのか!?」
兄「……あ?当たり前だろ。一人じゃお化け屋敷なんてできねえよ」
友「てっきり案を出すだけだと……」
兄「諦めろ。てか生の表情見れるんだからよくねえか?」
友「バレたら色々大変だと思ぞ?」
兄「別にやめてもいいんだぜ?」
友「本当か?それなら……」
兄「そのかわりにお前が写真持ってることを、お前の親にバラすけどな」
友「喜んで協力しましょう」
兄「よし、じゃあまずは買い出ししてくるか。友、行くぞ」
※ここからはダイジェストでお送りします
兄「ビニール袋まだあったかなぁ」
友「一応買っとけよ」
兄「ボイスチェンジャーだって。使えるかな」
友「不気味な声なら出せるぜ」
兄「…………」
友「……なんでエロ本見てんの?」
兄「……いいこと思い付いた!」
友「エロ本見ながらねぇ……」
兄「ふー、疲れたな」
友「準備の方がもっと疲れるぞ?」
兄「もう一頑張りだな。気合いいれていこう!」
友「おう!」
そして時間は過ぎ……
夜
「夕飯できたぞー!」
妹「はーい!今行くー!」
妹(今日はお兄ちゃんと二人きりかぁ……って、なに考えてるの私!)
妹「今朝からずっとこんな感じだなぁ……」
妹「……お?この匂い、今日の夕飯はカレーかな?」
兄「大正解だ。ほら、早く席につけ」
妹「はいはい」
兄「座ったな?それじゃあ……」
兄妹「いただきまーす!」
兄「……うん。美味いな」
妹「……!っ、っー!」
兄「どうした?水ならそこにあるぞ」
妹「んぐっ、んぐっ……ぷはぁ!辛いよお兄ちゃん!」
兄「お兄ちゃんは辛くありません」
妹「むー……お兄ちゃんがこんなに辛党だとは思わなかったよ」
兄「そんなに辛いか?嫌なら残してもいいんだぞ」
妹「せっかく作ってくれたのに残せないよ。全部食べる!」
兄「そっか、がんばー」
三十分後
妹「……うへぇー、お腹一杯だよぉー」
兄「残していいって言ったのに。これじゃしばらく動けないな」
妹「まだお風呂入りたくないからいいもーん。……それに完食した方がお兄ちゃんも嬉しいでしょ?」
兄「それはそうだけどさ……。まあ妹がそれでいいなら、俺は何も言わないよ」
妹「うんうん。聞き分けのいい兄を持って、私は幸せだ」
兄「偉そうに言ってんじゃねぇよ、まったく……。風呂沸かしてくるからテレビでも見てろ」
妹「わかったー。何見よっかなー」
風呂場
兄「よっ、気分はどうだ?」
友「やることなくて暇だったよ」
兄「それは結構。じゃあ俺は今から風呂沸かすから、音に気をつけて二階の俺の部屋に行け」
友「了解」
兄「深夜まで待ち遠しいな」
友「同感だ。俺は少し緊張してるけどな」
兄「実質仕掛けを動かすのはお前だもんな。ま、頑張ってくれよ」
友「言われなくても」
リビング
妹「つまんないなー。早くお兄ちゃん帰ってこないかなー」
兄「帰ってきましたよー」
妹「わっ!ビックリしたー!」
兄「そんな驚くことでもないだろ?俺はお化けじゃねーんだから」
妹「お化け……そういうこと言わないでよー」
兄「お化けが怖いのか?その年で?」
妹「まだ中学生だよ?立派な子供です!」
兄「そんなんだから体が成長しないんだっての」
妹「体は関係ないでしょ!?それに怖いのは仕方ないと思うけど!」
兄「仕方ないって言われてもなぁ……お化けなんていないし」
妹「そんなの分かってるけど……なんか、怖いんだもん」
兄「……ちょっと待ってろ」
妹「?」
兄の部屋
兄「よっ、借りたDVDあるか?」
友「そこにあるけど」
兄「おう、ありがと。ゆっくりしてけよ」
友「はいはい」
リビング
兄「待ったか?」
妹「ううん。今来たとこ」
兄「カップルの待ち合わせかよ……ほら、これ一緒に見ようぜ」
妹「なにこれ。サマーウォーズ?」
兄「おう、見ようと思って借りてきたやつ。プレーヤーにセットしておいてくれ」
妹「オッケー」
兄「じゃあ俺はお湯止めてくるわ」
妹「いってらー」
妹「……よし、セット完了!お兄ちゃん待と」
妹「……トイレ行きたくなってきた……早く行ってこよ」
兄「あれ、妹どっか行くの?」
妹「トイレだよー。すぐ帰ってくる」
兄「じゃあ飲み物用意して待ってるわ」
妹「うん!」
兄「……行ったか。よし、じゃあ飲み物用意しますかね」
兄「えーっと……カルピス安定かな」
兄「うーん……よし、俺のに利尿剤入れるか」
兄「映画中にトイレ行かれてもこまるし」
妹「お兄ちゃーん、帰ったよー」
兄「お、来たか。じゃあ……俺の膝の上にでも座るか?」
妹「ひ、膝!?……別に座ってもいいけど……」
兄「そうかそうか、じゃあ早くこっち来い。飲み物もあるぞ」
妹「うん……し、失礼します」
兄「ぷっ、なに改まってんだよ。妹らしくないな」
妹「仕方ないじゃん……こういうの久しぶりで、ドキドキしちゃうんだもん」
兄「確かにこれやったの小四くらいか。お前、途中から恥ずかしいってやんなかったもんな」
妹「そだね、でも今は大丈夫だから……もっと誘ってほしい、かも?」
兄「ん、じゃあ空いてたら座らせてやるよ」
妹「ぷっ、基本空いてるくせに」
兄「なんだと?……まあいいや、映画見ようぜ」
妹「うん。じゃあ再生するね」
兄「始まったなー」
妹「うん、楽しみだねー」
兄「……主人公はOLか。よくある設定だな」
妹「……え?なんかおかしくない?」
兄「ん?おかしくないだろ。だってこれは……」
兄「ホラー映画だからな!」
妹「い、いやあああああああ!!」
兄「おっと、行かせるかよ!」
妹「お兄ちゃん離して!わたし見たくないよぉー!」
兄「……絶対に逃がさないよ」
妹「ふぇっ……ぅぅぅ……」
兄「あれ?妹は耳が弱いのかな?」
妹「べ、別にそんなこと……」
兄「ふーん……じゃあ、ちゃんと見なかったら耳に息吹き掛けるね」
妹「ええっ!?やめてよお兄ちゃん!」
兄「ふーっ」
妹「ぁっ……ゃ、やめて……」
兄「じゃあテレビ見よっか」
妹「わ、わかった……」
※ここからはダイジェストでお送りします
妹「か、体が……真っ二つにぃ……」
兄「よくできてるよな」
妹「もうだめぇ……むりだよぉ……」
兄「……ふーっ」
妹「ぁんっ……ふぇぇ……」
妹「きゃああああああああああ!」
兄「ふーっ」
妹「ひぁっ……なんでぇ……」
妹「怖いよぉ……」
兄「……」
妹「ひっ、お化けの顔がぁ……!」
兄「……ぺろっ」
妹「んにゃああああ!?」
映画視聴後
妹「うえええん……もう無理ぃ……」
兄「よしよし、頑張ったな」
妹「……半分以上お兄ちゃんのせいだけどね」
兄「?俺が何かしたか?」
妹「したじゃん!耳に息吹き掛けたり!」
兄「それはルールだから仕方ないだろ」
妹「で、でもルール以外のこともしたじゃん!み、耳を……舐めたり……とか」
兄「いやぁ、つい出来心でさ。あれは謝るよ」
妹「もう!耳舐められるなんて初めてだよ!!」
兄「マジか?それは嬉しいなぁ。妹の初めて貰っちゃった」
妹「なっ、なっ、ば、バカっ!お風呂入ってくる!」
兄「……あ、カルピス……後で妹に渡せばいいか」
兄「よし、後は妹が寝てからだな」
風呂場
妹「もう……なんでお兄ちゃんはあんなに……」
妹「……私が単純なだけかな……いやいや、耳舐められて意識しない人はいないよね」
妹「…………あー、もう!さっさとお風呂入ろ!」
妹「よーし!一番風呂だー!」
妹「よいしょ、っと」
妹「ふぅー……気持ちいいー……」
妹「……はぁー……お兄ちゃんの舌、気持ちよかったなぁ……」
妹「……ここでやっても……バレないよね……」
妹「んっ……ぁっ……おにい……ちゃ……ぁん……」
兄の部屋
兄「おい、友。配置に付け」
友「えー、もう?めんどくさいなー」
兄「早く行け。今がチャンスなんだ」
友「はいはい……よっこらせっと。妹ちゃんの為に頑張りますかね」
兄「完全に自分の為だろ……」
友「うるせー。とっとと行くぞー」
お風呂場
妹「あっ……くっ……おにいちゃんっ……いっちゃう……っ!」
妹「……はあ……はあ……」
妹「う……うわああああ……!お兄ちゃんでしちゃった……」
妹「今まで我慢してたのに……もうまともに顔見れないよぉ……」
妹「……うぅー……体洗わないと……」
妹「……お兄ちゃんのバカ」
リビング
兄「いいか、カーテンに隠れたまま動くなよ。音もたてるな」
友「わかってるよ。ここまでやったのにミスなんかできるかっての」
兄「その意気だ。俺は自然に妹を追い払うから、次に妹がトイレに行く時にトラップを発動しろ」
友「はいはい。手順通りに、だろ?」
兄「分かってるじゃないか。……そろそろこっちに来る、隠れろ」
妹「お、おにいちゃん。お風呂あいたよ」
兄「ああ、ありがとう。あ、そうだ。ほら、カルピス飲まなかっただろ?部屋で飲んどけ」
妹「ありがと……じゃあ、おやすみ」
兄「おう、おやすみ」
兄「……さて、風呂に入ってきますか」
友「……なあ、兄。質問があるんだけど」
兄「ん?どうした」
友「俺って風呂入れない?」
兄「勿論。気づかれるかもしれないし、お前ならお湯を飲み干しそうだからな」
友「俺は変態じゃないからな?」
兄「前にパンツ盗もうとしてたくせに……」
友「ぐっ……仕方ないだろ。手に届く所に置いてあったんだから」
兄「黙れ。その言い訳聞き飽きたぞ」
友「……ふん。お前に俺の気持ちなんてわからないさ」
兄「一生わからねぇよ。じゃ、俺は風呂入ってくるわ」
友「どうぞごゆっくり」
妹の部屋
妹「うぅ……顔熱い。凄く恥ずかしいよぉ……」
妹「……お兄ちゃんと少し話しただけなのに……」
妹「あああー……お兄ちゃんともっと色んなことができたらなぁ」
妹「デートとか……キスとか……あれ、とかも……」
妹「はぁ……何で兄妹なんだろ」
風呂場
兄「……ふう、やっぱり風呂はいいな。癒される」
兄「……てか、今回のドッキリって何でやろうと思ったんだっけ?」
兄「んー…………妹の驚く顔が見たいと思ったのと……」
兄「……あれ、他にねぇや」
兄「ははっ、俺はその為だけにこんなことやってたのか。全く気づかなかったぜ」
兄「……もしかしてシスコンってやつなのか?俺は」
兄「いや、まさかな。確かに顔は可愛いとは思うけど恋愛対象には入んないだろ」
兄「……入んない、よな……?」
兄「……あー!くそっ!やめやめ!風呂から出て頭冷やそう!」
リビング
友「……お帰りー。いい風呂だった?」
兄「まあな……じゃあ俺は部屋に戻るから、電気消すぞ」
友「わかった、そっちの準備がんばれよ」
兄「ああ、俺の全力をつぎ込むよ」
友「じゃあな、また後で」
兄「おう、また後でな」
そして夜は更け……
妹「んー……おしっこ……」
妹「ふあああ……早く行こっと……」
妹「……ううっ、廊下暗い……でも行かなきゃ……」
妹「階段も暗い……電気つけたいけど……トイレ行くだけだし……」
妹「……いいや、つけないで行こ……」
妹「……………………」
妹「……よし、トイレまでもう少し……頑張れ私」
ピチャッ……ピチャッ……
妹「……っ!?」
妹「み、水の音?……ビックリしたぁ」
妹「蛇口閉めておかないと……」
妹「……あれ?音、水道の方じゃない……」
妹「…………う、しろ……?」
友「ぅ……あ……あ……」
妹「い、いやあああああああ!」
友「えっ、ぐぶっ……!」
妹「お兄ちゃああああああああん!!助けてええええええええ!!」
友「予定と……ちが……」
友「」
妹「お兄ちゃん!開けて!開けて!」
妹「って、あれ……?開いてる?」
妹「入るね、お兄ちゃん」
妹「お兄ちゃ……ん……?」
兄「ぁ……?」
妹「い、いや……いや……」
兄「ぐああああ!!」
妹「きゃあっ!いやっ!やめて!」
兄「うあああああ!」
妹「ひぐっ……やめ、てよぉ……」
兄(え……妹、泣いてる?)
妹「助けて……お兄ちゃん……ぐすっ……」
兄(……くそっ……こんな顔見たかったわけじゃないのに……)
妹「ううっ……ふぇっ……」
兄(こんなときは……そうだ……)
兄「ごめん、妹」
妹「おにい、ちゃん……?」
兄(昔みたいに抱き締めてみたが……妹やわらけえええ!)
妹「……おにいちゃんのばか……っ!ばかばかばか!なんでこんなこと……!」
兄「いや、その、これはちょっとしたドッキリでな……?」
妹「……ドッキリ?もう!変な事ばっかしないでよ!」
兄「なっ、なんだと!トラップを仕掛けた俺達の苦労をなんて言い方しやがる!」
妹「本当のことじゃない!てか何で抱きついてるの!?恥ずかしいからやめてよ!」
兄「う、うるさい!別にいいだろ!」
妹「よくないっ!てか太股に何かが当たってるんだけど!」
兄「は、はあ?別に興奮してねえし!」
妹「興奮?……なっ、なっ……!?」
兄「あ、あれ?」
妹「このバカ!変態っ!キモ兄貴!」
兄「痛え!?お前が振ってきたんじゃねえか!」
妹「そういう意味で言ったんじゃないよ!もう知らないっ!」
兄「ま、待って!俺が悪かったから……」
バタン!
兄「う、うわあああああああ!!」
廊下
妹「もう!お兄ちゃんってば変態なんだから……」
妹「で、でも私で興奮してくれてたんだよね……あの硬いのって……お、おち……ん、ちんだと……思うし……」
妹「……だったら、ちょっと嬉しい……かも……」
妹「……って、何言ってるんだろ私……!これじゃ変態じゃない……」
妹「うう……全部お兄ちゃんのせいだ」
兄の部屋
兄「ああああ……くそっ……あの柔らかさは反則だろ……!」
兄「……股間が収まらねえ……抜いてくるか?」
兄「いや、妹で抜くなんて兄として……」
兄「……でもこのままじゃ寝れる気がしねぇ……」
兄「……よし、抜こう。生理現象だから仕方ないよな」
リビング
友「……う、うぅ……痛い……」
友「ど、どうなったんだ……?妹ちゃんは……」
友「あ、兄ー!」
兄「ひっ……なんだ、友じゃないか。大丈夫か?」
友「大丈夫だけど……何で前屈み?」
兄「いや、ちょっとな……」
友「ふーん…………くんくん」
兄「な、何だ?」
友「……妹ちゃんの匂いがする」
兄「なっ、お前変態過ぎだろ……」
友「ああ……!ヤバイ、興奮してきた!」
兄「は、はあ?お前なに言って……」
友「兄、ヤらない?」
兄「ぶっ!マジでなに言ってんだよ!?」
友「なー、いいだろ?兄ー」
兄「俺はお前の事を女として見れない!ただの友達だ!」
友「……私じゃ、だめ?」
兄「うっ……だ、ダメだ!お前じゃ反応しねえよ!」
友「……嘘つき。知ってるんだよ?兄がいっつも私の胸見てるの」
兄「み、見てないし……」
友「そっかー……でも兄がヤってもいいって言うなら、私の事を好きにしていいんだよ?」
兄「ぐっ……てか、そもそもお前レズだろ?何で俺なんかと……」
友「んー、なんかお酒飲んでから気持ちいいんだよねー。多分そのせい?」
兄「お酒って……なに勝手に飲んでんだよ!?」
友「えへへー、ごめんなさい。お詫びに気持ちよくしてあげるから」
兄「だ、だからやめろって……」
友「そんなこと言っても、おち○ちんは正直だよ?ほらほらー」
兄「ぅ……や、やめ……」
友「兄かわいー、それに兄妹だから妹ちゃんとも似てるし。いじめたくなっちゃうなー」
兄「ぅ、ぁ……やめろよ……」
妹の部屋
妹「……トイレ行きたくなってきた」
妹「トイレ行くの忘れちゃってたよ……お兄ちゃんめ……」
妹「てか、下にいた人って誰だったんだろ?」
妹「お兄ちゃんの友達かな?……私突き飛ばしちゃったけど、大丈夫だよね?」
妹「ついでに見てかないと……」
妹「……よし、行こっと」
妹「う……暗いなぁ。まあ、もう怖くないけど」
妹「…………一階から声が聞こえる?」
妹「……お兄ちゃんだよね。そうに違いない」
「……う?…………い……?……に」
妹「女の人の声……まさか……お化け……?」
「…………よぉ………………ぅぅ……」
妹「!お兄ちゃんの声。まさか襲われて……?大変!」
妹「お兄ちゃーん!大丈夫ー!」
友「あれ?妹ちゃん?本物?」
兄「ぅ……ぐすっ、いもうと……?」
妹「あ、あ……」
友「妹ちゃんも混ざろ!ほら、こっち来て!」
妹「な、何してるのーーー!!!」
友「あれー?何でそんなに怖い顔して……へぶっ!」
妹「お兄ちゃん!どういうこと!?」
兄「いもうとおおおお!!」
妹「きゃっ!お、お兄ちゃん?」
兄「こわかったよぉ……」
妹「よ、よしよし。もう大丈夫だからね?」
友「ぅぅ……酷いよ、妹ちゃん……」
妹「友さん……?まさか協力してたのって……」
友「うん、私だけど?」
友「いや、ちょっとね?少し間違いが起こっただけでね?私は妹ちゃん一筋なんだよ?」
妹「訳のわからないことを言わないでください…………とりあえず友さんは帰ってくれませんか?」
友「え……でも今深夜……」
妹「帰ってくれませんか?」
友「すいません……帰ります」
妹「はぁ……お兄ちゃん。落ち着いた?」
兄「うん……大丈夫……」
妹「じゃあまず……ズボン、履いて?」
兄「あ、ごめん……」
妹「……えっと、何があったの?」
兄「妹と別れた後にトイレに行こうとしたら、友に襲われました……」
妹「そんなことが……ちなみに、その、どこまでやったの?」
兄「どこまで、って?」
妹「ほ、本番までしたかってこと!」
兄「や、やってない!手でされただけだ!」
妹「……よかった」
兄「え?何?」
妹「な、なんでもない。ほら、お兄ちゃん部屋に戻っていいよ!」
兄「あ、うん。わかった」
妹「……ふぅ、びっくりしたぁ。まさかこんなことになるなんて……」
妹「……お兄ちゃんのあれ……見ちゃったなぁ……」
妹「……ああああ……頭から離れないよぉ……」
妹「……とりあえずトイレ行こ……」
兄の部屋
兄「はぁ……」
兄「友の手……柔らかかったなぁ……」
兄「……妹の手はどうなんだろ……」
兄「……ヤバイ……抜きたい……」
兄「……トイレ行ってくるか」
トイレ
妹「……んっ……はぁ……ぁぁ……」
妹「……おにい……ちゃ……んぁ……」
ガチャ
兄「……え?」
妹「ぁ……?」
兄「う、うわっ!あああ!?」
妹「み、見ないでー!あっち行ってー!」
兄「み、見ないっ!行く!見ないよ!」
妹「ううううう!!」
妹「…………」
兄「……ごめん」
妹「……うん。いいよ」
兄「……ありがとう」
妹「…………」
兄「…………」
妹「……ねえ」
兄「……なんだ?」
妹「お兄ちゃんがトイレに来たのって……オ○ニーするため?」
兄「は、はぁ!?」
妹「正直に答えて」
兄「…………そうだけど」
妹「じゃあ……私が手伝おっか?」
兄「ぶっ!!お前いきなり何を……」
妹「私じゃ、だめ?」
兄(猛烈な既視感が……)
妹「私じゃ友さんの代わりになれない?」
兄「…………」
妹「……ごめん、変なこと言っちゃって……忘れて……」
兄「……本当に頼んでいいのか?妹に」
妹「!……うん。私、お兄ちゃんのこと……大好きだから」
兄「そっか、じゃあ頼んだ。ちゃんと気持ちよくしてくれよ?」
妹「そんなに期待されると緊張しちゃうよ。ズボン脱がすね?」
兄「おう。まあ、妹が触るだけでも気持ちいいと思うけどな」
妹「ありがと……わっ、おっきい……」
兄「やり方、わかるか?」
妹「うん。握って擦るんだよね?こうかな」
兄「……っ!冷たっ!」
妹「えっ、本当?ど、どうしよ……」
兄「い、いや大丈夫。続けていいよ」
妹「そういう訳にはいかないよ。じゃあ……あむっ……んっ……んむ……」
兄「うっ……き、汚いぞ?」
妹「ほんらことらいよ?ひょっぱくへおいひいはも」
兄「く、咥えながらしゃべんないで……」
妹「おっへー。んむ……ん……あっ……む……っ」
兄「はぁっ……妹の口、ヤバイかも……」
妹「んっ……ぅん……れろ……ぁ……」
兄「い、妹……で、でるっ……!」
妹「んぶっ!?ん、んぐっ、んぐっ……ぷはっ……はあ……はあ……」
兄「大丈夫か?別に飲まなくてもよかったんだぞ?」
妹「い、いいの。少し苦かったけど……お兄ちゃんのだから、美味しかったし……」
兄「……妹はかわいいなぁ。よし、今日は一緒に寝よう!」
妹「えっ!?何でそうなったの!?」
兄「何でって……一緒に寝たくなったからだけど、ダメか?」
妹「い、いいよ?私もお兄ちゃんと一緒に寝たい」
兄「……妹が言うと卑猥に聞こえるなぁ」
妹「ひ、酷い!一緒に寝てあげないよ?」
兄「ごめんごめん。じゃ、行こっか」
妹「うん!」
兄の部屋
兄「疲れたー。よいしょっと」
妹「…………」
兄「どうした?早く寝ようぜ?」
妹「う、うん。お邪魔します……」
兄「ぷっ、なに敬語使ってんだよ」
妹「は、恥ずかしいからだよ……」
兄「俺のを頬張ってた妹は、どこに行ったのかな?」
妹「うー!忘れてー!」
兄「今更冷静になっても無駄だっての。えいっ」
妹「んっ……な、なに?」
兄「妹抱き枕。おやすみー」
妹「えっ、ちょっと……」
兄「すぅ……すぅ……」
妹「うぅー……恥ずかしいよ……」
妹「んっ……寝息が耳にあたるし……」
妹「が、がんばって寝ないと」
翌朝
兄「おはよー……うわっ、妹大丈夫?」
妹「大丈夫じゃない……眠い……」
兄「何で寝なかったんだよ……ほら、ベッド貸してやるから寝てろ」
妹「ありがと……お兄ちゃんのせいだけど……」
兄「何か言ったか?」
妹「……なんでもなーい。おやすみ」
兄「おう、朝食作っておくから起きたら来いよ」
妹「ん……あ、そうだ」
兄「なんだ?」
妹「今日の夜は、一緒にお風呂入ろ?」
兄「……わかった。楽しみにしてる」
75 : 以下、名... - 2015/07/27 22:26:10 Cc4qLJPk 69/72おしまいです
走り過ぎた感満載ですが、腋が痛くて……
見てくれた方がいたらありがとうございました
76 : 以下、名... - 2015/07/27 22:33:08 tYcSfzx6 70/72友が女の子という事実に驚いてやばい
77 : 以下、名... - 2015/07/27 23:04:32 ArKN9PM6 71/72>>76
ほんとそれ
ずっと男だと思ってた
78 : 以下、名... - 2015/07/27 23:46:18 clj.vsUY 72/72次は友ちゃんと本番だな
乙