1 : にかう - 2012/02/19 20:48:39.15 XyPkQals0 1/101まさかの3スレ目。
ダラダラ続く割には投下が滞り気味ですが、どうぞよろしくお願いします。
1スレ目 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1303200012/
2スレ目 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1308815093/
注意点をもう一度
・一方さんが弱気です。むしろ幼児化しつつあります。
・キャラは原作と著しく違います。
・作者はフレンダ派です。故に若干贔屓されています。
・時間軸は気にしないでください
この作品は、【未完結】です。
このスレが最後になります。(前スレから続いていた旅行編は完了します)
【関連】
一方通行「友達ィ?」
http://ayamevip.com/archives/44762428.html
一方通行「友達ィ?」2【前編】
http://ayamevip.com/archives/44824312.html
一方通行「友達ィ?」2【後編】
http://ayamevip.com/archives/44824292.html
あらすじ!
夏休み、学園都市の残念な『闇』さん達の尽力で千葉方面の海水浴場に旅行に来た一方通行一行。
現在、定番の王様ゲームの最中。さてお次のお題は・・・・・・・・・
ヴェーラ「じゃあ、すごパくん裁きで今のは治まったとして……次のいこっか」
美琴「まだよ、まだ弾は残ってる…… 今の命令は私が書いたものの中では最弱、四天王の面汚しよ」
ミサカ「ベタな漫画のテンプレワードを………誰ですか四天王って、とミサカは悪い顔をしてるお姉様を見つめます」
垣根「個人的に四天王ったら、FF4のゴルベーザ四天王だな。どうでもいいけど土のスカルミリョーネって、どう考えても毒のスカルミリョーネだよな」
浜面「懐かしい。オレは四天王ならバスタードかなあ、続き全然出ないけど。地獄篇になってからネイの出番が……」
ヴェーラ「次は……『削板 軍覇』すごパくん!」
削板「! オレか!! オレの根性、篤と見てろよ!!!」ゴソゴソゴソ!!
削板「これだぁぁぁああああ!! 『王様がA、B、C、D、Eと腕相撲!! 王様に誰も勝てなかったら【学園戦隊ガクエンジャー】の登場シーンを自分のスキルで全力でやる!』だ!」
麦野「うわ、めんど……これアンタ自分で書いたでしょ。このナントカ戦隊ってのは何?」
打ち止め「ミサカ知ってる!! 日曜の朝にやってる特撮番組だよね、ってミサカはミサカは博識ぶりをアピールしてみたり」
上条「これ、オレが小学生より前からやってたけどまだやってんだな。高学年くらいまでは観てたけど、そしたらもう10代目は超えてるな」
フレンダ「この『自分のスキルで』っての結局どういうこと?」
浜面「この『学園戦隊』は学園都市を舞台に、学生を主人公にしてるんだよ。主人公達は敵と学園都市で開発したスキルを使って戦うんだ。確かオレが観てた頃のは発火能力者がレッドやってたな」
ミサカ「つまり、ごっこ遊びをこの場でやるということですね、ミサカはいつぞや公園で子供がそれらしき遊びをしていたことを思い出します。ミサカなら発電系能力でヒーローを演じる、ということでしょうか」
削板「その通りだ!! 懐かしいだろ、昔は皆でレッドを取り合ったもんだな!!」
フレンダ「いや、観たことくらいはあるけど戦隊ごっこなんてしたことないし。結局男衆だけでしょ。ねえ絹旗?」
絹旗「え? そ、そりゃそうですよね~ 自分の能力から名前とポーズ考えて怪人と戦うマネなんて超子供っぽいこと男子しかしませんでしたね。ピンクの取り合いなんてした記憶なんて超皆無です」アセアセ
垣根「(したんだな)」
滝壺「(大丈夫、実は今も毎週HDDに録画してるきぬはたを私は応援している)」
一方通行「子供っぽい、かなァ………」ショボーン
削板「Aからミサカ、浜面、上条、絹旗、麦野だ! 相手にとって不足は無い、かかってこい!!」
麦野「うげ……」
上条「またオレか……ドロー率高いですの事よ」
浜面「流石不幸に定評のある上条さんやでえ。つーかオレもそこそこの打率だけど」
ミサカ「腕相撲ということなら男性がいるのは心強いですが……」
絹旗「相手が相手ですからね。人数で超押し切れれば良いですが」
ヴェーラ「じゃ、このテーブル使いましょ。レフェリーは不肖、猟犬部隊の可憐な野菊・ヴェーラが務めさせていただきます」
垣根「いや、アンタもガクエンジャーやることないだろ」
削板「ぃよし!! まずはミサカだな!! かかってこい!!!」ドン!
上条「Aから順なのか? 順番で戦略とか………まあ大して変わらないか」
ミサカ「ミサカがトップですか、とミサカは浴衣の袖を捲りあげてテーブルに肘をつきます」トン
削板「遠慮はいらんぞ、全力でこい!!」ガシ!
ミサカ「言われるまでもありません、とミサカは手を握り返します」ギュッ
ヴェーラ「は~い力抜いて………レディ」
一方通行「ミサカちゃン、頑張ってェ!」
打ち止め「妹達の力を見せてやるのだ! ってミサカはミサカはあなたの膝に座ってエールを飛ばしてみる! えへへ、ミサカの指定席~♪」
ミサカ「っ!! 上位個体、何を勝手に「ゴー!!」え」
パタン
滝壺「あ」
削板「お?」
ミサカ「……あ」
ヴェーラ「勝者すごパくん!!」
ミサカ「不覚………つい意識が上位個体に、とミサカはあっくんの膝の上に陣取っている上位個体を引きはがしながら失態を悔やみます」
打ち止め「ああ~ん、ミサカここがいいのに~」
一方通行「別に座っててもいいけど……打ち止めちゃン、軽いし」
ミサカ「そういう訳にはいかないのです。幼女という身分を悪用するのは妹達要綱に反します」
一方通行「? そ、そうなンだ」
削板「なんだ全然やった気がしないぞ。次は浜面だな、お前の根性見せてみろ!!」ドン!
浜面「なんか少し嫌な予感がするけど……オレだって伊達に不良少年やってる訳じゃねえんだ、力には自信あるぞ。 やってやるぜ!!!」ドン! ガシ!
ヴェーラ「じゃ、力抜いて~ レディ!」
絹旗「浜面、勝てないまでも超粘るんですよ!!」
麦野「腕の一本くらい折るくらいの気合でいけよ」
ヴェーラ「ゴー!」
浜面「おらぁぁぁああああ!!!!」
削板「ふんっ!!」
ゴキンバァン!!
上条「うお、一瞬で……!」
垣根「腕は………削板が上だな。つーかさっき妙な音が……」
浜面「ぎゃあああああああ!!?!? 肩、肩が外れっ!?!?!?」バタバタ!!
フレンダ「あんだけ意気込んで瞬殺……しかも脱臼とか」ウワァ
番外「なまじっか力強いから肩から持ってかれたんだね。うわ痛そう」
麦野「本当に腕一本犠牲にしたわね。まさに無駄骨だけど」
浜面「冷静かよお前ら!!? 痛い痛いマジ痛ぇぇぇええええ!!!!」
一方通行「大丈夫、仕上くン?」ベクトルチリョウチュウ
浜面「ああ、大分楽になってきた……」
削板「いい根性だったぞ浜面!
フレンダ「結局、瞬殺だったけどね」
麦野「クソの役にも立ってないし。スタミナのスの字も削れてないじゃない」
浜面「肩まで外して頑張ったのにその言いぐさ!! 鞭ばっかじゃ部下は伸びません!! 仕上は褒められて伸びる子!!」
番外「子って……どの面で言ってんだか。あ、浜面か」
一方通行「し、仕上くン頑張ったもンねェ! え、え~と、あ! イイ子イイ子ォ」ナデナデ
浜面「お、おぉ………? ///」
ゲシ
浜面「あばっ!?」
絹旗「何頬染めてるんですか超キモいです。もう次の勝負が始まりますよ、せめて声援の一つでも飛ばしたらどうなんですか」
浜面「お前らオレに厳しすぎだろ………次って誰だっけ?」
上条「ついに上条さんの出番ですな!」ドン!
削板「おお上条、中々根性入ってるな! 熱い戦いになりそうだな」
上条「ふふん、余裕でいられるのも今のうちだけだぜ……」フフフ
垣根「なんか妙に自信満々の面だな。あいつそんな腕相撲得意だったのか?」
ミサカ「力は強い方だとは思いますが………先ほどの浜面仕上の惨状を見ていてあの自身は解せませんね。何か秘策でもあるのでしょうか、とミサカは不敵に笑う上条当麻に若干引きつつ答えます」
ヴェーラ「じゃ、二人とも力抜いてね~ レディ」
削板「期待してるぞ上条。いい勝負にするぞ!!」ギュッ!
上条「ああ、まかせておけ削板………いや、第7位!!!!」
削板「?」
ヴェーラ「ゴー!!」
グンッ!!
削板「むっ!?」
上条「いけぇぇぇ!! イマジンブレイカァァァァアアア!!!!!」ググググ!!
滝壺「かみじょうすごい、いい勝負」
垣根「イマジン………? そうか!」
美琴「? 何が?」
垣根「削板の能力は『原石』だ。『原石』っつーのは本人の制御が曖昧なモンが多い。なんたって生まれつきの力の一部だからな、敢えて抑えようとしても多少は流れ出しちまってるだろう。そこで……」
美琴「! アイツの右手!」
垣根「そうだ。能力さえ抑えちまえば無能力者と変わらねえ。ってことは………」
バァン!!!
上条「いってぇぇぇぇぇぇええええ!!!!!」ゴロゴロ!!
垣根「完全な筋力勝負になる、って言おうと思ったんだが」
フレンダ「そもそものスペックがダンチだった訳ね。拮抗してたのも最初だけだったし」
打ち止め「かっこ悪い……ってミサカはミサカはのた打ち回るカミジョウを冷静な瞳で見つめてみたり」
削板「さあ、次かかってこい! オレはまだまだいけるぞ!!」ブンブン
絹旗「次は私ですか………ええい! やってやります!!」ドン!
削板「子供だからって遠慮はしないぞ、絹旗!」ドン!
絹旗「構いません、超当たって砕けろです!!(こうなったら超窒素装甲使いまくってやります!! 開始速攻で行けばもしかしたら……!!)」
上条「しかし体格差が大分あるな。正直勝負は見えて………ん?」
麦野「あ」
ヴェーラ「え~~~っと………どうしよう?」
削板「絹旗、お前もうちょっと腕伸びないか? 肘から先だけでもいいから」
絹旗「ダルシムですか私は!! そっちこそ超縮めて下さい!!」ググググッ!
ミサカ「勝敗どころか勝負すら見れませんでしたね」
絹旗「ふん、いいんです私はこれからが超成長期なんです。身長だって175オーバーのモデル体型になるんです」
フレンダ「流石にそれは結局夢見すぎじゃない? 全く想像つかないし」
絹旗「一生貧乳確定済みのフレンダには超言われたくありません! 私には超明るい未来が待ってるんです!!」
フレンダ「一生!?」
一方通行「で、でも絹旗ちゃンは今のまンまでもいいンじゃない?」
絹旗「シロちゃんまで!?」ガビーン!
一方通行「あ、いや、そ、うじゃなくて………ちっちゃい絹旗ちゃン、可愛くてオレ、好きだし。無理して大きくなンなくていいと、思う」
絹旗「ふぇ!? そ、そぉですか……/// ま、私ほどの超美少女ともなると身長もスタイルも関係ないのは事実ですからね!」ムネハリ!
一方通行「うン、超美少女ォ」ニコニコ
フレンダ「………」ムー
ミサカ「………」グヌヌ
ヴェーラ「じゃ桂ちゃんは不戦勝として………最後はオ、麦野さんね」
麦野「………あぁ、はいはい」ノソ
削板「おいおいどうした!? 根性が感じられないぞ!!! そんな根性じゃオレには勝てんぞ!!!」
麦野「どうせ勝てっこないでしょうが………はぁ。アークンハチッシャイホウガスキナノカシラ」ボソボソ
浜面「マズイな。ただでさえ勝ち目薄いってのにあんな調子じゃあ………地味に罰ゲーム嫌だぞ。この歳になってガクエンジャーはちょっと」
上条「しかも自分オリジナルだしな。いつかのパンチングマシーンみたいに、麦野さんならまだ可能性あるかも、って思ったんだけど」
絹旗「確かにマズイですね………そうだシロちゃん、麦野に何でもいいから声かけてあげてください」ヒソヒソ
一方通行「え? うン、麦野さン、頑張ってェ!!」
浜面「よし、これなら……!」
麦野「! ………うん、ありがと」
浜面「……少しはヤル気出たみたいだけど………」
絹旗「とてもじゃないけど全開とまではいきませんね。いったいどうしたら……」
美琴「勝ったらあっくんのパンツ盗ってきてあげる、って言えばヤル気満々になるんじゃない?」
絹旗「ちょっと黙って下さい………あぁもう始まっちゃいます!」
ヴェーラ「レディ……」
絹旗「タンマタンマ! 超タンマです、作戦会議です!」バッ!
ヴェーラ「わっ!?」
麦野「っ、何よ急に」
絹旗「秘策があるんです。今からそれを伝授します!」
麦野「秘策ぅ? 別にそんなもn」
削板「何、そんなものあるのか!? いいぞ、面白いどんどんやれ!」
絹旗「ちょっとこっち来てください!!」グイッ!
麦野「きゃっ!? 何よもう」
絹旗「実は…………が…………と…………って」ヒソヒソ
麦野「えぇ!? ちょっとホントに………が…………に………?」ヒソヒソ
垣根「あいつ等、何話してんだ?」
ミサカ「秘策、って感じではありませんよね、とミサカは何やら慌てた感じのむぎのんを見やります」
絹旗「それで……………たら…………げるって………」コショコショ
麦野「………でも……………しい…………」
麦旗「「」」チラッ
一方通行「?」
麦野「わかったわ。見てなさい、命に代えても勝ってくるから」ゴゴゴゴ
絹旗「それでこそ麦野です! 私達のリーダーの力、見せてやってください!!」
フレンダ「なんだか知らないけど麦野がヤル気な訳………」
滝壺「むぎの、かっこいい」
上条「いったい何話してたんだ?」
番外「………な~んか、怪しい香りがするなあ」
麦野「―――待たせたわね。始めましょうか」ユラァ~
打ち止め「空気が歪んで見える、ってミサカはミサカは………」ブルッ
削板「ほほう、根性入ったみたいだな」ニヤリ
ヴェーラ「じゃ、あらためてレディ」
麦野「」ガシ
削板「」ガシ
ヴェーラ「ゴッ!」
削板「ぬううぅぅぅうううう!!!」ググググ!
麦野「くうううぅぅぅぅぅううう!!!!!」ググググググ!
浜面「凄ぇ、競ってる!?」
番外「やっぱまともじゃないよね、あの人」
垣根「ああ、でも……」
麦野「くっ!?」ガクン!
美琴「押されてる……当然って言えば当然だけど……!」
削板「ふんっっっっっ!!!」グイッ!
麦野「ぁうっ!!」グググ!
浜面「やっぱムリか………いや正直よくやったよ」
絹旗「まだです! 麦野、さっきの言葉を思い出してください!!!」
麦野「っ!? (さっき、の……!!)」ググググ!
~~~~
絹旗『実は、さっきシロちゃんが言ってたんですが、あとでこっそり麦野と、2人で温泉に入りたいって』
絹旗『それでこうも言ってたんですが、麦野がもし腕相撲に勝ったら、麦野の背中流してあげるって超言ってました。恥ずかしくて本人からは言えなかったみたいですけど』
~~~~~~~
麦野「負っっっっっっっけるかぁぁぁぁぁぁああああああああ!!!!!」ミキミキミキィッ!!!
削板「なっ!!?!?」グググゥッ!!
フレンダ「持ち直したっ!?!?」
ミサカ「信じられません、とミサカはむぎのんの二の腕の辺りを凝視します。あの細い腕のどこに熊以上の力が」
番外「そりゃオーガて言われるわ。 ………背中捲ったら『鬼』出てるんじゃない?」
削板「なかなかの根性じゃないか………!!!!!」ギリギリ!
麦野「当ったり前だろぉが、私は負けるわけにはいかないんだよぉぉぉぉ!!!」ギリギリ!
削板「ふっ………!!!! だがまだまだだぁぁぁああああああああ!!!!!」ボコンッ!!
麦野「うわっ?!」ガクンッ!!
上条「そ、削板の力こぶが3倍に!?」
垣根「戸愚呂みたいなヤツだな。100パーセント中の100パーセントか」
削板「おおおおおおおぉぉぉぉぉぉおおおお!!!!」グイーッ!
麦野「あ、うぅぅぅっ!!」ガクガク!
絹旗「ッ、このままじゃ……!
一方通行「む、麦野さァン、頑張れーーーー!」
絹旗「!! シロちゃんこっちへ!!」グイッ!
一方通行「へっ!? な、何ィ?」
絹旗「じっとしてて下さい!! フレンダ、髪ゴム借りますよ!!」
フレンダ「え、うん、いいけど……」
絹旗「ここをこーして………できた! シロちゃん、麦野の前に行ってこう言って下さい……」ゴニョゴニョ
削板「おおおおぉぉぉおお!!」ググググ!!
麦野「うっ、もう、だめ………!!」
「麦野さン!!」
麦野「え………!?」チラ
一方通行(ミニツインテver)「沈利お姉ちゃン、大好きィ………負けないでェ?」ウワメヅカイ
麦野「」プツン
麦野「だぁぁああぁあああああああああああ!!!!!!!!」グォンッ!!!!!
削板「っ!? おおおおおおおお!?!?!?」
バコォォォォォォォォォォォン!!!!
美琴「きゃっ!?」
浜面「つっ、机が割れた!?」
垣根「なんつー馬鹿力……! 黒檀のテーブルだぞおい」
一方通行「軍覇くン、麦野さン、大丈夫!?」ワタワタ
麦野「あいたたた………なによもう」
削板「おお、思わず根性が溢れちまったな。いやしかしいい勝負だったな!」
上条「いい勝負っつーかなんつーか………結果はドロー、か?」
絹旗「折角もうちょっとで勝ちそうだったのに………」
垣根「いや見ろ。勝負は着いてる」
滝壺「? どういうこと? 決着つく前に終わっちゃったけど」
ミサカ「・・・・・・・・・!! いえ見てください、確かに決着はついています、とミサカは未だ繋がっているむぎのんとすごパの手を指します」
滝壺「手・・・・・・? あ」
打ち止め「ソギイタの手が上になってる!ってミサカはミサカはソギイタの勝利を確認してみたり!」
・
・
・
・
・
絹旗「・・・・・・それでは始めましょうか。皆、超準備はいいですか!!?」
打ち止め「楽しみー!ってミサカはミサカは指笛で囃し立ててみたり!」スヒュースヒュー!
削板「お前らの根性見せてみろ!!」
一方通行「・・・・・・」ワクワク
浜面「大事なのはカードじゃない、技術だ! 資格無免許(ライセンスフリー)ガクエングリーン!」ビシイ!!
ミサカ「2万寄らば船頭多くして船、月にも達す。欠陥電気(レディオノイズ)ガクエンイエロー」ピシッ!
上条「その幻想をぶちこりょs、ぶち殺す! い、幻想殺し(イマジンブレイカー)ガクエンブルー!」ババッ!
絹旗「絶対無敵、ナイトロジェンガール♪ 窒素装甲(オフェンスアーマー)ガクエンピンクゥゥゥ!」ジャキィッ!!
麦野「・・・・・・・・・・・・」シーン
削板「・・・・・・どうした?」
垣根「おーい、最後は麦野さんじゃねえのか~? リ・イ・ダ・ア?」
絹旗「(ちょっと麦野、超なにやってんですか!! トリがしっかりしないと決まりませんよ!! さっき練習したときはできたじゃないですか!!)」ヒソヒソヒソ!
麦野「(うるっせぇよこんな恥ずかしいことできるか!! やっぱヤメヤメ!)」ヒソヒッソォ!
美琴「・・・・・・そりゃ、麦野さんはねぇ」
番外「結構な羞恥プレイだよね~ うけけ」
浜面「(おい、どうすんだよ。ポーズとったまんまって結構疲れるんだけど)」ヒソヒソ
絹旗「(超微動だにするんじゃないですよ! ・・・・・・麦野!)」ヒッソヒッソ!
麦野「(・・・・・・んだよ、やらないものはやらないっての)」ヒソヒソ
絹旗「(シロちゃんの顔を見ても、まだそんなことが言えますか!?)」ヒソヒソォ!
麦野「(あん? あーくんがなにしたって―――)」
一方通行「」ワクワクキラキラワクワクキラキラァ!!
麦野「あなたの心(ハート)と心臓(ハート)を狙い撃ち☆ 原始崩し(メルトダウナー)ガクエンレッド!」バシィン!
絹旗「五人そろってェ!」
レンジャーズ「「「「「学園戦隊、ガクエンジャー!!!」」」」」ドギャァァアアアン!!
一方通行「」パチパチパチパチ!!
滝壺「あ、むぎのレッドなんだ」
24 : にかう - 2012/02/19 21:13:59.72 XyPkQals0 25/101終わりです。
次は・・・・・・・・・只今資格試験の勉強中なので、大分お待たせすることになりそうです。本当申し訳ありません。
短いのを少しでも投下できたらいいとは思いますが・・・・・・
今スレもよろしくお願いします。
47 : にかう - 2012/02/26 16:22:07.39 lTIiuSBd0 26/101お久しぶりです。応援レス等ありがとうございます。心が癒されました。
勉強ばっかしてられるか!! てことで番外編を一つ落とします。
前スレの最後のほうに、1スレみたいな番外編くるかな、といったレスを頂きましたのでちょろっと書いてきました。
2スレ目は埋ったようなので、こちらに。
『おやぶンとボス』
一方通行「シンデレラ、お待たせしましたァ」
バードウェイ「うむ、ご苦労」ゴクゴク
一方通行「………」ドキドキ
バードウェイ「………ふむ。アル」
一方通行「は、はいっ!」ビク!
バードウェイ「なかなかいい味じゃあないか。腕を上げたな」
一方通行「!! はいっ! ありがとうございます、ボス!」パアァッ!
バードウェイ「だが、まだマークには及ばんぞ。一層励むように」ゴクゴク
一方通行「分かりましたァ!」
バードウェイ「よし、いい返事だ。飲み終わったらモソハソに付き合え。どうしてもムギオウガの牙が集まらんのだ」
一方通行「はいっ♪」
バードウェイ「それと、今日は私と同じベッドで寝ることを許可するぞ。べ、別に部屋の電気の小玉が点かなくて怖いからとかそういうんじゃないからな! 最近の貴様の働きを評価してやっての褒美でだな」ボソボソ
一方通行「はい、ありがとうございまァす」ニコニコ
バードウェイ「よし、イイ子だ………ついでだ、背中も流せ。今日は汗を大分かいたからな、全く日本の夏は暑くて敵わn「ちょっとアンタ!!!」……なんだ騒がしい」
フレンダ「またアンタは目を離した隙に………!!!」ギリギリ
一方通行「あ、おやぶゥン」
バードウェイ「私がアルと何をしようが私の勝手だろう? 毎度毎度、邪魔をしてくれるヤツだ」
フレンダ「勝手な事あるか!! 大体何よその『アル』ってのは!! 人の子分に変なあだ名付けないで欲しい訳!!」ウガー!
バードウェイ「『アルビノ』からとって『アル』だ。少なくとも『ラビット』よりはマシだと思うがね。大体、私はこいつのボスだ。親分だか知らないが、貴様こそ大きい顔をするのは止めてもらおうか」イラ
一方通行「あ……」
フレンダ「なっ………!! 先にラビットを子分にしたのは私なんだから!! 結局後から出てきといて出しゃばるんじゃないわよ!!!」ダンッ!
一方通行「あの………」オロオロ
バードウェイ「能力が高い者の下に付く方が部下にとっては幸せだと思うがね。その点、貴様には上に立つ者の資質に欠けていると思うが?」フフン
一方通行「あの、ケンカは………」オロオロ
フレンダ「言わせておけば………!!! ブラも着けてないようなお子様が上に立つ資質とか、ちゃんちゃらおかしーって訳よ!」
一方通行「おやぶン、ボス、あの、仲良く………っわ!?」グイッ!
バードウェイ「無駄に年齢だけ重ねているだけの無能な大人よりはマシだろう。大体、私は『黄金』系有数実力を持つ結社のトップを張る本物のボスだ。資質云々をお前に問われるまでもないな」
フレンダ「はっ! 部下の苦労を察するって訳。こんなクソ生意気なガキんちょが上司じゃあ大変でしょうねえ。部下の頭皮には気を使ってやりなさいよ、きっと大分弱ってんじゃない? ストレスで」
バードウェイ「む、確かにマークも最近額が若干広くなったような………だが、それで潰れるようならそれまでの人間だったということだ。私の部下に若輩は要らん。だからアルを私の片腕に仕込もうとだな」
フレンダ「そんなワンマンな上司のとこに私の大事な子分はやれないわね。ラビットは私と一緒にいるのが一番いいんだから!」
バードウェイ「自分の身の程も知らずに良く言うことだ。私のような才知に溢れ、その上容姿にも秀でた人間の下にいれるなんて、これ以上の幸福もないだろう」
フレンダ「なぁにを抜けぬけと………! いいでしょ、そんなに自信あるならラビット本人に直接選んでもらおうじゃない。あんたと私、どっちが親分に相応しいか」
バードウェイ「ふっ、自ら現実を思い知らされることを望むとは………無残な結果になっても泣きわめくなよ。鬱陶しいからな」
フレンダ「ほざけっての。結局、ラビットは当然私を選ぶに決まってるんだから」ニヤリ
バードウェイ「自信だけは大したものだな―――じゃあ、この争いに終止符を打とうじゃないか。アル!」
フレンダ・バードウェイ「「こいつと私、どっちを選ぶの(んだ)!?」」
シーン
フレンダ「………あれ? ラビット??」
バードウェイ「言い争っているうちにどこかに行ってしまったか」キョロキョロ
フレンダ「一体、どこに………あっ、いた!! お~い、ラビッ……」
バードウェイ「全く、黙って側を離れるとは懲戒ものだ………ぞ?」
一方通行「あの、姫さま、オレおやぶンとボスのとこ行かなくちゃ……」オロオロ
キャーリサ「気にするな。お前は私と一緒にデートしてればいーの」ギュ
一方通行「でも………」
キャーリサ「ケンカなんて仲がいいほどするものなの。やらせておけばいーし。それよりも、私の婿になる気にはなったか?」
一方通行「え、ンと、それ、は」アセアセ
キャーリサ「王室は堅苦しいが、慣れればそれほどでもないぞ? 望めば王位だって継がせてやろう。それとも何か、あっちの二人の方がいーか?」
一方通行「お、おやぶンとボス、は好き………だけど」
キャーリサ「ブロンドが好みなのか? それなら私だって負けてないぞ。何せ英国王室ロイヤル産だ。あいつら程は若くないけど、しっかり手入れしてるからな。体なら、比べるべくもないし」ホムニュ
一方通行「あ、あのあの……////」アセアセ
キャーリサ「ん、きもちいーか? 私と一緒になれば、全部お前の好きにしていーんだぞ」タユン
一方通行「ひ、姫様、オレ、そういうのは、まだ////」オロオロ
キャーリサ「姫と呼ぶな、アクセラ……………名前で、呼んでほしーの」ギュッ
一方通行「ひm………キャーリサ、ちゃン」
イチャイチャイチャイチャ
フレンダ・バードウェイ「「…………」」
キャーリサ「」ニヤッ
51 : にかう - 2012/02/26 16:28:46.31 lTIiuSBd0 30/101終わりです。
原作でもなんか良いコンビですよね、バードウェイ。
総合で良SSを読んでから、書きたいなとは思っていたので番外編で出しときます。
んで、書いてるうちに何故か予定外のキャーリサが……
ではまたいつか。
84 : にかう - 2012/04/06 23:39:25.34 qXt25jlDO 31/101申し訳なく顔すら出すのも辛いです・・・・・・
以前報告した試験の追い込み中故、暫しかかります。
ここにきて模試で爆死するとは・・・ 気づいたらホントに夏が近づいてきて怖い。
投下時期については未定過ぎるので何とも言えませんが、その時は他所様のスレのついでにでもよければ覗いてくださいましたら幸いです。
103 : にかう - 2012/05/04 19:13:33.89 E154BPqx0 32/101お久しぶりでございます。皆様連休をどうお過ごしでしょうか、久しぶりにも程がある投下を始めます。
一方通行「麦野さン、もう一回やってェ! もう一回!」キラキラキラ
麦野「う………!! だ、ダメ! 恥ずかしい!! いくらあーくんの頼みでも無理!!」
一方通行「えェ~」シュン
垣根「いいじゃねえか減るもんじゃなしに。ほらレッド、子供が悲しんでるぞ」
麦野「減るんだよ、なんかふわっとしたアレやコレが。ご、ごめんねぇ? そうだ、こんどヒーローショー観に行こっか!」
絹旗「ちょっと上条、あなたさっき超セリフ噛んだでしょう」
上条「あ、やっぱりバレたか? いや~なんか緊張しちまってさ」ハハハ
絹旗「笑い事じゃありません!!」ドン!
上条「!?」ビクッ!
絹旗「折角のキメ台詞を噛むだなんてヒーローにあるまじきです! 怪人はリテイクを認めてくれませんよ!!」
上条「怪人て……いやどうせゴッコなんだからさ」
絹旗「ゴッコ!?!? そんな軽い気持ちでガクエンジャーをやったって言うんですか!? そこに直りなさい、私がその性根を超鍛えなおしてやります!!」クワ!!
上条「ひいっ!?!?」
浜面「絹旗、もしかしてガクエンジャー好きなのか?」
滝壺「うん、毎週録画して観てるよ。DVDもBOXで集めてたし」
浜面「興味ないみたいなこと言ってたのに………いい情報を握ったかもしれん」
滝壺「からかっちゃダメ。ホントに好きなんだから」メッ
浜面「……絹旗の無毛を暴露したヤツの言い草じゃないけどな………」
ヴェーラ「よおし、じゃ次のお題決めましょ「ひゃぁぁあああああああ!?」」
美琴「わっ!? どうしたの打ち止め、急に大声出して」
打ち止め「まままままま窓、窓ににににににに」ガクガク
垣根「窓がなんだって?」
打ち止め「さっき窓の外に人の顔が見えたのってミサカはミサカは唐突な心霊体験にgkbrしてみたりりりりりり!!」ブルブル!
垣根「窓の外って、ここ2階だろ。何かの見間違いだろ馬鹿馬鹿しい」
打ち止め「本当だもん! 何人か東京湾に沈めてそうな怖い顔が見えたんだもん! ってミサカはミサカは真実を主張してみる!! あれはきっと人の恨みを買って最後は逆に自分が海に沈められたヤクザさんの霊だよ!!」
フレンダ「まっさかぁ、幽霊なんている訳無いでしょ」スタスタ ガラッ
フレンダ「ホラ、窓の外にはなんにも………」チラ
顔面刺青男「フーッ フーッ」壁に張り付き中
フレンダ「きぃやぁぁあああああああ!?!?」ドゲシ!!
顔面刺青男「ぶっ!?!? おい待てオレdおい!!」
フレンダ「ひっ!?!? 喋った!?!?! こんのぉっ!!!」ドゲン!!!
顔面刺青男「バッ、落ち」
フレンダ「ふんっ!!!」ゲシィッ!!
顔面刺青男「っ!?!? っあーーーーーー!?!?」ズルッ
ヒュゥゥゥ ズドンッ!
一方通行「だ、大丈夫おやぶン!?」
フレンダ「ハーッ ハーッ うん………にしても凶悪な顔だったわ。触れたから幽霊じゃないわよね。結局気合の入った変態だった訳」
美琴「やだ、通報した方がいいわね。まず旅館の人に説明しなくちゃ。変態の覗きが出たって」
浜面「(あんたが言うのか)」
ミサカ「まったく、暑くなると頭が沸いてしまうのでしょうか。折角の旅行に水を差されてしまいましたね、とミサカは落下した変態に対して唾棄します。早いところ旅館の人に報告しないと「あのー」」
ヴェーラ「あの~~……通報は流石に勘弁してあげて欲しいな、っていうか、誰か気付いてあげて欲しいなっていうか」オズオズ
ミサカ「?」
垣根「あぁ、やっぱり……」
打ち止め「やっぱり幽霊さんなの? ってミサカはミサカは……」
番外「身内に変態は一人で充分なのにねぇ」ニヤニヤ
木原「………」イライライラ
フレンダ「ご、ごめんなさい!!」
木原「テメエ、よくも容赦なくケリ入れまくってくれたなぁ、しかも顔面に」
フレンダ「だ、だって本当の変質者かと……」
木原「目が合っただろうが!! 半日顔合わせた人間の顔忘れるほど低能なのかテメエは!! 簀巻きにして海に放り込んでやろうかぁ!?!?」
フレンダ「ひっ!」ビクゥ!
一方通行「き、木原くン、おやぶン虐めちゃダメ!」
木原「………ちっ」
垣根「つーか、あんたこそ何してたんだよ、ヤモリみたいな真似しやがって」
絹旗「一回落ちて、また這い上がって来ましたしね。玄関から入ればいいじゃないですか」
木原「旅館の連中に次顔見せたら警察呼ばれるんだよクソが」
美琴「9割がた自業自得じゃない」
削板「なかなか根性ある行動だったけどな!」
ヴェーラ「……で、やっぱりバスで寝るのは辛いですか? ばれない様にすれば泊まっても大丈夫だと思いますけど」
木原「当然だ。オレがとった宿にオレが泊まれねえなんてあり得ん」
ヴェーラ「じゃあ、お疲れでしょうから部屋に案内しましょうか?」
木原「ああ、そうだな………つーかお前らも寝ろ。何時だと思ってんだ」
絹旗「えー、まだ11時前じゃないですか。超眠くありませんー」ブーブー
ミサカ「そうですむしろ夜はこれからです、とミサカはお泊りの定番のセリフを口にします」
番外「眠いならオッサンだけ寝ればいいじゃんさー」
打ち止め「そうだそうだー! ってミサカはミサカは皆に便乗してみたり!!」
木原「黙らっしゃい!!!!」
全員「「「「!!!!」」」」ビクッ!
木原「毛も生えそろってねえようなガキ共がナマ言ってんじゃねえ。ガキにとって睡眠は大事だ。ハシャイでねえでさっさと寝ろ」
垣根「(黙らっしゃい………)」
木原「ガキ共が羽目を外しすぎないように監督するのが大人の役目だ。このオレが付いてきた以上はオレの指示には従ってもらうぞ(一方通行が寝不足で体調崩したら大変だろうが)」
絹旗「むぅ……」シュン
美琴「………ま、筋は通ってるしね。そろそろお開きにしよっか」ファァ
打ち止め「え~~~………じゃあじゃあ、最後にもう一回だけゲームしよう! ってミサカはミサカは往生際の悪いところをアピールしてみたり!」
木原「ああ?」
滝壺「急におしまいだと可哀そうだし、きはらお願い」
一方通行「……」ジー
木原「……っち、一回だけだぞ。つーかゲームって何だ? 長いヤツなら無しだぞ」
ヴェーラ「王様ゲームですよ。王様が好きなことを命令できるってヤツです」
木原「………んん? おいエロいゲームじゃねえか!! ヴェーラ、テメエが付いといて何をガキ共にさせてやがる!! そこの変態の恰好の餌食だろうが!!!」ビシィ!!
美琴「何で私を指さすのよ!!」
ヴェーラ「だ、大丈夫ですよ!! そういうのは前もって禁止にしましたし、くじ引き制ですから!! 健全な遊びです!!」ワタワタ
上条「(まあ、御坂は危なかったような気もするけど)」
木原「健全………? 例えばどんなだ」
フレンダ「軽いところだと○○の恥ずかしい話をする、とかね」
絹旗「私の場合超軽くは無かった気がしますがね」
木原「………ま、そんくらいならいいか。せいぜい何歳まで寝小便垂れてた、ってことくらいだろ」
一方通行「」ピクッ
美琴「ね、ねぇ。アンタもしかして、あっくんのそういう話知ってたり……?」
一方通行「え゛」
木原「あ? 当然だろ。オレを誰だと思ってやがる」フフン
麦野「」ガタッ
木原「ああ、アレはコイツが10歳の時だったな。夜中に仕事場に来て『木原くゥン、おねしょしちゃったァ』ってな」
美琴「ゴクリ ほ、他には無いの!?」
一方通行「え、えっ」オロオロ
木原「オレがクソガキの事で知らない事がある筈ねえだろ。そうだな、12歳の夏だったか、深夜に洗面所行ったらコイツが流しで泣きながら何か洗ってやがってよ。何かと思って見てみたらパンツでな。ああ、ついに夢精s「うわああああァァァァァ!?!?!?」うおっ!?」ドンッ!!
一方通行「な、なンで言っちゃうンだよォ!! 誰にも言わないでって言ったじゃン!!!」ポカポカ!!
木原「あぁ? 何年前の話だと思ってんだ。時効に決まってんだろ」
一方通行「違うもン!! 時効なんて無いもン!!」ポカポカポカ!!
麦野「(ポカポカパンチ………アリね)」ジュル
美琴「(そのパンツ、まだ残ってたりは………しないわよねぇ)」ハァ
木原「別にいいだろうが、前も言ったろ。別に恥ずかしいことじゃねえって」
一方通行「でも! 皆がいる前で言わなくたっていいじゃン!! バカァ!!」ポカポカポカ!!!!
木原「寝小便も夢精だって誰でもす………てオイ、痛、ちょ段々強k」
一方通行「うァァァァァン!!!」ポカポカドカボカ!!!
木原「いやマジで痛、オイやめ」
一方通行「う~~!」キッ!
木原「ちょ分かったからまtt」
一方通行「バカああァァァ!!!!!!!」
ズドン!!!!!!
木原「」
削板「おお、すごいパンチだな!!」
浜面「うわ、ベクトルパンチが鳩尾に……」ウワァ
一方通行「フーッフーッ」
ミサカ「あ、あっくん?」
一方通行「………っ!!」ダダッ!!
ミサカ「あっ!?」
ガラガラ ピシャン!!
垣根「逃げたな」
ガラガラ!!
上条「あれ? 帰ってきた」
一方通行「木原くンのバーカ!!!」バーカ!
ピシャン!!
木原「」チーン
112 : にかう - 2012/05/04 19:27:30.03 E154BPqx0 41/101一先ずこんなところで終わりです。
いやー間が空きまくりで申し訳ございません。次については今回ほどには間は空かないで投下したいと思うので、よろしければお読みくださいませ。
ではでは。
121 : にかう - 2012/05/09 01:42:27.62 XspvBMu60 42/101前回のおよそ9分の1というスパンのスピード投下!! ………というか前回がアホほど間が空いただけなのですが。
投下しまーす
~~~~~~~
ミサカ「―――さて、どうしましょうか、とミサカはあっくんが逃走した襖を見ながら思案します」
浜面「直ぐには戻ってはこないだろうなぁ。原因が原因だし、顔合わせづらかろうよ」
番外「眠くなったら戻ってくるんじゃん?」
上条「つっても、もう11時だぞ。外に出てったとしたら何かあるかわからないし、そうでなくても心細いだろ」
麦野「そうね、探しに行きましょう。一人で泣いてるかもしれないわ、ああ可哀そうなあーくん」
絹旗「じゃ、超捜索開始ですね。行きましょうか」スクッ
滝壺「待って」
絹旗「ふぇ? どうしたんですか滝壺さん」
ミサカ「話なら後にしてください。むぎのんの言うとおり、あっくんが一人寂しい思いをしてるかもしれません」ウズウズ
滝壺「しろちゃんにとって恥ずかしい思いをして出ていったんだから、大勢で迎えに行ったら逆効果だと思う。恥ずかしがって逃げちゃうんじゃないかな」
削板「そうか? そんな大したことでもなかっただろ。むしろ皆で発表しあって笑いあうもんじゃへぶっ!?」バチン!
ミサカ「……そうですね、ミサカとしたことが考えが及びませんでした、とミサカは脳筋の顔に張り手を入れつつ歯噛みします」
絹旗「………その気遣いが私の時にも超欲しかったです」
浜面「オレとかならともかく、デリケートだろうからな。探すなら少数のほうがいいか」
麦野「よし、じゃあ3、4人に絞って行きましょう。旅館に居ないようだったらその時は皆で探せばいいわ。面子は―――」
ミサカ「ミサカは行きます。付き合いが最も長いのはミサカですから」
美琴「私も行く。木原を煽っちゃったのは私だし……」
麦野「あーくんが悲しんでるのにお姉ちゃんたる私が行かないのはあり得ないわ!」
フレンダ「そ、それなら私も!」ハイ!
削板「要は一方通行を根性づければいいんだろ? ならオレの出番だ!!」
打ち止め「なんかよく分からないけどミサカもミサカもー!」ピョンピョン!
垣根「いや、3,4人つっただろ……」
旅館廊下
ミサカ「あっくん逃走の原因でもある王様ゲームが期せずして役に立ちましたね、とミサカは己のくじ運の強さに感謝します」スタスタ
打ち止め「ねぇねぇ、『むせい』ってなーに? オネショならわかるけど、ってミサカはミサカはさっきからの疑問を口にしてみたり」
上条「え゛。あ~、いや、その………寝てる時になる、オネショじゃないヤツ、かな」
打ち止め「? オネショじゃないのにパンツが汚れるの? オネショとどう違うの?」
上条「え、えっと………オネショは子供の時になるけど、夢精は成長するとなるもので……」
番外「あと、気持ちいいって言うよね~。普通に出すより」
打ち止め「気持ちいいの? じゃあミサカもむせいしたい! って、ミサカはミサカは心躍らせてみたり!」ワクワク!
上条「ぶっ!? お、男だけ!! 男だけにしかならないの!!」
打ち止め「え~? なーんだ、ってミサカはミサカはがっくし肩を落としてみたり」
番外「ちょっと、おちびに変な事教えないでよね」
上条「え!? いやいや今のはむしろワーストさんが原因じゃないですかね!?」
ミサカ「アホみたいな会話は止めてください。あなた達は何をしに来たんですか、とミサカは3人の顔を睨みつけます。………あっくんのお迎えに適したメンバーとは言い難い面子になったような気が」ハァ
番外「大丈夫だって。いくらヘタレな第1位でも、あんな話くらいでそこまで凹んでやしないでしょ」スタスタ
番外「大方、この先のロビーで缶コーヒーでも飲んでそろそろ戻ってくる頃合いだって」ヒョイ
一方通行「」ズーン
上条「マ、マジ凹みしていらっしゃる」
打ち止め「黒いオーラが見えるね、ってミサカはミサカはネ○ェルピトーの念みたいなオーラを感じ取ってみる」ブルッ
番外「どーすんのさ。無理矢理引きずってこようか?」ヒソヒソ
ミサカ「論外です。なるべく優しく諭して連れてきましょう」ヒソヒソ
上条「一人で行った方がいいな。そのほうが刺激が少ない」ヒソヒソ
打ち止め「じゃ、ミサカが行ってくる! 任せてー、ってミサカはミサカは返事を待たずに駆け出してみたり!」タタタタ
ミサカ「あっ!? ………まあ子供の方が良いかもしれませんね。元気づけるのにはいいかもしれません、とミサカは期待の眼差しを送ります」
一方通行「なンだよ、もう木原くンのバカ嘘つき……」ブツブツ
「あーなたっ♪」トンッ
一方通行「っ!?」ビクゥ!
打ち止め「えへへ、お迎えに来たよ~~」ニコニコ
一方通行「あ、打ち止め、ちゃン」
打ち止め「こんな所で体育座りしてないで、お部屋もどろ? そっちの方が楽しいよ!ってミサカはミサカはあなたの腕を引っ張ってみたり」クイクイ
一方通行「う………でもォ」ウジウジ
打ち止め「ミサカはあなたと一緒に寝たいな~、ってミサカはミサカは上目づかいで同衾をおねだりしてみたり。絶対ぐっすり眠れるよ!」
一方通行「ン………う、ン」
ミサカ「看過できない事を言っていますがイケそうです、とミサカはググッと身を乗り出します。そんなことさせるかあんにゃろう」
上条「つか夢精は知らないのに同衾は知ってるのか……」
番外「幼女に簡単に籠絡されるなんて、ミニ教師と言いアクセロリータ疑惑はマジなのかもね~」
打ち止め「さ、いこいこ!」グイッ!
一方通行「う、うン」スク
打ち止め「そうだ、一つだけ聞いていい?」
一方通行「ン、何を?」
打ち止め「むせい、ってどれくらい気持ちいーの?」
一方通行「」ズズーン
ミサカ「このクソガキ」
打ち止め「うう、チョップしなくてもいいのに、ってミサカはミサカは涙目で頭をさすってみたり」スリスリ
番外「なんか背負ってるオーラがさらに黒くなってるねぇ。ぎゃは、あと一押しすれば黒い羽でも生えてきそう」
上条「ますますハードルが上がったな……よし、次はオレが行く」
ミサカ「待って下さい。次はミサカが行きます」
上条「ん、そうか? 原因が原因だし、男同士の方がやりやすいと思ったんだけど」
ミサカ「それは至極尤もな意見ですが、あなたの不幸体質を考えるとなにかやらかす予感がひしひしするんです、とミサカはジト目になります」
上条「……そうか」ガックシ
ミサカ「今こそ友情パワーの力を見せてやります、とミサカは懐からTATSUYAカードを出して掲げます」
番外「……なにそれ?」
ミサカ「………友情テレカ、のつもりです」
ミサカ「あっくん、こんなところにいたのですか、と白々しく声を掛けます」
一方通行「あ………!」クル
ミサカ「む。なぜ明後日の方を向くのですか。帰りましょうあっくん、皆待ってます」
一方通行「ま、まだいい」
ミサカ「そんなこと言ってももう11時を回っています。歯だってまだ磨いてないでしょう、虫歯になったら歯医者さんに行かなくてはいけませんよ、とミサカはチュイーン!とドリルの声帯模写をします」チュインチュィイーン!
一方通行「う………」ビク
一方通行「………」ソ~
上番止め(おお、立った!?)
一方通行「…………っ」ペタン
ミサカ「……ふう。そんなに恥ずかしいですか? とミサカは隣に同じように腰を下ろします」ペタン
一方通行「/// ………だって、皆に知られちゃったし。ぉ、おねしょ、とか」
ミサカ「(まあ、ミサカは以前に聞いていたんですけどね)」
一方通行「女の子だっていっぱいいるのに、恥ずかしいし、カッコ悪い……」ウジウジ
ミサカ「まあ、確かに格好よくは有りませんが」
一方通行「あうう……///」
ミサカ「でも、いいじゃありませんか」
一方通行「え……?」
ミサカ「オネショだって、もう一つのだって生理現象です。過去の恥なんて笑い話にでもすれば良いのです、とミサカはまっすぐ前を見つめながら答えます」
一方通行「………でも、やっぱり」
ミサカ「それに、少し羨ましいです」
一方通行「?」
ミサカ「ミサカにはそういった思い出はありませんから。オネショして誰かに怒られた思い出も、突然の生理現象に驚いて慌てた思い出も」
物陰
番外止め「…………」
一方通行「あ………」
ミサカ「恥ずかしい事だって、立派なあっくんの成長の歴史じゃないですか。おおっぴらにしろとまでは言いませんが、そこまでナーバスになるような事ではありませんよ、とミサカは微笑みます」
一方通行「…………うン。そう、だよ、ねェ。うン」
ミサカ「そうですとも。なんなら後でむぎのんに初潮が来た時の話でも聞きに行きましょう」
一方通行「そ、それはどうなンだろう……」
ミサカ「じゃあ行きましょうか、とミサカは立ち上がって促します」スク
一方通行「うン。安心したらちょっと眠くなってきちゃった」ファ
ミサカ「じゃあ歯を磨いたら寝ましょうか………と、その前に、ちょっと聞きたいことがあるのですが良いでしょうか、とミサカは真っ直ぐあっくんの目を見ます」
物陰
上条「なんだ? ミッション成功じゃないのか?」
番外「なんか、嫌な予感がする……」
一方通行「? 何ィ?」
ミサカ「い、今も夢精したりするのでしょうか、とミサカは期待と羞恥で顔を若干染めます」
一方通行「」
一方通行「え、な、なンで?」アトズサリ
ミサカ「違うんです聞いてください。これにはちゃんとした理由があるんです、とミサカは引き気味なあっくんに早口で弁解します」
物陰
上条「………やっぱり、遺伝子に問題が」ジー
番外「違うし! ミサカまで一緒にすんな!!」
打ち止め「よくわかんないけど、凄い侮辱されたってのはわかるかも、てミサカはミサカは何故かお姉様に怒りが湧いてきたり」
一方通行「り、理由?」
ミサカ「そうです。あっくん、ミサカとあっくんが友達になってから大分経ちましたよね?」
一方通行「う、ン。もう○か月くらい、かな」
ミサカ「他に友達もできました。今や大勢で旅行もするくらいの仲ですしね、とミサカは絹旗さんや上条当麻の顔を思い出しながら喋ります」
一方通行「うン、ミサカちゃンのお陰」
ミサカ「いえいえあっくんの頑張りのお陰です……とまあそれは置いといて、友達は増えたけどミサカの一番はあっくんです。初めて会った時よりに比べてずっとずっと仲良しになりましたよね、とミサカは友情の再確認をします」
一方通行「オレも、ミサカちゃンが一番、だけど……」
ミサカ「ですから、そろそろアレをしてもいいんじゃないかとミサカは思うのです」
一方通行「アレ?」
ミサカ「下ネタトークです」
物陰
上条「………」ジー
番外「………」フイッ
ミサカ「友達なら一度は通る道らしいです。断じていやらしい気持ちではなく、飽く迄通過儀礼としてミサカは聞いています」
一方通行「そ、そうなの?」キョドキョド
ミサカ「ええ。今や親友たるミサカ達にとってなんら不思議ではない会話でしょう。むしろ遅かったかもしれません、とミサカは胸に手を当て主張します」
一方通行「でも、普通男同士でする事じゃ」
ミサカ「親友ですから」
一方通行「あ、そうなんだ………そっか」
ミサカ「そうです………で、あっくん、どうなんですか。してるんですか………夢精」
一方通行「………………たまに///」ボソ
ミサカ「ほ、ほう。どんな時にするものなのですか? やはり、エッチな夢を見たりしたときですか、とミサカは一歩踏み出しながら問いかけます」ズイ
一方通行「え、と…………そう、かな?」
ミサカ「具体的にはどのような? ミ、ミサカ達の誰かが出てきたりするのでしょうか、もしそうだとしたらどんなシチュエーションで夢が展開するのでしょうか」ズズイ
一方通行「え!? それは、ちょっと………///」
ミサカ「大丈夫です。もしミサカに夢であんなことやこんなことをしていたとしてもミサカは怒りません。何と言っても夢ですし、それに親友ですから。むしろ親友冥利に尽きると言ったところdぎゃぴぃっ?!?!」バチン!!
一方通行「ミサカちゃン!?!?」
番外「はーいそれくらいにしとこうねー。ほら担いで」ビリビリ
上条「お、おう」ヨイショ
打ち止め「00001号、なんかちょっとだけお姉様みたいだったね、ってミサカはミサカはうすら寒いものを感じてみたり」
ミサカ「」キュウ
一方通行「あ、あのォ………?」オロオロ
番外「戻るよ。ミサカ、何かもう疲れちゃったよ………」ハァ
一方通行「………うン。よくわかンないけど大変、だね」ナデナデ
番外「………ありがとう」グス
131 : にかう - 2012/05/09 01:58:06.89 XspvBMu60 52/101終わりです。
ミサカちゃんご乱心の巻。きっと目が覚めたらいつもの優しいミサカちゃんに戻ってる……ハズ。
何故か番外個体が常識人。
でも、シモトークは学生時代には切り離せないモノだと思うのですよ。中学生の時分なんてそれしか話して無かったんじゃないかと言う気がします。
では次回はなんとか早めに。では有難うございました。
140 : にかう - 2012/05/11 00:39:38.50 VAE+ZqaG0 53/101こんばんは。投下します~
浜面「とまあ、仁義なき部屋割り戦争も終わって無難に男達で寝る訳なんだが」
上条「部屋に戻ったら絹旗ちゃんとフレンダが麦野さんにネックハングツリーされてた時は何事かと思った」
垣根「麦野は何の能力者かわからなくなるな。あのバカ力には別に原子崩し関係ないだろ」
削板「オレと腕相撲を引き分けたのはあいつが初めてだな」
一方通行「パンチングマシーンの時も凄かったもンなァ」
>フェックション!
一方通行「さっきはちょっと眠かったンだけど、目が冴えちゃったかも」
浜面「慣れてないヤツには衝撃のシーンだったろうからな」←慣れてる。主に被害者で。
削板「しかし、寝とかないと朝早くチェックアウトだぞ。根性だ、根性で寝るぞ!」
垣根「余計眠れそうにないだろそれ。まあ待ってろ、いいものがある」ゴソゴソ
上条「睡眠薬でも持ってるのか?」
垣根「ふっふっふ、そんなつまんねぇもんじゃねえさ。コレだ!!」バッ!
浜面「おお! それは!」
上条「酒、か?」
垣根「一杯引っ掛けりゃぐっすり眠れるってもんよ。ほらコップ持ってこい」
上条「一升瓶てお前。そんなもん鞄に入れてたのかよ」
一方通行「み、未成年は飲ンじゃダメ、じゃない?」
垣根「堅い事言うなって、泊まりにコイツは付き物だろ」トクトク
浜面「酒なんて久しぶりだなー、とと、サンキュ」
削板「オレは飲んだことないんだが」
垣根「そうか、お前強そうだしな、ホラ一気にいけ。グイっと」
削板「むぅ、匂いがすごいな」
垣根「気にすんな。根性入れりゃ酒なんて大したもんじゃないだろ、な?」
削板「根性………そうか!」グイッ!
浜面「おおっ、マジでイッキにいった」
上条「根性って絡めればどうとでもできるよな、削板って」
削板「っはぁ!」プハ!
一方通行「軍覇くン、大丈夫?」
削板「ハハハ! 根性さえあればアルコールなんて屁でもな」バタン!
垣根「うお!?」
上条「おい大丈夫「ぐお~、ぐお~」………か?」
浜面「速攻で回って速攻で寝たな」
垣根「なんて単純な体してやがる」
削板「ぐが~~~、すぴ~~~」
垣根「ま、寝かせておくか」
浜面「こいつが弱いなんて意外だな………お、美味い」ゴクリ
垣根「だろ? わざわざ仕入れてきたんだからな」チビリ
上条「ナチュラルに飲酒しやがって………一方通行、無理して飲まなくてもいいぞ。おれも気が進まん」
一方通行「う、うン」
浜面「なんだよつれないな~」ソ~
上条「なんか嫌な予感するんだよ。オレはもう寝rガボッ!?」
浜面「まあまあ遠慮しないで」ガシッ
垣根「付き合い悪いと女にモテないぞ」グイ~
一方通行「上条くン!? そンな無理にやったら……」
上条「ん~~~!?」ガボガボ!
※危険ですのでマネしないで下さい
上条「ゲホッ! ゴホッ!」
浜面「いよっ! 大将、いい飲みっぷり!」
一方通行「上条くン、平気? 気分悪くない?」サスリサスリ
上条「はぁ、はぁ…………気分?」
一方通行「戻しそうとか、気持ち悪いとか」
上条「さいっこ~~~~に決まってるじゃないきゃ! うへへへへへ////」
一方通行「」
垣根「こっちは躁の気あり、と」
一方通行「あ、あのあの、」
上条「お~う、どうしたあっくん、飲んでないじゃねぇかぁ! い~い酒だぞぉ、お前も飲め飲め!」
一方通行「さっきと言ってることが違う………」
上条「上条さんの酒が飲めねえってのか~~~? っときたもんだぁっと」トクトク
一方通行「あ、でも……」オロオロ
垣根「まあ、イッキとか飲みすぎたりしなきゃ体に悪いもんでもないぞ。少しでいいから飲んでみろよ。将来友達と飲みに行くことだってあるだろ、練習だ練習」
一方通行「友達………?」
浜面「そうそう、楽しいもんだぜ。ミサカちゃんとだって一緒に飲みに行くことだってあるかもしんないし、自分がどれくらい強いかとか知っておいて損はないぞ」
一方通行「ミサカちゃンと………わかった。飲ンでみる」キッ
上条「おお~~いいぞいいぞあっくん!」
一方通行「…………えいっ!」グイッ!
浜面「意外に思い切った!」
一方通行「……………」ム~
垣根「やっぱキツイか? もう飲まなくてもいいぞ?」
一方通行「おいしい、かも」
浜面「なんだ、イケる口じゃねえか! よし、お菓子の残りがあったよな。小宴会でもするか!」ゴソゴソ
垣浜上一方「「「「かんぱーい!」」」」
一方通行「えへへ、なンか気持ちいい」フワフワ
浜面「な? 酒っていいもんだろ」
垣根「一方通行が飲めるなら、たまにこうして飲んでもいいかもな」グイ
上条「んん~~~上条さんのグラスが空ですよ~~~~」
浜面「あんたはそろそろ程ほどにしとけよ………」
垣根「飲ませた当人が言うセリフじゃないけどな」
浜面「いやお前もじゃん!!」
一方通行「あははは。 ………あれ、上条くン、ケータイ鳴ってるよ?」
上条「おう? あ、ホントだぁ。ハイもしもし、上条さんですよ~~~」ピッ
『夜分遅くに申し訳ありませんの。もしかしてお休みでしたか?』
上条「お、白井かぁ 起きてますよ~~」
垣根「白井……? 知ってるか?」
一方通行「確か、美琴ちゃンのルームメイトだった、と思う」
浜面「女か! 流石師匠」
垣根「どれどれ」キキミミ
上条「どぉしたんら、こんな時間にぃ?」
『ええ、お姉様は今日一日無事に過ごされたかと確認しようと思ったのですけど……』
上条「ん~~~まぁ、鼻血ブーはしてたけど、大したことはないから大丈夫だにゃ~ん」
『それならよかtt……にゃん? 当麻さん、何か話し方がおかしくありませんの? なんだか呂律も回ってないような』
上条「んなことらいってぇ」
『言ってるそばからですの………もしや具合でもお悪いので? それなら電話して申し訳ありませんの。早くお休みになって下さい』
上条「だいじょ~ぶだいじょ~ぶ」ケラケラ
『そうですの? でも何か熱に浮かされているようなお声が』
上条「だいじょ~ぶらって! 黒子ちゃんはしんぱいしょ~だなぁ」
『っ!? く、くくく黒子ちゃ!? ど、どうしたんですの急に』アセアセ
上条「ん? 黒子ちゃんは黒子ちゃんだしょ~~? 黒子たん、のほうがいいきゃ?」
『………やはり調子がおかしいですの。もうお休みになってくださいませ』
上条「そっかなぁ~~ まったく、上条さんなんかを心配してくれる黒子ちゃんはイイ子だにゃあ。上条さんのお嫁さんになるかぃ?」
『っ!!?? ………帰ってきたら良いお医者を紹介いたしますの。無事に帰ってきてくださいませ』
上条「はいは~~~い、黒子ちゃん愛してるよ~~~~ん」
『////~~~~~!!! お休みなさいですの!!!』ブチッ
上条「おぉ、お休み~~~ってアレ、切れちった」ツーツー
浜面「いいか、あれが上条属性って言うんだ。全ての男の憧れなんだぞ」
一方通行「な、なるほど………」
148 : にかう - 2012/05/11 00:48:06.16 VAE+ZqaG0 61/101終わりです。
お酒はハタチになってから。
次回も早めに投下できたらいいなぁ……… ありがとうございました。
154 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) - 2012/05/11 01:31:46.72 EF+Gayu40 62/101久しぶりの黒子に萌キュン
ここの上黒は最高ですの
157 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) - 2012/05/12 16:34:23.02 SkLBdDGAO 63/101電話中とその後の黒子の様子のシーンを速く
158 : にかう - 2012/05/12 23:21:44.00 1id+9Ila0 64/101>>157 でありましたので。
投下します。
お電話黒子さん
PM8:30 常盤台寮、一室
白井「ただいま帰りましたの……ってお姉様は旅行中でしたわね」
白井「なんでも他のレベル5の方が数名を含む大所帯だとか。とんでもない面子ですの」
白井「確かお帰りになるのは明日の昼過ぎくらい………退屈ですわねぇ。お姉様の下着の鑑賞タイムとでもしましょうか」ゴソゴソ
白井「キャラものばっかりですの。お姉様もお子様嗜好を少し脱却してくださらないと……まあ、色恋に本格的に目覚められてしまうよりはマシなのかもしれませんが」
白井「最近のお姉様はあっくんさんに夢中のようですし、その心配はないとは思いますけどね。もうちょっと前は何かと言えば『あのバカ』の話ばっかりでヤキモキしたものですけど」
白井「(『あのバカ』……夏休みに入ってからさっぱり当麻さんと会っていませんわね。お話しする時も学校帰りを見計らっていたから当然なのですけど……)」
白井「お姉様の体調も最近は良好ですし、当麻さんに会う理由も無くなってしまいましたわね。このまま疎遠になるのでしょうか………」
白井「………………はぁ」ゴロン
白井「…………電話、してみましょうか。別に用が無くては電話してはいけないなんてことは無いはずですの」ムクリ
白井「でも、今は旅行中ですしもしかしたら楽しく遊んでいるところかもしれません。そんなところに空気を読まず電話かけても………」
白井「大体、何を話せば良いのですか。共通の話題なんてないですし、世間話が弾むほど親密な関係ではありませんの。電話越しで無言の時が流れる時ほど気まずいモノもないですわ」
白井「やっぱり、偶然会うのを待つしか………というかなんですかこれは。まるで私が当麻さんに会いたくてしょうがない様なセリフではないですの」
白井「別に、お友達という関係でもないのだから疎遠になるのも当然で、それについて思うところも………」
白井「いえ、人の縁は大切にするべきだと先人も仰っていることですし、関係の維持には尽力して然るべきですの」
白井「………でも、もしかしたら当麻さんはそれを望んでいないかもしれませんし………ああもう! 行ったり来たりですの!!」ムキー!
・・
・・・
・・・・・
・・・・・・
PM11:28
白井「……………お姉様は、旅行中具合を悪くしてはいないでしょうか。あっくんさんの浴衣姿で出血したのですもの、海なんて鬼門ではありませんか」
白井「本人に直接伺うのは失礼と言うものですし、ここは当麻さんに聞くのがベターですわよね。ええ、これはお姉様の後輩として当然すべきことですの」
白井「そうですの、日頃のお礼に当麻さんをプールとお食事にお誘いする予定でしたわね。顔を合わせていないから実行に移していませんでしたけど、ついでにその約束も取り付けてしまいましょう」ウンウン
白井「さっそく電話を………」ケータイトリダシ
白井「…………ひ、久しぶりだから緊張しますわね。というか悩んでいる間にこんな時間に………もしかしたらもうお休みかも………やっぱりまた今度に」シュン
白井「いえ、折角決心がついたのだから電話すべきですの。女は度胸! ですの!!」ピッ
・・
・・・
・・・・
・・・・・
白井「////~~~~~!!! お休みなさいですの!!!」ブチッ
白井「はぁ………はぁ………」
白井「ああ~~~~~、もう!!!////」ボスン!
白井「(何ですの何ですの!?!? 急に名前で呼んだかと思ったら、お嫁さんがどうのとか、あ、愛してるとか………!!!!)」アシバタバタ!!
白井「い、意識してしまうじゃありませんか………!!////」アタマグリグリ
白井「………シャワーでも浴びて頭を冷やしましょう。きっと顔が茹ダコのようですの////」ムクリ
白井「………というか、プレイボーイの当麻さんの言うこと。いちいち反応してたら身が持ちまs」
『黒子………好きだ、愛してるぞ』キリッ
白井「ああああああああ!!! 言ってません! こんなことは言ってませんのぉぉぉぉおおおおお!!!!//////」ゴロゴロゴロゴロ!!
「うるさいぞ白井!!! 消灯はとっくに過ぎてるぞ!!! 反省文書かされたいか!!!!」ドンドンドン!!
白井「ひぃっ!?!? も、申し訳ありませんの!!!!」ビクゥ!!
163 : にかう - 2012/05/12 23:28:11.16 1id+9Ila0 69/101終わりです。
黒子は可愛いなぁ。
レスがあったので衝動的に書いてしまいました。
本編の続きはまた今度です。
178 : にかう - 2012/06/13 05:10:27.69 h8BHcYqe0 70/101お待たせしてまして大変申し訳ないです。
ちょっと入院してました^^;
お陰でやらなきゃならないことが貯まっているので、今月中にはなんとか、、、というレベルです。
本当に夏が来てしまう、、、
190 : にかう - 2012/07/16 22:57:36.15 yy3Uc8vl0 71/101投下しますー
上条「んっんっ………っかー! 効くなあ!!」プハー!
一方通行「上条くンちょっと飲みすぎ、じゃねェの?」ゴクゴク
上条「な~に、こんくらい上条さんにかかればイマジンをブレイクだって~の」ケラケラ
浜面「何言ってだこいつ」
垣根「つーか、一方通行も結構飲んでるけど、お前は大丈夫なのか? 初めてなんだろ?」
一方通行「うン、ちょっとふわふわするけど、別に………あれ」ゴン!
垣根「うお!? 言ってるそばから………おい、頭大丈夫か? 凄い音したぞ!?」ユサユサ
一方通行「う………ンあ?」
垣根「んあ、じゃねーよマキバオーか。もうお開きにして寝た方がいいnんんぅ?!?!?」
浜面「なあっ?!?!」
一方通行「ンン~~」ブッチュ~~~~~~
上条「おお~~あっついキッスだにゃ~~」
垣根「~~~~~~!?!?」バタバタ!
一方通行「うむう、むぐ」チュッパチュッパ
垣根「(何だ何事だ!?!? とにかく離れねぇと………って能力使ってんのか動かねえ!! こっちも能力をおわぁ!?!?)」
一方通行「れろ」
ベロンチョチュッパレロレロチュクペロペロ
・・
・・・
・・・・
一方通行「っぷはァ」
垣根「」チーン
浜面「(何だコレ)」
一方通行「はァまづらくゥン?」クル
浜面「っ!! な、なんでしょうか?」ビクビク
一方通行「オレ達って、友達だよなァ?」
浜面「お、おう! 当たり前だろ!」
一方通行「くかかかか! そうだよなァ、オレと浜面くンは仲良しだもンなァ!」
浜面「そうそう、仲良し仲良し……はは、は(くかかか?)」
一方通行「オレみてェなヤツに友達ができるなンて、ちょっと前までは考えられなかったぜ。ホント、感謝してるンだぜテメェらにはよォ」グス
浜面「いや、そんな感謝なんてされるほどのことじゃあ(何か危険な予感がする。オレの下っ端センサーが言ってる。早く逃げないと大変なことになる)」
一方通行「いや感謝してもしきれねェ。だからよォ、感謝と友情の印ってことで」
浜面「…………」ソロ~
一方通行「キッスでもしなくちゃしょォがねェよなァ!?!?」
浜面「」ダッ!!
一方通行「待ちやがれェ!!」
上条「そげぶ~~ZZZ」
削板「こんじょ~~ZZZ」
垣根「」
浜面「ひぃぃぃぃぃぃ!!!!」ダダダダ!
浜面「(やばいやばいやばいやばい!! なんかキャラ変わってるし!!! 捕まったらもうお嫁に行けなくなっちまう!!)」ガクガクブルブル
浜面「(とりあえず麦野達に助けを求めるしかねえ! ってヤバい、アイツらの部屋と逆の方来ちまった。いや冷静になれ、このまま走って一周すれば目的地に着く! 一方通行の足だったら追いつかれる事も………)」チラ
一方通行「あはぎゃはっ!! 鬼ごっこなら負けねェぜェ!?」ビュン!
浜面「うぉわぁっ!!?」キキィッ!
一方通行「よォ浜面くゥン。急に友達から逃げ出すなンてひでェじゃねェか」
浜面「あ、あー、きゅ、急に走り出したくなってさ。ランニングが日課なんだよ(大嘘)」
一方通行「そォだったンか? じゃあ、邪魔しちゃ悪ィよな……」
浜面「! そうなんだよ、やっぱ体が資本だからな! 普段、麦野達にこき使われるんだから鍛えとかないと。つーわけで」
一方通行「だなァ。つーわけで」
浜面「うんうん」
一方通行「ちゃっちゃと済ませちまおォかァ!」
浜面「いやぁぁぁぁああああ!?!?」
一方通行「おいおい、そンな暴れンなって。鼻ぶつけっちまうだろォ?」ガシッ
浜面「待て待て待て待て!! おかしいだろ、男同士でこんなのおかしいって!!!」
一方通行「ンなことねェだろォが。友達なら普通だってフレンダが言ってたし」
浜面「(あんのブロンドバカ女!!)」
一方通行「照れてンのかァ? 大丈夫だって、誰も見てねェ」ググ~
浜面「照れとかじゃねえ!! お前とキスなんかしたくねえっての!!!」
一方通行「………」ピタ
浜面「(お、手が離れた)ふう、やっと諦めてくれたか。ほら酔い醒ましに水でも買って戻」
一方通行「ヒック………グス」
浜面「(えぇーーーーーー!?!?)」ガビーン!
一方通行「ヒック、浜面くン、やっぱりオレの、ことなンて、嫌いだった、ンだ」ボロボロ
浜面「ちょちょちょ、ちょっと待って! 別にお前の事が嫌いとかそう言うんじゃなくてだな!」オロオロ!
一方通行「だってェ………ヒック」
浜面「(あ……ありのまま今起こったことを話すぜ! 『酒を飲んだらキス魔イカレータかと思ったら、いつの間にかベソかかレータ』な……何を言ってるか分からねーと思うg(略)」
一方通行「オレ、ホントは皆にも嫌われてるンだ。ヒック 無理して遊ンでくれたりしてるだけなンだ……」ヒックヒック
浜面「バカ言うな! そんな訳ないだろうが!!」ガシッ!
一方通行「!」
浜面「お前はオレの大切な友達だ。付き合いはまだ短いけど、昔からのダチに負けないくらいの仲だと思ってる」
一方通行「浜面、くン……」ポー
浜面「他のヤツだってそうだ。だからそんな悲しい事言うな」ナデナデ
一方通行「ふぁ………うン」
浜面「………」ナデナデ
一方通行「えへへ」
浜面「(何これかわいい)」ナデナデ
一方通行「ン……くすぐっ、たァい」
浜面「(………………あれ、なんでこいつとキスしたらダメなんだっけ。別に問題ないんじゃね? もう男でも女でも関係ないような)」
一方通行「やっぱ、浜面くン好き。だから………」ジー
浜面「お、おう(するか? しちゃうのか?)」
一方通行「…………キッスしかねェよなァ!!!???」アハギャハッ!
浜面「」
男部屋前
美琴「………」ソロ~
美琴「(そろそろ全員寝たわよね……)」ゴクリ
美琴「(折角のお泊りだもん、寝相ではだけた浴衣姿撮って、ついでに歯ブラシの一本くらいちょろまかしたっていいわよね)」
美琴「(全く同じ色と形の歯ブラシも用意してるし、これで交換してもバレないわ!)」
美琴「(それではいざ忍び込……)」ピタ
美琴「(………全く新品の歯ブラシじゃ怪しまれないかしら。封から開けたてだし………はっ!)」
美琴「」ガシガシゴシゴシガシゴシガシゴシ!!!!
美琴「ふう」デロ~ン
美琴「(ここまで使い込めば一見して新しい歯ブラシだとは思わない。しかもこれならあっくんが私の唾液に塗れた歯ブラシを使うことに………私があっくんの歯ブラシを使えるだけじゃなくて、あっくんが私の唾液付きブラシを口に含むことを如実に想像することで二度おいしい!! ………完璧っ! 何という完璧な計画………っ!!!)」
美琴「おとと、思わず鼻血が………早いとこ実行に移しましょ………ん?」
浜面「ぬぁぁあああああ!!!!」ダダダダダ!!
美琴「? 浜面さん? こんな時間に何して、ってあっくん!?」ビクゥ!
美琴「(ヤバい! これじゃ計画がおじゃんに―――)」
一方通行「逃がさねェって言ったろォ!?」ギュン!!
浜面「ひいっ!?!? たたたた助けてくれぇっっっっ!!!!」グイッ!
美琴「へっ?」グラッ
一方通行「もらったァァァァァァァあああ!!!」ガバァ!
ブッチュゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥ
美琴「」
浜面「あ」
一方通行「ぷはっ ン? 超電磁砲かァ。まァいいや、超電磁砲も友達だもンなァ。なンたってもミサカちゃンの姉さンな訳だし」
美琴「………はっ!? え、あの今、あり得ないことが起こったy」
一方通行「ンじゃあもう一回」ブチュ
美琴「」
ベロレロチュッチュレロロロ
浜面「ま、マズイことになっちまった………でも今のうちに助けを呼べば!」
フレンダ「ん~~だれよぅ、廊下で騒いでるのは」クシクシ
浜面「! いいところに!! フレンダ、急いで誰か呼んで来てくれ!!」
フレンダ「はぁ? 何よ藪から棒に」
浜面「いいから!! この場を収拾できそうな人を呼んでくれ! でないと大変なことになっちまう!!」
フレンダ「? だからこの場って何さ?」クル
美琴「ぁ、ン、んんっ!?」ビクン!
一方通行「ン~~~」レロレロ
フレンダ「」
浜面「麦野か滝壺か………いやこの際全員の方がいいかもしれねえ! だから早く……フレンダ?」
フレンダ「」
浜面「あの、フレンダ、さん?」ツン
フレンダ「」フラッ バタン
浜面「フレンダぁぁぁぁっ!?!?」
浜面「気絶することで逃避したか………!! この分だと麦野あたりもヤバそうだけど、このままじゃオレの貞操が、というか今現在美琴が………スマン、今助けを呼ぶ」ダダッ
一方通行「あむ、はむ」チュッチュチュッチュ
美琴「ン……!」ピクン!
美琴「(………さっきからなんかおかしいな。浜面さんに体掴まれて引っ張られて)」ポヤ~
一方通行「れろれろ」
美琴「ゃ、ん」ゾクゥ
美琴「(なんかやたら気持ちいいようないいような………あっくんの顔がエライ近くにあるのもなんなのかしら。鼻血出ちゃうじゃない)」ポケ~
一方通行「ちゅぱちゅぱ」
美琴「ンぁうっ……!」ビクゥ!
美琴「(キスでもしてるような状況よねこれ。口と口がくっついて、時折あっくんの舌が入ってきて舐められて吸われて…………って)」ポヤ~
一方通行「ぺろぺろ」
美琴「キスじゃぐっはぁぁぁぁぁああああああ!?!?!?」ブシュゥゥゥゥウウウウウウウ!!!!
ドババババババッシャアァァァアアアアアア!!!!
一方通行「ぷォおっ!?!?」ダバババババ!!!
美琴「」ブッシャァァァアアアア!!!
一方通行「あばばばばばばばばばばばばb」ビシャシャシャシャシャシャシャ!!
美琴「」バシュゥゥゥゥゥゥウウウウウ!!!!
一方通行「ばばばばばばばばばばばばばばばb」バシャシャシャシャシャ!!
美琴「」ビュァァァアアアアアアア!!!!
一方通行「」ババババババババババ!!!
絹旗「ひっ!?」
浜面「な」
ヴェーラ「なに、これ」
滝壺「………地獄絵図?」
フレ電磁通行ンダ「「「」」」
復路バス内
フレンダ「結局なんで廊下で倒れてたのか思い出せないって訳よ」ウ~ン
浜面「無理に思い出そうとしなくていいと思うぞ、うん」
削板「どうした上条!! 元気が無いぞ、旅行は家に帰るまでが旅行だぞ!! しゃっきりしろ!!!」バンバン!
上条「痛い痛い!! あんま揺らさないでくれ、リバースしsおぇぇぇ!!!!」
一方通行「美琴ちゃン、大丈夫かな……」
絹旗「大丈夫ですよ、超いつものことですし」
滝壺「後から電車で帰るって。きはらも言ってたし、大きい病院だったし心配ないよ」
一方通行「でも、なンでそンな鼻血なンか………垣根くン知ってる?」
垣根「知らん!!! オレは何も知らん!!! 何も覚えてないんだぁぁぁぁ!!!」
一方通行「そ、そォ?」
麦野「よくわかんないけど、昨日ぐっすり寝てたことでエライ損したような気がするのよねぇ」ウーン
ミサカ「奇遇ですねミサカもです。と、同時に何故かホッとしているミサカもいます、とミサカは複雑な気持ちに胸をモヤモヤさせます」
打ち止め「まだ帰りたくないよー、ってミサカはミサカは未練がましく遠ざかっていく海を見つめてみる」
番外「そだねー」
打ち止め「まぁた番外個体はそんなこと言って………ってアレ?」
番外「う………」
打ち止め「えっへっへっへっへ」
番外「なっ、なんだよくっ付くなって頭グリグリすんなっつーの!」
ヴェーラ「(木原さんが免停、お風呂のつい立と部屋のテーブル、窓枠の破壊、浴衣2着と廊下が血染めとブラッドちゃんが病院送り、と………)」
ヴェーラ「ま、後は私が安全運転で帰れば何も………」ポンポン
ヴェーラ「ん? どうした………の゛」
ヒトガタ「キューキュー」
ヴェーラ「きゃぁぁぁぁぁあああああああ!?!?!?!?」
ギャギュギャギュギキィィィィィィィィ!!!!
旅行編、完
201 : にかう - 2012/07/16 23:14:34.27 yy3Uc8vl0 80/101そんなんでようやっと旅行編終わりです。確か出発したのが去年の12月だったような……
トロトロノロノロと申し訳ないです。
210 : にかう - 2012/07/18 23:25:52.28 m47wWHmE0 81/101なんとか週末までには投下します。予告しとかないとまた遅れそうなので、、、 この期に及んで新キャラでます
216 : にかう - 2012/07/20 11:07:22.48 BYpVywou0 82/101こんにちはー 投下します
とあるファミレス
一方通行「美琴ちゃン、もう帰ってこないの!?」
ミサカ「……まだ決定ではありませんが、お姉様の家族は学園都市に戻らせる気はないと言っているようです、とミサカは伏し目がちに答えます」
一方通行「な、なンで急に……?」
絹旗「旅行の時に結局入院しましたからね。『外』での事ですし、大事をとっての入院でしたけど……木原が家族に超連絡したからでしょうか」
垣根「引率者としては正しい行動だけどな。ヴェーラの話だと今までの事も結構話したらしい。そりゃあ週一で病院の世話になってるようじゃ、親としては心配だろうさ」
フレンダ「余計な事してくれたって訳ね、って非難できないところが結局タチ悪いって訳」
垣根「上条が言うには美琴の後輩だかルームメイトだかは落ち込んじまって大変らしいな。ちょっと付いててやんないと飯すら食わないレベルだと」
ミサカ「お姉様のケータイは鼻血に沈没して壊れたから直接連絡とれませんし……」
一方通行「……オレ、美琴ちゃン家に行ってくる! 連れ戻してくる!」
絹旗「えぇ!?」
一方通行「美琴ちゃンが鼻血出すのって、よくわかンないけどオレのせいなンでしょ? じゃあ、オレが行かなくちゃ」
フレンダ「ラビット……」
垣根「そうは言っても、旅行したのが昨日の今日だしそう簡単には出れないだろ。また木原にねじ込んでもらうか?」
絹旗「なんか今回は木原の策略臭いですからね。それは超難しそうですが……」
一方通行「……こっそり出れねェ、かなァ?」
垣根「こっそりて……まぁお前が能力フルに使えば、出ることくらいはできるだろうけど、どうせ直ぐばれるぞ。まず、猟犬部隊が監視してる訳だし」
一方通行「ン、それならいいアイディアがある」
一方通行宅、向かいのビルの一室
ナンシー「こちらアルファ、目標は依然部屋のなかでーす」
マイケル「あいよ、ブラボーも異常なし」
一方通行宅
ヒトガタ「キュー?」
『外』御坂邸
美琴「だ~か~ら、もう大丈夫だってば!」
美鈴「ダ~メ。木原さんって人の話だと、結構危なかったらしいじゃない。しばらく安静にしておくこと」
美琴「大袈裟なのよ、別にいつもの事なんだし……」ブツブツ
美鈴「それよ」
美琴「?」
美鈴「向こうでも、頻繁に鼻血出して倒れてるって話じゃない。しかも原因は学園都市の環境だって言うし。詳しい内容は教えてくれなかったけど、そんなんじゃ親として学園都市に戻すわけにはいかないわ」
美琴「え……? じゃあ」
美鈴「……そうね、こっちの学校に転校ってことになるかしら」
美琴「そんな!! むこうで頑張って私、レベルだって上げたのに!!」
美鈴「………」
美琴「それに、友達だって沢山いるんだから!! 皆と離れるなんて………」
美鈴「……美琴ちゃん。ママにはね、あなたより大切なモノなんてないの。今回、入院したなんて聞いた時は心臓が止まるかと思ったのよ」
美琴「ママ……」
美鈴「……とにかく、学園都市を出るかどうかについてはもう少し考えるにしても、しばらくお家にいらっしゃいな。夏休みなんでしょ? そうでもなくちゃ美琴ちゃん、全然帰ってきてくれないんだもん。ママ寂しいんだからね」
美琴「………うん」
美鈴「来週に一回パパが帰ってくるから、詳しい話はそこでするとして………とりあえずご飯にしよっか! 今日は美琴ちゃんの好k」ピンポーン
美鈴「あら、宅急便かしら。は~い、今出ま~す!」パタパタ
美鈴「はい、どちら様?」ガチャ
一方通行「あ、あの! み、美琴ちゃンのお宅、ですかァ?」ビクビク
御坂邸、リビング
美琴「あ、あっくん!? どうして家に……!?」
一方通行「あ、美琴ちゃン!」パァッ
美鈴「えっと、アクセラレータくん、は学園都市の子でいいのよね?」
一方通行「は、はい! 美琴ちゃンの友達、です」
美鈴「よく来てくれたわね~わざわざ。遊びに来てくれたの?」
一方通行「あ、えっと……美琴ちゃン、て言うより、お父さンかお母さンに用事があって……今は、いないンですか?」キョロキョロ
美琴「え? ……あ~」
一方通行「?」
美鈴「は~い、美琴ちゃんのママの御坂美鈴さんで~っす☆」キャピッ
一方通行「えェ!? お、お姉さンかと思った……」
美鈴「あら嬉しい、私もまだまだイケるってことね! で、私に用って? もしかして結婚の承諾的な挨拶?」
美琴「ちょ、ちょっとマ、お母さん!」
一方通行「えっと……(美琴ちゃンを連れて帰るンだから……)」
美鈴「ん?」
一方通行「美琴ちゃンを下さい!」
美琴「」
・・
・・・
・・・・
美鈴「……なるほど、美琴ちゃんがいなくなっちゃうからって、わざわざ来てくれた訳ね」
一方通行「……はい。美琴ちゃンは、友達、だから。もし、会えなくなっちゃったら、オレ……だけじゃなくて、皆悲しむと思う、から。だから……」
美琴「あっくん……」
美鈴「うん。言いたいことはわかったわ。……美琴ちゃん、いいお友達ができたのね」
美琴「うん……だから、私も皆と離れたくないの! お願いママ!」
一方通行「お願い、します」
美鈴「……美琴ちゃんにはさっきも言ったけど、私は母親だから、美琴ちゃんの体が一番大事なの。体調不良の原因が学園都市にあるって言うなら、簡単にそうですかって戻すわけにはいかないわ」
一方通行「? 学園都市、っていうか、美琴ちゃンが鼻血出すのはオr「待った待った!!」?」
美琴「(お願いそれは黙っておいて)」コショコショ
一方通行「う、うン?」
美鈴「?」
美琴「(男の子に興奮して鼻血出してるなんて実親に言えるか!)」
美鈴「……とにかく、この話については簡単には結論はだせないわね。もちろん、美琴ちゃんやあなたの希望通りにはしてあげたいんだけど……」
一方通行「……はい」シュン
美鈴「とりあえず、今日はもう遅いし泊まっていきなさい。遠かったでしょう?」
一方通行「え? で、でも急にだと迷惑、じゃあ」
美鈴「何言ってるの、美琴ちゃんのお友達だったらいつでも大歓迎よ! 下着はパパの予備のがあるし、その辺は大丈夫」
美琴「………はっ! そうね、泊まってったほうがいいわ!! うん、そうすべき!!」クワッ!
一方通行「う……うン」ビクゥ!
御坂邸、脱衣所
一方通行「」ヌギヌギ
『アクセラレータくん、タオルはそこにあるの使ってね~。着替えは後で置いておくから』
一方通行「あ、はァい。ありがとうございますゥ」
ガラッ
一方通行「えっと、石鹸は……これかな」
~~~~
美琴「(まさかのチャンス到来よね……。旅行じゃいつの間にか倒れてたから歯ブラシもゲットできなかったけど)」←覚えてない
美琴「(ぱんつをゲットできようとは!! ……ピンチをチャンスに変える、これが学園都市第3位の実力よ……!!)」
美琴「いざ……」スー
コソコソ
美琴「よし、これね。パッと盗っt」
ガラ
一方通行「うう、オシッコしたくなっちゃった」
美琴「あ」
一方通行「え」
美鈴「アクセラレータくん、着替えはここに……え?」
美琴「」
一方通行「」
美鈴「」
「「「………」」」
美琴「」ブシュッ!!
一方通行「わァっ!?」
美鈴「み、美琴ちゃん!?!?」
リビング
美鈴「つまり……美琴ちゃんはアクセラレータくんにセクハラ行為を働こうとして、興奮した挙句鼻血を出している、と」
美琴「………」ダラダラ←汗です
一方通行「あのォ……」ソ~
美鈴「あら、お風呂入らなかったの? ゆっくりしてくればよかったのに」
一方通行「あの、美琴ちゃンが心配、で」
美鈴「あらあらイイ子ねぇ。心配ないわよ、良いお友達でよかったわね、み・こ・と・ちゃん?」
美琴「………はぃ」ダラダラ
一方通行「そう……でも、やっぱりオレといると、美琴ちゃン鼻血出して………お願いです、オレと友達じゃなくなってもいいから、美琴ちゃンは学園都市に」シュン
美鈴「ああそのことだけど……無しで」
一方通行「へ?」
美琴「え!?」
美鈴「問題があるのは学園都市って言うより、ウチのバカ娘にあったみたいだしね……それが理由でお友達に悲しい思いはさせられないわ。帰ってよし」
一方通行「本当ォ!?」
美鈴「もちろん」
一方通行「あ、ありがとォございます!」ペコリ!
美鈴「お礼なんてよして。むしろ謝るのはこっちというか………帰す前にちょっとした教育が必要だと思うけどね」ニッコリ
美琴「」ビクゥ!」
美鈴「そんな訳で、来週には帰すからもう心配しなくて……あら?」
一方通行「グス よかった、よかったァ」ポロポロ
美琴「あ、あっくん?」
一方通行「オレ、もう美琴ちゃンに、会えなくなるかと、思った……グス 怖かった……ヒック」
美鈴「」キューン
一方通行「ヒック、グス」
美琴「あっくん、ごmふぎゃっ!?」ドン!
美鈴「ごめんね、不安にさせて……」ナデナデ
一方通行「あ……」
美鈴「お詫びって言ったらなんだけど、今日はゆっくりしていってね。自分の家だと思って」ナデナデ
一方通行「自分の家……」
美鈴「そう、なんならウチの子になる?」
美琴「ちょっ! 人の事いきなり突き飛ばして―――!!」
一方通行「いい、のォ?」パァッ!
美鈴「あはは大歓迎よ~ こんな可愛い男の子も欲しかったのよねぇ」ヨシヨシ
一方通行「えへへ」ニヘラ
美鈴「ほら、お風呂入って来なさい。ご飯も用意できてるから」
一方通行「はァ~い♪」タタタタ
タタタタ
美鈴「さて……と」
美琴「」ビクッ!
バスルーム
一方通行「ふ~ンふふふふ~ン♪」ゴシゴシ
一方通行「優しくてキレイなお母さンだなァ。美琴ちゃンいいなァ」ゴシゴシ
『アクセラレータくん、お湯加減はどう? 温くなってない?』
一方通行「あ、大丈夫調度いいです」
『そう、よかった。じゃあ入るわね』
一方通行「はい……え?」
ガララ
美鈴「ふんふ~ん♪」
一方通行「」
美鈴「あら、まだ体洗ってるの。美鈴さんが洗ってあげましょうか?」
一方通行「」パクパク
美鈴「? 鯉のモノマネ?」
一方通行「な、な、なンで」
美鈴「ん? 美琴ちゃんにお仕置きも済んだし、汗かいたから。あ、ご飯の用意ならもうできてるから心配しないで」
一方通行「お、オレ出ますゥ!!」ガタッ!
美鈴「待~ったぁ」ガシ
一方通行「ひうっ!?」
美鈴「まだ温まってないでしょ? 風邪引いちゃったら、美鈴さん怒っちゃうゾ」
一方通行「で、でもでも、一緒って……」パタパタ
美鈴「いいじゃない、バスタオル巻いてるんだし。ウチの子なんだから、親子が一緒にお風呂入ってもおかしくないでしょ?」
一方通行「親、子……」
美鈴「ほらほら、まだ体洗う途中でしょ? 座った座った!」
ゴシゴシ
美鈴「力加減はどう? 痛くない?」ゴシゴシ
一方通行「はい、大丈夫です……」
美鈴「ん。にしても細いわね~~羨ましくなっちゃう」ゴシゴシ
一方通行「み、美鈴さン、も細いと思う、です」
美鈴「あはは、ありがと。イイ子ねぇ、本当にウチの子にしちゃいたいわ」ゴシゴシ
一方通行「オレ、なりたい、なァ」
美鈴「うふふ、それならご両親にお話に行かないとね。それこそ息子さんを下さい!って」アハハ
一方通行「あ、オレ親いない、から」
美鈴「へ?」ピタ
一方通行「だから別に……わ!」
美鈴「私を本当のお母さんと思ってくれていいからね。ううん、今日から私があなたのお母さん」ギュー
一方通行「ほ、本当ォ、ですか?」
美鈴「もちろん! イヤじゃなければ、だけどね」
一方通行「……!」プルプル!
美鈴「ふふ、よかった。じゃあ、あっくんは家の子ね。わ~い、ねんがんのむすこをてにいれたぞ」ギュウゥー
一方通行「………あのォ」
美鈴「ん? どしたの?」
一方通行「………背中、あ、当たって……///」
美鈴「ん……? あぁ」ムニュウ
一方通行「うう……///」
美鈴「いいじゃない、スキンシップスキンシップ~♪」ムニュムニュ
一方通行「あ、ちょ、ちょっと///」
美鈴「なんならこのまま洗ってあげよっか? な~んて……あら」
一方通行「? ………っ!?」ササッ!
美鈴「んふふ~~♪ イケナイ子ねぇ。ママのおっぱいでそんなにしちゃって」
一方通行「あうう………ご、ごめンなさい」
美鈴「あはは、いいのよ男の子だもんね。そうだ、そこも洗ってあげる?」
一方通行「い、いいですゥ!」
美鈴「なんだ、遠慮しなくても……」
ドンドン!!
美鈴「ん?」
『何してんじゃゴラァァアアア!!』ドンドンドン!
一方通行「あ、美琴ちゃン」
美鈴「もうなぁに? 親子の団欒を邪魔しないでくれる~?」
『今しようとしてることが団欒か!!! そういう店みたいになってるだろーが!!!』
美鈴「軽いジョークじゃない。ていうか美琴ちゃん、そこで何してるのか・し・ら?」
『えっ!? ………えっとさっきここでコンタクト落とs』
美鈴「学園都市に戻る前に、しっかりお勉強し直しましょうね~」
『……テーブルに食器出しておきま~す!』ダダッ
電磁通行「「ごちさまでした」」
美鈴「はい、お粗末様」
一方通行「あ、あの、美味しかった、です。とっても」
美鈴「ありがとう。今度来るときははあっくんの好きな物作ってあげるわね。お肉がいいのよね?」
一方通行「はい! ありがとう、ございます」
美鈴「………あっくん」ムゥ
一方通行「? はい?」
美鈴「話し方。親子なんだから、敬語は変でしょ」
一方通行「あ、はい……じゃなくて、うン!」
美鈴「よろしい。それと私の事はお母さん、もしくはママと呼ぶこと。いい?」
一方通行「うン、えっと、お、母さ、ん///」
美鈴「んふふ~♪ いいわねぇ、まさかこんな大きな息子ができるとは思わなかったわ♪」
美琴「………息子にセクハラする母親がどこにいるのよ」ボソッ
美鈴「私のはスキンシップよ。美琴ちゃんこそ、お兄ちゃんに変な事しないでね」
美琴「私のこそスキンシップだし! あっくん、今日は私と一緒に寝ましょうね!」
一方通行「うン、いい「今日はママと一緒に寝ましょうね、あっくん」よ?」
美琴「ちょっと!! なに横取りしようとしてるのよ!!」バン!
美鈴「だって美琴ちゃんとは昔は一緒に寝てたじゃない。あっくんとも一緒に寝ないと不公平でしょ?」
美琴「さっきは一緒にお風呂にも入ったし、それこそ不公平よ!! 私だってまだなのに!!! こっちは譲れn」
美鈴「それに、お布団が血まみれになったら洗濯が大変だし?」
美琴「…………は、鼻詮するわ!!」
美鈴「それでいいのか14歳女子………じゃあ、あっくんはどっちと寝たい?」
一方通行「お母さン!」ハイ!
美琴「」
美琴ルーム
美琴「ちくしょう、ちくしょう……」グス
~~~~~
美鈴ルーム
一方通行「むにゃ、お母さ、ン」ダキッ
美鈴「あらあら、甘えんぼさんね」ウフフ
次の日
一方通行「じゃあ美琴ちゃン、先に行ってる」
美琴「うん、またね」
美鈴「寂しいわねぇ。もう一泊ぐらいしていけば?」
一方通行「そうしたいけど、ミサカちゃン達待ってるし……あとヒーくンも心配だし」
美鈴「そう……じゃあしょうがないわね(ミサカ?)」
美琴「皆によろしくね(ヒーくん……って誰だっけ?)」
一方通行「うン、お邪魔しました」
美鈴「こぉら」コツン
一方通行「ふぇ?」
美鈴「ここはもう、あっくんの家でもあるの。お邪魔しました、じゃないでしょ」
一方通行「! ………うン、えっと……行ってきます!」
美鈴「よし。今度はパパにも紹介しないとね。いつでも帰ってくるのよ」
一方通行「うン、バイバイ」フリフリ
美琴「私もすぐ行くからね~」フリフリ
バタン
美鈴「……さて」
美琴「うん?」フリフリ
美鈴「まずは、煩悩を払うために座禅から始めましょうか。近くの禅寺に話は通してるから」
美琴「え゛!?」ピシリ
美鈴「近くに滝もあって、滝行もできるらしいわよ。パパが帰ってきたら家族会議になるから、それまでみっちりと修行してもらうわね」ニッコリ
美琴「あっくん!! 帰ってきてあっく~~~~ん!!!!」
229 : にかう - 2012/07/20 11:27:34.40 BYpVywou0 95/101終わりです。美鈴さんは一回書きたかったんですよねぇ……
何とか予告守れてよかったです。
230 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) - 2012/07/20 12:13:44.25 5uaFKaapo 96/101恐るべし御坂DNA…
旅掛さんが一緒にお風呂入る日も近いな
※ここまでで、投下は終了です。その後は書き込みがないまま2ヶ月が経過し、スレが落ちてしまいました。
256 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海・関東) - 2012/08/18 21:46:04.53 ewRwmEeAO 98/101期待
258 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします - 2012/08/22 14:33:55.77 s9On0uEIO 99/101まーだかにゃーん
263 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(宮城県) - 2012/09/15 23:05:34.44 9Egrxbxl0 100/101いやマジで
264 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県) - 2012/09/27 20:15:36.47 Nq9XW3bI0 101/101待ってる
生存報告くれると嬉しいなって
まあしゃあない