結衣「えーなんでよーたのしーよ行こうよー」
八幡「暑い、だるい、しんどい、日焼けして痛い」
結衣「だるいとしんどい一緒じゃん」
八幡「それは違うな、このだるいは行き帰りに対してだ。そしてしんどいは泳ぐことに対してだ」
元スレ
結衣「ヒッキー海水浴行こうよー」八幡「いかん」
http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1368535742/
結衣「なにそれイミわかんないしやっぱ一緒じゃん」
八幡「ふ、バカめ。このニュアンスの違いを読み取れんとはな」
結衣「」カチン
八幡「(よし怒ってるな・・・そのままふて腐れて帰るんだ由比ヶ浜)」
結衣「じゃあ、ハイキングなら?」
八幡「(なん・・・だと・・・・・・引かないだと・・・正気かっ!?)」
八幡「いやハイキングとか、それこそありえねーから」
結衣「なんでよー」
八幡「つらい」
結衣「つらい!?だるいとしんどいではなく!?」
八幡「ああ、由比ヶ浜。つらい、だ。夏にハイキングなど意味わからん。一体何の罰ゲームなんだ」
結衣「ハイキングを罰ゲーム呼ばわりする人初めてみたわ・・・」
八幡「よく考えてもみろ由比ヶ浜・・・冷静に冷静に、だ・・・。
この暑い時期に態々厚着をし、草木生い茂り害虫害獣わんさか跳梁跋扈する。
そんな野山へ行って一体なんになる?そんなとこへ出向いても経験値も武器も手に入りはしないんだ。
そして山道だからひたすら体力を奪われる。重い荷物、慣れないハイキングシューズ、着たくもない厚着に来たくもない場所・・・。
照りつける太陽の暑さと相まって疲労感不快感MAXコーヒーだよ」
結衣「いや景色景色!景色見て癒されるんじゃん!普段見ない自然の光景を楽しむんじゃんっ!」
八幡「景色が見たいなら深夜のNHKやBS漁った方が有意義な景色が気のきいたBGMつきで楽しめるぞ」
結衣「なんてつまらないことを・・・・・・」
八幡「つまらない?おいおい北アルプス山脈の絶景をなめちゃいけないぜ・・・あれはいいものだ」
結衣「そんなん意味ないし!自分で行くから意味あんじゃん!」
八幡「とにかくいかーん。つか行きたいなら雪乃下と行ってこいよ・・・」
結衣「ゆ、ゆきのんにも言ったよ」
八幡「で?どうだったんだ?」
結衣「な、なんか多忙らしくて無理って(ヒッキーと似たり寄ったりのこと言われて断られたなんて言えない)」
八幡「多忙ねぇ、・・・あ、そういや俺も多忙だったそうだそうだすっかり忘れてたワーイ思い出させてくれてアリガトウユイガハマ」
結衣「嘘だ嘘だ嘘だ!絶対今便乗したぁ!」
八幡「とにかくムリだな」
結衣「そんなぁー・・・」
八幡「(えぇー・・・そこまで落ち込むことかよ・・・)」
八幡「つーかいつもつるんでる連中と行けばいいだろ(俺や雪乃下誘ってないで)」
結衣「みんなとはもう行ってきたし」
八幡「ん?」
結衣「へ?」
八幡「・・・行って、きた?」
結衣「うん」
八幡「・・・どこにだ?」
結衣「海だけど」
八幡「いや、ならもうよくね・・・・・・?お前どんだけ海好きなんだよ」
結衣「ちがうよぉ!みんなはみんな、ヒッキーはヒッキーじゃぁん!」
八幡「・・・」
結衣「あ・・・だ、だから、みんなと行くのと、奉仕部で行くのとは違うってこと!」
八幡「(えーーなにそれ各コミュニティ毎に同じイベントこなさなきゃ気が済まないの・・・?
なにそれ怖い、リア充って怖い・・・・・・)」
結衣「ねぇ、ホントにダメかな・・・?」
八幡「あ、ぅ(だからそれやめろ!その段ボールの中で震える捨て犬見たいな眼っ!)」
八幡「ひ、人がワイワイいるところに態々行きたくない・・・」
結衣「人気がなきゃいい!?」
八幡「ガヤガヤ騒がしくないならな(嬉しそうにそんな言い方すんなっ)」
八幡「あ、あと快適なとこ」
結衣「人があんましいなくて、騒がしくなくて、快適な場所・・・」
八幡「そんな場所なら行ってもいいぞ(まあズバリ自室ですよねー。
俺は部屋でクーラー効かせながら誰にも邪魔されずのんびりしたいんだよ)」
結衣「・・・・・・渓流」
八幡「はぃぃ?」
結衣「そうだ渓流っ!川遊びなら完璧じゃん!」
八幡「か・・わ・・・あそび・・・?」
結衣「人いない!静か!涼しくて気持ちいい!泳げる!」
八幡「な・・・ん・・・だと・・・・・・?」
結衣「これなら条件クリアだよねっ!?」
八幡「嘘・・・だろ・・・」
ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド
結衣「着いたー♪」
八幡「着いてしまった・・・」
結衣「んー滝からくる霧がきもちぃーーー」
ズドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド
八幡「つーか糞うるせーじゃん・・・クリアしてねーじゃん・・・契約不履行だろこれ・・・」ブツブツ
結衣「なーにヒッキー、ぶつぶついってんの?滝でよく聴こえないよー」
八幡「つーかよく見つけてくんなこんな場所・・・(マジリア充のこういう事への活力って分からん)」
結衣「えへへぇ」
八幡「勘違いシナイデヨネ決して褒めてナイカラネ?」
結衣「はいはい♪」
八幡「軽く流された(どんだけ楽しいんだよこいつ)」
結衣「よぉーしっ!じゃ早速泳ぐぞー!!」バッ
ヌギヌギ
八幡「!!?ちょっ!?おまえっ!」
結衣「ん?」
チラッ
八幡「あ・・・(し、下に予め着てきてる・・・?)」
結衣「!!何勘違いしてんのさっ!変態っ!」
八幡「い、いきなり脱ぎだしたら焦るわっ(くっ俺としたことが不覚っ)」
結衣「汗かくし、ついたら直ぐ泳げるよーに着てくるに決まってんじゃん」
八幡「(そういや俺もそうしてたな・・・こういう手間省きは別に男だけじゃないんだな)」
結衣「ヒッキーもんなとこ突っ立ってないで準備しなよ」ヌギヌギ
八幡「(ホントは入りたく無いんだが)」
八幡「・・・」
結衣「んっ、しょ」ヌギヌギ
ブルンブルンユッサユサ
八幡「・・・・・・・・・ゴクリ」
ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド
チャプ
結衣「っひゃー!つめたぁーーーいっ!」
バシャ、バシャ
結衣「はぁー気持ちいい・・・」
プルンプルン
八幡「」
結衣「ん?」
八幡「!」ゴキッ
結衣「ヒッキー何してんの~っ?はやくーっ!」
八幡「お・・・おぉぅふ・・・(く、首がぁ)」
八幡「」恐る恐る
チャプ
八幡「つめたいつめたいつめたいつめたいむりむりむり」
結衣「ちょ、ちょっとちょっと!」
八幡「俺は保護監督者と言うことで」
結衣「まーたわけわかんないこと言って・・・」
八幡「水、冷たい、無理」
結衣「さーいしょだけだから、直ぐ慣れるから!」
八幡「(だからなんでお前ちょいちょい言い方やらしいの?ねぇ?)」
結衣「んもぅ!えぃっ!」
ザバァ!
八幡「・・・・・・」
結衣「あははははっ・・・あれ?」
八幡「・・・・・・」
結衣「あ・・・・・・ごめん。怒った・・・・・・?」
八幡「・・・いや」
結衣「はは、一人ではしゃぎ過ぎちゃってたね・・・・・・・・・・・・ごめん」
ポンッ
結衣「!」
八幡「だーから怒ってねーって」
ピシッ
結衣「いたっ」
八幡「お返しだ。今のでチャラな」
結衣「・・・・・・」
結衣「ヒッキーってほんと、直ぐチャラにしたがるよね」
八幡「ならほったらかした方が良かったか?」
結衣「そうじゃないけどさ・・・」
八幡「・・・」
結衣「・・・」
八幡「なぁ、由比ヶ浜・・・・・・俺といてお前、ホントに楽しいのか・・・?」
八幡「前にも言ったけど、おま」
結衣「楽しいよっ!!」
結衣「楽しいし・・・楽しみたいよ・・・・・・」
八幡「・・・」
結衣「楽しめると思わない人と、こんなとこ態々来たりしないよ・・・」
八幡「(こんなとこまで来て何をやってんだか俺は・・・)」フゥー
八幡「はぁーーーーっ・・・」
結衣「!」
八幡「っん!」トゥッ!
ザッパーン!
結衣「・・・・・・」キョトン
八幡「・・・っぷはぁっ!!はぁっ!!」
ジャバジャバ
結衣「・・・・・・ヒッキー?」ビッショリ
八幡「この深さなら、大丈夫だな・・・」ザブザブ
結衣「???」
八幡「由比ヶ浜」
結衣「は、はい!」
八幡「ここは滝壺だ」
結衣「?う、うん」
八幡「そして見ろ、あそこ。あそこに丁度、程よい高さで程よく突き出でた岩がある。
そしてなんとまあご都合主義なことか、ここからこれまた程よい傾斜で獣道らしきものが存在するじゃあないか・・・。
そして滝壺には、十分な深さが備わっている。
あとは、分かるな・・・?」
結衣「・・・・・・・・・ま、マジ?」
八幡「楽しむんだろ?俺は楽しむぜ?さあ、お前はどうする由比ヶ浜」
結衣「っ!!」
八幡「八幡、行きまーーっす!!」トゥッ!
・・・・・・どっぱーーーーーーーーん!!
結衣「ほ、ホントに飛んだ・・・てか、ここ思ってたより高いぃ・・・・・・」
八幡「っぷはぁ・・・お~ぃ、飛んでいいぞ~~~」チャプチャプ
結衣「なんであんなケロッと飛べんの!?たまにヒッキーのアクティブさってよく分かんない・・・」
八幡「なんだ~?恐いのかぁ~?」
結衣「こ、これくらい恐くないし!今行くしっ!」
結衣「(せ、せっかくヒッキーが楽しむことに乗り気なんだ・・・飛ばなきゃっ・・・)」
結衣「う・・・うわたぁぇぁぁぁえぇぁぁっ!!」バッ
八幡「なにそのかけ声・・・・・・・・・って」
結衣「あわわわわわヒッキーどいてヒッキーーーー!!」
八幡「あいつよく見ないで飛びやがったなっくっそっ!!」バシャバシャバシャ
どっぱーーーーーーーーん!!
八幡「二、ニアミスの恐怖を垣間見た気がするぜ・・・」
結衣「っぷはぁっ!!」ザバァ
八幡「危うくお前に殺されるとこだったわお前ちゃんと下の状況見てから飛べっ」
八幡「・・・・・・・・・・・・」
結衣「いやぁ~~~ごめんごめんっ。けどちょー楽しいねっ・・・て、ん?」
ポロリモアルヨー
結衣「あ、あ、あ、あ、あ」
八幡「!ふ、不可りょ・・・」
結衣「いやーーーーーーーーーー!!!」
バキッ
ゴキッ
八幡「(あ、さっき痛めた方向とは逆に・・・・・・・・・)ふ、由比ヶ浜・・・これでチャラだ・・・ぜ・・・・・・」ガクッ
結衣「ばぁかぁっ!チャラにさせるかーーーーーっ!!」
八幡「やはり、俺が青春ラブコメなんて間違っている」プカプカ
おわり

