1 : 以下、名... - 2014/09/28 12:07:22 1TOjRovc 1/740

マサラタウン

レッド「俺の朝は一服の煙管から始まる…」プクプクッ

レッド「今日から俺はオーキドのジジィから新しいポケモンを受け取り旅に出る…」

レッド「ふっ。今日は快晴、絶好の旅日和じゃねーか」

「レッドー!朝ご飯のオムレツが出来たわよー」

レッド「はーいっ、ママーン!」

レッド「俺はの名はレッド。十歳だ」

元スレ
レッド「ハードボイルドにチャンピオンを目指す」
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/internet/14562/1411873642/

2 : 以下、名... - 2014/09/28 12:19:57 1TOjRovc 2/740

オーキド研究所

レッド「邪魔をするぞ」

オーキド「おお、来たか、レッド。ほれ、グリーンは既に来ておるぞ」

グリーン「ヘイッ、レッッドゥ!お前もグランパからポケモン集りにきたのかっYO!」ウネウネッ

レッド「相変わらず朝から煩いヤローだ」

オーキド「二人とも揃った事じゃし、早速新しいポケモンを渡すとするかのぅ」

オーキド「さて、ここに三つのモンスターボールがあるじゃろう?それから一つ好きな物を選んで良いぞ」

グリーン「俺は初めから決めてるぜっ!コイツだっ!」ポンッ

ゼニガメ「ゼニガー!」

オーキド「グリーンはかめのこポケモンのゼニガメじゃな。しかし何故じゃ?」

グリーン「名前からして金が儲かりそうじゃねーかYO!」

レッド「ならば俺はコイツだ」ポンッ

ヒトカゲ「カゲー!」

オーキド「レッドはとかげポケモンのヒトカゲじゃな。しかし何故じゃ?」

レッド「ライターがいらねぇ」

3 : 以下、名... - 2014/09/28 12:27:45 1TOjRovc 3/740

オーキド「う、うむ。もしよかったら名前をつけていいんじゃぞ?」

グリーン「じゃあゼニガメ!お前はマネーだ!」

マネー「ゼ…ゼニ?」

レッド「ヒトカゲ、お前の名前はこれからライターだ」

ヒトカゲ「カ…カゲカァ…」

オーキド「お前達はポケモンを何じゃと思ってるんじゃ」

4 : 以下、名... - 2014/09/28 12:37:38 1TOjRovc 4/740

グリーン「ヘイッ、グランパ!その残りのモンスターボールはどうするんだ?俺におくれよ」

オーキド「やらん。残りのポケモン、フシギダネは当初はブルーちゃんにあげるつもりじゃったんだが…」

レッド「奴はしょうがねぇだろ。もう奴は居ないんだからな」

グリーン「ロリ巨乳は随分遠くに行っちまったZE…」

オーキド「では話を戻して、お前達にコレをやる。ポケモン図鑑と空のモンスターボールじゃ」

オーキド「お前達にはワシの代わりにこのポケモン図鑑151匹の埋めてもらう旅に出てもらう」

レッド「俺等の夢のついでにな」

オーキド「はて?お前達の夢とはなんじゃったかの?」

グリーン「俺はナンバーワンのリッチなチャンピオンになって世界中の女の子とニャンニャンするんだYO!」

レッド「俺はハードボイルドなチャンピオンだ…」

オーキド「下らん夢じゃのう」

5 : 以下、名... - 2014/09/28 12:46:43 1TOjRovc 5/740

グリーン「ヘイッ、レッドゥ!折角だしさっき貰ったポケモンで勝負と行こうZE!」

レッド「新しいおもちゃを貰ったガキか、お前は。まぁ良い。一体一で行こうや」

グリーン「よっしゃ!行くぜ、マネー!」

マネー「ゼニガメガー!」

レッド「ライター」

ライター「カゲカー!」

オーキド「ではワシが審判を務めよう」

グリーン「いけぇ!マネー!たいあたり!」

マネー「ガメガー!」ダッ

レッド「……ライター、天井の電球にひっかく」

ライター「カゲッ!カゲッ!」ザシュザシュッ

バリーンッ!

マネー「ガメガァッ!」グサッグサッ

グリーン「電球のガラスの破片がマネーに!」

6 : 以下、名... - 2014/09/28 12:52:31 1TOjRovc 6/740

レッド「ライター!彼奴が怯んだ所に、そこの本棚を全部押し倒せ!」

ライター「カゲッ!」ドンッ

ドサドサドサッ!

マネー「ゼニガァ!」グキッ

グリーン「マネー!」

オーキド「ゼニガメのマネー、本棚の下敷きになって気絶、戦闘不能じゃ。勝負あり!」

グリーン「OhNO…」

レッド「おい」ポンッ

グリーン「レッドゥ…」ウルウルッ

レッド「金出せや」ニコッ

オーキド「流石に可哀想じゃからワシが代わりに払おう」チャリーンッ

レッド「50円か…しけた金だな」

7 : 以下、名... - 2014/09/28 12:58:05 1TOjRovc 7/740

グリーン「うわぁぁぁぁんっ!姉ちゃんにはお前にはタウンマップをやるなって行ってやるー!バイビー!」ダッ

レッド「ふんっ。ハードボイルドに地図なんていらねぇよ。全て風任せさ」

オーキド「ワシも研究所が…。いや、いつもの事か」

レッド「さて、俺達も先を急ぐとしようか」スタスタッ

ライター「カゲッ」トコトコッ

8 : 以下、名... - 2014/09/28 13:03:23 1TOjRovc 8/740

ナナミ「あ、レッドくん?」

レッド「ナナミさん」

ナナミ「さっきグリーンが泣きながらレッドゥがイジメたーって言ってきたけど何かあったの?」

レッド「いつものことですよ」

ナナミ「ふふっ、それもそうね」クスクスッ

ナナミ「レッドくんも今から旅に出るの?」

レッド「ええ」

ナナミ「淋しくなるわね…ブルーちゃんが最初に居なくなって、次にあなた達が居なくなるなんて…」

レッド「………」

ナナミ「グリーンはキミにタウンマップを渡すなって言ってたけど、アゲルね?」

レッド「いや、俺に地図なんて…」

ナナミ「私の部屋においで…?」

レッド「………分かりました」

9 : 以下、名... - 2014/09/28 13:05:21 1TOjRovc 9/740

チュンチュンッ…

ナナミ「んん…っ」スヤスヤ

レッド「………」フゥー

レッド「………さらばだ、マサラタウン…」

10 : 以下、名... - 2014/09/28 13:11:07 1TOjRovc 10/740

レッド

手持ち 二匹
ヒトカゲ NN ライター
Lv5
ひっかく なきごえ

???? NN ???
Lv??
???

14 : 以下、名... - 2014/09/29 11:45:27 H5htaDZk 11/740

トキワシティ

レッド「ここがトキワシティ…少なくともマサラよりは都会だな」スタスタッ

ライター「カゲカァ」トコトコッ

レッド「ライター、火」

ライター「カゲェ!」ボォ

レッド「………ふぅ」」プクプクッ

レッド「ポケモンリーグに出るにはジムバッヂが要るはずだ」

町人「ジムならこの町にもあるよ」

レッド「そうか。行くぞ、ライター」

ライター「カゲッ」

15 : 以下、名... - 2014/09/29 11:55:05 H5htaDZk 12/740

トキワジム

『ヨウコソ、トキワジムヘ』

レッド「ジムバッジ、頂きに参上仕った。ジムリーダー、出て来い」

『バッジハ、ナンコオモチデスカ?』

レッド「ジムバッジ?そんな物、一つも持っていない。だから来た」

『カエレ』

レッド「あ゛?」ムカッ

『トキワジムノジムリーダー、ツヨイモノトシカタタカワナイ、サイキョウノジムリーダー』

『ヨワキモノハサレ』

レッド「ふんっ。自分で最強を自負するか。この引きこもりめ」

『カ・エ・レ!カ・エ・レ!』チャキッ

ドォンッ!

レッド「ちっ。今日の所は引き下がる」ツー…

レッド「次来るときまで、精々引きこもっていな!」

16 : 以下、名... - 2014/09/29 12:00:42 H5htaDZk 13/740

レッド「クソ、やけに腹が立つセキリティだったな。発砲してきやがった」

ライター「カゲカァ…」ソワソワ

レッド「ふっ。心配でもしてくれてるのか?だが大丈夫だ。タダのかすり傷だ」ポンッ

レッド「仕方ねぇから他の町のジムを回るか…」

レッド「………」

レッド「風は西方に吹いている…。西に行くか…」

17 : 以下、名... - 2014/09/29 12:28:18 H5htaDZk 14/740

22番道路

レッド「ライター、ひのこ!」

ライター「カゲッ」ボォォ!

ニドラン♂「ニドッ!」サッ

レッド「ちっ、中々すばしっこいな!」

ニドラン♂「ニドォ!」ザシュッ!

ライター「カゲェ!」ブシャー

18 : 以下、名... - 2014/09/29 12:28:53 H5htaDZk 15/740

レッド「ライター!クソッ、えんまく!」

ライター「カゲェ…」プシュゥゥ

ニドラン♂「ニ、ニド!?」

レッド「ひのこ!」

ライター「カゲェ!」ボォォ!

ニドラン♂「ニドォ!」

レッド「捕獲する!」ポーイッ

ニドラン♂「ニドォ!?」バシュッ

カチッ

レッド「捕獲、完了」

19 : 以下、名... - 2014/09/29 12:38:25 H5htaDZk 16/740

レッド「………ニドラン♂、と言うのか…。♂…ならばマスキオだな」

マスキオ「ニ…ドォ…?」

レッド「ライター、大丈夫か?」

ライター「カゲカァ…」ダラァ

レッド「左目が抉れちまったな…」

20 : 以下、名... - 2014/09/29 12:59:37 H5htaDZk 17/740

23番道路

係員1「ジムバッジを8つ持たらず者は何人たりとも」

係員2「ここを通す訳にはいかない」ドンッ

レッド「ここもジムバッジが無ければ通れないのか…」

レッド「ここはトキワを北に進む方が良かったか…」スタスタッ

グリーン「ヘイッ、レッドゥ!お前も係員に通せんぼを喰らったのかYO!?」

レッド「煩いのが出てきたな…」

グリーン「ハッハー!タウンマップがなきゃ、行く先も分からないのかYO!?」ウネウネッ

レッド「さっき、お前も通せんぼ喰らったって言っただろう」

グリーン「折角だ、レッドゥ!また勝負しよーZE!今度は二対二だ!」

レッド「ふんっ。丁度何回も通せんぼを喰らってイライラしていたところだ。相手になってやるよ」

グリーン「イヨッシャァ!俺の一番手はコイツだ!カモンッ!ケンタッキー!」

ケンタッキー「ぽっぽー」バサバサッ

21 : 以下、名... - 2014/09/29 14:23:41 H5htaDZk 18/740

レッド「ハッ!そんなトリィ、唐揚げじゃなく焼き鳥にしてやるっ!ライター!」

ライター「カ、カゲェ!」ゼーゼー

グリーン「ヘッ!もう手負いじゃねーかっ!てかすっげー血ィ出てるけど大丈夫かそいつ!?」

レッド「ライター!尻尾の炎で炙って傷を塞げッ!」

ライター「カァ…」ジ…ジジィ…

グリーン「回復?している間に攻めるZE!ケンタッキー、たいあたり!」

ケンタッキー「ぽっぽー!」ゴォー

レッド「尻尾の炎をあの唐揚げに向けろ!」

ライター「カッ!」ブンッ

ケンタッキー「ぽぽっ!?」キキィー

レッド「彼奴が炎で怯んだ所にひっかく!」

ライター「カゲッ!」ザシュッ

ケンタッキー「ぽぽぉー!」

グリーン「ちっ、」色々と卑怯な!」

22 : 以下、名... - 2014/09/29 14:47:04 H5htaDZk 19/740

レッド「さらにひのこで畳み掛けろ!」

ライター「カゲェ!」ボォォ!

グリーン「ケンタッキー!かぜおこしで防げ!」

ケンタッキー「ぽぽぽぽー!」バッサバッサ

びゅおぉぉお!

レッド「ふんっ、やるようにはなったようだな。一旦退却だライター」

ライター「カゲ?」シュボンッ

レッド「マスキオ、特攻!」ポーイッ

マスキオ「ニドォ!」ポンッ

グリーン「それがレッドゥの新しいポケモンか!ケンタッキー、でんこうせっか!」

ケンタッキー「ポポー!」ゴォォォォ!

レッド「マスキオ、回天しながら受け止めろ!」

マスキオ「ニ!?ニドォ!」グルグルグルッ

ケンタッキー「ぽぽっ!?」ガガッ

グリーン「まさかっ!?回天して衝撃を外に受け流したのか!?」

23 : 以下、名... - 2014/09/29 16:04:32 H5htaDZk 20/740

レッド「それだけじゃねぇ」

グリーン「何っ!?」

ケンタッキー「ポポォォ!」ドクッドクッ

グリーン「ケンタッキーが毒状態に…!?」

レッド「俺のニドラン♂、マスキオの特性どくのトゲだ。触れた相手を毒状態にすることが出来る」

グリーン「あの回天にはダメージの軽減の他に、トゲに触れさせる回数を増やす役目もあったのか!?」

レッド「さぁって、食中毒になる唐揚げは処分するぜ!マスキオ!岩盤ににどげり!」

マスキオ「ニド!ドォ!」ゲシッゲシッ!

ゴゴゴゴゴ…

グリーン「こ、これは…!」

ゴロゴロゴロォ!

ケンタッキー「ぽ、ぽぽ…!」

ぐしゃあぁぁ!

グリーン「ケンタッキィィィイ!!!」

ケンタッキー「ぽ…ぽぽ~」キュー

24 : 以下、名... - 2014/09/29 16:17:43 H5htaDZk 21/740

グリーン「シット!まさか同じ手に二度やられるなんて…!」

レッド「ここが屋外だと油断したなァ、緑ィ?」

グリーン「シャラップ!俺にはまだコイツがいる!カモンッ!マネー!」ポーイッ

マネー「ゼニガメガァー!」ポンッ

レッド「一旦退却だ、マスキオ。再出陣だ、ライター!」ポーイッ

ライター「カゲェー!」ポンッ

グリーン「手負いなうえに相性の悪いヒトカゲを出すなんて…バカだろ!みずでっぽう!」

マネー「ガニュー!」ジョロロロロッ

レッド「その相性を物ともしない戦術を考え出してやるのが、俺達、トレーナーの役目ってもんだろうが…。えんまく!」

ライター「カゲェ…」プシュゥゥ

マネー「ガメガッ!?」

グリーン「姑息な技を!」

レッド「煙にまぎれてひっかく!」

ライター「カゲッ!」ザシュッ

マネー「ガメェッ!」

25 : 以下、名... - 2014/09/29 16:28:49 H5htaDZk 22/740

グリーン「今だっ!攻撃が来た方向にみずでっぽう!」

マネー「ゼニ、ガニュゥゥゥ!」ジョロロロロッ

ライター「カゲェ!」

グリーン「しゃぁっ!手ごたえアリ!」

レッド「否ァ!」

ライター「カァゲェッ!」ザシュッ

マネー「ガ…!?ガメェェエ!」

グリーン「マネー!何で背後から!?確かに手ごたえが…」

レッド「よぉく見てみな。お前のゼニガメが命中させたのはマスキオが落とした落石だ」

グリーン「な…!?」

レッド「煙幕で気付かなかっただろうが、そこら辺にはにどげりで落とした落石が大量に散らばっている」

レッド「ライターは攻撃後、直ぐに岩陰に隠れて、ゼニガメの背後の岩陰に移動し、隙をついて奇襲をかけた。これが真相よ」

グリーン「あの落石攻撃はこのフィールドを作り出すための布石…」

レッド「そして、ゼニガメは戦闘不能。勝負アリだな」ニヤッ

26 : 以下、名... - 2014/09/29 16:39:48 H5htaDZk 23/740

グリーン「シット!」ドンッ

レッド「ポケモンバトルってモンは相性やレベルだけで決まるもんじゃねぇ。トレーナーの判断力、冷静さ、全てを試されてんだよ」

グリーン「………ぐっ」

レッド「まあ、俺等の旅は始まったばかりだ。これからの旅の中でそれらを培えればエエってもんだ」

グリーン「う…うるさいっ!言われずとも分かってんだよ!覚えてろ!バイビー!」ダッ

レッド「何時でも勝負は受けてやるぞー」

レッド「さぁて、コイツ等も回復させてやるか」

パチパチパチッ

レッド「ん?」

「先程のバトル、見せてもらったわ。実に見事な戦略タクティクスね」パチパチッ

レッド「お姉さん、アンタは?」

シロナ「私はシロナ。考古学者よ。ヨロシクね」ニコッ

28 : 以下、名... - 2014/09/30 08:14:38 VKyE8aOo 24/740

レッド「その年で考古学者たぁ、優秀なんだな」

シロナ「そうなの。私、優秀なのよ」フフンッ

レッド「さいですかい」フゥゥ

シロナ「………」ジィィ

レッド「ん、何ですかい?」

シロナ「キミ、良い眼をしてるわね。真っ直ぐで何事にも動じない強靭な精神と、未成年のくせに煙管を吹かしている生意気な反骨の魂を感じるわ」

レッド「褒めてるのか貶しているのか、どっちなんですかい」

シロナ「ふふっ。ごめんなさい」

29 : 以下、名... - 2014/09/30 08:21:29 VKyE8aOo 25/740

シロナ「もしかして、キミが持っているのってポケモン図鑑?」

レッド「ああ、そうですよ」

シロナ「じゃあキミがオーキド博士に認められたトレーナーって事ね」

レッド「そんでもって、さっきの奴がそのオーキドのジジィの孫ですよ」

シロナ「ふーん…。じゃあキミ達の目的は図鑑の完成なのかな?」

レッド「そんなの俺等の夢のついでですよ」

シロナ「へぇ。じゃあキミの夢って?」

レッド「ハードボイルドなポケモンチャンピオン」

シロナ「っ!……ふふっ」クスクスッ

レッド「ん?何ですかい?」

シロナ「そっかぁ…ただのチャンピオンじゃなくてハードボイルドなチャンピオン……。だから煙管吹かしてるのね…」クスクスッ

レッド「何か可笑しいですかい?」イラッ

30 : 以下、名... - 2014/09/30 08:26:35 VKyE8aOo 26/740

シロナ「ごめんなさい。ただ、面白い子だなぁって」

レッド「ふぅん…」

シロナ「でもチャンピオンになるにしてもハードボイルドになるにしても、もっと世界を知らなきゃね」

レッド「まるで自分が世界を知っているみたいな発言ですね」

シロナ「ええ、知ってるわ。と言うか、あなたにとって世界其の者、かな?」

レッド「へぇ…じゃあ知りたいですね、その世界とやらを…!」チャキッ

シロナ「体感してみる?」チャキッ

レッド「上等!」ポーイッ

31 : 以下、名... - 2014/09/30 08:35:24 VKyE8aOo 27/740

――――
――
レッド「ハァ…ハァ…ハァ…」

シロナ「世界はどうだった?」

レッド「クソッ…手も足も出なかった…たった一匹に……」

シロナ「でもキミのバトルタクティクス、中々の物だったわ。こんな新人トレーナー初めてよ」

シロナ「でも、このレベルならこの地方だけでもごまんといるよ」

レッド「………ちっ」

シロナ「でもキミはまだ成長段階…。磨けばもっと輝くわ。私よりもね」スッ…

レッド「アンタ…」

シロナ「さ、キミの子たちも連戦で傷ついてるでしょ?ポケセンに連れてってあげなきゃね?」

レッド「………ああ」

32 : 以下、名... - 2014/09/30 08:42:06 VKyE8aOo 28/740

ポケモンセンター

ジョーイ「確かにお預かりしましたー」

レッド「………」フゥゥ

シロナ「どうかしたの?」

レッド「ちょっと自信喪失中」

シロナ「あら大変」

レッド「世界にはこんなに強い連中がいるとは思わなんだ」

レッド「自信過剰になっていた自分に腹が立つ…!」ギリッ

シロナ「さっきも言ったけど、キミはまだ成長途中なんだよ?さっき、オーキド博士のお孫さんに自分が言った事忘れたの?」

レッド「………」

33 : 以下、名... - 2014/09/30 08:51:50 VKyE8aOo 29/740

シロナ「………ふふっ。中々可愛い所もあるのね」クスッ

レッド「あ゛?」

シロナ「私、キミにちょっと興味が出て来ちゃった」

シロナ「キミはまだ井の中のニョロモって事を今日知った。だったらもっと成長出来るよ」

レッド「………そうかな?」

シロナ「キミはもっとこの旅で色んな事を体験しなさい。色んなポケモン、色んなトレーナー、色んな女の子…」

シロナ「そうすれば、キミの夢見るハードボイルドなチャンピオンも現実になるわ」

レッド「………」コクッ

シロナ「………じゃあ今日は先輩トレーナーの私からの餞別。色んな事を経験させてアゲル♪」ニコッ

シロナ「今夜、私の寝室に来なさい?」

35 : 以下、名... - 2014/09/30 09:02:23 VKyE8aOo 30/740

チュンチュンチュンッ…

シロナ「ふふっ。レッドくんって中々テクニシャンなのね。たった一夜で夜の技マシン48を全て体得するなんて」ツヤツヤ

レッド「ハァ…ハァ…流石に疲れた…」ツヤツヤ

シロナ「これでハードボイルドなチャンピオンに一歩近づいたね」ニコッ

レッド「ああ、世話になったな。シロナの姐さん」

シロナ「じゃあせっかくだし後二つぐらい餞別をあげようかしら?」ドサッ

レッド「何だ、この大量のディスクは?」

シロナ「外国産の技マシンよ。あ、ポケモン用のね」

レッド「凄い量だな…」

シロナ「あと、コレ」スッ

レッド「タマゴ?」

シロナ「そ。キミと私の子♪」

レッド「嘘だろ?」

シロナ「ええ、ウソ♪」

36 : 以下、名... - 2014/09/30 09:08:07 VKyE8aOo 31/740

シロナ「本当はポケモンのタマゴよ。何が産まれるかはお楽しみ」

レッド「ポケモンのタマゴか…。卵焼き何個作れるだろうな…」

シロナ「食べちゃダメ」

レッド「わーってる。冗談だよ」

シロナ「きっと産まれて来る子はキミの力になってくれるよ」

レッド「ああ。本当に世話になったな、姐さん」

シロナ「頑張ってね。いつかまた会いましょ」

レッド「ああ」

37 : 以下、名... - 2014/09/30 09:12:35 VKyE8aOo 32/740

レッド

手持ち 四匹
ヒトカゲ NN ライター
Lv10
ひっかく なきごえ
ひのこ  えんまく

ニドラン♂ NNマスキオ
Lv9
にらみつける つつく
きあいだめ にどげり

???? NN ???
Lv??
???

タマゴ

38 : 以下、名... - 2014/09/30 23:45:48 VKyE8aOo 33/740

ニビシティ・ニビジム

レッド「ジムバッジ、頂きに参上仕った。ジムリーダー、出て来い」ザッ

タケシ「俺がニビジム、ジムリーダーのタケシだ。挑戦受けてたとう」

ジムトレーナー「お前がタケシさんに勝とうなど、一万光年早いんだよ!」

レッド「そんな事、ヤってみれば分かる。黙って見てな、小僧」

タケシ「大した自信だな。面白い。使用ポケモンは二体だ」チャキッ

レッド「ふっ。臨むところだ」チャキッ

タケシ「行け!イシツブテ!」ブンッ

イシツブテ「ラッシャイ!」ゴォォォ!

ジムトレーナー「タケシさん!今の時速、145キロです!」

タケシ「ふっ」

39 : 以下、名... - 2014/10/01 00:08:42 zX8ePMZc 34/740

レッド「俺の一番手はコイツだ。行け、マスキオ!」ポーイッ

マスキオ「ニィドォ!」ポンッ

タケシ「ニドランか…悪くないチョイスだな。イシツブテ、ステルスロック!」

イシツブテ「ラッシャイ!」

からんころんっ

レッド「…設置系の技か…。マスキオ、にらみつける」

マスキオ「ニッ」キッ

イシツブテ「ラ、ラッシャイ!」ビクッ

タケシ「最初は互いに様子見と言うところか…」

レッド「否、様子見なんてするかよ。速攻で決める。にどげり!」

マスキオ「ニドッ!ニィドォ!」ゲシッゲシッ

イシツブテ「ラッシャァイ!」バコーンッ

レッド「防御力を下げた後の効果抜群のにどげり、これを立っていられるか?」

40 : 以下、名... - 2014/10/01 00:12:41 zX8ePMZc 35/740

タケシ「岩タイプの防御力をナメてもらったら困る」

イシツブテ「ラッシャァァイ!」

レッド「ちっ。耐えたか…。だが次の一撃で確実に仕留めてやる」

タケシ「ふっ…イシツブテ」

タケシ「じばくだ」

レッド「なっ…!?」

イシツブテ「ラァァァァッシャァァァアアイ!!!」ピカァァァ

マスキオ「ニ…!」

チュドオォォォォォォン!!!

41 : 以下、名... - 2014/10/01 00:18:57 zX8ePMZc 36/740

レッド「マスキオ!」

マスキオ「ニ…ニドォ…」ピクッピクッ

タケシ「これで互いに一匹同士。勝負を決めようか」ニヤッ

イシツブテ「ラ…ラッシャァイ…」シュゥゥ…

レッド「ハッ。中々えげつない戦法を取りやがる」

タケシ「現実の厳しさを教えるのもジムリーダーの仕事さ」

レッド「あんまり視聴者の子供達の夢を壊すんじゃねーぞ」

タケシ「大丈夫さ。アニメと違ってココで見ているのは良い歳した大人ばかりだ」

42 : 以下、名... - 2014/10/01 00:27:14 zX8ePMZc 37/740

タケシ「さあ、俺の最後のポケモンはコイツだ!行け!イワーク!」

イワーク「イワァァァァァク!」ズシンッ

レッド「………凄くデカいな」

タケシ「イワークはポケモンの中でもトップクラスの大きさと体重を持っている。お前の最後のポケモンは?」

レッド「俺のポケモンはコイツだ!行け、ピッキーマウス!」ポーイッ

ピッキー「ピキャキャキャキャキャキャwwwww」

タケシ「ピカチュウか…。生憎だったな。このジムにはスプリンクラーは無いぞ」

レッド「誰がそんなアニメみたいなマネするかよ」

タケシ「ならば、その小さなピカチュウが巨大なイワークに押しつぶされるのを黙って見ているといい。イワーク!」

イワーク「イワァァァァ!!!」

43 : 以下、名... - 2014/10/01 00:34:15 zX8ePMZc 38/740

タケシ「イワーク!がんせきふうじ!」

イワーク「イワァァァ!」ドォォン!

レッド「………押しつぶされるのはテメェだよ」

レッド「ピッキー、くさむすび」

ピッキー「ピキャッwww」スッ

ボコッ!シュルルルルル…

イワーク「イワァァ!?」グラッ…

ズドオォォォォオン!!!

タケシ「イワーク!」

レッド「そのまま夢の国までランデブーしてきな」フゥゥ

ピッキー「ピキャッwピキャキャキャキャキャwwww」

44 : 以下、名... - 2014/10/01 00:44:15 zX8ePMZc 39/740

タケシ「まさか、イシツブテ以上の防御力を持つイワークが一撃で…」

レッド「ピカチュウが電気タイプと油断したな。それにくさむすびは草タイプの特殊技だ。防御力など関係ない」

レッド「そしてくさむすびは相手の重さによって威力が比例する特殊な技だ。面白い技だろ?」

タケシ「成程…。正しくイワークを倒すのにはうってつけの技と言う訳か…。スプリンクラーを外して油断していた」

レッド「さぁ、勝負はついた。ジムバッジと賞金を頂こう」

タケシ「ああ。ジムリーダーの務めは果たさせてもらうよ。グレーバッジだ」スッ

レッド「確かに頂戴した」グッ

ピッキー「ピキャww」ブイッ

グレーバッジを手に入れた!

47 : 以下、名... - 2014/10/01 18:15:32 zX8ePMZc 40/740

ピッキー「ピキャwピキャキャww」クイッ

レッド「あ?ステルスロックが足に刺さって痛いだと?」

ピッキー「ピキャwチュー」コクッ

レッド「止めておけ。今無闇に抜いたら、出血で死ぬぞ」

ピッキー「ピキャw?」

レッド「ポケセンに行ってジョーイさんに優しーくヌいてもらおうな」ナデ

ピッキー「ピキャwww」ニマァ

48 : 以下、名... - 2014/10/01 18:32:39 zX8ePMZc 41/740

おつきみやま

レッド「何だ、コレは…」ヒョイッ

つきのいしを手に入れた!

レッド「しかしまあ、イシツブテとかズバットとか如何にも洞窟に住んでそうなポケモンばかりだな…」

レッド「何か珍しいモノでも無い物か…」キョロキョロッ

「なんだ、お前達は!」

「うるさいっ!」

レッド「ん?誰か居るのか?」

49 : 以下、名... - 2014/10/01 18:40:45 zX8ePMZc 42/740

したっぱ1「その化石をさっさと渡せ!」

りかけいおとこ「この化石は僕が見つけたんだ!誰にも渡さないぞ!」

したっぱ2「ほう…ならば我々ロケット団に逆らうとどうなるか教えてやろう」チャキッ

ドォンッ!

りかけいおとこ「かはっ…」ドサッ

したっぱ1「他愛もない。我々ロケット団に逆らうからこうなるのだ」

レッド「ロケット団…噂に聞くあの秘密結社か……」ザッ

したっぱ2「ほう…我々の事を知っているようだな」

レッド「ああ。タダの薄汚い小悪党だろ?」

したっぱ1「何!?」ガタッ

したっぱ2「我々をバカにすると、どうなるかお前にも教えてやろう!」チャキッ

レッド「来いよ」クイッ

50 : 以下、名... - 2014/10/01 18:46:38 zX8ePMZc 43/740

――――
――
したっぱ1「な、何だ…このガキはぁ…?」

したっぱ2「強すぎる……!」

レッド「ハッ。他愛も無いのはそっちの方だったな」

「何をしている、お前達」ザッ

したっぱ1「か、幹部さま!」

したっぱ2「このガキは我々の邪魔を!」

幹部「成程…このガキに………。だらしない奴らめ」

したっぱ1「す、すいません…」シュンッ

レッド「ほう…少しはマシな奴が出てきたな」

幹部「こんなだらしない連中だが、これでも俺の部下だ。敵は取らせてもらうぞ」チャキッ

レッド「ふん…」チャキッ

51 : 以下、名... - 2014/10/01 18:54:04 zX8ePMZc 44/740

幹部「行け!ラッタ!」ポーイッ

ラッタ「ラタッ!」ポンッ

レッド「ひねり潰せ!ピッキー!」ポーイッ

ピッキー「ピキャキャキャッwww」

幹部「ねずみ同士か…面白い!」

レッド「ピッキー!でんきショック!」

ピッキー「ピィィキャァァチュゥゥwww」バチバチバチッ

幹部「かげぶんしん」

ラッタ「ラタッ!」シュババババッ

レッド「上手く躱しやがったか…」

幹部「ひっさつまえば!」

ラッタ「ラァァァッタッ!」ガブリンチョッ!

ピッキー「ピギャァアァァ!!!」

レッド「ピッキー!」

ピッキー「ピ…ピキャァ…」ピクッピクンッ

52 : 以下、名... - 2014/10/01 19:01:49 zX8ePMZc 45/740

幹部「良くやった、ラッタ」

ラッタ「ラタタタwww」

レッド「そのラッタ、相当のレベルだな…。ならば次はマスキオ!特攻!」ポーイッ

マスキオ「ニドリィ!」ポンッ

レッド「この山で進化したお前の力見せてもらうぞ。にどげりで岩盤を破壊しろ!」

マスキオ「ニドォ!ニィィド!」ゲシッゲシッ

ゴゴゴゴッ…ゴロゴロゴロォ!

幹部「何!?」

ラッタ「ラッ…!?」

ぐしゃあぁぁぁ!

レッド「潰れろ」

幹部「どうかな?いわくだき!」

ラッタ「ラァタッ!」バキッ

レッド「落石から抜け出してきやがった…!?」

53 : 以下、名... - 2014/10/01 19:08:45 zX8ePMZc 46/740

幹部「ひっさつまえば!」

ラッタ「ラァァァッタ!」ガブリンチョッ

マスキオ「ニドォォ!」ドサッ

レッド「マスキオ!」

幹部「これで二匹目…」フッ

したっぱ1「流石は幹部さま!」

したっぱ2「もっとやっちまえー!」

レッド「どうやら幹部ってのはダテじゃないようだな…」

幹部「年季が違うのだよ。年季が」

レッド「だが、そのラッタ、よく見てみな」

幹部「何?」

ラッタ「ラタァ…!」ドクドクッ

レッド「マスキオの特性、どくのトゲの効果で毒状態にしてやった」

レッド「一気にかたをつけてやる!ライター!」ポーイッ

ライター「リィザァァァ!!!」ポンッ

54 : 以下、名... - 2014/10/01 19:21:30 zX8ePMZc 47/740

幹部「リザードか…珍しいポケモンだ」

レッド「野生のポケモンとバトルして進化した。悪いが一撃で倒させてもらうぞ。かえんほうしゃ!」

ライター「リザァァ!!!」ゴオォォォ!

幹部「一撃で倒されるのはお前の方だ!すてみタックル!」

ラッタ「ラタァァァ!!!」ゴォォォ!

レッド「突っ込んできた…!?」

ライター「リザッ!?」

メリッ…

ライター「リ…ザァ……」ゴフッ

ラッタ「ラタッ」ニヤッ

レッド「ライター…」

ライター「」ドサッ

幹部「毒状態にしたのが仇になったな。ラッタの特性、こんじょうは状態以上になるとこうげきが上がる」

レッド「………成程な」

幹部「小僧、これが我々ロケット団の力よ」

55 : 以下、名... - 2014/10/01 19:26:56 zX8ePMZc 48/740

したっぱ1「やーい、やーい!スカしてた割に大した事ねぇじゃないか!」

したっぱ2「流石は幹部さま!」

幹部「どうした?お前のポケモンはそれで終わりか?」

レッド「………ハァ、あまりコイツを使いたくなかったんだがな」チャキッ

幹部「?」

レッド「コイツレベルが高いから、俺も簡単には手をつけられないからなぁ。まあ悪党相手なら構わないだろう」ポーイッ

ぽんっ

レッド「今日は許可する。斬って良いぞ、キラ」

56 : 以下、名... - 2014/10/01 23:29:04 zX8ePMZc 49/740

びゅおおぉぉぉおお……

幹部「何だ、この風は…?」

ラッタ「ラ…?」

ザシュッ!

ラッタ「ラァッ!?」ブシャー

幹部「何!?」

ザシュッザユッザシュッザシュッ!

ラッタ「ラァァァア!!!」ドサッ

幹部「ラッタ!」

したっぱ1「見えたか、今の攻撃!?」

したっぱ2「何がさっぱり…」

幹部「お前のポケモンは一体……?」

レッド「コレが俺のストライク……キラの斬撃よ」

キラ「ストラァァァァァイクッ!」

57 : 以下、名... - 2014/10/01 23:36:37 zX8ePMZc 50/740

レッド「後、気ィつけろよ」フゥゥ

したっぱ1「こ、コイツ…!こんなポケモンを隠し持っていたなん…」

ごとんっ

したっぱ2「へ?」

したっぱ1「」ブシャー!

したっぱ2「し、したっぱい……」

ごとんっ

したっぱ2「」ブシャー!

幹部「な……に……?」

レッド「コイツ、スイッチ入ると、片っ端から斬っていくから」

キラ「………ペロッ」ニヤッ

58 : 以下、名... - 2014/10/01 23:48:03 zX8ePMZc 51/740

幹部「ハッ。こんなバケモノ飼いならしているとは恐れいったよ」

レッド「と言っても普段は割かし大人しいんだぜ?バトルで一度スイッチ入ったらこうなる事があるだけ」

幹部「そうか…」

ごとんっ

幹部「」ブシャー!

レッド「ま、シロナの姐さんにゃ軽く捻り潰されたけどな」

レッド「けどまあ今回はやりすぎだ」ポカッ

キラ「ストッ」

レッド「お前のこのぶった斬り癖、この旅で直さなければな」

59 : 以下、名... - 2014/10/01 23:51:40 zX8ePMZc 52/740

りかけいおとこ「」

レッド「この人、コイツ等に殺されちまったのか…。一緒に埋葬してやるか」ツンツンッ

レッド「あとは…」バキッ

ラッタ「ラ?」

レッド「もうお前は自由の身だ。好きな所にでも行ってきな」

ラッタ「ラッ!」トテトテッ

レッド「ん?何だ、この石…。二つとも貰っとくか」

こうらのかせきとかいのかせきを手に入れた!

60 : 以下、名... - 2014/10/01 23:59:11 zX8ePMZc 53/740

レッド

手持ち 五匹        
リザード NN ライター       ピカチュウ NN ピッキー
Lv17                  Lv13
メタルクロー かえんほうしゃ    でんきショック でんこうせっか
りゅうのいかり  えんまく      くさむすび  でんじは

ニドリーノ NNマスキオ       タマゴ
Lv16
どくばり つつく
きあいだめ にどげり

ストライク NN キラ
Lv35
きりさく かまいたち
つばめがえし でんこうせっか

62 : 以下、名... - 2014/10/03 19:11:33 X00gi.2w 54/740

ハナダシティ

レッド「ようやく、町に来れたな。さっさとキラ以外のポケモンを回復してやらないとな…」

レッド「回復したら、早速ジム戦に向かうか…」

町人「アンタ、ハナダジムに用があろのかい?」

レッド「ああ、そうだが」

町人「あのジムリーダーは性格はアレだが、中々の美少女だぞぉ」

レッド「そうか。アリガトよ」スタスタッ

レッド「そうか…美少女なのか…」

63 : 以下、名... - 2014/10/03 19:17:13 X00gi.2w 55/740

ハナダジム

レッド「ジムバッジ、頂きに参上仕った。ジムリーダー、出て来い」ザッ

カスミ「アンタが挑戦者?ようこそ、ハナダジムへ。アタシはここのジミリーダー、名はカスミ!」ザバーンッ

レッド「アンタが美少女って言われるジムリーダーか。ふむ、確かに美少女だな…」

カスミ「なっ…///何真顔で恥ずかしい事言ってんのよ!子供の癖にっ///」カァー

レッド「胸は残念だがな」

カスミ「ブッ潰す!」ギロッ

64 : 以下、名... - 2014/10/03 19:31:31 X00gi.2w 56/740

カスミ「じゃあジム戦始めるわよ!使用ポケモンは3体!イイわねっ?」カチャッ

レッド「問題ない」カチャッ

カスミ「アタシの一番手はこの子よっ!貫け!トサキント!」ポーイッ

トサキント「トーサキンッ」ポンッ

レッド「水タイプ…ならばコチラは夢の国からの使者!ピッキーマウスだ!」ポーイッ

ピッキー「ピィィイキャキャキャッwww」ポンッ

カスミ「電気タイプ…ま、当然よね」

レッド「ピッキー!手始めに電気ショック!」

ピッキー「ピキャキャwww」バチバチッ

カスミ「だけどね、アタシのトサキントには電気は聞かないわよ!」

トサキント「トーサトサァ…」バチバチッ…

レッド「角に電撃を吸収したか…」

カスミ「アタシのトサキントの特性はひらいしん!電気技を無効にして、とくこうを上げる!」

66 : 以下、名... - 2014/10/03 19:39:09 X00gi.2w 57/740

カスミ「凄いのイクわよ!みずのはどう!」

トサキント「トサァ…!」バシャァァ!

ピッキー「ピキャ…w」

ざばぁぁぁん!

カスミ「いかが?特性でとくこうが上がったトサキントのみずのはどうは?」

レッド「水遊びには持って来いだな」

カスミ「何ですって!?」

ピッキー「ピキャキャッキャッwww」ピキーンッ

カスミ「ひ、ひかりのかべ…!?」

レッド「ポケセンから出た時技マシンで覚えさせた」

67 : 以下、名... - 2014/10/03 19:46:25 X00gi.2w 58/740

レッド「くさむすび!」

ピッキー「ピキャッwww」スッ

しゅるるるるっ…

トサキント「トサァ…!」ギシッ…

カスミ「まさか電気タイプ以外の技を覚えさせてたなんてね……。だけど!」

トサキント「トサァ…!」ギュルルルルルッ

レッド「!」

カスミ「トサキント!ドリルライナー!」

トサキント「トサトサトサァ……トサァ!」ギュルルルルゥ!

ピッキー「ピキャァァァアアアwww」チーンッ

カスミ「アタシのトサキントも水タイプの技だけじゃないのよねぇ」フフンッ

レッド「何処産のトサキントだ、ソレ…」

ピッキー「ピ…ピキャァ……」ピクッ…ピクッ

68 : 以下、名... - 2014/10/06 22:08:54 fWMTMI3U 59/740

レッド「ならば、俺の二体目はコイツだ。特攻!マスキオ!」ポーイッ

マスキオ「ニドリー!」ポンッ

カスミ「ハッ!毒タイプって…。アンタ、自分のピカチュウが何タイプの技でやられたか忘れたの?」

レッド「撃てるもんなら、撃ってみな」

カスミ「ッ上等!トサキント!ドリルライナー!」

トサキント「トサァ……トサッ!?」ビリッ…

カスミ「麻痺ってる!?何で!?」

レッド「ピカチュウのピッキーの特性、せいでんき。直接触れた相手を麻痺状態にすることがある。気が付かなかったのか?」

レッド「後は一発でイきな。どくばり」

マスキオ「ニドッ」ドピュッ

トサキント「トサァッ///」ビクンッ

69 : 以下、名... - 2014/10/06 22:20:14 fWMTMI3U 60/740

カスミ「トサキント…良くやったわ。次はお願い!ヒトデマン!」ポーイッ

ヒトデマン「ヘアッ!」ポンッ

カスミ「スピードスター!」

ヒトデマン「ヘアッ!」ピココココココッ!

レッド「ひかりのかべは継続中だ。マスキオ!そのまま突っ込んで、にどげり!プールに叩き落とせ!」

マスキオ「ニドォ!」ゲシッ

ヒトデマン「ヘアッ!」

ざばーんっ

カスミ「バカね!水タイプをプールに落とすなんて!水中から狙い撃つわよ!」

ヒトデマン「ヘア…」

レッド「プールに10万ボルト」

マスキオ「ニィドォ!」バチバチッ!

カスミ「しまっ…!」

バチバチバチィッ!!!

71 : 以下、名... - 2014/10/06 22:30:27 fWMTMI3U 61/740

ヒトデマン「ヘア…」プカァ…

カスミ「ヒトデマン…」シュボッ

レッド「電気タイプのピカチュウを倒して油断したな。ニドラン系統のポケモンは、ある程度のタイプの技を覚えるからイイよな」

カスミ「やるわね…アンタ。だけどこの子はそう簡単に倒せるとは思わないでよね?」チャキッ

レッド「もちろんだ。ジムリーダーの切り札…。今までの二体とは一味違うのだろう?」

カスミ「じゃあ見せてアゲル…。アタシのエース!」ポーイッ

ギャラドス「ギャアァァァァッァァ!!!」ガオー!

レッド「デカいな…」

カスミ「この子がアタシのエース、ギャラドスよ!」

72 : 以下、名... - 2014/10/06 22:41:25 fWMTMI3U 62/740

レッド「だが水と飛行タイプのギャラドスが切り札など…。電気技で倒して下さいと言っているようなものだな。10万ボルト」

マスキオ「ニィドォ!」バチバチッ

カスミ「飛び跳ねて!」

ギャラドス「ギャァァアオォォォォ!」ピョーンッ

レッド「あの巨体が飛び跳ねるか…」

カスミ「電気技なんて当たらなければ、どうと言う事はないわ!そのまま落下の速度を利用してアクアテール!」

ギャラドス「ギャアァァァァァ!ドォォォ!」ブオォォォン!

マスキオ「ニド…!」

ドッパアァァァァァン!!!

マスキオ「ニィドォ…」ピクンッ…ピクンッ

カスミ「っしゃぁ!一撃粉砕ッ!」グッ

レッド「………大した威力だな」

73 : 以下、名... - 2014/10/06 23:03:01 fWMTMI3U 63/740

カスミ「さあ、アンタもラスト一匹!一体どんなポケモンを見せてくれるの?」

レッド「………仕方あるまい。行け、ライター」ポーイッ

ライター「リィザァァァ!」ポンッ

カスミ「え?炎タイプ?」ポカーンッ

レッド「ああ、正真正銘のな」

カスミ「アンタ、アタシをバカにしてるの!?水タイプのジムに炎タイプだなんて…!ナめるのも大概に……!」

レッド「ナメてなんかねえさ。寧ろ、今この状況で色々ヤバイのは炎タイプなんだぜ?」

カスミ「何を言って…」

レッド「忠告する。爆風に気をつけな。かえんほうしゃ」

ライター「リィィザァ!!!」ボォォォオオ!

カスミ「えっ……?」

チュドオオオオォォォォォォォォン!!!

76 : 以下、名... - 2014/10/06 23:16:56 fWMTMI3U 64/740

………シュゥゥゥゥゥ

カスミ「ゲホッ…ゲホッ……。一体何ぃ…?」

レッド「水素爆発。マスキオの10万ボルトをプールに放つ事で水が電気分解されて、水素が発生し、ライターのかえんほうしゃで引火し、爆発を起こした。と言うのが真相だ」

カスミ「す、すいそ…?電気分解?」チンプンカンプン

レッド「詳しくはアニメの映画第二弾。ルギア爆誕を観ろ。そうすれば分かる」

カスミ「ふーんっ……て、そうだ!ギャラドス!?」

ギャラドス「ギャ……ギャオ……」ハァハァ…

カスミ「良かった…。まだ倒れてないみたいね」

レッド「あの爆発に耐えたのか…」

カスミ「って、アンタ!この戦法、アンタのリザードにもダメージが来るんじゃないの!?」

レッド「ああ、そうだな」

カスミ「そうだなって…。アンタ、それでリザードが倒れたら…!」

レッド「否。ライターは倒れん」

ライター「リィィザァァァアァ!!!」グオォォォ!

レッド「信じているからな」ニッ

77 : 以下、名... - 2014/10/06 23:26:46 fWMTMI3U 65/740

カスミ「ウソ…。そんな大胆不敵過ぎでしょ…」

レッド「悪いな。それが俺達だ」

ライター「リザァ!」

カスミ「アハッ…こんな挑戦者初めてよ…。ったく…」

レッド「余所見している場合か?りゅうのいかり!」

ライター「リィィザァァ!」ゴオォォォ!

カスミ「こっちもりゅうのいかり!」

ギャラドス「ギャアァァァ!」ゴオォォォ!

ドオォォォォン!

レッド「威力は互角……当然か」

カスミ「トドメよ!はかいこうせん!」

ギャラドス「ギャアァァァァドオォォォォォ!!!」

チュドオオオオォォォォォォォォン!!!

78 : 以下、名... - 2014/10/06 23:33:26 fWMTMI3U 66/740

カスミ「や、やった?」

レッド「大技を使うときは、ちゃんとタイミングを計って必ず当てな。さもなくば、技の後の隙を突かれて、すぐにヤられるぞ」

カスミ「えっ?」

レッド「ドラゴンクロー」

ライター「リィィイザッ!」ザシュッ

ギャラドス「ギャ…ァ……!」

どおぉぉぉんっ

レッド「こんな風にな」

カスミ「ギャラドス…」

レッド「俺の勝ちだ」

79 : 以下、名... - 2014/10/06 23:40:06 fWMTMI3U 67/740

カスミ「あーあ、負けちゃった…」

レッド「アンタのギャラドス、大した攻撃力だった。ギャラドスの攻撃を一度でももろに喰らってたら、確実にヤられていた」

カスミ「どう見ても、アンタのすいそ?爆発の方が威力がヤバいでしょ」

レッド「ふっ」

カスミ「はい、コレがブルーバッジよ」

レッド「ああ。確かに頂戴した。………アンタ、よく見たら怪我をしているな」

カスミ「アンタの所為でしょ、バカ」

レッド「だから爆発に備えろと言っただろう」

カスミ「そんな事、急に言われてもどうしようもないわよ」

レッド「まあ、傷物にしたのは俺の落ち度だな。責任は取らせてもらう」グイッ

カスミ「えっ?」

レッド「今夜、ポケセンの俺の部屋に来な」

80 : 以下、名... - 2014/10/06 23:45:25 fWMTMI3U 68/740

チュンチュンチュンッ

カスミ「あうぅ……///」

レッド「カスミ、あんたのしおふき、見事なものだったぞ」

カスミ「アンタが上手過ぎるんでしょうが!この馬鹿ぁ///」ポカポカッ

レッド「くくっ…。可愛いな」スタスタッ

カスミ「うぅ……///ってレッド!アタシにこんな事して、ちゃんと責任とってくれるんでしょうね……ってもう居ない!?」

82 : 以下、名... - 2014/10/07 18:44:57 MISIMBS2 69/740

レッド「さて、次の町へと向かうか…」

ひゅうぅぅう……

レッド「風は北に向かっている…。あの橋の向こうに次の町があるのか」スタスタッ

「あ…。あの人ってもしかして……」

レッド「あの橋の上…。かなりのトレーナーが居るな…」

「やっぱり!レッドくん!」

レッド「あ?」

「おーいっ!レッドくーんっ!」タッタッ

レッド「あっ………。まさか…ブルーか?」

ブルー「久しぶり!レッドくんっ!」ニコッ

83 : 以下、名... - 2014/10/07 18:52:33 MISIMBS2 70/740

レッド「三年ぶり…か?」

ブルー「もう三年になるんだねー」

レッド「何時からカロスから戻って来た?」

ブルー「レッドくん達が旅立ってから一週間ぐらい後かな?」

レッド「帰って来るなら先に言っておけよ…」

ブルー「あれ?帰ってくる一週間前に手紙だした筈なんだけど…?」

レッド「手紙?そんな物、貰ってねぇぞ」

ブルー「えっ?そんな筈は…」ゴソゴソッ

ブルー「………あっ。鞄の中にあったや」

レッド「ったく…」

84 : 以下、名... - 2014/10/07 19:01:32 MISIMBS2 71/740

レッド「だが何でお前がこんな所に居るんだ?」

ブルー「えっとね、レッドくん達を追いかけてきたんだよ」

レッド「あ?」

ブルー「わたし一人だけマサラに居るのもヤダだから、オーキドのジジィにフシギダネを貰って、追いかけて来ちゃった」テヘッ

レッド「そうかい」スタスタッ

ブルー「ちょっ!何でスタスタ行っちゃうのー!?」ガビーンッ

レッド「俺は孤高の一人旅をしたいんだ。付いて来るな」

ブルー「レッドくん、昔と雰囲気変わりすぎー!冷たくなってるよー!」

レッド「………誰の所為だと思ってるんだよ」ボソッ

ブルー「折角久しぶりに会えたんだから、もっといっぱいおしゃべりしようよー!」

85 : 以下、名... - 2014/10/08 21:59:49 dsKdbTgI 72/740

――――
――
ライター「リィザァ!」ザンッ

マンキー「ウキャァー!」ドサッ

レッド「ふんっ」

ブルー「すっごーいっ、レッドくん!」

謎の男「おめでとう。商品にコレをやろう」ジィィガチャガチャッポロンッ

ブルー「きゃっ///一体ナニをっ!?」

謎の男「おじさんの金の玉だからね。そこのお嬢さん、好きなだけしゃぶっ…」プラーンップラーンッ

レッド「潰れろッ!」ゲシッ

謎の男「アウチッ!」チーンッ

レッド「汚いんだよ」ペッ

ブルー「レッドくん、流石にやりすぎなんじゃ…?」

謎の男「」ピクンッ…ピクンッ

86 : 以下、名... - 2014/10/08 22:49:41 dsKdbTgI 73/740

25番道路

ブルー「ねえ、レッドくん。キラは元気?ジムバッジ、何個手に入れた?どんなポケモン捕まえた?」

レッド「………」スタスタッ

ブルー「………やっぱり突然引っ越した事、怒ってるの?」

レッド「………ブルー、次の町は本当にこの先にあると思うか?」

ブルー「!ううんっ、全然っ!」

レッド「………」

ブルー「だって、あるのは岬と一軒家だけだもん」

レッド「………」フゥゥ

ブルー「じゃ、じゃあ!この家の人に聞いてみようよっ」ガチャッ

ニドラン♂「助けてくれぇ―!」ピョーンッ

ブルー「わぁっ!」コテッ

87 : 以下、名... - 2014/10/08 22:58:06 dsKdbTgI 74/740

ニドラン♂「イヤァー。人がやっときてくれたわー。これで助かるでぇ」

レッド「………ニドランが喋ったのか?」

ブルー「すっごーい!ニドランが喋ってるー!」キラキラッ

ニドラン♂「あんま驚かないでさかい。ワイの名は、マ…」

ブルー「出ておいでっ!ニドラン♀のガールちゃんっ!」ポーイッ

ガール「ニドォ!」ポンッ

ブルー「同じニドランだよっ。仲良くしてあげてね?」

ガール「………」ジィー

ニドラン♂「な、何や…?」

ガール「ニドォ///」ポッ

ニドラン♂「ハァ!?」

88 : 以下、名... - 2014/10/08 23:05:38 dsKdbTgI 75/740

ガール「ニドォ!」ガバッ

ニドラン♂「ちょっ…!ヤメッ……アフンッ///」ビクンッ

ブルー「おぉ!いきなり仲良くなっちゃったねぇ!」

レッド「いや、どう見ても逆レイプだろ」

ニドラン♂「おどれら、話を聞け―!」ドーンッ

ニドラン♂「ワイは今はこんな姿やけど、ポケモンやない!人間や!」

ブルー「えー」

マサキ「ワイの名はマサキ。ポケモン預かりシステムの管理人や!」

レッド「ポケモン預かりシステム…。確か、六匹以降のポケモンを手持ちに加えようとした時に、勝手にどこかへと持ち去っていくシステムだったか?」

マサキ「何か犯罪システムみたいな言い回しやけど、大体はおおてるな」

ブルー「じゃあ何でニドラン♂の姿をしているの?趣味?」

マサキ「ちゃうわ!ちょっとしたシステムの誤作動で、ニドラン♂と合体してしもうて、元に戻れんくなったんや!」

89 : 以下、名... - 2014/10/08 23:12:44 dsKdbTgI 76/740

レッド「…で、俺達に何をして欲しいんだ?」

マサキ「せや!ワイがそっちの装置の中に入るから、そこのレバーを引いてくれるだけで良いんや!」

ブルー「このレバー?」

マサキ「せや!じゃ、頼むでぇ!」トコトコッガチャンッ

ブルー「てーいっ」ガチャンッ

ウィンウィンウィン…ガチャッグチャッベキッボキッ……チーンッ

マサキ「いやっほーい!やっと戻れたでぇ!ホンマ、おおきにな」ガチャッ

レッド「何だ、意外と普通な奴だな」

ブルー「どーいたしましてっ!」

マサキ「せや!何かお礼せなアカンなぁ……」ゴソゴソッ

マサキ「おっ、エエもんがあったわ!このサントアンヌ号のチケット、お二人さんにあげるわ!」ピラッ

ブルー「えっ!?良いんですかっ!?」

マサキ「モチのロンや!」

レッド「あまり興味はないが、貰える物は貰っておこう」

90 : 以下、名... - 2014/10/08 23:25:53 dsKdbTgI 77/740

マサキ「せや。お嬢ちゃんにはもう一個エエモンやるわっ!」スッ

ブルー「モンスターボール?」

マサキ「開けてみ」

ブルー「出てきてっ!」ポーイッ

イーブイ「ブイブイッ!」ポンッ

ブルー「あっ!カワイイ!」キラキラッ

マサキ「そいつはしんかポケモンのイーブイや!とっても珍しいやで!」

ブルー「イーブイって言うんだ…。じゃあポチだねっ!」

ポチ「ブ…ブイ?」

91 : 以下、名... - 2014/10/08 23:27:11 dsKdbTgI 78/740

レッド「おい、俺にはないのか?」ガシッ

マサキ「いや、あんさんは、何だか感じが悪い…イタイイタイ!冗談や!冗談!こ、これで堪忍してくれやぁ」スッ

レッド「コレは?」

マサキ「高級ソープの会員証や」コソッ

レッド「………」ビリビリッ

マサキ「何するんや!」

レッド「俺は欲しい女は自分の魅力で手に入れる」ドンッ

マサキ「な…何て奴や……!」

92 : 以下、名... - 2014/10/08 23:31:25 dsKdbTgI 79/740

ブルー「ねえ、マサキさん。このサントアンヌ号って何処で乗れるの?」

マサキ「それはクチバシティって言う港町で乗れるで」

レッド「おいっ!その町は何処にある!」

マサキ「ハナダシティを南に行って、ヤマブキシティを経由して行けるでぇ」

レッド「チッ、逆方向だったか…」

ブルー「じゃあ次の町はヤマブキシティだね」

レッド「さっさと行くぞ!」スタスタッ

ブルー「う、うんっ!」

マサキ「ホンマ、おおきにな~」

93 : 以下、名... - 2014/10/08 23:34:13 dsKdbTgI 80/740

レッド

手持ち 五匹        
リザード  ♂ NN ライター       ピカチュウ ♂ NN ピッキー
Lv24                  Lv18
ドラゴンクロー かえんほうしゃ    でんきショック でんこうせっか
りゅうのいかり  えんまく      くさむすび  ひかりのかべ

ニドリーノ ♂ NNマスキオ       タマゴ
Lv20
どくばり つつく
10万ボルト にどげり

ストライク ♂ NN キラ
Lv35
きりさく はがねのつばさ
つばめがえし でんこうせっか

95 : 以下、名... - 2014/10/09 21:53:04 DLj8zyeg 81/740

――――
――

警備員「ヤマブキシティには通せんよー」

レッド「何でだよ」

警備員「理由は言えないけど、通せんよ。何か飲み物をくれたら別だけど」

ブルー「じゃあこの美味しいお水あげるから通してください」スッ

警備員「ダメダメ。こんな安っぽい水じゃ、ここは通せないよー。特上の飲み物じゃなきゃ」

レッド「この警備員、ぶっ潰したい」

警備員「乱暴したら警察呼んじゃうからね?」

レッド「チッ…」

ブルー「それじゃあどうやってクチバシティに行けば…?」

警備員「ちょうどそこにクチバシティ方面に繋がってる地下通路があるから、そこ通ればー?」

レッド「………仕方ねぇか。後で覚えてろ」

96 : 以下、名... - 2014/10/09 22:01:22 DLj8zyeg 82/740

――――
――
ブルー「ねえレッドくん。お腹空いた」

レッド「今は特に食い物なんて…イヤ、あった」ゴソゴソッ

ブルー「わっ。大きいタマゴ!どうしたの、それ」

レッド「前にシロナの姐さんから貰ったの忘れていた」

ブルー「シロナの姐さん?それって女の人?」

レッド「まぁな」

ブルー「へ、ヘー。どんなヒトなの?」

レッド「年上で、メチャクチャ別嬪で、色気があって、とても強いお姉様だ」

ブルー「へ、へー。年上で、きれいで、色気があって、とても強いんだぁ…」ピキッ

レッド「その人からこのタマゴと技マシンを大量に貰った」

ブルー「そ、そんな大きいタマゴ…。もしかして毒でも入ってるんじゃない?」

レッド「姐さんに限ってそんな訳……」

びくんっ

97 : 以下、名... - 2014/10/09 22:06:03 DLj8zyeg 83/740

レッド「!?」

ブルー「ねえ、そのタマゴ、動かなかった!?」

レッド「………ああ」

ピキッ……ピキピキピキッ……

ブルー「どんどんヒビが入ってくよ!」

レッド「あっ、そう言えばこのタマゴ…」

パカンッ

「フカー!」ポンッ

ブルー「何か産まれた!」

レッド「そう言えばコレ、ポケモンのタマゴだった」

ブルー「何てポケモンなんだろ?」

レッド「サメみてぇだな……」ピッピッ

レッド「チッ。図鑑が認識しねぇじゃねぇか。あのジジィ、不良品渡しやがったな」

ブルー「使えないね、あのジジィ」

98 : 以下、名... - 2014/10/09 22:10:54 DLj8zyeg 84/740

レッド「一応、レベルと技は認識出来る様だな。タイプは分からねぇけど」

ブルー「サメっぽいから水タイプかな?」

レッド「その割には、水タイプの技を覚えてねぇけどな」

「カフッカフッ」ガブリンチョッ

レッド「コイツ、俺の腕に嚙み付きやがった」

ブルー「レツドくんを親と認識してるのかな?」

レッド「しゃーねぇな。名前をつけてやるか。サメみたいだから、お前はフカヒレな」

フカヒレ「カフッ!」

99 : 以下、名... - 2014/10/11 21:06:52 viGx64ZY 85/740

会長「おや、キミ達、その腰のモンスターボール!もしかしてポケモントレーナーかな?」

レッド「あ゛?誰だ、じーさん」

会長「私は、ポケモン大好きクラブの会長です!キミ達はポケモンは好きかね?」

ブルー「はいっ。大好きですっ」

レッド「嫌いだったらポケモントレーナーなんてするかよ」

会長「それはそれは。とっても良い事ですなぁ。良かったら、ポケモンに関するありがたーい話を聞かないかい?」

レッド「イヤ、いいわ」

会長「うぅっ…」シュンッ

ブルー「ねぇ、レッドくん。ちょっと可哀想じゃない?話だけでも聞いてあげようよ」クイッ

レッド「………しゃーねぇな」

会長「そうかっ!ならば早速、我がポケモン大好きクラブの本部へ向かいましょうぞ!」

100 : 以下、名... - 2014/10/11 21:12:40 viGx64ZY 86/740

会長「では、ポケモンに関するありがたーい話をしてあげますかのぅ」

ブルー「はーいっ」

レッド「手短にな」

会長「では、何から話しますかな……。そう、あれは私が初めてポケモンに触れた時のお話…

10分後

会長「お風呂に入る時も、ご飯を食べる時も、眠る時も…いつも一緒でした…」

ブルー「仲良いですねぇ」

レッド「………」フゥゥ

30分後

会長「あの時、私を助けてくれたのが、愛しのあの子…」

ブルー「おぉっ」

レッド「ふあぁぁ…」

101 : 以下、名... - 2014/10/11 21:21:35 viGx64ZY 87/740

1時間後

会長「で、初めてあの子がタマゴを産んだ時は、まぁ…」

ブルー「へー」ブラブラッ

レッド「………」スヤスヤ

3時間後

会長「そして、私とあの子が初めてバトルをした時!あの子が進化したのです!」

ブルー「ポチ~♪」

ポチ「ぶいぶいっ」

レッド「………シロ…姐さ……アッ…ソコッ…」スヤスヤッ

5時間後

会長「………と、私とケーシィとの物語は、今でも続いています…。めでたしめでたし…」

ブルー「え、終わった?」

レッド「それはようござんしたねー」

102 : 以下、名... - 2014/10/11 21:57:12 viGx64ZY 88/740

会長「私の話を最後まで聞いてくれて、ありがとう。お礼にこの自転車の引換券をあげよう!」スッ

ブルー「わー!ありがとうございますっ!もうけー♪」

会長「さあ、キミにもこの自転車の引換券を…」スッ

レッド「いらん」キッパリ

会長「へ?」

レッド「自転車の引換券など、いらん」

会長「じゃあ、何がいるのじゃ?」

レッド「俺は自転車の引換券より、コッチの広告のブツの引換券が欲しい」ピラッ

会長「えっ…?コレは、ちょっと……」

レッド「あるのか?ないのか?」

会長「あるには、あるが…」

レッド「くれるのか?くれないのか?」ズイッ

会長「……わ、分かった」タジッ

103 : 以下、名... - 2014/10/11 22:11:49 viGx64ZY 89/740

ドルルルルンッ!ドルルルルンッ!ドルルルルルンッ!

レッド「………♪」

ブルー「すごい音だね…」

レッド「ハーレーポケッドソン…。ずっと欲しかったんだ…」ウルウルッ

ブルー「わざわざハナダシティに戻って、引き換えてもらって良かったね」

レッド「いずれこのハーレーポケッドソンで、サイクリングロードを走破したかったんだ」

ブルー「ごめん。その気持ちよく分からない」

レッド「あ゛?お前、昔テレビのハーレーポケッドソンのCM観ながら『ハードボイルドってかっこいいよね!』って言ってただろ?」

ブルー「あれ?言ったっけ?」キョトンッ

レッド「………」

104 : 以下、名... - 2014/10/12 00:04:43 jRPwncfI 90/740

クチバシティ

ドルルルルルンッ!キキィィィ!

レッド「往復でクチバシティに来ても、ちっとも辛くねぇな」

ブルー「ねえ、あの大きな船がサントアンヌ号じゃない!?行こーよ!」クイッ

レッド「折角、チケットも元・ニドランから貰ったしな。見学していくか」

ブルー「いやっほーい!」キャッキャッ

グリーン「ヘイッ!レッドゥ!何でお前もサントアンヌ号に居るんだYO!?」ウネウネッ

レッド「………煩いのが出てきたな」

105 : 以下、名... - 2014/10/12 00:15:52 jRPwncfI 91/740

グリーン「このサントアンヌ号に乗船するには、すっごく高いチケットを買わなきゃいけないんだZE?さては盗んだな?」

レッド「盗むか、ど阿呆。そう言うおどれも何でここに居る」

グリーン「俺はグランパからチケットを貰ったんだZE!イヤッハァー!」

レッド「祖父の七光りが。成長しねーのな」

グリーン「ヘイッ!レッドゥ!その言葉、聞き捨てならないなぁ?俺だって成長してるんだZE?お前、バッジ何個持ってるよ?」

レッド「二個だ」

グリーン「ハッ!二個ぉ?俺はついさっき、この町のジムリーダーを倒して三個だZE?俺の勝ちだなぁ!」

レッド「俺には色々ヤる事があったから、一つの町に滞在する時間が長くなっちまうんだよ。悪いか」

グリーン「そんなに言うなら勝負しようZE、レッドゥよぉ!今度は負けねーからなぁ!」チャキッ

レッド「ふんっ」チャキッ

ブルー「あ、もしかしてグリーンくんっ?」ヒョコッ

グリーン「えっ?そこのカワイコちゃんってまさか…ロリ巨乳!?久しぶりじゃねぇか!今何カップ!?」

ブルー「グリーンくんは変わらないねぇ。今はFカップだよ!」

グリーン「ヒュゥー!」

106 : 以下、名... - 2014/10/12 00:33:41 jRPwncfI 92/740

グリーン「グランパからカロスから帰って来た事は聞いてたけど、まさかロリ巨乳も旅に出てるとはなぁ!もしかして俺を追いかけてきた!?」

ブルー「ううんっ!レッドくんを追いかけてきたんだよっ!」

グリーン「あり?そうなの?」

ブルー「もしかしてショックだった?」

グリーン「うんうんっ!俺様すっごくショック~。なあ、レッドゥなんかより俺の部屋に来ない?ビギナーじゃなくてVIP部屋だZE?」

ブルー「えっ…でも……」チラッ

グリーン「豪華ディナーもついてるんだZE?なあ来いよぉ~?」グイッ

レッド「………行きたかったら、行けよ」

107 : 以下、名... - 2014/10/12 00:36:33 jRPwncfI 93/740

ブルー「えっ?」

レッド「このチケット、ビギナークラスみてぇだからな。そいつのVIPクラスの方がお前も良いだろ」

ブルー「レッドくん…、わたし……」

レッド「そっちの方は豪華ディナーも付いてるんだろ?めったに食えねぇもんは、食える時に食わないと損だぞ」

レッド「それに、どうもやっぱり俺はここの雰囲気は好かねぇ。先にジム戦でもして来らぁ」フゥゥ

グリーン「ホラ、レッドゥもああ言ってるから行こうZE、ロリ巨乳~」ウネウネッ

ブルー「う、うん…」シュンッ

グリーン「てな訳で、俺はロリ巨乳と楽しんで来るから、バトルはまた今度な~。ジム戦、まあまあ頑張りな~」

レッド「………」スタスタッ

ブルー「レッドくん……」

108 : 以下、名... - 2014/10/13 23:24:01 qsOCeBZA 94/740

クチバジム

レッド「ジムバッジ、頂きに参上仕った。ジムリーダー、出て来い」ザッ

マチス「ウェルカムトゥクチバジム!ミーはジムリーダーのマチスネ!」

レッド「外人か…」

マチス「イエェェス!チャレンジャー!キャンユースピークイングリッシュ?」

レッド「Soso.Such a thing ,Let's battle early.」チャキッ

マチス「Oh~。ソーリー! ジャア、ハジメマショウ!バトルは2対2デスヨ!ミーはデンキポケモンをツカイマース!カモンッ!ビリリダマ!」ポーイッ

ビリリダマ「ビリッビリリッ」

レッド「では早速の初陣を飾ろうか。フカヒレ」ポーイッ

フカヒレ「フカッ!」ポンッ

マチス「ホワッツ?ナンデスカ、ソノポケモンハ?」キョトンッ

レッド「俺にも分からん」

マチス「ソレニシテモ、フカヒレナンテオイシソウデスネ!じばく!」

ビリリダマ「ビリビリィィィィイ!!!」カッ

チュドオオオオォォォォォォォォン!!!

109 : 以下、名... - 2014/10/13 23:41:48 qsOCeBZA 95/740

………シュゥゥゥゥゥ

ビリリダマ「ビリッ…ビビッ…」ピクッ…ピクンッ

レッド「………開始早々、じばくかよ。えげつないな」

マチス「ワルクオモワナイデクダサーイ。兵は神速を尊ぶとイイマース!センテヒッショウ、ユダンタイテキデスヨ!」

レッド「ヤルキマンマン、イキヨウヨウと挑んだ結果がこれか…。俺もマダマダだな」

マチス「ソーイバ、アノ、アンノウンナポケモンハドコニ?」

レッド「既にボールに戻した。早く、アンタの次のポケモンを出しな」

マチス「ソーデスカ。デハ、ミーノラストノポケモンデス!カモンッ!ライチュウ!」ポーイッ

ライチュウ「ラァァアイ!」ポンッ

レッド「ふんっ。ピカチュウの進化系か…。ならばこっちは、あなをほる!」

フカヒレ「フカアァ!」ボコッ!

ライチュウ「ライィィッ!?」バコンッ

マチス「ホワッツ!?ソノポケモンハ、ダウンシテボールニモドシタノデハナイノデスカ!?」

レッド「兵は詭道なり。騙し討ちも立派な戦略だ」フゥゥ

110 : 以下、名... - 2014/10/14 23:34:30 3K9E5OME 96/740

マチス「ナンテ、ヒレツナチャレンジャーナンデショウ!」

レッド「卑劣上等。俺は俺の道を行く。さぁ、まだまだ試してみたいタクティクスがあるんだg…」

ぽんっ

ピッキー「ピキャキャッwww」

レッド「ピッキー、何勝手に出てきている」

ピッキー「ピキャッwピキャキャキャッwwピキャチュゥwwww」

レッド「何だと?自分の進化系相手にどれだけやれるか試したい?」

ピッキー「ピキャッwww」コクッ

レッド「ふっ。良いだろう。行って来い」

マチス「ホワッツ?ポケモンチェンジデスカ?」

レッド「ああ。一旦戻れ、フカヒレ」

フカヒレ「フキャアァァァ」ショボッ

マチス「ライチュウバーサスピカチュウ!オモシロイバトルニナリソウデス!」

111 : 以下、名... - 2014/10/14 23:45:27 3K9E5OME 97/740

マチス「センテヒッショウ!10万ボルト!」

ライチュウ「ラァァァイチュウ!!!」バチバチバチッ!!!

レッド「こっちも10万ボルトォ!」

ピッキー「ピキャァァァチュウゥゥwww」バチバチバチッ!!!

マチス「ナンジャクデスヨ!」

ライチュウ「ラァァァイ!」バリバリバリィィィ!!!

ピッキー「ピキャァァアwww」バチバチバチッ

レッド「やはり、パワーは彼方が上か…。ならばスピードで勝負!でんこうせっか!」

ピッキー「ピキャキャキャッwww」シュバババッバッ

マチス「ブロックシテ、ウケトメナサイ!」

ライチュウ「ラァイ!」ガシッ

ピッキー「ピキャッ!?ww」

マチス「ソノママ、たたきつける!」

ライチュウ「ラァァァイ!」ベシッ!

ピッキー「ピギャァアア!!!」ドサッ

112 : 以下、名... - 2014/10/14 23:55:17 3K9E5OME 98/740

マチス「ハッハッハ!コレダケノダメージ、モウスデニ、ダウンシテ…」

ピッキー「ピ……キャッキャッキャ…ww」ヨロッ

マチス「ホワッツ!?」

レッド「良く耐えた、ピッキー。今こそ下剋上だ」

マチス「ナニカ、キマスヨ!ユダンタイテキ!」

ライチュウ「ライッ!」

レッド「ちょうはつ」

ピッキー「ピィィキャッキャッキャッwwww」オシリペンペンッ

マチス「ホワッツ?」

ピッキー「ピキャキャキャキャッwwwピキャ?wwピキャキャッww」ベロベロバー

113 : 以下、名... - 2014/10/15 00:10:18 BqxJ/Tig 99/740

ライチュウ「ラァァアイチュゥゥゥ………!!!」カチーンッ

マチス「アイニクデスガ、ミーノライチュウハ、フルウェポンナノデス!ちょうはつナンテ、イミハアリマセーン」ヤレヤレッ

レッド「No problem. ピッキー、逃げまくれ」

ピッキー「ピキャッwww」タッタッタッ

ライチュウ「ラァァァアイ!!!」ドムッドムッドムッ

マチス「ライチュウ!ソンナ、ムカツクピカチュウハツカマエテ、コテンパンニシテアゲナサイ!」

ピッキー「ピキャキャッwww」

レッド「捕まえれるなら捕まえてみろ、このデブ。だそうだ」

ライチュウ「ラアアアアァァァ!!!」ムキーンッ

ピッキー「キャッキャッキャッwww」タッタッタッピョンッ

ライチュウ「ラアアアアァァ!!!」ドムッドムッドムッ

すぽんっ

ライチュウ「ラ?」キョトンッ

レッド「挑発に乗られ過ぎたな、ど阿呆め」

115 : 以下、名... - 2014/10/15 00:20:10 BqxJ/Tig 100/740

マチス「ライチュウ!ナンデスカ、ソノアナハ!?」

レッド「それはフカヒレが掘った穴だ。ピッキーにそこまで誘導させた」

ピッキー「ピキャッwww」ブイッ

マチス「ライチュウ!ハヤクソンナホールカラエスケープシナサイ!」

ライチュウ「ラァァァイッ!ラァァァイッ」ググッ

レッド「無駄だ。その穴は小型ポケモンが掘った穴だ。中型のライチュウが抜け出せる訳ないだろ」

ピッキー「ピィィィキャッキャッキャッwwwwww」ニマァァァ

ライチュウ「ラ……?」

レッド「さあ、ライチュウは身動きは取れない。後は好きなだけヤって良いぞ、ピッキー」ニヤッ

マチス「ヤ…ヤメテ!ストップ!プリーズストオォォォッップゥゥゥ!!!」

ライチュウ「ラアアアアアアア!!!」

ピッキー「ピィィィィイキャアァァァァァ………www」ポキッ…ポキッ……

116 : 以下、名... - 2014/10/15 00:24:06 BqxJ/Tig 101/740

ベキッ!バキッ!ボキッ!グチャッ!

ライチュウ「ラ……ライ………」ピクッ……ピクンッ……

マチス「マ…マイリマシタ……ギブアップネ……アナタ、ヒレツスギマース」

レッド「どうでも良いから、さっさとバッジを渡せよ」

マチス「コレガ、オレンジバッジネ…。ココマデシナクテモ………」メソメソ

レッド「ふっ。オレンジバッジ。確かに頂戴した」

ピッキー「ピッピキャチュウッwwww」

フカヒレ「フーカフカフー!フカフカフッフッー!」

117 : 以下、名... - 2014/10/15 00:29:02 BqxJ/Tig 102/740

レッド

手持ち 五匹        
リザード  ♂ NN ライター       ピカチュウ ♂ NN ピッキー
Lv26                  Lv21
ドラゴンクロー かえんほうしゃ    10万ボルト でんこうせっか
りゅうのいかり  えんまく      くさむすび  ちょうはつ

ニドリーノ ♂ NN マスキオ       ??? ♀  NN フカヒレ
Lv23                      Lv7
どくばり つつく                たいあたり あなをほる
10万ボルト にどげり            りゅうのいかり りゅうせいぐん

ストライク ♂ NN キラ
Lv36
きりさく はがねのつばさ
つばめがえし でんこうせっか

119 : 以下、名... - 2014/10/15 22:32:20 BqxJ/Tig 103/740

12番道路

レッド「………」

カビゴン「ぐおーぐおー」グゥゥゥ

レッド「………」ゲシッ

ぼよんっ

カビゴン「ぐおーぐおー」グゥゥゥ

レッド「………かえんほうしゃ」ポンッ

ライター「リザァァ!」ボォォォ

カビゴン「ぐおーぐおー」グゥゥゥ

レッド「………引き返すか」

120 : 以下、名... - 2014/10/15 23:01:05 BqxJ/Tig 104/740

クチバシティ

レッド「そう言えば、ハナダシティの東側に別の道があったな。そっちの方に行くか…」ブルルルンッ

レッド「………」キキイィィィ

レッド「ブルーの奴、今頃サントアンヌ号のVIP室でグリーンとニャンニャンしてるんだろうな…」チッ

ブルー「レッドくん、呼んだ?」ヒョコッ

レッド「っブルー!?何でここにっ!?緑野郎と一緒に居たんじゃ…」

ブルー「ご飯ご馳走になって直ぐ別れちゃったっ。それでレッドくんの応援に行こうとしたら、ジムの外人のおじさんがもうどっか行ったって言ってたから、ポケセンでずっと待ってたんだよ?」

レッド「そうか…。、それで緑野郎はもう次の町に行ったのか?」

ブルー「うん。ヤマブキシティには入れないから、ハナダシティを東に抜けたとこのイワヤマトンエルって洞窟を抜けた先のシオンタウンって町に向かったみたい」

レッド「やはりハナダシティの東から行けたか…」

ブルー「ねえ、レッドくんも行くんでしょ?じゃあもうしばらく一緒に行かない?あっ、イヤならその…」

レッド「後ろに乗れよ」

ブルー「えっ?」

レッド「ハナダシティの東だろ?さっさと行くぞ」

ブルー「うんっ」ヒョイッ

121 : 以下、名... - 2014/10/15 23:09:24 BqxJ/Tig 105/740

ちかつうろ

「なんでヤマブキシティに入れないんだよっ」

「あの警備員腹立つわ!」

ブルー「割とこの通路って色んな人が使ってるんだね」

レッド「あのクソ警備員とデブのポケモンが他の道を塞いじまってるからな。こことディグダの穴って所しか通れる道がないからな」

ブルー「後、サントアンヌ号での海路だね」

レッド「ったく…傍迷惑な……」

ドガース「ドガー」プカプカッ

レッド「何だ、このポケモンは」

ブルー「ドガースってポケモンみたい。こんな所に居るなんて珍しいね」ピッピッ

レッド「イヤ…、そもそも前に来た時、この地下通路に野生のポケモンなんて居たか…?」

ドガース「ドガァ…」ニマァ

レッド「ッ!?」

122 : 以下、名... - 2014/10/15 23:20:51 BqxJ/Tig 106/740

ドガース「ドォガァァァ」プシュウゥゥゥ

モクモクモクッ………

ブルー「ゲホッ…ゲホッ…何コレェ……?」

レッド「無闇に吸うな!毒ガスだ!吸い過ぎたら死ぬぞ!」

ブルー「えっ!?」

レッド「しっかり捕まってろ!この地下通路に居たら危険だ!」ブロロロロロンッ!!!

「た…助けてぇ……」

「苦し…いぃ……誰かぁ…」

「おかーさーんっ!おとーさぁーんっ!」

ブルー「レッドくん!他にも人が!」

レッド「捨て置け!」

ブルー「そんなっ!」

レッド「今他人を助けてたら、自分が死ぬぞっ!分かってんのかっ!?」

ブルー「………下ろして」

123 : 以下、名... - 2014/10/15 23:29:20 BqxJ/Tig 107/740

レッド「あ゛あ゛っ!?何言ってんだ、テメェは!」

ブルー「今目の前に死にそうになってる人たちを見捨てて、自分だけ助かるなんて…私はイヤッ!」

レッド「赤の他人の為に死ぬつもりかっ!」

ブルー「レッドくんが助けないって言うなら…私だけでも……!」キッ

レッド「ッ…チィッ!ブルー!フシギダネだ!」

ブルー「えっ?」

レッド「持ってるんだろっ!?フシギダネのつるのむちでこのハーレーに乗せれるだけ乗せろっ!分かったな!?」

ブルー「うっ…うんっ!出てきてっワンダー!」ポーイッ

ワンダー「ダネフッシャッ!」ポンッ

ブルー「つるのむちでこの人たちを乗せてっ!」

ワンダー「フッシー!」シュルルルッ

「おおっ…!」

「助かった…!」

「神様……っ!」

124 : 以下、名... - 2014/10/15 23:35:57 BqxJ/Tig 108/740

レッド「行くぞッ!さっさとこの地下通路から脱出するっ!」

ブルー「レッドくんっ!まだ乗せれてない人たちが…!」

レッド「流石のもうこれ以上は乗せられねぇ!一旦出るのが先決だっ!」

ブルー「くっ……」

ブロロロロロォォォンッ!!!ドォォーンッ!キキィィィィイッッ!

「外だ…!」

「助かったぞ!」

ブルー「ハァ…ハァ…良かった…」

女性「待ってください!まだ中にウチの子がっ!」

男性「俺の親父もまだこの中にっ!」

レッド「クソがァッ!」ブロロロロンッ!!!

ブルー「レッドくんっ!」

レッド「テメェはそこに居ろッ!」

125 : 以下、名... - 2014/10/15 23:46:37 BqxJ/Tig 109/740

「おかーさ……くるしいよぉ……」

「おぉ…ばーさんや……。今直ぐに後を追うから…の…」

がしっ!

レッド「坊主!じいさん!しっかり捕まってろ!」

ブロロロロロォォォンッ!!!

ブルー「レッドくんっ!」

女性「坊や!」

男性「親父ィ!」

「おかー………さ…………」ガクッ

「おぉ……むす…こ……よ…」ガクッ

女性「坊や…?坊や!坊やぁ!イヤァァァァァ!!!」

男性「ウソだろ…!?親父!親父ィィ!死ぬなよッ!お袋みたいに俺を置いてくなよッ!親父イィィィィィ!!!」

ブルー「う…ウソ……?何で…?どうして……?」ガクッ

レッド「………」

126 : 以下、名... - 2014/10/16 00:18:04 iqoBkSwY 110/740

prrrrrrr!prrrrrrr!ガチャッ

謎の男「ハイ、私です。無事、ハナダ、クチバ間の地下通路にドガースの毒ガスを散布する事が出来ました。どうやらドガースでは思った以上に致死状態に陥るのに時間が掛かるかと…」

謎の男「ハイ…ハイ……。では次はシオン、タマムシ間の地下通路にマタドガスの毒ガスで実験をします。では失礼します…」ガチャッ

チャキッ

キラ「ストライ…」

レッド「テメェだろ?あのドガースのトレーナーは」

謎の男「………」

レッド「だんまりしても無駄だ。さっきのポケギアの会話は全部聞いていた。次はシオン、タマムシ間の地下通路で実験だってか?」

レッド「ロケット団さんよぉ?」

ロケット団「クッ…!」チャキッ

ザシュッ ごとんっ

ロケット団「」ブシャー

レッド「………良くやった、キラ」シュボンッ

ブルー「レッドくん、警察の人達が……ってどうしたの、その赤いの?」

レッド「タダのケチャップだ」ゴソゴソッ

128 : 以下、名... - 2014/10/18 09:01:59 yhBqYmTM 111/740

ハナダシティ

カスミ「じゃあ、毒ガスを吸った人たちは、ハナダで預からせてもらうから」

レッド「悪ィなカスミ」ニコッ

カスミ「べ、別にっ!アンタの為とかそんなんじゃないからねっ!」プイッ

レッド「分かってらぁ」

カスミ「後、あの地下通路、当分は通行止めらしいわよ」

レッド「まあ、当然だろうな」

カスミ「で、アンタは旅を続けるの?」

レッド「当然だ」

カスミ「ハァッ…。どうしてこんな奴に惚れたんだろ…」ボソッ

レッド「………」ガシッ

カスミ「ちょっ…!?ナニ……///」

レッド「水着になれ」ジィィガチャガチャッ

129 : 以下、名... - 2014/10/18 09:07:55 yhBqYmTM 112/740

――――
――
ブルー「ねえ、レッドくん…って、どうして二人ともツヤツヤしてるの?」

レッド「さあな?」ツヤツヤッ

カスミ「///」ツヤツヤッ

レッド「それでブルーはどうした?」

ブルー「あのね、折角旅に連れてってくれたのに、悪いんだけど…その……暫く、ハナダに居てもいいかな?」

レッド「………」

ブルー「あの毒ガスを吸った人達が心配で……」

レッド「そうか…」

レッド「………」ポンッ

ブルー「えっ…」

レッド「先に行く。だからお前も後から追いついて来い」

ブルー「う、うんっ!」パァァ

カスミ「何だか良い雰囲気で悪いんだけどさ、何でアンタ等はピンピンしてるのよ?」

レッド「マサラの人間は丈夫なんだ」

130 : 以下、名... - 2014/10/18 09:23:56 yhBqYmTM 113/740

男性「オイっ!お前っ!ゲホッ…ゲホッ」

ブルー「あ、あの時の…。その、無茶しない方が……」

男性「うるさいっ!帽子の奴!何で俺の親父を真っ先に助けてくれなんだ!?」ガシッ

レッド「………」

男性「親父はもう足とか腰とか不自由で…!助けるなら俺より先に親父を助けてくれりゃあ良かったものを…!」

カスミ「ちょっとアンタ!レッドはアンタ達の命の恩人でしょっ!?それを忘れて…!」

男性「分かってる…!分かってるけどよぉ…!お袋を病気で亡くして直ぐに親父まで…!もう俺には家族がいねぇ……!気持ちが整理つかねぇんだよっ!」

男性「なぁっ!親父を返せよッ!頼むから返してくれよォ…!もうたった一人の家族なんだよぉ……!」

レッド「………アンタの親父を真っ先に助けなかったのは悪いと思っている。あの坊主を助けなかったこともな、そこに隠れている人妻さん」

女性「ッ!」コソッ

レッド「だが謝りはしない。そもそも俺には関係ない赤の他人だ」

レッド「だけどよ、そこに居る奴だけは責めないでくれよ?そいつは俺と違って、ハナから全員を助けようと必死だったんだからな」

ブルー「………」

132 : 以下、名... - 2014/10/22 23:50:36 AWqu2hz. 114/740

シオンタウン

ブロロロロロォォォンッ!!!キキイィィッ!

レッド「イワヤマトンネル、フラッシュ無くとも、ハーレーのライトが有れば、何の恐怖もないわ」

レッド「しかし、何だ。この町は……」

「でね…今日、彼氏をね…フフフ…アハハハハハッ」

『この恨み…忘れないからなァ……!』スー

「おおっ…!私のカワイイカワイイ、ガーディちゃん…。早く起きてよぉ…」

『わんっ!』スー

レッド「この町全体にとてつもない霊気が彷徨ってやがる…」

133 : 以下、名... - 2014/10/22 23:51:11 AWqu2hz. 115/740

レッド「しかも、この塔は一体何なんだ?」

グリーン「それはポケモンタワーって言って、死んだポケモンを埋葬して供養するための塔なんだZE!」

レッド「グリーンか」

グリーン「ヘイッ!レッドゥ!お前もこの町に来たのかYO!」ウネウネッ

レッド「お前の存在はこの町には似合わんな」

グリーン「ハッ!そんな事言うなYO!それより、イイとこに来たぜ!お前もこっちに来いよ!」

レッド「?」

134 : 以下、名... - 2014/10/23 00:03:37 YjI0jr3c 116/740

ポケモンハウス

グリーン「ココだ、ココ!」ガチャッ

レッド「何だこの家は?」

町人「ようこそ、いらしてくれました!ポケモントレーナーさん!」

レッド「どういう事だ?」

グリーン「実はな…」

町人「このポケモンハウスの経営者で、ポケモンタワーを作った、フジ老人と言う方が、ロケット団に捕まり、ポケモンタワーの屋上に立て籠もっているのです」

レッド「!?」

グリーン「だけど、まあこの町にゃポケモントレーナーが居ないらしくてよ、助けたくても助けれなくて、俺達みたいな旅のトレーナーに助けを求めてるって事よ」

町人「現在アナタ方二人と、ここに居る三人を含めて、五人のトレーナーさんが集まってくれましたっ!」

エリートトレーナー♂「僕達でフジ老人を助けようっ!」

エリートトレーナー♀「人助けもトレーナーとして当然よね」

海パン野郎「泳ぎたいぜ!」

グリーン「ま、そう言う事だな」

レッド「………」

136 : 以下、名... - 2014/10/23 22:18:45 YjI0jr3c 117/740

少女「おにーちゃん達がおじーちゃんを助けてくれるの?」

カラカラ「カラァ?」

レッド「この子とこのポケモンは?」

町人「この子はフジ老人のお孫さんだよ。それと…」

レッド「?」

町人「このポケモン、カラカラは母親のガラガラをロケット団に殺されたんだ…。金の為にね」

エリ子「ヒドイ…」

エリ雄「許せないぞ!ロケット団!」

海パン「海パンがピッチピちだぜ!」

少女「私もおじーちゃんを助けに行く!ねっ、カラカラ!」

カラカラ「カラッ!」

グリーン「なっ?ここで名を上げりゃ、俺等もヒーローだZE?ここはいっちょ助けてやろうや?」

レッド「………俺には関係ない」フゥゥ

137 : 以下、名... - 2014/10/23 22:29:42 YjI0jr3c 118/740

グリーン「なっ…!?レッドゥ!?」

エリ雄「さっきの話を聞いてなかったのかい?この人たちは困っているんだよ?」

レッド「ではもし、俺達が助けに乗り込んで、返り討ちに合い、死んだとしたらどうする?相手は人もポケモンも簡単に殺す連中だぞ?」

エリ雄「それは…」

レッド「それに、強行突破で人質のフジ老人が殺されたらどうする?その時は助けれなかった俺達に責任が来るんだぞ?」

エリ子「じゃあ、キミは臆病風に吹かれたって事?」

レッド「そう取るかはアンタ等次第だ」スタスタッ

グリーン「ヘイッ!レッドゥ!」

ガチャンッ

エリ子「何よ、あの子」

エリ雄「彼はまだ子供だ。仕方ない。僕達だけで助けに行こう。ね、海パンくん?」

海パン「海パンの下からモッコリだぜ!」

町人「よろしくお願いします!」

138 : 以下、名... - 2014/10/23 22:42:43 YjI0jr3c 119/740

レッド「………」スタスタッ

グリーン「ヘイッ!レッドゥ!お前っ!一回止まれよ!」ガシッ

レッド「あんだよ?」

グリーン「お前さぁ?そんなに冷たい奴だったか?」

レッド「アイツ等は生温い。ロケット弾を相手にする事は、普通のポケモンバトルを挑むとは訳が違うんだ」

レッド「あんな生温いやり方では、アイツ等、死ぬぞ」

グリーン「ハードボイルドってのはそう言うもんなのか?仁義の漢じゃないのか!?」

レッド「お前ェ、ハードボイルドを勘違いしてないか?」

グリーン「何ィ?」

レッド「ハードボイルドとは、感傷や恐怖などの感情に流されない、『冷酷非情』、精神的肉体的に強靭、妥協しないなどの人間の性格を表すんだ」

グリーン「それ、今のお前と矛盾してるだろ」

レッド「何?」ピクッ

グリーン「何が感情や恐怖に流されないだ!精神的肉体的に強靭だぁ!?今のお前はロケット団を怖がっているだろ!」

139 : 以下、名... - 2014/10/23 22:50:35 YjI0jr3c 120/740

レッド「………俺はもう赤の他人の為に命を張るのは御免蒙る」

グリーン「………そうかよ、お前はそう言う奴だったんかYO!」ドンッ

レッド「………」ドサッ

グリーン「俺は、行くぞ」スタスタッ

とことこっ

少女「おにーちゃんはおじーちゃんを助けてくれないの?」ウルウルッ

カラカラ「カラッ?」ウルウルッ

レッド「………悪ィな、流石に命は張れねぇや」ナデッ

少女「うぅ…でも!私はおにーちゃんが助けてくれなくても!私もあの人たちと一緒におじーちゃんを助けるよ!」グッ

カラカラ「カラァ!」グッ

少女「私の力をみせてやるー!」トコトコッ

カラカラ「カラー!」トコトコッ

レッド「………ったく。あくまで命は張らねぇって話だっての」

140 : 以下、名... - 2014/10/23 23:02:44 YjI0jr3c 121/740

ポケモンタワー

エリ雄「あがっ…!」

エリ子「きゃあっ!」

海パン「海パーンッ!」

エリ雄「ひ、卑怯だぞ!トレーナーに直接攻撃してくるなんて!」

したっぱ1「ハッハー!俺達は悪の組織だぜ?ポケモンバトルのルールなんて知るかよ!」

したっぱ2「だからこんなのも使っちゃうぜ!」チャキッ

バァンッ!

海パン「海ぱーんっ!」ドサッ

エリ雄「海パンくんっ!

エリ子「キャァァァ!」

海パン「死ぬ前に…海で……泳ぎたか……った…パンツ…」ガクッ

エリ子「し、死んじゃったぁ」ガクガクッ

エリ雄「この悪党め!行けっ!オゴリザル!」ポーイッ

オゴリザル「ウキャァァ!」ポンッ

141 : 以下、名... - 2014/10/23 23:14:04 YjI0jr3c 122/740

したっぱ1「ヒィィ!オゴリザルだぁ!強そうだべぇ!」

幹部「下がっていろ」

したっぱ2「幹部さまぁ!」

幹部「行け、アーボック」ポイッ

アーボック「シャァァァボォック!」ポンッ

エリ雄「あなたが幹部か…!覚悟ッ!からてチョップ!」

オゴリザル「ウゥキャァ!」ブンッ

幹部「アーボック、ダストシュート!」

アーボック「シャアアァァ!」ゲボォォォ!

オゴリザル「ウギャアァァァ!」ドロォォ

エリ雄「オゴリザル!」

幹部「余所見してる場合か?」

エリ雄「えっ?」

142 : 以下、名... - 2014/10/23 23:24:44 YjI0jr3c 123/740

がぶりんちょっ

エリ子「イヤアアァァァァァ!!!」

アーボック「シャー♪」マグマグッ

エリ雄「んんーー!んーーー!」ジタバタッ

幹部「のみこめ」

ごっくんっ

エリ子「う…うそ……?」

幹部「モンスターボールは吐き出しておけ。後でボスに献上する」

アーボック「シャッ」ペッ

143 : 以下、名... - 2014/10/23 23:34:59 YjI0jr3c 124/740

エリ子「イヤアァァァァ!!!」ダッ

幹部「行け、サンドパン」ポイッ

サンドパン「サンッ!」ポンッ

幹部「きりさく」

サンドパン「サーンッ!」ザシュッ

エリ子「きゃあぁっ!」ビリッ…ビリビリッ!

幹部「お前達、後は好きにしろ」

したっぱ1「うへへへへっ」

したっぱ2「イイ身体してるじゃねぇか」ジュルリッ

エリ子「イ…イヤァ……」ウルウルッ

グリーン「マネー!みずのはどう!」

マネー「カァメェェェ!!!」バシャァァァンッ!

144 : 以下、名... - 2014/10/23 23:39:31 YjI0jr3c 125/740

アーボック「シャボッ!?」ビシャァッ

幹部「チッ、新手か…」

グリーン「主役は遅れてやってくるんだぁYO!こうそくスピン!」ウネウネッ

マネー「カメェェ!」グルルルルルッ!

幹部「アイアンテール!」

アーボック「シャァボッ!」ブオォォンンッ!

ガキィィィィンッ!

グリーン「チッ!」

幹部「大した威力だ」

グリーン「鋼技を使っておいて、何を!」

145 : 以下、名... - 2014/10/23 23:44:07 YjI0jr3c 126/740

ガタッ

幹部「ッ!」

少女「あっ…!」

カラカラ「カラッ…!」

幹部「サンドパン!」

サンドパン「サァンッ!」バッ

少女「きゃっ……!」

グリーン「しまっ……!」

ブロロロロロォォォンッ!!!ドォォォオオンッ!

サンドパン「サァンッ!?」バコーンッ

幹部「何奴ッ!?」

グリーン「赤ァ!」

レッド「勘違いするなよ、俺は墓参りに来ただけだ」キキィィィ!

グリーン「へっ。やけにダイナミックな墓参りじゃねぇかYO」

146 : 以下、名... - 2014/10/24 21:20:29 giMUzPsM 127/740

レッド「と言う訳で、墓参りの邪魔だ。さっさとお家に帰りな」

幹部「お家に帰るにはまだ遊び足りないのでな」

レッド「ふんっ。ならば俺がその遊び相手になってやるよ」ポーイッ

ライター「リィザァァ!」ポンッ

グリーン「ヘイッ!レッドゥ!今は俺がバトルを…」

レッド「お前は今の内にフジ老人を助けに行け」ボソッ

グリーン「…!ったく、しゃーねぇなっ!」ダッ

したっぱ1「逃がすかっ!」

幹部「捨て置け!」

したっぱ2「しかし…」

幹部「結局助けても、逃げるにはここに戻ってこなくてはならない。ならば今はコイツを仕留めて、後から待ち構えていれば良い」

レッド「そうだぜ?今は俺と遊ぼうや」

147 : 以下、名... - 2014/10/24 21:28:10 giMUzPsM 128/740

エリ子「あ、アナタ…」

レッド「オイ、アンタはその子を連れて、さっさと外に出な」

エリ子「で、でも……服が…///」

レッド「ほらよっ」ファサッ…

エリ子「あっ…」

レッド「それ貸してやるからさっさと行け」

エリ子「う、うんっ…///」

少女「おにーちゃんっ!助けてくれてありがとうっ!」

したっぱ1「女子供は逃がして自分はナイト気取りかっ!」

したっぱ2「若い奴が命張って粋がってんじゃねーよ!」

レッド「生憎、俺はナイトじゃない…ハードボイルドだ」ピンッ

幹部「ッ!?」

レッド「おらよっ!」ポーイッ

ピッカァーーーーッ!!!

148 : 以下、名... - 2014/10/24 21:35:55 giMUzPsM 129/740

幹部「閃光弾ッ!?」

したっぱ1「うわああぁぁぁぁぁぁ!」ジタバタッ

したっぱ2「目がァ…!目がアァァァァ!!!」ジタバタッ

レッド「ライター!ドラゴンクロー!」

ライター「リィザァ!」ザシュッ

幹部「アーボック!」

アーボック「シャァボッ!」

ガキィィィィンッ!

幹部「まさか子供が閃光弾を持っているとはな」

レッド「さっき買ってきた」

幹部「ふんっ。アーボック!後ろからアイアンテール!」

アーボック「シャァボッ!」ブオォォンッ!

レッド「その長い尻尾を利用して来たか…!」

149 : 以下、名... - 2014/10/24 22:29:39 giMUzPsM 130/740

ガキィィィィンッ!

幹部「何っ!?」

レッド「ふっ。やるな、お前」

カラカラ「カラァ!」ギリ…ギリッ

幹部「さっきのガキと一緒にいたカラカラか……だが、サンドパン!」

レッド「!下かっ!」

幹部「あなをほる!」

ボコッ!

サンドパン「サンドパーンッ!」ドォォンッ!

レッド「ぐっ…!」ドサッ

ライター「リザアァッ!」ドサッ

カラカラ「カラァ!」ドサッ

幹部「さあ、アーボック。こいつ等を丸呑みにしてしまえ」

アーボック「シャア!」ガオー

カラカラ「っ!」

150 : 以下、名... - 2014/10/24 22:49:01 giMUzPsM 131/740

――――
――
「追えー!」

「逃がすな!」

「シャァボック!」

「ガラッ!ガラガァラッ!」ザッ

「カラッ!カラカラァ…!」ギュゥ…

「ガラガァッ!」

「カラ…ッカラァ~~~!」ダッ

「子供が逃げたぞ!」

「逃がすな!」

「ガラガァッ!」ザッ

「邪魔をする気か…アーボック!」

「シャアァァァ!」ガバッ

「ッ!カラカァ!カラカァァァァアアッッ!!!」

151 : 以下、名... - 2014/10/24 22:54:24 giMUzPsM 132/740

カラカラ「カラカァァァァァァアアッッ!!!」

ヒュンッヒュンヒュンヒュンヒュンッバキィィィッ!

アーボック「シャボッ!?」ドサッ

幹部「何っ!?一体何処から…!?」

レッド「アレは、ホネブーメラン…。まさかカラカラが…?」

カラカラ「カラ…?」

レッド「違う…じゃあ、誰が…?」

タチサレ……タチサレ………!

幹部「アレは……!」

レッド「ガラガラ…?」

ガラガラ『タチサレ……ココカラタチサレ………!』ボッ

152 : 以下、名... - 2014/10/24 22:59:23 giMUzPsM 133/740

レッド「この感じ…霊か」

幹部「霊だとっ…!?そんなバカな…!」

ガラガラ『ケス……ロケットダン…ユルスマジ……!』

カラカラ「カラカァッ!」トコトコッ

ガラガラ『ッ!ボ…ボウヤ……!』

カラカラ「カラカァッ!」ギュゥ

ガラガラ『ガラァ……』ギュゥ

レッド「………」フッ

幹部「ダストシュート!」

アーボック「シャボォ!」ゲボォォォ!

フッ

幹部「アレ?」

レッド「オイ、今良い場面なんだから空気読めよな?」チャキッ

153 : 以下、名... - 2014/10/24 23:04:41 giMUzPsM 134/740

ポケモンタワー7階

グリーン「ヘイッ!アンタがフジ老人か?」

フジ「如何にも。私がフジ老人だが、キミは?」

グリーン「俺はグリーン!あの有名なオーキド・ユキナリ博士の孫だZE!アンタを助けに来たZE!」

フジ「おおっ!あのオーキドくんの…!だがロケット団は…?」

グリーン「今、下で俺のダチが食い止めてる。さっさと戻ろうZE!」

154 : 以下、名... - 2014/10/24 23:08:23 giMUzPsM 135/740

ポケモンタワー六階

グリーン「ヘーイッ!レッドゥ!……ってアレ?ロケット団は?」

レッド「今しがた郵送でお家に帰ったさ」

グリーン「は?郵送?」

フジ「おおっ!キミも私を助けに?」

レッド「イヤ、俺はただの墓参りさ」

グリーン「なあ、さっきから何か鉄っぽい匂いがするんだけど…?」クンクンッ

レッド「気の所為だろ」

155 : 以下、名... - 2014/10/24 23:16:12 giMUzPsM 136/740

ロケット団のアジト

したっぱ「ボス!今しがたシオンのポケモンタワーに滞在中の部隊からの捕えたポケモンが郵送で着きました!」

ボス「ほう…。それは楽しみだな」

したっぱ「結構な重さですよ!コレは期待出来ますね!」ズシッ

ボス「後で褒美をやらなければ……ッ!?」カパッ

したっぱ「こ…これって生く……オ゛エ゛エ゛ェェェ…」ゲボォォォ!

ボス「おぉ…っ!ジョンパニィ…!ポール…!ジロー…!何て姿に……!」フルフルッ…

156 : 以下、名... - 2014/10/25 23:21:59 wIRkBIqo 137/740

ポケモンハウス

フジ「キミ達のお陰で助かったよ。ありがとうっ」ペコッ

少女「ありがとうっ!」ペコリッ

グリーン「イヤイヤイヤッ」テレッ

レッド「死人は出ちまったがな」

フジ「……彼らには本当にすまないと思っている…。はした金だがご家族に謝礼金と墓を建てさせてもらったよ」

フジ「そうだっ。キミ達にも何かお礼を…」ゴソゴソッ

レッド「別に俺は…」

グリーン「レッドゥ!ここはもらっとこうZE!」

フジ「コレをやろう」スッ

レッド「笛か?」

グリーン「笛だな」

フジ「コレはポケモンの笛と言って、眠っているポケモンを無理矢理起こすことが出来るのじゃ」

レッド「ふんっ」スッ…

ぴ~ひゃらぴ~ひゃらっぱっぱっぱらぱ~♪

157 : 以下、名... - 2014/10/25 23:28:35 wIRkBIqo 138/740

少女「おもしろ~いっ!私にも吹かせて!」

ぷぴ~っ

少女「へへっ。おにーちゃんと関節キスだねっ♪」ニパァッ

レッド「ふんっ…」フイッ

グリーン「ほ~。レッドゥめ。良い思いしやがって…」ピー

フジ「あ、そっちは私のお古だから、私と関節キスじゃね♪」ニマァ

グリーン「う゛お゛お゛お゛ォォォ」オエェェェ

カラカラ「カラァッ!」クイッ

レッド「ん?何だ?」

少女「この子ね、おにーちゃんと一緒に旅がしたいんだって!」

カラカラ「カラッ!」グッ

レッド「ふっ。良いだろう。お前はこれからジュニアと言う名だ」

ジュニア「カラァッ!」

158 : 以下、名... - 2014/10/25 23:34:03 wIRkBIqo 139/740

グリーン「じゃあ、俺はもう行くZE!」

レッド「さっさと行けよ」

グリーン「ハッ!次会ったら今度こそバトルだからなっ!次は勝つからなっ!」ダッ

レッド「そうかよ」

レッド「………何か用か?」

エリ子「………コレ、アリガト」スッ

レッド「そう言えば、上着を貸してたな」

エリ子「後…助けてくれて……キャッ///」グイッ

レッド「用事を思い出した。今晩、俺の部屋に来な…」

エリ子「う、うん…///」

グリーン(アンタを助けたの俺だろーがっ!何だっ!?主人公補正かッ!)コソッ

161 : 以下、名... - 2014/10/26 10:28:13 vIs1r6jY 140/740

レッド

手持ち 六匹      
リザード  ♂ NN ライター       ピカチュウ ♂ NN ピッキー
Lv29                   Lv25
ドラゴンクロー かえんほうしゃ     10万ボルト でんこうせっか
りゅうのいかり  えんまく       くさむすび  ちょうはつ

ニドリーノ ♂ NN マスキオ      ??? ♀  NN フカヒレ
Lv25                     Lv15
どくばり みだれづき            とっしん あなをほる
10万ボルト にどげり           りゅうのいかり りゅうせいぐん

ストライク ♂ NN キラ        カラカラ ♂ NN ジュニア
Lv39                    Ⅼv18 
きりさく はがねのつばさ        ほねこんぼう ずつき
つばめがえし でんこうせっか     きあいだめ  なきごえ



続き
レッド「ハードボイルドにチャンピオンを目指す」【2】


記事をツイートする 記事をはてブする