関連
一方通行「フラグ・・・ねェ」【1】
――第二三学区・国際空港
まだ夕方から少し過ぎたぐらいの時間帯。
学園都市の国際空港は大勢の人々で賑わっていた。
そして天使同盟の三人の姿もここにあった。
一方通行「えェと、俺達が乗る飛行機は・・・・・・あれだな」
ガブリエル「―――――」
一方通行「お前、絶対それ脱ぐなよ」
水を司る大天使、ガブリエルは衣服を纏っていた。
クリーム色のワンピースのような服に超巨大なフードが付いており、ラッパ状の彼女の頭もスッポリと覆うことが出来る大きさのものだった。
さすがに外国でこの異形な姿をさらけ出して歩くのはマズいだろう、と風斬が提案し、一方通行が空港にあった店で購入してきたのだ。
風斬「あっちに着いたら、顔ぐらいは出してもいいと思いますよ」
ガブリエル「uhyjsdvm御意gufeg,n」
一方通行「イギリス行き。 こいつらと俺で三人。 これパスポート」パサッ
受付「少々お待ちください。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。 はい、確認しました。
どうぞ、お気をつけて。 よい旅を」
一方通行「二十時三十五分に出る飛行機だ、スカイバス365」
風斬「もうそんなに時間がないですね、早く荷物を預けましょう」
ガブリエル「―――――」ジー
一方通行「そのベルトコンベアに荷物を乗せンだよ」
ガブリエル「tiufndki把握venjkrg」ボスッ
風斬「よいしょ・・・・・・と」ボスッ
一方通行「ガブリエルは荷物扱いにしてここに預ければ旅費浮いたかもなァ」ボスッ
風斬「そんな意地悪言っちゃダ――――」
瞬間。
一方通行と風斬、そしてガブリエルに凄まじい悪寒が走った。
一方通行「―――ッ!? なンだ・・・・・・!?」
風斬「い、今、一瞬・・・・・・」
ガブリエル「―――――」キョロキョロ
三人はすかさず辺りを見回す。だが、悪寒の正体なるものは見当たらない。
そしてその後はパッタリと感じられなくなった。
一方通行「今の嫌な感じ・・・・・・どこかで」
風斬(・・・・・・・・・・・・・・・・・・・まさか、いやそんなはずは)」
ガブリエル「―――――」
一方通行「・・・・・・ふン、まァいい。 行くぞ」
風斬「あ、はいっ」
ガブリエル「thoblml天使vnwgk否mgogqsb人工nfighih否dmfiehg不可思議mbnehg」
一方通行「ファーストクラスだ、文句無ェだろ」
風斬「す、すごい! さすが第一位ですね・・・・・・」
一方通行「第一位なンて肩書き、こンくらいにしか役に立たねェけどな」
――スカイバス365・ファーストクラス用機内ラウンジ
風斬「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」ポカーン
ガブリエル「gmgjjkmfk圧巻uymbshek」キョロキョロ
一方通行「へェ・・・・・・、あンま期待してなかったが、大したもンじゃねェか」
風斬「な、なんで飛行機にラウンジが・・・・・・、ざ、座席じゃないんですか?」
一方通行「ファーストクラスの座席もあるにはあるが、スカイバス365はこォなってンだろ。
俺達に用意されてる専用の部屋もあンぞ」
風斬「うわぁ~・・・・・・、うわぁ~!!」キョロキョロ
ガブリエル「mvthioth興味sribnc深々nifig;b」
風斬「て、天使さん!! あれ! バーのカウンターみたいなのまでありますよ!!」キャッキャッ
ガブリエル「geubnbdk未来的neisd空間ddfipk」
一方通行「はしゃぎすぎだろオマエら (いやでも・・・・・・凄ェなこれ)」キョロキョロ
風斬「す、すみません! でもこんなの・・・・・・テンション上がっちゃいますよ!」
一方通行「わァーかったから落ち着けってェの。 とりあえず部屋行くぞ」
風斬「は、はい! わぁ~・・・・・・もう既に最高ですよこの旅行・・・・・・」
一方通行「もォガブリエルの情報収集とかどうでもいいくらい?」
ガブリエル「―――――」コクン
一方通行「いやお前が頷いたら元も子も無ェだろ」
ガブリエル「―――――」
――スカイバス365・ファーストクラス 天使同盟(アライアンス)専用指定個室
一方通行「さすがにホテルとかみてェに広いわけじゃねェンだな」
風斬「で、でも、三人でもゆっくり寛げるくらいには広いですよこれ!
まるで私たちのために誂えたような・・・・・・」
一方通行「受け付けた人数によって指定される部屋も違うンだろ、一人じゃちょっと広いぞここ」
ガブリエル「mvoghjr寝台yybdnq広々grhblh」ピョイーン ボスッ
一方通行「ベッドに飛び込ンでンじゃねェよ、クソガキかお前は」
風斬「わ、私も! ふわぁ・・・・・・フカフカですよこのベッド・・・・・・」ピョイーン ボスッ
一方通行「ったく・・・・・・どいつもこいつも」ハァ
風斬「あ、天使さん、機内探索に行きましょうよ!」
ガブリエル「mgotjhm御意asuvur」
風斬「一方通行さんも行きましょう」
一方通行「行くかクソボケ、オマエらで行って来い。 頼むから暴れたりすンなよ、
さすがに航空機は弁償出来ねェ」
風斬「わかりました、すぐ戻ってくると思いますので!」ガチャッ
ガブリエル「mnbyafg探索tydnskp開始hvhrogm」パタン
一方通行「これじゃ本当にただの観光旅行だぜェ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
ピョイーン ボスッ
一方通行「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・おォ、マジでフカフカじゃねェかァ・・・・・・」フカフカ
風斬「うわ、見てください! アメニティセットがたくさん並んでますよ・・・・・・
可愛いデザインの小袋ですね~、きっとこれ有名なブランドさんが作ったものですよ!」
ガブリエル「butbmb酒nbiter」
風斬「あ、お酒ですね。 シャンパンとかワインとかが中心みたいですね、
さすがにすき焼き屋とかにあるのとは違うんでしょうね~」←失礼
フライトアテンダント「ようこそ、スカイバス365へ」
風斬「あ、え、ハ、ハロー・・・・・・!」アセアセ
フライトアテンダント「うふふ、そこまで畏まらなくても大丈夫ですよお客様。 えっと、
風斬氷華様に、ミーシャ=クロイツェフ様で宜しかったでしょうか?」ピッ ピッ
風斬「あ、はい。 あの、騒がしかったですか・・・・・・?」
フライトアテンダント「いえいえ。 機内食のご注文を伺いに参ろうかと思いましたので、
お声をかけさせていただきました」
風斬「機内食・・・・・・やはりファーストクラスともなると凄いご馳走が・・・・・・?」
フライトアテンダント「勿論でございます、料理協会より厳選された一流のコックによる
豪華ディナーを用意しております」
ガブリエル「ajdjgot豪華tutofgm料理vcgrlkd」ジュルリ
風斬「楽しみです! 部屋に一方通・・・・・・まだ一人残ってるので、
彼に聞いておいてもらえますか?」
フライトアテンダント「かしこまりました。 では、ごゆっくり寛いでいってくださいね」ニコッ
一方通行「ほォ・・・・・・観れる映画もかなりの数があるじゃねェか、テレビも割とでけェし。
今度、黄泉川たちやクソガキ共も皆呼んでどっか連れてってやろォかな」ピピッ
フライトアテンダント『失礼します、機内食のご注文を承りに参りました』
一方通行「ン、もォそンな時間かァ、どォぞ」ガチャ
フライトアテンダント「失礼します、こちらのメニューからお選びください」スッ
一方通行「ちっ、機内食のクセにこンなに種類あンのかよ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
めンどくせェ、適当に三人分持ってきてくれ」
フライトアテンダント「かしこまりました、お飲み物は先にお持ちしましょうか?」
一方通行「あァ頼む、シャンパンでいいわ」
フライトアテンダント「承りました、少々お待ちくださいせ」ガチャ パタン
一方通行「シャンパン注いだグラス片手に、フカフカのソファーに腰掛けて映画鑑賞か・・・・・・、
ぎゃは、やってることが学園都市のお偉方となンら変わらねェ」
一方通行「さて・・・・・・着いた時のことも考えねェとな。
確かこの便はロンドン行きだったが・・・・・・そもそもアックアはどこにいるンだ」
一方通行「やっぱ第三王女の護衛をしているとなると・・・・・・バッキンガム宮殿かァ?」
一方通行「王女じゃなくて護衛に会うワケだから、割とすンなり通してくれる・・・・・・はずだよなァ」
一方通行「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・はァ、めンどくせェ」
フライトアテンダント『失礼します、シャンパンをお持ちしました』
一方通行「開けていいぞ」
フライトアテンダント「失礼します」ガチャ
一方通行「どっかその辺にでも置いといてくれ」
フライトアテンダント「かしこまりました」ゴトッ
一方通行「なァ、ロンドンまであとどれくらいで到着すンだァ?」
フライトアテンダント「トラブルが起きなければ、あと十一時間ほどで空港に着陸出来るかと」
一方通行「十一時間・・・・・・だと」
フライトアテンダント「それでは、機内食の方はもうしばらくお待ちくださいませ。
失礼いたします」パタン
一方通行「やっぱ超音速旅客機で行ったほうが遥かに早かったな・・・・・・
まァそれ言えばあいつらの場合、自分で飛ンでいったほうが早いけど」
一方通行「ま、たまにはこンなのんびりした移動も悪くはねェか」
風斬「ただいまー」ガチャ
ガブリエル「mjeigj貴方utyptm只今jfvurkgk」
一方通行「よォアホども、探索はもォいいのかよ」
風斬「はい、もう最高ですねこの飛行機! どこもかしこも豪華絢爛で・・・・・・、
あ! すごい、映画とかもあるんですね!」
一方通行「数も結構あるから、観てェもンがあンなら観ろよ。
まだあと十一時間もこの旅客機にいなきゃなンねェンだからな」
風斬「十一時間どころか、もうここに住んでもいいくらいですよ!」
ガブリエル「bswuigh同意gdtwefp」コクン
一方通行「いやさすがにそこまでじゃねェだろ・・・・・・テンション高ェなァ」
一方通行「・・・・・・にしても、なンかさっきからこォ・・・・・・チリチリするっつゥか、
わずかだが重圧みてェのを感じるンだよなァ」
風斬「そういえば・・・・・・テンション上がりすぎちゃって気付きませんでしたけど、
空港で感じた時のような気配が感じられますね」
ガブリエル「―――――」キョロキョロ
一方通行「機内を探索してる時に、妙なヤツがいたりしなかったか?」
風斬「私たちが妙なやつといえば妙なやつですけど・・・・・・特に見ませんでした。
さすがに他人の個室に入って探索とかはしてませんし」
ガブリエル「rtugjsFUSEmvrgrk酷似yofbk」
一方通行「何か気付いたのか?」
ガブリエル「grgahyrib確信mgorus不可能etyrkgv,」ブンブン
一方通行「ふン・・・・・・まァいい、気になってしょうがねェってレベルでもねェし、
魔術師でも乗ってンのかもな」
風斬「そうですね・・・・・・。 あ、シャンパン」
一方通行「おっと、そォだった。 せっかくだし飲もォぜ」シュポン
風斬「はい、でも程々にしといたほうがいいですよね」
ガブリエル「ryuffmg炭酸rthkqqsm飲料qwgngngm」
――スカイバス365・ファーストクラス とある専用指定個室
フライトアテンダント「失礼します、ご要望のパンフレットをお持ちしました」
エイワス「うむ、感謝するよ」
フライトアテンダント「それと、こちらサービスのシャンパンとなっております」
エイワス「成程、普通席や中間クラスでは本来提供されないものも、このファーストクラスでは
無料で提供されるというわけだ。 このような航空機の機内でさえ、格差が生じているのだな」
フライトアテンダント「? はぁ」
エイワス「しかし、こうしてみると航空機での移動というのも悪くない。人間の生み出した文明の
利器で空の旅・・・・・・、うむ、自身で音速飛行をするよりは遥かに快適だとは思わないか」
フライトアテンダント「そ、そうですね (自身で音速飛行・・・・・・?)」
エイワス「こういったことにもなかなかの価値が見出せる・・・・・・やはり効率よりは価値だよ、
私とアレイスターを分ける差異は、ここにあるのだろうな」
フライトアテンダント「(うぅ・・・・・・変なお客さんだなぁ。 見た目は信じられないくらい綺麗だけど、
どういう仕組なんだろう、全身がすごい輝いてる・・・・・・特殊な化粧品か何かなのかな?)」
エイワス「下がってくれていいよ。 君のことはもう理解した。
ファーストクラスの客室乗務員は、他とは違う専門の訓練を受けている・・・・・・、
クラスによって客への対応も変わるからなのだろう」
エイワス「ここですら差別が生じるのだな、いや、これは必要だからなのか。
全く・・・・・・やはり興味が尽きないよ、この世界は」
フライトアテンダント「で、では失礼します」
エイワス「む、すまない、少し待って欲しい。 私はね、この旅客機に乗って
あることをしたかったのだ。 その行為に興味を持ったから乗り込んだと言っても過言ではない」
フライトアテンダント「? なんでしょうか?」
エイワス「君、『ビーフオアフィッシュ』と、私に質問してはくれないか」
フライトアテンダント「は?」
エイワス「『ビーフオアフィッシュ』だよ。 航空機内では必ずされるやり取りなのだろう?
こういう何気ないやり取りにも、価値は見出せたりするもなのだよ」
フライトアテンダント「い、いえ、ファーストクラスではア・ラ・カルトで機内食を選択する方式ですので、
ビーフオアフィッシュはちょっと・・・・・・ (や、ヤバい、笑いそうになっちゃう)」プルプル
エイワス「ふむ? と、なるとやはりビジネス・・・・・・いやエコノミークラスでないとこのやり取りは
不可能だということだろうか? この時のために完璧な発音を習得してきたのだが」
エイワス「・・・・・・それにしても、私のような存在がまさか言葉の発音を練習するという行為に走るとはね。
だがどうだろう、実際に練習してみると、物凄い充実感を得ることが出来た。
ヒューズ=カザキリの言葉もあながち間違いではないということか。
人間を知るということはこうした充実感を得るとともに、そこにまた価値を見出すことが―――」ペラペラ
フライトアテンダント「あの・・・・・・当旅客機は我々がイラストを見せ、選択していただくという方式を
取らせていただいています。 しかもビーフオアチキンです」
エイワス「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
フライトアテンダント「(だ・・・・・・駄目だ、まだ笑うな、こらえるんだ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
し、しかし・・・・・・・・・・・・・・・・・・・)」プルプル
エイワス「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ビーフオアフィッシュ」キリッ
フライトアテンダント「ぶふぉっ」
――スカイバス365・ファーストクラス 天使同盟専用指定個室
一方通行「・・・・・・なんか少し先の部屋から笑い声が聞こえるンだが」モグモグ
風斬「うーん♪ このグリルチキン、すっごく美味しいです」モグモグ
ガブリエル「絶品mvl」ガツガツムシャムシャ
風斬「これが全部タダだなんて・・・・・・私、海外旅行にハマっちゃいそうです」
一方通行「幸せそうだなァオマエら・・・・・・こンなので良けりゃいつでも連れてってやンよ」
ガブリエル「d至福rg」
風斬「ありがとうございます。 って、あれ?」
一方通行「こいつ、声出した時のノイズがやたら少なくなってンな」
ガブリエル「近距離。 sudfj星dd」
一方通行「距離? なンの話だ、それが原因なのか?」
ガブリエル「確信。 不可能。 然。 距離。 ffh近rrhg」
風斬「それでも要領を得ませんが、距離がどうとかって言ってますね」
一方通行「(・・・・・・距離、ここが上空だから、か? だが上空だからどォした、
空に何かある・・・・・・? 近距離・・・・・・)」
一方通行「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・くそっ、わからねェ」
ガブリエル「謝々。 言葉。 上手。 伝達。 不可」シュン
一方通行「謝る必要なンざ無ェよ、落ち込むな。 そのためのイギリス行きだろォが」
そう。
そのためのイギリスなのだ。
しばらくするとガブリエルの音声には再びノイズが混じっていた。
絶好のチャンスだったが、ガブリエルが伝えんとする言葉の意図は掴めなかった。
だが、収穫ゼロというわけでもない。
距離。近距離。ガブリエルは確信が持てないという感じのことを言っていたが、これだけははっきり聞き取れた。
それと、ガブリエルの感情の揺れがノイズの有無に関係していることもわかってきた。
すき焼き屋の風斬についての件、あのとき彼女は風斬の名をはっきりと呼んでいる。
これで更にイギリスで何らかの情報が手に入れば、案外早期にこの天使騒動を解決できるかも知れない。
しかし。
(・・・・・・・・・・・・・・・・・・・このまま解決の手掛かりが得られず、ずっとこんな生活が続いても・・・・・・。
はっ、いやいや・・・・・・無ェよ。 それはない。)
このままでもいいかもしれない。
天使二人に振り回されてバカ騒ぎを起こし、そこに打ち止めや番外個体も加わり、たまに浜面達と馬鹿やって・・・・・・
そんな生活の中に、まぁ上条当麻も加えてもこの際良い。戦争は終わったのだ。平和を満喫するのも悪くは・・・・・・
そう思いかけたこともあったが、やはり"学園都市"はそれを許さないだろう。
―――アレイスター・クロウリー。
学園都市のトップが、これまでの一方通行達の行動を無視しているのは不自然だ。
何かを企んでいるに決まっている。自分たち暗部を道具のようにこき使ってきたやつなのだ。
学園都市にとって、天使の存在など障害以外の何者でもない。必ず消しにかかってくる。
(・・・・・・・・・・・・・・・・・・・冗談じゃねェ)
もし学園都市がガブリエルを抹消に来るというのなら、一方通行はかならずそれを食い止めるだろう。
彼自身は認めてはいないが、恐らくは、彼こそが今のこの生活を一番気に入っているのだ。
ガブリエルがそう簡単に消されることなど無いだろうが、アレイスターのことだ。
必ず何らかの手段を用いて徹底的に天使同盟を消しにかかってくるに違いない。
(・・・・・・・・・・・・・・・・・・・とりあえず今は、イギリス、ロンドンだ)
一方通行は食事を終えると、一旦眠ると風斬らに言い、ベッドに横になった。
風斬達は部屋に付属している32型液晶TVで、何の映画を観ようかと楽しげに話し合っていた。
一方通行は考えることをやめ、就寝した。
「―――行さん、一方通行――起――さい!」
ユサユサと、身体が揺さぶられる感覚。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・いや、これ実際に揺さぶらてるんじゃないか?
「――さん! 一方通行さん! もう到着しますよ!」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ン、あ・・・・・・?」
目を開けると、そこには
「mbohwfwg到着,pgkdsfhio」
ガブリエルの顔面がどアップで接近していた。
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・はァ」
いい加減このイベントは慣れた。
一方通行はため息をつきながら起床する。
「間もなくロンドンに到着するみたいですよ」
風斬がいそいそと荷物を片しながら言う。ということは自分は十時間以上寝ていたというわけだ。
よくそれまでこの二人がおとなしく出来ていたものだと、一方通行は小さく感心する。
「えへへ、新作映画、六本くらい観れちゃいました」
若干顔を赤くしながら心底どうでもいい情報を提供してくれた風斬。
よく飽きもせずに観賞できるものだ。
――スカイバス365・ファーストクラス 天使同盟専用指定個室
一方通行「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・今、ロンドンは何時くらいだ?」ボケー
風斬「えっと、朝の五時といったところでしょうか。 早朝ですね」
一方通行「五時か・・・・・・、どォする? 朝飯食ってから行くか?」
ガブリエル「hhruerh空腹vetrugigjl」
風斬「そうですね、一方通行さんもお腹空いてるでしょう?」
一方通行「ンー・・・・・・、まァそォだな」
ピピッ
フライトアテンダント『失礼します。 おはようございますお客様』
風斬「あ、おはようございます」
ガブリエル「betrigdfj御早rtifjfmgm」
フライトアテンダント『当旅客機は、まもなくロンドンのヒースロー空港に到着いたします。
お荷物をまとめ、降りる準備をお願いいたします』
一方通行「はいはい」
フライトアテンダント『それでは、失礼します』プツッ
一方通行「そンじゃ、行きますかァ」
風斬「わー・・・・・・楽しみだなぁ・・・・・・!」ワクワク
ガブリエル「dferrusf期待ctewfejh」テカテカ
一方通行「完っ璧に観光気分だなオマエら・・・・・・」
――ロンドン・ヒースロー空港 ターミナル3
一方通行「早朝だっつゥのに人多いなァおい・・・・・・」
風斬「うわぁー・・・・・・いろんな国の人がいる」
一方通行「そりゃそォだろ・・・・・・」
ガブリエル「frtothjro異国vdrygjl人vghrhgi」キョロキョロ
風斬「テンション低いですねー、一方通行さん」
一方通行「オマエらが高すぎるンだっつゥの、それに俺は寝起きだァ」
ガブリエル「bgmeghjjh荷物cvhghij」ヒョイ
一方通行「おし、ンじゃどっか適当な店でメシでも食うか」
風斬「お金、ユーロとポンドどっちなんですか?」
一方通行「ポンド、そっちのほうが良かったはずだ、もう替えてある」
風斬「それじゃあ行きましょうか」
エイワス「―――やぁ。 待っていたよ、天使同盟(アライアンス)」
一方通行「つか空港に店あンだろ、そこでいいや」
風斬「そうですね、軽めの食事にしておかないと」
ガブリエル「vdsrerog朝食nmtohoth」
エイワス「久しぶりだな、一方通行。 無事に第三次大戦を切り抜けられたようで何よりだ。
まぁもっとも、私はそうなることが分かって、君をロシアへ行くよう促したのだがね」
一方通行「ロンドンにマックってあンのかなァ」
風斬「せっかくですし、現地の料理を食べましょうよ」
ガブリエル「vngerij同意guiniorgkrlk」
一方通行「ンなもン夜にでも食えばいいじゃねェか、大体オマエら食ってばっかじゃね?
食事なンざ摂る必要無ェくせに」
エイワス「確かに、AIM拡散力場の集合体である我らと天使には、食事という行為を取る必要はない。
だがあえてそういった人間らしい事をするのもまた一興だとは思わないか?
何事も経験だと、人間たちも言っているではないか」
風斬「上手くいけば、バッキンガム宮殿でお食事とか出来たりしますかね?」
一方通行「あちらさンが友好的に受け入れてくれりゃァな」
エイワス「ふむ、この状況・・・・・・・・・・・・・・・・・・・、察するに私は無視されている、と解釈するべきか。
ふふふ、照れているのか? 久しぶりの再会だ、無理はないが・・・・・・。
ここはひとまず、私の言葉にも耳を傾けてみてはいかがだろうか。
もっとも、私の言葉に耳を傾ける価値がないと判断しているのであれば話は別だが」
一方通行「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
風斬「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
ガブリエル「gjhdfogj不可思議vweotuof発光体fwetogmh同類cfhgjogj」
一方通行「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・なンでてめェがここにいやがる、あー、名前なンだっけ、
金髪メルヘンブタ野郎でしたっけ?」
エイワス「メルヘン? 私の翼の事か? 今は生やしていないのだが・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
なるほどメルヘンか、そのような解釈も出来るとは・・・・・・ふむ、興味深い」
風斬「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
エイワス「嫌悪感剥き出し、といったところだな。 ヒューズ=カザキリ。
何か私が君を不快にさせるような発言をしてしまっただろうか?」
風斬「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・あなたは今、この世には現出できないはずです。
それなのにどうしてここへ?」
エイワス「ふふ、アレイスターと同じようなことを聞くのだな君も。
私が何故現出しているか。 君の胸に聞いてみたらいいと思うのだがね」
風斬「私・・・・・・、そ、それは・・・・・・」
エイワス「そうだ。 君も私も、恐らくは同じ理由で現出しているのだよ。
だがそれを気にすることはないはずだ、そうだろう?」
風斬「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・っ」グッ
ガブリエル「xdyoysfk天使adfdnh否vsriyhk不可思議deujogl」
エイワス「私は厳密には天使ではないよ、ミーシャ=クロイツェフ。 いや、ガブリエルと呼んだほうが
いいのかな? 初めまして、エイワスだ。 以後宜しく」スッ
ガブリエル「dldgjuh初見ffugrog宜敷dgrirolbm」ギュ
一方通行「握手なンざしてンじゃねェよ」ギロッ
ガブリエル「rfjrglm謝々tootjbflb」ビクッ
エイワス「何をそんなに怒っている? 私の存在が気に入らないのか」
一方通行「言わなきゃわかンねェか?」
エイワス「ふふふ・・・・・・、私が存在していると、打ち止めに負担が掛かるからか」
一方通行「ッ!!! てめェッ!!!!」バッ
風斬「あ、一方通行さん・・・・・・!!」バッ
ザワザワ・・・・・・ ナニ?ケンカ?
一方通行「・・・・・・ッ、ちィ・・・・・・」
エイワス「ふむ・・・・・・成程、君の怒るのもごく自然だというわけか」
エイワス「ならば、打ち止めに連絡をとってみたまえ」
一方通行「何・・・・・・・・・・・・・・・・・・・?」
エイワス「おそらく、彼女の元気な声が聞けるだろう。 打ち止めの身に
何かが起きていれば、今すぐこの場で私を消し去るがいい。 今の君なら可能かもしれない」
一方通行「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」パカッ prrrrrrrrrrr prrrrrrrrrr
一方通行「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」prrrrrrrrrr prr
打ち止め『もしもーし、ってミサカはミサカは勝手にイギリスに行ったあなたに
少し憤慨しつつも元気に電話に出てみたり』
一方通行「打ち止め、お前身体に何か異変は起きてねェか?」
打ち止め『え? ミサカはいつでも元気だよ! ってミサカはミサカは無い胸を張ってアピールしてみる』
一方通行「電話越しでアピールされてもわかンねェよ・・・・・・、本当に何もないンだな?」
打ち止め『大丈夫だよ、あなたの声を聞いてむしろ更に元気なったかも! ってミサカはミサカは
少し顔を赤らめながら恥ずかしい事を言ってみる・・・・・・えへへ///』
一方通行「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
エイワス「ふふ、可愛らしいじゃないか」
打ち止め『あ、ゲコ太ストラップありがとね! ってミサカはミサカは一生の宝物にするって心のなかで宣言してみる』
一方通行「思いっきり口に出てンぞ。 ・・・・・・まァ何もないならいい」
打ち止め『? どうしたの、あなたってミサカはミサ・・・・・・あ、そうだ!
ちゃんとお土産買ってきてよねってミサカはミサカは釘を刺してみたり!』
一方通行「あァ、紅茶とかでいいか?」
打ち止め『それもいいけど、ちょっとありきたりかもってミサカはミサカは思案してみたり・・・・・・
うーん、お菓子がいいな! でもやっぱりあなたが買ってきたものならなんでも嬉しいよ!
ってミサカはミサカは恋人のような発言をしてみる』
一方通行「そォかよ、わかった。 じゃ、またな」
打ち止め『今度ミサカ達とも一緒に旅行に行こうねって、ミサカはミサカはあなたの帰りを楽しみに待ってみる!』プツッ ツー ツー
一方通行「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」パチッ
エイワス「健気な子だな。 彼女にとって君は、最も価値のある、大切な存在なのだろう」
一方通行「・・・・・・どォいうことだ? ならどォやってお前は顕現している?」
エイワス「顕現などという大袈裟な言い方は私には相応しくないな。 ただ私は、一個人として
この世に存在しているだけだ」
風斬「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
エイワス「ここに我々の用な者が揃いも揃って存在している。 それだけでも価値を見出せると
思わないか? ヒューズ=カザキリ」
風斬「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・その意見には同意します。 ただ、その名前で呼ぶのはやめてくれませんか?
私の名前は風斬氷華です。 それ以上でも以下でもありません」
エイワス「成程、人間の名前を冠し、人間として生きる道を選択したか。
実に興味深いよ、風斬氷華」
一方通行「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・それで、何の用だメルヘン二号。 潮岸ンとこでの続きでもやるか?
それともお前、ガブリエルに何かくだらねェことしに来たンじゃねェだろォな」
ガブリエル「―――――」
エイワス「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・、そうだと言ったらどうする気だ」
一方通行「今すぐてめェはスクラップだ」カチッ
エイワス「ふふ、穏やかじゃないな。 だが安心していい、彼女に何かしようと言うわけではない。
興味はあるが、それは彼女だけではなく、君たち全員に、だよ」
風斬「?」
エイワス「天使同盟(アライアンス)なるものを結成したそうじゃないか。 非常に興味深い」
一方通行「このストーカー野郎が・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
エイワス「そう言わないでくれ。 私の知的好奇心が君たちの存在を知らせてしまっただけだ。
天使クラスの存在による同盟・・・・・・興味を持つなという方が難しい」
一方通行「くだらねェ、どうせアレイスターから送られてきたお目付け役かなンかだろォが」
エイワス「それは否定して欲しいな。 私は今、アレイスターとは何の繋がりも持ってないよ」
一方通行「何だと・・・・・・? 裏切ったのか」
エイワス「裏切る? それは違うな、元々彼と私は仲間などという関係ではないよ。
彼とそんな繋がりを持ったところで、そこに価値は見出せないからな」
一方通行「どォやって信じろってンだ? アレイスターの顔でも踏ンでみせてくれンのか」
エイワス「それも一興だが・・・・・・、私は信用してもらうために、君達に接触を試みたのだよ」
風斬「と、いうと・・・・・・?」
エイワス「―――私も、天使同盟(アライアンス)と行動を共にしたいのだが、どうだろうか?」
一方通行「」
風斬「」
ガブリエル「mgjeherhk賛成df0ighphk」
一方通行「お前でもギャグとか言うンだな」
エイワス「人々との接触に自然に加わることができるよう、そのギャグというものも
習得していくつもりだが・・・・・・、今のはギャグではないな」
風斬「一体どういうつもりなんですか? 何が目的で?」
一方通行「いや、つゥか今ガブリエルのやつ、さりげに賛成みたいな仕草しなかったか?」
ガブリエル「vsdroiho反対rtdsdvm理由sgthb皆無hetobl」
エイワス「本物の大天使に受け入れてもらえるとは。 ふふふ、光栄の極みだな」
一方通行「大体加わるもクソも、俺達は仲良しクラブでもなンでもねェ」
エイワス「"天使の帰る場所"、だろう?」
一方通行「・・・・・・吐き気がするぜクソ野郎が。 てめェ盗聴器か何か俺に仕込ンでやがンのか」
エイワス「まさか、そんなことをしてどうなる。 しかし天使の帰る場所というのは興味深い。
本来、天使の"還る"場所とは『天界』ではないのか?」
ガブリエル「sdroyoh還asoig居場所dsdppppvn」
エイワス「しかし君は、あえて天使同盟という組織を作り、帰る場所を天使に提供している。
ヒューズ・・・・・・失礼、風斬氷華についても同じだ」
風斬「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
エイワス「つまり言い換えれば天使同盟とは、一方通行が新たに生み出した『天界』。
と、いう解釈も可能だということだ」
一方通行「アレイスターもひっくり返るぶっ飛び理論だな、ふざけてンじゃねェぞ」
エイワス「何もふざけてはいない。 これは素晴らしいことではないか?
現に風斬氷華は天使同盟を受け入れ、君が帰りを待ってくれているという現実に満足している」
風斬「え、いや、私は・・・・・・・・・・・・・・・・・・・その///」アセアセ
一方通行「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・帰る場所が無ェなンて、つまンねェだろ。 そンだけだ」
エイワス「そこに価値があると言っているのだよ、わからないのか?
本物の天使であるミーシャ=クロイツェフですら、この環境に幸福を感じているのだぞ」
ガブリエル「doguoyuafm私btrhokg幸福tdbmdb」
一方通行「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
エイワス「前も言ったが、私も君に興味がある。 そして天使同盟誕生の瞬間、
私は正直震えたよ。 やはり君に着目して正解だった、とね」
一方通行「気持ち悪いこと言ってンじゃねェ。 おだてたって何も出ねェぞ」
エイワス「煽てではないよ一方通行。 私は私の気持ちを正直に告白しているだけだ。
天使クラスの三人が同盟を組むという時点で、異常事態なのだから」
風斬「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・それで、どうしてあなたまで加わりたいと?」
エイワス「それを君が聞くのかね、風斬氷華。 君は終戦後、私に言ったな。
人間をもっとよく知るべきだと。 人間はとても強い生物だと」
一方通行「オマエ、こいつと会ったことがあンのか・・・・・・?」
風斬「・・・・・・はい、二度ほどですが」
エイワス「だから私は知ろうと思う、人間という生物の価値を。
一方通行率いる、天使同盟を通してね」
一方通行「お勉強なら一人で勝手にやってやがれ」
エイワス「一人より、君達に着いていったほうが遥かに面白いのだということに気付かないのかね?」
一方通行「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
風斬「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・わ、私は、一方通行さんに任せます。
天使さんは既に歓迎しちゃってるようですけど・・・・・・」
ガブリエル「vmhe0holm天使vorhj龍vjirgrool曖昧cjtiblmv」
エイワス「私は厳密には天使ではないと言っただろう、ミーシャ=クロイツェフ。
そう、ドラゴンというのが一番近いのかもしれない」
一方通行「!? てめェ、ガブリエルの言葉がわかるのか!?」
エイワス「ほんの僅かだがね、至極簡素な会話程度なら可能だろう。
そこを利用して手掛かりを得るために、私を受け入れてくれても構わんよ」
エイワス「もっとも、君はこのままの環境でも構わないと思い始めてる節があるようだが・・・・・・」
風斬「えっ?」
ガブリエル「―――――」
一方通行「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ちっ」
エイワス「すまない、失言だったかな」
一方通行「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・問題を解決してェって気持ちは本当だ」
一方通行「だが・・・・・・、確かにそこのクソ野郎が言ったように、
・・・・・・もし解決できなくても、それはそれでいいンじゃねェかって
思い始めてる自分もいる・・・・・・・・・・・・・・・・・・・かもしれねェ」
風斬「一方通行さん・・・・・・」
ガブリエル「―――――」
ガブリエル「dregierih同意wghjhmb」コクン
エイワス「彼女も、同意見だそうだよ」
一方通行「!!」
一方通行「だ、だがオマエは一刻も早く本当の居場所へ還りてェはずだ!
こンなクソッタレの人間界じゃなく、本当の世界へ・・・・・・」
ガブリエル「ceogjoho否定dsdhegjj」ブンブン
ガブリエル「ruijvksmvl私xnavhg帰還cnvfheugh貴方cngighnk」
ガブリエル「coigjekrg永遠dkegooj一緒amgiruhj」
エイワス「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ふふふ、やはり君は最高だな一方通行。
ますます興味が湧いてきたよ」
風斬「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・わ、私も! もし何も解決出来なくても、
天使さんが良ければ・・・・・・みんなでずっと居たいです!」
一方通行「風斬・・・・・・」
エイワス「一方通行。 君が思ってる以上に、君は彼女たちに慕われているよ。
価値、と言っては言い方が悪いな。 友情? それとも・・・・・・それ以上の感情かな、ふふふ」
風斬「い、いや、そんなんじゃ・・・・・・///」
一方通行「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
一方通行「・・・・・・入れるとか入れないとか、俺達は組織じゃねェンだ。
そンな事決める権利、俺には無ェよ」
エイワス「ふむ」
一方通行「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・好きにしやがれクソッタレ」
エイワス「感謝するよ一方通行。 これで私が存在する明確な理由が出来た。
これが、我々を支えてくれる力ということかな? 風斬氷華」
風斬「私は、そう思います」
ガブリエル「mcgjborejo改ckothot宜敷xniefhieg」
エイワス「ふふ、宜しく。 ・・・・・・ふむ、しかしこれでは私の立場は
結局"傍観者"ということになりかねないな。 それでは意味が無い」
一方通行「アレイスターから離れて、ポジションでも失ったかよメルヘン二号」
エイワス「認知し難いがそういうことになってしまうな。 君達はそれぞれどういったポジションなんだ?」
一方通行「俺がツッコミ、二人がボケ」
風斬「えぇっ!? なんで私までボケに入ってるんですかぁ!?」
ガブリエル「cothhol,意味vvojoj不明xcvwgj」ポカン
エイワス「ボケ・・・・・・? ツッコミ・・・・・・? 私もミーシャと同意見だな、
意味が理解出来ない」
一方通行「ふン、勉強不足だな」
エイワス「ふふふ・・・・・・ご指導ご鞭撻の程宜しく頼むよ一方通行」
一方通行「ほざいてろクソ野郎・・・・・・、けっ」
エイワス「今のような態度を、日本ではツンd(ry」
一方通行「くだらねェ事だけ覚えてンじゃねェよボケドラゴン!!!!」
こうして、天使同盟(アライアンス)に新たな同行者が加わった。
―――『ドラゴン』の符丁を冠する正体不明の存在、エイワス。
人間を知りたい、という目的で天使同盟に加わったエイワスだが、その真の目的は
アレイスターの計画が崩れた場合の、世界の行末。それを引き起こすのが彼らではないかと睨んでいるのだ。
ガブリエルの生存という半ば偶発的な出来事から始まったこの物語。そして一方通行によって生まれた天使同盟。
さらに風斬氷華にくわえ、エイワスまで参入したこの同盟は、もはや無敵といっても過言ではなかった。
一方通行の苦難なエンジェルライフは、続いていく。
エイワス(この天使に関する問題が解決しなくても構わない・・・・・・・・・・・・・・・・・・・)
エイワス(この問題が解決しなくても皆と居られればそれでいい・・・・・・・・・・・・・・・・・・・か)
エイワス(ふふふ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・、素晴らしい見解だ)
エイワス(だがね、一方通行。 この問題が解決しても、解決しなくても―――)
エイワス(ミーシャ=クロイツェフはこの世から消え去ってしまうだよ、このままだと、ね)
――ロンドン・ヒースロー空港 ターミナル4 マクドナルド
一方通行「チーズバーガー、ポテトはM、ドリンクはレギュラーのコーヒー、ブラックで。 全員バリューセットで頼む」
風斬「私はフィレオフィッシュとストレートティーを。 ポテトはSでお願いします」
ガブリエル「thjodbml所望cmfogjmkl」トン トン
店員「チキンマックナゲットとオレンジジュース、ポテトはSですね」ピッ ピッ
エイワス「ファーストフード店か・・・・・・、学園都市のとは微妙にメニューが異なるのだな。
紅茶が安い点がやはりロンドンといったところか」
一方通行「さっさと選べよ」
エイワス「おや、ご馳走してくれるのかな」
一方通行「仕方がねェだろ、超不本意だがなァ」
エイワス「ふふ、寛大なお心に感謝する。 ではチキンサンドイッチと、ドリンクはチョココーヒー、
ポテトは・・・・・・Lでお願いしようか」
店員「かしこまりました (この人なんで光ってるんだろ・・・・・・すげぇ)」
風斬「あの・・・・・・その発光、やめたほうがいいと思いますけど・・・・・・。
さっきから注目の的になってますよ」
一方通行「まァフード被った二メートル級の女がいる時点で注目の的だがな」
エイワス「おっと、私としたことが。 気遣いが足りなくてすまないな」フッ
一方通行「さて、これからの行動予定だが」モグモグ
風斬「どうします? すぐにバッキンガム宮殿に向かいますか?」ムグムグ
ガブリエル「mvrgojhr美味dfniweghig」ガツガツ
エイワス「うむ、この絶妙な甘みとわずかなとろみ・・・・・・チョココーヒーとは面白い飲料だな。
このサンドイッチは・・・・・・、ふむ、普通だ」パクパク
一方通行「アックアにさえ会えりゃあとはどォでもいいンだがなァ」
エイワス「後方のアックアか、『神の力』の属性を持つ者に接触すれば、
何らかの情報が得られるだろうという見解か」
一方通行「期待はしちゃいねェがな」
エイワス「王女との謁見ならともかく、護衛程度ならどうとでもなるのではないのか?」
風斬「戦争終結からまだあまり時間が経っていませんから、警戒されるかも・・・・・・」
エイワス「ましてや、ミーシャ=クロイツェフを連れるとなると・・・・・・成程、
面白いものが見れるかも知れんな」
ガブリエル「ltojgeeg隙有mwgogj」ヒョイ パクッ
エイワス「ほう・・・・・・、私が会話をしている隙にポテトを盗み、食べるとは。
天使にもこういった茶目っ気というものがあるのだな、興味深い」
一方通行「興味深いって言いたいだけだろオマエ」
エイワス「そういう解釈も出来るのか。 それこそ興味深い」ニヤ
一方通行「こいつぶっ殺してェ・・・・・・」
風斬「けど実際、どうするんですか? このまま天使さんを連れていったら、最悪戦闘に・・・・・・、
あちらには直接天使さんと戦ったキャーリサ王女がいますし・・・・・・」
エイワス「そうなったらそうなったで、また一興なのだが」
一方通行「(やべ、こいつと意見が合っちまった)」
ガブリエル「oogorsnf善処hbseweogj」
エイワス「彼女もそうならないよう努力するといった様子を見せている。
とにかく行ってみなければわからないだろう」
一方通行「戦闘の意思は無ェってことをアピールしまくればいいンだよ」
エイワス「予め白旗を持参して訪問するとか、か? それは面白い」
一方通行「まずは俺一人で訪問するとかな、方法はいくらでもある」
風斬「私は皆で行ったほうがいいと思いますけど」
エイワス「私のみが訪問し、話をつけてきてもいいのだが」
一方通行「オマエは自己満足のためだけに行くに決まってる、却下だ」
エイワス「ふふ、手厳しいな」
ガブリエル「sdfoibjk一先mofjgmkr訪問dnnvjibjke」
エイワス「そうだな、ここでいくら意見を交わしていても話は前に進まない」
一方通行「オマエに纏められンのは癪だが・・・・・・、とりあえずこれ食ったら行くぞ」
風斬「わかりました。 うわー、緊張してきた」ドキドキ
エイワス「肩の力を抜きたまえ。 我々は戦争をしに行くのではないのだから」
一方通行「(どォでもいいけど、学園都市最高機密コードのこいつが普通にマック食ってるってどォなンだ)」
――ロンドン・バッキンガム宮殿 正門前
一方通行「はっ、こりゃまた随分立派なご自宅ですこと」
風斬「ふわぁー・・・・・・、大きいですねぇー・・・・・・」ポカーン
ガブリエル「mcjrouh若干megegj魔力degurl感知drugoerjo」
エイワス「恐らく、カーテナが放つ魔力だろうな。 バッキンガム宮殿には普段
防護術式などは施されていないはずだ」
風斬「かーてな?」
エイワス「英国王室に代々伝わる、イギリス最大の霊装だ。 オリジナルとセカンドが
存在していたが、オリジナルはイギリスのクーデターの時に幻想殺しによって消滅。
セカンドもオリジナルとの斬り合いでバラバラになったようだが・・・・・・ふむ、
この魔力はセカンドの欠片から流れているものだな」
一方通行「(幻想殺し・・・・・・、三下の野郎もここに来たことがあンのか)」
見張りの騎士A「ん・・・・・・? なんだあいつら・・・・・・仮想パーティの集団か?」
エイワス「気付かれたようだな」
一方通行「隠れてたわけじゃねェ」
風斬「え? どこかに見張りでもいるんですか?」
ガブリエル「mcotjtjhobg彼処kooerbm」スッ
風斬「え・・・・・・? あ、本当だ、あんなとこに・・・・・・ (皆よく分かるなぁ・・・・・・)」
一方通行「しばらくここで待って、様子でも伺うか」
エイワス「うむ、無難な選択だな」
――バッキンガム宮殿・廊下
見張りの騎士B「失礼します。 騎士団長(ナイトリーダー)、お伝えしたいことが」
騎士団長「何事だ」
見張りの騎士B「先程、バッキンガム宮殿の門前にて奇妙な集団がこちらを伺っているとの情報が」
騎士団長「奇妙な集団・・・・・・?」
見張りの騎士B「いかがいたしましょう? 戦争直後ですし、何らかの私怨で
エリザード様のお命を狙っている可能性も・・・・・・」
騎士団長「・・・・・・。 その集団の元へ行き、話を伺うよう伝えろ」
見張りの騎士B「了解しました」ザッ
騎士団長「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。 果てしなく嫌な予感がするが・・・・・・杞憂か」
一方通行「・・・・・・お、誰かこっち向かってンぞ」
風斬「映画で見たことあるなー、あんな感じの鎧」
エイワス「さて、どうなることか・・・・・・楽しみだな」
ガブリエル「―――――」
見張りの騎士A「失礼。 お前たちは何者だ? 先程から宮殿の様子を伺っているようだが」
一方通行「えェーっとォ、お友達に会いに来ましたァ」
エイワス「はっはっはっ」ケラケラ
風斬「(お、お友達って・・・・・・・・・・・・・・・・・・・)」アセアセ
見張りの騎士A「友達だと・・・・・・・・・・・・・・・・・・・? 誰のことだ?」
一方通行「アックアっていうゴリラがここにいるはずなンですけどォ」
エイワス「くっくっくっ・・・・・・、これは酷いな」クスクス
風斬「(ちょ、ちょっと! 失礼ですよそんな言い方!!)」ボソボソ
ガブリエル「―――――」ガクガク
見張りの騎士A「アックア・・・・・・? (なんでこのフードのやつ、痙攣してるんだ?)」
エイワス「ウィリアム・オルウェル、といえばいいのかな」
一方通行「?」
見張りの騎士A「ウィリアム殿に・・・・・・? 貴様達、ウィリアム殿と何の関わりが」
一方通行「だからお友達だっつってンだろ。 消し飛ばされてェか」
風斬「」ツネッ
一方通行「痛ッッ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・!!?」ビクゥ
エイワス「ふふふふ、成程。 尻を抓るとは、これはユニークな黙らせ方だな」
見張りの騎士A「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ (怪しすぎる)」
風斬「その、私たちアック・・・・・・ウィリアムさんにお尋ねしたいことがありまして、
会わせていただくことは出来ないでしょうか・・・・・・?」
エイワス「これが手本だよ。 一方通行、我々も見習わなければ」
一方通行「うっせェ」ヒリヒリ
見張りの騎士B「騎士団長、連絡用霊装に通信が」
騎士団長「繋げろ」
見張りの騎士A『騎士団長、こいつら何か、ウィリアム殿に会わせてくれと言ってますが・・・・・・』
騎士団長「ウィリアムに? 何者だ?」
見張りの騎士A『なんでもお友達だとかって・・・・・・。 どうしますか?
正直こいつら、怪しすぎますよ』
見張りの騎士B「まさか、本当にエリザード様のお命を・・・・・・?」
騎士団長「いや、そうだとするとウィリアムに会いたいというのが分からない。
私やエリザード様本人なら理解できるが・・・・・・」
見張りの騎士A『どうします?』
騎士団長「・・・・・・・・・・・・。 宮殿内に入れてやれ、適当な客室に案内するんだ」
見張りの騎士A『よろしいのですか?』
騎士団長「エリザード様に話してくる。 ・・・・・・何、いざとなったら私もいる。
妙な真似はさせんよ」
見張りの騎士A『了解しました』ブツッ
騎士団長「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(まさか、例の黒髪の東洋人ではあるまい。 だとすると誰だ?
神裂君ならこんな訪問の仕方はしないはず・・・・・・彼女の身なりは確かに怪しいが)」
見張りの騎士A「騎士団長から許しが出た。 ひとまず客室へ案内しよう、入りたまえ」ギィィィィ
一方通行「おォ、侵入成功ってなァ」
風斬「侵入じゃなくて訪問ですよ!」
エイワス「しかしそれは紙一重といったところではないか? この先の行動次第では
侵入ということで扱われる可能性も否定出来んぞ」
ガブリエル「jreojoelf突撃cmmvokhoh」
――バッキンガム宮殿・客室
見張りの騎士A「しばらくここで待っているように」パタン
一方通行「内部もすげェ綺羅びやかだったなァ、目が痛いぜ」
風斬「こういうところに住んでみたいなぁ」ホレボレ
ガブリエル「mvjjituih強烈mvjrigkem魔力vighibk」
エイワス「恐らく騎士団長から感じ取った魔力だろうな。 凄まじく精錬されている。
ソーロルムの術式だったか・・・・・・、まぁ興味はないが」
一方通行「騎士団長だと? 三派閥のトップの一人がここに居やがるってのか」
エイワス「そのようだな、だが後方のアックアの魔力と思われるものは感じ取れない。
今は不在のようだ。 おっと、今のアックアはもう聖人はおろか魔術師の力も・・・・・・」
一方通行「オマエ、やたら魔術に詳しいンだなァ。 元々あった知識か?」
エイワス「あのアレイスターにあらゆる知識を与えたのは私だぞ? 知らないということはないだろう」
風斬「なるほど・・・・・・ (でも常識的な知識はどこか欠けてる。 そういうとこ私や天使さんに似てるなぁ)」
一方通行「つゥかアックアが居ねェだと? これじゃ来た意味が無ェだろォが」
風斬「王女様に頼んで、来てもらうようお願いしたらどうです?」
エイワス「その前に一つ、忠告しておこう」
一方通行「なンだよ、偉そォに」
エイワス「今後、彼のことをアックアと呼ばない方がいい。 彼はもう神の右席には所属していないし、
神の右席はローマ正教の暗部のようなものだ。 後方の名で呼んでは気分を害するだろう。
それはこちらにとって不利益でしか無い」
風斬「じゃあ、えっと・・・・・・ウィリアムさんって呼べばいいんでしょうか」
エイワス「それが望ましいだろうな」
一方通行「ふン・・・・・・めんどくせェ」
――バッキンガム宮殿・王室
騎士団長「エリザード様、騎士団長です」コンコン
エリザード「んー・・・・・・、入っていいぞ」
騎士団長「失礼しま・・・・・・、・・・・・・はぁ。 エリザード様、一国の女王であるあなたが
ソファーに寝っ転がってゲームをしているとは何事ですか」
エリザード「いやこれけっこう面白いんだよ、携帯ゲーム機なのにほら、画面が立体というか・・・・・・
奥行きがあるって言うのか。 年甲斐もなく夢中になってな」ピコピコ
騎士団長「つか、いつ買ったんだよそれ・・・・・・」
エリザード「で、どうした? お前が直接訪ねてくる事だ。 何か大事でも?」
騎士団長「いえ、ただ―――」
エリザード「あぁそういえば、さっきから客室辺りから・・・・・・なんて言うのか、
凄まじい重圧のようなものを感じるな」
騎士団長「・・・・・・やはりあなたもお気付きでしたか」
エリザード「あれは普通の人間には出せないものだな、どっかの魔術団体でもおいでなすったか?」
騎士団長「先程、門前にいる彼らを少し見ましたが・・・・・・三次大戦の時に見かけた覚えがあります。
よってどう考えても只者ではないことだけはわかりますが」
エリザード「ほうほう、三次大戦に。 で、何の用だって?」
騎士団長「どうもウィリアムへの会見を求めているようですが」
エリザード「うん? そりゃまた」
騎士団長「ウィリアムの友達だと主張しているみたいですが、どういたしますか」
エリザード「面白そうじゃないか、ここへ連れておいで」
騎士団長「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・、了解しました」
騎士団長「失礼するよ」ガチャ
一方通行「あのォ、なンかウィリアムさンが今ここにはいないっぽいンですけどォ」
騎士団長「む・・・・・・、なぜそう言い切れる?」
一方通行「なンとなく。 まァそンな事ァどォでもいい、いないンなら俺達は帰――」
騎士団長「いや待ってくれ、ウチの女王陛下が君達との会見を申し出ている。
エリザード様に会ってはくれないか」
一方通行「はァ? マジかよ」
風斬「えっ! 王女様と・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
ガブリエル「mverg9ohj是非ssfirgjik」コクン
エイワス「私も彼女と同意見だ。 会わせてくれるというのなら、是非会ってみたいものだね」
騎士団長「・・・・・・失礼、そこのフードの方。 先程、声に何か違和感が・・・・・・」
一方通行「あァー・・・・・・、その辺についても話すからよ、とりあえず王室に案内してくれ。
多分王女サマに話すのが一番手っ取り早い」
騎士団長「・・・・・・承知した、ついてきたまえ」
風斬「い、いよいよですね・・・・・・」ドキドキ
エイワス「ふふふ、そう緊張することもないだろうに」
ガブリエル「―――――」ダンマリ
一方通行「すまねェな。 そのフード、すぐに取れるよォにしてやっから」
騎士団長「エリザード様、客人たちを連れてまいりまし・・・・・・、
すまないね君達、ちょっと待っててくれないか」ガチャ バタン
一方通行「なンだよ・・・・・・」
騎士団長「(せめて簡単なドレスくらいには着替えられないのかよテメェは!!
一応相手は客人だっつーのに上下ジャージとかどういう神経してんだ!?)」ボソボソ
エリザード「(え、えー・・・・・・別にいいじゃんか・・・・・・王族会議とかでもないんだし。
こんくらいフランクな王女のほうが客人さんも接しやすいだろう?)」ボソボソ
騎士団長「(いいから!! さっさと着替えてください十秒以内に!!)」バタン!!
騎士団長「・・・・・・コホン、失礼。 十秒ほど待ってくれたまえ」
風斬「?」
エイワス「私は別にジャージという衣服でも構わないのだがね、ふふふ」クスクス
騎士団長「! ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
一方通行「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。 もォいンじゃね?」
騎士団長「う、うむ・・・・・・では改めて。 エリザード様、客人を連れてまいりました」
エリザード「うむ!! 入り給えー!!」キリッ
騎士団長「わざとらしすぎる・・・・・・」ガチャ
一方通行「ちィーっす」
風斬「し、失礼しますっ!」カチコチ
ガブリエル「―――――」ペコッ
エイワス「お初にお目にかかります、英国女王陛下 (あれか・・・・・・カーテナ・セカンドは)」
エリザード「ようこそ、バッキンガム宮殿へ。 私が英国女王陛下のエリザードだ。
よろしく頼む」
一方通行「(・・・・・・ふゥン。 見た目はもろにババアだが、只者じゃねェってことはわかるな)」
風斬「は、初めまして女王陛下様! (わー・・・・・・、何か凄い迫力あるなぁ)」
エリザード「あっはっは、そう畏まらんでもいいぞ」
ガブリエル「―――――」
エリザード「・・・・・・ふむふむ」
エイワス「ふふ、噂通り、おおらかな方でいらっしゃる」
風斬「あ、えと、私は風斬氷華と言います! よろしくお願いします!」
エリザード「よろしく氷華、そちらさんは?」
一方通行「・・・・・・一方通行(アクセラレータ)でいい」
騎士団長「一方通行・・・・・・。 思い出した、風斬氷華と一方通行。 君達はロシアでミーシャを討った二人だな?
羽根のような物を生やし飛んでいたから深く印象に残っている」
一方通行「やっぱあの時『騎士派』もいたのか」
エリザード「ほうほう、あの『神の力』を! こりゃまたとんでもない大物がやって来てくれたなぁ
で、そちらの綺麗な金髪の貴婦人・・・・・・かな? ・・・・・・自己紹介を頼む」
エイワス「ドラちゃん、と呼んでくれ。 よろしく頼むよ、エリザード」
一方通行「ぶふぉっ」
エリザード「ドラちゃん? 自分でちゃん付けとは・・・・・・やるなぁ」
一方通行「(頭の三角柱に不具合でも発生したンですかァ? 何だよドラちゃンって)」ヒソ
エイワス「(エイワスと名乗ってはまずい可能性を考慮してみたのだよ。
『ドラゴン』でもいいが、一応学園都市の最重要機密コードだしな、
親しみ易い呼び名を考えてみた。 いいセンスだろう?)」ヒソヒソ
護衛騎士A「お、おい! 貴様達、エリザード様に馴れ馴れしくし過ぎではないか!?」
風斬「はひっ、す、すみません・・・・・・」
エリザード「こらこら、そんなこと言うもんじゃないだろう。 私としてはこれくらいの
距離感が一番落ち着くんだ。 一国民として扱ってくれても一向に構わんよ」
護衛騎士A「はっ、し、失礼しました・・・・・・!」
一方通行「器がでかいな、感謝するぜ」
エリザード「褒めたって何も出んぞー、はっはっは。 さて・・・・・・
そちらのフードの方は?」
一方通行「そうだな、こいつを紹介するために今日はここに来た、と言っても過言じゃねェ」
騎士団長「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・?」
一方通行「今からこいつのフードを取ってご対面ってわけだが、二つほど約束してほしい」
護衛騎士A「貴様、客人の立場で女王陛下に向かって―――」
騎士団長「黙ってろ」
護衛騎士A「ぐ・・・・・・、失礼しました」
エリザード「うむ、伺おう」
一方通行「まず一つ、俺達は別にイギリスさンと戦争しようだなンて考えちゃいねェ、
だからこいつの姿を見ても決して騒がず、出来れば他の国やらに口外しねェで欲しい」
騎士団長「(・・・・・・・・・・・・・・・・・・・嫌な予感しかしない)」
エリザード「もう一つは?」
一方通行「こいつの姿を見せた後、ウィリアムを連れてきて欲しい。 なるべく早めにな」
騎士団長「その客人とウィリアムはどのような繋がりがある?」
一方通行「見りゃァわかるさ」ニヤリ
エリザード「ふーむ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」チラ
騎士団長「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・全てあなたに一任します、エリザード様」
エリザード「んじゃ、その二つの約束、承ろうじゃないか」
騎士団長「(もう少し考えてもいいだろうに・・・・・・・・・・・・・・・・・・・)」
一方通行「ありがとよ、そンじゃ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
フードを取れ、『神の力』」
ガブリエル「vigimbvhfgj久々bgjrore露西亜tgjgjrgaal以来dfjuti」ヤッホー
騎士団長「」
護衛騎士A「」
エリザード「oh・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
騎士団長「な・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ッ!!! なん・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ッ!!」パクパク
護衛騎士A「」ブクブク ドサッ
風斬「だ、大丈夫ですか!? しっかり・・・・・・、気を失っちゃってますね」
エリザード「これはこれは・・・・・・とんでもないサプライズゲストがやって来たものだね」ハッハッハ
ガブリエル「rghjhjm宜敷mmgkkh」
騎士団長「だ、大天使ミーシャ=クロイツェフ!!!? 何故だ!! あの三次大戦で
完全に消滅したはずでは・・・・・・・・・・・・・・・・・・・!!?」
一方通行「だからそのことで色々話したいことが―――」
騎士団長「議論の余地など無い!! 今すぐにこの私が斬り伏せてくれるわッッ!!!!」ジャキッ
エイワス「フルンティング。 ベーオウルフが使用していたとされる魔剣だな。
いや、ここでは霊装と言うべきか」
風斬「の、呑気に解説してる場合じゃ―――」
エリザード「―――剣を納めろ、騎士団長」
騎士団長「ッ!? な、何を仰るのですかエリザード様!! 今目の前にいるのは
ロシアで猛威を振るった天災とも呼べる存在であって―――」
エリザード「いいから。 剣を収めるんだよ騎士団長」
騎士団長「・・・・・・ッ!! 了解です・・・・・・」カチャ
風斬「ほっ・・・・・・」
一方通行「命拾いしたなァ、騎士団長さンよォ」クカカッ
騎士団長「貴様ら一体どういうつもりだ!!? "それ"が一体どういう存在なのか理解しているのか!!?」
風斬「だ、大事な友達です!」
騎士団長「と・・・・・・友・・・・・・え? 友だ・・・・・・え、何?」
エリザード「混乱するのも無理はないが、まぁ落ち着きなって騎士団長。 ほら、ごらん」
ガブリエル「mdlhktkh敵対vmbohj意思mbvigurgj皆無tuofjijv」シャカシャカ
エリザード「私にはあの彼女の踊りが敵対の意思がないことをアピールしているようにも見える。
しかしあの踊りはまるで・・・・・・、メダパニダンスだな」
騎士団長「余計混乱するわぁぁぁぁぁぁぁぁあああッッ!!!!!」ガシャーン
エイワス「まぁ混乱するのも無理もないな。 ロシアで驚異的な力を振舞ったのもあるし、
何よりその大天使が、今は宮殿の王室で踊りを披露しているとなると」
一方通行「つゥかなンで踊るンだよ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
風斬「お願いします! 私たちは本当に相談に来ただけなんです!」
騎士団長「はぁ・・・・・・はぁ・・・・・・、・・・・・・・・・・・・・・・・・・・はっ!! ま、まさか貴様ら三人も天使なのでは・・・・・・!?
残りの三天使が何者かによって召喚された可能性も否めない・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
一方通行「俺は人間だ」
風斬「私も厳密には天使ではありません」
エイワス「私は・・・・・・・・・・・・・・・・・・・何といえば良いのかな。 まぁ光る人ということで」
一方通行「お前真面目に話し合う気無いだろ」
エリザード「まぁそういうことだ。 とりあえず落ち着いてみないか騎士団長よ」
騎士団長「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・、何であなたはそうも落ち着いていられるのですか」
エリザード「これでも女王だぞ? この程度で取り乱していては国民を導くことは出来んよ」
ガブリエル「jougjlvmdvm第二jvivjkfm段階vjgithibj突入nfifjhrin」シュババババババ
―――――――――
騎士団長「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。 先程は取り乱してしまって申し訳ない。
見苦しいところを見せてしまったな」
一方通行「無理もねェ。 俺も最初はそンな感じだったしなァ」
騎士団長「・・・・・・敵対の意思が無いとはいえ、一方通行、君はこの天使とほぼ四六時中一緒だと言うじゃないか。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・よく順応することが出来たな」
一方通行「人間、慣れりゃ誰が傍にいようが気にならなくなンだよ。 この二人にしてもなァ」
風斬「あははは・・・・・・」
エイワス「ふふ、さすが学園都市最強を誇る超能力者だな」
エリザード「おや、あんたは学園都市の超能力者だったのかい」
一方通行「まァな。 最悪なことに一応超能力者のトップを張ってる」
騎士団長「なんと・・・・・・」
エリザード「こりゃたまげたな・・・・・・。 となると、他の二人も只者じゃないんだろう?」
風斬「説明すると長くなっちゃいますが、私は人間ではなく、いわゆる人工天使・・・・・・といったところでしょうか」
エイワス「同じく私も人間というカテゴリには当て嵌らないだろうな。
変形機能搭載のスーパーロボットという認識で構わんよ」
騎士団長「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・心得た。 本物の大天使が目の前に居るんだ。
今さら最強の超能力者や人工天使やマジンガーZが出てきたところで取り乱したりはせん」
エイワス「表彰ものの環境適応力だな。 素晴らしいよ騎士団長」
エリザード「うむ。 では一段落ついたところで・・・・・・、もう一つの約束があったな」
一方通行「あァ。 アック・・・・・・ウィリアムを呼ンできてくれ。 今ここにゃ居ないンだろ?」
騎士団長「それなのだが、なぜウィリアムを?」
一方通行「だってほらあいつ、属性がどォとか・・・・・・なンだっけ?」
騎士団長「属性?」
エリザード「ふむ・・・・・・、"後方のアックア"か」
風斬「!」
騎士団長「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・エリザード様」
一方通行「あァー分かってるっての。 今はもォ『神のなんたら』にゃ所属してねェから
その名前で呼ぶなってンだろ? そりゃ悪ィとは思ってるよ」
騎士団長「む・・・・・・すまん。 気を使わせてしまったか。 だが確かに『神の力』とウィリアムについて
語るなら、後方のアックアの話題は避けられんな」
エイワス「そう言ってくれると助かるよ。では簡単に説明しよう。
―――後方のアックア。 ローマ正教最暗部『神の右席』の元一員。
青と月と後方の象徴。 そして『四大天使』の『神の力(ガブリエル)』を司る者」
風斬「天使さんと同じ属性を持つ彼なら・・・・・・、何か情報を持ってるのではないかと思って
今日はここを訪れました。 そうですよね天使さん?」
ガブリエル「―――――」コクリ
エリザード「情報とは?」
一方通行「第三次世界大戦で消滅したはずのこいつが、何で今もこの世にのさばってンのか、についての情報だ」
騎士団長「そうだ、我々も確認している。 ウィリアムの封入術式にて爆散した天使の最期を・・・・・・
それがなぜ今もここに存在しているか。 それを知るために君達は行動を共にしていると言うわけか」
風斬「あ、私たち『天使同盟(アライアンス)』って言うんです。 えへへ・・・・・・」テレテレ
一方通行「あのなァお前・・・・・・」
エリザード「あっはっはっは! いいじゃないか、天使同盟。 さぞ楽しそうで」
騎士団長「天使同盟・・・・・・・・・・・・・・・・・・・、シャレにならんぞ」ゲンナリ
エリザード「なるほど、話は大体把握したよ。 ウィリアムに会いたいわけだ」
一方通行「あいつ今どこに居るンだ?」
騎士団長「昨日の夜、第三王女のヴィリアン様主催のパーティが別宅のウィンザー城で行われていた。
その護衛に付くためにウィリアムもそこへ同行している」
風斬「パーティ・・・・・・。 な、なんかスゴそうですね!」
ガブリエル「sjfsjhjh是非kgjghrghivkl参加djrgjgjkbne」
一方通行「そこは別にどォでもいいンだよ、やっぱボケ側だわお前ら」
風斬「す、すみません・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」シュン
エイワス「さすがに我々がそこへ飛び入り参加したら、会場がパニック状態に陥ってしまっていただろうな。
それで、ウィリアム・オルウェルは今日はここには戻らないのか」
エリザード「そこは心配しなくてもいい、もうすぐ帰ってくる時間だ。
だが・・・・・・、そうだねぇ」
騎士団長「?」
エリザード「騎士団長、悪いんだがリメエアとキャーリサもここへ呼んできてくれないか?」
騎士団長「は・・・・・・? 第一王女様と第二王女様までも・・・・・・ですか?」
エリザード「私たちだけで話し合えるような事じゃないからなぁこれは。
大天使が直々に宮殿へ来るとあっては、特にな。 一方通行、これはアリかな?」
一方通行「まァ、王女くらいなら話しても構わねェよ」
騎士団長「・・・・・・。 了解しました、すぐに手配します。 しかしリメエア様はともかく、キャーリサ様までとなると・・・・・・
どうなっても知りませんよ」ガチャ
一方通行「大丈夫なのかよ?」
エリザード「なぁに、私の可愛い娘たちのことだ。 すぐに理解してくれるだろうさ」
一方通行「すまねェな、わかってたとはいえ、ここまで大事にさせちまって」
エリザード「ふふ、やっぱり人は見かけにはよらないなぁ。 君はとても優しい子のようだ」
一方通行「! ちィ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
エイワス「ふふふ」
―――――――
キャーリサ「」
リメエア「あら、まぁ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・これはこれは」
エリザード「おー、早かったなお前たち。 ヴィリアン達より早く着くとは思わなんだぞ」
騎士団長「あちらの黒髪の方が、第一王女のリメエア様、そして・・・・・・
奥で口をポッカリと開けっ放しにしているのが、第二王女のキャーリサ様だ」
風斬「す、すごい・・・・・・本物の王女様が、こんなに・・・・・・」
一方通行「ふン、あの黒髪の女、妙に鼻につくな・・・・・・って、おい。
お前は何フレンドリーに手ェ振ってンだ」
ガブリエル「dfjggjvlvm,lw久々ujjgriiegvk」フリフリ
キャーリサ「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・母上。
こんな朝早くから叩き起されて宮殿に来いなんて言われたから何事かと思ったが・・・・・・、
これは一体どーいう状況なの」
エリザード「朝早くって、もうすぐ八時だぞ。 王女たるもの、その時間帯には既に
国民に笑顔を与えるためのお化粧も済ませておかないと―――」
キャーリサ「そんなことはどーでもいいの!!! 何であんなのがここにいるんだ!!?
また戦争でもおっ始める気なの!? ありゃ本物の大天使じゃねーか!!!」ギャーギャー
一方通行「ちょっと前のあンたと同じリアクションしてやがる」ケケケ
騎士団長「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・天使を知る以上、あれが普通の反応だと私は思うがな」
リメエア「全く、お客人の前であんなはしたなく騒ぎ立てるなんて・・・・・・前代未聞だわ。
それにしても・・・・・・へぇ、これが本物の大天使ねぇ。 触ってもいいのかしら」
ガブリエル「cjgjgjlfgm歓迎mgjgjojemm」
一方通行「気ィつけなァ。 あンま友好的な態度取ると、そいつ抱きついてくンぞ」クカカッ
リメエア「それはそれは、随分とフレンドリーな天使なのね。 よろしく大天使様。
英国第一王女のリメエアと申します」スッ
ガブリエル「mv,grgiolm宜敷jgjrggjgmxa握手vmveorgiuhishvsj」ガシッ
キャーリサ「・・・・・・天使と握手を交わす姉上のがよっぽど前代未聞だろーが。
英国創立以来の大事件なのこれは・・・・・・」
ガブリエル「mooplsvml握手vgjrijhodhjl」ズイッ
キャーリサ「きゃあっ!? きゅ、急に近付いてくるな化物!! は、母上、このよーな事態を―――」
エリザード「だーかーら、私が今から説明するから聞けと言うのに・・・・・・――――」
リメエア「あなた達が連れてきたのかしら?」
風斬「は、はい! 突然ですみません。 あのー・・・・・・リメエアさんはその、護衛の方々とかを
引き連れてたりはしないんですか? さっきも一人で来てたみたいですけど・・・・・・」
リメエア「他人を従わせるですって? ああ、いけません、いけません、そのようなこと・・・・・・」
風斬「?」
エイワス「英国王女も三者三様、ということだよ、風斬氷華。
彼女は、彼女を知る者に、信頼を預けないというスタンスなのだろう」
リメエア「あらあら、なかなかに聡明なお方なのね。 概ねその通りだわ。
クーデター後は少し考え直そうかとも思ったけれど、やはり私はこの方が落ち着くもの」
一方通行「自分を知る者に対しては常に疑ってかかる、か。 見方が変わったぜ王女サマ、
そォいうの嫌いじゃねェ」
エイワス「昔の自分を見ているようで、か?」
一方通行「殺すぞ」
リメエア「・・・・・・あなた、面白いわね。 他国の者からそのような事を言われるなんて思わなかったわ。
それに、見た目もウサギさんみたいでとても可愛らしいじゃない、気に入ったわ」クスクス
一方通行「う、ウサギだとォ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・!!?」ワナワナ
風斬「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・それ、いいかも」ボソ
エイワス「レベル5の第一位も、英国王女にかかればウサギ、か。 ふふふ、興味深いよ」
一方通行「く、クソッタレどもが・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」ビキビキ
エリザード「―――と、いうわけで、今はヴィリアン達の帰りを待っているということだ。
理解できたか?」
キャーリサ「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
ガブリエル「―――――」シャカシャカ
キャーリサ「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・あの妙な動きは何なの」
騎士団長「なんでも、争いの意思がないということを表している踊りだとか」
キャーリサ「ワケがわからん・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」ハァー
騎士団長「心中、お察しします」
ガブリエル「mvjeorgjov第二mvjrgjriej段階iotyivkbnk突入jfmvj」シュババババババ
キャーリサ「あーもう鬱陶しーな!! もーわかった、理解したからやめてくれ!!
てゆーか動きが速すぎて踊りかどーかもわかんなくなってるし」
ガブリエル「mbmhmro感謝cvnigihrm」ピタッ
エリザード「はっはっは、わかってくれたか! しかしどうだろう、
こうして見ると天使もなかなかユニークで可愛らしいとは思わないか?」
キャーリサ「母上には敵わんな、ったく・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
騎士団長「全くですね・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
ガブリエル「khorgeogj友好nvihgiergk条約nfwfhiwegjik証nfigr,」ムギュ
キャーリサ「んなっ!? 抱きつくな化物!! こらっ、おい・・・・・・!!」ジタバタ
エリザード「ははは、どうやら懐いてしまったようだな。 良かったじゃないかキャーリサ、
本物の大天使とこんなにお近づきになれることなんて、もう永遠にないぞ」
ガブリエル「――――――」チラッ
騎士団長「あ・・・・・・私には抱きつかなくても結構。 もう十分君の気持ちは伝わったので」ゾクッ
キャーリサ「騎士団長、てめぇ・・・・・・」グッタリ
エイワス「そちらの方は片付いたのかな? エリザード」
エリザード「あぁ、キャーリサも"快く"受け入れてくれたよ」
キャーリサ「女王流のギャグか? そりゃ」
リメエア「ねぇねぇ母上、姉上。 この子、とってもウサギさんに似ているとは思わないかしら?」
一方通行「おいてめェいい加減にしやがれ!! 俺のどこにウサギの要素があるってンだァ!!?」
風斬「ありますよ一方通行さん! 赤い眼に白い髪、そして女性も羨むその純白の肌!
それにウサギさんって可愛いし、いいこと尽くめじゃないですか!」
一方通行「誰か臼と杵を用意しろ、この眼鏡二匹をペッタンペッタンしてやる」
エイワス「ノリノリじゃないか一方通行。 それに兎が餅つきとは・・・・・・ロマン溢れるな。
"今昔物語"辺りから語られているこの伝説は、とある仏教説話から発祥したという
事実を知っているか? そもそもこの伝説はただ兎が餅をつくだけの話ではなく―――」
一方通行「てめェは黙ってろォ!!!」
キャーリサ「・・・・・・お前らか、こんなのを引き連れてきた元凶は。 とんだ迷惑なの」
一方通行「はっ、その割にゃ抱きつかれてもあンま抵抗しなかったじゃねェか。
さっき少し見たぜ、英国王女サマとお友達になれてよかったなァ、ガブリエル」
ガブリエル「mvjgjjjvmvs嬉々gveorigjjbb」
キャーリサ「冗談じゃないの、早いとこお月様の元へ帰ってよねウサギちゃん」
一方通行「そォしてェとこだなァ、あンま長居すると第二王女サマの"ケバい"のが
伝染してお肌が荒れちまう。 おまけにそのボンテージみてェなドレスも
どォかと思うがな。 年甲斐もなく誘ってやがるンですかァ?」
キャーリサ「・・・・・・攻城戦用移動要塞・グリフォン=スカイ百機を行使。 手動判断能力を実行。
全兵器の破壊力を『対ウィンザー城攻略レベルで固定せよ』。
私が微妙に気にしてたことをベラベラ喋った愚行、後悔させてやるし」
騎士団長「落ち着いてくださいキャーリサ様。 今、上空にグリフォン=スカイなどありません。
(気にしてたのか・・・・・・・・・・・・・・・・・・・)」
コンコン
護衛騎士B「失礼します、ヴィリアン様がお帰りになられました」
ガチャ
騎士団長「私が出迎える、お前、部屋の中は見るなよ」ボソ
護衛騎士B「は・・・・・・。 な、何やら盛り上がっているようですが・・・・・・」
騎士団長「気にするな、他の騎士たちも下がらせ、別室で待機しておけ。
緊急会議が始まる」バタン
護衛騎士B「りょ、了解です」
風斬「ふ、二人共ケンカはやめましょうよ~」オドオド
一方通行「オマエだって便乗してンだろォが風斬!! 人をウサギ扱いしやがって!!」
キャーリサ「何が不満なの。 ウサギのイメージのおかげでその悪人面が
ちょっとは和らぐってものだろう」ケラケラ
一方通行「いかにも何か企ンでます、的なツラしてるオマエにゃ言われたくねェよ」
リメエア「はぁ・・・・・・、我が妹ながら呆れるわね。 子供っぽい」
エイワス「ふふ、喧嘩するほど仲が良いというではないか。 この二人の状況が
まさに当て嵌るぞ」ハハハ
ガブリエル「―――――」ムスッ
エリザード「やれやれ、私も長年ここに住んでるが、こんなに愉快な王室は初めてだな」
騎士団長「失礼、第三王女ヴィリアン様がお戻りになられました。
ヴィリアン様、どうぞこちらに・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」ガチャ
ヴィリアン「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」ポカーン
アックア「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・夢でも見ているのか、私は」
リメエア「あらあら、お帰りなさいヴィリアン。 パーティはいかがだったかしら?」
エリザード「おぉー、戻ったか二人共。 おい、お待ちかねのウィリアムだぞ君達」
ヴィリアン「あ、あの・・・・・・この方達は・・・・・・?」
エリザード「おや、騎士団長から聞いてないのか?」
騎士団長「申し訳ありません・・・・・・。 口頭で説明するよりも、見てもらったほうが早いかと」
風斬「あ、ヴィリアンさんとウィリアムさんが帰ってきてますよ! もう二人共ケンカはやめてください!」
一方通行「ちっ」
キャーリサ「ふんっ」プイ
アックア「見紛うことなど無いのである・・・・・・、貴様、ミーシャ=クロイツェフ・・・・・・!!」
ガブリエル「vmorhjfm同属性nbfohojl保持者vrgjojelh」ヤッホー
アックア「どうなっているのだ、何故大天使がロンドンに?」
エリザード「まぁまぁ、何度も同じ説明をするのも面倒だ。 ここらで一旦落ち着いて、
ちゃんと話し合いの場を設けようではないか」
騎士団長「この部屋でいいですよね? すぐに用意いたしますので少々お待ちを」タタッ
風斬「は、初めましてヴィリアンさん! 風斬氷華と申します」ペコペコ
ヴィリアン「あ、はい・・・・・・初めまして、英国第三王女のヴィリアンです・・・・・・」ペコ
キャーリサ「ふん、客人の前なんだからもっと堂々としてりゃいーものを・・・・・・」
一方通行「第三王女のほうがよっぽどお姫様してるじゃねェか」ケケケ
キャーリサ「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ッ!!」ギロリ
風斬「あぁ~・・・・・・もうっ」
こうしてバッキンガム宮殿の王室にすべての役者は揃った。
王室の中央には部屋を割るように長方形のでかい机が置かれている。騎士団長が用意した物だ。
まず部屋の一番奥に英国女王エリザード、そして左側に彼女が呼んだ第一王女リメエアと第二王女キャーリサ、
ウィンザー城より戻った第三王女ヴィリアン。
ヴィリアンの左隣の席には護衛として一緒に戻ってきたウィリアム・オルウェル、その更に左隣には騎士団長が座っている。
そして向こう側、エリザードの右側には天使同盟の一員たちがいた。
リメエアの正面に一方通行、その右側にガブリエル、風斬氷華、エイワスと続いている。
雑務は全て騎士団長が引き受けていた。本来『騎士派』のトップである彼はそのような事をする立場ではなく、
宮殿に務めている一般騎士やメイド達が行うものなのだが、エリザードと騎士団長で話し合い、
この部屋に居る者以外の人間は全て別室に下がらせてある。
今から話し合う話題について、天使云々の事情を知らぬ者が聞いたら混乱と誤解を招いてしまうからだ。
「な、なんだか予想以上にすごい展開になっちゃいましたね・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
ボソボソと風斬がエイワスに話し掛ける。AIM拡散力場の集合体である彼女も、やはり一般的な感情は持ちあわせているようだ。
イギリスの王族の面々を目の当たりにして、緊張を隠せないでいる。
「いつも通りの面持ちで佇んでいればいいのだよ。 我々は客人なのだからな。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・まぁ、これだけの面子が集まっているのだからから無理もないか、我々が言える立場ではないが」
と、いつも通り過ぎる様子でクスクスと笑うエイワス。
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
一方通行はというと、さっきからリメエアの隣にいるキャーリサの顔を睨み殺さん勢いで見つめていた。
キャーリサも、ジトーっと一方通行を睨み返している。リメエアも二人の様子に気付いていたが、完全無視を決め込んでいた。
ヴィリアンは天使同盟の面々をどこか恐れているような目で見ていた。まるで木の影から肉食獣の様子を伺っている小動物である。
特にエイワスとガブリエルに対しては明らかに警戒していた。無理もない、二人は身体がボンヤリと発光しているのだ。
どう考えても人間には見えないし、事実『天使同盟』に人間は今のところ一人しかいない。
ウィリアムは固く目を閉じ、何かを考え込んでいるのかずっと黙りこんだままだった。
その隣にいる騎士団長の顔には、早くも疲労の色が伺える。
しばらく沈黙の続く王室だったが、
「それじゃ、大体の事を説明してもらおうかね。 さっき帰ってきたばかりのヴィリアンとウィリアムは
特によく聞いておいて欲しい」
エリザードがその沈黙を破る。
一方通行とその一行は第三次世界大戦から帰った後の流れを事細かく説明した。
天使同盟。『神の力』の存在。自分たちがここに来た理由。
説明を終えると、まず最初に口を開いたのはウィリアムだった。
アックア「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・把握した。 それで元『神の右席』所属の私に会いに来たというわけか」
一方通行「そォいうこった。 それにしてもオマエはそこまで取り乱したりしないのな。
仮にも本物の大天使だぞこいつ」
ガブリエル「mjghgvsdfi平気jvieghivns」
アックア「初見は目眩を起こしそうになったが・・・・・・、なんというか、ある程度予想がついていたのである」
一方通行「どォいうことだ」
アックア「ロシアでのミーシャとの戦い・・・・・・何か違和感を感じていたのである。
どう言えばいいのか分からんが・・・・・・あの時はあまりにも呆気無さ過ぎた気もする」
風斬「そうだったかな・・・・・・、あの時私はとにかく必死だったからわかりませんけど」
一方通行「疑ってるわけじゃねェが一応確認しておきてェ。 オマエの封入術式とやらは成功してたンだよな?」
アックア「それは確実に成功していた、保証する」
キャーリサ「じゃなきゃ人間の手で天使を倒せるワケがないの、倒せてなかったんだけど」
リメエア「・・・・・・なら、他にあるんじゃないかしら。 天使の生存の原因は」
エリザード「天使の存在を繋ぎ止めているのは・・・・・・、いわゆる儀式場、じゃないか?」
エイワス「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
一方通行「儀式場にある『門』を司る柱・・・・・・だったか、あれは三下が破壊したって聞いたがな」
エイワス「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
ヴィリアン「あ、あの・・・・・・三下って・・・・・・?」
一方通行「・・・・・・上条当麻。 ツンツン頭の東洋人だ、あいつイギリスに来てたらしいが会ってねェか?」
ヴィリアン「あ、あの方でしたか (三下って・・・・・・酷い言われようだなぁ)」
リメエア「その柱を破壊したにも関わらず、天使が今もこうして存在してるなんて。
答えはもう決まったも同然じゃない、考えるまでもないわ」
一方通行「三下の野郎がしくじった、ってかァ?」
キャーリサ「他の誰かが天使を再召喚したという可能性は無いの?」
アックア「それならば各魔力結社がすぐに感づくのである。 今のところそのような報告はないが」
風斬「で、でも待ってください。 彼が『門』の破壊をし損ねたとしても、ベツレヘムの星は崩壊、墜落しています。
その衝撃で柱は壊れちゃうのでは・・・・・・?」
騎士団長「それに関しては十字教三大勢力の連合による捜索隊が北極海へ派遣されていたからわかっている。
ベツレヘムの星は完全に崩壊、跡形も残ってなかったとの報告が提出されている」
一方通行「ンじゃガブリエルがここにいることの説明がつかねェじゃねェか。 今さら偽物でしたとか言うなよオマエ」
ガブリエル「gortiogkeg正真mhitihergjel正銘rijymlvv,天界bvg9ighhj者cmHIUSvjgjiorg」
風斬「じゃあどうして・・・・・・?」
リメエア「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・そのベツレヘムの星が完全に崩壊した、というのがどうも引っかかるわね」
騎士団長「入念に捜索した結果です、確かだとは思いますが」
リメエア「いえいえ、それ自体を疑っているわけじゃないのよ。 ただ私は実際に見ていないのだけれど、
ベツレヘムの星ってとても大きな要塞なのでしょう?」
アックア「移動用モノレールや倉庫代わりのコンテナが備えられているほどの大きさです。
このバッキンガム宮殿がいくつも収められるほどの」
リメエア「ええ、ええ、そうでしょう? なのでもしかしたらなのだけれど・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
リメエア「儀式場を含む一部の要塞は、墜落していないんじゃないかしら」
一方通行「!!」
アックア「むぅ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・なるほど」
エイワス「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ふふ」
風斬「あの・・・・・・それってどういう・・・・・・」
エリザード「つまり儀式場も含む要塞の欠片は、まだ一万メートル上空をふわふわお散歩している、と?」
キャーリサ「そうだとしたら、天使の生存も説明がつくの」
一方通行「そこに三下が破壊しそこねた『門』の柱もあるとしたら・・・・・・。 ・・・・・・!!」
風斬「空って・・・・・・そういえば一方通行さん」
一方通行「あァ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・、ガブリエルのやつ、たまに空を見上げちゃボーっとしてる時があったな」
ガブリエル「―――――」
リメエア「あらあら、それはもう決定的ではありませんか」
風斬「じゃあ儀式場は・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
一方通行「ほぼ間違いねェ、上空に浮かんでやがるンだ」
ヴィリアン「あ、あの、でも・・・・・・・・・・・・・・・・・・・一部だけを残して浮遊する、なんてことが出来るのでしょうか?」
アックア「あの空中要塞には様々な術式が施されています。 強力な防御術式や、浮遊させるための術式も・・・・・・。
それの効果がまだ星の欠片には残っていると考えるべきでしょう」
一方通行「マジかよ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・クソめンどくせェ・・・・・・」
キャーリサ「でもそれならすぐに発見出来るはずだし。 上空一万メートルとはいえ、存在してるんだから」
風斬「た、確かに。 衛星カメラとかで見つけられそうですよね」
一方通行「魔術ってのは・・・・・・ステルスみたいな効果が出るようなもンはあンのか?」
アックア「対象を不可視の状態に出来るような術式はあるが・・・・・・ベツレヘムの星にそのような術式は
使用されていないはずなのである」
リメエア「"誰か"が後から迷彩術式のようなものを施した可能性もあるわね」
エリザード「まとめると・・・・・・、
ベツレヘムの星は儀式場を残した欠片がまだ上空を飛んでいる。
『門』の柱も全てが破壊されたわけではない。
そしてその"星の欠片"に迷彩術式のようなものが施されている。
ざっと、こんなところだな」
一方通行「なンでわざわざステルスみたいな魔術を施すンだ・・・・・・、誰が何のために」
ガブリエル「―――――」
エイワス「無意味に行なったわけではないだろうな。 その者にとって必ず必要なことだから
ベツレヘムの星を隠蔽したのだろう」
ヴィリアン「・・・・・・天使本人なら、今どこにあるか分かるんじゃないでしょうか」
一方通行「おォ、そォだよ。 つかそっちについても聞きたかったンだ。
だからオマエに会うためにわざわざ日本から飛ンで来たンだよ俺達は」
アックア「そうだったな、お前たちは私に用件があると聞いている」
一方通行「こいつの・・・・・・ガブリエルの言ってることがわかるかどォかオマエに聞きてェ。
さっきも聞いただろうが、こいつの声には変なノイズも混じってるし要領を得ねェンだ」
ガブリエル「―――――」
アックア「なるほど・・・・・・、私がかつて『神の力(ガブリエル)』を司る者だったから、
私ならこの天使の言語を理解できるのではないか、と」
一方通行「あァ、エイワ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ドラちゃんも少しは理解できるみてェだが、
肝心なところはわかンねェンだろ?
エイワス「そうだな。 あまり複雑な言葉になると私でも理解出来んよ」
アックア「把握した、が・・・・・・・・・・・・・・・・・・・すまないがそれは私にも分からん」
一方通行「」
風斬「や、やっぱりダメですか・・・・・・・・・・・・・・・・・・・?」
アックア「私はロシアで封入術式を行った際、『神の右席』としての力はおろか、
聖人としての力も失ってしまった。 今の私はただの"人間"である」
一方通行「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・マジかよ」
アックア「それに例え『神の右席』としての力が残っていたとしても、
人間である私には天使の言語は理解出来ないのである」
一方通行「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・そォかよ。 まァそォだよな・・・・・・」
アックア「力添えが出来なくて申し訳ないのである」
一方通行「いや、構わねェよ。 こっちも無理を言っちまった」
ガブリエル「―――――」
風斬「天使さん、さっきから元気が無いみたいですけど・・・・・・大丈夫ですか?」
ガブリエル「yjiitijfjb無問題nehgrtegij」
一方通行「これでまた振り出しだなァ」
エイワス「その割にはあまり落胆していないようにも見えるが?」
一方通行「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・何が言いてェンだ」
エイワス「いや、何でもないよ。 ふふ」
エリザード「だが重要な手掛かりも得たじゃないか。 ベツレヘムの星の件については」
風斬「そうですね、全くの無駄足だったってわけじゃありませんよ。
だから一方通行さんも天使さんも、元気だしてください」
一方通行「俺は落ち込ンで無いっつゥの」
エリザード「とりあえず、こんなもんでいいかな?」
一方通行「あァ、俺はちょっと部屋に戻るわ」
エイワス「私も退席させてもらおう、二人はどうするかね?」
風斬「あ、せっかくですし、もっと皆さんとお話したいなぁーと・・・・・・」
アックア「私たちは構わないのである」
一方通行「じゃ、また後でな」
――バッキンガム宮殿・客室
一方通行「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
エイワス「あまり良い手掛かりを掴めなかったにしては、そんなに落胆はしていないようだな」
一方通行「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・風斬とガブリエルは?」
エイワス「別の部屋で王女達と戯れているんじゃないか? 天使と人間の戯れ・・・・・・、
興味は無いとは言わんが、わざわざそこに参加するほど価値は無いな」
一方通行「オマエの行動原理は全部興味と価値で決まってンのかよ」
エイワス「ふふふ、何を今更」
一方通行「まァ、情報については仕方ねェだろ。 人間に相談してる時点であの結果は決まってた」
エイワス「分かっていてロンドンに来たと?」
一方通行「・・・・・・どォだか。 それよりオマエに聞きてェンだが・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
まさか全部知ってて俺達に着いて来てるンじゃねェだろォな?」
エイワス「質問の意味が理解出来ないのだが」
一方通行「ほざけ。 ベツレヘムの星の欠片が存在していることだよ。
オマエは既に知っていたンじゃねェのか」
エイワス「まさか。 知っていたら私は私で既に単独行動を取っているだろう。
・・・・・・仮に、知っていたとしたらどうすると言うのだ?」
一方通行「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・オマエから全て聞き出すに決まってンだろ」
エイワス「それは面白い。 だが私がそれを拒否したらどうする?」
一方通行「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
エイワス「おや、おかしいな。 君なら『てめェをぶちのめしてでも吐かせてやる』、
くらいは言いそうなものだが?」
一方通行「・・・・・・ちっ」
エイワス「今の君なら私を叩き伏せ、無理矢理にでも情報を吐かせる事くらい出来るかもしれんぞ?
まぁもっとも、私も私で果たすべき目的が出来てしまっているからな。 そうなった場合は
抵抗させてもらうが」
一方通行「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
エイワス「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・やはり空港で君が言ったことが、本音なのかね?
『神の力』に関する問題が解決できなくても良いと思い始めている、という気持ちが」
一方通行「・・・・・・ンなわけはねェ。 あンな化物、消せるンならさっさと消してェに決まってる」
エイワス「今の言葉を彼女たちの前で言えるかね?」
一方通行「俺を試そうってのかてめェ」
エイワス「気を悪くしたのなら詫びよう。 だが今の私はこうして一対一で会話するということ自体に
価値を見出しているからね。 無意識に会話を続けようとしているのかもしれない、ふふふ」
一方通行「クソッタレが・・・・・・いちいち癇に障る野郎だ」
エイワス「くく・・・・・・そうやって嫌悪されるということも今まで無かったからね。
君が初めてだよ、一方通行」
一方通行「とンだマゾ太君ってわけかよオマエは」
エイワス「アレイスター以外の人間と会話をしたのは君が初めてなのだよ。
しかもアレイスターに関しては、私が必要な知識を与えるというだけのもので、
このような人間と人間が交わすような会話などしたことがない」
一方通行「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・だからどォした」
エイワス「『ドラゴン』がどのような物なのか分からないまま追い求めてきた君に興味を持ったと言ったね。
そして私は君に接触した。 自らの意志でね」
エイワス「私は、君に出会えて良かったと思っているよ」
一方通行「・・・・・・はァ?」
エイワス「君が私を追い求め、出会い、ヒューズ=カザキリとも接触し、天使同盟が発足するのを見て、
私は色々考えるようになった。 今まで考える価値がないと思考を放棄していた事象も含めてね」
一方通行「『ドラゴン』がてめェみてェなヤツだって知ってたら追い求めたりしてねェよボケ」
エイワス「ふふ、かも知れないな。 しかし一方通行、私自身も信じられなかったが・・・・・・
これだけははっきりと言える」
一方通行「・・・・・・?」
エイワス「私は君達と過ごしているこの時間が、とても楽しいよ」
一方通行「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
エイワス「まだ一日も経ってないがな、確信が持てるほどだ。 この先も間違いなく楽しいに違いない。
私にこのような感情があったことが驚きだが、その感情にこそ価値があると思うのだ」
一方通行「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・そォかよ、そりゃ良かったですねェ」
エイワス「君のおかげと言ってもいいだろう。 君がいなければ天使同盟は発足されなかったし、
私がこうして堂々と人前に出ることも無かっただろうな」
一方通行「俺のおかげっていうか、俺が"原因"が正しい言い方だぜ。 俺のせいでてめェみてェのが出てきちまったンなら」
エイワス「ふふ、手厳しいな、だがこれもまた一興。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
一方通行、君には感謝しているよ」
一方通行「よせ、気色悪い」
エイワス「一方通行、こういう状況を何と言うか君は知っているか?」
一方通行「?」
エイワス「フラグ、というのだよ。 ふふふふ」
一方通行「本気でぶち殺すぞてめェェェェ!!!!!!!!」ゾワッ
エイワス「おやおや、どうしたと言うんだ。 ミーシャ=クロイツェフともフラグが立っていると
ヒューズ=カザキリが言っていたではないか。 そしてそのヒューズ=カザキリとも
僅かだがフラグが立ちつつないかな? ふふ、両手に花だな一方通行」
一方通行「見事にぜェんぶ人外じゃねェか!! 冗談じゃねェぞ!! 一兆歩譲って風斬は良いとしても、
ガブリエルは勘弁しやがれ!!!」
エイワス「これは酷い事を言う。 彼女が聞いたら悲しみの余り、空から星の涙が流れるかもしれんな」
一方通行「ちっともギャグになってねェンですけどそれ」
エイワス「これはギャグとは違うのか・・・・・・・・・・・・・・・・・・・把握した。
そして一方通行の攻略ルートに私も加わるというわけだ」
一方通行「頭の中の三角柱がバグってンじゃねェのかァ!!? 何でてめェまで入ってきやがる!!
つか攻略ルートって何でギャルゲー用語をてめェが知ってンだよォ!!!」
エイワス「三人の人外に振り回される主人公、一方通行。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ふむ、
一部には需要がありそうだが?」ククク
一方通行「お前らに振り回されたら一瞬で肉塊になっちまうわァ!!!
つか仮にお前を攻略しちまったら俺がソッチの人だと思われるだろォが!!」
エイワス「? ソッチの人とは?」
一方通行「俺はあいにく、同性愛に興味は無いンですゥー」
エイワス「おかしなこと言う。 なぜ私を攻略することが同性愛に繋がる?
私が一度でも男だと言ったかな?」
一方通行「え・・・・・・・・・・・・・・・・・・・? オマエ、女なのか?」
エイワス「ふふふ、さぁて、どっちだろうな? 君の望む性別になってもいいぞ。
何せ私には変形機能が―――」
一方通行「すンまっせェン!!! バケツか何か持ってきてもらっていいですかァ!?
俺もォ吐きそォなンですけどォ!!!!」
エイワス「遠慮するなよ、一方通行」
一方通行「近寄るンじゃねェよふたなり野郎がァ!! マジでもォほんと勘弁してください」
エイワス「君でも照れたりするのだな、第一位。 俄然興味が湧いてきたよ」
一方通行「照れてねェから!!! 恐怖してるンだよクソボケ見てわかンねェのか!!?
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・はァァ、くっだらねェ」ゲンナリ
エイワス「そのくだらなさにこそ、価値があるのだよ」
一方通行「そりゃオマエだけだっつゥの・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
エイワス「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ところで、話題が変わってしまうが構わないか?」
一方通行「あァもォ喜んで。 是非変えてください」
エイワス「学園都市がミーシャ=クロイツェフを放置している件についてだ」
一方通行「! ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・オマエは何か知ってンのか」
エイワス「さて、詳しいことはあまり・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ただ、天使に関することで
あまり事を荒立てたくはないようだな、アレイスターは」
一方通行「アレイスター・クロウリー・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
エイワス「学園都市の人間にも、外の世界の人間にも、学園都市に天使がいると
知られるのはアレイスターにとって不利でしかないのだよ」
一方通行「ヤツの『プラン』とやらか」
エイワス「その通りだ、アレイスターが進めている『プラン』。 どのようなものかは知っているか?」
一方通行「内容は知らねェよ。 ・・・・・・ただ、俺がそのクソみてェな計画の
『第一候補(メインプラン)』として組み込まれていることは知ってる」
エイワス「ふむ。 ではアレイスターの『プラン』は同時並行で進んでおり、
仮にプランが何らかの原因で遂行困難になってしまった場合でも、
並列する別ラインに軌道を乗せ換え、再び元のプランに戻す。
と、いったやり方を行っているということは?」
一方通行「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・どっかのメルヘン野郎がほざいてた気がすンなァ」
エイワス「そうか。 アレイスターの『プラン』には現在、
二つの『許容範囲外のイレギュラー因子』が存在している」
一方通行「・・・・・・今言ったやり方でも修正不可能なほどの因子なのか?」
エイワス「そうだ、一つは"浜面仕上"の存在。 彼はアレイスターのプランだと
暗部の組織同士が抗争を起こしたあの日、死んでいなければならなかった存在だ」
エイワス「だが彼はあの抗争を生き延び、あろうことかレベル5の超能力者を単独で撃破している。
アレイスターのプランにそのような"イベント"は組み込まれていない」
一方通行「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・もう一つは?」
エイワス「『神の力』、ミーシャ=クロイツェフの存在だ。 彼女は第三次世界大戦で
右方のフィアンマによって召喚され、最後はどちらかの勢力によって撃破されていなければ
ならなかった。 だが・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
一方通行「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ガブリエルは今も生きてる」
エイワス「そう、しかも浜面仕上などとは比べ物にならんほど厄介な障害としてな。
だからアレイスターは秘密裏にミーシャ=クロイツェフを抹消しようと事を企てている」
一方通行「・・・・・・!! 薄々わかっちゃいたが、やっぱりそォか・・・・・・」
エイワス「だが君はミーシャ=クロイツェフやヒューズ=カザキリと共にこうして過ごせていれれば
それでいいという考えも生まれているだろう。 だがそれはいずれ、アレイスターによって
粉々に砕かれる運命なのだよ」
一方通行「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
エイワス「君はもっと、アレイスターの『プラン』を崩壊させる事に積極的でなければならないということだ」
一方通行「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・だが、例えアレイスターのクソ野郎でもそう簡単に
ガブリエルを消せるとは思えねェ」
エイワス「そうだな、事実、彼も苦悩しているようだったよ。 ふふ」
一方通行「あンなやつの計画なンざ、興味は無ェな」
エイワス「君が『プラン』に立ち向かうことで、ミーシャ=クロイツェフや
ヒューズ=カザキリ、そして打ち止め達に何らかの危害が及ぶのを恐れているのか?」
一方通行「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
エイワス「ふふふ・・・・・・、君は守るべき者が増えすぎてしまったようだな」
一方通行「うぜェぞてめェ」
エイワス「言っておくが私には期待しないでくれたまえよ。 私はあくまでアレイスターの『プラン』が
崩壊した先の未来が見てみたいだけだ。 こうして君にアドバイスのようなことをしているだけでも
割とギリギリなのだよ。 ふふ、"傍観者"という立場からは逃れられない運命なのかな。
あぁ、打ち止め含む妹達はまた別だが」
一方通行「最初からオマエにそンなもンは期待してねェ」
エイワス「結構。 だが・・・・・・そうだな、先程の話でも出た感謝への恩返しとして、
私から君たちへプレゼントを贈ろうと思うのだが、いかがかな?」
一方通行「なンだァ? サンタクロースよろしく、プレゼント箱にリボンでも添えて贈ってくれンのか」
エイワス「プレゼントであることに間違いは無いが、"アレ"にリボンが似合うかと聞かれれば疑問が湧くな」
一方通行「あァ?」
エイワス「アレイスターの『プラン』に異様なほど執着していた――――― !?」バッ
一方通行「? どォした?」
エイワス「――――ふむ、成程そう来たか、私からのgirgcs波を遮断して彼irgirを保護dnefhgと」
一方通行「あ? なンだってンだよおい」
エイワス「ふふ、流石に速いなアレイスター。 もう気付かれてしまうとは」
一方通行「アレイスターだと? さっきから何ブツブツ独り言を―――」
エイワス「申し訳ない一方通行、私は一度、学園都市に戻るよ」
一方通行「なンだと?」
エイワス「こちらで進めていた準備・・・・・・とでも言っておこうか。 それに支障が出てしまった」
一方通行「戻るってこたァ、またここに来るのかよ?」
エイワス「そのつもりだが、寂しいのかね一方通行?」
一方通行「二度と戻ってくンな、出来ればどっかの旅客機と衝突して消え去れ」
エイワス「ふふ、照れるなよ。 では皆によろしく伝えておいてくれ。
戻ってきた際には恐らくだが・・・・・・プレゼントも一緒だろう」
一方通行「さっさと消・え・ろ」
エイワス「では一旦失礼する」
そう言うと、エイワスは音も無く客室から消えていた。恐らく今頃は空を音速以上の速度で移動しているか、
空間移動のようなものでも使えれば、もう学園都市に戻っているだろう。
一方通行「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・『プラン』、か・・・・・・」
一方通行「積極的になれったってなァ・・・・・・」ポリポリ
エイワスとの会話で精神的疲労を感じた一方通行はベッドに寝転がり、惰眠を貪ることにした。
――バッキンガム宮殿・客室
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・おぉー、ぷぷっ、なかなかサマになってるの」
「あとはこれでフィニッシュね」キュポン
一方通行「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ン・・・・・・」モゾッ
「あ、あの・・・・・・さすがにそれは怒っちゃいますよ・・・・・・」
「とか言いつつお前だって止めないだろーが」
「完成図を見たくないの?」
「そ、それは・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・、ちょっとだけ」ボソッ
「そーそー、素直が一番なの」
「それじゃ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」スーッ
一方通行「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ンゥ・・・・・・、・・・・・・あン?」パチッ
キャーリサ「あっ」
リメエア「ちっ」
ヴィリアン「あ、お、おはようございます・・・・・・・・・・・・・・・・・・・って、そんな時間でも無いですけど」
一方通行「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・人の部屋で何やってンだお前ら」
キャーリサ「いつからここはお前の部屋になったの」
一方通行「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・今何時だァ?」
ヴィリアン「もうすぐ午後八時になります、・・・・・・・・・・・・・・・・・・・あぅぅ」オドオド
一方通行「? なンだ?」
ヴィリアン「あ、いえ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
キャーリサ「ぷぷっ」
リメエア「うふふ」
一方通行「ンだよ気持ち悪いなオマエら・・・・・・・・・・・・・・・・・・・つか八時だと?
九時間近く寝ちまったぜ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」ボー
リメエア「晩餐の準備が出来てるわよ。 良ければ貴方もどうかしら?
あの子と天使は食べていくみたいだけど?」
一方通行「ン、そォか。 悪いな、ンじゃ貰おうか」
キャーリサ「食堂があるから、案内するの。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・くすっ」
一方通行「王女サマ三人に起こしに来てもらえるたァ随分贅沢な起床だぜ。
・・・・・・つかオマエらさっきから、なンか笑ってねェか?」
リメエア「いえいえ、まさか。 そんなそんな」クスクス
キャーリサ「気のせいじゃないか?」プルプル
ヴィリアン「私は笑ってませんよ? 本当に・・・・・・」オドオド
一方通行「いやどォ考えても笑ってンだろ。 俺の顔に何か付いてンのかよ」
キャーリサ「顔っていうか頭・・・・・・いや何でもないの」
リメエア「私、先に食堂に行ってるわよ」ガチャ
ヴィリアン「あ、わ、私も・・・・・・それじゃ待ってますね」パタン
一方通行「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・頭?」サワサワ
キャーリサ「ぶふっ」
一方通行「あ!? ちょ、なンだコレ!! ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・耳!?」ピョコピョコ
キャーリサ「あーっはっはっは!! もーダメ!! おっかしー!!!」ゲラゲラ
一方通行「これ・・・・・・バニーガールとかが着けてるヤツじゃねェか!! てめェ喧嘩売ってンですかァ!?
しかもなンだこれ・・・・・・なかなか取れねェし!!」グイグイ
キャーリサ「あはははは! やめろやめろ、取ろーとするたびに耳がピョコピョコ揺れて・・・・・・
可愛いなーあはははは!!」ケラケラ
一方通行「オマエらァ・・・・・・王女だからって調子に乗ってンじゃねェぞクソッタレが!!
・・・・・・くっそォ、無理矢理取ったらハゲそうだなおい」グググ
キャーリサ「無理に取る必要はないだろーに。 似合ってるよ『因幡通行(ウサミミレータ)』。
ぷーくすくす!」ケラケラ
一方通行「おいィ・・・・・・知ってるかァ? ウサギって生き物はな・・・・・・性欲がハンパねェンだぞ、
あまり俺を怒らせるとてめェのどす黒い『ゲート』にベクトルをぶち込む事になるぜェ?」
キャーリサ「くくく、そンな可愛らしいウサ耳付けたまま脅してきてもなー、あははは!」
一方通行「ちくしょォ・・・・・・つかなンでこンな物がバッキンガム宮殿にあンだよ・・・・・・」
キャーリサ「これで姉上がマジックペンで髭を書けてれば完璧だったし、ふふ」
一方通行「それやってたらマジで襲ってたぞオマエら」
――バッキンガム宮殿・食堂
風斬「あ。 一方通行さん」
ガブリエル「jgirisefjgj御早mvogjoerjgo」
エリザード「あんた随分寝てたみたいだねぇ、お疲れだったのか」
一方通行「別に・・・・・・、あァー頭痛ェ、いろんな意味で」ヒリヒリ
リメエア「あらあら、取ってしまったのね。 凄く似合ってたのに」
一方通行「ちっ、ワンダーランドに連れてってやろォか」
ヴィリアン「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ふふっ」クス
一方通行「・・・・・・」ギロリ
ヴィリアン「あ、ご、ごめんなさい・・・・・・」ビクッ
騎士団長「ところで、ドラちゃん・・・・・・はどこへいった?」
アックア「(ドラちゃん・・・・・・? 今朝の不気味な発光生物の事か?)」
一方通行「あァ、なンか別件を思い出したとかなンとか言って学園都市に戻った、放っといていい。
残念ながら後で戻ってくるらしいがな」
風斬「気になりますね、何なんでしょう?」
一方通行「なンか俺達の出会いに感謝とかトチ狂った事言い出してよォ、プレゼントを贈るとかってほざいてたな。
アレイスターの首でも持ってきてくれるンじゃねェの?」クカカッ
風斬「プレゼント・・・・・・? ますます気になる・・・・・・」ウーム
ガブリエル「jbrojogjoht贈物mgjrohoh期待nvbjgejgo」ワクワク
エリザード「まぁそういうことなら仕方がないな、食事にしようか」
風斬「このローストビーフ、すごく美味しい!」パクパク
一方通行「イギリス料理はクソ不味いって相場が決まってるもンだが・・・・・・これはまァまァだな」モグモグ
ガブリエル「mhrohjobmlb美味uyuicjmmb」ガツガツ
キャーリサ「天使と並んで食事を摂るなんて・・・・・・夢にも見なかったの」
リメエア「あらあら、貴重な経験だわ。 自慢できるわよ」
騎士団長「それで、君達はこれからどうするか決まったのか?」
一方通行「あン? あァ、さてどォすっかねェ」
風斬「うーん、とりあえずせっかくのロンドンですし、色々見て回りたいです」
ヴィリアン「それでしたら、明日私が案内しますよ、美味しい紅茶を出してくれるお店があるんです」
風斬「わぁ! 本当ですか? ありがとうございます~!」
ヴィリアン「・・・・・・天使様もよろしければどうですか? フードを被っていれば大丈夫でしょう」
ガブリエル「jfoepgbmnm是非bogopwugj」
キャーリサ「正気なのお前・・・・・・」
アックア「まぁ私も同行しますし、問題はないでしょう」
一方通行「・・・・・・あァー、ウィリアムよォ。 天使とかに詳しいやつァいねェのか。
魔術結社とやらの連中とか」
アックア「むぅ・・・・・・、私には心当たりが思いつかないのである」
エリザード「ローラのヤツとかどうだ?」
リメエア「あれはこの世で最も信用できない女ベスト3に入るでしょ、いけません、いけません。
天使など連れていけば、何をされるか分かったもんじゃないわ」
キャーリサ「お前は誰か心当たりはないの?」
騎士団長「私ですか? ・・・・・・申し訳ないですが、天使ともなるとそうは・・・・・・」
一方通行「まァ心当たりが無ェなら別にいいンだけどよォ」
キャーリサ「やる気が感じられないの。 まー無理もないけど」
風斬「わ、私は別に今のままでもいいと思ってますから!」
ガブリエル「btuyjlrmgh激bohothuo同意dhfhigj」
エリザード「呑気なもんだな。 まぁでも、いいんじゃないか?
こんなに可愛らしい子達と一緒に過ごせて、男としては幸せだろう? このこのぉ」
一方通行「風斬はともかくガブリエルのどこが可愛らしいのか説明してくンねェかな」
風斬「え・・・・・・///」
ガブリエル「酷ddddddddddddddddddddddddddddd」ゴゴゴゴゴ
一方通行「ごめンさない、とてもキューティクルございますゥ」ヘコヘコ
騎士団長「天使の扱いに慣れているな・・・・・・これが第一位たる者か」
一方通行「いやこれと第一位は関係無ェよ」
アックア「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・む、」
一方通行「?」
アックア「サーシャ=クロイツェフなる者に面会を求めてはどうだろうか?」
リメエア「あぁ・・・・・・・かつてその身に『神の力』を宿したっていう?」
一方通行「誰だっけ」
風斬「ほら、ロシアの時にいた変わった衣装の女の子ですよ、金髪の」
一方通行「あァーなンかいたなそンなの。 ・・・・・・そォか、まだ情報源は残ってたか」
アックア「彼女はロシア成教の『殲滅白書』に所属しているはずである」
一方通行「またロシアかよ・・・・・・メンドくせェ」
風斬「どうします?」
一方通行「ンー・・・・・・、オマエらに任せるわ。 行きたいンなら連れてってやンよ」
ガブリエル「―――――」
風斬「じゃあ行きましょうよ、ちょっとロシア連邦のその後の情勢も気になってましたし」
一方通行「あいよ・・・・・・」
風斬「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・一方通行さん、元気ないですよ? 具合悪いんですか?」
一方通行「問題無ェよ、ちょっと展開が早くて疲れかけてるだけだ」
エリザード「食事の後に風呂にでも入るといい、自慢の大浴場だ、すっきりするぞ。
二人もどうだ? ここは一つ、裸の付き合いといこうじゃないか」ハッハッハ
風斬「あ、はい! じゃあお言葉に甘えて・・・・・・」
ガブリエル「uhotpjlvmlv湯浴jveuroh」
一方通行「悪いな、そォさせてもらうわ」
――バッキンガム宮殿・大浴場前
風斬「じゃあ一方通行さん、私たちはここで」
ガブリエル「gjtouohl同行vtuhyogjo」
風斬「あ、天使さん! あなたも(多分)こっちですよ!」グイッ
キャーリサ「一方通行、覗きたくなったらいつでも来ていーぞ♪」ケラケラ
一方通行「ぎゃは、乳が垂れねェよォにタオルで固定しときなァ」
キャーリサ「こんの・・・・・・ッ!!」
リメエア「はいはい、夫婦漫才はいいから行くわよ」グイッ
キャーリサ「誰が夫婦だ誰が!!!」ギャーギャー
エリザード「それじゃ、私たちも行こうかね」
ヴィリアン「は、はい。 ウィリアム、騎士団長、一方通行さん、また後で・・・・・・」フリフリ
アックア「うむ」
騎士団長「ごゆっくりお寛ぎください、姫様方」
一方通行「オッサン達と風呂ってのもなァ・・・・・・」
騎士団長「文句を言うな」
――バッキンガム宮殿・大浴場 男湯
一方通行「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・無駄にでけェなァしかし」ゴシゴシ
騎士団長「まぁな。 普段は個室にあるバスルームを使用しているから
ここに入ることは余り無いのだが、今日は客人もいるからな」ワシャワシャ
アックア「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・時に一方通行よ、貴様、少々痩せすぎではないか?」ジャバー
一方通行「あァ?」
騎士団長「確かに・・・・・・、よくそのような身体つきで、ロシアであそこまで暴れられたものだな」
一方通行「オーケェオーケェ、オマエら喧嘩売ってンだな? そォなンだろ?」ビキビキ
アックア「気を悪くしたのなら詫びるが・・・・・・、身体を鍛えたりはしないのか?
貴様にも守るべき者がいるのだろう」
一方通行「・・・・・・これでも一応鍛えたつもりなンですけどねェ。 昔よりはマシになってンだぞ」
騎士団長「しかしそれだけで天使と同等以上に渡り合えるとは思えんな。
やはりその超能力とやらのおかげか」
アックア「どのような能力なのだ? 学園都市の能力者の中でも貴様は頂点に立つ存在と聞いたが」
一方通行「能力名はまンま一方通行(アクセラレータ)。 運動量、熱量、光、電気量とか、この世に存在する
ありとあらゆるベクトルを変換するってシロモノだ」
アックア「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・それはいわゆる、無敵というものではないのか」
一方通行「そォでも無ェンだなこれが。 一見無敵に見えても、弱点はあるもンだ。
話せば長くなるが、何度か敗北も味わってる」
騎士団長「その能力であの時の黒い翼も作ったのか? アレに向きは関係なさそうだが」
一方通行「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・翼、ね。 そォだな・・・・・・
己の心が纏う闇が許容量を超えたとき、漆黒の翼が顕現せン・・・・・・みたいな?」
騎士団長「うわぁ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
アックア「ドン引きなのである」
一方通行「冗談に決まってンだろ」
一方通行「あン時はクソガキ・・・・・・、打ち止めと番外個体を守ることで精一杯だったしな。
誰かを守れる力なら天使にだろうが悪魔にだろうが化けてやらァ」
アックア「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・成程、守るべきものの前では最強でいるというわけか」
騎士団長「なかなか見上げた男だ。 『騎士派』に勧誘したいくらいだな」
一方通行「はっ、オッサンからの熱烈なアプローチは勘弁願いてェな。
それに俺は魔術についてはよく知らねェ」
アックア「魔術とは、本来は才能のない者が得る知識なのである。 貴様にとっては無縁のものだろう」
一方通行「オマエの持ってるフルンティングとかいう剣も魔術が絡んでンのか?」
騎士団長「通常時はただのロングソードだがな。 カーテナによる『天使の力(テレズマ)』を供給することで
莫大な破壊力を得ることが出来るという具合だ」
一方通行「ソーロルムの術式とかいうのは?」
騎士団長「北欧戦士の伝承が元ネタの魔術だな。 私が認識した武器の威力を"ゼロにする"というものだ。
魔術、科学を問わずゼロに出来る、欠点も多いが」
一方通行「ふゥン・・・・・・・・・・・・・・・・・・・超能力とはまた色が違うンだなァ」
騎士団長「というか、魔術に詳しくないとか言っておきながら、ソーロルムの術式などという
マイナーな魔術まで知っているのだな」
一方通行「あの発光生物ことドラちゃんがエラっそォに知識を披露してたンだよ」
アックア「(・・・・・・・・・・・・・・・・・・・あの者、魔術の知識が? 一体何者なのだ・・・・・・)」
一方通行「ま、とりあえず湯船浸かろォぜ。 冷えちまう」
カポーン
一方通行「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・このカポーンって何の音なンだろォな」チャプ
アックア「なんとなくだが、この擬音は日本でしか鳴らない気がするのである」チャプン
騎士団長「君らは何の話をしているんだ・・・・・・」プクプク
「キャー! 天使さん、湯船を操って遊ばないでくださーい!」バシャバシャ
「あ、ヴィリアン。 洗顔貸してくれ」
「あ、はい。 ってキャアッ!?」バッシャーン
「nototjsok,b攻撃brojrgjeh攻撃vjgeriouhoj」ドッバァァー
「あらあら、水のドラゴンね・・・・・・綺麗だわ」
「賑やかだな、退屈しないだろうこれじゃ」ハッハッハ
「賑やかすぎです~! いやああ!」ゴポポポ
一方通行「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
アックア「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
騎士団長「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
アックア「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・それで、一方通行よ」
一方通行「なンだよ」
アックア「貴様はあの三人の誰と恋仲なのだ?」
一方通行「」
騎士団長「さすがだな我が友、私も気になっていたところだ」
一方通行「なァーに言ってやがるンですかァ!!? 俺があいつらとそんな仲に見えンのかよ!?」
アックア「違うのか? 共に暮らしているのであろう?」
一方通行「暮らしてるってわけじゃねェよ!! ちょっとの間同じ部屋で寝泊りしてるだけだァ!!」
騎士団長「寝泊り・・・・・・・・・・・・・・・・・・・だと・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
一方通行「ナニ想像してやがンだオッサン、俺は健全な少年ですゥー・・・・・・って待て、
三人って何だよおい」
アックア「む、ミーシャと、風斬氷華と、ドラちゃんで三人ではないか」
一方通行「ドラちゃンまで入ってるゥゥゥゥー!!!? アレは無ェよ!!
例えガブリエルはアリでもアレは無ェって!!!」
騎士団長「まぁ妥当なところで風斬氷華だろう、違うか?」
一方通行「風斬とはそンなンじゃねェよ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・つか俺がそういう、
恋愛? つゥのか。 そンなのに勤しんでるヤツに見えンのか」
騎士団長「恋愛に興味はないのか?」
一方通行「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・それどころじゃねェって状況が多かったからな、考えたことも無ェ」
アックア「聞いた話だと、ミーシャにやたら懐かれているようではないか」
騎士団長「天使に懐かれるなど、君は天界から永遠の加護を約束されたようなものだぞ」
一方通行「その発想は無かったわ。 そォいうポジティブな考えもある・・・・・・・・・・・・ねェよ」
一方通行「大体てめェの方こそどォなンだよウィリアム。 俺の見解じゃどォ考えても
ヴィリアンとは姫と護衛の仲だけに見えねェが?」ニヤニヤ
アックア「むぅっ!!?」バシャ
騎士団長「急に立ち上がるな、貴様のアスカロンが私の顔面に当たるところだったぞ」
一方通行「詳しい話は知らねェが、クーデターの時に颯爽と現れたンだろォ?
ピンチの姫様を救うためにヒーローみてェによォ」
アックア「姫をお守りするのが我々傭兵の努め!! それ以上でも以下でも無いのである!!!
というか、なぜ貴様がその話を知っている!!?」」クワッ
騎士団長「いやいや、私はマジで何も喋ってないぞ」
一方通行「第一位の情報網ナメンなよ。 『ご無事ですか。 王の国の姫君よ』」キリッ
アックア「なぜそこまで詳細に!? これも超能力とやらの仕業かッッ!!!」グルルル
騎士団長「落ち着けウィリアム。 あの時のお前は輝いていたぞ」
アックア「今は輝いていないと!? く・・・・・・、このウィリアム、ここまで恥辱を受けたのは
初めてなのである!」
一方通行「恥辱・・・・・・? 姫君を助けたことがァ?」
アックア「む・・・・・・・・・・・・・・・・・・・!」
一方通行「あァー、そォいうこと言っちゃうンだァ。 ヴィリアン王女可哀想だなァ~」
アックア「い、いや・・・・・・・・・・・・・・・・・・・決してそういうわけでは・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
騎士団長「見損なったぞ我が友よ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・これは報告せざるを得ない」
アックア「!!?」
一方通行「ウィリアムさンはァ、ヴィリアン王女を助けるのに恥じらいを感じてたンですがァ、
まァあの時は仕方なく助けたンですぅ」
騎士団長「心苦しいが、それでいこう」
アックア「ちょ、おい、待て!!!」ザバッ
一方通行「あァン?」
アックア「私はヴィリアン様のお命を救えたことに、誇りを感じているのであるッ!!」ドンッ
騎士団長「ほう・・・・・・」
アックア「そしてその時に・・・・・・、その・・・・・・多少は私情も湧いていた事も・・・・・・否定はしないのである・・・・・・」
一方通行「おォ~、言うねェ。 見習いてェもンだァ。 さすが占星施術旅団の援護や、
オルレアン騎士団の殲滅に一役買った傭兵さンだぜェ」パチパチ
アックア「・・・・・・貴様、いくら何でも詳しすぎるであろう・・・・・・」
騎士団長「ただ、少し大声過ぎたのではないか? 隣に聞こえて・・・・・・
いや、それはそれで面白くなりそうだがな」ニヤニヤ
アックア「・・・・・・聞こえてなどおらん! ニヤニヤするな!」
風斬「ふぇー・・・・・・、す、凄いですね今の・・・・・・////」
ガブリエル「vguierji美mbrtjho恋愛jvoerogj」ウンウン
エリザード「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」ニヤニヤ
リメエア「あらあら・・・・・・・・・・・・・・・・・・・あぁ、いけません、いけません」ニヤニヤ
キャーリサ「お前、案外男を骨抜きにするのが上手いの」ニタニタ
ヴィリアン「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・///////」ブクブク
一方通行「で、オッサンにゃそォいう話は無ェの?」
騎士団長「私は『騎士派』を率いる立場だ。 そういう浮ついた話にかまけてる暇は無い」
アックア「ん? 貴様は以前、神裂火織を舞踏会に招待するために花を用意したという話を聞いてるが」
騎士団長「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・『騎士派』の諜報部は何をしているんだ・・・・・・」
一方通行「神裂ってあの露出狂の聖人女か? あいつなら学園都市で会ったなァ」
騎士団長「なに・・・・・・! 私のことは何か言っていたか?」
一方通行「別に。 ただ俺がどォやってここに行こうかって相談したときに、『騎士団長に取り次ごうか』
的な事を言われたっけ」
騎士団長「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・なぜ取り次がなかったのだこの白もやしが・・・・・・」ボソッ
一方通行「何か言ったか?」
騎士団長「いや、別に。 ていうか、私は彼女のことはそういう対象で見ておらんよ」
アックア「そうなのであるか?」
騎士団長「と、当然だ。 私は騎士団長だぞ」
一方通行「恋愛になァ、階級や立場なンて関係無ェンだよ」
アックア「良い事を言うな、一方通行」
騎士団長「ふ、ふん。 それに、神裂君には既に想い人がいるのだろう?」
一方通行「・・・・・・まさかとは思うが、あのツンツン頭のクソ三下か?」
騎士団長「そう、あのクソ三下・・・・・・いやいや、上条当麻がいるだろう」
アックア「ふむ、あやつ、神裂火織ともフラグを立てていたのか・・・・・・」
一方通行「!」ピクン
騎士団長「フラグ・・・・・・というと?」
アックア「恋愛という事象が起きる条件の事だと・・・・・・ヴィリアン様が仰っていた気がするのである」
騎士団長「なるほど・・・・・・そういう意味でも使われているのか」
一方通行「フラグ・・・・・・」
アックア「? どうした、一方通行」
一方通行「い、いや・・・・・・以前に風斬が、俺とガブリエルの間にフラグが立っているとかほざいてたのを
思い出しちまってよ・・・・・・」
アックア「立っているのではないか?」
騎士団長「立っているだろう」
一方通行「立ってねェよ!! 立っててたまるか!! 大体、どォいうのをフラグって言うンだ?」
アックア「うむ・・・・・・そう言われると説明が難しいが・・・・・・」
騎士団長「例えばウィリアムとヴィリアン様の間にはフラグが立っているだろう。
ピンチの所を救ったことによってな」
アックア「む・・・・・・まぁ、そういうことに・・・・・・なる、のか・・・・・・」
一方通行「え・・・・・・?」
一方通行「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・誰かを助けるってことが、フラグ成立ってことになンのか?」
アックア「まぁそういうことだ。 困っている人間に救いの道を示したりとか、手を差し伸べたりとか、
極端な話になると、毎日のように喧嘩をしてもフラグに成り得るらしいのである
我々の場合は相手が女性の時に成立するということだ」
一方通行「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ウソだろ?」
騎士団長「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・聞くが、君は人を助けたことがあるか?」
一方通行「お、俺は打ち止めを、打ち止めと番外個体を助けるためにロシアに・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
一方通行「い、いや、それだけじゃねェ、間接的にならもっと助けてるかもしンねェ。
あのクソ野郎から虐待を受けてた女はどォだ? 黄泉川は? 他には何かあったか・・・・・・?」ブツブツ
アックア「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・一方通行」
一方通行「な、なンだよ」
騎士団長「君は、鈍感だと言われた事は無いか?」
一方通行「あ、あァ!!? ンなのあるわけねェだろォが!! 曲がりなりにも俺は学園都市最高の頭脳の持ち主だぞ!?
それが鈍感だったらおかしいだろォが!!」
アックア「一方通行・・・・・・・・・・・・・・・・・・・たまにでいいから、真剣に相手と向き合ってみるのもいいのである」
一方通行「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・真剣に・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
騎士団長「そこから恋が始まる可能性もあるのだぞ」
一方通行「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・い、いや俺は別に恋愛なンざ・・・・・・」
アックア「あの大天使をフラグを立てる事が出来るのは、恐らく貴様だけだろうな」
一方通行「いやあいつだけは無ェよ。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・無ェ、よな」
――バッキンガム宮殿・大浴場 女湯
風斬「はぁー・・・・・・それにしてもお風呂って気持ちイイですねぇ・・・・・・」チャポ
キャーリサ「私はあんまり好きじゃないな、湯船に浸かっている間が暇過ぎるし」
リメエア「キャーリサは昔からそうですものね、せっかちなのよあなた」
ヴィリアン「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」プクプク
エリザード「というか・・・・・・・・・・・・・・・・・・・皆、肌に艶があるなぁ・・・・・・。
こういうのを見ると私も歳だなと落ち込んでしまう」
ガブリエル「ggjituhidmfl極楽nvoejhoepjo」チャポ
エリザード「それにしても・・・・・・氷華、お前デカいなぁ」チラチラ
風斬「え、えっ!? あ、やだ、あんまり見ないで・・・・・・///」バシャ
キャーリサ「おぉ~可愛らしーな、そして羨ましいぞこのホルスタインが!!」バシャッ ムニュ
風斬「きゃああ!!? 急に揉まないでぇぇ~」バシャバシャ
ガブリエル「―――――」
ガブリエル「jhomjbnmnl合点moghottml」モミッ
ヴィリアン「ッッ!!? きゃっ!!?」ザバッ
リメエア「あなたのは小さいから、天使様直々に大きくして差し上げようってところかしら?」ニヤニヤ
ヴィリアン「馬鹿なこと言ってないで助けてくださ・・・・・・ひゃんっ!!?」ビクッ
風斬「キャーキャー!! そこはダメ! 胸はともかくそこだけは触っちゃいやぁー!!!」ザバザバ
キャーリサ「減るもんじゃないし、気にすることはないの。 女同士なんだし」プニプニ
ヴィリアン「お、お母様、助け・・・・・・ひうっ!!」ビクン
ガブリエル「irhlrnmln無礼講niwehgi無礼講ncvghihgi」ツツツー
エリザード「ははは、こういうのにも混ざれないんだよなぁ私は・・・・・・」シュン
リメエア「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・くだらない」
一方通行「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
アックア「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
騎士団長「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
一方通行「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・オッサン、股間のフルンティングが『天使の力(テレズマ)』してンぞ」
騎士団長「ゼロにする」
アックア「"ソレ"も"武器"として認識しているのか・・・・・・、さすがだな、我が友よ」
翌日。
風斬氷華とミーシャ=クロイツェフ、第三王女ヴィリアンとアックアの四人は朝からロンドンの街を観光しに行った。
観光のためにロンドンに来たわけじゃないのだが、一方通行は二人を止めるようなことはしなかった。
・・・・・・別に止める理由がない。観光したければすればいいと思ったからだ。
一方通行も誘われたが断った。アックアもいるとはいえ、女性に囲まれて街を歩くのはどうも性に合わない。
というわけで、一方通行は現在バッキンガム宮殿の客室に居る。
で、なぜか第二王女キャーリサも同室していた。
――バッキンガム宮殿・客室
一方通行「なァンでオマエまでここにいるンですかァ?」
キャーリサ「別に。 ここは私の家なんだから、どこにいよーが私の勝手だし」
一方通行「なンかこう・・・・・・無ェの? 王族の仕事みてェなの」
キャーリサ「私の得意分野は"軍事"だし。 戦争も終わったこの時期に、軍事に関する仕事なんてないの
戦争の後処理とかは姉上やお母様がやってるし」
一方通行「あっそ・・・・・・ンじゃ風斬たちと一緒に出掛けりゃいいじゃねェか」
キャーリサ「そーいう気分でもないの。 観光とかあんま好きじゃないんだなーこれが。
つかここ地元だし、観光にならねーっての」
一方通行「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・そりゃそォだ」ゴロン
キャーリサ「で、お前らはいつ帰国するの?」
一方通行「あァー・・・・・・ま、今夜にでも帰ろォかと思ってる」
キャーリサ「もっとゆっくりしてってもバチは当たんないんだけどな」
一方通行「お前だっていつまでも俺達みたいな化物が居座ってたらうっとォしいだろ」
キャーリサ「ご生憎様、化物がどーこーとかはもう慣れっこだし」フフ
一方通行「ハッ、さすが王女サマ、立派なもンだぜェ」クカカッ
キャーリサ「お前、これからどうするの? ずっとあの天使達と共に過ごすわけでもあるまい」
一方通行「それじゃいけねェのかよ」
キャーリサ「ずっと一緒に居たいのか?」
一方通行「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
キャーリサ「あーやって人とうまく馴染んでいるとはいえ、あれはこの世の者ではないの。
やはりあるべき場所に還る時が・・・・・・」
一方通行「・・・・・・わかってる、そンときゃそンときだろォが」
キャーリサ「結局、ロシアへは行くのか?」
一方通行「そォだな・・・・・・、今すぐってわけじゃねェが、近いうちに行ってみよォとは考えてる」
キャーリサ「何か手掛かりがつかめるといいな」
一方通行「ンだよ、応援してくれるンですかァ?」ニタニタ
キャーリサ「ぐ・・・・・・、さっさとワンダーランドに帰れって行ってんのよこのクソウサギが」
一方通行「そりゃどォも。 ま、ベツレヘムの星に関する情報は大体手に入ったンだ。
焦る必要は無ェよ」
キャーリサ「焦る必要は無い・・・・・・か。 それのせいなの? 昨日の夜に引き続きテンションが低いのは」
一方通行「いや・・・・・・そォじゃねェ、ただなンつーか」
キャーリサ「?」
一方通行「完全に直感だが、イヤな予感がすンだよ・・・・・・。 何かが待ち構えているような、
空港に着いたらアイツがいたように、何かイヤな予感が・・・・・・」
キャーリサ「? あっそ・・・・・・」
一方通行「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・で、何でお前はここにいるンだっつの」
キャーリサ「だーから、ここは私の家でもあるの。 どこにいよーが勝手だろーが」
一方通行「部屋なら他にもあンだろォが。 俺が邪魔なら出てくぞ」
キャーリサ「客人なんて、久しぶりなの」
一方通行「なンだよ急に」
キャーリサ「お前、面白いしな」
一方通行「言ってろ」
キャーリサ「初対面で、王女の私にあんな態度で突っかかってきたやつなんて、
お前が初めてなの」
一方通行「不敬罪、ってかァ? 俺はイギリス国民じゃねェっつゥの」
キャーリサ「そんなんじゃないし。 ただそれが面白いってだけの話なの」
一方通行「ワーケわかンねェ」
キャーリサ「ふふ」
一方通行「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・でも、ま、せっかくだ。
聞かせろよ、クーデターの時の話。 発端はオマエらしいじゃねェか」
キャーリサ「聞いて面白い話とも思わないが・・・・・・、うん、いいよ」
キャーリサ「さて・・・・・・どこから話そうかな」
――――――――――
―――――――――
――――――――
―――――――
――――――
―――――
――――
―――
――
―
――――時間は少し巻き戻る。
一方通行がバッキンガム宮殿で夜の食事を摂るまでの間に惰眠を貪っていた頃、
エイワスは学園都市のとある実験室にいた。片手にはどこかの店の紙袋のようなものがぶら下がっている。
そこは学園都市暗部ですら存在を知る者はほんの僅かという、深い深い闇の底。
学校の教室の四倍程度の広さの実験室には、巨大なカプセルのようなものが十から二十ほど規則正しく並んでいる。
電灯はない。光を放っているのはエイワス自身と、実験室に並ぶ数々のモニター画面だけだ。
カプセルの中には、得体のしれない培養液のようなものが入っており、たまに気泡が上昇していくのが伺える。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・中に何かが入っているのだろうか。
だがエイワスにとってはそんなものに価値はない。用があるのは実験室の一番奥にあるカプセルだった。
エイワスはそのカプセルに辿りつくと、じっとそれを見据える。
「ふむ・・・・・・。 他は駄目だったが、これだけは何とか保守出来たようだな。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・やはりアレイスターの監視網を潜り抜けるのは一筋縄では行かんな、ふふ」
意味深な独り言を呟くエイワス。カプセルの中の人物に話しかけているのかとも思うが、
そのカプセルの中に人が入っている様子はない。
そしてエイワスはカプセルの隣に設けてある、ちょうど人間一人が収まるようなもう一つの小さなカプセルに目を向けると
手前にあるモニターを操作し始めた。
すると、
けたたましい警告音が実験室に鳴り響いた。
それは本来、この実験室に至るまでの道に侵入した時点で鳴らなければならない警告音なのだが、
エイワスが学園都市のセキュリティシステムを弄り、阻止していたのだ。
「思ったりよりも早い。 流石だな、アレイスター。 だが、"これ"は回収させてもらうよ」
警告音を無視し、エイワスはモニターを操作し続ける。
恐らく、いずれここに大量の警備に着いている暗部が押し寄せてくるだろう。この部屋を見たものを"削除"するために。
だが、それには多少の時間を要する。なぜならエイワスがここに到るまでの道を複雑に"変更"しているからだ。
自らが持つ、圧倒的な力によって。
もっとも、暗部が迅速にこの部屋に辿り着いたところで、エイワスにとってはその程度、障害にすらならないのだが。
モニターのタッチパネルを操作するたびに、エイワスの目の前にあるカプセルの培養液がゴポゴポと音を立てる。
それと同時に、隣にある小さなカプセルも連動するように機械的な音を出していた。
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・こんなものか、どうせなら色々と仕掛けを施してやろうと考えていたが、
まぁ肉体が完全に修復できるだけでも良しとしよう。 これ以上は欲深すぎるというものだな」
何らかの作業が終了したのか、エイワスはタッチパネルから手を離した。
すると、画面にメーターのようなものが表示され、徐々にそのゲージが溜まっていく。
そのメーターの上には『Resurrection of the body to 11%』と表示されており、それが十二%・・・・・・十三%と
数が増えていった。
「ふむ、やはり学園都市の技術は目を見張るものがあるな。 使い物にならなくなった肉体を
こうもあっさりと修復出来てしまうとは・・・・・・くくく、彼らは喜んでくれるだろうか」
こうしている間にも、暗部はここへ向かってきているのだが、エイワスの表情に焦りは無い。
「そろそろかな・・・・・・。 聞こえるか? 聞こえていたら私の問いに答えるよう念じてみてくれ」
と、エイワスはカプセルに向かって声をかけた。もちろん目の前のカプセルに人間などいない。
隣の小さなカプセルにも、"まだ人間はいない"。
だが、エイワスの頭に声が響く。
――――――――・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・誰だ?
その声を聞き、エイワスは静かに微笑んだ。こうなることがわかっていても、それを実際目の当たりにすると
笑みがこぼれてしまう、と言わんばかりの表情で。
「よろしい。 無事に成功したようだ。 誰だという質問に答えよう。 私は『エイワス』」
端から見ると、やはりカプセルに話しかけているようにしか見えない。
だが今、エイワスは確実に人間へ話しかけているのだ。
―――――――エイワス? 知らないな。 ここはどこだ? なぜ、"何も無い"?
『虚空の人間』が矢継ぎ早に質問を投げ掛ける。その間にもメーターのゲージは溜まっていっており、
二三%まで達していた。
「ここは数多くの立入禁止区域が点在する学園都市の中でも、トップ3に入るほどの秘匿実験施設だ。
そして私も君も、そこの最奥部にある実験室の一つに居る」
エイワスは続けて質問に答える。
「なぜ"何も無い"、か。 ふむ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・、それはまだ君の肉体が完全に再生されておらず、
意識だけがそこに存在しているからだろう。 だから色もないし、身体の各部の感覚もないはずだ」
―――――――肉体の再生? 今の俺には、肉体が無い・・・・・・・・・・・・・・・・・・・?
どうやら『虚空の人間』は驚愕しているようだが、その様子も今はまだ伺えない。
ゲージは三十%に到達しようとしていた。
「そう、今の君には肉体が無い。 現在進行形で私が再生させているがね。
悪いが止めることは出来んよ、私のためにも、な」
自己中心的な発言をするエイワスだが、『虚空の人間』にとっては今はそんなこと二の次だ。
肉体が無い、という現実。しかし今、その肉体が復活しつつある現実。
二つの唐突な現実が、『虚空の人間』の空っぽの頭の中で暴れまわる。
―――――――・・・・・・・・・・・・・・・・・・・俺は、死んだのか?
まず最初に辿りつくであろう結論を思わず呟く『虚空の人間』。
しかしエイワスはそれを否定した。
「いや、死んではいないよ。 正確には脳と肉体を切り離され、身体に機器を取り付けられ、
実験道具、いや、アレイスターの玩具として扱われていたのだがね」
―――――――アレイスター・・・・・・・・・・・・・・・・・・・!!!
憎悪に満ちた声がエイワスの頭に流れ込む。しかし、そんなことでエイワスは動じない。
「さて、余り時間がないから手短に済まそうか。 まず、君はどこまで覚えている?」
今度はエイワスが『虚空の人間』に質問を投げ掛ける番だ、と言わんばかりに
次々と質問をしていく。
――――――――
ほんの数分だったが、エイワスによる『虚空の人間』への質問タイムは終わっていた。
メーターのゲージは八九%にまで達していた。これが遅いのか早いのかはエイワスかアレイスターにしか
わからないだろう。
エイワス「ふむ、成程。 案外物覚えがいいのだな。 予想以上だ」
―――――――ナメてんのかテメェ。
エイワス「失礼、気を悪くしたのなら詫びよう。 だがこれならほとんどの説明を
省略出来る。 聞き給え」
―――――――何だよ。
エイワス「私は今、一方通行、ヒューズ=カザキリ、ミーシャ=クロイツェフらと行動を共にしている」
―――――――一方通行・・・・・・・・・・・・・・・・・・・? 第一位・・・・・・・・・・・・・・・・・・・?
エイワス「そこだけに反応するのが、君らしくて良いな。 ・・・・・・そうだ、私は彼らと共に
天使の動向を観察しているのだよ。 天使の、というよりは、天使たちの、だが」
―――――――・・・・・・・・・・・・・・・・・・・天使?
エイワス「一方通行個人がこれまで何をしてきたかは本人に直接聞くと良い。
本題はそこではない」
―――――――直接、だと? へぇ、一方通行に会わせてくれるのか? 手合わせ願いてえな。
エイワス「それはそれで面白いのだが、君では彼には敵うまい?」
―――――――・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ッッ
エイワス「それでいい。 現実を受け止めるのもまた強さだ。 私は君が彼に敵わないからといって
君を見下したりはしないよ。 そんなことをしても無意味だしな」
―――――――・・・・・・・・・・・・・・・・・・・で、天使ってのは何だ。 ここで神話でも語ろうってのか?
エイワス「残念だがそんな時間は残されていないな。 だがこれだけは認識しておいて欲しい。
先程言ったミーシャ=クロイツェフという存在、彼女は本物の大天使だ」
―――――――・・・・・・・・・・・・・・・・・・・? メルヘン童話の読みすぎってオチじゃねえだろうな。
エイワス「まぁいきなり信じてもらおうとも思っていないがね。 ミーシャ=天使という認識だけ
しておいて欲しいというわけだよ」
―――――――訳が分からん。 天使ってのは何なんだよ。
エイワス「やはりこれも実際に会ってみてもらわないと何とも説明し難いな。
魔術に関する知識が全く無い君なら尚更だ」
―――――――『マジュツ』? テメェはさっきから何をゴチャゴチャ抜かしてやがる。
エイワス「魔術に関して一から十まで説明するのは流石に面倒だ。 もっとも、
君は魔術の知識を得ない方が良いのかも知れない。 いや、そういう存在も
『天使同盟(アライアンス)』には必要だな」
―――――――『天使同盟』?
エイワス「我々が所属している、一方通行率いる組織の名だ。 彼は否定しているが、
あれはもう立派な組織だよ。 戦力的にも、な」
―――――――『天使同盟』ねぇ、そんな名前のモンを第一位様が率いてるなんて、笑えるじゃねえか。
エイワス「君にとっては笑い話だろうが、アレイスターにとっては笑い過ごせる存在ではないのだよ」
―――――――あのクソ野郎がどうだってんだ。
エイワス「『天使同盟』は今、アレイスターの『プラン』を崩壊させる道へと進んでいる」
―――――――!!? なんだと!? 『プラン』を・・・・・・・・・・・・・・・・・・・!!!
エイワス「そう、君の最終目的であろうアレイスターの『プラン』の破壊だ。
一方通行はいまいち乗り気ではないようだが、着実に事は進んでいる」
―――――――馬鹿な、そう簡単にいくはずがねえ、野郎の『プラン』は、
エイワス「その通りだ。 破綻しないよう複雑なシステムが構築されている。
どこかで破綻しても、すぐに修復出来るようにね」
―――――――・・・・・・・・・・・・・・・・・・・天使、か。
エイワス「察しが良いな、流石だよ。 一方通行には一歩及ばないものの、君の頭脳と、
アレイスターの『プラン』の破壊に対する執着心を、私は高く買っている」
―――――――・・・・・・・・・・・・・・・・・・・俺に『天使同盟』に加われと?
エイワス「話が早くて助かるよ。 やはり私の目に狂いは無かったようだ」
―――――――俺がその組織に参入して得られるメリットは、『プラン』の破壊の完遂か。
エイワス「それだけではない。 君が暗部に居続ければ一生手に入れる事の出来なかったであろうものを、
彼らは君に提供してくれるだろう。 無意識に、な」
―――――――俺が手に入れられないもの、だと・・・・・・?
エイワス「そうさ、こっちに来てみれば分かるよ。 必ずね」
―――――――・・・・・・・・・・・・・・・・・・・俺が手に入れられないもの・・・・・・。
エイワス「そうそう、ヒューズ=カザキリについてもあちらで見聞きしたほうが早いだろう。
ここで全てを説明してもいいが、この世界ではヘッダが足りないし、何より時間がない」
―――――――・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。 !!? な、なんだ!!?
エイワス「肉体再生率九九%。 さぁ、再びこの世へ戻ってくるがいい」
その瞬間。
ガゴン!!!と、ひと際大きな機械音が部屋中に鳴り響いた。
人間一人が入れるような小さなカプセルが振動した音だ。
「肉体再生率・・・・・・・・・・・・・・・・・・・百%、ふふふ・・・・・・」
エイワスはタッチパネルに手を添えると、一度だけ画面に触れた。
すると、目の前のカプセルから、培養液があっという間に無くなっていく。
このカプセルが役目を終えた瞬間だった。
そして隣の小さなカプセルの扉が音を立てて開いて行く。
そこには。
かつて『虚空の人間』だった存在が、完全なる肉体を得て『人間』の姿を取り戻していた。
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・おいおい」
見た目は十六~十七歳くらいの少年に見えた。肩に届きそうな茶色の髪をしている。
そこらのホストクラブなら、即ナンバーワンなれそうな、整った顔立ち。身長は百八十センチに
届くか届かないかといったところだろうか。
だが。
「おーい・・・・・・、とりあえずさ、何か服持ってねえ?」
少年は、見事なまでに全裸だった。
無理もない、さっきまで服はおろか肉体すら無い状態だったのだから。
ここの装置では都合よく衣服まで作ってくれないようだ。
「そういうと思ってね、用意してきたよ」
エイワスはそう言うと、床に置いていた紙袋を手に取ると、ガサガサと中身を取り出し始めた。
いかにも「とりあえず着れればいいだろ」的な、ファッションセンスゼロの真っ白ななカッターシャツと、
青いジーパンが少年の足元に放られる。
「んだよこれ・・・・・・、どうせならもっといいトコのブランド店でだな・・・・・・。
ってお前、それユニクロの袋じゃねえか! 着たくねええ~~~~!」
肉体まで再生してもらった上に、衣服まで用意してくれたエイワスに容赦なく文句を突きつける少年。
だがエイワスはそれに対して全く嫌悪感を抱いていないようだった。
「ふむ、テレビのCMでよくやっていたから有名なブランドなのかと思って購入したのだが・・・・・・不満かね?
あぁ、ほら、下着もあったぞ」
そういってフリーサイズのボクサーパンツを少年に投げて渡すエイワス。
「ユニクロならユニクロでもっといい服あっただろ! せめてこう・・・・・・今の季節に合ったような・・・・・・って、
今の季節って何なんだ?」
本人は長い間無意識状態にあったと思っているのか、今の季節もわからないようだった。
エイワスは浅く息をついて答える。
「冬・・・・・・だろうな。 十一月に入っている、冬と言っても問題無かろう」
「十一月・・・・・・か、ちっ。 割と経ってやがるな・・・・・・くっそ、あの野郎・・・・・・。
俺がいない間、大きな事はあったか?」
少年は忌々しそうに舌打ちをすると、エイワスに質問する。
「先程も言ったが、君が直接一方通行に聞けばいい。 私は長々しい説明は好きではないのでな。
興味や価値がある事柄なら話は別だが」
「ふん、クソ生意気なやつだ・・・・・・」
文句を垂れつつも、少年はいそいそと衣服を着ていく。
しょぼいカッターシャツに青のジーンズという簡素極まりない姿だが、妙に似合っていた。
スタイルがいいのがあるのだろう、見事に着こなしている。
少年「しっかし・・・・・・何なんだお前、エイワスっつったか。 ビミョーに全身が光ってやがるが・・・・・・
お前のほうこそ天使に見えるぞ」
エイワス「私は厳密には天使ではないがな。 私の正体の説明はこの世界では出来んよ、ヘッダが足りない。
変形機構を備えたスーパーロボットとでも認識してくれたまえ」
少年「訳わかんねえっつーの。 で、俺に『天使同盟』とかいう組織に入れって言ってたな」
エイワス「あぁ。 イギリスへ行くぞ、私も同行する」
少年「イギリスだと? けっ、観光旅行とはいいご身分だな」
エイワス「一方通行は観光気分では無いようだが・・・・・・まぁ、結局そうなってしまっているだろうな、ふふ」
少年「能力は、っと・・・・・・。 ふ、問題なく使えるな、若干パワーアップしている感覚があるが、
これは野郎に殺される前に感じたアレかな」バシュゥ
エイワス「覚醒か・・・・・・。 中途半端だが、確実に向上しているようだな」
少年「礼は言わないぞ。 俺はこんなこと頼んでねえ」
エイワス「礼などいらんよ、それより答えが聞きたい。 我々と行動を共にするのか、否か」
少年「・・・・・・礼は言わないが、借りを作ったままってのも気持ち悪いな。
とりあえず、その『天使同盟』とやらには加わってやる。
どうせ俺の入ってた暗部の組織は壊滅してるだろうしな」
エイワス「宜しく頼むよ。 ふふふ・・・・・・」
少年「だが俺が復活したことも、『天使同盟』のことも、アレイスターが黙ってねえはずだが」
エイワス「私やミーシャ=クロイツェフが抑止力になっているのだろう。 大きなアクションはとれんよ。
だが、今後はわからないがね」
少年「ほう・・・・・・面白くなってきてるじゃねえか。 あのクソ野郎が自由に動けないときたか」
コッチダ! クソッ、ムチャクチャシヤガッテ
エイワス「おやおや、今頃になって暗部の輩が来たみたいだな」
少年「俺達を消しに来たか?」
エイワス「だろうな。 一応足止めはしていたとはいえ、遅すぎるよ。
所詮、暗部の人間などこんなものか」
少年「さっさとこのクソッタレの実験室から出るぞ。 お前も来るんだろ。
言っておくが、手助けなんてしねえからな、期待すんなよ」
エイワス「誰に言っているのやら・・・・・・ふふ、やはり君も面白いよ。 だんだん興味が湧いてきた」バキキキ
少年「翼か、似たようなモン持ってんだな。 ・・・・・・あぁ、早く第一位に会って"アイサツ"がしてえ」
エイワス「一方通行への危害は我々が承諾しないよ。 色々思うところもあるだろうがそこだけは理解しておけ。
万が一彼を危機に陥れるような事をすれば、君は天使を敵にまわすことになる」
少年「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・そしてまたここに逆戻り、ってか?」
エイワス「ふふ、君は本当に察しが良いな」
少年「それで俺が黙ってテメェに従うとでも?」
エイワス「私に従う必要ない、ただ、これ以上天使同盟に面倒事を起こさないでほしいだけだよ。
その代わり君は・・・・・・・・・・・・・・・・・・・、自由を手にできる」
少年「自由・・・・・・だと」
エイワス「君はもう暗部に縛られる必要はなくなった。 そして君が天使同盟と共に行動すれば、
その自由はより一層強固なものになる」
少年「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・自由、それがテメェがさっき言った、俺が暗部に居れば手に入れられないものか?」
エイワス「その一つだ」
少年「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・チッ、"様子見"ってことで手を打ってやる」
エイワス「そうしてくれると、こちらの手間も省ける」
少年「ふん」
エイワス「ところで、君の方こそどうなのかね。 暗部の輩を退けられるのか?
私も君と同様、手助けなどせんよ」
少年「はは、お前の方こそ誰に向かって言ってやがる」
「――――――――俺の『未元物質(ダークマター)』に、常識は通用しねえ」
――ロンドン・バッキンガム宮殿
一方通行「ンじゃ、そろそろ帰るわ」
風斬「えへへー、お土産いっぱい買っちゃった」ホクホク
ガブリエル「foigieruygem満足nvgierhgiehgkwngk」ホクホク
エリザード「もうちょっとゆっくりしていってもいいんだがな」
リメエア「そうよ、これだけ賑やかだった宮殿も久しぶりだわ、クーデター以来」
キャーリサ「私に対する当てつけか姉上・・・・・・」
ヴィリアン「~~♪」ニコニコ
アックア「ご機嫌ですね、姫様」
ヴィリアン「そりゃもう・・・・・・すっごく楽しかったもの。 ねー♪」
風斬「ねー♪」
ガブリエル「♪」
騎士団長「すっかり天使が馴染んでいる・・・・・・、まぁ、たまにはこういうのも悪くないかもな」
キャーリサ「あ、そーだ。一方通行、これ持っていくの」ポイッ
一方通行「ンあ? なンだこr・・・・・・」ポスッ
リメエア「あらあら、くすっ」
風斬「なんですかそれ? ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ウサ耳?」
一方通行「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・てンめェ」ヒクヒク
キャーリサ「あははは! 学園都市でも常に着けてるといいの。 本当にお似合いなんだから」ケラケラ
一方通行「そりゃどォも」
エイワス「おや、もう帰国するのか」ブォン
一方通行「うおっ!!? いきなり出てくンじゃねェよてめェ!!!」ビクッ
エリザード「残念だったな、君もいればもっと面白くなってたのに」
エイワス「これはこれは、英国女王からの有り難きお言葉・・・・・・感謝するよ、ふふ」
風斬「学園都市へ行ってたんですよね? それで・・・・・・プレゼントというのは?」
一方通行「おォ、そォだよ、何なンだよ。 俺達へのプレゼントってェのは」
エイワス「それならもう準備は出来ている。 ヒースロー空港に"届いて"いるだろう」
ガブリエル「touhyigjiegji期待utjbvdmbhb」ワクワク
エイワス「これはプレッシャーだな。 大天使様のご期待に添えられるといいのだが」
一方通行「(・・・・・・空港に届いているだと? ちっ、嫌な予感しかしねェぞ・・・・・・)」
風斬「エイワスさん、なんですかその紙袋の数。 すごい量ですね」
エイワス「イギリス土産だよ。 ここに戻る前に購入しておいた」
ヴィリアン「あの、これからも頑張ってください!」
一方通行「あン?」
ヴィリアン「えっと・・・・・・私はなにも出来ないけど、英国第三王女として、そして、皆さんの『お友達』として、
ロンドンから応援してます!」
騎士団長「ヴィリアン様・・・・・・」
一方通行「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・こいつは頼もしいねェ、英国王女の応援ときたもンだ。
これで怖いものは無ェな」
風斬「はい! ヴィリアンさん、ありがとうございます!」
ガブリエル「―――――」ギュ
ヴィリアン「ひゃわっ!? ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・うふふ、天使様もお元気で」ギュ
キャーリサ「あーあー、熱い熱い」パタパタ
一方通行「オマエもせいぜい頑張れよ」
キャーリサ「私はお前に心配されるよーな人間じゃないの。 ・・・・・・ま、気をつけてな」
リメエア「今度は私の方から出向こうかしら。 彼の案内してくれるワンダーランドが楽しみだわ」
一方通行「血と混沌で渦巻く愉快な楽園で良かったら、いつでも連れてってやる」クカカッ
エリザード「またいつでもおいで。 ローラのヤツに会わせてやる。 あいつの驚く顔が目に浮かぶよ」ハハハ
風斬「はい! 必ず!」
騎士団長「ふっ、せいぜい学園都市を滅ぼさんようにな」
一方通行「神裂によろしく言っといてやるよ」
騎士団長「よ・・・・・・余計なことはせんでいい」
アックア「有益な情報が提供できなかった、すまないな」
一方通行「何言ってやがる、オマエにゃ一番世話になった」
アックア「次来たときは、魔術のノウハウを貴様に仕込んでやるのである」
一方通行「俺を殺す気か。 ・・・・・・お姫様の式には呼べよ、たっぷりお祝いしてやるぜ、ぎゃはは」
ヴィリアン「///////」カァー
アックア「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・何のことだかさっぱり分からないのである///」
風斬「また会いましょう!」フリフリ
ガブリエル「ntiuritfgegm再会nvigtihk願mvojgoerj」フリフリ
エイワス「次は、私もロンドン観光に趣きたいものだな、では失礼」
一方通行「あァー・・・・・・、キャーリサ」
キャーリサ「! ん、何?」
一方通行「オマエの話、割と面白かったぜ。 俺も参加したかったなァ」クカカッ
キャーリサ「大口叩きやがって・・・・・・、お前が居たら真っ先に真っ二つにしてたの」クスクス
一方通行「ハッ、さすがは『軍事』の第二王女、発言が物騒でいらっしゃる」
キャーリサ「・・・・・・またおいでよ。 もっと面白い話がたくさんあるの」
一方通行「あいよ、気が向いたらなァ」
エリザード「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ふふ、賑やかな連中だったな」
リメエア「たまにはああいうのも悪くないんじゃないかしら」
キャーリサ「姉上のセリフとは思えないの。 こりゃ『天使同盟(アライアンス)』に毒されたか」
リメエア「あなたに言われたくないわね。 客室でやたら彼と親しそうに話してたじゃない」ニヤニヤ
キャーリサ「なっ・・・・・・盗み聞きとは趣味が悪いの。 これだから姉上は・・・・・・」
ヴィリアン「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・また会いたいな」
騎士団長「きっと会えるでしょう、彼らなら心配ない・・・・・・・・・・・・・・・・・・・だが」
アックア「うむ・・・・・・、やはり天使の存在は気掛かりだな」
キャーリサ「・・・・・・ま、そこはもう一方通行達に任せるしかないの」
エリザード「そうだなぁ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
『天使同盟』の面々は、ロンドンを後にする。
天使との意思疎通方法については大きな手がかりを得ることはなかったが、
それでもここへ来た意味はあっただろう。
ベツレヘムの星。そこにある"儀式場"を含むその欠片。
それがまだこの世界に存在している以上、チャンスはあるのだ。
そして次の目的地も決定している。
ロシア連邦。そこに居る、サーシャ=クロイツェフとの接触。
そこに行けば、また有益な情報を得られるだろうか。
一方通行は考えるが、彼はまだ気付いていない。
このロンドンで得た、本当に大切な物を。
―――――――
風斬「来てよかったですね、ロンドン」
ガブリエル「giyismvmbg同意nviuithjtk」
一方通行「ま、無駄足じゃなかったな」
エイワス「有意義な時間を過ごせたようで、何よりだよ」
風斬「ところで、帰りもスカイバス365で?」
一方通行「どォかな、往復チケット買ったわけじゃねェから、また空港でチケット買わねェと」
エイワス「その点については問題ないよ、私がチケットを手配しておいた。
スカイバス365、学園都市第二三学区行きのファーストクラスをね」
風斬「あ、ありがとうございます。 天使さん、また映画観れますよ!」
ガブリエル「mberooepuhGJkobkeb,」
エイワス「礼には及ばな・・・・・・・・・・・・・・・・・・・!! しまった・・・・・・」
一方通行「?」
エイワス「(エコノミークラスにしておけば『ビーフオアフィッシュ』が実行できたかも知れないのに・・・・・・、
いや、スカイバス365はビーフオアチキンだったか・・・・・・いやしかし・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
私としたことが、とんだ凡ミスを犯してしまった)」ブツブツ
一方通行「どォかしたンかよ」
エイワス「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・いや、問題ない」
風斬「次はロシアかぁ~・・・・・・」
一方通行「まだ行くとは言ってねェだろ」
風斬「行かないんですか?」
一方通行「とりあえず帰って、そっから決める。 場所が場所だからな・・・・・・、
サーシャ=クロイツェフと上手く接触出来るかどォかもわかンねェ」
エイワス「了承した」
一方通行「え、オマエまた着いてくンの?」
エイワス「不満かね?」
一方通行「不満ですゥ」
風斬「ま、まぁいいじゃないですか・・・・・・せっかくですし」
ガブリエル「vmjortuothlt皆nvirtierj一緒vjjmnmlmn」
一方通行「はいはい・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
エイワス「ふふ、感謝するよ」
――ロンドン・ヒースロー空港 ターミナル3
一方通行「オマエら、荷物置いてきたか?」
風斬「はい、バッチリです」
ガブリエル「jgugyurgmsa完了vnniiwhibnfi」
エイワス「ふふふ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
一方通行「何笑ってンだよ気持ち悪ィ、さっさとチケット寄越せ。
あとオマエ、パスポート持ってンのかよ?」
エイワス「もちろんだよ、ほら」スッ
一方通行「ン。 じゃこれで・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
受付「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・はい、承りました。 スカイバス365便、学園都市第二三学区行き、
"五名様"のご搭乗ですね。 あと十五分ほどで到着しますので、お待ちください」
風斬「あ、いいタイミングでしたね」
一方通行「あァ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・五名、だと?」
エイワス「ふふふ」
一方通行「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・点呼ォ。 一」
ガブリエル「gjerjj弐nvei」
風斬「さ、三」
エイワス「さしずめ私は四、といったところか」
一方通行「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・五は?」
ホストかぶれの少年「お、いたいた。 よぉ、久しぶりだな一方通行」
一方通行「悪い風斬、今すぐ眼科に予約入れてくれ。 ついに俺の眼球が腐っちまったみてェだ」
風斬「えっ、えっ?」アセアセ
ガブリエル「vjgorgjo初見nbviirh挨拶jveijg」ハロー
エイワス「ふふ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・待たせたな、"垣根帝督"」
垣根帝督。
第一位の一方通行(アクセラレータ)に次ぐ、レベル5第二位の超能力者。
能力名は『未元物質(ダークマター)』。この世に存在しない素粒子を生み出し、
それによってこの世に存在しない物質を作り出すことの出来る能力だ。
本来存在する物理用語の『暗黒物質(ダークマター)』ではなく、未知の元素としての『未元物質(ダークマター)』
と名付けている。
物理用語のダークマターとは異なり、「まだ発見されていない」や「理論上は存在する」といったものではなく、
本当にこの世に存在しない物質を生み出すのが垣根帝督の『未元物質』である。
この世に存在する物質ではないため、既存の物理法則には従わないし、『未元物質』も独自の物理法則に従って動く。
ようするに垣根帝督は、この『未元物質』の力によって、既存の物理法則を塗り替えることが出来るのだ。
彼が能力を使用する際は、六枚の白い天使の翼のような形になる。
ただ、これは本人の意思で翼のような形状になるわけではないらしい。
ちなみに、翼を出さずとも能力は使用できる。
この翼はかなりの応用性を持っており、打撃、斬撃、防御、衝撃波、太陽光と烈風の組み合わせによる
未知の攻撃、更に不可視の重力攻撃と、何でもござれだ。
かつて垣根帝督は暗部同士での抗争でこの能力を駆使し、一方通行と死闘を繰り広げた事がある。
戦闘の際、一方通行が無意識に受け入れているベクトルを逆算し、『未元物質』によって
「この世に存在しないベクトル」を含ませた翼で、物理法則に存在する隙間を通り、『反射』をすり抜け一方通行に
大ダメージを与えることに成功している。
幻想殺しのような超能力でも魔術でもない右手での突破や、木原数多のような『反射』を利用した引き戻す拳での看破でもない。
純粋に能力の使用で一方通行を追い詰めた、唯一の超能力者。
それが第二位、垣根帝督である。
それによって一方通行をじわじわと追い詰め善戦したが、やがて一方通行は垣根帝督の攻撃法則を解析。
その攻撃をも『反射』に組み込み、垣根帝督の『未元物質』を完全に無効化する。
成す術が無くなった垣根帝督は敗北するが、そこに現れた黄泉川愛穂の言葉に激昂。
一方通行の目の前で黄泉川愛穂に重症を負わせる。
それが、一方通行の逆鱗に触れてしまった。
彼は突如、背中の辺りから黒い翼を噴射し、その圧倒的な力で垣根帝督を虐殺した。
一方通行はその後の彼の顛末を知らない。
彼の肉片や脳は暗部に回収され、アレイスターの指示によって脳を三分割にされてしまう。
肉体には潰れて使い物にならなくなった内蔵を補うために、冷蔵庫よりもでかい機材を腹の横に直接取り付けられるという
人間に対する処置ではない方法で垣根帝督は辛うじて生きながらえていたのだ。
もはや、『未元物質』を吐き出すだけの機械の塊と化していた。
そして、それを応用した兵器も開発されており、第三次世界大戦で使用されている。
"Equ. DarkMatter" と表示される、白と金の仮面のようなものだ。
この仮面を装備した襲撃部隊が、第三次大戦時に浜面仕上を窮地に追い詰めている。
学園都市の悲劇に触れ、暗部に堕ち、一方通行に敗北し、人としての尊厳すら無くなった姿にされ。
垣根帝督の価値観も、存在も、"無"に帰す寸前だった。
しかし。
エイワスにとっては、垣根帝督には価値があると判断されたらしい。
垣根帝督の脳と肉体はエイワスによって、とある実験施設に秘密裏に持ち運ばれた。
もちろん、アレイスターはそんな指示を出していない。
そしてその実験施設にある、医学界の全てを否定するような、いわゆる"人体再生機"によって、
垣根帝督は再び、陽の光を浴びることが出来たのだ。
垣根「相変わらず、そのクソ憎たらしい顔つきは変わってねえな、一方通行」
一方通行「人違いじゃないですかねェ、俺はオマエみたいなホストかぶれは知らないンですけどォ」
風斬「え、えーと・・・・・・?」
ガブリエル「―――――」
垣根「お、けっこう可愛いんだな、天使って」
エイワス「そちらではなく、こっちのフードを被っているのが本物の天使だ、垣根帝督」
垣根「あぁこっちか。 うわ、でけえなこいつ・・・・・・」
一方通行「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・おいィ? エェイワスくゥゥゥゥゥゥン・・・・・・、
これは一体何の冗談ですかァ?」
エイワス「これが、私から君達に贈るプレゼントだよ」
垣根「人様をプレゼント扱いしてんじゃねえよ、ムカつく野郎だな」
一方通行「オマエらちょっと待ってろ、すぐに終わらせる。 ゴミ掃除だ」カチッ
垣根「来いよ第一位、前のようにいくと思ってんじゃねえぞ」キュィィィン
風斬「あぁ・・・・・・デジャヴ・・・・・・」アワアワ
ガブリエル「tyirerjbkb喧嘩ethfsil禁止ibuejvlemb」
エイワス「その通りだ、ここで争っては被害を被るのは周りの人間達だぞ?」
垣根「俺は別に構わないがな」
一方通行「ちっ・・・・・・、だから三下だっつってンだよてめェは」カチッ
風斬「ほっ・・・・・・」
エイワス「私が言ったことをもう忘れたのか、垣根帝督」
垣根「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ま、こんなくだらねえヤツ相手に"自由"を手放すのも馬鹿らしいな」
一方通行「で、なンでこの腐れゲスが生きてやがるンだっつゥの。
あの時俺がハンバーグにしてやっただろォが」
風斬「は、ハンバーグ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・?」ブルブル
ガブリエル「―――――」ジュルリ
垣根「テメェに会いたくてな、地獄の底から這い上がって来たぜ」
一方通行「ありきたりなセリフだな、センスゼロ」
エイワス「私が彼の肉体を修復したのだよ、学園都市の実験施設でね」
一方通行「なンでそンな余計なことすンの? 馬鹿なの? 死ぬの?」
風斬「肉体の修復って・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
エイワス「一方通行によって、ミンチよりひどいことになっていたからね」
風斬「ひ、ひぇぇ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」ガクガク
ガブリエル「bituigvgm荒挽nmjgjodmbl」ジュルリ
垣根「誰がミンチだ、ナメてやがるなテメェら」
一方通行「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・オマエ、まさかとは思うが」
エイワス「察しが良いな一方通行。 そう、彼も『天使同盟』に――――」
一方通行「そォいうのいいからマジで」
垣根「よろしくお願いしまーす」ケラケラ
風斬「え、あ、はい・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
ガブリエル「vhutjrn宜敷nboihtiohj」
一方通行「いやいや、ふざけンなよ」
垣根「誰がふざけてるって? あぁ、オマエのファッションセンスか?
って、あれ・・・・・・あの時のウルトラマンの服じゃねぇじゃん」
一方通行「誰がウルトラマンだブチ殺すぞ。 てめェなンざ三分もいらねェ」
垣根「『天使同盟(笑)』ってよ、この・・・・・・でけぇ天使ちゃんを守る会なんだろ?
それを俺も手伝ってやるっていってんの」
風斬「え、本当ですか・・・・・・?」
垣根「ホントホント。 あ、俺、垣根帝督。 よろしくなお嬢さん。
レベル5の第二位だぜ? スゲーだろ」
風斬「あ、風斬氷華です・・・・・・って、第二位!? す、すごい・・・・・・」
一方通行「第一位の前で第二位自慢されてもなァ」
ガブリエル「jugjoelbm握手gijvblmnlrgnm」スッ
垣根「うお・・・・・・ビビった、よろしくな。 ・・・・・・なるほど、こりゃ少なくとも
人間じゃなさそうだな」ギュッ
一方通行「何そのフレンドリーな垣根帝督、クソキモいンですけど」
垣根「これが大人の対応だ」
一方通行「笑わせンなよ、復活してレベルアップしたのはその寒いギャグセンスだけか」
エイワス「一方通行、彼もミーシャ=クロイツェフの件で尽力してくれることになった。
彼も加われば、あらゆる事態にも備えられる」
垣根「天使だとか"マジュツ"だとかはさっぱりわかんねぇけどな」
一方通行「ンじゃいらねェよクズ」
垣根「お前だって同じようなもんだろ、粋がってんじゃねえよ」
風斬「(うぅ・・・・・・仲悪いなぁこの二人・・・・・・)」
エイワス「おや、知らないのか風斬氷華。 『喧嘩するほど仲が良い』という
言葉があるのを」
未元通行「「あァッ!!!?」」ギロリッ
ガブリエル「byiiojrfbjk犬猿nivivji」
垣根「つーかさ、『天使同盟』って名前つけたの、誰?
風斬? それともこのミーシャとかいう天使?」
エイワス「一方通行が名付けたのだよ」
垣根「だと思ったぜ。 天使同盟(笑)、お前こそセンス無いじゃねぇか」
一方通行「オマエにセンスがどォこォ言われたくねェよクソボケ。
ダークマター(笑)」
垣根「何が悪いんだよ、アクセラレータ(爆笑)」
一方通行「『俺の未元物質に、常識は通用しねえ』(核爆)」
垣根「『こっから先は一方通行だ、進入は禁止ってなァ』(苦笑)」
一方通行「いやそれオマエが知ってンのおかしいだろ。
『―――逆算、終わるぞ(キリッ』(嘔吐)」
垣根「何で吐くんだよ。 『これが、悪党だ(キリッ』(号泣)」
一方通行「どこに泣く要素があるンだよ、六枚羽根のメルヘン野郎(感謝)」
垣根「感謝する意味がわかんねえよ、黒き双翼の厨二病(羨望)」
一方通行「羨ましがってンじゃねェよ。じゃァ次は・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
ギャーギャー ワーワー
風斬「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・天使さん」
ガブリエル「uiyoevlqnn御意vnwdrwjofjo」
ゴシャッ!!! ズドッッ!!!
一方通行「」
垣根「」
エイワス「・・・・・・天使を行使するとは、やるな風斬氷華」
一方通行「くゥ・・・・・・ちくしょォが」ズキズキ
垣根「これが天使か・・・・・・、速すぎて視認出来なかった」ズキズキ
風斬「喧嘩はやめてください!!」ムキー
一方通行「順序逆だろ、それ先に言えよ・・・・・・」
エイワス「ふふ、和やかじゃないか」
ガブリエル「morougoswdh謝々jgihitjhbnl」サスサス
一方通行「撫でンな、平気だ」
垣根「いや俺も心配してよ」
風斬「もう・・・・・・、とにかく、よろしくお願いしますね、垣根さん」
ガブリエル「irugvhwfkk垣根nirhirhiadfm」
垣根「あぁ。 あ、下の名前で呼んでくれていいぞ、帝督で」
一方通行「ていとくん(笑)」
風斬「じゃあ、ていとくんで」
垣根「殺すぞ一方通行。 ・・・・・・垣根さんでいいや」
エイワス「さて、いつまでもこんなところに居座っているのもよくない」
垣根「そうそう、ロンドンだろ? 俺、一度本場の紅茶飲んでみたかったんだよな」
一方通行「・・・・・・はァ?」
垣根「あ?」
風斬「あ、あの・・・・・・私たち、今から帰国するんですけど・・・・・・」
垣根「」
ガブリエル「utoecjbnk謝々jjbjebmlm」
垣根「なんだよおい!! 俺さっきここに来たばっかだぞ!!?」
一方通行「じゃァオマエ一人で観光してろよ」
エイワス「残念だが、垣根帝督の分までチケットを購入している。
今更キャンセルはきかんよ」
垣根「なんだよ・・・・・・俺何しにここまで来たんだよ。
学園都市で待ってたほうが良くなかったか?」
風斬「あ、でもお土産に紅茶とか買ってますし、良かったら垣根さんもどうですか?」
垣根「マジで? これが天使か・・・・・・、優しさで満ち溢れてるな」
エイワス「いや、彼女は天使ではないよ」
垣根「何? あ・・・・・・、なんだこの感じ、AIM拡散力場か?」
風斬「すごい・・・・・・やっぱわかっちゃうんですね」
一方通行「仮にも第二位だからな」
垣根「仮じゃねえよクソボケ。 ・・・・・・へぇ、AIMの集合体ってところか。
やっぱとんでもねえな学園都市の科学は」
ガブリエル「kgeigoblm旅客機ngirguie到着nvngriego」
エイワス「うむ、スカイバスが来たようだな。 行くとしようか」
一方通行「まさかこいつと同室なンじゃねェだろォな、酸素が腐っちまうぞ」
垣根「だったらテメェは一人でエコノミークラスにでも乗ってろよ」
エイワス「エコノミークラスを蔑むな」
垣根「えっ」
風斬「喧嘩は ダ・メ・で・す・よ」
一方通行「ちっ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
『天使同盟(アライアンス)』に新たな協力者が加わった。
垣根帝督。学園都市の超能力者。レベル5の第二位。
既存構成員の四人とは違い、天使や魔術に関する知識が一切存在しない少年。
しかしエイワスは、そういう人間も必要だと判断し、垣根帝督を復活させた。
もちろんミーシャ=クロイツェフのためにも必要なのだが、それだけではなく、
一方通行にとって、必要な存在になると読んだためだ。
エイワスの考えは、誰にも理解出来ないかも知れない。
なぜ、垣根帝督の存在が、一方通行にとって必要になるのか。
それは一方通行も、垣根帝督本人も、永遠に気付かないかも知れない。
だが、そう遠くない未来。 いや、近いうちに、彼らは無意識に感じることになる。
表面上で、そして心のなかでは否定しても、心の奥底で確かに感じることになる。
この男がいてくれて良かった、と。
―――――――『天使同盟』の一同は、学園都市へ向かう。
一方通行「え、つゥか結局垣根もついてくンの? 俺まだ何にも言ってないンだけど」
――???
エイワス「手が早かったな、アレイスター」
アレイスター『魔術団体の仕業かと一瞬頭をよぎったが、やつらがここまで
進入できるはずがない、やはり君の仕業だったな、エイワス』
エイワス「世辞などいらんよ。 おかげで、無事に回収できたのは
垣根帝督一人だけとなってしまった」
アレイスター『私の「第二候補(スペアプラン)」を横から奪い去っておいて、よく言う』
エイワス「ふふ、苦労した甲斐はあったよ。 知っているとは思うが、私は今
学園都市行きの旅客機に乗り込んでいる」
アレイスター『相変わらずだな、文明の利器を使用したがる君ならではだ』
エイワス「垣根帝督が加わり、ますます賑やかになってきたよ、『天使同盟(アライアンス)』は」
アレイスター『・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・』
エイワス「彼の存在は必ず必要になる。 いや、既に欠かせないものになっているよ。
垣根帝督の場合は、どちらかと言うと一方通行のためだがね」
アレイスター『・・・・・・君が垣根帝督を迎え入れた目的は分かっている。 だが、解せんな。
まさか君ともあろう者が、彼らに情愛でも湧いたか?』
エイワス「情愛? ・・・・・・そういう解釈もアリだな。 そうだとしたら、面白い。
私が彼らに情愛を向けることによって、今後どのような結果が待っているか。
それが早く見たくて眠れなくなってしまうな、ふふ」
アレイスター『・・・・・・楽しそうじゃないか、エイワス』
エイワス「妬むかね? 君なら今すぐこの旅客機を撃ち落とすことも出来るだろう。
我々がその程度で死んでしまうなんていうことはあり得ないがね」
アレイスター『そんな手荒な真似はしないよ、事を荒立てたくない』
エイワス「ふふ、ミーシャ=クロイツェフが激昂してしまえば、何が起こるかわからんからな」
アレイスター『・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ロンドンへ趣き、有力な情報が掴めたようだね』
エイワス「あぁ。 ベツレヘムの星。 天使の儀式場を含むその欠片」
アレイスター『・・・・・・・・・・・・・・・・・・・くくく』
エイワス「一方通行達は恐らく、星の欠片の保護に勤しむことだろう」
アレイスター『・・・・・・・・・・・・・・・・・・・今の私の目的も、分かっているのだろう?』
エイワス「星の欠片の早期発見、及び、破壊」
アレイスター『おやおや・・・・・・、偶然にも私と君達の目的が同じだな』
エイワス「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
アレイスター『良ければ一緒に協力して、星の欠片を捜索しないか、エイワス』
エイワス「なるほど、これがギャグというものか。 理解したよ一方通行」
アレイスター『くくくく』
エイワス「君でも、まだ星の欠片は発見できていないようだが?」
アレイスター『あぁ、"誰か"が意地悪をして、星の欠片に迷彩術式と似たようなものを
施しているようだからね。 私もほとほと困っているのだよ』
エイワス「英国王族達との会話でも、その話題は出たな。
そう、"誰か"が意図的に星の欠片に迷彩術式を施している」
アレイスター『・・・・・・・・・・・・・・・・・・・君のことだ、その誰か、というのは分かっているのだろう?』
エイワス「それはこちらのセリフだよ、アレイスター」
「『ミーシャ=クロイツェフ、だろうな』」
アレイスター『だが、なぜ彼女がそんなことをするのかが分からない。
彼女は自分の「座」へ帰すことが最優先の目的だったはずだが』
エイワス「そうかな? 私はなんとなくだが検討がついているよ」
アレイスター『ほう・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。 ミーシャに接触すれば、わかるかな?』
エイワス「出来るものなら・・・・・・・・・・・・・・・・・・・な」
アレイスター『・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・』
エイワス「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
アレイスター『どちらが先に星の欠片を発見するか――――』
エイワス「――――競争、だな」
エイワス「そうそう、もう一つ面白い現象が起きているのだが」
アレイスター『?』
エイワス「ミーシャ=クロイツェフ攻略ルート、ヒューズ=カザキリ攻略ルート、私の攻略ルートに加え、
垣根帝督の攻略ルートが新たに分岐してしまった」
エイワス「一方通行は、どのルートを攻略すると思―――」
アレイスター『――――――――、』ブツッ
エイワス「おやおや、また怒らせてしまったかな。 ふふふ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
ようやく これを書 く ロンどん で買っておけばよかった
座 への入り口 の 存在が 発覚してしまう た
あくせらレーたは 私は いやなのかな
相変わらず じが上手く書けない 伝わるだろうか?
しかし ロンドんは楽しい ヒメさまに ひょうか 湯 やわらか った
紅茶とは 美味しいだろうか わたしニ あうかな じ 合ってるのか
プレゼんとは ていとくんだっタ あくせらレータとていとくんは なかがいいのか 悪いのか
わからない と ひょうか
じ が わカらない えいわス で あってるか
エイワスは 気付いてる ね 私しの 隠しごと
どうか 言わないで いわないで ひみつに し て
ロンドン か まちがい
アクセられータ と接触 不可 拒絶? 不明
また 触れたい また 書く 多く 残しておかなければ
続き
一方通行「フラグ・・・ねェ」【3】

