やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。
八幡☓川崎
暇なので見切り発車
元スレ
【俺ガイル】 京華「はーちゃんもいっしょー」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1432961914/
沙希「けーちゃん、待ちなさい。けーちゃん」
京華「さーちゃん、はやくー」
(ドスン)
八幡「ん?」
京華「あー、えーーーと??」
沙希「こら、けーちゃん。あれ?」
八幡「・・・うす」
沙希「あ、ああ」
八幡「妹と買い物か?」
沙希「あ、ああ。まあそんな感じ」
京華「えーーーと」
八幡「(ああ、名前忘れたのか)八幡だ。」
京華「そーだ、はちまっんだっ!」
沙希「こ、こら、けーちゃん。は、はー・・、はーちゃん・・でしょ」
八幡「無理しなくてもいいぞ川崎」
京華「そーだ、はーちゃんだ、はーちゃんだ」
沙希「ははは」
沙希「で、あんたも買い物?」
八幡「ああ、俺は本屋と、あと飯。そっちは?」
沙希「あ、あたしも、本屋と、こんど出来た服屋と、あ、上の階の子供のやつ、あとは色々」
八幡「そうか、じゃあな」
(ギュッ)
八幡「ん?」
京華「はーちゃんもいっしょー」
八幡「いや、一緒と言われても」
沙希「こ、こら、けーちゃん(けーちゃんナイスッ!)」
京華「はーちゃんもー」
八幡「いやでもだな・・」
沙希「(そうだ!)ね、ねえ、京華がこんなんだからさ、あ、あたしらも先に本屋行くし、その」
八幡「まあ、行き先同じだからな。じゃあ本屋まで」
沙希「う、うん(グッ)」
京華「やったー、はーちゃんいっしょー」
小町「あれ、あれは?、おにーちゃんと沙希さん?と・・・妹さん?」
(ピキーン)
小町「これは尾行ねば!、そだ」
(スチャ、ぽちぽちぽち)
大志「ん?比企谷さんからメール?」
小町:沙希さんとおにーちゃんが一緒にいるんだけどなにか聞いてる?
大志:妹と出かけるとは聞いてますけど。デートっすか?
小町:わからないけどなんかいい雰囲気かな。気になる?
大志:スグ行きます
小町:おk
(スチャッ)
小町「んー、大志くんもシスコンかー」
いろは「雪ノ下先輩、結衣先輩、あれ、先輩じゃないですか?」
結衣「あ、ほんと、ヒッキーだって、あれ?」
雪乃「一緒にいるのは誰かしら?」
結衣「沙希ちゃん・・かな?」
いろは「真ん中の小さい子って誰です?」
結衣「んー、多分沙希ちゃんの妹さんかな?」
雪乃「そういえばクリスマスの時に天使の役をしてもらったのだったかしら?」
いろは「5歳くらいですよね。そんな子供つれてデートとか親密すぎませんか?」
雪乃・結衣「!」
いろは「せんぱーーーームグっ」
雪乃「一色さん待ちなさい」
結衣「いろはちゃんまって」
いろは「ふんふぇふはひひなり」
雪乃「す、少し様子を見ましょう」
結衣「そ、そうだね」
いろは「えー、邪魔し・・一緒に回りましょうよ」
沙希「それで、あんたは何見に来たの?」
八幡「特に何をって訳じゃないんだが、本屋とか図書館とかうろつくの好きなんだよ。ふつーに何時間でもいられる。金かからんしな」
沙希「へー、なんか意外」
八幡「まあ本読むくらいしか趣味ないしな。部室でも本読ん出る時間のほうが多い。お前は?」
沙希「参考書とか見ようと思ったんだけど。あとけー・・、京華に絵本とか。この子も本屋好きなんだ」
八幡「お前見かけによらず真面目だよな」
川崎「あんたもフツーに勉強できるよね。スカラシップとか・・あ、あの時はホントありがと」
八幡「礼はもう何度も聞いたし俺別に何もしてないだろ」
川崎「まあ実際助かったし・・大志も感謝してたからね」
京華「さーちゃんもはーちゃんもなかよしー」
沙希「け、けーちゃん!」
小町「(あれは、雪乃さん・・と結衣さんも)」
小町「(ほほう、これは面白い方向に転がりそうですよ)」
八幡「じゃあ俺、雑誌と小説の新刊チェックしてくるから」
沙希「ああ、ありがと。また・・」
(ギュツ)
八幡「・・・・・・」
沙希「け、けーちゃん」
京華「いっしょー」
沙希「(ヨシッ)」
八幡「・・・・・・」
京華「さーちゃんもはーちゃんもいっしょー」
八幡「はぁ・・・、絵本と参考書だっけか?」
沙希「あ、ああ、悪い。さ、参考書はまた今度にするから・・(けーちゃんエライっ!)」
(ピロリン)
小町「あ、メール」
大志:比企谷さん、いまどのあたりにいます?
小町:本屋の前だよ
大志:スグ行きます
小町:見つからないようにね
大志「比企谷さん、遅くなってすいません」
小町「んー別に呼んでないんだけどね。ま、面白そうだからいっか」
大志「それでねーちゃんは?」
小町「あそこあそこ」
八幡「でどんな絵本?」
沙希「決めてないけど、けーちゃ・・、京華が欲しいのを一緒にと思って」
八幡「もうけーちゃんでいいんだろ。さっきから普通に聞いてるし」
沙希「い、いーだろ。は、恥ずかしんだよ。」
八幡「まあどうでもいいけど。じゃあこうゆうプリキュアとかのか?」
沙希「あーそう言うのはおもちゃのほうが喜ぶし、大体ビデオとってるから・・」
沙希「ていうかあんたプリキュアとか見るの?」
八幡「見るな」
沙希「ま、まあ妹さんとかいたらね」
八幡「俺はそうじゃなくても見るけどな」
沙希「あんたそういうのあんまり隠さないね」
八幡「隠してもしょうがないしな。普通に少女漫画読んだりもするぞ」
沙希「まあ、あたしが見てもいい話や泣ける話あったりするしね」
八幡「え?お前もあれ見るの。」
沙希「け、京華が好きなんだよ。い、一緒に見るときだってあるだろ」
八幡「一緒に泣くの?」
沙希「ば、バカじゃないの。い、一般論に決まってるでしょ」
結衣「な、なんかいい雰囲気・・・」
雪乃「そ、そうね」
いろは「小さい子つれてるとなんか夫婦みたいですねー」
雪乃・結衣「!」
いろは「ふふふ、やっぱり邪魔しませんか?せーんー」
(ガバッ)
いろは「ふんふぇふは」
八幡「でも単発の珍しいもの選ぶのも、後々めんどくさいぞ」
沙希「どうして?」
八幡「気に入ったら、続きとか同じキャラ出てるのが読みたいとか言うんだよ。そんなの無えーってのに」
沙希「あーそう言うのはわかるかな。でも珍しいの残しておくのも思い出になると思うし」
八幡「まあたしかに絵本は結構簡単に絶版になるからな。そういうのもアリか」
沙希「そうそう」
八幡「それに将来プレミア付く場合もあるしな」
沙希「あんたねぇ・・」
八幡「ウチも親が聞いたこと無い作家のとか山ほど残してあるわ」
沙希「へ、へー。でも子供の成長の思い出って普通に大事にするんじゃないの?」
八幡「子供のというより小町のだな、ウチの家では」
沙希「ははは」
沙希「じゃあ、あんたはどんなの買ってもらってたの?」
八幡「俺のは雑だったな。特撮ヒーローものとかが多かったな」
沙希「だから趣味が偏ってるのか・・」
八幡「失礼な、アンパンマンとか、のんたんとか他のもあったぞ」
沙希「へー、定番じゃん」
八幡「定番なら小町に流用できるからな」
沙希「ホントに雑に育てられたんだな・・・」
小町「ほー、上の子トークで盛り上がってますねー」
大志「(何あのレアなねーちゃん)」
いろは「先輩相手に共通の話題があるって、レアですよね・・・」
結衣「ヒッキーが普通に楽しそうに会話してるし・・・」
いろは「ああいう話は、さすがに兄弟がいないと理解できないし・・」
雪乃「ブツブツ(姉さんのバカ、姉さんのバカ、姉さんのバカ・・・)」
いろは「雪ノ下先輩ってたしかお姉さんが・・・」
雪乃「一色さん、そういう役に立たない姉というのもいるのよ」
いろは「あの、雪ノ下先輩、もう邪魔しようとか言いませんから関節決めるのやめてもらえませんか・・」
沙希「じゃあ小町ちゃんは色々珍しいのも買ってもらってたんだ」
八幡「ああ、絵本大賞とったのとか、何かイタリアの絵本の賞とったのとかもあったな」
沙希「へー。じゃあ結構悔しい思いしてたんじゃないの?」
八幡「いや小町は俺も可愛いから問題ない。」
沙希「・・シスコンめ」
八幡「うるせえブラコン。まあ絵本は俺へとも言えないこともないか。俺が読んで聞かせてたのも多いからな」
沙希「へ、へー、し、賞とったのとかやっぱり面白いのあった?」
八幡「面白いってか結構印象に残ってるのはあるかな。親父も本好きだし真剣に選んでたのかもな。小町のだけは
」
沙希「は、はは。ね、ねえ印象に残ってるのって、た、例えばどんな?」
八幡「そうだな・・って興味あるなら今度見てみるか?」
沙希「こ、こんって!、あ、あたしは別に興っ・・・、け、けーちゃん、けーちゃんはどう?」
雪乃「!」
結衣「!」
いろは「!」
大志「(ねーちゃん・・・京華に投げた・・)」
小町「ほほう、ナチュラルに誘いますねー」
京華「ん?なーに?」
八幡「あー、何か珍しい絵本とか興味あるかって話」
沙希「は、はー、はーちゃんが変わった絵本いっぱい持ってるんだってー」
八幡「お前がはーちゃんて」
沙希「い、いいだろ別に」
八幡「まあいいけど。興味あるか?」
京華「かわってるってー?」
八幡「外国のとか、昔の・・・さーちゃんがけーちゃんくらいの頃の絵本だな」
沙希「さ、さ、さーちゃんって・・」
八幡「いいだろ別に」
沙希「ま、まあ、いいけど・・」
京華「ほんみたいっ!」
八幡「ああ、いいぞ。家そんなに離れてなかったよな。じゃあ今度な」
沙希「あ、ああ今度(グッ)」
八幡「それより買うもの見ようぜ。他になんか好きなのあんの?」
沙希「ほ、他にはそうだな、デスティニーのキャラクターとかも好きだよ。ね~けーちゃん」
八幡「・・・・」
沙希「・・・ばっ、い、今のは、」
八幡「いや、もうけーちゃんでいいから。可愛いしいいんじゃねーの」
沙希「か、かわい・・」
八幡「なあ、けーちゃん」
京華「ウンっ」
沙希「(そ、そっちか)」
沙希「パンさんとかどう、ちょっと怖いかなー、ねーけーちゃん?」
八幡「怖いとかお前が言う?」
沙希「何?#」
八幡「なんでもないです」
雪乃「(ピクッ)」
八幡「まあ、パンさんはやめといたほうがいいかもな」
沙希「そうなの?なんで?」
八幡「依存症があるというか、中毒性が高いというか・・・」
沙希「(プッ、クク)なにそれ?」
八幡「なんでもない」
雪乃「(イラッ)」
いろは「(ビクッ)」
結衣「まあまあ、ゆきのん」
・
・
・
・
・
八幡「じゃあな川崎」
沙希「ああ、ありがと。じゃ」
(ギュツ)
八幡「・・・・・・」
沙希「け、けーちゃん」
京華「いっしょー」
八幡「やっぱりこのパターンか・・。わかったよ。次はドコ行くんだけーちゃん」
沙希「(グッ)」
小町「(雪乃さん達が気になるなー。)」
小町「(鉢合わせしたほうが良いのか悪いのか・・むむむ)」
大志「比企谷さん」
小町「(あの小さい人だれだろ・・あ、生徒会長さんか)
小町「(これはこれで有望そうだけど・・・今は邪魔かもなー・・・)」
大志「あの、比企谷さんって」
小町「え、なに?」
大志「ねーちゃん達行っちゃいましたけど」
小町「しまったー」
小町「見失っちゃったかー」
小町「(あ、でも雪乃さん達も見失ってる)」
大志「どうしましょう?」
小町「(結果オーライかな)」
小町「もちろんおにーちゃん達探すよ」
大志「どうやって?」
小町「(キョロキョロ)ふんふん。ここならOKだね。小町には秘策があるのですよ」
小町「あのー、店員さん店員さん、目付きの悪い男の人が通りませんでしたか?」
店員「あー、エスカレーターで上のフロアへ行ったと思いますよ」
小町「どうもどうも、ありがとうございます」
大志「・・・なんで今ので通じるんすか?」
小町「あー、お兄ちゃんだからねー」
大志「・・・・・・」
小町「しまったーだいぶ先行っちゃったのかー」
大志「さっきみたいに店員さんに聞けばいいんじゃないすか?」
小町「んーダメだと思う。ここ女性や子供向けのフロアじゃないしねー」
大志「?」
小町「こういう普通に男の人が一人でいる場所だとお兄ちゃんの目撃証言ちょっと取れないかなー。監視カメラ見
てもわかんないかも」
大志「・・・・」
大志「あ、子供向けっていえば服屋かも?最近新しい店が入るとかねーちゃん言ってた気がします。」
小町「おお、それだ大志くん。なんてお店?」
大志「わかりませんけど子供服ならもう一つ上のフロアみたいっすね」
小町「よーし、そこ行こう」
沙希「けーちゃん、どんなのにしよっか?」
京華「うーん?」
沙希「じゃこれきてみようか?」
京華「うん」
沙希「こっちもどうかなー」
京華「うん」
八幡「なあ、可愛らしーのはわかるけど、それお前の趣味でえらんでねーか?」
沙希「か、可愛いのが趣味とか、な、ないし」
八幡「いやお前の趣味はどうでもいいんだが」
八幡「そのくらいの歳だともう好みとかわりとあるだろ」
沙希「そうなんだけど、小さい子って気分がのってないと特に服がほしいとか言わないからね」
八幡「ならなんで来たんだ?」
沙希「新しく出来たお店だし、今日は私が来たいからってのもあるから。けーちゃんに着せてみたいのを買うのも
有りかなって」
八幡「好みがわかるならそれに合わせたほうがいいのか?」
沙希「そりゃあね。」
八幡「ならあんなのはどうだ?」
沙希「このフロアのポスター・・、とチラシ?」
八幡「子供ってハンガーにバラバラに吊るしてるのからイメージわかねーんだよ。けーちゃん、これのどれが一番
かわいい?」
京華「んー、これー。けーちゃんこれがいいー」
八幡「そういうのが好きなのか。じゃあ川崎、これに似た組み合わせで見繕ってやっちゃどうだ?」
沙希「・・・・・・」
八幡「それとそのくらいの歳用だとあっちの男児用も有りだな。普通は下との組合せ次第だけど、お前なら何かい
ろいろ改造とかするんじゃねーの?」
沙希「・・・・・・」
八幡「なんだよ」
沙希「いや、意外というか」
八幡「小町の買い物にどれだけ付き合ったと思ってるんだ」
沙希「ホントに可愛がってるんだな」
八幡「いやそうでもせんと買い物が長引くんで・・・」
沙希「・・・はぁ、感心して損した」
大志「さ、さすがに子供服の店は中学生2人とか目立ちすぎません?」
小町「んーそだね。これ以上は近づけないかな。遠巻きに見ているしか無いか・・でもちょっとつまんないな。」
大志「・・・・、つまんないって・・」
小町「あ、そだ」
小町「あー、店員さん店員さん、あそこの人たちに「お母さん似ですね~」って声かけてもらえませんか」
大志「・・・比企谷さん黒いっす」
沙希「お、おかぁ、違っ・・・・(赤)」
大志「(姉ちゃんにホレそう・・・)」
・
・
・
・
・
・
八幡「だいたい終わったか」
沙希「あ、ああ、ありがとう。付きあわせて、わ、悪かったね」
八幡「別に用があったわけじゃないからいいけどな」
沙希「(昼食べに来たって言ってたし・・・お礼に誘っても変じゃない、変じゃない)」
沙希「ね、ねえ、何かもう一つ用事があっ・・」
京華「さーちゃん、さーちゃん!あれー!」
沙希「な、何、けーちゃん」
八幡「(ペットショップ?)」
京華「けーちゃんどうぶつさんみたーい!」
八幡「どうするんだ?」
沙希「ま、まあ、見るだけなら。ウチは飼えないけどね」
八幡「そうか、じゃあ」
(ヒョイ)
八幡「けーちゃん、そっちのほうを見ようか」
沙希「え!、あ、あんた何してんの」
八幡「いや、あっちの通路、猫のケージだぞ。お前猫ダメなんだろ?」
沙希「へ?なんで知ってんの?」
八幡「あ、いや、どっかで聞いたような(弟に聞いたってのは言わんほうがいいだろうな、あれ雪ノ下のアホな提案だったし)」
沙希「へー、あ、あんたってそういうこと・・するんだ」
八幡「べ、別にいいだろ」
沙希「わ、わるいなんて言ってな・・・」
京華「さーちゃん、さーちゃん。こっちー」
八幡「・・行ってやれよ」
沙希「う、うん」
・
・
・
・
・
京華「~♪」
八幡「満足したみたいだな」
沙希「あ、ああ、ホントに楽しかったみたい。あ、ありがと。」
八幡「だからいいって」
沙希「そういえばあんた、た、確かもう一つ用事が・・」
八幡「ん、あれは小町?・・」
沙希「あれ、大志?」
八幡「なにぃ?行くぞ川崎」
沙希「な、ちょっ、手!」
小町「しまったー、逆に見つかった(ヒソヒソ)」
大志「どうしましょう?比企谷さん(ヒソヒソ)」
小町「シッ。気づいてないふりして逃げるよ、大志くん。そこの角曲がったら走るよ(ヒソヒソ)」
大志「別に逃げなくても(ヒソヒソ)」
小町「小町が男の子といるトコなんて見たらお兄ちゃんどうすると思う?(ヒソヒソ)」
大志「・・・・すね(ヒソヒソ)」
八幡「見失った・・」
沙希「ちょ、手、手っ」
八幡「あ、ああスマン」
八幡「あ!けーちゃんもスマン。走らせたな」
京華「だいじょうぶだよー、はしるのすきー」
沙希「はあ、まあいいけど」
いろは「あ、いましたよ。雪ノ下先輩、結衣先輩」
結衣「なんかヒッキー・・・」
雪乃「ええ、たくさん荷物を持っているわね」
いろは「完全に恋人同士の買い物ですよね・・コブ付きですけど・・」
雪乃・結衣「・・・・」
小町「(しまったー。また雪乃さん達に見つかっちゃったかー)」
八幡「川崎、さっきの弟だったのか?」
沙希「さ、さあ?チラッと見ただけだから、たぶんそうかもくらいだって」
八幡「お前んトコの弟、小町と一緒に出かけてるのか?」
沙希「い、いや何も聞いてないけど、あんたんトコこそどうなの?」
八幡「一人で千葉行くとは聞いてたが誰かと一緒とは聞いてない。」
沙希「気にし過ぎじゃないの?同じ塾の友達なら一緒に遊ぶことくらいあるんじゃないの?」
八幡「お前の弟に小町はやらん。男女交際とかまだはえーし」
沙希「いきなりこ、交際とか考えすぎ。大体妹中3だよね。お、おかしくは・・無いんじゃないの」
八幡「おかしいに決まってる。大体男と二人で遊びに行くとか許せん。俺だってしたこと無いのに」
沙希・雪乃・結衣・いろは「(イラッ)」
八幡「メールだメール」
(ポチポチポチポチ)
(ブーンブーン)
小町「(うわー、4通目だよ。何やってるのゴミいちゃん。無視無視)」
小町「(それより雪乃さんたちをどうにかしないと)」
沙希「ね、ねえ。そろそろお昼の時間だしあんたの妹もどこかはいったんじゃ・・あたしたちも」
八幡「そ、そうか!川崎、このへんでお前の弟がよく飯行くとことか心当たりないか?」
沙希「心当たりと行っても、普通にラーメンとか・・?」
八幡「あーん、小町みたいな可愛い女の子ラーメン屋に誘うとか、バカじゃねえの」
いろは「(イラッ)」
沙希「あの歳の男の子ならおかしくないでしょ。それとも何、あんたならおしゃれなトコさそえるっていうの?」
八幡「・・・ないな」
沙希「なら、あとは、サイゼとか・・」
八幡「だよな!サイゼ悪くないよな!女子誘っても変じゃないよな」
沙希「ま、まあ、あたしなら、て、ていうか、ほらうちは京華とか大志とかと一緒によくいくから、・・・・それに・・つ、連れてって貰えるなら別にどこでもいいけど(ボソッ)」
八幡「よし、サイゼなら外だな。行くぞ川崎!」
沙希「だから、手っ・」
小町「(ん、お兄ちゃんたちが外へ向かう?、よし、チャーンス)」
(ポチポチポチポチ)
小町「これでよし、大志君コッチ」
大志「あ、ちょっと、俺もメール」
(ポチポチポチポチ)
大志「一体なにするんすか?」
小町「あそこの3人をね、・・・排除の方向で(ニコ)」
大志「・・・・・(比企谷さん黒いっす、マジ黒いっす)」
小町「あっ、雪乃さん!、結衣さん!隠れてっ!」
結衣「あ、小町ちゃん、え、何?」
雪乃「小町さんどうかしたのかしら」
小町「とにかく隠れてください」
雪乃「え、ええ」
結衣「どうしたの」
小町「いやー、お兄ちゃんに内緒で大志くんと遊びに来てたんですけどねー」
大志「ども」
小町「お兄ちゃん見つかっちゃって」
雪乃「なるほど」
いろは「それ隠れる必要あるんですか?」
雪乃「ええ、比企谷くんの偏愛ぶりを考えれば凶行に及ぶ事も十分に考えられるわね」
結衣「あはは、少なくとも大志くんは見つからないようにした方がいいかもね」
いろは「・・・・・」
大志「・・・・・」
(ピロリン)
八幡「ん?小町からメール?」
小町:お兄ちゃん、小町あと30分ほどで帰るからね
八幡「なんだよ、さっきのメール読んでねーのかよ。返信だ返信」
(ポチポチポチポチ)
(ポチポチポチポチ)
(ポチポチポチポチ)
(ピロリン)
沙希「(ん?私にもメール?)」
(ブーン)
(ブーン)
(ブーン)
小町「(うわー、お兄ちゃんウザいよ。小町が雪乃さん達引き止めてるうちにどっか行ってー)」
小町「そうなんです。だからお兄ちゃんに見つかるとマズイんです。小町達をかくまってください」
雪乃「そう、そういうことならしかたがないわね」
結衣「うん、ははは、ヒッキーなら仕方ないね」
いろは「あれ?雪ノ下先輩、結衣先輩!、先輩どっか行っちゃいましたよ」
小町「(ほっ)」
沙希「(大志からのメール?)」
大志:ねーちゃんもうすぐ帰る
沙希「・・?・・ねえ、妹さんからのメールなんだったの?」
八幡「ああ、後30分くらいで帰るって」
沙希「こっちももうすぐ帰るからって、今大志からメールが」
八幡「なに!やっぱり二人は!」
沙希「だからぁ、ここから30分で帰れるってことは、二人が一緒だったとしても、もう別れて家に向かったってことじゃないの?」
八幡「そ、そうか。そうだな」
沙希「(あれ、メールの続き?)」
大志:ねーちゃんもうすぐ帰る
ことになってるからガンバレ
沙希「なあっ!」
沙希「(キョロキョロキョロキョロ)」
八幡「どうした川崎?」
沙希「(すー、はー、よ、よしっ)」
沙希「ね、ねえ、ふたりとも帰ったんなら、あ、あたしらもお昼食べない?」
八幡「いや、俺は小町を」
沙希「は、早く帰っても遅く帰っても聞けること一緒でしょ。」
八幡「それはそうだが・・」
沙希「そ、そう・・・そうだ、け、けーちゃん走り回らせたからお腹すかせてるのよ」
八幡「う、それを言われると」
沙希「ほら、き、今日のお礼っていうか、サイゼぐらいなら奢るし」
(ギュッ)
京華「はーちゃん、ごはーん」
八幡「(今日何度目だよ・・)はぁ奢りでいいのか、俺結構喰うぞ」
沙希「(よしっ)そ、それくらいいいよ」
雪乃「はあ、まあこれで小町さんたちは保護できたわけだから・・」
結衣「でもヒッキー達が・・」
いろは「そうですよ。速く追いかけましょうよー」
雪乃「いえ、急いで探さなくても大丈夫よ」
結衣・いろは「?」
雪乃「そろそろ12時でしょう。小町さんがここにいるなら家に帰って昼食をとることはない」
雪乃「そしてこの近辺で、川崎さん・・・女の子を連れて、比企谷くんが入るお店・・・」
小町「・・・・・・・・」
雪乃「サイゼね」
結衣「サイゼだね」
いろは「サイゼですね」
小町「(お兄ちゃんゴメンっ)」
京華「はーちゃん、はーちゃん、いっしょー」
八幡「分かった、行くか」
沙希「(ホッ)じ、じゃあサイゼでいいよね?」
八幡「ああ、いいんじゃねーの」
沙希「じゃあ、けーちゃん、何食べよっか」
京華「んー、おこさまらんちー」
沙希「あー、けーちゃん、それは無いかなー」
京華「(ニコニコ)」
八幡「(じーーつ)」
八幡「はぁ」
八幡「川崎、割り勘でいいから別の店にするか?」
沙希「え?」
八幡「少し歩くけど、小町が小さいころ親とよくいってた洋食屋、まだやってると思う」
沙希「え?」
八幡「お子様ランチ的なモンもあったはずだ。あ、古いけど汚い店じゃないぞ。妙に雰囲気があるってかんじだが」
沙希「ね、ねえ。そこ雪ノ・・・部活の・・・とかでいったりするの?」
八幡「はぁ?いやそういう店じゃねーし。そもそも俺も3,4年は行ってねえよ」
沙希「そ、そう。ならそこ!、そこがいい」
八幡「お、おう。じゃあ行くか」
沙希「けーちゃん、ありがと(ぼそっ)」
京華「さーちゃんなーに?」
沙希「なーんでもないっ」
八幡「?」
・
・
・
・
・
了
83 : 以下、名... - 2015/05/31 00:08:40.57 l5Or0X3V0 68/68お付き合いありがとうございました
指摘有りましたがサキサキの口調、自分的にはこんなイメージです
イメージ壊したようでしたらすいません
では
欲を言えばもう少し続きが読みたかったかも