コンコン
上条「あのー、こちらでアルバイトの募集をしていると聞いてきたんですが」
-「おお、待っていたぞ。さあ入りなさい」
上条「失礼します。上条当麻と申します」
寮監「ふむ、さっそくだがこの書類に目を通してもらってもいいか?」
上条「あ、それはいいんですが『誰にでもできる簡単なお仕事です』としか書かれていなかったので……」
寮監「そうだったか?それはすまなかった。君にお願いしたいのは1週間だけの寮監代理だ」
上条「寮監……ですか」
上条「……って、えええぇ!?」
みたいな感じでよろしくお願いいたします
寮監「ん?待遇に不満か?それなりの条件を用意したと思ったのだが」
上条「いや!不満なんてこれっぽっちも!思いっきり頭を下げてお願いしたいです」
上条(上条さんにとっては正直破格すぎるくらいですよ。これなら食費で破綻しかけたうちの財政も持ち直せる!)
寮監「では決まりだな」
寮監「なに、仕事はそんなに多くない。一週間だけ住み込みで簡単な仕事をしてもらうだけだ」
上条「はぁ…具体的にはどういったことを?」
寮監「主な仕事は、そうだな門限を寮生に守らせること、消灯時間後の見回りなどだな」
上条(門限?予備校の寮か何かか?)
上条「それならできそうですね。それにしてもこんな年齢の寮監代理でいいんですか?」
寮監「……いつだったか歳は関係ないと誰かに教えてもらったことがあってな」
ーーーーーー
ーーー
ー
上条「こ、ここって常盤台中学……」
上条「まさか上条さんは女子寮の寮監代理を引き受けてしまったというのでせうか?」
上条「ふ、不幸だああぁぁぁぁ~~~!!」
ー「一体どなたですの!?エントランスで騒いでいるのは?」
上条「あ、すみません、って白井?」
黒子「あら?どなたかと思えばどこぞの類人猿ではありませんか。こんなところで何をしてらっしゃいますの?というか部外者の殿方が入っていいような場所ではございませんですのよ」
上条「いや、その……なんといいましょうか、これには深い訳があって」
黒子「まさかあろうことかお姉さまを追いかけて!?」
上条「だから話を聞けって!」
ー「黒子~?さっきから何を騒いでんの?」
上条「あ」
美琴「へ?」
美琴「なっ!?なんであんたがここにいんのよ!?」
黒子「お姉さま!その類人猿に近づかないでくださいですの!きっと不法侵入ですわ!ジャッジメントにお任せくださいまし!」
上条「とりあえず落ち着け!な?」
美琴「あのシスターだけでは飽き足らず……今度は女子寮ごとってこと?」ビリビリ
17 : 以下、名... - 2010/02/26(金) 03:29:54.69 Xn0yJflc0 7/19ダメだ妙に理系な僕には書けないよ
導入部分だけで勘弁してください
上条「」
バリバリバリドッシャーン
上条「ぐっ…」
黒子「な!?お姉さまの電撃を片手で!?」
上条「待て!これ…この書類を見ればわかる!」
美琴「何よ……え?これって?」
黒子「あら?これは常盤台中学の正式な書面ですわね」
美琴「なになに……上条当麻を一週間の臨時寮監代理に任命する…?え?ええぇー!?」
黒子「」
上条「な?ちゃんとした仕事なんだって」
黒子「こんな欲望の塊の類人猿が寮監代理ですって!?」
上条「俺だって女子寮の寮監代理だって知ってた引き受けてなかったんだって」
黒子「寮監も寮監ですわ。こんなわたくしたちとそれほど歳も変わらない殿方を寮監代理にするだなんて」
美琴「今回ばかりは黒子の意見に賛成ね」
上条「そこはちゃんと確かめたさ。何でも誰かに年齢なんて関係ないって強く諭されたみたいだったな」
黒子「」
美琴「」
美琴(でも、これってチャンスだわ…!一週間もあいつと一緒に暮らせるわけじゃない!)
黒子(お姉さまから何やら不穏な空気を感じますの)
美琴「うふっ、うふふ…」
上条「どうしたビリビリ?顔真っ赤だぞ?」
上条「熱でもあるんじゃないのか?」ピトッ
美琴「!?」
美琴「めぎゃん」ヘロヘロヘロヘロ~
美琴「う、うぅ~ん?あれ?」
上条「お、目が覚めたか。よかったよかった。急に貧血起こしたみたいだったから心配したぞ」
美琴「へっ!?はっ!?あ、あたしのベッド?」
上条「白井が運んでくれたんだぜ?ビュンって。テレポートって便利だなぁ」
美琴(ちょっと…ベッドとかさっきの妄想のままじゃない!)ピィ
黒子「お姉さま!実は私もここにいましてよ」
美琴「えっ?あ、ええ、大丈夫気づいてたわ」(120%無視してたわ…)
黒子(この顔は完全にこの類人猿しか見えてなかったようで)
上条「ところでそろそろ門限の時刻だな。門限を破った寮生には罰を与えるように言われてるんだが、庭の草むしりとかでいいのか?」
黒子「チキンウイングヘッドロックとかでよろしいのではないですの?」
上条「へっ?」
上条「なんだそれ?」(料理の手伝いか何かか?)
黒子「あら?ご存知ありませんの?ではこちらへいらしてくださいまし」チョイチョイ
上条「おぅ」スタスタ
黒子「ここをこうして…こうですの!」ギュウ
上条「」パクパクパク
美琴(羨ましすぎるわ黒子)
美琴(今なら私も抱きついてもいい流れなんじゃ…)ソロリ
上条「」パクパク…パク……
上条「」ダラリ
美琴「はっ!ちょっと黒子!?キマってるキマってる!!」
黒子「あら?わたくしとしたことがつい」チッ
上条「」ピクピクピク
美琴(アイツが私のベッドで寝てるわ……変な匂いとかしないわよね!?)ドキドキ
黒子(わたくしが招いた結果とはいえ、類人猿が…類人猿がお姉さまのベッドに)チッ
上条「ううぅん…はぅ!特売に行かないと!!」ガバッ
上条「あれ?ここは?」
美琴「大丈夫!?」
黒子「記憶障害を起こしておりますわね」ニヤリ
45 : 以下、名... - 2010/02/26(金) 12:42:33.59 33/mEFKy0 17/19マジレスすると学園都市でも五指に入る超名門、それも女子高が寮監を高校生が応募できるようなアルバイト募集なんかしない
46 : 以下、名... - 2010/02/26(金) 13:04:42.64 veFwxv7V0 18/19>>45
お前友達いないだろ まじで
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上条「…という夢をみたんだ」
禁書「そんな話じゃお腹いっぱいにならないんだよ!そもそも一週間もトウマが留守にしたら私のご飯はどうするつもりだったのかな?」フルフルフルフル
上条「ま、待て!だから夢だっt」
禁書「そんなことは関係ないんだよ!」ガブッ
上条「ぎゃああぁぁぁ~~~!不幸だあああぁぁぁ!!!」
おわり