勝己「死ねカス! 死ねカス!」
デク「うーん……もうこんな時間か」ポチッ
デク「かっちゃん目覚ましは効果てきめんだなあ」ゴシゴシ
……気温は30度を突破し、真夏日……
デク(特に目立ったニュースもなさそうだ)
デク「行ってきます」ガチャ
デク「あ」
元スレ
勝己「死ねカス!」 デク「うるさいなぁ」
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/internet/14562/1432733206/
勝己「あ?」バッタリ
デク「おはようかっちゃん」
勝己「うるせえ」スタスタ
デク「……」
勝己「……」
デク(気まずい……)
勝己「おい」クルッ
デク「えっ? な、何か用!?」
勝己「ついてくんじゃねえ」
デク「いや、でも学校こっちだし……」
勝己「じゃあてめーが先歩け」
デク「え、いいの?」
勝己「ストーカーみてえで気分悪いんだよ」
デク「じゃあ、お先に……」スタスタ
勝己「……」
勝己「やっぱムカつくから後ろ歩け」
デク「だよね」ホッ
勝己「……」
デク「……」
勝己「俺の後ろに立つな!」クルッ
デク「どうしろと!?」
デク(結局遠回りしてしまった……)
デク「おはよう」ガチャ
お茶子「デクくんおはよう!」
飯田「おはよう。緑谷くんにしては遅いな」
デク「いや、色々あって……」
勝己「ふん」
上鳴「今日もクソ暑いよな。五月とか嘘だろ」
切島「もう真夏日だもんなー」
上鳴「轟とか溶けてるんじゃねえか」チラッ
轟「……」
上鳴「ガン無視いただきました~!」
上鳴「俺暑いの嫌いなんだよな。早く冬になんねえかな」
轟「冬になったら夏がいいとか言い出すんだろ?」
上鳴「よく分かってんじゃねえか」
峰田「なんでだよ! 夏のほうがいいに決まってんだろ!」ガタッ
上鳴「落ち着け、今はまだ騒ぐべき時じゃない……」
葉隠「でもこう毎日暑いと大変だよね」ポイポイッ
尾白「葉隠さん!? 服着よう!?」
峰田「夏最高」グッ
デク「……」
デク(普通だ……)
デク(そろそろ何か事件が起こってもよさそうなのに)
デク(誰か様子のおかしい人はいないかな?)キョロキョロ
青山「どうしたんだい? いくら僕が眩しいからって」
デク(誰か様子のおかしい人はいないかな?)キョロキョロ
お茶子「デクくん? どうしたの?」
デク「えっ? いや、なんでもないんだ」
デク(授業中に何かが起こるはずだ。かっちゃんが腱鞘炎になるとか)
授業中
デク「あっ」
デク(鉛筆を忘れてきてしまった!!)
デク「かっ……」
デク「……」
デク「ちゃん、鉛筆貸してくれないかな……?」コソッ
勝己「あとで返せよ」スッ
デク「あ、ありがとう……大事に使うね、シャー芯……」
瀬呂「意地わりーなお前。ほらよ緑谷」スッ
デク「瀬呂くん……!」ウルッ
瀬呂「お、おう。泣くほどか?」
峰田「あっ」コロコロ
峰田(消しゴムを落としちまった!!)
峰田「……」カガミ
峰田(なんてこった……)
峰田(この席じゃ女子のパンツが見えねえ……!!)
峰田(いや、耳郎がギリいけるか……?)ジーッ
八百万「峰田さん、消しゴムが見つからないんですか?」
八百万「これならなくす心配はありませんわ」ズシッ
峰田「ジャンボレーダーじゃねえか!! でもエロいから許す!」グッ
相澤「授業中に脱衣すんな」
昼休み
デク(特に何も起こらなかった……!!)
デク「どうなってるんだ……まさか誰かの陰謀……?」ブツブツ
お茶子「今日のデクくん、何かヘンだよ?」モグモグ
飯田「休んだらどうだ? 疲れをためるのはよくないぞ」
デク「いや、全然大丈夫なんだ!!」
デク(大丈夫すぎると逆に不安になる!! 悪い癖だこれ……)
上鳴「飯食い終わったら空き教室行ってモンハンやろうぜ」ヒソヒソ
瀬呂「おいおい、委員長にバレたらどうすんだよ」
上鳴「バレなきゃいいんだよ」
飯田「モンハンというのはなんだ?」
上鳴「えっ!? いやーその、すげえ知的な遊びだよ」
飯田「遊び!? 学校は遊ぶ場ではないぞ」
瀬呂「アホ! 墓穴掘ってんじゃねー」
切島「でも時には息抜きも必要だぜ」
飯田「確かにそれもそうだが……」
芦戸「じゃあみんなでUNOやろうよ!」
瀬呂「修学旅行か!!」
デク(UNOか……嵐の予感がするぞ……かっちゃんが深爪するとか)
勝己「スキップ」
デク「え!? また!?」
飯田「ワイルドカードだが……色を変えるのはフェアではない!」
上鳴「マジメか!」
芦戸「はい! ドロー2だよ!」
青山「警戒されるのは実力者の宿命☆」
お茶子「なんか楽しいなー、こういうの!」
勝己「スキップ」
デク「かっちゃん、スキップ何枚持ってるの?」
瀬呂「爆豪楽しんでんなー!」
勝己「UNOは遊びじゃねえんだよ」
切島「目がマジじゃねーか!」
青山「それでも勝つのは僕さ☆」
芦戸「ワイルドドローフォーカードだよ! 赤!」
青山「」
お茶子「困ったなあ、青と緑しか持ってへんわ」
上鳴「いや、言っちゃダメだろそれww」
勝己「スキップ」
デク「か、かっちゃん……」
芦戸「楽しかったー! またやろうね!」
飯田「なかなか奥が深いゲームだな……」
上鳴「まさか麗日が一抜けるなんてなー」
勝己「次はぶっ殺す」
お茶子「こ、これでおあいこだね……!」
デク「……」
デク(な、何事もなく終わってしまった……!!)
デク(平和すぎる……いや、良いことなんだけど……)
午後の授業
デク(訓練……確実に何かが起こるはずだ。かっちゃんが寝ちがえるとか)
飯田「先生! 今日はどんな訓練を行うのですか!?」
オールマイト「まさしく! 避難訓練さ!!」
一同「学校か!!」
オールマイト「避難訓練とて侮ってはいけないぞ!」
オールマイト「とっさの状況にうまく対応できるかどうかが運命を分けるのだ!」
耳郎「ハイ先生」スッ
オールマイト「何かな!?」ビシッ
耳郎「それ事前に予告しちゃ意味なくないすか?」
オールマイト「あっ」
ジリリリリリリ
瀬呂「……んじゃ、張り切っていきますか~」
上鳴「ねみー」ファ-
飯田「押さない! 走らない! 喋らない!」キリッ
切島「お前が一番うるせーって!」
デク(なんだか、気が抜けるなあ……)
常闇「気を抜くな。危険は常に身近に潜んでいる」
デク「そ、そうだよね! これから何か起こるかもしれないし!」
常闇「期待しているのか?」
掃除
デク(掃除の時間だって危ないぞ。かっちゃんがタンスの角に足の小指をぶつけるとか)
上鳴「ゴミを木に変える個性とかありゃ楽なんだけどな」
轟「テストの時には睡眠学習の個性が欲しくなるんだろ?」
上鳴「よく分かってんじゃねえか」
飯田「口を動かすより手を動かすんだ!」サッサッ
葉隠「すごいよ! 小さいおじさん見つけちゃった!」
尾白「え? どこに?」
葉隠「心の清い人しか見えないんだよ!」
尾白「俺には君が見えないよ葉隠さん」
デク(平和だ……)
放課後
デク「……」
デク「結局何も起こらなかった!!!」
デク「そんな……かっちゃんが突き指ひとつしないなんて……」
梅雨「退屈しているのね緑谷ちゃん」
デク「あ……すぁ、っゆちゃん」
梅雨「努力は認めるわ」
デク「別に退屈とか、そういうわけじゃないけど……」
デク「今日は何もかも普通で……何というか、これでいいのかなあって思うんだ」
梅雨「そうかしら」
デク「えっ?」
梅雨「むしろこういった日常のほうが貴重だとは思わない?」
梅雨「入学してからいろいろ大変だったでしょう」
梅雨「腕を折ったりヴィランに襲われたり指を折ったり足を折ったり……」
デク「た、確かに否定できない……」
梅雨「これからもきっと大変なことが起こると思うわ」
梅雨「だから、たまにはこんな日常があってもいいんじゃないのかしら」
デク(……そうだ、当たり前の日常……)
デク「ありがとう。大事なこと忘れてたよ」
デク「何でもないようなことが、幸せなんだよね……!」
梅雨「妙に既視感がある台詞だわ」
デク「今日も平和でよかった。そう思わなくちゃ」
梅雨「ええ。変わったことがなくても毎日が大切なのよ」
梅雨「それじゃあ、私は障子ちゃんの尾行があるのでもう帰るわ」
デク「うん、また明日!」
デク「あ、かっちゃん待って!」
勝己「待たねえ」スタスタ
デク「これ……シャー芯返すの忘れてたから」スッ
勝己「いらねえ」
デク「え!?!? くれるの!!?」
勝己「うるせえ」
デク(か、かっちゃんが僕に物をくれるなんて……)
デク「今日はとっても楽しかったね」
デク「明日はもっと楽しくなるよね、爆発さん太郎!」
勝己「死ねカス!」
おしまい
どうでもいいけど速報で書いたらかっちゃんのセリフがピーだらけになるなあと思いました

