――森の奥、オークの村
オーク「た、大変だ兄貴! 山岳地帯のオークの集落が――」
隊長オーク「……皆まで言うな、話は耳に入っている」
隊長オーク「女騎士にやられて全滅、らしいな」
オーク「ああそうだ、畜生! 女騎士め! あいつらさえ、あいつらさえぶっ殺せれば……!」
隊長オーク「早まるな、女騎士は人間どもの最終兵器……一匹でオークの一群を壊滅させる”化物”だ」
オーク「くそう……俺達に為す術はないのか……? はっ!」
オーク「そうだ! 俺達も女騎士を作っちゃえばいいんスよ!」
隊長オーク「なに?」
オーク「女騎士だって元はただの人間のメスだ、だからどうにか育てれば……」
隊長オーク「なるほど、幸い人間の子どもを攫うことはたやすい、やってみる価値はあるかもしれん」
隊長オーク「早速とりかかれ!」
オーク「ヘイ!」
元スレ
オーク「女騎士をつくろう」
http://viper.2ch.sc/test/read.cgi/news4vip/1430641136/
オーク「そんなわけで森に落ちてた人間の赤ん坊を拾ってきましたぜ!」
女騎士(赤ちゃん)「ばぶ?」
隊長オーク「よくやった」
隊長オーク「ところでオーク、強い戦士を育てるのに必要な物はなんだと思う?」
オーク「もちろんがっちりした腕、むっちりした脚、ずんぐりした胴体でさあ」
隊長オーク「そう、何よりも強く健康な肉体こそが基本だ」
隊長オーク「それを形作るものとは何だ、オーク?」
オーク「そりゃあメシに決まってますよ!」
隊長オーク「その通り、最強の女騎士を作るにはまず食べさせるものも厳選しなくてはならない」
隊長オーク「なので>>9をどんどん喰わせるぞ」
9 : 以下、\... - 2015/05/03 17:26:39.30 o1+dkubBa.net 3/20二郎
オーク「やっぱ漢の食いもんっつったら二郎っすよねー」
隊長オーク「ああ、豚の飯などと言われているがまったく気にならんな、私達豚だし」
店主「らっしゃい」
隊長オーク「ラーメン大三つ、ニンニクマシで」
店主「へい」
女騎士(赤ちゃん)「はふはふ」チュルチュル
オーク「たんと食って大きく育てよぅ」
――そして数年が経ち
隊長オーク「やっと女騎士が幼女と呼べる程度まで成長したぞ」
オーク「離乳食が二郎だなんて筋金入りのジロリアンっすね」
隊長オーク「しかし二郎ばかりを食べさせていたせいか」
隊長オーク「>>18な幼女に成長してしまったがな……」
18 : 以下、\... - 2015/05/03 17:34:25.19 QfkRCwOod.net 6/20淫乱デブ
女騎士(淫乱デブ幼女)「ふぇぇ、オークのおじちゃんのおちんぽニンニクの臭いがするよぅ」ズシンズシン
女騎士(IDY)「マシマシだよぅ」ペロペロ
オーク「ヒャア! やめるっすよ!」
オーク「いいんすか、こんな感じで? 体はいい感じに仕上がってきてるっすけど……」
隊長オーク「ああ、女騎士は強ければ強いほど淫乱と聞くからな、この子には素質が有るようだ」
オーク「そういうもんすかね……」
隊長オーク「よしそろそろ食育は終わりだ、今日から女騎士に仕立て上げるための教育を始めるぞ」
オーク「と、いうと?」
隊長オーク「>>26を一から叩き込む」
26 : 以下、\... - 2015/05/03 17:39:56.11 FI2qLDXZd.net 8/20スープ作り
オーク「スープ、っすか?」
隊長オーク「ああ、二郎の味はしっかり覚えさせた……あとはそれを再現するだけだ」
オーク「え?」
隊長オーク「しかし私は戦士、敬虔なジロリアンだがラーメン作りには明るくない」
隊長オーク「心苦しいがどこかの二郎に修行に出すしか……」
オーク「ちゅ、ちょっと待ってくだせえ兄貴!」
隊長オーク「なんだ?」
オーク「いや、それって当初の目的と――」
隊長オーク「あ?」ギロ
オーク「いやなんでもないっす……」
隊長オーク「そういうわけでお前は今日から二郎にバイトに言ってくるんだ、衛生委員会と保健所にはくれぐれも気をつけるんだぞ」
女騎士(IDY)「ふぇぇ、ラーメン業界に激震を起こしてくるよぅ」
――そしてまた数年の月日が過ぎ去り
隊長オーク「ズズズ……ふむ、この味の濃さ、油っこさ」
オーク「そして野菜の盛り付け技術!」
隊長オーク「これぞ二郎……完璧に盗んだな、女騎士よ」
オーク「なんだかんだ女騎士の成長は自分も嬉しいっす」
隊長オーク「しかしあの女騎士が>>35で>>38な少女になって戻ってくるとはな」
35 : 以下、\... - 2015/05/03 17:51:26.24 XGtTymoPK.net 11/20スタイル抜群
38 : 以下、\... - 2015/05/03 17:51:59.13 tb2hzXpJd.net 12/20スカトロ好き
女騎士(スタイル抜群スカトロ少女)「二郎での数年間は苛烈を極めるものだった」
女騎士(SSS)「こんな痩せっぽちになってしまったのもしかたないわ……」スラー
隊長オーク「まあ体は二郎を食って戻せばいいさ」
隊長オーク「それよりスカトロに目覚めたって話は……」
女騎士(SSS)「ええ、ある日気づいてしまったの」
女騎士(SSS)「作ったラーメンに自分の排泄物を混ぜると非常に興奮するという事実に」
オーク「」ブーッ
女騎士(SSS)「大丈夫よおじさん、おじさんのには小しか混ぜてないわ」
オーク「オエーッ(AA略」
隊長オーク「そういえば女騎士、肝心の戦闘術の方はどうなんだ」
オーク(あ、一応覚えてたんスね当初の目的)
女騎士(SSS)「修行中はラーメン作りと糞尿採集で忙しかったから……」
女騎士(SSS)「今の私に振るえるのはテボくらいね」
隊長オーク「それでは困る、お前には我々オークの最終兵器になってもらわなくては困るのだからな」
女騎士(SSS)「>>45」
45 : 以下、\... - 2015/05/03 18:03:47.06 3Hv3n6Rbp.net 15/20声優になりたい
女騎士(SSS)「声優になりたい」
オーク「ええっ!?」
隊長オーク「なんだと!?」
女騎士(SSS)「お金なら二郎でのアルバイト代で貯めたし、スクールももう見つけてある」
女騎士(SSS)「おじさんたちには迷惑かけないから……」
隊長オーク「…………」
オーク「あ、兄貴?」
女騎士(SSS)「で、でも隊長のおじさんがどうしても女騎士になれっていうなら……」
隊長オーク「馬鹿者!!」ドンッ
女騎士(SSS)「きゃっ!」
隊長オーク「ここまで女騎士として育ててやった恩も忘れて声優になりたいなどと抜かすか! この親不孝者め!」
隊長オーク「結局お前も信用ならぬ人間の子というわけか」
女騎士(SSS)「うぅ……」
隊長オーク「女騎士にならないならお前になど用はない、今すぐ村から出て行け」
オーク「ちょっと、兄貴ぃ」
女騎士(SSS)「……わかった」ダッ
オーク「えっ、女騎士、ま、待つっすよ!」
オーク「兄貴、今のはあんまりっすよ――おおい女騎士ー!」ダッ
隊長オーク「…………」
隊長オーク「……済まない女騎士、迷っていたお前の背中を押すのに」
隊長オーク「私はこんな乱暴な方法しか取れないのだ……」
――そして女騎士旅立ちの日
女騎士(声優志望)「それじゃあおじさん、行ってきます」
オーク「ああ、これ道中で食べるっすよ、それから困ったことがあったらすぐ帰ってくるっすよ、それからそれから……」
女騎士(声優志望)「もう、おじさんったら心配症ね」
オーク「だってオークの村から人間の街に送り出すなんて前代未聞っすから」
女騎士(声優志望)「私は大丈夫よ、それより――」
女騎士(声優志望)「やっぱり、隊長のおじさんは来てくれないのね」
オーク「うっ、それは……」
女騎士(声優志望)「いいの私が悪かったんだから、それよりこれ以上付き添うとおじさんが人間に見つかっちゃうでしょ?」
オーク「そうっすね……それじゃあ達者でやるっすよ」
女騎士(SS)「もうすぐで人間の国ね」トボトボ
隊長オーク「…………」ザッ
女騎士(SS)「た、隊長のおじさ――」
隊長オーク「私はお前など知らんぞ人間め」
女騎士(SS)「えっ……」
隊長オーク「本来なら身ぐるみを剥いでやるところだが……お前は私の娘に似ているから特別に見逃してやろう」
女騎士(SS)「…………」
隊長オーク「これから人間の国に行くのか」
女騎士(SS)「……はい」
隊長オーク「ならばもし私の娘に会ったら伝えておいてくれ」
隊長オーク「『頑張れ』と」
女騎士(SS)「!」
隊長オーク「それではな」ザッザッ
女騎士(SS)「……ありがとう、お父さん」
おわり
これから女騎士は声優になるために四苦八苦するのだがそれはまた別のお話