※関連
最初: 美琴「す・・・好きです!!付き合ってください!!」上条「何やってんだ、御坂」
前回: 上条「愛って何かな」美琴「守ること?」心理「信じること」垣根「疑い続けることさ」【後編】





元スレ
上条「始まった・・・」美琴「大覇星祭・・・」垣根「アナウンスは俺」心理「やめて」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1312451177/

1 : ◆G2uuPnv9Q. - 2011/08/04 18:46:17.79 1wTCUO1Y0 1/686

1スレ目 美琴「す・・・好きです!!付き合ってください!!」上条「何やってんだ、御坂」
http://ex14.vip2ch.com/news4ssnip/kako/1304/13045/1304506297.html

2スレ目 美琴「当麻♪」上条「なんだ、美琴」垣根「俺も仲間に入れて」心理「はいはい」

http://ex14.vip2ch.com/news4ssnip/kako/1305/13053/1305377166.html

3スレ目 上条「美琴、愛してる」美琴「私も♪」垣根「俺も♪」心理「ジャマしないの」

http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1306063255/

4スレ目 上条「美琴は可愛いな」美琴「えへへ//」垣根「速さが足りない」心理「はいはい」

http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1306724889/

5スレ目 上条「放さないからな」美琴「うん♪」垣根「話さないからな」心理「しゃべりなさいよ」

http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1307282872/

6スレ目 上条「抱きしめようか?」美琴「うん//」垣根「抱こうか?」心理「やめて」

http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1307709819/


7スレ目 上条「守り続けるからな」美琴「うん//」垣根「これがリア充です」心理「あなたもよ」

http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1308139244/


8スレ目(番外編) 美琴「私の好きな人のことを、それ以上悪く言わないで!」

http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1308667506/

9スレ目 上条「結婚に必要な物は?」美琴「愛!」心理「お金」垣根「念のため三行半」

http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1308992651/

10スレ目 上条「まずは!」美琴「そのふざけた!」心理「幻想を!」垣根「守るのこそ愛だ」

http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1309355502/

11スレ目 上条「マイホームか・・・」美琴「い、いいわね//」心理「そうね」垣根「欠陥住宅か」

http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1309860801/

12スレ目 テクパトル「あの月はもう、空には出ない」

http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1310283821/

13スレ目 上条「美琴は可愛いな」美琴「//」垣根「心理定規可愛いハァハァ」心理「やめて」

http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1310641032/

14スレ目 上条「恋といえば!」

http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1311066610/

15スレ目 上条「旅行かぁ・・・」美琴「どこ行く?」垣根「ヤっちゃうのか?」心理「黙って」

http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1311506386/

16スレ目 上条「愛って何かな」美琴「守ること?」心理「信じること」垣根「疑い続けることさ」

http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1311939697/

超番外編 さだのり「桜は散る、陽は沈む・・・そして、思い出はいつかは消える」

http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1309780773/



2 : ◆G2uuPnv9Q. - 2011/08/04 18:47:00.61 1wTCUO1Y0 2/686

スレ内容

上琴、未元定規がメインのギャグほのぼの

一方通行×番外個体
テクパトル×19090号
削板×黒子
エツァリ×ショチトル

サトリナさんは俺の嫁

さだのりはジャガイモ

>>1は速さを極めようとしています、ヒマジンというツッコミはなしですw
ただし、ミサカ口調でいじめるように言うツッコミは大歓迎

Mではありません


あと、背中って素敵

それだけ



えー、ちなみに




背中は正義だから

異論は認めないから


グダグダ苦手な方は気分を害しちゃいます

高確率で、うん

今スレはリクエストは受けられませんw

3 : ◆G2uuPnv9Q. - 2011/08/04 18:47:54.90 1wTCUO1Y0 3/686

キャラ紹介

上条・・・言わずとしれたそげぶマン
美琴の彼氏、第一の主人公であり、正義感溢れます
美琴をかなり愛しています

美琴・・・ヒロイン
可愛いです、可愛いです、可愛いです
ツンデレがデレデレになってますが、それもまた(ry
上条さんにメロメロ

垣根・・・本シリーズでおそらくもっとも愛されてるキャラクター
イケメルヘンからギャグまでなんでもござれ
心理定規と付き合ってます、フリーダム
たまにツッコミ

心理定規・・・垣根の嫁
ていとくんに踊らされながらも彼を支えます
おそらく、心理定規タンハァハァって方もいるかと、俺もそうだ
ホント、マスコットキャラ

エツァリ・・・本シリーズで地味なキャラの一人
ショチトルと付き合ってる変態ツッコミ

ショチトル・・・地味キャラだった一人
エツァリと付き合ってます、自称ドMの実際ドM
もはや、ボケキャラ

削板・・・熱い男
黒子の彼氏、地味なはずがわりとキャラが濃い

黒子・・・ですの
削板の彼女、でもお姉さまも相変わらず好きなのでご安心を

一方・・・歪みないセロリ
番外個体の彼氏、そしてロリコン

番外個体・・・一方の嫁
やっとセロリと付き合うことに
わりと奥手

テクパトル・・・ダークホース
途中でレギュラーになったにも関わらずていとくんとならび本シリーズの目玉に
こんなはずではなかった
美月こと19090号と恋人に、さまざまな苦難も乗り越えイチャイチャリア充

19090号・・・テっくんの嫁
勝手に美月と名づけました
後悔はしてません
テクパトルと結ばれましたが未だに照れ屋さん

20000号・・・変態
しかも、テっくんでヤったこともある変態
たまに男前

14510号・・・セロリのことが好きな乙女
でも報われませんね

10033号・・・セロリのことが好きな乙女
やや口調がキツイ

御坂妹・・・可愛いです
案外しっかりしたキャラ

17600号・・・やや遅れて合流した妹達
彼女は強いですね、いろんな意味で

アレイ蔵庫・・・完全な被害者
元の体に戻る方法を探して弟と旅をしていたが
テっくんたちのところへ住むことに

扇風機さんをきにかけています
どうしてこうなったのかは分からない


さだのり・・・ジャガイモはイモの仲間
本シリーズ唯一のオリジナルキャラ
ていとくんの魂の兄弟


4 : ◆G2uuPnv9Q. - 2011/08/04 18:48:39.09 1wTCUO1Y0 4/686

そして、時間稼ぎにはこんなコーナー



「教えてみなさん!!質問コーナー!!」・・・質問受け付けます

「好きなキャラに告白しよう!!」・・・好きなキャラに思いをぶつけ、その告白にていとくんが点数をつけてくれます、できるかぎりメルヘンに!!

「助けてください、俺の悩み!!」・・・ちっぽけな悩みから真面目な悩みまで答えます!

「普通のお便り、待ってます!!」・・・普通のご意見など

「アレイ蔵庫のひんやり空間」・・・好きなカップルに、指令をしてください、全力でやってみせます!


たまーに安価もありますが、基本はないですのでご了承を

相変わらずの駄作ですが、お楽しみいただけたら幸いです


あと、説明文使いまわしでゴメンなさいw




ちなみに

もはや上琴ではなくなってきています

全員が主人公になっていますが、日常では誰もが主人公なんだぜ、という>>1のメッセージです

いや、ウソです

サトリナさんは俺の嫁です

サトリナさんは俺の嫁です

>>1が喜ぶコメは


>>1よ、速さが足りない!!



ミサカ口調でけなすようなコメ




サトリナさんっぽい優しいコメのあとに、(と、サトリナが>>1の耳元で囁いていました)

です

お願いします、>>1に元気を・・・


すいません、冗談です




本編 大覇星祭

29 : ◆G2uuPnv9Q. - 2011/08/05 14:57:20.43 at3bzcJt0 6/686

大覇星祭

年に一度、学園都市で行われる、運動会のようなものだ

ただし、能力使用はある程度なら許可されている

おかげで、競技場のあちこちで火花やら水柱やら雷撃やらが飛び交うことになる

それはつまり、たくさんの怪我人が出ることを表している

よく死人が出ないものだ、と上条は考えていた


30 : ◆G2uuPnv9Q. - 2011/08/05 14:57:55.03 at3bzcJt0 7/686

明日から、そんな地獄の行事が始まる

上条当麻は無能力者だ

あんな化け物連中と正面きって戦えるわけがない

いや、ないはずだ

ただし、彼の右手には幻想殺しという摩訶不思議な力が宿っているのだ

おかげで、わりと大覇星祭では活躍できたりもする



31 : ◆G2uuPnv9Q. - 2011/08/05 14:58:22.14 at3bzcJt0 8/686

吹寄「というわけだが上条」

上条「・・・え、俺?なになに?」

吹寄「聞いていたか?」

上条「いや、何が?」

上条が首を傾げる

まったく聞いていませんでしたよー、とアピールをしたと同時、顔面に黒板消しがヒットした


32 : ◆G2uuPnv9Q. - 2011/08/05 14:58:50.90 at3bzcJt0 9/686

上条「いってぇ!」

吹寄「はぁ・・・私は今年も実行委員だけど・・・貴様達のような馬鹿がいるから苦労させられるわ」

吹寄が上条を睨みつける

正確にはデルタフォースを、だが

土御門「て言ってもにゃー・・・俺達は無能力者だから、なんの活躍もできないぜぃ?」

青ピ「まぁ、僕は女の子達の攻撃なら喜んで受けるんやけどなぁ!」


33 : ◆G2uuPnv9Q. - 2011/08/05 14:59:21.00 at3bzcJt0 10/686

青ピが体をくねらせる

それを見て、吹寄が頭に青筋を浮かべる

上条「で、さっきは俺に何を言ってたわけ?」

吹寄「・・・だから、今年は常盤台中学とは敵同士だから」

上条「ふーん・・・」

大覇星祭の組分けは、紅と白の二組にまず分かれている


34 : ◆G2uuPnv9Q. - 2011/08/05 14:59:48.49 at3bzcJt0 11/686

さらに、その中の学校と学校が戦うのだ

上条「ん、てことは美琴は敵なわけか」

少し困ったな、と上条が顔をしかめる

一方通行、垣根は学校に通っていないため大覇星祭には出場しない

実際、籍はあるらしいが

彼らがクラスメイトと汗を流してさわやかにグラウンドを駆ける姿は想像できない

というかしたくない


35 : ◆G2uuPnv9Q. - 2011/08/05 15:00:19.91 at3bzcJt0 12/686

つまり、大覇星祭に出場する超能力者の中で、一番上位なのは美琴なのだ

上条「敵になると厄介なんだよなぁ・・・」

吹寄「・・・貴様、まさか競技に私情を挟んだりはしないわよね?」

上条「当たり前だろ、さすがにそういうことは真面目にやるよ」

上条がため息をつく

彼女のために、わざと転びました、なんて柄ではない

第一、そんなことをしたらクラスメイトに鉄槌を下されるだろう

36 : ◆G2uuPnv9Q. - 2011/08/05 15:00:46.38 at3bzcJt0 13/686

土御門「けどにゃー・・・カミやんはなんだかんだ手加減しそうだからなぁ」

青ピ「リア充やからね」

上条「関係ないよな?」

はぁ、ともう一度上条がため息をつく

吹寄「とりあえず・・・今年は私達も出来るだけのことをするわよ」

上条「毎年がんばってますよ?」


37 : ◆G2uuPnv9Q. - 2011/08/05 15:01:14.31 at3bzcJt0 14/686

吹寄「何か言ったか上条?」

吹寄が上条をギロリと睨む

毎年毎年ラッキースケベを起こしてるのは誰だ、とでも言いたそうな顔だ

上条「い、いやなにも」

吹寄「じゃあ、今日は解散だ」

吹寄がポン、と手を叩く



38 : ◆G2uuPnv9Q. - 2011/08/05 15:01:41.07 at3bzcJt0 15/686

土御門「カミやん、彼女とはしっかりと話をつけておくべきだにゃー」

上条「は?なんのだよ?」

青ピ「当たり前やん、大覇星祭のこと」

上条「いや、だからなんの?」

土御門「カミやん、敵になるからには正々堂々とやらなきゃならないんだぜ?」

上条「あぁ、それは分かってるよ」


39 : ◆G2uuPnv9Q. - 2011/08/05 15:02:18.06 at3bzcJt0 16/686

青ピ「カミやんが分かってても彼女さんは分かってないかもしれないんやで?」

上条「う・・・それはあるな」

上条が頭を抱える

意外と傷つきやすい美琴のことだ

上条が本気を出して戦ったら、愛が冷めただなんだとか言い出しそうな勢いでもある

上条「はぁ・・・明日か」


40 : ◆G2uuPnv9Q. - 2011/08/05 15:02:46.12 at3bzcJt0 17/686

土御門「早いもんだにゃー」

青ピ「去年は吹寄も大忙しだったからなぁ」

上条「あぁ」

垣根のせいで、と上条が付け加える

まだまだ夏のような暑さが続いている

そんな中、大覇星祭は行われるのだ



41 : ◆G2uuPnv9Q. - 2011/08/05 15:03:13.28 at3bzcJt0 18/686

美琴「・・・当麻の学校とは敵同士なんだ」

常盤台の校門前で、美琴はつぶやいていた

手には大覇星祭のパンフレットがある

食蜂「あら、美・・・御坂じゃない」

美琴「今美琴って呼ぼうとしたわよね?」

食蜂「私はそんな趣味はないわけなんだけどぉ」


42 : ◆G2uuPnv9Q. - 2011/08/05 15:03:52.03 at3bzcJt0 19/686

美琴「はぁ・・・アンタはいいわよね、なんも考えないで戦えばいいんだから」

食蜂「あぁ、彼氏の学校、敵みたいね」

食蜂がクスクスと笑う

美琴「・・・なんか、戦いにくなぁと思って」

食蜂「どうせ今日も抱かれるんでしょ?手駒にだけはされないようにね」

美琴「な、なに言い出してんのよ!?」


43 : ◆G2uuPnv9Q. - 2011/08/05 15:04:17.75 at3bzcJt0 20/686

食蜂「私の洞察力では簡単な推理なんだけどぉ」

美琴「妄想力の間違いでしょ!」

美琴が大声を上げる

黒子は彼氏が出来てから、少しスキンシップが減ってきた

だが、なぜか代わりに食蜂がやたら絡んでくるようになった

絡まれるだけならまだいいとしよう


44 : ◆G2uuPnv9Q. - 2011/08/05 15:04:43.88 at3bzcJt0 21/686

問題は、以前の黒子と同じように絡んでくることだ

なんか、エッチな絡み方をしてくるのだ

一緒に風呂にでも行かないか、いいホテルがある

最近では怪しい飲み物を差し出された

美琴「アンタ、もしかして飢えてるの?」

食蜂「なによ、御坂は意外と女の子にモテそうな性格じゃない」


45 : ◆G2uuPnv9Q. - 2011/08/05 15:05:11.67 at3bzcJt0 22/686

美琴「私は彼氏がいるの」

美琴がきっぱりと答える

周りで下校中の生徒が少し顔を赤くしながらひそひそと話をしている

食蜂「ま、明日からはよろしくね」

美琴「アンタとはよろしくしたくはないわね」

食蜂「あら、ひどいわねぇ」


46 : ◆G2uuPnv9Q. - 2011/08/05 15:05:48.07 at3bzcJt0 23/686

笑いながら、食蜂は去っていく

美琴「・・・敵同士、か」

空には、まだまだ暑い太陽が昇っていた


上条「あ、美琴」

美琴「ちょうどだったみたいね」

下校途中で二人が偶然一緒になった


47 : ◆G2uuPnv9Q. - 2011/08/05 15:06:17.98 at3bzcJt0 24/686

上条「・・・敵同士みたいだな、俺達の学校」

美琴「うん、ちょっと残念」

美琴が苦笑する

同じ組なら合同競技などで協力も出来たのだが

上条「あ、じゃあ罰ゲームやんないか?」

美琴「罰ゲーム?」


48 : ◆G2uuPnv9Q. - 2011/08/05 15:06:44.50 at3bzcJt0 25/686

上条「紅は俺達、美琴は白だろ?」

美琴「うん」

上条「紅が勝ったら、一日俺の言うことをなんでもきいてくださいな!」

上条がびしり、と美琴を指差す

美琴「じゃあ、白が勝ったら私が命令できるのね」

上条「ただし、こっちには長点上機がついてますけどね!」


49 : ◆G2uuPnv9Q. - 2011/08/05 15:07:11.94 at3bzcJt0 26/686

美琴「え、うそ!?」

長点上機といえば、常盤台から一位の座を奪った化け物校だ

上条「あーあ、美琴にどんな命令しちゃおうかなぁ」

上条がニヤニヤしながらつぶやく

美琴「エッチなこととか命令するんじゃないでしょうね!?」

上条「?いやいや・・・そういうつもりじゃなかったんですけど」


50 : ◆G2uuPnv9Q. - 2011/08/05 15:07:53.48 at3bzcJt0 27/686

上条が少し呆れたように言う

美琴「う・・・と、とにかく!正々堂々勝負しなさいよね!」

上条「あ、なんか懐かしい感じだな」

昔、まだ美琴をビリビリと呼んでいた頃のようだ

美琴「じゃあ・・・そ、その代わり今日は・・・」

上条「ん、エッチしたいんですか?」


51 : ◆G2uuPnv9Q. - 2011/08/05 15:08:32.95 at3bzcJt0 28/686

美琴「・・・うん」

美琴が顔を赤くする

上条「明日からは疲れてできないしな・・・よし!今日は満足させちゃいますよ!」

美琴「い、いつも通りでいいのよ!」

そんな会話をしながら、二人で歩いていく



52 : ◆G2uuPnv9Q. - 2011/08/05 15:09:16.38 at3bzcJt0 29/686

テクパトル「・・・大覇星祭か・・・」

テクパトルは、少し悩んでいた

もちろん、妹達のことでだった

妹達を引き連れて歩くのは問題ない

髪型を少し変えさせたり、帽子や服を変えれば、大抵の人物はごまかせる

問題は

テクパトル「・・・義姉さんの母親・・・か」

53 : ◆G2uuPnv9Q. - 2011/08/05 15:09:48.30 at3bzcJt0 30/686

去年もヒヤリとした場面が多々あった

出来るかぎり鉢合わせになるような事態は避けなければならない

目立たないようなルートを考えたり、変装用の格好を考えたり

正直、なかなかにめんどくさい作業だった

かといって19090号だけを連れていく、なんて無情なことは出来ない



54 : ◆G2uuPnv9Q. - 2011/08/05 15:10:20.92 at3bzcJt0 31/686

19090「テっくん♪」

後ろから、19090号が抱き着いてきた

テクパトル「ん、どうした美月?」

今、家には二人きりだった

ほかの妹達は明日の食材やらお菓子やらを買いに行っている

19090「その・・・あの・・・」


55 : ◆G2uuPnv9Q. - 2011/08/05 15:10:57.68 at3bzcJt0 32/686

テクパトル「ん、やりたいのか?」

テクパトルが首を傾げる

19090号はわりとそういうことに積極的だった

ベースとなっている美琴も積極的である

DNAってエロさに関係あるのかな、とテクパトルは考える

19090「は、はい//」


56 : ◆G2uuPnv9Q. - 2011/08/05 15:11:25.57 at3bzcJt0 33/686

テクパトル「お前ってそういうこと好きなんだな・・・」

19090「テっくんにされると・・・なんか幸せなんです」

顔を赤くしながら19090号が答える

もちろん、テクパトルだって好きだった

テクパトル「じゃ、ちょっとだけな」

考え事をいったんやめて、テクパトルが19090号の衣服に手を掛ける

やはり、まだ夏のように暑かった



57 : ◆G2uuPnv9Q. - 2011/08/05 15:11:53.06 at3bzcJt0 34/686

上条「はぁ・・・も、もう勘弁・・・」

美琴「うん・・・私もちょっと疲れた」

ベッドの上で、二人は話していた

もちろん、そういうことをやったあとだ

美琴「・・・当麻、明日からはしばらくライバルよ?」

上条「もちろん、分かってますよ」


58 : ◆G2uuPnv9Q. - 2011/08/05 15:12:19.26 at3bzcJt0 35/686

上条が美琴の頭を撫でる

美琴「で、でも・・・プライベートでは仲良くしようね!」

上条「あはは!当たり前じゃないか」

美琴「うん!」

また、ベッドの上でいちゃつき始める

幸せな夜

59 : ◆G2uuPnv9Q. - 2011/08/05 15:13:07.23 at3bzcJt0 36/686

きっと、お互いの競技は応援するだろう

罰ゲームだって、正直なんの意味もない

ただ、二人で盛り上がれればいいのだ

楽しければ・・・



でも、明日から面倒なことになるなんて

二人はまだ、知らなかった



60 : ◆G2uuPnv9Q. - 2011/08/05 15:13:36.99 at3bzcJt0 37/686

垣根「にゅほほほ!」

垣根は笑っていた

なぜか

アレイスターに直接交渉し、結果として成功したからだ

では、何を交渉したか


なぁなぁ、アレイスターはん

僕に大覇星祭のアナウンスさせてーな、と


61 : ◆G2uuPnv9Q. - 2011/08/05 15:14:06.39 at3bzcJt0 38/686

心理「・・・正気?」

垣根「見てなかったか、去年の俺の輝きを」

ニコリ、と垣根が笑う

なぜだか心理定規はそんな垣根をぶちのめしたくなった

心理「・・・あなた、吹寄さんとまた喧嘩になるわよ」

はぁ、とため息をつく


62 : ◆G2uuPnv9Q. - 2011/08/05 15:14:56.76 at3bzcJt0 39/686

今回のはヤキモチとかそういうものではない

吹寄がキレる→垣根も逆ギレ→あぼーん

の流れを心配しているのだ

垣根「おっぱい吹寄か・・・ヤツは俺が認めたたった一人のおでこマスターだよ」

心理「誰よ」

心理定規はまた溜め息をつく

こちらの夜は、平穏とは程遠かった

74 : ◆G2uuPnv9Q. - 2011/08/05 20:12:43.85 at3bzcJt0 40/686

上条「・・・始まったな」

空を見上げながら、上条がつぶやく

パンパン、と花火が上がっている

土御門「はぁ・・・めんどうだぜぃ」

隣では土御門が溜め息をついていた

75 : ◆G2uuPnv9Q. - 2011/08/05 20:14:26.65 at3bzcJt0 41/686

青ピ「これから延々校長の長い話やで?」

上条「あぁ・・・こっちはすぐにでも休みたいってのに・・・」

吹寄「こら、しっかり聞きなさい」

土御門「でもにゃー・・・みんなおんなじことばっか言うに決まってるにゃー」

■■「うふふ、私、会話に入ってみせる」

上条「はぁ・・・美琴は何してんのかな」

ぽつり、と上条がつぶやく

周りのクラスメイトの視線が痛かった

76 : ◆G2uuPnv9Q. - 2011/08/05 20:15:55.11 at3bzcJt0 42/686


「により、今年はよりいっそう・・・」

美琴「はーぁ・・・長いわね・・・」

食蜂「老いぼれは話が好きってのが決まりじゃない」

美琴「・・・でも、もう10分以上話してるのよ?」

美琴も溜め息をついていた

ずーっと、つまらない演説を聴かされているのだ

雷撃の一発でも落としてやりたくなる

77 : ◆G2uuPnv9Q. - 2011/08/05 20:17:28.18 at3bzcJt0 43/686

食蜂「そうねぇ・・・ちょーっとイライラするかもぉ」

美琴「私はアンタの話し方もイライラするんだけど」

食蜂「な、こういう話し方は好みじゃない!?」

美琴「私の好みを知ってどうする気よ!?」

ヒソヒソと、しかし睨みを聞かせて美琴が言う

周りのお嬢様たちは真剣に聞いている

美琴(よく退屈じゃないわね・・・)

78 : ◆G2uuPnv9Q. - 2011/08/05 20:18:50.68 at3bzcJt0 44/686

「では、健闘をお祈りします」

美琴「あ、終わった・・・ってわけないか、まーた別の学校の校長よね・・・」

食蜂「どうせ、怪我をしないようにとか言うのよねぇ」

二人がぶつくさ文句を言っていると、壇上に一人の人物が上った

え、と周りから声が聞こえる

美琴は、頭痛を覚えた


垣根「えー、本日は晴天なり」

79 : ◆G2uuPnv9Q. - 2011/08/05 20:20:17.15 at3bzcJt0 45/686

うぉぉぉぉぉ!!!!と観客席から声が上がる

去年の垣根のアナウンスを覚えている人たちだろうか

かなりの数が囃し立てている

垣根「あーあー、マイクテストマイクテスト」

垣根「あれだ、第二位の垣根帝督だよろしく」

垣根「今回の大覇星祭、盛り上げ役になった」

垣根「統括理事長の許可もある」


美琴「」

80 : ◆G2uuPnv9Q. - 2011/08/05 20:21:42.86 at3bzcJt0 46/686

垣根「とりあえず、観客席の親御さんたち」

垣根「自分の子供の雄姿をその目に焼き付けてください」

垣根「今日は空も晴れている、きっと笑顔も晴れるでしょう」

美琴(上手くないわね)

垣根「ですが、僕の心は土砂降りです」

美琴(なにがあったのよ)

垣根「ウソです」

美琴(ウソかよ)

81 : ◆G2uuPnv9Q. - 2011/08/05 20:23:31.14 at3bzcJt0 47/686

垣根「では、選手の健闘を祈って」

垣根「歌を歌います」

美琴「」

垣根「フレーフレ0ー!!あーかーぐーみ!!」

垣根「フレッフレッ!!あかぐみゴーゴーゴー!!!!」

上条(懐かしいな・・・)

垣根「ぼくらーはかがーやくー!!みなさんも一緒に!!」

82 : ◆G2uuPnv9Q. - 2011/08/05 20:24:54.96 at3bzcJt0 48/686

一同「たーいよーうのーよーうにー!!!」

垣根「もえあーがるーきーぼうー!!!!」

一同「ちかーらいっぱいがんばろうー!!」

垣根「あかあかあか!!!」

一同「ゴーゴーゴー!!」

垣根「あかあかあか!!!」

一同「ゴーゴーゴー!!」

垣根「もえろーよもーえーろー!!!」

一同「あーかーぐーみー!!」

84 : ◆G2uuPnv9Q. - 2011/08/05 20:26:40.85 at3bzcJt0 49/686

垣根「二番!!」

上条(あ、なんかちょっと楽しいかも)

垣根「ぼーくらーはしろーいいーなずまだー!!!」

一同「つきーすすーむーひーかりのやー!!!!」

垣根「かーみなりのおとーとーどろかせー!!!」

一同「げんきいっぱいがんばろうー!!!」

85 : ◆G2uuPnv9Q. - 2011/08/05 20:28:06.79 at3bzcJt0 50/686

垣根「しろしろしろ!!」

一同「ゴーゴーゴー!!」

垣根「しろしろしろ!!」

一同「ゴーゴーゴー!!!」

垣根「ちーきゅうをまわるーいーなずまだー!!!!」

一同「しーろーぐーみー!!!」

垣根「みんなありがとう!!!」

86 : ◆G2uuPnv9Q. - 2011/08/05 20:29:26.56 at3bzcJt0 51/686

垣根「じゃあ!!一週間の宴だ!!」

垣根「踊る阿呆に見る阿呆!!」

垣根「クールにいなせに決めるのか!!」

垣根「はたまた踊ってバカになるか!!」

垣根「垣根帝督でした!!ではまた!!」

一同「いぇーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」


ショチトル「・・・なんか、めっちゃ盛り上がってるな」

心理「はぁ・・・」

87 : ◆G2uuPnv9Q. - 2011/08/05 20:30:52.30 at3bzcJt0 52/686

土御門「いやー!今までにない盛り上がりだったぜよ!」

青ピ「そうやねぇ!!なんか今年は楽しめそうや!!」

上条「お、おいお前ら・・・」

上条が少し焦ったように言う

その後ろでは、吹寄が死にそうな顔をしていた

吹寄「・・・私の今までがんばってきた過去は、運動会の歌だけに負けたのか・・・?」

上条「そ、そんなことないって!!」

88 : ◆G2uuPnv9Q. - 2011/08/05 20:32:27.50 at3bzcJt0 53/686

土御門「今までは少し堅すぎたんだぜよ」

青ピ「ああいうバカをやってこその青春やで?」

上条「お、おい姫神!!フォローしてやってくれ!!」

■■「名前で呼ばれても、名前は載らないのね」

上条「意味わかんないこと言ってんじゃねぇ!!」

上条が頭を抱える

空には、あっつい太陽が昇っている

89 : ◆G2uuPnv9Q. - 2011/08/05 20:34:04.25 at3bzcJt0 54/686

1日目


垣根「どうだった、俺の演説は!?」

削板「運動会の歌、懐かしかったぞ!!」

垣根「だろだろ!?」

一方「お偉いさンが顔真っ青にしてたぜェ」

三人が楽しそうに笑う

心理「・・・頭が痛いわ・・・」

19090「は、半分が優しさで出来ている薬を持っています!とミサカは差し出してみます!!」

90 : ◆G2uuPnv9Q. - 2011/08/05 20:35:26.56 at3bzcJt0 55/686

エツァリ「しかし、なかなかに盛り上がりましたね」

垣根「これから俺はアナウンスだから、じゃあな」

心理「え、本当だったの?」

垣根「あたぼうよ」

ウィンクをしながら、垣根が去っていく

ショチトル「絶対何かするな」

テクパトル「間違いなくな」

番外「間違っててほしいけど」

91 : ◆G2uuPnv9Q. - 2011/08/05 20:36:59.78 at3bzcJt0 56/686


上条「えっと・・・第一競技から俺たちか・・・」

吹寄「・・・まさか短距離が第一種目とは」

土御門「今年はなんでも、後半にトリッキーな種目を持ってきてるみたいだにゃー」

青ピ「そっちのほうが盛り上がるもんなぁ」

■■「・・・上条くん」

上条「ん、どうした?」

■■「あれ」

92 : ◆G2uuPnv9Q. - 2011/08/05 20:38:23.84 at3bzcJt0 57/686

■■が客席を指差す

少し可愛い体育服を着た、美琴が手を振っている

美琴「当麻ーー!!!がんばってー!!!」

上条「あ、美琴じゃん!!美琴ー!!!」

美琴「見た!?こっちに手振ってた!!!!!!!!!!」

食蜂「いいから首をガクガクしないでほしいのよねぇ」


土御門「・・・ちっ」

93 : ◆G2uuPnv9Q. - 2011/08/05 20:40:27.53 at3bzcJt0 58/686

青ピ「カミやん、あんまりイチャイチャしてると周りの士気が下がるんやで」

上条「え?」

上条が周りを見渡す

クラスメイトが鬼の形相で彼を見つめている

吹寄「・・・貴様、まさかずーっと彼女のことばっか考えてるつもりじゃないでしょうね?」

上条「いやいや!!競技には集中するから!」

吹寄「ふん、どうせ上条よね」

94 : ◆G2uuPnv9Q. - 2011/08/05 20:41:41.02 at3bzcJt0 59/686

上条「いやいや!!なんでそうなんの!?」

土御門「どうせ、頭の中では今頃彼女とデート中だにゃー」

上条「ないからなそれ!!」

青ピ「いや、もっと先かも・・・」

上条「もっとねーよ!!」

■■「はっ、まさかもう老後・・・」

上条「つまんないボケを言うな」

95 : ◆G2uuPnv9Q. - 2011/08/05 20:43:12.67 at3bzcJt0 60/686

土御門「とにかく、カミやんは二走目だからすぐだにゃー」

上条「よし、ここでポイントを稼いで・・・」

青ピ「彼女にカッコイイところを見せるんやね?」

上条「あぁもううっせぇな!!」

頭をかきむしりながら、上条が叫ぶ


垣根「マイクチェックマイクチェックワンツーワンツー」

上条「」

96 : ◆G2uuPnv9Q. - 2011/08/05 20:44:35.47 at3bzcJt0 61/686

垣根「あーあー、実況はわたくし、垣根がお送りします」

また、観客席から歓声が上がる

今回はアレイスター公認なので、垣根も大きな顔が出来るのだ

横にいるお偉いさんは顔をひきつらせているが

垣根「さーて、若者達よ元気にしてるか?」

垣根「そろそろ始まる大覇星祭」

垣根「校長共の演説なんて、どーだっていいんだよ!!」

97 : ◆G2uuPnv9Q. - 2011/08/05 20:46:36.85 at3bzcJt0 62/686

垣根がマイクを握る

その一言に、さらにお偉いさんは顔をしかめる

だが、そんなことは気にしてない

垣根「これは!!若者の、若者による、若者のための行事だ!!」

垣根「老いぼれを喜ばせるためじゃない!!」

垣根「先生を喜ばせるためじゃない!!」


垣根「たったひとぉつ!!!」

98 : ◆G2uuPnv9Q. - 2011/08/05 20:48:07.92 at3bzcJt0 63/686



垣根「お前ら学生が楽しむためのものだ!!!!!」

一同「イェー!!!」

垣根「暴れろ、叫べ!!泣き喚け!!」

垣根「若者達よ!!血と汗ぶつけ!!」

垣根「地面に思い出を刻んでみせろ!!」

垣根「いいか、お前らは!!」


垣根「自由なんだよ!!!!!!!!!!!!」

99 : ◆G2uuPnv9Q. - 2011/08/05 20:49:45.81 at3bzcJt0 64/686

ちょうど、競技開始を知らせるベルが鳴った

垣根「第一種目!!100m走!!」

垣根「第一コースは!!」

垣根が選手名を呼んでいく

呼ばれた選手は、とびきりの笑顔で観客席に手を振っている

垣根「では!!」

垣根「位置について!!!」

100 : ◆G2uuPnv9Q. - 2011/08/05 20:50:59.28 at3bzcJt0 65/686

垣根の合図で、選手がスタートラインに立つ

ゴクリ、と誰かがつばを飲む音が聞こえた

上条(・・・とうとう、始まるんだ)

審判員が持っている旗に注目が集まる

そして


「スタート!!!」

101 : ◆G2uuPnv9Q. - 2011/08/05 20:53:02.18 at3bzcJt0 66/686

選手達が一気に駆けていく

目の前にある、ただ一本のゴールラインを見つめて

暑い陽射し

照りつける太陽

少し浮かんでいる陽炎



一着の選手が、ゴールテープを切った



垣根「大覇星祭!!!!始まり始まり!!!!!!!!!!!」

102 : ◆G2uuPnv9Q. - 2011/08/05 20:55:16.12 at3bzcJt0 67/686


上条「・・・はぁ」

落ち着くために、深呼吸をする

周りからは、相変わらず歓声が上がっている

第二走目の上条は、緊張感を覚えていた

少しイヤな汗が頭を流れる

さっきまでは冷やかしていたクラスメイトたちが、真剣な顔をしている

103 : ◆G2uuPnv9Q. - 2011/08/05 20:56:47.50 at3bzcJt0 68/686

土御門「カミやん、大丈夫だにゃー」

青ピ「他の選手はそんなに早い選手じゃないはずやで」

■■「落ちついていけば、大丈夫」

吹寄「悔いのないようにな」

上条「あ、あぁ」

気のせいか

口の中がカラカラと乾く

まだ少しも運動していないのに、体がフラフラしているような気もする

105 : ◆G2uuPnv9Q. - 2011/08/05 20:59:17.06 at3bzcJt0 69/686

上条「・・・」

落ち着くように、心に言い聞かせる

だが、そうすればそうするほど、緊張感は高まっていく

そのとき


垣根「えー!!第一コースは、あの御坂美琴さんの彼氏でもある、上条当麻選手でーす!!!」

少し、気の抜ける声が聞こえてきた

106 : ◆G2uuPnv9Q. - 2011/08/05 21:01:01.12 at3bzcJt0 70/686

美琴「な、なに言ってんのよ!!」

食蜂「うわぁ、あついね」

美琴「か、垣根のヤツ・・・」


垣根「ほらほら!!楽しんでいけよ!!」

垣根「転んだっていいじゃない!!」

垣根「あぁ!?泥臭さこそが青春だぜ!?」

107 : ◆G2uuPnv9Q. - 2011/08/05 21:02:23.45 at3bzcJt0 71/686

垣根「たった一歩を踏み出した瞬間!!」

垣根「君はもう!!駆けている!」

垣根「第二コース!!」

垣根がまた、選手の名前を呼んでいく

上条(・・・あ、緊張取れたかもしんない)

上条が少し胸を撫で下ろす

110 : ◆G2uuPnv9Q. - 2011/08/05 21:04:39.09 at3bzcJt0 72/686

さきほどまでの嫌な感じはしなかった

ただ、すがすがしい気持ちだけが残っている

上条(・・・みんな、俺を応援してくれてる)

その期待に応えたかった

垣根「では!!位置について!!」

選手がスタートラインにつく


美琴(当麻・・・がんばって!!)

111 : ◆G2uuPnv9Q. - 2011/08/05 21:06:18.05 at3bzcJt0 73/686

「スタート!!」

審判員が旗を上げる

たった10秒少しの世界だ

でも、そのたった少しの間に

上条は、たくさんの声援を背負っていた


垣根「一着は、上条選手!!!!」

116 : ◆G2uuPnv9Q. - 2011/08/05 21:49:39.17 at3bzcJt0 74/686

上条「はぁ・・・安心した・・・」

土御門「にゃー、あっちで彼女が喜んでるぜぃ?」

上条「え、ホントか?」

上条が客席を見る

美琴「当麻ー!!!」

こちらに向かって、美琴が手を振っている

117 : ◆G2uuPnv9Q. - 2011/08/05 21:51:13.30 at3bzcJt0 75/686

上条「おー!!やったぞー!!!」

上条も、勢いよく手を振る

青ピ「はぁ、でもまぁ一着やったし許してあげようや」

吹寄「そうだな・・・まぁ、上条にしては上出来ね」

■■「私も、一着になってみせる」

土御門「あれ、姫神の名前が選手一覧にないぜよ?」

■■「」

118 : ◆G2uuPnv9Q. - 2011/08/05 21:52:29.19 at3bzcJt0 76/686


美琴「あ、次の競技って私達じゃない?」

食蜂「あーあ、女子の100m走か」

食蜂が溜め息をつく

彼女は、あまり運動は好きではない

苦手、というわけでもないが

食蜂「御坂、アンタががんばってよ」

美琴「そりゃ、当麻のためにもがんばるわよ」

119 : ◆G2uuPnv9Q. - 2011/08/05 21:53:58.51 at3bzcJt0 77/686

それに、美琴は上条と罰ゲームの契約をしている

負けてしまうのは、イヤだった

美琴(見てなさい・・・私は、当麻に・・・)


上条「美琴ー!!次はがんばれよー!!」

種目が終わり、上条たちは退場していく

その列の中から、上条が手を振っていた

美琴「!!う、うん!!」

120 : ◆G2uuPnv9Q. - 2011/08/05 21:56:45.29 at3bzcJt0 78/686

食蜂「彼女が出る競技を把握してるなんて・・・やるわね」

美琴「えへへー//」

美琴が人目も気にせず顔を真っ赤にしながらにやける

食蜂(・・・ともあれ、私もがんばらないといけないわけだけどぉ)

今現在、紅組、つまり上条たちが勝っているのだ

常盤台のお嬢様として、ここは逆転しなければいけない

121 : ◆G2uuPnv9Q. - 2011/08/05 21:59:14.28 at3bzcJt0 79/686

食蜂「さーて、私の脚力なら一位は余裕なんだけどぉ」

食蜂は余裕をかましていた

だが

■■「・・・なに、私も適当に組み分けされちゃった」

彼女は知らない

意外なところに

意外な才能の持ち主がいるということを

122 : ◆G2uuPnv9Q. - 2011/08/05 22:01:31.05 at3bzcJt0 80/686


食蜂「さーて、始まるのねぇ」

■■(なんか、同じ組にキャラの濃そうな人がいる)


垣根「えー、第一コース!!食蜂選手!!」

食蜂「いぇーい!」

食蜂が観客席にウィンクをする


青ピ「見た!?あの子、今ボクに・・・」

上条「気のせいだ」

123 : ◆G2uuPnv9Q. - 2011/08/05 22:03:07.36 at3bzcJt0 81/686

垣根「第二コース、姫神選手!!」

■■「いぇーい」

■■も、負けじと真似をしてみる


「誰だ?」

「さぁ?」

「座敷童?」


■■(私なんて、所詮はこんなもの)

124 : ◆G2uuPnv9Q. - 2011/08/05 22:06:37.68 at3bzcJt0 82/686


上条「・・・姫神は、第二コースか・・・」

心理「あら、上条君」

上条「あれ、みんな?」

ショチトル「よ、お前もここに来たのか」

19090(テっくん、少し隠れましょう)

テクパトル(そうだな、土御門と青ピとかいうヤツらもいるし)

125 : ◆G2uuPnv9Q. - 2011/08/05 22:08:03.22 at3bzcJt0 83/686


土御門「にゃー、カミやんといつもつるんでるメンバーかにゃー」

一方「・・・そのしゃべり方やめろ」

土御門「なんでですたい?」

一方(うぜェ)

削板「しかし、上条のクラスメイトとはな・・・」

エツァリ「・・・初めまして、と言っておきましょうか」

土御門「そうだにゃー」

126 : ◆G2uuPnv9Q. - 2011/08/05 22:11:20.25 at3bzcJt0 84/686

青ピ「それにしても、可愛い子が勢ぞろいやねー」

心理「残念だけど、みんな彼氏持ちよ」

青ピ「」

番外(あ、死んだ)

土御門(・・・こいつは妹達か)

一方(・・・この野郎、普段はこンなキャラかよ)

129 : ◆G2uuPnv9Q. - 2011/08/05 22:13:21.31 at3bzcJt0 85/686


削板「あ、始まるぞ」

上条「あぁ、わかってる」

上条が競技場を見つめる

見覚えのある選手は二人

一人は■■

もう一人は

上条(たまに・・・見かける子だよな?)


130 : ◆G2uuPnv9Q. - 2011/08/05 22:15:28.04 at3bzcJt0 86/686

食蜂(ま、余裕ね)

食蜂は笑っていた

隣には、ひょろい巫女っぽい雰囲気の生徒

どう見ても、運動はできそうにない




131 : ◆G2uuPnv9Q. - 2011/08/05 22:16:52.09 at3bzcJt0 87/686

■■(・・・私は、風)

■■は、ただ考えていた

周りのことは気にしない

彼女は、無になることが得意だった

人は無から生まれ、無へと帰る

彼女は、その過程に意識的に割り込むことが出来る

原初の状態に、自ら帰れるのだ

132 : ◆G2uuPnv9Q. - 2011/08/05 22:17:46.67 at3bzcJt0 88/686

■■(・・・やるべきは一つ)

ただ、一番にあのゴールテープを切ること

もちろん、クラスのみんなのため

紅組が勝つため

だが、それよりも


■■(私が、目立つため)

134 : ◆G2uuPnv9Q. - 2011/08/05 22:19:00.22 at3bzcJt0 89/686

食蜂(あら、なんか隣の子、真剣になっちゃってるー)

クスクス、と食蜂が笑う

どうせ、真面目なガリ勉がやる気だけは出しているのだろう

そう、思っていた


垣根「位置について!!」

他の選手は、クラウチングスタートの構えをする


ただ、■■だけは、違った

136 : ◆G2uuPnv9Q. - 2011/08/05 22:20:20.61 at3bzcJt0 90/686

上条「な・・・!!」

エツァリ「あの構えは!!」

一方「ウソだろォ・・・」


美琴「あ、あの人・・・勝つ気ないの?」


クラウチングよりも、スピードで劣る

スタンディングスタートだった

137 : ◆G2uuPnv9Q. - 2011/08/05 22:21:50.64 at3bzcJt0 91/686

食蜂(は、はぁ?やる気ないのかしらぁ・・・)

■■(・・・)

周りの選手も、驚いた顔をしている

だから


「スタート!!」


その号令に、一瞬だけ反応が遅れた

138 : ◆G2uuPnv9Q. - 2011/08/05 22:22:47.89 at3bzcJt0 92/686

食蜂「!!」

食蜂は、すぐにスタートを切った

ほんの少しの差だ

■■にはすぐに追いつける

はずだった


なのに、彼女の背中は遠かった

食蜂(ウ、ウソ!?)

139 : ◆G2uuPnv9Q. - 2011/08/05 22:23:51.12 at3bzcJt0 93/686

■■(私は、風)

■■は風になっていた

そこにあるはずなのに、まるで感じられない存在

何よりも早く、何よりも強く

何よりも、儚い存在

■■(出番が、ほしい)

ただそれだけのために

彼女は、駆けた

140 : ◆G2uuPnv9Q. - 2011/08/05 22:25:06.31 at3bzcJt0 94/686


垣根「一着は■■選手!!」

ワー!!!と歓声が上がる

それもそうだろう

まさか、無名の高校の生徒が常盤台の生徒に勝だなんて

とんだ番狂わせであるからだ

■■(やった・・・)


上条「す、すげぇ・・・」

青ピ「姫やん・・・やるなぁ・・・」

141 : ◆G2uuPnv9Q. - 2011/08/05 22:26:03.74 at3bzcJt0 95/686

土御門「にゃー、感動的だぜぃ」

土御門がわざとらしく目を擦る

心理「・・・でも、名前は?」

ショチトル「さぁ」

番外「聞き取れなかったね」

一方「あァ」

削板「残念だ・・・」

上条「・・・そうだな、あいつ誰なんだろう」

143 : ◆G2uuPnv9Q. - 2011/08/05 22:27:03.91 at3bzcJt0 96/686


美琴「・・・負けてるじゃない」

食蜂「・・・もう、生きているのが辛いわぁ」

食蜂がかなり落ち込んだ様子でつぶやく

食蜂「あれよ、愛がほしいの」

美琴「私はあげないから」

食蜂「」

美琴「あ、次は私の番ね」

144 : ◆G2uuPnv9Q. - 2011/08/05 22:28:40.22 at3bzcJt0 97/686

垣根「さー!!続きまして!!さきほどの男子で一着をとった上条選手の彼女!!」

垣根「我らがアイドル、美琴タソの登場です!!」

きゃー!!と歓声が上がる

気のせいか、半分以上が女子のもののように聞こえる


上条「相変わらずの人気だな・・・」

145 : ◆G2uuPnv9Q. - 2011/08/05 22:30:14.27 at3bzcJt0 98/686

美琴「・・・あれ」

美琴が同じ組に並んでいる生徒に気づく

吹寄「・・・」

美琴(この人たしか・・・)


垣根「第二コース!!鉄壁だけど、絶壁じゃない!!」

垣根「走れば揺れる、その乳が!!」

垣根「フラグをへし折り、心もへし折る!!」

垣根「吹寄選手!!」

146 : ◆G2uuPnv9Q. - 2011/08/05 22:32:00.49 at3bzcJt0 99/686

吹寄「・・・あの馬鹿・・・」

吹寄が頭に青筋を浮べる

だが、観客席はかなり盛り上がっている

それが、よりいっそう腹立たしかった

美琴(・・・チャーンス、この人に勝てば・・・)

上条もさらに自分を見直すだろう

美琴はそう思っていた

147 : ◆G2uuPnv9Q. - 2011/08/05 22:33:33.69 at3bzcJt0 100/686

垣根「では、位置について!!」

美琴(・・・白組が勝つためにも、負けられない!!)

吹寄(・・・私だって、やれるんだから!!)


「スタート!!」


美琴「!!」

美琴が力強く地面を蹴る

短距離では、能力は誰も使わない

148 : ◆G2uuPnv9Q. - 2011/08/05 22:35:32.61 at3bzcJt0 101/686

テレポート系は無条件で、干渉力が5を超えるため使用不可能

他の能力も、風力使いやら電撃使いやらいるが

演算してるヒマがあったら、集中して走ったほうが速いのだ

美琴「おらぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!!」

お嬢様とは少し遠いイメージの声を上げながら、美琴がゴールテープを切った


垣根「一着は、御坂選手!!」

また、観客席から黄色い声援が上がる

149 : ◆G2uuPnv9Q. - 2011/08/05 22:38:31.52 at3bzcJt0 102/686

上条「よっしゃぁぁぁぁ!!!」

土御門「いや、彼女さんは敵だぜよ?」

上条「あ、そうだった」

青ピ「カミやん、色ボケしすぎやで」

上条「わ、悪い」

一方「にしても速いな」

削板「あぁ、驚いた!!」



19090「テっくん!!お姉様が一番です!!」

テクパトル「お、すごいなー」

20000「さっすが変態の元」

テクパトル「・・・」

174 : ◆G2uuPnv9Q. - 2011/08/06 11:12:19.57 Ix6O2j7r0 103/686

美琴「やったぁ!」

美琴がぴょんぴょん、と嬉しそうに飛び跳ねる

観客席では、上条が大喜びしていた

美琴「あぁ・・・最高!」

ニコニコ、と太陽のように笑う美琴の横で

吹寄は肩を落としていた


175 : ◆G2uuPnv9Q. - 2011/08/06 11:12:48.27 Ix6O2j7r0 104/686

今にも死にそうな顔で、吹寄は嘆いていた

吹寄「・・・私は、盛り上げることもできない」

吹寄「勝ってポイントを稼ぐこともできない」

吹寄「なにが実行委員よ・・・こんな、情けない・・・」

美琴(あ、あれ?なんか喜んだらダメだったかも・・・)

吹寄を慰めようか、と美琴が近づいたとき

アナウンスが流れた


176 : ◆G2uuPnv9Q. - 2011/08/06 11:13:14.17 Ix6O2j7r0 105/686

垣根「みなさん!今一度、他の選手にも盛大な拍手を!」

垣根「一位ではなかったとしても、それぞれの選手は走り抜けました!」

垣根「自分の選んだ自分の道を、最速で!」

垣根「ならば、それは褒めたたえるべきでしょう!」


上条「そうだな・・・そうだよ!」

土御門「吹寄ー!二位でも十分だにゃー!」

青ピ「ボクもやる気出たでー!」


177 : ◆G2uuPnv9Q. - 2011/08/06 11:13:40.68 Ix6O2j7r0 106/686

吹寄「・・・みんな・・・」

美琴「あ、答えてあげたらどうですか?」

吹寄「・・・そうね」

吹寄が観客席に手を振る

男子生徒が、それに返すように手を振る

吹寄(少し品が無くて、すごくバカらしいけど・・・)


178 : ◆G2uuPnv9Q. - 2011/08/06 11:14:07.00 Ix6O2j7r0 107/686

吹寄がアナウンス席を見る

垣根は、まだマイクを持っていた

吹寄(たしかに、ああいうのも必要なのかもしれないわ)


垣根「吹寄選手のおっぱいの揺れは特に最高でしたね!」

一同「いぇー!」

吹寄「やっぱりないわね」


179 : ◆G2uuPnv9Q. - 2011/08/06 11:14:32.44 Ix6O2j7r0 108/686

テクパトル「はぁ・・・」

テクパトルはため息をついていた

そういえば、去年もこんな状況ではなかったか

19090「かき氷が売っています!とミサカははしゃぎます!」

17600「ほぉ、うまそうだな」

御坂妹「これ、買いましょうか・・・とミサカはテっくんからもらったお小遣を取り出します」


180 : ◆G2uuPnv9Q. - 2011/08/06 11:14:58.65 Ix6O2j7r0 109/686

テクパトル「・・・なぁ、競技は?」

目の前にいる、変装したミサカ達に彼は引っ張り回されていた

髪の毛をまとめるとかそんなレベルの変装ではない

17600号が持っている技術を使った特殊メイクだ

それでも、声や雰囲気だけでどのミサカか見分けられる辺りはさすがだった

20000「はぁはぁ・・・セロリたんのチョコバナナがほしいなぁ」


181 : ◆G2uuPnv9Q. - 2011/08/06 11:15:25.32 Ix6O2j7r0 110/686

テクパトル「お前はすぐに分かるな」

テクパトルが呆れたように言う

10033「テっくん、これはなんですか?とミサカは得体の知れない食べ物を指差します」

テクパトル「失礼だぞ・・・それはタコスだ」

14510「なるほど、これがタコスですか・・・とミサカはタコスを凝視します」

御坂妹「それほど美味である、というわけではないらしいですよ、とミサカは忠告します」

182 : ◆G2uuPnv9Q. - 2011/08/06 11:15:51.91 Ix6O2j7r0 111/686

テクパトル「人それぞれさ、それより競技を」

19090「あっ!テっくん、こっちにはフランクフルトがありますよ!とミサカは・・・」

20000「あーあー、毎晩テっくんのフランクフルトをくわえてるから好きに・・・」

19090「ち、違います!」

テクパトル「・・・はぁ」

なんで競技を見ないんだろう、とテクパトルが首を傾げる


183 : ◆G2uuPnv9Q. - 2011/08/06 11:16:17.26 Ix6O2j7r0 112/686

普通は食べ物に目がいくに決まっているのだが、あいにくテクパトルはそこまで普通でもない

運動競技を見ているほうが楽しいという変わった人種だ

テクパトル「早く競技を」

17600「そんなに女の子の体育服が見たいのか、テっくん」

テクパトル「ちげぇ・・・」

19090「・・・ということは、ミサカが体育服を着れば・・・」


184 : ◆G2uuPnv9Q. - 2011/08/06 11:16:44.42 Ix6O2j7r0 113/686

カァッ、と19090号が顔を赤らめる

何か大きな間違いを犯していることは、ツッコまないでおいた

テクパトル「とりあえず、あんまりウロチョロとしてもいけないし・・・」

昼ご飯までには一同と合流する予定だった

競技場から遠のきすぎても不便になってしまう

テクパトル「はぁ、しかし・・・」


185 : ◆G2uuPnv9Q. - 2011/08/06 11:17:12.21 Ix6O2j7r0 114/686

テクパトルが空を見上げる

人混みでただでさえ暑い上に、陽射しもかなり強かった

テクパトル「・・・暑いな」


黒子「暑いですの・・・」

黒子はつぶやいていた

今は風紀委員の仕事中だ


186 : ◆G2uuPnv9Q. - 2011/08/06 11:17:39.23 Ix6O2j7r0 115/686

初春と二人でパトロールをしている

彼女はあまり競技には参加しない

風紀委員は大忙しなため、大覇星祭のプログラムに参加するのは困難なのだ

初春「それにしても・・・」

年がら年中お花畑の初春が周りを見渡しながらつぶやく

初春「カップルが多いですね・・・」  

187 : ◆G2uuPnv9Q. - 2011/08/06 11:18:54.70 Ix6O2j7r0 116/686

黒子「そうですのね・・・」

周りはカップルで溢れていた

もちろん、競技中でない学生のカップル、だが

黒子「わたくしもカップルで行動したいですの」

初春「白井さんは彼氏できたじゃないですか」

黒子「ですが、今は忙しくて行動できませんの」

188 : ◆G2uuPnv9Q. - 2011/08/06 11:20:32.36 Ix6O2j7r0 117/686

黒子が溜め息をつく

風紀委員は大覇星祭中では基本休みはない

競技のとき以外はずっとパトロールやけが人の救護に当たるのだ

初春「私は運動苦手ですから、そっちのほうがありがたいですね」

黒子「わたくしは今日くらいは騒ぎたいですの」

初春「ふふーん、白井さんもしおれてるし、今日は最高です!」

黒子「おい初春」

189 : ◆G2uuPnv9Q. - 2011/08/06 11:22:19.42 Ix6O2j7r0 118/686

初春「・・・あ、モニターに結果がでてますよ!!」

初春がモニターを指差す

女子の100m走の結果だ

一位の欄に、美琴の名前があった

黒子「まぁ!さすがお姉さま!!」

初春「御坂さんはさすがですね・・・」

黒子「あら、■■とモザイクになっているところもありますの」

初春「故障でしょうかね?」

190 : ◆G2uuPnv9Q. - 2011/08/06 11:24:06.89 Ix6O2j7r0 119/686

黒子「おっと、こんなことをしている場合ではありませんでしたわね」

初春「さっさとパトロールです!!」

二人が駆けていく

その少し後ろでは


テクパトル「・・・お、義姉さん勝ったみたいだな」

御坂妹「さすがお姉様です、とミサカはつぶやきます」

19090「すごいですね・・・」


愉快な家族が、モニターを眺めていた

191 : ◆G2uuPnv9Q. - 2011/08/06 11:26:54.78 Ix6O2j7r0 120/686


美鈴「あっちゃー・・・道に迷ったよ」

広い学園都市の中

一人の母親は、そうつぶやいていた

美鈴「えっと・・・ここは・・・あれ?」

地図を片手に歩くが、まったくわからない

美鈴「はぁ・・・道行く人にたずねるか」

美鈴が地図を畳む

192 : ◆G2uuPnv9Q. - 2011/08/06 11:28:00.47 Ix6O2j7r0 121/686

美鈴「あー!すいませーん!!」

詩菜「あら、御坂さん?」

美鈴「あっれー、上条さんだったかー・・・」

詩菜「?」

偶然の出会い

なんなのだろう、この運命的なものは、と美鈴は思う

女性と運命を望むような趣味ではないが

193 : ◆G2uuPnv9Q. - 2011/08/06 11:29:28.59 Ix6O2j7r0 122/686

詩菜「どうかされましたか?」

ニコニコ、と詩菜が話し掛ける

美鈴「いやぁ、道に迷っちゃいましてね」

てへ、と美鈴がおどける

詩菜は日焼け対策完璧といった感じだ

そこのあたり、美鈴とは少しだけ違った

詩菜「あらあら・・・私もちょうど競技場に行くところでしたのよ」


194 : ◆G2uuPnv9Q. - 2011/08/06 11:30:50.96 Ix6O2j7r0 123/686

美鈴「やったー!一緒に行きましょう!」

旅は道連れ世は情け

意外なところで救済はあるものだ


テクパトル(よ、世の中に救いなんてねぇ・・・)

テクパトルは冷や汗をかいていた

その視線の先には


美鈴「いやぁ、ここはどうも迷いやすくて!!」


誰かの母親がいた

195 : ◆G2uuPnv9Q. - 2011/08/06 11:32:10.34 Ix6O2j7r0 124/686

歳はいくつくらいだろうか

ここにいるということは学生の親か兄弟だろう

普通ならどう見ても大学生にしか見えない

しかし、テクパトルは知っている

テクパトル(義姉さんの母親か・・・)

彼女は、御坂家の人間だ

つまり、妹達と出会うとややっこしいことになる

ややっこしいことに

196 : ◆G2uuPnv9Q. - 2011/08/06 11:33:30.95 Ix6O2j7r0 125/686

テクパトル「おいみんな、今はここから離れ・・・」

19090「あ、あっちにはクレープの屋台が!」

20000「行こうぜ!!」

テクパトル「お、おい!!」

最悪だった

ミサカたちが駆けて行った先には

美鈴「おー!クレープおいしそう!」

御坂がいるのだ

197 : ◆G2uuPnv9Q. - 2011/08/06 11:35:01.13 Ix6O2j7r0 126/686

テクパトル(い、いや!!きっとここは何らかの救済があって、俺たちはあの御坂母親に関わらずに済んだり・・・)


美鈴「あいたっ!」

17600「オウチ!!!」


二人の「ミサカ」がぶつかった


テクパトル(この世に救いなんてねぇ!!断言できる!!)


17600「・・・す、すいません」

美鈴「あぁ、大丈夫よ」

198 : ◆G2uuPnv9Q. - 2011/08/06 11:36:11.36 Ix6O2j7r0 127/686

ミサカたちは現在、特殊メイクをしている

簡単にはバレないだろうが

美鈴「あっれー・・・なんか、少し美琴ちゃんに雰囲気が似てるな・・・」

17600「!!」


19090(お、お母様ですか!!)

10033(ま、まずいです・・・とミサカは焦ります!!)

14510(ど、どどどどどどどうしましょう!?)

199 : ◆G2uuPnv9Q. - 2011/08/06 11:37:48.64 Ix6O2j7r0 128/686

テクパトル(ちっ・・・)

テクパトルが17600号の元に駆ける

テクパトル「おーい!!優奈・・・ってあれ」

あえて、全く関係ない名前を呼ぶ

17600号も、すぐに意図を察したようだ

17600「あー、悪い悪い、お兄ちゃん」

テクパトル(いや、どう見ても人種が違うよ!!まずいよバレちゃうよ!!)

200 : ◆G2uuPnv9Q. - 2011/08/06 11:39:05.80 Ix6O2j7r0 129/686

テクパトル「い、妹が申しわけありません!!」

ツッコまれる前にまくしたてろ、とテクパトルは自棄になる

美鈴「ん、お兄ちゃんかな?」

テクパトル「は、はい!」

詩菜「あらあら、兄弟仲がよろしいのね」ニコニコ

美鈴「・・・うーん・・・」

今度は、美鈴はテクパトルの顔を睨む

201 : ◆G2uuPnv9Q. - 2011/08/06 11:40:14.74 Ix6O2j7r0 130/686

テクパトル「な、なにか?」

美鈴「どこかで会ったことあるかな?」

テクパトル「!!」


テクパトル(いつだ!?みんなで帰省したときは違うし、えーっと・・・)

とにかく、誤魔化さなければいけない

普通なら、いえ、ありませんよ、あははーでいいのだろう


だが、テクパトルは誑しだ

ミサカ限定で誑しだ

202 : ◆G2uuPnv9Q. - 2011/08/06 11:41:36.12 Ix6O2j7r0 131/686

テクパトル「い、いえ・・・」


テクパトル「お姉さんみたにな綺麗な女性に会った事があるなら、忘れるわけありませんよ」

美鈴「」

詩菜(あた、刀夜さんみたいね)


19090(テっくん・・・)ゴゴゴ

20000(ワーオ、女豹が怒ってるぜ)

17600(ちっ、カメラを持ってこればよかったが・・・)

203 : ◆G2uuPnv9Q. - 2011/08/06 11:43:12.72 Ix6O2j7r0 132/686

美鈴「いやー!!若いのに上手だねぇ!!」

美鈴がテクパトルの肩を叩く

テクパトル「あ、俺たちこれから・・・競技を見に行くので」

美鈴「あ、私達もだよ!!」

テクパトル「!!」


テクパトル(しまった・・・普通に考えたらそうだよな・・・)

テクパトルが奥歯をかみ締める

204 : ◆G2uuPnv9Q. - 2011/08/06 11:44:20.82 Ix6O2j7r0 133/686

テクパトル「あ、で、でも・・・」

美鈴「よーし!!みんなで行こうかー!」

テクパトル(ダメだ、完全に気をよくしてる!!)

こりゃ、めんどうだぞ、とテクパトルは頭を抱える

19090「テっくん」

テクパトル「」


さらにめんどうだぞ、とテクパトルは頭を抱えなおす

205 : ◆G2uuPnv9Q. - 2011/08/06 11:45:51.56 Ix6O2j7r0 134/686

美鈴に手を無理矢理引かれ

テクパトルと変装したミサカたち

そして、詩菜という変わった面子の旅が始まる


美鈴「若いの!!ときに彼女はいるかい!?」

テクパトル「いますよ!!とびっきり可愛いのが!!」

19090「//」

美鈴「あぁ!!その子ね!!」アハハハハ!!!!!!!!!

テクパトル「うぜぇ!!なんかめんどくせぇ!!」


やっぱり、彼はミサカに踊らされる運命らしかった

218 : ◆G2uuPnv9Q. - 2011/08/06 15:13:15.77 Ix6O2j7r0 135/686

上条「えーっと・・・次は、借り物競争か」

削板「御坂が出るんだよな?」

上条「あぁ」

借り物、今年はなんだろう、と上条が考える

前は自分が借り物だったこともある

それはそれで、楽しいかもしれない

219 : ◆G2uuPnv9Q. - 2011/08/06 15:15:43.45 Ix6O2j7r0 136/686

一方「でもよォ、借り物競争はめンどくせェよな」

番外「うん、借り物見つからなかったらイライラするし」

ショチトル「まぁ、そこは大丈夫だろ」


垣根「さぁ!!次は、借り物競争です!!」

アナウンスと同時、歓声が上がる

もはや垣根のアナウンスが当たり前になってきている

垣根「この種目は特に最高ですよ!!」

220 : ◆G2uuPnv9Q. - 2011/08/06 15:17:42.99 Ix6O2j7r0 137/686

垣根「今までは遠くで眺めていた、大覇星祭の競技!!」

垣根「しかぁし!!もしかしたら、あなたがその関係者になるかも!!」

垣根「一般人は関係ない!?外の人間は見てるだけ!?」

垣根「んなこたぁねぇんだよぉぉぉぉ!!!!」

一同「おぉぉぉぉぉ!!!!!!!!!!!!!!」

垣根「可愛い子にお手手引っ張られるかもしんないぜぇ!?」

一同「おぉぉぉぉぉぉ・・・・」


心理(なんで感心してるのよ)

221 : ◆G2uuPnv9Q. - 2011/08/06 15:19:08.17 Ix6O2j7r0 138/686

垣根「さぁ!!選手は多すぎて説明はできませんが!」

垣根「注目選手のご紹介!」

垣根「まず、二年連続第一位!!」

垣根「常盤台中学が誇る、最強無敵にして容姿端麗頭脳明晰!!」

垣根「しかもツンデレ属性も!!!」


垣根「超電磁砲!!御坂美琴選手!!!!!!!」

一同「いぇーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!」

222 : ◆G2uuPnv9Q. - 2011/08/06 15:20:45.19 Ix6O2j7r0 139/686

美琴(な、なんかプレッシャー・・・)


垣根「続いても、常盤台、もう一人の要!!」

垣根「あなたの心で遊んじゃうぞ☆!!」

垣根「中学生の胸なのか!?」

垣根「脅威の胸囲は何カップ!?」


垣根「食蜂操折選手!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

一同「ひゅーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

223 : ◆G2uuPnv9Q. - 2011/08/06 15:22:01.19 Ix6O2j7r0 140/686

食蜂(な、なにこの一体感は・・・)


垣根「次は、影が薄くて何が悪い!?」

垣根「あいつはどこだ、いずこへ行った!?」

垣根「前を見ていろ振り向くな!!」

垣根「ヤツはお前の後ろにいる!!!!!!!!!!!!!!!」


垣根「■■■■選手!!!!!!!!!!!!!!!!!」

一同「お、おー・・・」

224 : ◆G2uuPnv9Q. - 2011/08/06 15:24:32.03 Ix6O2j7r0 141/686

■■(名前、呼んでほしかった)


垣根「さらにさらに!!」

垣根「おでこの光は何ワット!?」

垣根「肩が凝るけど関係ない!!」

垣根「乳で挟んで腕で殴って!!!!!!!!!!!!!!!!」

垣根「私がやらなきゃ誰がやる!?」


垣根「吹寄制理選手!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

一同「ひゃっほぉぉぉぉぉぉ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

225 : ◆G2uuPnv9Q. - 2011/08/06 15:26:22.26 Ix6O2j7r0 142/686

吹寄(あのバカ・・・)イライラ


垣根「最後の注目選手!!」

一同「おぉ!?」


垣根「有する能力、ベクトル変換!!!」


一方(あれェ?)


垣根「白い髪の毛、赤い瞳!!!」

垣根「夜叉だ、悪魔だ、怪物だ!!!」

226 : ◆G2uuPnv9Q. - 2011/08/06 15:27:37.41 Ix6O2j7r0 143/686

垣根「お前の血流逆流させんぞ!!」

垣根「守って見せるぜ、彼女とロリを!!!!!!!!!!!!!!」


垣根「一方通行選手ぅぅぅぅぅぅ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

一同「いぇぇぇぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」



一方「」

番外「なんだ、出るなら出るって言っててよ」

エツァリ「恥ずかしかったんじゃないですか?」

土御門「隅に置けないにゃー」

227 : ◆G2uuPnv9Q. - 2011/08/06 15:28:44.38 Ix6O2j7r0 144/686

青ピ「がんばってなぁ」

一方「ちょいちょい!!!」


垣根「さぁ!!一方通行選手前へ!」


一方「ふざけンゃねェ・・・」

垣根「ちなみに、参加しないとあなたの恥ずかしい写真100枚がばら撒かれます」

一方「」

228 : ◆G2uuPnv9Q. - 2011/08/06 15:29:50.53 Ix6O2j7r0 145/686

美琴「う、うそ・・・」

食蜂「第一位・・・?不利ねぇ・・・」

美琴「あ、でもあいつって今杖ついてるのよ?」

食蜂「それに、干渉力の問題で能力は使えない・・・」


美琴食蜂「え、雑魚じゃね?」


一方「やってやンよォ!!!!!!!!!!!」

229 : ◆G2uuPnv9Q. - 2011/08/06 15:31:05.31 Ix6O2j7r0 146/686

垣根「さぁ!!お題を箱の中から引くんだ!!」

垣根「借り物競争!!!!!!!!!!!!!!!!!!」


垣根「スタート!!!!!!!!!!!!!!!!!」


選手一同「うぉぉぉぉぉ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

選手が駆けていく

難しいお題を引いた選手も、楽なお題を引いた選手も

みんな、駆けていく

230 : ◆G2uuPnv9Q. - 2011/08/06 15:32:27.95 Ix6O2j7r0 147/686

そんな中


一方「くそ・・・杖を・・・奪われた・・・」

たった一人、哀れなヤツがいた


垣根「あー、一方通行選手はリタイアですねー、ではこの写真ばら撒きますねー」

一方「やめろォ!!!!!!!!!!!!!」


暑い陽射しが差している

選手は、ただ街中を駆ける


そんな中、一人の超能力者は笑いものにされていた

234 : ◆G2uuPnv9Q. - 2011/08/06 17:00:10.17 Ix6O2j7r0 148/686

美琴(うーん・・・)

美琴の借り物は、わりと簡単だった

自分よりも年上の、女性

しかし、誰がいる?

235 : ◆G2uuPnv9Q. - 2011/08/06 17:01:10.67 Ix6O2j7r0 149/686

番外個体を公の場には連れてこれない

ショチトルや心理定規は年上だろうか?

意外と、同い年らへんのはずだ

黒子は論外、19090号も妹になる

美琴(えっと・・・)

心当たりはあった

だが、それはちょっとイヤなのだ

236 : ◆G2uuPnv9Q. - 2011/08/06 17:02:38.64 Ix6O2j7r0 150/686

美琴(だって・・・)

美琴が目標の女性を見つけた


美鈴「ねー、若いのー」

テクパトル「あぁもう!!テクパトルだ!!」

詩菜「あらあら、若いわねぇ」


美琴(な、なんでテクパトルと絡んでるのよ!?)


御坂美鈴

明らかに年上である女性だった

237 : ◆G2uuPnv9Q. - 2011/08/06 17:04:17.76 Ix6O2j7r0 151/686

テクパトル「はぁ・・・なんでこうも・・・」

美鈴「ねーテクパトルくん、彼女さんとは付き合って長いのぉ?」ニヤニヤ

19090「//」

テクパトル「まぁ、一年・・・ちょっとかな」

美鈴「おー!!いいねいいね・・・」


美琴「ねぇ、お母さん」

美鈴「おっ!?美琴ちゃん!!どしたのこんなとこで?」

238 : ◆G2uuPnv9Q. - 2011/08/06 17:06:14.41 Ix6O2j7r0 152/686

美琴「借り物競争でね・・・」

テクパトル「義姉・・・御坂、なんの借り物だ?」

美琴「年上の女性」

美琴が溜め息をつきながら答える

美鈴「なになに!?ママと一緒にお手手繋いでゴールしたいのかな!?」

美琴「あぁもううっさい・・・」

詩菜「あらあら、美琴さんったら久しぶりねぇ」


239 : ◆G2uuPnv9Q. - 2011/08/06 17:07:46.74 Ix6O2j7r0 153/686

美琴「あ、お母さん・・・」

そこで、美琴が思いつく

この人も年上だ、と

美琴「あ、あの・・・」

詩菜「?何かしら?」

美琴「今、大丈夫ですか?走れますか?」

詩菜「?」

240 : ◆G2uuPnv9Q. - 2011/08/06 17:09:13.49 Ix6O2j7r0 154/686

美鈴「ま、まさかママを捨てて上条さんとゴール!?」

美琴「さ、行きましょう」

詩菜「あらあら、いい運動になりそうね」

ニコニコ、と笑いながら二人は駆けていく

残された美鈴は、寂しそうだった


テクパトル「あ、あの・・・クレープ、食べますか?」

美鈴「うん、ありがとう」グスン

241 : ◆G2uuPnv9Q. - 2011/08/06 17:11:37.03 Ix6O2j7r0 155/686


美琴「ゴール!!」

詩菜「あらあら、一番乗りね」


垣根「ゴール!!!!!!!一着は御坂選手!!なんと、怒涛の三連覇です!!」

一同「おー!!!!!!!!!!!!!!!!!」


上条「か、母さん!?」

土御門「にゃー、どういうお題だったのかにゃー」

ショチトル「気になるな」

242 : ◆G2uuPnv9Q. - 2011/08/06 17:14:13.01 Ix6O2j7r0 156/686


詩菜「楽しかったわ、ありがとう美琴さん」ニコニコ

美琴「いえ、お母さんこそ、とても素敵な走りでしたよ」ニコニコ


■■「ゴール」


垣根「あ、二着は■■選手、それよりも一位の御坂選手は素晴らしいですね!!」

■■「」

垣根「壇上に上がっていく姿も似合っています!!」


上条「美琴ーーー!!!やったなーーーー!!!!!!!!!!!!!!!」

243 : ◆G2uuPnv9Q. - 2011/08/06 17:17:19.24 Ix6O2j7r0 157/686

美琴「あ、当麻ーーーー!!!!!」

美琴が嬉しそうに手を振る

とてもほほえましい光景だ


■■「・・・」

吹寄「あ、もう二人はゴールしてたのか・・・」

吹寄が遅れてゴールする

三着目だ、ここまでは表彰台に上がれる

吹寄「?どうしたの?」

■■「私は、風」

吹寄「?」

244 : ◆G2uuPnv9Q. - 2011/08/06 17:20:31.90 Ix6O2j7r0 158/686

垣根「さぁ!!表彰式です!!」


「おめでとうございます、見事三連覇です」

美琴「はい、ありがとうございます!!」

割れんばかりの拍手が観客席から巻き起こる

■■「・・・私は、二位」

「はい、おめでとう、二位でも素晴らしいですよ」ニコ

■■(初めて、まともに接せられた)

吹寄「ありがとうございます」

「おめでとう、実行委員でありながら素晴らしい選手でもありますね」

246 : ◆G2uuPnv9Q. - 2011/08/06 17:23:27.84 Ix6O2j7r0 159/686


垣根「では、続いては・・・」

まだ、借り物競争は続いてはいる

だが、さっさ次の種目の用意もしなければならないのだ

垣根「棒倒しの選手は競技場へ入ってください!」


上条「ん、俺たちか」

青ピ「次はチアダンスやのに・・・見たかったなぁ・・・」

土御門「しゃあないにゃー」

248 : ◆G2uuPnv9Q. - 2011/08/06 17:25:51.80 Ix6O2j7r0 160/686

競技場では、チアガールがダンスをしている

気のせいか、シャッターが増している気がする


心理(ロリコンの多いこと・・・)

一方(ババァには興味ねェ)

番外(人気だねぇ)

削板(根性が足りないな・・・)

エツァリ(これは・・・ほう)

ショチトル(ちっ)

249 : ◆G2uuPnv9Q. - 2011/08/06 17:29:14.02 Ix6O2j7r0 161/686

垣根「はーい!!次は、棒倒しです!!」


美琴「ただいまー」

ショチトル「お、お帰り」

エツァリ「お疲れ様でした」

心理「上条君のお母さんは?」

美琴「うちの母親と落ち合うんだって」

美琴が座席に座る

250 : ◆G2uuPnv9Q. - 2011/08/06 17:32:12.34 Ix6O2j7r0 162/686

美琴(・・・当麻、がんばって・・・)

両手を握り締める


上条「・・・いいか、みんな」

土御門「あぁ」

青ピ「わかってるで」

上条「また、小萌先生は他の学校の教師にバカにされていた」

■■「腹立たしいわね」

251 : ◆G2uuPnv9Q. - 2011/08/06 17:34:58.57 Ix6O2j7r0 163/686

吹寄「負けられないわね」

上条「あぁ」

上条がうなずく

日ごろお世話になっている先生のためだ

他のクラスメイトも、真剣な表情になっている

上条「俺たちは、出来損ないなんかじゃない!!!」

一同「おーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!」

254 : ◆G2uuPnv9Q. - 2011/08/06 17:38:46.63 Ix6O2j7r0 164/686


上条たちが競技場へ入る

対戦校の生徒は、余裕をかましていた

どうせ無能力かそこらの集団だろ、と見下しているのだろう

上条(いいぜ・・・)


吹寄「行くわよ」

上条「あぁ」


上条(もし、お前たちが・・・こんなにも素敵なクラスメイトを、出来損ないだなんて思ってるなら)


土御門「始まったぜぃ!!」

青ピ「負けへんで!!!!!!!!」

■■「無音で近づき、さっと斬る」



上条(まずは、そのふざけた幻想をぶち殺す!!!!!!!!!!!)

255 : ◆G2uuPnv9Q. - 2011/08/06 17:40:46.00 Ix6O2j7r0 165/686

上条「うぉぉぉぉ!!!!」

上条は駆けた

他のクラスメイトも、真剣に走る

青ピ「カミやん!!前は頼んだわ!!」

上条「あぁ!!」

土御門「倒すのは任せてくれですたい!!」

上条「おう!!!」

257 : ◆G2uuPnv9Q. - 2011/08/06 17:44:00.76 Ix6O2j7r0 166/686

上条が右手を伸ばす

対戦校の生徒の能力など、垣根や一方通行のそれに比べたらたやすいものだった

上条「いけ!!みんなぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!」

一同「おぉぉぉぉぉ!!!!!!!!!!!」


美琴「がんばってーーーー!!!!!!」

心理「勝って!!!!!」


パン!!と、タイムアップの音がした

259 : ◆G2uuPnv9Q. - 2011/08/06 17:45:38.26 Ix6O2j7r0 167/686

上条「よっしゃあ!!!!!!!!!!!!!」

土御門「いやぁ、まさか本当に勝てるなんてにゃー!!」

青ピ「あれやろ、意外とボクら強いんです、みたいな」

■■「私は、風になった」

吹寄「うん、わかってるわよ」

上条「さて・・・次は・・・」

260 : ◆G2uuPnv9Q. - 2011/08/06 17:47:37.15 Ix6O2j7r0 168/686

垣根「わかってるだろ!?次の種目がなんなのか!!」

一同「いぇーーーーー!!!!!!!!!!!!!!」

垣根「泣く子も黙る!!!」


垣根「騎馬戦だぁぁぁぁ!!!!!!!!!!!!!!!!」

一同「おぉぉぉぉぉぉ!!!!!!!!!!!!!」

272 : ◆G2uuPnv9Q. - 2011/08/06 21:01:52.12 Ix6O2j7r0 169/686


上条「・・・で」


美琴「騎馬戦の対戦校は・・・当麻のとこなのね」

食蜂「あらぁ、残念ねぇ」ニヤニヤ

美琴「・・・ふざけんじゃないわよ・・・」


青ピ「カミやん、手加減はなしやで?」

上条「あ、あぁ」

土御門「大丈夫かにゃー」

273 : ◆G2uuPnv9Q. - 2011/08/06 21:03:43.76 Ix6O2j7r0 170/686

吹寄「どうせ上条のことだから、彼女には手を出さないのよね」

上条「は、はぁ!?」

■■「それじゃ、他の生徒に彼女の体を触られるのね」

上条「そ、それはイヤだからな!!」

青ピ「なら、がんばってぇな」

土御門「にゃー、これは見物だぜぃ」

上条「くそ・・・」

274 : ◆G2uuPnv9Q. - 2011/08/06 21:05:05.42 Ix6O2j7r0 171/686

垣根「野郎共!!!!!準備はいいか!?」

一同「おーーー!!!!!」

垣根「では、第一回戦!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」


垣根「スタート!!!!!!!!!!!!!!!」


アナウンスと共に、選手が走る

バランスを崩さないようにしながらも、出来る限り早く


■■(ふふ、私が一番上)

275 : ◆G2uuPnv9Q. - 2011/08/06 21:06:35.11 Ix6O2j7r0 172/686

上条(姫神が上・・・か)

土御門(大丈夫、目は悪くないだろうし・・・)

青ピ(冷静でも・・・ありそうやね)

吹寄(ただし・・・)

五人が目の前を見る


美琴「はぁ・・・やっぱり、当麻のとことぶつかるのね」


上条「美琴・・・」

276 : ◆G2uuPnv9Q. - 2011/08/06 21:08:03.43 Ix6O2j7r0 173/686

美琴が一番上にいた

つまり、彼女の帽子を奪えば勝ちになる


食蜂「はぁ・・・胸がないと軽いからうらやましいわぁ」

美琴「うっさいわね!!」

イライラとしながら美琴が答える


上条「くそ・・・姫神!!早いとこ終わらせ・・・」

■■「メインヒロインは、いたぶってあげる」

上条「」

277 : ◆G2uuPnv9Q. - 2011/08/06 21:09:17.86 Ix6O2j7r0 174/686

美琴「へぇ・・・やれるもんなら・・・」

食蜂「やってみなさいな!!!!!!!!」

常盤台選抜チームの速さは恐ろしかった

しかも、かなり安定している


上条「おい、かわすぞ!!」

土御門「了解!!」

上条たちも、すばやく避ける

278 : ◆G2uuPnv9Q. - 2011/08/06 21:10:51.12 Ix6O2j7r0 175/686

常盤台の生徒とはいえ、能力を使わなければか弱い女の子のはずだ

もちろん、体力はあるだろうが


上条「よし!!今だ、責めるぞ!!」

吹寄「行くわよ!!」

青ピ「悪いなぁ、でも女の子でも手加減はせぇへんで!!!!」


美琴(・・・やっぱり、ちょっと距離を開けたら突っ込んでくるわね)

279 : ◆G2uuPnv9Q. - 2011/08/06 21:12:06.81 Ix6O2j7r0 176/686

食蜂(考えることが短略的ね)


上条「うぉぉぉぉ!!」

■■「見えた」

■■が、美琴の帽子に手を伸ばす


だが、その瞬間、美琴の姿が下にぶれる


■■「え?」

280 : ◆G2uuPnv9Q. - 2011/08/06 21:13:28.27 Ix6O2j7r0 177/686

上条「しゃ・・・」

土御門「しゃがんだだと!?」

常盤台の騎馬は、下にしゃがんでいた

青ピ「んなアホ・・・って姫やん!!」

■■「おわわわ・・・」

急に手を伸ばし、しかもそれを避けられた

当然、■■はバランスを崩している

吹寄「も、持ち直して!!」

281 : ◆G2uuPnv9Q. - 2011/08/06 21:14:53.70 Ix6O2j7r0 178/686

■■「ほぉ!!!」

どうにか、体を立て直したが


美琴「だから、甘いのよ」

■■「あ・・・」

■■の頭から、帽子が取られた

美琴「体を立て直すのに必死で、私たちが立ち上がったことに気がつかなかった?」

食蜂「まったく、私達の団結力ならこれくらい朝飯前なのよねぇ」

282 : ◆G2uuPnv9Q. - 2011/08/06 21:16:29.03 Ix6O2j7r0 179/686

上条「や、やられた・・・」

土御門「くそ・・・」

上条たちが、騎馬を解く

青ピ「さすが常盤台やねぇ・・・」

吹寄「・・・私達の負け、か」

美琴「まぁ、がんばったほうよ」

283 : ◆G2uuPnv9Q. - 2011/08/06 21:17:52.47 Ix6O2j7r0 180/686

上条「がんばった・・・か」

あー、と上条が悔しがる

一瞬だけ、美琴は申し訳なかったかな、と思ってしまう

上条「しかし、常盤台は今年も強いな・・・」

美琴「うん、今もトップなんじゃないかな・・・」

吹寄「あら、中間結果では長点上機が勝ってるわよ」

美琴「・・・」

285 : ◆G2uuPnv9Q. - 2011/08/06 21:19:15.76 Ix6O2j7r0 181/686

美琴「そう、じゃあ・・・」

食蜂「この騎馬戦で点を稼げ、とねぇ」

二人がニヤリと笑う

周りではまだ上条たちの学校の生徒ががんばっていた

ほとんどは負けているが、中には健闘している者たちもいる

美琴「行くわよ」

食蜂「当たり前でしょ」


吹寄(あれ、火を注いじゃったかな?)

286 : ◆G2uuPnv9Q. - 2011/08/06 21:20:53.58 Ix6O2j7r0 182/686

結果

常盤台は圧勝した

超能力者が二人いる、チートな騎馬にやられて

吹寄「・・・私の、せいだ」

青ピ「落ち込まんでええで?」

土御門「にゃー、どうせ負けてただろうしにゃー」

上条「いや、それはひどいぞ」

■■(あれ、もう空気に)

287 : ◆G2uuPnv9Q. - 2011/08/06 21:22:16.19 Ix6O2j7r0 183/686


心理「やっぱ常盤台は強いわね・・・」

ショチトル「そうだな・・・ん?テクパトルたちだ」


テクパトル「・・・あ、あの」

美鈴「何、テクパトル君?」

テクパトル「なぜに腕にしがみついてくるんですか?」

美鈴「いっやぁ!!テクパトル君は私をお姉さんって呼んでくれたからね!」

288 : ◆G2uuPnv9Q. - 2011/08/06 21:23:42.70 Ix6O2j7r0 184/686

テクパトル「はぁ、で、なぜ?」

美鈴「あれー?大きな胸には興味ない人?」

テクパトル「そういう問題じゃなくて!!こっちは彼女が・・・」

19090「・・・テっくん」

テクパトル(あぁちくしょう!!てか他のみんなは逃げたな!?逃げたんだな!?)

詩菜「あらあら、若いっていいわねぇ」

テクパトル「ニコニコしてないで止めてください!!」

289 : ◆G2uuPnv9Q. - 2011/08/06 21:25:07.73 Ix6O2j7r0 185/686

美鈴「あれれ、このおっきな胸は嫌いかなー?」

美鈴が、テクパトルの腕をさらに強く抱きしめる

テクパトル「あぁもう!!彼女以外には興味ないんだよ!!」

19090「そ、そんな大胆なことを・・・//」

詩菜「まぁまぁ」

美鈴「おー、わけー」

テクパトル「なんだよこのめんどくさい空間は!?」

290 : ◆G2uuPnv9Q. - 2011/08/06 21:26:30.79 Ix6O2j7r0 186/686


エツァリ「テクパトル!!こっちですよ!!」

一方(げ、あいつは・・・)

美鈴「おー、エツァリ君だっけ?あれ、白いの」

一方「白いのじゃねェ・・・」

番外(よし、ちょっと隠れてくる)

番外個体がバレないようにこっそり隠れる

291 : ◆G2uuPnv9Q. - 2011/08/06 21:27:55.20 Ix6O2j7r0 187/686

削板「御坂のお母さん、こんにちは!!」

美鈴「お、こんにちは!!」

削板「そっちは上条のお母さんか?」

詩菜「えぇ、そうよ」

ニコニコ、と詩菜が笑う

削板「よろしく!!」

詩菜「あらあら、新しい友人ね・・・」ニコニコ

テクパトル(貴婦人か)

292 : ◆G2uuPnv9Q. - 2011/08/06 21:29:21.00 Ix6O2j7r0 188/686


上条「ただいまー・・・って母さんと美鈴さん・・・」

美琴「なんだ、二人ともいたんだ・・・」

美鈴「あれぇ、敵同士なのに仲良く帰ってきていいのかなぁ?」ニヤニヤ

詩菜「まぁまぁ、当麻さんったら・・・」

上条「はぁ・・・もう競技は終わったからな」

上条と美琴が座席に腰掛ける

これからしばらくは、出場する予定はない

293 : ◆G2uuPnv9Q. - 2011/08/06 21:30:31.04 Ix6O2j7r0 189/686

エツァリ「これからどうしますか?」

ショチトル「飯でもどうだ?」

上条「そうだな、そんな時間か」

美鈴「ふっふーん、今日はねぇ・・・パパも来るのよ!」

美琴「・・・は?」

削板「お父さんも来るのか!よかったな!!」

美琴「き、聞いてないわよ!!」

298 : ◆G2uuPnv9Q. - 2011/08/06 22:13:45.89 Ix6O2j7r0 190/686

美鈴「ふふーん、そろそろ来るはずよ!!」

美琴「な、なによそれ!!」

テクパトル(・・・怖いな・・・)


旅掛「やー、悪い悪い、待ったか!?」

美鈴「ううん、全然!」


上条(うわ、めんどくせぇ)

美琴(もういや・・・)

299 : ◆G2uuPnv9Q. - 2011/08/06 22:14:57.72 Ix6O2j7r0 191/686

旅掛「おー、上条くんも元気そうで何よりだ!!」

上条「あ、どうも」

テクパトル「・・・なぁ、これが父親か?」

美琴「ん、そうだけど?」


テクパトル「なんだ、ヤクザか」

旅掛「」

美鈴「」

美琴「」


上条(あーあ)

300 : ◆G2uuPnv9Q. - 2011/08/06 22:16:34.47 Ix6O2j7r0 192/686

旅掛「君、名前は?」

テクパトル「あ、テクパトルです」

旅掛「いやぁ!大人に媚びないなんていいじゃねぇか!!」

テクパトル「は?」

旅掛「若い頃の俺にそっくりだ!!」


ショチトル「よかったな、テクパトル」

一方「親公認だぞ」

テクパトル「なんかいやだ・・・」

301 : ◆G2uuPnv9Q. - 2011/08/06 22:18:04.18 Ix6O2j7r0 193/686

旅掛「ははは!俺もなぁ、学生時代は教師に背いたり・・・」

旅掛「そうそう、校長のカツラを奪ったときなんか・・・」

美鈴「パパ、そんなことしてたの?」

旅掛「ウソはよくないからな」キリッ

テクパトル(垣根が大きくなったみたいだな)

心理(絡みづらいわね)

上条「と、とにかくレストランに行きましょう」

302 : ◆G2uuPnv9Q. - 2011/08/06 22:19:07.82 Ix6O2j7r0 194/686

旅掛「お、そうだな」

一同がレストランへ向かう

旅掛「・・・」

19090「あ、あの・・・なにか?」

旅掛「君は、誰か彼氏とかはいるのかい?」

19090「あ、はい」

テクパトル「俺がそうですよ」

旅掛「そうか」

303 : ◆G2uuPnv9Q. - 2011/08/06 22:20:26.52 Ix6O2j7r0 195/686

旅掛がニコリと笑う

旅掛「いやぁ、複雑だなぁ・・・」

テクパトル「?何がですか?」

旅掛「何がってそりゃ・・・」

旅掛が小さな声で続ける

旅掛「娘のクローン、なんてな」

テクパトル「!!」

304 : ◆G2uuPnv9Q. - 2011/08/06 22:22:03.94 Ix6O2j7r0 196/686

テクパトル「わ、悪い!!ちょっとこの人に用が・・・」

美鈴「ん、パパに?」

詩菜「あらあら、どうしたのかしら?」

上条「き、きっとなんかちょっとした恋愛相談とかだって!」

美鈴「パパに?そりゃ、ダメだろうな」

美琴「あ、あははは・・・」

他のみんなは、必死に誤魔化していた


テクパトルと19090号、旅掛は少し離れたところに来た

305 : ◆G2uuPnv9Q. - 2011/08/06 22:23:27.19 Ix6O2j7r0 197/686

旅掛「あぁ、悪い悪い」

テクパトル「教えてください、あなたは知っているんですか?」

旅掛「もちろん、俺はちょっと危ない仕事もしてるんでね」

テクパトル「関わっていたんですか?あの実験に」

旅掛「まさか」

心外だ、と旅掛が溜め息をつく

旅掛「そんな実験、知ってたら止めてたさ」

306 : ◆G2uuPnv9Q. - 2011/08/06 22:25:12.72 Ix6O2j7r0 198/686

テクパトル「・・・なぜ、彼女が妹達だと?」

旅掛「そりゃ、仕草や声、かな」

テクパトル「違うでしょう、妹達のそれには統一感はあまりない」

旅掛「・・・さっきな、猫が逃げてたんだよ、俺たちのところから」

テクパトル「・・・それは、御坂のせいでは?」

旅掛「上条くんが手を繋いでいた」

きっぱりと、旅掛が答える

307 : ◆G2uuPnv9Q. - 2011/08/06 22:26:34.14 Ix6O2j7r0 199/686

旅掛「彼の手には不思議な力が宿ってるんだろ?」

旅掛「なら、美琴のせいではない」

旅掛「じゃあ、他の誰か、という可能性はあったが・・・」

テクパトル「あったが?」

旅掛「その子、特殊メイクしてるじゃないか」

19090「!!」

テクパトル「わ、わかるのか?」

308 : ◆G2uuPnv9Q. - 2011/08/06 22:28:06.54 Ix6O2j7r0 200/686

旅掛「汗のかき方、不自然な輪郭・・・」

旅掛「とはいっても、かなりの腕前だな」

ははは、と旅掛が笑う

なぜ、この一般人はそこまで裏の事情に詳しいのだろうか

テクパトルの背中を、汗が伝う

旅掛「まぁ・・・初対面だが、意外と普通だな」

19090「・・・ミサカが、ですか?」

309 : ◆G2uuPnv9Q. - 2011/08/06 22:29:30.09 Ix6O2j7r0 201/686

旅掛「もっと銃とかぶっ放してそうなイメージだった」

19090「そ、それはショックです・・・」

テクパトル「・・・嫌ではないのか?」

旅掛「その子達は立派な人間だろ?」

旅掛「何を嫌がることがある?」

テクパトル「・・・ありがとうございます」

テクパトルが頭を下げる

310 : ◆G2uuPnv9Q. - 2011/08/06 22:30:36.25 Ix6O2j7r0 202/686

旅掛「っと、早く行かないと怪しまれるぞ」

テクパトル「そうだ・・・行こうか」

19090「はい!」

テクパトルと19090号が手を繋ぐ

それを、旅掛はじーっと見ていた

テクパトル「?なにか?」

旅掛「いや、なんも」

311 : ◆G2uuPnv9Q. - 2011/08/06 22:31:44.07 Ix6O2j7r0 203/686

テクパトル「そうですか」

三人は、すぐに一同の下へと向かう

旅掛(・・・そうかそうか・・・)

旅掛(・・・いやぁ、本当に複雑だ)

旅掛が溜め息をつく

誰にも気づかれないように


旅掛(娘に彼氏ができるのは、複雑だな)

316 : ◆G2uuPnv9Q. - 2011/08/07 09:54:41.81 DO3HwZXp0 204/686

上条「あ、おかえりー」

旅掛「いやぁ、悪いな待たせて」

テクパトル「ちょっと話が長くなってな」

美鈴「あららーん?なんの話だったのかな?」

旅掛「こらこら、男同士の会話に突っ込んだらダメだぜ?」

旅掛ががはは、と笑う


317 : ◆G2uuPnv9Q. - 2011/08/07 09:55:14.24 DO3HwZXp0 205/686

ショチトル「なんか、本当に豪快な父親だな」

美琴「・・・はぁ、言わないで」

心理「あら、素敵じゃない」

美琴「素敵・・・ねぇ」

ジト目で、美琴が旅掛を見つめる

どう考えても、素敵でカッコイイ、自慢のパパ!という感じではなかった


318 : ◆G2uuPnv9Q. - 2011/08/07 09:55:50.91 DO3HwZXp0 206/686

テクパトル「・・・あれ、一方通行はどうした?」

エツァリ「彼女さんの所へ行くらしくて」

テクパトル「・・・あぁ」

番外個体は今別行動である

美鈴に姿を見られるのはまずいからだ


319 : ◆G2uuPnv9Q. - 2011/08/07 09:56:24.19 DO3HwZXp0 207/686

詩菜「あらあら、みんな若いのねぇ」

頬に手を当て、ニコニコと笑うのは上条の母親である詩菜だ

こちらはどう見ても母親、という年齢には見えない

上条「・・・とりあえず、さっさと注文しちまおうぜ」

エツァリ「そうですね」


垣根「ちょーっと待ってくれ!」


320 : ◆G2uuPnv9Q. - 2011/08/07 09:56:57.42 DO3HwZXp0 208/686

美琴「あ、垣根」

心理「あら、アナウンスはもうやめたの?」

心理定規が首を傾げる

垣根「ちょっと休憩だよ、さすがにずっとは無理だからな」

手をヒラヒラと振りながら垣根が答える

美鈴「おー、たしか垣根くんだったわよね?」


321 : ◆G2uuPnv9Q. - 2011/08/07 09:57:34.79 DO3HwZXp0 209/686

垣根「あれ、そういうあなたは御坂の母さん」

旅掛「なんだ、会ったことあるのかよ美鈴?」

垣根「お、そっちは御坂の父さんかな?」

旅掛「あったりー!よろしく、御坂旅掛だ」

垣根「俺は垣根帝督です、地位は大佐」

上条「ちげぇだろ」


322 : ◆G2uuPnv9Q. - 2011/08/07 09:58:26.52 DO3HwZXp0 210/686

そんな小ボケをかましてから、垣根が椅子に座る

美鈴「さてさて、みんな注文しようか」

ショチトル「そうだな」

ボタンを押して、店員に注文を伝える

大覇星祭のときはかなり忙しいのだろう

いつもはあまり店員がいないはずのレストランでも、この日ばかりはかなりのスタッフがいた

稼げるときに稼ぐのだろう


323 : ◆G2uuPnv9Q. - 2011/08/07 09:59:07.67 DO3HwZXp0 211/686

上条「はぁ・・・午後は美琴はなんか出るのか?」

美琴「えっと・・・あとは二人三脚だけね」

上条「へー・・・クラスメイトと二人三脚か・・・」

女子校だからあんまりドキドキなイベントではないだろうな

そう上条が続けようとしたが

美琴「ううん、自分の好きな人を選ぶのよ」


324 : ◆G2uuPnv9Q. - 2011/08/07 09:59:45.05 DO3HwZXp0 212/686

美琴の口から衝撃の事実が伝えられた


垣根「衝撃のぉぉぉぉぉぉ!」

心理「やめなさい、美琴はもちろん上条君よね?」

美琴「えへへ//」


旅掛「あぁちくしょう!なんだ、なんなんだこの少し寂しい感じは!」

美鈴「あらら、そろそろ美琴ちゃんも親離れか」


325 : ◆G2uuPnv9Q. - 2011/08/07 10:00:19.67 DO3HwZXp0 213/686

旅掛「いやいや!まだだ、もっと依存してていいんだぞ!?」

美琴「はぁ!?」

旅掛「なんなら中毒になるまで・・・」

美琴「ないない!絶対ないから!」


詩菜「あらあら、賑やかな家族ねぇ」

上条「あ、俺の母さんだよ」


326 : ◆G2uuPnv9Q. - 2011/08/07 10:01:14.08 DO3HwZXp0 214/686

垣根「なんだ、全く似てないんだな」

上条「母さん、こいつは」

詩菜「まぁまぁ、垣根帝督くんよね、よろしく」

垣根「お、さっきの旅掛さんへの自己紹介聞いてたんですね」

垣根がニコニコと笑う

そうやって、女性の前では紳士的に振る舞うらしい


327 : ◆G2uuPnv9Q. - 2011/08/07 10:01:58.68 DO3HwZXp0 215/686

詩菜「当麻さんは本当に美男美女の友達が多いわねぇ」

上条「ん、そうかな?」

詩菜「他の女の子に手を出したらダメよ?」

上条「分かってるよ・・・」

はぁ、と上条がため息をつく

なんでそんな当たり前のことを言うのだろう、と思う


328 : ◆G2uuPnv9Q. - 2011/08/07 10:02:30.91 DO3HwZXp0 216/686

そう思えるあたり、彼はまだまだ純粋なのだ

削板「はぁ、しかし黒子は来ないのかな」

美琴「あぁ・・・黒子はまだ来れないんじゃないかしら、昼休みは休めるだろうけど」

削板「そっかー、残念だな」

ショチトル「なに、仕方ないだろ」


329 : ◆G2uuPnv9Q. - 2011/08/07 10:03:17.29 DO3HwZXp0 217/686

テクパトル「でも、そんな白井が削板は大好きなんだろ?」

削板「あぁ!分かってるな、テクパトル!」

がはは、と削板が笑う

笑い方だけは旅掛と似ている


垣根「お、来た来た」

一同が注文したメニューが運ばれてくる


330 : ◆G2uuPnv9Q. - 2011/08/07 10:04:07.03 DO3HwZXp0 218/686

美鈴「よーし、じゃ!」

垣根「いただきます!」

一同「いただきます!」


旅掛「お、結構美味いな」

美鈴「ホント、でもカロリーが気になるわ・・・」

詩菜「あらあら、こんなに美味しいものを食べているときくらい忘れたらどうかしら?」

美鈴「ん、それもそっか!」


331 : ◆G2uuPnv9Q. - 2011/08/07 10:04:38.08 DO3HwZXp0 219/686

テクパトル「あの油断が後々怖いんだよな・・・」

19090「・・・ちょ、ちょっと少なめに食べ・・・」

テクパトル「こら、せっかく作ってくれたんだから全部食べなさい」

19090「」

心理「私はあんまりカロリーとか気にしないわね」

ショチトル「美味しければ今はいいもんな」


332 : ◆G2uuPnv9Q. - 2011/08/07 10:05:12.79 DO3HwZXp0 220/686

エツァリ「それが危ないんですよ、きっと」

もぐもぐ、と一同が料理を口に運ぶ

美琴「私は・・・たくさん食べてしっかり育ちたいな」

上条「育ちたいってどこが?」

美琴「な、なんで特定の部位限定なのよ!?」

上条「いやいや、きっと胸のことかな、とか・・・」


333 : ◆G2uuPnv9Q. - 2011/08/07 10:05:53.93 DO3HwZXp0 221/686

旅掛「美琴!胸は大きさよりも張りと感度だぞ!」

美琴「うっさいバカ父!」

美琴がおしぼりを投げつける

スパーン、と綺麗に旅掛の顔に当たる

旅掛「は、反抗期!?手塩にかけて育ててきた娘がいまさら反抗期!?」

上条「いや、むしろ今くらいが反抗期真っ只中では?」


334 : ◆G2uuPnv9Q. - 2011/08/07 10:06:41.70 DO3HwZXp0 222/686

旅掛「イヤだ!認めない!俺は認めないからな!」

美鈴「美琴ちゃんってば乱暴なんだから」

美琴「な・・・お父さんがいきなり意味不明なこと言い出すからよ!」

旅掛「なにぃ!?本当のことを言ったまでだ!」


垣根(賑やかだなおい)

ショチトル(楽しそうだなぁ)

エツァリ(いえ、まったく)


335 : ◆G2uuPnv9Q. - 2011/08/07 10:07:33.55 DO3HwZXp0 223/686

テクパトル「はい、あーん」

19090「あ、あーん//」

心理「あら、妬けちゃう」


詩菜「まぁまぁ、御坂さんのお家はいつもこんなに陽気なのかしら」

うらやましい、という風に詩菜がつぶやく

そんな会話をする家族だ、うらやましがってはいけないのだが


336 : ◆G2uuPnv9Q. - 2011/08/07 10:08:13.55 DO3HwZXp0 224/686

上条「でも、仲はいいよな、御坂家」

旅掛「お、いいこと言うじゃないか上条君!」

美琴「な、どこが仲良しこよしよ!?」

上条「いや、そこまでは言ってないからな!?」

美鈴「もう、美琴ちゃんったら恥ずかしいからってぇ」

美琴「違うわよ!」


337 : ◆G2uuPnv9Q. - 2011/08/07 10:08:53.69 DO3HwZXp0 225/686

ぎゃーぎゃー、と騒がしい店内

それも、微笑ましい光景だった


上条「はぁ、幸せだ」



一方「なァ、飯はどうすンだよ?」

番外「そうだねー・・・」


338 : ◆G2uuPnv9Q. - 2011/08/07 10:09:51.95 DO3HwZXp0 226/686

こちらの二人は、上条達から離れたところにいた

もちろん、美鈴に見つからないようにするためだ

一方「あァ・・・そこらへンで売ってるもンでいいだろ」

番外「うん、大丈夫だよ」

屋台を見て回る

タコ焼きやヤキソバ、焼鳥などといった昼食用のものから

かき氷やクレープ、はたまたケーキ屋まで


339 : ◆G2uuPnv9Q. - 2011/08/07 10:10:47.41 DO3HwZXp0 227/686

そんな豊富な屋台の中、番外個体はある屋台にひきつけられた

番外「ねぇ、あれがいいな」

一方「あァ?このクソ暑いときにラーメンかよ」

番外個体が指差していたのはラーメンの屋台だ

学生はかなり並んでいた

しかし、正直夏の暑い日に、しかも外で並んでまでして食べるものではないだろう

あまり長く突っ立っていたくない一方通行からしたら、遠慮したいのだ


340 : ◆G2uuPnv9Q. - 2011/08/07 10:11:26.20 DO3HwZXp0 228/686

一方「他のにしよォぜ」

番外「・・・そっか、彼女の頼みが聞けないんだ、そっかそっか」

一方「・・・お前、卑怯だろ」

番外「え、なにが?」

わかんない、とわざとらしく番外個体がとぼける

どうせここでラーメンにしなかったらぶつくさ文句を言うに決まっている


341 : ◆G2uuPnv9Q. - 2011/08/07 10:12:20.24 DO3HwZXp0 229/686

一方「並べばいいンだろ並べば・・・」

番外「分かってるじゃん!」

番外個体がバンバン、と一方通行の肩を叩く

それも、鬱陶しく感じた

一方「・・・はァ」

暑い陽射しの中

一方通行は一人、ため息をついていた

342 : ◆G2uuPnv9Q. - 2011/08/07 10:14:33.30 DO3HwZXp0 230/686


黒子「あっついですの・・・」

初春「がんばってください、もう少しで昼休みですから・・・」

黒子「・・・そうですのね」


黒子「ですが、かき氷を食べながら言わないでくださいな」

初春「ちっ」

黒子「初春・・・」ゴゴゴ

343 : ◆G2uuPnv9Q. - 2011/08/07 10:16:43.33 DO3HwZXp0 231/686

黒子「まぁ、冗談はおいておくとして・・・」

初春「本当に、暑いですね・・・」

空には太陽が高く上っている

黒子「あ、昼休みの時間ですの」

初春「じゃあ、一緒にレストラン行きますか?」

黒子「そうですのね・・・ですが、わたくしは用事が・・・」

初春「彼氏さん、紹介してください」ニコ

黒子「・・・」

344 : ◆G2uuPnv9Q. - 2011/08/07 10:18:54.26 DO3HwZXp0 232/686


削板「お、黒子から連絡だ」

美琴「あら、なんてきたの?」

削板「風紀委員の後輩が俺を見たいんだってさ」

美琴「あぁ、きっと初春さんよ」

上条「??誰だっけ?」

美琴「えっと・・・まぁ、見ればうなずくわ」

心理「キャラが濃いの?」

345 : ◆G2uuPnv9Q. - 2011/08/07 10:20:58.84 DO3HwZXp0 233/686

垣根「いや、あれはうなずいてしまう」

美琴「あれ、会ったことあるんだっけ?」

垣根「何度かな」

コーヒーを飲みながら垣根が答える

ショチトル「削板って、白井と付き合ってるって周りには知られてるのか?」

削板「どうだろうなー・・・意外といろんな人にはバレてないかもな!!」

エツァリ「なるほど・・・」

346 : ◆G2uuPnv9Q. - 2011/08/07 10:23:00.05 DO3HwZXp0 234/686

テクパトル「でも、白井は大変だろうな」

19090「?なんでですか?」

テクパトル「常盤台はもちろん、風紀委員の同僚にも詮索されそうだし」

美琴「あぁ・・・たしかにね」

美鈴「なになに?恋ってのはそういうのがつき物よ!」

旅掛「ははは!!そりゃそうだ!!」

詩菜「まぁまぁ、私も若い頃は・・・」

347 : ◆G2uuPnv9Q. - 2011/08/07 10:24:46.92 DO3HwZXp0 235/686

上条「と、とにかく!!そろそろ白井とその・・・えっと・・・」

美琴「初春さんも来るわよ」

美琴が上条のフォローをする

彼は厳密には、前に一度だけ少し会ったことがある

だが、それも記憶を失う前なのだ

上条(キャラが濃い・・・ってわけではないんだよな)

心理(風紀委員・・・まともなのかしら?)

エツァリ(白井さんを基準にすると、風紀委員は変態ってことになりますが)

348 : ◆G2uuPnv9Q. - 2011/08/07 10:26:10.82 DO3HwZXp0 236/686


初春「あ、御坂さーん!!」

美琴「あ、初春さん、こっちこっち!!」

黒子「はぁ・・・はしゃぎすぎですの」

初春と黒子が一同に合流する

上条「この人が初春さん?」

美琴「うん、そう・・・」


初春「あ、あなたは!!」

349 : ◆G2uuPnv9Q. - 2011/08/07 10:27:34.30 DO3HwZXp0 237/686

垣根「いよぅ」

初春「いよぅ、じゃないですよ!!」

心理(あら、この子って昔垣根にボコボコにされかけた子よね)

垣根「あいさつするたび」

初春「それはダメです!!っていうか、なんでいるんですか!!」

垣根「まぁまぁ、あ、この二人に紅茶一つずつ」

黒子「あ、ありがとうございますの」

初春「な、なにナチュラルに絡んでるんですか!!」

350 : ◆G2uuPnv9Q. - 2011/08/07 10:29:00.05 DO3HwZXp0 238/686

テクパトル「なぁ、なにを慌ててるのかはしらないが、落ち着いたらどうだ?」

初春「落ち着けません!!」

美鈴「なーに?この子昔垣根くんとなにかあったの?」

初春「あっ!?でかい御坂さん!?」

美琴「これ、私の両親よ」

旅掛「いやぁ、よろしくお花畑ちゃん」

初春「初春です!!!」

351 : ◆G2uuPnv9Q. - 2011/08/07 10:30:20.56 DO3HwZXp0 239/686

初春「じゃなくて!!なんであなたが・・・」

垣根「ほれ、紅茶」

初春「あ、いただきまーす・・・じゃなくて!!」

垣根「ノリツッコミか、花畑」

初春「あぁもう!!」

バン、と初春がテーブルを叩く

初春「昔私にしたひどい仕打ちを忘れたんですか!?」

352 : ◆G2uuPnv9Q. - 2011/08/07 10:31:56.16 DO3HwZXp0 240/686

垣根「?仕打ち?」

詩菜「あらあら、意外とヤンチャなのねぇ」ニコニコ

旅掛「いや、見た目もそうだろ」

垣根「なんのことだよ?」

初春「わ、私を殺そうとしたじゃないですか!!」

19090「?具体的には?」

初春「翼広げて襲ったり、意味わからない要求をしてきたり、周りまで巻き込んだり!!」

一同「あぁ、それいつも」

初春「」

353 : ◆G2uuPnv9Q. - 2011/08/07 10:33:10.31 DO3HwZXp0 241/686

初春「あ、あんなことをいつもするんですか!?」

垣根「適度な暴力はむしろスキンシップだよ」

初春「違いますから!!」

美琴「ねぇ、どんなことをされたの?」

初春「か、関節を外されたり・・・」

上条「あぁ、まだマシだよそれ」

初春「」

355 : ◆G2uuPnv9Q. - 2011/08/07 10:34:55.23 DO3HwZXp0 242/686

心理「私は、大切なものを奪われたわ」

ショチトル「私は、昔風穴開けられかけた」

美琴「私も、超電磁砲防がれたときは死ぬかと思ったわ」

上条「・・・俺、その翼に潰されたことあるぜ?」

テクパトル「俺は・・・腕を片方ふっとばされかけたな」

垣根「俺がぴぴるぴるぴるぴぴるぴーって言ったら」

一同「治んねぇから」

357 : ◆G2uuPnv9Q. - 2011/08/07 10:36:25.93 DO3HwZXp0 243/686

初春「・・・あ、あれが普通・・・?」

垣根「そうそう」

心理「でも根はいい人だから、許してあげて?」

美鈴「いやぁ、仲直りできてよかった!!」

初春「まだ私は許して・・・」

垣根「仲直りの握手ー!!」

初春「いやぁぁぁぁぁ!!!!!!」

359 : ◆G2uuPnv9Q. - 2011/08/07 10:38:33.96 DO3HwZXp0 244/686


御坂妹「・・・はぁ、お姉様やテっくんと食事がしたいです、とミサカは・・・」

20000「仕方ないよ、お姉様の親御さん来てるんだろ?」

17600「あぁ、そうだ」

10033「・・・なかなか複雑ですね、とミサカは溜め息をつきます」

14510「肩身が狭いです・・・とミサカは嘘泣きします」

妹達は、五人で街中をふらついていた

特殊メイクのおかげで、怪しまれてはいない

360 : ◆G2uuPnv9Q. - 2011/08/07 10:40:21.92 DO3HwZXp0 245/686

御坂妹「はぁ、しかし・・・」

ヒマですね、と言おうとした10032号の肩に、誰かの頭がぶつかった

御坂妹「あいた」

■■「あ、ごめんなさい、悪気と出番はないの」

御坂妹「・・・こちらがごめんなさい」

361 : ◆G2uuPnv9Q. - 2011/08/07 10:41:56.94 DO3HwZXp0 246/686

■■「友達とはぐれてしまい、かと言って他に仲のいい人はいない」

10033(うわぁ、これは愚痴・・・)

■■「そんな私を、誰か拾って」

20000「・・・な、なんか絡みづらいぞおい」

そう言った20000号の肩に、今度は別の誰かがぶつかった

▲▲「いったー・・・あ、ごめんなさい!!」

362 : ◆G2uuPnv9Q. - 2011/08/07 10:43:45.35 DO3HwZXp0 247/686

14510「・・・こ、これはまた・・・」

▲▲「初春ったらどこ行ったんだろ・・・」

御坂妹「あの、あなたもヒマなのですか?」

▲▲「ん?そうそう」

17600「失礼だが、名前は?」

佐天「あ、私は佐天涙子、あなたたちは?」

17600「・・・スネークだ」

20000「い、いや・・・」

17600「こいつらは今身分を隠してるんだ、すまない」

363 : ◆G2uuPnv9Q. - 2011/08/07 10:45:39.36 DO3HwZXp0 248/686

佐天「いえいえ、気にしないでください」

佐天がニコニコと笑う

17600「あ、お前の名は?」

■■「ふふ、よく聞いてくれた・・・」

■■「苦節・・・えっと、何年だろう?とにかく、出番がほしいと嘆き続け」

17600「長い名前だな」

■■「あ、■■■■です」

御坂妹(き、聞こえません・・・)

365 : ◆G2uuPnv9Q. - 2011/08/07 10:47:54.37 DO3HwZXp0 249/686

■■「そうだ、ここで会ったのも何かの縁」

佐天「あ、一緒にご飯食べませんか!?」

17600「なら、まずはその敬語をやめてくれ、もう友達だからな」キリッ

佐天「か、かっこいい・・・」

20000「さすがスネークだな」

14510「というより、なんか暑苦しいです」

10033「それを言ったらダメですよ」

御坂妹「・・・テっくんたち以外の友達は、嬉しいですね」

366 : ◆G2uuPnv9Q. - 2011/08/07 10:49:43.28 DO3HwZXp0 250/686

佐天「え、なになに?テっくんって」

御坂妹「ミ・・・私達のお世話をしてくれている人です」

少し慣れない口調で10032号が答える

佐天「ふーん・・・男の子がお世話か」

10033「えぇ、そうですよ」

367 : ◆G2uuPnv9Q. - 2011/08/07 10:52:17.23 DO3HwZXp0 251/686

佐天「なるほど、それでみんなはそのテっくんが好き、と」

御坂妹「まぁ、家族としては」

佐天「またまたー」ニヤニヤ

10033「いえ、だってテっくんは彼女がいますよ?」

佐天「ありゃ、なんだつまんなーい」

20000「いや、なんでつまんないのかがわかんないけどとりあえずそのおっぱいを揉ませて」

佐天「一回500万!!」

20000「たけぇよ!!!」

368 : ◆G2uuPnv9Q. - 2011/08/07 10:53:47.87 DO3HwZXp0 252/686

17600「おぉ、涙子はボケか」

佐天「あ、その呼び方新鮮でいいなー」

17600「なんだ、今までは苗字呼びか?」

佐天「ううん、それほど出番がないからそもそも名前呼ばれないの」

■■「・・・私と、同じ」

佐天「あれ、あなたも?」

■■「そう、私は、風と同じ」

369 : ◆G2uuPnv9Q. - 2011/08/07 10:55:23.97 DO3HwZXp0 253/686

佐天「でもね、私の周りの物語じゃ私が主人公なんだ!!」

■■「!!それは、素敵な考え方」

佐天「そうでしょー!」

えへん、と佐天が胸を張る


御坂妹「・・・あれ、テっくんからメールです」

10033「おや、なんと?」

370 : ◆G2uuPnv9Q. - 2011/08/07 10:56:43.21 DO3HwZXp0 254/686

20000「ふむふむ、そろそろこっちの来るってさ」

御坂妹「おや、みなさんとの食事は?」

20000「うちらが一番だってさー」

ミサカ一同「・・・か、かっけぇ・・・」

佐天「おー、お世話係さんに出会えるんだ!!」

■■「これは、出番が増えそうね」

371 : ◆G2uuPnv9Q. - 2011/08/07 10:58:05.81 DO3HwZXp0 255/686



テクパトル「よっ・・・って、誰だその人たち?」

17600「紹介するぜ、こっちは佐天涙子、こっちは■■」

テクパトル「佐天と姫神な」

■■(なにこの人優しい)

佐天「・・・」

御坂妹「?どうしました?」

佐天「こ、この人がテっくん?」

372 : ◆G2uuPnv9Q. - 2011/08/07 10:59:36.22 DO3HwZXp0 256/686

佐天は驚いていた

タンクトップから覗く、分厚い胸板に太い腕

というか、どう見ても外国人だ

それが、なぜかペラペラと日本語をしゃべり

しかも、可愛い(特殊メイクだが)彼女も連れていた

佐天「わ、わーお・・・」

テクパトル「なんだその掛け声は」


373 : ◆G2uuPnv9Q. - 2011/08/07 11:00:49.55 DO3HwZXp0 257/686

■■「とりあえず、ご飯に行こう」

■■が先導する

テクパトル(・・・こいつらにも、新しい友達か)

テクパトルが微笑む


佐天「あ、スネーク銃を構えないの!!」

17600「ちっ」

テクパトル「いやおかしいからな」

380 : ◆G2uuPnv9Q. - 2011/08/07 12:50:44.58 DO3HwZXp0 258/686

テクパトル「・・・ところで、お前たち・・・」

佐天「なんですか?」

■■「お金は、ない」

テクパトル「・・・やっぱりか」

テクパトルが溜め息をつく

妹達に加え、この二人にも奢ることになったのだ

381 : ◆G2uuPnv9Q. - 2011/08/07 12:52:19.90 DO3HwZXp0 259/686

佐天「ごちになります!!」

テクパトル「ちっ・・・」

■■「あなたは、背中が好きそう」

テクパトル「いきなりなんだよ、そしてなんでわかったんだよ」

■■「さっきから、彼女さんの背中を眺めてるから」

19090「え・・・//」

テクパトル「違う、お前たちから目を背けたいだけだ・・・」ハァ

382 : ◆G2uuPnv9Q. - 2011/08/07 12:53:33.77 DO3HwZXp0 260/686

御坂妹「テっくんったら、こんなとこで背中凝視ですか・・・」

テクパトル「あぁもうちげぇ!!」

10033「生粋の変態ですね」

テクパトル「人の話を聞けって教えなかった!?」

佐天「あ、チョコパフェきたー!」

テクパトル「聞けよ!!!」


テクパトル「あぁもう不幸だ!!!!!」

383 : ◆G2uuPnv9Q. - 2011/08/07 12:54:50.66 DO3HwZXp0 261/686


初春「佐天さんはお友達とお食事中みたいですね」

初春が携帯を見ながら言う

美琴「ふーん・・・お友達かぁ」

垣根「美琴タソは友達いないもんな」

心理「あなたよりは多いわよ」

垣根「」

詩菜「あらあら、こんなに愉快なお友達がいるじゃない」

384 : ◆G2uuPnv9Q. - 2011/08/07 12:56:15.49 DO3HwZXp0 262/686

美鈴「そうそう、楽しそうだしうらやましいよ!」

垣根「見たかよ心理定規!!これが世間の意見だ!!」

心理「あ、チョコケーキ一つ」

垣根「ってきいちゃいねー」

ショチトル「はぁ・・・大覇星祭って、ホント面白いけど疲れるよな」

上条「・・・二人三脚、俺はがんばる!!」

美琴「わ、私も!!」

385 : ◆G2uuPnv9Q. - 2011/08/07 12:57:41.84 DO3HwZXp0 263/686

旅掛「あぁ美鈴!!うちの娘がとうとう彼氏と二人三脚を始めてしまったよ!!」

美鈴「大丈夫!!ゴールテープはまだまだ先よ!!」

旅掛「だとしても!!恋とはいつまでも続くんだ!!!!!!!!!!!」


垣根「誰だあの二人」

心理「部外者にならないで」

美琴「恥ずかしい親だわ・・・」

削板「面白くていいじゃないか!!」

386 : ◆G2uuPnv9Q. - 2011/08/07 12:59:54.03 DO3HwZXp0 264/686

上条「でもさ、俺と美琴は一応敵同士だけど、いいのかな?」

美琴「うん、なんでもこれは点数が入るんじゃなくて、ベストペアを決めるんだって」

黒子「あら、そんな競技初めて聞きましたの」

一同が驚く

本当は、イカれた冷蔵庫野郎が考え出したのだ

「青春は、恋だよ」とか意味のわからないことを言い出して

だが、そんなことは誰も知らない

垣根「ふーん・・・面白そうだな、俺は頑張ってアナウンスだぜ!!」

387 : ◆G2uuPnv9Q. - 2011/08/07 13:01:24.70 DO3HwZXp0 265/686

上条「今年は垣根のアナウンスもあって例年より盛り上がってるな」

美琴「うん、意外とウケてるわよ」

心理「皮肉だけどね」

垣根「はっはぁ!!褒めろ褒めろ!!」

詩菜「あらあら、楽しそうね」ウフフ

旅掛「いやぁ、学園都市も変わったなぁ」

美鈴「うん、前は堅苦しいイメージだったね」

388 : ◆G2uuPnv9Q. - 2011/08/07 13:02:24.91 DO3HwZXp0 266/686

垣根「はは・・・変わったのさ、何もかもが」

心理「シリアスにしないで」

垣根「ちっ」

上条「あ、そろそろ競技場行かないと」

黒子「わたくしも風紀委員の仕事が」

垣根「俺も行くかな」

美琴「そうね」

四人が立ち上がる

389 : ◆G2uuPnv9Q. - 2011/08/07 13:03:27.74 DO3HwZXp0 267/686

黒子「・・・で、初春」

初春「んー!!このパフェ美味しいです!!」

黒子「おい花畑」

初春「なんだよガチレズ」

黒子「なんでまだ食べてますの・・・」ハァ

初春「だって、もったいないじゃないですかー!」

あーん、とまた初春がパフェを口に運ぶ

390 : ◆G2uuPnv9Q. - 2011/08/07 13:04:43.84 DO3HwZXp0 268/686

初春「うん、美味しい!!」

心理「ほらほら、仕事ならしっかりしなさいな」

初春「・・・あの、このケバい人は誰ですか?」

心理「ケバい?」

ぴくり、と心理定規の眉が動く

上条(あぁ、地雷だった)

エツァリ(オーラがヤバいですね)

美琴(初春さん、さようなら)

391 : ◆G2uuPnv9Q. - 2011/08/07 13:06:08.58 DO3HwZXp0 269/686

心理「ねぇ、私って今ちょっと占いたいことがあるのよ」

初春「?はぁ」

心理「だから」


心理「花占いとかどうかしら」

初春「」


黒子(あぁ、初春の本体が・・・)

削板(おぉ、あの姉ちゃんがしおれていく)

美鈴(弱肉強食だね)

旅掛(あのドレスの子、顔に似合わずえげつないな)

392 : ◆G2uuPnv9Q. - 2011/08/07 13:07:36.86 DO3HwZXp0 270/686

ブチブチ、と音がする

心理「殺す、殺さない、殺す、殺さない」

初春「」

心理「殺す、殺さない」


心理「殺す」


一同「」


心理「黒子、ちょっとこの花畑牧場借りていくわね」

黒子「で、ですが初春もそろそろ・・・」

心理「聞こえなかった?借りていくのよ、あとで返すわ」ギロリ

黒子「は、はいですの!!」

393 : ◆G2uuPnv9Q. - 2011/08/07 13:08:53.58 DO3HwZXp0 271/686

心理定規が本体を失ったオマケを引っ張っていく

上条「こ、怖いな・・・」

垣根「いやぁ、強い女は素敵だぜ」

美鈴「垣根くん、おもいっきり震えてるよ」

詩菜「まぁまぁ、まるで私と刀夜さんのやり取りみたい」

美琴「あ、あんなやり取りを・・・」

上条「お、俺は何も知らない!!!」

394 : ◆G2uuPnv9Q. - 2011/08/07 13:10:59.41 DO3HwZXp0 272/686

ココカ?アァ?ココガイタイノカ?
イタイ!!イタイデスカラ!!
ホォラ、ココノハナビラガビンカンナンダロ?
ヒャウゥゥゥ!!
オット、ミツガデテキタワネ
イヤ・・・アッ・・・


上条「俺は何も聞いてない」

垣根「聞きたくないと耳を塞いで、僕の世界は音を失った!!」

垣根「見たくはないと目を閉じて、僕の明日はどこかへ行った!!」

美琴「現実から逃げないで、二人とも」

黒子「お、お姉さま、早く行きましょう!!」

395 : ◆G2uuPnv9Q. - 2011/08/07 13:12:47.26 DO3HwZXp0 273/686


上条「はぁ・・・二人三脚かぁ・・・」

美琴「安心して、たぶんみんなぶっつけ本番だから」

垣根「へー、そりゃハプニングあって面白そうだな」

黒子「ですが、怪我には気をつけてください・・・ってあれは」

黒子が足を止める

視線の先には



テクパトル「あぁもう!!追加はやめろ!!!」

佐天「あ、アイスも一つ」

■■「私も」

テクパトル「やぁぁぁめぇぇぇろぉぉぉぉ!!!!!!」


可愛そうなお父さんがいた

396 : ◆G2uuPnv9Q. - 2011/08/07 13:14:24.01 DO3HwZXp0 274/686

美琴「あ、佐天さん!!」

佐天「あれ、御坂さん、どうしたんですか?」

テクパトル「義姉・・・御坂、こいつと知り合いか?」

佐天「えぇ、友達です!!」

美琴「テクパトルこそ、知り合いだったんだ」

テクパトル「さっきな・・・」

19090「あ、ケーキが着ましたよ!!」

テクパトル「あぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

美琴(あ、変装してる妹達ね)

398 : ◆G2uuPnv9Q. - 2011/08/07 13:15:57.94 DO3HwZXp0 275/686

御坂妹「あ、お姉・・・御坂さん」

美琴「ん、みんなはテクパトルに奢ってもらってるの?」

テクパトル「奢らされてるんだよ・・・」

テクパトルが恨みの目で見つめる

それを無視して、他の女達はデザートを食べる

20000「おー、うめー」

17600「これはなかなかだな」

14510「ふむ、甘みがなお良し!!」

10033「あれ、ところでみなさんはなぜここに?」

399 : ◆G2uuPnv9Q. - 2011/08/07 13:17:25.80 DO3HwZXp0 276/686

黒子「わたくしはこれから仕事ですの」

佐天「あれ、初春は?」

美琴「あ、きっと・・・」


初春「佐天さん・・・」

佐天「あ、初春・・・ってどうしたの?」

初春「や、やられました・・・」

400 : ◆G2uuPnv9Q. - 2011/08/07 13:18:35.65 DO3HwZXp0 277/686

心理「まったく、この子が私をケバいって言うからよ」

初春の後ろから馴染みのある声がする

彼女の右手には、初春の本体が握られていた

上条「心理さん・・・えげつない・・・」

心理「あら、なにか?」

上条「な、なんも!!」

黒子(これは、夜叉ですの)

409 : ◆G2uuPnv9Q. - 2011/08/07 19:31:09.30 DO3HwZXp0 278/686


上条「はぁ、どうにか心理さんをなだめられましたよ・・・」

美琴「・・・よし、二人三脚は私達が優勝するわよ!!」

上条「あ、そうだったな」

あまりのハプニングに、上条は目的を忘れていた

美琴「でも、初めてで上手くいくのかしら?」

上条「なんか、言い方がエロいですよ?」

410 : ◆G2uuPnv9Q. - 2011/08/07 19:32:52.36 DO3HwZXp0 279/686

美琴「な・・・ち、違うわよ!!」

美琴が慌てて手を振る

上条「はは、わかってるって・・・それより」

真剣な顔をしながら、上条が言う

上条「やるからには、絶対一位を取るぞ」

美琴「もちろんじゃない!!」

二人の目は、かなり本気だった

411 : ◆G2uuPnv9Q. - 2011/08/07 19:34:33.32 DO3HwZXp0 280/686


美鈴「おー、ここからはよく見えるね」

旅掛「はぁ・・・娘が、二人三脚を始める年頃になりました」

ショチトル「大丈夫か、美琴パパ」

エツァリ「その呼び方、おかしいですよ」

削板「はぁ、しかし・・・」

削板が見つめているのはアナウンス席

なぜか、そこでは垣根が女の子にちょっかいを出していた

412 : ◆G2uuPnv9Q. - 2011/08/07 19:36:00.15 DO3HwZXp0 281/686

削板「あいつは何をやってるんだ?」


垣根「なーなー、おっぱい吹寄」

吹寄「・・・その呼び方をなんとかしろ・・・」

垣根「じゃあ、おっぱい吹寄さん」

吹寄「さんとかの問題じゃない!!」

吹寄のおでこが、垣根の鼻にヒットする

垣根「いってぇ!!折れた、絶対に折れた!!」

413 : ◆G2uuPnv9Q. - 2011/08/07 19:37:38.05 DO3HwZXp0 282/686

垣根「みなさんみなさーん!!ここにいる吹寄さんはかなりバイオレンスな方ですよー!!!」

吹寄「アナウンスでそんなことを言うな!!」

垣根「あーれー!!殴られるぅ!!!」

吹寄「この馬鹿者!!」

垣根「ぎゃあぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!!!!」


心理「・・・楽しそうね」ニコニコ

詩菜「あらあら、ヤキモチなんて辛いだけよ?」

414 : ◆G2uuPnv9Q. - 2011/08/07 19:39:26.41 DO3HwZXp0 283/686

心理「・・・それにしても・・・」

心理定規は、競技場を睨みつける

かなりの数のペアがいる



その中に、明らかにおかしいペアがいた


絹旗「・・・超緊張しますね」

浜面「・・・なぁ、これって一般参加はいいのか?」


心理(あの二人・・・)

415 : ◆G2uuPnv9Q. - 2011/08/07 19:41:19.82 DO3HwZXp0 284/686

削板「なんだ、一般参加も多いんだな」

ショチトル「今年から出来たから、みんな楽しみなんだろ」

美鈴「私達も行けばよかったなー」

旅掛「おいおい、みんなの前じゃ見せられないことになっちゃうぞ?」

美鈴「パパったらー!」ニコニコ


テクパトル「・・・あ、いたいた」

エツァリ「おや、テクパトルたちも帰ってきましたか」

416 : ◆G2uuPnv9Q. - 2011/08/07 19:43:22.06 DO3HwZXp0 285/686

19090「あれ、おね・・・御坂さんは?」

美鈴「あぁ、今から走るんだよ」

テクパトル「なんだ、出場するのか」

テクパトルが驚いたような顔をする

心理「えぇ、あなたたちも行けばよかったのに」

テクパトル「いや、いいよ」

削板「もったいないな、せっかくの機会だぞ?」

417 : ◆G2uuPnv9Q. - 2011/08/07 19:45:32.65 DO3HwZXp0 286/686

テクパトル「・・・そうでもないさ」

じっと、アナウンス席を見る

そこには、冷やかしが得意なバカがいた


垣根「さーて!!午後の部が始まるぞ、野郎共!!!!!!!!!!!」

一同「いぇーーーー!!!!!」

観客席の熱狂は、止まらない

垣根「おらおら!!陽射しの暑さに負けんじゃねぇぞ!!!」

418 : ◆G2uuPnv9Q. - 2011/08/07 19:49:07.70 DO3HwZXp0 287/686

垣根「なお、アナウンス席には我らがおっぱい、吹寄さんが・・・」

吹寄「ふざけるな!!どうも、実行委員の吹寄です!!」

垣根に頭突きを食らわせてから、吹寄が自己紹介をする

垣根「第一種目はこちら!!」


垣根「愛をとりもどせ、二人三脚!!」

一同「おーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

419 : ◆G2uuPnv9Q. - 2011/08/07 19:51:36.00 DO3HwZXp0 288/686

垣根「ルールは簡単!!」

垣根「二人三脚で、1㎞走るだけ!!」


美琴「・・・え、1㎞・・・?」

上条「ふ、ふつう200Mとかじゃ・・・」


垣根「なお、能力使用は禁止です!!」

えー、と周りからブーイングが上がる

吹寄「一般の参加の保護のためです、ご協力ください」

420 : ◆G2uuPnv9Q. - 2011/08/07 19:53:48.46 DO3HwZXp0 289/686

垣根「あー、ちなみに文句あるヤツはブチコロなんで」

しーん、と競技場が静まり返る

さすがに、第二位には歯向かえないのだろう


心理「さすがね」

美鈴「おー、統率力があるね」

旅掛「脅しが上手いな」

詩菜「まぁまぁ、ヤンチャね」ウフフ

エツァリ(おかしいですよね)

421 : ◆G2uuPnv9Q. - 2011/08/07 19:56:33.81 DO3HwZXp0 290/686

垣根「さぁ!!みなさん、渡されたヒモで足をくくってください!!」

実行委員だろうか、選手達にヒモを渡していく


エツァリ「おや、なかなか本格的ですね」

テクパトル「あぁ、ちゃんと肌に悪くない素材のヒモみたいだな」

19090「細かい配慮ができてますね・・・」

ショチトル(・・・ヒモで縛られたいな)

エツァリ(ダメですよ、今は)

422 : ◆G2uuPnv9Q. - 2011/08/07 19:59:59.34 DO3HwZXp0 291/686

垣根「・・・では、用意はいいですか?」


美琴「当麻、愛してる」

上条「あぁ、俺もだ」

二人が真剣な顔つきで前を見つめる

周りの選手も、かなり意気込んでいるようだ


垣根「走れ、愛の先へ!!」

吹寄「用意!!!!」

424 : ◆G2uuPnv9Q. - 2011/08/07 20:03:11.12 DO3HwZXp0 292/686

選手一同が、スタートラインへ並ぶ


かなりの数がいるため、10組に分けられている

上条と美琴は、第一組目だ

そして、それぞれの組の一位が決勝へと進むらしい


垣根「スタート!!」

審判員の旗が上げられた

425 : ◆G2uuPnv9Q. - 2011/08/07 20:05:40.25 DO3HwZXp0 293/686

美琴「行くわよ!!」

上条「あぁ!!」

二人が、右足を出す


二人とも、右足を

もちろん、ずでん、と転んでしまう

上条「な、なんで内側から行くんだよ!?」

美琴「ふ、普通は繋いだ足からでしょ!?」

426 : ◆G2uuPnv9Q. - 2011/08/07 20:08:29.53 DO3HwZXp0 294/686

上条「・・・って、言い争ってる場合じゃない!!」

上条が美琴の手を握り立ち上がる

周りも、結構な数が転んでいた

順調に進んでいるのは、二組だけ

その二組も、それほど先へは行っていない


上条「美琴、大丈夫か?」

美琴「う、うん//」

427 : ◆G2uuPnv9Q. - 2011/08/07 20:11:14.07 DO3HwZXp0 295/686

上条「行くぞ!繋いでる足からな!!」

美琴「オッケー!」

二人が、1、2の掛け声とともに進んでいく


垣根「おっと、後ろから追いかけるのは、上条、御坂選手のペアだー!!」

一同「おーーーーーーー!!!!!!!!!!」

垣根「学園都市きってのおしどり夫婦です!!」


旅掛「あぁ!!!やっぱりそうなんだ!!!」

美鈴「いいじゃない、仲良しなんだし、上条くん気にいってるでしょ?」

429 : ◆G2uuPnv9Q. - 2011/08/07 20:18:27.81 DO3HwZXp0 296/686

旅掛「だけど、だけどさぁ!!!」

美鈴「あ、一位になった!!」

旅掛「お、ホントか!?がんばれーーーーーー!!!!!!!!!!!」

テクパトル(テンションの上下がすごいな)


垣根「ただいま、一位は上条、御坂選手!!」

一同「おーーーーー!!!!!」

垣根「すぐ後ろを追いかけるのは・・・」

垣根が、アナウンスを進める

430 : ◆G2uuPnv9Q. - 2011/08/07 20:20:59.11 DO3HwZXp0 297/686

垣根「さぁ!!一位のお二人は、もう半分を過ぎました!!」

吹寄「後ろからは、必死に他のペアが追いかけます!!」


上条「ま、まだ半分か・・・」

美琴「こ、これはハードね・・・」


旅掛「美琴ぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!!!!!!」

美鈴「がんばれーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

詩菜「あらあら、当麻さんもがんばってくださいね」


上条(う、うわぁ・・・)

431 : ◆G2uuPnv9Q. - 2011/08/07 20:23:06.47 DO3HwZXp0 298/686

美琴「な、なんか・・・恥ずかしいわね・・・」

上条「あ、あぁ」


垣根「おっと、観客席ではお二人の両親が必死に応援を・・・」


上条「ピックアップすんなぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!!!!!」

美琴「ま、周りの観客の注目を集めてるわ・・・」

はぁ、と美琴が溜め息をつく

とにかく、今は競技に集中しなければならない

432 : ◆G2uuPnv9Q. - 2011/08/07 20:27:03.02 DO3HwZXp0 299/686

上条「よし、ラストスパートだ!!!」

上条と美琴は、スピードを上げる

それでも、バランスを崩さないあたり、息が揃っているのだろう

そのまま、一着でゴールした

垣根「第一組目、勝者は・・・」

吹寄「上条、御坂選手です!」


美鈴「よっしゃぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!!」

旅掛「おめでとう!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」


テクパトル(は、拍手がすごいな・・・)

心理(こんな大きな拍手、初めて聞いたわ)

433 : ◆G2uuPnv9Q. - 2011/08/07 20:29:23.99 DO3HwZXp0 300/686

ショチトル「さて、次の組は・・・?」

エツァリ(・・・おや、あの二人はたしかアイテムの・・・)


浜面「・・・か、垣根のヤツ・・・」

絹旗「超めざわりですね」


垣根「注目は、浜面、絹旗選手!!」

垣根「なお、今絹旗選手は彼氏募集中です!!」


青ピ「なんやてぇ!?」

土御門「落ち着くにゃー、あの子結構な能力者だぜぃ?」

434 : ◆G2uuPnv9Q. - 2011/08/07 20:32:10.71 DO3HwZXp0 301/686


垣根「さぁ!!!張り切ってまいりましょう!!」

吹寄「では、用意!!!」


垣根吹寄「スタート!!!!!!!!!!」


心理(・・・おかしいわね、なんかイライラするわ)

心理(はぁ、ヤキモチかしら)


絹旗「超早く行きましょう!!」

浜面「だぁ!!どっちの足からだよ!?」

絹旗「うわ!!言わないとわかんないとか超バカなんですか!?」

浜面「それだけで!?」

436 : ◆G2uuPnv9Q. - 2011/08/07 20:34:46.71 DO3HwZXp0 302/686

絹旗「と、とにかく!!結んだ足からです!!」

浜面「お、おう!!」

少しぎこちないながらも、二人は進んでいく


垣根「おっと、一位は彼氏募集中の絹旗ちゃん!!可愛いよーーー!!!!」

吹寄「貴様・・・」


絹旗「あぁ!!超鬱陶しいですあのアナウンス!!」

浜面「お、落ち着け!!」


心理「・・・垣根・・・」ゴゴゴ

エツァリ(も、燃えてます)

438 : ◆G2uuPnv9Q. - 2011/08/07 20:38:33.11 DO3HwZXp0 303/686

垣根「さぁ!!そろそろ半分に差し掛かります!」

吹寄「おっと、後ろからは別の選手が猛追!!」


浜面「マジかよ!?」

絹旗「くっ・・・逃げますよ!!」

浜面「おう!!!」


垣根「あぁぁぁぁ!!!!!!!!!心理定規愛してるぜぇぇぇぇぇぇ!!!!!!!!!!」


心理「えっ・・・」カァッ


浜面「だぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!集中力削ようなこと言うなぁぁぁぁ!!!」

絹旗「超うぜぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!!!!!!!!!」

439 : ◆G2uuPnv9Q. - 2011/08/07 20:42:10.27 DO3HwZXp0 304/686

垣根「さぁ!!!ゴールテープが切られました!!」

吹寄「一位は、絹旗、浜面選手です!!」

おーーーー!!!!と、歓声が上がる

その中から、絹旗ちゃん結婚してぇーーー!!!!という声が聞こえた気もする


美琴「へぇ、あの二人やるわね・・・」

上条(あいつもいたのか・・・)


美鈴「あっれー、あの子、私を襲った子だ」

旅掛「襲ったぁ!?ふざけんじゃねぇぞぉぉぉぉ!!!」

テクパトル「そ、そっちの意味じゃないだろう」

441 : ◆G2uuPnv9Q. - 2011/08/07 20:46:01.10 DO3HwZXp0 305/686


上条「・・・次々、決まっていくな」

美琴「うん・・・って、あれ?佐天さんだ」

上条「あ、姫神とペア・・・何があったんだろう」


■■「ふふ、一位」

佐天「よっしゃぁ!!」


テクパトル「へぇ、がんばってるな」

19090「なんか、楽しそうですね・・・」

詩菜「若いって、いいわねぇ」ウフフ

442 : ◆G2uuPnv9Q. - 2011/08/07 20:48:12.15 DO3HwZXp0 306/686

上条「・・・さて、決勝だな」

美琴「そうね・・・」


上条が、周りを見渡す

知っているのは、浜面たちと、■■たちだけだ

その二組は、かなりの強敵だろう

浜面たちは、少し焦りはあるものの、しっかりとした走りだった

■■たちは、恐ろしいほどのぴったりな息だった


443 : ◆G2uuPnv9Q. - 2011/08/07 20:50:55.63 DO3HwZXp0 307/686

垣根「さぁ、決勝だ!!!」

一同「おーーーー!!!!!!!!!!!」

垣根「選手紹介はもはや必要あるまい!!」

吹寄「優勝したペアには、大覇星祭中、全ての屋台が半額になるクーポンをプレゼントします!!」


上条「マ、マジか!?」

美琴「太っ腹ね」


心理「あら、私も参加すればよかった」

削板「へぇ、かなり大盤振る舞いだな」

美鈴「クレープ食べ放題か・・・」

旅掛「ははは!!太るぞ、美鈴!!」

美鈴「ん、なーに?」ニコ

旅掛「」

444 : ◆G2uuPnv9Q. - 2011/08/07 20:52:34.74 DO3HwZXp0 308/686

上条「落ち着け・・・」

美琴「大丈夫、予選では私達が一番いい走りだったわよ」

二人が、しっかりと息を整える

そして


垣根「では、用意!!」

アナウンスが始まる

周りから、呼吸音だけが聞こえる

445 : ◆G2uuPnv9Q. - 2011/08/07 20:55:54.90 DO3HwZXp0 309/686


垣根「スタート!!!」


上条「行くぞ、美琴!!」

美琴「うん!!」

二人が、地面を蹴る

しっかりと、同じ足から踏み出して


浜面「くそっ!」

絹旗「あの二人、息が超ぴったりですね!!」

こちらの二人も、必死に駆けている

446 : ◆G2uuPnv9Q. - 2011/08/07 20:57:33.94 DO3HwZXp0 310/686


上条「よし、もう半分だ!!」

美琴「うん、このまま行けば・・・」


垣根「おっと、後ろから佐天、■■ペアが迫ります!!」


美琴「え、ウソ!?」

さっきまでは視界にさえ入っていなかった

そんな二人が、すぐ後ろに来ている

上条「い、いつの間に!?」

447 : ◆G2uuPnv9Q. - 2011/08/07 20:59:17.23 DO3HwZXp0 311/686

テクパトル「・・・上手いな」

ショチトル「あぁ、周りの選手の後ろに回って風の抵抗を減らしていたな」

エツァリ「自転車レースと同じですね」

削板「そして、周りがヘバった後半で一気に追い上げ・・・」

心理「かなり考えてるわね」

19090「ほ、ほえー・・・」

美鈴「うん!!これぞ運動会だね!!」

旅掛「上条くん!!!がんばれよ!!!!!!!!!!」

詩菜「あらあら、ほとんど並んだわね・・・」

448 : ◆G2uuPnv9Q. - 2011/08/07 21:01:26.22 DO3HwZXp0 312/686


上条「ちくしょう!!あと少しだ!!」

美琴「!!ゴールが見えた!!」

二人は、よりいっそうペースを増す

佐天「行くよ!!」

■■「私は、風」


浜面「行くぞ、まだ負けてねぇ!!」

絹旗「もちろんです!!!!!!!!!!!!!」


ゴールテープが、切られた

449 : ◆G2uuPnv9Q. - 2011/08/07 21:03:18.33 DO3HwZXp0 313/686

吹寄「勝者は・・・」

観客席が静まり返る

そこからは、差がわからないほどの僅差だった


垣根「佐天、■■ペア!!!!!!!!!!」


わーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!と、歓声が上がる


美鈴「あぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!」

旅掛「ちくしょぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!!!!!!!!!」

詩菜「・・・あらあら、まぁまぁ」ニコニコ

テクパトル(上条の母さんが一番怖い)

450 : ◆G2uuPnv9Q. - 2011/08/07 21:05:03.73 DO3HwZXp0 314/686


佐天「や、やったぁ!!」

■■「私の、勝ちね」

上条「・・・負けた・・・」

美琴「・・・まさか、私達がやられるなんて・・・」


垣根「さぁ、みなさん!!もう一度、白熱のレースを見せてくれた二組に盛大な拍手を!!!」

一同「いぇーーーー!!!!!!!!!!」


割れんばかりの拍手


そういえば、上条はこんな拍手を受けるなんて経験はなかった

451 : ◆G2uuPnv9Q. - 2011/08/07 21:06:23.70 DO3HwZXp0 315/686

上条「・・・なんかさ、負けたけど・・・」

美琴「うん、悪くないかも」

二人は笑っていた

観客席からの、盛大な拍手を受けて



浜面「・・・三位の俺たちは注目されず、か」

絹旗「超悔しいです!!!!!!!!!!!!!」

こちらの二人は、その拍手は受けられなかったが






続き: 上条「始まった・・・」美琴「大覇星祭・・・」垣根「アナウンスは俺」心理「やめて」【後編】


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